JP2010049525A - コンテンツ送出装置、コンテンツ利用装置およびコンテンツ伝送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの使い勝手を損なうことなく、ネットワークに接続される複数の電子機器の能力を最大限に生かして、ユーザの要望を満たすようにする。
【解決手段】ネットワーク上に接続される複数個の電子機器は、機器間でコンテンツのやり取りをするための仕様として特定の1つの仕様に準拠する。受付手段でユーザからのコンテンツの第1の機器での利用のための送出指示を受け付けたときに、第1の機器が、そのコンテンツのデータフォーマットをサポートしているか否かをチェックする。データフォーマットをサポートしていないと判断したときに、ネットワーク上に接続されている機器の中で、そのデータフォーマットを、第1の機器がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出し、その第2の機器に対してデータフォーマットの変換要求をし、その第2の機器を介して、第1の機器にデータを伝送するようにする。
【選択図】図2
【解決手段】ネットワーク上に接続される複数個の電子機器は、機器間でコンテンツのやり取りをするための仕様として特定の1つの仕様に準拠する。受付手段でユーザからのコンテンツの第1の機器での利用のための送出指示を受け付けたときに、第1の機器が、そのコンテンツのデータフォーマットをサポートしているか否かをチェックする。データフォーマットをサポートしていないと判断したときに、ネットワーク上に接続されている機器の中で、そのデータフォーマットを、第1の機器がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出し、その第2の機器に対してデータフォーマットの変換要求をし、その第2の機器を介して、第1の機器にデータを伝送するようにする。
【選択図】図2
Description
この発明は、ネットワークを通じて画像や音声(音楽)などのコンテンツをやり取りして、コンテンツ送出装置からのコンテンツをコンテンツ利用装置で利用できるようにする場合におけるコンテンツ送出装置、コンテンツ利用装置およびコンテンツ伝送方法に関する。
近年、DVDレコーダーやステレオ再生装置、ゲーム機器、およびデジタルカメラといった様々な民生用電子機器に、ネットワークを構成可能な無線通信機能が搭載されている。そして、それらの無線通信機能を搭載した電子機器を繋いで構成したネットワーク上でコンテンツをやり取りする技術として、DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインなど、複数のガイドラインや規格が存在する。
例えばDLNAガイドラインは、電子機器同士の相互接続性を実現するために活動する団体が提示している、通信方式やデータ伝送方式の仕様およびデータフォーマットに関するガイドラインである。
このDLNAガイドラインでは、コンテンツを記録、蓄積、提供するDMS(Digital Media Server)と、前記コンテンツを再生するDMP(Digital Media Player)が規定されている。DLNAガイドラインに準拠した電子機器には、DMS,DMPのいずれか、または、両方の機能が持たせられる。電子機器をネットワークに繋ぐだけで、DMS,DMPのどちらの機能も利用可能になる。
DMSの機能を備える電子機器としては、パソコンやホームサーバ、DVD/ハードディスクレコーダ、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話端末などが想定されている。また、DMPの機能を備える電子機器としては、テレビ受信機、パソコン、PDA(Personal Digital Assistants)などが想定されている。
DLNAガイドラインによれば、DMPは、ネットワーク内に存在するDMSを探し出し、利用可能なコンテンツの一覧を自動的に取得することができる。したがって、この一覧を利用したユーザインターフェースを利用することにより、複数の電子機器を連携させた処理動作を簡単に実現することができる。
例えば、ユーザが、テレビ受信機の画面に表示されているユーザインターフェースをテレビリモコンで操作して、デジタルカメラで撮影された画像をテレビ受信機で表示するように指示する。すると、テレビ受信機に搭載されているDLNAガイドライン準拠のコントローラによりデジタルカメラが制御され、当該デジタルカメラに保存されている画像データが、例えば無線通信でテレビ受信機に伝送される。これにより、デジタルカメラで撮影された画像を、テレビ受信機の大画面に表示させて楽しむことができる。
ところで、家庭内における電子機器の台数が増加すると、ネットワーク上において、相互に繋げる電子機器の組み合わせ総数は、電子機器の台数増加に比べて飛躍的に増える。
しかしながら、上述したガイドラインや規格に準拠する従来の技術によるユーザインターフェースでは、個々の電子機器に対して相互接続する電子機器の最適な選択はユーザに委ねられており、電子機器の台数増加にはユーザ自身が対応しなければならない。
さらに、それぞれの電子機器がサポートするコンテンツの種類(データフォーマットの違いなどを含む)は同一とは限らないので、ユーザが選択するコンテンツの種類に応じて、ユーザが接続選択すべき電子機器が変わる、という状況が発生し得る。
このため、ユーザには、コンテンツ種別と、それぞれの電子機器のコンテンツ再生可否に関する高度な知識が求められる。その結果、無線通信機能を備えた民生用電子機器が自宅に増えるにつれ、かえって一般的なユーザーには電子機器を使いこなすことが困難になる、という問題があった。
この問題を解決する方法として、特許文献1(特表2004−538680号公報)に示されたアプローチがある。
この特許文献1の方法では、図15に示すように、1つの中央制御システム1に対して、無線通信方式(例えばワイヤレスLAN)および/または有線通信方式(イーサネット(登録商標))で、複数の電子機器2,4,5,6を接続する。例えば、図15の例においては、携帯電話端末2は、無線ルータ3を通じて、無線通信方式で中央制御システム1に対して接続されている。また、テレビ受信機4、パソコン5、デジタルカメラ6は、有線通信方式で中央制御システム1に対して接続されている。
この特許文献1では、中央制御システム1は、それぞれの電子機器2,4,5,6がサポートする異なるデータ伝送プロトコルのすべてをサポートするように構成されている。異なるデータ伝送プロトコルとしては、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)やHTTP(Hypertext Transfer Protocol)などが挙げられる。
この特許文献1では、ユーザーは、中央制御システム1が提供するユーザーインターフェースを操作することにより、常に、中央制御システム1を介して、それぞれの電子機器2,4,5,6を使用するように構成されている。これにより、ユーザーは、それぞれの電子機器2,4,5,6の通信方式の違いや、データ伝送プロトコルの違いを意識することなく、それぞれの電子機器2,4,5,6の所望の機能を使用できる。
上記の特許文献は、次の通りである。
特表2004−538680号公報
しかしながら、上記の特許文献1のアプローチには、次のような問題点がある。
第1に、中央制御システム1は、多くの電子機器と接続するためには、数多くの異なる通信方式をサポートしなければならない、という問題点がある。
第2に、中央制御システム1は、多くの電子機器とデータのやり取りをするためには、数多くの異なるデータ伝送方式をサポートしなければならない、という問題点がある。
第3に、特許文献1では、ネットワーク接続の仕様についての複数のガイドラインや規格をサポートする一元的な統合ユーザーインターフェースを用いるが、この統合ユーザーインターフェースは、非常に複雑なものになる。このため、単一のガイドラインや規格に準拠したユーザーインターフェースに比べて、使い勝手が悪くなる場合がある、という問題点がある。
第4に、中央制御システム1は、上述の要件を満たすため多機能になるので、多くのユーザーにとって高価な製品になる、という問題点がある。
この発明は、以上の問題点を解決した装置および方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、
ネットワーク上に接続される複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための仕様として特定の1つの仕様に準拠するインターフェースを備える複数個の機器が接続される前記ネットワークに接続し、前記仕様に準拠して、複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするためのインターフェース手段と、
ユーザからの、自装置からのコンテンツを、前記ネットワーク上の第1の機器で利用するようにする指示入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で前記指示入力を受け付けたときに、前記コンテンツの送出に先立ち、前記第1の機器が、前記データフォーマットをサポートしているか否かをチェックするチェック手段と、
前記チェック手段で、前記データフォーマットをサポートしていないと判断したときに、前記ネットワーク上に接続されている機器の中で、前記データフォーマットを、前記第1の機器がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出する検出手段と、
前記検出手段で前記第2の機器を検出したとき、前記第2の機器に、前記データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する相手先の情報を伝送する伝送先情報伝送手段と、
前記伝送先情報伝送手段で前記相手先の情報を伝送した後、前記第2の機器に対して前記データフォーマットの変換要求をすると共に、前記第2の機器に、前記コンテンツのデータを前記インターフェース手段を通じて伝送する伝送手段と、
を備えるコンテンツ送出装置を提供する。
ネットワーク上に接続される複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための仕様として特定の1つの仕様に準拠するインターフェースを備える複数個の機器が接続される前記ネットワークに接続し、前記仕様に準拠して、複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするためのインターフェース手段と、
ユーザからの、自装置からのコンテンツを、前記ネットワーク上の第1の機器で利用するようにする指示入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で前記指示入力を受け付けたときに、前記コンテンツの送出に先立ち、前記第1の機器が、前記データフォーマットをサポートしているか否かをチェックするチェック手段と、
