JP2010120777A - 切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構およびその糊付方法 - Google Patents

Abstract

【課題】糊を塗布させるときの糊の量および位置を制御し、薄紙へ塗布させる糊の量を十分かつ均等にすることができる切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構およびその糊付方法を提供する。
【解決手段】切欠きスクレーパ３３を有する薄紙巻付糊付け機構は、薄紙Ｐ１の糊付け面Ｐ１１に対向するように薄紙通過ルートＲ１に近設し、所定の回転方向Ｉで回転され、糊付着ローラ面３１１を有する糊塗布用ローラ３１と、その中に糊ｇ１が収納されている糊槽３２と、糊塗布用ローラ３１の軸方向に対して平行に延伸し、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１に対向し、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１に軽く触れるように近設され、少なくとも１つの切欠凹部３３２を含む掻取端部３５１を有する切欠きスクレーパ３３と、糊塗布用ローラ３１の下方で所定距離離れた箇所に配置された糊回収槽３６とを備える。
【選択図】図１

Description

本発明は、薄紙巻付糊付け機構に係り、特に切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構およびその糊付方法に関する。

従来の薄紙巻付機構では、紙管が輸送機により上巻きローラの傍まで運ばれ、その後押し棒にてアーチ形のガイド板通路に押入れて巻付けエリアまで移送され、紙管の上に薄紙を巻き付けることで、トイレ用のロールペーパーなどのロールペーパーを形成していた。薄紙を巻付ける工程では、転写方式にて薄紙の上に始端糊または終端糊を塗る方法と、回転棒に糊を付けてから、この回転棒により薄紙に糊を塗布する方法とがある。

ところが、従来の転写方式では糊付着量が不足したり糊付着が不均等になったりする問題が多く見られた。また、回転棒で糊を塗布させる方式では、高速回転により発生する遠心力によって糊が振り飛ばされることがある上、振り飛ばされた糊を有効に回収して再利用することが困難であった。

従って、本発明の主な目的は、糊を塗布させるときの糊の量および位置を制御し、薄紙へ塗布させる糊の量を十分かつ均等にすることができる切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構およびその糊付方法を提供することにある。

本発明のもう一つの目的は、糊を塗布させた後の余った糊を直ちに回収して再利用することができる切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構を提供することにある。

上記課題を解決するために、本発明に係る切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構は、薄紙の糊付け面に対向するように薄紙通過ルートに近設し、所定の回転方向で回転され、糊付着ローラ面を有する糊塗布用ローラと、糊塗布用ローラの側部に配置され、その中に糊が収納されている糊槽と、糊塗布用ローラの軸方向に対して平行に延伸し、糊塗布用ローラの糊付着ローラ面に対向し、糊塗布用ローラの糊付着ローラ面に軽く触れるように近設され、少なくとも１つの切欠凹部を含む掻取端部を有する切欠きスクレーパと、糊塗布用ローラの下方で所定距離離れた箇所に配置された糊回収槽と、を備える。さらに、糊回収槽を設置せずに、糊塗布用ローラの下方に糊槽の位置を変え、糊槽に糊回収槽の機能を持たせてもよい。

糊塗布用ローラが回転すると、糊塗布用ローラの糊付着ローラ面に糊槽の糊が付き、切欠きスクレーパの掻取端部が通過する際に、切欠凹部以外の箇所に付けられた糊が切欠きスクレーパの掻取端部により掻き取られるが、切欠きスクレーパの切欠凹部に付けられた糊は、切欠きスクレーパの掻取端部が通過する際に、糊塗布用ローラの糊付着ローラ面上の被覆糊層に形成された後、薄紙の糊付け面に糊が塗布される。

本実施形態において、薄紙の糊付け面と表裏の関係にある押圧受面の側に配置され、駆動機構の駆動により回転され、押圧位置にあるときに薄紙を押圧し、糊塗布用ローラの糊付着ローラ面の被覆糊層に触れ、薄紙の糊付け面に糊を塗布させる糊付けレバーをさらに備える。

