JP2010089026A - 集塵機 - Google Patents

集塵機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010089026A
JP2010089026A JP2008262604A JP2008262604A JP2010089026A JP 2010089026 A JP2010089026 A JP 2010089026A JP 2008262604 A JP2008262604 A JP 2008262604A JP 2008262604 A JP2008262604 A JP 2008262604A JP 2010089026 A JP2010089026 A JP 2010089026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
duct
shielding plate
filter
dust collector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008262604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5044521B2 (ja
Inventor
Morihiro Urasaki
守宏 浦崎
Sadafusa Takadabashi
定房 高田橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
US URASAKI KK
Original Assignee
US URASAKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by US URASAKI KK filed Critical US URASAKI KK
Priority to JP2008262604A priority Critical patent/JP5044521B2/ja
Publication of JP2010089026A publication Critical patent/JP2010089026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5044521B2 publication Critical patent/JP5044521B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【課題】フィルターのメンテナンス時に粉塵が舞上がり難く、また、フィルターから付着した粉塵を取除き易い粉塵機を提供する。
【解決手段】レーザー加工機から生じた塵埃を空気中から除去する集塵機であって、空気を吸込む吸気ファンと、該吸気ファンの上流側に設けられ、吸気ファンに吸込まれる空気中の塵埃を濾過するフィルターと、該フィルターの上流側に設けられ、前記レーザー加工機からの空気を前記フィルターへと導入させるダクト(前処理ボックス22a,b)と、表裏を貫通する多数の貫通孔を有し、前記ダクト(前処理ボックス22a,b)内に間隙が形成されるように配置されて該ダクト(前処理ボックス22a,b)内を区画する遮蔽板26,27とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、集塵機に関するものであり、詳しくは、レーザー加工機から生じた塵埃を空気中から除去する集塵機に関するものである。
レザー加工機によって鋼板等の被加工物を切断加工すると、微細な切断屑が粉塵となって煙のように立ち昇り、空気を汚染する。
そこで、従前より、レーザー加工機から生じた粉塵を空気と共に集塵機によって吸い取り、集塵機のフィルターで空気を濾過することで空気中から粉塵を除去することが一般的になされていた。
上記背景技術は、一般的になされている事項であり、本願出願人は、出願時において、この背景技術が記載された文献を特に知見していない。
集塵機においては、フィルターに目詰まりが生じるため、定期的に、或いは、集塵能力が低下すると、付着した粉塵をフィルターから取除くといったフィルターのメンテナンスが行われる。
ここで、レーザー加工機から生じる粉塵は、極めて微細であり、フィルターには、粉状(パウダー状)の粉塵が付着している。よって、従来の集塵機では、フィルターのメンテナンス時に粉状の粉塵が舞上がり、フィルターのメンテナンスがし難いものであった。特に、手作業によってフィルターから付着した粉塵を払落とそうとそうとすると、粉塵が舞上がる中での作業となり、劣悪な環境下でのメンテナンス作業が強いられる。
また、粉状の粉塵は、フィルターの細かな目の奥まで入り込んでしまう。よって、従来の集塵機においては、フィルターに粉塵が堅固に付着してしまい、フィルターから付着した粉塵を取除き難いものであった。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、フィルターのメンテナンス時に粉塵が舞上がり難く、また、フィルターから付着した粉塵を取除き易い粉塵機の提供を課題とする。
