JP2010044990A - 燃料電池用筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】板厚を厚くすることなく剛性を確保するとともに、作製が容易な燃料電池用筐体を得る。
【解決手段】燃料電池ユニット2を収納するための収納室4と、燃料電池ユニット2を挿入するための開口6と、開口6を塞ぐ蓋板8,10を備え、また、燃料電池ユニット2の挿入方向と平行な側壁および天井壁を、外殻部材12と外殻部材12に間隔をあけて内側に配置された内殻部材14とを含んで構成し、外殻部材12と内殻部材14との端部側を開口6内側に折り曲げてそれぞれフランジ部12a,12b,12c,14a,14b,14cを形成するとともに、外殻部材12のフランジ部12a,12b,12cの内側に内殻部材14のフランジ部14a,14b,14cの外側を重ねてレーザ溶接により一体化して溶着し、かつ、フランジ部12a,12b,12c,14a,14b,14cに蓋板8,10を着脱可能に取り付けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、燃料電池ユニットを収納室に収納するための燃料電池用筐体に関する。
特許文献1において、燃料電池ユニットを収納室に収納するための燃料電池用筐体は、燃料電池ユニットを収納室に挿入するための開口が形成されており、開口は蓋板により閉塞できるように構成されている。また、燃料電池用筐体の燃料電池ユニット挿入方向と平行な側壁は、互いに間隔をあけて外殻部材と内殻部材と排ガス用内壁とが並設されて中空壁状に形成されており、外殻部材と内殻部材との間及び内殻部材と排ガス用内壁との間に反応ガス流路および排ガス流路がそれぞれ形成されている。この反応ガス流路および排ガス流路を介して、収納室に反応ガスを導入するとともに、排ガスを収納室から外部に排出するよう構成されている。
特開2007−59377号公報
ところで、こうした従来のものでは、外殻部材と内殻部材との間及び内殻部材と排ガス用内壁との間に反応ガス流路および排ガス流路のそれぞれを形成する際、開口側の側面を塞ぐために、板状の閉塞部材に外殻部材と内殻部材と排ガス用内壁との端部を溶接するとともに、閉塞部材に開口を塞ぐ蓋板を着脱可能に取り付けている。
しかし、このような燃料電池用筐体においては、燃料電池ユニットを収納室に収納するための大きな開口を設けるので、板厚を厚くしたりして剛性を確保しなければならず、また、外殻部材と内殻部材と排ガス用内壁とのそれぞれの端部を閉塞部材に溶接しているので、溶接箇所が多く作製が煩雑であるという問題があった。
本発明の課題は、板厚を厚くすることなく剛性を確保するとともに、作製が容易な燃料電池用筐体を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
燃料電池ユニットを収納するための収納室と、該収納室に前記燃料電池ユニットを挿入するための開口と、該開口を塞ぐ蓋板とを備え、前記燃料電池ユニットの挿入方向と平行な側壁および天井壁が、外殻部材と、該外殻部材に間隔をあけて内側に配置された内殻部材とを含んで構成された燃料電池用筐体であって、前記側壁および前記天井壁は、前記開口側端が内側に折り曲げて形成されたフランジ部をそれぞれ備えるとともに、前記外殻部材および前記内殻部材の前記フランジ部が互いに重ね合わされて溶接にて一体化されており、一体化された前記フランジ部に前記蓋板が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする燃料電池用筐体がそれである。
前記外殻部材の前記フランジ部と前記内殻部材の前記フランジ部との溶接をレーザ溶接としてもよい。また、前記側壁を構成する前記内殻部材の一部を前記収納室側に切り起こすとともに、前記外殻部材側から前記内殻部材に仕切板を接合して、前記燃料電池ユニットの挿入方向と垂直な方向に延びる前記外殻部材と前記仕切板との間の空間および前記内殻部材と前記仕切板との間の空間をそれぞれ反応ガス流路および排気ガス流路としてなる構成としてもよい。更に、前記収納室の床を構成する床部材を備え、該床部材は、前記反応ガス流路とつながる導入箱と、該導入箱上に設けられた前記排気ガス流路とつながる排気箱とから構成されるとともに、前記導入箱に該導入箱を上下方向に貫通する案内管を有し、前記排気箱中の排気ガスを排出するための排気管が前記案内管内に挿入されている構成としてもよい。