上述したように、本発明の切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構およびその糊付方法は、薄紙に糊が付けられる前に、切欠きスクレーパの掻取端部により、切欠凹部以外の糊塗布用ローラの糊付着ローラ面上の被覆糊層を掻取り、切欠凹部に対応した位置にある被覆糊層のみを残すことができる。このように、切欠凹部を必要に応じて設けることにより、糊を付ける位置を分布させることができる。被覆糊層が通過される量と、その厚さ分布とは、切欠凹部のサイズおよび形状を変えることにより調整し、糊の付着量を調整することができる。このように、切欠凹部のサイズおよび形状により、糊の付着量を十分かつ均等にすることができる以外に、必要に応じて薄紙に糊を付ける位置を変えたり、粘着強度を変えたりすることができる。

また、第２実施形態の切欠きスクレーパは、被覆糊層の分布位置を制御することができる以外に、糊塗布用ローラの糊付着ローラ面上にある余分な糊を掻取ることもできる。さらに、糊層の位置を糊塗布用ローラの下方へ変えることにより、糊槽へ余分な糊を直接流すことができるため、糊回収槽の機能を代替することができる。このように、糊回収槽を減らすことにより構造全体を簡素化させることができる他、糊回収槽から回収した糊を糊槽へ入れるのに必要な時間および労力を低減させることができる。さらに、糊槽の中の糊が回収されて補充されるため、コストを減らすことができる。

本発明の第１実施形態による切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構を示す側面図である。 本発明の第１実施形態による糊付け方法を示す流れ図である。 切欠きスクレーパの掻取端部の様々な形状を示す側面図である。 切欠きスクレーパの掻取端部の様々な形状を示す側面図である。 切欠きスクレーパの掻取端部の様々な形状を示す側面図である。 切欠きスクレーパの掻取端部の様々な形状を示す側面図である。 切欠きスクレーパの切欠凹部の様々な形状を示す側面図である。 切欠きスクレーパの切欠凹部の様々な形状を示す側面図である。 切欠きスクレーパの切欠凹部の様々な形状を示す側面図である。 切欠きスクレーパの切欠凹部の様々な形状を示す側面図である。 糊塗布用ローラにより糊が塗布されたときの状態を示す模式図である。 糊付けレバーを示す平面図である。 糊付けレバーが押圧位置にあるときの状態を示す側面図である。 糊付けレバーにより糊の点塗布が完了したときの状態を示す側面図である。 フラットスクレーパと糊塗布用ローラとを組み立てたときの状態を示す底面図である。 巻付けエリアの中に紙管が送入され、薄紙が巻き付けられたときの状態を示す側面図である。 巻付けエリアの中で紙管および薄紙が巻き付けられペーパーロールおよび薄紙が切断されるときの状態を示す側面図である。 ペーパーロールの巻付けが完了したときの状態を示す斜視図である。 ペーパーロールが切断された後の状態を示す斜視図である。 ペーパーロールが切断された後の状態を示す側面図である。 本発明の第２実施形態による切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構を示す側面図である。 本発明の第２実施形態による糊付け方法を示す流れ図である。

以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。

＜第１実施形態＞
図１および図２を参照する。図１は、本発明の第１実施形態による切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構を示す側面図である。図２は、本発明の第１実施形態による糊付け方法を示す流れ図である。図１に示すように、本発明の第１実施形態による薄紙巻付装置１００は、まず、１組のピンチローラ１から薄紙Ｐ１を送入方向Ｒで薄紙巻付装置１００へ送入した後、穿孔装置２により薄紙Ｐ１上に所定の間隔をあけて１列の点線などの切込み線を形成してから、薄紙通過ルートＲ１を通過させ（ステップ１０１）、糊付け機構３の中でエリア糊付けを行う。

