JP2010109721A - 画像処理装置および画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】使用制限を解除した機能が使用不可能になった場合に、同じ機能を有するもののその機能が使用制限されている他装置にて一時的に使用制限を解除し、他装置にてその機能を一時的に使用可能とする画像処理装置を提供する。
【解決手段】複合機Aは、解除情報を用いて使用制限を解除したオプション機能が異常の発生で使用不可能になったことを条件に、上記の解除情報を、使用不可能になったオプション機能と同じ機能を有するものの該機能が使用制限されている他の複合機Bにて該機能の使用制限を一時的に解除するための解除情報として、複合機Bに送信する。
【選択図】図8
【解決手段】複合機Aは、解除情報を用いて使用制限を解除したオプション機能が異常の発生で使用不可能になったことを条件に、上記の解除情報を、使用不可能になったオプション機能と同じ機能を有するものの該機能が使用制限されている他の複合機Bにて該機能の使用制限を一時的に解除するための解除情報として、複合機Bに送信する。
【選択図】図8
Description
本発明は、画像処理に係る機能に掛けられている使用制限を解除情報を用いて解除し使用可能とする画像処理装置および画像処理システムに関する。
コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能といった画像処理に係る複数の機能を備えた複合機などでは、各機能の作動プログラムを製造時に予め実装しておくが一部の機能はユーザが個別に選択して購入する有償のオプション機能としているものがある。
このようなオプション機能は、製造時(製品出荷時)は作動プログラムにソフトウェア的なプロテクトが掛けられていて使用が制限されている(作動プログラム起動不可⇒オプション機能無効状態)。ユーザが希望するオプション機能のライセンスを購入すると製造元から解除情報(ライセンスキー)が付与され、その解除情報が複合機に入力されて内部に予め記憶されている照合情報と一致すると、該当する作動プログラムのプロテクトが外されてオプション機能の使用制限が解除される(作動プログラム起動可能⇒オプション機能有効状態)。
解除情報の入力は、たとえば特許文献1に記載されているように、ユーザが端末からライセンス管理サーバにアクセスして発行を受けた解除情報を情報記憶装置に保存し、その情報記憶装置を複合機に接続するなどして行われる。さらに特許文献1には、上記の情報記憶装置に使用可能なライセンス数の情報と、ライセンス数分の解除情報を格納したリストなどを保持しておき、複合機へのライセンスの割り当ておよび複合機からのライセンスの返却をライセンス数の情報更新(増減)によって管理できるようにすることで、複合機の入れ替え時などに新旧の複合機間でライセンスを移行できるようにした技術も開示されている。
また特許文献2に記載されているように、半導体デバイスに解除情報を記憶した機能解除チップを製造元のサービスマンが複合機内に装着して入力するような方法もある。この場合は、オプション機能毎に解除情報(および照合情報)を共通にすることで解除情報の管理を容易にしているが、機能解除チップの偽造や解除情報の漏洩を防止して解除情報が他の複合機に不正使用されないようにするために、オプション機能の使用制限解除後(作動プログラムのプロテクト解除後)に機能解除チップ内の解除情報が自動的に消去されるようになっている。
複合機が複数使用される環境では、有償で提供されるオプション機能はコストやユーザによる複合機の使用形態などに応じて複合機毎に使用/不使用が個別に選択されることがある。このような場合に、特定のオプション機能を唯一有効にした複合機でそのオプション機能に係る故障や消耗品切れなどの異常が発生すると、他に複合機が存在していてもそのオプション機能は利用できなくなりユーザの不利益となる。
たとえば、2台使用するうちの一方の複合機Aは有償オプションのプリンタ機能が特許文献2による機能解除チップの装着によって有効にされており、他方の複合機Bは無効にされているような場合に、複合機Aで記録紙ジャムやトナーエンプティなどが発生すると、ユーザは複合機Aに起きたその異常が回復されるまでプリンタ機能を使用できなくなる。上述したように、機能解除チップは一度装着されて役割を果たすと、不正防止のために内部の解除情報が消去されるため、仮にユーザが複合機Aから取り外して複合機Bに装着したとしても、複合機Bのオプション機能を有効にすることはできない。そのため、ユーザはライセンス料金を支払って有効にしたプリンタ機能が一時的に使用できなくなってしまい不利益を被ることになる。
このような場合に、特許文献1の技術を用いて複合機間でライセンスを移行し、オプション機能の有効状態を異常の発生した複合機から他の複合機に移し替えるようなことが考えられる。しかし、ライセンスの移行やそれに伴う設定変更などを手動で行わなければならないため、作業が煩雑となる。さらに、オプション機能に係る異常が発生するたびにそのような作業を行わなければならないことは大変不便である。
また、複合機が多数のユーザに共同使用されるような環境では、現在は何れの複合機でオプション機能が使用できるのかを各ユーザに周知しないと混乱を招くおそれがある。たとえば、オプション機能が本来の複合機ではなく他の複合機で有効にされたこと、あるいは、異常が回復して本来の複合機で有効にされたことを認識していないユーザや、勘違いしたユーザなどが、その機能が無効となっている複合機でその機能を使おうとするような混乱が起こり得る。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、使用制限を解除した機能が使用不可能になった場合に、同じ機能を有するもののその機能が使用制限されている他装置にて一時的に使用制限を解除し、他装置にてその機能を一時的に使用可能とする画像処理装置および画像処理システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像処理に係る機能に掛けられている使用制限を解除するための解除情報が記憶される記憶部と、
出力部と、
制御部とを備え、
前記制御部は、前記解除情報を用いて使用制限を解除した前記機能が使用不可能になったことを条件に、前記解除情報を、前記使用不可能になった機能と同じ機能を有するものの該機能が使用制限されている他装置にて該機能の使用制限を一時的に解除するための解除情報として前記出力部から出力する
ことを特徴とする画像処理装置。
出力部と、
制御部とを備え、
前記制御部は、前記解除情報を用いて使用制限を解除した前記機能が使用不可能になったことを条件に、前記解除情報を、前記使用不可能になった機能と同じ機能を有するものの該機能が使用制限されている他装置にて該機能の使用制限を一時的に解除するための解除情報として前記出力部から出力する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、画像処理装置は画像処理に係る機能に掛けられている使用制限を解除情報を用いて解除することによりその機能を使用可能にする。この機能が使用不可能になったことを条件に解除情報を出力する。画像処理装置から出力された解除情報が上記の使用不可能になった機能と同じ機能を有するもののその機能が使用制限されている他装置に入力されると、他装置は、その機能(使用制限機能)の使用制限を解除情報を用いて一時的に解除し、一時的に使用可能とする。
他装置における使用制限機能の解除期間を一時的にする方法は、出力された解除情報が所定の条件を満たすと無効になるような規則(動作)を予め定めておくなどにより実現される。たとえば、使用制限を解除した機能が使用不可能となった本来の装置が解除情報の有効期限を示す期限情報を解除情報に付加して出力し、他装置が解除情報の入力後にその期限情報に基づいて解除情報を自動的に消去する。あるいは、他装置が上記の期限情報を保持しており、解除情報の入力後にその期限情報に基づいて解除情報を自動的に消去する、などが可能である。
これにより、使用制限を解除した機能が使用不可能になった場合に、同じ機能を有するもののその機能が使用制限されている他装置にて一時的に使用制限を解除し、他装置にてその機能を一時的に使用できるようになる。
[2]前記出力部は、他装置と通信する通信部を含み、
前記制御部による前記出力部からの前記解除情報の出力は、前記制御部による前記通信部を通じた前記他装置への前記解除情報の送信を含む
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
前記制御部による前記出力部からの前記解除情報の出力は、前記制御部による前記通信部を通じた前記他装置への前記解除情報の送信を含む
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
上記発明では、使用制限を解除した機能が使用不可能となった本来の装置から出力された解除情報が他装置に送信されて自動的に入力されるようになる。また、両装置間で通信できることにより、他装置における使用制限機能の一時的な使用制限の解除を通信によって行うことも可能になる。
たとえば、本来の装置が使用不可能な状態から回復されたことを他装置に通知し、この通知を受けた他装置が保持している解除情報を自動的に消去するようなことも可能になる。この場合は、他装置では本来の装置の使用不可能な状態が回復されるまで使用制限機能が使用可能となり、本来の装置の使用不可能な状態が回復されると自動的に使用制限機能が使用制限状態(使用不可)に戻る。
