JP2010034990A - 差動マイクロホンユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】音声が検知できないエリアが小さい差動マイクロホンユニットを提供する。
【解決手段】差動マイクロホンユニット110A(110B)は、内部に第1の空間と第2の空間とが形成された筐体612と、筐体612内部に配置される第1の振動膜とを備える。筐体612には、第1の空間と外部とを連通する第1の開口部612Aと、第2の空間と外部とを連通する第2の開口部612Bとが形成される。第1の開口部612Aおよび第2の開口部612Bの、それぞれの開口部の中心を通る直線に対して垂直な第1の方向の寸法が、それぞれの開口部の中心を通る直線に対して平行な第2の方向の寸法よりも長い。
【選択図】図10

Description

本発明は差動マイクロホンユニットに関し、特に、振動膜が収納される筐体に少なくとも2つの開口部が形成されている差動マイクロホンユニットに関する。
外部から音声を受けて、当該音声に含まれる雑音を低減させることができる差動マイクロホンユニットが知られている。このような差動マイクロホンユニットを利用した携帯電話は、雑音が少ない音声信号、すなわち話者からの音声を相手が聞き取り易い音声信号を取得することができる。
振動膜に伝達される雑音の振動を打ち消すために、あるいは振動膜から出力される雑音の信号を打ち消すために、差動マイクロホンユニットには、音声が入力されるための少なくとも2つの開口部が形成されている。そして、以下に説明するように、差動マイクロホンユニットに関して、効率的に雑音を低減するための技術が提案されている。
たとえば、特開2007−195140号公報(特許文献1)には、異物がマイクロホンに入ることを防ぐマイクロホンのユニット構造が開示されている。特開2007−195140号公報(特許文献1)によると、マイクロホンは、回路基板を有する基板と、回路基板に接続された音声処理ユニットと、基板に接続された上カバーと、上カバーの側面に設けられた音孔とを備える。
また、特開2001−268695号公報(特許文献2)には、エレクトレットコンデンサマイクロホンが開示されている。特開2001−268695号公報(特許文献2)によると、エレクトレットコンデンサマイクロホンは、エレクトレット誘電体膜を上面に張り付けた背極或いは振動膜が張り付けられた金属材料より成る振動膜リングを上端面に載置して保持するセラミックパッケージを具備する。セラミックパッケージの周側壁の上端面に入力端子面を構成する金属材料被膜を全周に亘って成膜形成し、周側壁の内側面および底部の上面に亘って入力端子面から延伸して入力導電被膜を成膜形成し、インピーダンス変換回路を含むICベアチップをセラミックパッケージの底部に取り付け、入力導電被膜をICベアチップの入力端に電気接続する。エレクトレットコンデンサマイクロホンは、金属の筒体より成るカプセルを具備する。セラミックパッケージをカプセル内に収容する。
また、特開2007−201976号公報(特許文献3)には、指向性音響デバイスが開示されている。特開2007−201976号公報(特許文献3)によると、マイクロホンユニットは、中空箱状の筺体と、その筺体の内部に収容された振動膜と、筺体の内部における振動膜の前方の空間と同筺体の外部とを連通する複数の音路とを備える。こうしたマイクロホンユニットにおいて、筺体の外部から音路の全てに同時に音響が入射されたときに、各音路を通過した音響が同時に振動膜に到達するように、各音路に多孔質材を配設して各音路の音響抵抗が異なるようにする。
また、特公平07−95777号公報(特許文献4)には、2ウエイ音声通信ヘッドホンが開示されている。特公平07−95777号公報(特許文献4)によると、ヘッドホンは、ハウジングと、着用者の会話を電気信号に変換するマイクロホンを含みハウジングに接続されている手段と、受信した電気信号を音に変換する受信器を含みハウジングに接続されている手段と、受信した信号を変換する手段から着用者の耳に伝えるハウジングによって支持された耳当てアセンブリを含む手段とを具備する。
また、特開2007−60661号公報(特許文献5)には、シリコンコンデンサマイクロホンが開示されている。特開2007−60661号公報(特許文献5)によると、シリコンコンデンサマイクロホンは、金属ケースと、MEMS(Micro Electro Mechanical System)マイクロホンチップと、電圧ポンプとバッファICとを含むASIC(Application Specific Integrated Circuit)チップとを有し、表面上に金属ケースと接合するための接続パターンが形成され、金属ケースと接続パターンとが接合された基板とを備える。
