JP2010088154A - 電動車両の減速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回生充電制御を乗員の意思に基づいて行う。
【解決手段】ハンドルグリップ5Aによるアクセル操作を行うものにおいて、ハンドルグリップ5Aの操作方向を、アクセルグリップ5Aがバネ力で自然に戻る自由点を境に加速側と回生側とに分ける。アクセルグリップ5Aは加速側より回生側に操作する方が大きい操作トルクを要する。回生電流を車速とアクセル開度とに基づいて決定するマップを設ける。回生側にアクセル開度が大きくなるほど、かつ車速が大きくなるほど、回生電流を大きくする。アクセルグリップ5Aを、回生側への大きく廻すほど、発生する回生エネルギを大きくするように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動車両の減速制御装置に関し、特に、ライダ(乗員)の意思で回生エネルギを制御することができる電動車両の減速制御装置に関する。
特許文献1には、アクセルグリップの回動操作量(スロットル開度)に応じて駆動モータで車輪を駆動する電動車両の駆動制御装置において、スロットル開度に応じた駆動トルクまたは回生トルクが得られるようにスロットル開度に応じた電流を駆動モータに供給するモータ電流制御手段を備えたものが提案されている。
特開平11−257478号公報
特許文献1に記載された駆動制御装置では、スロットル開度によって出力を自動的に切り換えるものであるため、回生のための特別な操作がいらない反面、特に回生量を多くして積極的にバッテリを充電したい時や、回生充電の回生ブレーキで減速度を強めたい等、ユーザの意思を反映させることができない。
本発明の目的は、上記課題を解消し、乗員の意思で回生エネルギを制御することができる電動車両の減速制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明は、バッテリと、バッテリから供給される電力に基づいて車両の駆動力を発生する一方、減速時に回生エネルギを発生してバッテリを充電することができるモータとを有する電動車両の減速制御装置において、アクセル操作手段による操作角度を検出するアクセル開度検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、操作角度および車速に応じて、前記モータへの供給電力制御およびモータから出力される回生エネルギによる充電制御を行うコントローラとを具備し、前記アクセル操作手段が、モータへの供給電力がゼロとなる全閉位置からさらに回生側に操作可能に構成されており、前記コントローラは、アクセル操作手段が前記回生側に操作されたことを検出したときに回生充電制御を行うように構成されている点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記コントローラが、アクセル操作手段が、前記回生側とは反対側の加速側において減速操作されたときにも回生エネルギを発生し、加速側での減速操作より、前記回生側へ操作されたときの方が、発生される回生エネルギ及び/又は制動が大きくなるように構成されている点に第2の特徴がある。
また、本発明は、前記コントローラが、前記アクセル操作手段が、回生側に操作されている場合、その操作量が大きいほど回生エネルギが大きくなるように構成されている点に第3の特徴がある。
また、本発明は、前記コントローラが、前記車速が大きいほど回生エネルギを大きくするように構成されている点に第4の特徴がある。
さらに、本発明は、前記アクセル操作手段は、回生側に操作するときに必要な操作力が、加速側に操作するときに必要な操作力より大きくなるように内部のばね手段のバネ定数が設定されている点に第5の特徴がある。
第1の特徴を有する本発明によれば、アクセル操作手段を全閉位置からさらに乗員が意識的に回生側に廻したときに回生充電制御が行われて車両が減速されるので、アクセルの通常操作の範囲では自動的に回生充電及びブレーキが制御されて手間がかからない上に、ユーザの意思で任意に回生充電及びブレーキを制御できる。
第2の特徴を有する本発明によれば、アクセル操作手段を回生側に廻した場合には、加速側領域で減速中に生じるより大きい回生エネルギを発生するので乗員が回生充電制御中であることを認識することができる。
第3の特徴を有する本発明によれば、乗員によるアクセル操作手段の操作量によって回生エネルギが決定されるので、乗員の意思に応じた車両の減速が可能である。
第4の特徴を有する本発明によれば、車速に応じて回生エネルギが得られるので、制動効果が大きい。
第5の特徴を有する本発明によれば、回生側にアクセル操作手段を廻すときには、加速時より大きいアクセル操作力を要求されるので、モータの駆動領域での操作と回生領域での操作の感覚が互いに異なり、乗員が、より一層明確な意思をもって回生充電制御への切り換えを行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る減速制御装置を備えた電動自動二輪車の側面図である。車体フレーム2は、ヘッドパイプ3から下後方に延びて、車体下方のアンダフレーム6に連結され、アンダフレーム6はさらに後方のリヤフレーム7に連結されている。
