JP2010115724A - 形鋼用穿孔装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドリルの配置位置の変更が容易な形鋼用穿孔装置を提供する。
【解決手段】 隣接して配置された第一のドリル50及び第二のドリル70と、第一のドリル50をZ方向に進退移動させる第一のZ方向進退移動手段42,43及び第二のドリル70をZ方向に進退移動させる第二のZ方向進退移動手段62,63と、第一のドリル50をY方向に進退移動させる第一のY方向進退移動手段41及び第二のドリル70をY方向に進退移動させる第二のY方向進退移動手段61と、第一のドリル50及び第二のドリル70の少なくとも一方を、X方向に進退移動させるX方向進退移動手段73a,72とを有し、第一のドリル50と第二のドリル70とを相対的にX方向及びY方向に移動させることで、第一のドリル50と第二のドリル70との位置関係を、X方向に並設した位置とY方向に並設した位置との間で変更できるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、H形鋼、溝形鋼、山形鋼などの形鋼に穿孔加工を行なう形鋼用穿孔装置に関する。
この種の形鋼用穿孔装置としては、形鋼を形鋼用穿孔装置のドリルの位置まで搬送し、前記ドリルを形鋼に対して進退移動させて行われるものが知られている(例えば特許文献1〜5参照)。
ところで、形鋼に穿孔する孔の配置形態及び数が、一つの形鋼で異なる場合があり、このような場合は、ドリルを装着するヘッドを交換するか、ヘッドに装着するドリルの数や配置形態を異ならせた形鋼用穿孔装置を複数台準備する必要があった。
しかし、孔の数や配置形態が異なるごとにヘッドを交換するのは作業者の作業負担が大きいうえ加工効率も悪く、また、ドリルの数や配置形態を異ならせた形鋼用穿孔装置を複数台準備すると加工コストが高くなるという問題がある。
そのため、例えば特許文献2に記載の形鋼用穴明装置では、個別に昇降する二つのドリルを備え、上下方向のドリルの位置を変化させることで、上下方向の孔のピッチが変化しても対応することができるようになっている。
特許文献2に記載の穿孔装置では、基準とする孔に対して鉛直上下方向に孔のピッチが変化する場合には対応が可能である。また、水平方向に孔のピッチが変化した場合でも、形鋼の間欠送り量を変化させることで対応は可能である。しかし、孔の配置形態が基準孔に対して斜め方向に変化した場合は、対応が困難になり、一本のドリルを交互に進退移動させて孔を一つずつ加工するしかなく、穿孔加工の作業効率が著しく低下するという問題がある。
実開平6−46813号公報 特開平5−123911号公報 特開平5−96411号公報 特開平6−193378号公報 特開平8−243816号公報
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、一台の穿孔装置で異なる孔数及びあらゆる孔配置の穿孔加工に対応することができ、ドリルの配置位置の変更も容易で、作業者の作業負担の軽減とコストの低減を図ることのできる形鋼用穿孔装置の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数のドリルを有し、形鋼に穿孔加工を施す形鋼用穿孔装置において、隣接して配置された第一のドリル及び第二のドリルと、前記第一のドリルを軸線方向と平行なZ方向に進退移動させる第一のZ方向進退移動手段及び前記第二のドリルを前記Z方向に進退移動させる第二のZ方向進退移動手段と、前記第一のドリルを前記形鋼の送り方向及び前記Z方向に直交するY方向に進退移動させる第一のY方向進退移動手段及び前記第二のドリルをY方向に進退移動させる第二の進退移動手段と、前記第一のドリル及び前記第二のドリルの少なくとも一方を、前記Y方向及びZ方向に直交するX方向に進退移動させるX方向進退移動手段とを有し、前記第一のドリルと前記第二のドリルとを相対的に前記X方向及びY方向に移動させることで、前記第一のドリルと前記第二のドリルとの位置関係を、前記X方向に並設した位置とY方向に並設した位置との間で変更できるようにした構成としてある。
なお、この明細書において、「相対的に移動させる」とは、第一のドリルを停止させた状態で第二のドリルを移動させる場合、第二のドリルを停止させた状態で第一のドリルを移動させる場合、第一のドリル及び第二のドリルの両方を移動させる場合を含む概念である。
