JP2010092405A - 数値制御工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動指令における指令値とフィードバック値と加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとを対応付けて同一画面に表示可能にした数値制御工作機械を提供する。
【解決手段】数値制御工作機械は、工作機械の送り軸を駆動する送り軸駆動手段と、工具が取り付けられた主軸を回転駆動する主軸駆動手段と、加工プログラムに基づいて前記送り軸駆動手段と前記主軸駆動手段とを制御する制御手段と、表示手段とを備え、加工プログラムに基づきワークを加工中に、各移動指令で指令された移動における指令値、FB値、加工負荷の時系列データをリアルタイムで取得し、指令値とFB値と加工負荷のタイムチャートと加工プログラムとをディスプレイの同一画面に対応付けて表示させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、数値制御工作機械に関し、特に各移動指令による移動実行中(加工中も含む)に工作機械の状態を画面に表示できるものに関する。
従来、数値制御工作機械においてワークの切削加工に供する加工プログラムを作成する際に、切削速度等を設定する必要がある。この場合、切削工具メーカーのカタログや技術資料に基づいて、メーカー推奨の切削速度を採用することが多い。しかし、メーカー推奨の切削速度はマージンが大きいため、切削速度を高めるには限度がある。ここで、各切削加工における切削速度が適正か否かを判断する為には、加工負荷を正しく把握しておくことが必要である。
そこで、特許文献1には、各NC指令を空運転させて、加工負荷に関する基準値データ(外乱負荷トルク)を取得してメモリに格納し、実際の加工実行中には加工負荷検出手段により実加工負荷を検出し、実加工負荷が対応する基準値データよりも所定値以上大きくなった場合に、アラームを出力するようにした加工負荷監視方式が記載されている。
特開平8−85044号公報
特許文献1の技術は、実加工負荷が基準データよりも大きいか否か監視する加工負荷監視技術であり、加工プログラム中のどのNC指令のところの加工負荷が大きいかを知ることはできる。しかし、加工負荷が所定値以上大きくなった場合、どの程度負荷が大きいのかということは判断できなかった。
本発明の目的は、加工負荷がどの程度限界なのかを把握できる数値制御工作機械を提供することである。
請求項1の数値制御工作機械は、工作機械の送り軸を駆動する送り軸駆動手段と、工具が取り付けられた主軸を回転駆動する主軸駆動手段と、加工プログラムに基づいて前記送り軸駆動手段と前記主軸駆動手段とを制御する制御手段と、この制御手段に接続された表示手段とを備えた数値制御式工作機械において、加工プログラムに基づきワークを加工中に、各移動指令に識別ラベルを付けると共に各移動指令で指令された移動における加工負荷の時系列データをリアルタイムで取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段で取得された加工負荷の時系列データから得られる加工負荷のタイムチャートと加工プログラムとを前記表示手段の同一画面に対応付けて表示させる第1表示制御手段とを備えたことを特徴としている。
請求項2の数値制御工作機械は、請求項1の発明において、前記データ取得手段は、各移動指令で指令された移動における指令値とフィードバック値の時系列データもリアルタイムで取得することを特徴としている。
請求項3の数値制御工作機械は、請求項2の発明において、前記第1表示制御手段は、各移動指令に基づく指令値とフィードバック値と加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとを前記表示手段の同一画面に対応付けて表示させることを特徴としている。
請求項4の数値制御工作機械は、請求項2の発明において、前記データ取得手段で取得した指令値とフィードバック値と加工負荷の時系列データを、前記移動指令及び識別ラベルと対応付けて記憶する情報記憶手段と、前記加工プログラムによる加工終了後、前記データ記憶手段に記憶した時系列データを読み出して、指令値とフィードバック値と加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとを前記表示手段の同一画面に対応付けて表示させる第2表示制御手段とを備えたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、データ取得手段と、第1表示制御手段とを備え、各移動指令による加工を実行する際の加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとを表示手段の同一画面に対応付けて表示させるため、加工負荷の大きい移動指令に対応する加工プログラムのブロックを修正する際に、加工負荷のタイムチャートから加工負荷の大きい箇所をピックアップし、それに対応する移動指令(加工プログラムの一部)を修正することができる。このように、加工プログラムの修正を簡単に能率的に行うことができる。
