JP2010064646A - 車両周辺監視装置および車両周辺監視方法 - Google Patents

車両周辺監視装置および車両周辺監視方法 Download PDF

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孝之 荻野
Chie Izumi
千絵 和泉
Tsutomu Sato
勤 佐藤
Kazuhiro Hiruta
和弘 蛭田
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Abstract

【課題】後方から自車両を追い越そうとしている他車両の一連の移動状況を運転者に分かりやすく認識させることが可能な「車両周辺監視装置および車両周辺監視方法」を提供する。
【解決手段】撮影領域の一部が重なるように設置した後方カメラ11および側方カメラ12,13により撮影された画像に基づいて、他車両の存在が他車両検出部22により検出された場合に、他車両の存在が検出された撮影領域の画像をその撮影領域の方向に応じて後方用モニタ41および側方用モニタ42,43に表示させることにより、後方から自車両を追い越そうとしている他車両の自車両に対する相対的な位置関係に応じて、後方用モニタ単独→後方用モニタおよび側方用モニタの両方→側方用モニタ単独の順番で、他車両の撮影画像が各モニタ41〜43に対して適切に切り替えながら表示されていくようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両周辺監視装置および車両周辺監視方法に関し、特に、車両に設置したカメラによって撮影した車両周辺の画像に基づいて、自車周辺を走行中の他車両を監視する装置に用いて好適なものである。
車を運転する際には、前方のみならず、側方や後方にも十分に注意を払う必要がある。例えば、片側2車線以上の道路を車両が走行中に車線変更する際、変更しようとする隣接車線の後方を自車両より速い速度で走行中の車両(自車両を追い越そうとしている車両)を見落した場合、大事故につながる危険性がある。このような危険性を減らすために、従来、自車周辺を走行中の他車両を検出して運転者に報知する技術が提供されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の発明は、車両の後方および側方をカメラにより撮影し、撮影された画像をモニタに表示させることによって、自車周辺を走行中の他車両を運転者に認識させるようにしている。また、特許文献2に記載の発明では、モニタの代わりにインジケータを運転席の前方および左右方向の3箇所に設けている。そして、カメラで撮影された画像を処理して危険度の大きい方向を判定し、危険度の大きい方向のインジケータを点灯させることによって、自車周辺の他車両がどの方向から自車両に接近しているかを運転者に認識させるようにしている。
特開平1−189289号公報 特開平11−42989号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、車両の後方および側方の撮影画像を1つのモニタに切り替えながら表示するようにしている。具体的には、ギアがバックに入っているときは後方の撮影画像をモニタに表示させ、方向指示器を動作させているときはその方向の撮影画像をモニタに表示させるようにしている。このような構成のため、自車両が前方に走行しているときは後方の撮影画像がモニタに表示されることはなく、方向指示器を動作させない限り側方の撮影画像もモニタに表示されることはない。このため、後方から自車両を追い越そうとしている他車両の一連の移動状況を運転者に分かりやすく認識させることができないという問題があった。
このような問題は、上記特許文献2に記載の従来技術においても生じる。すなわち、上記特許文献2に記載の技術では、撮影画像から危険度が大きいと判断された方向のインジケータを単に点灯させるだけである。このため、どの方向から他車両が接近しているかを運転者に認識させることができるのみで、後方から自車両を追い越そうとしている他車両の一連の移動状況を運転者に分かりやすく認識させることができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、後方から自車両を追い越そうとしている他車両の一連の移動状況を運転者に分かりやすく認識させることができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、自車両の後方と側方に撮影領域の一部が重なるように設置した後方カメラおよび側方カメラを備え、当該カメラにより撮影された画像に基づいて後方撮影領域内および側方撮影領域内における他車両の存在が検出された場合に、他車両の存在が検出された撮影領域の画像をその撮影領域の方向に応じて後方用モニタおよび側方用モニタの何れか一方または双方に表示させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、自車周辺に後方から自車両を追い越そうとしている他車両が存在する場合、最初は後方カメラで撮影された後方撮影領域の撮影画像が後方用モニタに表示される。その後、他車両が自車両に接近してきて、後方撮影領域と側方撮影領域との重複領域に他車両が進入すると、後方カメラで撮影された後方撮影領域の撮影画像が後方用モニタに表示されると同時に、側方カメラで撮影された側方撮影領域の撮影画像が側方用モニタに表示される。さらに、他車両が自車両に接近して追い越しをかけている段階では、側方カメラで撮影された側方撮影領域の撮影画像が側方用モニタに表示される。