特開2007−195140号公報 特開2001−268695号公報 特開2007−201976号公報 特公平07−95777号公報 特開2007−60661号公報
しかしながら、従来の差動マイクロホンユニットにおいては、開口部同士の位置関係などが原因で、発生した音声が検知できない音源エリアが生じてしまう。たとえば、両指向性差動マイクロホンユニットの中には、それぞれの開口部の中心を通る直線上に存在する音源から発生する音声はよく検知することができるが、その直線に対して垂直であって両開口部の中点を通る直線上に存在する音源から発生する音声を検知することができないものがある。
本発明は上記の不具合を解消するためになされたものであって、本発明の主たる目的は、そこで発生した音声が検知できないエリアが小さい差動マイクロホンユニットを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、差動マイクロホンユニットが提供される。差動マイクロホンユニットは、内部に第1の空間と第2の空間とが形成された筐体と、筐体内部に配置される第1の振動膜とを備える。筐体には、第1の空間と外部とを連通する第1の開口部と、第2の空間と外部とを連通する第2の開口部とが形成される。第1の開口部および第2の開口部の、それぞれの開口部の中心を通る直線に対して垂直な第1の方向の寸法が、それぞれの開口部の中心を通る直線に対して平行な第2の方向の寸法よりも長い。
好ましくは、第1の振動膜は、筐体内の空間を第1の空間と第2の空間とに仕切る。
好ましくは、第1の開口部の中心から第1の振動膜に至る距離と、第2の開口部の中心から第2の振動膜に至る距離とが等しい。
好ましくは、第1の振動膜は、第1の空間内に配置される。差動マイクロホンユニットは、第2の空間内に配置される第2の振動膜をさらに備える。
好ましくは、第1の開口部の中心から第1の振動膜に至る距離と、第2の開口部の中心から第2の振動膜に至る距離とが等しい。
好ましくは、第1の開口部および第2の開口部は、筐体の同一面上に形成される。
好ましくは、第1の開口部および第2の開口部は、第1の方向を長軸とする楕円形状を有する。
好ましくは、第1の開口部および第2の開口部は、同一形状を有する。
以上のように、この発明によれば、そこで発生した音声が検知できないエリアが小さい差動マイクロホンユニットを提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<音声信号送受信装置100Aの全体構成>
図1は、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100Aの全体構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る音声信号送受信装置100Aは、たとえば携帯電話である。図1に示すように、音声信号送受信装置100Aは、差動マイクロホンユニット110Aと、増幅部120と、加算部130と、スピーカ140と、送受信部170とを含む。本実施の形態に係る音声信号送受信装置100Aを構成するブロックの各々は、たとえば、ゲイン調整装置や、加算器や、無線通信装置などの専用のハードウェア回路などによって実現される。
ただし、音声信号送受信装置100Aが、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を有する携帯電話やパーソナルコンピュータであって、各ブロックが、CPUが有する機能の一部として実現されるものであってもよい。すなわち、記憶装置に以下の機能を実現するための制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から制御プログラムを読み出して実行することによって、各ブロックの機能を実現する構成であってもよい。
図1においては、増幅部120は、オペアンプ等を用いたアンプ回路などによって実現されるものであって、差動マイクロホンユニット110Aと加算部130と送受信部170とに接続されている。増幅部120は、差動マイクロホンユニット110Aからの入力される送信音声信号を増幅して、送受信部170と加算部130とに出力する。
