JP2010034481A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

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健良 増田
Satomi Ito
里美 伊藤
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Abstract

【課題】SiCウェハの表面状態の悪化を抑制しつつ、十分な熱処理を実施することが可能な半導体装置の製造方法、および当該製造方法により製造されることにより、優れた特性を有する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置としてのMOSFETの製造方法は、炭化珪素からなるウェハ3を準備する工程と、ウェハ3を加熱することにより、活性化アニールを実施する活性化アニール工程とを備えている。そして、活性化アニール工程では、ウェハ3の主面に沿って、SiC基板61が配置された状態で、ウェハ3が加熱される。
【選択図】図10

Description

本発明は半導体装置の製造方法および半導体装置に関し、より特定的には、少なくとも一方の主面が炭化珪素からなるウェハを加熱することにより熱処理する工程を含む半導体装置の製造方法、および当該方法により製造される半導体装置に関する。
近年、トランジスタ、ダイオードなどの半導体装置の高耐圧化、低損失化、高温環境下での使用などを可能とするため、半導体装置を構成する材料として炭化珪素(SiC)の採用が進められつつある。炭化珪素は、従来から半導体装置を構成する材料として広く使用されている珪素(Si)に比べてバンドギャップが大きいワイドバンドギャップ半導体である。そのため、半導体装置を構成する材料として炭化珪素を採用することにより、半導体装置の高耐圧化、オン抵抗の低減などを達成することができる。また、炭化珪素を材料として採用した半導体装置は、珪素を材料として採用した半導体装置に比べて、高温環境下で使用された場合の特性の低下が小さいという利点も有している。
一方、半導体装置の製造方法は、一般に、半導体層を含むウェハが作製される工程と、当該ウェハが熱処理される工程とが組み合わせて実施される。より具体的には、半導体装置の製造方法においては、たとえば、以下のような工程が採用される。まず、半導体ウェハにイオン注入により不純物が導入され、イオン注入領域を有するウェハが作製される。その後、導入された不純物を活性化させる目的で、当該ウェハが加熱処理される(活性化アニール)。
そして、半導体装置を構成する材料として炭化珪素を採用した場合、この活性化アニールを高温、たとえば1600℃以上で実施する必要がある。しかし、このような高温での熱処理が実施された場合、表面から珪素が離脱して表層部に炭素濃度の高い層(カーボンリッチ層)が形成される場合がある。また、ウェハの表面の粗さが大きくなる現象(表面荒れ)や当該表面荒れにより形成されたステップが合体して大型のステップを形成する現象(ステップバンチング)が発生する場合もある。このような表面状態の悪化は、当該ウェハを用いて製造される半導体装置の特性に悪影響を及ぼす。つまり、半導体装置を構成する材料として炭化珪素を採用した場合、その製造プロセスにおいて実施されるウェハの熱処理により、当該ウェハの表面状態が悪化し、半導体装置の特性に悪影響を与えるという問題がある。
これに対し、炭化珪素ウェハの表面においてレジストを炭化することによりキャップ層を形成した後、当該ウェハを活性化処理(活性化アニール)する方法が提案されている(たとえば特許文献1参照)。これにより、活性化処理によるSiC表面からのSiの抜けが防止される。
特開2007−281005号公報
しかしながら、たとえば、少なくとも一方の主面が炭化珪素からなるウェハ(以下、SiCウェハという)に対して活性化アニールを実施する場合、十分な活性化率(たとえば9割以上の活性化率)を達成するためには、SiCウェハを1700℃以上の高温に加熱する必要がある。一方、レジストを炭化することにより形成されるキャップ層によりSiCの昇華を抑制可能な温度の上限は1700℃である。つまり、SiCウェハの活性化アニールなどの工程を含む半導体装置の製造方法においては、SiCウェハの表面状態の悪化を抑制しつつ、十分な熱処理を実施することが難しいという問題があった。
そこで、本発明の目的は、SiCウェハの表面状態の悪化を抑制しつつ、十分な熱処理を実施することが可能な半導体装置の製造方法、および当該製造方法により製造されることにより、優れた特性を有する半導体装置を提供することである。