このように、本発明によれば、後方から自車両を追い越そうとしている他車両の自車両に対する相対的な位置関係に応じて、後方用モニタ単独、後方用モニタおよび側方用モニタの両方、側方用モニタ単独の順番で、他車両の撮影画像が複数のモニタに対して適切に切り替えながら表示されていく。これにより、後方から自車両を追い越そうとしている他車両の一連の移動状況を運転者に分かりやすく認識させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の車両周辺監視装置を実施した第1の実施形態による車両周辺監視システム100の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態による車両周辺監視システム100は、撮像部10、画像処理部20、表示制御部30および表示部40を備えて構成されている。このうち画像処理部20および表示制御部30が本発明の車両周辺監視装置に相当する。
撮像部10は、自車両の後方周辺領域を撮影する後方カメラ11、自車両の右側方周辺領域を撮影する右側方カメラ12および、自車両の左側方周辺領域を撮影する左側方カメラ13を備えている。ここで、右側方カメラ12および左側方カメラ13は、本発明の側方カメラに相当する。各カメラ11〜13は、何れも魚眼レンズ等の超広角レンズを備え、自車周辺の領域を広範囲に撮影する。魚眼レンズを使用しているため、各カメラ11〜13により撮影される画像は、撮影範囲の周辺が丸く歪んだものとなる。
図2は、各カメラ11〜13の配置例および撮影領域の例を示す図である。図2に示すように、後方カメラ11は自車両500の後面に配置され、後方の周辺領域を後方撮影領域Bとして撮影する。右側方カメラ12は自車両500の右側面に配置され、右方の周辺領域を右方撮影領域Rとして撮影する。また、左側方カメラ13は自車両500の左側面に配置され、左方の周辺領域を左方撮影領域Lとして撮影する。
ここで、後方カメラ11の後方撮影領域Bの一部と、右側方カメラ12の右方撮影領域Rの一部とが重複領域A1(斜線で示す)で重複するような位置および姿勢に、後方カメラ11および右側方カメラ12を設置する。また、後方カメラ11の後方撮影領域Bの一部と、左側方カメラ13の左方撮影領域Lの一部とが重複領域A2(斜線で示す)で重複するような位置および姿勢に、後方カメラ11および左側方カメラ13を設置する。
表示部40は、撮像部10の後方カメラ11で撮影された画像を表示するための後方用モニタ41、右側方カメラ12で撮影された画像を表示するための右側方用モニタ42および、左側方カメラ13で撮影された画像を表示するための左側方用モニタ43を備えている。ここで、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43は、本発明の側方用モニタに相当する。
図3は、各モニタ41〜43の設置場所の例を示す図である。図3に示すように、後方用モニタ41は、例えば、ダッシュボードの運転席と助手席との間に位置するセンターコンソール上に設置される。右側方用モニタ42は、例えば、ダッシュボードの右端近傍(運転席側)に設置される。また、左側方用モニタ43は、例えば、ダッシュボードの左端近傍(助手席側)に設置される。なお、ここに示した設置場所は単なる一例に過ぎず、これに限定されるものではない。ただし、後方用モニタ41は中央付近、右側方用モニタ42はセンターコンソールより右側、左側方用モニタ43はセンターコンソールより左側に設置するのが好ましい。
画像処理部20は、歪み補正部21および他車両検出部22を備えている。歪み補正部21は、後方カメラ11により撮影された後方撮影画像、右側方カメラ12により撮影された右側方撮影画像および左側方カメラ13により撮影された左側方撮影画像の魚眼レンズに起因する歪みを補正する。この歪み補正処理は、あらかじめ用意している内部パラメータを用いて行うものであり、公知の手法を適用することが可能である。
他車両検出部22は、各カメラ11〜13により撮影された画像(歪み補正部21により歪み補正されたもの。以下同様)に基づいて、後方撮影領域B内における他車両の存在、右方撮影領域R内における他車両の存在、左方撮影領域L内における他車両の存在をそれぞれ検出する。具体的には、他車両検出部22は、撮影画像内に他車両が写っているか否かにより、他車両の存在を検出する。例えば、他車両検出部22は、撮影画像に対してエッジ抽出処理を行い、抽出したエッジの形状と、あらかじめ登録してある車両の形状とのパターンマッチングにより撮影画像内における他車両の存在を検出する。なお、ここに挙げた処理は単なる例示であり、画像処理に基づく他車両の検出方法はこれに限定されない。
表示制御部30は、後方撮影領域B、右方撮影領域R、左方撮影領域Lの何れか一つまたは複数において他車両の存在が他車両検出部22により検出された場合に、他車両の存在が検出された撮影画像(歪み補正部21により歪み補正されたもの。以下同様)を表示部40の後方用モニタ41、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43の何れか一つまたは複数に表示させるように制御する。
