JP3312982B2 - 像保持体からの像形成物質除去装置 - Google Patents

像保持体からの像形成物質除去装置

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JP3312982B2 JP35190393A JP35190393A JP3312982B2 JP 3312982 B2 JP3312982 B2 JP 3312982B2 JP 35190393 A JP35190393 A JP 35190393A JP 35190393 A JP35190393 A JP 35190393A JP 3312982 B2 JP3312982 B2 JP 3312982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって像形
成物質を安定に付着させた像保持体から、該像形成物質
を取り除く像保持体からの像形成物質除去装置に係り、
詳しくは、像保持体の表面に付着している像形成物質に
対して、該表面と該像形成物質との付着力より大きい付
着力を有する剥離部材を、該像形成物質が付着した該表
面側で、少なくとも該表面上の像形成物質と接触させた
後に、該像保持体と該剥離部材とを分離させて該表面か
ら該像形成物質を剥離する剥離手段を備えた像保持体か
らの像形成物質除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み像保持体としての用紙か
らトナーなどの像形成物質を除去する例えば像形成物質
除去方法及びその装置としては種々のものが知られてい
る。例えば溶剤を使用するものとして、特開平1−10
1576号公報には、トナーが付着された用紙をトナー
樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波振動を印加し、
溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離させる像形成物質
除去方法が開示されている。また、特開平4−3003
95号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を浸漬、噴霧あ
るいは塗布等による方法で付着させてトナーを溶解し、
溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着剤接触、機械
剥離あるいは静電気吸着等による方法で除去する像形成
物質除去方法が開示されている。
【0003】一方、溶剤を使用しないものとして、例え
ば特開平2−55195号公報には、支持体上に離型剤
を塗布した印刷体に電子写真方式あるいは熱転写方式で
載せた熱溶融性インキあるいはトナーを、該印刷体にイ
ンキ剥離部材を重ね加熱ローラと圧力ローラの間を通
し、冷えてからインキ剥離部材を剥がすことにより、該
インキ剥離部材の方に付着させて除去する像形成物質除
去方法が開示されている。また特開平4−64472号
公報には、少なくとも、表面に熱溶融性樹脂を有するエ
ンドレスシートと、これを支えて回転させる熱ローラ及
び冷却ローラと、表面に離型処理をした紙(イレーザブ
ルペーパ)を軟化あるいは溶融した熱溶融性樹脂に押し
つける押圧ローラと、これらを連動して動かせる駆動部
からなるイレーザが開示されている。また特開平4−8
2983号公報には、互いに圧接して回転し圧接箇所に
紙を通過させる2本の並行に設けられたローラと、該2
本のローラの少なくとも一方を加熱するヒーターと、該
圧接箇所を通過した紙を前記ローラから分離する掻取具
と、前記ローラに付着した像形成物質を前記ローラから
除去するクリーニング装置とを備えた像形成物質除去装
置が開示されている。
【0004】ところで、上記溶剤を使用しない方法や装
置は、表面に紙繊維が露出している通常の紙に画像を記
録した記録済み像保持体から像形成物質を除去するのに
使用すると、例えば電子写真方式の定着工程で熱溶融性
樹脂を主成分とする像形成物質を像保持体に融着させる
などして、像形成物質が像保持体表面の繊維に強固に固
着されているので、像形成物質除去の際に像形成物質と
共に表面の紙繊維を剥ぎ取って紙質を損傷してしまう。
特に像形成物質の除去性を高めるために、上記インキ剥
離部材、エンドレスシートあるいはローラさせた上に熱
や圧力を加える場合、種々の条件によっては、逆に像形
成物質と像保持体との間の定着性を高めてしまって除去
を困難にすることもあった。
【0005】そこで、先に本出願人は、記録済み像保持
体に、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加
熱接着もしくは加圧接着して像保持体から剥離する像形
