JP2010074479A - 画像信号処理装置、画像信号処理方法、プログラム、撮像装置および撮像システム - Google Patents

画像信号処理装置、画像信号処理方法、プログラム、撮像装置および撮像システム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置において撮影者が意図した画像を容易に撮影できるようにする。
【解決手段】閃光発光装置200A,200Bの発光量をゼロおよび最大発光量の1/16の量として連続撮影して画像信号A,B,Cを得る(ST13〜ST15)。環境光による画像信号Aおよび閃光発光装置200A,200Bの発光による画像信号BA,CAの重み付け加算信号Mを求め、この重み付け加算信号Mによる画像をモニタに表示する(ST16)。この場合、撮影者に表示画像を参照させて重み付け係数を設定させる。シャッター釦が押されるとき、撮影者が設定した重み付け係数に基づいて絞り、露光時間、発光量等の撮影条件を決定かつ設定して、本撮影を行う(ST18,ST19)。撮影者は重み付け係数の設定時に画像を確認しながら設定を行うので、撮像装置で意図した画像を容易に撮影できる。
【選択図】図6

Description

この発明は、画像信号処理装置、画像信号処理方法、プログラム、撮像装置および撮像システムに関する。詳しくは、この発明は、閃光発光装置の発光量をゼロおよび所定量として連続撮影して得られた画像信号から、環境光による画像信号および閃光発光装置の発光による画像信号の重み付け加算信号を求め、この重み付け加算信号による画像を表示部に表示して撮影者に重み付け係数を設定させ、撮影者が設定した重み付け係数に基づいて絞り、露光時間、発光量等の撮影条件を決定することにより、撮像装置において撮影者が意図した画像を容易に撮影できるようにした画像信号処理装置等に関する。
近年、被写体像を撮影光学系により固体撮像素子(例えば、CCD2次元イメージセンサ)上に結像して電気信号に変換し、これにより得られた静止画像の画像データを半導体メモリ、光記録ディスク等の記録媒体に記録するデジタルカメラが広く普及しつつある。
デジタルカメラでは、本撮影の前準備として予備撮影を実施し、この予備撮影で得られた被写体像の画像データをもとに撮影条件を自動的に調整する機能をもつものが多い。したがって、撮影者は、それ程の熟練を必要とせず、その時の状況に応じた適切な撮影条件下で撮影を行うことが可能となる。
さらに具体的に、閃光発光モード時における撮影について以下で説明する。予備撮影においては、閃光発光装置から、例えば、最大発光量の1/16の発光を行いながら、撮影が行われる。予備撮影で得られた画像を、カメラ内のDSP(デジタルシグナルプロセッサ)にて自動で解析を行い、本撮影における閃光発光装置の発光量を決める。そして、本撮影において、その指定された発光量で閃光発光装置を発光させながら撮影が行われる。この場合、DSPが自動で決めてしまうため、撮影者の意図しない発光量で本撮影が行われることもあり、撮影者の不満でもあった。
この不満を解決するための工夫として、従来、モデリング発光というものがある。モデリング発光とは、一定の微小発光量で連続発光させることである。撮影者は、本撮影前に、閃光発光装置をモデリング発光させて、被写体にどのように光が当たりどのような影ができるかを視認する。これにより、撮影者は本撮影の結果画像が、予想できるようになる。
しかしながら、モデリング発光では、連続発光させるため、電力を使いすぎるという問題があった。また、連続発光では、フラッシュが点滅しているのと同じであり、明るくなったり暗くなったりの繰り返しであり、目が疲れてしまうので、そのような状況下では、被写体にどのように光が当たりどのような影ができるかを正確に視認することはできなかった。
なお、特許文献1、特許文献2、特許文献3では、予備撮影において、閃光発光装置からの発光を行った画像と、閃光発光装置からの発光を行わない画像との差などにより、閃光発光装置の光が届く範囲と、そうでない範囲の2つに分別し、それを撮影者に提示することで、本撮影の結果画像を予想できるようにする工夫が述べられている。
しかしながら、閃光発光装置の光が届く範囲と、そうでない範囲という2つに区別してしまうため、閃光発光装置の光が、ある程度届く、あるいは、少し届くなどという詳細な情報を撮影者に提供できなかった。
特開2007−267412号公報 特開2002−44516号公報 特開平10−333235号公報
上述したように、モデリング発光および特許文献1〜3に記載の発明において、閃光発光モード時における撮影において、予め、どのような画像が得られるかを正確かつ詳細に撮影者に提示することができなかった。また、モデリング発光および特許文献1〜3に記載の発明において、閃光発光装置の発光量を変えることでどのような画像が撮影できるかを撮影者に予め提示することはできなかった。
この発明の目的は、撮像装置において撮影者が意図した画像を容易に撮影可能とすることにある。
この発明の概念は、
撮像装置の絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記撮像装置の固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、閃光発光装置の発光量がゼロである撮影条件を第1の撮影条件とし、上記撮像装置の絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記撮像装置の固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、上記閃光発光装置の発光量が予め決められた発光量である撮影条件を第2の撮影条件とし、上記撮像装置において上記第1の撮影条件および上記第2の撮影条件で連続して撮影して得られた第1の画像信号および第2の画像信号を取り込む画像信号取り込み部と、
上記画像信号取り込み部で取り込まれた上記第1の画像信号および上記第2の画像信号を用い、環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号の重み付け加算信号を得る画像信号演算部と、
上記画像信号演算部で得られた上記重み付け加算信号による画像の表示部への表示を制御する表示制御部と、
上記画像信号演算部で重み付け加算される上記環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号のそれぞれの重み付け係数を撮影者が設定するための入力デバイスと、
上記入力デバイスで設定された重み付け係数に基づいて、上記絞り機構の絞り、上記固体撮像素子の露光時間および上記閃光発光装置の発光量を決定する撮影条件決定部と
を備える画像信号処理装置にある。
この発明の画像信号処理装置は、撮像装置内に構成されるか、あるいは撮像装置に接続されたPC(Personal Computer)等の外部機器により構成される。
この発明において、画像信号取り込み部により、第1の画像信号および第2の画像信号が取り込まれる。第1の画像信号および第2の画像信号は、撮像装置において第1の撮影条件および第2の撮影条件で連続して撮影して得られたものである。ここで、第1の撮影条件では、撮像装置の絞り機構の絞りは予め決められた絞りとされ、撮像装置の固体撮像素子の露光時間は予め決められた露光時間とされ、閃光発光装置の発光量はゼロとされる。第2の撮影条件では、撮像装置の絞り機構の絞りは予め決められた絞りとされ、撮像装置の固体撮像素子の露光時間は予め決められた露光時間とされ、閃光発光装置の発光量は予め決められた発光量とされる。
画像信号演算部により、第1の画像信号および上記第2の画像信号が用いられ、環境光による画像信号および閃光発光装置の発光による画像信号の重み付け加算信号が得られる。
第2の撮影条件における露光時間と第1の撮影条件における露光時間が等しくされている場合、第2の画像信号は、環境光による画像信号および閃光発光装置の発光による画像信号が加算されたものとなっている。この場合、画像信号演算部では、環境光による画像信号として第1の画像信号が使用され、閃光発光装置による画像信号として第2の画像信号から第1の画像信号を減算した減算信号が使用される。