本発明に従った半導体装置の製造方法は、少なくとも一方の主面が炭化珪素からなるウェハを準備する工程と、ウェハを加熱することにより、ウェハを熱処理する工程とを備えている。そして、ウェハを熱処理する工程では、上記一方の主面に沿って、表面が炭化珪素、炭化タンタル、炭化タングステンおよび炭素からなる群から選択される少なくともいずれか1つを含む昇華抑制部材が配置された状態で、ウェハが加熱される。
本発明者は、SiCウェハの表面状態の悪化を抑制しつつ、十分な高温、具体的には1700℃以上の高温での熱処理を行なうことが可能な方策について種々の検討を行なった。その結果、SiCウェハの上記一方の主面に沿って、表面が炭化珪素、炭化タンタル、炭化タングステンおよび炭素からなる群から選択される少なくともいずれか1つを含む昇華抑制部材を配置した状態でSiCウェハを熱処理することにより、SiCウェハの表面状態の悪化を抑制しつつ、1700℃以上の高温での熱処理が可能となることを見出した。これは、1700℃以上の温度に加熱されることによりSiCウェハからSiCが昇華した場合でも、昇華抑制部材が上記一方の主面に沿って配置されることにより、当該一方の主面付近におけるSiCの分圧が上昇し、SiCの昇華を抑制するためであると考えられる。したがって、本発明の半導体装置の製造方法によれば、SiCウェハの表面状態の悪化を抑制しつつ、十分な熱処理を実施することが可能な半導体装置の製造方法を提供することができる。
なお、昇華抑制部材は、SiCウェハの上記一方の主面の一部を覆うように配置されてもよいが、当該一方の主面全体を覆うように配置されることにより、SiCウェハの表面状態の悪化を一層抑制することができる。また、昇華抑制部材は、SiCの昇華を抑制する目的で配置される単体の部材であってもよいし、SiCウェハを保持する容器やSiCウェハの熱処理を行なう装置の一部であってもよい。
上記半導体装置の製造方法においては、上記ウェハを準備する工程よりも後であって、ウェハを熱処理する工程よりも前に、当該ウェハに対してイオン注入を行なう工程をさらに備えていてもよい。
これにより、SiCウェハの表面状態の悪化を抑制しつつ、イオン注入が実施されたSiCウェハの高温での活性化アニール、たとえば1700℃以上での活性化アニールを実施することができる。
上記半導体装置の製造方法において好ましくは、ウェハを準備する工程よりも後であって、ウェハを熱処理する工程よりも前に、上記一方の主面上にキャップ層が形成される工程をさらに備えている。
上記一方の主面上にキャップ層が形成された状態でSiCウェハの熱処理が実施されることにより、熱処理によるSiCウェハの表面状態の悪化を一層抑制することができる。ここで、キャップ層としては、たとえばSiCウェハの表面においてレジストを炭化することにより形成した炭素からなるキャップ層が採用されてもよいし、炭化タンタルまたは炭化タングステンからなるキャップ層が採用されてもよい。
上記半導体装置の製造方法において好ましくは、ウェハを熱処理する工程では、ウェハが1700℃以上2000℃以下に加熱される。
上述のように、イオン注入が実施されたSiCウェハの活性化アニールにおいて十分な活性化率を達成するためには、1700℃以上での加熱が必要である。一方、2000℃を超える温度に加熱しても、活性化率の向上は小さく、著しい部材劣化という問題も発生する。上記ウェハを熱処理する工程において、当該ウェハを1700℃以上2000℃以下の温度域に加熱することにより、活性化アニールを含む必要かつ十分な熱処理を実施することができる。
上記半導体装置の製造方法において好ましくは、昇華抑制部材の厚みは0.5mm以上10mm以下である。
昇華抑制部材の厚みが0.5mm未満である場合、SiCウェハに対向する側とは反対側の主面が、たとえば熱処理炉内のガスフローの影響により冷却されることにより、SiCウェハに対向する側の主面の温度低下が大きくなる。その結果、互いに対向するSiCウェハの主面と昇華抑制部材の主面との温度差が大きくなり、SiCウェハからのSiCの昇華が発生しやすくなるおそれがある。一方、昇華抑制部材の厚みが10mmを超えると、たとえばSiCウェハが高周波加熱を利用した加熱方法により加熱される場合、昇華抑制部材も高周波加熱により高温に加熱され、昇華抑制部材が破損するおそれがある。昇華抑制部材の厚みを0.5mm以上10mm以下とすることにより、昇華抑制部材の破損を抑制しつつ、SiCウェハからのSiCの昇華を有効に抑制することができる。
上記半導体装置の製造方法においては、ウェハを熱処理する工程では、昇華抑制部材はウェハ上に載置されてもよい。これにより、昇華抑制部材とウェハとの温度差が小さくなり、SiCの昇華を有効に抑制することができる。
上記半導体装置の製造方法においては、ウェハを熱処理する工程では、昇華抑制部材は、上記ウェハを、間隔をおいて覆うように配置されてもよい。これにより、SiCウェハの上記一方の主面付近におけるSiCの分圧を確実に上昇させ、SiCの昇華を有効に抑制することができる。
