JP5008632B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子機器の内部に設置されるスイッチング電源装置に関するものである。
近年、スイッチング電源装置は電子機器の低価格化・小型化・高性能化・省エネルギー化に伴い、より小型で高効率なものが強く求められている。スイッチング電源装置の入力としては、商用電源を整流平滑して直流電圧を出力する回路や、電池が用いられている。特に、電池を入力として用いた場合、電池には電圧変動範囲が有って、その電圧変動範囲を有する入力直流電源から入力電圧より高い直流安定化電圧を負荷に安定して供給することが要求される。
従来のスイッチング電源装置については、例えば、特開2004−147436号公報(以下、特許文献1という。)に開示されるような回路構成がとられている。特許文献1には、一対の直流端子1a、1b間に、第1のインダクタL1とトランスTの一次巻線N1の第1部分N1aとを介して第1のスイッチQ1を接続し、第1のインダクタL1と一次巻線N1の第2部分N1bとを介して第2のスイッチQ2を接続する。更に、トランスTの二次巻線N2に全波全整流回路2を接続すると共に、この全波全整流回路2の出力端子間に平滑コンデンサCと、平滑コンデンサCに並列に逆流阻止用ダイオードD5を介して、第1のインダクタL1に電磁結合される第2のインダクタL2を接続したDC−DCコンバータが開示されている。なお、上記説明における符号は、特許文献1で使用されている符号を用いている。
特開2004−147436号公報(要約の欄、図2)
上記特許文献1に開示された回路構成をとることにより、第1のスイッチQ1および第2のスイッチQ2がオフする際に、第1のインダクタL1および第2のインダクタL2やトランスTの漏れインダクタンスの影響により、スパイク状の過大なサージ電圧が第1のスイッチQ1および第2のスイッチQ2のドレイン・ソース間に発生する。つまり、第1のスイッチQ1および第2のスイッチQ2への素子ストレスが大きく、それぞれのスイッチQ1、Q2は、上記サージ電圧に耐えうる耐電圧を有するものを必要とするため、スイッチQ1、Q2の耐電圧を高めることになる。この耐電圧を高めることにより、スイッチQ1、Q2の導通抵抗が大きくなって導通損失が増大すると共に、過大なサージ電圧によりスイッチング損失が増大し、効率を高めることができない課題があった。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、スイッチのターンオフ時に発生する過大なサージ電圧を除去することができるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明に係るスイッチング電源装置は、第1巻線および第2巻線を有するチョークコイルと、上記チョークコイルの第1巻線に直列に接続され第1巻線および第2巻線を有するトランスと、上記トランスの第1巻線に直列に接続される第1のスイッチング手段および上記トランスの第2巻線に直列に接続される第2のスイッチング手段を有し、入力される直流電圧をオンオフして上記チョークコイルおよび上記トランスに電圧を印加するスイッチング回路と、上記トランスと上記第1のスイッチング手段との接続点に接続される第1の整流手段および上記トランスと上記第2のスイッチング手段との接続点に接続される第2の整流手段を有し、上記第1のスイッチング手段または上記第2のスイッチング手段の一方がオン状態でかつ他方がオフ状態の時に、上記チョークコイルおよび上記トランスを介して出力される電圧を整流する整流回路と、上記チョークコイルの第2巻線に直列に接続され、上記第1のスイッチング手段および上記第2のスイッチング手段が共にオフ状態の時に、上記チョークコイルを介して出力へ供給される電圧を整流する第3の整流手段と、上記第1の整流手段、上記第2の整流手段、および上記第3の整流手段により整流された電圧を平滑する平滑手段と、上記平滑手段の出力電圧を所定値に維持するように上記第1のスイッチング手段および上記第2のスイッチング手段をオンオフ制御する制御回路と、を備えたものである。
この発明に係るスイッチング電源装置によれば、スイッチング素子のターンオフ時に発生する過大なサージ電圧を除去することができるスイッチング電源装置が得られる。
以下、添付の図面を参照して、この発明に係るスイッチング電源装置について好適な実施の形態を説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置の回路構成について、図1に基づいて説明する。
図1に示すように、入力直流電源1は、直流電圧をスイッチング電源装置100に供給するために、スイッチング電源装置100の直流入力端子2aおよび2bに接続されている。チョークコイル3の第1巻線3aの一方の端子は、第2巻線3bの一方の端子に接続されており、チョークコイル3の第1巻線3aの他方の端子は、トランス4の第1巻線4aの一方の端子および第2巻線4bの一方の端子に接続されている。なお、符号3cはチョークコイル3のコアを示しており、符号4cはトランス4のコアを示している。
