JP2010058664A - 運転環境設定システム、車載装置、及び携帯装置。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車載装置は、自車両周辺に存在する携帯装置から運転環境情報を受信し、この携帯装置の識別情報を特定する(S305)。そして、ユーザが運転席に着座すると(S310:Yes)、運転席付近に置かれる等した携帯装置と無線通信を行い、この携帯装置の識別情報を再び特定する。そして、車載装置は、特定したこれらの識別情報に基づき、運転席付近の携帯装置から送信された運転環境情報を特定し、この運転環境情報に基づき自車両の運転環境を設定する(S335)。
【選択図】図4
Description
すなわち、請求項3に記載されているように、車載装置は、記憶制御手段が複数の識別情報と運転環境情報とを対応付けて記憶手段に記憶させた後に、受信手段を覆うことにより、受信手段の受信感度を運転席付近の所定のエリアに存在する携帯装置からの無線通信のみを受信可能となる程度に低下させる受信感度低下手段をさらに備えていても良い。そして、運転環境情報特定手段は、記憶制御手段が複数の識別情報と運転環境情報とを記憶手段に記憶させた後に、受信感度低下手段により運転席付近の所定のエリアに存在する携帯装置からの無線通信のみを受信可能となる程度に受信感度を低下させられた受信手段を介して、携帯装置から送信された識別情報を再び取得しても良い。
すなわち、請求項4に記載されているように、受信手段は、自車両周辺に存在する携帯装置から無線通信を介して送信された情報を受信可能な第一のアンテナと、運転席付近の方向への指向性を有する第二のアンテナとを有しており、記憶制御手段は、自車両周辺に存在する携帯装置から送信された識別情報と運転環境情報とを、受信手段が有する第一のアンテナを介して取得しても良い。そして、運転環境情報特定手段は、記憶制御手段が複数の識別情報と運転環境情報とを記憶手段に記憶させた後に、受信手段が有する第二のアンテナを介して、運転席付近の方向に存在する携帯装置から送信された識別情報を取得することにより、自車両の運転席付近に存在する携帯装置から送信された識別情報を再び取得しても良い。
すなわち、請求項5に記載されているように、受信手段は、複数のアンテナ素子を有し、それぞれのアンテナ素子に対応するウェイトに基づきそれぞれのアンテナ素子の受信信号の振幅または位相を変更してビーム形成を行う指向性制御アンテナを有しており、車載装置は、受信手段のウェイトを設定する受信制御手段をさらに備えても良い。そして、記憶制御手段は、受信制御手段により自車両周辺に存在する携帯装置から送信された情報を受信可能となるよう受信制御手段によりウェイトが設定された受信手段を介して、自車両周辺に存在する携帯装置から送信された識別情報と運転環境情報とを取得しても良い。また、運転環境情報特定手段は、記憶制御手段が複数の識別情報と運転環境情報とを記憶手段に記憶させた後に、受信制御手段により運転席付近の方向への指向性を持つよう受信制御手段によりウェイトが設定された受信手段を介して、携帯装置から送信された識別情報を取得することにより、自車両の運転席付近に存在する携帯装置から送信された識別情報を再び取得しても良い。
[構成の説明]
図1は、第一実施形態における運転環境設定システム1の構成を示すブロック図である。運転環境設定システム1は、A携帯装置10aと、B携帯装置10bと、C携帯装置10cと、車載装置20とから構成されている。これらの携帯装置は、車載装置20と無線通信を行うことができる。尚、本実施形態の運転環境設定システム1は、3台の携帯装置を有しているが、2台の携帯装置を有していても良いし、4台以上の携帯装置を有していても良い。これらの携帯装置は、例えば、スマートキーシステムにおける携帯機器であっても良いし、携帯電話等であっても良い。また、これらの携帯装置と車載装置20とは、例えば、Bluetooth(登録商標)により無線通信を行う。
通信部12は、無線アンテナ11を介して、車載装置20と無線通信による情報の送受信を行う部位である。
通信部22は、無線アンテナ21を介して、後述する第一のエリア200に存在する携帯装置10と無線通信を行う部位である。また、通信部22は、無線アンテナ21が受信した電波の電界強度を検知することができる。
