JP2010062472A - 半導体チップのピックアップ装置およびこれを用いた半導体チップのピックアップ方法 - Google Patents

半導体チップのピックアップ装置およびこれを用いた半導体チップのピックアップ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】薄い半導体チップであっても割れを防いで粘着シートから剥離する。
【解決手段】ピックアップ装置1は、ダイシングシート13が戴置されるステージ100と、ダイシングシート13の裏面と接触し、平面視において、半導体チップ12に対して水平方向に移動する一のスライダーと、ステージ100に形成され、スライダーを収容するスライダー収容部と、ステージ100に連結し、スライダー収容部を吸引する吸引機構500と、を有する。ステージ100には、半導体チップ12がスライダー収容部と対向する位置でダイシングシート13が戴置される。スライダーは、ダイシングシート13と接触する側に複数のスリットを備えている。スリットは、スライダー収容部102に連通している。
【選択図】図1

Description

本発明は、粘着シートの表面に搭載された半導体チップを粘着シートから剥離する半導体チップのピックアップ装置、およびこれを用いた半導体チップのピックアップ方法に関する。
半導体装置の製造工程において使用する従来の半導体チップのピックアップ装置としては、例えば特許文献1および2に記載されたものがある。
特許文献1に記載された半導体チップのピックアップ装置は、半導体チップ(以下、チップともいう)が貼り付けられたダイシングシートをステージに乗せ、複数の突起部材をもつローラを回転させながらこれら突起部材をダイシングシートの下から突上げる。
特許文献2に記載された半導体チップのピックアップ装置は、チップが貼り付けられたダイシングシートをステージに乗せ、ステージから複数の突起部材をダイシングシートの下から突上げてスライドさせる。
近年、パッケージ薄化に伴い、チップの薄化が要求されている。
特開2003−224088号公報 特開2005−328054号公報
しかしながら、上記文献記載の従来技術では、薄いチップをピックアップしようとすると、粘着シートからチップを引き剥がす力に耐えられずチップが割れたり、欠けてしまったりする。この問題はチップが大きいほど顕著となる。したがって、大型の薄い半導体チップの歩留が低下してしまうことが懸念される。
本発明によれば、粘着シートの表面に搭載された半導体チップを前記粘着シートから剥離する半導体チップのピックアップ装置であって、
前記粘着シートが戴置されるステージと、
前記粘着シートの裏面と接触し、平面視において、前記半導体チップに対して水平方向に移動する少なくとも一以上のスライダーと、
前記ステージに形成され、前記スライダーを収容するスライダー収容部と、
前記ステージに連結し、前記スライダー収容部を吸引する吸引機構と、
を有し、
前記ステージには、前記半導体チップが前記スライダー収容部と対向する位置で前記粘着シートが戴置され、
前記スライダーは、前記粘着シートと接触する側に少なくとも一以上のスリットを備え、
前記スリットは、前記スライダー収容部に連通していることを特徴とする半導体チップのピックアップ装置
が提供される。
また、本発明によれば、ピックアップ装置を用いて粘着シートの表面に搭載された半導体チップを前記粘着シートから剥離する半導体チップのピックアップ方法であって、
前記ピックアップ装置は、
前記粘着シートが戴置されるステージと、
前記粘着シートの裏面と接触し、平面視において、前記半導体チップに対して水平方向に移動する少なくとも一以上のスライダーと、
前記ステージに形成され、前記スライダーを収容するスライダー収容部と、
前記ステージに連結し、前記スライダー収容部を吸引する吸引機構と、
前記スライダーの前記粘着シートと接触する側に設けられ、前記スライダー収容部に連通している少なくとも一以上のスリットと、
を備え、
前記スライダー収容部が前記半導体チップと対向する位置で前記ステージに前記粘着シートを裏面から戴置し、前記粘着シートを前記スライダーに接触させるステップと、
前記スライダー収容部を吸引するステップと、
平面視において、前記スライダーを前記半導体チップに対して水平方向に移動させるステップと、
を含むことを特徴とする半導体チップのピックアップ方法
が提供される。
