JP2010085271A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010085271A
JP2010085271A JP2008255346A JP2008255346A JP2010085271A JP 2010085271 A JP2010085271 A JP 2010085271A JP 2008255346 A JP2008255346 A JP 2008255346A JP 2008255346 A JP2008255346 A JP 2008255346A JP 2010085271 A JP2010085271 A JP 2010085271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stock solution
series
amount
cleaning stock
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008255346A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Wada
匡暁 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2008255346A priority Critical patent/JP2010085271A/ja
Publication of JP2010085271A publication Critical patent/JP2010085271A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】反応容器を再使用して一連の分析処理を行う場合に、該一連の分析処理の処理効率低下を防止することができる自動分析装置を提供すること。
【解決手段】一連の分析処理が停止している間に、洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの残量を算出する残量算出部33aと、一連の分析処理が停止している間に、次の一連の分析処理で使用する洗浄原液Lの使用量を算出する使用量算出部33bと、一連の分析処理が停止している間に、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bが算出した使用量未満であるか否かを判定する残量判定部33cと、残量判定部33cが使用量未満であると判定した場合、洗浄原液容器25内の洗浄原液Lが不足する旨を報知する報知処理部33dと、を備えたことを特徴とする自動分析装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、試薬と検体とを反応容器に分注し、この反応容器内で生じる反応液の吸光度を測定することで検体を分析する自動分析装置に関するものである。
従来から、試薬と検体とを反応容器に分注し、この反応容器内で生じる反応液の吸光度を測定することで検体を分析する自動分析装置が知られている。この自動分析装置は、分析に用いられる反応容器を洗浄する洗浄機構を備えており、分析測定を終了した反応容器がその都度洗浄され、繰り返し使用される。
洗浄機構は、希釈液によって洗浄原液を所定濃度に希釈した希釈洗浄水を用いて反応容器を洗浄する。この洗浄原液が不足した状態で、希釈洗浄水を製造し、反応容器を洗浄した場合、汚れの残った状態で反応容器が再度分析に使用されるため、分析結果の精度が低下する。このため、希釈洗浄水に用いる洗浄原液の残量に閾値を設け、洗浄原液の残量が閾値以下になった場合、洗浄原液の補充を通知することで、洗浄原液が不足することを防止した自動分析装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−296284号公報
ところで、特許文献1に記載の自動分析装置は、一連の分析処理中に、洗浄原液の残量が閾値以下になった場合、洗浄原液の補充が完了するまで一連の分析処理を中断する。この中断が行われると、中断された分析処理は、再度、検体と試薬との分注処理から再開され、中断時、既に分注された検体および/または試薬の無駄が発生するとともに、一連の分析処理時間が長くなり、一連の分析処理の処理効率が低下する場合があるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、反応容器を再使用して一連の分析処理を行う場合に、該一連の分析処理の処理効率低下を防止することができる自動分析装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる自動分析装置は、検体と試薬とを反応容器に分注し、該反応容器内で反応する反応液の吸光度を測定して前記検体を分析する分析処理を行う際、洗浄機構の洗浄原液ポンプが供給する洗浄原液容器内の洗浄原液を希釈液によって所定濃度に希釈した希釈洗浄水を用いて前記反応容器を洗浄して該反応容器を再利用し、複数の前記分析処理が連続して行われる一連の分