制御部24は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、車載装置20の各部位を統括的に制御する部位である。制御部24は、ROMに記憶されているプログラムに基づき、種々の処理を行う。また、制御部24は、車内LAN通信部25を介して車内LAN100に接続されている各装置と通信を行う。
HMI26は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、操作ボタンやLCDやスピーカ等から構成される。
次に、第一実施形態における運転環境設定システム1の動作について説明する。
(1)通信エリアについて
まず、車載装置20が、自車両に乗車するユーザが所持する携帯装置10から運転環境情報を受信するための通信エリアである第一のエリアと、自車両を運転するユーザが所持する携帯装置10との無線通信を行うための通信エリアである第二のエリアとについて説明する。
次に、第一実施形態における運転環境設定システム1を構成する車載装置20が携帯装置10から運転環境情報を受信し、受信した運転環境情報に基づき運転を行うユーザに応じた運転環境を設定する処理である運転環境設定処理について、図4に記載のフローチャートを用いて説明する。上述したように、車載装置20は、自車両の運転が終了した後、所定の時間が過ぎると、所定の周期にて、第一のエリア200に存在する携帯装置10に対し、運転環境情報を送信する旨の指示を送信する。この指示を受信した携帯装置10は、車載装置20に対して運転環境情報を送信する。本処理は、車載装置20が、携帯装置10から送信された運転環境情報の受信を開始した際に起動される。
第一実施形態における運転環境設定システム1では、車載装置20は、ユーザが運転席に着座した後、第二のエリア210に存在する携帯装置10との無線通信の際に受信したBluetoothアドレスを、運転を行うユーザが所持する携帯装置10のBluetoothアドレスとみなしている。そして、車載装置20は、運転を行うユーザの携帯装置10のBluetoothアドレスに対応する運転環境情報に基づき、自車両の運転環境を設定している(S335)。このため、カメラや指紋識別装置等といった運転を行うユーザを特定するための専用装置を設けることなく、運転を行うユーザが所持する携帯装置10から送信された運転環境情報を特定することができる。したがって、運転環境設定システム1は、単純なハードウェア構成により、複数の携帯装置10から運転環境情報を受信した場合であっても運転を行うユーザに応じた運転環境を整えることができる。これにより、運転環境設定システム1のコストを低減させることが可能となる。
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態では、運転環境設定システム1は、車載装置20に替えて車載装置30を有している。第二実施形態においても、運転環境設定システム1は、第一実施形態とほぼ同様の方法で運転を行うユーザに応じた運転環境を設定する。ここでは、主に、第二実施形態における運転環境設定システム1と、第一実施形態における運転環境設定システム1との相違点について説明する。
第二実施形態において、運転環境設定システム1が有する車載装置30の構成について、図5に記載のブロック図を用いて説明する。車載装置30は、無線アンテナ31と、通信部32と、記憶部33と、制御部34と、車内LAN通信部35と、HMI36とを有している。尚、ここでは、通信部32と、制御部34とについてのみ詳細な説明を行う。他の部位に関しては、第一実施形態における車載装置20と同様の構成を有しているため、説明を省略する。
図6の(a)には、通信エリアとして第一のエリア200が設定された場合における通信部32の詳細な構成を示す斜視図が記載されており、図6の(b)には、通信エリアとして第二のエリア210が設定された場合における通信部32の詳細な構成を示す斜視図が記載されている。
通信部基板32aとは、無線アンテナ31及び通信部32を制御するための電子回路が実装されている矩形のプリント配線板である。尚、無線アンテナ31は、通信部基板32aにおける所定の辺の中点に対し垂直に交わる線である中心線32dで通信部基板32aを二分割した場合における、いずれか一方の面の略中央に備え付けられている。