本発明の燃料電池用筐体は、外殻部材と内殻部材との端側を開口内側に略直角に折り曲げてそれぞれフランジ部を形成するとともに、外殻部材と内殻部材とのフランジ部を互いに重ねて合わせて溶接にて一体化したので、剛性を確保することができるとともに、溶接作業が簡単で製造が容易となるという効果を奏する。
また、外殻部材のフランジ部の内側に内殻部材のフランジ部の外側を重ねてレーザ溶接することにより、容易に溶接できると同時に、シール性を確保できる。更に、側壁を構成する内殻部材の一部を収納室側に切り起こすとともに、外殻部材に仕切板を接合して、外殻部材と仕切り板との間の空間と内殻部材と仕切板との間の空間をそれぞれ反応ガス流路および排ガス流路とすることにより、側壁の剛性を確保できるとともに、反応流路および排ガス流路を容易に形成でき、作製が容易となる。また、床部材を構成する導入箱を貫通する案内管内に、排気箱中の排気ガスを排気するための排気管を挿入した構成とすることから、剛性を確保できるとともに、排気管の径を大きくでき、ガス流量を確保できる。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1は燃料電池用筐体で、燃料電池用筐体1には燃料電池ユニット2が収納される。燃料電池ユニット2は燃料極、固体電解質、酸素極が順次積層された燃料電池セルが複数配列され、燃料極側に水素を含む燃料ガスを供給し、酸素極側に空気等の反応ガスを供給して、発電を行なう周知のものである。
本実施形態では、燃料電池用筐体1は直方体状に形成されており、燃料電池ユニット2は、燃料電池用筐体1に設けられた収納室4に収納される。図2、図3に示すように、燃料電池用筐体1には収納室4に燃料電池ユニット2を挿入可能な開口6(一方のみ図示する)が対向する両端面に形成されている。また、この開口6をそれぞれ塞ぐ蓋部材8,10が設けられている。なお、開口6は対向する両端面にそれぞれ形成する必要はなく、少なくとも一端面に形成すればよい。
燃料電池用筐体1は、燃料電池ユニット2を挿入する方向と平行な左右の側壁及び天井壁を、外殻部材12と内殻部材14とにより形成しており、図2に示すように、外殻部材12と内殻部材14とはそれぞれ断面形状がコ字状に形成されるとともに、下方の床側が開放されて形成されている。なお、内殻部材14と後述する床部材により収納室4が形成されている。また、内殻部材14は外殻部材12内に収納できるように、内殻部材14は外殻部材12よりも小さく形成されている。
そして、外殻部材12の内側に所定間隔をあけて内殻部材14を配置した場合には、図1に示すように、床側となる下方を除き、燃料電池ユニット2を挿入する方向に延びる左右の側壁側と天井壁側とには、それぞれ外殻部材12と内殻部材14との間に隙間が形成される。
外殻部材12の天井には、大きな開放孔20が形成されており、この開放孔20に対応して、内殻部材14の天井に燃料電池ユニット2の挿入方向に沿って細長い挿入孔22が形成されている。外殻部材12の開放孔20を塞ぐ天井板24が図示しないボルトにより着脱可能に取り付けられる。
図1に示すように、内殻部材14の左右側壁側は、その一部が収納室4側に切り起こされて、凹部26,28が形成されている。この凹部26,28を塞ぐように、内殻部材14の外殻部材12側(左右側壁外側)には仕切板30,32が溶接等により接合されている。凹部26,28には、切り起こして形成されることにより、天井側と床側とに切欠26a,26b,28a,28bが形成されている。