析処理を行う自動分析装置において、前記一連の分析処理が停止している間に、前記洗浄原液容器内の洗浄原液の残量を算出する残量算出手段と、前記一連の分析処理が停止している間に、次の前記一連の分析処理で使用する前記洗浄原液の使用量を算出する使用量算出手段と、前記一連の分析処理が停止している間に、前記残量算出手段が算出した残量が、前記使用量算出手段が算出した使用量未満であるか否かを判定する残量判定手段と、前記残量判定手段が前記使用量未満であると判定した場合、前記洗浄原液容器内の洗浄原液が不足する旨を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる自動分析装置は、上記の発明において、前記残量算出手段は、液量センサを用いて前記洗浄原液の残量を算出することを特徴とする。
また、本発明にかかる自動分析装置は、上記の発明において、前記使用量算出手段は、過去の一連の分析処理に用いた洗浄原液の使用量をもとに前記洗浄原液の使用量を推定して算出することを特徴とする。
また、本発明にかかる自動分析装置は、上記の発明において、前記使用量算出手段は、前記一連の分析処理時の単位時間あたりに使用する洗浄原液の使用量を予め求め、この単位時間に使用する洗浄原液の使用量と前記次の一連の分析処理の駆動時間とをもとに、該次の一連の分析処理に用いる洗浄原液の使用量を推定して算出することを特徴とする。
また、本発明にかかる自動分析装置は、上記の発明において、前記使用量算出手段は、前記次の一連の分析処理に用いる反応容器の延べ数をもとに前記洗浄原液の使用量を推定して算出することを特徴とする。
本発明にかかる自動分析装置は、一連の分析処理が停止している間に、残量判定手段が、残量算出手段が算出した残量が、使用量算出手段によって算出した使用量未満であると判定した場合、洗浄原液容器内の洗浄原液が不足する旨を報知するようにしているので、一連の分析処理の中断が防止でき、結果的に一連の分析処理の処理効率低下を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の自動分析装置にかかる好適な実施の形態について説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載においては、同一の部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる自動分析装置の概要構成を示す斜視図である、図1に示すように、実施の形態1にかかる自動分析装置1は、分析対象である検体を供給する検体移送機構2と、反応容器20に検体と試薬とを分注し、反応容器20内で反応させ、この反応液の吸光度を測定する測定機構3とを備える。自動分析装置1は、これらの2つの機構が連携することによって自動的に複数の検体を分析する。
検体移送機構2は、図1に示すように、分析対象である検体を収容した複数の検体容器を保持し、所定の位置に順次移送する。移送された検体容器内の検体は、検体分注機構12によって、反応槽13内に配列してある反応容器20に分注される。
測定機構3は、検体移送機構2の検体容器から検体を吸引して反応容器20に検体を吐出して分注を行う検体分注機構12と、反応容器20への検体や試薬の分注、攪拌、測光および洗浄を行うために反応容器20を所定の位置まで移送する反応槽13と、反応容器20内に分注される試薬が収容された試薬容器を複数収容できる試薬庫14と、試薬庫14の試薬容器から試薬を吸引して反応容器20に試薬を吐出して分注を行う試薬分注機構15と、反応容器20に分注された液体を攪拌する攪拌機構16と、反応容器20に分注された液体の吸光度を測定する測光機構17と、測光機構17による測定が終了した反応容器20を洗浄する洗浄機構18と、測定機構3上を覆うことで外気の侵入および内部の空気が外部に流れ出ることを防止した蓋19とを備える。
以上のように構成された自動分析装置1では、順次搬送される複数の反応容器20に対して、検体分注機構12が検体移送機構2の検体容器から検体を分注し、試薬分注機構15が試薬庫14の試薬容器から試薬を分注する。その後、測光機構17が反応容器20内で反応する反応液の吸光度を測定して検体を分析する分析処理が自動的に行われる。その後、洗浄機構18が測光機構17による測定が終了した反応容器20を洗浄する。その後、洗浄された反応容器20を再利用し、複数の分析処理がパイプライン的に連続して行われることで、一連の分析処理が連続して繰り返し行われる。
洗浄機構18は、図2に示すように、ノズル部21、希釈洗浄水ポンプ22、希釈洗浄水容器23、廃液吸引ポンプ24、洗浄原液容器25、洗浄原液ポンプ26、希釈液容器27および希釈液ポンプ28を備える。ノズル部21は、注入ノズル21aおよび吸引ノズル21bを有し、反応槽13上の所定位置に搬送された洗浄対象の反応容器20上方に配置される。注入ノズル21aは、配管21cによって希釈洗浄水ポンプ22および希釈洗浄水容器23に接続されており、洗浄対象の反応容器20内に希釈洗浄水容器23内の希釈洗浄水LTを希釈洗浄水ポンプ22によって注入する。吸引ノズル21bは、配管21dによって廃液吸引ポンプ24に接続されており、反応容器20内の液体を廃液吸引ポンプ24によって吸引する。廃液吸引ポンプ24によって吸引された反応容器20内の液体は、排水管を介して自動分析装置1の外に廃棄される。