送受信部170は、図示しないアンテナなどの無線通信装置によって実現され、増幅部120と加算部130と接続されている。送受信部170は、受信音声信号を受信するとともに、送信音声信号を送信する。より詳細には、送受信部170は、増幅部120から入力された送信音声信号を外部に送信し、外部からの受信音声信号を受信して加算部130に出力する。
加算部130は、送受信部170と増幅部120とスピーカ140と接続される。加算部130は、送受信部170から入力される受信音声信号と増幅部120から入力される送信音声信号とを加算して加算信号を生成し、スピーカ140に出力する。
スピーカ140は、加算部130から入力される加算信号を受話音声に変換して出力する。
<振動検知部111Aの構成>
以下、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aについて説明する。図1に示したように、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aは、代表的に音声信号送受信装置100などで利用されるものであるが、単なるマイクロホンとして使用されてもよい。図2は、振動検知部111Aを示す正面断面図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aは、1つの振動検知部111Aを含む。後述するように、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aは、音響的な差分を取得することによって背景雑音を除去する。
振動検知部111Aは、振動膜113Aや、後述するASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む。振動検知部111Aは、振動膜113Aに到達する2方向からの音圧(音波の振幅)Pf,Pbによって振動し、当該振動に応じた電気信号を生成する。つまり、差動マイクロホンユニット110Aは、2方向から伝達されてくる送話音声を受音して電気信号に変換する。
本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aでは、振動膜113Aが、上下両側から音圧Pf,Pbを受ける構造となっており、振動膜113Aは音圧差(Pf−Pb)にしたがって振動する。そのため、振動膜113Aの両側に同時に同じ大きさの音圧がかかると、当該2つの音圧は振動膜113Aにて打ち消しあい、振動膜113Aは振動しない。逆に、振動膜113Aは、両側に受ける音圧に差があるときに、その音圧差によって振動する。
<差動マイクロホンユニットの雑音除去原理>
つぎに、差動マイクロホンユニットの雑音除去原理について説明する。図3は、音圧Pと音源からの距離Rとの関係を示すグラフである。図3に示すように、音波は、空気等の媒質中を進行するにつれ減衰し、音圧(音波の強度・振幅)が低下する。音庄は、音源からの距離に反比例するため、音圧Pは、音源からの距離Rとの関係において、
P=k/R・・・(1)
と表すことができる。なお、式(1)中、kは比例定数である。
そして、図3および式(1)からも明らかなように、音圧(音波の振幅)は、音源に近い位置(グラフの左側)では急激に減衰し、音源から離れるほどなだらかに減衰する。すなわち、音源からの距離がΔdだけ異なる2つの位置(d0とd1、d2とd3)に伝達される音圧は、音源からの距離が小さいd0からd1においては大きく減衰するが(P0−P1)、音源からの距離が大きいd2からd3においてはあまり減衰しない(P2−P3)。
本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aを、携帯電話に代表される音声信号送受信装置100Aに適用する場合、話者からの発話音声は、差動マイクロホンユニット110Aの近傍から発生する。そのため、話者の発話音声の音圧は、振動膜113Aの上面に到達する音圧Pfと、振動膜113Aの下面に到達する音圧Pbとの間で大きく減衰する。すなわち、話者からの発話音声については、振動膜113Aの上面に到達する音圧Pfと、振動膜113Aの下面に到達する音圧Pbと差異が大きい。
これに対して背景雑音は、話者の発話音声に比べて、音源が差動マイクロホンユニット110Aから遠い位置に存在する。そのため、背景雑音の音圧は、振動膜113Aの上面に到達するPfと、振動膜113Aの下面に到達する音圧Pbとの間でほとんど減衰しない。すなわち、背景雑音については、振動膜113Aの上面に到達する音圧Pfと、振動膜113Aの下面に到達する音圧Pbとの差異が小さい。