また、第2の撮影条件における露光時間が第1の撮影条件における露光時間に比べて充分に短くされている場合、第2の画像信号における環境光による画像信号の成分は無視できるものとなる。この場合、画像信号演算部では、環境光による画像信号として第1の画像信号が使用され、閃光発光装置による画像信号として第2の画像信号が使用される。
表示制御部により、重み付け加算信号による画像の表示部への表示が制御される。ここで、画像信号処理装置が撮像装置内に構成される場合、表示部は、撮像装置が備える表示パネル、あるいは撮像装置に接続される外部モニタ等である。また、画像信号処理装置がPC(Personal Computer)等の外部機器により構成される場合、表示部は、PCに付属されるモニタ等である。
入力デバイス(ユーザ操作部)により、画像信号演算部で重み付け加算される環境光による画像信号および閃光発光装置の発光による画像信号のそれぞれの重み付け係数の設定が可能とされる。この場合、画像信号演算部では設定された重み付け係数が用いられて、環境光による画像信号および閃光発光装置の発光による画像信号の重み付け加算が行われて、重み付け加算信号が得られる。そして、表示部には、その重み付け加算信号による画像が表示される。そのため、撮影者は、表示部に表示される画像を見ながら、意図した画像となるように、重み付け係数の設定が可能となる。
撮影条件決定部により、入力デバイスで設定された重み付け係数に基づいて、絞り機構の絞り、固体撮像素子の露光時間および閃光発光装置の発光量が決定される。例えば、環境光による画像信号の係数が「1」とされる場合には、絞り機構の絞り、固体撮像素子の露光時間は、第1の撮影条件における絞り、露光時間に決定される。また、例えば、環境光による画像信号の係数が「2」とされる場合には、第1の撮影条件における絞り、露光時間を基準として、絞りは同じで露光時間が2倍に、あるいは露光時間は同じで絞りは2倍明るい絞りに決定される。
例えば、閃光発光装置の発光による画像の係数が「1」とされる場合には、閃光発光装置の発光量は、第2の撮影条件における発光量に決定される。また、例えば、閃光発光装置の発光による画像の係数が「1」とされる場合には、閃光発光装置の発光量は、第2の撮影条件における発光量を基準として、2倍の発光量に決定される。
このように決定される絞り、露光時間、発光量が、撮像装置の絞り機能の絞り、撮像装置の固体撮像素子の露光時間、閃光発光装置の発光量として設定されることで、撮影者は、意図した画像を容易に撮影可能となる。
なお、上述したように決定された絞り、露光時間、発光量が例えば表示部に表示され、撮影者がその表示を見て撮像装置および閃光発光装置に手動で設定してもよく、あるいは、画像信号処理装置がさらにその設定を自動で行う撮影条件設定部を備えるようにしてもよい。
この発明は、例えば、表示制御部は、画像信号演算部で得られた重み付け加算信号による画像の他、環境光による画像信号で得られる画像および閃光発光装置の発光による画像信号で得られる画像の表示部への表示を制御する、ようにされてもよい。これにより、撮影者に、環境光による画像信号で得られる画像、閃光発光装置の発光による画像信号で得られる画像等を視認させることができる。
この発明によれば、閃光発光装置の発光量をゼロおよび所定量として連続撮影して得られた画像信号から、環境光による画像信号および閃光発光装置の発光による画像信号の重み付け加算信号を求め、この重み付け加算信号による画像を表示部に表示して撮影者に重み付け係数を設定させ、撮影者が設定した重み付け係数に基づいて絞り、露光時間、発光量等の撮影条件を決定するものであり、撮像装置において撮影者が意図した画像を容易に撮影できる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[撮像システムの構成例]
図1は、実施の形態としての撮像システム10の構成例を示している。
この撮像システム10は、撮像装置としてのデジタルカメラ100と、2個の閃光発光装置200A,200Bとからなっている。閃光発光装置200A,200Bは閃光を発光する。閃光発光装置200A,200Bは、伝送線210A,210Bにより、デジタルカメラ100に接続されている。閃光発光装置200A,200Bは、デジタルカメラ100から伝送線210A,210B介して送られてくる制御信号により制御される。
なお、デジタルカメラ100から閃光発光装置200A,200Bに制御信号を伝送する方式としては、伝送線210A,210Bを用いる有線方式に限定されるものではなく、無線により制御信号を伝送する無線方式であってもよい。この無線方式の場合には、伝送線210A,210Bは不要となる。この無線方式は、例えば、特開平04−343343号公報などに記載されており、従来公知である。
デジタルカメラ100の筐体の上面には、シャッター釦SBが配設されている。また、デジタルカメラ100の筐体の前面には、撮影レンズ110の他に、後述する環境光による画像信号および閃光発光装置200A,200Bの発光による画像信号の重み付け係数を撮影者が設定するためのダイヤルDLa,DLbが配設されている。ダイヤルDLaは重み付け係数を設定する画像信号を選択するためのダイヤルであり、ダイヤルDLbは重み付け係数の値を設定するためのダイヤルである。デジタルカメラ100の詳細構成については後述する。
[撮影状況の例]
図2は、図1の撮像システム10を使用した場合の撮影状況の例を示している。図2は、撮影状況を上から見下ろした図である。デジタルカメラ100、閃光発光装置200Aおよび200Bは、図2に示すような位置関係にある。なお、伝送線210Aおよび210Bの図示は省略している。
図2において、撮影対象人物301は、撮像システム10に近い位置におり、閃光発光装置200A,200Bからの光が届く範囲にいる。撮影対象人物301の後ろにドア302が位置しており、このドア302は背景となる物体である。ドア302は、撮像システム10から遠い位置にあり、閃光発光装置200A,200Bからの光が届かない範囲にある。
閃光発光装置200Aは、デジタルカメラ100から見て、左側から撮影対象人物301を照射することになる。閃光発光装置300Bは、デジタルカメラ100から見て、右側から撮影対象人物301を照射することになる。なお、図2において、閃光発光装置200Aから発せられる光の方向を破線で示し、閃光発光装置200Bから発せられる光の方向を一点鎖線で示している。
図3は、図2の撮影状況で撮影したときに得られる撮影画像400を示している。実際の撮影画像400は、後述するように明暗のある画像である。ここでは、画像内に映っている被写体の構図(位置関係)の説明を行うため、輪郭部分のみを描いている。図3に示すように、撮影画像400には、撮影対象人物301の投影像401およびドア302の投影像402が存在する。
撮影対象人物301の投影像401の左側401Lは、閃光発光装置200Aの光が最も良く届く部分の投影像である。この投影像401の右側401Rは、閃光発光装置200Aに対して逆側の部分の投影像のため、閃光発光装置200Aの光があまり届かない部分の投影像である。
同様に、撮影対象人物301の投影像401の右側401Rは、閃光発光装置200Bの光が最も良く届く部分の投影像である。この投影像401の左側401Lは、閃光発光装置200Bに対して逆側の部分の投影像のため、閃光発光装置200Bの光があまり届かない部分の投影像である。
[デジタルカメラの構成例]