上記課題を解決するために本発明の採った主要な手段は、
「レーザー加工機から生じた塵埃を空気中から除去する集塵機であって、
空気を吸込む吸気ファンと、
該吸気ファンの上流側に設けられ、吸気ファンに吸込まれる空気中の塵埃を濾過するフィルターと、
該フィルターの上流側に設けられ、前記レーザー加工機からの空気を前記フィルターへと導入させるダクトと、
表裏を貫通する多数の貫通孔を有し、前記ダクト内に間隙が形成されるように配置されて該ダクト内を区画する遮蔽板と
を備えることを特徴とする集塵機」
である。
上記構成の集塵機では、フィルターの上流に、遮蔽板によって内部空間が区画されたダクトを備えるため、レーザー加工機からフィルターまでの空気の流れがストレートな流れではなく、乱れた流れとなる。そして、乱れた流れの空気中の微細な粉塵は、互いに衝突しあって結合し、大きな粒子に変化する。よって、レーザー加工機から発生した微細で粉状の粉塵は、フィルターに到達するまでに粉状よりも粗い粒状の粉塵となり、上記構成の集塵機では、フィルターによって粗い粒状の粉塵を濾過することになる。そして、粗い粒状の粉塵を濾過するフィルターでは、メンテナンス時において、従前のような粉状の粉塵に比して粉塵が舞上がり難く、また、付着した粉塵を取除き易くなる。
また、特に上記構成の集塵機では、遮蔽板が、多数の貫通孔を有するものであり、また、ダクト内に間隙を形成するように配置されたものであるため、ダクト内における空気の流れは、遮蔽板の貫通孔を通過する流れと、遮蔽板とダクト内面との間隙を通過する流れとが入り混じった極めて複雑な流れとなる。よって、上記構成の集塵機によれば、ダクト内を単に通過させるだけで、微細な粉塵を効率よく大きな粒子に変化させることができる。
なお、遮蔽板の貫通孔は、円形であっても角形であってもよく、また、孔や網目であってもよいことから、遮蔽板をパンチングボードや網等によって構成することができる。
上述した手段において、
「前記遮蔽板として、表裏の少なくとも一面側において前記貫通孔の周囲に突出する突出部を有する突出孔遮蔽板を具備し、
前記突出孔遮蔽板は、前記突出部を空気の流れの上流側に向けて配置されている
ことを特徴とする集塵機」
とするのが好適である。
遮蔽板の上流側の面において孔周りに突出部が設けられていると、貫通孔に流入する空気は、突出部に衝突して複雑に変化する。よって、上記構成の集塵機によれば、貫通孔を通過する空気の流れをより複雑化することができ、微細な粉塵をより効率よく大きな粒子に変化させることができる。
上述した手段において、
「前記遮蔽板として、表裏の両面において前記貫通穴周りが平坦となった複数の平坦孔遮蔽板を具備し、
前記各平坦孔遮蔽板は、ダクト内の上部に間隙が形成されるようにダクトの底面から立設された立設状態と、ダクト内の下部に間隙が形成されるようにダクトの天面から垂設された垂設状態とで交互に配置されている
ことを特徴とする集塵機」
とするのが好適である。
上記構成の集塵機では、ダクト内において、ダクト内面と遮蔽板との間隙が上下にジグザグに配置されており、遮蔽板によって区画されたダクト内の空気の流路がジグザグ状となる。よって、上記集塵機によれば、ダクト内を通過する空気の流れをより複雑化することができ、微細な粉塵をより効率よく大きな粒子に変化させることができる。
上述した手段において、
「前記遮蔽板として、表裏の少なくとも一面側において前記貫通孔の周囲に突出する突出部を有する突出孔遮蔽板と、表裏の両面において前記貫通穴周りが平坦となった複数の平坦孔遮蔽板とを具備し、
前記各平坦孔遮蔽板は、ダクト内の上部に間隙が形成されるようにダクトの底面から立設された立設状態と、ダクト内の下部に間隙が形成されるようにダクトの天面から垂設された垂設状態とで交互に配置されており、
前記突出孔遮蔽板は、前記垂設状態の平坦孔遮蔽板の下端から前記立設状態の平坦孔遮蔽板の上端に渡って傾斜状態で配置されていると共に、前記突出部を空気の流れの上流側に向けて配置されている
ことを特徴とする集塵機」
とするのが好適である。
上記構成の集塵機によれば、上述の通り、貫通孔に流入する空気の流れを複雑に変化すさせることができ、また、遮蔽板によって区画されたダクト内の空気の流れ自体も複雑に変化させることができる。よって、微細な粉塵を、より一層より効率よく大きな粒子に変化させることができる。
上述した通り、本発明によれば、フィルターのメンテナンス時に粉塵が舞上がり難く、また、フィルターから付着した粉塵を取除き易い粉塵機を提供することができる。
本発明に係る集塵機の実施形態としての一例を、以下、図面に従って詳細に説明する。
図1,2に、本発明に係る集塵機100としての一例を示す。
