JP2010093009A - 熱電変換モジュールおよび熱電変換素子 - Google Patents

熱電変換モジュールおよび熱電変換素子 Download PDF

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Abstract

【課題】熱電変換素子および電極間の熱応力を抑制することのできる熱電変換モジュールとそれに好適な熱電変換素子を提供する。
【解決手段】熱電変換材料および導電性金属を含有する焼結体からなる複数の熱電変換素子と、複数の電極とを有し、該素子と該電極とが接しており、その少なくとも1箇所においては接合されることなく接している熱電変換モジュール。熱電変換材料および導電性金属を含有する焼結体からなり、該焼結体が、該焼結体の一端に存在し、かつ熱電変換材料および導電性金属を含有する第1の層301と、該第1の層に接合している第2の層302と、を含む複数の層から形成され、第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)が、第2の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)よりも大きい熱電変換素子。
【選択図】図7

Description

本発明は熱電変換モジュールおよび熱電変換素子に関する。
熱電変換発電とは、熱エネルギーを電気エネルギーに変換することによる発電であり、熱電変換モジュールにおける熱電変換素子に温度差を付けることによる熱起電力により電力を発生させることによる発電である。熱電変換発電は、地熱や焼却炉の熱などの廃熱を熱エネルギーとして利用できることから、環境保全型の発電として期待されている。
熱電変換モジュールにおいては、通常、p型熱電変換素子およびn型熱電変換素子が、電極を介して電気的に直列に接続されており、それぞれの熱電変換素子と電極とは、ろうなどの接合材を用いて、電極と接合されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−342879号公報
しかしながら、上記の熱電変換モジュールにおいては、熱電変換発電時に発生する熱電変換素子および電極間の熱応力が大きく、熱サイクルを繰り返した際には、接合材からなる接合層が破損してしまうこともあり、改良の余地がある。本発明の目的は、熱電変換素子および電極間の熱応力を抑制することのできる熱電変換モジュールとそれに好適な熱電変換素子を提供することにある。
本発明者らは、種々検討した結果、本発明に至った。すなわち本発明は、下記の発明を提供するものである。
<1>熱電変換材料および導電性金属を含有する焼結体からなる複数の熱電変換素子と、複数の電極とを有し、該素子と該電極とが接しており、その少なくとも1箇所においては接合されることなく接している熱電変換モジュール。
<2> 少なくとも1つの焼結体が、前記電極と接し、かつ熱電変換材料および導電性金属を含有する第1の層と、該第1の層に接合している第2の層と、を含む複数の層から形成され、第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)が、第2の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)よりも大きい焼結体である前記<1>記載の熱電変換モジュール。
<3>焼結体が、柱状である前記<1>または<2>に記載の熱電変換モジュール。
<4>導電性金属が、Agである前記<1>〜<3>のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
<5>熱電変換材料が、酸化物熱電変換材料である前記<1>〜<4>のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
<6>酸化物熱電変換材料が、ペロブスカイト型結晶構造または層状ペロブスカイト型結晶構造を有する酸化物である前記<5>記載の熱電変換モジュール。
<7>酸化物熱電変換材料が、マンガン含有酸化物である前記<1>〜<6>のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
<8>マンガン含有酸化物が、カルシウムを含有するマンガン含有酸化物である前記<7>記載の熱電変換モジュール。
<9>第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)が0.1以上である前記<2>〜<8>のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