[3]前記制御部は、前記使用不可能になった機能に係るジョブが依頼された場合に、該ジョブと前記解除情報とを関連付け、前記他装置における前記機能の使用制限の解除が該ジョブに対してのみ有効となるようにして、前記関連付けた該ジョブと前記解除情報とを前記通信部を通じて前記他装置に送信し該ジョブを前記他装置に代行依頼する
ことを特徴とする[2]に記載の画像処理装置。
ことを特徴とする[2]に記載の画像処理装置。
上記発明では、他装置は使用制限を解除した機能が使用不可能となった本来の装置から、関連付けられたジョブと解除情報とを受信すると、その解除情報を用いて使用制限機能の使用制限を解除し、その機能を使用して上記ジョブを実行(代行)する。ジョブを終了すると、上記機能を使用制限状態に戻す。このように、他装置における使用制限機能の一時的な使用制限の解除は、ジョブ単位で行われるようになる。
[4]複数の他装置に対して予め優先順位が登録されており、
前記制御部は、前記通信部を通じて前記使用不可能になった機能が代行可能であるか否かを問い合わせて肯定回答を受けたうちの前記優先順位の最も高い他装置に前記送信を行う
ことを特徴とする請求項[2]または[3]に記載の画像処理装置。
前記制御部は、前記通信部を通じて前記使用不可能になった機能が代行可能であるか否かを問い合わせて肯定回答を受けたうちの前記優先順位の最も高い他装置に前記送信を行う
ことを特徴とする請求項[2]または[3]に記載の画像処理装置。
たとえば、使用制限を解除した機能が使用不可能になった場合に代行を依頼できる他装置が1台のみであると、その他装置の状態(停止中、他の動作中、異常発生中、機能未装備など)によっては代行不可となる可能性がある。
上記発明では、使用制限を解除した機能が使用不可能になった場合に代行を依頼できる他装置(代行機)を複数とすることで、代行不可となる可能性が低減される。
また、複数の他装置に対する優先順位を予め登録しておき、上記機能の代行は、上記機能が代行可能であるか否かを問い合わせて肯定回答を受けたうちの優先順位の最も高い他装置に依頼する。この優先順位は、たとえば、他装置による代行が行われた場合にユーザが自分にとって利用しやすい条件などにより任意に決めることができる。具体的には、各他装置の性能や設置場所などの条件で決めることができ、性能の高い他装置や、本来の装置と設置場所が近い他装置ほど優先順位を高くするなどが可能である。このような条件で優先順位を決めることにより、上記機能の代行は、ユーザにとってより利用しやすい他装置で行われるようになり好適である。
[5]前記出力部は、情報記憶装置が接続される接続部を含み、
前記制御部による前記出力部からの前記解除情報の出力は、前記接続部に接続された前記情報記憶装置への前記制御部による前記解除情報の記憶を含む
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
前記制御部による前記出力部からの前記解除情報の出力は、前記接続部に接続された前記情報記憶装置への前記制御部による前記解除情報の記憶を含む
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
上記発明では、使用制限を解除した機能が使用不可能となった本来の装置から出力された解除情報が情報記憶装置に記憶され、その情報記憶装置を介して他装置に入力される。たとえば、両装置が通信可能に接続されていない、あるいは、通信可能に接続されているが通信部や通信網の異常で通信不可になってしまった場合、あるいは、使用不可能となった機能が通信によって代行依頼できない機能であるような場合でも、本来の装置から出力された解除情報を他装置に入力できるようになる。
[6]第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とを有する画像処理システムにおいて、
前記第1の画像処理装置は、
画像処理に係る機能に掛けられている使用制限を解除するための解除情報と、前記機能と同じ機能を有するものの該機能が使用制限されている前記第2の画像処理装置の識別情報とが記憶される記憶部と、
表示部と、
前記解除情報を用いて使用制限を解除した前記機能が使用不可能になったことを条件に、前記解除情報と、前記識別情報と、前記第2の画像処理装置による受け付け有効期限を判定するための有効期限情報とを含む解除コードを生成して前記表示部に表示する制御部とを備え、
前記第2の画像処理装置は、
自機の識別情報が記憶される記憶部と、
前記解除コードを入力する入力部と、
前記入力された前記解除コードに含まれている前記識別情報が前記自機の識別情報と一致し、かつ、前記解除コードに含まれている前記有効期限情報に基づいて前記解除コードが受け付け有効期限内であると判定した場合に、前記解除コードに含まれている前記解除情報を用いて、前記第1の画像処理装置で使用不可能になった機能と同じ機能に掛けられている使用制限を一時的に解除する制御部とを備える
ことを特徴とする画像処理システム。
前記第1の画像処理装置は、
画像処理に係る機能に掛けられている使用制限を解除するための解除情報と、前記機能と同じ機能を有するものの該機能が使用制限されている前記第2の画像処理装置の識別情報とが記憶される記憶部と、
表示部と、
前記解除情報を用いて使用制限を解除した前記機能が使用不可能になったことを条件に、前記解除情報と、前記識別情報と、前記第2の画像処理装置による受け付け有効期限を判定するための有効期限情報とを含む解除コードを生成して前記表示部に表示する制御部とを備え、
前記第2の画像処理装置は、
自機の識別情報が記憶される記憶部と、
前記解除コードを入力する入力部と、
前記入力された前記解除コードに含まれている前記識別情報が前記自機の識別情報と一致し、かつ、前記解除コードに含まれている前記有効期限情報に基づいて前記解除コードが受け付け有効期限内であると判定した場合に、前記解除コードに含まれている前記解除情報を用いて、前記第1の画像処理装置で使用不可能になった機能と同じ機能に掛けられている使用制限を一時的に解除する制御部とを備える
ことを特徴とする画像処理システム。
上記発明では、第1の画像処理装置は画像処理に係る機能に掛けられている使用制限を解除情報を用いて解除することによりその機能を使用可能とする。この機能が使用不可能になったことを条件に、解除情報と、上記機能と同じ機能を有するもののその機能が使用制限されている第2の画像処理装置の識別情報と、第2の画像処理装置による受け付け有効期限を判定するための有効期限情報とを含む解除コードを生成して表示する。
第1の画像処理装置に表示された解除コードが第2の画像処理装置に入力されると、第2の画像処理装置は、解除コードに含まれている識別情報が自機の識別情報と一致し、かつ、解除コードに含まれている有効期限情報に基づいて解除コードが受け付け有効期限内であると判定した場合に、解除コードに含まれている解除情報を用いて、第1の画像処理装置で使用不可能になった機能と同じ機能に掛けられている使用制限を一時的に解除し、その機能(使用制限機能)を一時的に使用可能とする。
第2の画像処理装置における使用制限機能の解除期間を一時的にする方法は、[1]と同様に、出力された解除情報が所定の条件を満たすと無効になるような規則(動作)を予め定めておくなどして実現できる。
これにより、第1の画像処理装置で使用制限を解除した機能が使用不可能になった場合に、同じ機能を有するもののその機能が使用制限されている第2の画像処理装置(他装置)にて一時的に使用制限を解除し、第2の画像処理装置にてその機能を一時的に使用できるようになる。
また、[5]と同様に、両装置が通信可能に接続されていない、あるいは、通信可能に接続されているが通信部や通信網の異常で通信不可になってしまった場合、あるいは、使用不可能となった機能が通信によって代行依頼できない機能であるような場合でも、第1の画像処理装置から出力された解除情報(解除コードに含まれて表示部に表示されることにより出力された解除情報)を第2の画像処理装置に入力できるようになる。
また、この構成では解除コードは第2の画像処理装置のみで有効であるため、第2の画像処理装置以外への不正使用は防止される。また、第2の画像処理装置による受け付け有効期限を設けることで、たとえば第2の画像処理装置に同一の解除コードを複数回入力して、使用制限機能に対する使用制限の解除回数を不正に多くしたり、解除期間を不正に長期化したりするようなことも防止される。
本発明によれば、使用制限を解除した機能が使用不可能になった場合に、同じ機能を有するもののその機能が使用制限されている他装置にて一時的に使用制限を解除し、他装置にてその機能を一時的に使用することができる。
したがって、ユーザが有償で使用制限を解除した機能が異常の発生で使用不可能になった場合などに、その機能を他装置で一時的に使用できるようになり、ユーザの受ける不利益を低減できるようになる。また、他装置が備える機能の使用制限解除は、その機能が使用可能な本来の装置で使用不可能になってしまっている期間内などの一時的なものであるため、その機能を有償で提供する提供者側の損失も抑えられる。
