JP2009158332A - バッテリパック - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の電池モジュールを備えたバッテリパックにおいて、各電池モジュールにおける各ガス放出部からのガスの放出に必要となるガス放出通路の数を低減する。
【解決手段】複数の電池モジュール3を、少なくとも一部の電池モジュール3について隣り合うように配置させると共に、その隣り合う電池モジュール3に、互いのガス放出部19を対向配置させたものを含ませる。そして、その対向配置されるガス放出部19間に共通のガス放出通路24を形成し、その共通のガス放出通路24を利用して、隣り合う電池モジュール3(各電池セル16)のいずれかからガスの放出があっても、そのガスを的確に外部に放出できるようにする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複数の電池モジュールが収納されたバッテリパックに関する。
近時、電源として、電池モジュールが注目されている。電池モジュールは、特許文献1に示すように、複数の電池セル(ラミネート電池)を積層して構成され、その各電池セルは、扁平な密閉空間を形成する外装フィルム内に、所定電圧(例えば3.6V程度)を出力する薄型の電池要素を電解液と共に収納したものとなっている。しかも、各電池セルについては、その性質上、過充電や外部過熱等により電解液が分解して有害ガス(CO,HF等)を発生する可能性があることから、それを考慮し、ガス放出部(安全弁及びガス放出口)がそれぞれ備えられ、電池セル内にガスが所定圧以上発生したときには、その電池セル内の発生ガスは、ガス放出部を介して外部に放出される。この場合、ガス放出部から放出されたガスは、ガス放出通路を介して外部へ放出されるが、そのガス放出通路によるガスの排出を容易にすべく、電池モジュールにおける各電池セルは、その電池セルにおけるガス放出部のいずれもが同じ方向を向くようにして積層されている。
ところで、電源として、電動機駆動などの電力用途に関し、高電圧を供給できることが要求されることがある。そのような場合には、前述の電池モジュールを収納容器内に複数収納して、それらを直列に接続すれば、高電圧を得ることができ、高電圧バッテリ(バッテリパック)を容易に作ることができる。
特開2006−236605号公報
しかし、上記のように、複数の電池モジュールを用いてバッテリパックを形成した場合には、各電池モジュールにおける各電池セルのガス放出部からのガス放出に対処すべく、各電池モジュール毎にガス放出通路をそれぞれ形成しなければならない。このため、このような複数の電池モジュールを備えるバッテリパックにあっては、各電池モジュール毎にガス放出通路をそれぞれ形成することに伴い、部品点数の増大、装置の大型化を招くことになる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、複数の電池モジュールを備えたバッテリパックにおいて、各電池モジュールにおける各ガス放出部からのガスの放出に必要となるガス放出通路の数を極力低減することにある。
前記技術的課題を達成するために本発明(請求項1に係る発明)においては、
複数の電池セルを積層して構成された電池モジュールが複数接続され、前記各電池モジュールにおける前記各電池セルに、該各電池セル内に所定圧以上のガスが発生したとき該ガスを放出するガス放出部がそれぞれ設けられ、該各電池モジュールにおける各ガス放出部の向きが該各電池モジュール毎にそれぞれ統一されているバッテリパックであって、
前記複数の電池モジュールが、少なくとも一部の電池モジュールについて隣り合うように配置されていると共に、その隣り合う電池モジュールに、互いのガス放出部を対向配置させたものが含まれている構成としてある。この請求項1の好ましい態様としては、請求項2〜7の記載の通りとなる。
前記技術的課題を達成するために本発明(請求項8に係る発明)においては、
複数の電池セルを積層して構成された電池モジュールが複数接続され、前記各電池モジュールにおける前記各電池セルに、該各電池セル内に所定圧以上のガスが発生したとき該ガスを放出するガス放出部がそれぞれ設けられ、該各電池モジュールにおける各ガス放出部の向きが該各電池モジュール毎にそれぞれ統一されているバッテリパックであって、
