JP2010033198A - 評価者選択処理方法、プログラム及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイデア等の、組織内における潜在的適用範囲又は利用期待範囲に応じて、評価者となり得る者の範囲を適切に決定する。
【解決手段】本方法は、情報登録者によって情報格納部に登録された評価対象情報について、複数の評価者からの評価値を取得し、評価者の識別子に対応して評価結果格納部に格納するステップと、評価結果格納部から、評価値が所定の閾値以上である評価者の識別子を抽出する評価者抽出ステップと、情報登録者と各評価者との間の組織内距離が評価者の識別子に対応して格納されている評価者データ格納部から、抽出された評価者の識別子の各々に対応する組織内距離を読み出し、当該組織内距離の最大値を特定するステップと、特定された組織内距離の最大値を、情報登録者について次に評価者を選択する際の組織内距離基準値として記憶装置に格納するステップとを含む。
【選択図】図1

Description

本技術は、組織内で作成された情報の評価者を選択するための技術に関する。
従来から、組織内にあるノウハウやアイデアを文書化して組織内で共有化し、業務改善や効率化に役立てようとする活動がある。しかしながら、組織内のどのような範囲の人に有効なアイデア等であるかを客観的に把握することは困難である。また、アイデア等に対する的確な評価コメントを得られないために、アイデア等を洗練することも困難である。さらに、組織内で的確にアイデア等を評価できる人を見つけることも困難である。従って、単に、ネットワーク上のデータベースにアイデア等の文書データを単に登録して公開するだけでは、当該アイデア等の有効活用、当該アイデア等の的確な評価、当該アイデア等の改善等が進むわけではない。
ここではアイデア等の有効活用や改善の前提となるアイデア等の評価について着目すると、例えばネットワーク上で公開されたアイデア等の閲覧回数、閲覧者からの評価コメントや評価値を蓄積して、アイデア等と共に公開するような方式や、閲覧者からの評価値の合計などによってアイデア等の採否を決定する方式などが存在している。しかしながら、どのような閲覧者によるフィードバックであるかといった観点はないので、必ずしも的確な評価結果が得られているわけではない。
また、論文の査読などは、専門毎に予め定められた1又は複数の評価者によって行われるが、評価者は専門毎にほぼ固定的であって、評価者選択の幅は非常に狭く、アイデア等の潜在的な適用範囲又は利用期待範囲に応じて動的に変動するといったことはない。
なお、情報の伝達経路から情報発信者/組織の組織的影響範囲を分析すること、また、その分析結果から影響範囲の大きい情報発信者/組織をアンケート対象に設定するような技術が存在している。しかしながら、アイデア等の潜在的適用範囲や利用期待範囲に応じてアンケート対象を動的に変更するといったものではないし、アンケート対象の境界を定めようとするものでもない。
特開2006−18357号公報
従来技術では、アイデア等の、組織内における潜在的適用範囲又は利用期待範囲に応じて動的に評価者を選択したり、評価者となり得る者の範囲を決定することはない。
従って、本技術の目的は、アイデア等の、組織内における潜在的適用範囲又は利用期待範囲に応じて、評価者となり得る者の範囲を適切に決定できるようにすることである。
本評価者選択処理方法は、情報登録者によって情報格納部に登録された評価対象情報について、複数の評価者からの評価値を取得し、評価者の識別子に対応して評価結果格納部に格納するステップと、評価結果格納部から、評価値が所定の閾値以上である評価者の識別子を抽出する評価者抽出ステップと、情報登録者と各評価者との間の組織内距離が評価者の識別子に対応して格納されている評価者データ格納部から、抽出された評価者の識別子の各々に対応する組織内距離を読み出し、当該組織内距離の最大値を特定するステップと、特定された組織内距離の最大値を、情報登録者について次に評価者を選択する際の組織内距離基準値として記憶装置に格納するステップとを含む。
アイデア等の、組織内における潜在的適用範囲又は利用期待範囲に応じて、評価者となり得る者の範囲を適切に決定できるようになる。