ここで、電波吸収部32cについて、詳細に説明する。電波吸収部32cは、通信部基板32aを中心線32dで二分割した場合における、それぞれの面と略同一の形状を有しており、保護部32bと通信部基板32aとの間に、通信部基板32a及び保護部32bに対して平行に備え付けられている。また、電波吸収部32cは、制御部34からの指示に基づき図示しないモータを作動させ、保護部32bと通信部基板32aとの間を平行移動することができる。
次に、第二実施形態における運転環境設定システム1の動作について説明する。
(1)通信エリアについて
第二実施形態における運転環境設定システム1を構成する車載装置30が備える制御部34は、第一実施形態と同様に、車載装置30を中心とする半径10m程度の円の領域である第一のエリア200(図3の(a)に記載)を通信エリアとして設定する。このとき、制御部34は、通信部32を構成する電波吸収部32cを、図6の(a)に記載されているように、通信部基板32aを中心線32dで分割した場合における、無線アンテナ31が備え付けられていない側の面に対向する位置に配置する。そして、制御部34は、第一のエリア200を通信エリアとして設定すると、通信部32を介して所定の周期にて、第一のエリア200に存在する携帯装置10に対し、運転環境情報を送信する旨の指示を送信する。この指示を受信した携帯装置10の制御部14は、通信部12を介して車載装置30に対し、運転環境情報を送信する。
次に、第二実施形態における運転環境設定システム1を構成する車載装置30が携帯装置10から運転環境情報を受信し、受信した運転環境情報に基づき運転を行うユーザに応じた運転環境を設定する処理である運転環境設定処理について、図4に記載のフローチャートを再度用いて説明する。上述したように、車載装置30は、自車両の運転が終了した後、所定の時間が過ぎると、所定の周期にて、第一のエリア200に存在する携帯装置10に対し、運転環境情報の送信する旨の指示を送信する。この指示を受信した携帯装置10は、車載装置30に対して運転環境情報を送信する。本処理は、車載装置30が、携帯装置10から運転環境情報の受信を開始した際に起動される。第二実施形態における運転環境設定システム1では、第一実施形態とほぼ同様の運転環境設定処理が行われる。このため、ここでは、第一実施形態に対する相違点について説明することにより、第二実施形態における運転環境設定システム1にて行われる運転環境設定処理について説明する。
第二実施形態における運転環境設定システム1を構成する車載装置30では、ユーザが運転席に着座した後、通信部32を構成する電波吸収部32cを、無線アンテナ31を覆うようにして配置することにより、無線アンテナ31が送信または受信する電波の電界強度を弱めている(S315)。これにより、車載装置30は、第二のエリア210に存在する携帯装置10とのみ無線通信を行い、第二のエリア210に存在する携帯装置10のBluetoothアドレスを特定することができる。したがって、車載装置30は、ユーザが運転席に着座した後、運転を行うユーザが所持する携帯装置10との無線通信において受信したBluetoothアドレスを精度良く特定し、運転を行うユーザに応じた運転環境を整えることができる。
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態では、運転環境設定システム1は、車載装置20に替えて車載装置40を有している。第三実施形態においても、運転環境設定システム1は、第一実施形態とほぼ同様の方法で運転を行うユーザに応じた運転環境を設定する。ここでは、主に、第三実施形態における運転環境設定システム1と、第一実施形態における運転環境設定システム1との相違点について説明する。
第三実施形態において、運転環境設定システム1が有する車載装置40の構成について、図7の(a)に記載のブロック図を用いて説明する。車載装置40は、第一の無線アンテナ41aと、第二の無線アンテナ41bと、通信部42と、記憶部43と、制御部44と、車内LAN通信部45と、HMI46とを有している。尚、ここでは、第一の無線アンテナ41aと、第二の無線アンテナ41bと、通信部42と、制御部44とについてのみ詳細な説明を行う。他の部位に関しては、第一実施形態における車載装置20と同様の構成を有しているため、説明を省略する。
次に、第三実施形態における運転環境設定システム1の動作について説明する。
(1)通信エリアについて
