JP2010065343A - 製紙用シーム付きフェルト - Google Patents

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Abstract

【課題】シームループを噛み合わせフェルトの掛け入れ作業を良好に行うことのできる製紙用シームフェルトを提供する。
【解決手段】有端状の基布のMD方向両端部にシームループを有し、基布にバット繊維層をニードルパンチにより絡合一体化させてなる製紙機械用のフェルトFであって、シームループの複数本を揃えて一組のシームループ群を形成し、MD方向両端部を付き合わせてシームループ群を交互に噛み合わせて形成される共通孔内に、シーム用芯線を挿入する。シームループ群の一体形成は、接着、芯鞘繊維の熱接合等による。
【選択図】図1

Description

本発明は、製紙機械のプレスパートに使用されるフェルトに関し、特に、シームループを有する製紙用シーム付きフェルト(以下、単に「シームフェルト」ということがある。)に関する。
従来から、製紙工程のプレスパートにおいては、ニードルフェルトと一対のプレスロールにより湿紙の搾水作業を行なっている。
このフェルトとしては、図1に示されるシームループを有する有端状のものが知られている。このフェルトFは有端状に構成されており、それぞれの端部に複数のループLが形成されている。
フェルトFは、例えば、図2に示すように、基布Bと、その表裏に形成された2層のバット繊維層Wとにより構成されている。バット層Wは、基布B上に積層されたウェブ繊維をニードルパンチにて絡合一体化することにより形成される。
基布Bは、MD方向の糸材とCD方向の糸材とを織製することにより構成される。そして、MD方向の糸材により、シーム用ループLが構成される。
使用に際しては、有端状のフェルトFを製紙機械に掛け入れ、両端部を突合せ、一方の端部のループ間に他方の端部のループを嵌合するようにして、両端部のループ同士を一本ずつ交互に噛み合わせる。
この噛み合わせ作業の際に、直接ループ同士を正面から付き合わせるのではなく、図2(a)のように両端部を山状に付き合わせた後、ループ同士を噛み合わせる。従って、一方のループ間に他方のループを嵌着させる場合、他方のループは、その下側から上側へと一方のループ間へ嵌め込まれることとなる。
なお、噛み合わせ作業においては、専用の治具が使用されることもあるが、その詳細については省略する。
噛み合わせ作業が終了すると、図2(b)に示すように、噛み合わせによって共通孔が形成されるから、この共通孔に芯線Sを挿通させる。そして、山状に付き合わされた端部を平面状とすることにより、無端状の製紙用フェルトFが形成される。
このようなフェルトFは、いわゆる、「シームフェルト」と呼ばれ、掛け入れ作業が非常に楽であるため、近年増加の傾向にある(特許文献1参照)。
なお、有端状のフェルトFは、CD方向に幅を有し、MD方向に長さを有し、且つ、表裏(両表面)を有する。フェルトFが有端状から無端状にされた場合、両表面は、外周面と内周面を構成する。この場合、外周面は湿紙と接触する面となり、内周面はプレスロールと接触する面となる。
次に、基布Bの構造について、図3で説明する。図3は有端状の基布の一方の端部の概略図である。ここで、MD方向糸材は端部にて折り返すことにより、上下一対の構成を成す。図3は既知の二重織り基布Bの斜視図である。
基布Bは、MD方向の糸材11A〜14BとCD方向糸材21〜24により構成されている。MD方向の糸群11A〜14Bは糸材11Aと11B、12Aと12B、13Aと13B、14Aと14B、とがそれぞれ連続しており、芯線Sにおいて折り返すことにより、有端状の基布の一方の端部のシームループLが形成される。
このようにして、基布Bを構成し、シームループの形態を安定化するために次の工程で熱セットした後、さらにニードルパンチ工程でバット繊維層を絡合一体化して、フェルト状に完成させたものが図4である(特許文献2参照)。
図4では、シームループを噛み合わせる際に、シームループが交互に噛み合っていることを確認し易くするために、一方のシームループが少し黒く見えるようにしてある。
このようにして完成したシームフェルトは、芯線Sを引き抜き、シームループを外して有端状にしてから梱包する。そして、製紙機械に掛け入れるときは、ロールやロールの支持部材等を取り外すことなく、機械を止めた後で、新しく掛け入れるシームフェルトに、予め取付けられているシームフェルトの誘導帯を介して、使い終わったシームフェルトを連結し、機械に引き入れる(特許文献3参照)。