まず、本技術の実施の形態の全体概要を説明する。文書登録者は、アイデア等の文書データを、以下で説明する文書評価処理サーバに登録する。そうすると、文書評価処理サーバは、組織内における評価者を選択して、評価を依頼する。選択された評価者は、予め定められた観点について評価を入力し、文書評価処理サーバに登録する。文書評価処理サーバは、評価結果である評価値が所定基準以上の評価者(すなわち、文書を良く理解でき且つ良く評価した評価者の範囲である潜在的適用範囲又は利用期待範囲内に入る評価者)と文書登録者との組織内距離(例えば、所属組織、職級及び職種の差から算出される距離)に基づき、例えば修正後の文書データの次の評価者を決定するための組織内距離基準値(距離閾値とも呼ぶ)を決定する。このような組織内距離基準値に基づき、次の評価者を決定して、次の評価者が、例えば修正後の文書データの評価を行う。このような処理を繰り返すことによって、文書データ、すなわちアイデア等が洗練されると共に、評価者の範囲についても適切な範囲に動的に調整されて、より適切な文書データ及び評価結果が文書評価処理サーバに登録されるようになる。
以下、本技術の一実施の形態の詳細を図1乃至図27を用いて説明する。まず、図1に本実施の形態におけるシステム構成図を示す。例えばインターネットやイントラネットであるネットワーク1には、文書データを作成して登録する文書登録者により操作される例えばパーソナルコンピュータである文書登録者端末3と、文書データについての評価を行う評価者によって操作される例えばパーソナルコンピュータである評価者端末7a乃至7cと、本実施の形態における主要な処理を実施する文書評価処理サーバ5とが接続されている。
図1では、文書登録者端末3が1台、評価者端末7a乃至7cが3台しか示されていないが、より多くの端末がネットワーク1に接続されているようにしても良い。さらに、文書登録者端末と評価者端末とは、ある文書データについて分けられているだけであって、別の文書データについては入れ替わる。
文書評価処理サーバ5は、文書登録者端末3から文書データなどを受信する文書登録部51と、文書登録部51によって受信された文書データを格納する文書DB57と、上で述べた組織内距離基準値(以下で述べる距離閾値d0)を決定する処理において用いられる評価閾値を決定する評価閾値設定部52と、評価者の候補についてのデータを格納する評価者候補DB58と、評価者候補DB58に登録されている者から評価者を抽出し、評価依頼を送出する処理などを実施する評価者処理部53と、評価者端末7a乃至7cから評価結果のデータを受信し、文書登録者に通知する処理などを実施する評価処理部55と、評価処理部55によって受信された評価結果などを格納する評価結果格納部56と、上で述べた組織内距離基準値(距離閾値d0)を算出する処理を実施する距離閾値再設定部54と、各種処理のための設定データを格納する設定データ格納部59とを有する。
図2に、評価者候補DB58に格納されるデータの一例を示す。図2の例では、各評価者候補について、候補者名(候補者ID)と、所属と、職級と、職種と、所属を表すコードであるアフィリエイション・コードと、職級に対応するコードであるPostと、職種に対応するコードであるJobと、以下で説明する距離閾値d1と、これまで登録された文書データについて付与された最小評価値emとが登録されるようになっている。
所属を表すコードであるアフィリエイションは、組織ツリーから、公知の幅優先探索アルゴリズムを用いて決定される。具体的には、図3に示すように、会社というルートノードの1つ下位のレベルから、(A)で示すように同じレベルのノードに探索順に番号を付与して、同じレベルのノードが無くなると、次のレベルのノードの探索に移行する。(B)のレベルでの探索においては、1つ上位の番号を取得すると共に、当該1つ上位の番号が変化するまでは、探索順に番号を付与して2桁のアフィリエイション・コードを構成する。一方、1つ上位の番号が変化すると、再度1から探索順に番号を付与して2桁のアフィリエイション・コードを構成する。図3の例では、上位ノードの番号が「1」である場合には、上から順番に「11」及び「12」というアフィリエイション・コードが付与されるが、上位ノードの番号が「1」のノードはこれで終了する。また、上位ノードの番号が「2」である場合には、1つしかノードがないので、「21」というアフィリエイション・コードが付与される。さらに、上位ノードの番号が「3」である場合には、1つしかノードがないので、「31」というアフィリエイション・コードが付与される。これで(B)のレベルの処理は終了する。さらに、(C)のレベルについても、(B)と同様のルールにて3桁の番号が付与され、(D)のレベルについても、(B)と同様のルールにて4桁の番号が付与される。