成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4−255
916号参照)。これによれば、像保持体の紙質を比較
的損傷することなく、像形成物質のみを除去することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記特願平4
−255916号で提案した像保持体からの像形成物質
除去装置や上記各種の像形成物質除去装置においては、
像保持体から剥離部材などに像形成物質が転移すること
になるので、該剥離部材などを繰り返し使用する場合に
は、該剥離部材などの表面に像形成物質が次第に堆積し
ていくことになる。この像形成物質の堆積を防止するた
めに、上記特開平4−82983号公報に開示の装置に
では、像形成物質が転移するローラ上の像形成物質を除
去するクリーニング装置を設けることも提案されてい
る。
【0007】ところが、本発明者の実験によれば、剥離
部材表面から像形成物質を単に除去するのみでは、良好
な像形成物質除去性能を維持するのが困難であることが
判明した。その原因について鋭意研究したところ、剥離
部材の表面から像形成物質を除去した後にも、像形成物
質を除去するためのクリーニング部材自体の破壊成分や
像保持体の成分が該表面に残り、これが像保持体から剥
離部材への像形成物質の転移性を劣化させていることが
判った。例えば、上記クリーニング部材として、真鍮や
樹脂からなる繊維を芯材に無数植設してなるブラシロー
ラを用いた場合、剥離部材から像形成物質は除去できる
が、像保持体成分としての例えば紙粉は除去できず、更
に該ブラシローラのブラシ破壊成分(真鍮製の場合の亜
鉛や銅)が逆に剥離部材表面に付着してしまう。この紙
粉やブラシ破壊成分などが像保持体上の像形成物質と剥
離部材との直接密着を邪魔して像形成物質除去性能を低
下させていた。
【0008】また、本発明者の実験によれば、上記紙粉
やブラシ破壊成分の剥離部材表面への付着が、特に、上
記特願平4−255916号で提案した像保持体からの
像形成物質除去方法を実施する装置にける像形成物質除
去性能を低下させる恐れが高いことも判明した。すなわ
ち、このような装置においては、剥離部材が水あるいは
水溶液を保持した像保持体と接触するので、剥離部材表
面にも水あるいは水溶液が付着する。そして、この剥離
部材を繰り返し使用する場合には、この像保持体からの
水あるいは水溶液が剥離部材表面に薄膜を形成するよう
になる。このため、像保持体上の像形成物質と剥離部材
表面とが、剥離部材表面上の水あるいは水溶液の薄膜を
介して接触することになり両者の接着が不十分で像形成
物質除去性能を低下させていた。
【0009】ここで、本発明者らの研究によれば、剥離
部材表面に付着した上記紙粉やブラシ破壊成分(例えば
亜鉛、銅)などが、該表面の親水性を高めて、上記水や
水溶液の薄膜形成を促進していることも判った。例えば
該表面の水との接触角が50°以下になると、剥離部材
表面に像形成物質との接着性を不十分にする程度の水の
薄膜を形成してしまうことが判った。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、像保持体の表面に付
着している像形成物質に対して、該表面と該像形成物質
との付着力より大きい付着力を有する剥離部材を、該像
形成物質が付着した該表面側で、少なくとも該表面上の
像形成物質と接触させた後に、該像保持体と該剥離部材
とを分離させて該表面から該像形成物質を剥離する剥離
手段を備えた像保持体からの像形成物質除去装置であっ
て、該剥離部材表面状態を良好な像形成物質除去性能を
発揮できる状態に維持することができる像保持体からの
像形成物質除去装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像保持体の表面に付着している
像形成物質に対して、該表面と該像形成物質との付着力
より大きい付着力を有する剥離部材を、該像形成物質が
付着した該表面側で、少なくとも該表面上の像形成物質
と接触させた後に、該像保持体と該剥離部材とを分離さ
せて該表面から該像形成物質を剥離する剥離手段を備え
た像保持体からの像形成物質除去装置において、該剥離
部材の表面から像形成物質を除去する除去手段と、該除
去手段により像形成物質を除去された後の該表面の残留
物を拭き取る拭き取り手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の像保持体か
らの像形成物質除去装置において、表面に像形成物質が
付着している像保持体に、水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を供給する液供給手段