図4は、音源からの距離Rを対数に変換したものと、マイクが出力する音圧Pを対数に変換したもの(dB:decibel)との関係を示したグラフである。点線は通常のマイクロホンユニット、実線は本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aの特性を示している。
図4に示すように、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aが検出して出力する音圧レベル(dB)は、音源からの距離が大きくなるにつれて、通常のマイクロホンユニットよりも大きく減少する特性を示す。すなわち、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aは、通常のマイクロホンユニットよりも、音源からの距離が大きくなるに従って音圧レベルがより顕著に低下していく。
図2〜図4を参照して、振動膜113Aにて受音される背景雑音の音圧の差(Pf−Pb)は非常に小さいため、差動マイクロホンユニット110Aが生成する背景雑音を示す雑音信号は非常に小さくなる。これに対して、振動膜113Aにて受音される話者の発話音声の音圧の差(Pf−Pb)は大きいため、差動マイクロホンユニット110Aにて生成される発話音声を示す発話信号は大きくなる。つまり、差動マイクロホンユニット110Aは、主に発話音声を示す発話信号を出力することができる。
<差動マイクロホンユニット110Aの構成>
次に、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aの構成について説明する。図5(A)は本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aの組み立て構成を示す斜視図であって、図5(B)は本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aの外観斜視図である。そして、図6は本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110の正面断面図である。
図5(A)、図5(B)、図6に示すように、差動マイクロホンユニット110Aは、第1の基板630と、第1の基板630の上に積層される第2の基板621と、第2の基板621の上に積層される上部筐体611とを含む。第1の基板630には、薄底部630Aが形成される。
第2の基板621の上面には、振動膜113AとASIC(信号処理回路)240とが配置される。ASIC240は、振動膜113Aの振動に基づく信号を増幅する等の処理を行う。ASIC240は振動膜113Aの近くに配置することが好ましい。振動膜113Aの振動に基づく信号が微弱である場合には、外部電磁ノイズの影響を極力抑え、SNR(Signal to Noise Ratio)を向上させることができる。また、ASIC240は増幅回路だけでなく、AD変換器等を内蔵し、デジタル出力するような構成であっても構わない。
第2の基板621には、薄底部630Aの上方かつ振動膜113Aの下方に、第1の基板開口部621Aが形成されている。また、第2の基板621には、薄底部630Aの上方に第2の基板開口部621Bが形成されている。
上部筐体611は、第2の基板621との間で、振動膜113AとASIC240とを囲む(収容する)ための第1の空間を形成する。上部筐体611の一端部には、差動マイクロホンユニット110Aの外部から第1の空間へと音声振動を伝達させるための第1の開口部611Aが形成されている。音声振動は、第1の開口部611Aを通って、第1の空間を通ることによって、振動膜113Aの上面へと到達する。
また、上部筐体611の他端部には、差動マイクロホンユニット110Aの外部から、振動膜113Aの下面へと音声振動を伝達させるための第2の開口部611Bが形成されている。第2の開口部611Bと、第2の基板開口部621Bと、薄底部630Aにて囲まれる空間と、第1の基板開口部621Aとによって、第2の空間が形成される。
本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aは、上記のように構成されているため、第1の開口部611Aおよび第2の開口部611Bを結ぶ直線上に位置する音源からの音波のうち、振動膜113Aの上面に伝達される音波と、第2の基板621を回り込んで振動膜113Aの下面に伝達される音波とは、音源からの振動膜113Aまでの伝達距離が異なる。換言すれば、第1の開口部611Aおよび第2の開口部611Bを結ぶ直線上から伝播されてくる音波のうち、第1の開口部611Aを通って振動膜113Aの上面に伝達される音波(音圧Pf)と、第2の開口部611Bを通って振動膜113Aの下面に伝達される音波(音圧Pb)とは、音源から振動膜113Aまでの伝達距離が異なる。
