JP2010113573A - コンテンツ分散保存システム、コンテンツ保存方法、サーバ装置、ノード装置、サーバ処理プログラム、及びノード処理プログラム - Google Patents

コンテンツ分散保存システム、コンテンツ保存方法、サーバ装置、ノード装置、サーバ処理プログラム、及びノード処理プログラム Download PDF

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Abstract


【課題】レプリカを保存しているノード装置へのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することが可能なコンテンツ分散保存システム、コンテンツ保存方法、ノード装置、及びノード処理プログラムを提供する。
【解決手段】ノード装置は、新たなコンテンツの複製データの保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得して保存すると、当該保存依頼に係るコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあるか否かを判断し、当該関連コンテンツがあると判断した場合には、当該関連コンテンツの複製データを保存しているノード装置を検索し、検索されたノード装置に対して、上記コンテンツ保存依頼情報を送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型の通信システムの技術分野に関する。
この種のピアツーピア型の通信システムにおいて、複数のコンテンツ(映画及び音楽データ等のコンテンツ)の複製データ(以下、「レプリカ」という)を複数のノード装置に分散して保存(配置)させ、各ノード装置間でレプリカを利用可能としたコンテンツ分散保存システムが知られており、これにより、対故障性やアクセスの分散性が高められている。このように分散保存されたレプリカの所在は、例えば特許文献1に開示されるような分散ハッシュテーブル(以下、DHT(Distributed Hash Table)という)を利用して効率良く検索可能になっている。当該DHTは、各ノード装置に記憶されており、当該DHTには、各種メッセージの転送先となるべき複数のノード装置を示すノード情報(例えば、IPアドレス及びポート番号を含む)が登録されている。
そして、コンテンツ分散保存システムに参加しているノード装置は、所望のコンテンツを取得する場合、当該コンテンツのレプリカの所在を検索(発見)するためのメッセージ(クエリ)を他のノード装置に送出する。これにより、当該メッセージは、上記DHTにしたがって、中継のノード装置により当該コンテンツのレプリカの所在の管理元のノード装置に向かって転送される。そして、上記メッセージを送出したノード装置は、最終的に当該メッセージが辿り着く上記管理元のノード装置から上記レプリカの所在を示す情報を取得することになる。これにより、上記メッセージを送出したノード装置は、上記検索に係るコンテンツのレプリカを保存しているノード装置にアクセスして当該レプリカをダウンロードすることができる。
特開2006−197400号公報
ところで、このようなコンテンツ分散保存システムにおいて、利用可能となった直後のコンテンツや、人気のあるコンテンツなどは、当該コンテンツのレプリカを保存しているノード装置へのアクセスが集中する。そのため、レスポンスが低下し、当該レプリカのダウンロードに時間がかかるという問題があった。また、当該レプリカのダウンロードにより通信回線が混雑するという問題もあった。
本発明は、以上の点等に鑑みてなされたものであり、レプリカを保存しているノード装置へのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することが可能なコンテンツ分散保存システム、コンテンツ保存方法、ノード装置、及びノード処理プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおける前記ノード装置であって、前記複製データを保存するための保存領域を有する保存手段と、他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信手段と、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記保存手段における保存領域に保存するコンテンツ保存手段と、前記保存依頼に係る新たなコンテンツに予め関連付けられているコンテンツであって既に各ノード装置間で利用可能となっている関連コンテンツがあるか否かを判断するコンテンツ判断手段と、前記新たなコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあると判断された場合には、当該関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を検索するノード検索手段と、前記検索された他のノード装置に対して前記新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を送信する保存依頼送信手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ノード装置は、新たなコンテンツの複製データの保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得して保存すると、当該保存依頼に係るコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあるか否かを判断し、当該関連コンテンツがあると判断した場合には、当該関連コンテンツの複製データを保存しているノード装置を検索し、検索されたノード装置に対して、上記コンテンツ保存依頼情報を送信するように構成したので、新たなコンテンツを利用(例えば視聴)する可能性の高いユーザのノードNnに当該新たなコンテンツの複製データを事前に保存(プレキャッシュ)しておくことができ、当該複製データを保存しているノード装置へのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のノード装置において、前記新たなコンテンツに複数の前記関連コンテンツが関連付けられている場合、前記ノード検索手段は、夫々の前記関連コンテンツに予め付与されたランク情報に基づいて、何れか一の前記関連コンテンツを選択し、当該選択した前記関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を検索することを特徴とする。
この発明によれば、新たなコンテンツを利用する可能性が高いノード装置に優先的にその複製データを保存させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のノード装置において、前記選択された前記一の関連コンテンツを保存している他のノード装置に対する前記コンテンツ保存依頼情報の送信から所定時間経過後に、前記ノード検索手段は、何れか他の前記関連コンテンツを選択し、当該選択した前記関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を検索することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のノード装置において、前記新たなコンテンツに複数の前記関連コンテンツが関連付けられている場合、前記ノード検索手段は、各前記関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を複数検索し、当該検索された複数の他のノード装置のうち、2以上の前記関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を選択し、前記保存依頼送信手段は、前記選択された他のノード装置に対して前記新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を送信することを特徴とする。
この発明によれば、新たなコンテンツを利用する可能性が高いノード装置に優先的にその複製データを保存させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のノード装置において、前記新たなコンテンツが2以上ある場合において、夫々の前記新たなコンテンツに同一の前記関連コンテンツが関連付けられている場合、何れかの前記新たなコンテンツから前記同一の関連コンテンツの関連付けを解除する関連付け解除手段を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、複数の新たなコンテンツの複製データをより効率良く分散させコンテンツ保存領域の保存容量を節約することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のノード装置において、前記関連付け解除手段は、前記関連付けられている前記関連コンテンツの数が多い方の前記新たなコンテンツから前記同一の関連コンテンツの関連付けを解除することを特徴とする。
この発明によれば、複数の新たなコンテンツの複製データをより一層効率良く分散させコンテンツ保存領域の保存容量を節約することができる。
請求項7に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおいて前記コンテンツの複製データを管理するサーバ装置であって、コンテンツ分散保存システムにおける複数のノード装置のうち、何れか一のノード装置を選定するノード選定手段と、新たなコンテンツの複製データと、当該新たなコンテンツに予め関連付けられているコンテンツであって既に各ノード装置間で利用可能となっている関連コンテンツを示す情報と、を前記選定されたノード装置に対して送信する関連コンテンツ情報送信手段と、前記新たなコンテンツが2以上ある場合において、夫々の前記新たなコンテンツに同一の前記関連コンテンツが関連付けられている場合、前記関連コンテンツを示す情報の送信前に、何れかの前記新たなコンテンツから前記同一の関連コンテンツの関連付けを解除する関連付け解除手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のサーバ装置において、前記関連付け解除手段は、前記関連付けられている前記関連コンテンツの数が多い方の前記新たなコンテンツから前記同一の関連コンテンツの関連付けを解除することを特徴とする。
