JP2010197679A - 放射線画像取得システム及び放射線画像検出カセッテ - Google Patents

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Abstract

【課題】カセッテにおける良好な無線通信を可能にするとともにカセッテの電力消費を抑えること。
【解決手段】カセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bのいずれかの検出箇所にセットされたことをカセッテ6内の加速度センサ68により検出する。そして加速度センサ68によりセットされたことを検出した後、コントローラ5は複数のアンテナ4A、4Bのうち通信状態が良いアンテナを選択し、選択したアンテナを用いてカセッテ6から無線で送信された放射線画像データを受信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、放射線画像取得システム及び放射線画像検出カセッテに関する。
医療診断の場において、CR(Computed Radiography)カセッテに内蔵された蛍光体プレートを励起光で走査することにより放射線画像データを読み取る読取装置と、当該読取装置で読み取られた放射線画像データを取得する制御装置(コンソール)とを用いたCRシステムが実用化されている(特許文献1参照)。
更に、上述したCRカセッテに代わり、基板上に2次元的に配列された放射線検出素子を内蔵し、当該放射線検出素子に照射された放射線量に応じた電気信号を出力することが可能なFPD(Flat Panel Detector)が提案されている。このFPDを用いれば、励起光を照射して放射線画像を読み取る読取装置を必要とせず、直接的に放射線画像のデータを得ることが出来る。その結果、CRシステムよりもシステム自体を小型化することが可能となり、また撮影作業も円滑となる。
このFPDは放射線撮影室に設置されているものがあるが、より迅速且つ広範囲な部位の撮影を可能とするため、可搬型で無線通信を可能とするカセッテ型のFPDが提案されている(特許文献2参照)。
FPDで採用される無線通信は、数GHzのUWB(Ultra Wide Band;超広帯域)を利用するものであり、他の医療機器に影響を与えないレベルの小出力による通信である。カセッテ型のFPDは、撮影台に設けられたカセッテ収容部に装填されて撮影に供されることが多いことから、カセッテ収容部を構成する部材や撮影される被写体により電波が遮蔽されてしまい、無線通信が阻害される場合がある。
そこで、無線通信の阻害を考慮し、カセッテ型のFPDにおいて適切に無線通信を行う技術が提案されている。特許文献3に記載された技術は、カセッテに無線通信用の複数のアンテナを設置し、無線通信の状態を常時監視するという技術である。特許文献3に記載された技術によれば、カセッテにおける複数のアンテナと、コンソール(カセッテから送信される放射線画像データを受信するものである)との間の通信状態を常時監視し、複数のアンテナの中から通信状態が良好なアンテナを選択して無線通信を行うため、良好に無線通信を行うことが出来る。
特開2002−158820号公報 特開2002−248095号公報 国際公開第2006/101231号パンフレット
しかし、特許文献3に記載された技術では、複数のアンテナの中から通信状態が良好なアンテナを選択するために、複数のアンテナを駆動するデバイスを常時ONして、複数のアンテナとコンソールとの間を常時通信している状態にする必要がある。つまり、良好な通信状態を確保するために、複数のアンテナを駆動するデバイスを常時ONすることによりカセッテ内で多くの電力を消費してしまい、カセッテの駆動時間が短くなってしまう等の問題が発生してしまう。
そこで、本発明の目的は、カセッテにおける良好な無線通信を可能にするとともにカセッテの電力消費を抑える放射線画像取得システム及び放射線画像検出カセッテを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る放射線画像取得システムは、
被写体を透過した放射線を検出して放射線画像データを取得するデータ取得部と、当該データ取得部により取得した放射線画像データを無線で送信する送信部と、を備える可搬型の放射線画像検出カセッテと、
複数のアンテナに接続され、前記送信部により無線で送信された放射線画像データを受信する受信部と、
前記放射線画像検出カセッテが検出箇所にセットされたことを検出する検出部と、
を有し、