例えば営業部門に「1」が付与され、第1営業部に「1」が付与され、第2課に「2」が付与され、第3チームに「3」が付与されれば、候補者AAAには、「1123」というアフィリエイション・コードが付与される。
また、職級に対応するコードであるPostは、例えば図4に示すようなデータによって設定される。すなわち、図4の例では、部門長であれば「5」、部長であれば「4」、課長であれば「3」、リーダであれば「2」、メンバであれば「1」と設定される。
さらに、職種に対応するコードであるJobは、例えば図5に示すようなデータによって設定される。すなわち、図5の例では、営業職であれば「1」、開発職であれば「2」、経理職であれば「3」と設定される。
これらのデータについては、管理者によって又は設定プログラムによって評価者候補DB58において各評価者候補に設定されるものとする。
次に、図6乃至図28を用いて、図1に示したシステムの処理内容について説明する。図6にメインの処理フローを示す。まず、文書登録処理を実施する(ステップS1)。この文書登録処理については、図7を用いて説明する。
文書登録者は、文書登録者端末3を操作して、文書登録者端末3に、登録者aのID及び文書xのデータを文書評価処理サーバ5へ送信させる。文書評価処理サーバ5の文書登録部51は、文書登録者端末3から、登録者aのID及び文書xのデータを受信し、文書DB57に登録する(ステップS21)。すなわち、文書DB57において、登録者aのIDに対応して文書xのデータを登録する。
次に、文書登録者は、文書登録者端末3を操作して、文書登録者端末3に、文書利用範囲(組織規模/職級範囲/職種範囲)を入力し、文書評価処理サーバ5に送信させる。文書評価処理サーバ5の文書登録部51は、文書登録者端末3から、文書利用範囲(組織規模/職級範囲/職種範囲)を受信し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS23)。例えば、組織規模P1には、自部署内であれば「0」、自部門内であれば「1」、中規模の組織単位であれば「2」、会社全体であれば「3」といった値が文書登録者によって指定される。また、職種範囲P2には、登録者と同じ職級内であれば「0」、登録者と1つ異なる職級範囲内であれば「1」、登録者と2階級異なる職級範囲内であれば「2」、登録者と3階級異なる職級範囲内であれば「3」といったような値が文書登録者によって指定される。さらに、職種範囲P3には、登録者と同じ職種であれば「0」、興味を持つ者であれば「1」、全ての職種であれば「2」といったような値が文書登録者によって指定される。
その後、文書登録部51は、受信した文書利用範囲に基づき、初期的な距離閾値d0(a)(aは登録者aを表す)を算出し、文書登録者aのIDに対応して例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS25)。例えば、距離閾値d0(a)は以下のように算出される。
d0(a)=a1×P1+a2×P2+a3×P3
a1乃至a3は、予め設定されている定数である。
このような文書データの登録及び距離閾値d0(a)の算出が終了すると、元の処理に戻る。
次に、評価閾値設定処理を実施する(図6:ステップS3)。この評価閾値設定処理については、図8を用いて説明する。まず、文書評価処理サーバ5の評価閾値設定部52は、emtotalという変数とcountという変数とを0に初期化する(ステップS31)。また、評価者候補DB58において未処理の評価者候補を1人特定する(ステップS33)。そして、評価者候補DB58において当該特定された評価者候補に対応して最小評価値emが登録されているか判断する(ステップS35)。登録されていない場合にはステップS39に移行する。一方、登録されている場合には、emtotal=emtotal+emを算出し、countを1インクリメントする(ステップ37)。すなわち、最小評価値emが登録されている場合には、その値を変数emtotalに累積すると共に、最小評価値emが登録されている人数を変数countでカウントする。そして、評価者候補DB58において、全ての評価者候補について処理したか判断する(ステップS39)。未処理の評価者候補が存在する場合にはステップS33に戻る。