請求項9に記載のノード処理プログラムの発明は、コンピュータを、請求項1乃至6の何れか一項に記載のノード装置として機能させることを特徴とする。
請求項10に記載のサーバ処理プログラムの発明は、コンピュータを、請求項7又は8に記載のサーバ装置として機能させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおいて、前記ノード装置は、前記複製データを保存するための保存領域を有する保存手段と、他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信手段と、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記保存手段における保存領域に保存するコンテンツ保存手段と、前記保存依頼に係る新たなコンテンツに予め関連付けられているコンテンツであって既に各ノード装置間で利用可能となっている関連コンテンツがあるか否かを判断するコンテンツ判断手段と、前記新たなコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあると判断された場合には、当該関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を検索するノード検索手段と、前記検索された他のノード装置に対して前記新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を送信する保存依頼送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおけるコンテンツ保存方法であって、前記ノード装置が、他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信工程と、前記ノード装置が、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記複製データを保存するための保存領域に保存するコンテンツ保存工程と、前記ノード装置が、前記保存依頼に係る新たなコンテンツに予め関連付けられているコンテンツであって既に各ノード装置間で利用可能となっている関連コンテンツがあるか否かを判断するコンテンツ判断工程と、前記ノード装置が、前記新たなコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあると判断された場合には、当該関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を検索するノード検索工程と、前記ノード装置が、前記検索された他のノード装置に対して前記新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を送信する保存依頼送信工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ノード装置は、新たなコンテンツの複製データの保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得して保存すると、当該保存依頼に係るコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあるか否かを判断し、当該関連コンテンツがあると判断した場合には、当該関連コンテンツの複製データを保存しているノード装置を検索し、検索されたノード装置に対して、上記コンテンツ保存依頼情報を送信するように構成したので、新たなコンテンツを利用(例えば視聴)する可能性の高いユーザのノードNnに当該新たなコンテンツの複製データを事前に保存(プレキャッシュ)しておくことができ、当該複製データを保存しているノード装置へのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、コンテンツ分散保存システムに本発明を適用した場合の実施形態である。
1.コンテンツ分散保存システムの構成及び動作概要
始めに、図1等を参照して、本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムの構成及び動作概要について説明する。
図1は、本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムにおける各ノード装置の接続態様の一例を示す図である。
図1の下部枠101内に示すように、IX(Internet eXchange)3、ISP(Internet Service Provider)4a,4b、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者(の装置)5a,5b、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者(の装置)6、及び通信回線(例えば、電話回線や光ケーブル等)7等によって、インターネット等のネットワーク(現実世界の通信ネットワーク)8が構築されている。なお、図1の例におけるネットワーク8には、データ(パケット)を転送するためのルータが、適宜挿入されているが図示を省略している。
このようなネットワーク8には、複数のノード装置(以下、「ノード」という)Nn(n=1,2,3・・・の何れか)が接続されている。また、各ノードNnには、固有の製造番号およびIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられている。そして、本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムSは、これらのノードNnのうち、図1の上部枠100内に示すように、何れか複数のノードNnの参加により形成されるピアツーピア方式のネットワークシステムとなっている。
なお、図1の上部枠100内に示すネットワーク9は、既存のネットワーク8を用いて形成された仮想的なリンクを構成するオーバーレイネットワーク9(論理的なネットワーク)である。かかるオーバーレイネットワーク9は、特定のアルゴリズム、例えば、DHTを利用したアルゴリズムにより実現される。そして、コンテンツ分散保存システムS(言い換えれば、オーバーレイネットワーク9)に参加している各ノードNnには、所定桁数からなる固有の識別情報であるノードIDが割り当てられている。また、当該ノードIDは、例えば、各ノードNnに個別に割り当てられたIPアドレス或いは製造番号を共通のハッシュ関数(例えば、SHA−1等)によりハッシュ化した値(例えば、bit長が160bit)であり、一つのID空間に偏りなく分散して配置されることになる。
なお、コンテンツ分散保存システムSへの参加は、参加していないノードNn(例えば、ノードN8)が、参加している任意のノードNn(例えば、当該システムSに常時参加しているコンタクトノード)に対して参加要求を示す参加メッセージを送信することによって行われる。
また、各ノードNnは、夫々、DHTを用いたルーティングテーブルを保持している。このルーティングテーブルは、コンテンツ分散保存システムS上における各種メッセージの転送先を規定しており、具体的には、ID空間内で適度に離れたノードNnのノードID、IPアドレス及びポート番号を含むノード情報が複数登録されている。
コンテンツ分散保存システムSに参加している1台のノードNnは、該システムSに参加している全てのノードNnのうち、必要最低限のノードNnのノード情報をルーティングテーブルに登録しておき、ノード情報を知らない(記憶していない)ノードNnについては、各ノードNn間で互いに各種メッセージを転送し合って届けてもらうようになっている。
このようなDHTを用いたルーティングテーブルについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
ところで、コンテンツ分散保存システムSにおいては、内容の異なる様々なコンテンツ(例えば、映画や音楽等)のレプリカが所定のファイル形式で複数のノードNnに分散して保存(格納)されており、各ノードNn間で当該レプリカを利用可能になっている。例えば、ノードN5には、タイトルがXXXの映画のコンテンツのレプリカが保存されており、一方、ノードN3には、タイトルがYYYの映画のコンテンツのレプリカが保存されるというように、複数のノードNn(以下、「コンテンツ保持ノード」という)に分散されて保存されている。
また、これらのコンテンツのレプリカには、夫々、コンテンツ名(タイトル)及びコンテンツID(コンテンツ毎に固有の識別情報)等の情報が付加されている。このコンテンツIDは、例えば、コンテンツ名+任意の数値(或いは、コンテンツデータの先頭数バイトでも良い)が、上記ノードIDを得るときと共通のハッシュ関数によりハッシュ化されて生成される(ノードIDと同一のID空間に配置)。或いは、システム管理者が、コンテンツ毎に一意のID値(ノードIDと同一ビット長)を付与しても良い。この場合は、コンテンツ名とそのコンテンツIDの対応が書かれたコンテンツカタログ情報が、全ノードNnに配布される。
また、このように分散保存されているコンテンツのレプリカの所在、つまり、当該レプリカを保存したノードNnのノード情報と当該コンテンツのコンテンツID等の組が含まれるインデックス情報が、当該コンテンツのレプリカの所在を管理しているノードNn(以下、「ルートノード」、又は「コンテンツ(コンテンツID)のルートノード」という)等により記憶(インデックスキャッシュに記憶)、管理されるようになっている。
つまり、コンテンツのレプリカを保存しているコンテンツ保持ノードのノード情報は、他のノードNnからの問い合わせに応じて提供可能なようにルートノードにより管理されている。
例えば、タイトルがXXXの映画のコンテンツのレプリカについてのインデックス情報は、そのコンテンツ(コンテンツID)のルートノードであるノードN4により管理され、タイトルがYYYの映画のコンテンツのレプリカについてのインデックス情報は、そのコンテンツ(コンテンツID)のルートノードであるノードN7により管理される。また、このようなルートノードは、例えば、コンテンツIDと最も近い(例えば、上位桁がより多く一致する)ノードIDを有するノードNnであるように定められる。