また、上記機能が使用可能な本来の装置では、使用不可能な状態が回復されると自動的にその機能が使用できるようになり、他装置では同機能に対する一時的な使用制限の解除期間が終了すると自動的にその機能が使用できなくなる。このように、本来の装置における機能の使用復帰や他装置における機能の使用制限復帰は自動的に行われるため、ユーザがそれらの煩雑な作業を強いられるようなこともなく利便性が向上する。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置としての複合機10(MFP;Multi Function Peripheral/Multi Function Printer)における制御系の構成をブロック図で示している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置としての複合機10(MFP;Multi Function Peripheral/Multi Function Printer)における制御系の構成をブロック図で示している。
複合機10は、原稿を読み取ってその複製画像を記録紙に印刷して出力するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末やサーバなどへ転送したりするスキャン機能、外部端末から受信した印刷データに基づいてラスタライズして得た画像を記録紙に印刷して出力するプリンタ機能、公衆回線網を通じて外部機器と画像(画像データ)をファクシミリで送受信するファクシミリ機能(FAX機能)、複合機10の内部に保存する画像データの機密性を高めるために暗号化を施す暗号化機能などを備えている。
これらの機能の中でコピー機能は標準機能であり、その他の機能はユーザが個別に選択して購入する有償のオプション機能となっている。各機能の作動プログラムは、複合機10の製造時に全て実装されて予め搭載されている。ただし、オプション機能の作動プログラムにはソフトウェア的なプロテクトが掛けられて使用が制限されている(作動プログラム起動不可⇒オプション機能無効状態)。
オプション機能を使用する場合、ユーザは希望するオプション機能のライセンスを購入して製造元から解除情報(ライセンスキー)の発行を受ける。この解除情報が複合機10に入力されて内部に予め記憶されている照合情報と一致すると、該当する作動プログラムのプロテクトが外されてオプション機能の使用制限が解除され、そのオプション機能が使用可能となる(作動プログラム起動可能⇒オプション機能有効状態)。
また複合機10は、解除情報を用いて使用制限を解除したオプション機能が異常の発生で使用不可能になったことを条件に、上記の解除情報を、使用不可能になったオプション機能と同じ機能を有するものの該機能が使用制限されている他の複合機10(たとえば、同シリーズの機種など)にて該機能の使用制限を一時的に解除するための解除情報として出力する機能を備えている。
図1に示すように、複合機10は、当該複合機10の動作を統括制御する制御部としてのCPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)11にローカルバス12を介して、フラッシュROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、操作パネル制御部15と、画像スキャン部17と、画像処理部18と、画像出力部19と、ネットワークI/F部20と、ファクシミリ部21などが接続されて構成されている。操作パネル制御部15の配下には操作パネル16が接続されている。CPU11には更に、I2Cバスのようなシリアルバス22を介して不揮発メモリ40が接続されている。
フラッシュROM13は、CPU11が実行するプログラム、各種の固定データ、自機のシリアル番号やID(Identification)やIP(Internet Protocol)アドレスなどを記憶している書き替え可能かつ電源がオフされても記憶が保持されるメモリ(不揮発メモリ)である。
RAM14は、CPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリとして使用される。さらに、画像スキャン部17で読み取られた原稿の画像データや、外部端末から受信した印刷データや、ファクシミリ部21で受信した画像データなどを一時的に格納する画像メモリとしても使用される。
操作パネル16は、操作画面、設定画面、情報の入力画面や登録画面などの各種の画面を表示したり、複合機10の機能に係る操作、設定、情報の入力や登録などの各種の手動操作を受け付けたりする機能を果たす。操作パネル16は、液晶ディスプレイと、その表面を覆うタッチパネルと、その他の操作スイッチとで構成されている。操作パネル制御部15は、操作パネル16の動作を制御する機能を果たす。
画像スキャン部17は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。たとえば、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動機構と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路などを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D(Analog to Digital)変換され、デジタルの画像データとして出力される。
画像処理部18は画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を施す機能を果たす。また、外部端末から依頼された印刷における印刷データ(ベクタ形式のイメージデータ)に対してラスタライズ処理を施す機能を果たす。
画像出力部19は、入力された画像データに対応する画像を記録紙に形成して出力する機能を果たす。たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置などを備え、電子写真プロセスによって記録紙上に画像を形成するレーザープリンタなどとして構成される。
ネットワークI/F部20は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて外部端末やサーバなどと通信する機能を果たす。ファクシミリ部21は、ファクシミリ機能を備えた外部機器と公衆回線網を通じて通信する機能を果たす。
不揮発メモリ40は、オプション機能に掛けられている使用制限を解除するための解除情報41やそのオプション機能を特定するための特定情報42などを記憶する機能を果たし、たとえば、複合機10の内部に取り外し不能に装着されている。
解除情報41は、ライセンス購入されたオプション機能を有効状態(使用可能状態)にするために製造元がユーザに対して発行(付与)するライセンスキーであり、該当するオプション機能の使用制限を解除するために、複合機10内に予め記憶されている照合情報と比較照合される。特定情報42は、ライセンス購入により使用可能とされた(追加された)オプション機能を示す情報であり、本実施の形態では、「スキャン機能」、「プリンタ機能」、「ファクシミリ機能」、「暗号化機能」などを示す情報である。さらに不揮発メモリ40には、後述する代行機登録情報も記憶される。
不揮発メモリ40への解除情報41と特定情報42の記憶は、たとえば、複合機10がカスタマイズ販売(個別仕様販売)される場合の出荷時に行われたり、納品時にサービスマンによって行われたりする。カスタマイズ販売とは、ユーザが複合機10の注文時に、追加するオプション機能を併せて注文し、そのオプション機能が使用可能な状態にされて複合機10がユーザに納品される販売形態である。また、ユーザが複数のオプション機能を追加した場合は、オプション機能毎に特定情報42と解除情報41とが対応付けられて記憶される。
このように、複合機10は内蔵の不揮発メモリ40に解除情報41が記憶されていることで、解除情報41が既に入力された状態となっている。
また不揮発メモリ40は、複合機10の納品後におけるオプション機能の追加(バージョンアップ)などに対応できるよう、ソケットを介して別途装着できる機能解除チップとして構成するようにしてもよい。機能解除チップの場合は、可搬性の情報記憶媒体(情報記憶装置)で構成され、ソケットを介して装着可能な不揮発メモリの他に、マイコンチップ(DIP(Dual Inline Package)タイプのワンチップマイコン)などで構成するようにしてもよい。
機能解除チップは、ユーザによる使用先でサービスマンにより複合機10の内部に装着される。このような機能解除チップを使用する場合には、機能解除チップを複合機10内に装着したときに複合機10内への解除情報41の入力が行われることになる。
また、解除情報および照合情報の管理を容易にするために、全ての複合機10でオプション機能毎に解除情報および照合情報を共通にするような場合には、機能解除チップの偽造や解除情報の漏洩を防止して解除情報が他の複合機10に不正使用されないよう、機能解除チップが取り外されるとチップ内の情報を自動的に消去するなどの仕組みを取り入れることが望ましい。
上記の不揮発メモリ40は、シリアルバス22を介してCPU11に接続されていることにより、ローカルバス12に接続されている他の内部機器とは独立してCPU11と通信できるようになっている。
フラッシュROM13には、上述した自機のシリアル番号やIDなどの他に、複合機10の標準機能であるコピー機能の作動プログラムと(図示省略)、オプション機能であるスキャン機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、暗号化機能などの各々の作動プログラムとが格納されており、さらに照合情報51a、51bが記憶されている。