外部に連通する共通のガス放出通路が備えられ、
前記ガス放出通路の周囲に前記複数の電池モジュールが配設され、
前記各電池モジュールにおける各ガス放出部が、前記ガス放出通路内に臨んでいる構成としてある。
請求項1に係る発明によれば、複数の電池モジュールが、少なくとも一部の電池モジュールについて隣り合うように配置されていると共に、その隣り合う電池モジュールに互いのガス放出部を対向配置させたものが含まれていることから、その対向配置されるガス放出部間に共通のガス放出通路を形成することにより、その共通のガス放出通路を利用して、隣り合う電池モジュール(各電池セル)のいずれかからガスの放出があっても、そのガスを的確に外部に放出できる。このため、共通のガス放出通路により、各電池モジュール毎にガス放出通路を個別に形成する必要がなくなり、ガス放出通路の数を低減できる。
請求項2に係る発明によれば、複数の電池モジュールが、電池モジュールが直列に配設される電池モジュール列群を、隣り合うようにしつつ複数構成しており、その複数の電池モジュール列群に、隣り合う電池モジュール列群の関係に関し、その互いの各電池モジュールにおけるガス放出部を対向配置させたものが含まれていることから、その互いに対向配置されるガス放出部間に共通のガス放出通路を形成することにより、その共通のガス放出通路を利用して、隣り合う電池モジュール列群の電池モジュール(各電子セル)のいずれかからガスの放出があっても、そのガスを的確に外部に放出できる。このため、共通のガス放出通路により、各電池モジュール群における各電池モジュール毎にガス放出通路を個別に形成する必要がなくなり、ガス放出通路の数を低減できる。
請求項3に係る発明によれば、隣り合う電池モジュール同士間のうち、ガス放出部を対向配置させたもの同士間に、外部に連通する共通のガス放出通路がそれぞれ形成され、その共通のガス放出通路内に、隣り合う電池モジュールにおけるガス放出部が臨んでいることから、隣り合う電池モジュール毎に、それらからのガスを各共通のガス放出通路をもって外部に排出できることになり、各電池モジュール毎にガス放出通路を個別に形成する場合に比べて、ガス放出通路の数を低減できる。
請求項4に係る発明によれば、車両に搭載され、共通のガス放出通路が外部として車室外に連通されていることから、電池モジュールからガスが放出されたとしても、そのガスを車室内に取り込むことなく車室外に排気できる。
請求項5に係る発明によれば、冷却風通過通路を通過する冷却風により、電池セル本体内に連なる端子層の各端子が直接的且つ積極的に冷却されることになり、外部から冷却しにくい発熱部位である電池セル本体内部の電極を熱伝導により効果的に冷却できる。しかも、ガス放出通路が電池セル本体層間において上下方向に延び、冷却風通路を横切ることがないことから、電池モジュールにおける端子層への冷却風の流れがガス放出通路により阻害されることはない。このため、電池モジュールに対する冷却性能を効果的に高めることができる。
請求項6に係る発明によれば、複数の電池モジュール列群が、偶数列の電池モジュール列群とされていることから、複数の電池モジュール列群が存在する場合において、最も効率的にガス放出通路の数を減らすことができる。
請求項7に係る発明によれば、ガス放出部が、電池セル内の内圧が所定圧以上になったときに該電池セルを破断する弱化部により構成されていることから、その弱化部を用いたとしても、ガス放出を的確に行わせることができる。
請求項8に係る発明によれば、共通のガス放出通路の周囲に複数の電池モジュールが配設され、各電池モジュールにおける各ガス放出部がガス放出通路内に臨んでいることから、各電池モジュール毎にガス放出通路を個別に形成する必要がなくなり、ガス放出通路の数を低減できる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図4において、符号1は、自動車に搭載される実施形態に係るバッテリパックを示す。このバッテリパック1は、収納容器としての収納ケース2内に複数の電池モジュール3を収納することにより構成されており、その出力部4は、高電圧を出力できることになっている。このバッテリパック1は、車室内のシート(好ましくは、最も温度が低くなる2列目ないしは3列目のシート)の下側配置されて、駆動電源として用いられる。尚、充放電等を制御するバッテリコントローラについては、図示を略す。
