JP2010113277A - 楽曲処理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の楽曲のうち演奏対象として指定された主楽曲の各素片の波形を表す楽音データを、他の楽曲の各素片の楽音データのうち主楽曲の素片と音楽的な特徴量が類似する素片の楽音データで置き換える際に、時間軸圧伸処理を施して時間長の調整を行いつつその置き換えを行う。時間軸圧伸のための手段として低音質高速な第1手段と高音質低速な第2手段とを用意し、楽曲の再生開始当初は、第1手段により時間軸圧伸を施した楽音データで置き換え、その後、第2手段により時間軸圧伸を施した楽音データによる置きかえに切り換える。
【選択図】図4
Description
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、複数の楽曲を素片単位で連結して新たな楽曲を生成する際に、各素片のつなぎ目で無音が生じたり、楽曲全体に亘ってのリズムが不自然になったりすることを回避する技術を提供することを目的としている。
(A:第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る楽曲処理装置100の構成を示すブロック図である。本形態の楽曲処理装置100は、複数の楽曲のうちから利用者により指定された一つの楽曲(以下「主楽曲」という)を、これら複数の楽曲のうちの他のもの(以下「副楽曲」という)を利用して加工し、このようにして生成される新たな楽曲を繰り返し再生する装置である。図1に示すように、この楽曲処理装置100は、制御装置10、記憶装置20、出力装置30、入力装置40および表示装置50を具備するコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)によって実現される。
このモードは、時間長の調整を行うことなく、楽音データAMiを楽音データASiで置き換えて出力するモードである。本実施形態では、入力装置40に対する操作によりループの繰り返し再生が指示されると、制御装置10は、再生指示生成部12による再生指示の生成を行い、このモードの処理を開始する。図4(A)は、ノーマルモードにおける処理の流れを示すフロー図である。図4(A)に示すように、このモードにおいては、まず、再生指示の示す素片の楽音データが素片読出部14によって順次記憶装置20から読み出され、複数のキャッシュメモリのうちの1つ(以下、第1のキャッシュメモリ)に書き込む処理(図4(A):ステップSA100)が実行される。ここで、記憶装置20から読み出した楽音データASiを上記第1のキャッシュメモリに蓄積するのは、一般に記憶装置20のデータ読み出し速度は低速であるため、一度記憶装置20から読み出された楽音データASiがループの繰り返し再生を行う過程で再度記憶装置20から読み出されるとすると、楽曲のリアルタイム再生に支障が生じる虞があるからである。
このモードは、第1のキャッシュメモリに読み出された楽音データASiに対してリアルタイム時間軸圧伸処理(図4では、リアルタイム圧伸処理と表記)を施しつつ出力するモードである。図4(B)は、リアルタイム処理モードにおける処理の流れを示すフロー図である。図4(B)と図4(A)とを比較すれば明らかように、リアルタイム処理モードにおいては、加工処理(ステップSA110)が施された楽音データに対して第1時間軸圧伸部16aによる時間軸圧伸処理(すなわち、リアルタイム圧伸処理:ステップSA115)を施した後に出力(ステップSA120)する点がノーマルモードにおける処理と異なる。
このモードは、楽音データASiに対する時間軸圧伸処理をリアルタイム時間軸圧伸処理からオフライン時間軸圧伸処理へ切り換える準備を行う動作モードである。本実施形態において、リアルタイム時間軸圧伸処理からオフライン時間軸圧伸処理へ即座に切り換えるのではなく、このような切り換え準備モードを経由する理由は、以下の通りである。すなわち、オフライン時間軸圧伸処理は、リアルタイム時間軸圧伸処理に比較して高音質な処理結果が得られるものの、演算量が多く、その処理速度が低速であるため、リアルタイム時間軸圧伸処理から即座にオフライン時間軸圧伸処理へ切り換えてしまうと、オフライン時間軸圧伸処理が間に合わず、楽曲のリアルタイム再生に支障が生じる虞があるからである。
図4(D)は、オフライン処理モードにおける処理の流れを示すフロー図である。このモードにおいては、切り換え準備モードにて第2のキャッシュメモリに蓄積された楽音データASi(すなわち、第2時間軸圧伸部16bによる時間軸圧伸処理が施された楽音データASi)を順次読出し、前述した加工処理(ステップSA110)を施して出力する処理が実行される。例えば、切り換え準備モードからオフライン処理モードへ切り換える直前に、リアルタイム時間軸圧伸処理を施して出力した楽音データが楽音データASmである場合には、このオフライン処理モードにおいては楽音データASm+1から順にキャッシュメモリから読み出して出力する処理が実行される。前述したように、オフライン時間軸圧伸処理により時間軸圧伸を施した場合には、リアルタイム時間軸圧伸処理による場合に比較して音質が向上する。
上述した第1実施形態では、主楽曲の各素片SMiの楽音データAMiを、複数の副楽曲の素片のうち素片SMiとの類似度が最も高い素片SSiの楽音データASiに適宜時間軸圧伸を施しつつ置き換えて出力した。しかしながら、このようにして順次出力される楽音データ列ASi、ASi+1、ASi+2・・・の各々は、同一の副楽曲にて互いに隣り合っていた素片に対応する楽音データであるとは限らず、素片SSi、SSi+1、SSi+2の各々のつなぎ目で音が急変するなどの不具合が起こり得る。