<10>焼結体が、さらに酸化銅を含有する前記<1>〜<9>のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
<11>熱電変換材料および導電性金属を含有する焼結体からなり、該焼結体が、該焼結体の一端に存在し、かつ熱電変換材料および導電性金属を含有する第1の層と、該第1の層に接合している第2の層と、を含む複数の層から形成され、第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)が、第2の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)よりも大きい熱電変換素子。
<12>焼結体が、柱状である前記<11>記載の熱電変換素子。
<13>導電性金属が、Agである前記<11>または<12>に記載の熱電変換素子。
<14>熱電変換材料が、酸化物熱電変換材料である前記<11>〜<13>のいずれかに記載の熱電変換素子。
<15>酸化物熱電変換材料が、ペロブスカイト型結晶構造または層状ペロブスカイト型結晶構造を有する酸化物である前記<14>記載の熱電変換素子。
<16>酸化物熱電変換材料が、マンガン含有酸化物である前記<11>〜<15>のいずれかに記載の熱電変換素子。
<17>マンガン含有酸化物が、カルシウムを含有するマンガン含有酸化物である前記<16>記載の熱電変換素子。
<18>第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)が0.1以上である前記<11>〜<17>のいずれかに記載の熱電変換素子。
<19>焼結体が、さらに酸化銅を含有する前記<11>〜<18>のいずれかに記載の熱電変換素子。
本発明によれば、熱電変換素子および電極間の熱応力を抑制することのできる熱電変換モジュールとそれに好適な熱電変換素子を提供することが可能となる。本発明の熱電変換モジュールは、中・高温用途として極めて好適であり、工場の廃熱や焼却炉の廃熱、工業炉廃熱、自動車廃熱、地熱、太陽熱などを利用した熱電変換発電用に好適に使用でき、また、レーザーダイオード等の精密温度制御装置、冷暖房装置、冷蔵庫等に使用することも可能であり、熱電変換モジュールにおける熱応力に起因するこれら用途の故障を減らして長寿命とすることができ、本発明は工業的に極めて有用である。
本発明の熱電変換モジュールは、熱電変換材料および導電性金属を含有する焼結体からなる複数の熱電変換素子と、複数の電極とを有し、該素子と該電極とが接しており、その少なくとも1箇所においては接合されることなく接していることを特徴とする。ここで、該導電性金属は、該熱電変換材料であることはない。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、各図面の寸法比率は、必ずしも実際の寸法比率とは一致していない。
図1は、本発明の実施形態に係る熱電変換モジュールの一例の模式断面図である。図1に示す本発明の熱電変換モジュールは上下に対向する2枚の基板10の間に、p型熱電変換素子31とn型熱電変換素子32とが交互に複数配置されている。本発明において、少なくともp型熱電変換素子またはn型熱電変換素子は、熱電変換材料および導電性金属を含有する焼結体からなる。そして、p型熱電変換素子31およびn型熱電変換素子32は、上下に対向する2枚の基板それぞれに付着している複数の電極20によって、電気的に直列に接続されており、熱電変換素子と電極とは接合することなく電極と接している。熱電変換素子と電極とが接している箇所においては、その少なくとも1箇所が接合されることなく接していればよい。
図2は、本発明の実施形態に係る熱電変換モジュールの一例の模式断面図である。図1に係る熱電変換モジュールとの相違点は、熱電変換モジュールにおける低温側12で、熱電変換素子30と電極20とが、接合材40によって接合されている点である。図2に示されるように、本発明において、熱電変換素子30と電極20とは、熱電変換モジュールにおける少なくとも高温側11で、接合されることなく接していればよく、熱応力が比較的小さい低温側12においては、熱電変換素子と電極とが接合されていてもよい。
また、熱電変換モジュールにおいては、図3に示されるように、2枚の基板に対する垂直方向に圧力のかかる状態で使用されるのが通常である。例えば、2枚の基板をネジ止めするなどして、圧力をかけて使用することができる。