薄紙Ｐ１が薄紙通過ルートＲ１を通過するとき、糊付け機構３により薄紙Ｐ１の糊付け面Ｐ１１に糊が塗布される。糊付け機構３は、糊塗布用ローラ３１、糊槽３２、切欠きスクレーパ（ｎｏｔｃｈｅｄ ｓｃｒａｐｅｒ ｂｌａｄｅ）３３、少なくとも１つの糊付けレバー３４、フラットスクレーパ（ｆｌａｔ ｓｃｒａｐｅｒ ｂｌａｄｅ）３５、糊回収槽３６および当て板３７を含む。

糊塗布用ローラ３１は、薄紙通過ルートＲ１に近設され、薄紙Ｐ１の糊付け面Ｐ１１に対向するように、所定の回転方向Ｉで回転する。糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１には、糊が付けられている。糊槽３２は、糊塗布用ローラ３１の側部に設けられ、その中に糊ｇ１が収納されている。

切欠きスクレーパ３３は、糊塗布用ローラ３１の軸向き方向に対して平行に延伸され（図７を同時に参照する。）、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１に対向するように設けられている。切欠きスクレーパ３３は、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１に軽く触れるように設けた掻取端部３３１を有する。図３〜図６は、切欠きスクレーパの掻取端部の様々な形状を示す側面図である。図３〜図６に示すように、本発明の第１実施形態による切欠きスクレーパ３３の掻取端部３３１は片テーパー状でもよいし、その他の形状でもよい。例えば、切欠きスクレーパ３３の掻取端部３３１は、図４に示すように、切欠きスクレーパ３３ａの掻取端部３３１ａをテーパー状にしたり、図５に示すように、切欠きスクレーパ３３ｂの掻取端部３３１ｂを平坦状にしたり、図６に示すように、切欠きスクレーパ３３ｃの掻取端部３３１ｃを弧状にしたりしてもよいし、さらには必要に応じてその他適宜な形状にしてもよい。

図７〜図１０を参照する。図７〜図１０は、様々な切欠きスクレーパの切欠凹部の形状を示す模式図である。図７は、切欠きスクレーパと糊塗布用ローラとを組み合わせたときの状態を示す模式図である。切欠きスクレーパ３３の掻取端部３３１は、糊ｇ１を塗布する薄紙Ｐ１上の領域に対応した所定領域の箇所に、少なくとも１つの切欠凹部３３２が設けられている。本発明の第１実施形態による切欠凹部３３２の形状は弧状であるが、切欠きスクレーパ３３ｄのように、掻取端部３３１ｄの切欠凹部３３２ａをテーパー状に形成したり（図８に示す）、切欠きスクレーパ３３ｅのように、掻取端部３３１ｅの切欠凹部３３２ｂを階段状に形成したり（図９に示す）、切欠きスクレーパ３３ｆのように、掻取端部３３１ｆの切欠凹部３３２ｃを矩形状に形成したりしてもよいし（図１０に示す）、さらには糊の必要な塗布量に応じてサイズおよび形状を適宜変えてもよい。

図１１を参照する。図１１は、糊塗布用ローラに糊を付けたときの状態を示す模式図である。糊塗布用ローラ３１を回転させると、図１３に示すように、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１に糊槽３２の糊ｇ１を付ける（ステップ１０２）。付けられた糊ｇ１が切欠きスクレーパ３３の掻取端部３３１を通過すると、切欠凹部３３２以外の箇所に付けられた糊ｇ１が切欠きスクレーパ３３の掻取端部３３１により掻き取られる。ただし、切欠きスクレーパ３３の切欠凹部３３２の部分に対応した位置にある糊ｇ１は掻き取られないため、切欠きスクレーパ３３の切欠凹部３３２を通過した後に、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１上に被覆糊層ｇ２が形成される（ステップ１０３）。

図１２〜図１４を参照する。図１２は、糊付けレバーを示す平面図である。図１３は、糊付けレバーが押圧位置にあるときの状態を示す側面図である。図１４は、糊付けレバーにより糊の点塗布が完了したときの状態を示す側面図である。糊付けレバー３４は、薄紙通過ルートＲ１に近設し、薄紙Ｐ１の糊付け面Ｐ１１と表裏の関係にある押圧受面Ｐ１２の側に設けられている。糊付けレバー３４は、糊付けレバー軸心３４１上に接続されて駆動機構３４２により駆動され、糊付けレバー軸心３４１を軸心として回転される。糊付けレバー３４が押圧位置Ａまで回転すると（図１３に示す）、糊付けレバー３４により薄紙Ｐ１が押圧され、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１の被覆糊層ｇ２に接触される。これにより、図１４に示すように、薄紙Ｐ１の糊付け面Ｐ１１に終端糊ｇ２１が塗布される（ステップ１０４）。

