JP2010053069A - 微生物農薬製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】有効成分である微生物の保存性が確保され、かつ取り扱いが容易な液状の微生物農薬製品を提供する。
【解決手段】微生物農薬製品1は、容器2内に液状の微生物農薬12と乾燥具10とを有し、乾燥具10は微生物農薬12に浸漬している。乾燥具10は長方形の形状を有するとともに、長軸線に沿って折るか巻くことによって容器2の開口7を通過できるが、短軸線に沿って折るか巻いた場合には開口7を通過できない大きさを有する。微生物農薬製品1を下に向けて微生物農薬12を開口7から取り出す際に、乾燥具10が容器2の肩部5に引っ掛かり、乾燥具10は外に排出されることがない。
【選択図】図13

Description

本発明は、容器内に乾燥具を有し、液状の微生物農薬が充填されてなる微生物農薬製品に関する。本発明の微生物農薬製品は、有効成分である微生物の保存性が確保され、かつ取り扱いが容易なものである。
化学合成化合物を有効成分として使用しない病害虫防除方法の一つとして、農薬活性微生物の利用が注目されており、当該微生物を有効成分として含有する農薬用微生物製剤(微生物農薬)が開発されている。農薬用微生物製剤は生きた微生物を有効成分とするので、保存安定性の確保が化学合成化合物の場合よりも一般に難しく、保存安定性の向上が重要な課題となっている。保存安定性を向上させる手段の一つとして、乾燥剤の使用が提案されている(特許文献1〜3)。
特開2002−322010号公報 特開2003−286120号公報 特開2004−35421号公報
しかし、粉剤等の固体状の微生物農薬に粉末状の乾燥剤を含ませると、散布後に乾燥剤由来の汚れが植物体上に残るという問題がある。フロアブル製剤等の液状の微生物農薬に粉末状の乾燥剤を含ませる場合も同様の問題があり、この場合はさらに、液体中で乾燥剤がハードケーキを形成してしまうという問題もある。
上記した現状に鑑み、本発明は、前記のような問題を生じることなく、有効成分である微生物の保存性が確保され、かつ取り扱いも容易な微生物農薬製品を提供することを目的とする。
本発明者らは、同フロアブル製剤等の液状の微生物農薬の保存安定性が確保され、かつその取り扱いも容易となる方策について検討した。その結果、袋入りの乾燥剤(乾燥具)を微生物農薬中に浸漬させておくことで、上記した課題を解決できることを見出した。さらに、当該乾燥具に求められる好ましい物性、形状、大きさ等、さらに、容器の形状との関係について検討を重ね、散布液調製時の取り扱いが極めて容易な微生物農薬製品を開発することに成功した。本発明の要旨は以下のとおりである。
請求項1に記載の発明は、容器に液状の微生物農薬が充填されてなる微生物農薬製品において、液体が透過可能な袋に乾燥剤が収容されてなる乾燥具を前記容器内に有し、当該乾燥具は前記微生物農薬中に浸漬されていることを特徴とする微生物農薬製品である。
本発明は、容器に液状の微生物農薬が充填されてなる微生物農薬製品に係るものであり、容器内に乾燥具を有しており、当該乾燥具が微生物農薬中に浸漬している。そして、当該乾燥具は、液体が透過可能な袋に乾燥剤が収容されてなるものである。本発明の微生物農薬製品では、乾燥剤が微生物農薬と分離可能な状態で存在しているので、農薬の散布によって乾燥剤で植物体を汚すことがない。さらに、乾燥具が袋を利用した簡単な構造からなり且つ纏まりのよいものであるので、散布液調製時の取り扱いが容易である。
請求項2に記載の発明は、開口を下向きにした場合に、微生物農薬は開口から排出されるが、乾燥具は開口から排出されないことを特徴とする請求項1記載の微生物農薬製品である。