図4は、本発明の実施形態に係る熱電変換モジュールの一例の模式断面図である。図1に係る熱電変換モジュールとの相違点は、電極と基板との間に、バネ50が介在している点である。図4に示すように、電極と基板との間にバネ50を介在させることにより、熱膨張による熱電変換素子の変形の影響を抑制することができる。バネは、熱電変換モジュールにおける少なくとも低温側に配されることが好ましい。
図5は、本発明の実施形態に係る熱電変換モジュールの一例の模式断面図である。図1に係る熱電変換モジュールとの相違点は、熱電変換素子が、素子支持体60により支持されている点である。素子支持体は、電気絶縁部材からなることが好ましい。素子支持体の形状としては、例えば、キャップ状が挙げられる。図6a、図6bは、キャップ状素子支持体61の使用の形態を模式的に示している。aは側方からみた模式図、bは上方から見た模式図である。キャップ状素子支持体は、その中に電極を含んでいればよく、それ自体が電極であってもよい。
次に、熱電変換素子について説明する。本発明の熱電変換モジュールにおいて、熱電変換素子としては、熱電変換材料および導電性金属を含有する焼結体が挙げられる。焼結体の形状は、板状、角柱状、円柱状、球状などいずれの形状でもよいが、円柱状、角柱状などの柱状であることが好ましい。熱電変換素子としては、次のような実施形態が好適である。
図7は、本発明の実施形態に係る熱電変換素子の一例の模式断面図である。図7に示す本発明の熱電変換素子30は、熱電変換材料および導電性金属を含有する焼結体からなり、該焼結体が、該焼結体の一端に存在し、かつ熱電変換材料および導電性金属を含有する第1の層301と、該第1の層に接合している第2の層302と、を含む複数の層から形成され、第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)が、第2の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)よりも大きい熱電変換素子である。焼結体において、第1の層301と第2の層302とは、焼結により一体化することにより接合されている。ここで、該導電性金属は、該熱電変換材料であることはない。また、第1の層は、通常、焼結体の両端に存在する。この熱電変換素子を本発明の熱電変換モジュールに用いる場合には、第1の層301が、熱電変換モジュールにおける電極に接することにより、熱電変換モジュールとして作用する。
第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)は、0.1以上であることが好ましく、0.1以上0.9以下であることがより好ましく、0.3以上0.9以下であることがさらに好ましい。0.1より小さいと、熱電変換材料の種類によっては、熱電変換材料および電極間の抵抗の値を、十分に低下せしめることが困難になる可能性が生じ、0.9より大きいと熱電変換材料の種類によっては、第1の層および第2の層間の熱応力の増大の可能性が生じる。また、第2の層における導電性金属の割合は少なければ少ないほどよく、導電性金属が含まれていなくてもよい。また、熱電変換素子における両端の温度差をより大きくする意味では、第1の層の厚みに対する第2の層の厚みは1以上である場合が好ましく、3以上である場合がより好ましい。
図8(a)、(b)は、本発明の実施形態に係る熱電変換素子の一例の模式断面図であり、第1の層301および第2の層302とは異なる第3の層303が存在する場合の実施形態である。第3の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)は、第2の層におけるそれよりも小さいことが好ましい。また、図8(b)に示されるように、第3の層が存在する場合には、2層ある第1の層のうち1層は第3の層に接合していてもよい。本発明の実施形態において、層数を増やしていくと、図9に模式的に示されるように傾斜材料とすることができる。なお、図9においては、色が濃くなるに従い、導電性金属の割合が多くなることが示されている。
本発明において、導電性金属は特に限定されないが、好ましくはPd、Ag、PtおよびAuなど、高温で酸化されにくい貴金属であり、Agを用いる場合がより好ましい。