図1では、オプション機能の作動プログラムを機能A用作動プログラム50aおよび機能B用作動プログラム50bとして例示している。このオプション機能の作動プログラムは、ソフトウェア的なプロテクトが掛けられて起動できないようにされている。
照合情報51a、51bは、オプション機能の作動プログラムに掛けられているプロテクトを外してオプション機能を有効状態にするために、不揮発メモリ40から取得した解除情報41との比較照合に用いられる情報である。本例では、照合情報51aは機能A用作動プログラム50aに対応しており、照合情報51bは機能B用作動プログラム50bに対応している。
CPU11は、判定手段31と、解除手段32としての機能も有している。判定手段31は、不揮発メモリ40から取得した解除情報41と、特定情報42により特定される機能に対応する照合情報51a、51bとが一致するか否かを判定し、その判定結果を解除手段32に出力する役割を担う。また、不揮発メモリ40からの情報取得の失敗や、解除情報41と照合情報51a、51bとの不一致が起きた場合に、CPU11に解除情報41などの再取得を要請して上記の判定動作を規定回数繰り返す。
解除手段32は、判定手段31から入力される判定結果に基づいて、対象となるオプション機能(追加されたオプション機能)の作動プログラムに掛けられているプロテクトを保持または解除する役割を担う。詳細には、特定情報42により特定されるオプション機能に対し、判定手段31から不一致の判定結果が入力された場合はプロテクトを保持する。一致の判定結果が入力された場合はプロテクトを解除する。
作動プログラムに掛けられているプロテクトが保持されると、作動プログラムの起動不可が継続されてオプション機能の無効状態が継続される。作動プログラムに掛けられているプロテクトが解除されると、作動プログラムは起動可能とされてオプション機能が有効状態に切り替えられ、そのオプション機能の作動プログラムをCPU11が起動して実行できるようになる。
次に、複合機10の動作について説明する。
図2および図3は、複合機10がオプション機能の使用制限を解除するときの動作を示している。詳細には、図2はCPU11が判定手段31として機能し判定動作を行う場合を示しており、図3はCPU11が解除手段32として機能し解除動作を行う場合を示している。ここでは、プリンタ機能を例に説明する。
図2に示すように、不揮発メモリ40には「プリンタ機能」を示す特定情報42aと、プリンタ機能のライセンスキーを示す、たとえば「0X16」などの解除情報41aとが記憶されている。
フラッシュROM13には、プリンタ機能用作動プログラム50aや暗号化機能用作動プログラム50bなどが格納されていてそれぞれプロテクトが掛けられており、さらにプリンタ機能用作動プログラム50aに対応するプリンタ機能用照合情報51aや暗号化機能用作動プログラム50bに対応する暗号化機能用照合情報51bなども記憶されている。プリンタ機能用照合情報51aは解除情報41aと同一の「0X16」などであり、暗号化機能用照合情報51bは「1Y29」などである。
複合機10の主電源がオンにされると、CPU11は不揮発メモリ40から解除情報41aと特定情報42aとを読み出して取得する(Q1)。判定手段31は、取得した特定情報42aにより特定したプリンタ機能に対応するプリンタ機能用照合情報51aをフラッシュROM13から読み出して(Q2)、解除情報41aとプリンタ機能用照合情報51aとが一致するか否かを判定し、この判定結果を解除手段32に入力する(Q3)。本例の場合は、両情報が一致しているとの判定結果が入力される。
上記の判定結果が入力された解除手段32は、図3に示すように、特定情報42aにより特定したプリンタ機能に対応する作動プログラムであるプリンタ機能用作動プログラム50aに掛けられているプロテクトを解除する(Q4)。これにより、CPU11がプリンタ機能用作動プログラム50aを起動して実行できるようになり、プリンタ機能は使用制限が解除されて有効状態に切り替えられる。
また複合機10は、暗号化機能用作動プログラム50bなども内蔵しているが、対応する解除情報(「1Y29」など)が不揮発メモリ40に記憶されていないためプロテクトが解除されず、暗号化機能などは使用できない状態となっている。
次に、有効状態にされたオプション機能が異常の発生で使用不可能となった場合に、その複合機10が他の複合機10に機能の代行を要求・依頼する動作について説明する。なお、オプション機能の異常は、たとえばプリンタ機能であれば、トナーエンプティなどの消耗品切れ、記録紙ジャムなどのユーザが回復できる故障、定着エラーなどのサービスコールによる早急な回復が見込めない故障などが挙げられる。
図4および図5は、複合機10を複数備えた画像処理システムにおける上記動作の概要を示している。具体的には、図4は同じシリーズの2台の複合機A(10a)および複合機B(10b)がネットワーク2を介して接続された画像処理システム3における上記動作の通信内容を示しており、図5は同じシリーズの3台の複合機A(10a)、複合機B(10b)、複合機C(10c)がネットワーク2を介して接続された画像処理システム5における上記動作の通信内容を示している。
本実施の形態では、何れの場合も複合機Aのみが解除情報41を有していてオプション機能が有効状態にされており、他の複合機は解除情報41を有しておらずオプション機能が無効状態にされている。
図4に示す画像処理システム3では、複合機10aにはオプション機能の代行機として複合機10bが予め登録されている。本システムでは、複合機10aは、オプション機能を使用したジョブの実行中にそのオプション機能に係る異常が発生したり、オプション機能に異常が発生している状態でそのオプション機能を使用するジョブの指示(投入)を受けたりすると、予め登録されている複合機10bにオプション機能を使用したジョブの代行を要求する(P1)。
複合機10bは、内蔵されたオプション機能に掛けられている使用制限を解除すればジョブが代行できる場合には、代行要求元の複合機10aに対してオプション機能が使用できる旨の使用確認を応答する(P2)。複合機10aは、複合機10bからその応答を受けると、複合機10bに対してオプション機能の解除情報41とジョブを送信し、ジョブの代行を依頼する(P3)。解除情報41は、ここでは共に送信されるジョブに対してのみ有効な一時的(ワンタイム)な情報として送信される。
複合機10bは、複合機10aから受信した解除情報41を用いて内蔵のオプション機能に掛けられている使用制限を解除し、複合機10aから受信したジョブを複合機10aの代わりに実行する。ジョブの代行を終えると、複合機10aに対してジョブの代行が終了した旨のジョブ終了を通知し(P4)、そのジョブと解除情報41を消去する。解除情報41を消去した複合機10bでは、オプション機能の使用制限が復帰されて使用不可となる。
複合機10aは、複合機10bからジョブ終了の通知を受けると、ジョブが複合機10bで代行された旨をジョブを指示したユーザに報知する。
図5に示す画像処理システム5では、複合機10aにはオプション機能の代行機として複合機10bと複合機10cが予め登録されている。また代行機の優先順位は、複合機10bが1番目で複合機10cが2番目に登録されている。
本システムでは、複合機10aは、オプション機能に係る異常が発生してその機能を使用したジョブを実行できない場合に、先ず、代行機としての優先順位が1番目である複合機10bにオプション機能を使用したジョブの代行を要求する(P1)。
複合機10bは、故障などで内蔵のオプション機能に掛けられている使用制限を解除してもジョブが代行できない場合には、代行要求元の複合機10aに対してジョブの代行不可能を応答する(P2)。複合機10aは、複合機10bからその応答を受けると、代行機としての優先順位が2番目である複合機10cにオプション機能を使用したジョブの代行を要求する(P3)。
複合機10cが内蔵のオプション機能に掛けられている使用制限を解除すればジョブが代行できる場合には、本システムにおける複合機10aと複合機10cとで、図4で説明した画像処理システム3における複合機10aと複合機10bと同様に、複合機10cから複合機10aへの使用確認の応答と(P4)、複合機10aから複合機10cへの解除情報41とジョブの送信によるジョブの代行依頼と(P5)、複合機10cによるジョブの代行および複合機10aへのジョブ終了の通知とが行われる(P6)。そして、複合機10cではジョブと解除情報41が消去されてオプション機能の使用制限が復帰され、使用不可となる。複合機10aは、複合機10cでジョブが代行された旨をジョブを指示したユーザに報知する。
また、複合機10aから複合機10bや複合機10cへの解除情報の送信には、機密性を確保するためにSSL(Secure Sockets Layer)などの周知の暗号化プロトコルが使用される。これにより、第三者によるネットワーク2上での解除情報41の閲覧による漏洩が防止される。
図6および図7は、図5で説明した画像処理システム5の動作を詳細に示している。ここでは、オプション機能として、図2および図3で説明したプリンタ機能を例に説明する。
図6に示すように、複合機10aは、不揮発メモリ40に「プリンタ機能」を示す特定情報42aと、プリンタ機能の解除情報41a(「0X16」など)と、代行機登録情報43とが記憶されている。