また、差動マイクロホンユニット110Aは、第1の開口部611Aから振動膜113Aまでの音波到達時間と、第2の開口部611Bから振動膜113Aまでの音波到達時間が等しくなるように構成してもよい。音波到達時間を等しくするために、例えば、第1の開口部611Aから振動膜113Aまでの音波の経路長と、第2の開口部611Bから振動膜113Aまでの音波の経路長とが等しくなるように構成してもよい。経路長は、例えば、経路の断面の中心を結ぶ線の長さであってもよい。好ましくは、経路長の比率は±20%(80%以上120%以下)の範囲内で等しくし、音響インピーダンスをほぼ等しくすることにより、特に高周波帯域での差動マイク特性が良好にできる。
この構成により、第1の開口部611Aおよび第2の開口部611Bから振動膜113Aに到達する音波の到達時間、すなわち位相を揃えることができ、より精度の高い雑音除去機能を実現することができる。
そして、上述したように、音圧は、音源に近い位置(図4のグラフの左側)では急激に減衰し、音源から離れた位置(図4のグラフの右側)ほどなだらかに減衰する。そのため、話者の発話音声に対する音波については、振動膜113Aの上面に伝達される音圧Pfと、振動膜113Aの下面に伝達される音圧Pbとが大きく異なる。一方、周囲の背景雑音に対する音波については、振動膜113Aの上面に伝達される音圧Pfと、振動膜113Aの下面に伝達される音圧Pbとの差が非常に小さくなる。
振動膜113Aにて受音される背景雑音の音圧Pf,Pbの差は非常に小さいため、背景雑音に対する音圧は振動膜113Aにてほぼ打ち消される。これに対して、振動膜113Aにて受音される話者の発話音声の音圧Pf,Pbの差は大きいため、発話音声に対する音圧は振動膜113Aで打ち消されない。このようにして、差動マイクロホンユニット110Aは、ASIC240を利用して、振動膜113Aが振動することによって得られた音声信号を送信音声信号として出力する。
そして、図5(A)および図5(B)に示すように、本実施の形態に係る第1の開口部611Aおよび第2の開口部611Bの形状は、単なる円形状ではない。すなわち、第1の開口部611Aおよび第2の開口部611Bの、第1の開口部611Aと第2の開口部611Bの中心を通る直線方向に対して垂直な方向(第1の方向)の寸法は、第1の開口部611Aと第2の開口部611Bの中心を通る直線方向(第2の方向)の寸法よりも長い。
図5(A)および図5(B)に示すように、本実施の形態に係る第1の開口部611Aおよび第2の開口部611Bの形状は、平面視においてトラック(陸上の競争用レーン)状である。
図7は、第1の開口部612Aおよび第2の開口部612Bの形状の第1の変形例を示す斜視図である。図7に示すように、第1の変形例に係る上部筐体612の第1の開口部612Aおよび第2の開口部612Bの形状は、その長軸が第1の開口部612Aと第2の開口部612Bの中心を通る直線方向に対して垂直な方向(第1の方向)に一致する平面視において楕円形状であってもよい。
図8は、第1の開口部613Aおよび第2の開口部613Bの形状の第2の変形例を示す斜視図である。図8に示すように、第1の変形例に係る上部筐体613の第1の開口部613Aおよび第2の開口部613Bの形状は、その長辺が第1の開口部613Aと第2の開口部613Bの中心を通る直線方向に対して垂直な方向(第1の方向)に一致する矩形形状、すなわち平面視において長方形であってもよい。
図9は、通常の差動マイクロホンユニットの上部筐体600における第1の開口部600Aおよび第2の開口部600Bの形状を示す斜視図である。図9に示すように、通常の差動マイクロホンユニットの上部筐体600においては、第1の開口部600Aおよび第2の開口部600Bの形状は、ともに円形形状である。
図10(A)は、通常の差動マイクロホンユニットにおける指向特性を示すイメージ図であり、図10(B)は、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aの指向特性を示すイメージ図である。