本発明によれば、スライダーの粘着シートと接触する側に設けられたスリットが、スライダー収容部に連通している。これにより、吸引機構がスライダー収容部を吸引することで、スリットを吸引し、スリットと粘着シートで形成された空間に負圧を発生させることができる。この負圧により、粘着シートを吸引することができ、粘着シートの一部を半導体チップから剥がすことができる。また、スライダー収容部の周縁部と粘着シートで形成された空間にも負圧が発生するため、スライダー収容部の周縁部に対向している粘着シートも吸引して半導体チップから剥がすことができる。したがって、互いに分散した剥離の起点が複数形成され、そして、スライダーを半導体チップに対して水平方向に移動した場合、上記した起点から剥離部分を徐々に大きくすることができる。よって、半導体チップから粘着シートを剥離するときに半導体チップに加わる力を分散することができ、これによって、大型の薄いチップであっても割れを防止することができる。
なお、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でよい。
また、本発明の半導体チップのピックアップ方法には複数の工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の半導体チップのピックアップ方法を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
本発明によれば、薄い半導体チップであっても割れを防いで粘着シートから剥離することができる。したがって、半導体チップのピックアップ工程における製造効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1、2は、本実施形態のピックアップ装置1を示す模式図である。図1は、本実施形態のピックアップ装置1の側面図である。図2は、本実施形態のピックアップ装置1の平面図である。
図1で示すように、ピックアップ装置1は、ダイシングシート(粘着シート)13の表面に搭載された半導体チップ12をダイシングシート13から剥離する半導体チップのピックアップ装置である。ピックアップ装置1は、ダイシングシート13が戴置されるステージ100と、ダイシングシート13の裏面と接触し、平面視において、半導体チップ12に対して水平方向に移動する一のスライダー101と、ステージ100に形成され、スライダー101を収容するスライダー収容部102と、ステージ100に連結し、スライダー収容部102を吸引する吸引機構500と、を有する。ステージ100には、半導体チップ12がスライダー収容部102と対向する位置でダイシングシート13が戴置される。スライダー101は、ダイシングシート13と接触する側に複数のスリット103を備えている。スリット103は、スライダー収容部102に連通している。
スリット103は、図2で示すように、平面視において、スライダー101の移動する方向に対して交わる方向、好ましくは、直角に延伸し、スライダー101の側面に到達している。ステージ100とスライダー101との間には隙間が形成されており、この隙間はスライダー収容部102の一部を構成している。したがって、この隙間が吸引機構500によって吸引されることによりステージ100とスライダー101との間に負圧が発生し、スリット103が負圧状態になる。
ピックアップ装置1は、大きさが1〜20mm、基板の厚みが5〜200μmの半導体チップ12のピックアップに好適に用いることができる。ピックアップ装置1によってピックアップされた半導体チップ12は、モバイル系LSIのようなデバイスの製造に用いることができる。
エキスパンダ200は、ウエハリング(図示せず)を固定するユニットである。半導体ウェハ600は、ダイシングされた後、エキスパンダ200に搭載され、エキスパンドされる。
図3は、ピックアップ装置1が半導体チップ12をダイシングシート13から剥離する動作を説明する図である。図3(a)〜(c)は、ピックアップ装置1の断面図である。図3を参照しつつ、半導体チップ12をダイシングシート13から剥離する動作を説明する。
まず、スライダー101を、スライダー収容部102に収容し、スライダー収容部102が半導体チップ12と対向する位置で、ステージ100にダイシングシート13を裏面から戴置する(図3(a))。こうすることで、ダイシングシート13がスライダー101に接触し、スライダー収容部102とダイシングシート13との間で閉空間が形成される。また、スリット103の上面がダイシングシート13で覆われることでスリット103とダイシングシート13との間にスライダー収容部102に連通している空間が形成される。半導体ウェハ600はダイシングされエキスパンドされている。ダイシングされた半導体ウェハ600は、複数の半導体チップ12から構成されている。