本発明の微生物農薬製品は、容器の形状との関係において、特定の物性を備えた乾燥具を有している。すなわち、本発明で採用している乾燥具は、容器の開口を下向きにした場合に開口から排出されない。本発明の微生物農薬製品では、微生物農薬を取り出す際に乾燥具が微生物農薬とともに開口から排出されることがない。その結果、本発明の微生物農薬製品はその取り扱いが極めて容易なものとなる。なお、本発明における乾燥具が備える特定の物性としては、例えば、適度な復元性が挙げられる。例えば、乾燥具が、折るか巻くことによって開口から容器内に挿入できるが、挿入後は容器内で形状が復元し、その後は容器を逆さにして開口を下向きにしても開口から排出されないものであることが挙げられる。
請求項3に記載の発明は、前記乾燥具はその重心に対して長軸線と当該長軸線に直交する短軸線とを想定可能な形状を有するとともに、前記長軸線に沿って折るか巻くことによって前記開口を通過できるが、前記短軸線に沿って折るか巻いた場合には前記開口を通過できない大きさのものであることを特徴とする請求項2記載の微生物農薬製品である。
本発明の微生物農薬製品は、容器の形状との関係において、特定の形状と大きさをもつ乾燥具を有している。すなわち、本発明で採用している乾燥具はその重心に対して長軸線と当該長軸線に直交する短軸線とを想定可能な形状を有し、さらに、前記長軸線に沿って折るか巻くことによって容器の開口を通過できるが、前記短軸線に沿って折るか巻いた場合には容器の開口を通過できない大きさを有している。そのため、本発明の微生物農薬製品においても、微生物農薬を取り出す際に容器を逆さにして開口を下向きにした場合に、乾燥具が微生物農薬とともに開口から排出されることがない。その結果、本発明の微生物農薬製品はその取り扱いが極めて容易なものとなる。
「重心に対して長軸線と当該長軸線に直交する短軸線とを想定可能な形状」とは、例えば、長方形、楕円、台形のような縦向きと横向きとを区別できる形状である。当該形状は点対称(例えば、長方形、楕円)であってもよいし、非点対称(例えば、台形)であってもよい。また、本発明における「重心」は平面図形における重心であり、乾燥具を平面上に置いた場合の平面視形状における重心である。さらに、当該重心は厳密な意味の重心のみを指すものではなく、「略中央」程度の意味である。
乾燥具が長方形の形状を有するものである構成が推奨される(請求項4)。
請求項5に記載の発明は、乾燥具は、二つ折りした状態で当該乾燥具を2枚の板体の間に挟み込み、板体に1kgの荷重を60秒間加えた後、荷重を解放し、60秒経過した時点における開き角度が90度以上となる復元性を有するものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか記載の微生物農薬製品である。
本発明の微生物農薬製品においては、乾燥具が特定の復元性を有しており、これは適度な「コシ」を有するものである。かかる構成により、容器の開口を下向きにして微生物農薬を取り出す際に、乾燥具が容器の中で確実に留まることができるとともに、微生物農薬の容器からの排出を阻害するリスクが低減される。
請求項6に記載の発明は、乾燥剤は、袋の全容量に対して80%(v/v)以下となるように袋に収容されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の微生物農薬製品である。
かかる構成により、乾燥具の復元性がさらに確実なものとなる。
請求項7に記載の発明は、袋は、不織布又はワリフからなるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の微生物農薬製品である。
かかる構成により、乾燥具が物理的強度と液体の透過性の両方に優れたものとなる。
請求項1記載の発明によれば、乾燥剤が微生物農薬と分離可能な状態で存在しているので、農薬の散布によって乾燥剤で植物体を汚すことがない。さらに、乾燥具が袋を利用した簡単な構造からなり且つ纏まりのよいものであるので、散布液調製時の取り扱いが容易である。
請求項2〜4のいずれか記載の発明によれば、微生物農薬を取り出す際に容器の開口を下向きにしても乾燥具が微生物農薬とともに開口から排出されることがなく、取り扱いが極めて容易な微生物農薬製品が提供される。