トランス4の第1巻線4aの他方の端子は、第1のスイッチング手段である第1のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)5aのドレイン端子および第1の整流手段である第1の整流ダイオード6aのアノード端子に接続されている。また、トランス4の第2巻線4bの他方の端子は、第2のスイッチング手段である第2のMOSFET5bのドレイン端子および第2の整流手段である第2の整流ダイオード6bのアノード端子に接続されている。第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bは、入力される直流電圧をオンオフしてチョークコイル3およびトランス4に電圧を印加するスイッチング回路である。第1の整流ダイオード6aおよび第2の整流ダイオード6bは、第1のMOSFET5aまたは第2のMOSFET5bの一方がオン状態でかつ他方がオフ状態の時に、チョークコイル3およびトランス4を介して出力される電圧を整流する整流回路である。
チョークコイル3の第2巻線3bの他方の端子は、第3の整流手段である第3の整流ダイオード6cのアノード端子に接続されている。第1の整流ダイオード6a、第2の整流ダイオード6b、および第3の整流ダイオード6cのカソード端子は共に接続されており、その接続点は平滑手段である出力平滑コンデンサ7の一方の端子およびスイッチング電源装置100の出力端子8aに接続されている。
直流入力端子2bと第1のMOSFET5aのソース端子および第2のMOSFET5bのソース端子は共に接続されており、その接続点は出力平滑コンデンサ7の他方の端子およびスイッチング電源装置100の出力端子8bに接続されている。出力端子8aおよび8bは負荷9に接続されている。なお、第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bは、制御回路10によりオンオフ制御される。
実施の形態1に係るスイッチング電源装置100は上記のように構成されており、次に、その動作について図1および図2を用いて説明する。
ここで、図2は、スイッチング電源装置100における各端子の電圧波形の経時的な変化を模式的に示す波形図であり、(a)は第1のMOSFET5aのゲート・ソース間電圧波形の経時的な変化を模式的に示す電圧波形図を、(b)は第2のMOSFET5bのゲート・ソース間電圧波形の経時的な変化を模式的に示す電圧波形図を、(c)は第1の整流ダイオード6a、第2の整流ダイオード6b、および第3の整流ダイオード6cの合流後の電流波形の経時的な変化を模式的に示す電流波形図を、(d)は入力電流波形の経時的な変化を模式的に示す電流波形図をそれぞれ示している。
入力直流電源1がスイッチング電源装置100の直流入力端子2aおよび2bに印加されると、制御回路10から出力平滑コンデンサ7の両端電圧である出力電圧を所定値に維持するように、第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bのゲート・ソース間に交互にオンオフする制御信号を発生する。ここで、第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bのオン時間は同一になるように、また、第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bは必ず共にオフになる期間を有するように制御されている。
スイッチング電源装置100の動作状態としては大きく2つに分けられ、第1の動作状態は、第1のMOSFET5aがオンで第2のMOSFET5bがオフの状態である。第1のMOSFET5aがオフで第2のMOSFET5bがオンの状態も回路全体の動作としては同一である。また、第2の動作状態は、第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bが共にオフの状態である。
第1の動作状態、即ち、第1のMOSFET5aがオンで第2のMOSFET5bがオフの動作状態においては、入力直流電源1、チョークコイル3の第1巻線3a、トランス4の第2巻線4b、第2の整流ダイオード6bを経由して出力に電流が供給される。この時、入力直流電源1、チョークコイル3の第1巻線3a、トランス4の第1巻線4a、第1のMOSFET5aを介して、チョークコイル3にエネルギーが蓄積される。また、第1整流ダイオード6aおよび第3の整流ダイオード6cは逆バイアスされている。
また、第2の動作状態、即ち、第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bが共にオフの動作状態においては、上記第1の動作状態でチョークコイル3に蓄積されたエネルギーを放出することにより、入力直流電源1、チョークコイル3の第2巻線3b、第3の整流ダイオード6cを経由して出力に電流が供給される。
