JP2010048943A - 可搬型放射線検出器 - Google Patents

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直行 西納
Yutaka Yoshida
豊 吉田
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恭義 大田
Keiji Tsubota
圭司 坪田
Takeshi Kamiya
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Abstract

【課題】装置を大型化することなく、電子部品へ与えるアンテナの電磁波の影響を低減する。
【解決手段】筐体20の外側に配置された取っ手11にアンテナ53を設ける。これにより、筐体20に収容された放射線検出パネル等の電子部品との距離が確保されている。このため、アンテナの電磁波の影響を低減できる。また、アンテナ53は、取っ手11に設けられているので、アンテナを配置するための専用部材を別途設けることを必要とせず、装置の部品点数が増加せず、装置の小型化が図れる。
【選択図】図3

Description

本発明は、持ち運びが可能な可搬型放射線検出器に関する。
可搬型放射線検出器としては、特許文献1に開示される放射線画像撮影装置が公知である。
特許文献1には、無線通信の電磁波が、放射線画像撮影装置の電子回路にノイズとして影響してしまい、画質劣化をきたす問題が指摘されている。
特許文献1の放射線画像撮影装置では、その裏面に指向性を持たせたアンテナを配置することにより、機器への電磁波の回り込みを軽減している。
特開2003−210444号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、アンテナが放射線画像撮影装置に内蔵され、電子回路の近傍に配置されており、指向性制御のみでは十分な効果が期待できないばかりか、指向性を有するアンテナは大型となり、放射線画像撮影装置自身の小型化の妨げになる。また、ケーブルでアンテナ距離をかせぐことも提案されているが、ケーブル含めアンテナがますます肥大化する。
本発明は、上記事実を考慮し、装置を大型化することなく、電子部品へ与えるアンテナの電磁波の影響を低減することを目的とする。
本発明の請求項1に係る可搬型放射線検出器は、放射線を検出する放射線検出部が内部に収容された筐体と、前記筐体の外側に配置され、前記筐体と一体化された構成部材と、前記構成部材に設けられ、放射線画像の画像データを無線通信するためのアンテナと、を備えている。
この構成によれば、筐体の外側に配置された構成部材に、アンテナが設けられているため、筐体の内部に収容された放射線検出部を構成する電子部品等との距離が確保されるので、電子部品へ与えるアンテナの電磁波の影響を低減できる。
また、アンテナは、筐体と一体化された構成部材に設けられているので、追加部品を必要とせず、装置構成がコンパクトになる。
従って、請求項1の構成によれば、装置を大型化することなく、電子部品へ与えるアンテナの電磁波の影響を低減することができる。
本発明の請求項2に係る可搬型放射線検出器は、請求項1に記載の構成において、前記構成部材は、前記筐体から引き出されて前記アンテナと前記筐体とを離す。
この構成によれば、構成部材は、筐体から引き出されてアンテナと筐体とが離れるので、筐体の内部に収容された放射線検出部を構成する電子部品等との距離が長くなり、電子部品へ与えるアンテナの電磁波の影響をさらに低減できる。
本発明の請求項3に係る可搬型放射線検出器は、請求項1に記載の構成において、前記構成部材は、一端部が前記筐体に回動可能に設けられ、他端部が前記一端部を回動中心にして前記筐体から開き離れて前記アンテナと前記筐体とを離す。
この構成によれば、構成部材は、他端部が一端部を回動中心にして筐体から開き離れてアンテナと筐体とが離れるので、筐体の内部に収容された放射線検出部を構成する電子部品等との距離が長くなり、電子部品へ与えるアンテナの電磁波の影響をさらに低減できる。
本発明の請求項4に係る可搬型放射線検出器は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、前記構成部材は、持ち運ぶ際に把持するための把持部である。
請求項4の構成は、構成部材が持ち運ぶ際に把持するための把持部であり、アンテナを配置するための専用部材を別途設ける構成ではないので、装置の部品点数が増加せず、装置の小型化が図れる。
本発明の請求項5に係る可搬型放射線検出器は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、前記構成部材は、前記筐体を自立させる自立脚である。
請求項5の構成は、構成部材が筐体を自立させる自立脚であり、アンテナを配置するための専用部材を別途設ける構成ではないので、装置の部品点数が増加せず、装置の小型化が図れる。
本発明の請求項6に係る可搬型放射線検出器は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成において、放射線が照射される側とは反対側である前記筐体の背面に、電波吸収体が配置されている。