請求項5記載の発明によれば、容器の開口を下向きにして微生物農薬を取り出す際に、乾燥具が容器の中で確実に留まることができる。
請求項6記載の発明によれば、乾燥具の復元性がさらに確実となる。
請求項7記載の発明によれば、物理的強度と液体の透過性の両方に優れた乾燥具を有する微生物農薬製品が提供される。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る微生物農薬製品の外観を表す斜視図である。図2は、図1の微生物農薬製品の容器の断面図である。図3(a)は図1の微生物農薬製品が有する乾燥具の正面図、図3(b)は図1の微生物農薬製品が有する乾燥具の底面図である。図4(a)は無負荷状態の乾燥具を模式的に表す斜視図、図4(b)は長軸線に沿って巻かれた状態の乾燥具を模式的に表す斜視図である。図5(a)は無負荷状態の乾燥具を模式的に表す斜視図、図5(b)は長軸線に沿って折られた状態の乾燥具を模式的に表す斜視図である。図6(a)は無負荷状態の乾燥具を模式的に表す斜視図、図6(b)は短軸線に沿って巻かれた状態の乾燥具を模式的に表す斜視図である。
図1に示す微生物農薬製品1は、容器2の中に液状の微生物農薬(後述)が充填されてなるもので、さらに容器2の中に乾燥具(後述)を有し、当該乾燥具が微生物農薬に浸漬しているものである。容器2は容量500mLのポリエチレン製細口ビンであり、その全長が約192mmである。図1,2に示すように、容器2は胴体部3、肩部5、首部6の3つの部分からなる。首部6の先端に開口7があり、開口7から容器2内の微生物農薬を取り出し可能である。胴体部3は外径約74mm、高さ約130mmの円筒状である。首部6の高さは約36mm、開口7の内径は約18mmである。首部6の外側にはキャップ8と合致するネジが設けられている。
図3(a),(b)に示す乾燥具10は、袋11に粒状の乾燥剤が収容され、封がされてなるものである。袋11は長方形の形状を有し、各短辺と1つの長辺の計3辺が圧着され、残る一辺は半折されている(三方シール袋)。袋11の長辺は約130mm、短辺は約60mmである。袋11は液体(例えば、油性フロアブル製剤の担体となる液体)が透過可能な不織布からなり、微生物農薬が透過できる。袋11を構成する不織布は、物理的強度が比較的高い素材からなり、折り目がつきにくいものである。袋11の中には粒状の乾燥剤が入っており、図3(b)に示すように、乾燥具10は周囲の圧着部分に比べて内側部分(乾燥剤の収容部分)がやや膨らんだ形状となっている。乾燥剤は、袋11の容量に対して80%(v/v)以下となるように詰められており、好ましくは60%(v/v)以下、さらに好ましくは40%(v/v)以下である。すなわち、乾燥剤は適度の余裕をもって袋11に詰められており、袋11の中で容易に分散・移動できる。乾燥具10を微生物農薬に浸漬させると、当該微生物農薬が袋11を透過し、乾燥剤と接触することができる。本実施形態では三方シール袋を採用しているが、他の袋を採用してもよく、例えば、四辺が圧着された四方シール袋や、円筒型の胴への背貼りと上下がシールされたピロー袋でもよい。
図3(a)のAは長方形の重心(略中央)、Bは長軸線、Cは短軸線である。すなわち乾燥剤10において、長軸線Bと短軸線Cは重心Aで交差している。
図4(b)に示すように、乾燥具10を図3(a)の長軸線Bに沿って巻いて円柱状(ロール状)にすると、その直径が開口7の内径と同程度かやや小さくなり、後述するように、容器2の中に入れることができるようになる。同様に、図5(b)に示すように、乾燥具10を長軸線Bに沿って細かく折り曲げると、乾燥具10の側面のサイズが開口7と同程度かやや小さくなり、容器2の中に入れることができるようになる。一方、図6(b)に示すように、乾燥具10を短軸線Cに沿って巻いて円柱状にすると、その直径が開口7よりも大きくなり、容器2の中に入れることができない。短軸線Cに沿って細かく折り曲げる場合も同様に、容器2の中に入れることができない。すなわち、乾燥具10は、長軸線Bに沿って折るか巻くことによって開口7を通過可能であるが、短軸線Cに沿って折るか巻いた場合には開口7を通過することができない大きさを有している。なお、説明を容易にするために、図4〜6では乾燥具10の形状を板体のように簡略化して描いている。