希釈洗浄水容器23は、配管25aによって洗浄原液容器25および洗浄原液ポンプ26に接続されている。また、希釈洗浄水容器23は、別の配管27aによって希釈液容器27および希釈液ポンプ28に接続されている。洗浄原液ポンプ26および希釈液ポンプ28によって、所定量で洗浄原液Lおよび希釈液Waが希釈洗浄水容器23内に注入され、希釈液Waによって洗浄原液Lが所定濃度の希釈洗浄水LTに調整される。洗浄原液容器25は、液量センサ29を有し、この液量センサ29が検出した液面の高さを制御部31に出力する。なお、希釈液Waは、イオン交換水または精製水が用いられる。
制御機構30は、図2に示すように、制御部31、入力部32、判定部33、記憶部34および出力部35を備える。希釈洗浄水ポンプ22、廃液吸引ポンプ24、洗浄原液ポンプ26、希釈液ポンプ28および制御機構30内の上述した各部は、制御部31に接続されて制御される。
制御部31は、CPU等によって実現され、自動分析装置1の各部の処理および動作を制御する。制御部31は、これらの各構成部位に入力される情報について所定の入出力制御を行い、かつ、この情報に対して所定の情報処理を行う。
入力部32は、キーボード、マウス、入出力機能を備えたタッチパネル等によって実現され、反応容器20を洗浄するために必要な指示情報等が入力される。また、入力部32は、図示しない通信ネットワークを介して制御部31への指示情報を取得し、送信するようにしてもよい。
判定部33は、残量算出部33a、使用量算出部33b、残量判定部33cおよび報知処理部33dを有する。残量算出部33aは、一連の分析処理が停止している間に、液量センサ29から出力される液面の高さを用いて洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの残量を算出する。使用量算出部33bは、過去の一連の分析処理に用いた洗浄原液Lの使用量をもとに洗浄原液Lの使用量を推定して算出する。具体的には、過去の一連の分析処理に用いた洗浄原液Lの最高使用量に補正係数、たとえば、1.1倍で乗法した値を次の一連の分析処理で使用する洗浄原液Lの使用量として推定して算出する。残量判定部33cは、一連の分析処理が停止している間に、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bが算出した使用量未満であるか否かを判定する。ここで、一連の分析処理が停止している間とは、電源が投入された状態であって、一連の分析処理が停止されているときをいい、たとえば、一連の分析処理に伴う前処理あるいは後処理を行っているときをいう。報知処理部33dは、一連の分析処理が停止している間に、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bが算出した使用量未満である場合、洗浄原液容器25内の洗浄原液Lが不足する旨を出力部35から報知する。
記憶部34は、情報を磁気的に記憶するハードディスクと、自動分析装置1が処理を実行する際にこの処理にかかる各種プログラムをハードディスクからロードして電気的に記憶するメモリとを用いて実現される。また、記憶部34は、CD−ROM、DVD−ROM、PCカード等の記憶媒体に記録された情報を読み取ることができる補助記憶装置を備えてもよい。また、記憶部34は、過去の一連の分析処理に用いた洗浄原液Lの最高使用量を記憶している。出力部35は、ディスプレイ、プリンタおよびスピーカ等によって実現され、各種情報を出力する。
ここで、図3に示すフローチャートを参照して、判定部33による洗浄原液Lの残量判定処理手順について説明する。まず、判定部33は、自動分析装置1が一連の分析処理を停止している間であるか否かを判定する(ステップS101)。自動分析装置1が一連の分析処理が停止している間でない場合(ステップS101:No)、このステップS101の判定処理を繰り返す。一方、自動分析装置1が一連の分析処理が停止している間である場合(ステップS101:Yes)、残量算出部33aは、液量センサ29が検出した液面の高さをもとに洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの残量を算出する(ステップS102)。その後、使用量算出部33bは、過去の一連の分析処理に用いた洗浄原液Lの使用量をもとに洗浄原液Lの最大使用量を推定して算出する(ステップS103)。具体的には、過去の一連の分析処理に用いた洗浄原液Lの最高使用量に補正係数、たとえば、1.1倍で乗法した値を次の一連の分析処理で使用する洗浄原液Lの使用量として推定して算出する。