第三実施形態における運転環境設定システム1を構成する車載装置40が備える制御部44は、第一実施形態と同様に、車載装置40を中心とする半径10m程度の円の領域である第一のエリア200(図3の(a)に記載)を通信エリアとして設定する。このとき、制御部44は、通信部42に対し、第一の無線アンテナ41aを介して携帯装置10と無線通信を行うよう指示する。そして、制御部44は、第一のエリア200を通信エリアとして設定すると、通信部42を介して所定の周期にて、第一のエリア200に存在する携帯装置10に対し、運転環境情報を送信する旨の指示を送信する。この指示を受信した携帯装置10の制御部14は、通信部12を介して車載装置40に対し、運転環境情報を送信する。
次に、第三実施形態における運転環境設定システム1を構成する車載装置40が携帯装置10から運転環境情報を受信し、受信した運転環境情報に基づき運転を行うユーザに応じた運転環境を設定する処理である運転環境設定処理について、図4に記載のフローチャートを再度用いて説明する。上述したように、車載装置40は、自車両の運転が終了した後、所定の時間が過ぎると、所定の周期にて、第一のエリア200に存在する携帯装置10に対し、運転環境情報の送信する旨の指示を送信する。この指示を受信した携帯装置10は、車載装置40に対して運転環境情報を送信する。本処理は、車載装置40が、携帯装置10から運転環境情報の受信を開始した際に起動される。第三実施形態における運転環境設定システム1では、第一実施形態とほぼ同様の運転環境設定処理が行われる。このため、ここでは、第一実施形態に対する相違点について説明することにより、第三実施形態における運転環境設定システム1にて行われる運転環境設定処理について説明する。
第三実施形態における運転環境設定システム1を構成する車載装置40では、ユーザが運転席に着座した後、第二の無線アンテナ41bを介して携帯装置10と無線通信を行っている。このため、車載装置40は、自装置から運転席付近にかけてのエリアである第三のエリア220に存在する携帯装置10のみと無線通信を行い、第三のエリア220に存在する携帯装置10のBluetoothアドレスを特定することができる。したがって、車載装置40は、ユーザが運転席に着座した後、運転を行うユーザが所持する携帯装置10との無線通信において受信したBluetoothアドレスを精度良く特定し、運転を行うユーザに応じた運転環境を整えることができる。
次に、第四実施形態について説明する。第四実施形態では、運転環境設定システム1は、車載装置20に替えて車載装置50を有している。第四実施形態においても、運転環境設定システム1は、第一実施形態とほぼ同様の方法で運転を行うユーザに応じた運転環境を設定する。ここでは、主に、第四実施形態における運転環境設定システム1と、第一実施形態における運転環境設定システム1との相違点について説明する。
第四実施形態において、運転環境設定システム1が有する車載装置50の構成について、図8の(a)に記載のブロック図を用いて説明する。車載装置50は、無線通信部52と、記憶部53と、制御部54と、車内LAN通信部55と、HMI56とを有している。尚、ここでは、無線通信部52と、制御部54とについてのみ詳細な説明を行う。他の部位に関しては、第一実施形態における車載装置20と同様の構成を有しているため、説明を省略する。
次に、第四実施形態における運転環境設定システム1の動作について説明する。
(1)通信エリアについて
第四実施形態における運転環境設定システム1を構成する車載装置50が備える制御部54は、第一実施形態と同様に、車載装置50を中心とする半径10m程度の円の領域である第一のエリア200(図3の(a)に記載)を通信エリアとして設定する。このとき、制御部54は、第一のエリア200に存在する携帯装置10との無線通信が可能となるよう、無線通信部52のウェイトを設定する。そして、制御部54は、第一のエリア200を通信エリアとして設定すると、無線通信部52を介して所定の周期にて、第一のエリア200に存在する携帯装置10に対し、Bluetoothアドレス及び運転環境情報を送信する旨の指示を送信する。この指示を受信した携帯装置10の制御部14は、通信部12を介して車載装置50に対し、Bluetoothアドレス及び運転環境情報を送信する。車載装置50が備える制御部54は、携帯装置10から送信されたBluetoothアドレスに基づき携帯装置10の方向を推定し、ビーム方向が推定した方向となるようにウェイトを設定し、運転環境情報を受信する。