図2および図6に示したように、1次傾度を示す差動マイクロホンユニット、いわゆる接話マイクロホンユニットにおいては、振動膜113Aの表側および裏側から音声振動が入力される。このとき、図10(A)に示すように、差動マイクロホンユニットは、平面視において8の字形の指向特性を示す。すなわち、差動マイクロホンユニットは、2つの開口部600A,600Bのそれぞれの中心(重心)を結ぶ直線方向に対する感度が最も高く、当該直線方向に垂直な方向には感度が低い(感度がない)。
指向特性において音声の感度を持たない方向はヌル(Null)と呼ばれる。差動マイクロホンユニットを利用して、できるだけ広い範囲の音を集音するというためには、Null角は小さいほうが好ましい。ここで、Null角は、指向特性の最大感度レベルに対して−20dB以下となる角度範囲と定義する。
本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aは、図10(B)に示すように、2つの開口部612A,612Bのそれぞれが、両者の中心を結ぶ直線に対して平行な方向の寸法よりも、両者の中心を結ぶ直線に対して垂直な方向の寸法の方が短い。その結果、指向特性のNull角を減少させることができるため、ノイズ抑圧効果を保ちながら広範囲の音声を取得することが可能である。
それぞれの開口部の中心を結ぶ直線に対して平行な方向の寸法よりも、両者の中心を結ぶ直線に対して垂直な方向の寸法の方が短い差動マイクロホンユニット110Aは、指向特性のNull角が小さくなるため、それぞれの開口部の形状はトラック形状であってもよいし、楕円であってもよいし、長方形であってもよい。
図11(A)は、通常の差動マイクロホンユニットの平面図であり、図11(B)は、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aの平面図である。図11(A)および図11(B)に示すように、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aの上部筐体612は、第1の開口部612Aと第2の開口部612Bとが、両者を結ぶ直線の方向に短くなっている。そのため、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aは、通常の差動マイクロホンユニットよりも小型になっている。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。上述の実施の形態1に係る音声信号送受信装置100Aは、1つの振動膜113Aを含む差動マイクロホンユニット110Aを有するものであった。一方、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100Bは、2つの振動膜113B,113Cを含む差動マイクロホンユニット110Bを有するものである。
<音声信号送受信装置100Bの全体構成>
図12は、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100Bの全体構成を示すブロック図である。図12に示すように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100Bは、差動マイクロホンユニット110Bと、増幅部120と、加算部130と、スピーカ140と、送受信部170とを含む。そして、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Bは、第1の振動検知部111Bと第2の振動検知部111Cと減算部117とを含む。
図13は、第1の振動検知部111Bと第2の振動検知部111Cとを示す正面断面図である。図12および図13に示すように、差動マイクロホンユニット110Aは、第1の振動検知部111Bと第2の振動検知部111Cとを含む。第1の振動検知部111Bは、第1の振動膜113Bを含む。第2の振動検知部111Bは、第2の振動膜113Cを含む。
第1の振動膜113Bは第1の振動膜113Bに到達する音波の音圧P1によって振動し、第1の振動検知部111Bは当該振動に応じた第1の電気信号を生成する。第2の振動膜113Cは第2の振動膜113Cに到達する音波の音圧P2によって振動し、第2の振動検知部111Cは当該振動に応じた第2の電気信号を生成する。
第1の振動検知部111Bと、第2の振動検知部111Cとは、減算部117に接続されている。減算部117は、たとえば実施の形態1で説明されたASIC240などによって実現される。減算部117は、第1の振動検知部111Bから入力された第1の電気信号と、第2の振動検知部111Cから入力された第2の電気信号とに基づいて、送信音声信号としての第1の電気信号と第2の電気信号の差分信号を生成する。