その後、残量判定部33cは、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満であるか否かを判定する(ステップS104)。残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満でない場合(ステップS104:No)、本処理を終了する。一方、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満である場合(ステップS104:Yes)、報知処理部33dは、次の一連の分析処理に用いる洗浄原液容器25内の洗浄原液Lが不足する旨を出力部35から報知する(ステップS105)。
その後、判定部33は、洗浄原液容器25内への洗浄原液Lの追加動作が行われたか否かを判定する(ステップS106)。洗浄原液Lの追加動作が行われていない場合(ステップS106:No)、このステップS106の判定処理を繰り返す。一方、洗浄原液Lの追加動作が行われた場合(ステップS106:Yes)、残量算出部33aは、洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの液量を算出する(ステップS107)。
その後、残量判定部33cは、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満であるか否かを判定する(ステップS108)。残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満でない場合(ステップS108:No)、本処理を終了する。一方、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満である場合(ステップS108:Yes)、報知処理部33dは、洗浄機構18に異常が生じている旨を出力部35から報知する(ステップS109)。この場合、洗浄原液Lの追加動作を行ったにも関わらず、次の一連の分析処理に用いる洗浄原液容器25内の洗浄原液Lが不足しているため、洗浄機構18に異常があることを知ることができる。その後、判定部33は、本処理を終了する。
この実施の形態1では、自動分析装置1が一連の分析処理が停止している間に、残量判定部33cが、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満であると判定した場合、洗浄原液容器25内の洗浄原液Lが不足する旨を報知するようにしているので、一連の分析処理の中断が防止でき、結果的に一連の分析処理の処理効率低下を防止することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、使用量算出部33bは、過去の一連の分析処理に用いた洗浄原液Lの使用量をもとに洗浄原液Lの最大使用量を推定して算出していたが、本発明の実施の形態2では、使用量算出部33bが、予め求められた一連の分析処理時の単位時間あたりに使用する洗浄原液Lの使用量と次の一連の分析処理の駆動時間とをもとに、次の一連の分析処理に用いる洗浄原液Lの使用量を推定して算出する。
この実施の形態2では、使用量算出部33bは、予め求められた一連の分析処理時の単位時間あたりに使用する洗浄原液Lの使用量と次の一連の分析処理の駆動時間とをもとに、次の一連の分析処理に用いる洗浄原液Lの使用量を推定して算出する。ここで、一連の分析処理時の単位時間あたりに使用する洗浄原液Lの使用量とは、一連の分析開始時の洗浄原液Lの残量から所定時間経過後の洗浄原液Lの残量を減算することによって求めた単位時間あたりに使用する洗浄原液Lの使用量をいう。なお、記憶部34は、単位時間あたりに使用する洗浄原液Lの使用量を記憶している。
ここで、図4に示すフローチャートを参照して、判定部33による一連の分析処理に用いる洗浄原液Lの残量判定処理手順について説明する。まず、判定部33は、自動分析装置1が一連の分析処理が停止している間であるか否かを判定する(ステップS201)。自動分析装置1が一連の分析処理が停止している間でない場合(ステップS201:No)、このステップS201の判定処理を繰り返す。一方、自動分析装置1が一連の分析処理が停止している間である場合(ステップS201:Yes)、残量算出部33aは、液量センサ29が検出した液面の高さをもとに洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの残量を算出する(ステップS202)。
その後、使用量算出部33bは、制御部31を介して、記憶部34から予め求められた一連の分析処理時の単位時間あたりに使用する洗浄原液Lの使用量を取得し(ステップS203)、次の一連の分析処理の駆動時間を取得する(ステップS204)。具体的には、使用量算出部33bは、操作者が入力部32から入力した次の一連の分析処理で行う検体の数をもとに予測した一連の分析処理の稼動予測時間を記憶部34から取得する。