前記チェック手段で、前記データフォーマットをサポートしていないと判断したときに、前記ネットワーク上に接続されている機器の中で、前記データフォーマットを、前記第1の機器がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出する検出手段と、
前記検出手段で前記第2の機器を検出したとき、前記第2の機器に、前記データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する相手先の情報を伝送する伝送先情報伝送手段と、
前記伝送先情報伝送手段で前記相手先の情報を伝送した後、前記第2の機器に対して前記データフォーマットの変換要求をすると共に、前記第2の機器に、前記コンテンツのデータを前記インターフェース手段を通じて伝送する伝送手段と、
を備えるコンテンツ送出装置を提供する。
上記の構成の請求項1の発明においては、コンテンツのデータのやり取りは、ネットワークを通じて、特定の1つの仕様に準拠する機器間において行なうようにされる。そして、請求項1の発明においては、ある機器Aにおいて、自機器Aが持つコンテンツの利用(例えばコンテンツの再生)を、ネットワーク上の第1の機器Bで行なうよう指示にするユーザ指示入力を受け付けることができる。
前記のユーザ指示入力を受け付けると、当該機器Aは、そのコンテンツの送出に先立ち、第1の機器Bが、当該コンテンツのデータフォーマットをサポートしているか否かをチェックする。そのチェックの結果、第1の機器Bが、前記データフォーマットをサポートしていないと判断したときには、機器Aは、第1の機器Bに対して、コンテンツのデータをそのまま伝送することはしない。その代わりに、機器Aは、ネットワーク上に接続されている機器の中から、前記データフォーマットを第1の機器Bがサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を探す。
第2の機器Cを検出できたら、機器Aは、第2の機器Cに、データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する相手先の情報を伝送する。そして、機器Aは、第2の機器Cに対してデータフォーマットの変換要求をすると共に、当該第2の機器Cに、前記コンテンツのデータを伝送する。
すると、第2の機器Cは、受け取ったコンテンツのデータのデータフォーマットを、第1の機器Bがサポートするデータフォーマットに変換する。そして、第2の機器Cは、相手先の情報として受け取った第1の機器Bの情報を用いて、当該第1の機器Bに、データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する。
こうして、請求項1の発明によれば、第1の機器Bで、機器Aからのコンテンツを利用(例えば再生)することが可能となる。この場合に、機器Aでのユーザは、単に、機器Aからのコンテンツを、第1の機器Bで利用(例えば再生)することを指示するだけで、第2の機器Cの介在を指示する必要はない。したがって、ユーザは、各機器がサポートするコンテンツの種類(データフォーマットの違いなどを含む)を意識することなく、希望する処理を指示することにより、当該指示に応じた処理結果が得られる。
また、請求項8の発明は、
ネットワーク上に接続される複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための仕様として特定の1つの仕様に準拠するインターフェースを備える複数個の機器が接続される前記ネットワークに接続し、前記仕様に準拠して、複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための第1のインターフェース手段と、
前記仕様に準拠する第2のインターフェース手段を備える第1の機器からのコンテンツを利用する機能手段と、
ユーザからの、前記第1の機器からのコンテンツを、自装置で利用するようにする指示入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で前記指示入力を受け付けたときに、前記第1の機器からの前記コンテンツの利用に先立ち、前記第1の機器からの前記コンテンツのデータフォーマットをチェックするチェック手段と、
前記チェック手段で、自装置が、前記データフォーマットをサポートしていないと判断したときに、前記ネットワーク上に接続されている機器の中で、前記データフォーマットを、前記自装置がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出する検出手段と、
前記検出手段で前記第2の機器を検出したとき、前記第2の機器に、前記データフォーマット変換前のコンテンツのデータの伝送元の情報を伝送すると共に、前記データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する相手先の情報を伝送する第1の伝送用情報伝送手段と、
前記検出手段で前記第2の機器を検出したとき、前記第1の機器に対して、前記コンテンツのデータを伝送する相手先の情報として前記第2の機器の情報を伝送すると共に、前記相手先にデータフォーマット変換要求を送るように指示する第2の伝送用情報伝送手段と、
を備え、
前記第2の機器から前記ネットワークを通じて送られてくる前記データフォーマットの変換後の前記コンテンツのデータを前記インターフェース手段を通じて受信して、前記機能手段により処理を行なうようにしたコンテンツ利用装置を提供する。
ネットワーク上に接続される複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための仕様として特定の1つの仕様に準拠するインターフェースを備える複数個の機器が接続される前記ネットワークに接続し、前記仕様に準拠して、複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための第1のインターフェース手段と、
前記仕様に準拠する第2のインターフェース手段を備える第1の機器からのコンテンツを利用する機能手段と、
ユーザからの、前記第1の機器からのコンテンツを、自装置で利用するようにする指示入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で前記指示入力を受け付けたときに、前記第1の機器からの前記コンテンツの利用に先立ち、前記第1の機器からの前記コンテンツのデータフォーマットをチェックするチェック手段と、
前記チェック手段で、自装置が、前記データフォーマットをサポートしていないと判断したときに、前記ネットワーク上に接続されている機器の中で、前記データフォーマットを、前記自装置がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出する検出手段と、
前記検出手段で前記第2の機器を検出したとき、前記第2の機器に、前記データフォーマット変換前のコンテンツのデータの伝送元の情報を伝送すると共に、前記データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する相手先の情報を伝送する第1の伝送用情報伝送手段と、
前記検出手段で前記第2の機器を検出したとき、前記第1の機器に対して、前記コンテンツのデータを伝送する相手先の情報として前記第2の機器の情報を伝送すると共に、前記相手先にデータフォーマット変換要求を送るように指示する第2の伝送用情報伝送手段と、
を備え、
前記第2の機器から前記ネットワークを通じて送られてくる前記データフォーマットの変換後の前記コンテンツのデータを前記インターフェース手段を通じて受信して、前記機能手段により処理を行なうようにしたコンテンツ利用装置を提供する。
上記の構成の請求項8の発明においては、コンテンツのデータのやり取りは、ネットワークを通じて、特定の1つの仕様に準拠する機器間において行なうようにされる。そして、請求項8の発明においては、ある装置Aにおいて、自装置Aが持つコンテンツの利用機能(例えば再生機能)を用いて、ネットワーク上の第1の機器Bからのコンテンツを利用(例えば再生)するように指示するユーザ指示入力を受け付けることができる。
前記のユーザ指示入力を受け付けると、当該装置Aは、そのコンテンツの利用に先立ち、第1の機器Bからのコンテンツのデータフォーマットをチェックする。そのチェックの結果、自装置Aが、第1の機器Bからのコンテンツのデータフォーマットをサポートしていないと判断したときには、自装置Aは、第1の機器Bに対して、コンテンツのデータの自装置Aへの伝送を要求しない。その代わりに、自装置Aは、ネットワーク上に接続されている機器の中から、前記データフォーマットを自装置Aがサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器Cを探す。
第2の機器Cを検出できたら、自装置Aは、第2の機器Cに、データフォーマット変換前のコンテンツのデータの伝送元の情報を伝送すると共に、前記データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する相手先の情報を伝送する。
また、第2の機器Cを検出できたら、自装置Aは、第1の機器Bに対して、コンテンツのデータを伝送する相手先の情報として第2の機器Cの情報を伝送すると共に、相手先にデータフォーマット変換要求を送るように指示する。
すると、第1の機器Bは、第2の機器Cに、データフォーマット変換要求を送ると共に、コンテンツのデータを伝送する。第2の機器Cは、受け取ったコンテンツのデータのデータフォーマットを、装置Aがサポートするデータフォーマットに変換する。そして、第2の機器Cは、相手先の情報として受け取った装置Aの情報を用いて、当該装置Aに、データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する。
こうして、請求項1の発明によれば、装置Aでは、第1の機器Bからのコンテンツのデータフォーマットをサポートしていなくても、当該第1の機器Bからのコンテンツを利用(例えば再生)することが可能となる。この場合に、機器Aのユーザは、単に、第1の機器Bからのコンテンツを、自装置Aで利用(例えば再生)することを指示するだけで、第2の機器Cの介在を指示する必要はない。したがって、ユーザは、各機器がサポートするコンテンツの種類(データフォーマットの違いなどを含む)を意識することなく、希望する処理を指示することにより、当該指示に応じた処理結果が得られる。
