JP2010088209A - スナバ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次側整流ダイオードにおける電圧変動、および無負荷時の入力電力を低減することができるスナバ回路を提供する。
【解決手段】スナバ回路1aは、二次側整流ダイオードDのカソード側にカソード端子が接続された第1のダイオードD1aと、二次側整流ダイオードDのアノード端子と第1のダイオードD1aのアノード端子との間に接続された第1のコンデンサC1aと、第1のダイオードD1aのアノード側にカソード端子が接続された第2のダイオードD2aと、第2のダイオードD2aのアノード端子と二次巻線T2の他方端との間に接続されたコイルLと、第2のダイオードD2aのアノード端子と第1のダイオードD1aのカソード端子との間に接続された第2のコンデンサC2aとを備える。スイッチ素子SWのターンオン時、二次側整流ダイオードDのアノード端子−カソード端子間には、第2のコンデンサC2aを介した新たな電流経路が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、フライバック型スイッチング電源装置の二次側に備えられるスナバ回路に関する。
図4に、従来のスナバ回路を備えたフライバック型スイッチング電源装置を示す。このスイッチング電源装置は、入力交流電圧VAINを出力直流電圧VDOUTに変換して出力するもので、その一次側には、整流・平滑部2、トランスTの一次巻線T1、およびスイッチ素子SWが備えられている。また、二次側には、トランスTの二次巻線T2、二次巻線T2の一方端に接続された二次側整流ダイオードD、二次側平滑コンデンサCおよびスナバ回路1cが備えられている。
出力直流電圧VDOUTは不図示の負荷回路に向かって出力される。また、出力直流電圧VDOUTの多寡は不図示の制御ICにフィードバックされ、制御ICは出力直流電圧VDOUTが一定になるようにスイッチ素子SWのスイッチング動作を制御する。
スナバ回路1cは、二次側整流ダイオードDのカソード側にカソード端子が接続された第1のダイオードD1cと、二次側整流ダイオードDのアノード端子と第1のダイオードD1cのアノード端子との間に接続された第1のコンデンサC1cと、第1のダイオードD1cのアノード側にカソード端子が接続された第2のダイオードD2cと、該第2のダイオードD2cのアノード端子と二次巻線T2の他方端との間に接続されたコイルLcとから構成される(例えば、特許文献1参照)。
この従来のスイッチング電源装置では、スイッチ素子SWがターンオン(導通状態となる)すると、コイルLcおよび第2のダイオードD2cを介して第1のコンデンサC1cにエネルギーが供給されて蓄えられるとともに、コイルLc、第2のダイオードD2cおよび第1のダイオードD1cを介して、二次側平滑コンデンサCおよび負荷回路にエネルギーが供給される。
一方、スイッチ素子SWがターンオフ(非導通状態となる)すると、二次側整流ダイオードDが導通状態となり、二次巻線T2に蓄えられていたエネルギーが、二次側整流ダイオードDを介して二次側平滑コンデンサCおよび負荷回路に供給される。これとともに、第1のコンデンサC1cに蓄えられていたエネルギーも、第1のダイオードD1cを介して二次側平滑コンデンサCおよび負荷回路に供給される。
また、スナバ回路は、図5の符号1dに示されるような構成とする場合もある。
特開2002−125370号公報
上記従来のスナバ回路1c、1dによれば、一次側スイッチ素子SWに起因するスパイク(オフ時リンギング)を低減することができる。しかしながら、当該スナバ回路では、二次側整流ダイオードDに起因するスパイク(オン時リンギング、図2(B)参照)を低減することはできなかった。したがって、従来のスナバ回路1c、1dを備えたスイッチング電源装置では、二次側整流ダイオードDとして、より耐圧特性に優れたダイオードを使用しなければならず、部品の大型化、高コスト化を招いていた。
また、従来のスナバ回路1c、1dを備えたスイッチング電源装置では、無負荷時に、スイッチ素子SWのオン時間(ターンオンしてからターンオフするまでの時間)が他の負荷条件に比べて短くなるので、第1のコンデンサC1c、C1dに蓄積されるエネルギーが比較的少ない。したがって、無負荷時には、スナバ回路1c、1dによる損失低減効果を十分に得ることができなかった。
そこで、本発明は、フライバック型スイッチング電源装置の二次側に備えられるスナバ回路であって、二次側整流ダイオードにおける電圧変動、および無負荷時の入力電力を低減することができるスナバ回路を提供することを課題とする。