上記説明のように、実施の形態1に係るスイッチング電源装置100によれば、第1のMOSFET5aがオンおよび第2のMOSFET5bがオフの状態の時、第2のMOSFET5bのドレイン・ソース間は、出力電圧に第2の整流ダイオード6bの順方向電圧降下分の電圧を加算したものでクランプされ、それ以上の電圧が印加されることがない。また、第1のMOSFET5aがオフおよび第2のMOSFET5bがオンの状態の時、第1のMOSFET5aのドレイン・ソース間は、出力電圧に第1の整流ダイオード6aの順方向電圧降下分の電圧を加算したものでクランプされ、それ以上の電圧が印加されることがない。つまり、第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bのドレイン・ソース間には出力電圧に第1の整流ダイオード6aまたは第2の整流ダイオード6bの順方向電圧降下分の電圧を加算した電圧以上は印加されることがない。従って、第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bとしては、サージ電圧が発生する場合のMOSFETの選定に対して大幅に耐電圧の低いMOSFETを選定することができ、その結果、MOSFETの導通抵抗が小さくなり導通損失を低減できる。
また、過大なサージ電圧を除去できるためスイッチング損失低減も実現でき、高効率なスイッチング電源装置を提供することができる。
更に、MOSFETに発生する過大なサージ電圧を除去できることにより、MOSFETにかかる素子ストレスが小さいため、低ノイズのスイッチング電源装置を提供できるという効果も得られる。
なお、実施の形態1では、スイッチング素子としてMOSFETを用いて説明したが、バイポーラトランジスタ、または絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT=Insulated Gate Bipolar Transistor)、またはシリコンカーバイド(Sic)トランジスタ、あるいはシリコンカーバイドMOSFETを用いても同様の効果が得られる。また、実施の形態1の説明では、整流素子としてシリコンダイオードを用いて説明したが、シリコンカーバイドダイオードを用いても同様の効果が得られる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るスイッチング電源装置について説明する。図3は、実施の形態2に係るスイッチング電源装置200の回路構成を示す図である。この図3から明らかなように、実施の形態2に係るスイッチング電源装置200は、実施の形態1で示したスイッチング電源装置100の構成と次の点が相違している。
即ち、実施の形態2に係るスイッチング電源装置200では、整流回路(第1〜第3の整流手段)が第3のMOSFET11a、第4のMOSFET11b、第5のMOSFET11cで構成されている。そして、第3のMOSFET11a、第4のMOSFET11b、第5のMOSFET11cは、第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bのオンオフのタイミングと同期をとるような同期整流回路で構成されている。なお、その他の構成については実施の形態1と同様であり、同一符号を付すことによって重複説明を省略する。
図4は、スイッチング電源装置200における各端子の電圧波形の経時的な変化を模式的に示す波形図であり、(a)は第1のMOSFET5aのゲート・ソース間電圧波形の経時的な変化を模式的に示す電圧波形図を、(b)は第2のMOSFET5bのゲート・ソース間電圧波形の経時的な変化を模式的に示す電圧波形図を示している。また、(c)は第3のMOSFET11aのゲート・ソース間電圧波形の経時的な変化を模式的に示す電圧波形図を、(d)は第4のMOSFET11bのゲート・ソース間電圧波形の経時的な変化を模式的に示す電圧波形図を、(e)は第5のMOSFET11cのゲート・ソース間電圧波形の経時的な変化を模式的に示す電圧波形図を示している。更に、(f)は第3のMOSFET11a、第4のMOSFET11bおよび第5のMOSFET11cによる整流後の電流波形の経時的な変化を模式的に示す電流波形図を、(g)は入力電流波形の経時的な変化を模式的に示す電流波形図を示している。
この図4からも明らかなように、第1のMOSFET5aと第4のMOSFET11bが同じタイミングでオンオフ動作を行い、第2のMOSFET5bと第3のMOSFET11aが同じタイミングでオンオフ動作を行う。また、第1のMOSFET5aと第2のMOSFET5bが共にオフの時に、第5のMOSFET11cがオン動作を行う。