代行機登録情報43は、複合機10aにおけるオプション機能の異常発生時にその機能を代行する代行機に関する情報である。この代行機に関する情報は、詳細については以下に説明する、代行機の識別情報、IPアドレス、優先順位、代行可能機能などである。
ユーザまたは管理者などは、複合機10aの上記代行機となる他の複合機10を予め決定し、その複合機10に関する情報を操作パネル16を通して登録する。登録可能な代行機の台数は複数台とされており、ユーザまたは管理者などは、複合機10a以外に使用している複合機10の台数に応じて、1台乃至複数台の代行機を決定し登録することができる。
ここでは、以下の3つのケースを例に、代行機に関する情報の詳細について説明する。
・ケース1:代行機を1台とし、かつ、代行させる機能を1つまたは複数にする状況にて、その1つまたは複数の機能を有しているものの使用制限が掛けられている1台の複合機10を代行機に決定する場合
・ケース2:代行機を複数台とし、かつ、代行させる機能を1つまたは複数にする状況にて、その1つまたは複数の機能を有しているものの使用制限が掛けられている複数台の複合機10を代行機に決定する場合
・ケース3:代行機を複数台とし、かつ、代行させる機能を複数にする状況にて、その複数の機能を全て有していない(少なくとも1つは有している)複合機10を代行機に含ませる場合
・ケース2:代行機を複数台とし、かつ、代行させる機能を1つまたは複数にする状況にて、その1つまたは複数の機能を有しているものの使用制限が掛けられている複数台の複合機10を代行機に決定する場合
・ケース3:代行機を複数台とし、かつ、代行させる機能を複数にする状況にて、その複数の機能を全て有していない(少なくとも1つは有している)複合機10を代行機に含ませる場合
たとえば、ケース1において登録される情報は、代行機に決定した複合機10の識別情報と、IPアドレスなどである。識別情報は、たとえば、上記複合機10のシリアル番号やID(ユーザまたは管理者などが付与した管理用のID)などであり、そのうちの少なくとも1つが識別情報として登録される。操作パネル16を通して登録された複合機10の識別情報とIPアドレスなどは、関連付けられて不揮発メモリ40に記憶される。
ケース2において登録される情報は、代行機に決定した複合機10の識別情報(シリアル番号やIDなど)と、IPアドレスと、代行を依頼する優先順位などである。優先順位は、たとえば、代行が行われた場合にユーザにとって利用しやすい条件などを基準にして任意に決めることができる。具体的には、各複合機10の性能や設置場所などの条件で決めることができ、性能の高い複合機10や、代行依頼元の複合機10aと設置場所が近い複合機10ほど優先順位を高くするなどが可能である。操作パネル16を通して登録された各複合機10の識別情報と、IPアドレスと、優先順位などは、複合機10毎に関連付けられて不揮発メモリ40に記憶される。
ケース3では、ケース2で説明した識別情報、IPアドレス、優先順位などの他に、代行させる複数の機能のうち、その複合機10が有していて使用制限が掛けられている機能を代行可能機能として登録できるようにする、あるいは、その複合機10が有していない機能を代行不可能機能として登録できるようにする。操作パネル16を通して登録された各複合機10の識別情報と、IPアドレスと、優先順位などと、上記の代行可能機能または代行不可能機能とは、複合機10毎に関連付けられて不揮発メモリ40に記憶される。
なお、上記の代行可能機能や代行不可能機能は、ケース1やケース2の場合にも登録できるように構成してもよい。
このように、ユーザまたは管理者などが複合機10aの操作パネル16を通して代行機に関する情報を登録すると、その登録内容を示す代行機登録情報43が不揮発メモリ40に記憶される。
複合機10aはプリンタ機能の解除情報41aを有することで、前述したように(図2および図3参照)、主電源オンによる起動時にフラッシュROM13に格納されているプリンタ機能用作動プログラム50aのプロテクトが解除情報41aを用いて解除され、起動後にプリンタ機能が使用可能な状態で動作する。
複合機10bと複合機10cは、プリンタ機能の使用制限が解除されていないため使用できない状態となっている。詳細には、不揮発メモリ40にプリンタ機能の特定情報42aおよび解除情報41aが記憶されておらず、主電源オンによる起動時にプリンタ機能用作動プログラム50aのプロテクトが解除されないため、プリンタ機能が使用不可能な状態で動作する。
上記の複合機10aと、複合機10bと、複合機10cとは、各々のネットワークI/F部20がネットワーク2に接続されており、ネットワーク2を介して相互に通信可能とされている。
本例の場合は図5で説明したように、複合機10aには事前に複合機B(10b)が優先順位1番目の代行機で複合機C(10c)が優先順位2番目の代行機として登録されている。また本例は、代行機に決定された2台の複合機10b、10cが何れもプリンタ機能を有しており(使用制限状態)、上述したケース2に該当する。すなわち、代行機を複数台とし、かつ、代行させる機能を1つ(または複数)にするなかで、その1つ(または複数)の機能を有しているものの使用制限が掛けられている複数台の複合機10(10b、10c)を代行機に決定した場合に該当する。
このような画像処理システム5において、たとえば、複合機10aの画像出力部19が異常で動作不能となり、複合機10aはプリンタ機能が使用不可能になった状態で外部端末からプリントジョブの投入を受けると(印刷データの受信)、不揮発メモリ40に記憶されている代行機登録情報43に基づいて代行機にプリントジョブの代行を要求・依頼する動作を行う。
たとえば、上述したケース1のように、代行機となる複合機の登録台数が1台である場合には、その複合機のみにプリントジョブが代行可能であるか否かを問い合わせ(代行要求)、肯定回答を受けた場合にプリントジョブの代行を依頼する(代行依頼)。
ケース2のように、代行機となる複合機の登録台数が複数台である場合には、優先順位に従ってプリントジョブが代行可能であるか否かを問い合わせ、肯定回答を受けた複合機にプリントジョブの代行を依頼する。
ケース3の場合も同様に、代行機となる複数の複合機に対し、優先順位に従ってプリントジョブが代行可能であるか否かを問い合わせ、肯定回答を受けた複合機にプリントジョブの代行が依頼される。ただし、このケース3の場合には、複数台の複合機のうち、プリント機能が代行可能機能として登録されていない複合機、または、プリント機能が代行不可能機能として登録されている複合機は、上記プリントジョブの代行要求対象から外される。
本例の場合は、図5で説明したように、複合機10aは優先順位1番目の複合機10bにプリントジョブの代行を要求し(図5のP1)、複合機10bから否定回答となる代行不可能の応答を受けると(図5のP2)、続いて優先順位2番目の複合機10cにプリントジョブの代行を要求する(図5のP3)。
複合機10cから肯定回答となる使用確認の応答を受けると(図5のP4)、図7に示すように、複合機10aは不揮発メモリ40に記憶されている解除情報41aと特定情報42aとを、SSLなどの暗号化プロトコルを使用しネットワーク2を通じて複合機10cに送信する。さらに、先に送信した解除情報41aおよび特定情報42aと関連することを示す情報を付加したプリントジョブ44をネットワーク2を通じて複合機10cに送信し、代行を依頼する(図5のP5)。
複合機10cは、複合機10aから受信した特定情報42aにより特定したプリンタ機能に対応するプリンタ機能用照合情報51aをフラッシュROM13から読み出し、複合機10aから受信した解除情報41aとプリンタ機能用照合情報51aとが一致するか否かを判定する。判定結果は一致となり、複合機10cではフラッシュROM13に格納されているプリンタ機能用作動プログラム50aのプロテクトが解除され、プリンタ機能の使用制限が解除されて有効状態に切り替えられる。
複合機10cは、複合機10aから受信したプリントジョブ44を有効状態となったプリンタ機能を使用して代わりに実行し、その代行を終えると複合機10aに対してプリントジョブ44の代行が終了した旨を通知し(図5のP6)、プリントジョブ44と、解除情報41aおよび特定情報42aを消去する。これにより、複合機10cではプリンタ機能の使用制限が復帰されて使用不可となる。
複合機10aは、複合機10cからプリントジョブ44の代行終了の通知を受けると、プリントジョブ44が複合機10cで代行された旨をプリントジョブ依頼元のユーザの外部端末に通知するなどして報知する。
図8は、ジョブの代行依頼元となる上記の複合機A(10a)と、その代行機となる複合機B(10b)、または、複合機C(10c)、複合機D(10d)・・・によるジョブの代行動作の流れを示している。
複合機Aは、有効状態にされているオプション機能に異常が発生し、その機能を使用するジョブの投入を受けた場合などにジョブの代行を要求・依頼する本処理を開始する(Start)。
上記のオプション機能を代行する代行機が登録されていない場合には(ステップS101;No)、操作パネル16にジョブを実行できない旨のエラー表示を行い(ステップS108)、本処理を終了する(End)。また、外部端末から依頼されたプリントジョブなどの場合は、その外部端末に対してプリントジョブを実行できない旨のエラー通知を行い、本処理を終了する(End)。