本発明において、熱電変換材料としては、例えば、600℃以上の高温での使用に耐え得るという観点で酸化物熱電変換材料であることが好ましい。酸化物熱電変換材料としては、NaCo24、Ca3Co49、LiドープNiO、ACuO2+δ(ここでAは、Y、アルカリ土類金属元素および希土類金属元素から選ばれる1種以上の元素であり、δは0以上1以下の値である。)、RBa2Cu37-δ(ここでRは、Y、Ce、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuから選ばれる1種以上の元素であり、δは0以上1以下の値である。)、(Ca、Sr)14Cu2441、デラフォサイト化合物、(La、Sr)2ZnO4、LaCoO3、SrFeO3、SrTiO3、LaNiO3、Lan+1Nin3n+1(ここでnは1〜10の整数である。)、マンガン含有酸化物、AlドープZnO、(ZnO)mIn23(ここで、mは1〜19の整数である。)、(ZnO)mInGaO3(ここで、mは1〜19の整数である。)、AexTi816(ここでAeはアルカリ土類金属であり、xは0.8以上2以下の範囲の値である。)またはTi1-xxy(ここで、MはV、NbおよびTaからなる群より選ばれる1種以上の元素であり、xは0.05以上0.5以下の範囲の値であり、yは1.90以上2.02以下の範囲の値である。)などを挙げることができる。これらの酸化物熱電変換材料の中でも、その結晶構造が、ペロブスカイト型結晶構造または層状ペロブスカイト型結晶構造であることが好ましく、具体的には、LaCoO3、SrFeO3、SrTiO3、LaNiO3、Lan+1Nin3n+1(ここでnは1〜10の整数である。)を挙げることができる。
また、本発明において、酸化物熱電変換材料は、マンガン含有酸化物であることが好ましく、具体的には、EMnO3(ここで、Eは、Ca、Sr、Ba、La、Yおよびランタノイドからなる群より選ばれる1種以上の元素を表す。)、Can+1Mnn3n+1(ここでnは1〜10の整数である。)、CaMn712、Mn34、MnO2またはCuMnO2で表される酸化物を挙げることができ、より好ましくは、カルシウムを含有するマンガン含有酸化物であることが好ましい。熱電変換材料としての熱電変換特性をより高める意味では、マンガン含有酸化物は、ペロブスカイト型結晶構造または層状ペロブスカイト型結晶構造を有することが好ましい。
前記ペロブスカイト型結晶構造を有するマンガン含有酸化物として、具体的には、CaMnO3(ここで、Caおよび/またはMnの一部は異種元素で置換されていてもよい。)で表される酸化物を挙げることができ、Caの一部を置換する異種元素としては、Mg、Sr、Ba、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Bi、Sn、In及びPbから選ばれる1種以上の元素を挙げることができ、該1種以上の元素は、Mg、SrおよびBaから選ばれる1種以上の元素を含むことが好ましい。Mnの一部を置換する異種元素としては、V、Ru、Nb、Mo、W及びTaから選ばれる1種以上の元素を挙げることができる。上記のように、CaMnO3で表される酸化物のCaおよび/またはMnの一部を異種元素で置換する場合には、熱電変換素子の熱電変換特性がより高められることもある。
前記層状ペロブスカイト型結晶構造を有するマンガン含有酸化物として、具体的には式(1)により表される酸化物を挙げることができる。
Can+1Mnn3n+1 (1)
(ここで、nは1〜10の整数であり、Caおよび/またはMnの一部は異種元素で置換されていてもよい。)
式(1)におけるCaの一部を置換する異種元素としては、Mg、Sr、Ba、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Bi、Sn、In及びPbから選ばれる1種以上の元素を挙げることができ、該1種以上の元素は、Mg、SrおよびBaから選ばれる1種以上の元素を含むことが好ましい。Mnの一部を置換する異種元素としては、V、Ru、Nb、Mo、W及びTaから選ばれる1種以上の元素を挙げることができる。上記のように、式(1)により表される酸化物のCaおよび/またはMnの一部を異種元素で置換する場合には、熱電変換素子の熱電変換特性がより高められることがある。
また、本発明においては、熱電変換材料として、上記の酸化物熱電変換材料以外にも、合金系熱電変換材料、非酸化物セラミックス系熱電変換材料を用いることが可能であり、合金系熱電変換材料としては、Mg2Si、MnSi1.73、Fe1-xMnxSi2、Fe1-xCoxSi2、Si0.8Ge0.2、β−FeSi2等のシリサイド、CoSb3、FeSb3、RFe3CoSb12(RはLa、Ce又はYbを示す)等のスクッテルダイト、ハーフホイスラー合金、Ba8Al12Si30、Ba8Al12Ge30等のクラスレート化合物、BiTeSb、PbTeSb、Bi2Te3、PbTe等のTeを含有する合金、Zn4Sb3、CoSb3などの合金を挙げることができ、非酸化物セラミックス系熱電変換材料としては、CaB6、SrB6、BaB6、CeB6などのホウ化物、TiN、SiN、BNなどの窒化物、Ln23(Lnは希土類元素)などの硫化物、Ti−O−Nなどの酸窒化物、Ti−O−Sなどの酸硫化物など、公知の熱電変換材料を挙げることができる。
