JP2010047551A - ハロアルカンカルボン酸エステルの製造方法 - Google Patents

ハロアルカンカルボン酸エステルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出発原料としてヒドロキシアルカンカルボン酸エステルを用い、1工程で、簡便に且つ効率よく、高収率でハロアルカンカルボン酸エステルを製造できる方法を提供する。
【解決手段】本発明の方法は、N,N−ジアルキルホルムアミド存在下、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルをハロゲン化剤を用いてハロゲン化し、ハロアルカンカルボン酸エステルを製造する。N,N−ジアルキルホルムアミドとしてN,N−ジメチルホルムアミドを用いてもよく、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルとして3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルを用いてもよく、ハロゲン化剤として塩化チオニルを用いてもよい。ハロゲン化反応を、ハロゲン化剤の沸点未満の温度で進行させた後、さらにハロゲン化剤の沸点以上の温度で進行させてもよい。
【選択図】なし

Description

本発明は、医薬、農薬、香料などのファインケミカルの中間体などとして有用なハロアルカンカルボン酸エステルの製造方法に関する。
ハロアルカンカルボン酸エステル(3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルなど)の製造方法として、ハロアルカンカルボン酸ハライド(3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸クロライドなど)を経由して製造する方法が知られている。
例えば、Yanbian Daxue Xuebao,Ziran Kexueban、2004年、30巻、270〜273頁(非特許文献1)には、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸をピリジンとN,N−ジメチルホルムアミドを触媒として、塩化チオニルで塩素化して3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸クロライドを得る方法が記載されている。しかし、この方法で、3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルを得るには、さらにエステル化を行わなければならない。また、触媒としてピリジンも使用されている。
また、Huaxue Yu Shengwu Gongcheng、2005年、22巻、52〜54頁(非特許文献2)、Huaxue Shijie 2003年、44巻、651〜652、655頁(非特許文献3)、Faming Zhuanli Shenqing Gongkai Shuomingshu 2004年、1491932頁(非特許文献4)、Zhongguo Yiyao Gongye Zazhi 2003年、34巻、373〜374頁(非特許文献5)には、2,2−ジメチルプロピオン酸クロライドを塩素ガスを用いて塩素化し、3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸クロライドを得る方法が記載されている。しかし、これらの方法では、毒性ガスの塩素を使用するため、工業的に実施する上で障害となる。また、3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルを得るには、さらに、エステル化を行わなければならない。
また、非特許文献4には、2,2−ジメチルプロピオン酸を三塩化リンで2,2−ジメチルプロピオン酸クロライドに導き、続いて塩素ガスにより3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸クロライドを得る方法が記載されている。一方、Huaxue Shiji 2003年、25巻、91−92頁(非特許文献6)には、2,2−ジメチルプロピオン酸を塩素ガスにより3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸に導き、続いて、塩化チオニルにより塩素化して、3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸クロライドを得る方法が記載されている。しかし、これらの方法でも、毒性ガスの塩素を使用するため、工業的に実施する上で障害となる。また、3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルを得るには、さらに、エステル化を行わなければならない。
このように、酸ハライドを経てヒドロキシアルカンカルボン酸エステル(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルなど)を製造する方法は、2工程の反応が必要となる。また、エステル化に伴って副生する塩化水素などのハロゲン含有ガスを除去することも必要となり、工程が煩雑である。
Yanbian Daxue Xuebao,Ziran Kexueban、2004年、30巻、270〜273頁 Huaxue Yu Shengwu Gongcheng、2005年、22巻、52〜54頁 Huaxue Shijie 2003年、44巻、651〜652、655頁 Faming Zhuanli Shenqing Gongkai Shuomingshu 2004年、1491932項 Zhongguo Yiyao Gongye Zazhi 2003年、34巻、373〜374頁 Huaxue Shiji 2003年、25巻、91−92頁