そして、あるノードNnのユーザが、所望するコンテンツのレプリカを取得したい場合、当該レプリカの取得を望むノードNn(以下、「ユーザノード」という)は、当該ユーザにより選択されたコンテンツのコンテンツID及び自己のIPアドレス等を含むコンテンツ所在問合せ(検索)メッセージ(クエリ)を生成し、これを自己のDHTを用いたルーティングテーブルにしたがって他のノードNnに対して送出する。つまり、ユーザノードは、コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージを、ルートノードに向けて(ルートノード宛に)送出する(ルートノードにコンテンツのレプリカの所在を問い合わせる)。これにより、コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージは、コンテンツIDをキーとするDHTルーティングによって最終的にルートノードに到着することになる。
なお、各ノードNnにおいてユーザにより選択されるべきコンテンツのコンテンツ名及びコンテンツID等の属性情報は、例えばコンテンツ提供サーバSAから全てのノードNnに配信されるコンテンツカタログ情報に記述されている。
また、上記コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージに含まれるコンテンツIDは、ユーザノードによって、コンテンツ名が上記共通のハッシュ関数によりハッシュ化されて生成されるようにしても良い。なお、DHTルーティングについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
上記コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージを受信したルートノードは、これに含まれるコンテンツIDに対応するインデックス情報をインデックスキャッシュから取得して、当該インデックス情報を、該コンテンツ所在問合せメッセージの送信元であるユーザノードに対して返信する。こうしてインデックス情報を取得したユーザノードは、当該インデックス情報に含まれるあるコンテンツ保持ノードのIPアドレス等に基づいて当該コンテンツ保持ノードにアクセスして、コンテンツ送信要求メッセージを送信し、そこからコンテンツのレプリカをダウンロード(取得)することが可能になる。
なお、ルートノードは、当該インデックス情報に含まれるIPアドレス等に示されたコンテンツ保持ノードに対してコンテンツ送信要求メッセージを送信し、これにより、ユーザノードは、上記コンテンツ保持ノードからそのレプリカをダウンロードすることもできる。また、上記ユーザノードは、コンテンツ所在問合せメッセージがルートノードに辿り着くまでの間に、当該ルートノードと同じインデックス情報をキャッシュしているキャッシュノードから当該インデックス情報を取得することもできる。
また、コンテンツ保持ノードから取得したコンテンツのレプリカを保存したユーザノードは、当該レプリカを保存したことをそのルートノードに知らせるために(言い換えれば、該システムSに参加している他のノードNnに対して公開するために)、当該レプリカのコンテンツID及び自己のノード情報が含まれるパブリッシュ(登録通知)メッセージを生成し、該パブリッシュメッセージを、そのルートノードに向けて(ルートノード宛に)送出する。
これにより、パブリッシュメッセージは、コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージと同じように、コンテンツIDをキーとするDHTルーティングによってルートノードに到着することになる。そして、該ルートノードは、受信したパブリッシュメッセージに含まれるノード情報及びコンテンツIDの組を含むインデックス情報を登録(インデックスキャッシュ領域に記憶)することになる。こうして、上記ユーザノードは、新たに、上記コンテンツのレプリカを保持するコンテンツ保持ノードとなる。
なお、上記パブリッシュメッセージに含まれるノード情報及びコンテンツIDの組を含むインデックス情報は、ルートノードに至るまでの転送経路におけるキャッシュノードにおいても登録(キャッシュ)される。
2.コンテンツ提供サーバSAの構成及び機能等
次に、図2を参照して、コンテンツ提供サーバSA(サーバ装置一例)の構成及び機能について説明する。
図2は、コンテンツ提供サーバSAの概要構成例を示す図である。
コンテンツ提供サーバSAは、図2に示すように、演算機能を有するCPU,作業用RAM,各種データおよびプログラム(本発明のサーバ処理プログラムを含む)を記憶するROM等から構成されたコンピュータとしての制御部11と、各種データ及び各種プログラム等を記憶保存するためのHD(ハードディスク)等から構成された記憶部12と、各種情報を表示するための表示部13と、管理者等からの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部11に対して与える入力部14と、ネットワーク8を通じてノードNn等との間の情報の通信制御を行うための通信部15と、を備えて構成され、これらは、バス16を介して相互に接続されている。なお、上記サーバ処理プログラムは、例えば、ネットワーク8上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしても良い。なお、コンテンツ提供サーバSAは、コンテンツ分散保存システムSに参加している幾つかのノードNnのノード情報を管理している。
記憶部12には、コンテンツ分散保存システムSに新たに投入予定の複数のコンテンツの情報が記述されたコンテンツ情報リストが記憶されている。このコンテンツ情報リストには、例えば、各コンテンツIDに対応付けられて評価値、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ(データ量)等が登録されている。コンテンツ情報リストへのコンテンツの情報の登録は、例えば管理者等により行われる。
ここで、評価値は、例えば特開2007−34630号公報にその算出方法が開示されるように予想アクセス数(言い換えれば、コンテンツの人気度)に応じた決定された値である。つまり、予想アクセス数が多いほど、評価値が高くなる。
公開日時は、例えば、各ノードNnにおいてコンテンツが利用可能となる日時を示している。例えば、この公開日時は、各ノードNnにおいて取得対象となるコンテンツをコンテンツカタログ情報上で選択可能となる日時である(公開日時までは、コンテンツカタログ情報上で選択できない)。
関連コンテンツ情報には、上記新たなコンテンツに、予め関連付けられているコンテンツであって既に各ノードNn間で利用可能となっている関連コンテンツがあるか否かを示す情報が含まれており、関連コンテンツがある場合、当該関連コンテンツ情報には、当該関連コンテンツのコンテンツIDが含まれている。
ここで、上記新たなコンテンツへの関連コンテンツの関連付けは、例えば、新たなコンテンツの提供元(例えば、配信ベンダー)により行われる。例えば、新たなコンテンツと内容が類似(提供元により判断)する別のコンテンツが、関連コンテンツとして関連付けられる。また、新たなコンテンツが、映画のコンテンツである場合、当該映画と同じ監督や主演の別の映画のコンテンツが、関連コンテンツとして関連付けられる。また、新たなコンテンツが、楽曲のコンテンツである場合、当該楽曲と同じアーティスト(例えば、歌手、演奏者)や作曲者の別の楽曲が、関連コンテンツとして関連付けられる。新たなコンテンツが、全数話完結のシリーズもののドラマの第2話のコンテンツである場合、第1話のコンテンツが、関連コンテンツとして関連付けられる。
また、新たなコンテンツに関連付けられる関連コンテンツは、1つであるとは限らず、複数の場合もあり、この場合、各関連コンテンツには、新たなコンテンツとの結びつきが強い順位付けを示すランク情報が付与されている。例えば、新たなコンテンツXに、3つの関連コンテンツA,B,Cが関連付けられている場合、関連コンテンツBには順位付け1位(最も新たなコンテンツとの結びつきが強い)を示すランク情報が付与され、関連コンテンツAには順位付け2位を示すランク情報が付与され、関連コンテンツCには順位付け3位を示すランク情報が付与されている。
このような構成において、制御部11は、CPUが記憶部12等に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、全体を統括制御し、本発明におけるノード選定手段、関連コンテンツ情報送信手段等として機能する。
具体的には、制御部11は、コンテンツ情報リストに登録されているコンテンツのうちから所定数のコンテンツ(例えば、公開日時が同じ又は近い)を選定し、さらに、投入先となるノードNnを選定する。そして、制御部11は、選定したコンテンツのレプリカの保存依頼を示す保存依頼メッセージ(コンテンツ保存依頼情報の一例)を送信し、当該ノードNnにより当該保存依頼に係るコンテンツの保存が許可された場合、当該保存依頼に係るコンテンツのレプリカを当該ノードNnに対して送信する。
なお、保存依頼メッセージには、保存依頼に係るコンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ等が含まれる。
3.ノードNnの構成及び機能等
次に、図3を参照して、ノードNnの構成及び機能について説明する。
図3は、ノードNnの概要構成例を示す図である。