集塵機本体10は、ボックス状に形成されており、集塵機本体10の内部は、ダクト室20、フィルター室30a,b、払落し駆動室40a,b、吸気室50a,b及び粉塵回収室60a,bに区画されている。また、本例においては、第一集塵ユニット及び第二集塵ユニットの二つの集塵ユニットを具備しており、一方の集塵ユニットを単独で稼動させることで低能力の集塵機100として使用し、二つの集塵ユニットを同時に稼動させることで高能力の集塵機100として使用できることとしてある。なお、図示では、符号の末尾に、第一集塵ユニット側を「a」、第二集塵ユニット側を「b」とした記号を付すことで第一集塵ユニット側の部材と第二集塵ユニット側の部材とを明確に区別することができるようにしてある。
集塵機本体100の側面下部には、レーザー加工機から引き回されたダクトが接続される接続口11が設けられており、レーザー加工機からの空気は、上部の吸気室50a,bに設けられた吸気ファン51によって接続口11から集塵機本体10内に吸込まれ、ダクト室20、フィルター室20a,b及び払落し駆動室40a,bを通じて、吸気室50a,bの上部に開放された排気口(図示省略)から排出される。ここで、レーザー加工機から生じた粉塵は、フィルター室30a,bのフィルター32によって濾過され、粉塵が除去された清浄な空気が排気口から排出される。
次に、本例の集塵機100の詳細な構造を説明する。
ダクト室20には、レーザー加工機からの空気をフィルター室30a,bに導入するダクトの一部を構成する前処理ボックス22a,bが配設されている。ここで、本例では、第一集塵ニット用の前処理ボックス22a及び第二集塵ユニット用の前処理ボックス22bといった二つの前処理ボックス22a,bが上下に並設されており、各前処理ボックス22a,bの上流側には、接続口11から流入する空気を各前処理ボックス22a,bに分岐させる分岐ダクト21が接続されている。また、各前処理ボックス22a,bと分岐ダクト21の間には、開閉弁(図示省略)が設けられており、第一集塵ユニットを単独で稼動させる場合には、第一集塵ユニット用の前処理ボックス22aの開閉弁が開かれる一方で、第二集塵ユニット用の前処理ボックス22bの開閉弁は閉じられる。また、第一集塵ユニット及び第二集塵ユニットの両方を稼動させる場合には、第一集塵ユニット用及び第二集塵ユニット用の各前処理ボックス22a,bの開閉弁が開かれる。
図3,4に示すように、前処理ボックス22a,bは、直方体形状に形成されると共に、一端側に空気を流入させる流入口24、他端側に空気を流出させる流出口25が夫々設けられたボックス本体23と、このボックス本体23内を区画する複数の遮蔽板26,27とを備えるものとして構成されている。
ここで、本例では、遮蔽板26,27として、孔周りが平坦な多数の貫通孔を有する平坦孔遮蔽板26、及び、孔周りに突出部が設けられた多数の貫通孔を有する突出孔遮蔽板27の二種類の遮蔽板26,27が用いられている。
なお、平坦孔遮蔽板26は、直径1mmの円形状の多数の貫通孔がピッチ2mmで千鳥状に穿設されたパンチメタルによって構成されている。また、突出孔遮蔽板27は、図5に示すように、バーリング加工によって一面側において貫通孔27a周りに突出部27bが形成された金属板によって構成されており、突出孔遮蔽板27の各貫通孔27aは、直径3.5mmの円形状であり、ピッチ20mmで格子状に配設されている。このように、本例では、孔の大きさや配設位置が異なる複数種類(二種類)の遮蔽板26,27を採用している。
図3,4に示すように、平坦孔遮蔽板26は複数設けられており、各平坦孔遮蔽板26は、ボックス本体23内において、側部はボックス本体23の内面と間に間隙が形成されないようにする一方で上部または下部には間隙が形成されるように、ボックス本体23の底面から立上がる立設状態とボックス本体23の天面から垂下がる垂設状態とで交互に配設されている。
一方、突出孔遮蔽板27は、垂設状態の平坦孔遮蔽板26の下端から立設状態の平坦孔遮蔽板26の上端に渡って傾斜状態で配設されている。また、突出孔遮蔽板27は、側部はボックス本体23の内面と間に間隙が形成されないようにする一方で上部には間隙が形成されるように配設されている。また、突出孔遮蔽板27は、貫通孔周りの突出部を空気の流れの上流側に向けて配設されている。
さらに、本例では、ボックス本体23の最上流部分に、導入遮蔽板28が配設されている。この導入遮蔽板28は、前述した突出孔遮蔽板27と同様に一面側の貫通孔周りに突出部を有するものではあるが、突出部を下流側に向けて配設されたものである。また、導入遮蔽板28は、最も上流側の平坦孔遮蔽板26の上端に接触すると共に、下端が流入口24の下部に当接し、上端がボックス本体23の天面に当接するように傾斜状態で配設されている。また、導入遮蔽板28は、導入遮蔽板28の両側方においてボックス本体23の内面との間に間隙が形成されるように配設されている。
また、ボックス本体23の四隅には、隅に空気が渦流を巻いて滞らないように、断面三角形状の添設部材29が配設されている。