次に、第四実施形態における運転環境設定システム1を構成する車載装置50が携帯装置10から運転環境情報を受信し、受信した運転環境情報に基づき運転を行うユーザに応じた運転環境を設定する処理である運転環境設定処理について、図4に記載のフローチャートを再度用いて説明する。上述したように、車載装置50は、自車両の運転が終了した後、所定の時間が過ぎると、所定の周期にて、第一のエリア200に存在する携帯装置10に対し、運転環境情報の送信する旨の指示を送信する。この指示を受信した携帯装置10は、車載装置50に対して運転環境情報を送信する。本処理は、車載装置50が、携帯装置10から運転環境情報の受信を開始した際に起動される。第四実施形態における運転環境設定システム1では、第一実施形態とほぼ同様の運転環境設定処理が行われる。このため、ここでは、第一実施形態に対する相違点について説明することにより、第四実施形態における運転環境設定システム1にて行われる運転環境設定処理について説明する。
第四実施形態における運転環境設定システム1を構成する車載装置50では、ユーザが運転席に着座した後、第三のエリア220に存在する携帯装置10のみとの無線通信が可能となるよう、指向性制御アンテナである無線通信部52の複素ウェイトを設定する(S315)。そして、車載装置50は、上述した複素ウェイトが設定された無線通信部52を介して携帯装置10と無線通信を行っている。このため、車載装置50は、第三のエリア220に存在する携帯装置10のみと無線通信を行い、第三のエリア220に存在する携帯装置10のBluetoothアドレスを特定することができる。したがって、車載装置50は、ユーザが運転席に着座した後、運転を行うユーザが所持する携帯装置10との無線通信において受信したBluetoothアドレスを精度良く特定し、運転を行うユーザに応じた運転環境を整えることができる。さらに、車載装置50が、第一のエリア200に存在する携帯装置10から送信された運転環境情報を受信する際に、ビーム方向が携帯装置10の方向になるよう、指向性制御アンテナである無線通信部52のウェイトを設定する。そのため、運転環境情報を受信する際の受信性能を向上できる。
(1)第一実施形態から第四実施形態における運転環境設定システム1では、携帯装置10と車載装置とは、Bluetooth(登録商標)により無線通信を行い、Bluetoothアドレスを携帯装置10の識別情報として用いている。しかし、言うまでも無いことではあるが、携帯装置10と車載装置とは、他のプロトコルにより無線通信を行っても良いし、このプロトコルに応じた最適な情報を携帯装置10の識別情報として用いても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
Claims (9)
- 車載装置と、複数の携帯装置とを有する運転環境設定システムであって、
前記携帯装置は、自装置の固有の情報である識別情報と、前記車載装置が搭載されている車両の運転環境を設定するための情報である運転環境情報とを、無線通信を介して前記車載装置に対して送信する送信手段を備え、
前記車載装置は、
自車両周辺に存在するそれぞれの前記携帯装置から無線通信を介して送信された情報を受信することが可能な受信手段と、
種々の情報を記憶する記憶手段と、
自車両周辺に存在する前記携帯装置から送信された前記識別情報と前記運転環境情報とを、前記受信手段を介して取得すると、取得した前記識別情報と、この識別情報を送信した前記携帯装置から送信された前記運転環境情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶制御手段が複数の前記識別情報と前記運転環境情報とを前記記憶手段に記憶させた後に、記憶させた前記情報の送信元である前記携帯装置のうち、自車両の運転席付近に存在する前記携帯装置から送信された前記識別情報を、前記受信手段を介して再び取得すると、前記記憶手段に記憶されている前記運転環境情報のうち、再び取得した前記識別情報に対応する前記運転環境情報を特定する運転環境情報特定手段と、
前記運転環境情報特定手段により特定された前記運転環境情報に基づき、自車両の運転環境を設定する指示を行う設定指示手段と、
を備えること、
を特徴とする運転環境設定システム。 - 請求項1に記載の運転環境設定システムにおいて、