ついで、吸引機構500によりスライダー収容部102を吸引する(図3(a))。こうすることで、スライダー収容部102とダイシングシート13との間に形成された閉空間に負圧が発生する。ここで、スリット103はスライダー101の側面に到達し、スライダー101の側面とスリット103との接続部分は開放している。したがって、スリット103とダイシングシート13との間に形成された空間にも負圧が発生することになる。スリット103を介してスライダー101と接触しているダイシングシート13を吸引することができる。したがって、図3(c)の拡大図で示すようにダイシングシート13の一部が半導体チップ12から剥がれ、スリット103に接触することとなる。
また、スライダー101とスライダー収容部102との間には所定の幅の隙間が形成されている。そのため、この隙間も吸引機構500により吸引されることになる。したがって、スライダー収容部102の周縁部に対向して保持されているダイシングシート13が吸引され、半導体チップ12から剥がれる。さらに、スライダー収容部102の周縁部と半導体チップ12の周縁部とを対向させるようにダイシングシート13をステージ100に配置しているときは、半導体チップ12の周縁部に接着しているダイシングシート13を剥がすことができる。このとき、吸引力を適度にコントロールすることで、適度な吸引力で剥がすことができ、半導体チップ12の欠けを防止することができる。
図2(b)で示すように、スリット103は、半導体チップ12の中央部に対応する位置に形成させることで、半導体チップ12の中央部からダイシングシート13を剥がすことができる。こうすることで、剥離しにくい半導体チップ12の中央部も、チップ周縁部と同時に剥がすことができる。
図3(b)に戻り、平面視において、スライダー101を半導体チップ12に対して水平方向に移動させる。ここで、前述のように、ダイシングシート13のスリット103と対向する部分が半導体チップ12から剥離されているため、剥離の起点が形成されていることとなる。よって、スライダー101の動きとともに上記剥離の起点から剥離部分を水平方向に徐々に大きくすることができる。また、ダイシングシート13のスライダー収容部102周縁部に対向している部分も半導体チップ12から剥離されているため、この部分にも剥離の起点が形成されていることになる。よって、前述のように、スライダー101の動きとともに上記剥離の起点から剥離部分を水平方向に徐々に大きくすることができる。このように、互いに分散した複数の起点からダイシングシート13の剥離部分を徐々に大きくすることで、半導体チップ12全体がダイシングシート13から剥離されることになる。
剥離された半導体チップ12は、図1で示すボンディングヘッド300に吸着されることによりピックアップされる。ボンディングヘッド300は、ピックアップした半導体チップ12をダイマウンタ400に搭載する。ダイマウンタ400に実装基板をおいておくことで、半導体チップ12を基板に実装することもできる。
つづいて、本実施形態の作用効果について図1、2を用いて説明する。ピックアップ装置1によれば、スライダー101のダイシングシート13と接触する側に設けられたスリット103が、スライダー収容部102に連通している。これにより、吸引機構500がスライダー収容部102を吸引することで、スリット103を吸引し、スリット103とダイシングシート13で形成された空間に負圧を発生させることができる。この負圧により、ダイシングシート13を吸引することができ、ダイシングシート13の一部を半導体チップ12から剥がすことができる。また、スライダー収容部102の周縁部とダイシングシート13で形成された空間にも負圧が発生するため、スライダー収容部102の周縁部に対向しているダイシングシート13も吸引して半導体チップ12から剥がすことができる。したがって、互いに分散した剥離の起点が複数形成され、そして、スライダー101を半導体チップ12に対して水平方向に移動した場合、上記した起点から剥離部分を徐々に大きくすることができる。よって、半導体チップ12からダイシングシート13を剥離するときに半導体チップ12に加わる力を分散することができ、これによって、大型の薄いチップであっても割れを防止することができる。
また、図2(b)で示すように、スリット103と半導体チップ12の中央部とが対向するようにダイシングシート13をステージ100に保持させる。そのため、スリット103に対向しているダイシングシート13をスリット103内に吸引することができ、半導体チップ12の中央部を貼り付けるダイシングシート13に水平方向の引っ張りの力を加えることができる。よって、剥離しにくいチップ中央部を貼り付けるダイシングシート13に水平方向の引っ張りの力を加えて剥離を促進することができる。