次に本発明の熱電変換素子を製造する方法について説明する。熱電変換素子は、焼結により熱電変換素子となり得る成形体を焼結することにより得ることができる。該成形体は、例えば、熱電変換材料の粉末と導電性金属の粉末との混合粉末(第1の層用の粉末)からなる層と、熱電変換材料の粉末と導電性金属の粉末との混合粉末(第2の層用の粉末1)もしくは熱電変換材料の粉末(第2の層用の粉末2)のみからなる層を有する。該成形体の成形は、板状、角柱状、円柱状等、目的の形状となるように成形すればよく、成形方法としては、金型などに第1の層用の粉末と第2の層用の粉末を順に充填した後、例えば、一軸プレス、冷間静水圧プレス(CIP)、メカニカルプレス、ホットプレス、熱間等方圧プレス(HIP)などにより行うことができる。より具体的には、本発明の熱電変換素子が、第1の層/第2の層/第1の層(/は接合界面を示す。)からなる場合には、金型への粉末の充填を、第1の層用の粉末/第2の層用の粉末/第1の層用の粉末の順に行えばよいし、第1の層/第2の層/第3の層/第2の層/第1の層からなる場合には、第1の層用の粉末/第2の層用の粉末/第3の層用の粉末/第2の層用の粉末/第1の層用の粉末の順に行えばよい。このように、層数が増加するときも、熱電変換素子を構成する層に応じて、各層用の粉末を順に金型に充填すればよい。また、成形体はバインダー、分散剤、離型剤等を含有していてもよい。本発明において、焼結は、常圧下で行えばよく、また、ホットプレスやパルス通電焼結法などを用いて成形と焼結を同時に行ってもよい。
本発明において、熱電変換材料の粉末と導電性金属の粉末との混合粉末は、熱電変換材料と導電性金属とを混合して得ることができる。混合は、乾式混合法、湿式混合法のいずれによってもよいが、より均一に混合できる方法によることが好ましく、この場合、混合装置としては、例えばボールミル、V型混合機、振動ミル、アトライター、ダイノーミル、ダイナミックミル等の装置が挙げられる。
上記において、熱電変換材料は、熱電変換材料原料を焼成することで、得ることができる。熱電変換材料原料は、通常、熱電変換材料を構成する金属元素を含有する化合物を所定の組成となるように秤量し、混合して得ることができる。また、該混合の際に、導電性金属原料も同時に混合し、その後、焼成を行ってもよい。
上述のようにして得られる本発明の熱電変換素子は、本発明の熱電変換モジュール用の熱電変換素子として非常に有用である。また、本発明の熱電変換素子を用いれば、その一端または両端における下記の接触抵抗が極めて小さくなることから、熱電変換モジュールにおける電極および熱電変換素子間の抵抗を低減することができ、熱電変換モジュールの出力を増大することができる。
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明する。尚、焼結体の構造、接触抵抗や、熱電変換材料としての特性の評価は以下に示す方法を用いた。
1.構造解析
焼結体試料の結晶構造は、株式会社リガク製X線回折測定装置RINT2500TTR型を用いて、CuKαを線源とする粉末X線回折法により分析した。
2.接触抵抗
柱状の焼結体試料に、ペーストで白金線を装着し、直流四端子法での抵抗値(RA(Ω))と直流二端子法での抵抗値(RB(Ω))を測定し、次式により接触抵抗(Ω)の値を比較した。直流二端子法での測定では、試料と接触する電極の面積は全て同じ大きさにした。
接触抵抗=(RB−RA)/2
比較例1(熱電変換材料(CaMn0.98Mo0.023+CuO)のみ)
CaCO3(宇部マテリアル株式会社製、CS3N−A(商品名))を8.577g、MnO2(株式会社高純度化学研究所製)を7.852g、MoO3(株式会社高純度化学研究所製)を0.247g、CuO(株式会社高純度化学研究所製)を0.359g秤量し、ジルコニア製のボールを用い、湿式ボールミルにより20時間混合し、大気中において900℃で10時間保持して焼成して、得られた焼成品をジルコニア製のボールを用い、湿式ボールミルにより20時間粉砕し、一軸プレス(成形圧は500kg/cm2)により柱状に成形し、得られた成形体を大気中において、1050℃で10時間保持して焼結し、柱状の焼結体1を得た。粉末X線回折測定により、焼結体1は、CaMnO3のペロブスカイト型結晶と同型の結晶構造を有することがわかった。また、焼結体1につき接触抵抗を測定し、得られた値を100とした。