その他の音声信号送受信装置100Bの構成については、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。また、雑音除去原理についても、上述の実施の形態1と同様であるのでここでは詳細な説明は繰り返さない。
<差動マイクロホンユニット110Bの構成>
次に、本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Bの構成について説明する。図14は本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Bの正面断面図である。
図14に示すように、差動マイクロホンユニット110Bは、第2の基板622と、第2の基板622の上に積層される上部筐体615とを含む。第2の基板622の上面には、第1の振動膜113Bと第2の振動膜113Cと図示しないASICが配置される。上部筐体615は、第2の基板622との間に、第1の振動膜113Bを囲むための第1の空間と、第2の振動膜113Cを囲むための第2の空間を内包する。
上部筐体615の一端部には、差動マイクロホンユニット110Aの外部から第1の空間へと音声振動を伝達させるための第1の開口部615Aが形成されている。音声振動は、第1の開口部615Aを通って、第1の振動膜113Bの上面へと到達する。
また、上部筐体615の他端部には、差動マイクロホンユニット110Aの外部から第2の空間へと音声振動を伝達させるための第2の開口部615Bが形成されている。音声振動は、第2の開口部615Bを通って、第2の振動膜113Bの上面へと到達する。
本実施の形態に係る差動マイクロホンユニット110Aは、上記のように構成されているため、第1の開口部615Aおよび第2の開口部615Bを結ぶ直線上に位置する音源からの音波のうち、第1の振動膜113Bに伝達される音波と、第2の振動膜113Cに伝達される音波とは、音源からの伝達距離が異なる。換言すれば、第1の開口部615Aおよび第2の開口部615Bを結ぶ直線上から伝播されてくる音波のうち、第1の開口部615Aを通って第1の振動膜113Bに伝達される音波(音圧P1)と、第2の開口部615Bを通って第2の振動膜113Cに伝達される音波(音圧P2)とはその伝達距離が異なる。
また、第1の開口部615Aから第1の振動膜113Bまでの音波到達時間と、第2の開口部615Bから第2の振動膜113Cまでの音波到達時間が等しくなるように構成してもよい。音波到達時間を等しくするために、例えば、第1の開口部615Aから第1の振動膜113Bまでの音波の経路長と、第2の開口部615Bから第1の振動膜113Cまでの音波の経路長が等しくなるように構成してもよい。経路長は、例えば、経路の断面の中心を結ぶ線の長さであってもよい。好ましくは、経路長の比率は±20%で等しくし、音響インピーダンスをほぼ等しくすることにより、特に高周波帯域での差動マイク特性が良好にできる。
そして、上述したように、音圧は、音源に近い位置(図4のグラフの左側)では急激に減衰し、音源から離れた位置(図4のグラフの右側)ほどなだらかに減衰する。そのため、話者の発話音声に対する音波については、第1の振動膜113Bに伝達される音圧P1と、第2の振動膜113Cに伝達される音圧P2とは大きく異なる。一方、周囲の背景雑音に対する音波については、第1の振動膜113Bに伝達される音圧P1と、第2の振動膜113Cに伝達される音圧P2との差は非常に小さくなる。
第1の振動膜113Bにて受音される背景雑音の音圧P1と、第2の振動膜113Cにて受音される背景雑音の音圧P2の差は非常に小さいため、背景雑音に対する音声信号は減算部117にてほぼ打ち消される。これに対して、第1の振動膜113Bにて受音される話者の発話音声の音圧P1と、第2の振動膜113Cにて受音される話者の発話音声の音圧P2の差は大きいため、発話音声に対する音声信号は減算部117にて打ち消されない。このようにして、差動マイクロホンユニット110Bは、減算部117を利用して、第1および第2の振動膜113B,113Cが振動することによって得られた音声信号を送信音声信号として出力する。