その後、判定部33は、次の一連の分析処理中に洗浄機構18がメンテナンスの洗浄処理を実行予定か否かを判定する(ステップS205)。具体的には、判定部33は、制御部31を介して、記憶部34から洗浄機構18がメンテナンスの洗浄処理を実行した日を取得し、この取得した日から今回の一連の分析処理を行う日が所定の期間、例えば1週間または1月間を経過しているかをもとに洗浄処理を実行予定か否か判定する。洗浄機構18が洗浄処理を実行しない場合(ステップS205:No)、使用量算出部33bは、予め求められた一連の分析処理時の単位時間あたりに使用する洗浄原液Lの使用量と次の一連の分析処理の駆動時間とをもとに、次の一連の分析処理に用いる洗浄原液Lの使用量を推定して算出する(ステップS206)。
一方、洗浄機構18が洗浄処理を実行する場合(ステップS205:Yes)、使用量算出部33bは、記憶部34から取得した次の一連の分析処理の駆動時間にメンテナンスの洗浄処理時の駆動時間を加算し(ステップS207)、使用量算出部33bは、予め求められた一連の分析処理時の単位時間あたりに使用する洗浄原液Lの使用量と、メンテナンスの洗浄処理時の駆動時間を加算した次の一連の分析処理の駆動時間とをもとに、次の一連の分析処理に用いる洗浄原液Lの使用量を推定して算出する(ステップS208)。このメンテナンスの洗浄処理は、通常、一連の分析処理に関係なく、自動分析装置1の分析精度の確保のため、週毎または月毎に実行される。このため、一連の分析処理にメンテナンスの洗浄処理時の駆動時間を含めないと、使用量算出部33bが推定して算出する洗浄原液Lの使用量が少なめに算出される。このため、メンテナンスの洗浄処理時の駆動時間を加算する。なお、ここではメンテナンスの洗浄処理時の駆動時間を加算したが、メンテナンスを除いて算出した洗浄原液Lの使用量に、メンテナンスで必要とされる洗浄原液Lの使用量を加算してもよい。
その後、残量判定部33cは、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって推定して算出した使用量未満であるか否かを判定する(ステップS209)。残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって推定して算出した使用量未満でない場合(ステップS209:No)、本処理を終了する。一方、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって推定して算出した使用量未満である場合(ステップS209:Yes)、報知処理部33dは、次の一連の分析処理に用いる洗浄原液容器25内の洗浄原液Lが不足する旨を出力部35から報知し(ステップS210)、判定部33は、本処理を終了する。
この実施の形態2では、一連の分析処理が停止している間に、残量判定部33cが、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって推定して算出した使用量未満であると判定した場合、洗浄原液容器25内の洗浄原液Lが不足する旨を報知するようにしている。具体的には、次の一連の分析処理前に、使用量算出部33bが、次の一連の分析処理で使用される洗浄原液Lの使用量を推定して算出することによって、洗浄原液容器25内にある洗浄原液Lの残量を超えて使用される場合、洗浄原液Lの不足によって生じる一連の分析処理の中断が防止でき、結果的に一連の分析処理の処理効率低下を防止することができる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態2では、一連の分析処理が停止している間に、洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの残量を判定していたが、この実施の形態3では、一連の分析処理の洗浄原液Lの残量判定後、一連の分析処理中に残量算出部33aが算出する洗浄原液Lの残量を用いて洗浄機構18の異常の有無を判定する。また、使用量算出部33aは、過去の一連の分析処理に用いた反応容器20の延べ数をもとに洗浄原液Lの使用量を推定して算出する。具体的には、過去の一連の分析処理に用いた反応容器20の延べ数をもとに過去の一連の分析処理で最大に使用したときの洗浄原液Lの使用量を算出する。
この実施の形態3では、図5に示すように、判定部33は、残量算出部33a、使用量算出部33b、残量判定部33c、報知処理部33d、消費液量算出部33eおよび洗浄機構異常判定部33fを有する。消費液量算出部33eは、一連の分析処理が停止している際に残量算出部33aが算出した洗浄原液Lの残量から一連の分析処理間の一定時間経過後に残量算出部33aが算出した残量を減算し、単位時間あたりに消費した洗浄原液Lの消費液量を算出する。洗浄機構異常判定部33fは、消費液量に対して単位時間あたりに使用した洗浄原液Lの液量で除算した値が所定範囲内であるか否かを判定する。