電波吸収体が電波吸収することにより、電子部品へ与えるアンテナの電磁波の影響を効果的に低減できる。
本発明は、上記構成としたので、装置を大型化することなく、電子部品へ与えるアンテナの電磁波の影響を低減できる。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(本実施形態に係る電子カセッテの構成)
まず、可搬型放射線検出器の一例としての電子カセッテの構成を説明する。図1は、放射線画像撮影時における電子カセッテの配置を示す概略図である。図2は、電子カセッテの内部構造を示す概略斜視図である。図3は、電子カセッテ12の概略構成を模式的に示すブロック図である。
本実施形態に係る電子カセッテ12は、可搬性を有し、被写体を透過した放射線源からの放射線を検出し、その検出した放射線により表わされる放射線画像の画像情報を生成し、その生成した画像情報を記憶可能な放射線撮影装置であり、具体的には以下に示すように構成されている。なお、電子カセッテ12は、生成した画像情報を記憶しない構成であっても良い。
図1に示すように、電子カセッテ12は、放射線画像の撮影時において、放射線を発生させる放射線源としての放射線発生部14と間隔を空けて配置される。このときの放射線発生部14と電子カセッテ12との間は、被写体としての被験者16が位置するための撮影位置とされており、放射線画像の撮影が指示されると、放射線発生部14は予め与えられた撮影条件等に応じた放射線量の放射線を射出する。放射線発生部14から射出された放射線は、撮影位置に位置している被験者16を透過することで画像情報を担持した後に電子カセッテ12に照射される。
図2に示すように、電子カセッテ12は、放射線Xを透過させる材料から成り、所定の厚みを有する平板状の筐体20を備えている。筐体20内には、筐体20のうち放射線Xが照射される照射面22側から順に、被験者16を透過することに伴って生ずる放射線Xの散乱線を除去するグリッド24、被験者16を透過した放射線発生部14からの放射線を検出する放射線検出器の一例としての放射線検出パネル26、及び放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板28が収容されている。
電子カセッテ12の放射線検出パネル26は、図3に示すTFTアクティブマトリクス基板32上に、放射線を吸収して電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成り、放射線が照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線を電荷へ変換する。
なお、放射線検出パネル26は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換するX線−電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)を用いて間接的に電荷に変換しても良い。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)が良く知られている。この場合、蛍光材料によってX線−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行なう。
また、TFTアクティブマトリクス基板32上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量34と、蓄積容量34に蓄積された電荷を読み出すためのTFT36とを備えた画素部40(図3では個々の画素部40に対応する光電変換層を光電変換部38として模式的に示している)がマトリクス状に多数個配置されており、電子カセッテ12への放射線の照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部40の蓄積容量34に蓄積される。これにより、被写体を透過して電子カセッテ12に照射された放射線により表される放射線画像は、電荷による画像情報へ変換されて放射線検出パネル26に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板32には、一定方向(行方向)に延設され個々の画素部40のTFT36をオンオフさせるための複数本のゲート配線42と、ゲート配線42と直交する方向(列方向)に延設されオンされたTFT36を介して蓄積容量34から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線44とが設けられている。個々のゲート配線42はゲート線ドライバ46に接続されており、個々のデータ配線44は信号処理部48に接続されている。
個々の画素部40の蓄積容量34に電荷が蓄積されると、個々の画素部40のTFT36は、ゲート線ドライバ46からゲート配線42を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT36がオンされた画素部40の蓄積容量34に蓄積されている電荷は、電荷信号としてデータ配線44を伝送されて信号処理部48に入力される。従って、個々の画素部40の蓄積容量34に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