デジタルカメラ100の構成例を説明する。図4は、デジタルカメラ100の構成例を示している。デジタルカメラ100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read OnlyMemory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、入力デバイス(ユーザ操作部)104とを有している。また、デジタルカメラ100は、撮像レンズ111と、絞り機構としてのアイリス112と、撮像素子113と、アイリス制御部114と、CDS(Correlated Double Sampling)回路115と、A/D(Analog/Digital)変換部116と、デジタル信号処理部(DSP:Digital Signal Processor)117を有している。また、デジタルカメラ100は、タイミングジェネレータ118と、内部メモリ119と、リムーバブルメモリ120と、モニタ121と、発光制御部122を有している。
CPU101は、デジタルカメラ100の各部を制御する制御部を構成する。ROM102は、CPU101の制御プログラム等を記憶している。RAM103は、CPU101の制御処理に必要なデータの一時記憶等に用いられる。CPU101は、ROM102から読み出したプログラムやデータをRAM103上に展開してプログラムを起動し、デジタルカメラ100の各部を制御する。
入力デバイス104は、ユーザインタフェースを構成し、バス105を介してCPU101に接続されている。この入力デバイス104は、デジタルカメラ100の図示しない筐体面に配置されたキー、ボタン、ダイヤル等で構成される。上述したシャッター釦SB、ダイヤルDLa,DLbも、この入力デバイス104に含まれている。CPU101は、入力デバイス104からバス105を介して入力される情報の解析を行って、撮影者の操作に対応した制御を行う。
被写体からの光は、光学系、つまり、撮像レンズ111およびアイリス112を通過して、撮像素子113に入射する。この場合、被写体からの光は撮像レンズ111により集光され、アイリス112により集光された光の一部だけが撮像素子113に到達する。アイリス112の絞りは、アイリス制御部114により制御される。撮像素子113は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(ComplementaryMetal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等で構成される。撮像素子113は、撮像面に被写体の光学像が結像された状態で撮像処理を行って、撮像画像信号を出力する。
CDS回路115は、撮像素子113から供給される撮像画像信号を、相関二重サンプリングによりノイズ成分を除去した後、A/D変換部116に供給する。A/D変換部116は、CDS回路115から供給される撮像画像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換した後、デジタル信号処理部117に供給する。
デジタル信号処理部117は、A/D変換部116から供給される撮像画像信号に対して画像処理を行う。ここでいう画像処理は、デモザイク処理、ホワイトバランス処理、ガンマ補正処理などである。これら処理は、全ての汎用デジタルカメラで行われる処理なので、その詳細を省略する。このデジタル信号処理部117で処理された画像データは、汎用の画像フォーマットの画像データとなる。
デジタル信号処理部117は、処理された画像データを、一時的に保存するための内部メモリ119に転送し、また、最終保存用のリムーバブルメモリ120に転送する。リムーバブルメモリ120は、メモリカード等である。リムーバブルメモリ120は、デジタルカメラ100から取り外すことができ、取り外し後、PC(Personal Computer)等に装着して、保存された画像を閲覧することができるようになっている。
また、デジタル信号処理部117は、内部メモリ119、あるいはリムーバブルメモリ120のデータを読み込み、モニタ121に表示する。モニタ120は、例えば、デジタルカメラ100の筐体背面等に設けられるLCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネルで構成される。
発光制御部122は、閃光発光装置200A,200Bの発光を制御する。発光制御部122は、CPU101の制御のもと、発光タイミングおよび発光量の指示を、伝送線210A,210Bを介して、閃光発光装置200A,200Bに伝える。
[撮影処理の流れ]
次に、図1に示す撮像システム10を使用して実際に撮影を行う場合の処理の流れを説明する。なお、この処理に入る前に、撮影者は、入力デバイス104を操作して、閃光発光モードで撮影するか、さらに、閃光発光モードで撮影する場合にモニタリングを行うかを設定しておく。この入力デバイス104からの撮影者設定情報は、バス105を介して、CPU101に伝えられている。
図5のフローチャートは、実際に撮影を行う場合におけるCPU101の制御処理を示している。
CPU101は、ステップST1において、撮影者のパワーオン操作に対応して、制御処理を開始し、その後に、ステップST2の処理に移る。このステップST2において、CPU101は、閃光発光モードでの撮影であるか否かを判断する。閃光発光モードでの撮影でないとき、CPU101は、ステップST3において、閃光発光装置を使わない通常撮影に対応した制御処理を行う。
この制御処理は、従来から行われている閃光発光装置を使わない撮影時における制御処理と同様であって公知であるので、その詳細説明は省略する。この撮影時には、CPU101は、閃光発光装置を使わない通常の撮影を行い、その撮影結果をデジタル信号処理部117で処理して、汎用の画像フォーマットに変換し、リムーバブルメモリ120に記録する。CPU101は、ステップST3の制御処理の後、ステップST4において、処理を終了する。
また、ステップST2で閃光発光モードでの撮影であるとき、CPU101は、ステップST5において、モニタリングを行うか否かを判断する。モニタリングを行わないとき、CPU101は、ステップST6の処理に移る。このステップST6において、CPU101は、閃光発光装置を使用した通常撮影に対応した制御処理を行う。この制御処理は、従来から行われている閃光発光装置を使った撮影時における制御処理と同様であって公知であるので、その詳細説明は省略する。この撮影時には、CPU101は、閃光発光装置を使った通常の撮影を行い、その撮影結果をデジタル信号処理部117で処理して、汎用の画像フォーマットに変換し、リムーバブルメモリ120に記録する。CPU101は、ステップST6の制御処理の後、ステップST4において、処理を終了する。
また、ステップST5でモニタリングを行うとき、CPU101は、ステップST7において、モニタリングを用いた撮影に対応した制御処理(モニタリング制御処理)を行う。CPU101は、ステップST7の制御処理の後、ステップST4において、処理を終了する。
[モニタリング制御処理]
モニタリング制御処理について説明する。図6のフローチャートは、図5のフローチャートのステップST7を展開したフローチャートである。
CPU101は、ステップST11において、処理を開始し、その後に、ステップST12の処理に移る。このステップST12において、CPU101は、入力デバイス104を構成するシャッター釦SB(図1参照)が撮影者により押されるまで待機する。CPU101は、シャッター釦SBが押された場合、ステップST13の処理に移る。
このステップST13において、CPU101は、予め決められた絞り(「F」と呼ぶことにする)および露光時間(「S」と呼ぶことにする)で撮影を行う。この際、CPU101は、バス105を介して、発光制御部122に発光禁止の命令を送る。これにより、発光制御部122は閃光発光装置200A,200Bに対して発光信号を送らないので、撮影時には閃光発光装置200A,200Bからの発光は行われない。
この撮影により、環境光(太陽光など:図示省略)のみにより照射された光源下での撮影画像を得ることができる。この場合、撮像素子113から得られる撮像画像信号はCDS回路115およびA/D変換部116を介してデジタル信号処理部117に供給されて処理される。そして、処理後の画像信号(「A」と呼ぶことにする)は、汎用の画像フォーマットに変換されて、内部メモリ119に取り込まれる。