(第2の実施形態)
図4、5は、本実施形態のピックアップ装置2を示す平面図である。図4、図5(b)は、ピックアップ装置2のステージ100の平面図である。また、図5(a)は、スライダー収容部102部分を拡大した図である。図5では、スリット103を省略して示している。ピックアップ装置2がピックアップ装置1と異なる点は、1の半導体チップ12に対向して複数のスライダー201a、201b、201c、201dが互いに離間して並行に形成され、各スライダーが、平面視において、半導体チップ12に対して個々に水平に移動可能な点である。ピックアップ装置2の断面図は、図3と同様である。
各スライダー間の間隔は、チップの大きさ、厚み、吸引機構500から発生する負圧の大きさ、ダイシングシート13の粘着力に併せて最適な距離を設定することができるが、スライダー収容部102の周縁部と各スライダーとの間に形成される隙間の距離と同程度とすることができる。図5(a)で示すように、d=dとなるように設計すると、均等に引っ張りの力を加えることができる。また、各スライダー間隔が互いに異なるように設計することも可能である。図5(b)は、剥離の起点を点線で示している。
また、ピックアップ装置2は、スライダー201a、201b、201c、201dを個々に水平移動させる制御部(図示せず)を備えている。制御部は、各スライダー201a、201b、201c、201dを任意の順で移動することもできるし、同時に移動することもできる。
図4は、ピックアップ装置2が半導体チップ12をダイシングシート13から剥離する動作を説明する図である。図4(a)〜(c)は、ピックアップ装置2の平面図である。ピックアップ装置2の断面図は、図3と同様である。図3および図4を参照しつつ、半導体チップ12をダイシングシート13から剥離する動作を説明する。
図4(a)は、各スライダーを動作させる前のピックアップ装置2である。ステージ100の内部にスライダー201a、201b、201c、201dが収容されている。
まず、第1の実施形態と同様に、ダイシングシート13を裏面から保持するステージ100上に、ダイシングシート13の表面に接着された半導体ウェハ600を用意し、吸引機構500がスライダー収容部102を吸引する。これにより、各スライダーのスリット103、各スライダー間の隙間、およびスライダー収容部102の周縁部に対向する位置のダイシングシート13が吸引され、半導体チップ12から剥がれる。
そして、平面視において、各スライダーを半導体チップ12に対して水平方向に移動させる(図4(b))。図4(b)に示す例では、スライダー201b、201cのみ水平移動をし、スライダー201a、201dは、スライダー収容部102に収容されたままになっている。
その後、スライダー201b、201cに遅れて、スライダー201a、201dを水平移動させる(図4(c))。
なお、スライダー201a、201b、201c、201dは同時に水平方向に移動させてもよい。
つづいて、本実施形態の作用効果について説明する。ピックアップ装置2では、スライダー201a、201b、201c、201dが互いに離間して並行に形成されている。そのため、吸引機構500がスライダー収容部102を吸引すると、各スライダーの隙間に接しているダイシングシート13が吸引されて半導体チップ12から剥がれる。したがって、スライダー収容部102の周縁部だけでなく各スライダーの周囲に剥離の起点を形成することができる。また、各スライダーを個々に移動させて、ダイシングシート13を裏面から引っ張る力を徐々に高めることができる。これにより、各スライダーの動きをコントロールして剥離性の悪い箇所を効果的に剥離させることができる。よって、半導体チップ12の割れや欠けを防ぎつつ効率よくダイシングシート13から剥離させることが可能となる。
各スライダーが水平方向に移動することにより形成される空洞にダイシングシート13が引き込まれることで、半導体チップ12がひずみ割れてしまうことが懸念される。そこで、ピックアップ装置2では、たとえば、半導体チップ12の周縁部側のスライダー201a、201dを先に移動させて、その後周縁部以外のスライダー201b、201cを移動させることができる。スライダー201a、201dの移動により形成される空洞は、スライダー201b、201cの移動によって形成される空洞よりも小さい。したがって、半導体チップ12のひずみや割れを抑制することができる。