従って、本発明の目的は、工業的な規模であっても、簡便に且つ効率よく、1工程でハロアルカンカルボン酸エステルを高収率で製造できる方法を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を達成するために鋭意検討した結果、N,N−ジメチルホルムアミドが触媒として作用するとともに、ヒドロキシアルカンカルボン酸を遊離の酸の形態ではなくエステルの形態で用い、ハロゲン化剤でハロゲン化すると、1工程で、純度の高いハロアルカンカルボン酸エステルを高収率で製造できることを見出し本発明を完成した。また、反応温度について、反応温度をハロゲン化剤の沸点未満に設定して反応中間体を生成させ、反応温度をハロゲン化剤の沸点以上に設定して反応中間体からハロアルカンカルボン酸エステルに変換すると、反応中間体で反応が停止することなく、ハロアルカンカルボン酸エステルを簡便にかつ効率よく製造できることを見出した。
すなわち、本発明の方法では、N,N−ジアルキルホルムアミドの存在下、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルをハロゲン化剤を用いてハロゲン化し、ハロアルカンカルボン酸エステルを製造する。
この方法において、前記N,N−ジアルキルホルムアミドがN,N−ジメチルホルムアミドであり、前記ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルが3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルであり、前記ハロゲン化剤が塩化チオニルであってもよい。
ハロゲン化反応を、ハロゲン化剤の沸点未満の温度で進行させた後、さらにハロゲン化剤の沸点以上の温度で進行させる方法であってもよい。例えば、反応に不活性な溶媒中、ハロゲン化剤として塩化チオニルを用い、ハロゲン化反応を、50〜75℃で進行させた後、さらに80℃以上であって反応系の沸点以下の温度で進行させる方法であってもよい。
各成分の割合は、例えば、前記ヒドロキシアルカンカルボン酸エステル1モルに対して、ハロゲン化剤の割合が1〜2モルであり、N,N−ジアルキルホルムアミドの割合が0.01〜0.2モルであってもよい。
前記製造方法は、反応に不活性な芳香族炭化水素溶媒中でハロゲン化する反応工程と、この反応工程の後、反応混合液に水を添加してハロアルカンカルボン酸エステルを有機相に抽出する工程と、抽出したハロアルカンカルボン酸エステルを減圧蒸留によって単離する工程とを含む方法であってもよい。
前記製造方法は、N,N−ジメチルホルムアミドの存在下、芳香族炭化水素溶媒中、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルをハロゲン化剤を用いてハロゲン化し、反応混合液を中和した後、水を混合して3−ハロ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルを有機相に抽出し、抽出液を濃縮し、減圧蒸留する方法であってもよい。
本発明では、N,N−ジアルキルホルムアミドの存在下、ヒドロキシアルカンカルボン酸をカルボン酸エステルの形態でハロゲン化剤によるハロゲン化反応に供するので、1工程でハロアルカンカルボン酸エステルを高収率で製造できる。また、工業的な規模であっても、簡便に且つ効率よく、ハロアルカンカルボン酸エステルで製造できる。
本発明では、N,N−ジアルキルホルムアミドの存在下、ヒドロキシアルカンカルボン酸をカルボン酸エステルの形態で用い、ハロゲン化剤を用いてハロゲン化し、ハロアルカンカルボン酸エステルを製造する。
ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルとしては特に制限されず、例えば、下記式(I)で表される化合物などが挙げられる。
Figure 2010047551
式(I)中、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、又はアルキル基を表す。Rは、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基を表す。m及びnは、同一又は異なって、0〜2の整数を表す。
及びRで表されるアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基などのC1−4アルキル基が例示される。好ましいR及びRは、水素原子又はC1−2アルキル基(特にメチル基)である。
のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基などの直鎖又は分岐鎖状C1−20アルキル基(好ましくはC1−10アルキル基、さらに好ましくはC1−6アルキル基)などが挙げられる。Rのシクロアルキル基としては、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などのC4−10シクロアルキル基(好ましくはC4−8シクロアルキル基)などが挙げられる。Rのアリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基などのC6−12アリール基などが挙げられる。Rのアラルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基などのC6−12アリール−C1−4アルキル基などが挙げられる。Rのなかでも、直鎖又は分岐鎖状C1−6アルキル基、特に直鎖又は分岐鎖状C1−4アルキル基(例えば、イソブチル基など)が好ましい。エステルの形態で使用すると、副生成物の生成の抑制ができるとともに、目的化合物の分離を工業的に有利に行うことができ、有用な中間体のハロアルカンカルボン酸エステルを高収率で製造できる。