この発明によれば、特定の1つの仕様に準拠した電子機器間で、ネットワークを通じてコンテンツのデータのやり取りをする場合に、最適な機器の組み合わせが自動的に選択される。このため、ユーザの使い勝手を損なうことなく、ネットワークに接続される複数の電子機器の能力を最大限に生かして、ユーザの要望を満たすことができる。
以下、この発明によるコンテンツ送出装置、コンテンツ利用装置およびコンテンツ伝送方法の実施形態を、図を参照しながら説明する。なお、この明細書において、コンテンツの利用とは、コンテンツがユーザに提供される状況にされることを意味している。すなわち、コンテンツの利用には、例えば、コンテンツが画像である場合の表示画面への表示、コンテンツが音楽である場合の音響再生、コンテンツがテキスト文字である場合の表示画面への表示、などを含む。
<第1の実施形態>
[ネットワークシステムの構成例]
図1は、この実施形態のコンテンツ送出装置、コンテンツ利用装置を含むネットワークシステムの一例の構成例を示す図である。この実施形態では、ネットワーク10に対して、複数個の電子機器、この例では、携帯電話端末11、テレビ受信機12、パソコン13、デジタルカメラ14、PDA15が接続されている。
[ネットワークシステムの構成例]
図1は、この実施形態のコンテンツ送出装置、コンテンツ利用装置を含むネットワークシステムの一例の構成例を示す図である。この実施形態では、ネットワーク10に対して、複数個の電子機器、この例では、携帯電話端末11、テレビ受信機12、パソコン13、デジタルカメラ14、PDA15が接続されている。
そして、この実施形態では、携帯電話端末11、テレビ受信機12、パソコン13、デジタルカメラ14、PDA15のそれぞれは、DLNAガイドラインに準拠する通信インターフェースおよびユーザインターフェースを備える。
携帯電話端末11は、この実施形態のコンテンツ送出装置の一例であり、DMSの機能を備えている。この例では、携帯電話端末11は、無線ルータ16を介して無線通信方式でネットワーク10に接続されている。
この携帯電話端末11は、カメラ機能部を備えると共に、このカメラ機能部で撮像された撮像画像の画像データを記憶部に蓄積し、ユーザ指示に応じて、記憶部に蓄積されている撮像画像の画像データを、ネットワーク10に送出する機能を備える。画像データにオーディオデータが付随される場合もある。
デジタルカメラ14も、この実施形態のコンテンツ送出装置の一例であり、DLNAガイドラインにおけるDMSの機能を備えている。この例では、デジタルカメラ14は、例えばイーサネット(登録商標)からなる有線通信方式により、ネットワーク10に接続されている。そして、このデジタルカメラ14は、そのカメラ機能部で撮像された撮像画像の画像データを記憶部に蓄積し、ユーザ指示に応じて、記憶部に蓄積されている撮像画像の画像データを、ネットワーク10に送出する機能を備える。画像データにオーディオデータが付随される場合もある。
テレビ受信機12は、表示画面12Aを備え、テレビ放送番組を受信して当該表示画面12Aに表示する機能に加えて、DLNAガイドラインにおけるDMPの機能を備える。テレビ受信機12は、この実施形態のコンテンツ利用装置の一例である。この例では、テレビ受信機12は、例えばイーサネット(登録商標)からなる有線通信方式により、ネットワーク10に接続されている。
そして、テレビ受信機12は、ネットワークを通じた画像データを受け取って、当該画像データによる画像を表示画面12Aに映出する機能を備える。なお、テレビ受信機12が受け取る画像データにオーディオデータが付随されることもあり、そのオーディオデータを受け取って、スピーカで音響再生する機能も備える。
パソコン13は、この実施形態では、DLNAガイドラインにおけるDMSおよびDMPの機能を備える。したがって、パソコン13は、この実施形態のコンテンツ送出装置およびコンテンツ利用装置の一例である。この例では、パソコン13は、例えばイーサネット(登録商標)からなる有線通信方式により、ネットワーク10に接続されている。
パソコン13は、ネットワークを通じた画像データやオーディオデータを受け取って、画像データによる画像を表示画面に映出したり、オーディオデータをスピーカで音響再生する機能を備える。また、パソコン13が蓄積する画像データやオーディオデータをネットワーク10を通じて送出する機能も備える。
PDA15は、この実施形態では、DLNAガイドラインにおけるDMSおよびDMPの機能を備える。したがって、PDA15は、この実施形態のコンテンツ送出装置およびコンテンツ利用装置の一例である。そして、PDA15は、例えばイーサネット(登録商標)からなる有線通信方式により、ネットワーク10に接続されており、上述したパソコン13の機能と同様の機能を備える。
以上のように、この実施形態のネットワークシステムは、前述した特許文献1のように複数のガイドラインや規格に準拠した製品を中央制御システムを設けて、統合する構成とは全く異なる。すなわち、この実施形態のネットワークシステムにおいては、中央制御システムは存在しない。
その代わりに、この実施形態では、画像データやオーディオデータをネットワーク10を介してやり取りする電子機器としては、1つの共通のガイドライン、この例では、DLNAガイドラインに準拠している機器のみを対象とする。
そして、この実施形態では、特許文献1のように中央制御システム上で、統合されたユーザインターフェースを用いるのではなく、ユーザが、各機器が備えるユーザインターフェースを用いて、データをやり取りする指示をすることができるように構成される。
例えば、DMPであるテレビ受信機12は、ネットワーク10内に存在するDMSである携帯電話端末11、パソコン13、デジタルカメラ14を探し出し、利用可能なコンテンツの一覧を自動的に取得する。例えばデジタルカメラで撮影した写真の画像を、テレビ受信機12の大画面12Aで表示しようとする場合には、ユーザは、テレビ受信機12が提供するユーザインターフェースをリモコンなどにより操作して、その旨の指示することができるしている。すなわち、DMPの機能を備える機器は、自機が提供するユーザインターフェースを通じて、ユーザが、DMSからのデータを受け取って再生等することができるように構成されている。
また、この実施形態では、DMSの機能を備える機器においても、自機が提供するユーザインターフェースを操作することにより、自機に保持されているデータを、DMPであるテレビ受信機などに伝送して再生等させる指示ができるように構成されている。
[フォーマット変換を伴うデータ伝送についての説明]
ところで、画像データやオーディオデータのデータフォーマットには、多数の種類がある。DMSである携帯電話端末11やデジタルカメラ14は、その多種のデータフォーマットのうちから定められた、特定の1または複数のデータフォーマットをサポートし、当該データフォーマットの画像データやオーディオデータをネットワーク10に送出する。
ところで、画像データやオーディオデータのデータフォーマットには、多数の種類がある。DMSである携帯電話端末11やデジタルカメラ14は、その多種のデータフォーマットのうちから定められた、特定の1または複数のデータフォーマットをサポートし、当該データフォーマットの画像データやオーディオデータをネットワーク10に送出する。
一方、DMPであるテレビ受信機12、パソコン13,PDA15は、画像データやオーディオデータの多数の画像データのデータフォーマットの全てをサポートするわけではないことは言うまでもない。
このため、例えば、ユーザによって、ある電子機器のコンテンツのデータを別の電子機器に伝送して再生する指示があったとき、ある電子機器のコンテンツのデータフォーマットが、別の電子機器でサポートされていないために再生ができないという状況が生じる。
例えば携帯電話端末11に保持されている画像データを、テレビ受信機12の大画面12Aで表示させようとしたが、その画像データのデータフォーマットがテレビ受信機12でサポートしておらず、そのためユーザの要望が満たせないという可能性がある。なぜなら、DLNAなど相互接続性に関するガイドラインは、性能や機能が異なる多くの電子機器で相互接続性を実現するため、サポート必須機能のほかにオプション機能という位置づけがあり、この機能については電子機器によってはサポート対象外になるからである。
この実施形態では、上述の電子機器11,12,13,14,15は、上述の問題を解決する構成を備えている。
すなわち、この実施形態のコンテンツ送出装置およびコンテンツ利用装置を構成する各電子機器は、マイクロコンピュータを備えると共に、DLNAガイドラインに準拠するための機能手段を実現するためのソフトウエアプログラムがメモリに格納されている。この実施形態のコンテンツ送出装置およびコンテンツ利用装置を構成する各電子機器は、これに加えて、さらに、以下に説明するような処理機能を行なうための、ソフトウエアプログラムがメモリに追加格納されている。
この実施形態のコンテンツ送出装置は、ユーザが選択した画像や音楽などのコンテンツのデータを、ユーザが望む電子機器上で正しく表示や再生ができるデータフォーマットに変換する機能を備えた電子機器をネットワーク10上で自動的に検出する機能を備える。そして、この実施形態のコンテンツ送出装置は、その検出した電子機器に対してデータフォーマット変換を要求し、さらにデータフォーマット変換後のデータを、ユーザが望む電子機器に伝送するよう要求する機能を備える。
また、この実施形態においては、コンテンツ送出装置からのデータフォーマット変換の要求を受けた電子機器は、当該コンテンツ送出装置からのコンテンツデータを受けると、指示されたデータフォーマット変換を実行する。そして、当該データフォーマット変換を実行した電子機器は、コンテンツ送出装置から指示されたコンテンツ利用装置に、データフォーマット変換後のコンテンツのデータをネットワーク10を通じて伝送するようにする。
ここで、ユーザの指示操作後の、データフォーマットの変換を行なう電子機器の検出や、当該電子機器でのデータフォーマットの変換などの処理は、この実施形態では、ユーザの操作を伴うことなく自動的に行われる。よって、ユーザから見れば、あたかもデータの送り側と受け側との間で直接データの受け渡しが行われているように見える。
[データフォーマット変換を伴うデータ伝送の具体例]
図2は、ユーザーの操作を伴うことなく自動的に行われるフォーマット変換とデータ伝送の一例を説明するための概念図である。この図2において、(1)〜(8)の数字が付されたコメントは、当該数字の順番に行なわれる処理の内容の示している。
図2は、ユーザーの操作を伴うことなく自動的に行われるフォーマット変換とデータ伝送の一例を説明するための概念図である。この図2において、(1)〜(8)の数字が付されたコメントは、当該数字の順番に行なわれる処理の内容の示している。
図2の例は、ユーザが、携帯電話端末11の表示画面に提供するユーザインターフェースを操作して、携帯電話端末11が保持している撮像画像データをテレビ受信機12の大画面12Aに表示するように指示した場合である。