乾燥具10は、下記要領の復元性試験で90度以上の値を示す、比較的「コシ」のある物性を有するものである。図7(a)〜(c)は、復元性試験の実施方法を説明する説明図である。まず、ステンレス製等の板体16、17を用意する。次に、図7(a)に示すように、試料15(乾燥剤入りの袋)を短軸線に沿う略中央位置で二つ折りにして、板体16の上に置き、その上に板体17を置いて挟み込む。次に、図7(b)に示すように、板体17の上から1kgの荷重(矢印参照)を60秒間加える。最後に、図7(c)に示すように、荷重を解放し、60秒経過した時点で試料の開き角度θを測定する。乾燥具10は、このθの値が90度以上を示すものである。
乾燥具10を図4(b)のように長軸線に沿って巻き、容器2に入れた場合の乾燥具10の形状変化と挙動について、図8〜11を参照しながら説明する。なお、この形状変化と挙動は乾燥具10の巻き方や折り方に関わらず共通のものである。図8は、容器に入れる前の乾燥具を表す斜視図である。図9は、開口に差し込んだ状態の乾燥具を表す斜視図である。図10は、容器の中に入った直後の乾燥具を表す斜視図である。図11は、容器の中に入って暫く経った状態の乾燥具を表す斜視図である。
乾燥具10を長軸線に沿って巻くと、その直径が開口7の内径と同程度かやや小さくなり、開口7に挿入可能な大きさとなる(図8)。巻いた乾燥具10をそのまま開口7に挿入し(図9)、容器2内に落とす(図10)。すると、乾燥具10は適度な復元性と「コシ」を有するので、容器2内で速やかに元の形状に復元する(図11)。形状が復元した乾燥具10は、もはや開口7から排出できない大きさと形状になっている。なお、図8〜11では容器2内が空の状態における挙動を示しているが、微生物農薬が予め充填された容器2に乾燥具10を入れた場合でも乾燥具10は同様の挙動と形状変化を示す。
図11に示す状態で、開口7から微生物農薬12を充填し、微生物農薬製品1を製造することができる。この微生物農薬製品1を逆さにして開口7を下向きにし、微生物農薬12を取り出す際の乾燥具10の挙動について、図12,13を参照しながら説明する。図12は、開口を下向きにした直後における微生物農薬製品の断面斜視図である。図13は、開口を下向きにしてしばらく経った状態における微生物農薬製品の断面斜視図である。
図12に示すように、容器2を逆さにして開口7を下向きにすると、底に沈んでいた乾燥具10が開口7に向かって沈降を開始する。ここで、乾燥具10は適度な復元性とコシを有するので、乾燥具10は微生物農薬12の抵抗を受けながら下に向かって滑らかに反ることとなり、鋭角に折れ曲がることはない。沈降する乾燥具10は、やがて容器2の肩部5で引っ掛かり、図13に示すような状態となる。このとき、乾燥具10の各長辺と容器2の壁面との間には十分な隙間が生じるので、微生物農薬12は乾燥具10の側面側を通って開口7から容易に取り出される。また、乾燥具10は適度な復元性とコシを有するので、乾燥具10が開口7を塞ぐことはなく、もちろん乾燥具10が開口7から排出されることもない。なお、説明を容易にするために、図8〜13でも乾燥具10の形状を板体のように簡略化して描いている。
上記した実施形態では、容器2として500mL容の細口ビン(開口7の内径:約18mm)を採用し、乾燥具10を構成する袋11として長辺約130mm、短辺約60mmのサイズのものを採用したが、本発明はこれらの組み合わせに限定されるものではない。例えば、容器2として広口ビンを採用し、当該広口ビンの開口径に合わせて袋11の大きさや形状を選択して乾燥具10を構成してもよい。