本願発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、従来のスナバ回路にコンデンサを1つ追加するだけで、二次側整流ダイオードにおける電圧変動、および無負荷時の入力電力を低減できることを見い出し、本願発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る第1のスナバ回路は、トランスと、該トランスの一次巻線に接続されたスイッチ素子と、前記トランスの二次巻線の一方端にアノード端子が接続され、前記二次巻線に誘起される交流電圧を整流する二次側整流ダイオードと、該二次側整流ダイオードのカソード端子と前記二次巻線の他方端との間に接続され、前記二次側整流ダイオードにより整流された後の電圧を平滑する二次側平滑コンデンサとを有するフライバック型スイッチング電源装置の二次側に備えられたスナバ回路であって、前記二次側整流ダイオードのカソード側にカソード端子が接続された第1のダイオードと、前記二次側整流ダイオードのアノード端子と前記第1のダイオードのアノード端子との間に接続された第1のコンデンサと、前記第1のダイオードのアノード側にカソード端子が接続された第2のダイオードと、前記第2のダイオードのアノード端子と前記二次巻線の他方端との間に接続されたコイルと、前記第2のダイオードのアノード端子と前記第1のダイオードのカソード端子との間に接続された第2のコンデンサとを備え、前記スイッチ素子のターンオン時に、前記二次側整流ダイオードのカソード側に出力された電圧を前記第2のコンデンサを介して前記トランスの二次巻線に帰還させることを特徴とする。
また、本発明に係る第2のスナバ回路は、トランスと、該トランスの一次巻線に接続されたスイッチ素子と、前記トランスの二次巻線の他方端にカソード端子が接続され、前記二次巻線に誘起される交流電圧を整流する二次側整流ダイオードと、該二次側整流ダイオードのアノード端子と前記二次巻線の一方端との間に接続され、前記二次側整流ダイオードにより整流された後の電圧を平滑する二次側平滑コンデンサとを有するフライバック型スイッチング電源装置の二次側に備えられたスナバ回路であって、前記二次側整流ダイオードのアノード側にアノード端子が接続された第1のダイオードと、前記二次側整流ダイオードのカソード端子と前記第1のダイオードのカソード端子との間に接続された第1のコンデンサと、前記第1のダイオードのカソード側にアノード端子が接続された第2のダイオードと、前記第2のダイオードのカソード端子と前記二次巻線の一方端との間に接続されたコイルと、前記第2のダイオードのカソード端子と前記第1のダイオードのアノード端子との間に接続された第2のコンデンサとを備え、前記スイッチ素子のターンオン時に、前記二次側整流ダイオードのアノード側に出力された電圧を前記第2のコンデンサを介して前記トランスの二次巻線に帰還させることを特徴とする。
上記第1および第2のスナバ回路によれば、スイッチ素子のターンオン時に、二次側整流ダイオードのカソード端子−アノード端子間に第2のコンデンサを介した帰還経路が形成される。すなわち、第1のスナバ回路においては、第2のコンデンサ、第2のダイオードおよび第1のコンデンサを順に接続した帰還経路が形成され、二次側整流ダイオードのカソード側に出力された電圧は当該帰還経路を経由してトランスの二次巻線(二次側整流ダイオードのアノード側)に帰還される。また、第2のスナバ回路においても、第2のコンデンサ、第2のダイオードおよび第1のコンデンサを順に接続した帰還経路が形成され、二次側整流ダイオードのアノード側に出力された電圧は当該帰還経路を経由してトランスの二次巻線(二次側整流ダイオードのカソード側)に帰還される。このとき、スイッチ素子のターンオン時に発生するスパイク電圧(オン時リンギング)が吸収され、二次側整流ダイオードに起因する電圧変動を低減することができる。
また、二次側整流ダイオードに起因する電圧変動が低減されると、二次側出力電圧のピーク電圧が低下するので、特に無負荷時において、スイッチ素子のオン時間が長くなる。したがって、上記第1および第2のスナバ回路によれば、スイッチ素子のターンオン時に第1のコンデンサに蓄積されるエネルギー量が増大し、スナバ回路によるトランス二次側へのエネルギー帰還量が増加する。その結果、入力電力を低減することができる。
本発明によれば、二次側整流ダイオードにおける電圧変動、および無負荷時の入力電力を低減することができるスナバ回路を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るスナバ回路の好ましい実施形態について説明する。