本発明においては、X方向進退移動手段は、第一のドリル及び第二のドリルの一方でもよいし、その両方に設けてもよい。
上記の構成によれば、第一のドリル及び第二のドリルは各々独立してZ方向及びY方向に進退移動自在であるから、形鋼に形成しようとする孔の位置に合わせて、第一のドリル及び第二のドリルの間隔及び高さ位置を設定することができる。
また、第二のドリルは、第一のドリルの少なくとも真横位置から真下位置まで位置変更可能なので、あらゆる孔配置の穿孔加工に対応することが可能になる。
本発明の穿孔装置においては、前記第一のドリル及び前記第二のドリルの少なくとも一方を保持し、保持した前記第一のドリル及び/又は前記第二のドリルを、駆動軸から偏心した位置に位置させるアームを有する構成としてもよい。
この場合、前記第一のドリル及び前記第二のドリルの少なくとも一方を保持する前記アームを、Z方向に設けられた軸を中心に回動させ、前記第一のドリル及び/又は前記第二のドリルを所定の回動角度位置で位置決めするように構成してもよい。
なお、アームは、第一のドリル側又は第二のドリル側若しくはその両方に設けてもよい。また、回動自在にするアームは、第一のドリル側又は第二のドリル側若しくはその両方でもよい。
このようなアームによって、モータや駆動軸といった構成部材から第一のドリルや第二のドリルを離間させることができ、他の構成部材と干渉することなく、第一及び第二のドリルの配置形態を種々に変更することができる。
また、アームを回動自在とすることで、前記アームとの協働により、第一のドリルに対する第二のドリルの位置合わせをより容易にすることができる。
本発明の他の実施形態では、前記X方向進退移動手段に代えて、前記第一のドリル及び前記第二のドリルの少なくとも一方を保持し、保持した前記第一のドリル及び/又は前記第二のドリルを、駆動軸から偏心した位置に位置させ、かつ、Z方向に設けられた軸を中心に回動自在させて所定の回動角度位置で位置決めするアームを設けた構成とすることもできる。
本発明の穿孔装置では、三つのドリルの間でドリルの配置形態を変更できるように構成することも可能である。例えば、前記第一のドリル又は前記第二のドリルに隣接して配置された第三のドリルと、この第三のドリルをZ方向に進退移動させる第三のZ方向進退移動手段及びY方向に進退移動させる第三のY方向進退移動手段とを有し、前記第三のドリルと前記第一のドリルとのX方向の間隙を調整できるように、X方向進退移動手段を前記第三のドリル又は前記第一のドリルのいずれか一方に設ける構成としてもよい。また、前記X方向進退移動手段の代わりに、又は前記X方向進退移動手段とともに前記第三のドリルを保持し、前記Z方向に設けられた軸を中心に回動させ、前記ドリルを所定の回動角度位置で位置決めするアームを設けてもよい。
このように、第三のドリルを設けることで、さらに多種多様な穿孔加工が可能になる。
本発明によれば、第一のドリルと第二のドリルとをX方向及びY方向に相対的に移動させることで、第一のドリルと第二のドリルの配置形態を種々に変更することができ、あらゆる孔配置の穿孔加工が可能になる。
また、回動自在なアームの先端にドリルを保持させることで、第一のドリルと第二のドリルとの位置変更をさらに容易にすることができる。
そのため、一台の穿孔装置で異なる数及び異なる配置の穿孔加工に対応することができ、作業者の作業負担の軽減とコストの低減を図ることができる。
また、配置形態を変更できるドリルの数を三つとすることで、より多種多様の穿孔加工に対応することが可能になる。
以下、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の形鋼用穿孔装置の第一の実施形態にかかり、その概略構成を説明する正面図、図2はその側面図である。なお、以下の説明では、ドリルの軸線と平行方向をZ方向、Z方向に直交する鉛直上下方向をY方向、Z方向及びY方向に直交する左右方向をX方向とする。
この実施形態の形鋼用穿孔装置1は、第一のドリルであるドリル50を備えた第一の主軸体4と、第二のドリルであるドリル70を備えた第二の主軸体6とを有している。
第一の主軸体4及び第二の主軸体6はベース2に立設されたコラム3に沿って、それぞれ独立してY方向に昇降自在である。
以下、第一の主軸体4の構成を説明する。
第一の主軸体4は、コラム3に形成されたY方向ガイド3aに案内されながら、ねじ軸3bの回転によって昇降する昇降体41と、この昇降体41の表面に形成されたZ方向ガイド44と、このZ方向ガイド44に案内されながらZ方向に進退移動する移動体46とを有している。