薄紙Ｐ１に糊を塗布させた後も移送を行い続け、必要な場合、糊付けレバー３４を２回回転させ、薄紙Ｐ１の糊付け面Ｐ１１に、間隔をあけて塗布した終端糊ｇ２１の位置から所定距離離れた箇所に始端糊ｇ２２を塗布してもよい。この所定距離は、糊付けレバー３４の回転数を制御することにより調整することができる。本発明の第１実施形態では、薄紙Ｐ１に終端糊ｇ２１および始端糊ｇ２２が塗布されているが、必要に応じて終端糊ｇ２１または始端糊ｇ２２だけを塗布させてもよい。実際には、紙管Ｐ２は、ベルト受板４１により移送される過程で、まず、所定位置で紙管Ｐ２上に始端糊を塗布してもよい。

図１５を参照する。図１５は、フラットスクレーパと糊塗布用ローラとを組み立てたときの状態を示す底面図である。フラットスクレーパ３５は、糊塗布用ローラ３１の軸方向に対して平行に、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１に対向するように延伸されている。フラットスクレーパ３５は、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１に軽く触れるように近設された掻取端部３５１を有する。フラットスクレーパ３５の掻取端部３５１は、切欠凹部が全く無いため、薄紙Ｐ１に糊を塗布させた後、糊付着ローラ面３１１上の余分な糊ｇ３を全て掻き取ることができる（図１を参照する。）。余分な糊ｇ３は、掻き取られた後に糊塗布用ローラ３１の下方に、所定距離離された箇所に設けられた糊回収槽３６の中に流れ、回収して再利用することができる（ステップ１０５）。

糊塗布用ローラ３１の上方に近設された当て板３７を薄紙Ｐ１の糊付け面Ｐ１１に軽く触れさせ、薄紙Ｐ１と、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１の被覆糊層ｇ２との間隔を小さく保つことができる。薄紙Ｐ１が糊付けレバー３４により押圧されて点塗布を行う際、薄紙Ｐ１は、当て板３７により支持されてから、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１の被覆糊層ｇ２と分離され、間隔が小さく保たれる。

まず、紙管Ｐ２は、ベルト受板４１に載置された後、押し棒４２により紙管輸送通路４３の中へ移送されて押し入れられる。紙管輸送通路４３は、弧状ガイド板４４と上巻きローラ５１との間に形成される。紙管Ｐ２は、紙管輸送通路４３に移送されて薄紙Ｐ１が巻き取られると、巻付けエリア５へ移送される。

図１６を参照する。図１６は、巻付けエリアの中に紙管が移送され、薄紙が巻き付けられるときの状態を示す側面図である。巻付けエリア５は、上巻きローラ５１、下巻きローラ５２および押さえローラ５３により画定される。この巻付けエリア５の中では、既に薄紙が貼着された紙管Ｐ２’へ薄紙Ｐ１を巻き続け、ペーパーロールＰ３が次第に形成される（図１７を同時に参照する。）。

ペーパーロールＰ３の巻き取りが終了する間際には、紙管輸送通路４３の圧送ローラ４６の箇所に新たな紙管Ｐ２が送入され、紙管Ｐ２と、延長アーム４５の凸部４５１とにより薄紙Ｐ１が挟持されて切断され、ペーパーロールＰ３の巻付けが完了する。そして、巻付けが完了したペーパーロールＰ３は、シュート６２および圧着輸送ベルト６１に沿って排出される。