このような前処理ボックス22a,bを通過する空気の流れは、以下のような極めて複雑な流れとなり、空気中に含まれる細微な粉塵は、互いに衝突し合って大きな粒子の粉塵に変化する。
図3に示すように、まず、流入口24から流入した空気は、導入遮蔽板28の下部両側を迂回する流れ(矢印a)と、導入遮蔽板28の上部両側を迂回する流れ(矢印b)と、導入遮蔽板28の貫通孔を通過する流れ(矢印c)となる。そして、矢印aの流れと矢印cの流れの一部が、その後、立設状態の平坦孔遮蔽板26の貫通孔を通過する流れ(矢印d)となる。
矢印b、c、dの流れは、その後、突出孔遮蔽板27の下部の貫通孔を通過する流れ(矢印e)と、垂設状態の平坦孔遮蔽板26の貫通孔を通過する流れ(矢印f)となる。そして、矢印fの流れは、その後、突出孔遮蔽板27の上部の貫通孔を通過する流れ(矢印g)と、突出孔遮蔽板27の上端を乗越える流れ(矢印h)となる。また、矢印e,gの流れは、その後、立設状態の平坦孔遮蔽板26の貫通孔を通過する流れ(矢印i)となる。
このように前処理ボックス22a,bを通過する空気の流れは、極めて複雑な流れとなり、空気中に含まれる細微な粉塵は、互いに衝突し合って大きな粒子の粉塵へと効率よく変化する。また、突出孔遮蔽板27の貫通孔を通過する空気は、貫通孔に侵入する前の段階において突出部によって複雑な流れとなり、この点からも、細微な粉塵は大きな粒子の粉塵へと、より一層効率よく変化する。
なお、前処理ボックス22a,b内の空気の流れが複雑であることから、前処理ボックス22a,b内においては、粉塵がボックス本体23の内面や遮蔽板26,27,28に付着し易くなる。そこで、本例では、図示は省略するが、適宜のアクチュエータによって駆動されてボックス本体23の外面を衝打するハンマー装置が設けられており、ハンマー装置の作動によってボックス本体に衝撃を与えることで、付着した粉塵が脱落するようにしてある。また、脱落した粉塵については、ボックス本体23の底面に回収口を設けて、この回収口から回収するようにしてもよいのであるが、集塵機100自体が十分な集塵能力を有するものである場合には、前処理ボックス22a,b内にて脱落した粉塵を集塵機100の稼動によってフィルター32にて濾過することができる。
図1,2に示すように、前処理ボックス22a,bにて大きな粒子に変化した粉塵を含む空気は、第一集塵ユニット用及び第二集塵ユニット用の各前処理ボックス22a,bの流出口25に個別に接続された専用の接続ダクト(図示省略)を通じて、導入口31a,bからフィルター室30a,bに導入され、フィルター室30a,bに配設されたフィルター32によって粉塵が濾過されて清浄な空気となって、払落し駆動室40a,b及び吸気室50a,bを通じて、排気口から排出される。
また、フィルター室30a,bの下方には、粉塵回収室60a,bが設けられており、この粉塵回収室60a,bに置かれた回収容器62によって、フィルター32から払落とされた粉塵が回収される。ここで、フィルター室30a,bの底面は、粉塵回収室60a,bに通じる廃棄口61に向かって下方に傾斜するように傾斜面となっている。そして、廃棄口61には、開閉弁(図示省略)が設けられている。フィルター32から払落とされた粉塵は、閉じられた廃棄口61の上方に積もるのであるが、廃棄口の開閉弁を開くことで、積もった粉塵を落下させることができる。
なお、本例では、粉塵回収室60a,bから引出自在(図1の矢印A参照)の容器台63に20リットルの汎用的なスチール缶を用いて構成された回収容器62が載置されており、容器台63を上昇させることで、回収容器62の上部の開口部を廃棄口61に密接できるようにしてある。これにより、集塵機100の稼動中に廃棄口61の開閉弁を開いておくことで、常時、粉塵を回収容器62へと落下させることができる。一方、回収容器62に溜まった粉塵を廃棄する場合には、廃棄口61の開閉弁を閉じ、容器台63を下降させて前方に引出すことで、粉塵が溜まった回収容器62を集塵機100から取出すことができる。また、廃棄口61を閉じておくことで、フィルター室30a,bを外界と遮断できるので、回収容器62を取出す際においても、集塵機100を稼動させたままにしておくことができる。
また、本例では、フィルター32に付着した粉塵を自動的に払落とすことができる払落し装置を採用しており、定期的、或いは、集塵能力が低下した時等、適時、払落し装置を作動させることで、手作業によらずにフィルター32に付着した粉塵を取除くことができるようにしてある。
次に、払落し装置の詳細を説明する。
図6,7に示すように、フィルター32は、周方向に蛇腹状で内部の中空部分に内側の蛇腹部分が露呈する円筒状のフィルター材36を有するものとして構成されている。ここで、フィルター材36は、厚くすいた紙や十分な剛性を有する不織布等によって構成されたシート材をジグザグに折曲げ、円環状に湾曲させることで、断面星型状に形成されている。また、フィルター材36の上端には、円環状の第一キャップ38が設けられ、フィルター材36の下端には、受け皿状の第二キャップ37が設けられており、第一キャップ38によってフィルター材36の上端部分の形状が保持され、第二キャップ37によってフィルター材36の下端部分の形状が保持されている。