図1に、実施例1に係るスナバ回路1aを備えたフライバック型スイッチング電源装置を示す。このスイッチング電源装置は、入力交流電圧VAINを出力直流電圧VDOUTに変換して出力するもので、その一次側には、整流・平滑部2、トランスTの一次巻線T1、およびスイッチ素子SWが備えられている。また、二次側には、トランスTの二次巻線T2、二次側整流ダイオードD、二次側平滑コンデンサCおよびスナバ回路1aが備えられている。
出力直流電圧VDOUTは不図示の負荷回路に向かって出力される。また、出力直流電圧VDOUTの多寡は不図示の制御ICにフィードバックされ、制御ICは出力直流電圧VDOUTが一定になるようにスイッチ素子SWのスイッチング動作を制御する。
トランスTは、一次巻線T1と二次巻線T2とで構成される。図1に示すように、一次巻線T1と二次巻線T2は逆位相となるように配置されている。なお、以下の説明では、便宜上、各巻線の●が付された側を“開始端”(本発明の「他方端」に相当)、その反対側を“終了端”(本発明の「一方端」に相当)と称することとする。
一次側に備えられた整流・平滑部2は、主にダイオードブリッジと平滑コンデンサとからなり、入力交流電圧VAIN(例えば、115V/60Hz、230V/50Hz等)を整流および平滑し、これにより得られた直流電圧を一次巻線T1の開始端(●が付されている側)とスイッチ素子SWとに出力する。
スイッチ素子SWは、例えば、MOSトランジスタ等の高速スイッチングが可能な半導体スイッチで構成され、一次巻線T1の終了端(●が付されていない側)と整流・平滑部2との間に接続される。また、スイッチ素子SWは、不図示の制御ICから出力される制御信号によってオン/オフが切替えられるようになっている。
二次側に備えられた二次側整流ダイオードDは、アノード端子が二次巻線T2の終了端に接続され、カソードが不図示の負荷回路と二次側平滑コンデンサCに接続される。二次側整流ダイオードDは、スイッチ素子SWのスイッチング動作によって二次巻線T2に誘起される交流電圧を整流する。そして、整流された後の該交流電圧は二次側平滑コンデンサCによって平滑される。これにより、不図示の負荷回路に出力するための出力直流電圧VDOUTが生成される。
実施例1に係るスナバ回路1aは、二次側整流ダイオードDのカソード側にカソード端子が接続された第1のダイオードD1aと、二次側整流ダイオードDのアノード端子と第1のダイオードD1aのアノード端子との間に接続された第1のコンデンサC1aと、第1のダイオードD1aのアノード側にカソード端子が接続された第2のダイオードD2aと、第2のダイオードD2aのアノード端子と二次巻線T2の他方端との間に接続されたコイルLと、第2のダイオードD2aのアノード端子と第1のダイオードD1aのカソード端子との間に接続された第2のコンデンサC2aとから構成される。
続いて、スイッチ素子SWをターンオン/オフさせた際の、実施例1に係るスナバ回路1aの動作について説明する。
スイッチ素子SWがターンオンすると、一次巻線T1の開始端の電位が終了端に比べて相対的に高くなる。そして、二次巻線T2においても開始端の電位が終了端に比べて相対的に高くなる。これにより、コイルLaおよび第2のダイオードD2aを介して第1のコンデンサC1aにエネルギーが供給されて蓄えられるとともに、コイルLa、第2のダイオードD2aおよび第1のダイオードD1aを介して、二次側平滑コンデンサCおよび不図示の負荷回路にエネルギーが供給される。なお、コイルLaは、第1のコンデンサC1aへの急激なエネルギー供給を抑制する役割を果たしている。
また、スイッチ素子SWのターンオン時に、第2のコンデンサC2a、第2のダイオードD2aおよび第1のコンデンサC1aから形成された帰還経路を経由して二次側整流ダイオードDのカソード側に出力された電圧がトランスの二次巻線T2(二次側整流ダイオードDのアノード側)に帰還される。換言すれば第2のコンデンサC2a、第2のダイオードD2aおよび第1のコンデンサC1aを順次通って、二次側整流ダイオードDのカソード側からアノード側(二次巻線T2の終了側)に向かって高周波電流が流れる。すなわち、第2のコンデンサC2aを備えた本発明に係るスナバ回路では、スイッチ素子SWのターンオン時に、二次側整流ダイオードDのカソード側からアノード側に向かって高周波電流を流通させる新たな電流経路が形成される。これにより、二次側整流ダイオードDに起因するスパイク、詳しくは二次側整流ダイオードDの両端に発生する逆方向の電圧変動(アノードを基準としたカソードの電圧変動)が低減される。