CPU101は、ステップST13の処理の後、ステップST14の処理に移る。このステップST14において、CPU101は、閃光発光装置200Aを1/16発光させながら上述のステップST13と同じ絞りFと露光時間Sで撮影を行う。この際、CPU101は、バス105を介して、発光制御部122に、「閃光発光装置200Aに対してプレ発光モードで発光」および「閃光発光装置200Bに対して発光禁止」の命令を、送る。
これにより、発光制御部122は閃光発光装置200Aに対して「最大発光量の1/16の量」で発光する信号を送り、かつ、閃光発光装置200Bに対しては発光信号を送らないので、撮影時には閃光発光装置200Aのみ発光(光量は、最大発光量の1/16の量)が行われる。この撮影により、環境光(太陽光など:図示省略)と閃光発光装置200Aの2つの光により照射された光源下での撮影画像を得ることができる。この場合、撮像素子113から得られる撮像画像信号はCDS回路115およびA/D変換部116を介してデジタル信号処理部117に供給されて処理される。そして、処理後の画像信号(「B」と呼ぶことにする)は、汎用の画像フォーマットに変換されて、内部メモリ119に取り込まれる。
CPU101は、ステップST14の処理の後、ステップST15の処理に移る。このステップST15において、CPU101は、閃光発光装置200Bを1/16発光させながら上述のステップST13と同じ絞りFと露光時間Sで撮影を行う。この際、CPU101は、バス105を介して、発光制御部122に、「閃光発光装置200Bに対してプレ発光モードで発光」および「閃光発光装置200Aに対して発光禁止」の命令を、送る。
これにより、発光制御部122は閃光発光装置200Bに対して「最大発光量の1/16の量」で発光する信号を送り、かつ、閃光発光装置200Aに対しては発光信号を送らないので、撮影時には閃光発光装置200Bのみ発光(光量は、最大発光量の1/16の量)が行われる。この撮影により、環境光(太陽光など:図示省略)と閃光発光装置200Bの2つの光により照射された光源下での撮影画像を得ることができる。この場合、撮像素子113から得られる撮像画像信号はCDS回路115およびA/D変換部116を介してデジタル信号処理部117に供給されて処理される。そして、処理後の画像信号(「C」と呼ぶことにする)は、汎用の画像フォーマットに変換されて、内部メモリ119に取り込まれる。
CPU101は、ステップST15の処理の後、ステップST16の処理に移る。このステップST16において、撮影者からの入力デバイス104を使った指示に基づき、デジタル信号処理部117にて画像処理を行い、その結果をモニタ121に表示する。このステップST16における処理の詳細は後述する。このステップST16の処理は、撮影者からの入力デバイス104を使った指示がある毎に、行われる。
CPU101は、ステップST16の処理の後、ステップST17の処理に移る。このステップST17において、CPU101は、入力デバイス104を構成するシャッター釦SB(図1参照)が撮影者により押されるまで待機する。CPU101は、シャッター釦SBが押された場合、ステップST18の処理に移る。
すなわち、CPU101は、ステップST16およびステップST17において、「撮影者からの入力デバイス104を使った指示がある毎に、デジタル信号処理部117にて、その指示に基づいた画像処理(重み付け加算処理)を行い、その結果を、モニタ121に表示する。この処理は、シャッター釦SBが押されるまで行われる。そして、シャッター釦SBが押された場合に、ステップST18の処理に進む。」という処理を行うことになる。
CPU101は、ステップST18において、シャッター釦SBを押す直前の撮影者からの入力デバイス104を使った指示に基づいた「絞り、露光時間、閃光発光装置200Aの発光量、閃光発光装置200Bの発光量」の決定および設定を行い、そして、撮影を行う。この撮影が本撮影である。なお、絞り等の具体的な値の設定は、後述する。
次に、CPU101は、ステップST19において、ステップST18の撮影で撮像素子113から得られる撮像画像信号をデジタル信号処理部117で処理し、処理後の画像信号を汎用の画像フォーマットに変換して、リムーバブルメモリ120に格納する。CPU101は、ステップST19の処理の後、ステップST20において、リターンする。
次に、図6のフローチャートのステップST16の処理の詳細、および、図6のフローチャートのステップST18で設定する具体的な値について説明する。
[撮影者からの指示と画像処理]
図6のフローチャートのステップST16における「撮影者からの入力デバイス104を使った指示」とは、具体的には、「環境光の強さ」、「閃光発光装置200Aの強さ」、「閃光発光装置200Bの強さ」、および、「モニタ121に表示する画像の種類」である。
「環境光の強さ」は、例えば、「1/8倍」、「1/4倍」、「1/2倍」、「1倍」、「2倍」、「4倍」、および、「8倍」の中から選ぶようにされる。この値を「P」とする。すなわち、Pは、1/8、1/4、1/2、1、2、4、8のいずれかである。「閃光発光装置200Aの強さ」は、例えば、「0倍」、「1/2倍」、「1倍」、「2倍」、「4倍」、「8倍」、および、「16倍」の中から選ぶようにされる。この値を「Q」とする。すなわち、Qは、0、1/2、1、2、4、8、16のいずれかである。
「閃光発光装置200Bの強さ」は、例えば、「0倍」、「1/2倍」、「1倍」、「2倍」、「4倍」、「8倍」、および、「16倍」の中から選ぶようにされる。この値を「R」とする。すなわち、Rは、0、1/2、1、2、4、8、16のいずれかである。「モニタ121に表示する画像の種類」は、例えば、「環境光」、「閃光発光装置200A」、「閃光発光装置200B」、および、「環境光と閃光発光装置200Aと閃光発光装置200B」の中から選ぶようにされる。
図6のフローチャートのステップST16における「デジタル信号処理部117での画像処理」とは、具体的には、以下の処理(1)〜処理(6)である。
処理(1):内部メモリ119に記憶された画像信号Bから、内部メモリ119に記憶された画像信号Aを、減算する処理。その結果の画像信号を「BA」と呼ぶことにする。
処理(2):内部メモリ119に記憶された画像信号Cから、内部メモリ119に記憶された画像信号Aを、減算する処理。その結果の画像信号を「CA」と呼ぶことにする。
処理(3):内部メモリ119に記憶された画像信号Aに対して、撮影者の指示した「環境光の強さ」の倍率で乗算する処理。その結果の画像信号を「AM」と呼ぶことにする。
処理(4):画像信号BAに対して、撮影者の指示した「閃光発光装置200Aの強さ」の倍率で乗算する処理。その結果の画像信号を「BAM」と呼ぶことにする。
処理(5):画像信号CAに対して、撮影者の指示した「閃光発光装置200Bの強さ」の倍率で乗算する処理。その結果の画像信号を「CAM」と呼ぶことにする。
処理(6):画像信号AMと画像信号BAMと画像信号CAMの3つの画像信号を加算する処理。その結果の画像信号を「M」と呼ぶことにする。
上述の処理により、どのような画像信号を作成できるかを説明する。画像信号Aは、環境光により照射された光源下で、絞りF、露光時間Sで撮影して得られた画像信号である。画像信号Bは、環境光と閃光発光装置200A(光量は、最大発光量の1/16の量)の2つの光により照射された光源下で、絞りF、露光時間Sで撮影して得られた画像信号である。画像信号Cは、環境光と閃光発光装置200B(光量は、最大発光量の1/16の量)の2つの光により照射された光源下で、絞りF、露光時間Sで撮影して得られた画像信号である。
画像信号BAは、画像信号Bから画像信号Aを引いて得られた画像信号である。すなわち、画像信号BAは、環境光が存在しない状態で、閃光発光装置200A(光量は、最大発光量の1/16の量)の光により照射された光源下で、絞りFで撮影して得られた画像信号と等価である。なお、閃光発光装置200Aの照射は一瞬であり、画像信号BAのレベルは露光時間Sには依存しない。