上記した実施形態では乾燥具10の形状は長方形であったが、他の形状の乾燥具でも採用可能である。図14(a)〜(c)は、いずれも他の実施形態における乾燥具の正面図である。図14(a)に示す乾燥具20は、小判状(楕円状)の形状を有している。図14(b)示す乾燥具30は、非点対称な杵状の形状を有している。図14(c)示す乾燥具40は、非点対称な雲形の形状を有している。乾燥具20,30,40においても、長軸線Bに沿って折るか巻くことにより容器2の開口7を通すことができ、短軸線Cに沿って折るか巻いても、容器2の開口7を通すことができない。なお、図14(a)〜(c)のAは重心(略中央)である。
上記した実施形態では、いずれも、乾燥具として、その重心に対して長軸線と当該長軸線に直交する短軸線とを想定可能な形状のものを採用しているが、その他の形状、例えば、正方形や円形の乾燥具を採用することもできる。例えば、正方形の乾燥具であって、容器を逆さにして開口を下向きにしても開口から微生物農薬とともに排出されないものを採用してもよい。
以下に、上記した実施形態を含めて本発明で採用可能な乾燥剤、袋、容器、微生物、及び微生物農薬について説明する。
乾燥剤としては一般に乾燥剤として認識されているものに限らず、水分を吸収するものであれば、乾燥剤として採用可能である。また、その種類・形状・粒径等についても、袋に収容して微生物農薬に浸漬できるものであれば特に限定はない。また乾燥剤は、合成物と天然物のいずれでもよく、乾燥剤を一部に含む物質を用いてもよい。さらに、乾燥剤は農薬活性微生物製剤用の乾燥剤として使用できるものであれば、他の性質を併せ持つものでもよい。乾燥剤の例としては、二酸化珪素、シリカゲル、ゼオライト、モレキュラーシーブスなどの酸化ケイ素化合物;酸化カルシウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウムなどのカルシウム化合物;クレー(粘土)などが挙げられる。上記した乾燥剤については、1種類のみを単独で使用してもよいし、複数種を混合等して組み合わせて使用してもよい。
乾燥具を構成する袋としては、液体が透過可能な素材のものであれば特に限定はないが、好ましくは不織布又はワリフからなるものである。不織布の場合には、例えば、油系フロアブル製剤の成分である油状液体が透過可能であり、袋からの空気の抜け性が良好で、油状液体上に浮かばないものが好ましい。例えば、油系フロアブル製剤中に静かに沈めて60分間静置後に、袋内に油系フロアブル製剤の成分である油性液体が確認される透過性を有するものがよい。不織布を構成する素材(繊維)としては特に限定がないが、例えば、アラミド繊維、ガラス繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維などが挙げられる。
容器としては農業用に使用できる容器であれば特に限定はないが、通常の使用により、容器の開口部の大きさが変動しないものがよい。容器の素材としては、例えば、プラスチック、金属、ガラスなどが挙げられる。
有効成分となる農薬活性微生物としては、病害虫防除効果(病害防除効果と害虫防除効果のいずれか一方又は両方の効果)を有する微生物が代表的であるが、それ以外の効果、例えば、雑草防除効果や植物生長調節効果を有する微生物も対象とすることができる。具体的には、例えば、ペーシロマイセス(Paecilomyces)属、ボーベリア(Beauveria)属、メタリジウム(Metarhizium)属、ノムラエア(Nomuraea)属、バーティシリウム(Verticillium)属、ヒルステラ(Hirsutella)属、クリシノミセス(Culicinomyces)属、ソロスポレラ(Sorosporella)属、トリポクラディウム(Tolypocladium)属、フザリウム(Fusarium)属、トリコデルマ(Trichoderma)属、及びエキセロハイラム(Exserohilum)属からなる群から選択される1種又は2種以上の微生物が挙げられる。