前記放射線画像検出カセッテが検出箇所にセットされたことを前記検出部が検出した後、前記受信部は前記複数のアンテナのうち前記送信部との通信状態が良いアンテナを選択し、選択したアンテナを用いて前記送信部により無線で送信された放射線画像データを受信することを特徴とするものである。
また、本発明に係る放射線画像検出カセッテは、
被写体を透過した放射線を検出して放射線画像データを取得するデータ取得部と、
複数のアンテナに接続された受信部に対し、前記データ取得部により取得した放射線画像データを無線で送信する送信部と、
放射線画像検出カセッテが検出箇所にセットされたことを検出する検出部と、
を有することを特徴とするものである。
本発明に係る放射線画像取得システム及び放射線画像検出カセッテによれば、カセッテにおける良好な無線通信を可能にするとともにカセッテの電力消費を抑えることが出来る。
放射線撮影装置を示す概略図である。 放射線画像取得システムを示す概略図である。 コントローラとアクセスポイントの要部構成を示すブロック図である。 カセッテの要部構成を示すブロック図である。 コンソールの要部構成を示すブロック図である。 最適なアンテナを選択する動作を示すフローチャート図である。 臥位撮影台の周辺に複数のアンテナが設置された状態を示す説明図である。
[放射線画像取得システム]
本実施形態における放射線画像取得システムについて図1及び図2に基づいて説明する。図1は放射線撮影装置を示す概略図である。図2は放射線画像取得システムを示す概略図である。
図1(a)に示すように、3Aは撮影台として立位撮影台32を用いた放射線撮影装置であり、また、図1(b)に示すように、3Bは臥位撮影台33を用いた放射線撮影装置である。図1(a)、図1(b)において、30A、30Bは放射線照射部、31A、31Bはカセッテ(放射線画像検出カセッテ)6を挿入するカセッテ装着部である。カセッテ6に関する詳しい説明は後述する。カセッテ装着部31A、31Bに装着することにより撮影台に取り付けられたカセッテ6は、放射線照射部30A、30Bから照射して被写体Pを透過した放射線から放射線画像データを取得する。
図2において、2は放射線撮影に関する情報を管理する管理サーバである。4A、4Bは放射線撮影装置3A、3Bの周辺であって特にカセッテ装着部31A、31Bの近傍に設けてセットされたカセッテ6と無線通信を行うためのアンテナである。5はアンテナ4A、4Bに接続され、カセッテ6より無線で送信された放射線画像データを受信するコントローラ(受信部)である。7はカセッテ6により取得された放射線画像データに画像処理を行う制御端末として機能するコンソールである。
管理サーバ2、アンテナ4A、4B、コントローラ5、コンソール7は相互にネットワークNを通じて接続可能としている。なお、ここでは図示してないが、放射線画像取得システム1は、被写体診断情報や会計情報を一元管理するHIS(Hospital Information System)や放射線診療の情報を管理するRIS(Radiology Information System)とネットワークNを介して接続されている。ネットワークNは、当該システム専用の通信回線であってもよいが、システム構成の自由度が低くなってしまう等の理由のため、イーサネット(登録商標)等の既存の回線である方が好ましい。
[コントローラとアクセスポイント]
図3は、アンテナ4A、4Bと、コントローラ5の要部構成を示すブロック図である。図3に示すように、コントローラ5は、制御部51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、記憶部54、通信部55、電波強度測定部56を備えており、各部はバスを介して接続されている。
制御部51は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、ROM52に格納される所定のプログラムを読み出してRAM53の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行するように構成されている。
記憶部54には、通信部55を経由して取得した放射線画像データが保存される。
電波強度測定部56は、通信部55を介して接続されたアンテナ4A、4Bにおける電波強度を測定するものである。
アンテナ4A、4Bにおいて、41A、41Bはカセッテ6と無線通信する無線通信部であり、42A、42Bはコントローラ5と有線の通信を行う通信部である。無線通信部41A、41Bの無線通信方式としては例えば、無線LAN(例えば、IEEE801.11a/b/g/n)又はUWB規格(例えばCertified Wireless USB)を用いる。
[カセッテ]