信号処理部48は、個々のデータ配線44毎に設けられた増幅器及びサンプルホールド回路を備えており、個々のデータ配線44を伝送された電荷信号は増幅器で増幅された後にサンプルホールド回路に保持される。
また、サンプルホールド回路の出力側には、マルチプレクサと、画像情報を担持した電気信号を変換する電気信号変換部の一例としてのA/D変換器48Aとが、順に接続されている。個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号は、マルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、A/D変換器48Aによって、アナログ電気信号がデジタル電気信号に変換される。
信号処理部48には画像メモリ50が接続されており、信号処理部48のA/D変換器48Aから出力された画像情報は画像メモリ50に順に記憶される。画像メモリ50は複数フレーム分の画像情報を記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られた画像情報が画像メモリ50に順次記憶される。
また、電子カセッテ12は、放射線画像の画像データを表示装置15との間で無線により送受信するための無線通信部52と、放射線検出パネル26を制御する制御部の一例としての装置全体の動作を制御する制御部58と、を備えている。
無線通信部52は、画像メモリ50に記憶された画像データを画像メモリ50から取得して、この画像データの送受信がアンテナ53を介してなされる。
なお、表示装置15は、入力手段としてのキーボードやマウス、表示手段としてのディスプレイ、CPU、ROM、RAM等を含むPC(パーソナルコンピュータ)で構成されている。また、電子カセッテ12との間でデータの送受信を行うための通信部を備えている。
制御部58は、電子カセッテ12全体の制御を司るCPU、各種の処理プログラムを記憶した記憶媒体としてのROM、ワークエリアとしてデータを一時格納するRAM、各種情報が記憶された記憶手段としてのメモリを含んだマイクロコンピュータ等で構成されている。
なお、制御部としては、装置全体の動作を制御するものに限られず、装置の構成部の一部の動作を制御するものであっても良い。
また、電子カセッテ12は、放射線検出パネル26を含む構成部の少なくとも一部へ電力を供給する電源部として、電子カセッテ12を動作させるために各種回路・素子の構成部へ電力を供給する電源部54を備えている。
また、電源部54は、電子カセッテ12の可搬性を損なわないように、電源部54によって供給される電力を蓄電する蓄電部としてのバッテリ(充電可能な二次電池)を備えている。
電源部54によって供給される電力を蓄電する蓄電部としては、充電可能な二次電池に限られず、ニッケル水素・リチウムイオン・鉛蓄電池・キャパシタなどを用いても良い。
また、電源部としては、本実施形態のように、装置全体の構成部に電力を供給するものに限られず、装置の一部の構成部に電力を供給するものであっても良い。また、複数の電源部を有する構成であってもよい。
また、電子カセッテ12の筐体20は、図3に示すように、平面視にて、すなわち放射線が照射される側(被験者16が配置される側)から見て外縁に4辺(4本の直線)21A、21B、21C、21Dを有する形状、具体的には、四辺形状(四角形状)をしている。より具体的には、電子カセッテ12の筐体20は、長方形状をしている。なお、電子カセッテ12は、角が丸くなった形状をしていても良い。
筐体20には、辺21Aを構成する側面20Aと、辺21Bを構成する側面20Bと、辺21Cを構成する側面20Cと、辺21Dを構成する側面20Dとが形成されている。
また、TFTアクティブマトリクス基板32(検出領域)も電子カセッテ12の形状と同様とされており、平面視にて、すなわち放射線が照射される側(被験者16が配置される側)から見て外縁に4辺(4本の直線)32A、32B、32C、32Dを有する形状、具体的には、四辺形状(四角形状)をしている。より具体的には、TFTアクティブマトリクス基板32(検出領域)は、長方形状をしている。
(電子カセッテ12の筐体20に設けられた把持部及びその把持部に配置されたアンテナ)
次に、電子カセッテ12の筐体20に設けられた把持部及びその把持部に配置されたアンテナについて説明する。
電子カセッテ12の筐体20には、図3に示すように、電子カセッテ12を取り扱う者が把持可能な把持部の一例として、電子カセッテ12を持ち運ぶための取っ手11が設けられている。
この取っ手11は、U字型形状とされており、一端部及び他端部が筐体20に接続されている。また、取っ手11は、筐体20に一体化されており、筐体20から取り外しできないようになっている。取っ手11と筐体20との間には、取っ手11を把持する際に指を通すための空間11Aが形成されている。
なお、把持部としては、T字型の形状、コの字の型形状、丸型等の穴開き形状等であってもよく、把持部として機能する形状であればよい。また、把持部としては、筐体20に貫通して形成された孔によって構成されていてもよい。