前記収納ケース2は、図2に示すように、平面視長方形状とされた長尺なものとされている。この収納ケース2の内部には、その長手方向(図1〜図4中、左右方向)一端側(図2中、右端側)において、前記出力部4を収納するジャンクボックス部30が形成されており、そのジャンクボックス部30よりも収納ケース2の長手方向他端側(図2中、左端側)には長尺な収納空間31が形成されている。この収納ケース2には、その幅方向一方側の側壁2aにおいて複数の吸気口10(10a〜10f)が形成されており、その収納ケース2の幅方向他方側の側壁2bに排気口11が形成されている。複数の吸気口10a〜10fは、いずれも収納空間31と外部とを連通させており、吸気口10aと10b、吸気口10cと10d、吸気口10eと10fは、収納ケース2の長手方向に所定間隔をあけた組をなしている。この吸気口10aと10b、吸気口10cと10d、吸気口10eと10fは、収納ケースの長手方向他端側から長手方向一端側に向けて順次、配置されており、このとき、吸気口10bと10c、吸気口10dと10eは、それぞれ比較的近い距離をもって隣り合うことになっている。排気口11は、収納空間31と外部とを連通させており、その排気口11には、強制排気を行うべく、ファン12が取付けられている。
前記収納ケース2の底壁2c外面には、図3、図4に示すように、ダクト部材13が取付けられている。このダクト部材13は、収納ケース2の底壁2c外面にその収納ケース2の幅方向略中央において、収納ケース2の長手方向に延びるようにして取付けられており、このダクト部材13と収納ケース2の底壁2c外面とは、外部ガス放出通路14を形成している。この外部ガス放出通路14は、その長手方向一端側が閉塞されている一方、その長手方向他端側は、図示を略す別の排気管により構成された排出通路(図示略)を介して車外に開放されている。尚、収納ケース2は、上部開口を有しているが、その上部開口は、上壁となる上蓋2dにより閉塞される。
前記複数の電池モジュール3は、図2に示すように、前記収納空間31において、収納ケース2の幅方向(図2中、上下方向)に2列の電池モジュール列群15(15A,15B)を構成している。各電池モジュール列群15は、収納ケース2の長手方向に3個の電池モジュール3を直列にそれぞれ配設しており、その両電池モジュール列群15A,15Bの各電池モジュール3は、対向した状態で隣り合いつつ、収納ケース2の底壁2cに保持プレート、ボルト等(図示略)を用いて固定されている。この場合、電池モジュール列群15Bと収納ケース2の幅方向一方側の側壁2aとの間には隙間があまりあけられないが、電池モジュール列群15Aと収納ケース2の幅方向他方側の側壁2bとの間には、隙間51が形成される。この2列の電池モジュール列群15A,15Bの6つの電池モジュール3の配線については、図示が略されているが、これらは直列に接続され、その直列状態の6つの電池モジュール3は、出力部4の端子4aと4bとを接続する。
前記各電池モジュール列群15の各電池モジュール3は、図3,図5に示すように、複数の電池セル16(ラミネート電池(例えばリチウムイオン電池)を上下方向に積層することにより構成されている。積層されるべき各電池セル16は、図6に示すように、平面視長方形状の扁平な電池セル本体32と、その電池セル本体32を基準として長手方向両側外方に延出される端子26(正極端子26a及び負極端子26b)とを備えている。電池セル本体32は、セルケース17と、そのセルケース17内に収納保持される本体部18とを有している。セルケース17は、外形が平面視長方形状とされた枠状に形成されており、そのセルケース17を順次、積み上げることにより、平坦な積層壁(側面)が形成される。