画像信号CAは、画像信号Cから画像信号Aを引いて得られた画像信号である。すなわち、画像信号CAは、環境光が存在しない状態で、閃光発光装置200B(光量は、最大発光量の1/16の量)の光により照射された光源下で、絞りFで撮影して得られた画像信号と等価である。なお、閃光発光装置200Bの照射は一瞬であり、画像信号BAのレベルは露光時間Sには依存しない。
画像信号AMは、画像信号Aを、P倍した画像信号である。この画像信号AMは、環境光により照射された光源下で、絞りをFとし、露光時間をSよりもP倍長い時間として撮影して得られた画像信号と等価である。あるいは、この画像信号AMは、環境光のみにより照射された光源下で、絞りをFよりもP倍明るい絞りとし、露光時間をSとして撮影して得られた画像信号と等価である。
画像信号BAMは、画像信号BAを、Q倍した画像信号である。この画像信号BAMは、環境光が存在しない状態で、閃光発光装置200A(光量は、最大発光量のQ/16の量)の光により照射された光源下で、絞りをFとして撮影して得られた画像信号と等価である。あるいは、この画像信号BAMは、環境光が存在しない状態で、閃光発光装置200A(光量は、最大発光量のQ/(P×16)の量)の光により照射された光源下で、絞りをFよりもP倍明るい絞りとして撮影して得られた画像信号と等価である。
画像信号CAMは、画像信号CAを、R倍した画像信号である。この画像信号CAMは、環境光が存在しない状態で、閃光発光装置200B(光量は、最大発光量のR/16の量)の光により照射された光源下で、絞りをFとして撮影して得られた画像信号と等価である。あるいは、この画像信号CAMは、環境光が存在しない状態で、閃光発光装置200B(光量は、最大発光量のR/(P×16)の量)の光により照射された光源下で、絞りをFよりもP倍明るい絞りとして撮影して得られた画像信号と等価である。
画像信号Mは、画像信号AMと画像信号BAMと画像信号CAMの3つの画像信号を加算して得られた画像信号である。この画像信号Mは、環境光と閃光発光装置200A(光量は、最大発光量のQ/16の量)と閃光発光装置200B(光量は、最大発光量のR/16の量)の3つの光により照射された光源下で、絞りをFとし、露光時間をSよりもP倍長い時間として撮影して得られた画像信号と等価である。あるいは、この画像信号Mは、環境光と閃光発光装置200A(光量は、最大発光量のQ/(P×16)の量)と閃光発光装置200B(光量は、最大発光量のR/(P×16)の量)の3つの光により照射された光源下で、絞りをFよりもP倍明るい絞りとし、露光時間をSとして撮影して得られた画像信号と等価である。
図6のフローチャートのステップST16における「モニタ121に表示する」画像とは、撮影者の指示した「モニタ121に表示する画像の種類」が「環境光」である場合には、上述の画像信号AMによる画像であり、撮影者の指示した「モニタ121に表示する画像の種類」が「閃光発光装置200A」である場合には、上述の画像信号BAMによる画像である。また、「モニタ121に表示する」画像とは、撮影者の指示した「モニタ121に表示する画像の種類」が「閃光発光装置200B」である場合には、上述の画像信号CAMによる画像であり、撮影者の指示した「モニタ121に表示する画像の種類」が「環境光と閃光発光装置200Aと閃光発光装置200B」である場合には、上述の画像信号Mによる画像である。
なお、ステップST15からステップST16に処理が移動した直後、すなわち、デフォルト状態では、「環境光(太陽光など:図示省略)の強さ」=1倍、「閃光発光装置102の強さ」=1倍、「閃光発光装置103の強さ」=1倍、および、「モニタ121に表示する画像の種類」=「環境光と閃光発光装置200Aと閃光発光装置200B」が設定されている。すなわち、P=1、Q=1、R=1である。この事柄について、図7を用いて、詳細説明をする。
図7の「A」、「B」、「C」、「BA」、「CA」、「AM」、「BAM」、「CAM」、および、「M」は、それぞれ、「画像信号Aのよる画像」、「画像信号Bによる画像」、「画像信号Cによる画像」、「画像信号BAによる画像」、「画像信号CAによる画像」、「画像信号AMによる画像」、「画像信号BAMによる画像」、「画像信号CAMによる画像」、および、「画像信号Mによる画像」を表している。なお、後述する図8〜10における「A」等も同様である。
図7の減算処理601、減算処理602、乗算処理603、乗算処理604、乗算処理605、および、「2つの加算処理606,607」は、それぞれ、上述の「ステップ16における処理(1)〜(6)を表している。なお、後述する図8〜図10における減算処理601等も同様である。
図7のAに示すように、画像信号Aによる画像は、ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)も、人物投影像左側(図3で示した投影像401L)も、人物投影像右側(図3で示した投影像401R)も、全て、暗めに写っている。
図7のBに示すように、画像信号Bによる画像は、ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)と人物投影像右側(図3で示した401R)は、暗めに写っているが、閃光発光装置200Aからの光により、人物投影像左側(図3で示した投影像401L)は明るめに写っている。
図7のCに示すように、画像信号Cによる画像は、ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)と人物投影像左側(図3で示した投影像401L)は、暗めに写っているが、閃光発光装置200Bからの光により、人物投影像右側(図3で示した投影像401R)は明るめに写っている。
図7のBAに示すように、画像信号BAによる画像は、ドア302の投影像(図3で説明した402部分)はほとんど真っ黒であり、人物投影像右側(図3で示した投影像401R)は、暗めに写っており、人物投影像左側(図3で示した401L)は明るめに写っている。ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)がほとんど真っ黒である理由は、ドア302には閃光発光装置200Aからの光が届かないからである。
図7のCAに示すように、画像信号CAによる画像は、ドア302の投影像(図3で説明した402部分)はほとんど真っ黒であり、人物投影像左側(図3で示した投影像401L)は、暗めに写っており、人物投影像右側(図3で示した投影像401R)は明るめに写っている。ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)がほとんど真っ黒である理由は、ドア302には閃光発光装置200Bからの光が届かないからである。
図7のAM、BAM、CAMは、P=1、Q=1、R=1であるので、それぞれ、A、BA、CAと同じである。図7のMに示すように、画像信号Mは、ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)は暗めに写っており、閃光発光装置200Aからの光により人物投影像左側(図3で示した投影像401L)は明るめに写っており、閃光発光装置200Bからの光により人物投影像右側(図3で示した投影像401R)は明るめに写っている。
「モニタに表示する画像の種類」=「環境光と閃光発光装置200Aと閃光発光装置200B」が設定されているので、図7のMに示す画像が、モニタ121に表示され、この画像を撮影者は視認することができる。
この画像を撮影者は見て、例えば、ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)部分が暗いので、本撮影では明るく撮影したいと考える。そして、もし、そのようにして撮影した場合には、どのような画像が得られるかを知りたい。この場合、撮影者は、入力デバイス104を使って「環境光の強さ」を2倍に指定する。この指定は、バス105を介して、CPU101に伝えられる。さらに、CPU101は、105を介して、デジタル信号処理部117に対して、「P=2、Q=1、R=1として、処理し、その結果を表示する」という命令を下す。この事柄について、図8を用いて、詳細説明をする。