一方、全ての評価者候補について処理した場合には、変数countの値が0を超えているか判断する(ステップS41)。すなわち、1人以上最小評価値emが登録された評価者候補が存在するか判断している。1人も最小評価値emが登録された評価者候補が存在しない場合には、各評価項目の中央値の総和を評価閾値として採用し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS43)。例えば、3項目評価項目が存在し、5段階評価である場合には、中央値である「3」×3=9を、評価閾値として設定する。そして元の処理に戻る。一方、変数countの値が0を超えている場合には、emtotal/count、すなわち最小評価値emが登録されている評価者候補についての最小評価値の平均値を算出し、評価閾値として例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS45)。そして元の処理に戻る。
このように、距離閾値、すなわち組織内距離基準値の再設定に用いられる評価閾値が設定される。
次に、評価者抽出処理を実施する(図6:ステップS5)。この評価者抽出処理については、図9乃至図21を用いて説明する。
まず、文書評価処理サーバ5の評価者処理部53は、現在の距離閾値d0から、評価者選定人数nを算出する(ステップS51)。具体的には、Nを総人数、Mを組織内の最大距離(例えば以下で述べる方法にて予め算出される距離の最大値)、Kを設定されているサンプリング比率(例えば1%)とすると、nは以下のように算出される。
n=N*K*d0/M
但し、このような処理ではなく、予め管理者などによって設定された数字であってもよい。
次に、評価者処理部53は、登録者aの属性情報(アフィリエイション・コード、Post、Jobなど)を、評価者候補DB58から読み出す(ステップS53)。但し、文書登録者端末3から受信するようにしても良いし、他のデータベースなどから取得するようにしても良い。また、評価者候補DB58において未処理の評価者候補pを1人特定する(ステップS55)。さらに、評価者候補DB58から、特定された評価者候補pの属性情報(アフィリエイション・コード、Post、Job、d1など)を取得する(ステップS57)。
そして、評価者処理部53は、距離d(a,p)算出処理を実施する(ステップS59)。この距離d(a,p)算出処理については、図10乃至図17を用いて説明する。
まず、評価者処理部53は、組織間距離算出処理を実施する(ステップS71)。この組織間距離算出処理については、図11を用いて説明する。
評価者処理部53は、登録者aのアフィリエイション・コードを配列Aに格納し、アフィリエイション・コードの桁数をNAに登録する(ステップS81)。なお、アフィリエイション・コードの第1桁の数字を配列A[1]に、第2桁の数字を配列A[2]に、といったように格納する。また、評価者候補pのアフィリエイション・コードを配列Bに格納し、アフィリエイション・コードの桁数をNBに登録する(ステップS83)。
ここで、評価者処理部53は、変数iを1に初期化し(ステップS85)、i>NAであるか判断する(ステップS87)。i>NAであれば、組織間距離d=NB−NAを算出し(ステップS92)、元の処理に戻る。一方、i>NAではない場合には、i>NBであるか判断する(ステップS89)。i>NBである場合には、組織間距離d=NA−NBを算出し(ステップS91)、元の処理に戻る。
一方、i>NBではない場合、評価者処理部53は、A[i]≠B[i]であるか判断する(ステップS93)。A[i]=B[i]である場合には、iを1インクリメントして(ステップS95)、ステップS77に戻る。一方、A[i]≠B[i]である場合には、組織間距離d=max(NA,NB)−i+1を算出する(ステップS97)。そして元の処理に戻る。
例えば、図2の第1レコードのAAAが登録者aであって、第3レコードのCCCが評価者候補pである場合には、配列Aには「1123」が登録され、配列Bには「1234」が登録される。また、NA=NB=4である。そうすると、i=1では、ステップS77及びS79でNoルートに遷移してA[1]=B[1]であるからステップS83でもNoルートで、iが2になる。i=2では、ステップS77及びS79でNoルートに遷移するが、A[2]≠B[2]であるから、ステップS87で、d=4−2+1=3と組織間距離が算出される。