この図2の例においては、テレビ受信機12は、携帯電話端末11が送出する画像コンテンツのデータのフォーマットをサポートしていない。そして、パソコン13が、携帯電話端末11が送出する画像コンテンツのデータのフォーマットを、テレビ受信機12がサポートする画像データのデータフォーマットに変換する機能を備えている。
この図2の例では、コンテンツ送出装置の実施形態である携帯電話端末11は、ネットワーク10を通じて、テレビ受信機12およびパソコン13のそれぞれから、以下の5個の情報を取得し、上述した処理を実行する。
(A)機器の名称
(B)MAC(Media Access Control)アドレス
(C)IP(Internet Protocol)アドレス
(D)サポートする機能
(E)サポートするデータフォーマット
ここで、上記(A)〜(C)の情報は、DLNAガイドラインに準拠する電子機器がネットワークに接続されたときに、各電子機器が相互に取得することできる。しかし、上記(D)、(E)の情報は、DLNAガイドラインでは規定されておらず、この実施形態では、コンテンツ送出装置の実施形態である携帯電話端末11が、他の機器に問い合わせて取得するようにする。
(B)MAC(Media Access Control)アドレス
(C)IP(Internet Protocol)アドレス
(D)サポートする機能
(E)サポートするデータフォーマット
ここで、上記(A)〜(C)の情報は、DLNAガイドラインに準拠する電子機器がネットワークに接続されたときに、各電子機器が相互に取得することできる。しかし、上記(D)、(E)の情報は、DLNAガイドラインでは規定されておらず、この実施形態では、コンテンツ送出装置の実施形態である携帯電話端末11が、他の機器に問い合わせて取得するようにする。
図3に、この例において、携帯電話端末11がネットワーク10を通じて取得して保持する各機器の情報の一例を示す。この図3に示すように、この実施形態では、携帯電話端末11が、DMSとDMPとの間でのコンテンツのデータのやり取りを制御するコントローラの機能を備えるものとしている。
このコントローラは、DLNAガイドラインに準拠した処理動作を行なうソフトウエアプログラムであるが、この実施形態では、さらにDLNAガイドラインでは規定されていない、上述の処理を実行するための拡張ソフトウエアプログラムを含む。
この図3の例の場合であれば、図2の例は、携帯電話端末11からの画像データのデータフォーマットが「GIF(Graphics Interchange Format)」の場合である。そして、パソコン13で、当該GIFフォーマットを、テレビ受信機12がサポートする画像データのデータフォーマット「JPEG(Joint Photographic Experts Group)」または「PNG(Portable Network Graphics)」に変換する場合である。
[携帯電話端末(コンテンツ送出装置の実施形態)の処理動作]
次に、図2の(1)〜(8)までの処理手順を行なう場合における、コンテンツ送出装置の実施形態としての携帯電話端末11が行う処理動作を、図4、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
次に、図2の(1)〜(8)までの処理手順を行なう場合における、コンテンツ送出装置の実施形態としての携帯電話端末11が行う処理動作を、図4、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
前述したように、携帯電話端末11などネットワーク10に接続されている電子機器は、前記(A)〜(C)の情報を、ネットワーク10に各電子機器が接続されたときに取得する。そこで、携帯電話端末11は、ユーザからの要求に応じて、画像データやオーディオデータを再生する機能、すなわち、DMPの機能を持つ電子機器の一覧を含むユーザインターフェースをユーザに提供する。
この例においては、ユーザは、携帯電話端末11において、当該ユーザインターフェースを通じて、携帯電話端末11が保持する撮像画像をテレビ受信機12の大画面12Aに表示する指示をする。すると、携帯電話端末11のマイクロコンピュータは、プログラムメモリに記憶されている前述したコントローラのソフトウエアプログラムに従い、以下に説明するような処理を実行する。
先ず、携帯電話端末11は、撮像画像の表示を依頼すべきテレビ受信機12に、前記(D)サポートする機能、をネットワーク10を通じて問い合わせる(ステップS101)。この問い合わせは、図2の「(1)サポートする機能の照会」に相当する。
この場合、問い合わせには、携帯電話端末11が既に取得済みのテレビ受信機12のMACアドレスおよびIPアドレスを用いる。以下、各電子機器がネットワーク10を通じた問い合わせを行なう際には、それぞれ既に取得済みの対象機器のMACアドレスおよびIPアドレスを用いるのは、以下同様である。
次に、携帯電話端末11は、テレビ受信機12からのサポートする機能の情報を受け取り(ステップS102)、テレビ受信機12に撮像画像の再生機能があるか否か判別する(ステップS103)。なお、図3の場合においては、テレビ受信機12はイメージビューワーの機能を備えるので、撮像画像の再生機能があると判別される。
このステップS103で、テレビ受信機12に撮像画像の再生機能がないと判別したときには、携帯電話端末11は、再生不可能であることを表示画面に表示したり、音声により報知したりして、ユーザに、その旨を通知する(ステップS104)。そして、この処理ルーチンを終了する。
従来のDLNA準拠のシステムの場合、携帯電話端末は、ステップS101,102を行うことなく、テレビ受信機12に撮像画像のデータを伝送する。その結果、テレビ受信機12では、撮像画像のデータ再生機能を有していないので、画像再生不可をユーザに通知する。しかし、携帯電話端末では、画像再生不可のユーザ通知は行なわれない。このため、携帯電話端末を操作したユーザは、携帯電話端末では画像再生不可は確認できなかった。これに対して、この実施形態では、ユーザがユーザインターフェースを通じて指示を行なったDMSの機能を備える電子機器で、画像再生不可を確認することができる。
次に、ステップS103で、テレビ受信機12に撮像画像の再生機能があると判別したときには、携帯電話端末11は、テレビ受信機12に、前記(E)サポートするデータフォーマット、を問い合わせる(ステップS105)。この問い合わせは、図2の「(2)フォーマット情報の照会」に相当する。
ステップS105の次には、携帯電話端末11は、問い合わせ結果としてテレビ受信機12から送られてくる、テレビ受信機がサポートするデータフォーマットの情報を受信する(ステップS106)。
携帯電話端末は、受信したデータフォーマットの情報を参照して、ユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットを、テレビ受信機12がサポートしているか否か判別する(ステップS107)。
ステップS107で、テレビ受信機12が、ユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットをサポートしていると判別したときには、携帯電話端末11は、テレビ受信機12に撮像画像データを伝送する(ステップS108)。そして、撮像画像データの伝送終了後、この処理ルーチンを終了する。
このとき、携帯電話端末11からの撮像画像データを、ネットワーク10を通じて受信したテレビ受信機12は、自機がサポートしているデータフォーマットに応じたデコード処理を行い、表示画面12Aにその撮像画像を表示するようにする。
しかし、前述したように、この例では、撮像画像データのデータフォーマットはGIFであり、図3に示すように、テレビ受信機12では、このデータフォーマットをサポートしていない。
そのため、携帯電話端末11は、ステップS107で、テレビ受信機12が、ユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットをサポートしていないと判別する。そして、携帯電話端末11は、ネットワーク10上の電子機器の中から、ユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットを、テレビ受信機12がサポートしているデータフォーマットに変換できる電子機器を探す(ステップS111)。
携帯電話端末11は、ネットワーク10を通じて各電子機器に、それぞれがサポートするデータフォーマットを問い合わせて、各電子機器がサポートするデータフォーマットの情報を図3に示すように取得して、このステップS111での探索の処理を行なう。このステップS111の探索処理は、図2の「(3)フォーマット変換可否の照会」に相当する。
そして、その探索の結果、上記のデータフォーマットの変換が可能な電子機器がネットワーク10上にあるか否か判別する(ステップS112)。そして、このステップS112で、上記のデータフォーマットの変換が可能な電子機器がネットワーク10上にないと判別したときには、携帯電話端末11は、再生不可能であることを表示画面や音声により、ユーザに通知する(ステップS113)。そして、この処理ルーチンを終了する。
このステップS113の再生不可通知も、従来は、DMPでのみしかできなかったが、この実施形態では、ユーザがユーザインターフェースを通じて指示を行なったDMSの機能を備える電子機器である携帯電話端末11でユーザに対して行なうことができる。
次に、ステップS112で、上記のデータフォーマットの変換が可能な電子機器(該当機器という)がネットワーク10上にあると判別したときには、携帯電話端末11は、該当機器にサポートする機能を問い合わせる(ステップS114)。図2および図3の例では、該当機器は、パソコン13である。
ステップS114の次には、携帯電話端末11は、該当機器からサポートする機能の情報を受信し(ステップS115)、その受信した情報を参照して、該当機器が画像データを他の機器に送信する機能を備えるか否か判別する(ステップS116)。
ステップS116で、該当機器が画像データを他の機器に送信する機能を備えていないと判別したときには、携帯電話端末11は、ステップS113に進み、再生不可能であることをユーザに通知する。
ステップS116で、該当機器が画像データを他の機器に送信する機能を備えていると判別したときには、携帯電話端末11は、該当機器に、データフォーマット変換後のデータ伝送先情報(MACアドレスおよびIPアドレス)を送る(ステップS117)。このステップS117の処理は、図2の「(4)フォーマット変換済みのデータ伝送先情報の通知」に相当する。
次に、携帯電話端末11は、該当機器に、データフォーマットの変換要求を送出する(ステップS118)。このデータフォーマットの変換要求には、変換前のデータフォーマットと変換後のデータフォーマットとを指示する情報が含まれる。