代行機が登録されている場合には(ステップS101;Yes)、複合機Aはその代行機となる複合機(たとえば「複合機B」)にジョブの代行を要求する(ステップS102)。複数の代行機とその優先順位が登録されている場合には、優先順位1番目の代行機となる複合機(たとえば「複合機B」)にジョブの代行を要求する。
ジョブの代行を要求した複合機から代行不可能の応答を受けた場合は(ステップS103;No)、次の優先順位の代行機となる複合機が登録されているか否かを確認する(ステップS107)。登録されている場合には(ステップS107;Yes)、ステップS102に戻って以下同様の動作を行う。登録されていない場合には(ステップS107;No)、ステップS108へ移行して以下同様の動作を行う。
ジョブの代行を要求した複合機から代行可能の応答を受けた場合は(ステップS103;Yes)、その複合機に該当するオプション機能の解除情報および特定情報とジョブを送信し、ジョブの代行を依頼する(ステップS104)。
続いて、ジョブの代行を依頼した複合機からそのジョブの正常終了の通知を受けずに代行不可の通知を受けた場合は(ステップS105;No)、ステップS107へ移行して以下同様の動作を行う。ジョブの代行を依頼した複合機からそのジョブの正常終了の通知を受けた場合は(ステップS105;Yes)、ジョブが代行された複合機の表示を行い(ステップS106)、本処理を終了する(End)。また、外部端末から依頼されたプリントジョブなどの場合は、その外部端末に対してプリントジョブの代行先となる複合機の通知を行い、本処理を終了する(End)。
代行機となる複合機B、または複合機C、複合機D・・・は、起動中はジョブの代行要求・依頼に対して応答・実行する本処理を割り込み処理によって実行し(Start)、ジョブの代行要求を受けるか否かを監視する(ステップS111;No〜ステップS111のループ)。
ジョブの代行要求を受けると(ステップS111;Yes)、該当するオプション機能が使用制限されているものの異常などがなく、解除情報を取得できれば動作可能であるか否かを判断する(ステップS112)。
動作不可能である場合は(ステップS112;No)、ジョブの代行要求元となる複合機Aにジョブ代行不可能を送信して否定回答の応答を行い(ステップS113)、本処理を終了する(End)。動作可能である場合は(ステップS112;Yes)、複合機Aにジョブ代行可能を送信して肯定回答の応答を行う(ステップS114)。
続いて、複合機Aから該当するオプション機能の解除情報および特定情報と、代行を依頼されたジョブを受信すると(ステップS115)、特定情報により特定したオプション機能に対応する照合情報を内蔵のフラッシュROM13から選択し、解除情報とその照合情報が一致するか否かを判定する(ステップS116)。
判定結果が不一致となった場合は(ステップS116;No)、複合機Aにジョブ代行不可を送信して代行を依頼されたジョブを実行(代行)できなかった旨を通知する(ステップS121)。その後、保持している解除情報および特定情報と代行を依頼されたジョブを消去して(ステップS123)、本処理を終了する(End)。
判定結果は一致となったが(ステップS116;Yes)、該当するオプション機能がこの時点で使用できなくなっている場合は(ステップS117;No)、ステップS121へ移行して以下同様の動作を行う。
判定結果は一致となり(ステップS116;Yes)、該当するオプション機能がこの時点で使用できる場合は(ステップS117;Yes)、解除情報を用いて該当するオプション機能の使用制限を解除する(ステップS118)。これにより、このオプション機能が使用可能となる。
続いて、上記のオプション機能を使用して、複合機Aから受信したジョブを実行(代行)する(ステップS119)。このジョブを正常に終了できなかった場合は(ステップS120;No)、ステップS121へ移行して以下同様の動作を行う。
また、上記のジョブを正常に終了できた場合は(ステップS120;Yes)、複合機Aにジョブ正常終了を送信して代行を依頼されたジョブが正常に終了できた旨を通知する(ステップS122)。その後、保持している解除情報および特定情報と代行を依頼されたジョブを消去して(ステップS123)、本処理を終了する(End)。
なお、本実施の形態では複合機Aが使用不可能になったオプション機能に係るジョブの代行要求を優先順位の高い代行機から順番に行い、肯定回答を受けた代行機を代行依頼先に決定するようにしているが、複数登録されている代行機に対するジョブの代行要求と代行依頼先決定の手順はこれに限らない。たとえば、複数登録されている代行機に対して同時にジョブの代行要求を行い、肯定回答を受けた代行機のうち優先順位の最も高い代行機を代行依頼先に決定するような手順としてもよい。
このように、本実施の形態に係る複合機10では、内蔵のオプション機能に掛けられている使用制限が解除情報41を用いて解除されて使用可能となり、そのオプション機能が異常の発生で使用不可能になったことを条件に解除情報41を出力する。この解除情報41が上記の使用不可能になったオプション機能と同じ機能を有するもののその機能の使用が制限されている他の複合機10に入力されると、その複合機10では、該当するオプション機能(使用制限機能)の使用制限が解除情報41を用いて一時的に解除され、一時的に使用可能となる。
これにより、ユーザが特定の複合機10にて有償で使用制限を解除したオプション機能が異常の発生で使用不可能になった場合などに、そのオプション機能の使用が制限されている他の複合機10(予め登録されている代行機)で一時的に使用できるようになり、ユーザの受ける不利益が低減されるようになる。
また、他の複合機10が備えるオプション機能の一時的な使用制限の解除はジョブ単位で行われ、本来の複合機10が異常から回復してオプション機能が使用できるようになれば、他の複合機10は本来の複合機10からジョブ単位でオプション機能の使用制限解除を受けなくなる。このように、オプション機能の使用制限が解除されている複合機10(本来の複合機10)と、使用制限が解除されていない複合機10(他の複合機10)とで、オプション機能の重複的な使用は起こらないため、オプション機能を有償で提供する提供者側(複合機10の製造元)の損失も抑えられる。
また、本来の複合機10は、オプション機能が異常の発生で使用不可能になった場合にそのオプション機能に係るジョブの代行要求・依頼を自動的に行い、異常が回復されると自動的にオプション機能が使用できるようになる。他の複合機10は、本来の複合機10から依頼されたジョブを代行するときのみオプション機能の使用制限が自動的に解除されて一時的に使用可能となり、ジョブの代行を終了するとオプション機能の使用制限が自動的に復帰されて使用不可能となる。
このように、本来の複合機10におけるオプション機能の使用復帰や他の複合機10におけるオプション機能の使用制限解除および復帰は全て自動的に行われるため、ユーザがそれらの煩雑な作業を強いられるようなこともなく利便性が向上する。
また、ジョブの代行先となる他の複合機10(代行機)が1台のみの場合は、その複合機10の状態(停止中、他の動作中、異常発生中、機能未装備など)によっては代行不可となる可能性があるが、上述したように、代行機が複数登録できることで代行不可となる可能性が低減される。
またユーザは、複数の代行機に対する優先順位を自分にとって利用しやすい条件など基準に決めることができる。たとえば、上述したように、性能の高い代行機や、代行依頼元の複合機10と設置場所が近い代行機ほど優先順位を高くするなどすれば、上記機能の代行はユーザにとってより利用しやすい代行機で行われるようになり好適である。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の実施の形態で説明した解除情報41などの入力方法および記憶部が異なる変形例である。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態で説明した解除情報41などの入力方法および記憶部が異なる変形例である。
第1の実施の形態で説明したように、ユーザがライセンス購入したオプション機能の解除情報41および特定情報42は、複合機10の内部に取り外し不能に装着された、または、別途装着可能な不揮発メモリ40に記憶されている。取り外し不能な不揮発メモリ40への記憶は、複合機10のカスタマイズ販売において出荷時に行われたり、納品時にサービスマンによって行われたりする。別途装着可能な不揮発メモリ40は、ユーザによる使用先でサービスマンにより複合機10の内部に装着される。
このように、解除情報41および特定情報42は複合機10の製造元やサービスマンに管理されて複合機10に入力されるが、この入力をユーザが操作パネル16を通して行うことも可能である。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る複合機200における制御系の構成をブロック図で示している。本実施の形態では第1の実施の形態に対して不揮発メモリ40が削除されており、解除情報41と特定情報42とがフラッシュROM13の所定領域に記憶されている。
ユーザは、複合機200で使用したいオプション機能をライセンス購入して製造元からそのオプション機能の解除情報41の発行を受け、操作パネル16を通して解除情報41の入力操作を行う。たとえば、使用したいオプション機能を選択してから解除情報41を入力するなどの操作を行う。