図4は、カセッテ6の要部構成を示すブロック図である。同4に示すように、カセッテ6は、制御部61、ROM62、RAM63、撮像パネル64、電源部65、記憶部66、無線通信部67を備え、各部はバスにより接続されている。
制御部61は、例えば、CPU等から構成され、ROM62に記憶されている制御プログラムを読み出してRAM63内に形成されたワークエリアに展開し、当該制御プログラムに従ってカセッテ6の各部を制御する。
ROM62は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御部61で実行される制御プログラム、各種プログラム等を記憶する。
RAM63は、制御部61により実行制御される各種処理において、ROM62から読み出された制御部61で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
撮像パネル(データ取得部)64は、放射線画像データを取得する。撮像パネル64は、例えば、ガラス基板等を有しており、基板上の所定位置には、放射線管球から照射されて少なくとも被写体を透過した放射線をその強度に応じて検出し、検出した放射線を電気信号に変換して蓄積する複数の検出素子がマトリックス状に配列されている。
撮像パネル64としては、図示は省略するが、例えば、放射線を蛍光(光)に変換する放射線光変換層と、放射線光変換層により変換された蛍光を検出して電気信号に変換する光電変換層とを備える間接型のもの、また、放射線光変換層及び光電変換層に替えて、放射線を直接電荷に変換する放射線受光部を有する放射線電気信号変換層を備える直接型のもの等が挙げられる。なお、間接型のものは直接型のもので用いる高圧電源が不要であるため好ましい。
電源部65は、カセッテ6を構成する複数の駆動部(制御部61、撮像パネル64、記憶部66など)に電力を供給する。この電源部65は、例えば充電自在な充電池として構成されており、充電用端子を図示しないクレードルに接続することにより充電することが可能である。
記憶部66は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやRAMから構成され、撮像パネル64に蓄積された電気信号が読み取られることにより取得された、複数回分の撮影に相当する放射線画像データを記憶可能となっている。
無線通信部(送信部)67は、IEEE802.11規格に準拠した無線LANにより、アンテナ4A、4Bを介して、コンソール7との間で各種情報の無線通信を行うものである。
加速度センサ(検出部)68は、例えばX軸方向、Y軸方向の加速度を検出する2軸タイプのものや、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の加速度を検出する3軸タイプのものである。加速度センサ68における出力信号の波形に基づき、カセッテ6が静止状態から運搬状態(ユーザーが運んでいる状態)に変化したことや、カセッテ6が運搬状態から静止状態に変化したことを検出することが出来る。具体的には、カセッテ6の静止状態では加速度センサ68における出力信号の波形のピーク値は低いが、運搬状態に変化すると波形のピーク値が高くなるため、このピーク値の変化を検出することにより、カセッテ6が静止状態から運搬状態(ユーザーが運んでいる状態)に変化したこと等を検出することが出来る。
なお、カセッテ6における加速度センサ68の設置位置はカセッテ6における中央部であることが好ましい。例えば、加速度センサ68がカセッテ6の端に設置されていると、加速度センサ68が設置されていない方の端をユーザーが持ってカセッテ6を運搬する場合は、加速度センサ68周辺が大きく振れて加速度の値が高く検出されるが、加速度センサ68が設置されている方の端をユーザーが持ってカセッテ6を運搬する場合は、加速度センサ68周辺があまり振れず加速度の値が低く検出されることになる。つまり、加速度センサ68がカセッテ6の端に設置されていると運搬時におけるユーザーの持ち方によって検出する加速度の値が変化してしまう。しかし、加速度センサ68をカセッテ6の中央部に設置すると、ユーザーの持ち方に左右されず、カセッテ6が運搬される際に常時所定値以上の加速度を検出することができ、加速度の検出動作を適切に行うことが出来る。
[コンソール]
図5は、コンソール7の要部構成を示すブロック図である。同5に示すように、コンソール7は制御部71、ROM72、RAM73、表示部74、通信部75、入力操作部76、記憶部77を備え、各部はバスにより接続されている。
表示部77は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成され、制御部71から送られる表示信号の指示に従って、被写体リスト、各種のメッセージや画像等、各種画面を表示するものである。