一方、スイッチ素子SWがターンオフすると、二次巻線T2の終了端の電位が開始端に比べて相対的に高くなる。そして、二次側整流ダイオードDが導通状態となり、二次巻線T2に蓄えられていたエネルギーが、二次側整流ダイオードDを介して二次側平滑コンデンサCおよび負荷回路に供給される。これとともに、第1のコンデンサC1aに蓄えられていたエネルギーが、第1のダイオードD1aを介して二次側平滑コンデンサCおよび負荷回路に供給される。
また、このとき、第2のコンデンサC2aに蓄えられていたエネルギーも、第2のダイオードD2aおよび第1のダイオードD1aを介して、二次側平滑コンデンサCおよび負荷回路に供給される。
以上のように、本発明に係るスナバ回路によれば、スイッチ素子SWのターンオン時に、二次側整流ダイオードDのカソード−アノード間に新たな電流経路が形成されることになる。そして、この経路を介して、カソード側からアノード側に向かって高周波電流を流すことにより、二次側整流ダイオードDに起因するスパイク(二次側整流ダイオードDの両端に発生する逆方向の電圧変動)を低減することができる。
実施例1に係るスナバ回路1aを備えたスイッチング電源装置(図1参照)と、従来のスナバ回路1cを備えたスイッチング電源装置(図4参照。以下、従来例という)において、二次側整流ダイオードDに発生する電圧変動(VRRM)と、無負荷時入力電力を測定した結果を表1および図2に示す。
Figure 2010088209
なお、各測定を行った条件は下記の通りである。

・電圧変動VRRMの測定条件
(1)入力交流電圧VAIN=115V(AC100V)
(2)一次巻線T1の巻数:二次巻線T2の巻数=32:6
(3)コイルLa、Lcインダクタンス:100μH
(4)第1のコンデンサC1a、C1cの容量:4700pF(4.7nF)
(5)第2のコンデンサC2aの容量:4700pF(4.7nF)
(6)負荷電流:2.6A

・無負荷時入力電力の測定条件
(1)入力交流電圧VAIN=115V(AC100V)/230V(AC200V)
(6)負荷電流:0A
その他の条件は上記電圧変動VRRMの測定条件と同様
表1および図2に示すように、実施例1に係るスナバ回路1aでは、スイッチ素子SWのターンオン時に発生する二次側整流ダイオードDの電圧変動VRRMが、図2(B)に示す95Vから図2(A)に示す82Vに低減された。前記の通り、これは、第2のコンデンサC2aを追加したことにより、スイッチ素子SWのターンオン時に、二次側整流ダイオードDのカソード側からアノード側に向かって高周波電流を流通させる新たな電流経路が形成されたことによる。
また、実施例1に係るスナバ回路1aでは、特にAC200V時の無負荷時入力電力が低減された(0.279W→0.242W)。これは、二次側整流ダイオードDの電圧変動VRRMが低減されることにより、不図示の制御ICの制御下でスイッチング動作するスイッチ素子SWのオン時間が従来例に比べて長くなり、第1のコンデンサC1aに蓄積されるエネルギーが増大し、スナバ回路1aによるトランス二次側へのエネルギー帰還量が増加するためである。
以上のように、実施例1に係るスナバ回路1aによれば、二次側整流ダイオードDにおける電圧変動VRRM、および無負荷時の入力電力を低減することができた。
また、この実施例1では、第2のコンデンサC2aと第1のコンデンサC1aとで共通の仕様(静電容量を含む)のコンデンサを使用しているので、回路構成部材の共通化を図ることができる。
図3に、実施例2に係るスナバ回路1bを備えたフライバック型スイッチング電源装置を示す。このスイッチング電源装置は、入力交流電圧VAINを出力直流電圧VDOUTに変換して出力するもので、その一次側には、整流・平滑部2、トランスTの一次巻線T1、およびスイッチ素子SWが備えられている。また、二次側には、トランスTの二次巻線T2、二次側整流ダイオードD、二次側平滑コンデンサCおよびスナバ回路1bが備えられている。
実施例2に係るスナバ回路1bは、二次側整流ダイオードDのアノード側にアノード端子が接続された第1のダイオードD1bと、二次側整流ダイオードDのカソード端子と第1のダイオードD1bのカソード端子との間に接続された第1のコンデンサC1bと、第1のダイオードD1bのカソード側にアノード端子が接続された第2のダイオードD2bと、第2のダイオードD2bのカソード端子と二次巻線T2の終了端との間に接続されたコイルLと、第2のダイオードD2bのカソード端子と第1のダイオードD1bのアノード端子との間に接続された第2のコンデンサC2bとから構成される。
その他の構成については、実施例1に係るスイッチング電源装置(図1参照)と同様なので、説明を省略する。