払落し装置は、円筒状のフィルター32の軸線部分であるフィルター材36の中空部分に挿通された回転軸33と、回転軸33の径方向に突設された突片35とを具備するものとして構成されている。また、回転軸33の上部には、スプロケット34(図1,2参照)が取付けられており、回転軸33は、払落し駆動室40a,bに設置されたモータによって、チェーン(図示省略)を介して回転駆動される。
なお、本例では、左右に2列で奥行きに4個配設された合計8個のフィルター32によって一つのフィルターユニットが構成されており、第一集塵ユニットのフィルター室30a及び第二集塵ユニットのフィルター室30bに、夫々、2セットのフィルターユニットが配置されている。また、各フィルター32に設けられた回転軸33は、上部にて払落し駆動室40a,bの底面に、回転自在ではあるが上下動不能に支持されており、フィルターユニット単位で回転駆動される。
フィルター32は、上部の第一キャップ38を介してフィルター室30a,bの天面に固定されており、フィルター室30a,bから垂下がった状態となっている。ここで、断面星型状の従来のフィルターにおいては、フィルター材の内面側の蛇腹を保持するために、中空部分に円筒状の芯部材を必要としていたのであるが、本例のフィルター32においては、回転軸33の下端部分が下部の第二キャップ37によって回転自在ではあるが上下動不能に支持されており、この回転軸33によって、フィルター32としての十分な剛性が確保されている。
回転軸33の突片35は、回転軸33の回転に伴い、フィルター材36の内方に露呈する蛇腹部分を叩き弾くように、先端部分がフィルター材36の内側の蛇腹部分36aに僅か(具体的には1〜5mm)に干渉するものである。また突片35は、ウレタンゴム等の樹脂によって形成されており、十分な耐摩耗性及び適度な弾性力を有するものとして構成されている。
回転軸33を回転させ、突片335でもってフィルター材36の内側の蛇腹部分36aを叩き弾くことで、フィルター32に付着した粉塵を的確に払落とすことができる。また、本例のフィルター32は、フィルター材36の周面において、外側から内側へと空気を流通させて粉塵を濾過するものであり、外側から見て蛇腹の谷部分(内側から見て蛇腹の山の裏側部分)に多くの粉塵が付着する。よって、フィルター材36の内側の蛇腹部分36aを突片35によって叩き弾くことで、付着した粉塵を効率よく払落とすことができる。さらに、本例の集塵機100では、前処理ボックス22a,bによって細微な粉塵が大きな粒子に変化しており、フィルター32には、この大きな粒子の粉塵が付着している。よって、突片35でフィルター材36を叩き弾くことで、フィルター32に付着した粉塵を良好に脱落させることができる。
以上、本発明に係る集塵機100の一例を説明したが、本発明に係る集塵機100は、上述の例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜の変更が可能である。
例えば、前処理ボックス22a,bのような内部に遮蔽板(平坦孔遮蔽板26、突出孔遮蔽板27)を有するダクトは、集塵機本体10内のダクト室20に配置されたものに限らず、集塵機本体10の外部に設置されて集塵機本体10に接続されるものであってもよい。また、レーザー加工機の周囲や、レーザー加工機のフレーム内に設けられ、適宜の接続ダクトを介して集塵機本体10に接続されるものであってもよい。このように、内部に遮蔽板(平坦孔遮蔽板26、突出孔遮蔽板27)を有するダクトを集塵機本体10の外部に配置したとしても、このダクトと集塵機本体10とを含めた全体によって本発明に係る集塵機100を構成することができる。
本発明に係る集塵機の内部の概略を示す正面図である。 図1に示した集塵機の内部の概略を示す左側面図である。 前処理ボックスの縦断面背面図である。 図3におけるA−A断面図である。 突出孔遮蔽板の要部断面正面図である。 フィルターの部分破断斜視図である。 図6に示したフィルターの横断面平面図である。
符号の説明
10 集塵機本体
11 接続口
20 ダクト室
21 分岐ダクト
22(a,b) 前処理ボックス
23 ボックス本体
24 流入口
25 流出口
26 平坦孔遮蔽板
27 突出孔遮蔽板
27a 貫通孔
27b 突出部
28 導入遮蔽板
30(a、b) フィルター室
31(a,b) 導入口
32 フィルター
33 回転軸
34 スプロケット
35 突片
36 フィルター材
36a 内側の蛇腹部分
37 第二キャップ
38 第一キャップ
40(a,b) 払落し駆動室
50(a,b) 吸気室
51 吸気ファン
60(a,b) 粉塵回収室
61 廃棄口
62 回収容器
63 容器台
100 集塵機

Claims (4)

  1. レーザー加工機から生じた塵埃を空気中から除去する集塵機であって、