上記半導体装置の製造方法において好ましくは、上記昇華抑制部材とウェハとの間隔は0.1mm以上5mm未満である。
上記間隔を0.1mm未満とすることは、SiCウェハの反りや昇華抑制部材を配置するための治具の精度等を考慮すると困難である。一方、上記間隔が5mm以上では、SiCウェハの上記一方の主面付近のSiCの分圧が十分に上昇せず、あるいは上昇に長い時間を要し、SiCの昇華を十分に抑制することができない。したがって、上記間隔は0.1mm以上5mm未満とすることが好ましい。
本発明に従った半導体装置は、上記本発明の半導体装置の製造方法により製造されている。
本発明の半導体装置によれば、SiCウェハの表面状態の悪化を抑制しつつ、十分な熱処理が実施されているため、優れた特性を有する半導体装置を提供することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の半導体装置の製造方法および半導体装置によれば、SiCウェハの表面状態の悪化を抑制しつつ、十分な熱処理を実施することが可能な半導体装置の製造方法および当該製造方法により製造されることにより、優れた特性を有する半導体装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態である実施の形態1における半導体装置としてのMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;酸化膜電界効果トランジスタ)の構成を示す概略断面図である。図1を参照して、実施の形態1におけるMOSFETについて説明する。
図1を参照して、実施の形態1におけるMOSFET1は、ワイドバンドギャップ半導体である炭化珪素(SiC)からなり、導電型がn型(第1導電型)の基板であるnSiC基板11と、導電型がn型(第1導電型)の半導体層としてのnSiC層12と、導電型がp型(第2導電型)の第2導電型領域としての一対のp型ウェル13と、導電型がn型(第1導電型)の高濃度第1導電型領域としてのnソース領域14とを備えている。nSiC基板11は、たとえば六方晶SiCからなり、高濃度のn型不純物(導電型がn型である不純物)を含んでいる。nSiC層12は、nSiC基板11の一方の主面11A上に形成され、n型不純物を含むことにより導電型がn型となっている。nSiC層12に含まれるn型不純物は、たとえばN(窒素)であり、nSiC基板11に含まれるn型不純物よりも低い濃度で含まれている。
一対のp型ウェル13は、nSiC層12において、nSiC基板11側の主面である第1の主面12Aとは反対側の主面である第2の主面12Bを含むように互いに分離して形成され、p型不純物(導電型がp型である不純物)を含むことにより、導電型がp型(第2導電型)となっている。p型ウェル13に含まれるp型不純物は、たとえばアルミニウム(Al)、硼素(B)などであり、nSiC基板11に含まれるn型不純物よりも低い濃度で含まれている。
ソース領域14は、第2の主面12Bを含み、かつp型ウェル13に取り囲まれるように、一対のp型ウェル13のそれぞれの内部に形成されている。nソース領域14は、n型不純物、たとえばPなどをnSiC層12に含まれるn型不純物よりも高い濃度で含んでいる。
さらに、図1を参照して、MOSFET1は、ゲート絶縁膜としてのゲート酸化膜15と、ゲート電極17と、一対のソースコンタクト電極16と、層間絶縁膜18と、ソース電極19と、ドレイン電極20とを備えている。
ゲート酸化膜15は、第2の主面12Bに接触し、一方のnソース領域14の上部表面から他方のnソース領域14の上部表面にまで延在するようにnSiC層12の第2の主面12B上に形成され、たとえば二酸化珪素(SiO)からなっている。
ゲート電極17は、一方のnソース領域14上から他方のnソース領域14上にまで延在するように、ゲート酸化膜15に接触して配置されている。また、ゲート電極17は、ポリシリコン、Alなどの導電体からなっている。
ソースコンタクト電極16は、一対のnソース領域14上のそれぞれから、ゲート酸化膜15から離れる向きに延在するとともに、第2の主面12Bに接触して配置されている。また、ソースコンタクト電極16は、たとえばNiSi(ニッケルシリサイド)など、nソース領域14とオーミックコンタクト可能な材料からなっている。
層間絶縁膜18は、第2の主面12B上においてゲート電極17を取り囲み、かつ一方のp型ウェル13上から他方のp型ウェル13上にまで延在するように形成され、たとえば絶縁体である二酸化珪素(SiO)からなっている。
ソース電極19は、第2の主面12B上において、層間絶縁膜18を取り囲み、かつnソース領域14およびソースコンタクト電極16の上部表面上にまで延在している。また、ソース電極19は、Alなどの導電体からなり、ソースコンタクト電極16を介してnソース領域14と電気的に接続されている。