本実施例に係るスナバ回路1bにおいても、新たに追加した第2のコンデンサC2bによって、スイッチ素子SWのターンオン時に、二次側整流ダイオードDのカソード端子−アノード端子間に新たな電流経路が形成されるので、二次側整流ダイオードDの両端に発生する逆方向の電圧変動VRRMを低減することができる。また、本実施例に係るスナバ回路1bによれば、実施例1に係るスナバ回路1aと同様に、無負荷時入力電力の低減効果を得ることもできる。
以上、本発明に係るスナバ回路の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
例えば、実施例1に係るスナバ回路1aでは、新たに追加した第2のコンデンサC2aの容量を従来から備えられている第1のコンデンサC1aの容量と同一としたが、第2のコンデンサC2aの容量はこれに限定されない。例えば、リンギング(二次側整流ダイオードDにおける電圧変動VRRM)を低減する観点から、第2のコンデンサC2aの容量を第1のコンデンサC1aの容量に比べ、大きくしてもよい。
また、出力直流電圧VDOUTが低い場合は、二次巻線T2から出力される電圧が小さくリンギング低減効果が低下するため、第1および第2のコンデンサC1a、C2aの容量を増加させることが好ましい。但し、第1および第2のコンデンサC1a、C2aの大幅な容量増は部品の大型化、コスト増を招き、好ましくない。
実施例1に係るスナバ回路の回路図である。 二次側ダイオードの電圧波形を示すグラフであって、(A)は実施例1に係るスナバ回路を備えた場合、(B)は従来のスナバ回路を備えた場合である。 実施例2に係るスナバ回路の回路図である。 従来のスナバ回路の回路図である。 従来の別のスナバ回路の回路図である。
符号の説明
1a、1b スナバ回路
2 整流・平滑部
C 二次側平滑コンデンサ
1a、C1b 第1のコンデンサ
2a、C2b 第2のコンデンサ
D 二次側整流ダイオード
1a、D1b 第1のダイオード
2a、D2b 第2のダイオード
a、Lb コイル
SW スイッチ素子
T トランス
1 一次側巻線
2 二次側巻線

Claims (2)

  1. トランスと、該トランスの一次巻線に接続されたスイッチ素子と、前記トランスの二次巻線の一方端にアノード端子が接続され、前記二次巻線に誘起される交流電圧を整流する二次側整流ダイオードと、該二次側整流ダイオードのカソード端子と前記二次巻線の他方端との間に接続され、前記二次側整流ダイオードにより整流された後の電圧を平滑する二次側平滑コンデンサとを有するフライバック型スイッチング電源装置の二次側に備えられたスナバ回路であって、
    前記二次側整流ダイオードのカソード側にカソード端子が接続された第1のダイオードと、
    前記二次側整流ダイオードのアノード端子と前記第1のダイオードのアノード端子との間に接続された第1のコンデンサと、
    前記第1のダイオードのアノード側にカソード端子が接続された第2のダイオードと、
    前記第2のダイオードのアノード端子と前記二次巻線の他方端との間に接続されたコイルと、
    前記第2のダイオードのアノード端子と前記第1のダイオードのカソード端子との間に接続された第2のコンデンサと、
    を備え、
    前記スイッチ素子のターンオン時に、前記二次側整流ダイオードのカソード側に出力された電圧を前記第2のコンデンサを介して前記トランスの二次巻線に帰還させることを特徴とするスナバ回路。
  2. トランスと、該トランスの一次巻線に接続されたスイッチ素子と、前記トランスの二次巻線の他方端にカソード端子が接続され、前記二次巻線に誘起される交流電圧を整流する二次側整流ダイオードと、該二次側整流ダイオードのアノード端子と前記二次巻線の一方端との間に接続され、前記二次側整流ダイオードにより整流された後の電圧を平滑する二次側平滑コンデンサとを有するフライバック型スイッチング電源装置の二次側に備えられたスナバ回路であって、
    前記二次側整流ダイオードのアノード側にアノード端子が接続された第1のダイオードと、
    前記二次側整流ダイオードのカソード端子と前記第1のダイオードのカソード端子との間に接続された第1のコンデンサと、
    前記第1のダイオードのカソード側にアノード端子が接続された第2のダイオードと、
    前記第2のダイオードのカソード端子と前記二次巻線の一方端との間に接続されたコイルと、
    前記第2のダイオードのカソード端子と前記第1のダイオードのアノード端子との間に接続された第2のコンデンサと、
    を備え、
    前記スイッチ素子のターンオン時に、前記二次側整流ダイオードのアノード側に出力された電圧を前記第2のコンデンサを介して前記トランスの二次巻線に帰還させることを特徴とするスナバ回路。
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