を設けたことを特徴とするものである
【0013】請求項の発明は、表面に像形成物質が付
着している像保持体に、水、界面活性剤を含む水溶液、
水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水溶性
ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少なく
とも1種の水あるいは水溶液を供給する液供給手段と、
像保持体の表面に付着している像形成物質に対して、該
表面と該像形成物質との付着力より大きい付着力を有す
る剥離部材を、該像形成物質が付着した該表面側で、少
なくとも該表面上の像形成物質と接触させた後に、該像
保持体と該剥離部材とを分離させて該表面から該像形成
物質を剥離する剥離手段とを備えた像保持体からの像形
成物質除去装置において、該剥離部材表面に油を塗布す
る油塗布手段を設けたことを特徴とするものである。
【0014】請求項の発明は、表面に像形成物質が付
着している像保持体に、水、界面活性剤を含む水溶液、
水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水溶性
ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少なく
とも1種の水あるいは水溶液を供給する処理液供給手段
と、像保持体の表面に付着している像形成物質に対し
て、該表面と該像形成物質との付着力より大きい付着力
を有する剥離部材を、該像形成物質が付着した該表面側
で、少なくとも該表面上の像形成物質と接触させた後
に、該像保持体と該剥離部材とを分離させて該表面から
該像形成物質を剥離する剥離手段とを備えた像保持体か
らの像形成物質除去装置において、該剥離部材の少なく
とも表面を、撥水性材料で構成したことを特徴とするも
のである。
【0015】
【作用】請求項1乃至の発明においては、剥離手段
で、像保持体の表面に付着している像形成物質に対し
て、該表面と該像形成物質との付着力より大きい付着力
を有する剥離部材を、該像形成物質が付着した該表面側
で、少なくとも該表面上の像形成物質と接触させた後
に、該像保持体と該剥離部材とを分離させ、該表面から
該像形成物質を剥離して、像保持体から像形成物質を除
去する。特に、請求項3乃至の発明においては、液供
給手段で、表面に像形成物質が付着している像保持体
に、水、界面活性剤を含む水溶液、水溶性ポリマーを含
む水溶液、及び界面活性剤と水溶性ポリマーとを含む水
溶液よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水あるい
は水溶液を供給し、像形成物質と像保持体表面との付着
を不安定にした状態で上記像形成物質の剥離を行う。
【0016】そして、請求項1乃至の発明において
は、除去手段で、該剥離部材の表面から像形成物質を除
去した後に、拭き取り手段で、該表面の残留物を拭き取
って除去する。これにより、像保持体上の像形成物質と
剥離部材表面とが直接接触できる状態を維持する。
【0017】特に、請求項2の発明においては、剥離部
材表面の親水性を高める恐れがある上記残留物を拭き取
って除去することにより、液供給手段から供給され、か
つ像保持体を介して剥離部材表面に付着する液の薄膜が
該表面上に形成されにくようにする。これにより、像保
持体上の像形成物質と剥離部材表面との密着性を良好に
維持できるようにする
【0018】また、請求項の発明においては、油塗布
手段で、剥離部材表面に油を塗布することにより、液供
給手段から供給され、かつ像保持体を介して剥離部材表
面に付着する液の薄膜が該表面上に形成されにくように
する。これにより、像保持体上の像形成物質と剥離部材
表面との密着性を良好に維持できるようにする。
【0019】また、請求項の発明においては、剥離部
材の少なくとも表面を撥水性材料で構成することによ
り、液供給手段から供給され、かつ像保持体を介して剥
離部材表面に付着する液の薄膜が該表面上に形成されに
くようにする。これにより、像保持体上の像形成物質と
剥離部材表面との密着性を良好に維持できるようにす
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明を転写型の電子写真複写機によ
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての熱溶融性トナー(以下、トナーとい
う)を取り除く像保持体からの像形成物質除去装置(以
下、トナー除去装置という)に適用した実施例について
説明する。
【0021】まず、実施例に係るトナー除去装置の概略
について説明する。図1において、このトナー除去装置
は、積載状態で収容しているトナー像が形成された転写