なお、昇降体41を昇降させるためのねじ軸3bが、コラム3に支持されている。このね軸3bの回転は、モータ等の駆動体で行ってもよいし、ハンドル等を設けて手動で行うようにしてもよい。
移動体46は、Z方向ガイド44に嵌合された脚45を介してZ方向に進退移動自在で、脚45により昇降体41との間に間隙が形成されている。この間隙には、移動体46をZ方向に進退移動させるためのねじ軸43が配置されている。ねじ軸43は、移動体46に形成されたねじ孔に螺入されていて、ねじ軸43が正逆回転することで、移動体46がZ方向に進退移動する。
移動体46には、ドリル50と、ドリル50を回転させるためのモータ47とが取り付けられている。ドリル50は、モータ47の回転軸心から離間するように延びるアーム48の先端に、ドリル装着部51を介して装着される。
アーム48の基部は、移動体46の表面に固定されたアーム支持体49に支持されている。なお、この実施形態では、第一の主軸体4のアーム48は、アーム支持体49に回動しないように固定されている。
モータ47の駆動による回転軸47aの回転は、アーム48の内部に設けられたタイミングベルトやVベルト,チェーン等を介してドリル50に伝達される。
ドリル50を移動体46とともにZ方向、すなわち、穿孔加工を施そうとする形鋼に対して進退移動させるモータ42は、昇降体41に取り付けられている。図2に示すように、昇降体41の後端はコラム3から後方に突出していて、この突出部分に、コラム3と干渉しないように支持部材42aを介して、モータ42が取り付けられている。モータ42の図示しない回転軸とねじ軸43とは、タイミングベルトやVベルト,チェーン等で連結されている。そして、モータ42の駆動によってねじ軸43が正逆回転することで、ドリル50がZ方向に前進又は後退する。
第二の主軸体6は、第一の主軸体4と同様の昇降体61,モータ62,支持部材62a,ねじ軸63,Z方向ガイド64,脚65,移動体66,モータ67,アーム68a,軸68a,アーム支持体69,ドリル70及びドリル装着部71を備えている。これらについては、第一の主軸4における説明を援用し、ここでは詳細な説明は省略する。なお、第二の主軸体6において、昇降体61の昇降を行うのは、コラム3に設けられたねじ軸3cである。このねじ軸3cの回転は、第一の主軸体6の昇降を行うねじ軸3bと同様に、モータ等の駆動体によって行ってもよいし、ハンドル等を設けて手動で行うようにしてもよい。
第二の主軸体6が第一の主軸体4と異なる点は、移動体66に、X方向に延びる梁部材73が設けられていて、モータ67,アーム68a,軸68a,アーム支持体69,ドリル70及びドリル装着部71が一体となってX方向に進退移動自在であることである。これら構成部材は、梁部材73の上面に形成されたX方向ガイド73aに案内されながらX方向に進退移動するサドル72上に設けられている。なお、特に図示はしないが、サドル72の進退移動は、例えばねじ軸によって行われるようにしてもよい。このねじ軸の回転は、モータ等の駆動体によって行うようにしてもよいし、ハンドル等を設けて手動で行うようにしてもよい。
上記構成の形鋼用穿孔装置1において、ドリル50,70の位置関係を変更する際には、まず、ねじ軸3bを回転させて、第一の主軸体4の移動体41をY方向に昇降させ、穿孔加工しようとする形鋼の孔の高さ位置にドリル50を位置決めする。この位置がドリル50の穿孔加工における基準位置となる。ドリル50は、この基準位置で固定する。
次いで、ねじ軸3cを回転させて、第二の主軸体6を第一の主軸体4に対して離間させる。第二の主軸体6と第一の主軸体4との間の距離は、第二の主軸体6をX方向に移動させたときに、アーム68やドリル70等が第一の主軸体4の構成部材(アーム48,アーム支持体49,ドリル70等)に干渉しないものであれば十分である。
そして、この位置で、アーム68をX方向に移動させ、ドリル50に対するドリル70のX方向の位置を合わせる。ドリル70のX方向の位置が決まったら、ねじ軸3cを回転させて、ドリル50に対するドリル70のY方向の位置を合わせる。X方向,Y方向の位置が決まったら、この位置でドリル70を固定する。
二つのドリル50,70のX,Y方向の間隔を決定した後は、モータ47,67を駆動させてドリル50,70を回転させる。そして、モータ42,62を駆動させ、ドリル50,70を形鋼に向けて移動させて穿孔加工を行う。