本実施形態において、表示制御部30は、他車両検出部22により他車両の存在が検出されない場合には、表示部40には撮像部10による撮影画像を表示させず、他車両検出部22により何れかの撮影画像から他車両の存在が検出された場合にのみ、他車両の存在が検出された撮影画像を表示部40に表示させるように制御する。
具体的には、他車両検出部22により後方撮影領域B内においてのみ他車両の存在が検出された場合(パターンマッチング等により後方撮影画像内に他車両が写っていることが検出された場合)、表示制御部30は、後方カメラ11により撮影された後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させる。このとき、表示制御部30は、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43には何も表示させない。
また、他車両検出部22により右方撮影領域R内においてのみ他車両の存在が検出された場合(パターンマッチング等により右側方撮影画像内に他車両が写っていることが検出された場合)、表示制御部30は、右側方カメラ12により撮影された右方撮影領域Rの撮影画像を右側方用モニタ42に表示させる。このとき、表示制御部30は、後方用モニタ41および左側方用モニタ43には何も表示させない。
また、他車両検出部22により左方撮影領域L内においてのみ他車両の存在が検出された場合(パターンマッチング等により左側方撮影画像内に他車両が写っていることが検出された場合)、表示制御部30は、左側方カメラ13により撮影された左方撮影領域Lの撮影画像を左側方用モニタ43に表示させる。このとき、表示制御部30は、後方用モニタ41および右側方用モニタ42には何も表示させない。
また、他車両検出部22により後方撮影領域B内および右方撮影領域R内の双方において他車両の存在が検出された場合、すなわち、後方撮影領域Bと右方撮影領域Rとの重複領域A1内において他車両の存在が検出された場合には、表示制御部30は、後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させるとともに、右方撮影領域Rの撮影画像を右側方用モニタ42に表示させる。このとき、表示制御部30は、左側方用モニタ43には何も表示させない。
また、他車両検出部22により後方撮影領域B内および左方撮影領域L内の双方において他車両の存在が検出された場合、すなわち、後方撮影領域Bと左方撮影領域Lとの重複領域A2内において他車両の存在が検出された場合には、表示制御部30は、後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させるとともに、左方撮影領域Lの撮影画像を左側方用モニタ43に表示させる。このとき、表示制御部30は、右側方用モニタ42には何も表示させない。
図4は、自車両と他車両との位置関係および各モニタ41〜43の画面表示例を示す図である。図4(a)は、他車両が自車両の後方に位置する場合で、他車両検出部22により後方撮影領域B内においてのみ他車両の存在が検出された場合の画面例を示している。この場合、表示制御部30は、後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させ、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43には何も表示させないように制御する。
図4(b)は、他車両が自車両の斜め後方に位置し、図4(a)の状態よりもだいぶ他車両が自車両に接近してきた場合で、他車両検出部22により後方撮影領域B内および右方撮影領域R内の双方において他車両の存在が検出された場合の画面例を示している。この場合、表示制御部30は、後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させるとともに、右方撮影領域Rの撮影画像を右側方用モニタ42に表示させ、左側方用モニタ43には何も表示させないように制御する。
図4(c)は、他車両が自車両を追い越して斜め前方に位置する場合で、他車両検出部22により右方撮影領域R内においてのみ他車両の存在が検出された場合の画面例を示している。この場合、表示制御部30は、右方撮影領域Rの撮影画像を右側方用モニタ42に表示させ、後方用モニタ41および左側方用モニタ43には何も表示させないように制御する。
次に、上記のように構成した第1の実施形態による車両周辺監視システム100の動作を説明する。図5は、車両周辺監視システム100の動作例を示すフローチャートである。なお、図5に示すフローチャートの処理は、微小な周期で繰り返し実行されている。
図5において、まず、撮像部10の後方カメラ11、右側方カメラ12および左側方カメラ13によって、後方撮影領域B、右方撮影領域Rおよび左方撮影領域Lの画像を撮影する(ステップS1)。撮影された各領域の画像は、画像処理部20に入力される。画像処理部20では、まず、歪み補正部21が各撮影領域の撮影画像に対して歪み補正処理を行う(ステップS2)。
次に、他車両検出部22は、歪み補正部21により歪み補正された各カメラ11〜13の撮影画像に対してパターンマッチング等の画像処理を行うことによって、後方撮影領域B、右方撮影領域Rおよび左方撮影領域Lにおける他車両の存在を検出する(ステップS3)。そして、その検出結果を表示制御部30に通知する。