図10の説明に戻って、評価者処理部53は、職級差による職級距離を算出する(ステップS73)。図4に示したように、職級が設定されているとすると、図12に示すように、職級距離については、職級の差を算出すればよい。例えば、部門長とメンバの職級距離は、5−1=4となる。同様に、リーダとメンバの職級距離は、2−1=1となる。
さらに、評価者処理部53は、職種差による職種距離を算出する(ステップS75)。本実施の形態では、特定の職種を中心として、他の職種との距離を予め設定しておき、そのためのデータを設定データ格納部59に登録しておき、当該設定データを用いて職種差による職種距離を算出する。例えば、開発職を中心とした場合には、図13に示すようなデータが設定データ格納部59に登録されている。これを模式的に示せば、図14のようになる。図14に示されるように、開発職は、営業職、研究職、経理職、人事職といった順に遠くなるものと設定されている。同様に、営業職を中心とした場合には、図15に示すようなデータが設定データ格納部59に登録されている。これを模式的に示せば、図16に示すようになる。図16に示されるように、営業職は、開発職、経理職、研究職、人事職といった順に遠くなるように設定されている。
そして、評価者処理部53は、組織間距離と、職級距離と、職種距離とを重み付け加算して、距離d(a,p)を算出する(ステップS77)。すなわち、以下のように表される。
d(a,p)=b1×組織間距離+b2×職級距離+b3×職種距離
なお、b1、b2及びb3は、所定の定数である。
図10に示すような処理を行う場合には、図17に示すようなデータが、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納される。図17の例では、評価者候補DB58から読み出された属性情報(評価者候補名(ID)、アフィリエイション・コード、Post、Job)と、組織間距離と、職級距離と、職種距離と、総合距離d(a,p)とが登録されるようになっている。なお、図17の例では、b1、b2及びb3は「1」であるとしている。
図9の処理の説明に戻って、評価者処理部53は、d(a,p)<d0であるか判断する(ステップS61)。すなわち、図18に示すように、登録者aを中心とした半径d0の円内に評価者候補pが入っているか判断する。図18の例であれば、p3、p1及びp6については、円内に入っていると判断される。
d(a,p)<d0であれば、評価者処理部53は、評価者候補pを候補者リストCに登録する(ステップS63)。例えば図17における該当レコードを、候補者リストCに登録する。そしてステップS69に移行する。
一方、d(a,p)<d0ではないと判断された場合には、評価者候補pについての距離閾値d1(p)が登録されているか判断する(ステップS65)。ステップS57で読み出した属性情報に含まれているか判断する。含まれていない場合にはステップS69に移行する。一方、含まれている場合には、d(a,p)<d1(p)であるか判断する(ステップS67)。ステップS61では、登録者aを中心にした半径d0に入っているか否かを判断するものであって、登録者aから見て一般的な評価者候補pが文書xの潜在適用範囲又は利用期待範囲に入っているかを判断している。しかし、評価者候補pについて距離閾値d1(p)(d1と記する場合もある)が設定されているということは、以下でも述べるが、評価者候補pは過去に登録した文書について距離d1(p)の評価者に良く評価されたことがあるということで、評価者候補pは、距離d1(p)の者が登録した文書を的確に評価できる能力を有する可能性がある。本実施の形態では、図19に示すように、例えば評価者候補p4は、登録者aを中心とした半径d0の範囲には入らないが、評価者候補p4を中心とした半径d1(p4)の範囲には登録者aが入る可能性があり、評価者候補p4の能力が登録者aの文書を評価できるかを確認するためにステップS67を実施する。
d(a,p)<d1(p)である場合には、ステップS63に移行する。すなわち候補者リストCに登録する。一方、d(a,p)<d1(p)ではない場合には、ステップS69に移行する。
ステップS69では、評価者処理部53は、評価者候補DB58に登録されている全ての評価者候補について処理したか判断し(ステップS69)、未処理の評価者候補が存在する場合にはステップS55に戻る。一方、全ての評価者候補について処理した場合には、端子Aを介して図20の処理に移行する。