図１８〜図２０を参照する。図１８は、巻付けが完了した後の紙ロールを示す斜視図である。図１９は、切断後の紙ロールを示す斜視図である。図２０は、切断後の紙ロールを示す側面図である。図１８〜図２０に示すように、ペーパーロールＰ３は、ロール状のトイレットペーパー、ティッシュペーパー、キッチンペーパーなどでもよい。ペーパーロールＰ３の終端は、糊付け工程で塗布した終端糊ｇ２１’により留めることができる。また、ペーパーロールＰ３を消費者に供給して使用する場合、幅Ｗで切断し、短いペーパーロールＰ４に加工する。

＜第２実施形態＞
図２１および図２２を参照する。図２１は、本発明の第２実施形態による薄紙巻付糊付け機構を示す側面図である。図２２は、本発明の第２実施形態による糊付け方法を示す流れ図である。本発明の第２実施形態による薄紙巻付装置１００’の構造は、第１実施形態と略同じであるため、同様の要素には同様の符号が付けられている。

本発明の第２実施形態による糊付け機構３’は、糊塗布用ローラ３１、糊槽３２’、切欠きスクレーパ３３、少なくとも１つの糊付けレバー３４および当て板３７だけを含む。第２実施形態の糊槽３２’は、糊塗布用ローラ３１の下方の所定位置に配置されている。切欠きスクレーパ３３は、糊塗布用ローラ３１の側部に設けられ、当業者に知られた方法により固定し、少なくとも１つの切欠凹部３３２が設けられた掻取端部３３１を有する（図７を同時に参照する。）。第２実施形態では、第１実施形態と同様に、薄紙Ｐ１が薄紙通過ルートＲ１を通って移送され（ステップ２０１）、糊塗布用ローラ３１の回転により、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１へ糊槽３２’の中の糊ｇ１を付け（ステップ２０２）、切欠きスクレーパ３３の掻取端部３３１により余分な糊ｇ３が掻き取られる。しかし、切欠きスクレーパ３３の切欠凹部３３２に付けられた糊ｇ１は、切欠きスクレーパ３３の切欠凹部３３２が通過するときに、糊塗布用ローラ３１の糊付着ローラ面３１１上に糊が付いて被覆糊層ｇ２が形成（ステップ２０３）される。そして、糊付けレバー３４が押圧されると、薄紙Ｐ１の糊付け面Ｐ１１に糊が塗布される（ステップ２０４）。

本発明の第２実施形態は、糊回収槽３６を用いていない点が第１実施形態と異なる。余分な糊ｇ３は、切欠きスクレーパ３３の掻取端部３３１から掻き取られた後、第１実施形態では糊回収槽３６へ戻されるのと異なり、糊塗布用ローラ３１の下方に配置された糊槽３２’の中へ戻される。このように、糊槽３２’の中の糊ｇ１を直ちに回収して循環させ、再利用させることができる。そのため、糊回収槽３６からの補充を行う必要がない。

当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と範囲を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明による特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。

１ ピンチローラ
２ 穿孔装置
３ 糊付け機構
３’ 糊付け機構
５ 巻付けエリア
３１ 糊塗布用ローラ
３２ 糊槽
３２’ 糊槽
３３ 切欠きスクレーパ
３３ａ 切欠きスクレーパ
３３ｂ 切欠きスクレーパ
３３ｃ 切欠きスクレーパ
３３ｄ 切欠きスクレーパ
３３ｅ 切欠きスクレーパ
３３ｆ 切欠きスクレーパ
３４ 糊付けレバー
３５ フラットスクレーパ
３６ 糊回収槽
３７ 当て板
４１ ベルト受板
４２ 押し棒
４３ 紙管輸送通路
４４ 弧状ガイド板
４５ 延長アーム
４６ 圧送ローラ
５１ 上巻きローラ
５２ 下巻きローラ
５３ 押さえローラ
６１ 圧着輸送ベルト
６２ シュート
１００ 薄紙巻付装置
１００’ 薄紙巻付装置
３１１ 糊付着ローラ面
３３１ 掻取端部
３３１ａ 掻取端部
３３１ｂ 掻取端部
３３１ｃ 掻取端部
３３１ｄ 掻取端部
３３１ｅ 掻取端部
３３１ｆ 掻取端部
３３２ 切欠凹部
３３２ａ 切欠凹部
３３２ｂ 切欠凹部
３３２ｃ 切欠凹部
３４１ 糊付けレバー軸心
３４２ 駆動機構
３５１ 掻取端部
４５１ 凸部
Ａ 押圧位置
ｇ１ 糊
ｇ２ 被覆糊層
ｇ２１ 終端糊
ｇ２１’ 終端糊
ｇ２２ 始端糊
ｇ３ 余分な糊
Ｉ 回転方向
Ｐ１ 薄紙
Ｐ２ 紙管
Ｐ２’ 既に薄紙が貼着された紙管
Ｐ３ ペーパーロール
Ｐ４ 短いペーパーロール
Ｐ１１ 糊付け面
Ｐ１２ 押圧受面
Ｒ 送入方向
Ｒ１ 薄紙通過ルート
Ｗ 幅