表示制御部30は、後方撮影領域B、右方撮影領域R、左方撮影領域Lの何れか一つまたは複数において他車両の存在が検出されたか否かを判定する(ステップS4)。ここで、後方撮影領域B、右方撮影領域R、左方撮影領域Lの何れの撮影画像からも他車両が検出されていないと判断した場合、表示制御部30は表示部40に何も表示せずに処理を終了する。
一方、後方撮影領域B、右方撮影領域R、左方撮影領域Lの少なくとも1つの領域の撮影画像から他車両の存在が検出されたと判断した場合、表示制御部30は、他車両が検出された撮影画像を後方用モニタ41、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43の何れか一つまたは複数に表示させる(ステップS5)。上述したように、後方撮影領域Bにおいてのみ他車両の存在が検出された場合には、表示制御部30は後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させる(図4(a)参照)。
また、後方撮影領域Bおよび右方撮影領域Rの双方において他車両の存在が検出された場合には、表示制御部30は後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させるとともに、右方撮影領域Rの撮影画像を右側方用モニタ42に表示させる(図4(b)参照)。また、右方撮影領域Rにおいてのみ他車両の存在が検出された場合には、表示制御部30は右方撮影領域Rの撮影画像を右側方用モニタ42に表示させる(図4(c)参照)。
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、自車両の後方と側方に撮影領域の一部が重なるように設置した後方カメラ11、側方カメラ12,13を備え、当該カメラ11〜13により撮影された画像に基づいて後方撮影領域B、右方撮影領域Rおよび左方撮影領域Lにおける他車両の存在を他車両検出部22によりそれぞれ検出する。そして、他車両の存在が検出された撮影領域の画像をその撮影領域の方向に応じて後方用モニタ41、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43の何れか一つまたは複数に表示させるようにしている。
このように構成した第1の実施形態によれば、自車両の周辺に後方から自車両を追い越そうとしている他車両が存在する場合、最初は後方カメラ11で撮影された後方撮影領域Bの撮影画像が後方用モニタ41に表示される(図4(a)参照)。その後、他車両が自車両に接近してきて、後方撮影領域Bと右方撮影領域Rとの重複領域A1に他車両が進入すると、後方カメラ11で撮影された後方撮影領域Bの撮影画像が後方用モニタ41に表示されると同時に、右側方カメラ12で撮影された右方撮影領域Rの撮影画像が右側方用モニタ42に表示される(図4(b)参照)。さらに、他車両が自車両に接近して追い越しをかけている段階および追い越し後の段階では、右側方カメラ12で撮影された右方撮影領域Rの撮影画像が右側方用モニタ42に表示される(図4(c)参照)。
このように、第1の実施形態によれば、後方から自車両を追い越そうとしている他車両の自車両に対する相対的な位置関係に応じて、後方用モニタ41単独→後方用モニタ41および右側方用モニタ42の両方→右側方用モニタ42単独の順番で、他車両の撮影画像が複数のモニタ41〜43に対して適切に切り替えながら表示されていく。これにより、後方から自車両を追い越そうとしている他車両の一連の移動状況を運転者に分かりやすく認識させることができる。
なお、ここでは他車両が自車両を右車線から追い越している場合を例に挙げて説明したが、他車両が自車両を左車線から追い越している場合にも、後方から自車両を追い越そうとしている他車両の一連の移動状況を運転者に分かりやすく認識させることができる。この場合は、後方用モニタ41単独→後方用モニタ41および左側方用モニタ43の両方→左側方用モニタ43単独の順番で、他車両の撮影画像が複数のモニタ41〜43に対して適切に切り替えながら表示されていく。
また、第1の実施形態では、表示制御部30は、他車両検出部22により他車両の存在が検出されない場合には表示部40に何も表示させないようにし、撮影画像から他車両が検出された場合にのみ、当該他車両を含む撮影画像を表示部40に表示させるようにしている。すなわち、他車両が自車両に接近してきたときに(他車両が各カメラ11〜13の撮影範囲内に進入してきたときに)、接近してきた方向に対応するモニタを無表示状態から表示状態に切り替えている。これにより、他車両が自車両に接近していること、およびどの方向から接近しているかを運転者に強く印象付けることができる。
なお、撮影画像から他車両が検出されない場合の画面表示と他車両が検出された場合の画面表示との切り替えは、上述の例に限定されない。例えば、表示制御部30は、以下のように画面表示の切り替えを行うように制御しても良い。すなわち、表示制御部30は、他車両検出部22により他車両の存在が検出されない場合には、撮像部10による撮影画像を各モニタ41〜43に普通に表示させる。一方、他車両検出部22により他車両の存在が検出された場合には、表示制御部30は、他車両の存在が検出された撮影画像を後方用モニタ41、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43の何れか一つまたは複数に表示させる際に、他車両を強調して表示させる。撮影画像を常に表示する態様としても、他車両の存在が検出されたときに強調表示を行うことにより、他車両が自車両に接近していること、およびどの方向から接近しているかを運転者に強く印象付けることができる。