各ノードNnは、図3に示すように、演算機能を有するCPU,作業用RAM,各種データ及びプログラムを記憶するROM等から構成された制御部21と、各種データ(例えば、コンテンツデータのレプリカ、インデックス情報、DHT等)及び各種プログラム等を記憶保存するためのHD(ハードディスク)等から構成された記憶部22と、受信されたコンテンツデータのレプリカ等を一時蓄積するバッファメモリ23と、コンテンツデータのレプリカに含まれるエンコードされたビデオデータ(映像情報)およびオーディオデータ(音声情報)等をデコード(データ伸張や復号化等)するデコーダ部24と、当該デコードされたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施しビデオ信号として出力する映像処理部25と、当該映像処理部25から出力されたビデオ信号に基づき映像表示するCRT,液晶ディスプレイ等の表示部26と、上記デコードされたオーディオデータをアナログオーディオ信号にD(Digital)/A(Analog)変換した後これをアンプにより増幅して出力する音声処理部27と、当該音声処理部27から出力されたオーディオ信号を音波として出力するスピーカ28と、ネットワーク8を通じて他のノードNnやコンテンツ管理サーバSAとの間の情報の通信制御を行うための通信部29と、ユーザからの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部21に対して与える入力部(例えば、キーボード、マウス、或いは、操作パネル等)30と、を備えて構成され、制御部21、記憶部22、バッファメモリ23、デコーダ部24、通信部29、及び入力部30はバス31を介して相互に接続されている。なお、ノードNnとしては、パーソナルコンピュータ、STB(Set Top Box)、或いは、TV受信機等を適用可能である。
また、記憶部22には、コンテンツのレプリカ、DHT、インデックス情報(インデックスキャッシュ領域に記憶)、及びコンテンツカタログ情報などが記憶されている。また、記憶部22において、コンテンツのレプリカを記憶保存しておくためのコンテンツ保存領域の容量(例えば、100ギガバイト)は、例えばユーザにより任意に設定可能になっている。
更に、記憶部22には、コンテンツ情報リストが記憶されている。かかるコンテンツ情報リストには、現に記憶部22にレプリカが記憶されているコンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ等が登録されている。
以上のような構成において、制御部21は、CPUが記憶部22等に記憶されたプログラム(本発明のノード処理プログラムを含む)を読み出して実行することにより、全体を統括制御し、コンテンツ分散保存システムSへの参加により上述したユーザノード、中継ノード、ルートノード、キャッシュノード、及びコンテンツ保持ノードの少なくとも何れか一つのノードとしての処理を行う。なお、上記ノード処理プログラムは、例えば、ネットワーク8上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしても良い。
更に、制御部21は、本発明における保存依頼受信手段、コンテンツ保存手段、コンテンツ判断手段、ノード検索手段、及び保存依頼送信手段等として機能する。
より具体的には、制御部21は、コンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードから、コンテンツ分散保存システムSにおいて公開前の新たなコンテンツのレプリカの保存依頼を示す保存依頼メッセージを受信する。そして、コンテンツ保存領域に当該保存依頼に係るコンテンツのレプリカを保存できるほどの空き容量が有る場合、制御部21は、上記保存依頼メッセージの送信元のコンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードから、上記保存依頼に係るコンテンツのレプリカを取得(ダウンロード)し、当該レプリカを記憶部22におけるコンテンツ保存領域に保存させる。一方、コンテンツ保存領域に当該保存依頼に係るコンテンツのレプリカを保存できるほどの空き容量が無い場合、制御部21は、当該保存依頼に係るコンテンツの評価値と、既にコンテンツ保存領域に保存済みのコンテンツの評価値とを比較し、当該保存依頼に係るコンテンツの評価値が大きいときは、最も評価値が小さいコンテンツのレプリカを削除した上で、当該保存依頼に係るコンテンツのレプリカを保存することになる。
更に、制御部21は、上記保存依頼に係る新たなコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあるか否かを、例えば保存依頼メッセージに含まれる関連コンテンツ情報を参照することにより判断し、当該関連コンテンツがあると判断した場合には、当該関連コンテンツのレプリカを保存しているコンテンツ保持ノードを検索する。かかる検索では、上述したコンテンツIDをキーとするDHTルーティングが用いられる。すなわち、制御部21は、当該関連コンテンツのコンテンツIDを含むコンテンツ所在問合せメッセージを、関連コンテンツのルートノードに向けて送出することにより、当該ルートノードから返信されたインデックス情報を取得する。かかるインデックス情報には、上記関連コンテンツのレプリカを保存している1又は複数のコンテンツ保持ノードのノード情報が含まれている。
そして、制御部21は、上記インデックス情報の取得により検索された1又は複数のコンテンツ保持ノードに対して、上記保存依頼に係る新たなコンテンツのレプリカの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼メッセージを送信する。そして、制御部21は、当該コンテンツ保存ノードにより当該保存依頼に係る新たなコンテンツの保存が許可された場合、当該保存依頼に係る新たなコンテンツのレプリカをコンテンツ保持ノードに対して送信する。これにより、新たなコンテンツを利用(例えば視聴)する可能性の高いノードNn(関連コンテンツのレプリカを保存しているノードNn)に当該新たなコンテンツのレプリカを事前に保存させることができる。
図4は、新たなコンテンツが保存される様子を示す図である。図4に示すように、コンテンツ提供サーバSAから新たなコンテンツのレプリカを取得したノードN1は、当該新たなコンテンツに関連付けられた関連コンテンツのルートノードからインデックス情報を得て、当該関連コンテンツのレプリカを保存しているノードN4及びN7に対して当該新たなコンテンツのレプリカを提供している。
ところで、上記保存依頼に係る新たなコンテンツに複数の関連コンテンツが関連付けられている場合、制御部21は、関連コンテンツ毎にそのレプリカを保存しているコンテンツ保持ノードを検索し、検索された各コンテンツ保持ノードに対して上記コンテンツ保存依頼メッセージを送信する。これによれば、新たなコンテンツのレプリカを事前に保存させるノードNnの数を増やすことができる。
或いは、制御部21は、夫々の関連コンテンツに予め付与されたランク情報に基づいて、何れか一の関連コンテンツ(例えば順位付けが最も高い1位の関連コンテンツ)を優先して選択し、当該選択した関連コンテンツのレプリカを保存しているコンテンツ保持ノードを検索し、検索されたコンテンツ保持ノードに対して上記コンテンツ保存依頼メッセージを送信する。これによれば、新たなコンテンツを利用する可能性が高いノードNnに優先的にそのレプリカを保存させることができる。
そして、制御部21は、上記選択された一の関連コンテンツのレプリカを保存しているコンテンツ保持ノードに対するコンテンツ保存依頼メッセージの送信から所定時間経過後に、何れか他の関連コンテンツ(例えば次に順位付けが高い2位の関連コンテンツ)を選択し、当該選択した関連コンテンツのレプリカを保存しているコンテンツ保持ノードを検索し、検索されたコンテンツ保持ノードに対して上記コンテンツ保存依頼メッセージを送信する。
また、上記保存依頼に係る新たなコンテンツに複数の関連コンテンツが関連付けられている場合、制御部21は、関連コンテンツ毎にそのレプリカを保存しているコンテンツ保持ノードを複数検索し、当該検索された複数のコンテンツ保持ノードのうち、2以上の関連コンテンツ(例えば、全ての関連コンテンツ)のレプリカを保存しているコンテンツ保持ノードを選択し、選択されたコンテンツ保持ノードに対して上記コンテンツ保存依頼メッセージを送信するように構成しても良い。これによれば、新たなコンテンツを利用する可能性が高いノードNnに優先的にそのレプリカを保存させることができる。つまり、新たなコンテンツに関連付けられた、より多くの関連コンテンツのレプリカを保存しているノードNnは、新たなコンテンツを利用する可能性が他のノードNnに比べて高くなる。
4.コンテンツ分散保存システムSの動作
次に、図5〜図9を参照して、コンテンツ分散保存システムSの動作について説明する。
図5は、コンテンツ提供サーバSAの制御部11における処理を示すフローチャートである。また、図6は、ノードNnの制御部21における処理を示すフローチャートであり、図7は、図6のステップS15におけるコンテンツ保存処理の詳細を示すフローチャートである。また、図8は、図7のステップS162又は図9におけるステップS174における関連コンテンツ保持ノードへのコンテンツ保存処理の詳細を示すフローチャートであり、図9は、図6のステップS17におけるコンテンツ保存依頼処理の詳細を示すフローチャートである。
図5の処理は、例えば、コンテンツ分散保存システムSに新たなコンテンツを投入する場合に管理者の指示にしたがって開始される。
図5が開始されると、先ず、コンテンツ提供サーバSAの制御部11は、コンテンツ情報リストに登録されたコンテンツのうちから投入対象となる所定数の新たなコンテンツを選定する(ステップS1)。
次いで、制御部11は、コンテンツ分散保存システムSに参加しているノードNnのうちから、新たなコンテンツの投入先となる複数のノードNnを例えばランダムに選定し、それらノードNnのノード情報を取得する(ステップS2)。
次いで、制御部11は、選定したノードNnのうちから一つ特定し(ステップS3)、特定したノードNnのノード情報に基づき当該ノードNnとの接続を確立して、上記投入対象となるコンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ等の情報を含む保存依頼メッセージを当該ノードNnに対して送信する(ステップS4)。
なお、複数の新たなコンテンツが選定された場合には、夫々のコンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ等の情報が保存依頼メッセージに含まれることになる。
次いで、制御部11は、送信した保存依頼メッセージに対して返信メッセージを受信すると(ステップS5:YES)、当該返信メッセージが保存許可メッセージであるか(保存許可であるか)否かを判別する(ステップS6)。