ドレイン電極20は、nSiC基板11においてnSiC層12が形成される側とは反対側の主面に接触して形成されている。このドレイン電極20は、たとえばNiSiなど、nSiC基板11とオーミックコンタクト可能な材料からなっており、nSiC基板11と電気的に接続されている。
次に、MOSFET1の動作について説明する。図1を参照して、ゲート電極17の電圧が閾値電圧未満の状態、すなわちオフ状態では、ゲート酸化膜15の直下に位置するp型ウェル13とnSiC層12との間が逆バイアスとなり、非導通状態となる。一方、ゲート電極17に閾値電圧以上の正の電圧を印加すると、p型ウェル13のゲート酸化膜15と接触する付近であるチャネル領域13Aにおいて、反転層が形成される。その結果、nソース領域14とnSiC層12とが電気的に接続され、ソース電極19とドレイン電極20との間に電流が流れる。
ここで、実施の形態1におけるMOSFET1は、後述する本発明の一実施の形態である実施の形態1における半導体装置の製造方法により製造されている。そのため、nSiC層12の第2の主面12Bにおける表面状態の悪化を抑制しつつ、十分な熱処理が実施されている。したがって、実施の形態1におけるMOSFET1は、優れた特性を有する半導体装置となっている。
より具体的には、MOSFET1においては、チャネル領域13Aとゲート酸化膜15との界面であるチャネル領域表面13Bにおける表面状態の悪化が抑制されつつ、イオン注入により形成されたp型ウェル13およびnソース領域14における不純物の活性化が高い割合(たとえば活性化率が90%以上)で達成されている。その結果、MOSFET1は、チャネル領域13Aにおけるキャリアの移動度が高く、オン抵抗の低減が可能なMOSFETとなっている。
次に、実施の形態1における半導体装置としてのMOSFETの製造方法について説明する。図2は、実施の形態1におけるMOSFETの製造方法の概略を示すフローチャートである。また、図3〜図9および図11は、実施の形態1におけるMOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。また、図10は、実施の形態1の活性化アニール工程において実施される熱処理を説明するための概略図である。
図2を参照して、実施の形態1におけるMOSFETの製造方法においては、まず、工程(S10)として基板準備工程が実施される。この工程(S10)では、第1導電型の基板が準備される。具体的には、図3を参照して、たとえば六方晶SiCからなり、n型不純物を含むことにより導電型がn型であるnSiC基板11が準備される。
次に、図2を参照して、工程(S20)としてn型層形成工程が実施される。この工程(S20)では、nSiC基板11の一方の主面11A上に第1導電型の半導体層が形成される。具体的には、図3を参照して、エピタキシャル成長によりnSiC基板11上にnSiC層12が形成される。エピタキシャル成長は、たとえば原料ガスとしてSiH(シラン)とC(プロパン)との混合ガスを採用して実施することができる。このとき、n型不純物として、たとえば窒素を導入する。これにより、nSiC基板11に含まれるn型不純物よりも低い濃度のn型不純物を含むnSiC層12を形成することができる。上記工程(S10)および(S20)は、少なくとも一方の主面が炭化珪素からなるウェハ3を準備するウェハ準備工程を構成する(図2、図3参照)。
次に、図2を参照して、工程(S30)としてp型ウェル形成工程が実施される。この工程(S30)では、図4を参照して、ウェハ3のnSiC層12において、nSiC基板11側の主面である第1の主面12Aとは反対側の主面である第2の主面12Bを含むように、第2導電型の第2導電型領域が形成される。具体的には、まず、第2の主面12B上に、たとえばCVDによりSiOからなる酸化膜91が形成される。そして、酸化膜91の上にレジストが塗布された後、露光および現像が行なわれ、所望の第2導電型領域としてのp型ウェル13の形状に応じた領域に開口を有するレジスト膜92が形成される。
そして、図5を参照して、当該レジスト膜92をマスクとして用いて、たとえばRIE(Reactive Ion Etching;反応性イオンエッチング)により酸化膜91が部分的に除去されることにより、nSiC層12上に開口パターンを有する酸化膜91からなるマスク層が形成される。その後、上記レジスト膜92を除去した上で、図6に示すように、このマスク層をマスクとして用いてnSiC層12にイオン注入を行なうことにより、nSiC層12にp型ウェル13が形成される。