図8において、QとRの値が図7の場合と同じなので、A、B、C、BA、CA、BAM、CAMは、図7と全く同一である。図8のAMは、P=2なので、Aに対して2倍の明るさの画像となる。従って、図8のMに示すように、画像信号Mによる画像は、ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)は明るめに写っており、閃光発光装置200Aからの光により人物投影像左側(図3で示した投影像401L)は明るめに写っており、閃光発光装置200Bからの光により人物投影像右側(図3で示した投影像401R)は明るめに写っている。
「モニタ121に表示する画像の種類」=「環境光と閃光発光装置200Aと閃光発光装置200B」が設定されているので、図8のMに示す画像が、モニタ121に表示され、この画像を撮影者は視認することができる。
あるいは、図7のMの画像を撮影者は見て、たとえば、人物投影像左側(図3で示した投影像401L)をもっと明るく写したいと考える。そして、もし、そのようにして撮影した場合には、どのような画像が得られるかを知りたい。この場合、撮影者は、入力デバイス104を使って「閃光発光装置200Aの強さ」を2倍に指定する。この指定は、バス105を介して、CPU101に伝えられる。さらに、CPU101は、バス105を介して、デジタル信号処理部117に対して、「P=1、Q=2、R=1として、処理し、その結果を表示する」という命令を下す。この事柄について、図9を用いて、詳細説明をする。
図9において、PとRの値が図7の場合と同じなので、A、B、C、BA、CA、AM、CAMは、図7と全く同一である。図9のBAMは、Q=2なので、BAに対して2倍の明るさの画像となる。従って、図9のMに示すように、画像信号Mによる画像は、ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)は暗めに写っており、閃光発光装置200Aからの光により人物投影像左側(図3で示した投影像401L)はとても明るく写っており、閃光発光装置200Bからの光により人物投影像右側(図3で示した投影像401R)は明るめに写っている。
「モニタ121に表示する画像の種類」=「環境光と閃光発光装置200Aと閃光発光装置200B」が設定されているので、図9のMに示す画像が、モニタ121に表示され、この画像を撮影者は視認することができる。
さらに、あるいは、図7のMの画像を撮影者は見て、例えば、ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)をさらに暗くすると共に、人物投影像左側(図3で示した投影像401L)を完全に暗く写し、かつ、人物投影像右側(図3で示した投影像401R)をもっと明るく写したいと考える。そして、もし、そのようにして撮影した場合には、どのような画像が得られるかを知りたい。この場合、撮影者は、入力デバイス104を使って、「環境光の強さ」を1/2倍に設定し、「閃光発光装置200Aの強さ」を0倍に指定し、さらに「閃光発光装置200Bの強さ」を2倍に指定する。この指定は、バス105を介して、CPU101に伝えられる。さらに、CPU101は、バス105を介して、デジタル信号処理部117に対して、「P=1/2、Q=0、R=2として、処理し、その結果を表示する」という命令を下す。この事柄について、図10を用いて、詳細説明をする。
図10において、A、B、C、BA、CAは、図7と全く同一である。図10のAMは、P=1/2であるので、Aに対して1/2倍の明るさの画像となる。また、図10のBAMは、Q=0なので、黒い画像となる。さらに、図10のCAMは、R=2なので、CAに対して2倍の明るさの画像となる。従って、図10のMに示すように、画像信号Mによる画像は、ドア302の投影像(図3で説明した投影像402部分)は暗く写っており、閃光発光装置200Aからの光が全くないので人物投影像左側(図3で示した投影像401L)は暗めに写っており、閃光発光装置200Bからの光により人物投影像右側(図3で示した投影像401R)はとても明るく写っている。
「モニタ121に表示する画像の種類」=「環境光と閃光発光装置200Aと閃光発光装置200B」が設定されているので、図10のMに示す画像が、モニタ121に表示され、この画像を撮影者は視認することができる。
勿論、各図を用いて説明した場合のいずれの場合においても、「モニタ121に表示する画像の種類」として、「環境光」や「閃光発光装置200A」や「閃光発光装置200B」を指定することで、各図の中のAMやBAMやCAMをモニタ121に表示することができ、撮影者に対して、環境光の成分のみの画像や、閃光発光装置200Aが発光する光の成分のみの画像や、閃光発光装置200Bが発光する光の成分のみの画像を視認させることができる。
このように、図6のフローチャートのステップST16において、撮影者からの簡単な指示によって、「環境光の強さ」、「閃光発光装置200Aの強さ」、および、「閃光発光装置200Bの強さ」を変えて撮影すると、どのような画像ができるかを撮影者に視認させることができる。これにより、撮影者に、意図に即した「各光源の強さ」を簡単に指定させることができる。
なお、撮影者が最終的に指示した「各光源の強さ(環境光の強さ:P、閃光発光装置200Aの強さ:Q、および、閃光発光装置200Bの強さ:R)」に関するデータは、例えば、CPU101内に保持され、ステップST18において、そのデータは使用される。
[絞り等の具体的な値の設定]
次に、図6のフローチャートのステップST18で設定する具体的な値について説明する。このステップST18で設定する値は、本撮影における「絞り」、「露光時間」、「閃光発光装置200Aの発光量」、および、「閃光発光装置200Bの発光量」である。
上述していないが、図5のフローチャートの処理に入る前に、撮影者は、入力デバイス104を介して、「絞り優先」あるいは「シャッター速度優先」の選択(撮影モードの選択)を行っている。この撮影モード選択は、ほとんど全てのデジタルカメラ製品には搭載されており、ここでは、その説明を省略する。絞り優先とは、決められた絞り(前述のFという値)を変えずに撮影するモードである。シャッター速度優先とは、決められた露光時間(前述のSという値)を変えずに撮影するモードである。
ステップST18の処理に到達する前に、既に、ステップST16において、撮影者が、本撮影で撮影する際の「各光源の強さ(環境光の強さ:P、閃光発光装置200Aの強さ:Q、および、閃光発光装置200Bの強さ:R)」を指定し終わっている。そして、このデータは、例えば、CPU101内に保持されている。
CPU101は、「絞り優先」が選択されているときは、以下の設定で本撮影を行う。すなわち、CPU101は、絞りは「F」、露光時間は「P×S(すなわち、SよりもP倍長い時間)」、閃光発光装置200Aの強さは「最大発光量のQ/16の量」、閃光発光装置200Bの強さは「最大発光量のR/16の量」として本撮影を行う。これにより、ステップST16において撮影者が最終的に指定した際にモニタ121で視認した画像Mと同じ画像を本撮影で得ることができる。
また、CPU101は、「シャッター速度優先」が選択されているときは、以下の設定で本撮影を行う。すなわち、CPU101は、絞りは「FよりもP倍明るい絞り」、露光時間は「S」、閃光発光装置200Aの強さは「最大発光量のQ/(P×16)の量」、閃光発光装置200Bの強さは「最大発光量のR/(P×16)の量」として本撮影を行う。これにより、ステップST16において撮影者が最終的に指定した際にモニタ121で視認した画像Mと同じ画像を本撮影で得ることができる。
以上説明したように、図1に示す撮像システム10のデジタルカメラ100においては、閃光発光装置200A,200Bの発光量をゼロおよび最大発光量の1/16の量として連続撮影して得られた画像信号から、環境光による画像信号Aおよび閃光発光装置200A,200Bの発光による画像信号BA,CAの重み付け加算信号Mを求め、この重み付け加算信号Mによる画像をモニタ121に表示し、撮影者に表示画像を参照させて重み付け係数P,Q,Rを設定させ、撮影者が設定した重み付け係数P,Q,Rに基づいて絞り、露光時間、発光量等の撮影条件を決定して、本撮影を行う。そのため、デジタルカメラ100において、撮影者が意図した画像を容易に撮影できる。