図20の処理に移行して、評価者処理部53は、候補者リストCにおいて距離の大きい順にレコードをソートする(ステップS171)。そして、上位n人を評価者として選択し、評価結果格納部56に登録する(ステップS173)。例えば、図17に示したテーブルにおいて、評価者として選択された評価者候補のレコードを、評価結果格納部56に登録する。例えば、図21に示すようなデータが格納される。すなわち、図21の例では、評価者名(ID)と、属性情報(アフィリエイション・コード、Post、Job)と、距離(組織間距離、職級距離、職種距離、総合距離)と、評価(可読性、納得性、有効性、評価値)とが登録されるようになっている。但し、評価についてはまだ実施されていないので値は登録されていないものとする。このような処理の後に元の処理に戻る。
このような処理を実施することによって、登録者aが登録した文書xについて、当該登録者aについての距離閾値d0から、そして評価者候補pについての距離閾値d1からして適切な範囲内で且つ境界に近い評価者候補がn人、評価者として選択されるようになる。
図6の説明に戻って、評価者処理部53は、評価結果格納部56に登録されている評価者に対して、例えば評価者候補DB58に登録されているメールアドレス(図示せず)などを用いて、例えばメールにて、文書xの評価依頼を送信する(ステップS7)。
各評価者は、評価者端末7a等を操作して、評価者端末7a等に、文書評価処理サーバ5へアクセスさせ、文書DB57から文書xのデータを取得させる。そして、評価者端末7a等の表示装置に、文書xを表示させたり、印刷装置にて印刷させたりして、評価者は、文書xを読んで評価する。さらに、評価者は、評価者端末7a等を操作して、評価者端末7a等に、評価結果を文書評価処理サーバ5へ送信させる。
例えば、3つの項目について評価を行う。図22に示すように、可読性と、納得性と、有効性とである。ここでは1(悪い)から5(良い)の5段階で評価する。なお、可読性については、読みやすいか、具体的であるかといった観点に基づき評価値e1を決定する。納得性については、論理的であるか、洞察が深いかといった観点に基づき評価値e2を決定する。有効性については、有益であるか、利用実績があるかといった観点に基づき評価値e3を決定する。
文書評価処理サーバ5の評価処理部55は、各評価者端末7a等から、評価結果を受信し、評価結果格納部56に登録する共に、総合の評価値を算出して、評価結果格納部56に登録する(ステップS9)。総合の評価値は、以下の式によって算出される。
総合の評価値=c1×e1+c2×e2+c3×e3
c1、c2及びc3は、所定の定数である。
各評価値の登録及び総合の評価値の算出及び登録を、各評価者について実施する。そうすると、図21の評価の欄に数値が登録されるようになる。なお、図21では、c1、c2及びc3については1を用いている。
その後、距離閾値d0の再設定処理を実施する(ステップS11)。この処理については、図23乃至図26を用いて処理する。
まず、距離閾値再設定部54は、登録者aの文書xに対するn人の評価者piの評価結果(具体的には総合の評価値)を、評価結果格納部56から読み出す(ステップS181)。そして、評価者を評価値で降順にソートする(ステップS183)。さらに、評価閾値TH以上の評価値を付けた最下位の評価者の番号を格納するためのi0という変数、評価閾値TH以上の評価値を付けた最も遠い評価者の距離を特定するためのDmaxという変数を0に初期化すると共に、カウンタiを1にセットする(ステップS185)。
さらに、距離閾値再設定部54は、評価値e(x,pi)が評価閾値TH以上であるか判断する(ステップS187)。xは文書xを表し、piは処理対象の評価者を表す。評価値e(x,pi)が評価閾値TH以上である場合には、i0=iと設定し(ステップS189)、さらに距離d(a,pi0)>Dmaxであるか判断する(ステップS191)。距離d(a,pi0)については、評価結果格納部56において格納されている値を用いるが、評価結果格納部56に格納しないような実施態様の場合にはここで計算すればよい。
距離d(a,pi0)>Dmaxではない場合にはステップS195に移行する。一方、距離d(a,pi0)>Dmaxである場合には、距離閾値再設定部54は、Dmaxをd(a,pi0)で更新する(ステップS193)。そしてステップS195に移行する。