入力操作部76は、例えば、キーボードやマウス等から構成されており、キーボードで押下操作されたキーの押下信号やマウスによる操作信号を入力信号として制御部71に対して出力するものである。なお、入力操作部76は、表示部74の表示画面を覆う透明なシートパネルに、指又は専用のスタイラスペンで触れることにより入力される位置情報を入力信号として制御部71に出力する、いわゆる、タッチパネルにより構成されていてもよい。
[アンテナの選択]
前述したようにカセッテ6は、立位撮影台32を用いた放射線撮影装置3Aや臥位撮影台33を用いた放射線撮影装置3Bにセットされて被写体Pの放射線画像の撮影に利用される。カセッテ6において取得した放射線画像データは無線でアンテナ4A、4Bやコントローラ5に送信されるわけであるが、カセッテ6とアンテナ4A、4Bとの間が良好な通信状態でないと、カセット6から無線で送信された放射線画像データをコントローラ5において受信することが出来ない。従って、図2に示すように放射線画像取得システム1において良好な通信状態を確保するためには、放射線撮影装置3Aにカセッテ6がセットされて撮影を行う場合に、放射線撮影装置3Aに近接するアンテナ4Aがコントローラ5によって選択され、放射線撮影装置3Bにカセッテ6がセットされて撮影を行う場合は、放射線撮影装置3Bに近接するアンテナ4Bがコントローラ5によって選択される必要がある。
また、どちらのアンテナを選択するにしても、常時2つのアンテナ4A、4Bの通信状態を監視して選択するような方法では、少なくともカセッテ6内の無線通信部67を常時ONして、カセッテ6とアンテナ4A、4Bとの間で常時通信している状態にする必要がある。つまり、良好な通信状態を確保するために、カセッテ6の電源部65で多くの電力を消費してしまう。
そこで、良好な無線通信を可能にするとともにカセッテ6の電力消費を抑えるべく、放射線画像取得システム1では、カセッテ6が放射線画像の検出箇所(被写体を透過した放射線を検出する箇所)にセットされた際に通信状態を確認し、通信状態が良いアンテナを選択するようにする。以下、この動作について図6を用いて詳しく説明する。
図6は、最適なアンテナを選択する動作を示すフローチャート図である。図6における動作は、カセッテ6とコントローラ5における電源がONされてから、アンテナ4A、4Bの中から通信状態が良いアンテナを選択するまでの動作を示す。ステップS1〜S8はカセッテ6における動作、ステップS11〜S14はコントローラ5における動作を示す。なお、図6における動作前の状態としては、カセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bにはセットされておらず、他の場所に設置されたクレードルにセットされて充電中であるとする。
まず、カセッテ6における電源がONになると(ステップS1)、カセッテ6における制御部61、ROM62、RAM63、加速度センサ68が通電され(電源部65における電力消費を抑えるため、電源がONになった当初は必要な部分のみが通電される)、カセッテ6における加速度センサ68を利用してカセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bに向けて運搬されている状態なのか否か検出する(ステップS2)。加速度センサ68における出力信号の波形のピーク値が所定の閾値以上になればカセッテ6が動いていると判断出来るため、ピーク値が所定の閾値以上になった際にカセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bに向けて運搬されている状態であると検出する。
ステップS2においてカセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bに向けて運搬されている状態であると検出すると(ステップS2;Yes)、加速度センサ68における出力信号のモニタリングを開始し(ステップS3)、カセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bにおいてセットされた状態か否か検出する(ステップS4)。セットされた状態とは、カセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bにおけるカセッテ装着部31A、31Bに挿入され、放射線画像の検出箇所(被写体を透過した放射線を検出する箇所)にセットされた状態をいう。カセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bにセットされると、カセッテ6の動きが停止し、加速度センサ68における波形のピーク値が所定の閾値以下になる。そこで出力信号をモニタリングし、波形のピーク値が所定の閾値以下になった際にカセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bにおいてセットされた状態であると検出する。