また、図4で示すように、ピックアップ装置2は、各スライダーにスリット103が設けられている。スリット103は、半導体チップ12の中央部に対応する位置に形成させることが好ましい。これにより、ダイシングシート13とチップ間で剥離しきれなかった半導体チップ12の中央部も、チップ周辺部と同時に剥離することができ、インデックスを落とすことなく安定してピックアップできる。また、個々のスライダーの動作を調節することにより、剥離しにくい箇所をさらに効率よく剥離させることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
実施の形態に係るピックアップ装置を示す模式的な側面図である。 第1の実施形態に係るピックアップ装置の平面図である。 実施の形態に係るピックアップ装置の動作を説明する図である。図3(a)〜(c)は、実施の形態に係るピックアップ装置の断面図である。 第2の実施形態に係るピックアップ装置の動作を説明する図である。図4(a)〜(c)は、第2の実施形態に係るピックアップ装置の平面図である。 第2の実施形態に係るピックアップ装置の平面図である。
符号の説明
1 ピックアップ装置
2 ピックアップ装置
12 半導体チップ
13 ダイシングシート
100 ステージ
101 スライダー
102 スライダー収容部
103 スリット
200 エキスパンダ
201a スライダー
201b スライダー
201c スライダー
201d スライダー
300 ボンディングヘッド
400 ダイマウンタ
500 吸引機構
600 半導体ウェハ

Claims (5)

  1. 粘着シートの表面に搭載された半導体チップを前記粘着シートから剥離する半導体チップのピックアップ装置であって、
    前記粘着シートが戴置されるステージと、
    前記粘着シートの裏面と接触し、平面視において、前記半導体チップに対して水平方向に移動する少なくとも一以上のスライダーと、
    前記ステージに形成され、前記スライダーを収容するスライダー収容部と、
    前記ステージに連結し、前記スライダー収容部を吸引する吸引機構と、
    を有し、
    前記ステージには、前記半導体チップが前記スライダー収容部と対向する位置で前記粘着シートが戴置され、
    前記スライダーは、前記粘着シートと接触する側に少なくとも一以上のスリットを備え、
    前記スリットは、前記スライダー収容部に連通していることを特徴とする半導体チップのピックアップ装置。
  2. 前記スリットは、平面視において、前記スライダーの移動方向に対して直角に延伸していることを特徴とする請求項1に記載の半導体チップのピックアップ装置。
  3. 一の前記半導体チップに対向して複数の前記スライダーが互いに離間して並行に配置され、前記複数のスライダーは個々に移動可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体チップのピックアップ装置。
  4. ピックアップ装置を用いて粘着シートの表面に搭載された半導体チップを前記粘着シートから剥離する半導体チップのピックアップ方法であって、
    前記ピックアップ装置は、
    前記粘着シートが戴置されるステージと、
    前記粘着シートの裏面と接触し、平面視において、前記半導体チップに対して水平方向に移動する少なくとも一以上のスライダーと、
    前記ステージに形成され、前記スライダーを収容するスライダー収容部と、
    前記ステージに連結し、前記スライダー収容部を吸引する吸引機構と、
    前記スライダーの前記粘着シートと接触する側に設けられ、前記スライダー収容部に連通している少なくとも一以上のスリットと、
    を備え、
    前記スライダー収容部が前記半導体チップと対向する位置で前記ステージに前記粘着シートを裏面から戴置し、前記粘着シートを前記スライダーに接触させるステップと、
    前記スライダー収容部を吸引するステップと、
    平面視において、前記スライダーを前記半導体チップに対して水平方向に移動させるステップと、
    を含むことを特徴とする半導体チップのピックアップ方法。
  5. 前記粘着シートを前記スライダーに接触させる前記ステップにおいて、前記半導体チップの周縁部と前記スライダー収容部の周縁部とが対向する位置に前記粘着テープを配置させることを特徴とする請求項4に記載の半導体チップのピックアップ方法。
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