燃料電池用筐体1の左右の側壁側では、外殻部材12と仕切板30,32との間の空間により、反応ガスが流れる反応ガス流路16,18が形成されている。また、燃料電池用筐体1の天井壁側では、外殻部材12と内殻部材14との間の空間により、反応ガスが流れる反応ガス流路17が形成されている。更に、仕切板30,32と内殻部材14との間の凹部26,28による空間により排ガスが流れる排ガス流路が形成されている。
外殻部材12と内殻部材14との下方の端に、収納室4の床を形成する床部材が取り付けられている。床部材は、反応ガスが供給される導入箱36の上に収納室4内の排気ガスを回収する排気箱38を積み重ねて固定した二重構造で、導入箱36と排気箱38とは、内部が中空状に形成されている。
本実施形態では、排気箱38は導入箱36よりも幅が小さく形成されており、導入箱36の側面に外殻部材12の下端側面が重ねられて、溶接により同定されている。また、排気箱38の側面に内殻部材14の下端側面が重ねられて、溶接により固定されている。
ここで、排気箱38は導入箱36よりも幅が小さく形成されていることから、導入箱36に排気箱38を積み重ねた際に、燃料電池ユニット2の挿入方向に沿って段部40,42が形成される。段部40,42の導入箱36には、燃料電池ユニット2の挿入方向に沿って切欠44,46が形成されている。そして、この切欠44,46を介して外殻部材12及び仕切板30,32により形成される反応ガス流路16,18と導入箱36とがそれぞれつながって形成されている。
一方排気箱38には、その天井面(収納室の床面側)の両側に燃料電池ユニッ卜2の挿入方向に沿って切欠48,50が形成されている。切欠48,50は凹部26,28の切欠26a,28aに対応して形成されており、外殻部材12と内殻部材14とを床部材に取り付けた際に、切欠48,50と凹部26,28の切欠26a,28aとが重なり合って、排気箱38の内部と凹部26,28内とがそれぞれつながるように形成されている。
導入箱36には、図1に示すように、その底面側に反応ガス供給管52が接続されており、また、図4に示すように、導入箱36を上下方向に貫通する案内管54が取り付けられている。排気箱38には、その底面側に排気管56が取り付けられており、排気管56は案内管54内に挿入されて導入箱36の下側にその先端が開口されている。
一方、外殻部材12と内殻部材14とには、図2に示すように、開口6の縁側の左右側壁側にそれぞれフランジ部12a,12b,14a,14bが形成されている。外殻部材12のフランジ部12a,12bは、開口6の内側に略直角に折り曲げられて形成されており、内殻部材14のフランジ部14a,14bも開口6の内側に略直角に折り曲げられて形成されている。
外殻部材12の内側に所定間隔をおいて内殻部材14を配置する際、図5に示すように、外殻部材12のフランジ部12a,12bの内側に、内殻部材14のフランジ部14a,14bの外側を重なり合うように形成する。
本実施形態では、外殻部材12および内殻部材14は、開口6の天井側にもそれぞれフランジ部12c,14cが形成されており、それぞれのフランジ部12c,14cは同様に開口6の内側に略直角に折り曲げられて形成されている。そして、外殻部材12の内側に内殻部材14を所定間隔を置いて配置する際、フランジ部12c,14cが重ね合わされるように形成されている。更に、各フランジ部12a,12b,12c,14a,14b,14cには複数の取付孔58,60が形成されている。また、開口6と対向する図示しない他方の開口側についても同様に、フランジ部が形成されて、フランジ部が重ね合わせられている。
本実施形態では、外殻部材12と内殻部材14との重ね合わされたフランジ部12a,12b,12c,14a,14b,14cが、図3に二点鎖線で示すように、レーザ溶接によるコ字状の溶接ビード62により溶着されて、重ね溶接で一体に固定されている。すなわち各フランジが互いに重ね合わされることにより、外殻部材12と内殻部材14とが一体化されている。また、開口6と対向する図示しない他方の開口側についても同様に形成されたフランジ部を重ね合わせ、レーザ溶接により固定されている。