より具体的には、ペーシロマイセス属に属する農薬活性微生物としては、例えば、ペーシロマイセス・テヌイベス(Paecilomyces tenuipes)、ペーシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、ペーシロマイセス・ファリノーサス(Paecilomyces farinosus)等に属する微生物が挙げられる。さらに具体的には、独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに寄託番号FERM BP−7861として寄託されているペーシロマイセス・テヌイベス(Paecilomyces tenuipes)T1菌株、ベーシロマイセス・テヌイペス ATCC44818、ペーシロマイセス・フモソロセウス IFO8555、ベーシロマイセス・フモソロセウス IFO7072等を挙げることができる。ボーベリア属に属する農薬活性微生物としては、例えば、ボーベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)、ボーベリア・ブロングニアティー(Beauveria brongniartii)等に属する微生物を挙げることができる。メタリジウム属に属する農薬活性微生物としては、例えば、メタリジウム・アニソプリエ(Metarhizium anisopliae)、メタリジウム・フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メタリジウム・シリンドロスポラエ(Metarhizium cylindrosporae)等に属する微生物を挙げることができる。ノムラエア属に属する農薬活性微生物としては、例えば、ノムラエア・リレイ(Nomuraea rileyi)等に属する微生物を挙げることができる。パーティシリウム属に属する農薬活性微生物としては、例えば、パーティシリウム・レカニ(Vertici11ium lecanii)等に属する微生物を挙げることができる。フザリウム属に属する農薬活性微生物としては、例えば、フザリウム・モニリフォルメ(Fusarium moniliforme)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・エクイセティ(Fusarium equiseti)等に属する微生物を挙げることができる。トリコデルマ属に属する農薬活性微生物としては、例えば、トリコデルマ・アウレオピリディー(Trichoderma aureoviride)等に属する微生物を挙げることができる。エキセロハイラム属に属する農薬活性微生物としては、例えば、エキセロハイラム・モノセラス(Exserohilum monoceras)等に属する微生物を挙げることができる。
液状の微生物農薬としては、油系フロアブル製剤に属するものが代表的である。油系フロアブル製剤の担体の例としては、流動パラフィンなどの炭化水素油、植物油などのエステル油、及びシリコーン油を挙げることができ、これらを単独又は組み合わせて使用することができる。さらに、担体としては、農薬活性微生物の保存安定性への影響が小さいものが好ましい。微生物農薬の25℃における粘度としては、2000mPa・s以下が好ましく、より好ましくは1000mPa・s以下、さらに好ましくは500mPa・s以下である。
以下に、実施例をもって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
1.農薬活性微生物の調製
500mL容フラスコに100mLのポテトデキストロース培地(Difco Laboratories製)を仕込み、予めポテトデキストロース寒天培地(Difco Laboratories製)で培養されたペーシロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)T1菌株の菌体を接種し、25℃で3日間振とう培養することにより、培養液を得た。滅菌水160mLが添加された滅菌済みフスマ80gに、前記培養液20mLを接種し、25℃、湿度90%の条件下で、光(2000〜3000ルクス)を間欠照射(明条件:連続14時間/日、暗条件:連続10時間/日)しながら14日間培養した。培養終了後、菌体(分生子を多く含む)が形成されたフスマを乾燥させた。乾燥後のフスマと直径20mmの瑪瑙ボール5個を日本工業規格標準ふるい(JIS Z 8801:60メッシュのふるい)に入れ、これを日本工業規格標準ふるい(JIS Z 8801:100、200メッシュのふるい)と重ねて、自動ふるい振とう機(FRITSCH社)で10分間振とうすることにより、200メッシュ以下の画分を回収した。この操作を並列で10回分行い、合計20gの菌体粉末を得た。