次に、図2を参照して、工程(S40)としてn領域形成工程が実施される。この工程(S40)では、p型ウェル13内の第2の主面12Bを含む領域に、nSiC層12よりも高濃度の第1導電型の不純物を含む高濃度第1導電型領域が形成される。具体的には、図6を参照して、まず、工程(S30)においてマスクとして使用された上記酸化膜91が除去される。そして、図7を参照して、第2の主面12B上にたとえばCVDによりSiOからなる酸化膜91が形成される。さらに、酸化膜91の上にレジストが塗布された後、露光および現像が行なわれ、所望の高濃度第1導電型領域としてのnソース領域14の形状に応じた領域に開口を有するレジスト膜92が形成される。
そして、図7を参照して、当該レジスト膜92をマスクとして用いて、たとえばRIEにより酸化膜91が部分的に除去されることにより、nSiC層12上に開口パターンを有する酸化膜91からなるマスク層が形成される。その後、上記レジスト膜92を除去した上で、図8に示すように、このマスク層をマスクとして用いて、リン(P)などのn型不純物がnSiC層12にイオン注入により導入される。これにより、高濃度第1導電型領域としてのnソース領域14が形成される。以上の工程(S30)および(S40)は、ウェハ3にイオン注入を実施するイオン注入工程を構成する。
次に、図2を参照して、工程(S50)としてキャップ層が形成されるアニールキャップ形成工程が実施される。この工程(S50)では、イオン注入工程が完了したウェハ3の一方の主面である第2の主面12B上に、当該第2の主面12Bを覆うキャップ層が形成される。具体的には、図8を参照して、まず、工程(S40)においてマスクとして使用された上記酸化膜91が除去される。そして、図9を参照して、第2の主面12Bを覆うキャップ層93が第2の主面12B上に形成される。このキャップ層93は、たとえば第2の主面12B上にレジストを塗布した上で当該レジストをアルゴン(Ar)雰囲気中で加熱して炭化することにより形成することができる。また、キャップ層93としては、TaCまたはWCからなる膜をスパッタリング法またはCVD法により形成してもよい。
次に、図2を参照して、工程(S60)として活性化アニールが行なわれる活性化アニール工程が実施される。この工程(S60)では、ウェハ3を加熱することにより、工程(S30)および(S40)におけるイオン注入によりウェハ3に導入された不純物を活性化させる熱処理である活性化アニールが実施される。具体的には、工程(S10)〜(S50)までが実施されて作製されたウェハ3が、たとえば熱処理炉に装入され、1700℃以上2000℃以下の温度域に加熱される。
ここで、この活性化アニールを実施するための熱処理炉について説明する。図10を参照して、工程(S60)において用いられる熱処理炉5は、加熱室51と、高周波コイル52とを備えている。加熱室51には雰囲気ガスを加熱室51内に導入するための開口部であるガス導入口51Aと、加熱室51内の雰囲気ガスを排出するための開口部であるガス排出口51Bとが形成されている。加熱室51には内壁に沿って断熱材からなる断熱部材53が配置されており、断熱部材53上には発熱体54が配置されている。つまり、加熱室51の内壁と発熱体54との間には、断熱部材53が配置されている。さらに、高周波コイル52は、加熱室51の外壁および発熱体54を取り囲むように配置されている。
次に、熱処理炉5を用いた工程(S60)の実施の手順について説明する。まず、工程(S50)においてnSiC層12の一方の主面である第2の主面12B上にキャップ層93が形成されたウェハ3が、加熱室51内の発熱体54上に載置される。そして、SiCからなる昇華抑制部材としてのSiC基板61がウェハ3上に載置される。つまり、SiC基板61は、キャップ層93上に載置される。一方、加熱室51には、ガス導入口51Aから雰囲気ガスとしてのアルゴン(Ar)が導入されるとともに、当該雰囲気ガスがガス排出口51Bから排出される。これにより、加熱室51内の雰囲気が不活性雰囲気に調整される。なお、SiC基板61に代えて、昇華抑制部材としてTaCからなるTaC基板、WCからなるWC基板、炭素からなるC基板などが採用されてもよい。
次に、高周波コイル52に高周波電圧が印加されることにより、発熱体54が誘導加熱される。そして、加熱された発熱体により、ウェハ3が加熱される。ウェハ3の加熱温度は、1700℃以上2000℃以下とすることができる。このとき、SiC基板61がウェハ3の第2の主面12B上に載置されていることにより、1700℃以上の温度に加熱されることによりウェハ3からSiCが昇華した場合でも、第2の主面12B付近におけるSiCの分圧が上昇し、またウェハ3とSiC基板61との温度差が抑制され、ウェハ3からのSiCの昇華が抑制される。その結果、ウェハ3の表面状態の悪化を抑制しつつ、十分な温度での活性化アニールが実施される。以上の工程により、ウェハ3を熱処理する工程が完了する。