以上、本発明の第1および第2実施形態について説明したが、これらの実施形態に以下に述べる変形を加えても勿論良い。
(1)上述した各実施形態では、オフライン処理の実行を指示されてからそのオフライン処理が完了するまでの間は、リアルタイム時間軸圧伸処理を施した楽音データASiで楽音データAMiを置換し、そのオフライン処理が完了した時点でオフライン時間軸圧伸処理を施した楽音データASiによる置き換えに切り換えた。しかし、オフライン処理が完了した時点からの経過時点に応じて混合比RRを0から1まで次第に大きくしつつ、リアルタイム時間軸圧伸処理を施した楽音データASiとオフライン時間軸圧伸処理を施した楽音データASiとを1−RR:RRの比率でミキシングし、そのミキシング結果で楽音データAMiを置き換えるようにしても良い。このような態様によれば、リアルタイム時間軸圧伸処理とオフライン時間軸圧伸処理の変わり目を目立たなくすることができる、といった効果を奏する。
Claims (5)
- 楽曲を区分した各素片の波形を示す楽音データを記憶する記憶手段と、
再生すべき素片を指定する情報と再生時における素片の時間長とを指定する情報とを含む再生指示を生成する再生指示生成手段と、
前記再生指示により指定された素片の楽音データを前記記憶手段から読み出す読出手段と、
前記再生指示に応じて前記記憶手段から読み出された楽音データに対し、前記再生指示により指定された時間長の素片とするための第1の時間軸圧伸処理を施す第1の時間軸圧伸処理手段と、
前記再生指示に応じて前記記憶手段から読み出された楽音データに対し、前記再生指示により指定された時間長の素片とするための時間軸圧伸処理であって、前記第1の時間軸圧伸処理よりも演算量が多く、処理速度が遅い第2の時間軸圧伸処理を施す第2の時間軸圧伸処理手段と、
前記再生指示に応じて、前記第1の時間軸圧伸処理の結果得られる楽音データを出力し、その後、前記第1の時間軸圧伸処理の結果得られる楽音データの代わりに、前記第2の時間軸圧伸処理の結果得られる楽音データを出力するデータ出力手段と、
を有することを特徴とする楽曲処理装置。 - 前記再生指示手段は、再生すべき素片を連ねて得られる楽曲の再生テンポを指定させ、再生時における各素片の時間長を当該再生テンポに応じた一定の時間長とすることを特徴とする請求項1に記載の楽曲処理装置。
- 前記再生指示生成手段は、再生すべき素片の各々について再生時における当該素片の時間長を指定することを特徴とする請求項1に記載の楽曲処理装置。
- 前記読出手段は、前記再生指示に応じて前記記憶手段から読み出す楽音データの各々に、その楽音データの表す素片内でフェードアウトするエンベロープを付与する一方、当該楽音データが他の楽音データに後続して出力される場合には、当該楽音データの表す素片の手前からフェードインするエンベロープを付与することを特徴とする請求項1から3の何れか1に記載の楽曲処理装置。
- コンピュータ装置を、
楽曲を区分した各素片の波形を示す楽音データを記憶する記憶手段と、
再生すべき素片を指定する情報と再生時における素片の時間長とを指定する情報とを含む再生指示を生成する再生指示生成手段と、
前記再生指示により指定された素片の楽音データを前記記憶手段から読み出す読出手段と、
前記再生指示に応じて前記記憶手段から読み出された楽音データに対し、前記再生指示により指定された時間長の素片とするための第1の時間軸圧伸処理を施す第1の時間軸圧伸処理手段と、
前記再生指示に応じて前記記憶手段から読み出された楽音データに対し、前記再生指示により指定された時間長の素片とするための時間軸圧伸処理であって、前記第1の時間軸圧伸処理よりも演算量が多く、処理速度が遅い第2の時間軸圧伸処理を施す第2の時間軸圧伸処理手段と、
前記再生指示に応じて、前記第1の時間軸圧伸処理の結果得られる楽音データを出力し、その後、前記第1の時間軸圧伸処理の結果得られる楽音データの代わりに、前記第2の時間軸圧伸処理の結果得られる楽音データを出力するデータ出力手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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JP2008287605A JP5359203B2 (ja) | 2008-11-10 | 2008-11-10 | 楽曲処理装置およびプログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016218345A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | ヤマハ株式会社 | 音素材処理装置および音素材処理プログラム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003280664A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-10-02 | Yamaha Corp | 音楽波形のタイムストレッチ装置および方法 |
JP2008129135A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Yamaha Corp | 楽曲加工装置およびプログラム |
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2008
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