実施の形態2に係るスイッチング電源装置200は、上記のように構成されており、この構成においても、実施の形態1のスイッチング電源装置100と同様にMOSFETのターンオフ時に発生する過大なサージ電圧を除去できるという効果を得ることができる。
また、整流素子としてMOSFETによる同期整流回路で構成することにより、整流ダイオードで構成される実施の形態1のスイッチング電源装置に比べて損失を大幅に低減することができ、より高効率なスイッチング電源装置を提供することができる。
なお、実施の形態2では、スイッチング素子および整流素子としてMOSFETを用いて説明したが、バイポーラトランジスタ、または絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)、またはシリコンカーバイドトランジスタ、あるいはシリコンカーバイドMOSFETを用いても同様の効果が得られる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係るスイッチング電源装置について説明する。実施の形態3に係るスイッチング電源装置の回路構成および回路動作については実施の形態1と同様であり、構成並びにその動作説明を省略する。実施の形態3においては、図1に示すスイッチング電源装置100を構成する磁性部品であるチョークコイル3におけるインダクタンス設定方法について、以下に詳細を説明する。
入力直流電源1の電圧をVin、出力平滑コンデンサ7の電圧をVo、第1の整流ダイオード6a、第2の整流ダイオード6bおよび第3の整流ダイオード6cの順方向電圧降下をV、第1のMOSFET5aおよび第2のMOSFET5bのスイッチング周波数をFswとする。また、第1の整流ダイオード6a、第2の整流ダイオード6bおよび第3の整流ダイオード6cの合流後の電流は、直流電流(負荷電流)に交流成分が重畳された電流波形であり、その交流成分の振幅値あるいは臨界モード時の電流振幅値である出力電流リプルをΔIo、チョークコイル3の第2巻線3bのインダクタンスをL2とすると式(1)に示すような関係が導出される。
Figure 0005008632
式(1)は出力電圧Vo、整流ダイオードの順方向電圧降下V、スイッチング周波数Fsw、所望の出力電流リプルΔIoを固定値とすると、チョークコイル3における第2巻線3bのインダクタンスL2は入力電圧Vinの関数となり、入力電圧Vinの範囲内において極大値を有する。入力電圧VinとインダクタンスL2の関係を模式的に示すと図5のようになる。また、式(2)にインダクタンスL2の極大値であるL2maxを示す。
Figure 0005008632
つまり、出力電流リプルΔIoを所定値以内に収めるには式(3)を満足すればよい。
Figure 0005008632
また、インダクタンスL2と効率の関係を模式的に示すと図6のようになる。インダクタンスL2を大きくするとチョークコイル3の大型化につながり、また、損失増大に伴う効率低下が発生するので、インダクタンスL2は式(2)で導出されるL2maxの2倍までが望ましい。
また、チョークコイル3の第1巻線3aと第2巻線3bの巻数比については、出力電流リプル波形の連続性より、チョークコイル3の第1巻線3aの巻数をN1、インダクタンスをL1とし、第2巻線3bの巻数をN2、インダクタンスをL2とした場合、式(4)および式(5)の関係を満足する必要がある。
N1:N2=1:2・・・・・(4)
L1:L2=1:4・・・・・(5)
なお、上記においては代表値として式(4)および式(5)の関係を挙げているが、チョークコイル3の第1巻線3aと第2巻線3bとの巻数比N1:N2はほぼ1:2であればよい。また、インダクタンスL1とインダクタンスL2の比L1:L2はほぼ1:4であればよい。
つまり、式(3)に示すL2をチョークコイル3の第2巻線3bのインダクタンスとし、かつ、式(4)および式(5)から求められるチョークコイル3の第1巻線3aのインダクタンスL1で構成されるチョークコイル3を用いると、入力電圧Vinの範囲内において所望の出力電流リプルΔIoを実現することができ、出力平滑コンデンサ7に必要な耐リプル電流を小さくすることができるので出力平滑コンデンサ7を小型化できる効果が得られる。
また、実施の形態1と同様にスイッチング素子に印加される過大なサージ電圧を除去できるためスイッチング損失低減も実現でき、高効率なスイッチング電源装置を提供できる効果が得られる。
更に、MOSFETに発生する過大なサージ電圧を除去できることにより、MOSFETにかかる素子ストレスが小さいため、低ノイズのスイッチング電源装置を提供できる効果も得られる。
なお、実施の形態3では、整流素子をダイオードで構成した場合について説明したが、整流素子としてMOSFETによる同期整流回路で構成されても同様の効果が得られる。この場合の順方向電圧降下VはMOSFETのオン抵抗での電圧降下になる。