<2.変形例>
なお、上述実施の形態においては、CPU101は、撮影者が、本撮影で撮影する際の「各光源の強さ(環境光の強さ:P、閃光発光装置102の強さ:Q、および、閃光発光装置103の強さ:R)」の指定データに基づいて絞り、露光時間、閃光発光装置200A,200Bの発光量を決定すると共に、その決定値を設定して本撮影を行う。しかし、CPU101は、絞り、露光時間、閃光発光装置200A,200Bの発光量を決定した後、その決定値を例えばモニタ121に表示し、撮影者がその表示を見て、絞り、露光時間、閃光発光装置200A,200Bの発光量を実際に手動で設定するようにしてもよい。
また、上述実施の形態においては、全ての処理をデジタルカメラ100内で行うとしたが、例えば、PC(パーソナルコンピュータ:図示省略)とデジタルカメラ100を接続して、PCに撮像データを転送して、PC内で処理し、PCに付属されるモニタにより、撮影者に視認させてもよい。
また、上述実施の形態においては、閃光発光装置が2つの場合について説明したが、1つあるいは3個以上の場合でも、もちろん、この発明は適用できる。
また、図6のフローチャートのステップST14における撮影は、露光時間を十分に短くして撮影してもよい。このように撮影すると、環境光と閃光発光装置200A(光量は、最大発光量の1/16の量)の2つの光により照射された光源下で、「絞り=F」、「露光時間=十分に短い時間」で撮影して得られた画像信号を得ることができる。この場合、露光時間が十分に短いので、環境光の成分は無視できる。
したがって、環境光が存在しない状態で、閃光発光装置200A(光量は、最大発光量の1/16の量)の光により照射された光源下で、絞りFで撮影して得られた画像信号とほぼ等価となる。つまり、減算処理を行わなくても、この画像信号を、上述した画像信号BAと考えてもよい。このようにすれば、図7〜図10において示した減算処理601を行わずに、ステップST14で得られた画像信号Bをそのまま画像信号BAとして使用することができる。このことは、図6のフローチャートのステップST15についても言える。
この発明は、撮像装置において撮影者が意図した画像を容易に撮影できるものであり、撮像装置と閃光発光装置とからなる撮像システムに適用できる。
この発明の実施の形態としての撮像システムの構成例を示すブロック図である。 撮像システムによる撮影状況を説明するための図である。 撮像システムを使用して撮影したときの画像例を示す図である。 撮影システムを構成するデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 実際に撮影を行う場合におけるCPUの制御処理を説明するためのフローチャートである。 CPUのモニタリング制御処理を説明するためのフローチャートである。 本撮影前に行うモニタリングの撮影の際に得られる画像と処理により得られる画像を説明するための図である。 本撮影前に行うモニタリングの撮影の際に得られる画像と処理により得られる画像を説明するための図である。 本撮影前に行うモニタリングの撮影の際に得られる画像と処理により得られる画像を説明するための図である。 本撮影前に行うモニタリングの撮影の際に得られる画像と処理により得られる画像を説明するための図である。
符号の説明
10・・・撮像システム、100・・・デジタルカメラ、101・・・CPU、102・・・ROM、103・・・RAM、104・・・入力デバイス、105・・・バス、111・・・撮像レンズ、112・・・アイリス、113・・・撮像素子、114・・・アイリス制御部、117・・・デジタル信号処理部、118・・・タイミングジェネレータ、119・・・内部メモリ、120・・・リムーバブルメモリ、121・・・モニタ、122・・・発光制御部、200A,200B・・・閃光発光装置、210A,210B・・・伝送線、301・・・撮影対象人物、302・・・ドア(背景となる物体)、400・・・撮影画像、401,402・・・投影像

Claims (9)

  1. 撮像装置の絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記撮像装置の固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、閃光発光装置の発光量がゼロである撮影条件を第1の撮影条件とし、上記撮像装置の絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記撮像装置の固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、上記閃光発光装置の発光量が予め決められた発光量である撮影条件を第2の撮影条件とし、上記撮像装置において上記第1の撮影条件および上記第2の撮影条件で連続して撮影して得られた第1の画像信号および第2の画像信号を取り込む画像信号取り込み部と、
    上記画像信号取り込み部で取り込まれた上記第1の画像信号および上記第2の画像信号を用い、環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号の重み付け加算信号を得る画像信号演算部と、
    上記画像信号演算部で得られた上記重み付け加算信号による画像の表示部への表示を制御する表示制御部と、
    上記画像信号演算部で重み付け加算される上記環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号のそれぞれの重み付け係数を撮影者が設定するための入力デバイスと、
    上記入力デバイスで設定された重み付け係数に基づいて、上記絞り機構の絞り、上記固体撮像素子の露光時間および上記閃光発光装置の発光量を決定する撮影条件決定部と
    を備える画像信号処理装置。
  2. 上記第2の撮影条件における露光時間と上記第1の撮影条件における露光時間は等しくされており
    上記画像信号演算部は、
    上記環境光による画像信号として上記第1の画像信号を使用し、
    上記閃光発光装置による画像信号として上記第2の画像信号から上記第1の画像信号を減算した減算信号を使用する
    請求項1に記載の画像信号処理装置。
  3. 上記第2の撮影条件における露光時間は上記第1の撮影条件における露光時間に比べて充分に短くされており
    上記画像信号演算部は、
    上記環境光による画像信号として上記第1の画像信号を使用し、
    上記閃光発光装置による画像信号として上記第2の画像信号を使用する
    請求項1に記載の画像信号処理装置。
  4. 上記撮像装置の絞り機構における絞りを上記撮影条件決定部で決定された絞りに設定し、上記撮像装置の固体撮像素子における露光時間を上記撮影条件決定部で決定された露光時間に設定し、上記閃光発光装置の発光量を上記撮影条件決定部で決定された発光量に設定する撮影条件設定部をさらに備える
    請求項1に記載の画像信号処理装置。
  5. 上記表示制御部は、
    上記画像信号演算部で得られた重み付け加算信号による画像の他、上記環境光による画像信号で得られる画像および上記閃光発光装置の発光による画像信号で得られる画像の上記表示部への表示を制御する
    請求項1に記載の画像信号処理装置。
  6. 撮像装置の絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記撮像装置の固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、閃光発光装置の発光量がゼロである撮影条件を第1の撮影条件とし、上記撮像装置の絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記撮像装置の固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、上記閃光発光装置の発光量が予め決められた発光量である撮影条件を第2の撮影条件とし、上記撮像装置において上記第1の撮影条件および上記第2の撮影条件で連続して撮影して得られた第1の画像信号および第2の画像信号を取り込む取り込みステップと、
    上記取り込みステップで取り込まれた上記第1の画像信号および上記第2の画像信号を用い、環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号の重み付け加算信号を得る演算ステップと、
    上記演算ステップで得られた上記重み付け加算信号による画像の表示部への表示を制御する表示制御ステップと、
    上記演算ステップで重み付け加算される上記環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号のそれぞれの重み付け係数を撮影者が設定する撮影者操作ステップと、
    上記撮影者操作ステップで設定された重み付け係数に基づいて、上記絞り機構の絞り、上記固体撮像素子の露光時間および上記閃光発光装置の発光量を決定する撮影条件決定ステップと
    を備える画像信号処理方法。
  7. コンピュータを、
    撮像装置の絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記撮像装置の固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、閃光発光装置の発光量がゼロである撮影条件を第1の撮影条件とし、上記撮像装置の絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記撮像装置の固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、上記閃光発光装置の発光量が予め決められた発光量である撮影条件を第2の撮影条件とし、上記撮像装置において上記第1の撮影条件および上記第2の撮影条件で連続して撮影して得られた第1の画像信号および第2の画像信号を取り込む画像信号取り込み手段と、
    上記画像信号取り込み手段で取り込まれた上記第1の画像信号および上記第2の画像信号を用い、環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号の重み付け加算信号を得る画像信号演算手段と、
    上記画像信号演算手段で得られた上記重み付け加算信号による画像の表示部への表示を制御する表示制御手段と、
    上記画像信号演算手段で重み付け加算される上記環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号のそれぞれの重み付け係数を撮影者が設定するための撮影者操作手段と、
    上記撮影者操作手段で設定された重み付け係数に基づいて、上記絞り機構の絞り、上記固体撮像素子の露光時間および上記閃光発光装置の発光量を決定する撮影条件決定手段と
    して機能させるためのプログラム。
  8. 被写体を撮像する固体撮像素子と、
    上記被写体からの光の上記固体撮像素子に対する透過量を調節する絞り機構と、
    上記固体撮像素子で得られた撮像信号を処理して画像信号を得る撮像信号処理部と、
    上記撮像信号処理部で得られた画像信号を記録媒体に格納する記録部と、
    閃光発光装置の発光を制御する発光制御部と、
    上記撮像信号処理部で得られた画像信号を処理して、上記絞り機構の絞り、上記固体撮像素子の露光時間および上記閃光発光装置の発光量を設定する画像信号処理部を備え、
    上記画像信号処理部は、
    上記絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、上記閃光発光装置の発光量がゼロである撮影条件を第1の撮影条件とし、上記絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、上記閃光発光装置の発光量が予め決められた発光量である撮影条件を第2の撮影条件とし、上記第1の撮影条件および上記第2の撮影条件で連続して撮影され上記撮影信号処理部で得られた第1の画像信号および第2の画像信号を取り込む画像信号取り込み部と、
    上記画像信号取り込み部で取り込まれた上記第1の画像信号および上記第2の画像信号を用い、環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号の重み付け加算信号を得る画像信号演算部と、
    上記画像信号演算部で得られた上記重み付け加算信号による画像の表示部への表示を制御する表示制御部と、
    上記画像信号演算部で重み付け加算される上記環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号のそれぞれの重み付け係数を撮影者が設定するための入力デバイスと、
    上記入力デバイスで設定された重み付け係数に基づいて、上記絞り機構の絞り、上記固体撮像素子の露光時間および上記閃光発光装置の発光量を決定する撮影条件決定部と、
    上記撮像装置の絞り機構における絞りを上記撮影条件決定部で決定された絞りに設定し、上記撮像装置の固体撮像素子における露光時間を上記撮影条件決定部で決定された露光時間に設定し、上記閃光発光装置の発光量を上記撮影条件決定部で決定された発光量に設定する撮影条件設定部を有する
    撮像装置。
  9. 撮像装置と閃光発光装置とからなる撮像システムであって、
    上記撮像装置は、
    被写体を撮像する固体撮像素子と、
    上記被写体からの光の上記固体撮像素子に対する透過量を調節する絞り機構と、
    上記固体撮像素子で得られた撮像信号を処理して画像信号を得る撮像信号処理部と、
    上記撮像信号処理部で得られた画像信号を記録媒体に格納する記録部と、
    上記閃光発光装置の発光を制御する発光制御部と、
    上記撮像信号処理部で得られた画像信号を処理して、上記絞り機構の絞り、上記固体撮像素子の露光時間および閃光発光装置の発光量を設定する画像信号処理部を備え、
    上記画像信号処理部は、
    上記絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、上記閃光発光装置の発光量がゼロである撮影条件を第1の撮影条件とし、上記絞り機構の絞りが予め決められた絞りであり、上記固体撮像素子の露光時間が予め決められた露光時間であり、上記閃光発光装置の発光量が予め決められた発光量である撮影条件を第2の撮影条件とし、上記第1の撮影条件および上記第2の撮影条件で連続して撮影され上記撮影信号処理部で得られた第1の画像信号および第2の画像信号を取り込む画像信号取り込み部と、
    上記画像信号取り込み部で取り込まれた上記第1の画像信号および上記第2の画像信号を用い、環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号の重み付け加算信号を得る画像信号演算部と、
    上記画像信号演算部で得られた上記重み付け加算信号による画像の表示部への表示を制御する表示制御部と、
    上記画像信号演算部で重み付け加算される上記環境光による画像信号および上記閃光発光装置の発光による画像信号のそれぞれの重み付け係数を撮影者が設定するための入力デバイスと、
    上記入力デバイスで設定された重み付け係数に基づいて、上記絞り機構の絞り、上記固体撮像素子の露光時間および上記閃光発光装置の発光量を決定する撮影条件決定部と、
    上記撮像装置の絞り機構における絞りを上記撮影条件決定部で決定された絞りに設定し、上記撮像装置の固体撮像素子における露光時間を上記撮影条件決定部で決定された露光時間に設定し、上記閃光発光装置の発光量を上記撮影条件決定部で決定された発光量に設定する撮影条件設定部を有する
    撮像システム。
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