さらに、把持部としては、非貫通とされた構成、すなわち、手(指等の手の一部)を差し込む空間を有さない構成であってもよく、例えば、手(指等の手の一部)を引っ掛けるための凹部が形成された把持部や把持可能な凸部が形成された把持部などであっても良い。
取っ手11には、電磁波エネルギーを空中に発射すると共に、電磁波エネルギーを空中から受け取るアンテナ53が設けられている。アンテナ53は、無線通信部52に接続されており、無線通信部52に格納された画像データの送受信に用いられる。
さらに、取っ手11は、図4に示すように、一端部及び他端部が筐体20から引き出し可能に設けられている。一端部及び他端部はその一部が筐体20に収納されている。
取っ手11が筐体20から引き出され、収容されていた一端部及び他端部が筐体20の外側に引き出される。これにより、元より筐体20の外側に出ていた部分(手で把持する部分など)が筐体20から遠ざかる。また、指を通す空間11Aが拡大する。
アンテナ53は、元より筐体20の外側に出ていた部分に配置されており、取っ手11が引き出されることにより、筐体20から離れるようになっている。
なお、取っ手11は筐体20から引き出されずに、筐体20との距離が変化しない構成であってもよい。
(本実施形態に係る電子カセッテ12の作用)
次に、本実施形態に係る電子カセッテ12の作用を説明する。
本実施形態に係る電子カセッテ12では、撮影された放射線画像の画像データが、無線通信部52により、表示装置15との間で無線による送受信が行われる。
この無線通信に用いられるアンテナ53より発射される電磁波エネルギーが、電子部品にノイズとして影響を与えることが考えられる。
しかしながら、本実施形態では、筐体20の外側に配置された取っ手11にアンテナ53が設けられており、筐体20に収容された放射線検出パネル26等の電子部品との距離が確保されている。これにより、アンテナの電磁波の影響を低減できる。
また、アンテナ53は、取っ手11に設けられているので、アンテナ53を配置するための専用部材を別途設けることを必要とせず、装置の部品点数が増加せず、装置の小型化が図れる。
また、取っ手11を筐体20から引き出してアンテナ53と筐体20とを離すことができるので、筐体20の内部に収容された放射線検出パネル26等の電子部品との距離が長くなり、アンテナ53の電磁波の影響をさらに低減できる。
(アンテナ53が設けられる構成部材としての自立脚13)
アンテナ53が設けられる構成部材としては、取っ手11に限られず、筐体20に設けられた自立脚13であってもよい。以下、筐体20に設けられた自立脚13について説明する。
また、電子カセッテ12の筐体20には、図5に示すように、自立脚13が設けられている。
この自立脚13は、一端部がヒンジ33によって筐体20に回動可能に連結されており、連結端部13Aとなっている。この連結端部13Aは、放射線Xが照射される照射面22(放射線検出パネル26の検出面)とは反対側の筐体20の背面に連結されている。
他端部は、連結端部13Aを特定の角度、回動させることにより、筐体20から接離する自由端部13Bとなっている。この自由端部13Bが、図5に示すように、筐体20から特定間隔離れ、筐体20を支持する脚として用いられる。連結端部13Aは、筐体20の側面20D側に配置され、自由端部13Bは、筐体20の側面20B側に配置されている。
筐体20の側面20B及び自立脚13の自由端部13Bを下にして、筐体20を自立させることにより、放射線検出パネル26の検出面が側方に向けられる。従って、図6に示すように、撮影台100に横たわる被験者16の側方の撮影台100上に電子カセッテ12を置き、被験者16を挟むように、放射線発生部14を電子カセッテ12に対向配置することで、側方からの撮影が可能となる。
また、筐体20には、自立脚13を収容するための凹部35が形成されており、自立脚13は、使用しない場合において、凹部35に収容することができる。
自立脚13には、電磁波エネルギーを空中に発射すると共に、空中から受け取るアンテナ53が設けられている。アンテナ53は、無線通信部52に接続されており、無線通信部52に格納された画像データの送受信に用いられる。
アンテナ53は、筐体20より遠い位置に配置されることが望ましく、自立脚13の自由端部13B側に配置されることが好ましい。
なお、自立脚13に替えて、図7に示すように、撮影台100上に対して横長に配置する横向き(図7に示す向き)及び撮影台100に対して縦長に配置する縦向きにおいても筐体20を自立可能にする自立脚15を設ける構成であってもよい。
図6に示すように、筐体20の長辺である辺21Bを構成する側面20Bを下にして筐体20を横向きで自立させる場合には、自立脚15の自由端部の一方の面15Aにより筐体20が支持される。
筐体20の短辺である辺21Aを構成する側面20Aを下にして筐体20を自立させる場合には、自立脚15の自由端部の他方の面15Bにより筐体20が支持される。
これにより、撮影する部位が縦長か横長かによって、電子カセッテ12の向きを変えることができる。
(自立脚13における作用)
次に、自立脚13における作用を説明する。
本実施形態に係る電子カセッテ12では、撮影された放射線画像の画像データが、無線通信部52により、表示装置15との間で無線による送受信が行われる。