温度差の方向の長さが10mmの焼結体1を熱電変換素子とし、Ag板を電極、接合材として銀ペーストを用いて、焼結体1と電極とを800℃で接合して、素子−電極接合体を作製した。該接合体における素子−電極間の抵抗は0.1Ωであった。該接合体を2Kg/cm2の圧で押さえつけて、室温および700℃間で熱サイクルを繰り返したところ、3回サイクルを行ったところで、素子−電極間の抵抗が5Ωに増加した。
また、焼結体1の両端を2枚のAg板で接合することなく2Kg/cm2の圧で押さえつけて抵抗を測定したところ16Ωであり、これは非常に高い値であり、本発明の熱電変換モジュール用としては不適であった。
実施例1(第1の層:熱電変換材料(CaMn0.98Mo0.023+CuO)70mоl%+導電性金属(Ag)30mоl%、第2の層:熱電変換材料(CaMn0.98Mo0.023+CuO)100mоl%)
第1の層用の粉末は、CaCO3(宇部マテリアル株式会社製、CS3N−A(商品名))を8.577g、MnO2(株式会社高純度化学研究所製)を7.852g、MoO3(株式会社高純度化学研究所製)を0.247g、CuO(株式会社高純度化学研究所製)を0.359g、Ag2O(株式会社高純度化学研究所製)を4.482g秤量し、ジルコニア製のボールを用い、湿式ボールミルにより20時間混合し、大気中において900℃で10時間保持して焼成して、得られた焼成品をジルコニア製のボールを用い、湿式ボールミルにより20時間粉砕することによって得た(粉末1;第1の層用の粉末)。粉末X線回折測定により、粉末1は、CaMnO3のペロブスカイト型結晶と同型の結晶構造およびAgの結晶構造のピークが検出された。第2の層用の粉末は、CaCO3(宇部マテリアル株式会社製、CS3N−A(商品名))を8.577g、MnO2(株式会社高純度化学研究所製)を7.852g、MoO3(株式会社高純度化学研究所製)を0.247g、CuO(株式会社高純度化学研究所製)を0.359g秤量し、ジルコニア製のボールを用い、湿式ボールミルにより20時間混合し、大気中において900℃で10時間保持して焼成して、得られた焼成品をジルコニア製のボールを用い、湿式ボールミルにより20時間粉砕することによって得た(粉末2;第2の層用粉末)。粉末X線回折測定により、粉末2は、CaMnO3のペロブスカイト型結晶と同型の結晶構造のピークが検出された。粉末1、粉末2を用いて、粉末1:粉末2:粉末1の重量比が1:18:1となるように、一軸プレス用の金型に充填し、一軸プレス(成形圧は500kg/cm2)により柱状に成形し、得られた成形体を大気中において、1050℃で10時間保持して焼結し、第1の層/第2の層/第1の層で構成される柱状の焼結体2を得た。焼結体1の接触抵抗の値を100としたときの焼結体2の接触抵抗の値は5であり、極めて低い値となった。焼結体2は接触抵抗の値が非常に小さいことから、熱電変換素子と、電極とが、接合されることなく接している熱電変換モジュール用の熱電変換素子として好適である。
焼結体2の両端を2枚のAg板で接合することなく2Kg/cm2の圧で押さえつけて、素子−電極接触体を作製した。該接触体における素子−電極間の抵抗は0.1Ωであった。該接触体について、比較例1と同様にして熱サイクルを繰り返したところ、5回のサイクルを行った後も素子−電極間の抵抗に変化はみられなかった。
実施例2(第1の層:熱電変換材料(CaMn0.98Mo0.023+CuO)80mоl%+導電性金属(Ag)20mоl%、第2の層:熱電変換材料(CaMn0.98Mo0.023+CuO)100mоl%)
第1の層用の粉末製造時のAg2O使用量を2.614gとした以外は、実施例1と同様にして焼結体3を作製した。焼結体1の接触抵抗の値を100としたときの焼結体3の接触抵抗の値は25であり、極めて低い値となった。焼結体3は接触抵抗の値が非常に小さいことから、熱電変換素子と、電極とが、接合されることなく接している熱電変換モジュール用の熱電変換素子として好適である。
焼結体3の両端を2枚のAg板で接合することなく2Kg/cm2の圧で押さえつけて、素子−電極接触体を作製した。該接触体における素子−電極間の抵抗は0.2Ωであった。該接触体について、比較例1と同様にして熱サイクルを繰り返したところ、5回のサイクルを行った後も素子−電極間の抵抗に変化はみられなかった。