ここで、図6に示すフローチャートを参照して、判定部33による洗浄原液Lの残量判定処理手順について説明する。まず、判定部33は、自動分析装置1が一連の分析処理を停止している間であるか否かを判定する(ステップS301)。自動分析装置1が一連の分析処理が停止している間でない場合(ステップS301:No)、このステップS301の判定処理を繰り返す。一方、自動分析装置1が一連の分析処理が停止している間である場合(ステップS301:Yes)、残量算出部33aは、液量センサ29が検出した液面の高さをもとに洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの残量を算出する(ステップS302)。その後、使用量算出部33bは、過去の一連の分析処理に用いた反応容器20の延べ数をもとに過去の一連の分析処理で最大に使用したときの洗浄原液Lの使用量を算出する(ステップS303)。
その後、残量判定部33cは、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満であるか否かを判定する(ステップS304)。残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満でない場合(ステップS304:No)、ステップS309へ移行する。一方、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満である場合(ステップS304:Yes)、報知処理部33dは、次の一連の分析処理に用いる洗浄原液容器25内の洗浄原液Lが不足する旨を出力部35から報知する(ステップS305)。
その後、判定部33は、洗浄原液容器25内への洗浄原液Lの追加動作が行われたか否かを判定する(ステップS306)。洗浄原液Lの追加動作が行われていない場合(ステップS306:No)、このステップS306の判定処理を繰り返す。一方、洗浄原液Lの追加動作が行われた場合(ステップS306:Yes)、残量算出部33aは、洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの液量を算出する(ステップS307)。
その後、残量判定部33cは、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満であるか否かを判定する(ステップS308)。残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満でない場合(ステップS308:No)、ステップS309へ移行する。一方、残量算出部33aが算出した残量が、使用量算出部33bによって算出した使用量未満である場合(ステップS308:Yes)、ステップS314へ移行する。
その後、判定部33は、自動分析装置1が一連の分析処理を開始したか否かを判定する(ステップS309)。自動分析装置1が一連の分析処理を開始していない場合(ステップS309:No)、このステップS309の判定処理を繰り返す。一方、自動分析装置1が一連の分析処理を開始した場合(ステップS309:Yes)、残量算出部33aは、所定時間経過後、具体的には、一連の分析処理が開始してから1時間経過後に液量センサ29が検出した液面の高さを用いて洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの残量を算出する(ステップS310)。
その後、消費液量算出部33eは、一連の分析処理が停止している際に残量算出部33aが算出した洗浄原液Lの残量から残量算出部33aが1時間経過後に算出した残量を減算し、単位時間あたりに消費した洗浄原液Lの消費液量を算出する(ステップS311)。
その後、洗浄機構異常判定部33fは、制御部31を介して記憶部34から単位時間あたりに使用した洗浄原液Lの液量を取得する(ステップS312)。具体的には、予め求められた洗浄原液ポンプ26の送液量と洗浄原液ポンプ26の駆動時間から求められた洗浄原液Lの液量を取得する。
その後、洗浄機構異常判定部33fは、消費液量に対して単位時間あたりに使用した洗浄原液Lの液量で除算した値が所定範囲内であるか否かを判定する(ステップS313)。具体的には、値が1.0未満の場合であるか否かを判定し、洗浄機構18の異常の有無を判定する。値が所定範囲内である場合(ステップS313:Yes)、ステップS315へ移行する。一方、値が所定範囲内でない場合(ステップS313:No)、報知処理部33dは、洗浄機構18に異常が生じている旨を出力部35から報知する(ステップS314)。この場合、予め求められた一連の分析処理時の単位時間あたりに使用する洗浄原液Lの液量より洗浄原液Lの消費液量が少ないため、洗浄原液用の配管25a内に洗浄原液Lが詰まることなどで、洗浄原液Lが所定量で消費されていないと判定することができる。この判定によって、洗浄原液Lが所定量で希釈洗浄水容器23に注入されないことで、洗浄原液Lの濃度が低い希釈洗浄水によって生じる反応容器20の洗浄異常が防止できる。図7は、出力部35に表示される洗浄機構18の異常表示画面の一例を示す図である。この異常表示画面35aには、洗浄機構18の異常を報知するメッセージが表示される。
その後、判定部33は、制御部31から分析終了の指示を受けたか否かを判断し(ステップS315)、分析終了の指示を受けてない場合(ステップS315:No)、ステップS310へ移行し、分析終了の指示を受けた場合(ステップS315:Yes)、本処理を終了する。