他車両を強調表示させる手法としては、様々な態様が考えられる。例えば、図6に示すように、撮影画像で他車両が写っている領域以外の領域をマスクして表示させる態様が考えられる。ここで用いるマスクは、透明度が0%の完全なマスク(白あるいは黒などの特定色による塗り潰し)でも良いし、透明度が0%より大きく100%より小さい半透明のマスクでも良い。撮影画像に対して透明度が0%の完全なマスクをかけるという処理ではなく、撮影画像で他車両が写っている領域の表示を消去して他車両が写っている領域の画像だけを表示するようにしても良い。なお、他車両検出部22が撮影画像内から他車両を検出する方法の1つとしてエッジ抽出処理を行っていれば、そのエッジで囲まれている領域を、他車両が写っている領域として特定することができる。
また、他車両を強調表示させる別の態様として、図7に示すように、撮影画像で他車両が写っている領域に、例えば矩形の枠線を付して表示させるようにしても良い。この際、他車両がどの撮影領域に写っているかに応じて、枠線の表示色を変えるようにしても良い。例えば、後方撮影領域Bにおいてのみ他車両の存在が検出された場合には、他車両はまだ比較的自車両から遠くにいるので、表示枠は黄色とする。これに対して、後方撮影領域Bおよび右方撮影領域Rの双方において他車両の存在が検出された場合には、自車両に対して他車両がかなり接近している状態なので、表示枠は赤色とする。さらに、右方撮影領域Rにおいてのみ他車両の存在が検出された場合には、運転席から目視で確認可能な位置に他車両がいるので、表示色は黄色とする。
また、画面表示の切り替えに関する別の例として、撮影画像から他車両が検出されない場合には当該撮影画像以外の画像を各モニタ41〜43に普通に表示させ、他車両の存在が検出された場合に撮影画像を表示させるようにしても良い。撮影画像以外の画像は、例えば、センターコンソールに設置した後方用モニタ41であればナビゲーション地図の画像、運転席側の右側方用モニタ42であればスピードメータやタコメータなどの計器類の画像、助手席側の左側方用モニタ43であればDVD(Digital Versatile Disk)などの再生画像などが考えられる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図8は、本発明の車両周辺監視装置を実施した第2の実施形態による車両周辺監視システム200の構成例を示すブロック図である。なお、この図8において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図8に示すように、第2の実施形態による車両周辺監視システム200は、撮像部10、画像処理部20、表示制御部30’および表示部40’を備えて構成されている。このうち画像処理部20および表示制御部30’が本発明の車両周辺監視装置に相当する。
表示部40’は、第1の実施形態で説明した後方用モニタ41、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43に加えて、後方用インジケータ51、右側方用インジケータ52および左側方用インジケータ53を備えている。ここで、右側方用インジケータ52および左側方用インジケータ53は、本発明の側方用インジケータに相当する。後方用インジケータ51は後方用モニタ41の近傍、右側方用インジケータ52は右側方用モニタ42の近傍、左側方用インジケータ53は左側方用モニタ43の近傍に設けることが好ましい。
本実施形態では、後方用インジケータ51、右側方用インジケータ52および左側方用インジケータ53はそれぞれ、後方用モニタ41、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43の一辺に沿って(例えば、モニタ上辺の水平方向に沿って)設けられた複数の発光素子により構成している。発光素子は、例えば発光ダイオードにより構成される。なお、各インジケータ51〜53は必ずしも複数の発光素子から構成する必要はなく、それぞれ1つの発光素子により構成しても良い。
表示制御部30’は、第1の実施形態で説明した後方用モニタ41、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43の表示制御に加えて、後方用インジケータ51、右側方用インジケータ52および左側方用インジケータ53の表示制御を行う。なお、各モニタ41〜43の表示制御は第1の実施形態と同様なので、ここでは各インジケータ51〜53の表示制御について説明する。
表示制御部30’は、他車両検出部22により後方撮影領域B、右方撮影領域Rおよび左方撮影領域Lの何れか一つまたは複数において他車両の存在が検出された場合に、他車両の存在が検出された撮影画像を後方用モニタ41、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43の何れか一つまたは複数に表示させるとともに、他車両の存在が検出された方向に相当する後方用インジケータ51、右側方用インジケータ52および左側方用インジケータ53の何れか一つまたは複数を点灯させるように制御する。他車両の存在が検出された方向に相当するインジケータとは、撮影画像を表示させたモニタに対応するものである。