一方、評価値e(x,pi)が評価閾値TH以上ではない場合には、ステップS195に移行する。
ステップS195では、距離閾値再設定部54は、iがn以上となっているか判断する。iがnに達していない場合には、iを1インクリメントして(ステップS197)、ステップS187に戻る。
このような処理を実施すると、i0には、上で述べたように、評価閾値TH以上の評価値を登録した最下位の評価者の番号が登録され、Dmaxには、評価閾値TH以上の評価値を登録した評価者のうち最も登録者aから遠い評価者の距離が登録されるようになる。
一方、iがn以上となっている場合には、i0が0であるか判断する(ステップS199)。i0が0ということは、1人も評価閾値TH以上の評価値を登録しなかったということである。このような場合には、i0=1に設定し、Dmaxにd(a,p1)を設定する(ステップS201)。すなわち、最も高い評価値を設定した評価者の番号をi0に設定し、その評価者の距離をDmaxに設定する。
ステップS199でi0が0ではないと判断された場合又はステップS201の後に、端子Bを介して図24の処理に移行する。
図24の処理の説明に移行して、距離閾値再設定部54は、i0<nであるか判断する(ステップS203)。すなわち、全ての評価者が評価閾値TH以上の評価値を登録しているかどうかを判断する。i0<nであれば、少なくとも1人以上の評価値が評価閾値未満の評価値を登録したことになるので、評価閾値以上の評価値を登録した評価者のうち最も遠い評価者との距離Dmaxで、距離閾値d0を設定し直す(ステップS205)。
例えば、図21に示すように5人評価者が存在しており、評価閾値TH=7.5であるとすると、図21に示した評価状況は、図25のように示される。すなわち、評価値の高い順に、左からBBB、FFFF、CCCC、EEEE、DDというように並べられ、BBB、FFFF及びCCCCについては、評価閾値TH=7.5以上の評価値を登録している。このBBB、FFFF及びCCCCのうちで、FFFFと登録者aとの距離が「6」で最も長くなっているので、この「6」を次の処理のためのd0に設定する。すなわち、図26に示すように、登録者aを中心とした半径d0の範囲を設定する場合に、前回の評価者抽出処理(図18)におけるd0より例えば短いd0で評価者を抽出することになる。d0は、前より長くなることもある。
一方、i0<nではない場合には、d0をd0+Δdで更新して、元の処理に戻る(ステップS207)。このように、全ての評価者に評価された場合には、d0が小さすぎることが考えられるので、予め定められたΔdだけ長くする。
このように、現在の文書xでは、最長でもFFFFの距離までが当該文書xが有効な範囲であることが分かるので、次の評価については、このFFFFの距離を、評価者を抽出する距離基準値として用いることにする。なお、DDのように、FFFFの距離「6」以下の評価者が存在することがあるが、あくまで境界を設定するためであるから、特に問題はない。また、文書xを適切に修正すればDDような評価者についても評価値が上昇する可能性がある。
このように、評価結果、すなわち文書xが有効な範囲を表すデータを基に、組織内距離基準値である距離閾値d0を設定し直すことができるようになり、当該距離閾値d0から次回適切な評価者を選択できるようになる。なお、以下でも述べるが、d0はd1にもなる。すなわち、文書登録者aの潜在的な評価能力としても用いられる。
図6の説明に戻って、評価結果通知処理を実施する(ステップS13)。この評価結果通知処理については図27を用いて説明する。
評価処理部55は、評価結果格納部56から、各評価者に対する距離(総合距離)と、各評価者の評価結果(各評価項目の評価値)と、各評価者の評価値(総合評価値)と、再設定された距離閾値d0を抽出する(ステップS121)。そして、登録者a宛に例えばメールなどで抽出データを送信する(ステップS123)。なお、その他にも、登録者a用のデータ格納領域に、抽出データを格納しておき、登録者aに、当該データ格納領域にアクセスするように促すメールなどを送信するようにしても良い。
登録者aは、評価処理部55から受け取ったデータ又は自ら取得したデータを参照して、評価結果を分析する。例えば、可読性、納得性、有効性のいずれかに偏った評価がある場合には、それを参考に文書xを書き直すようにしても良い。当然、評価全体に納得できない場合などについても、文書xを書き直すようにしても良い。一方、評価内容に納得する場合には、文書xの修正を行わず評価を終了させるようにしても良い。