Claims (11)

1. 薄紙通過ルートを薄紙が通過するとき、前記薄紙の糊付け面に糊を塗布する切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構であって、
   前記薄紙の前記糊付け面に対向するように前記薄紙通過ルートに近設し、所定の回転方向で回転され、糊付着ローラ面を有する糊塗布用ローラと、
   前記糊塗布用ローラの側部に配置され、その中に糊が収納されている糊槽と、
   前記糊塗布用ローラの軸方向に対して平行に延伸し、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に対向し、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に軽く触れるように近設され、少なくとも１つの切欠凹部を含む掻取端部を有する切欠きスクレーパと、
   前記糊塗布用ローラの下方で所定距離離れた箇所に配置された糊回収槽と、を備え、
   前記糊塗布用ローラが回転すると、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に前記糊槽の糊が付き、前記切欠きスクレーパの前記掻取端部が通過する際に、前記切欠凹部以外の箇所に付けられた糊が前記切欠きスクレーパの前記掻取端部により掻き取られるが、前記切欠きスクレーパの前記切欠凹部に付けられた糊は、前記切欠きスクレーパの前記掻取端部が通過する際に、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面上に被覆糊層が形成された後、前記薄紙の前記糊付け面に糊が塗布されることを特徴とする、切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構。
2. 前記糊塗布用ローラの軸方向に対して平行に延伸され、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に対向し、余分な糊を前記糊回収槽へ流して回収し、再利用するために、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面上に付いた余分な糊を掻き取るフラットスクレーパをさらに備えることを特徴とする、請求項１に記載の切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構。
3. 前記薄紙の前記糊付け面と表裏の関係にある押圧受面の側に配置され、駆動機構の駆動により回転され、押圧位置にあるときに前記薄紙を押圧し、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面の前記被覆糊層に触れ、前記薄紙の前記糊付け面に糊を塗布させる少なくとも１つの糊付けレバーをさらに備えることを特徴とする、請求項１に記載の切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構。
4. 前記薄紙の前記糊付け面に軽く触れるように、前記糊塗布用ローラの上方に近設され、前記薄紙と前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面の前記被覆糊層との間隔を小さく保ち、前記糊付けレバーにより押圧されて前記薄紙に糊が塗布された後、前記薄紙が前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面の前記被覆糊層と分離され、小さな間隔を保持する当て板をさらに備えることを特徴とする、請求項３に記載の切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構。
5. 薄紙通過ルートを薄紙が通過するとき、前記薄紙の糊付け面に糊を付ける切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構であって、
   前記薄紙の前記糊付け面に対向するように前記薄紙通過ルートに近設し、所定の回転方向で回転し、糊付着ローラ面を有する糊塗布用ローラと、
   前記糊塗布用ローラの下方に配置され、その中に糊が収納されている糊槽と、
   前記糊塗布用ローラの軸方向に対して平行に延伸し、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に対向し、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に軽く触れるように近設され、少なくとも１つの切欠凹部を含む掻取端部を有する切欠きスクレーパと、を備え、