当該返信メッセージが保存許可メッセージである場合(ステップS6:YES)、制御部11は、投入対象となるコンテンツのレプリカを記憶部から取得し、当該レプリカを、返信メッセージの送信元のノードNnに対して送信し(ステップS7)、ステップS8に進む。一方、制御部11は、上記返信メッセージが保存許可メッセージでない場合(ステップS6:NO)、つまり、保存拒否メッセージである場合、当該コンテンツのレプリカの送信は行わずに、ステップS8に進む。
ステップS8では、上記ステップS2で選定された全てのノードNnが上記ステップS3で特定されたか否かを判別し、特定されていない場合には(ステップS8:NO)、制御部11は、ステップS3に戻り、未だ特定されていないノードNnを特定して上記と同様の処理を行う。一方、上記ステップS2で選定された全てのノードNnが特定された場合には(ステップS8:YES)、当該処理を終了する。
なお、このように投入されたコンテンツについて、その公開日時が来るまで所定期間毎に図5の処理を実行するように構成しても良い。
また、上記処理においては、返信メッセージが保存許可メッセージである場合に投入対象となるコンテンツのレプリカが、返信メッセージの送信元のノードNnに対して送信されるように構成したが、当該レプリカは保存依頼メッセージと共に当該ノードNnに対して送信されるように構成しても良い。
次に、図6の処理は、ノードNnにおいて電源オンがなされると開始され、先ず、制御部21は参加処理を行う(ステップS11)。当該参加処理においては、制御部21は、コンタクトノードとの接続を確立し当該コンタクトノードに対して参加メッセージを送信する。そして、当該制御部21は、コンタクトノード等から返信されてきた返信メッセージを受信すると、各返信メッセージに含まれるノード情報等を用いてDHTルーティングテーブルを生成する。
次いで、制御部21は、電源オフ指令があったか否かを判別し(ステップS12)、電源オフ指令がない場合には(ステップS12:NO)、ステップS13に進み、電源オフ指令があった場合には(ステップS12:YES)、脱退処理を行った後、図6の処理を終了する。
ステップS13では、制御部21は、コンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードから保存依頼メッセージを受信したか否かを判別し、受信した場合には(ステップS13:YES)、ステップS14に進み、受信していない場合には(ステップS13:NO)、ステップS16に進む。なお、受信された保存依頼メッセージに含まれるコンテンツID、評価値、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ等の情報は、一時的にRAMに記憶される。
ステップS14では、制御部21は、受信された保存依頼メッセージに示される保存依頼に係る新たなコンテンツのレプリカが既に記憶部22に記憶されているか否かを判別する。これは、例えば、受信された保存依頼メッセージに含まれるコンテンツIDがコンテンツ情報リストに登録されているか否かで判別される。
そして、保存依頼メッセージに示される保存依頼に係るコンテンツのレプリカが既に記憶部22に記憶されている場合には(ステップS14:YES)、制御部21は、ステップS16に進み、記憶されていない場合には(ステップS14:NO)、ステップS15に進む。
ステップS15では、制御部21は、コンテンツ保存処理(図7)を行う。このコンテンツ保存処理において、図7に示すように、先ず、制御部21は、保存依頼に係るコンテンツの評価値を例えば1/2に減らし(コンテンツが1つ複製され2つになるため、その分、評価値を分割する趣旨)、記憶部22におけるコンテンツ保存領域の空き容量(例えば、5ギガバイト)を認識し、当該コンテンツ保存領域に、保存依頼に係るコンテンツのサイズ以上の空き容量があるか否かを判別する(ステップS152)。そして、空き容量がない場合には(ステップS152:NO)、ステップS153に進み、空き容量がある場合には(ステップS152:YES)、ステップS155に進む。
ステップS153では、制御部21は、保存依頼に係るコンテンツの評価値(上記ステップS152の直前において1/2に減らされた評価値)と、既にコンテンツ保存領域に保存済みのコンテンツの評価値とを比較し、保存依頼に係るコンテンツの評価値より小さい保存済みのコンテンツがあるか否かを判別する。そして、保存依頼に係るコンテンツの評価値より小さい保存済みのコンテンツがある場合には(ステップS153:YES)、ステップS154に進み、そのような保存済みのコンテンツがない場合には(ステップS153:NO)、ステップS163に進む。
ステップS154では、制御部21は、コンテンツ保存領域に保存済みのコンテンツ(評価値比較が行われたコンテンツ)のうち評価値が最も小さいコンテンツのコンテンツIDを削除コンテンツリストに登録し、当該削除コンテンツリストに登録したコンテンツのサイズ(例えば、10ギガバイト)を上記空き容量(例えば、5ギガバイト)に加えて新たな空き容量として認識し、ステップS152に戻り、上記と同様の処理を行う。この場合、削除コンテンツリストに登録されたコンテンツの評価値は上記ステップS153において比較対象外となる。
そして、ステップS155では、制御部21は、削除コンテンツリストに登録されたコンテンツのレプリカをコンテンツ保存領域から削除(削除コンテンツリストに登録されていない場合には、当該処理をスキップ)し、当該コンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ等の情報をコンテンツ情報リストから削除する。
次いで、制御部21は、上記保存依頼メッセージの送信元のコンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードに対して、保存許可メッセージとしての返信メッセージを送信し(ステップS156)、当該コンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードから送信されてきた上記保存依頼に係るコンテンツのレプリカを受信し、これを記憶部22におけるコンテンツ保存領域に記憶、保存させる(ステップS157)。
次いで、制御部21は、保存されたコンテンツの評価値(上記ステップS152の直前において1/2に減らされた評価値)と、RAMに記憶されているコンテンツID、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ等の情報を新たにコンテンツ情報リストに登録する(ステップS158)。
次いで、制御部21は、保存されたコンテンツの保存依頼開始日時を算出し、当該算出した保存依頼開始日時と当該コンテンツのコンテンツIDとを対応付けて保存依頼コンテンツリストに登録する(ステップS159)。この保存依頼開始日時は、当該ノードNnが他のノードNnに対して上記保存依頼メッセージを送信する予定日時である。例えば、保存依頼開始日時は、現在日時から当該コンテンツの公開日時までの時間(公開準備期間)を当該コンテンツの評価値で徐算し、当該除算して得た値を現在日時に加算した日時である。つまり、コンテンツの評価値が高いほどこの日時が到来する期間が短くなる(詳しくは、例えば特開2007−34630号公報を参照)。
次いで、制御部21は、保存されたコンテンツのコンテンツID及び自ノードのノード情報が含まれるパブリッシュメッセージをルートノードに向けて送出する(ステップS160)。これにより、パブリッシュメッセージは上述したようにDHTルーティングによってルートノードに到着し、当該メッセージに含まれるノード情報及びコンテンツIDの組を含むインデックス情報が登録される。
なお、保存依頼メッセージに複数の新たなコンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ等の情報が含まれている場合、夫々のレプリカが保存されることになり、夫々の新たなコンテンツについて後述のステップS162の関連コンテンツ保持ノードへのコンテンツ保存依頼処理が行われることになる。
次いで、制御部21は、保存されたコンテンツの関連コンテンツ情報を参照して、これに関連付けられた関連コンテンツがあるか否かを判断し(ステップS161)、関連コンテンツがない場合には(ステップS161:NO)、図6の処理に戻り、関連コンテンツがある場合には(ステップS161:YES)、ステップS162に進む。
一方、ステップS163では、制御部21は、上記保存依頼メッセージの送信元のコンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードに対して、保存拒否メッセージとしての返信メッセージを送信する。
ステップS162の関連コンテンツ保持ノードへのコンテンツ保存依頼処理においては、図8に示すように、制御部21は、上記ステップS157で保存されたコンテンツに関連付けられた関連コンテンツのレプリカを保存しているコンテンツ保持ノード(以下、「関連コンテンツ保持ノード」という)のノード情報が記述された関連コンテンツ保持ノードリストがあるか否かを判別する(ステップS1621)。そして、関連コンテンツ保存ノードリストがある場合(既に作成していたか、或いは他のノードNnからレプリカと共に取得していた場合)には(ステップS1621:YES)、該関連コンテンツ保存ノードリストを記憶部22から取得して(ステップS1622)、ステップS1625に進み、関連コンテンツ保存ノードリストがない場合には(ステップS1621:NO)、ステップS1623に進む。
ステップS1623では、制御部21は、関連コンテンツ保持ノードの検索処理を行う。かかる検索処理において、例えば、制御部21は、上記ステップS157で保存されたコンテンツに関連付けられた関連コンテンツのコンテンツID及び自ノードのノード情報が含まれるコンテンツ所在問合せメッセージをルートノードに向けて送出する。これにより、コンテンツ所在問合せメッセージは上述したようにDHTルーティングによってルートノードに到着し、ルートノードは、これに含まれるコンテンツIDに対応するインデックス情報をインデックスキャッシュから取得して、これを検索結果情報として、該コンテンツ所在問合せメッセージの送信元であるノードNnに対して返信する。かかるインデックス情報には、上記関連コンテンツのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードのノード情報が記述されている。