紙10を一枚づつ分離給送する給紙ユニット20と、給
紙ユニット20から送られてきた転写紙10に液を供給
する液供給ユニット30と、液が供給された転写紙10
からトナーを剥離する剥離手段としてのトナー剥離ユニ
ット40と、トナーが除去された転写紙10を乾燥させ
る乾燥ユニット60と、乾燥ユニット60から排出され
る転写紙10を受ける紙受けユニット70とを備えてい
る。
【0022】上記給紙ユニット20は、トナー像が形成
された面(以下、トナー像面という)を下に向けて給紙
台21上に積載された転写紙10を最下部のものから給
紙ローラ22で給紙し、分離ローラ対23で重送紙を分
離して一枚の転写紙10のみを給紙搬送ローラ対24で
送り出すものである。その具体的な構成及び動作は電子
写真複写機における給紙機構と同様であるので、詳細な
説明は省略する。
【0023】上記液供給ユニット30は、水又は転写紙
10への浸透性を向上させるために界面活性剤を含んだ
水溶液などの液31を転写紙10に供給するものであ
り、液を収容する液容器32と、この液容器32中の液
中に部分的に没するように設けられ回転によって液を汲
み上げて転写紙10のトナー像面に供給する塗布ローラ
33と、紙搬送経路を挟んでこの塗布ローラ33に対向
するように設けられた紙規制部材としての規制ローラ3
4とを備えている。
【0024】この液供給ユニット30には、給紙ユニッ
ト20から送られてくる転写紙10を塗布ローラ33と
規制ローラ34との対向部(以下、液供給部という)に
案内する第1紙ガイド機構35と、液供給部を通過した
転写紙10をトナー剥離ユニット40側に案内する第2
紙ガイド機構36とを備えている。
【0025】上記トナー剥離ユニット40は、複数のベ
ルト支持ローラ(以下、支持ローラという)41,4
2,43に掛け回されたベルト状剥離部材としてのトナ
ーオフセット用ベルト(以下、オフセットベルトとい
う)44と、オフセットベルト44を挟んで互いに圧接
し合うように設けられた加熱ランプ45a,46a内蔵
の上下加熱ローラ45,46と、オフセットベルト44
表面からトナーを除去するベルトクリーニング装置47
とを備えている。このオフセットベルト44の少なくと
も表面は、軟化したトナーに対して、転写紙10の表面
と該トナーとの付着力より大きい付着力を有する材料で
形成されている。例えばベルト自体がアルミ系、銅系、
ニッケル系など金属材料、又は酸化チタンを分散させた
ポリエチレンテレフタレート(PET)などの高分子系
材料で形成されている。
【0026】このオフセットベルト44を支持する支持
ローラのうち、上下加熱ローラ45,46の加圧部を通
過した後のベルト部分が巻き付く支持ローラ(以下、分
離ローラという)43の回りで、ベルトの移動方向を急
激に変化させて、オフセットベルト44からの転写紙1
0の曲率分離を行うようになっている。また、上記加圧
部に進入していくベルト部分が巻き付く支持ローラ42
はベルト寄り防止のためにクラウンローラになってい
る。この支持ローラ42とベルトクリーニングユニット
対向の支持ローラ41との間のベルト部分を内側に押し
込むテンションローラ49も設けられている。
【0027】また、上記上下加熱ローラ45,46は、
転写紙10のトナー像面をオフセットベルト44に密着
させるとともに転写紙10に固着しているトナーを加熱
して軟化させるものである。
【0028】また、上記ベルトクリーニング装置47
は、オフセットベルト44周面に断続的な引っ掻き力を
及ぼして付着トナーを除去する回転ブラシローラ50
と、この回転ブラシローラ50よりもベルト移動方向下
流側で、ベルト周面に接触し摩擦力によるスクラブル
で、ベルト周面に付着しているトナー、紙粉、上記ブラ
シローラ50のブラシ成分などを除去するパッド51と
を備え、これらによりベルト周面から除去されたトナー
をユニットケーシング52内に収容するようになってい
る。
【0029】また、このトナー剥離ユニット40には、
液供給ユニット30側から送られてくる転写紙10を、
加圧部に進入させるための挾持搬送手段としての中継搬
送ローラ対53が設けられている。また、加圧部を通過
し、かつ分離ローラ部でオフセットベルト44から曲率
分離された転写紙10を乾燥ユニット60側に案内する
ための上下ガイド部材54も設けられている。
【0030】上記乾燥ユニット60は、例えば転写紙1
0の液保持量が紙重量の10%以下になるように転写紙
10を乾燥させるものであり、加熱ランプ61a内蔵の
例えばアルミからなる加熱ドラム61と、複数の支持ロ
ーラ62に掛け渡され、該加熱ドラム61の周面に一定
角度巻きついた状態で無端移動する紙押圧用ベルト63
とから構成されている。図示の例では一つの支持ローラ