前記車載装置は、前記受信手段が前記携帯装置から無線通信を介して情報を受信する際の受信信号の電界強度を検知し、検知した電界強度に基づき、情報の送信元である前記携帯装置が存在するエリアを判定するエリア判定手段をさらに備え、
前記運転環境情報特定手段は、前記記憶制御手段が複数の前記識別情報と前記運転環境情報とを前記記憶手段に記憶させた後に、前記エリア判定手段により運転席付近の所定のエリアに存在すると判定された前記携帯装置から送信された前記識別情報を、前記受信手段を介して再び取得すること、
を特徴とする運転環境設定システム。 - 請求項1に記載の運転環境設定システムにおいて、
前記車載装置は、前記記憶制御手段が複数の前記識別情報と前記運転環境情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させた後に、前記受信手段を覆うことにより、前記受信手段の受信感度を運転席付近の所定のエリアに存在する前記携帯装置からの無線通信のみを受信可能となる程度に低下させる受信感度低下手段をさらに備え、
前記運転環境情報特定手段は、前記記憶制御手段が複数の前記識別情報と前記運転環境情報とを前記記憶手段に記憶させた後に、前記受信感度低下手段により運転席付近の前記所定のエリアに存在する前記携帯装置からの無線通信のみを受信可能となる程度に受信感度を低下させられた前記受信手段を介して、前記携帯装置から送信された前記識別情報を再び取得すること、
を特徴とする運転環境設定システム。 - 請求項1に記載の運転環境設定システムにおいて、
前記受信手段は、自車両周辺に存在する前記携帯装置から無線通信を介して送信された情報を受信可能な第一のアンテナと、運転席付近の方向への指向性を有する第二のアンテナとを有しており、
前記記憶制御手段は、自車両周辺に存在する前記携帯装置から送信された前記識別情報と前記運転環境情報とを、前記受信手段が有する前記第一のアンテナを介して取得し、
前記運転環境情報特定手段は、前記記憶制御手段が複数の前記識別情報と前記運転環境情報とを前記記憶手段に記憶させた後に、前記受信手段が有する前記第二のアンテナを介して、運転席付近の方向に存在する前記携帯装置から送信された前記識別情報を取得することにより、自車両の運転席付近に存在する前記携帯装置から送信された前記識別情報を再び取得すること、
を特徴とする運転環境設定システム。 - 請求項1に記載の運転環境設定システムにおいて、
前記受信手段は、複数のアンテナ素子を有し、それぞれの前記アンテナ素子に対応するウェイトに基づきそれぞれの前記アンテナ素子の受信信号の振幅または位相を変更してビーム形成を行う指向性制御アンテナを有しており、
前記車載装置は、前記受信手段の前記ウェイトを設定する受信制御手段をさらに備え、
前記記憶制御手段は、前記受信制御手段により自車両周辺に存在する前記携帯装置から送信された情報を受信可能となるよう前記受信制御手段により前記ウェイトが設定された前記受信手段を介して、自車両周辺に存在する前記携帯装置から送信された前記識別情報と前記運転環境情報とを取得し、
前記運転環境情報特定手段は、前記記憶制御手段が複数の前記識別情報と前記運転環境情報とを前記記憶手段に記憶させた後に、前記受信制御手段により運転席付近の方向への指向性を持つよう前記受信制御手段により前記ウェイトが設定された前記受信手段を介して、前記携帯装置から送信された前記識別情報を取得することにより、自車両の運転席付近に存在する前記携帯装置から送信された前記識別情報を再び取得すること、
を特徴とする運転環境設定システム。 - 請求項1から請求項5に記載の運転環境設定システムにおいて、
前記携帯装置とは、スマートキーシステムにおける携帯機器であること、
を特徴とする運転環境設定システム。 - 請求項1から請求項5に記載の運転環境設定システムにおいて、
前記携帯装置とは、携帯電話であること、
を特徴とする運転環境設定システム。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載の運転環境設定システムにおける前記車載装置について記載した構成を備えることを特徴とする車載装置。
- 請求項1から請求項7のいずれかに記載の運転環境設定システムにおける前記携帯装置について記載した構成を備えることを特徴とする携帯装置。
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