ヘッドパイプ3には、図示しないステアリングステムが回転自在に軸支されており、ステアリングステムの上部には操向ハンドル5が取り付けられ、下部には前輪WFを回転自在に軸支するフロントフォーク4が取り付けられている。操向ハンドル5の車幅方向両端部には、筒状のハンドルグリップが取り付けられている。車幅方向右側のハンドルグリップは、車両の駆動力を調整する回動式のアクセル操作装置である。
車幅方向右側に配置されるハンドルグリップの回動角度(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ50が設けられる。図2では、理解の容易のため、アクセル開度センサ50は操向ハンドル5から離れた位置に図示されているが、後で詳細に説明するように、ハンドルグリップに近接して操向ハンドル5に取り付けられる。
また、ハンドルグリップやアクセル開度センサ50を含むアクセル操作装置は、自動二輪車の駆動源であるモータの回生電力の調整にも使用される。操向ハンドル5の上部には、各種の計器類を含むメータユニット60が配設される。
アンダフレーム6の後部に設けられたピボット9には、後輪WRを回転自在に軸支するパワーユニット10の前端部が軸支されている。パワーユニット10は、その後部とリヤフレーム7とがリヤクッション8を介して連結されることで、ピボットを中心に上下揺動自在に車体に吊り下げられている。アンダフレーム6にはスタンド22が連結されており、このスタンド22は図示した格納位置においてパワーユニット10の下面を覆うようになっている。モータ11には、モータの回転数を検出するモータ回転速度センサ51が設けられる。
リヤフレーム7の上部には、ヘルメット等を収容するための物入れ16が設けられている。物入れ16は、その収容物がモータ11が発生する磁気による影響を受けないように、磁気をシールドする導電性樹脂等で形成されているのがよい。物入れ16の開口部は、開閉式のシート17で覆われ、シート17の下方側は、薄板状の樹脂等で形成されたリヤカバー15で覆われている。リヤカバー15の前方下方に配設されるアンダカバー14の内部には、モータ11の駆動用電源であるバッテリ20が配設されている。
ヘッドパイプ3の前方はフロントカバー12で覆われており、フロントカバー12の内部に、モータ駆動手段としてのドライバ18、バッテリ20の充電器19、ECU(コントローラ)30が配設されている。バッテリ20は、充電器19を用いて家庭用の商業電源等で充電可能であり、自動二輪車1はこのバッテリ20から供給される電力で運転される。加速時等には、バッテリ20からモータ11に給電して後輪WRの駆動力を得る一方、減速時には、モータ11を発電機として作動させる回生制御を実行して、発電電力でバッテリ20充電する。このような構成において、ドライバ18からの制御信号によってモータ11の駆動制御および回生充電制御が行われる。
図3は、メータユニット60の正面図である。メータユニット60は、各種計器類が設けられたメータ基板を収容するメータハウジング61と、メータハウジング61の蓋をするクリアレンズ62とを有する。メータ基板には、ほぼ中央に配置された速度計63およびバッテリ残量計64と、これらの周囲に配置される複数の表示灯とが設けられる。表示灯は、車両が一時停止した際などに点滅して主電源のオン状態を知らせるスタンバイ灯69、車速が所定値以上に達すると点滅する速度警告灯67、サイドスタンドが突出状態にあると点灯するサイドスタンド警告灯68、車両のウィンカ装置(図示せず)と連動して点滅するウィンカ灯66、モータ11の回生時に点灯するチャージ灯70、およびバッテリ残量が所定値以下になった時に点灯するバッテリ残量警告灯65である。
なお、計器や警告灯類の種類や配置は、図3に示したものに限らず、変形が可能である。例えば、計器類を液晶表示するもので構成できる。自動二輪車1の乗員は、減速時等にチャージ灯70が点灯することによって、モータ11が回動制御中であることを認識できる。このチャージ灯70は、回生充電制御時の回生量の大きさに応じて長さが変化する棒グラフ等で表示するものであってもよい。
図4は、操向ハンドルの長手方向に沿った面でのアクセル操作装置の断面図、図5は、図4の5−5位置での断面図である。図4、図5において、ハンドルグリップ5Aの内周には、操向ハンドル5の外周に摺動可能な状態で適合するように内径が設定されたグリップパイプ40が嵌合されて一体化されている。一方、ハンドルグリップ5Aの端面(車体幅方向中央側の端面)に対向させて、操向ハンドル5にアクセル開度センサ50が取り付けられる。