62がテンションローラを兼ねている。上記紙押圧用ベ
ルト63の材質としては、耐熱性や通気性を備えた材
質、例えばキャンバス地、木綿地、テトロン地などの布
を用いることができる。
【0031】また、この乾燥ユニット60には、加熱ド
ラムと紙押圧用ベルトとの挾持領域を抜け出した転写紙
10をガイドする上下ガイド部材64と、これによりガ
イドされてきた転写紙10を紙受けユニット70の紙受
け面上に排紙するための排紙ローラ対65が設けられて
いる。
【0032】以上の構成において、給紙ユニット20か
ら送られた転写紙10は、液供給ユニット30でそのト
ナー像面に液が均一に供給され、トナー剥離ユニット4
0に送られる。このトナー剥離ユニット40で、転写紙
10に固着しているトナーが加熱ローラ45,46から
の加熱で軟化し、オフセットベルト44表面に付着す
る。そして分離ローラ43の回りで転写紙10とオフセ
ットベルト44から分離する際に、オフセットベルト4
4表面に付着したトナーが転写紙10から剥離し、これ
により、転写紙10からトナーが除去される。トナーが
除去された転写紙10は乾燥ユニット61で乾燥され、
紙受けユニット70に排出される。
【0033】以上の構成によれば、トナーが付着した転
写紙10に液を供給して転写紙10のトナーとの界面部
に液を浸透させた状態でトナーを剥離させるので、紙繊
維を傷めることなく、トナーを除去できる。また、回転
ブラシローラ50でトナーを除去されたオフセットベル
ト44表面を更にパッド51で摺擦するので、残存して
いるトナーのみならず、紙粉、上記ブラシローラ50の
ブラシ成分(ブラシに真鍮を使う場合の銅、亜鉛)など
も拭き取ることができる。従って、繰り返し使用によっ
てもオフセットベルト44の表面状態が初期状態に保た
れ、良好な剥離性能を維持できる。 (以下、余白)
【0034】次に、図2(a),(b)を用いて剥離部
材としてのオフセットベルト44を繰り返し使用によっ
ても、初期のトナー剥離性能を維持できるようにするた
め、回転ブラシローラ50よりもベルト移動方向下流側
に配置された拭き取り手段の変形例について説明する。
【0035】図2(a)の拭き取り手段は、支持板81
aの先端部に綿からなる綿拭き取り部81bが固着され
た綿ブレード81で構成されている。この綿ブレード8
1は先端部の綿拭き取り部81bが吸水性を有する綿で
構成されているので、オフセットベルト44表面に付着
している水分がこの綿拭き取り部81bに吸収されて、
オフセットベルト44表面との密着性が高まり、紙粉や
回転ブラシローラ50のブラシ成分など(図中、符号A
で示す物質)を良好に拭き取ることができる。
【0036】ここで、図示の例では回転ブラシローラ5
0の直後に金属又は樹脂からなるトナー除去用のブレー
ド80も設けられているが、このような比較的剛性でオ
フセットベルト44との接触幅(接触部のベルト移動方
向の幅)も狭いブレードでは、トナーは除去できても、
紙粉や回転ブラシローラ50のブラシ成分などを除去す
ることはできなかった。逆に、回転ブラシローラ50や
トナー除去用ブレード80を取り除いて、上記綿ブレー
ド81のみを設置した場合、逆にトナーを除去すること
ができなかった。すなわち、トナー除去に適した回転ブ
ラシローラ50などの比較的剛性のある部材で掻き取る
部材と、綿ブレード81のように比較的弾性があってベ
ルト表面との接触幅も広く取れ、接触部では気密に密着
して拭き取りを行える拭き取り部材とを併用し、しかも
拭き取り部材の方を回転ブラシローラ50などのような
トナー除去部材よりもベルト移動方向下流側に配置する
ことにより、ベルト表面を初期状態に維持できることが
判った。なお、拭き取りのための接触幅は少なくとも
0.1mm以上あることが望ましいことも判った。また、
上記のようにベルト表面に付着している多少の水分は、
綿ブレード81のように吸水によってベルト44との密
着を高める場合には、拭き取り性能に寄与する。仮に、
ベルト表面の水分がこのような拭き取り性能向上の観点
から不足するようであれば、綿拭き取り部81bに水を
供給する手段を別に設けても良い。
【0037】図2(a)の拭き取り手段は、支持板82
aの先端部に三枚のゴム板82b,82b,82bが固
着されたゴムブレード82で構成されている。このゴム
ブレード82においても、先端部のゴム板82bの弾性
により、オフセットベルト44表面と0.1mm以上の幅
であたかも自動車の窓ガラスを拭くワイパーのように密
着して、紙粉や回転ブラシローラ50のブラシ成分など
を良好に拭き取ることができる。なお、上記の綿ブレー
ド81もこのゴムブレード82と同様に先端部を複数個
に分割して拭き取り複数回行われるようにしても良い。
更に、単一のベルト接触部を有するブレードを複数個設