ここで、上記ステップS157で保存されたコンテンツに複数の関連コンテンツが関連付けられている場合、上述したように、各関連コンテンツの関連コンテンツ保持ノードを検索する方法と、何れか一の関連コンテンツ(例えば順位付けが最も高い1位の関連コンテンツ)の関連コンテンツ保持ノードを検索する方法とがあり、どちらの方法を採用するかはユーザが任意に設定可能になっている。なお、各関連コンテンツの関連コンテンツ保持ノードを検索する方法においては、各関連コンテンツのルートノードに対してコンテンツ所在問合せメッセージが送出され、各ルートノードから検索結果情報としてのインデックス情報が得られることになる。
こうして、制御部21は、ルートノードから返信されてきた検索結果情報としてのインデックス情報を取得すると、かかるインデックス情報に基づき関連コンテンツ保持ノードリストを作成する(ステップS1624)。かかる関連コンテンツ保持ノードリストには、インデックス情報に記述されている関連コンテンツ保持ノードのノード情報が記述(登録)され、対応する関連コンテンツのコンテンツIDが付与される。なお、複数の関連コンテンツのインデックス情報が得られた場合、夫々の関連コンテンツ毎に関連コンテンツ保持ノードリストが作成される。
次いで、制御部21は、上記ステップS157で保存されたコンテンツの保存依頼先となる関連コンテンツ保持ノードを、上記取得又は作成された関連コンテンツ保持ノードリストから例えばランダム又は登録番号順に1又は複数選定する(ステップS1625)。
ここで、各関連コンテンツの関連コンテンツ保持ノードを検索する方法により、各関連コンテンツの関連コンテンツ保持ノードリストが作成された場合、例えば、夫々の関連コンテンツの関連コンテンツ保持ノードリストから例えば一つずつ関連コンテンツ保持ノードが選定される。
或いは、この場合、関連コンテンツの関連コンテンツ保持ノードリストの双方にノード情報が記述されている関連コンテンツ保持ノードが選定される。例えば、関連コンテンツAの関連コンテンツ保持ノードリストと、関連コンテンツBの関連コンテンツ保持ノードリストと、関連コンテンツCの関連コンテンツ保持ノードリストと、がある場合、全ての関連コンテンツ保持ノードリストに記述されている関連コンテンツ保持ノード(すなわち、関連コンテンツA,B,Cの夫々のレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノード)が選定される。又は、何れか2つの関連コンテンツ保持ノードリストに記述されている関連コンテンツ保持ノードが選定される。
そして、制御部21は、上記選定した関連コンテンツ保持ノードのノード情報に基づき当該関連コンテンツ保持ノードとの接続を確立して、上記ステップS157で保存されたコンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ等の情報を含む保存依頼メッセージを当該関連コンテンツ保持ノードに対して送信する(ステップS1626)。なお、ステップS1625にて複数の関連コンテンツ保持ノードが選定された場合、夫々の関連コンテンツ保持ノードに対して保存依頼メッセージが送信される。
次いで、制御部21は、上記選定した関連コンテンツ保持ノードのノード情報を関連コンテンツ保持ノードリストから削除する(ステップS1627)。これは、後の処理で関連コンテンツ保持ノードが重複して選定されるのを防ぐためである。
次いで、制御部21は、送信した保存依頼メッセージに対する返信メッセージを受信すると(ステップS1628:YES)、当該返信メッセージが保存許可メッセージであるか否かを判別する(ステップS1629)。
当該返信メッセージが保存許可メッセージである場合(ステップS1629:YES)、制御部21は、保存依頼に係る(つまり、上記ステップS157で保存された)コンテンツのレプリカを記憶部22から取得し、当該レプリカを、返信メッセージの送信元の関連コンテンツ保持ノードに対して送信し(ステップS1630)、ステップS1631に進む。ここで、制御部21は、当該保存依頼に係る関連コンテンツ保持ノードリストに記述された複数(例えば、100)の関連コンテンツ保持ノードのノード情報のうちの一部(例えば、登録番号の若い順に40)のノード情報を分割して、当該分割されたノード情報を含む関連コンテンツ保持ノードリストを上記レプリカと共に、返信メッセージの送信元の関連コンテンツ保持ノードに対して送信することが望ましい。これにより、当該レプリカを保存した関連コンテンツ保持ノードが、関連コンテンツ保持ノードの検索処理(ステップS1623)を行わなくてもよくなり、なおかつ、複数のノードNn間において同じ(重複して)関連コンテンツ保持ノードを選定することを回避することができる。なお、複数の関連コンテンツの関連コンテンツ保持ノードリストがある場合、例えば、関連コンテンツ保持ノードリスト毎に、一部のノード情報が分割され、夫々分割されたノード情報を含む各関連コンテンツ保持ノードリストが上記レプリカと共に送信されることになる。
一方、上記返信メッセージが保存許可メッセージでない場合(ステップS1629:NO)、つまり、保存拒否メッセージである場合、制御部21は、当該コンテンツのレプリカの送信は行わずに、ステップS1632に進む。
ステップS1631では、制御部21は、保存依頼に係る(つまり、上記ステップS157で保存された)コンテンツのレプリカの評価値を更新(例えば1/2に減らす)し、ステップS1632に進む。
ステップS1632では、制御部21は、上記保存依頼メッセージに対する返信メッセージを返信してこない関連コンテンツ保持ノードがあるか否かを判別し、当該関連コンテンツ保持ノードがある場合には(ステップS1632:YES)、ステップS1628に戻り上記と同様の処理を行う。一方、上記保存依頼メッセージが送信された全ての関連コンテンツ保持ノードからの返信メッセージの返信があった場合には(ステップS1632:NO)、ステップS1633に進む。
ステップS1633では、制御部21は、関連コンテンツ保持リストにノード情報が未だ記述されているか否かを判別し、記述されていない場合には(ステップS1633:NO)、上記保存依頼に係るコンテンツへの関連コンテンツの関連付けを解除し(ステップS1634)、図7の処理に戻り、記述されている場合には(ステップS1633:YES)、関連付けの解除を行うことなく、図7の処理に戻る。なお、関連コンテンツ毎に関連コンテンツ保持ノードリストがある場合、夫々の関連コンテンツ保持ノードリスト毎に当該ステップS1633の処理が行われる。
図6の処理に戻り、ステップS16では、制御部21は、保存依頼コンテンツリストを参照し、ここに登録された保存依頼開始日時が現在日時を経過したコンテンツがあるか否かを判別し、保存依頼開始日時が現在日時を経過したコンテンツがある場合には(ステップS16:YES)、ステップS17に進み、ない場合には(ステップS16:NO)、ステップS18に進む。
ステップS17では、制御部21は、コンテンツ保存依頼処理(図9)を行う。このコンテンツ保存依頼処理において、図9に示すように、制御部21は、先ず、コンテンツ情報リストを参照して、保存依頼開始日時が現在日時を経過したコンテンツの公開日時が、現在日時を経過しているか否かを判別する(ステップS171)。
そして、コンテンツの公開日時が現在日時を経過していない場合には(ステップS171:NO)、制御部21は、当該コンテンツを保存依頼対象とし、ステップS172に進み、経過している場合には(ステップS171:YES)、図6の処理に戻る。
ステップS172では、制御部21は、保存依頼コンテンツリストに登録された当該コンテンツの保存依頼開始日時を更新する。例えば、制御部21は、現在日時から当該コンテンツの公開日時までの時間を当該コンテンツの評価値で徐算し、当該除算して得た値を現在日時に加算して得た次の保存依頼開始日時により、保存依頼コンテンツリストに登録されている保存依頼開始日時を更新(上書き登録)する。
次いで、制御部21は、保存依頼に係るコンテンツの関連コンテンツ情報を参照して、これに関連付けられた関連コンテンツがあるか否かを判断し(ステップS173)、関連コンテンツがある場合には(ステップS173:YES)、ステップS174に進み、関連コンテンツがない場合には(ステップS173:NO)、ステップS175に進む。
ステップS174の関連コンテンツ保持ノードへのコンテンツ保存依頼処理においては、上述した図8の処理が行われる。なお、保存依頼開始日時が現在日時を経過したコンテンツが複数ある場合、夫々のコンテンツについて後述のステップS174の関連コンテンツ保持ノードへのコンテンツ保存依頼処理が行われる。
ここで、もし、当該コンテンツに関連付けられた関連コンテンツのうち何れか一の関連コンテンツ(例えば順位付けが最も高い1位の関連コンテンツ)の関連コンテンツ保持ノードリストのみが作成されており、かつ、当該関連コンテンツ保持ノードリストに登録されたノード情報が無くなり当該関連コンテンツの関連付けが解除されていた場合には、上述したステップS1623及びS1624の処理が行われ、次の関連コンテンツ(例えば順位付けが最も高い2位の関連コンテンツ)の関連コンテンツ保持ノードリストが作成されることになる。なお、図8のS1625〜S1634の処理は、上述した通りであるので、説明を省略する。
一方、図9のステップS175では、制御部21は、保存依頼先となる他のノードNnを例えばランダムに一つ選定し(過去に選定したノードNnを除く)、当該ノードNnのノード情報を取得する。例えば、インデックスキャッシュ領域にノード情報が記憶されているノードNnの中から、保存依頼先となるノードNnが選定される。或いは、過去に別のコンテンツのレプリカを提供してきたコンテンツ保持ノードのノード情報が記憶されていれば(ログ情報に残っていれば)、その中から保存依頼先となるノードNnが選定される。
次いで、制御部21は、選定したノードNnのノード情報に基づき当該ノードNnとの接続を確立して、上記保存依頼に係るコンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、関連コンテンツ情報、及びサイズ等の情報を含む保存依頼メッセージを当該ノードNnに対して送信する(ステップS176)。