また、実施の形態3では、スイッチング素子としてMOSFETを用いて説明したが、バイポーラトランジスタ、または絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)、またはシリコンカーバイドトランジスタ、またはシリコンカーバイドMOSFETを用いても同様の効果が得られる。
また、実施の形態3では、整流素子としてシリコンダイオードを用いて説明したが、シリコンカーバイドダイオードを用いても同様の効果が得られる。
この発明に係るスイッチング電源装置は、特に、小型化・高性能化・省エネルギー化が要求される電子機器用電源に適用できる。
この発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置の回路図である。 この発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置における各端子の電圧および電流波形の経時的な変化を模式的に示す波形図である。 この発明の実施の形態2に係るスイッチング電源装置の回路図である。 この発明の実施の形態2に係るスイッチング電源装置における各端子の電圧および電流波形の経時的な変化を模式的に示す波形図である。 この発明の実施の形態3に係るスイッチング電源装置における入力電圧とチョークコイルの第2巻線のインダクタンスとの関係を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態3によるスイッチング電源装置におけるチョークコイルの第2巻線のインダクタンスと効率の関係を模式的に示す図である。
符号の説明
1 入力直流電源
2a、2b 入力端子
3 チョークコイル
3a 第1巻線
3b 第2巻線
3c チョークコイルのコア
4 トランス
4a 第1巻線
4b 第2巻線
4c トランスのコア
5a 第1のMOSFET
5b 第2のMOSFET
6a 第1の整流ダイオード
6b 第2の整流ダイオード
6c 第3の整流ダイオード
7 出力平滑コンデンサ
8a、8b 出力端子
9 負荷
10 制御回路
11a 第3のMOSFET
11b 第4のMOSFET
11c 第5のMOSFET
100、200 スイッチング電源装置

Claims (3)

  1. 第1巻線および第2巻線を有するチョークコイルと、
    上記チョークコイルの第1巻線に直列に接続され、第1巻線および第2巻線を有するトランスと、
    上記トランスの第1巻線に直列に接続される第1のスイッチング手段および上記トランスの第2巻線に直列に接続される第2のスイッチング手段を有し、入力される直流電圧をオンオフして上記チョークコイルおよび上記トランスに電圧を印加するスイッチング回路と、
    上記トランスと上記第1のスイッチング手段との接続点に接続される第1の整流手段および上記トランスと上記第2のスイッチング手段との接続点に接続される第2の整流手段を有し、上記第1のスイッチング手段または上記第2のスイッチング手段の一方がオン状態でかつ他方がオフ状態の時に、上記チョークコイルおよび上記トランスを介して出力される電圧を整流する整流回路と、
    上記チョークコイルの第2巻線に直列に接続され、上記第1のスイッチング手段および上記第2のスイッチング手段が共にオフ状態の時に、上記チョークコイルを介して出力へ供給される電圧を整流する第3の整流手段と、
    上記第1の整流手段、上記第2の整流手段、および上記第3の整流手段により整流された電圧を平滑する平滑手段と、
    上記平滑手段の出力電圧を所定値に維持するように上記第1のスイッチング手段および上記第2のスイッチング手段をオンオフ制御する制御回路と、
    を備えたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 上記チョークコイルの第1巻線と第2巻線の巻数比は、ほぼ1:2を満たし、上記チョークコイルの第2巻線のインダクタンスL2は、上記平滑手段の出力電圧をVo、上記第1の整流手段、上記第2の整流手段、および上記第3の整流手段の順方向電圧降下をV、上記第1のスイッチング手段および上記第2のスイッチング手段のスイッチング周波数をFsw、上記第1の整流手段、上記第2の整流手段、および上記第3の整流手段により整流された電流の交流成分振幅値あるいは臨界モード時の電流振幅値をΔIoとした場合、次式を満たすことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
    Figure 0005008632
  3. 上記第1の整流手段、上記第2の整流手段および上記第3の整流手段は、それぞれスイッチング手段で構成されると共に、上記第1のスイッチング手段および上記第2のスイッチング手段のオンオフ制御に同期した同期整流回路を構成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチング電源装置。
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