ステップS4においてカセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bにおいてセットされた状態であると検出すると(ステップS4;Yes)、カセッテ6における無線通信部67がONし(ステップS5)、その後でカセッテ6とアンテナ4A、4Bとの間で通信が正常であるか否か判断する(ステップS6)。ステップS6における動作は、例えばカセッテ6における無線通信部67から所定の信号をアンテナ4A、4Bにおける無線通信部41A、41Bへ送信し、アンテナ4A、4Bに接続されたコントローラ5から所定の信号が返信されたことをカセッテ6における無線通信部67が所定時間内に検出した場合に通信が正常であると判断し、所定時間内に検出しない場合に正常ではないと判断するような方法により行う。
ステップS6において通信が正常ではないと判断すると(ステップS6;No)、このまま無線通信部67をONし続けても電源部65における電力が消費されるだけであるので、無線通信部67をOFF(通電を停止)し、ステップS2に戻ってカセッテ6が放射線撮影装置3A、3Bに向けて運搬されている状態なのか否か検出するようにする。このように通信が正常ではない場合にカセッテ6内の不要な部分をOFFすることにより電力の消費を抑えることが出来る。
一方、ステップS6において通信が正常であると判断すると(ステップS6;Yes)、カセッテ6のセットが完了した旨の情報であるセット情報をカセッテ6が送信し(ステップS8)、アンテナ4A、4Bに接続されたコントローラ5はその情報を受信する(ステップS12)。
コントローラ5がセット情報を受信すると、一定の時間だけカセッテ6が所定の電波を送信し、アンテナ4A、4Bにおいて受信する電波の強度をコントローラ5における電波強度測定部56が測定する(ステップS13)。そしてステップS13における測定結果に基づき、コントローラ5がアンテナ4A、4Bのうち通信状態の良い受信用のアンテナを選択し(ステップS14)、その後、カセッテ6において取得される放射線画像データは、選択されたアンテナを介してコントローラ5において受信するようにする。このようにすることにより、無線通信に必要なタイミングでのみアンテナ選択の切替動作を行うことが出来るので、本来の放射線画像データの無線通信動作に影響を与えることなく、撮影室内のどこでも信頼性の高い無線通信が可能となる。
以上、図6のフローチャート図で説明したように、カセッテ6が放射線画像の検出箇所にセットされたことを加速度センサ68により検出した際に、通信状態を確認し、通信状態が良いアンテナを選択するようにすれば、カセッテ6から電波を出力して常時2つのアンテナ4A、4Bの通信状態を監視する必要はなく、良好な無線通信を可能にするとともにカセッテ6の電力消費を抑えることが出来る。その結果、一回の充電においてカセッテ6を使用した放射線画像の撮影回数を一定の値に維持することができ、また例えばカセット6とアンテナ4A、4Bが遠く、通信時間が長くかかるような場合でも、電力消費を抑えた結果、より多くの通信時間を可能にすることが出来るため、良好に無線通信を行うことが出来る。
また、加速度センサ68における出力信号の波形を利用することにより、カセッテ6が運搬状態から静止状態になったことをカセッテ6内の構成部品のみで簡易に検出することが出来る。
以上、本発明に係る内容を図1〜図6に示す実施形態に基づき説明したが、本発明は当該実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本実施形態は、放射線撮影装置3A、3Bに近接したアンテナ4A、4Bのうち通信状態の良いアンテナを選択する形態であるが、本発明はこのような形態に限らない。例えば、図7に示すように、可搬型のカセッテ6を臥位撮影台33の上面33Aにおける任意の位置にのせて被写体Pの手や肘等を撮影することがある。そこで、臥位撮影台33の周辺に複数のアンテナ4C〜4Fを設置し(複数のアンテナ4C〜4Fはコントローラに接続されている)、カセッテ6が臥位撮影台33の上面33Aにセットされて患者の撮影部位に対して位置決めが完了すると、カセッテ6の動きが停止し、加速度センサ68における波形のピーク値が所定の閾値以下になる。そこで出力信号をモニタリングし、波形のピーク値が所定の閾値以下になった際にカセッテ6が臥位撮影台33において静止した状態であると検出する。