具体的には、他車両検出部22により後方撮影領域B内においてのみ他車両の存在が検出された場合、表示制御部30’は、後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させるとともに、後方用インジケータ51を点灯させる。このとき、表示制御部30’は、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43には何も表示させず、右側方用インジケータ52および左側方用インジケータ53は点灯させない。
また、他車両検出部22により右方撮影領域R内においてのみ他車両の存在が検出された場合には、表示制御部30’は、右方撮影領域Rの撮影画像を右側方用モニタ42に表示させるとともに、右側方用インジケータ52を点灯させる。このとき、表示制御部30’は、後方用モニタ41および左側方用モニタ43には何も表示させず、後方用インジケータ51および左側方用インジケータ53は点灯させない。
また、他車両検出部22により左方撮影領域L内においてのみ他車両の存在が検出された場合には、表示制御部30’は、左方撮影領域Lの撮影画像を左側方用モニタ43に表示させるとともに、左側方用インジケータ53を点灯させる。このとき、表示制御部30’は、後方用モニタ41および右側方用モニタ42には何も表示させず、後方用インジケータ51および右側方用インジケータ52は点灯させない。
また、他車両検出部22により後方撮影領域B内および右方撮影領域R内の双方において他車両の存在が検出された場合、すなわち、後方撮影領域Bと右方撮影領域Rとの重複領域A1内において他車両の存在が検出された場合には、表示制御部30’は、後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させるとともに、右方撮影領域Rの撮影画像を右側方用モニタ42に表示させる。これと同時に表示制御部30’は、後方用インジケータ51および右側方用インジケータ52を点灯させる。このとき、表示制御部30’は、左側方用モニタ43には何も表示させず、左側方用インジケータ53は点灯させない。
また、他車両検出部22により後方撮影領域B内および左方撮影領域L内の双方において他車両の存在が検出された場合、すなわち、後方撮影領域Bと左方撮影領域Lとの重複領域A2内において他車両の存在が検出された場合には、表示制御部30’は、後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させるとともに、左方撮影領域Lの撮影画像を左側方用モニタ43に表示させる。これと同時に表示制御部30’は、後方用インジケータ51および左側方用インジケータ53を点灯させる。このとき、表示制御部30’は、右側方用モニタ42には何も表示させず、右側方用インジケータ52は点灯させない。
図9は、自車両および他車両の位置関係と、各モニタ41〜43および各インジケータ51〜53の表示例とを示す図である。図9(a)は、他車両が自車両の後方に位置する場合で、他車両検出部22により後方撮影領域B内においてのみ他車両の存在が検出された場合の表示例を示している。この場合、表示制御部30’は、後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させるとともに、後方用インジケータ51を点灯させるように制御する。
図9(b)は、他車両が自車両の斜め後方に位置し、図9(a)の状態よりもだいぶ他車両が自車両に接近してきた場合で、他車両検出部22により後方撮影領域B内および右方撮影領域R内の双方において他車両の存在が検出された場合の表示例を示している。この場合、表示制御部30’は、後方撮影領域Bの撮影画像と右方撮影領域Rの撮影画像とを後方用モニタ41と右側方用モニタ42とにそれぞれ表示させるとともに、後方用インジケータ51と右側方用インジケータ52とを点灯させるように制御する。
図9(c)は、他車両が自車両を追い越して斜め前方に位置する場合で、他車両検出部22により右方撮影領域R内においてのみ他車両の存在が検出された場合の表示例を示している。この場合、表示制御部30’は、右方撮影領域Rの撮影画像を右側方用モニタ42に表示させるとともに、右側方用インジケータ52を点灯させるように制御する。
以上詳しく説明したように、第2の実施形態では、他車両の存在が検出された撮影領域の画像をその撮影領域の方向に応じて後方用モニタ41、右側方用モニタ42および左側方用モニタ43の何れか一つまたは複数に表示させると当時に、後方用インジケータ51、右側方用インジケータ52および左側方用インジケータ53の何れか一つまたは複数を点灯させるようにしている。
これにより、後方から自車両を追い越そうとしている他車両の一連の移動状況を運転者に分かりやすく認識させることができる。また、他車両が自車両に接近していること、およびどの方向から接近しているかを、モニタ41〜43の表示に加えてインジケータ51〜53の点灯によって運転者に対してより強く印象付けることができる。
なお、上記第2の実施形態では、他車両が検出されていないときにはモニタ41〜43に何も表示しない例について説明したが、第1の実施形態と同様の変形が可能である。すなわち、他車両が検出されていないときにはモニタ41〜43に対して撮影画像を普通に表示する一方、他車両が検出されたときにはモニタ41〜43に対する表示を図6または図7のようにしても良い。また、他車両が検出されていないときにはモニタ41〜43に対して撮影画像以外の画像を表示するようにしても良い。