そして、本実施の形態に係る上部筐体615の第1の開口部615Aおよび第2の開口部615Bの形状については、実施の形態1のそれと同様である。つまり、第1の開口部615Aおよび第2の開口部615Bの、第1の開口部615Aと第2の開口部615Bの中心を通る直線方向に対して垂直な方向(第1の方向)の寸法は、第1の開口部615Aと第2の開口部615Bの中心を通る直線方向(第2の方向)の寸法よりも長い。すなわち、本実施の形態に係る上部筐体615の第1の開口部615Aおよび第2の開口部615Bの形状も、図5(A)、図7、図8、図10(B)、図11(B)にて示した第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1に係る音声信号送受信装置の全体構成を示すブロック図である。 振動検知部を示す正面断面図である。 音圧Pと音源からの距離Rとの関係を示すグラフである。 音源からの距離Rを対数に変換したものと、マイクが出力する音圧Pを対数に変換したものとの関係を示したグラフである。 本実施の形態に係る差動マイクロホンユニットの組み立て構成を示す斜視図と差動マイクロホンユニットの外観斜視図である。 実施の形態1に係る差動マイクロホンユニットの正面断面図である。 第1の開口部および第2の開口部の形状の第1の変形例を示す斜視図である。 第1の開口部および第2の開口部の形状の第2の変形例を示す斜視図である。 通常の差動マイクロホンユニットの上部筐体における第1の開口部および第2の開口部の形状を示す斜視図である。 通常の差動マイクロホンユニットにおける指向特性を示すイメージ図と本実施の形態に係る差動マイクロホンユニットの指向特性を示すイメージ図である。 通常の差動マイクロホンユニットの平面図と本実施の形態に係る差動マイクロホンユニットの平面図である。 実施の形態2に係る音声信号送受信装置の全体構成を示すブロック図である。 第1の振動検知部と第2の振動検知部とを示す正面断面図である。 実施の形態2に係る差動マイクロホンユニットの正面断面図である。
符号の説明
100A,100B 音声信号送受信装置、110A,110B 差動マイクロホンユニット、111A,111B,111C 振動検知部、113A,113B,113C 振動膜、117 減算部、120 増幅部、130 加算部、140 スピーカ、170 送受信部、600,611,612,613,615 上部筐体、600A,611A,612A,613A,615A 第1の開口部、600B,611B,612B,613B,615B 第2の開口部、621,622 第2の基板、621A 第1の基板開口部、621B 第2の基板開口部、630 第1の基板、630A 薄底部。

Claims (8)

  1. 内部に第1の空間と第2の空間とが形成された筐体と、
    前記筐体内部に配置される第1の振動膜とを備え、
    前記筐体には、前記第1の空間と外部とを連通する第1の開口部と、前記第2の空間と外部とを連通する第2の開口部とが形成され、
    前記第1の開口部および前記第2の開口部の、それぞれの開口部の中心を通る直線に対して垂直な第1の方向の寸法が、それぞれの開口部の中心を通る直線に対して平行な第2の方向の寸法よりも長い、差動マイクロホンユニット。
  2. 前記第1の振動膜は、前記筐体内の空間を前記第1の空間と前記第2の空間とに仕切る、請求項1に記載の差動マイクロホンユニット。
  3. 前記第1の開口部の中心から前記第1の振動膜に至る距離と、前記第2の開口部の中心から前記第1の振動膜に至る距離とが等しい、請求項2に記載の差動マイクロホンユニット。
  4. 前記第1の振動膜は、前記第1の空間内に配置され、
    前記第2の空間内に配置される第2の振動膜をさらに備える、請求項1に記載の差動マイクロホンユニット。
  5. 前記第1の開口部の中心から前記第1の振動膜に至る距離と、前記第2の開口部の中心から前記第2の振動膜に至る距離とが等しい、請求項4に記載の差動マイクロホンユニット。
  6. 前記第1の開口部および前記第2の開口部は、前記筐体の同一面上に形成される、請求項1から5のいずれか1項に記載の差動マイクロホンユニット。
  7. 前記第1の開口部および前記第2の開口部は、第1の方向を長軸とする楕円形状を有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の差動マイクロホンユニット。
  8. 前記第1の開口部および前記第2の開口部は、同一形状を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の差動マイクロホンユニット。
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