本体部18は、内部に密閉空間を形成する外装フィルム(ラミネートシート)を有しており、その外装フィルムの密閉空間内には、所定の起電力(例えば3.6V)を出力する薄型の電気デバイス要素が電解液と共に収納されている。正極端子26a及び負極端子26bは、本体部18内部において電極であったものが、本体部18の外装フィルムの両側から引き出されたものである。これら端子26a,26bは、セルケース17の長手方向両側から外方に延出されており、その正極端子26aと負極端子26bとの間の長さは、前記吸気口10aと10bとの間の所定間隔に略等しくされている。この正極端子26a及び負極端子26bには、電子セル本体32の厚みに比して十分薄い金属製の薄板(例えば正極端子についてはアルミニウム板、負極端子については銅板)が用いられており、その各端子26a,26bは、その板面が電池セル本体32の板面の向く方向同様、上下方向に向けられている。
前記各電池モジュール列群15の各電池モジュール3は、図3,図5に示すように、前記電池セル16を上下方向に複数積層することにより、電池セル本体層28と端子層29とを形成している。電池セル本体層28は、その周囲に平坦な積層壁を形成しており、端子層29は、複数の端子26a(26b)がその隣り合う端子26a(26b)間に隙間をあけつつ上下方向に重なった状態を形成している。この場合、積層された電池セル16を直列接続するために、各電池セル16は、正極端子26aと負極端子26bとの配置が互い違いとなるように積層されている。
前記電池モジュール列群15A,15Bの電池セル本体層28は、図2,図5に示すように、収納ケース2内において、冷却風(空気)を流すための複数の空気通過通路(冷却風通過通路)27を形成している。すなわち、収納ケース2の幅方向に対向して並ぶ両電池セル本体層28は、その長手方向側の両積層壁28aが、近接した状態をもって面一な区画面を形成することになり、そのような各区画面は、収納ケース2の長手方向において隣り合う別の電池セル本体層32の区画面(両積層壁28a)又は収納ケース2の側壁2fと協働して、複数の空気通過通路27を形成している。この各空気通過通路27は、収納ケース2内において、その幅方向一方側の側壁2aとその幅方向他方側の側壁2bとの間を跨るようにそれぞれ延びており、その各空気通過通路27の一端は、前記吸気口10(10a〜10f)のいずれか一つを介して外部に開口され、その他端は、前記隙間51に連なっている。このため、吸気口10a〜10fと排気口11とは、収納ケース2内において、空気通過通路27、前記隙間51を介して連なることになる。この場合、各空気通過通路27内には、その空気通過通路を形成する電池セル本体層28から延出される端子層29が位置されることになるが、端子層29は、各端子26が上下に隣り合う端子26との間に隙間を形成していることから、空気の流れの大きな抵抗とはならない。
前記各電池モジュール3における各電池セル16のセルケース17には、図6に示すように、その幅方向の一方側においてのみガス放出部19がそれぞれ設けられている。その各ガス放出部19は、セルケース17の長手方向略中央に位置されており、その各ガス放出部19は、その電池モジュールの同じ面(積層壁)の長手方向略中央において、同じ方向を向きつつ、電池セル16の積層方向(上下方向)に連続的に配列されることになっている。このガス放出部19は、本実施形態においては、弱化部として形成されており、その弱化部(ガス放出部19)は、セルケース17の内側部分を切り欠いて形成される内側空間20及び薄肉部21と、薄肉部21に形成される突起部22とにより構成されている。これにより、電池セル16内にガスが所定圧以上発生したときには、電池セル本体18の外装フィルムが内側空間20内に積極的に膨張され、その膨張に伴い外装フィルムが突起部22により破断される。この破断により外装フィルム内のガスが放出され、そのガス放出に基づき薄肉部21が破断されることになる。