これにより、フランジ部12a,12b,12c,14a,14b,14cを重ねて溶着することにより、反応ガス流路16,17,18の開口6側の側面が閉塞され、レーザ溶接による重ね溶接によりシール性が確実に確保される。しかも、溶接ビード62を形成する1箇所の溶接により溶着できるので、溶接が簡単で作製も容易になる。
蓋部材8,10およびフランジ部12a,12b,12c,14a,14b,14cには、それぞれ複数の取付孔64,66と、取付孔58,60とが形成されており、それぞれの取付孔が合わされ、図示しないボルトが挿入されて着脱可能に蓋部材8,10がフランジ部12a,12b,12c,14a,14b,14cに取り付けられ、開口6が蓋部材8,10により塞がれる。
図3に示すように、内殻部材14の天井側の挿入孔22には、反応ガス導入部材68が挿入される。反応ガス導入部材68は挿入孔22に挿入可能なように扁平状に形成されており、内部は中空状に形成されて反応ガス供給通路70が形成されている。
反応ガス導入部材68はフランジ部68aを備え、挿入孔22に挿入した後、フランジ部68aに形成された取付孔72と、挿入孔22の周囲の内殻部材14に形成された取付孔74とに図示しないボルトが挿入されて固定される。反応ガス供給通路70は上方に開口されて、反応ガス流路17に連通されており、反応ガス供給通路70の下方は、反応ガス導入部材68に形成された多数の小孔76を介して、収納室4に連通されている。
外殻部材12の天井には、開放孔20の周囲に複数の取付孔78が形成されており、開放孔20を塞ぐ天井板24にも取付孔80が形成されている。天井板24の取付孔80と外殻部材12の取付孔78とを重ね合わせて、図示しないボルトにより天井板24が外殻部材12に固定される。
更に、外殻部材12と内殻部材14との側壁には、挿入管82,84が取り付けられており、挿入管82,84は外殻部材12と内殻部材14とを貫通して、収納室4につながっている。挿入管82,84には、収納室4内の温度を検出する温度センサ等が挿入される。
次に、前述した本実施形態の燃料電池用筐体1の作動について説明する。
反応ガス導入部材68を挿入孔22に挿入するとともに、天井板24を外殻部材12に取り付け、開口6から燃料電池ユニット2を収納室4内に挿入して、開口6を蓋部材8,10により塞いで固定する。
空気等の反応ガスが供給管52を介して導入箱36内に導入されると、図1に矢印で示すように、切欠44,46から外殻部材12と仕切板30,32との間の反応ガス流路16,18に導かれる。そして、両側壁側の反応ガス流路16,18から天井側の反応ガス流路17に導かれ、反応ガス流路17から反応ガス導入部材68の反応ガス供給通路70に流入する。反応ガス供給通路70から小孔76を介して収納室4に反応ガスが供給され、燃料電池ユニット2内で消費される。
燃料電池ユニット2からの排ガスは、収納室4から切欠26a,28aを介して凹部26,28(排ガス流路)に流入する。内殻部材14と仕切板30,32との間の凹部26,28を通って、内殻部材14の切欠26b,28bから排気箱38の切欠48,50を介して排気箱38内に導かれる。排気箱38内から排気管56を介して外部に排出される。
このように、本実施形態では、外殻部材12の開口6側端の側壁および天井壁と、内殻部材14の開口6側の側壁および天井壁とをそれぞれ開口6内側に略直角に折り曲げたフランジ部12a,12b,12c,14a,14b,14cを形成し、外殻部材12のフランジ部12a,12b,12cの内側に内殻部材14のフランジ部14a,14b,14cの外側を重ねて溶着したので、溶接箇所を低減できる。
更に、外殻部材12の各フランジ部12a,12b,12cと、内殻部材14の各フランジ14a,14b,14cとをレーザ溶接により重ね溶接することにより、容易に溶接でき、しかも、反応ガス流路16,17,18のシール性を確保できる。
また、両側壁側の開口6の緑に沿って、フランジ部12a,12b,14a,14bが形成され、外殻部材12のフランジ部12a,12bと内殻部材14のフランジ部14a,14bとが重ね合わされて溶着されるので、剛性が確保され、大きな開口6を形成しても燃料電池用筐体1の剛性を確保できる。しかも、本実施形態では、天井側の開口6の緑に沿ってもフランジ部12c,14cが形成されて重ね溶接されるので、更に剛性が向上する。即ち、外殻部材12や内殻部材14の板厚を厚くすることなく剛性を確保できる。