この実施の形態3では、一連の分析処理が停止している間に、洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの判定を行った後に、残量算出部33aを用いて一連の分析処理中に消費される洗浄原液Lの単位時間あたりの消費液量を算出し、この算出した消費液量をもとに洗浄機構18の異常の有無を判定するようにしている。このため、洗浄機構18の異常によって生じる反応容器20の洗浄異常が防止できるとともに、洗浄原液Lの不足によって生じる一連の分析処理の中断が防止でき、結果的に一連の分析処理の処理効率を防止することができる。
また、上述した実施の形態1〜3では、液量センサ29から出力される液面の高さを用いて洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの残量を算出していたが、これに限らず、図8および図9に示すように、変位センサ41または重量センサ42によって液面の高さ、または液量の重さを用いて洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの残量を算出してもよい。要は、洗浄原液容器25内の洗浄原液Lの残量を算出できればよい。
本発明の実施の形態1にかかる自動分析装置の概要構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1にかかる洗浄機構および制御機構を模式的に示したブロック図である。 本発明の実施の形態1の判定部による残量判定処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2の判定部による残量判定処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3の判定部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3の判定部による残量判定処理手順を示すフローチャートである。 異常表示画面の一例を示す図である。 残量算出手段が変位センサである場合の平面図である。 残量算出手段が重量センサである場合の平面図である。
符号の説明
1 自動分析装置
2 検体移送機構
3 測定機構
12 検体分注機構
13 反応槽
14 試薬庫
15 試薬分注機構
16 攪拌機構
17 測光機構
18 洗浄機構
19 蓋
20 反応容器
21 ノズル部
21a 注入ノズル
21b 吸引ノズル
21c,21d,25a,27a 配管
22 希釈洗浄水ポンプ
23 希釈洗浄水容器
24 廃液吸引ポンプ
25 洗浄原液容器
26 洗浄原液ポンプ
27 希釈液容器
28 希釈液ポンプ
29 液量センサ
30 制御機構
31 制御部
32 入力部
33 判定部
33a 残量算出部
33b 使用量算出部
33c 残量判定部
33d 報知処理部
33e 消費液量算出部
33f 洗浄機構異常判定部
34 記憶部
35 出力部
41 変位センサ
42 重量センサ
L 洗浄原液
LT 希釈洗浄水
Wa 希釈液

Claims (5)

  1. 検体と試薬とを反応容器に分注し、該反応容器内で反応する反応液の吸光度を測定して前記検体を分析する分析処理を行う際、洗浄機構の洗浄原液ポンプが供給する洗浄原液容器内の洗浄原液を希釈液によって所定濃度に希釈した希釈洗浄水を用いて前記反応容器を洗浄して該反応容器を再利用し、複数の前記分析処理が連続して行われる一連の分析処理を行う自動分析装置において、
    前記一連の分析処理が停止している間に、前記洗浄原液容器内の洗浄原液の残量を算出する残量算出手段と、
    前記一連の分析処理が停止している間に、次の前記一連の分析処理で使用する前記洗浄原液の使用量を算出する使用量算出手段と、
    前記一連の分析処理が停止している間に、前記残量算出手段が算出した残量が、前記使用量算出手段が算出した使用量未満であるか否かを判定する残量判定手段と、
    前記残量判定手段が前記使用量未満であると判定した場合、前記洗浄原液容器内の洗浄原液が不足する旨を報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 前記残量算出手段は、液量センサを用いて前記洗浄原液の残量を算出することを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記使用量算出手段は、過去の一連の分析処理に用いた洗浄原液の使用量をもとに前記洗浄原液の使用量を推定して算出することを特徴とする請求項1または2に記載の自動分析装置。
  4. 前記使用量算出手段は、前記一連の分析処理時の単位時間あたりに使用する洗浄原液の使用量を予め求め、この単位時間に使用する洗浄原液の使用量と前記次の一連の分析処理の駆動時間とをもとに、該次の一連の分析処理に用いる洗浄原液の使用量を推定して算出することを特徴とする請求項1または2に記載の自動分析装置。