次に、携帯電話端末11は、撮像画像データを、該当機器にネットワーク10を通じて伝送する(ステップS119)。そして、撮像画像データの伝送終了後、この処理ルーチンを終了する。
ステップS118およびステップS119の処理は、図2の「(5)フォーマット変換要求とデータ伝送」に相当する。
ステップS119で送られた撮像画像データは、該当機器(図2の例では、パソコン13)で、携帯電話端末11におけるデータフォーマット(GIF)から、テレビ受信機12がサポートするデータフォーマット(JPEGまたはPNG)に変換される。この処理は、図2の「(6)フォーマット変換」に相当する。
そして、データフォーマット変換後の撮像画像データが、該当機器から、携帯電話端末11から指定された伝送先であるテレビ受信機12に伝送される。この処理は、図2の「(7)フォーマット変換済みのデータ伝送」に相当する。
この該当機器から送られてくる撮像画像データを、ネットワーク10を通じて受信したテレビ受信機12は、サポートしているデータフォーマットに応じたデコード処理を行い、表示画面12Aに撮像画像を表示する。この処理は、図2の「(8)データ表示」に相当する。
以上のようにして、DMSの機能を備えるコンテンツ送出装置から送出されるコンテンツデータのデータフォーマットを、コンテンツ利用装置がサポートしていなくても、自動的にフォーマット変換されて、コンテンツ利用装置で再生等の利用がなされる。この場合に、ユーザは、単に、コンテンツ送出装置で、選択したコンテンツのコンテンツ利用装置での利用を指示するだけの操作をすればよく、データフォーマットの変換処理は自動的に行なわれるものである。
なお、図4、図5のフローチャートにおいては、コンテンツ送出装置が携帯電話端末で、コンテンツ利用装置がテレビ受信機として説明したが、これは、説明をわかりやすくするために、具体装置を例示したものであって、この例に限らないことは勿論である。
次に、図6に、上述した実施形態における該当機器での処理動作について説明する。上述の例では該当機器はパソコン13であったので、パソコン13の処理として説明する。
先ず、パソコン13は、サポートする機能の問い合わせを受信したか否か判別し(ステップS121)、受信したと判別したときには、自機器がサポートする機能の情報を、問い合わせしてきた装置に伝送する(ステップS122)。そして、この処理ルーチンを終了する。
ステップS121およびステップS122の処理は、図2における「(1)サポートする機能の照会」に対応する処理である。
また、パソコン13は、サポートする機能の問い合わせを受信してはいないと判別したときには、サポートするデータフォーマットの問い合わせを受信したか否か判別する(ステップS123)。ステップS123で、サポートするデータフォーマットの問い合わせを受信したと判別したときには、パソコン13は、サポートするデータフォーマットの情報を、問い合わせしてきた装置に伝送する(ステップS124)。そして、この処理ルーチンを終了する。
ステップS123およびステップS124の処理は、図2における「(2)サポートするデータフォーマットの照会」に対応する処理である。
パソコン13は、ステップS123で、サポートするデータフォーマットの問い合わせを受信してはいないと判別したときには、データフォーマット変換後のデータの伝送先情報を受信したか否か判別する(ステップS125)。
このステップS125で、データフォーマット変換後のデータの伝送先情報を受信してはいないと判別したときには、パソコン13は、ステップS121に戻る。また、ステップS125で、データフォーマット変換後のデータの伝送先情報を受信したと判別したときには、パソコン13は、その伝送先情報を一時保持する(ステップS126)。
そして、パソコン13は、データフォーマット変換要求を待つ(ステップS127)。
このステップS127で、データフォーマット変換要求を受信したと判別したときには、パソコン13は、その後、送られてくる画像データのデータフォーマットを、データフォーマット変換要求で指示されたものに変換する。そして、パソコン13は、データフォーマット変換した後のデータを、ステップS126で一時保持した伝送先情報(MACアドレスおよびIPアドレス)を用いて、当該伝送先に送出するようにする(ステップS128)。以上で、この処理ルーチンを終了する。
ステップS128の処理は、図2における「(7)フォーマット変換済みのデータ伝送」に対応する処理である。
<第2の実施形態>
上述した第1の実施形態では、図2に示した5個の情報のうちの(D)サポートする機能と、(E)サポートするデータフォーマットとは、コンテンツ送出装置が、ユーザからのコンテンツの利用指示があったときに、問い合わせて取得するようにした。
上述した第1の実施形態では、図2に示した5個の情報のうちの(D)サポートする機能と、(E)サポートするデータフォーマットとは、コンテンツ送出装置が、ユーザからのコンテンツの利用指示があったときに、問い合わせて取得するようにした。
これに対して、第2の実施形態では、(D)サポートする機能と、(E)サポートするデータフォーマットとは、(A)〜(C)の情報と共に、各機器がネットワーク10に接続されたときに、コントローラを備えるコンテンツ送出装置が取得するようにする。
図7に、ネットワーク接続時においてコンテンツ送出装置が実行する処理のフローチャートを示す。
コンテンツ送出装置のコントローラは、新たにネットワーク10に接続された機器の情報、すなわち、(A)〜(C)の情報を受信したか否か判別する(ステップS131)。ステップS131で、(A)〜(C)の情報を受信したと判別したときには、コンテンツ送出装置のコントローラは、新たにネットワーク10に機器が接続されたと判断して、当該新接続機器に対して、サポートする機能を問い合わせる(ステップS132)。
次に、コンテンツ送出装置のコントローラは、新接続機器からのサポートする機能の情報を受信して、保持メモリに追加記憶する(ステップS133)。次に、コンテンツ送出装置のコントローラは、新接続機器にサポートするデータフォーマットを問い合わせる(ステップS134)。
次に、コンテンツ送出装置のコントローラは、新接続機器からのサポートするデータフォーマットの情報を受信して、保持メモリに追加記憶する(ステップS135)。以上で、新接続機器が有ったときの処理を終了する。
この図7の処理により、この第2の実施形態では、コンテンツ送出装置、例えば携帯電話端末11は、図2に示したような各機器の5個の情報の全てを予め取得して、保持メモリに蓄積しておくことができる。
このため、この第2の実施形態では、この保持メモリの取得データを用いて、上述したデータフォーマットを伴うデータ伝送を実現することができる。この第2の実施形態によれば、ユーザによるコンテンツの再生指示などがあったときに、ネットワーク10を通じたサポート機能やサポートフォーマットの情報を各機器に問い合わせをする必要がないので、処理が迅速に行なわれるというメリットがある。
[第2の実施形態におけるコンテンツ送出装置の処理動作]
上述した第1の実施形態の場合と同じ条件の下における、この第2の実施形態におけるコンテンツ送出装置の処理動作を、以下に説明する。すなわち、携帯電話端末11からテレビ受信機12に、撮像画像の表示を行なわせるように、ユーザが指示した場合の動作である。
上述した第1の実施形態の場合と同じ条件の下における、この第2の実施形態におけるコンテンツ送出装置の処理動作を、以下に説明する。すなわち、携帯電話端末11からテレビ受信機12に、撮像画像の表示を行なわせるように、ユーザが指示した場合の動作である。
図8および図9は、この第2の実施形態におけるコンテンツ送出装置の例としての携帯電話端末11の処理動作を説明するためのフローチャートである。
この例においては、ユーザは、携帯電話端末11において、当該ユーザインターフェースを通じて、携帯電話端末11が保持する撮像画像をテレビ受信機12の大画面12Aに表示する指示をする。すると、携帯電話端末11のマイクロコンピュータは、プログラムメモリに記憶されている前述したコントローラのソフトウエアプログラムに従い、以下に説明するような処理を実行する。
この第2の実施形態では、携帯電話端末11は、保持メモリを参照して、撮像画像の表示を依頼すべきテレビ受信機12がサポートする機能をチェックする(ステップS141)。
次に、携帯電話端末11は、ステップS141のチェック結果から、テレビ受信機12に撮像画像の再生機能があるか否か判別する(ステップS142)。なお、図3の場合においては、テレビ受信機12はイメージビューワーの機能を備えるので、撮像画像の再生機能があると判別される。
このステップS142で、テレビ受信機12に撮像画像の再生機能がないと判別したときには、携帯電話端末11は、再生不可能であることを表示画面に表示したり、音声により報知したりして、ユーザに、その旨を通知する(ステップS143)。そして、この処理ルーチンを終了する。
次に、ステップS142で、テレビ受信機12に撮像画像の再生機能があると判別したときには、携帯電話端末11は、保持メモリをチェックして、テレビ受信機12がサポートするデータフォーマットをチェックする(ステップS144)。
このステップS144でのチェック結果から、携帯電話端末11は、ユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットを、テレビ受信機12がサポートしているか否か判別する(ステップS145)。
ステップS145で、ユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットをテレビ受信機12がサポートしていると判別したときには、携帯電話端末11は、テレビ受信機12に撮像画像データを伝送する(ステップS146)。そして、撮像画像データのテレビ受信機12への伝送終了後、この処理ルーチンを終了する。
このとき、携帯電話端末11からの撮像画像データを、ネットワーク10を通じて受信したテレビ受信機12は、自機がサポートしているデータフォーマットに応じたデコード処理を行い、表示画面12Aにその撮像画像を表示するようにする。
しかし、前述したように、この例では、撮像画像データのデータフォーマットはGIFであり、図3に示したように、テレビ受信機12では、このデータフォーマットをサポートしていない。
そのため、携帯電話端末11は、ステップS145で、テレビ受信機12が、ユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットをサポートしていないと判別する。
そして、携帯電話端末11は保持メモリを参照し、ネットワーク10上の電子機器の中から、ユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットを、テレビ受信機12がサポートしているフォーマットに変換できる電子機器を探す(ステップS151)。