アクセル開度センサ50は、センサハウジング41内に収容されており、環状のセンサアウタ501と、センサアウタ501の内周に沿って摺動自在に係合されたセンサインナ502とからなる。センサアウタ501はセンサハウジング41の下部分41aの内周に沿って位置決めされているので、周方向および軸方向での動きは制限されている。センサインナ502はセンサアウタ501に対して回動自在に設けられている。センサアウタ501内には可変抵抗器が収容されており、センサアウタ501側の接点上をセンサインナ502側のブラシが摺動し、互いの相対位置に対応した抵抗値を得ることができる。アクセル開度センサ50の抵抗の両端には、一定電圧(5ボルト)が印加されており、ブラシの位置に応じた比率で、抵抗器の両端に印加されている電圧が分圧される。したがって、アクセル開度センサ50は、この分圧された電圧をアクセル開度信号として出力する。
センサインナ502の内周側には、第1のリターンスプリング42が配設され、グリップパイプ40とアクセル開度センサ50との間には、第2のリターンスプリング43が配設される。アクセル開度センサ50のセンサアウタ501とセンサインナ502から操向ハンドル5の中心軸に沿ってハンドルグリップ5A側にストッパ44、45がそれぞれ突出している。
第1のリターンスプリング42の一端(アクセルグリップ5A側端部)はストッパ44、45の左側面(図5において)側に係合し、他端はセンサハウジング41に形成されたストッパ溝410に係合するように配置される。第2のリターンスプリング43の一端は、ストッパ44、45の右側面(図5において)側に係合し、他端はセンサハウジング41に形成されたストッパ穴411に係合するように配置される。
グリップパイプ40の端部にはフランジ401が形成されており、フランジ401には、周方向に長い長孔402が形成されている。この長孔402は前記センサインナ502のストッパ45が嵌るように寸法が設定される。長孔402にストッパ45の先端が嵌っているので、アクセルグリップ5Aを回動させると、その動きにつれてセンサインナ502が回動して、センサアウタ501に対するセンサインナ502の相対位置が変化する。
第1のリターンスプリング42は複数の巻き数で形成されているのに対し、第2のリターンスプリング43は1巻きにも満たない巻き数で形成されている。すなわち、第2のリターンスプリング43のばね定数が、第1のリターンスプリング42のばね定数より大きくなるように設定されている。したがって、同一の回動力を、第1のリターンスプリング43および第2のリターンスプリング43に与えた時、第2のリターンスプリング43の変形量は、第1のリターンスプリング41の変形量より大きい。換言すれば、アクセルグリップ5Aを図5の矢印A側に一定量回動させる時よりも、矢印B側に同じ一定量回動させる時の方が大きい操作力を要するように設定してある。
図6は、アクセル操作装置の分解斜視図である。図6において、センサハウジング41の下半分41aおよび上半分41bの一方側には、操作ハンドル5が通過可能なように切り込み412(上半分41b側の切り込みは図示せず)が形成される。切り込み412を挟むようにして、センサハウジング41の下部分41aにはねじ孔413、413が形成され、上部分41bにはボルト通し孔414、414が形成されている。
センサハウジング41の下半分41aには、アクセル開度センサ50の下半分を収容するセンサ収容溝415とグリップパイプ40のフランジとの干渉を回避するフランジ受け溝416が形成される。
組み立て時、アクセル開度センサ50をセンサハウジング41の下部分41aに上方から組み入れる。まず、第1のリターンスプリング42をセンサインナ502内に収納する。なお、ハンドルグリップ5Aは予めグリップパイプ40に組み付けておく。次いで、アクセル開度センサ50のストッパ45とグリップパイプ40の長孔402とを組み合わせる。このとき、第2のリターンスプリング43をアクセル開度センサ50とグリップパイプ40との間に配置させる。
こうして、アクセル開度センサ50とグリップパイプ40とを組み立てた後、この組立体をセンサハウジング41内に組み付ける。まず、センサハーネス503をセンサ収容溝415の底部に設けられているセンサ端子通し孔417に通して端子台504がセンサ端子通し孔417に嵌め、かつセンサアウタ501をセンサ収容溝415に嵌める。この作業と同時に、グリップパイプ40のフランジ401がフランジ受け溝416に嵌る。最後にセンサハウジング41の上部分41bを下部分41aに組み付けて、図示しない2本のボルトをボルト通し孔414、414にそれぞれ通してねじ孔413、413にねじ込んで固定する。
図7は、減速制御装置を含む自動二輪車1の駆動系を示すシステム構成図である。図7において、コントローラ30には、アクセル開度センサ50の出力電圧と、モータ11内に一体に組み入れられているロータセンサ46により検出されたモータの回転角信号とが入力される。