請求項2の発明によれば、データ取得手段が、各移動指令における指令値とフィードバック値の時系列データも取得するため、これらのタイムチャートを作成することが可能になる。
請求項3の発明によれば、各移動指令における指令値とフィードバック値と加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとを表示手段の同一画面に対応つけて表示させるため、指令値とフィードバック値の差の大きい箇所、つまり加工負荷の大きい箇所を簡単に把握することができ、加工プログラムの修正に活用することができる。
請求項4の発明によれば、加工プログラムによってワークを加工する際に、指令値とフィードバック値と加工負荷の時系列データを取得して記憶しておき、加工終了後に、指令値とフィードバック値と加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとを表示手段の同一画面に対応付けて表示させるため、指令値とフィードバック値の差の大きい箇所、つまり加工負荷の大きい箇所を簡単に把握し、それに対応する移動指令(加工プログラムの一部)を修正することができる。このように、加工プログラムの修正を簡単に能率的に行うことができる。更に、加工負荷の小さい箇所も簡単に把握でき、その箇所の切削条件(
切削速度)を高くすることで、加工全体の切削時間(サイクルタイム)を短縮することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例に基づいて説明する。
図1に示す工作機械1は、ワークと工具とを相対移動させることによって、ワークに所望の機械加工(例えば、「穴空け」、「切削」等)を施すことができる数値制御方式のマシニングセンタである。この工作機械1は、基台となる鉄製のベース2と、このベース2の上部に固定した、ワークの切削加工を行う機械本体(図示略)と、ベース2に固定され、機械本体及びベース2の上部を覆う箱状のスプラッシュカバー4とを備えている。
図1、図2に示すように、ベース2はY軸方向(図1の紙面直交方向)に長い略直方体状に形成してある。ベース2の下部の四隅に高さ調節が可能な脚部2aが夫々設け、これら4本の脚部2aを工場等の床面に設置することにより、工作機械1を所定の設置場所に設置する。
図1に示す、スプラッシュカバー4は略直方体状のボックス型に形成し、その内側に機械本体とその加工領域を設けた。スプラッシュカバー4の前面に開口部(図示外)を設け、その開口部に1対のスライド式の開閉扉5,6を設けてある。
この開閉扉5,6の略中央に、矩形状のガラス窓部5a,6aを夫々設け、開閉扉5の右端部に取手部5bを設け、開閉扉6の左端部に取手部6bを設けてある。これら取手部5b,6bを互いに離れる方向に開くことにより開口部を開口し、作業者はベース2の上部に固定されたテーブル(図示略)に対してワークの着脱を行う。
正面開口部の右側に、工作機械1を操作する正面視長方形状の操作パネル80を設けてある。この操作パネル80は、テンキーと各種操作スイッチを備えたキーボード81とディスプレイ82を有する。ディスプレイ82は、設定画面又は実行動作を表示するためのものであり、キーボード81の上方に設けてある。
オペレータは、この操作パネル80のディスプレイ82を確認しながらキーボード81を操作することによって、ワークの加工を実行するための加工プログラムや、工具情報、各種パラメータ等を夫々設定する。
次に、機械本体3について説明する。
図2に示すように、機械本体3は、コラム5と、主軸ヘッド7と、主軸9と、工具交換装置(ATC)20と、テーブル10とを備えている。コラム5は、ベース2の後部上のコラム座部4の上面に固定され且つ鉛直上方に延びている。主軸ヘッド7は、コラム5の前面に沿って昇降可能に設けてある。主軸ヘッド7は、その内部に主軸9を回転可能に支持している。
工具交換装置20は、主軸ヘッド7の右側に設けられ、主軸9の先端に工具付きの工具ホルダ(図示略)を取り付けて交換する。テーブル10をベース2の上部に設け、このテーブル10にワークを着脱可能に固定する。コラム5の背面側に、箱状の制御ボックス6を設けてある。この制御ボックス6の内側に、工作機械1の動作を制御する数値制御装置50(図3参照)を設けてある。
次に、テーブル10の移動機構について説明する。
図2に示すように、テーブル10は、サーボモータからなるX軸モータ71及びY軸モータ72により、X軸方向(機械本体3の左右方向)及びY軸方向(機械本体3の奥行き方向)に移動駆動される。この移動機構は以下の構成からなる。テーブル10の下側に直方体状の支持台12を設けてある。その支持台12の上面にX軸方向に沿って延びる1対のX軸送りガイドを設け、1対のX軸送りガイド上にテーブル10を移動可能に支持してある。