また、上記第2の実施形態では、複数の発光素子を一括して点灯させるか消灯させるか制御するようにしているが、これに限定されない。例えば、図10に示すように、他車両の存在が検出された方向に相当する後方用インジケータ51、右側方用インジケータ52および左側方用インジケータ53の何れか一つまたは複数を点灯させる際に、他車両検出部22により検出された他車両の位置に相当する発光素子のみを点灯させるようにしても良い。このようにすれば、撮影画像内で他車両が写っている位置を運転者に分かりやすく知らせることができる。
このように構成する場合、他車両検出部22は、後方撮影領域B、右方撮影領域Rおよび左方撮影領域Lにおける他車両の存在に加えて当該他車両の撮影画像内での位置を検出する。具体的には、撮影画像に写っている他車両の水平方向のピクセル位置を検出する。そして、表示制御部30’が図10に示すように、他車両検出部22により検出された他車両の位置に相当する発光素子のみを点灯させるように制御する。このような点灯の制御は、例えば、撮影画像の水平方向のピクセル位置に対してどの発光素子を表示させるかを表した情報をあらかじめ保持しておくことにより実現可能である。
図10は、自車両および他車両の位置関係と、各モニタ41〜43および各インジケータ51〜53の別の表示例とを示す図である。図10(a)は、他車両が自車両の後方に位置する場合で、他車両検出部22により後方撮影領域B内においてのみ他車両の存在が検出された場合の表示例を示している。この場合、表示制御部30’は、後方撮影領域Bの撮影画像を後方用モニタ41に表示させるとともに、後方用インジケータ51を構成する複数の発光素子のうち他車両が撮影画像内に写っている位置に相当する発光素子(図10(a)の場合は真ん中付近にある数個の発光素子)を点灯させるように制御する。
図10(b)は、他車両が自車両の斜め後方に位置し、図10(a)の状態よりもだいぶ他車両が自車両に接近してきた場合で、他車両検出部22により後方撮影領域B内および右方撮影領域R内の双方において他車両の存在が検出された場合の表示例を示している。この場合、表示制御部30’は、後方撮影領域Bの撮影画像と右方撮影領域Rの撮影画像とを後方用モニタ41と右側方用モニタ42とにそれぞれ表示させるとともに、後方用インジケータ51と右側方用インジケータ52とを構成する複数の発光素子のうち他車両が撮影画像内に写っている位置に相当する発光素子(図10(b)の場合は右側にある数個の発光素子)を点灯させるように制御する。
図10(c)は、他車両が自車両を追い越して斜め前方に位置する場合で、他車両検出部22により右方撮影領域R内においてのみ他車両の存在が検出された場合の表示例を示している。この場合、表示制御部30’は、右方撮影領域Rの撮影画像を右側方用モニタ42に表示させるとともに、右側方用インジケータ52を構成する複数の発光素子のうち他車両が撮影画像内に写っている位置に相当する発光素子(図10(c)の場合は左側にある数個の発光素子)を点灯させるように制御する。
その他、上記第1および第2の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の車両周辺監視装置を実施した第1の実施形態による車両周辺監視システムの構成例を示すブロック図である。 各カメラの配置例および撮影領域を示す図である。 各モニタの設置場所の例を示す図である。 第1の実施形態による各モニタの表示例を示す図である。 第1の実施形態による車両周辺監視システムの動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態による各モニタの他の表示例を示す図である。 第1の実施形態による各モニタの更に別の表示例を示す図である。 本発明の車両周辺監視装置を実施した第2の実施形態による車両周辺監視システムの構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態による各モニタおよび各インジケータの表示例を示す図である。 第2の実施形態による各モニタおよび各インジケータの別の表示例を示す図である。
符号の説明
100,200 車両周辺監視システム
10 撮像部
11 後方カメラ
12 右側方カメラ
13 左側方カメラ
20 画像処理部
21 歪み補正部
22 他車両検出部
30,30’ 表示制御部
40,40’ 表示部
41 後方用モニタ
42 右側方用モニタ
43 左側方用モニタ
51 後方用インジケータ
52 右側方用インジケータ
53 左側方用インジケータ

Claims (9)

  1. 自車両の後方周辺領域を撮影する後方カメラおよび上記自車両の側方周辺領域を撮影する側方カメラを有し、上記後方カメラの撮影領域である後方撮影領域の一部と上記側方カメラの撮影領域である側方撮影領域の一部とが重複するように上記後方カメラおよび上記側方カメラが設置された撮像部と、上記後方カメラで撮影された画像を表示するための後方用モニタおよび上記側方カメラで撮影された画像を表示するための側方用モニタを有する表示部とを備えた車両周辺監視システムに用いられる車両周辺監視装置であって、
    上記撮像部により撮影された画像に基づいて、上記後方撮影領域内および上記側方撮影領域内における他車両の存在を検出する他車両検出部と、