この探索の結果、上記のデータフォーマットの変換が可能な電子機器がネットワーク10上にあるか否か判別する(ステップS152)。このステップS152で、上記のデータフォーマットの変換が可能な電子機器がネットワーク10上にないと判別したときには、携帯電話端末11は、再生不可能であることを表示画面や音声を通じて、ユーザに通知する(ステップS153)。そして、この処理ルーチンを終了する。
次に、ステップS152で、上記のデータフォーマットの変換が可能な電子機器(該当機器という)がネットワーク10上にあると判別したときには、携帯電話端末11は、保持メモリを参照し、該当機器がサポートする機能をチェックする(ステップS154)。図3の例では、該当機器は、パソコン13である。
そして、ステップS154でのチェック結果に基づいて、携帯電話端末11は、該当機器が画像データを他の機器に送信する機能を備えるか否か判別する(ステップS155)。
ステップS155で、該当機器が画像データを他の機器に送信する機能を備えていないと判別したときには、携帯電話端末11は、ステップS153に進み、再生不可能であることをユーザに通知する。
ステップS155で、該当機器が画像データを他の機器に送信する機能を備えていると判別したときには、携帯電話端末11は、該当機器に、データフォーマット変換後のデータ伝送先情報を送る(ステップS156)。
次に、携帯電話端末11は、該当機器に、データフォーマットの変換要求を送出する(ステップS157)。このデータフォーマットの変換要求には、変換前のデータフォーマットと変換後のデータフォーマットとを指示する情報が含まれる。
次に、携帯電話端末11は、撮像画像データを、該当機器にネットワーク10を通じて伝送する(ステップS158)。そして、撮像画像データの伝送終了後、この処理ルーチンを終了する。
ステップS158で送られた撮像画像データは、該当機器(図3の例では、パソコン13)で、携帯電話端末11におけるデータフォーマット(GIF)から、テレビ受信機12がサポートするデータフォーマット(JPEGまたはPNG)に変換される。
そして、データフォーマット変換後の撮像画像データが、該当機器から、携帯電話端末11から指定された伝送先であるテレビ受信機12に伝送される。
この該当機器から送られてくる撮像画像データを、ネットワーク10を通じて受信したテレビ受信機12は、サポートしているデータフォーマットに応じたデコード処理を行い、表示画面12Aに撮像画像を表示する。
以上のようにして、第2の実施形態においても、コンテンツ送出装置から送出されるコンテンツデータのデータフォーマットを、コンテンツ利用装置がサポートしていなくても、自動的にフォーマット変換されて、コンテンツ利用装置で再生等の利用がなされる。この場合に、ユーザは、単に、コンテンツ送出装置で、選択したコンテンツのコンテンツ利用装置での利用を指示するだけの操作をすればよく、データフォーマットの変換処理は自動的に行なわれるものである。
なお、図8、図9のフローチャートにおいては、コンテンツ送出装置が携帯電話端末で、コンテンツ利用装置がテレビ受信機として説明したが、これは、説明をわかりやすくするために、具体装置を例示したものであって、この例に限らないことは勿論である。
<第3の実施形態>
上述の第1および第2の実施形態では、いずれも、DMSの機能を備えると共にコントローラの機能を備えるコンテンツ送出装置が、ユーザの操作指示を受け付けて、サポートする機能やデータフォーマットの照会、データフォーマット変換要求などの処理をした。
上述の第1および第2の実施形態では、いずれも、DMSの機能を備えると共にコントローラの機能を備えるコンテンツ送出装置が、ユーザの操作指示を受け付けて、サポートする機能やデータフォーマットの照会、データフォーマット変換要求などの処理をした。
しかし、この発明は、コンテンツ利用装置が、ユーザの操作指示を受け付けて、サポートする機能やデータフォーマットの照会、データフォーマット変換要求などの処理を行なうようにする構成とすることもできる。第3の実施形態は、その場合の例である。
[第3の実施形態におけるフォーマット変換を伴うデータ伝送についての説明]
図10は、第3の実施形態において、ユーザーの操作を伴うことなく自動的に行われるフォーマット変換とデータ伝送の一例を説明するための概念図である。
図10は、第3の実施形態において、ユーザーの操作を伴うことなく自動的に行われるフォーマット変換とデータ伝送の一例を説明するための概念図である。
ここでは、ネットワークシステムの構成は、図1に示した上述の実施形態と同様である。また、ネットワーク10に接続される各機器がサポートする機能やデータフォーマットも、図3に示した上述の実施形態と同様であるとしている。ただし、この第3の実施形態では、DMPであるテレビ受信機12が、DLNA対応であって、上述の実施形態のような機能を実現するように拡張されたコントローラを備える。
図10の例は、ユーザが、テレビ受信機12において、当該テレビ受信機12が提供するユーザインターフェースを操作して、携帯電話端末11が保持している撮像画像データを、当該テレビ受信機12の大画面12Aに表示するように指示した場合である。
この図10の例においては、前述の実施形態と同様に、テレビ受信機12は、携帯電話端末11が送出する画像コンテンツのデータのフォーマットをサポートしていない。そして、パソコン13が、携帯電話端末11が送出する画像コンテンツのデータのフォーマットを、テレビ受信機12がサポートする画像データのデータフォーマットに変換する機能を備えている。
この図10の例では、コンテンツ利用装置の実施形態であるテレビ受信機12は、ネットワーク10を通じて、携帯電話端末11およびパソコン13のそれぞれから、前述の(A)〜(E)の5個の情報を取得し、以下に説明するような処理を実行する。
図10においても、図2の例の場合と同様に、(1)〜(8)の数字が付されたコメントは、当該数字の順番に行なわれる処理の内容の示している。
[テレビ受信機12(コンテンツ利用装置の実施形態)の処理動作]
次に、図10の(1)〜(8)までの処理手順を行なう場合における、コンテンツ利用装置の実施形態としてのテレビ受信機12が行う処理動作を、図11、図12のフローチャートを参照しながら説明する。
次に、図10の(1)〜(8)までの処理手順を行なう場合における、コンテンツ利用装置の実施形態としてのテレビ受信機12が行う処理動作を、図11、図12のフローチャートを参照しながら説明する。
前述したように、テレビ受信機12などネットワーク10に接続されている電子機器は、前記(A)〜(C)の情報を、ネットワーク10に各電子機器が接続されたときに取得する。そこで、テレビ受信機12は、ユーザからの要求に応じて、画像データやオーディオデータを提供(送出)するDMSの機能を持つ電子機器が提供するコンテンツの一覧を含むユーザインターフェースをユーザに提供する。
この例においては、ユーザは、テレビ受信機12の画面に表示されたユーザインターフェースを通じて、携帯電話端末11が保持する撮像画像コンテンツを選択指示して、そのコンテンツをテレビ受信機12の大画面12Aに表示する指示をする。すると、テレビ受信機12のマイクロコンピュータは、プログラムメモリに記憶されている前述したコントローラのソフトウエアプログラムに従い、以下に説明するような処理を実行する。
先ず、テレビ受信機12は、撮像画像を提供する携帯電話端末11に、提供される撮像画像コンテンツのデータフォーマットをネットワーク10を通じて問い合わせる(ステップS201)。この問い合わせは、図10の「(1)フォーマット情報の照会」に相当する。
この場合、問い合わせには、テレビ受信機12が既に取得済みの携帯電話端末11のMACアドレスおよびIPアドレスを用いる。以下、各電子機器がネットワーク10を通じた問い合わせを行なう際には、それぞれ既に取得済みの対象機器のMACアドレスおよびIPアドレスを用いるものである。
次に、テレビ受信機12は、携帯電話端末11からのコンテンツのデータフォーマットの情報を受け取り(ステップS202)、自機が当該データフォーマットをサポートしているか否か判別する(ステップS203)。
ステップS203で、テレビ受信機12自身がユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットをサポートしていると判別したときには、テレビ受信機12は、携帯電話端末11に、撮像画像の指定情報と、当該撮像画像の画像データの伝送先情報として、テレビ受信機12の情報(MACアドレスやIPアドレス)を通知する(ステップS204)。
この通知に対しては、携帯電話端末11からは、指定された撮像画像の画像データが送られてくるので、テレビ受信機12は、その撮像画像データを受信し、デコードして、表示画面12Aに表示する(ステップS205)。そして、この処理ルーチンを終了する。
しかし、前述したように、この例では、撮像画像データのデータフォーマットはGIFであり、図3に示したように、テレビ受信機12では、このデータフォーマットをサポートしていない。
そのため、テレビ受信機12は、ステップS203で、ユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットをサポートしていないと判別する。そして、テレビ受信機12は、ネットワーク10上の電子機器の中から、ユーザが画像表示を指示した撮像画像のデータフォーマットを、テレビ受信機12がサポートしているデータフォーマットに変換できる電子機器を探す(ステップS206)。
テレビ受信機12は、ネットワーク10を通じて各電子機器に、それぞれがサポートするデータフォーマットを問い合わせて、各電子機器がサポートするデータフォーマットの情報を図3に示すように取得して、このステップS206での探索の処理を行なう。このステップS206の探索処理は、図10の「(2)フォーマット変換可否の照会」に相当する。
そして、その探索の結果、上記のデータフォーマットの変換が可能な電子機器(以下、該当機器という)がネットワーク10上にあるか否か判別する(ステップS207)。そして、このステップS207で、該当機器がネットワーク10上にないと判別したときには、テレビ受信機12は、再生不可能であることを表示画面や音声により、ユーザに通知する(ステップS208)。そして、この処理ルーチンを終了する。
次に、ステップS207で、該当機器がネットワーク10上にあると判別したときには、テレビ受信機12は、該当機器にサポートする機能を問い合わせる(ステップS211)。図2および図3の例では、該当機器は、パソコン13である。
ステップS211の次には、テレビ受信機12は、該当機器からサポートする機能の情報を受信し(ステップS212)、その受信した情報を参照して、該当機器が画像データを他の機器に送信する機能を備えるか否か判別する(ステップS213)。