    空気を吸込む吸気ファンと、
    該吸気ファンの上流側に設けられ、吸気ファンに吸込まれる空気中の塵埃を濾過するフィルターと、
    該フィルターの上流側に設けられ、前記レーザー加工機からの空気を前記フィルターへと導入させるダクトと、
    表裏を貫通する多数の貫通孔を有し、前記ダクト内に間隙が形成されるように配置されて該ダクト内を区画する遮蔽板と
    を備えることを特徴とする集塵機。
  2. 前記遮蔽板として、表裏の少なくとも一面側において前記貫通孔の周囲に突出する突出部を有する突出孔遮蔽板を具備し、
    前記突出孔遮蔽板は、前記突出部を空気の流れの上流側に向けて配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の集塵機。
  3. 前記遮蔽板として、表裏の両面において前記貫通穴周りが平坦となった複数の平坦孔遮蔽板を具備し、
    前記各平坦孔遮蔽板は、ダクト内の上部に間隙が形成されるようにダクトの底面から立設された立設状態と、ダクト内の下部に間隙が形成されるようにダクトの天面から垂設された垂設状態とで交互に配置されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の集塵機。
  4. 前記遮蔽板として、表裏の少なくとも一面側において前記貫通孔の周囲に突出する突出部を有する突出孔遮蔽板と、表裏の両面において前記貫通穴周りが平坦となった複数の平坦孔遮蔽板とを具備し、
    前記各平坦孔遮蔽板は、ダクト内の上部に間隙が形成されるようにダクトの底面から立設された立設状態と、ダクト内の下部に間隙が形成されるようにダクトの天面から垂設された垂設状態とで交互に配置されており、
    前記突出孔遮蔽板は、前記垂設状態の平坦孔遮蔽板の下端から前記立設状態の平坦孔遮蔽板の上端に渡って傾斜状態で配置されていると共に、前記突出部を空気の流れの上流側に向けて配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の集塵機。
JP2008262604A 2008-10-09 2008-10-09 集塵機 Expired - Fee Related JP5044521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008262604A JP5044521B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 集塵機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008262604A JP5044521B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 集塵機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010089026A true JP2010089026A (ja) 2010-04-22
JP5044521B2 JP5044521B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=42252272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008262604A Expired - Fee Related JP5044521B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 集塵機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5044521B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101327644B1 (ko) 2011-12-20 2013-11-13 봉민 레이저 가공장치
JP2014083590A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Komatsu Sanki Kk 熱切断機

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52134182U (ja) * 1976-04-07 1977-10-12
JPS55109421A (en) * 1979-02-19 1980-08-22 Hitachi Ltd Dust collecting apparatus
JPS60102914A (ja) * 1983-11-10 1985-06-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ラツパ状突起付多孔板の製造方法
JPS61121932U (ja) * 1985-01-14 1986-08-01