    上記他車両検出部により上記後方撮影領域内および上記側方撮影領域内の何れか一方または双方において上記他車両の存在が検出された場合に、上記他車両の存在が検出された撮影画像を上記後方用モニタおよび上記側方用モニタの何れか一方または双方に表示させるように制御する表示制御部とを備えたことを特徴とする車両周辺監視装置。
  2. 上記表示制御部は、上記他車両検出部により上記他車両の存在が検出されていない場合には、上記後方用モニタおよび上記側方用モニタには上記撮像部による撮影画像を表示させず、上記他車両検出部により上記後方撮影領域内および上記側方撮影領域内の何れか一方または双方において上記他車両の存在が検出された場合にのみ、上記他車両の存在が検出された撮影画像を上記後方用モニタおよび上記側方用モニタの何れか一方または双方に表示させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両周辺監視装置。
  3. 上記表示制御部は、上記他車両検出部により上記他車両の存在が検出されていない場合には、上記撮像部による撮影画像を上記後方用モニタおよび上記側方用モニタに表示させ、上記他車両検出部により上記後方撮影領域内および上記側方撮影領域内の何れか一方または双方において上記他車両の存在が検出された場合には、上記他車両の存在が検出された撮影画像を上記後方用モニタおよび上記側方用モニタの何れか一方または双方に表示させる際に、上記撮影画像に写っている上記他車両を強調して表示させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両周辺監視装置。
  4. 上記表示制御部は、上記他車両の存在が検出された撮影画像を上記後方用モニタおよび上記側方用モニタの何れか一方または双方に表示させる際に、上記撮影画像で上記他車両が写っている領域以外の領域をマスクして表示させるように制御することを特徴とする請求項3に記載の車両周辺監視装置。
  5. 上記表示制御部は、上記他車両の存在が検出された撮影画像を上記後方用モニタおよび上記側方用モニタの何れか一方または双方に表示させる際に、上記撮影画像で上記他車両が写っている領域に枠線を付して表示させるように制御することを特徴とする請求項3に記載の車両周辺監視装置。
  6. 上記表示部は、上記後方用モニタの近傍に後方用インジケータを更に備えるとともに、上記側方用モニタの近傍に側方用インジケータを更に備え、
    上記表示制御部は、上記他車両検出部により上記後方撮影領域内および上記側方撮影領域内の何れか一方または双方において上記他車両の存在が検出された場合に、上記他車両の存在が検出された撮影画像を上記後方用モニタおよび上記側方用モニタの何れか一方または双方に表示させるとともに、上記他車両の存在が検出された方向に相当する上記後方用インジケータおよび上記側方用インジケータの何れか一方または双方を点灯させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両周辺監視装置。
  7. 上記後方用インジケータおよび上記側方用インジケータはそれぞれ、上記後方用モニタおよび上記側方用モニタの一辺に沿って設けられた複数の発光素子から成り、
    上記他車両検出部は、上記撮像部により撮影された画像に基づいて、上記後方撮影領域内および上記側方撮影領域内における上記他車両の存在に加えて上記他車両の撮影画像内での位置を検出し、
    上記表示制御部は、上記他車両の存在が検出された方向に相当する上記後方用インジケータおよび上記側方用インジケータの何れか一方または双方を点灯させる際に、上記他車両検出部により検出された上記他車両の位置に対応する発光素子のみを点灯させるように制御することを特徴とする請求項6に記載の車両周辺監視装置。
  8. 後方撮影領域の一部と側方撮影領域の一部とが重複するように自車両に設置された後方カメラおよび側方カメラによって、上記後方撮影領域および上記側方撮影領域を撮影する撮影ステップと、
    上記後方カメラおよび上記側方カメラにより撮影された画像に基づいて、上記後方撮影領域内および上記側方撮影領域内における他車両の存在を検出する他車両検出ステップと、
    上記後方撮影領域内および上記側方撮影領域内の何れか一方または双方において上記他車両の存在が検出された場合に、上記他車両の存在が検出された撮影画像を後方用モニタおよび側方用モニタの何れか一方または双方に表示させる表示ステップとを有することを特徴とする車両周辺監視方法。
  9. 上記他車両検出ステップで上記後方撮影領域内においてのみ上記他車両の存在が検出された場合には、上記表示ステップでは、上記後方撮影領域の撮影画像を上記後方用モニタに表示させ、
    上記他車両検出ステップで上記側方撮影領域内においてのみ上記他車両の存在が検出された場合には、上記表示ステップでは、上記側方撮影領域の撮影画像を上記側方用モニタに表示させ、
    上記他車両検出ステップで上記後方撮影領域内および上記側方撮影領域内の双方において上記他車両の存在が検出された場合には、上記表示ステップでは、上記後方撮影領域の撮影画像を上記後方用モニタに表示させるとともに上記側方撮影領域の撮影画像を上記側方用モニタに表示させることを特徴とする請求項8に記載の車両周辺監視方法。
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