次いで、制御部21は、送信した保存依頼メッセージに対する返信メッセージを受信すると(ステップS177:YES)、当該返信メッセージが保存許可メッセージであるか否かを判別する(ステップS178)。
当該返信メッセージが保存許可メッセージである場合(ステップS178:YES)、制御部21は、保存依頼に係るコンテンツのレプリカを記憶部22から取得し、当該レプリカを、返信メッセージの送信元のノードNnに対して送信し(ステップS179)、ステップS180に進む。一方、上記返信メッセージが保存許可メッセージでない場合(ステップS178:NO)、つまり、保存拒否メッセージである場合、制御部21は、当該コンテンツのレプリカの送信は行わずに、ステップS175に戻り、別のノードNnを選定し、上記と同様の処理を行う(例えば、一定数のノートNnから拒否された場合、図6の処理に戻る)。
ステップS180では、制御部21は、コンテンツ情報リストに登録されている当該保存依頼に係るコンテンツの評価値を更新(例えば1/2に減らす)し、図6の処理に戻る。
次に、図6のステップS18におけるその他の処理では、制御部21は、他のメッセージ(例えば、パブリッシュメッセージ、コンテンツ所在問合せメッセージ、コンテンツ送信要求メッセージ等)を受信したときの受信処理、ユーザ指示によるコンテンツ再生処理、ユーザ指示によるコンテンツ取得処理等が行われるが、これらの処理は公知であるの詳細説明は省略する。
なお、図6の処理においては、返信メッセージが保存許可メッセージである場合に保存依頼に係るコンテンツのレプリカが、返信メッセージの送信元のノードNnに対して送信されるように構成したが、当該レプリカは保存依頼メッセージと共に当該ノードNnに対して送信されるように構成しても良い。
また、上記処理において、コンテンツの公開日時が現在日時を経過している場合には(ステップS171:YES)、コンテンツ保存依頼メッセージを他のノードNnに送信しないように構成したが、コンテンツの公開日時が現在日時の経過後にも、所定時間間隔で上記ステップS173〜ステップS180の処理を行うように構成しても良い。
以上説明したように、上記実施形態によれば、ノードNnは、コンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードから、新たなコンテンツのレプリカの保存依頼に係るコンテンツのレプリカをダウンロードして保存すると、当該保存依頼に係るコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあるか否かを判断し、当該関連コンテンツがあると判断した場合には、当該関連コンテンツのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードを検索する。そして、当該ノードNnは、検索された関連コンテンツ保持ノードに対して、上記保存依頼に係るコンテンツのレプリカの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼メッセージを送信するように構成したので、新たなコンテンツを利用(例えば視聴)する可能性の高いユーザの関連コンテンツ保持ノードに当該新たなコンテンツのレプリカを事前に保存(プレキャッシュ)しておくことができ、当該レプリカを保存しているコンテンツ保持ノードへのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することができる(ネットワークが比較的混雑していない時間帯に送信しておくことができる)。また、自ノードのレスポンスを向上することができる。
また、上記保存依頼に係る新たなコンテンツに複数の関連コンテンツが関連付けられている場合、ノードNnは、関連コンテンツ毎にそのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードを検索し、検索された各関連コンテンツ保持ノードに対して上記コンテンツ保存依頼メッセージを送信するように構成すれば、新たなコンテンツのレプリカを事前に保存させるノードNnの数を増やすことができる。
また、上記保存依頼に係る新たなコンテンツに複数の関連コンテンツが関連付けられている場合、ノードNnは、夫々の関連コンテンツに予め付与されたランク情報に基づいて、何れか一の関連コンテンツ(例えば順位付けが最も高い1位の関連コンテンツ)を優先して選択し、当該選択した関連コンテンツのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードを検索し、検索された関連コンテンツ保持ノードに対して上記コンテンツ保存依頼メッセージを送信するように構成すれば、新たなコンテンツを利用する可能性が高いノードNnに優先的にそのレプリカを保存させることができる。
また、上記保存依頼に係る新たなコンテンツに複数の関連コンテンツが関連付けられている場合、ノードNnは、関連コンテンツ毎にそのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードを複数検索し、当該検索された複数の関連コンテンツ保持ノードのうち、2以上の関連コンテンツ(例えば、全ての関連コンテンツ)のレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードを選択し、選択された関連コンテンツ保持ノードに対して上記コンテンツ保存依頼メッセージを送信するように構成すれば、新たなコンテンツを利用する可能性が高いノードNnに優先的にそのレプリカを保存させることができる。
なお、上記実施形態において、例えば同時期に保存依頼される新たなコンテンツが2以上あり(例えば公開日時が同じ又は近いコンテンツ)、かつ、夫々の新たなコンテンツに同一の関連コンテンツが関連付けられている場合、当該関連コンテンツのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードに、上記2以上の新たなコンテンツの各レプリカが保存されることになり、コンテンツ分散の観点からも、コンテンツ保存資源(例えば、ハードディスク等)の観点からも好ましくない。したがって、このような場合、コンテンツ提供サーバSA又はノードNnは、新たなコンテンツ間で関連コンテンツが重複しないように重複防止処理を行うことが望ましい。例えば、コンテンツ提供サーバSA又はノードNnは、保存依頼メッセージを送信する前に(例えば、上記ステップS3の直前、上記ステップS162の直前、上記ステップS174の直前にて)、同一の関連コンテンツが関連付けられた新たなコンテンツのうち何れかの新たなコンテンツから同一の関連コンテンツの関連付けを解除(無視することも含む)する処理を行う。これにより、複数の新たなコンテンツのレプリカをより効率良く分散させコンテンツ保存領域の保存容量を節約することができる。
図10は、各新たなコンテンツへの関連コンテンツの関連付けの一例を示す概念図である。図10の例では、各新たなコンテンツW,X,Y,Zに関連付けられた各関連コンテンツには上述した順位付けを示すランク情報が付与されており、更に、各新たなコンテンツW,X,Y,Zにも新たなコンテンツの優先順位を示す優先順位情報が付与されている。
この場合、新たなコンテンツW,X,Yに夫々には、同じ関連コンテンツAが関連付けられているので、コンテンツ提供サーバSA又はノードNnは、優先順位が高いコンテンツWへの関連コンテンツAの関連付けを維持し、コンテンツX,Yへの関連コンテンツAの関連付けを解除する。また、新たなコンテンツX,Yに夫々には、同じ関連コンテンツEが関連付けられているので、コンテンツ提供サーバSA又はノードNnは、優先順位が高いコンテンツXへの関連コンテンツEの関連付けを維持し、コンテンツYへの関連コンテンツEの関連付けを解除する。また、新たなコンテンツW,Zに夫々には、同じ関連コンテンツBが関連付けられているが、コンテンツWに関連付けられた関連コンテンツBはランク情報が2位であり、コンテンツZに関連付けられた関連コンテンツBはランク情報が1位であるので、コンテンツ提供サーバSA又はノードNnは、優先順位情報よりもランク情報を優先し、コンテンツZへの関連コンテンツBの関連付けを維持し、コンテンツWへの関連コンテンツBの関連付けを解除する。
このような処理により、例えば新たなコンテンツWは、関連コンテンツAのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードと、関連コンテンツCのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードと、関連コンテンツDのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードと、に事前に保存(プレキャッシュ)される。また、新たなコンテンツXは、関連コンテンツEのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードと、関連コンテンツFのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードと、に事前に保存(プレキャッシュ)される。また、新たなコンテンツZは、関連コンテンツBのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードと、関連コンテンツGのレプリカを保存している関連コンテンツ保持ノードと、に事前に保存(プレキャッシュ)される。
ただし、この場合、新たなコンテンツYは、どの関連コンテンツ保持ノードにも保存されなくなってしまうので、これを回避するために、関連付けられている関連コンテンツの数が多い新たなコンテンツから同一の関連コンテンツの関連付けを解除するように構成すると良い。例えば、新たなコンテンツW,X,Yに夫々には、同じ関連コンテンツAが関連付けられているので、最も関連コンテンツの数が少ないコンテンツYへの関連コンテンツAの関連付けが維持され、関連コンテンツの数がコンテンツYより多いコンテンツW,Xへの関連コンテンツAの関連付けが解除される。これにより、複数の新たなコンテンツのレプリカをより効率良く分散させることができる。