カセッテ6が臥位撮影台33において静止した状態であると検出すると、カセッテ6のセットが完了した旨の情報であるセット情報をカセッテ6が送信し、複数のアンテナ4C〜4Fに接続されたコントローラはその情報を受信する。
コントローラがセット情報を受信すると、一定の時間だけカセッテ6が所定の電波を送信し、複数のアンテナ4C〜4Fにおいて受信する電波の強度をコントローラ5における電波強度測定部56が測定する。そして測定結果に基づき、コントローラが複数のアンテナ4C〜4Fの中から通信状態の良い受信用のアンテナを選択し、その後、カセッテ6において取得される放射線画像データは、選択されたアンテナを介してコントローラにおいて受信するような形態でも良い。
また、本実施形態では、検出部として加速度センサ68によりカセッテ6が放射線画像の検出箇所にセットされたことを検出するが、検出部はこれに限らない。例えば、本実施形態ではカセッテ6を放射線撮影装置3A、3Bにおけるカセッテ装着部31A、31Bに挿入した後で放射線画像を検出するが、カセッテ装着部31A、31Bの挿入口に突起部材を設け、カセッテ6がその突起部材に接触し、接触してから所定時間経過後にカセッテ6が検出箇所にセットされたものとみなして、そのタイミングで通信状態の良いアンテナを選択するようにしてもよい。つまり、本発明の検出部は、カセッテ6が放射線画像の検出箇所にセットされたことを何らかの手法により把握出来れば、どのようなものであっても良い。
1 放射線画像取得システム
2 管理サーバ
3A、3B 放射線撮影装置
4A、4B、4C、4D、4E、4F アンテナ
5 コントローラ
6 カセッテ
7 コンソール
41A、41B、67 無線通信部
42A、42B 通信部
61 制御部
62 ROM
63 RAM
64 撮像パネル
65 電源部
66 記憶部
68 加速度センサ
N ネットワーク

Claims (8)

  1. 被写体を透過した放射線を検出して放射線画像データを取得するデータ取得部と、当該データ取得部により取得した放射線画像データを無線で送信する送信部と、を備える可搬型の放射線画像検出カセッテと、
    複数のアンテナに接続され、前記送信部により無線で送信された放射線画像データを受信する受信部と、
    前記放射線画像検出カセッテが検出箇所にセットされたことを検出する検出部と、
    を有し、
    前記放射線画像検出カセッテが検出箇所にセットされたことを前記検出部が検出した後、前記受信部は前記複数のアンテナのうち前記送信部との通信状態が良いアンテナを選択し、選択したアンテナを用いて前記送信部により無線で送信された放射線画像データを受信することを特徴とする放射線画像取得システム。
  2. 前記放射線画像検出カセッテが検出箇所にセットされたことを前記検出部が検出した後、前記送信部と前記複数のアンテナとの間の通信状態を確認し、前記送信部と前記複数のアンテナとの間の通信状態が正常ではない場合に、前記送信部への通電を停止する請求項1に記載の放射線画像取得システム。
  3. 前記検出部は、前記放射線画像検出カセッテ内に設置された加速度センサである請求項1又は2に記載の放射線画像取得システム。
  4. 前記加速度センサは、前記放射線画像検出カセッテの中央部に設置されている請求項3に記載の放射線画像取得システム。
  5. 被写体を透過した放射線を検出して放射線画像データを取得するデータ取得部と、
    複数のアンテナに接続された受信部に対し、前記データ取得部により取得した放射線画像データを無線で送信する送信部と、
    放射線画像検出カセッテが検出箇所にセットされたことを検出する検出部と、
    を有することを特徴とする放射線画像検出カセッテ。
  6. 前記放射線画像検出カセッテが検出箇所にセットされたことを前記検出部が検出した後、前記送信部と前記複数のアンテナとの間の通信状態を確認し、前記送信部と前記複数のアンテナとの間の通信状態が正常ではない場合に、前記送信部への通電を停止する請求項5に記載の放射線画像検出カセッテ。
  7. 前記検出部は、放射線画像検出カセッテ内に設置された加速度センサである請求項5又は6に記載の放射線画像検出カセッテ。
  8. 前記加速度センサは、前記放射線画像検出カセッテの中央部に設置されている請求項7に記載の放射線画像検出カセッテ。
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