その後、掛け入れたシームフェルトの両端部を突合わせ、シームループLを交互に噛み合わせて出来る空間に芯線Sを挿入するのであるが、噛み合わせが悪いと、シーミング作業に多くの労力と時間が掛かってしまうことがあった。例えば、シームループが傾斜していたり、ループが根元方向に引き込まれてループの内径が小さくなったりして、噛み合わせて出来る空間が不均一であるときは、芯線の挿入が悪くなってしまうことがあった。
また、シームループLを交互に噛み合わせる作業は煩雑であり、MD方向糸材の繊度(太さ)が小さいほど困難で長時間の作業が強いられる場合があった。
特開2004−232142号公報 米国特許第4938269号明細書 特開平8−284092号公報
従って、本発明の課題は、上記の問題点を解決し、シームループを噛み合わせ行なうフェルトの掛け入れ作業を良好に行うことのできる製紙用シームフェルトを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねる中で、シームフェルトの基布において、シームループを形成するMD方向糸材の2本以上を揃えて一組のシームループ群を形成することで、上記課題を解決することができることを見出し、さらに研究を進めた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
有端状の基布のMD方向両端部にシームループを有し、前記基布にバット繊維層をニードルパンチにより絡合一体化させてなる製紙機械用のフェルトであって、
前記シームループの複数本を揃えて一組のシームループ群を形成し、MD方向両端部を付き合わせて前記シームループ群を交互に噛み合わせて形成される共通孔内に、シーム用芯線が挿入されることを特徴とする製紙用シーム付きフェルトである。
本発明では、前記シームループ群が、2本又は3本のシームループで形成されるのが好適である。本発明のシームループ群は、シームループ同士が相互に接近して形成されることが好ましく、シームループ間隔としては、MD方向糸材の繊維径又はそれより狭い間隔を設けることが好ましい。さらに好ましくは、シームループ同士が接触する程度に近接させて形成する。
さらに、本発明では、前記シームループ群を形成するシームループ同士が、接着材で接合されることにより一体化されているのが好適な実施形態である。
また、本発明では、前記シームループ群を形成するMD方向糸材が、低融点成分を含む鞘部分と高融点成分を含む芯部分とからなる芯鞘複合繊維の糸であり、前記MD方向糸材がMD方向両端部に前記シームループ群を形成し、前記シームループ群が熱接合により一体化されているのも好適な実施形態である。
本発明のシームフェルトの基布では、シームループを複数本を揃えて一組のシームループ群が形成されるから、シームループを形成するMD方向糸材が細くても、製紙機械上でシーミング(繋ぎ合わせ)する際のシームループの噛み合わせを安定して行うことができる。
また、本発明では、シームループ群を形成するシームループ同士が接合され一体化されることにより、シームループ群は外側方向やCD方向のいずれにもずれ難くなり、所定の位置に安定して配置できるので、ループの形状が保持されるため、シームループの噛み合わせ作業を良好に行うことができる。
以下、本発明の製紙用シーム付きフェルトについて詳しく説明する。
ここでは、本発明の実施の形態を図面に基づき具体例を用いて説明するが、これらは具体例であって、本発明はこれらに限定されない。
図5は本発明の二重織り基布BAの一方の端部の斜視図である。基布BAは、MD方向糸材50とCD方向糸材60とで織製することにより構成される。そして、MD方向糸材50が端部にて折り返しされてシームループ群LAを構成している。なお、図5では、シームループ群は、シームループ同士がほぼ接触した最良の状態を示しているが、MD方向糸材50の繊維径又はそれよりも狭い間隔でシームループを配置してもよい。
MD方向糸材50は、モノフィラメント(単糸)の複数本を揃えて織機に供給される。図5では、シームループはモノフィラメント2本一組で1つのシームループ群を形成している。本発明ではシームループが、好ましくは2本一組又は3本一組で1つのシームループ群を形成することを特徴とするもので、4本以上で一組を構成した場合は、一方の端部のシームループ群の間隔(LA1とLA2の間隔)が広がるため、シーム部全体の強度が低下することがある。
CD方向糸材60は、モノフィラメントを単糸又は撚糸で使用することができる。芯線Sの近傍のCD方向糸材60aにマルチフィラメント又は紡績糸を使用すると、外周面にバット繊維層を絡合一体化したとき、バット繊維とCD方向糸材60aとの絡合が強化できるため好ましい。