前記各電池モジュール3における各電池セル16のセルケース17には、図6に示すように、前記ガス放出部19を間に挟むようにして一対の突部23がそれぞれ形成されている。このため、電池セル16が積層されて構成された電池モジュール3においては、その積層された電池セル16における一対の突部23に基づき、上下方向に延びる溝形状が形成されている。このような電池モジュール3の各一対の突部23は、隣り合う電池モジュール列群15A(又は15B)における対向する各電池モジュール3の各一対の突部23にそれぞれ当接されており、収納ケース2の幅方向において対向する電池モジュール3間には、上下方向に延びる共通の内部ガス放出通路24が形成されている。これにより、当該バッテリパック1においては、各電池モジュール3毎に内部ガス放出通路を個別に形成する必要はなくなり、各電池モジュール3毎に内部ガス放出通路を個別に形成する場合に比べて、内部ガス放出通路の数を減らすことができることになる。この各共通の内部ガス排出通路24は、その上端開口が収納ケース2の保持プレートないしは上蓋2dにより閉塞され、その下端開口は、収納ケース2の底壁2cから前記外部ガス放出通路14に開口されている。
尚、図3、図5においては、共通の内部ガス排出通路24が簡易的に示されており、その各共通の内部ガス排出通路24内における矢印は、いずれかの電池セル16からガスが放出されたときには、内部ガス放出通路24を通って外部ガス放出通路14に放出されることを示している。
このようなバッテリパック1においては、いずれかの電池モジュール3の電池セル16(外装フィルム)内に電解液の分解等によりガスが発生し、そのガス圧が基準値以上に高まったときには、外装フィルムが膨張してセルケース17の突起部22により破断される。これにより、外装フィルム内から放出されるガスがセルケース17の薄肉部21を破断することになり、セルケース17にガス放出口25が形成される。このガス放出口25は、内部ガス放出通路24内に臨むように開口されることになり、ガスは、内部ガス放出通路24に排出される。このため、ガスは、図2〜図5の矢印で示すように、車室内に入り込むことなく、内部ガス放出通路24、外部ガス放出通路14等を経て車室外に放出される。
一方、当該バッテリパック1の各電池モジュール3は、空気により冷却される。すなわち、ファン12が駆動されることになり、収納ケース2の幅方向一方側における各吸気口10から各空気通過通路27に空気が取り込まれ、その空気(冷却風)は、図2、図5の矢印で示すように、空気通過通路27、隙間51を経て収納ケース2の幅方向他方側における排気口11から外部に排出される。このため、冷却風が空気通過通路27を通る間に、各電池モジュール3における端子層29の各端子26a、26bが直接的且つ積極的に冷却されることになり、外部から冷却しにくい発熱部位である各電池セル本体32内部の電極が熱伝導により効果的に冷却される。この結果、この各電池セル16に対する効果的な冷却に基づき、電池モジュール3に対する冷却性能は高まることになる。
この場合、隣り合う電池モジュール列群15A,15Bにおける対向する電池モジュール3からのガス放出に共通の内部ガス放出通路24が用いられることから、収納ケース2内において、内部ガス放出通路24が占める領域を少なくして冷却範囲を広げることができ、冷却自由度を高めることができる。また、各共通の内部ガス放出通路24が、隣り合う電池モジュール列群15A,15Bにおける対向する電池モジュール3(電池セル本体層28)間に、その電池モジュール3の長手方向略中央位置において上下方向に延び、その各内部ガス放出通路24が収納ケース2外の外部ガス放出通路14に連通される構成になっていることから、内部ガス放出通路24等は前記空気通過通路27を横切ることはなく、その内部ガス放出通路24等により、電池モジュール3の端子26が積み重なった端子層29を流れる冷却風の流れが阻害されることはない。このため、この点からも、冷却性能を効果的に高めることができる。
実施形態に係るバッテリパックを示す正面図。 図1に係るバッテリパックの上壁を除いた状態を示す平面図。 図2のX3−X3線断面図。 図1に係るバッテリパックを示す底面図。 各電池モジュールからのガスの放出を概念的に説明する説明図。 ガス放出部、内部ガス放出通路を平面的に説明する説明図。
符号の説明
1 バッテリパック
2 収納ケース
3 電池モジュール
10 吸気口(冷却風供給口)
11 排気口(冷却風排気口)