また、収納室4の床を構成する床部材を、導入箱36上に排気箱38を設けた二重構造とすることで剛性を向上させることができ、また、導入箱36に導入箱36を上下方向に貫通する案内管54を備え、案内管54内に排気管56を挿入し、排気箱38中の排気ガスを底面側に排気できるようにした。それにより、底面側では案内管54や排気管56の径を大きく確保できるので、大きな流量を確保でき、吸排気効率を向上できる。
更に、内殻部材14の一部を切り起こして凹部26,28を形成し、凹部26,28を仕切板30,32で塞いで、反応ガス流路および排ガス流路を形成したので、容易に反応ガス流路および排ガス流路を形成できるとともに、側壁の剛性が向上する。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
本発明の一実施形態としての燃料電池用筐体の一部を破断して示す拡大斜視図である。 本実施形態の燃料電池用筐体の外殻部材、内殻部材、床部材の分解斜視図である。 本実施形態の燃料電池用筐体の蓋部材、天井板、反応ガス導入部材の組立を示す分解斜視図である。 図2のA−A線拡大断面図である。 図3のB−B線拡大断面図である。
符号の説明
1…燃料電池用筐体 2…燃料電池ユニット
4…収納室 6…開口
8,10…蓋部材 12…外殻部材
12a,12b,12c…フランジ部
14…内殻部材
14a,14b,14c…フランジ部
16〜18,70…ガス通路
24…天井板 26,28…凹部
26a,26b,28a,28b…切欠
30,32…仕切板 36…導入箱
38…排気箱 52…供給管
54…案内管 56…排気管
62…溶接ビード 68…反応ガス導入部材
68a…フランジ部 76…小孔
82,84…挿入管

Claims (4)

  1. 燃料電池ユニットを収納するための収納室と、該収納室に前記燃料電池ユニットを挿入するための開口と、該開口を塞ぐ蓋板とを備え、前記燃料電池ユニットの挿入方向と平行な側壁および天井壁が、外殻部材と、該外殻部材に間隔をあけて内側に配置された内殻部材とを含んで構成された燃料電池用筐体であって、前記側壁および前記天井壁は、前記開口側端が内側に折り曲げて形成されたフランジ部をそれぞれ備えるとともに、前記外殻部材および前記内殻部材の前記フランジ部が互いに重ね合わされて溶接にて一体化されており、一体化された前記フランジ部に前記蓋板が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする燃料電池用筐体。
  2. 前記外殻部材の前記フランジ部と前記内殻部材の前記フランジ部との溶接がレーザ溶接であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用筐体。
  3. 前記側壁を構成する前記内殻部材の一部を前記収納室側に切り起こすとともに、前記外殻部材側から前記内殻部材に仕切板を接合して、前記燃料電池ユニットの挿入方向と垂直な方向に延びる前記外殻部材と前記仕切板との間の空間および前記内殻部材と前記仕切板との間の空間をそれぞれ反応ガス流路および排気ガス流路としてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池用筐体。
  4. 前記収納室の床を構成する床部材を備え、該床部材は、前記反応ガス流路とつながる導入箱と、該導入箱上に設けられた前記排気ガス流路とつながる排気箱とから構成されるとともに、前記導入箱に該導入箱を上下方向に貫通する案内管を有し、前記排気箱中の排気ガスを排出するための排気管が前記案内管内に挿入されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池用筐体。
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