なお、本発明で得られたハロアルカンアルカンカルボン酸エステルに、更に金属アルコキシドを反応させてアルコキシアルカンカルボン酸エステルを調製する場合において、アルコキシ部のアルキル基とエステル部のアルキル基とを同一の基にすると、分離が困難な副生成物の生成を防止できる。例えば、ヒドロキシアルカンカルボン酸メチルを使用してハロアルカンカルボン酸メチルを製造した場合、このハロアルカンカルボン酸メチルとナトリウムイソブトキシドとを反応させると、イソブトキシアルカンカルボン酸メチル、イソブトキシアルカンカルボン酸イソブチル、メトキシアルカンカルボン酸メチル及びメトキシアルカンカルボン酸イソブチルが得られ、両化合物の分離が困難となる。一方、ヒドロキシアルカンカルボン酸イソブチルを使用し、ハロアルカンカルボン酸イソブチルを製造した場合、このハロアルカンカルボン酸イソブチルとナトリウムイソブトキシドとを反応させると、イソブトキシアルカンカルボン酸イソブチルのみを調製できる。
m及びnは、同一又は異なって、0〜2の整数を表すが、なかでも、mは1が好ましく、nは0が好ましい。
上記式(I)で表されるヒドロキシアルカンカルボン酸エステルとしては、例えば、2−ヒドロキシ−2,2−ジメチル酢酸エステル、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステル、4−ヒドロキシ−3,3−ジメチル酪酸エステル、4−ヒドロキシ−2,2−ジメチル酪酸エステルなどが挙げられる。具体的には、2−ヒドロキシ−2,2−ジメチル酢酸イソブチル、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチル、4−ヒドロキシ−3,3−ジメチル酪酸イソブチル、4−ヒドロキシ−2,2−ジメチル酪酸イソブチルなどが挙げられる。ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルは単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらのうち、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステル(特に、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチル)が好ましい。この場合、反応が円滑に進行し、ハロアルカンカルボン酸エステルを高収率で製造できる。
ハロゲン化剤としては、例えば、塩化チオニル、塩化ホスホリル、五塩化リン、三塩化リン、二塩化オキサリルなどの塩素化剤、臭化チオニル、三臭化リン、臭化オキサリルなどの臭素化剤、三フッ化ジアルキルアミノ硫黄などのフッ素化剤などを用いることができる。ハロゲン化剤は単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらのハロゲン化剤のうち、塩素化剤(例えば、塩化チオニルなど)が繁用される。塩化チオニルを用いると、目的化合物の収率を高めることができる。
ハロゲン化剤の割合(使用量)は、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステル1モルに対して1〜2モル、好ましくは1.1〜1.5モル、さらに好ましくは1.05〜1.45モル(例えば、1.05〜1.2モル)程度であってもよい。ハロゲン化剤の割合が多すぎると副生成物が生じる一因となり兼ねない。
N,N−ジアルキルホルムアミドは、触媒として機能する。そのため、ピリジンなどの塩基性化合物は必ずしも必要ない。N,N−ジアルキルホルムアミドとしては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(を使用する場合が多い。N,N−ジアルキルホルムアミドは単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
反応において、N,N−ジアルキルホルムアミドの割合(使用量)は特に制限されず、反応溶媒として用いてもよいが、収率、反応効率などの点から、例えば、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステル1モルに対して、0.01〜0.3モル(例えば、0.01〜0.2モル)、好ましくは0.05〜0.2モル、0.07〜0.15モル程度であってもよい。
ハロゲン化反応は、反応に不活性な溶媒中で行ってもよい。溶媒としては、反応を損なわない範囲で適宜選択でき、例えば、炭化水素類[脂肪族炭化水素(ヘキサン、ヘプタンなど)、脂環族炭化水素(シクロヘキサンなど)、芳香族炭化水素(トルエン、キシレンなど)など]、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのアルキルケトン、シクロヘキサノンなど)、エステル類(酢酸エチルなど)、エーテル類(ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテルなどのジアルキルエーテルなど)などが挙げられる。これらの溶媒は、単独で又は二種以上組み合わせて使用してもよい。これらの溶媒のうち、反応温度と反応効率、反応後の後処理を考慮すると、トルエンなどの芳香族炭化水素などが好ましい。
前記溶媒の割合(使用量)は、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステル1重量部に対して、0〜5重量部、好ましくは0.5〜2.5重量部(例えば、1.5〜2.5重量部)、さらに好ましくは1.0〜2.2重量部(例えば、1.8〜2.2重量部)程度であってもよい。