ここで、SiC基板61の厚みが0.5mm未満である場合、ウェハ3に対向する側とは反対側の主面が熱処理炉5内のガスフローの影響により冷却されることにより、ウェハ3に対向する側の主面の温度低下が大きくなる。その結果、互いに対向するウェハ3の第2の主面12BとSiC基板61の主面との温度差が大きくなり、ウェハ3からのSiCの昇華が発生しやすくなるおそれがある。一方、SiC基板61の厚みが10mmを超えると、SiC基板61が高周波加熱により高温に加熱されて破損するおそれがある。したがって、SiC基板61の厚みは0.5mm以上10mm以下であることが好ましい。
次に、図2を参照して、工程(S70)としてアニールキャップ除去工程が実施される。この工程(S70)では、図9を参照して、工程(S50)において形成されたキャップ層93が、図11に示すようにウェハ3から除去される。
次に、図2を参照して、工程(S80)〜(S130)として、ゲート絶縁膜形成工程、コンタクト電極形成工程、ドレイン電極形成工程、ゲート電極形成工程、層間絶縁膜形成工程およびソース電極形成工程が順次実施される。
工程(S80)として実施されるゲート絶縁膜形成工程では、工程(S70)においてキャップ層93が除去されて露出した第2の主面12Bが熱酸化される。これにより、二酸化珪素(SiO)からなるゲート絶縁膜としてのゲート酸化膜15(図1参照)が形成される。
工程(S90)として実施されるコンタクト電極形成工程では、たとえば蒸着法により形成されたニッケル(Ni)膜が加熱されてシリサイド化される。これにより、図1に示すように、NiSi(ニッケルシリサイド)からなり、nソース領域14とオーミックコンタクトする一対のソースコンタクト電極16が形成される。
工程(S100)として実施されるドレイン電極形成工程では、たとえば蒸着法により形成されたニッケル(Ni)膜が加熱されてシリサイド化される。これにより、図1に示すように、nSiC基板11とオーミックコンタクト可能なNiSiからなるドレイン電極20が、nSiC基板11においてnSiC層12が形成される側とは反対側の主面に接触するように形成される。
工程(S110)として実施されるゲート電極形成工程では、たとえばCVD法により、導電体であるポリシリコンからなるゲート電極17(図1参照)が、ゲート酸化膜15に接触するように形成される。
工程(S120)として実施される層間絶縁膜形成工程では、たとえばCVD法により、絶縁体であるSiOからなる層間絶縁膜18(図1参照)が、第2の主面12B上においてゲート電極17を取り囲むように形成される。
工程(S130)として実施されるソース電極形成工程では、たとえば蒸着法により、導電体であるAlからなるソース電極19(図1参照)が、第2の主面12B上において、層間絶縁膜18を取り囲むとともに、nソース領域14およびソースコンタクト電極16の上部表面上にまで延在するように形成される。以上の工程(S10)〜(S130)により、実施の形態1における半導体装置としてのMOSFET1製造方法は完了し、実施の形態1のMOSFET1(図1参照)が完成する。
本実施の形態における半導体装置の製造方法では、工程(S60)において、SiC基板61がウェハ3上に載置された状態でウェハ3に対して1700℃以上の温度での活性化アニールが実施される。そのため、図1を参照して、チャネル領域表面13Bにおける表面状態の悪化が抑制されつつ、イオン注入により形成されたp型ウェル13およびnソース領域14における不純物の活性化が高い割合で達成されている。その結果、チャネル領域13Aにおけるキャリアの移動度が高く、オン抵抗が低減されたMOSFET1を製造することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の他の実施の形態である実施の形態2における半導体装置の製造方法について説明する。図12は、実施の形態2の活性化アニール工程において実施される熱処理を説明するための概略図である。実施の形態2における半導体装置としてのMOSFETの製造方法は、基本的には実施の形態1の場合と同様に実施される。しかし、図2を参照して、工程(S60)として実施される活性化アニール工程において、実施の形態2は実施の形態1とは異なっている。
すなわち、実施の形態2の工程(S60)においては、図12を参照して、まず、工程(S50)においてキャップ層93が形成されたウェハ3が、加熱室51内の発熱体54上に載置される。さらに、発熱体54上には、ウェハ3を覆うように、カバー部材65が載置される。カバー部材65は、平板状の形状を有し、SiCからなる昇華抑制部材としてのSiC板62と、SiC板62に接続され、SiC板62の主面に対して交差する方向に延びる脚部63とを含んでいる。脚部63の長さは、ウェハ3の厚みよりも大きくなっている。そして、脚部63により発熱体54に対して支持されることにより、カバー部材65は、ウェハ3を、間隔をおいて覆うように配置されている。このとき、SiC板62は、その主面がウェハ3の第2の主面12Bに対向するように、第2の主面12Bに沿って配置される。また、脚部63の素材は特に限定されないが、SiC板62と同様にSiCからなっていてもよく、SiC板62と一体に形成されていてもよい。より具体的には、カバー部材65は一体のSiCからなる焼結体であってもよい。