基布BAを構成した後は、従来と同じ方法によりシームループの形態を安定化するために次の工程で熱セットし、さらに、ニードルパンチ工程でバット繊維層を絡合一体化して、フェルトを完成させる。そして、完成したフェルトの芯線を引き抜き、シームループの噛み合わせを外して有端状にしてから梱包する。そして、製紙機械に掛け入れる方法は従来と同じ、すなわち、掛け入れたシームフェルトの両端部を突合せ、両端部のシームループ群を交互に噛み合わせて出来る空間(共通孔)に芯線Sを挿入することで完成する。
本発明のMD方向糸材は、シームループ同士を接着材で接合して一体化するか、又は低融点成分を含む鞘部分と高融点成分を含む芯部分とからなる芯鞘複合繊維の糸を使用して、シームループ同士を熱接合により一体化することが好ましい。このようなシームループ同士の接合、又は熱接合は、ループ形態の安定化のための熱セット工程で実施できる。
本発明では、シームループ同士を接合して一体化することによって、シームループ群は外側方向やCD方向のいずれにもずれ難くなり、所定の位置に安定して配置され、ループの形状が保持されるため、製紙機械上でフェルトを掛け入れた後のシームループの噛み合わせ作業を容易に行うことができる。特に、本発明のシームフェルトは、シームループが傾斜したり、ループが根元方向に引き込まれたりすることがなく、噛み合わせて出来る空間が均一で、芯線の挿入が極めて容易となる。
以下、本発明の製紙用シーム付きフェルトについて、その実施例を説明するが、これらは、本発明を限定するものではない。
本発明の実施例に当たり、MD方向糸材とCD方向糸材を用意した。糸材の詳細な構成は、次のとおりである。
・ 糸材A・・ナイロン6のモノフィラメント(単糸)。繊度1000dtex(繊維径0. 33mm)
・ 糸材B・・ナイロン6のモノフィラメント(単糸)。繊度500dtex(繊維径0.2 3mm)
・ 糸材C・・ナイロン6成分(高融点;250℃)を芯部とし、共重合ナイロン成分を鞘部 (低融点;180℃)とする、芯鞘型複合繊維のモノフィラメント(単糸)。繊度100 0dtex(繊維径0.32mm)
(実施例1)
糸材AをMD方向糸材とし、糸材BをCD方向糸材として、3/1 1/3の経二重で織製して、基布BA1を得た。図6に、そのCD方向断面図を示す。なお、MD方向糸材は2本の糸を揃えて織機に供給して織製したので、シームループは2本一組のシームループ群を形成する。
また、この基布BA1は織機上で供給される芯線Sの所でMD方向糸材は折り返され、図7のように無端状に形成される。
図7は、有端状の基布BA1の一方の端部で構成されるシームループ群LA1、LA2,〜、と、他方の端部で構成されるシームループ群LB1、LB2,〜、とが、芯線Sを介して無端状に構成されている状態の斜視図である。
次に、基布BA1を織機から外して、一対のロール間に掛け入れ、ロール及び/又はロール間に設置された加熱装置(図示せず。)を使用して基布BA1を熱セットして、シームループ群LA、LBを安定化させる。その後、シームループ群LA、LBの部分に液状樹脂を塗布し、その後、乾燥固化させてシームループ同士を接合、一体化する。なお、芯線Sをフッ素樹脂等の表面自由エネルギーの低い樹脂からなる糸材で構成すると、シームループ群の部分にのみ液状樹脂が塗布されるので、後述する芯線Sの引き抜き作業がし易く都合がよい。
そして、熱セットした基布BA1をニードルパンチ機械に掛け入れ、両表面(外周面と内周面)に15dtexのステープルファイバーからなるバット繊維を絡合一体化して、フェルトを形成した。なお、バット繊維層は外周面には坪量300g/m2、内周面には坪量100g/m2で積層した。
最後に、前記芯線Sを引き抜き、有端状のフェルト、すなわち、本発明のシームフェルト1を完成させた。
(実施例2)
糸材AをMD方向糸材とし、糸材BをCD方向糸材として、3/1 1/3の経二重で織成するが、シームループ間隔が糸材Aの繊維径に近似するように、織機上でCD方向糸材の供給速度とMD方向糸材の供給速度を調整して、シームループ間隔が0.2mmの基布BA2を得た。その他は、実施例1と同様にして本発明のシームフェルト2を完成させた。
(実施例3)
糸材CをMD方向糸材とし、糸材BをCD方向糸材として、実施例1と同様にして基布BA2を得た。次に、基布BA2を実施例1と同様にして熱セットしてシームループ群を安定化させた。但し、実施例2では、糸材Cの共重合ナイロン成分(鞘部)を溶融させて、シームループ同士を熱接合により一体化するために、熱セット温度を180℃以上に調整した。その他は、実施例1と同様にして本発明のシームフェルト3を完成させた。
(実施例4)