さらに、コントローラ30とモータ11との間にはコントローラ30の出力で制御されるドライバ18が設けられる。ドライバ18には、それぞれダイオードDa〜Dfが並列接続された6個の電界トランジスタ(以下、「FET」という)18a、18b、18c、18d、18e、18fからなるブリッジ回路180と、予め記憶されているオン・オフデューティ比情報に基づいて前記FET群を制御し、モータ11の固定子電流を順次切り換えていくスイッチング回路181とを備える。
コントローラ30には、CPU301、プログラムを格納したROM302、および作業領域に使われるRAM303を備えている。ROM301には、モータ回転数(車速を代表する)NEとアクセル開度THとの関数として回生電流を設定した回生電流マップ(図1に関して後述)が格納される。
ドライバ18には、さらに、電圧検出用の抵抗304と遮断器305と逆流防止ダイオード306および抵抗307とが設けられる。抵抗304を介してドライバ19の電圧がコントローラ30に入力される。
ドライバ18はヒューズユニット47を介してバッテリ20に接続される。ヒューズユニット47とコントローラ30との間にはレギュレータ48が設けられる。レギュレータ48はバッテリ20から印加される電圧をコントローラ30の電源に適した電圧に調整する。さらにレギュレータ48は、バッテリ電圧を検出して、満充電か否かに応じて、満充電の時は、遮断器305を開く一方、充電量が少ない時は遮断器305を閉じてバッテリ20の充電量を制御する。
図1は、回生電流マップの一例を示す図である。図1において、x軸にはアクセル開度TH、y軸には回生電流I、z軸には車速(ここでは、モータ回転数NEで代表する)を示す。x軸に示したアクセル開度THは、第1および第2のリターンスプリング42、43がいずれも撓まない遊び領域があり、この遊び領域からアクセル開度THが加速側に回動させる方向(+側)と遊び領域からアクセル開度THが回生側に回動させられる方向(−側)とを設定してある。遊び領域の中間点を自由点とする。アクセルグリップ5Aは、第1のリターンスプリング42と第2のリターンスプリング43の力がバランスする点であり、乗員がアクセルグリップ5Aから手を放せば、アクセル開度はこの自由点に復帰する。
図1において、アクセル開度THを加速側に変化させた場合、モータ回転数NEが上昇しても、回生電流Iは発生しない。加速側からアクセル開度THを回生側に変位させた場合、回生電流Iは回生側へのアクセル開度THが大きくなるにつれて、大きくなる。同じアクセル開度THにおいても、再生側ではモータ回転数NEが上昇するにつれて、回生電流Iは大きくなるように設定してある。
図8は、アクセル開度が加速側に大きくなったときのセンサインナ502とリターンスプリング42、43の位置を示す図である。図8では、グリップパイプ40が図中反時計方向に回動させられると、グリップパイプ40はストッパ45と係合しているので、ストッパ45が反時計方向(加速側)に押される。その結果、第1のリターンスプリング42が撓むとともに、センサアウタ501に対するセンサインナ502の位置が変化するので、アクセル開度センサ50は大きくなる。このときのアクセル開度センサ50の出力電圧に従って、予め設定してある駆動用のデューティ比でFET18a〜18fをスイッチングしてモータ11に駆動電流を流す。
図9は、アクセル開度が回生側に大きくなったときのセンサインナ502とリターンスプリング42、43の位置を示す図である。図9ではグリップパイプ40が図中時計方向に回動させられると、グリップパイプ40はストッパ45と係合しているので、第2のリターンスプリング43によりストッパ45は時計方向(回生側)に押される。その結果、第2のリターンスプリング42が撓むとともに、センサアウタ501に対するセンサインナ502の位置が変化するので、アクセル開度センサ50は−側に大きくなる。このときのアクセル開度センサ50の出力電圧に従って、図1の回生電流が得られるように、予めアクセル開度とモータ回転数との関数として設定してある回生電流デューティ比でFET18d〜18fをスイッチングして回生運転を行う。
第1のリターンスプリング42より第2のリターンスプリング43のバネ定数が大きいので、自由点を過ぎて回生側にハンドルグリップ5Aを回動させる際には大きい操作力が必要である。このために、乗員は、回生充電制御を行っていることを意識することができる。
図10は、モータ11の制御処理を示すフローチャートである。ステップS1では、アクセル開度THを読み込む。ステップS2では、ロータセンサ46から回転角度を読み込み、モータ回転数を算出する。ステップS3では、アクセル開度THが図1の回生側にあるか加速側にあるかを判断する。加速側にあれば、ステップS4で、駆動デューティ比テーブルを参照してモータ11の駆動デューティ比を読み出す。ステップS5では、読み出された駆動デューティ比でFET18a〜18fをスイッチング回路181でオンオフしてモータ11に通電する。こうして自動二輪車1の車速制御がなされる