けても良い。
【0038】次に、図3を用いて、少なくともオフセッ
トベルト44の表面での水薄膜の形成を防止することに
より剥離性能を維持する実施例について説明する。図3
において、この実施例では、回転ブラシローラ50及び
トナー除去用のブレード80よりもベルト移動方向下流
側に、ベルト表面に油を塗布する油塗布器83を設けて
いる。図示の例の油塗布器83は植物性の油83bを収
容した容器83aと該容器83a内の油83bに一端部
が没し、かつ他端部が図示を省略した支持部材によって
ベルト表面に接触するように支持されたフェルト83c
とから構成されている。これにより、ベルト表面に油を
塗布して、濡れた転写紙に接触しても水分がベルト表面
に移りにくくすることにより、水薄膜の形成を防止して
いる。なお、図示の例ではフェルト83aをベルト表面
に、例えば0.1mm以上の幅で接触させているので、実
質的に拭き取り手段としても機能している。これによ
り、紙粉や回転ブラシローラ50のブラシ成分など(図
中、符号Aで示す物質)を良好に拭き取ることができ
る。
【0039】上記のような油塗布器83を設けるに代
え、オフセットベルト44自体の表面を疎水性の材料で
構成して、水薄膜の形成を防止するようにしても良い。
このような材料としては、ETFE(四弗化エチレン−
エチレン共重合体)、PTFE(四弗化エチレン樹
脂)、FEP(四弗化エチレン−六弗化プロピレン共重
合体)、PFA(四弗化エチレン−パーフルオロビニル
エーテル共重合体)、シリコン樹脂などを用いることが
できる。これらはETFEが96°、PTFEが110
°、FEPが114°、PFAが115°、シリコン樹
脂が100°という水の接触角を有し、何れもトナー除
去性能を悪化させる水薄膜を生じる接触角である50°
よりも大きく、十分に水薄膜の形成を防止できる。
【0040】また、上記各実施例では、本発明を転写型
の電子写真複写機によって画像が形成された転写紙10
に適用しているが、ファクシミリ、プリンター、印刷機
等紙等の他の画像形成装置で用いる他の記録紙等の像保
持体にも適用できる。また、本発明は、繊維質の構造を
した像保持体に限定されることなく、像を形成すること
ができる他の像保持体に適用できる。また、本発明が適
用できる像保持体は、例えば、プラスチック層等のベー
スシートの表面層が紙等の吸液性及び弾性を有する材料
層である積層物等であってもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1乃至の発明によれば、剥離部
材の表面から像形成物質を除去した後に、該表面の残留
物を拭き取って除去し、これにより、像保持体上の像形
成物質と剥離部材表面とが直接接触できる状態を維持す
るので、良好な像形成物質除去性能を維持することがで
きるという効果がある。
【0042】特に、請求項2の発明によれば、水あるい
は水溶液を供給し、像形成物質と像保持体表面との付着
を不安定にした状態で上記像形成物質の剥離を行うの
で、像形成物質を良好に除去することができ、また、像
保持体として紙などの表面が繊維状のものを用いた場合
にも、該繊維を傷めずに像形成物質を除去できる。ま
た、剥離部材表面の親水性を高める恐れがある上記残留
物を拭き取って除去することにより、剥離部材表面に液
の薄膜が形成されにくくしているので、像保持体上の像
形成物質と剥離部材表面との密着性を良好に維持でき
【0043】請求項あるいはの発明によれば、請求
項2の発明と同様に、水あるいは水溶液を供給すること
により、像形成物質を良好に除去することができ、ま
た、像保持体として紙などの表面が繊維状のものを用い
た場合にも、該繊維を傷めずに像形成物質を除去でき
る。
【0044】そして、請求項の発明によれば、剥離部
材表面に油を塗布することにより、剥離部材表面に液の
薄膜が形成されにくくしているので、像保持体上の像形
成物質と剥離部材表面との密着性を良好に維持するの
で、良好な像形成物質除去性能を維持することができる
という効果がある。
【0045】また、請求項の発明によれば、剥離部材
の少なくとも表面を撥水性材料で構成することにより、
剥離部材表面に液の薄膜が形成されにくくしているの
で、像保持体上の像形成物質と剥離部材表面との密着性
を良好に維持するので、良好な像形成物質除去性能を維
持することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るトナー除去装置の概略構成図。
【図2】(a)及び(b)はそれぞれ拭き取り手段の変
形例の説明図。
【図3】油塗布器を設けた実施例の説明図。