ここで、SiC板62とウェハ3との間隔(SiC板62のウェハ3に対向する面とウェハ3の第2の主面12B上に形成されたキャップ層93との間隔)を0.1mm未満とすることは、ウェハ3の反りやカバー部材65を配置するための治具の精度等を考慮すると困難である。一方、上記間隔が5mm以上では、ウェハ3の第2の主面12B付近のSiCの分圧が十分に上昇せず、あるいは上昇に長い時間を要し、SiCの昇華を十分に抑制することができない。したがって、上記間隔は0.1mm以上5mm未満とすることが好ましい。
つまり、図12を参照して、実施の形態2の工程(S60)においては、昇華抑制部材としてのSiC板62は、ウェハ3を、間隔をおいて覆うように配置される。これにより、ウェハ3の第2の主面12B付近におけるSiCの分圧を確実に上昇させ、SiCの昇華を有効に抑制することができる。
なお、上記実施の形態1および2においては、ウェハ3の第2の主面12B上にキャップ層93が形成される工程(S50)が実施される場合について説明したが、本発明の半導体装置の製造方法はこれに限られず、キャップ層を形成する工程(S50)およびキャップ層を除去する工程である工程(S70)を省略してもよい。また、上記実施の形態においては、本発明の半導体装置の製造方法および半導体装置についてMOSFETを例に説明したが、本発明の半導体装置の製造方法により製造可能な半導体装置はこれに限られない。本発明の半導体装置の製造方法により製造可能な半導体装置としては、MOSFETのほか、たとえばJFET(Junction Field Effect Transistor;接合型電界効果トランジスタ)、ショットキーバリアダイオード、pnダイオード、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor;絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)などが挙げられる。
以下、本発明の実施例1について説明する。上記実施の形態2と同様の半導体装置の製造方法において、昇華抑制部材とSiCウェハとの好ましい間隔を検討する実験を行なった。実験の手順は以下のとおりである。
まず、SiCからなるSiCウェハを準備し、当該SiCウェハの主面の一部を覆うレジスト層を形成した。その後、当該レジスト層をマスクとして用いて、RIEによりSiCウェハの主面をエッチングした。そして、当該マスクを除去することにより、主面にメサ(凸部)を有するサンプルウェハを得た。このサンプルウェハに対して、実施の形態2における工程(S60)と同様の熱処理を施した。熱処理の温度は1800℃、時間は30分間とした。上記処理を、SiC板62(昇華抑制部材)とウェハ3(SiCウェハ)との間隔が1mmの場合と5mmの場合とについて実施し、熱処理終了後のサンプルウェハの表面状態をSEM(Scanning Electron Microscope;走査型電子顕微鏡)により観察した。
次に、実験結果について説明する。図13は、昇華抑制部材とSiCウェハとの間隔が1mmの場合におけるサンプルウェハのSEM写真である。また、図14は、昇華抑制部材とSiCウェハとの間隔が5mmの場合におけるサンプルウェハのSEM写真である。
図13を参照して、昇華抑制部材とSiCウェハとの間隔が1mmの場合、熱処理前に形成されたメサ71のエッジが明確に維持されており、高温で熱処理されたことによるSiCウェハの表面状態の悪化が有効に抑制されていることが確認される。一方、図14を参照して、昇華抑制部材とSiCウェハとの間隔が5mmの場合においても、熱処理前に形成されたメサ71の形状はほぼ維持されており、昇華抑制部材を使用しない従来の熱処理に比較するとSiCウェハの表面状態の悪化が抑制されているといえる。しかし、図13の場合に比べるとメサ71のエッジが変形しはじめており、昇華抑制部材とSiCウェハとの間隔が5mm以上では、表面状態悪化の抑制効果が低下するものと考えられる。以上の実験結果より、高温で熱処理されたことによるSiCウェハの表面状態の悪化を有効に抑制するためには、昇華抑制部材とSiCウェハとの間隔を5mm以下とすることが好ましいことが確認された。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の半導体装置の製造方法および半導体装置は、少なくとも一方の主面が炭化珪素からなるウェハを加熱することにより熱処理する工程を含む半導体装置の製造方法および当該方法により製造される半導体装置に、特に有利に適用され得る。