2.油系フロアブル製剤(微生物農薬)の調製
500mLの大豆油(ナカライテスク製)に、上記1で得られた菌体粉末5gを懸濁して、油系フロアブル製剤(1)を得た。さらに、500mLの流動パラフィン(ナカライテスク製)に、上記1で得られた菌体粉末5gを懸濁して、油系フロアブル製剤(2)を得た。
3.微生物農薬製品の製造
広口500mL単層ボトル(容器;開口部内径32mm)(東洋製罐製)に、石灰乾燥剤(乾燥具;5号、寸法50×65mm)(筑後物産製)を長軸線に沿って2つ折りにして容器内へ挿入した後、上記2で得られた油系フロアブル製剤(1)500mLを充填し、微生物農薬製品(1)を得た。また、広口500mL単層ボトル(容器;開口部内径32mm)(東洋製罐製)に、EX−DRY(乾燥具;EX−0.5MC、寸法45×50mm)(三和製)を長軸線に沿って2つ折りにして容器内へ挿入した後、上記2で得られた油系フロアブル製剤(2)500mLを充填し、微生物農薬製品(2)を得た。
比較例として、広口500mL単層ボトル(容器;開口部内径32mm)(東洋製罐製)に、Desi Pak(乾燥具;DU1、寸法20×45mm)(サンアイ製)を2つ折りにして容器内へ挿入した後、油系フロアブル製剤(2)500mLを充填し、比較製品(1)を得た。
さらに、定性濾紙No.2(アドバンテック東洋製)を用いて、上記した石灰乾燥剤(5号、寸法50×65mm)(筑後物産製)と同様の寸法、容量の袋を作成した。当該袋に酸化カルシウムを、石灰乾燥剤(5号、寸法50×65mm)(筑後物産製)と同量充填し、乾燥具を自家調製した。広口500mL単層ボトル(容器;開口部内径32mm)(東洋製罐製)に、この乾燥具(自家調製品)を2つ折りにして容器内へ挿入した後、油系フロアブル製剤(2)500mLを充填し、比較製品(2)を得た。
4.乾燥具の排出性試験
上記3で製造した、微生物農薬製品(1)、微生物農薬製品(2)、比較製品(1)、および比較製品(2)について、容器を逆さにして開口を真下に向けて油系フロアブル製剤(微生物農薬)を排出し、この際の乾燥具の挙動を観察した。その結果、微生物農薬製品(1)と微生物農薬製品(2)では、いずれも乾燥具がボトルの肩部分に引っ掛かり、外に排出されることなくボトル内に留まった。この際、乾燥具とボトルの内壁との間には十分な隙間が形成され、油性フロアブル製剤の排出が阻害されることもなかった。このように、微生物農薬製品(1)と微生物農薬製品(2)はいずれも取り扱いが非常に容易なものであった。
これに対し、比較製品(1)と比較製品(2)では、油系フロアブル製剤と共に乾燥具も排出されてしまい、非常に使い勝手が悪かった。
5.乾燥剤の復元性試験
実施例および比較例で採用した4種の乾燥具について、図7(a)〜(c)に示す要領で復元性試験を行った。乾燥具を短軸線に沿う略中央位置で二つ折りにし、2枚のステンレス板で挟み込んだ。ステンレス板に1kgの荷重を60秒間加えた。荷重を解放し、60秒経過した時点で試料の開き角度θを測定した。その結果、微生物農薬製品(1)、微生物農薬製品(2)、及び比較製品(1)で採用した3種の乾燥具は90度以上の開き角度を示した。これにより、これらの乾燥具は適度な復元性とコシを有するものであることが示された。一方、比較製品(2)で採用した乾燥具については、90度未満の開き角度しか示さなかった。これにより、比較製品(2)の乾燥具は柔らかく、コシのないものであることが示された。