ステップS213で、該当機器が画像データを他の機器に送信する機能を備えていないと判別したときには、テレビ受信機12は、ステップS208に進み、再生不可能であることをユーザに通知する。
ステップS213で、該当機器が画像データを他の機器に送信する機能を備えていると判別したときには、テレビ受信機12は、該当機器に、データフォーマット変換前の画像データのデータ伝送元情報を送る。また、テレビ受信機12は、該当機器に、データフォーマット変換後のデータ伝送先情報を送る(ステップS214)。このステップS214の処理は、図10の「(3)フォーマット変換前のデータ伝送元情報の通知」に相当する。
次に、テレビ受信機12は、携帯電話端末11に対して、画像データの伝送先情報として、該当機器の情報(MAC情報やIPアドレス情報)を通知すると共に、伝送先にデータフォーマットの変換要求を送出するように指示する(ステップS215)。このデータフォーマットの変換要求には、変換前のデータフォーマットと変換後のデータフォーマットとを指示する情報が含まれる。このステップS215の処理は、図10の「(4)フォーマット変換前のデータ伝送先情報の通知」に相当する。
このステップS215の次には、ステップS205に進み、テレビ受信機12は、該当機器であるパソコン13から送られてくる撮像画像データを受信し、デコードして、表示画面12Aに表示する。このステップS205の処理は、図10の「(8)データ表示」に相当する。そして、テレビ受信機12は、この処理ルーチンを終了する。
このとき、携帯電話端末11は、ステップS215でテレビ受信機12から送られる伝送先情報およびデータフォーマット変換要求指示に基づき、伝送先情報により特定される該当機器に、データフォーマット変換要求を送ると共に、画像データを送る。このデータフォーマット変換要求には、前述したように、変換前のデータフォーマットと、変換後のデータフォーマットの情報とが含まれる。この処理は、図10の「(5)フォーマット変換要求とデータ伝送」に相当する。
該当機器(この例ではパソコン13)は、このデータフォーマット変換要求と画像データを受けて、携帯電話端末11から受け取った画像データのデータフォーマット変換処理を行う。この処理は、図10の「(6)フォーマット変換」に相当する。
そして、該当機器(この例ではパソコン13)は、テレビ受信機12から受け取ったデータフォーマット変換後の伝送先情報に示されるテレビ受信機12に、データフォーマット変換後の撮像画像データを送る。この処理は、図10の「(7)フォーマット変換済みのデータ伝送」に相当する。
テレビ受信機12では、前述したように、ステップS205で、画像データを受け取り、当該画像データによる表示画像を表示画面12Aに映出する。
[第3の実施形態における携帯電話端末(コンテンツ送出装置)の処理動作例]
次に、第3の実施形態において、以上のようなテレビ受信機12の処理動作に伴ってなされる携帯電話端末11の処理動作の例を、図13のフローチャートに示す。
次に、第3の実施形態において、以上のようなテレビ受信機12の処理動作に伴ってなされる携帯電話端末11の処理動作の例を、図13のフローチャートに示す。
すなわち、携帯電話端末11は、指定されたコンテンツのデータフォーマットの問い合わせを受信したか否か判別する(ステップS221)。当該問い合わせを受信したと判別したときには、携帯電話端末11は、指定されたコンテンツのデータフォーマットの情報を、問い合わせしてきた機器(この例では、テレビ受信機12)に送信する(ステップS222)。そして、この処理ルーチンを終了する。
また、ステップS221で、指定されたコンテンツのデータフォーマットの問い合わせを受信していないと判別したときには、携帯電話端末11は、ステップS223に進む。ステップS223では、携帯電話端末11は、指定された画像コンテンツのデータフォーマット変換前の画像データの伝送先情報を受信したか否か判別する。なお、前述のステップS215で説明したように、データフォーマット変換前の画像データの伝送先情報の通知には、フォーマット変換要求を伝送先情報の相手先に送るようにする指示を含んでいる。
このステップS223で、指定された画像コンテンツのデータフォーマット変換前の画像データの伝送先情報を受信していないと判別したときには、携帯電話端末11は、ステップS221に戻る。また、ステップS223で、指定された画像コンテンツのデータフォーマット変換前の画像データの伝送先情報を受信したと判別したときには、携帯電話端末11は、ステップS224に進む。
ステップS224では、携帯電話端末11は、受信した伝送先情報を用い、フォーマット変換要求を伝送先情報の相手先に送るようにする指示に基づいて、伝送先(該当機器)に、フォーマット変換要求を送る(ステップS224)。また、携帯電話端末11は、受信した伝送先情報を用い、指定された撮像画像の画像データを送る(ステップS225)。そして、撮像画像データの伝送終了後、この処理ルーチンを終了する。このステップS224およびステップS225の処理は、図10の「(5)フォーマット変換要求とデータ伝送」に相当する。
[第3の実施形態における該当機器(この例ではパソコン)の処理動作例]
次に、第3の実施形態において、以上のような処理動作に伴ってなされる該当機器の例としてのパソコンの処理動作の例を、図14のフローチャートに示す。
次に、第3の実施形態において、以上のような処理動作に伴ってなされる該当機器の例としてのパソコンの処理動作の例を、図14のフローチャートに示す。
先ず、パソコン13は、サポートする機能の問い合わせを受信したか否か判別し(ステップS231)、受信したと判別したときには、自機器がサポートする機能の情報を、問い合わせしてきた装置に伝送する(ステップS232)。そして、この処理ルーチンを終了する。
また、パソコン13は、サポートする機能の問い合わせを受信してはいないと判別したときには、サポートするデータフォーマットの問い合わせを受信したか否か判別する(ステップS233)。ステップS233で、サポートするデータフォーマットの問い合わせを受信したと判別したときには、パソコン13は、サポートするデータフォーマットの情報を、問い合わせしてきた装置に伝送する(ステップS234)。そして、この処理ルーチンを終了する。
ステップS233およびステップS234の処理は、図10における「(1)フォーマット情報の照会」および「(2)フォーマット変換可否の照会」に対応する処理である。
また、パソコン13は、ステップS233で、サポートするデータフォーマットの問い合わせを受信してはいないと判別したときには、ステップS235に進む。このステップS235では、パソコン13は、データフォーマット変換前のデータ伝送元情報と、データフォーマット変換後のデータの伝送先情報を受信したか否か判別する。
そして、それら伝送元情報および伝送先情報を受信してはいないと判別したときには、パソコン13は、ステップS231に戻る。また、伝送元情報および伝送先情報を受信したと判別したときには、パソコン13は、それらの伝送元情報および伝送先情報を一時保持する(ステップS236)。
そして、パソコン13は、データフォーマット変換要求を待つ(ステップS237)。
このステップS237で、データフォーマット変換要求を受信したと判別したときには、パソコン13は、その後、送られてくる画像データのデータフォーマットを、データフォーマット変換要求で指示されたものに変換する。そして、パソコン13は、データフォーマット変換した後のデータを、ステップS236で一時保持した伝送先情報(MACアドレスおよびIPアドレス)を用いて、当該伝送先に送出するようにする(ステップS238)。以上で、この処理ルーチンを終了する。
ステップS238の処理は、図10における「(6)フォーマット変換」および「(7)フォーマット変換済みのデータ伝送」に対応する処理である。
以上のようにして、第3の実施形態においては、コンテンツ利用装置において、ユーザが指示したコンテンツの利用が、自動的になされる。すなわち、ユーザは、単に、コンテンツ利用装置で、選択したコンテンツ送出装置のコンテンツの、コンテンツ利用装置での利用を指示するだけの操作をすればよく、データフォーマットの変換処理は自動的に行なわれるものである。
<その他の実施形態および変形例>
この発明におけるデータフォーマットには、データ圧縮を伴うものと、データ圧縮を伴わないものの両方を含むことは言うまでもない。また、図3に示したデータフォーマットは、単なる例示であって、これに限られるものではないことは言うまでもない。
この発明におけるデータフォーマットには、データ圧縮を伴うものと、データ圧縮を伴わないものの両方を含むことは言うまでもない。また、図3に示したデータフォーマットは、単なる例示であって、これに限られるものではないことは言うまでもない。
上述の実施形態では、ネットワークを通じてデータをやり取りするためのガイドラインとしては、DLNAガイドラインを用いたが、これは一例であり、その他のガイドラインや規格にも、この発明は適用可能である。
11…携帯電話端末(コンテンツ送出装置)、12…テレビ受信機(コンテンツ利用装置)、13…パソコン
Claims (13)
- ネットワーク上に接続される複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための仕様として特定の1つの仕様に準拠するインターフェースを備える複数個の機器が接続される前記ネットワークに接続し、前記仕様に準拠して、複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするためのインターフェース手段と、
ユーザからの、自装置からのコンテンツを、前記ネットワーク上の第1の機器で利用するようにする指示入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で前記指示入力を受け付けたときに、前記コンテンツの送出に先立ち、前記第1の機器が、前記データフォーマットをサポートしているか否かをチェックするチェック手段と、
前記チェック手段で、前記データフォーマットをサポートしていないと判断したときに、前記ネットワーク上に接続されている機器の中で、前記データフォーマットを、前記第1の機器がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出する検出手段と、
前記検出手段で前記第2の機器を検出したとき、前記第2の機器に、前記データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する相手先の情報を伝送する伝送先情報伝送手段と、
前記伝送先情報伝送手段で前記相手先の情報を伝送した後、前記第2の機器に対して前記データフォーマットの変換要求をすると共に、前記第2の機器に、前記コンテンツのデータを前記インターフェース手段を通じて伝送する伝送手段と、