【符号の説明】 10 転写紙 40 トナー剥離ユニット 43 分離ローラ 44 オフセットベルト 45 上加熱ローラ 46 下加熱ローラ 50 回転ブラシローラ 51 パッド 55,56 支持ローラ 57 ベルトクリーニング装置 80 トナー除去ブレード 81 綿ブレード 82 ゴムブレード 83 油塗布器
フロントページの続き (72)発明者 高橋 巖 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 斉藤 正敏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 藤田 滋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 渡部 寿夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 照 太郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平7−84488(JP,A) 特開 平7−121071(JP,A) 特開 平2−111987(JP,A) 特開 平7−129046(JP,A) 特開 平4−234056(JP,A) 実開 平2−117547(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 570 - 578

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像保持体の表面に付着している像形成物質
    に対して、該表面と該像形成物質との付着力より大きい
    付着力を有する剥離部材を、該像形成物質が付着した該
    表面側で、少なくとも該表面上の像形成物質と接触させ
    た後に、該像保持体と該剥離部材とを分離させて該表面
    から該像形成物質を剥離する剥離手段を備えた像保持体
    からの像形成物質除去装置において、 該剥離部材の表面から像形成物質を除去する除去手段
    と、該除去手段により像形成物質を除去された後の該表
    面の残留物を拭き取る拭き取り手段とを設けたことを特
    徴とする像保持体からの像形成物質除去装置。
  2. 【請求項2】表面に像形成物質が付着している像保持体
    に、水、界面活性剤を含む水溶液、水溶性ポリマーを含
    む水溶液、及び界面活性剤と水溶性ポリマーとを含む水
    溶液よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水あるい
    は水溶液を供給する液供給手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1の像保持体からの像形成物質除去装置。
  3. 【請求項3】表面に像形成物質が付着している像保持体
    に、水、界面活性剤を含む水溶液、水溶性ポリマーを含
    む水溶液、及び界面活性剤と水溶性ポリマーとを含む水
    溶液よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水あるい
    は水溶液を供給する液供給手段と、像保持体の表面に付
    着している像形成物質に対して、該表面と該像形成物質
    との付着力より大きい付着力を有する剥離部材を、該像
    形成物質が付着した該表面側で、少なくとも該表面上の
    像形成物質と接触させた後に、該像保持体と該剥離部材
    とを分離させて該表面から該像形成物質を剥離する剥離
    手段とを備えた像保持体からの像形成物質除去装置にお
    いて、 該剥離部材表面に油を塗布する油塗布手段を設けたこと
    を特徴とする像保持体からの像形成物質除去装置。
  4. 【請求項4】表面に像形成物質が付着している像保持体
    に、水、界面活性剤を含む水溶液、水溶性ポリマーを含
    む水溶液、及び界面活性剤と水溶性ポリマーとを含む水
    溶液よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水あるい
    は水溶液を供給する処理液供給手段と、像保持体の表面
    に付着している像形成物質に対して、該表面と該像形成
    物質との付着力より大きい付着力を有する剥離部材を、
    該像形成物質が付着した該表面側で、少なくとも該表面
    上の像形成物質と接触させた後に、該像保持体と該剥離
    部材とを分離させて該表面から該像形成物質を剥離する
    剥離手段とを備えた像保持体からの像形成物質除去装置
    において、 該剥離部材の少なくとも表面を、撥水性材料で構成した
    ことを特徴とする像保持体からの像形成物質除去装置。
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