JPS62120142U (ja) * 1986-01-22 1987-07-30
JPS62202318U (ja) * 1986-06-11 1987-12-23
JPS63111921U (ja) * 1987-01-09 1988-07-19
JPH05337763A (ja) * 1992-06-11 1993-12-21 Amada Co Ltd 複合加工機
JP2001017811A (ja) * 1999-07-07 2001-01-23 Aiho Kogyo Kk 集塵装置
JP2003222016A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Daihatsu Diesel Mfg Co Ltd 煤塵除去装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52134182U (ja) * 1976-04-07 1977-10-12
JPS55109421A (en) * 1979-02-19 1980-08-22 Hitachi Ltd Dust collecting apparatus
JPS60102914A (ja) * 1983-11-10 1985-06-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ラツパ状突起付多孔板の製造方法
JPS61121932U (ja) * 1985-01-14 1986-08-01
JPS62120142U (ja) * 1986-01-22 1987-07-30
JPS62202318U (ja) * 1986-06-11 1987-12-23
JPS63111921U (ja) * 1987-01-09 1988-07-19
JPH05337763A (ja) * 1992-06-11 1993-12-21 Amada Co Ltd 複合加工機
JP2001017811A (ja) * 1999-07-07 2001-01-23 Aiho Kogyo Kk 集塵装置
JP2003222016A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Daihatsu Diesel Mfg Co Ltd 煤塵除去装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101327644B1 (ko) 2011-12-20 2013-11-13 봉민 레이저 가공장치
JP2014083590A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Komatsu Sanki Kk 熱切断機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5044521B2 (ja) 2012-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102715870B (zh) 电吸尘器
CN101535730B (zh) 空气净化器
EP2399498A1 (en) Device for purifying a fluid
JP2007007636A (ja) 空気清浄機
JP2009078307A (ja) 粉塵回収装置付き研磨作業用テーブル装置
JP2016535702A (ja) ラジエータグリル
JP5044521B2 (ja) 集塵機
JP2010089027A (ja) 集塵機
KR101417738B1 (ko) 오일미스트 집진기
JP2006006453A (ja) 電気掃除機
CN112755663B (zh) 一种环保净化装置
JP2010236801A (ja) レンジフード用フィルタ装置
JP6050101B2 (ja) 集塵装置
CN212705071U (zh) 一种灰尘、颗粒分离除尘的激光切割机架
JP2012026692A (ja) 空気清浄装置
CN208696550U (zh) 一种激光切割机排烟除尘装置
KR101930630B1 (ko) 오일미스트 집진기
CN110124399B (zh) 一种气固分离过滤器
KR101471074B1 (ko) 집진 열교환기
CN107569922A (zh) 一种叶轮式车载除尘设备
KR20050060564A (ko) 공기청정기
JP2007098339A (ja) サイクロン式オイルミストコレクターの処理装置
JP2010279910A (ja) オイルミスト除去装置
JP4686167B2 (ja) 粉塵除去装置
JP6276831B2 (ja) 集塵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5044521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees