JP2010065419A - 巾木 - Google Patents

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Abstract

【課題】巾木Aの施工を容易に行い得るようにしつつ、その施工状態で巾木Aと床面Fとの間に隙間が生じないようにする。
【解決手段】巾木本体1の下面に、巾木Aの施工状態で上下方向に圧縮変形可能な弾性部材10を一体的に固定し、この弾性部材10の前面に、巾木Aの未施工状態で弾性部材10の下面以下の高さ位置に位置していて、施工状態では床面Fに圧接する先端部20aを有する突出片20を設ける。弾性部材10は、巾木本体1に固定される基部11と、床面Fに当接する弾性材料からなる底部12と、これら基部11及び底部12の前後端部同士をそれぞれ連結する弾性材料からなる後側壁部13及び前側壁部14と、基部11の下面に垂設され、下端が底部12の上面と分離された支持片19,19とを備えているものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、壁面の下部に施工される巾木の改良技術に関する。
一般に、この種の巾木は、壁面の下部に床面との間を覆うように取り付けられるものであるが、床面の不陸(上下のうねり)等に起因して、この巾木の下面と床面との間に隙間が生じると、その隙間にホコリや人間・ペットの毛等が入ったり、隙間が見えることで意匠性が低下したりすることがある。これらを防止するために、従来、例えば特許文献1や特許文献2に記載された技術が提案されている。
上記特許文献1に示されるものでは、図5に示すように、巾木30の下面に樹脂やゴム等の軟質材からなるクッション材31が固着されており、巾木30が床面Fに押し付けられた状態では、クッション材31が床面Fに沿うように圧縮変形することで、床面Fの不陸を吸収し、床面Fと巾木30下面との間に隙間が生じるのを防止するようにしている。
一方、特許文献2に示されるものでは、図6(a)に示すように、巾木30の下面に取り付けられる基部材33と、この基部材33の前端に下方に向かって垂設された弾性材からなる調節片34とを有する巾木用調整部材32を設け、施工状態では、その調節片34を前方(巾木30を取り付ける壁面と逆方向)に向かうように撓ませて、先端を床面Fに圧接させることで、巾木30の下面と床面Fとの間に隙間が生じるのを防ぐようにしている。
また、この引用文献2のものでは、図6(b)に示されるように、巾木用調整部材32として、上記調節片34に加えて、基部材33の後端部(調節片34と反対側の端部)に、調節片34と同様に下方向に延びかつ上下長さ(高さ)が調節片34よりも短い弾性材からなる支持片35を設け、この支持片35により、巾木用調整部材32の取付高さ位置(換言すれば巾木の取付高さ位置)を測定することなく、巾木30を所定の高さ位置に取り付けるとともに、調節片34の撓みを調節して巾木用調整部材32を取り付けることができるようにしている。
特開平08−109737号公報 実開平03−48047号公報
しかしながら、上記特許文献1に示されるものでは、図5に示すように、巾木30の施工時にクッション材31が変形したとき、その変形は前方に膨れた凸状となり、その凸状部の下方と床面Fとの間にやはり隙間が生じることとなる。そして、この隙間に人間やペットの毛等が挟まっても、その掃除をするのが非常に難しくて不衛生になり易いという問題がある。
また、特許文献2に示されるものでは、巾木30に下方向に力を加えて巾木用調整部材32を床面F上に圧接させながら巾木30を取付施工しようとした場合に問題が生じる。すなわち、図6(a)に示すものにあっては、巾木30を押し下げる力によって調節片34の撓み変形量が変化するので、巾木30の施工時の高さ調整が難しく、施工が面倒となる。一方、図6(b)に示すものでは、支持片35により高さ調整は容易となるが、図で仮想線に示すように、調整片34が大きく撓んだ状態となって巾木30が前方に倒れるので、それを支えながら施工する必要があり、施工がしづらいという問題がある。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的は、巾木の構造を工夫することで、巾木の施工を容易に行い得るようにしつつ、その施工状態では巾木と床面との間に隙間が生じないようにすることにある。
上記の目的の達成のため、この発明では、巾木下面に巾木の施工時に圧縮変形可能な弾性部材を固定するとともに、その弾性部材の前面に突出片を設け、この突出片の先端部を弾性部材の圧縮変形時には床面に圧接させることで隙間をなくすようにした。
具体的には、請求項1の発明は、壁面に対し床面(階段の踏板上面も含む)との間に施工される巾木であり、この巾木は、後面を壁面の下部に接した状態で取り付けられる巾木本体と、この巾木本体の下面に一体的に固定され、巾木の施工状態で上下方向に圧縮変形可能な弾性部材とを備えている。そして、上記弾性部材の前面には、前側下方に向かって突出する突出片が設けられており、この突出片の先端部は、巾木の未施工状態で弾性部材の下面以下の高さ位置に位置していて、施工状態では床面に圧接するように構成されていることを特徴とする。
この請求項1の発明では、巾木本体の下面に固定されている弾性部材は圧縮変形可能であるので、巾木の施工状態で床面に不陸があっても、その不陸を弾性部材の圧縮変形により吸収して、巾木と床面との間に不陸による隙間が生じるのを防止することができる。
また、弾性部材の前面に設けられた突出片の先端部は、巾木の未施工状態で弾性部材の下面以下の高さ位置に位置するが、巾木の施工状態では、その突出片の先端部が床面に圧接した状態となる。このため、弾性部材が変形した際に前方に膨れて凸状となり、その凸状部の下方と床面との間に隙間が生じたとしても、弾性部材前面の突出片先端部が床面に圧接することで、その隙間を突出片により塞いで、弾性部材と床面との間に隙間が生じるのを防ぐことができる。
さらに、弾性部材は巾木本体の下面に固定されて圧縮変形可能であるので、その弾性部材の変形により巾木本体の高さ調整が容易になるとともに、巾木本体を傾倒させることなく壁面に取り付けて施工することができ、施工を容易に行うことができる。
請求項2の発明では、上記請求項1の巾木における弾性部材は、巾木本体の下面に固定される基部と、床面に当接する弾性材料からなる底部と、上記基部及び底部の前後端部同士をそれぞれ連結する弾性材料からなる後側壁部及び前側壁部と、上記基部の下面に下方に延びるように垂設され、下端が底部の上面と分離された支持片とを備えていることを特徴とする。
この請求項2の発明では、弾性部材を構成する底部、後側壁部及び前側壁部が弾性材料からなるので、これら底部、後側壁部及び前側壁部が施工時に変形して弾性部材が圧縮変形することにより、床面の不陸を吸収して、巾木と床面との間に不陸による隙間が生じるのを防止することができる。
また、弾性部材の後側壁部及び前側壁部の下端部間は底部で連結されているため、施工時に後側壁部に比べて前側壁部だけが大きく撓むことはなく、施工時の巾木の倒れを規制して施工を容易に行うことができる。
さらに、弾性部材の基部下面に支持片が垂設され、この支持片の下端は底部の上面と分離されているので、施工時に弾性部材を圧縮変形したときに、その弾性部材の高さ方向の所定以上の変形が支持片により規制されるようになり、巾木を床面に押し付けて施工するだけで、巾木の取付高さ位置を測定することなく、巾木を所定の高さ位置に取り付けることができる。
以上のように、請求項1の発明の巾木によると、巾木本体の下面に、巾木の施工状態で上下方向に圧縮変形可能な弾性部材を一体的に固定し、この弾性部材の前面に、巾木の未施工状態で弾性部材の下面以下の高さ位置に位置して、施工状態では床面に圧接する先端部を有する突出片を設けたことにより、床面の不陸を弾性部材の変形により吸収するとともに、その弾性部材が変形したときの凸状部の下方と床面との間に隙間が生じるのを突出片により防ぐことができ、よって、巾木と床面との間に隙間が生じるのを防止することができる。また、巾木の施工時の弾性部材の変形により巾木本体の高さ調整を容易にしかつ巾木本体を傾倒させることなく壁面に取り付けて施工して、施工を容易に行うことができる。
請求項2の発明の巾木によると、弾性部材は、巾木本体に固定される基部と、床面に当接する弾性材料からなる底部と、これら基部及び底部の前後端部同士をそれぞれ連結する弾性材料からなる後側壁部及び前側壁部と、基部の下面に垂設され、下端が底部の上面と分離された支持片とを備えていることにより、底部、後側壁部及び前側壁部の施工時の変形により、床面の不陸を吸収して、巾木と床面との間に不陸による隙間が生じるのを防止することができるとともに、施工時に弾性部材の後側壁部に比べて前側壁部だけが大きく撓むのを防ぐことができ、さらには、施工時の弾性部材の高さ方向の変形を支持片により規制して、巾木を床面に押し付けて施工するだけで、巾木を所定の高さ位置に取り付けることができ、巾木の施工を容易に行うことができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1は本発明の実施形態に係る巾木Aの全体構成を示し、この巾木Aは、図4に示すように、壁面W(壁下地材W1)に対し床面F(本実施形態では階段の踏板上面も含む)との間に施工される。図4中、W2は横胴縁、W3は巾木Aの上方に配置される腰壁等の壁材、Nは巾木Aを壁下地材W1に施工するための施工用釘である。
そして、巾木Aは、巾木本体1と、巾木本体1の下面に一体的に固定された弾性部材10とを備えている。
(巾木本体)
上記巾木本体1は細長い矩形板状のもので、この巾木本体1は、図4に例示するように、後面(図1で左側面)を壁面W(壁下地材W1)の下部に接した状態で取り付けられる。 巾木本体1の前面(図1で右側面)の上端寄りには、巾木本体1の長さ方向(左右方向)に延びる凹溝2が形成されており、この凹溝2は、例えば意匠性の向上や上記施工用釘Nの釘頭N1を隠す目的で設けられる。また、巾木本体1は必要に応じて、角部分を曲面形状に加工しておいてもよい。
また、図2に拡大して示すように、巾木本体1の下面には、その厚さ方向(前後方向)の略中央部に例えば断面矩形状の凹条からなる取付溝3が形成されており、この取付溝3に、後述する弾性部材10の取付片16が嵌合固定されるようになっている。
また、巾木本体1の上端後側部には、その隅角部を矩形状(段差状)に欠き込んだ欠込み部4が設けられており、図4に示すように、この欠込み部4に腰壁等の壁材W3の下端部を収めるようにしている。
また、図2に示すように、巾木本体1の前面下端部には、その隅角部を斜めに切り欠いてなる切欠部5が形成されている。
巾木本体1の材料としては、MDF等の木質繊維板、合板、集成材、無垢木等の木質材料、合成樹脂、金属等の材料を用いることができる。また、必要に応じて表面に化粧シートを貼着したり、着色したりしてもよい。
(弾性部材)
上記弾性部材10は、巾木Aの施工状態で上下方向に圧縮変形可能な弾性材料からなる。すなわち、図2に拡大詳示するように、弾性部材10はいずれも弾性材料からなる基部11、底部12、後側壁部13及び前側壁部14を備え、これらが閉じ断面となるように一体に連結されて矩形筒状に形成された一体成形品からなっている。基部11は、巾木本体1の下面の幅(巾木本体1の厚さ)と同じ幅を持つ板状のもので、その上面(外面)の幅方向の略中央部は断面矩形状に凹陥され、その凹陥部分の底面には弾性材料からなる板状の取付片16が上方に向くように突設され、この取付片16の上部には銛状の抜け止め部16a,16aが形成されており、この取付片16を上記巾木本体1下面の取付溝3に抜け止め部16a,16aによって抜け止めした状態で嵌合することで、基部11が巾木本体1の下面に一体的に取付固定されている。
また、基部11の上面前端部には、その上面を上方に突出させてなる弾性材料からなる突出部17が設けられ、この突出部17の断面形状は、上記巾木本体1の前面下端部の切欠部5に対応して断面三角形状に形成されており、突出部17を切欠部5に収容することで、弾性部材10の前面を巾木本体1の前面と面一状に連続させ、巾木本体1と弾性部材10の接合部(巾木本体1下面と弾性部材10の基部11上面と境目)を突出部17で覆い隠して目立ち難くし外観上の見掛けを良好にするようにしている。
上記底部12は、床面Fに下面で当接した状態で載置されるもので、基部11に対し上下に対向するように平行に配置された板状に形成され、その幅は基部11よりも少しだけ短く設定され、厚さは基部11よりも薄く設定されている。この底部12において床面Fに当接する下面(外面)には、弾性部材10(巾木本体1)の長さ方向に延びる複数の突条12a,12a,…が弾性部材10の幅方向(前後方向)に並んだ状態で一体形成されており、施工する床面Fに微細なゴミ等があっても、そのゴミを突条12a,12a間のスペースに入り込ませて、その影響(例えばゴミによる高低差)を受け難くするようにしている。
また、上記基部11の後端部と底部12の後端部とは上記後側壁部13により、また基部11の前端部と底部12の前端部とは上記前側壁部14によりそれぞれ一体に連結されている。後側壁部13は下側に向かって前側に向かうように全体的に湾曲し、前側壁部14は下側に向かって後側に向かうように全体的に湾曲しており、これら後側壁部13及び前側壁部14の厚さは上記基部11よりも薄くされている。そして、図3(b)に示すように、巾木Aの施工時に、巾木本体1を床面F上に押し付けたときに、この後側壁部13及び前側壁部14が外側に膨らむように湾曲することで、弾性部材10が上下方向に圧縮変形するようになっている。
さらに、上記基部11の下面には、例えば該下面の幅を略3等分する位置に、2つの支持片19,19が弾性部材10内を下方に延びるように垂設されている。この支持片19,19は、いずれも弾性部材10の非変形状態で基部11下面と底部12上面との間の高さ寸法よりも小さい上下幅を持つ板状の同じもので、その上端が基部11の下面に一体化されている。支持片19,19の下端は、底部12の上面から所定寸法だけ離れて該底部12上面と分離されている。
そして、上記弾性部材10における前側壁部14の前面(外面)には、その下端寄り位置に、前側下方に向かって斜めに突出する突出片20が一体に設けられており、この突出片20の先端部20a(下端部)は、巾木Aの未施工状態で弾性部材10の下面以下の高さ位置(下面と同じかそれよりも低い位置)に位置していて、図3(b)に示すように、施工状態では床面Fに圧接するようになっている。
弾性部材10の材質としては、合成樹脂やゴム等、弾性を有する材料を用いることができるが、その中で塩素化オレフィン系樹脂等の帯電防止性を有する材料を用いることが望ましい。こうして帯電防止性を有する材料を用いれば、弾性部材10にホコリ等を付き難くすることができる。
したがって、この実施形態において、巾木Aを施工現場の壁面Wの壁下地材W1上に施工する際、巾木本体1の下面に弾性部材10が固定されている巾木Aを、後面が壁面Wの下部に接した状態で床面Fに載置する。図3(a)に示すように、巾木Aが床面Fから離れた状態では、弾性部材10は圧縮変形せず、突出片20の先端部20aも弾性部材10の下面以下の高さ位置に位置しているが、巾木Aを床面Fに載置して押し付けると、図3(b)に示すように、弾性部材10の後側壁部13及び前側壁部14が共に外側に湾曲して弾性部材10が上下方向に圧縮されて変形して、その基部11と共に支持片19,19が低下する。そして、その支持片19,19の先端部(下端部)が底部12の上面に当接した時点で、弾性部材10の圧縮変形の抵抗が増大変化するので、その状態を施工位置として保持する。この状態で、巾木本体1の欠込み部4に壁材W3の下端部を嵌合し、巾木本体1前面の凹溝2に施工用釘Nを打ち付けて壁下地材W1及び横胴縁W2に固定し、このことで巾木Aが施工される。尚、予め、巾木本体1の欠込み部4に壁材W3の下端部を嵌合した状態で、巾木Aを床面Fに載置して押し付けるようにしてもよい。
この場合、図3(b)に示すように、施工状態では、弾性部材10のうち基部11に対し相対的に薄い弾性材料からなる後側壁部13及び前側壁部14が湾曲変形しながら弾性部材10が圧縮変形するので、床面Fに不陸があっても、その床面Fの不陸を弾性部材10の変形により吸収することができ、巾木Aと床面Fとの間に不陸による隙間が生じるのを確実に防止することができる。
また、弾性部材10の前面下部に設けられた突出片20の先端部20aが、巾木Aの施工状態で床面Fに圧接した状態となるので、弾性部材10が変形したときに前側壁部14が前方に膨れて凸状となり、その凸状部の下方と床面Fとの間に隙間が生じたとしても、その隙間は先端部20aが床面Fへ圧接した突出片20により室内から見て閉塞された状態となるので、その弾性部材10と床面Fとの間に隙間が生じることはない。
さらに、弾性部材10の後側壁部13及び前側壁部14の下端間は底部12で連結されているため、施工時に弾性部材10が圧縮変形したときに後側壁部13に比べて前側壁部14だけが大きく撓むことはなく、施工時の巾木Aの倒れを規制でき、巾木本体1を傾倒させることなく壁面Wに取り付けて施工を容易に行うことができる。
また、弾性部材10の基部11下面に支持片19,19が垂設され、この支持片19,19の下端は底部12の上面と離れているので、施工時に弾性部材10が圧縮変形した際に、その弾性部材10が高さ方向に所定量以上に変形しようとしても、その変形は支持片19,19により規制される。この規制を利用することで、巾木Aを床面Fに押し付けて施工するだけで、巾木Aの取付高さ位置を測定することなく、巾木Aを所定の高さ位置に取り付けることができ、施工をより一層容易化することができる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態では、基部11、底部12、後側壁部13、前側壁部14、取付片16、突出部17、支持片19,19及び突出片20をいずれも一体に成形しているが、これらの一部又は全部をそれぞれ別材料で作製した後、一体的に接合するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、巾木本体1の前面に凹溝2が形成されているが、この凹溝2は必須でなく、本発明は凹溝2のない巾木にも適用することができる。
さらに、上記実施形態では、巾木本体1の上端後側部に腰壁等の壁材W3を収めるための欠込み部4が形成されているが、この欠込み部4も必須でなく、本発明は、腰壁等の壁材W3を収めるための欠込み部4のない巾木にも適用できる。
また、弾性部材10は、上記実施形態の構成のように角筒状のものに限定されず、圧縮変形可能であればその他の形状や中実状のものでもよく、その前面に突出片20が設けられていればよい。
本発明は、巾木の施工を容易化しつつ、その床面との間の隙間をなくすことができる点で極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
図1は、本発明の実施形態に係る巾木の全体構成を示す断面図である。 図2は、要部の拡大断面図である。 図3は、巾木の施工前後の状態を示す断面図である。 図4は、施工後の巾木を周囲構造と共に示す断面図である。 図5は、従来例を示す断面図である。 図6は、他の従来例を示す断面図である。
符号の説明
A 巾木
W 壁面
F 床面
1 巾木本体
10 弾性部材
11 基部
12 底部
13 後側壁部
14 前側壁部
20 突出片
20a 先端部

Claims (2)

  1. 壁面に対し床面との間に施工される巾木であって、
    後面を壁面の下部に接した状態で取り付けられる巾木本体と、
    上記巾木本体の下面に一体的に固定され、巾木の施工状態で上下方向に圧縮変形可能な弾性部材とを備え、
    上記弾性部材の前面には、前側下方に向かって突出する突出片が設けられており、
    上記突出片の先端部は、巾木の未施工状態で弾性部材の下面以下の高さ位置に位置していて、施工状態では床面に圧接するように構成されていることを特徴とする巾木。
  2. 請求項1の巾木において、
    弾性部材は、巾木本体の下面に固定される基部と、
    床面に当接する弾性材料からなる底部と、
    上記基部及び底部の前後端部同士をそれぞれ連結する弾性材料からなる後側壁部及び前側壁部と、
    上記基部の下面に下方に延びるように垂設され、下端が底部の上面と分離された支持片とを備えていることを特徴とする巾木。
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