支持台12をベース2の上部に設け、そのベース2の長手方向に沿って延びる1対のY軸送りガイド上に移動可能に支持してある。テーブル10は、ベース2上に設けたY軸モータ72により前記Y軸送りガイドに沿ってY軸方向に移動駆動される。テーブル10は、支持台12上に設けたX軸モータ71により前記X軸送りガイドに沿ってX軸方向に移動駆動される。
前記X軸送りガイドに、テレスコピック式に収縮するテレスコピックカバー13,14がテーブル10の左右両側に設けてある。前記Y軸送りガイドには、テレスコピックカバー15とY軸後ろカバーとが、支持台12の前後に夫々設けてある。前記X軸送りガイドと前記Y軸送りガイドは、テレスコピックカバー13,14,15とY軸後ろカバーによって常に覆われている。そのため、加工領域から飛散する切粉や、クーラント液の飛沫等が各軸送りガイド上に落下するのを防止できる。
次に、主軸ヘッド7の昇降機構について説明する。
図2に示すように、主軸ヘッド7は、コラム5の前面側で上下方向に延びるガイドレールに対してリニアガイドを介して昇降自在に支持されている。主軸ヘッド7は、コラム5の前面側の上下方向に延びる送りネジに対してナットで連結されている。その送りネジをZ軸モータ73(図2参照)によって正逆方向に回転駆動することで、主軸ヘッド7が上下方向に昇降駆動される。
次に、主軸9について説明する。
図2に示すように、主軸9は主軸ヘッド7の上部に設けた主軸モータ74により回転駆動される。主軸9の先端側部分には、先端に向かって拡径するホルダ取付穴(図示略)が設けてある。図2に示すように、工具交換装置20は、工具を支持する工具ホルダを複数格納する工具マガジン21と、主軸9に取り付けられた工具ホルダと他の工具ホルダとを把持して搬送するための工具交換アーム22等を備えている。工具マガジン21は、工具ホルダを支持する複数の工具ポットと、それら工具ポットを工具マガジン21内で搬送する搬送機構とを備えている。
次に、数値制御装置50の電気的構成について説明する。
図3に示すように、数値制御装置50は、CPU51とROM52とRAM53からなるマイクロコンピュータと、入力インターフェース54と、入出力インターフェース55とを備えている。入力インターフェース54には、操作パネル80のキーボード81と、主軸のZ軸における原点(Z軸原点)を検知するZ軸原点センサ77とが電気的に夫々接続されている。前記ROM52には、後述の加工負荷等表示制御の制御プログラムが格納されている。前記RAM53には、ワークの加工中に取得した種々の加工負荷等表示用データを格納するデータ記憶エリアと種々のワークメモリが設けられている。
入出力インターフェース55には、X軸駆動回路61と、Y軸駆動回路62と、Z軸駆動回路63と、主軸モータ8を駆動する主軸駆動回路64と、操作パネル80のディスプレイ82を駆動するためのCRT駆動回路65と、噴射ノズルや工具のセンター孔にクーラント液を供給するポンプ75,76を駆動するポンプ駆動回路67,68とが夫々電気的に接続されている。
X軸駆動回路61には、エンコーダ71a付きのX軸モータ71が接続されている。Y軸駆動回路62には、エンコーダ72a付きのX軸モータ72が接続されている。Z軸駆動回路63には、エンコーダ73a付きのZ軸モータ73が接続されている。主軸駆動回路64には、エンコーダ74a付きのZ軸モータ74が接続されている。
数値制御装置50のCPU51からの制御信号に基づいて、X軸駆動回路61とY軸駆動回路62とZ軸駆動回路63がX軸モータ71とY軸モータ72とZ軸モータ73を夫々駆動することにより、テーブル10を所望の位置に移動させ、主軸ヘッド7を高さ方向に所望の位置に移動させることができる。
次に、前記の加工負荷等表示制御について、図4、図7のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中符号Si(i=1,2・・)は各ステップを示す。
制御の開始後、指定した加工プログラムがディスプレイ82の画面に表示される(S1)。次にテスト的に加工するワーク素材をテーブル10の上に固定してプログラム実行が開始される(S2)。次に加工プログラムの1ブロック(1行分)を読み込む(S3)。
次にプログラム終了か否か判定し(S4)、その判定がNoのときはS5へ移行し、その判定がYesのときはこの制御を終了する。S5では読み込んだブロックが「移動指令」か否か判定する。この「移動指令」は、早送り指令と、加工中の切削送り指令の両方を含む。S5の判定がNoのときは、S6においてその指令実行を開始し、その指令実行が終了すると(S7:Yes)、S3へ移行する。
S5の判定の結果、読み込んだ指令が移動指令である場合には、移動指令に識別ラベル(図5に示す、L1,L2,・・)を付ける(S8)。次に、S9において移動指令の実行を開始する。次のS10においては、指定された移動軸(X軸,Y軸,Z軸の何れか)の移動の指令値、フィードバック値(以下、FB値という)、加工負荷のデータを取得する。この場合、指令値は加工プログラムから直接又は演算処理して知ることができる。フィードバック値は、指令された移動軸のエンコーダ71a〜73aの検出データから判る。加工負荷が大きいときは、(指令値−FB値)の値が大きくなる。それ故、「加工負荷」を反映する物理量として、(指令値−FB値)である実誤差を採用している。尚、実誤差が小さいときは、加工負荷が小さいと判断できる。