形鋼に対して三つ以上の孔の穿孔加工を施す場合は、ドリル50及び/又はドリル70のZ方向の前進及び後退と、形鋼のX方向の間欠送りとを繰り返せばよい。
このように、本発明の形鋼用穿孔装置1では、第一の主軸体4と第二の主軸体6とを相対的にX,Y方向に移動させることで、ドリル50,70の位置関係を、X方向(左右)に並んだ位置とY方向(上下)に並んだ位置との間の種々の位置関係に変更することが可能かつ容易である。そのため、あらゆる孔配置の穿孔加工に対応することができる。
[第二の実施形態]
次に、図3を参照しながら、本発明の形鋼用穿孔装置の第二の実施形態について説明する。
この実施形態では、第二の主軸体6において、アーム68は、アーム支持体69の軸68aを中心に、回動自在に設けられている。軸68aは、モータ67の回転軸心上に配置されているので、アーム68を回動させても、モータ67の回転軸心とドリル70の軸線との距離に変化はなく、従って、モータ67の回転軸67aの回転をドリル70に伝えるタイミングベルトやVベルト,チェーン等を交換したり長さを調整したりする必要はない。なお、この実施形態においては、アーム68をアーム支持体69に対して回動させ、任意の回動角度位置でアーム68を位置決め・固定するために、止めねじ等の固定手段をアーム68又はアーム支持体69に設ける。
なお、この実施形態において、第一の主軸体4のアーム48は、先の実施形態と同様に、アーム支持体49に固定されていてもよいし、軸48aによって回動自在に設けられていてもよい。アーム48をアーム支持体49に回動自在に設けることで、ドリル50,70の配置形態の変更をより容易に行えるようになる。但し、この場合は、軸48aを、モータ47の回転軸47aの回転軸線上に設け、かつ、アーム48を任意の回動角度位置で固定できるように、図示しない止めねじ等の固定手段を設ける必要がある。
図2では、X方向(左右方向)に並んだ状態(仮想線で示す)のドリル50,70の配置を、Y方向(上下方向)の配置(実線で示す)に変更する場合を示している。ドリル50,70がX方向に並んだ状態から、ドリル50の位置を変更して、ドリル50,70をY方向に並んだ状態に変更するまでの手順を、以下に説明する。
まず、ねじ軸3bを回転させて、第一の主軸体4の移動体41をY方向に昇降させ、穿孔加工しようとする形鋼の孔の高さ位置にドリル50を位置決めする。この位置がドリル50の基準位置となる。
次いで、ねじ軸3cを回転させて、第二の主軸体6を第一の主軸体4に対して離間させる。第二の主軸体6と第一の主軸体4との間の距離は、第二の主軸体6のアーム68を回動させたときに、アーム68やドリル70等が第一の主軸体4の構成部材に干渉しないものであれば十分である。そして、この位置で、固定手段によるアーム68の固定を解除し、アーム68を図3中時計回り方向に回転させて、ドリル70をドリル50のほぼ真下位置まで移動させる。位置が決まったら、前記固定手段によって、アーム68を当該回動角度位置で固定する。ドリル50に対するドリル70のX方向及びY方向の位置の微調整は、サドル72のX方向の移動及び移動体61のY方向の昇降によって行うとよい。X方向及びY方向の位置が決まったら、ドリル70を当該位置に固定する。
第一及び第二の実施形態の形鋼用穿孔装置1では、ドリル50,70を、形鋼に形成しようとする孔の配置形態に合わせて配置することで、多種多様な穿孔加工が可能になる。
図4に、第一及び第二の実施形態の形鋼用穿孔装置1で形鋼に形成しようとする孔の例と、この孔を穿孔加工するためのドリル50,70の配置例とを示す。
図4(a)に示す例では、C1〜C7の二段七個の孔を形鋼に形成するものとする。上段の孔C2,C4,C3は、同一ピッチで、X方向に沿って配置され、下段の孔C1,C3,C5,C7は、上段の孔C2,C4,C3のピッチと同一のピッチでX方向に沿って配置されている。孔C1と孔C2の中心を結ぶ線のX方向に対する角度はαである。
ドリル50,70は、図4(b)に示すように、対となる孔(孔C1,C2)の間隔及び配置形態に合わせた配置とする。
そして、ドリル50,70の両方を形鋼に向けて前進させて、まず、孔C1,C2を形成する。孔C1,C2の穿孔加工終了後は、ドリル50,70を形鋼と干渉しない位置まで後退させる。次いで、孔C1と孔C3のピッチに相当する分だけ形鋼を間欠的に送って停止させ、ドリル50,70の両方を形鋼に向けて前進させて、孔C3,C4を形成する。同様の手順で孔C5,C6を形成する。最後に、孔C5と孔C7のピッチ分だけ形鋼を送って停止させ、ドリル70のみを形鋼に向けて前進させて、孔C7を形成する。