を備えるコンテンツ送出装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ送出装置において、
前記検出手段で前記第2の機器を検出できないときには、ユーザに前記第1の機器での前記コンテンツの利用が不可であることを通知する手段を備える
コンテンツ送出装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ送出装置において、
前記受付手段で前記指示入力を受け付けたときに、前記第1の機器が、前記コンテンツを利用する機能をサポートしているか否かをチェックする別のチェック手段を備え、
前記別のチェック手段で、前記第1の機器が、前記コンテンツを利用する機能をサポートしているときには、前記チェック手段を実行するようにすると共に、前記第1の機器が、前記コンテンツを利用する機能をサポートしていないときには、ユーザに前記第1の機器での前記コンテンツの利用が不可であることを通知する手段を備える
コンテンツ送出装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ送出装置において、
前記チェック手段は、前記第1の機器に対して問い合わせることにより、前記第1の機器が前記データフォーマットをサポートしているかどうかをチェックし、
前記検出手段は、前記ネットワークに接続されている機器のそれぞれに問い合わせることにより、前記第1の機器がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出する
コンテンツ送出装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ送出装置において、
前記ネットワークに接続されている機器のそれぞれから、それぞれの機器がサポートするデータフォーマットに関する情報を予め取得して、記憶部に保持する手段を備え、
前記チェック手段は、前記記憶部に保持されている情報を参照することにより、記第1の機器が前記データフォーマットをサポートしているかどうかをチェックし、
前記検出手段は、前記記憶部に保持されている情報を参照することにより、前記第1の機器がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出する
コンテンツ送出装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のコンテンツ送出装置において、
前記特定の1つの仕様は、DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインに対応する仕様である
コンテンツ送出装置。 - ネットワーク上に接続される複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための仕様として特定の1つの仕様に準拠するインターフェースを備えるコンテンツ送出装置が、ユーザからの、自装置からのコンテンツを、前記ネットワークに接続され、かつ、前記仕様に準拠しているインターフェースを備えるコンテンツ利用装置で利用するようにする指示入力を受け付ける受付工程と、
前記コンテンツ送出装置が、前記受付工程で前記指示入力を受け付けたときに、前記コンテンツの送出に先立ち、前記コンテンツ利用装置が、前記データフォーマットをサポートしているか否かをチェックするチェック工程と、
前記コンテンツ送出装置が、前記チェック工程で、前記データフォーマットをサポートしていないと判断したときに、前記ネットワーク上に接続されている機器の中で、前記データフォーマットを、前記コンテンツ利用装置がサポートするデータフォーマットに変換できる別の機器を検出する検出工程と、
前記コンテンツ送出装置が、前記検出工程で前記別の機器を検出したとき、前記別の機器に、前記データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する相手先の情報を伝送する伝送先情報伝送工程と、
前記コンテンツ送出装置が、前記伝送先情報伝送工程で、前記別の機器に前記相手先の情報を伝送した後、前記別の機器に対して前記データフォーマットの変換要求をすると共に、前記別の機器に、前記コンテンツのデータを前記ネットワークを通じて伝送する伝送工程と、
を備えるコンテンツ伝送方法。 - ネットワーク上に接続される複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための仕様として特定の1つの仕様に準拠するインターフェースを備える複数個の機器が接続される前記ネットワークに接続し、前記仕様に準拠して、複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための第1のインターフェース手段と、
前記仕様に準拠する第2のインターフェース手段を備える第1の機器からのコンテンツを利用する機能手段と、
ユーザからの、前記第1の機器からのコンテンツを、自装置で利用するようにする指示入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で前記指示入力を受け付けたときに、前記第1の機器からの前記コンテンツの利用に先立ち、前記第1の機器からの前記コンテンツのデータフォーマットをチェックするチェック手段と、
前記チェック手段で、自装置が、前記データフォーマットをサポートしていないと判断したときに、前記ネットワーク上に接続されている機器の中で、前記データフォーマットを、前記自装置がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出する検出手段と、
前記検出手段で前記第2の機器を検出したとき、前記第2の機器に、前記データフォーマット変換前のコンテンツのデータの伝送元の情報を伝送すると共に、前記データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する相手先の情報を伝送する第1の伝送用情報伝送手段と、
前記検出手段で前記第2の機器を検出したとき、前記第1の機器に対して、前記コンテンツのデータを伝送する相手先の情報として前記第2の機器の情報を伝送すると共に、前記相手先にデータフォーマット変換要求を送るように指示する第2の伝送用情報伝送手段と、
を備え、
前記第2の機器から前記ネットワークを通じて送られてくる前記データフォーマットの変換後の前記コンテンツのデータを前記インターフェース手段を通じて受信して、前記機能手段により処理を行なうようにしたコンテンツ利用装置。 - 請求項8に記載のコンテンツ利用装置において、
前記検出手段で前記第2の機器を検出できないときには、ユーザに前記第1の機器からの前記コンテンツの利用が不可であることを通知する手段を備える
コンテンツ利用装置。 - 請求項8に記載のコンテンツ利用装置において、
前記チェック手段は、前記第1の機器に対して問い合わせることにより、前記第1の機器からの前記コンテンツの前記データフォーマットをチェックし、
前記検出手段は、前記ネットワークに接続されている機器のそれぞれに問い合わせることにより、前記自装置がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出する
コンテンツ利用装置。 - 請求項8に記載のコンテンツ利用装置において、
前記ネットワークに接続されている機器のそれぞれから、それぞれの機器がサポートするデータフォーマットに関する情報を予め取得して、記憶部に保持する手段を備え、
前記チェック手段は、前記記憶部に保持されている情報を参照することにより、記第1の機器の前記コンテンツの前記データフォーマットをチェックし、
前記検出手段は、前記記憶部に保持されている情報を参照することにより、前記自装置がサポートするデータフォーマットに変換できる第2の機器を検出する
コンテンツ利用装置。 - 請求項8〜請求項11のいずれかに記載のコンテンツ利用装置において、
前記特定の1つの仕様は、DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインに対応する仕様である
コンテンツ利用装置。 - ネットワーク上に接続される複数個の機器間でコンテンツのやり取りをするための仕様として特定の1つの仕様に準拠するインターフェースを備えるコンテンツ利用装置が、ユーザからの、コンテンツ送出装置からのコンテンツを、自装置で利用するようにする指示入力を受け付ける受付工程と、
前記コンテンツ利用装置が、前記受付工程で前記指示入力を受け付けたときに、前記コンテンツ送出装置からの前記コンテンツの利用に先立ち、前記コンテンツ送出装置からの前記コンテンツのデータフォーマットをチェックするチェック工程と、
前記コンテンツ利用装置が、前記チェック工程で、自装置が、前記データフォーマットをサポートしていないと判断したときに、前記ネットワーク上に接続されている機器の中で、前記データフォーマットを、前記自装置がサポートするデータフォーマットに変換できる別の機器を検出する検出工程と、
前記コンテンツ利用装置が、前記検出工程で前記第2の機器を検出したとき、前記別の機器に、前記データフォーマット変換前のコンテンツのデータの伝送元の情報を伝送すると共に、前記データフォーマットの変換後のコンテンツのデータを伝送する相手先の情報を伝送する第1の伝送用情報伝送工程と、
前記コンテンツ利用装置が、前記検出工程で前記別の機器を検出したとき、前記コンテンツ送出装置に対して、前記コンテンツのデータを伝送する相手先の情報として前記コンテンツ利用装置の情報を伝送すると共に、前記相手先にデータフォーマット変換要求を送るように指示する第2の伝送用情報伝送工程と、
を備え、
前記コンテンツ利用装置が、前記コンテンツ使用装置から前記ネットワークを通じて送られてくる前記データフォーマットの変換後の前記コンテンツのデータを前記ネットワークを通じて受信し、受信した前記コンテンツのデータを利用処理するようにしたコンテンツ伝送方法。
Priority Applications (1)
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JP2008213724A JP2010049525A (ja) | 2008-08-22 | 2008-08-22 | コンテンツ送出装置、コンテンツ利用装置およびコンテンツ伝送方法 |
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2008
- 2008-08-22 JP JP2008213724A patent/JP2010049525A/ja active Pending
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