糸材AをMD方向糸材とし、糸材BをCD方向糸材として基布BA3を得た。なお、MD方向糸材は3本の糸を揃えて織機に供給して織製したので、シームループは3本一組のシームループ群を形成した。その他は、実施例1と同様にして本発明のシームフェルト4を完成させた。
(実施例5)
糸材AをMD方向糸材とし、糸材BをCD方向糸材として基布BA4を得た。なお、MD方向糸材は4本の糸を揃えて織機に供給して織製したので、シームループは4本一組のシームループ群を形成した。その他は、実施例1と同様にして本発明のシームフェルト5を完成させた。
(比較例)
糸材AをMD方向糸材とし、糸材BをCD方向糸材として、3/1 1/3の経二重で織製して基布Bを得た。MD方向糸材は1本の糸で連続して織製し、MD方向糸材は端部にて折り返すことにより、図3のような上下一対の構成を成すものとした。
以下、実施例1と同様にして、比較例のシームフェルト6を完成させた。
上記実施例及び比較例で作製したシームフェルトのシーム強度と、シームループを噛み合わせた状態、及びフェルトの掛け入れ作業性を評価した。結果を一覧表として、表1に示す。
ここで、
・シーム強度は、シームループを交互に噛み合わせ芯線を挿入したときの切断強度をkg/5cmで示した。
・シームループの噛み合わせ状態については、シームループの傾斜、ループの根元方向への引き込み状態を調べた。シーム部分1m当り傾斜や引き込みが5箇所未満のものを良好とし、5箇所以上10箇所以下をやや良好、10箇所超えを不良とした。
・フェルトの掛け入れ作業性については、製紙機械へシームフェルトを掛け入れた後、シーミングに要した時間(CD方向1m当りの作業時間;分単位)を測定した。
Figure 2010065343
以上の結果について検討する。
シーム強度について、シームフェルト1とシームフェルト5を比較すると、シーム強度に差が出ていないことが分かる。シームフェルト1では、シームループ群の間隔がMD糸2本分開いているが、この程度の間隔では、シーム強度に影響せず、従って、シームループの噛み合わせ状態と掛け入れ性の良いシームフェルト1の評価が高いことが分かる。また、シームフェルト2では、シームループ同士は厳密には接触していないが、シームループ間隔が狭いため、本発明のシームループ群として機能し、シームフェルト1と同様、評価が高いことが分かる。
また、シームフェルト3では、芯鞘複合繊維の糸を使用しているから、液体樹脂が塗布されシームループ近傍で固化しているシームフェルト1と比べてシームループの噛み合わせ状態が良い。
さらに、シームフェルト4は、シーム強度がやや下がるものの、シームループの噛み合わせ状態とフェルト掛け入れ性が良くバランスしている。
なお、シームフェルト5は、シームフェルト4と同様に、シームループの噛み合わせ状態とフェルト掛け入れ性が最も良くバランスしている反面、シームループ群の間隔がMD糸4本分開いているため、シーム強度にやや影響が出ていることが分かる。
有端状製紙用フェルトの概略斜視図。 (a)と(b)は、有端状製紙用フェルトの噛み合わせ作業の説明図。 有端状製紙用フェルトのシームループ部の斜視図。 完成状態の有端状製紙用フェルトの斜視図。 本発明の有端状製紙用フェルトのシームループ部の斜視図。 本発明の他の実施形態の有端状製紙用フェルトのCD方向の断面図。 本発明の有端状製紙用フェルトのシームループ部の噛み合わせ状態の斜視図。
符号の説明
BA:基布
L:ループ
LA:シームループ群
LB:シームループ群
F:フェルト

Claims (4)

  1. 有端状の基布のMD方向両端部にシームループを有し、前記基布にバット繊維層をニードルパンチにより絡合一体化させてなる製紙機械用のフェルトであって、
    前記シームループの複数本を揃えて一組のシームループ群を形成し、MD方向両端部を付き合わせて前記シームループ群を交互に噛み合わせて形成される共通孔内に、シーム用芯線が挿入されることを特徴とする、
    製紙用シーム付きフェルト。
  2. 前記シームループ群が2本又は3本のシームループで形成されている、請求項1の製紙用シーム付きフェルト。
  3. 前記シームループ群を形成するシームループ同士が、接着剤による接着により一体化されている、請求項1又は2の製紙用シーム付きフェルト。
  4. 前記シームループ群を形成するMD方向糸材が、低融点成分を含む鞘部分と高融点成分を含む芯部分とからなる芯鞘複合繊維の糸であり、前記MD方向糸材がMD方向両端部に前記シームループ群を形成し、前記シームループが熱接合により一体化されている、請求項1又は2の製紙用シーム付きフェルト。
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