ステップS3で、アクセル開度THが回動側にあると判断されたときは、ステップS5に進んで、回生電流マップからアクセル開度THとモータ回転数NEとで抽出される回生電流を読み出して、回生デューティ比を決定する。ステップS7では、この回生デューティ比に従ってスイッチング回路181のFET18d〜18fをオン・オフ制御する。
回生充電制御では、FET18a〜18cの駆動パルスのデューティ比はゼロにし、FET18d〜18fの駆動パルスを回生電流マップに対応するデューティ比とする。これによって、FET18d〜18fは回生デューティ比に応じてオン・オフ制御されてモータ11に発生した起電力でバッテリ20が充電される。
レギュレータ48は、バッテリ20の電圧が所定値より高い場合は、充電を中断するため遮断器305を付勢してモータ11の発生電流がバッテリ20に供給される回路を遮断する。
この実施形態によれば、アクセルグリップ5Aを回生側に廻すことにより、大きい回生電流が発生されるので、乗員が意識的に操作した場合に回生エネルギが生じて減速方向の重力加速度Gがかかる。したがって、アクセルの通常操作の範囲では自動的に回生充電及びブレーキが制御されて手間がかからない上に、ユーザの意思で任意に回生充電及びブレーキを制御できる。
なお、本実施形態では、モータ11を駆動輪に直結する構成を想定した説明したが、モータにベルト式無段変速機を連結し、この無段変速機を介して駆動輪にモータ11を連結する形式の電動自動二輪車であってもよい。無段変速機を採用している自動二輪車では、アクセル開度が回生側に操作された場合は、無段変速機をローレシオ側に移動させてブレーキ効果を高めるのがよい。この場合も、乗員が意識的に操作した結果ブレーキがかかるので、乗員は想定された範囲のものとして受け入れることができる。
本発明の一実施形態に係る減速制御装置で使用される回生電流マップの一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る減速制御装置を備えた自動二輪車の側面図である。 メータユニットの正面図である。 アクセル操作装置の断面図である。 図4の5−5位置での断面図である。 アクセル操作装置の分解斜視図である。 減速制御装置を含む自動二輪車の駆動系システム構成図である。 アクセル開度が加速側に大きくなったときのアクセル開度センサとリターンスプリングとの位置を示す図である。 アクセル開度が回生側に大きくなったときのアクセル開度センサとリターンスプリングとの位置を示す図である。 減速制御装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…自動二輪車、 5…操向ハンドル、5A…ハンドルグリップ、 11…モータ、 18…ドライバ、 20…バッテリ、 30…コントローラ、 41…センサハウジング、 40…グリップパイプ、 42…第1のリターンスプリング、 43…第2のリターンスプリング、 44、45…ストッパ

Claims (5)

  1. バッテリと、バッテリから供給される電力に基づいて車両の駆動力を発生する一方、減速時に回生エネルギを発生してバッテリを充電することができるモータとを有する電動車両の減速制御装置において、
    アクセル操作手段による操作角度を検出するアクセル開度検出手段と、
    車速を検出する車速検出手段と、
    前記操作角度および車速に応じて、前記モータへの供給電力制御およびモータから出力される回生エネルギによる充電制御を行うコントローラとを具備し、
    前記アクセル操作手段が、モータへの供給電力がゼロとなる全閉位置からさらに回生側に操作可能に構成されており、
    前記コントローラは、アクセル操作手段が前記回生側に操作されたことを検出したときに回生充電制御を行うように構成されていることを特徴とする電動車両の減速制御装置。
  2. 前記コントローラが、アクセル操作手段が、前記回生側とは反対側の加速側において減速操作されたときにも回生エネルギを発生し、加速側での減速操作より、前記回生側へ操作されたときの方が、発生される回生エネルギ及び/又は制動が大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電動車両の減速制御装置。
  3. 前記コントローラが、前記アクセル操作手段が、回生側に操作されている場合、その操作量が大きいほど回生エネルギが大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の電動車両の減速制御装置。
  4. 前記コントローラが、前記車速が大きいほど回生エネルギを大きくするように構成されていることを特徴とする請求項3記載の電動車両の減速制御装置。
  5. 前記アクセル操作手段は、回生側に操作するときに必要な操作力が、加速側に操作するときに必要な操作力より大きくなるように内部のばね手段のバネ定数が設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電動車両の減速制御装置。
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