次に、S11においては、移動指令、識別ラベル、指令値、FB値、加工負荷、時刻のデータ(時系列データ)をRAM53の前記データ記憶エリアに格納する。図5は、RAM53の前記データ記憶エリアに格納したデータの例を示す。尚、加工プログラム別に上記のデータが格納される。次に、S12において、移動指令別に識別可能に、指令値とFB値と加工負荷のタイムチャートをディスプレイ82の同一画面に表示する。
例えば、図6に示すように、X軸の移動指令及びFB値のタイムチャートと、指令値とFB値との差である加工負荷(実誤差)のタイムチャートとが、ディスプレイ82の画面の左側領域に表示され、この画面の右側領域には、加工プログラムが表示される。
しかも、加工プログラム及びそれに含まれる移動指令と、指令値及びFB値と、加工負荷とが対応つくように、例えば、移動指令G0Xと、それに対応する指令値とFB値と加工負荷が例えば緑色にて表示される。移動指令G1Xと、それに対応する指令値とFB値と加工負荷が例えば赤色にて表示される。移動指令G6Xと、それに対応する指令値とFB値と加工負荷が例えば黄色にて表示される。このように、移動指令と、それに対応する指令値とFB値と加工負荷の対応関係が明瞭になるように、表示色を異ならせて表示するようになっている。尚、マーカーMも画面に表示され、マーカーMで移動指令を指示してから、移動指令の内容を修正し、その修正した加工プログラムを保存することもできる。
尚、上記のように表示色を介して、移動指令、指令値、FB値、加工負荷を対応つける方法の代わりに、識別ラベル(図5に示す、L1,L2 ・・・)を移動指令、指令値、FB値、加工負荷の近傍部位に表示することにより、対応付けてもよい。
尚、図6の表示例は、X軸を指定して表示させた場合の例であり、Y軸を指定すると、Y軸に関する指令値、FB値、実誤差、加工プログラムが画面の右側領域に表示され、Z軸を指定すると、Z軸に関する指令値、FB値、実誤差、加工プログラムが画面の左側領域に表示される。
次に、S13において移動指令終了か否か判定し、その判定がNoのときはS10へ戻ってS10以降を実行し、また、移動指令終了の場合はS3へ戻ってS3以降を実行する。S4において加工プログラムが終了したと判定されると、この制御は終了する。尚、この制御は、所定の微小時間の制御周期にて実行される。
次に、前記の加工負荷等表示制御のうち、図4に示す制御によりRAM53のデータ記憶エリアに格納したデータを読み出して、ディスプレイ82の画面に図6に示すように表示させる制御について説明する。制御の開始後、指定した加工プログラムがディスプレイ82の画面の右側領域に表示される(S20)。次にプログラムの解析が開始される(S21)。次に加工プログラムの1ブロック(1行分)を読み込む(S22)。
次にプログラム終了か否か判定し(S23)、その判定がNoのときはS24へ移行し、その判定がYesのときはこの制御を終了する。S24では読み込んだブロックが「移動指令」か否か判定する。S24の判定がNoのときはS22へ戻り、S22以降を繰り返す。
S24の判定の結果、読み込んだ指令が移動指令である場合には、移動指令の識別ラベルを読み込む(S25)。次に、S26において、RAM53のデータ記憶エリアに格納した、移動指令と識別ラベルに対応する指令値、FB値、加工負荷、時刻のデータ(時系列データ)を読み込む。次に、S27において、図5に示すように、移動指令別に識別可能に、指令値とFB値と加工負荷のタイムチャートをディスプレイ82の画面の左側領域に表示する。この場合も、前記S12と同様に、移動指令毎に表示色を異ならせることで、移動指令別に、指令値とFB値と加工負荷と加工プログラムの移動指令とを対応付けて表示される。
次に、S28においては移動指令終了か否か判定し、その判定がNoのときはS26へ移行し、S28の判定がYesのときはS22へ戻り、S22以降を繰り返し実行する。 尚、S23の判定により加工プログラムが終了したと判定されると、この制御は終了する。上記の制御は、所定の微小時間の制御周期にて実行される。
以上説明した数値制御工作機械の作用、効果について説明する。
各移動指令による加工を実行する際の加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとをディスプレイ82の同一画面に対応付けて表示させるため、加工負荷の大きい移動指令に対応する加工プログラムの部分を修正する際に、加工負荷のタイムチャートから加工負荷の大きい箇所を迅速にピックアップし、それに対応する移動指令(加工プログラムの一部)を迅速に修正することができる。このように、加工プログラムの修正を簡単に能率的に行うことができる。
また、加工負荷の小さい箇所(実誤差が小さい箇所)も間単に把握でき、その箇所の切削条件(切削速度)を高くすることで、加工全体の切削時間(サイクルタイム)を短縮することができる。