実施の形態1におけるMOSFETの構成を示す概略断面図である。 実施の形態1におけるMOSFETの製造方法の概略を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるMOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。 実施の形態1におけるMOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。 実施の形態1におけるMOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。 実施の形態1におけるMOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。 実施の形態1におけるMOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。 実施の形態1におけるMOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。 実施の形態1におけるMOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。 実施の形態1の活性化アニール工程において実施される熱処理を説明するための概略図である。 実施の形態1におけるMOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。 実施の形態2の活性化アニール工程において実施される熱処理を説明するための概略図である。 昇華抑制部材とSiCウェハとの間隔が1mmの場合におけるサンプルウェハのSEM写真である。 昇華抑制部材とSiCウェハとの間隔が5mmの場合におけるサンプルウェハのSEM写真である。
符号の説明
1 MOSFET、3 ウェハ、5 熱処理炉、11 nSiC基板、11A 一方の主面、12 nSiC層、12A 第1の主面、12B 第2の主面、13 p型ウェル、13A チャネル領域、13B チャネル領域表面、14 nソース領域、15 ゲート酸化膜、16 ソースコンタクト電極、17 ゲート電極、18 層間絶縁膜、19 ソース電極、20 ドレイン電極、51 加熱室、51A ガス導入口、51B ガス排出口、52 高周波コイル、53 断熱部材、54 発熱体、61 SiC基板、62 SiC板、63 脚部、65 カバー部材、71 メサ、91 酸化膜、92 レジスト膜、93 キャップ層。

Claims (9)

  1. 少なくとも一方の主面が炭化珪素からなるウェハを準備する工程と、
    前記ウェハを加熱することにより、前記ウェハを熱処理する工程とを備え、
    前記ウェハを熱処理する工程では、前記一方の主面に沿って、表面が炭化珪素、炭化タンタル、炭化タングステンおよび炭素からなる群から選択される少なくともいずれか1つを含む昇華抑制部材が配置された状態で、前記ウェハが加熱される、半導体装置の製造方法。
  2. 前記ウェハを準備する工程よりも後であって、前記ウェハを熱処理する工程よりも前に、前記ウェハに対してイオン注入を行なう工程をさらに備えた、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ウェハを準備する工程よりも後であって、前記ウェハを熱処理する工程よりも前に、前記一方の主面上にキャップ層が形成される工程をさらに備えた、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ウェハを熱処理する工程では、前記ウェハが1700℃以上2000℃以下に加熱される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記昇華抑制部材の厚みは0.5mm以上10mm以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記ウェハを熱処理する工程では、前記昇華抑制部材は前記ウェハ上に載置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ウェハを熱処理する工程では、前記昇華抑制部材は、前記ウェハを、間隔をおいて覆うように配置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記間隔は0.1mm以上5mm未満である、請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法により製造された、半導体装置。
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