また、上記実施形態において、新たなコンテンツのレプリカの全データをダウンロードするのではなく、当該レプリカの冒頭の一部のデータみをダウンロードするように構成しても良い。この場合、冒頭部分のデータの再生と平行して、残りの部分データ(冒頭以外のデータ)をダウンロードすれば良く、これにより、コンテンツ保存領域の保存容量を節約し、プレキャッシュするコンテンツ数を増やすことができ、ひいては、レプポンスの向上を図ることができる。
なお、上記実施形態におけるコンテンツ分散保存システムSは、DHTを利用したアルゴリズムによって形成されることを前提として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムにおける各ノード装置の接続態様の一例を示す図である。 コンテンツ提供サーバSAの概要構成例を示す図である。 ノードNnの概要構成例を示す図である。 新たなコンテンツが保存される様子を示す図である。 コンテンツ提供サーバSAの制御部11における処理を示すフローチャートである。 ノードNnの制御部21における処理を示すフローチャートである。 図6のステップS15におけるコンテンツ保存処理の詳細を示すフローチャートである。 図7のステップS162又は図9におけるステップS174における関連コンテンツ保持ノードへのコンテンツ保存処理の詳細を示すフローチャートである。 図6のステップS17におけるコンテンツ保存依頼処理の詳細を示すフローチャートである。 各新たなコンテンツへの関連コンテンツの関連付けの一例を示す概念図である。
符号の説明
8 ネットワーク
9 オーバーレイネットワーク
11 制御部
12 記憶部
13 表示部
14 入力部
15 通信部
16 バス
21 制御部
22 記憶部
23 バッファメモリ
24 デコーダ部
25 映像処理部
26 表示部
27 音声処理部
28 スピーカ
29 通信部
30 入力部
31 バス
Nn ノード
SA コンテンツ提供サーバ
S コンテンツ分散保存システム

Claims (12)

  1. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおける前記ノード装置であって、
    前記複製データを保存するための保存領域を有する保存手段と、
    他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信手段と、
    前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記保存手段における保存領域に保存するコンテンツ保存手段と、
    前記保存依頼に係る新たなコンテンツに予め関連付けられているコンテンツであって既に各ノード装置間で利用可能となっている関連コンテンツがあるか否かを判断するコンテンツ判断手段と、
    前記新たなコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあると判断された場合には、当該関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を検索するノード検索手段と、
    前記検索された他のノード装置に対して前記新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を送信する保存依頼送信手段と、
    を備えることを特徴とするノード装置。
  2. 請求項1に記載のノード装置において、
    前記新たなコンテンツに複数の前記関連コンテンツが関連付けられている場合、前記ノード検索手段は、夫々の前記関連コンテンツに予め付与されたランク情報に基づいて、何れか一の前記関連コンテンツを選択し、当該選択した前記関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を検索することを特徴とするノード装置。
  3. 請求項2に記載のノード装置において、
    前記選択された前記一の関連コンテンツを保存している他のノード装置に対する前記コンテンツ保存依頼情報の送信から所定時間経過後に、前記ノード検索手段は、何れか他の前記関連コンテンツを選択し、当該選択した前記関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を検索することを特徴とするノード装置。
  4. 請求項1に記載のノード装置において、
    前記新たなコンテンツに複数の前記関連コンテンツが関連付けられている場合、前記ノード検索手段は、各前記関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を複数検索し、当該検索された複数の他のノード装置のうち、2以上の前記関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を選択し、
    前記保存依頼送信手段は、前記選択された他のノード装置に対して前記新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を送信することを特徴とするノード装置。
  5. 請求項1に記載のノード装置において、
    前記新たなコンテンツが2以上ある場合において、夫々の前記新たなコンテンツに同一の前記関連コンテンツが関連付けられている場合、何れかの前記新たなコンテンツから前記同一の関連コンテンツの関連付けを解除する関連付け解除手段を更に備えることを特徴とするノード装置。
  6. 請求項5に記載のノード装置において、
    前記関連付け解除手段は、前記関連付けられている前記関連コンテンツの数が多い方の前記新たなコンテンツから前記同一の関連コンテンツの関連付けを解除することを特徴とするノード装置。
  7. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおいて前記コンテンツの複製データを管理するサーバ装置であって、
    コンテンツ分散保存システムにおける複数のノード装置のうち、何れか一のノード装置を選定するノード選定手段と、
    新たなコンテンツの複製データと、当該新たなコンテンツに予め関連付けられているコンテンツであって既に各ノード装置間で利用可能となっている関連コンテンツを示す情報と、を前記選定されたノード装置に対して送信する関連コンテンツ情報送信手段と、
    前記新たなコンテンツが2以上ある場合において、夫々の前記新たなコンテンツに同一の前記関連コンテンツが関連付けられている場合、前記関連コンテンツを示す情報の送信前に、何れかの前記新たなコンテンツから前記同一の関連コンテンツの関連付けを解除する関連付け解除手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  8. 請求項7に記載のサーバ装置において、
    前記関連付け解除手段は、前記関連付けられている前記関連コンテンツの数が多い方の前記新たなコンテンツから前記同一の関連コンテンツの関連付けを解除することを特徴とするサーバ装置。
  9. コンピュータを、請求項1乃至6の何れか一項に記載のノード装置として機能させることを特徴とするノード処理プログラム。
  10. コンピュータを、請求項7又は8に記載のサーバ装置として機能させることを特徴とするサーバ処理プログラム。
  11. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおいて、
    前記ノード装置は、
    前記複製データを保存するための保存領域を有する保存手段と、
    他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信手段と、
    前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記保存手段における保存領域に保存するコンテンツ保存手段と、
    前記保存依頼に係る新たなコンテンツに予め関連付けられているコンテンツであって既に各ノード装置間で利用可能となっている関連コンテンツがあるか否かを判断するコンテンツ判断手段と、
    前記新たなコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあると判断された場合には、当該関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を検索するノード検索手段と、
    前記検索された他のノード装置に対して前記新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を送信する保存依頼送信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ分散保存システム。
  12. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおけるコンテンツ保存方法であって、
    前記ノード装置が、他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信工程と、
    前記ノード装置が、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記複製データを保存するための保存領域に保存するコンテンツ保存工程と、
    前記ノード装置が、前記保存依頼に係る新たなコンテンツに予め関連付けられているコンテンツであって既に各ノード装置間で利用可能となっている関連コンテンツがあるか否かを判断するコンテンツ判断工程と、
    前記ノード装置が、前記新たなコンテンツに関連付けられている関連コンテンツがあると判断された場合には、当該関連コンテンツの複製データを保存している他のノード装置を検索するノード検索工程と、
    前記ノード装置が、前記検索された他のノード装置に対して前記新たなコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を送信する保存依頼送信工程と、
    を含むことを特徴とするコンテンツ保存方法。
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