各移動指令における指令値とフィードバック値の時系列データも取得するため、これらのタイムチャートを作成して表示することが可能になる。各移動指令における指令値とフィードバック値と加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとをディスプレイ82の同一画面に対応つけて表示させるため、指令値とフィードバック値の差の大きい箇所、つまり加工負荷の大きい箇所を簡単に把握することができ、加工プログラムの修正に活用することができる。
加工プログラムによってワークを加工する際に、指令値とフィードバック値と加工負荷の時系列データを取得して記憶しておき、加工終了後に、指令値とフィードバック値と加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとをディスプレイ82の同一画面に対応付けて表示させるため、指令値とフィードバック値の差の大きい箇所、つまり加工負荷の大きい箇所を簡単に把握し、それに対応する移動指令(加工プログラムの一部)を修正することができる。このように、加工プログラムの修正を簡単に能率的に行うことができる。
上記の指令値とフィードバック値と加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとをディスプレイの同一画面に表示する場合に、指定した軸(X軸、Y軸、Z軸の何れか)別に上記のタイムチャートを表示するため、画面の表示情報が煩雑化せず、見易くなり、使い勝手に優れる。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1]前記実施例では、(指令値−FB値)を加工負荷として採用したが、各軸モータ71〜73の駆動電流を加工負荷としてもよい。各軸モータの駆動電流は、各軸駆動回路61〜63において電流検出器により検出されているため、その検出電流値を取得することにより各軸の加工負荷を確実に知ることができる。
2]加工プログラムの多数のブロックに連続的なブロック番号を付与する場合には、
前記識別ラベルとして、そのブロック番号を採用してもよい。
本発明の実施例に係るマシニングセンタの正面図である。 マシニングセンタの機械本体の斜視図である。 数値制御装置のブロック図である。 加工負荷等表示制御のフローチャートの一部である。 識別ラベル、移動指令、指令値とFB値と加工負荷の時系列データの説明図である。 ディスプレイの画面への表示例を示す図である。 加工負荷等表示制御のフローチャートの残部である。
符号の説明
1 マシニングセンタ(数値制御工作機械)
50 数値制御装置
61 X軸駆動回路
62 Y軸駆動回路
63 Z軸駆動回路
64 主軸駆動回路
71 X軸モータ
72 Y軸モータ
73 Z軸モータ
74 主軸モータ
82 ディスプレイ

Claims (4)

  1. 工作機械の送り軸を駆動する送り軸駆動手段と、工具が取り付けられた主軸を回転駆動する主軸駆動手段と、加工プログラムに基づいて前記送り軸駆動手段と前記主軸駆動手段とを制御する制御手段と、この制御手段に接続された表示手段とを備えた数値制御式工作機械において、
    加工プログラムに基づきワークを加工中に、各移動指令に識別ラベルを付けると共に各移動指令で指令された移動における加工負荷の時系列データをリアルタイムで取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段で取得された加工負荷の時系列データから得られる加工負荷のタイムチャートと加工プログラムとを前記表示手段の同一画面に対応付けて表示させる第1表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする数値制御工作機械。
  2. 前記データ取得手段は、各移動指令で指令された移動における指令値とフィードバック値の時系列データもリアルタイムで取得することを特徴とする請求項1に記載の数値制御工作機械。
  3. 前記表示制御手段は、各移動指令に基づく指令値とフィードバック値と加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとを前記表示手段の同一画面に対応付けて表示させることを特徴とする請求項2に記載の数値制御工作機械。
  4. 前記データ取得手段で取得した指令値とフィードバック値と加工負荷の時系列データを、前記移動指令及び識別ラベルと対応付けて記憶する情報記憶手段と、
    前記加工プログラムによる加工終了後、前記データ記憶手段に記憶した時系列データを読み出して、指令値とフィードバック値と加工負荷のタイムチャートと、加工プログラムとを前記表示手段の同一画面に対応付けて表示させる第2表示制御手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の数値制御工作機械。
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