操作パネル16を通して入力された解除情報41は、CPU11(判定手段31)により、フラッシュROM13に記憶されている上記の選択が行われたオプション機能に対応する照合情報と一致するか否かが比較される。一致しない場合は操作パネル16にエラーが表示される。一致する場合は解除情報41がフラッシュROM13に記憶される。さらに、選択されたオプション機能を特定する特定情報42がCPU11により自動生成され、解除情報41と対応付けられてフラッシュROM13に記憶される。
また、第1の実施の形態では不揮発メモリ40に記憶された代行機登録情報43もこのフラッシュROM13に記憶されるように構成してもよい。
このように、オプション機能の解除情報41はユーザが複合機10に手入力することもできる。これにより、ユーザがオプション機能を追加して複合機10のバージョンアップを図るようなことも可能となる。そして本実施の形態に係る複合機200においても、フラッシュROM13に記憶された解除情報41および特定情報42や代行機登録情報43を用いて第1の実施の形態と同様に動作することができる。
[第3の実施の形態]
第1の実施の形態では複合機におけるオプション機能の異常発生時にその代行を他の複合機で自動的に行う内容を説明したが、第3の実施の形態ではユーザが他の複合機を操作して行う内容について説明する。
第1の実施の形態では複合機におけるオプション機能の異常発生時にその代行を他の複合機で自動的に行う内容を説明したが、第3の実施の形態ではユーザが他の複合機を操作して行う内容について説明する。
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る複合機を複数備えた画像処理システム7における上記の動作を示している。ここでは、画像処理システム7が2台の複合機A(300a)および複合機B(300b)を備えていてそれらの間でファクシミリ機能の代行を行う場合を例に説明する。
2台の複合機300a、300bのうち、複合機300aはファクシミリ機能が使用可能にされており、複合機300bはファクシミリ機能が使用不可にされている。
詳細には、複合機300aの不揮発メモリ40には「ファクシミリ機能」を示す特定情報42cと、ファクシミリ機能のライセンスキーを示す、たとえば「32Z5」などの解除情報41cと、代行機登録情報43とが記憶されている。代行機登録情報43には、第1の実施の形態で説明したように、複合機B(300b)のシリアル番号やIDなどの識別情報が含まれている。フラッシュROM13には、ファクシミリ機能用作動プログラム50cが格納されており、さらにファクシミリ機能用作動プログラム50cに対応するファクシミリ機能用照合情報51cが記憶されている。
複合機300aはファクシミリ機能の解除情報41cを有することで、第1の実施の形態で説明したように(図2および図3参照)、主電源オンによる起動時にフラッシュROM13に格納されているファクシミリ機能用作動プログラム50cのプロテクトが解除情報41cを用いて解除され、起動後にファクシミリ機能が使用可能な状態で動作する。
複合機300bは、ファクシミリ機能の使用制限が解除されていないため使用できない状態となっている。詳細には、不揮発メモリ40にファクシミリ機能の特定情報42cおよび解除情報41cが記憶されておらず、主電源オンによる起動時にファクシミリ機能用作動プログラム50cのプロテクトが解除されないため、ファクシミリ機能が使用不可能な状態で動作する。
また、複合機300aと複合機300bとはネットワークを介して接続されておらず、相互通信できない状態とされている。
このような画像処理システム7において、たとえば、複合機300aはファクシミリ部21が異常で動作不能となり、ファクシミリ機能が使用不可能になった状態でユーザからファクシミリジョブの操作(ファクシミリモードの選択など)を受けたとする。このような場合に、複合機300aは、不揮発メモリ40に記憶されている解除情報41cと、代行機登録情報43に含まれている代行機としての複合機300bの識別情報と、複合機300bによる受け付け有効期限を判定するための有効期限情報とを含む解除コード45(「XXXX」)を発行して操作パネル16に表示する。
この解除コード45は、周知のワンタイム・パスワード技術を用いて発行される。たとえば、タイム・スタンプ方式のワンタイム・パスワード技術を用いる場合は、解除情報41c(「32Z5」など)と、複合機300bの識別情報(シリアル番号やIDなど)と、複合機300aに内蔵されている時計機能から取得した日時情報(「年/月/日/時/分」など)とを組み合わせて発行される。また、所定の暗号関数を用いて暗号化したコード情報を発行するようにしてもよい。このようなタイム・スタンプ方式の場合は、日時情報が上記の有効期限情報としての機能を果たす。
解除コード45の発行および表示は、たとえば、ユーザによる解除コード45の発行・表示操作などを契機に実行する。表示された解除コード45の表示消去は、ユーザによる表示消去操作を契機に実行したり、表示開始からの一定時間の経過を契機に自動的に実行したりする。
ユーザは、この解除コード45を複合機300bの操作パネル16を操作して複合機300bに入力する。複合機300bのCPU11は、入力された解除コード45(ワンタイム・パスワード)の認証を行う。認証は、解除コード45を解析して、解除コード45が自機で有効であるか否かと、有効期限内であるか否かとを判定することにより行う。
たとえば、入力された解除コード45に含まれている識別情報と、フラッシュROM13に記憶されている自機の識別情報とを比較し、一致する場合は解除コード45が自機で有効であると判定する(肯定判定)。一致しない場合は解除コード45が自機で無効であると判定する(否定判定)。
また、解除コード45に日時情報が含まれており、その日時情報と複合機300bに内蔵されている時計機能から取得した日時情報(「年/月/日/時/分」など)とを比較して、差異が所定時間内(たとえば数分以内など)である場合は解除コード45が有効期限内であると判定する(肯定判定)。差異が所定時間を超えている場合は解除コード45が有効期限切れであると判定する(否定判定)。
上記2つの判定のうち少なくとも一方が否定判定となった場合には、CPU11は解除コード45を認証せず、解除コード45を消去(破棄)する。両方が肯定判定となった場合には、CPU11は解除コード45を認証し、解除コード45に含まれている解除情報41cをRAM14に保存する。さらに、フラッシュROM13に格納されているファクシミリ機能用作動プログラム50cのプロテクトを解除情報41cを用いて解除し、ファクシミリ機能を使用可能な状態に切り替える。
そして、ユーザからファクシミリジョブを受け付けて実行すると、RAM14に保存されている解除情報41cを消去し、ファクシミリ機能の使用制限を復帰させて使用不可とする。
このように、本実施の形態に係る画像処理システム3では、複合機A(300a)は使用制限を解除しているオプション機能が異常の発生で使用不可能になったことを条件に、上述した解除コードを発行して表示する。この解除コードが複合機B(300b)に入力されて認証されると、複合機Bでは、複合機Aで使用不可能になったオプション機能と同じオプション機能の使用制限が解除コードに含まれている解除情報を用いて一時的に解除され、一時的に使用可能となる。
これにより、第1の本実施の形態で説明した画像処理システム3と同様に、ユーザが複合機Aにて有償で使用制限を解除したオプション機能が異常の発生で使用不可能になった場合などに、そのオプション機能の使用が制限されている複合機Bで一時的に使用できるようになり、ユーザの受ける不利益が低減されるようになる。
また、上述したように複合機Aと複合機Bが通信可能に接続されていない、あるいは、通信可能に接続されているがネットワークI/F部20やネットワークの異常で通信不可になってしまった場合、あるいは、上述したようにファクシミリ機能などのように、異常の発生したオプション機能が通信によって代行依頼できない機能であるような場合でも、複合機Aから出力された解除情報(解除コードに含まれて操作パネル16に表示されることにより出力された解除情報)を複合機Bに入力できるようになる。
また、上述したように解除コードは複合機Bのみで有効であるため、複合機B以外への不正使用は防止される。また、複合機Bによる受け付け有効期限を設けることで、たとえば複合機Bに同一の解除コードを複数回入力して、使用が制限されているオプション機能に対する使用制限の解除回数を不正に多くしたり、解除期間を不正に長期化したりするようなことも防止される。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、上述した実施の形態では、解除情報を用いて使用制限が解除される機能を有償のオプション機能を例に説明したが、このような機能は無償で提供されるオプション機能などでもよい。また、実施の形態で説明したプリンタ機能やファクシミリ機能に限らず、スキャン機能などとしてもよい。
また、第1の実施の形態で説明した複合機A(10a)の代行機となる他の複合機B(10b)などにおける使用制限機能の一時的な使用制限の解除は、ジョブ単位に限らず、本来の複合機Aから出力された解除情報41が所定の条件を満たすと無効になるような規則(動作)を予め定めておくなどにより実現してもよい。