前記のように、本発明では、反応系はピリジンを実質的に含まなくてもよい(ピリジンの使用量は、例えば、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステル1重量部に対して、0〜0.01重量部、好ましくは0〜0.001重量部程度であってもよい)。すなわち、本発明では、N,N−ジアルキルホルムアミドの存在下でヒドロキシアルカンカルボン酸エステルをハロゲン化剤を用いてハロゲン化すればよく、ピリジンを用いなくても円滑に反応を進行させることができる。
反応は、所定の温度で液相系において、通常、攪拌することにより行われる。ハロゲン化の温度は、ハロゲン化剤の種類に応じて適宜選択できる。例えば、ハロゲン化剤の沸点や、ハロゲン化剤の反応により生成するハロゲン含有ガス(塩化水素ガスなど)と一緒に未反応のハロゲン化剤が系外へ排出されることなどを考慮してハロゲン化の温度を設定してもよい。
反応温度は、ハロゲン化剤や溶媒の種類などに応じて、0〜120℃(例えば、10〜110℃、好ましくは20〜100℃、さらに好ましくは25〜95℃)程度であってもよい。
ハロゲン化反応は、各成分を反応系に一括して、又は逐次、連続的に供給してもよい。通常、ハロゲン化剤を反応系に逐次又は間欠的に添加したり、連続的に添加する場合が多い。例えば、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステル、N,N−ジアルキルホルムアミド及び反応に不活性な溶媒の混合物にハロゲン化剤を所定の温度で滴下する場合が多い。
ハロゲン化剤を滴下する温度(混合する温度)は、ハロゲン化剤の沸点未満の温度に設定されてもよい。例えば、ハロゲン化剤として塩化チオニルを使用する場合、ハロゲン化剤を滴下する温度(混合する温度)は、0℃以上塩化チオニルの沸点未満(例えば、0〜78℃)、好ましくは10〜75℃(例えば、25〜75℃)、さらに好ましくは10〜40℃(例えば、25〜30℃)程度であってもよい。このような滴下温度(混合温度)であると、反応熱を制御でき、効率よく反応が進行する。
反応温度は、ハロゲン化剤の種類などに応じて連続的又は段階的に昇温してもよい。特に、反応温度は段階的に昇温する場合が多い。
ハロゲン化の方法としては、第1の反応温度(低温)に設定して反応中間体を生成させ、さらに反応温度を反応中間体からハロアルカンカルボン酸エステルに変換する第2の反応温度(高温)に設定してハロアルカンカルボン酸エステルを調製することができる。この場合、反応を円滑に進行させることができ、高収率で目的化合物が得られる。
前記方法において、反応中間体が生成する第1の反応温度は、ハロゲン化剤の沸点未満の温度などであってもよい。例えば、ハロゲン化剤として塩化チオニルを使用する場合、第1の反応温度は、0℃以上塩化チオニルの沸点未満(例えば、0〜78℃)、好ましくは50〜75℃、さらに好ましくは55〜75℃(例えば、60〜75℃)程度であってもよい。反応中間体は、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルのヒドロキシル基とハロゲン化剤とが反応することにより生成する中間体、例えば、ハロゲン化剤として塩化チオニルを用いた場合、脱塩化水素により生成した−O−S(=O)Cl〔ハロスルフィノ基〕を有する中間体であってもよい。
前記方法において、反応中間体からハロアルカンカルボン酸エステルに変換する第2の反応温度は、ハロゲン化剤の沸点以上の温度などであってもよい。例えば、ハロゲン化剤として塩化チオニルを使用する場合、第2の反応温度は、好ましくは79℃以上であって反応系の沸点以下の温度(例えば、79〜120℃)、より好ましくは80℃以上であって反応系の沸点以下の温度(例えば、80〜100℃)、さらに好ましくは85〜95℃程度であってもよい。
反応時間は特に制限されないが、例えば、3〜30時間、好ましくは、4〜10時間、さらに好ましくは、5〜6時間程度であってもよい。反応は撹拌装置を備えた従来公知の装置などを用いて、バッチ式、セミバッチ式、連続式などで実施できる。
前記反応により、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルの水酸基がハロゲン化剤のハロゲン原子に置換されたハロアルカンカルボン酸エステルを製造できる。例えば、上記式(I)で表されるヒドロキシアルカンカルボン酸エステルとハロゲン化剤とを反応させることにより、水酸基がハロゲン原子(X)に置換され、下記式(II)で表されるハロアルカンカルボン酸エステル(3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルなど)が合成される。
反応時間は特に制限されないが、例えば、3〜30時間、好ましくは、4〜10時間、さらに好ましくは、5〜6時間程度であってもよい。反応は撹拌装置を備えた従来公知の装置などを用いて、バッチ式、セミバッチ式、連続式などで実施できる。
前記反応により、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルの水酸基がハロゲン化剤のハロゲン原子に置換されたハロアルカンカルボン酸エステルを製造できる。例えば、上記式(I)で表されるヒドロキシアルカンカルボン酸エステルとハロゲン化剤とを反応させることにより、水酸基がハロゲン原子(X)に置換され、下記式(II)で表されるハロアルカンカルボン酸エステル(3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルなど)が合成される。
Figure 2010047551
式中のR〜R、m及びnは前記と同様である。
Xは、ハロゲン化剤に対応するハロゲン原子を表し、例えば、フッ素、塩素、臭素原子(好ましくは、塩素又は臭素原子、特に塩素原子)などが挙げられる。