14 外部ガス放出通路
15A 電池モジュール列群
15B 電池モジュール列群
16 電池セル
19 ガス放出部
24 内部ガス放出通路
27 空気通過通路(冷却風通過通路)
28 電池セル本体層
29 端子層


Claims (8)

  1. 複数の電池セルを積層して構成された電池モジュールが複数接続され、前記各電池モジュールにおける前記各電池セルに、該各電池セル内に所定圧以上のガスが発生したとき該ガスを放出するガス放出部がそれぞれ設けられ、該各電池モジュールにおける各ガス放出部の向きが該各電池モジュール毎にそれぞれ統一されているバッテリパックであって、
    前記複数の電池モジュールが、少なくとも一部の電池モジュールについて隣り合うように配置されていると共に、その隣り合う電池モジュールに、互いのガス放出部を対向配置させたものが含まれている、
    ことを特徴とするバッテリパック。
  2. 請求項1において、
    前記複数の電池モジュールにより、電池モジュールが直列に配設される電池モジュール列群が、隣り合うようにしつつ複数構成され、
    前記複数の電池モジュール列群に、隣り合う電池モジュール列群の関係に関し、その互いの各電池モジュールにおけるガス放出部を対向配置させたものが含まれている、
    ことを特徴とするバッテリパック。
  3. 請求項1又は2において、
    前記隣り合う電池モジュール同士間のうち、前記ガス放出部を対向配置させたもの同士間に、外部に連通する共通のガス放出通路がそれぞれ形成され、
    前記共通のガス放出通路内に、前記隣り合う電池モジュールにおけるガス放出部が臨んでいる、
    ことを特徴とするバッテリパック。
  4. 請求項3において、
    車両に搭載され、
    前記共通のガス放出通路が外部として車室外に連通されている、
    ことを特徴とするバッテリパック。
  5. 請求項2において、
    前記複数の電池モジュール列群の各電池モジュールが、電池セルの電子セル本体が積層された電池セル本体層と、該電池セル本体層を基準としたその両側において該各電池セル本体から延出される端子が順次、配設される端子層と、を備えたものとされ、
    前記複数の電池モジュール列群が、隣り合う電池モジュール列群における各電池モジュールの電池セル本体層及び端子層を該複数の電池モジュール列群の配列方向に互いに対向配置させた状態で、収納容器内に収納され、
    前記収納容器内に、冷却風を通過させるための冷却風通過通路が、前記複数の電池モジュール列群の配列方向において対向配置される電池モジュールの端子層を横切るようにして形成され、
    前記ガス放出部を対向配置させた隣り合う電池モジュール列群間に、その互いの対向する電池セル本体層間において、該ガス放出部が臨むガス放出通路が上下方向に延びるようにして設けられている、
    ことを特徴とするバッテリパック。
  6. 請求項2において、
    複数の電池モジュール列群が、偶数列の電池モジュール列群とされている、
    ことを特徴とするバッテリパック。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記ガス放出部が、電池セル内の内圧が所定圧以上になったときに該電池セルを破断する弱化部により構成されている、
    ことを特徴とするバッテリパック。
  8. 複数の電池セルを積層して構成された電池モジュールが複数接続され、前記各電池モジュールにおける前記各電池セルに、該各電池セル内に所定圧以上のガスが発生したとき該ガスを放出するガス放出部がそれぞれ設けられ、該各電池モジュールにおける各ガス放出部の向きが該各電池モジュール毎にそれぞれ統一されているバッテリパックであって、
    外部に連通する共通のガス放出通路が備えられ、
    前記ガス放出通路の周囲に前記複数の電池モジュールが配設され、
    前記各電池モジュールにおける各ガス放出部が、前記ガス放出通路内に臨んでいる、
    ことを特徴とするバッテリパック。


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