[第三の実施形態]
図5(a)は、本発明の形鋼用穿孔装置の第二の実施形態を示す正面図である。
この実施形態の形鋼用穿孔装置1′では、第一の主軸体4及び第二の主軸体6の他に、第三の主軸体6′を設けている。この実施形態の第三の主軸体6′の構成は、第二の主軸体6の各構成部材(昇降体61,モータ62、支持部材62a、ねじ軸63、Z方向ガイド64、脚65、移動体66、モータ67、アーム68、軸68a、アーム支持体69、ドリル70、ドリル装着部71、サドル72、梁部材73及びX方向ガイド73a)を点対称に配置した構成となっている。
図5(a)では、第二の主軸体6の各構成部材の末尾に「′」を付して、対応する構成部材の詳細な説明は、図1及び図2を参照しながら説明した第二の主軸体6の構成の説明を援用するものとする。
なお、第三の主軸体6′は、コラム3に対向して設けられたコラム3′に案内されながら、Y方向に昇降する。また、この実施形態の形鋼用穿孔装置1′では、第一の主軸体4のアーム48は、軸48aを中心に回動自在とするのが好ましい。
さらに、第三の主軸体6′には、必ずしもサドル72、梁部材73及びX方向ガイド73aは設ける必要はないが、第一の主軸体4′のドリル50とドリル70′との距離調整の容易化、ドリル50及びドリル70′に対するドリル70′の配置位置決定の容易性から、図示するように、サドル72′、梁部材73′及びX方向ガイド73a′を設けてドリル70′をX方向に位置調整自在とするのが好ましい。
また、ドリル70′をX方向に位置調整可能とする代わりに、若しくは、ドリル70′をX方向に位置調整可能とするとともに、サドル72′、梁部材73′及びX方向ガイド73a′と同様の構成を第一の主軸体4側に設け、ドリル50をX方向に位置調整可能としてもよい。
この構成により、三つのドリル50,70,70′を任意の配置関係で配置することが可能になる。そのため、この実施形態の形鋼用穿孔装置1′は、第一の実施形態の形鋼用穿孔装置1よりも多種多様な配置の孔の穿孔加工が可能になる。例えば、図5(b)に示すよう孔配置(孔を符号Cで示す)の加工を行うことが可能になる。図5(b)に示すような配置形態の孔では、図5(c)に示すようなドリル50,70,70′の配置とする。
このようなドリル50,70,70′を使っての穿孔加工の手順は先の実施形態で説明したものと同じである。
[第四の実施形態]
図6は本発明の第四の実施形態にかかり、(a)は、ドリル50,70を左右方向に配置したときの状態を示す形鋼用穿孔装置の要部の概略正面図、(b)は、ドリル50,70を上下方向に配置したときの状態を示す形鋼用穿孔装置の要部の概略正面図である。
この実施形態の形鋼用穿孔装置は、第一の実施形態の形鋼用穿孔装置1における第二の主軸体6から、ドリル70をX方向に位置調整する構成(サドル72、梁部材73及びX方向ガイド73a)を取り除いたものである。すなわち、モータ67、アーム68、軸68a、アーム支持体69、ドリル70及びドリル装着部71は、移動体66に取付部材66aを介して固定される。従って、ドリル50に対するドリル70の配置位置の変更は、軸68aを中心とするアーム68の回動動作と、第一の主軸体4及び第二の主軸体6のY方向の相対移動とによって行う。
この実施形態では、アーム68が第一の主軸体4のアーム48等と干渉することなく、ドリル70の配置位置をドリル50の真横位置と真下位置との間で変更できるようにするために、図示するように、軸68aと軸48aとがX方向に相対的に偏心するように、モータ67及びアーム支持体69等を取付部材66aに取り付けるとよい。
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、第一の実施形態において、第二の主軸体6のサドル72、梁部材73及びX方向ガイド73aと同様の構成を第一の主軸体4にも設け、ドリル50をX方向に位置調整可能としてもよい。
また、第一〜第四の実施形態の形鋼用穿孔装置において、ドリル50,70,70′のX,Y方向の移動及び位置決め,Z軸を中心とするアーム48,68,68′の回動及び位置決めは、サーボモータ等を用いた自動制御によって行うことが可能である。