たとえば、第3の実施の形態で説明したワンタイム・パスワードとしての機能を有する解除コード45などのように、異常が発生した本来の複合機Aが解除情報41の有効期限を示す期限情報を付加して出力し、他の複合機Bなどが解除情報41の入力後にその期限情報に基づいて解除情報を自動的に消去する。あるいは、他の複合機Bなどが上記の期限情報を保持しており(たとえば、解除情報41の入力から一定時間内のみ有効など)、解除情報41の入力後にその期限情報に基づいて解除情報41を自動的に消去する、などが可能である。
このように、解除情報41は、本来の複合機から代行機となる他の複合機へ出力されるときに、第1の実施の形態で説明したようにそのままの情報内容(たとえば、プリンタ機能の場合は「0X16」などのライセンスキー)で出力されてもよいし、必要に応じて、一時的に有効であることを示す情報(解除情報の有効期限を示す期限情報)などが付加された解除コードなどとして出力されるようにしてもよい。
また、第1の実施の形態で説明したように、複合機Aと複合機Bなどが通信できる構成であれば、複合機Bなどにおける使用制限機能の一時的な使用制限の解除を通信によって行うことも可能である。
たとえば、複合機Aが異常から回復されたことを複合機Bなどに通知し、この通知を受けた複合機Bなどが保持している解除情報41を自動的に消去するようなことも可能になる。この場合は、複合機Bなどでは複合機Aの異常が回復されるまで使用制限機能が使用可能となり、複合機Aの異常が回復されると自動的に使用制限機能が使用制限状態(使用不可)に戻るようになる。
また、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの情報記憶装置が接続される接続部を複合機が備えている場合には、複合機Aから出力された解除情報41の代行機(複合機Bなど)への入力は、情報記憶装置を介して行うようにしてもよい。
このような入力方法は、特に第3の実施の形態で説明した画像処理システム7のような複合機Aと複合機Bが通信できない構成において好適である。また、第1の実施の形態で説明した画像処理システム3のような複合機Aと複合機Bなどが通信できる構成においても、ネットワークI/F部20やネットワーク2の異常で通信不可になってしまった場合、あるいは、ファクシミリ機能やスキャン機能などのように、異常の発生した機能が通信によって代行依頼できない機能であるような場合などにも好適である。さらに、情報記憶装置に記憶されているファイルなどを、情報記憶装置を複合機に接続しプリント機能を使用して印刷するような場合にも好適である。
また、解除情報(および照合情報)をオプション機能毎に共通にする構成の場合は、上記の情報記憶装置を介した入力方法では、解除情報の不正使用を防止するために、解除情報が情報記憶装置から読み出されて複製されないよう保護して記憶したり、情報記憶装置から代行機となる複合機への入力後に情報記憶装置内から解除情報を自動的に消去したり、解除情報に有効期限を付加したりするなどが好ましい。
また本発明は、実施の形態で説明した複合機やその複合機を備えた画像処理システムに限らず、使用制限が掛けられている機能を備えた複写機やプリンタ機などの他の画像処理装置、およびその画像処理装置を備えた画像処理システムにも適用可能である。
2…ネットワーク
3…画像処理システム
5…画像処理システム
7…画像処理システム
10(10a、10b、10c)…複合機(MFP)
11…CPU
12…ローカルバス
13…フラッシュROM
14…RAM
15…操作パネル制御部
16…操作パネル
17…画像スキャン部
18…画像処理部
19…画像出力部
20…ネットワークI/F部
21…ファクシミリ部
22…シリアルバス
31…判定手段
32…解除手段
40…不揮発メモリ
41(41a、41c)…解除情報
42(42a、42c)…特定情報
43…代行機登録情報
44…プリントジョブ
45…解除コード
50a…機能A用作動プログラム/プリンタ機能用作動プログラム
50b…機能B用作動プログラム/暗号化機能用作動プログラム
50c…ファクシミリ機能用作動プログラム
51a…照合情報/プリンタ機能用照合情報
51b…照合情報/暗号化機能用照合情報
51c…ファクシミリ機能用照合情報
200…複合機
300a、300b…複合機
3…画像処理システム
5…画像処理システム
7…画像処理システム
10(10a、10b、10c)…複合機(MFP)
11…CPU
12…ローカルバス
13…フラッシュROM
14…RAM
15…操作パネル制御部
16…操作パネル
17…画像スキャン部
18…画像処理部
19…画像出力部
20…ネットワークI/F部
21…ファクシミリ部
22…シリアルバス
31…判定手段
32…解除手段
40…不揮発メモリ
41(41a、41c)…解除情報
42(42a、42c)…特定情報
43…代行機登録情報
44…プリントジョブ
45…解除コード
50a…機能A用作動プログラム/プリンタ機能用作動プログラム
50b…機能B用作動プログラム/暗号化機能用作動プログラム
50c…ファクシミリ機能用作動プログラム
51a…照合情報/プリンタ機能用照合情報
51b…照合情報/暗号化機能用照合情報
51c…ファクシミリ機能用照合情報
200…複合機
300a、300b…複合機
Claims (6)
- 画像処理に係る機能に掛けられている使用制限を解除するための解除情報が記憶される記憶部と、
出力部と、
制御部とを備え、
前記制御部は、前記解除情報を用いて使用制限を解除した前記機能が使用不可能になったことを条件に、前記解除情報を、前記使用不可能になった機能と同じ機能を有するものの該機能が使用制限されている他装置にて該機能の使用制限を一時的に解除するための解除情報として前記出力部から出力する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記出力部は、他装置と通信する通信部を含み、
前記制御部による前記出力部からの前記解除情報の出力は、前記制御部による前記通信部を通じた前記他装置への前記解除情報の送信を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記使用不可能になった機能に係るジョブが依頼された場合に、該ジョブと前記解除情報とを関連付け、前記他装置における前記機能の使用制限の解除が該ジョブに対してのみ有効となるようにして、前記関連付けた該ジョブと前記解除情報とを前記通信部を通じて前記他装置に送信し該ジョブを前記他装置に代行依頼する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 複数の他装置に対して予め優先順位が登録されており、
前記制御部は、前記通信部を通じて前記使用不可能になった機能が代行可能であるか否かを問い合わせて肯定回答を受けたうちの前記優先順位の最も高い他装置に前記送信を行う
ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。 - 前記出力部は、情報記憶装置が接続される接続部を含み、
前記制御部による前記出力部からの前記解除情報の出力は、前記接続部に接続された前記情報記憶装置への前記制御部による前記解除情報の記憶を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とを有する画像処理システムにおいて、
前記第1の画像処理装置は、
画像処理に係る機能に掛けられている使用制限を解除するための解除情報と、前記機能と同じ機能を有するものの該機能が使用制限されている前記第2の画像処理装置の識別情報とが記憶される記憶部と、
表示部と、
前記解除情報を用いて使用制限を解除した前記機能が使用不可能になったことを条件に、前記解除情報と、前記識別情報と、前記第2の画像処理装置による受け付け有効期限を判定するための有効期限情報とを含む解除コードを生成して前記表示部に表示する制御部とを備え、
前記第2の画像処理装置は、
自機の識別情報が記憶される記憶部と、
前記解除コードを入力する入力部と、
前記入力された前記解除コードに含まれている前記識別情報が前記自機の識別情報と一致し、かつ、前記解除コードに含まれている前記有効期限情報に基づいて前記解除コードが受け付け有効期限内であると判定した場合に、前記解除コードに含まれている前記解除情報を用いて、前記第1の画像処理装置で使用不可能になった機能と同じ機能に掛けられている使用制限を一時的に解除する制御部とを備える
ことを特徴とする画像処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280050A JP2010109721A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 画像処理装置および画像処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010109721A true JP2010109721A (ja) | 2010-05-13 |
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-
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- 2008-10-30 JP JP2008280050A patent/JP2010109721A/ja not_active Withdrawn
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