この無線通信に用いされるアンテナ53より発射される電磁波エネルギーが、電子部品にノイズとして影響を与えることが考えられる。
しかしながら、本実施形態では、筐体20の外側に配置された自立脚13にアンテナ53が設けられており、筐体20に収容された放射線検出パネル26等の電子部品を有する構成部との距離が確保されている。これにより、アンテナの電磁波の影響を低減できる。
また、アンテナ53は、自立脚13に設けられているので、アンテナを配置するための専用部材を別途設けることを必要とせず、装置の部品点数が増加せず、装置の小型化が図れる。
また、自立脚13の自由端部を筐体20から開いてアンテナ53と筐体20とを離すことができるので、筐体20の内部に収容された放射線検出パネル26等の電子部品との距離が長くなり、アンテナ53の電磁波の影響をさらに低減できる。
なお、筐体20の背面側(凹部35を含む)には、図10に示すように、電波を吸収する電波吸収体55を設けてもよい。この構成では、電波吸収体55は、アンテナ53が設けられた自由端部13Bと筐体20との間に配置されており、自立脚13の自由端部13Bが移動した後においても電波吸収体55はアンテナ53と筐体20との間に位置する。このため、電波吸収体55が電波を吸収することにより、筐体20の内部に収容された放射線検出パネル26等の電子部品への電磁波の影響が効果的に低減できる。
(自立脚13の変形例)
上記の自立脚13に替えて、図8及び図9に示すように、電子カセッテ12を取り扱う者が把持可能な把持部と兼用となった自立脚17を設けても良い。
自立脚17には、電子カセッテ12を取り扱う者の指を通すことが可能な開口部37が形成されており、この開口部37に指を通して自立脚17を把持することができる。
自立脚17は、一端部が回動可能に連結されており、連結端部となっている。連結端部は、筐体20の外縁部に連結されている。筐体20の中央部には、自立脚17を収容するための凹部23が形成されている。
連結端部を回動中心にして、他端部である自由端部を凹部23側へ回動させることにより、自立脚17が凹部23に収容される。
凹部23に収容された自立脚17を、例えば180度回動させて凹部23とは反対側に移動させることにより、自立脚17を把持部として用いることが可能となる。図9に示すように、自立脚17の開口部37に指を通して自立脚17を把持し、電子カセッテ12を持ち運ぶことが可能となる。
また、凹部23に収容された自立脚17を、例えば90度回動させて筐体20の側面20Bと、同一面上に自立脚17の側面17Aを位置させ、図8に示すように、筐体20の側面20Bと自立脚17の側面17Aを下にして、電子カセッテ12を自立させることが可能となる。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
図1は、放射線画像撮影時における電子カセッテの配置を示す概略図である。 図2は、電子カセッテの内部構造を示す概略斜視図である。 図3は、電子カセッテの概略構成を模式的に示すブロック図である。 図4(A)は、取っ手を筐体から引き出す前の状態を示し、図4(B)は、取っ手を筐体から引き出した後の状態を示す図である。 図5は、筐体に設けられた自立脚の構成を示す概略斜視図である。 図6は、自立された電子カセッテで被験者の側方から撮影する状態を示す概略斜視図である。 図7は、筐体を横向き及び縦向きに自立させることが可能な自立脚の構成を示す概略斜視図である。 図8は、変形例に係る自立脚の構成を示す概略斜視図である。 図9は、変形例に係る自立脚を把持部として用いた場合を示す概略斜視図である。 図10は、筐体に電波吸収体が設けられた構成を示す概略斜視図である。
符号の説明
11 取っ手(把持部、構成部材)
12 電子カセッテ(可搬型放射線検出器)
13 自立脚(構成部材)
15 自立脚(構成部材)
17 自立脚(構成部材)
20 筐体
26 放射線検出パネル(放射線検出部)
53 アンテナ

Claims (6)

  1. 放射線を検出する放射線検出部が内部に収容された筐体と、
    前記筐体の外側に配置され、前記筐体と一体化された構成部材と、
    前記構成部材に設けられ、放射線画像の画像データを無線通信するためのアンテナと、
    を備えた可搬型放射線検出器。
  2. 前記構成部材は、前記筐体から引き出されて前記アンテナと前記筐体とを離す請求項1に記載の可搬型放射線検出器。
  3. 前記構成部材は、一端部が前記筐体に回動可能に設けられ、他端部が前記一端部を回動中心にして前記筐体から開き離れて前記アンテナと前記筐体とを離す請求項1に記載の可搬型放射線検出器。
  4. 前記構成部材は、持ち運ぶ際に把持するための把持部である請求項1〜3のいずれか1項に記載の可搬型放射線検出器。
  5. 前記構成部材は、前記筐体を自立させる自立脚である請求項1〜3のいずれか1項に記載の可搬型放射線検出器。
  6. 放射線が照射される側とは反対側である前記筐体の背面に、電波吸収体が配置された請求項1〜5のいずれか1項に記載の可搬型放射線検出器。
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