本発明は、H形鋼,I形鋼,溝形鋼,山形鋼などの形鋼への穿孔加工に広範に適用が可能である。
本発明の形鋼用穿孔装置の第一の実施形態にかかり、その概略構成を説明する正面図である。 本発明の形鋼用穿孔装置の第一の実施形態にかかり、その概略構成を説明する側面図である。 本発明の第二の実施形態にかかる形鋼用穿孔装置の構成及び作用を説明する図である。 本発明の第一及び第二の実施形態にかかり、形鋼に形成しようとする孔配置の例と、この孔を穿孔加工するためのドリルの配置例を示す図である。 本発明の形鋼用穿孔装置の第三の実施形態にかかり、その概略構成を説明する正面図である。 本発明の第四の実施形態にかかり、(a)は、二つのドリルを左右方向に配置したときの状態を示す形鋼用穿孔装置の要部の概略正面図、(b)は、二つのドリルを上下方向に配置したときの状態を示す形鋼用穿孔装置の要部の概略正面図である。
符号の説明
1,1′:形鋼用穿孔装置
2:ベース
3:コラム
3a:Y方向ガイド
3b,3c:ねじ軸
4:第一の主軸体
41:昇降体
42:モータ
42a:支持部材
43:ねじ軸
44:Z方向ガイド
45:脚
46:移動体
47:モータ
47a:回転軸
48:アーム
48a:軸
49:アーム支持体
50:ドリル
51:ドリル装着部
6:第二の主軸体
61:昇降体
62:モータ
62a:支持部材
63:ねじ軸
64:Z方向ガイド
65:脚
66:移動体
67:モータ
68:アーム
68a:軸
69:アーム支持体
70:ドリル
71:ドリル装着部
72:サドル
73:梁部材
73a:X方向ガイド

Claims (5)

  1. 複数のドリルを有し、形鋼に穿孔加工を施す形鋼用穿孔装置において、
    隣接して配置された第一のドリル及び第二のドリルと、
    前記第一のドリルを軸線方向と平行なZ方向に進退移動させる第一のZ方向進退移動手段及び前記第二のドリルを前記Z方向に進退移動させる第二のZ方向進退移動手段と、
    前記第一のドリルを前記形鋼の送り方向及び前記Z方向に直交するY方向に進退移動させる第一のY方向進退移動手段及び前記第二のドリルをY方向に進退移動させる第二のY方向進退移動手段と、
    前記第一のドリル及び前記第二のドリルの少なくとも一方を、前記Y方向及びZ方向に直交するX方向に進退移動させるX方向進退移動手段と、
    を有し、前記第一のドリルと前記第二のドリルとを相対的に前記X方向及びY方向に移動させることで、前記第一のドリルと前記第二のドリルとの位置関係を、前記X方向に並設した位置とY方向に並設した位置との間で変更できるようにしたこと、
    を特徴とする形鋼用穿孔装置。
  2. 前記第一のドリル及び前記第二のドリルの少なくとも一方を保持し、保持した前記第一のドリル及び/又は前記第二のドリルを、駆動軸から偏心した位置に位置させるアームを有することを特徴とする請求項1に記載の形鋼用穿孔装置。
  3. 前記第一のドリル及び前記第二のドリルの少なくとも一方を保持する前記アームを、Z方向に設けられた軸を中心に回動させ、前記第一のドリル及び/又は前記第二のドリルを所定の回動角度位置で位置決めすることを特徴とする請求項2に記載の形鋼用穿孔装置。
  4. 前記X方向進退移動手段に代えて、前記第一のドリル及び前記第二のドリルの少なくとも一方を保持し、保持した前記第一のドリル及び/又は前記第二のドリルを、駆動軸から偏心した位置に位置させ、かつ、Z方向に設けられた軸を中心に回動自在させて所定の回動角度位置で位置決めするアームを設けたことを特徴とする請求項1に記載の形鋼用穿孔装置。
  5. 前記第一のドリル又は前記第二のドリルに隣接して配置された第三のドリルと、
    この第三のドリルをZ方向に進退移動させる第三のZ方向進退移動手段及びY方向に進退移動させる第三のY方向進退移動手段と、
    を有し、前記第三のドリルと前記第一のドリルとのX方向の間隙を調整できるように、X方向進退移動手段を前記第三のドリル又は前記第一のドリルのいずれか一方に設けるか、及び/又は
    前記第三のドリルを保持し、前記Z方向に設けられた軸を中心に回動させ、前記ドリルを所定の回動角度位置で位置決めするアームを設けたこと、
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の形鋼用穿孔装置。
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