反応混合液はそのまま単離工程に供してもよいが、反応終了後、反応混合液を中和した後、単離精製する場合が多い。中和には、強アルカリや弱アルカリを使用することができ、例えば、アルカリ金属化合物(水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどのアルカリ金属炭酸水素塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムなどのアルカリ金属酢酸塩など)、アルカリ土類金属化合物(水酸化マグネシウムなどのアルカリ土類金属水酸化物、炭酸マグネシウムなどのアルカリ土類金属炭酸塩など)などが挙げられる。これらのアルカリのうち、特に、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属水酸化物などが好ましい。
ハロゲン化反応の後、慣用の単離方法、例えば、濃縮、抽出、蒸留、晶析もしくはこれらを組み合わせた操作を用いて、ハロアルカンカルボン酸エステルを単離することができる。単離は、通常抽出により行われる場合が多く、具体的には、水と水に対して分離可能な有機溶媒とを用いて分液する。前記水としては、中和に用いたアルカリ水溶液(アルカリ金属炭酸塩水溶液など)を用いてもよい。
水に対して分離可能な有機溶媒としては、炭化水素類[脂肪族炭化水素(ヘキサン、ヘプタンなど)、脂環族炭化水素(シクロヘキサンなど)、芳香族炭化水素(トルエン、キシレン、メシチレンなど)、ハロゲン系炭化水素(塩化メチレン、クロロホルムなど)]、ケトン類(メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのアルキルケトンなど)、エステル類(酢酸エチルなど)、エーテル類(ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテルなどのジアルキルエーテルなど)などが例示できる。これらの有機溶媒は、単独で又は二種以上組み合わせて使用してもよい。これらの有機溶媒のうち、芳香族炭化水素(トルエンなど)が好ましい。特に、反応溶媒として水に対して分離可能な有機溶媒、例えば、トルエンなどの反応に不活性な芳香族炭化水素を使用すると、抽出溶媒を添加する操作が省略でき、数回水洗するだけで、N,N−ジアルキルホルムアミドを水相に除去することができる。
前記ハロゲン化反応が反応に不活性な芳香族炭化水素溶媒中で行われた場合、ハロゲン化後の反応混合液に水を添加してハロアルカンカルボン酸エステルを有機相に抽出し、さらに減圧蒸留することで抽出したハロアルカンカルボン酸エステルを単離してもよい。
例えば、反応溶媒としてトルエンなどの反応に不活性な芳香族炭化水素を使用した場合、反応混合液に水を添加して目的化合物を有機相に抽出し、有機相を濃縮して、芳香族炭化水素を10〜100hPa(例えば、30hPa)の減圧下、30〜60℃(例えば、45℃)で留去した後、減圧蒸留を行ってハロアルカンカルボン酸エステルを単離することができる。減圧蒸留における減圧は、5〜100hPa、好ましくは10〜80hPa、さらに好ましくは20〜60hPa(特に、45〜55hPa)程度で行ってもよい。また、通常、減圧蒸留における温度は、30〜130℃、好ましくは60〜120℃、さらに好ましくは100〜115℃程度であってもよい。
本発明では,純度の高いハロアルカンカルボン酸エステルが高収率で製造でき、得られたハロアルカンカルボン酸エステルは、医薬,農薬,香料のファインケミカルの中間体などとして利用できる。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例で得られた生成物の特性は、以下の方法により測定した。
H−NMRスペクトル)
H−NMRスペクトルは、内部標準としてテトラメチルシランを用い、溶媒としてCDClを用いて測定した。
実施例1
(3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルの合成)
反応器に3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチル(149.0g、0.86mol)、N,N−ジメチルホルムアミド(6.3g、0.085mol)、及びトルエン(187g、2.03mol)を加え、25±10℃で塩化チオニル(139.1g、1.11mol)を0.5時間かけて滴下した後、60℃で1時間撹拌した。GCによる反応追跡を行い、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルの消失を確認した後、さらに90℃まで加熱し3時間攪拌した。その後、室温(25℃程度)まで放冷した。次に、10%炭酸カリウム水溶液を添加し中和した。続いて、分離したトルエン層を水洗し、濃縮してトルエンを30hPaの減圧下、45℃で留去した後に、105℃、50hPaで減圧蒸留し、3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルを75%の収率で得た。
実施例2
(3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルの合成)
反応器に3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチル(152.1g、1.06mol)、N,N−ジメチルホルムアミド(7.8g、0.106mol)、及びトルエン(187g、2.03mol)を加え、25±10℃で塩化チオニル(158.5g、1.27mol)を0.5時間かけて滴下した後、60℃で1時間撹拌した。GCによる反応追跡を行い、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルの消失を確認した後、さらに90℃まで加熱し3時間攪拌した。その後、室温(25℃程度)まで放冷した。次に、10%炭酸カリウム水溶液を添加し中和した。続いて、分離したトルエン層を水洗し、濃縮してトルエンを30hPaの減圧下、45℃で留去した後に、105℃、50hPaで減圧蒸留し、3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルを79%の収率で得た。