6.乾燥剤充填率の検討
定性濾紙No.2(アドバンテック東洋製)を用いて、上記3で用いた石灰乾燥剤(5号、寸法50×65mm)(筑後物産製)と同様の寸法、容量の袋を作成した。当該袋に酸化カルシウムを充填率が100%となるように充填し、乾燥具を自家調製した。広口500mL単層ボトル(容器;開口部内径32mm)(東洋製罐製)に、この乾燥具(自家調製品)を2つ折りにして容器内へ挿入しようとしたところ、袋が裂けて酸化カルシウムが飛散した。これにより、充填率が過剰であると乾燥具を折り曲げたり巻いたりすることが困難となり、容器に挿入することができないことが示された。
本発明の一実施形態に係る微生物農薬製品の外観を表す斜視図である。 図1の微生物農薬製品の容器の断面図である。 (a)は図1の微生物農薬製品が有する乾燥具の正面図、(b)は図1の微生物農薬製品が有する乾燥具の底面図である。 (a)は無負荷状態の乾燥具を模式的に表す斜視図、(b)は長軸線に沿って巻かれた状態の乾燥具を模式的に表す斜視図である。 (a)は無負荷状態の乾燥具を模式的に表す斜視図、(b)は長軸線に沿って折られた状態の乾燥具を模式的に表す斜視図である。 (a)は無負荷状態の乾燥具を模式的に表す斜視図、(b)は短軸線に沿って巻かれた状態の乾燥具を模式的に表す斜視図である。 復元性試験の実施方法を説明する説明図であり、(a)は板体に試料を置いた状態、(b)は試料を挟み込んで荷重を加えた状態、(c)は荷重を解放して60秒後の状態を表す。 容器に入れる前の乾燥具を表す斜視図である。 開口に差し込んだ状態の乾燥具を表す斜視図である。 容器の中に入った直後の乾燥具を表す斜視図である。 容器の中に入って暫く経った状態の乾燥具を表す斜視図である。 開口を下向きにした直後における微生物農薬製品の断面斜視図である。 開口を下向きにしてしばらく経った状態における微生物農薬製品の断面斜視図である。 (a)〜(c)はいずれも他の実施形態における乾燥具の正面図である。
符号の説明
1 微生物農薬製品
2 容器
7 開口
10 乾燥具
11 袋
12 微生物農薬
20,30,40 乾燥具
A 重心
B 長軸線
C 短軸線

Claims (7)

  1. 容器に液状の微生物農薬が充填されてなる微生物農薬製品において、液体が透過可能な袋に乾燥剤が収容されてなる乾燥具を前記容器内に有し、当該乾燥具は前記微生物農薬中に浸漬されていることを特徴とする微生物農薬製品。
  2. 容器は開口を有し、開口を下向きにした場合に、微生物農薬は開口から排出されるが、乾燥具は開口から排出されないことを特徴とする請求項1記載の微生物農薬製品。
  3. 前記乾燥具はその重心に対して長軸線と当該長軸線に直交する短軸線とを想定可能な形状を有するとともに、前記長軸線に沿って折るか巻くことによって前記開口を通過できるが、前記短軸線に沿って折るか巻いた場合には前記開口を通過できない大きさのものであることを特徴とする請求項2記載の微生物農薬製品。
  4. 乾燥具は、長方形の形状を有するものであることを特徴とする請求項3記載の微生物農薬製品。
  5. 乾燥具は、二つ折りした状態で当該乾燥具を2枚の板体の間に挟み込み、板体に1kgの荷重を60秒間加えた後、荷重を解放し、60秒経過した時点における開き角度が90度以上となる復元性を有するものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか記載の微生物農薬製品。
  6. 乾燥剤は、袋の全容量に対して80%(v/v)以下となるように袋に収容されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の微生物農薬製品。
  7. 袋は、不織布又はワリフからなるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の微生物農薬製品。
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