   前記糊塗布用ローラが回転すると、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に前記糊槽の糊が付き、前記切欠きスクレーパの前記掻取端部が通過するとき、前記切欠きスクレーパの前記掻取端部により余分な糊が掻き取られ、前記余分な糊が前記糊槽の中に戻るが、前記切欠きスクレーパの前記切欠凹部に付けられた糊は、前記切欠きスクレーパの前記切欠凹部が通過する際、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面上に被覆糊層が形成され、前記薄紙の前記糊付け面に糊が塗布されることを特徴とする、切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構。
6. 前記薄紙の前記糊付け面と表裏の関係にある押圧受面の側に配置され、駆動機構の駆動により回転され、押圧位置にあるときに前記薄紙を押圧し、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面の前記被覆糊層に触れられ、前記薄紙の前記糊付け面に糊を塗布する少なくとも１つの糊付けレバーをさらに備えることを特徴とする、請求項５に記載の切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構。
7. 前記薄紙の前記糊付け面に軽く触れるように、前記糊塗布用ローラの上方に近設され、前記薄紙と前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面の前記被覆糊層との間隔を小さく保ち、前記糊付けレバーにより押圧されて前記薄紙に糊が塗布された後、前記薄紙が前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面の前記被覆糊層と分離され、小さな間隔を保持する当て板をさらに備えることを特徴とする、請求項６に記載の切欠きスクレーパを有する薄紙巻付糊付け機構。
8. 薄紙通過ルートに近設され、所定回転方向で回転する糊塗布用ローラは、糊付着ローラ面を有し、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に対向するように設けられた切欠きスクレーパは、前記糊塗布用ローラの軸方向に対して平行に延伸され、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面へ軽く触れるように近設された掻取端部を有し、前記切欠きスクレーパの前記掻取端部が少なくとも１つの切欠凹部を有する薄紙巻付の糊付方法であって、
   （ａ）前記薄紙通過ルートに沿って薄紙を移送するステップと、
   （ｂ）前記糊塗布用ローラを回転方向で回転させ、糊槽に収納された糊を前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に付けるステップと、
   （ｃ）前記糊塗布用ローラを回転し続け、前記切欠きスクレーパの前記掻取端部が通過するとき、前記切欠きスクレーパの前記掻取端部により前記切欠凹部以外の箇所に付けられた糊が掻き取られるが、前記切欠きスクレーパの前記切欠凹部に付けられた糊は、前記切欠きスクレーパの前記切欠凹部が通過すると、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に被覆糊層が形成されるステップと、
   （ｄ）前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に形成された前記被覆糊層が、前記糊塗布用ローラの糊付け面に対向した前記薄紙に塗布されるステップと、を含むことを特徴とする、切欠きスクレーパを有する薄紙巻付の糊付方法。
9. 前記ステップ（ｄ）では、前記薄紙の前記糊付け面と表裏の関係にある押圧受面の側に配置した少なくとも１つの糊付けレバーにより、前記薄紙を押圧し、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面の前記被覆糊層に前記薄紙を触れさせ、前記薄紙の前記糊付け面に糊を塗布させることを特徴とする、請求項８に記載の切欠きスクレーパを有する薄紙巻付の糊付方法。
10. 前記ステップ（ｄ）の後に、前記糊塗布用ローラの軸方向に対して平行に延伸され、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面に対向したフラットスクレーパにより、前記糊塗布用ローラの前記糊付着ローラ面上の余分な糊を掻き取り、前記糊塗布用ローラの下方に所定距離で離された箇所に配置した糊回収槽の中へ余分な糊を戻すステップを行うことを特徴とする、請求項８に記載の切欠きスクレーパを有する薄紙巻付の糊付方法。
11. 前記ステップ（ｃ）では、前記糊塗布用ローラの下方に配置された前記糊槽の中へ、前記切欠きスクレーパの前記掻取端部により掻き取られた余分な糊を戻すステップを行うことを特徴とする、請求項８に記載の切欠きスクレーパを有する薄紙巻付の糊付方法。