熱電変換モジュールの一例における模式断面図。 熱電変換モジュールの一例における模式断面図。 熱電変換モジュールの使用の形態 熱電変換モジュールの一例における模式断面図。 熱電変換モジュールの一例における模式断面図。 (a)、(b)は、キャップ状素子支持体の使用の形態を模式的に示した図であり、(a)は、側方からみた模式図、(b)は上方からみた模式図である。 熱電変換素子の一例における模式断面図。 (a)、(b)熱電変換素子の一例における模式断面図。 熱電変換素子の一例における模式断面図。
符号の説明
10・・・基板
11・・・高温側
12・・・低温側
20・・・電極
30・・・熱電変換素子
31・・・p型熱電変換素子
32・・・n型熱電変換素子
301・・・第1の層
302・・・第2の層
303・・・第3の層
40・・・接合材
50・・・バネ
60・・・素子支持体
61・・・キャップ状素子支持体

Claims (19)

  1. 熱電変換材料および導電性金属を含有する焼結体からなる複数の熱電変換素子と、複数の電極とを有し、該素子と該電極とが接しており、その少なくとも1箇所においては接合されることなく接している熱電変換モジュール。
  2. 少なくとも1つの焼結体が、前記電極と接し、かつ熱電変換材料および導電性金属を含有する第1の層と、該第1の層に接合している第2の層と、を含む複数の層から形成され、第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)が、第2の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)よりも大きい焼結体である請求項1記載の熱電変換モジュール。
  3. 焼結体が、柱状である請求項1または2に記載の熱電変換モジュール。
  4. 導電性金属が、Agである請求項1〜3のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
  5. 熱電変換材料が、酸化物熱電変換材料である請求項1〜4のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
  6. 酸化物熱電変換材料が、ペロブスカイト型結晶構造または層状ペロブスカイト型結晶構造を有する酸化物である請求項5記載の熱電変換モジュール。
  7. 酸化物熱電変換材料が、マンガン含有酸化物である請求項1〜6のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
  8. マンガン含有酸化物が、カルシウムを含有するマンガン含有酸化物である請求項7記載の熱電変換モジュール。
  9. 第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)が0.1以上である請求項2〜8のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
  10. 焼結体が、さらに酸化銅を含有する請求項1〜9のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
  11. 熱電変換材料および導電性金属を含有する焼結体からなり、該焼結体が、該焼結体の一端に存在し、かつ熱電変換材料および導電性金属を含有する第1の層と、該第1の層に接合している第2の層と、を含む複数の層から形成され、第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)が、第2の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)よりも大きい熱電変換素子。
  12. 焼結体が、柱状である請求項11記載の熱電変換素子。
  13. 導電性金属が、Agである請求項11または12に記載の熱電変換素子。
  14. 熱電変換材料が、酸化物熱電変換材料である請求項11〜13のいずれかに記載の熱電変換素子。
  15. 酸化物熱電変換材料が、ペロブスカイト型結晶構造または層状ペロブスカイト型結晶構造を有する酸化物である請求項14記載の熱電変換素子。
  16. 酸化物熱電変換材料が、マンガン含有酸化物である請求項11〜15のいずれかに記載の熱電変換素子。
  17. マンガン含有酸化物が、カルシウムを含有するマンガン含有酸化物である請求項16記載の熱電変換素子。
  18. 第1の層における熱電変換材料および導電性金属の合計量(モル)に対する導電性金属の割合(モル比)が0.1以上である請求項11〜17のいずれかに記載の熱電変換素子。
  19. 焼結体が、さらに酸化銅を含有する請求項11〜18のいずれかに記載の熱電変換素子。
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