実施例3
(3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルの合成)
反応器に3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチル(9.0g、0.052mol)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4g、0.005mol)を加え、25±10℃で塩化チオニル(8.4g、0.07mol)を0.5時間かけて滴下した後、60℃で2時間撹拌した。GCによる反応追跡を行い、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルの消失を確認した後、さらに90℃まで加熱し4時間攪拌した。その後、室温(25℃程度)まで放冷した。GCによる反応収率は、95%であった。
以下に、実施例で得られた3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルのH−NMRスペクトルデータを示す。
H−NMR(CDCl):0.95(d,6H,j=6.7Hz),1.30(s,6H),1.96(m,1H),3.62(s,2H),3.9(d,2H,J=6.7Hz)
比較例1
(3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルの合成)
反応器に3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチル(4.5g、0.026mol)及びトルエン(18.7g、0.20mol)を加え、25±10℃で塩化チオニル(4.2g、0.034mol)を0.5時間かけて滴下した後、60℃で1時間撹拌した。GCによる反応追跡を行い、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルの消失を確認した後、さらに90℃まで加熱し7時間攪拌したが、GCによる反応追跡では中間体(−O−S(=O)Clを有する中間体)のピークが多く残ったままであった。その後、室温(25℃程度)まで放冷した。3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸イソブチルをGCによる反応収率は51%の収率であった。
以上のH−NMRスペクトルデータの結果から明らかなように、トルエン溶媒中において、N,N−ジメチルホルムアミド存在下、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルと塩化チオニルとの反応を、反応温度60℃(反応系の沸点未満)に設定した後、90℃(反応系の沸点以上)に設定して進行させることにより、1工程で3−クロロ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルを簡便にかつ効率よく、高収率で製造することができる。また、トルエン溶媒を用いない場合でも、同様に目的化合物の製造が可能である。

Claims (7)

  1. N,N−ジアルキルホルムアミドの存在下、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルをハロゲン化剤を用いてハロゲン化するハロアルカンカルボン酸エステルの製造方法。
  2. N,N−ジアルキルホルムアミドがN,N−ジメチルホルムアミドであり、ヒドロキシアルカンカルボン酸エステルが3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルであり、ハロゲン化剤が塩化チオニルである請求項1記載の製造方法。
  3. ハロゲン化反応を、ハロゲン化剤の沸点未満の温度で進行させた後、さらにハロゲン化剤の沸点以上の温度で進行させる請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 反応に不活性な溶媒中、ハロゲン化剤として塩化チオニルを用い、ハロゲン化反応を、50〜75℃で進行させた後、さらに80℃以上であって反応系の沸点以下の温度で進行させる請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. ヒドロキシアルカンカルボン酸エステル1モルに対して、ハロゲン化剤の割合が1〜2モルであり、N,N−ジアルキルホルムアミドの割合が0.01〜0.2モルである請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 反応に不活性な芳香族炭化水素溶媒中でハロゲン化する反応工程と、この反応工程の後、反応混合液に水を添加してハロアルカンカルボン酸エステルを有機相に抽出する工程と、抽出したハロアルカンカルボン酸エステルを減圧蒸留によって単離する工程とを含む請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. N,N−ジアルキルホルムアミドの存在下、芳香族炭化水素溶媒中、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルをハロゲン化剤を用いてハロゲン化し、反応混合液を中和した後、水を混合して3−ハロ−2,2−ジメチルプロピオン酸エステルを有機相に抽出し、抽出液を濃縮し、減圧蒸留する請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
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