  5. 前記使用量算出手段は、前記次の一連の分析処理に用いる反応容器の延べ数をもとに前記洗浄原液の使用量を推定して算出することを特徴とする請求項1または2に記載の自動分析装置。
JP2008255346A 2008-09-30 2008-09-30 自動分析装置 Withdrawn JP2010085271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008255346A JP2010085271A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 自動分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008255346A JP2010085271A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 自動分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010085271A true JP2010085271A (ja) 2010-04-15

Family

ID=42249366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008255346A Withdrawn JP2010085271A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 自動分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010085271A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103033635A (zh) * 2011-09-30 2013-04-10 希森美康株式会社 样本处理装置
JP2015145837A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 株式会社東芝 自動分析装置
JP2020052014A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 シスメックス株式会社 検体分析装置、検体分析方法およびプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103033635A (zh) * 2011-09-30 2013-04-10 希森美康株式会社 样本处理装置
JP2015145837A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 株式会社東芝 自動分析装置
JP2020052014A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 シスメックス株式会社 検体分析装置、検体分析方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020230451A1 (ja) 自動分析装置、及びその洗浄方法
JP4110101B2 (ja) 自動分析装置
JP6453219B2 (ja) 自動分析装置
JP4117181B2 (ja) 自動分析装置
JP6161909B2 (ja) 自動分析装置
WO2014175018A1 (ja) 自動分析装置
JP2008058163A (ja) 自動分析装置
WO2009104763A1 (ja) 攪拌装置および分析装置
JP2011117815A (ja) 液体クロマトグラフ装置、および液体クロマトグラフ装置の管理方法
EP2023147A2 (en) Automatic analyzer
JP5255265B2 (ja) 洗浄装置および自動分析装置
JP6466294B2 (ja) 自動分析装置
JP2010085271A (ja) 自動分析装置
CN110320380B (zh) 自动分析装置和自动分析方法
JP5161592B2 (ja) 自動分析装置及びその保守方法
JP4851951B2 (ja) 分析装置
JP2015087305A (ja) 自動分析装置
JP2013246055A (ja) 自動分析装置
JP4917491B2 (ja) 希釈装置、希釈装置を備えた電解質分析装置または生化学分析装置、希釈液充填方法、および希釈液充填プログラム
JP5174766B2 (ja) 自動分析装置
JPH05281242A (ja) 自動分析装置
JP4383976B2 (ja) 自動分析装置
JP2010122177A (ja) 自動分析装置および洗剤ポンプ異常判定方法
CN111936864A (zh) 自动分析装置
JPH04295763A (ja) 自動化学分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100208

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20111206