登録者aは、文書登録者端末3を操作して、評価を終了させる場合には、文書登録者端末3に評価終了通知を文書評価処理サーバ5へ送信させる。一方、文書xを修正する場合には、文書登録者端末3を操作して、文書xを修正する。そして、修正文書x'を、文書登録者端末3に、文書評価処理サーバ5へ送信させる。
文書評価処理サーバ5の文書登録部51は、文書登録者端末3から、評価終了通知又は修正文書x’を受信し、評価終了が指示されたか判断する(ステップS15)。修正文書x’を受信した場合には(ステップS15:Noルート)、当該修正文書x’を文書DB57に登録する(ステップS17)。そして、ステップS5に戻って、ステップS11で再設定された距離閾値d0を用いて。評価者抽出処理を実施する。なお、修正は無くとも良い。
一方、評価終了が指示された場合には、評価処理部55は、今回の登録者aの評価最低値em及び距離閾値d1(=d0)を評価者候補DB58に登録する(ステップS19)。なお、既に登録者aについて評価最低値emが登録されている場合には、今回の評価最低値が、登録値より小さい場合に登録するようにしても良い。さらに、文書登録者と、評価者候補とを別立てで管理する場合には、ステップS19において、文書登録者aのデータを、評価者候補DB58に登録するようにしても良い。
以上のような処理を実施することによって、初めはおおよその利用期待範囲を設定して評価者を自動選出することができる。さらに、再度評価を受ける場合には、評価結果に基づき調整された距離閾値d0に基づき、評価者選定の範囲を設定して、自動的に適切な評価者が選択されるようになる。なお、文書登録者は、どのぐらい距離が離れた評価者からどのような評価を受けたかを検討することができ、文書の修正を適切に行うことができるようになる。さらに、距離閾値d0については、距離閾値d1として自らが評価者となる際にも用いられ、評価結果に基づく距離d1を評価能力とみなしてシステム全体として適切な評価者が選択されるように作用する。また、距離閾値d1によって、登録文書の利用可能範囲も推定できるようになる。
なお、距離閾値d1については、次回別の文書を登録する際にも参照して距離閾値d0を設定するようにしても良い。そうすれば、前回を踏まえた形で評価者選定を行うことができるようになる。
以上本技術の実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば図1の機能ブロック図は一例であって、必ずしも実際のプログラムモジュールとは一致しない場合がある。また、処理フローについても処理結果が変わらなければ、処理順番を入れ替えたり、並列に実行するようにしても良い。
上で述べた本実施の形態をまとめると以下のようになる。
本評価者選択処理方法は、情報登録者によって情報格納部に登録された評価対象情報について、複数の評価者からの評価値を取得し、評価者の識別子に対応して評価結果格納部に格納するステップと、評価結果格納部から、評価値が所定の閾値以上である評価者の識別子を抽出する評価者抽出ステップと、情報登録者と各評価者との間の組織内距離が評価者の識別子に対応して格納されている評価者データ格納部から、抽出された評価者の識別子の各々に対応する組織内距離を読み出し、当該組織内距離の最大値を特定するステップと、特定された組織内距離の最大値を、情報登録者について次に評価者を選択する際の組織内距離基準値として記憶装置に格納するステップとを含む。
このようにすれば、前回評価した評価者の範囲をベースに、次回の評価において評価者を選択すべき範囲の基準(すなわち境界)が適切に得られるようになる。
また、本評価者選択処理方法において、情報登録者と各評価者候補との間の組織内距離が評価者候補の識別子に対応して格納されている評価者候補データ格納部から、組織内距離基準値以下の組織内距離が対応して登録されている評価者候補の識別子及び組織内距離を抽出し、候補データ格納部に格納する抽出ステップと、候補データ格納部に格納されている評価者候補の識別子を、対応する組織内距離に基づき降順でソートし、上位所定数の評価者候補の識別子を、評価者の識別子として特定するステップとをさらに含むようにしてもよい。前回評価した評価者の範囲をベースに決定された組織内距離基準値に基づき、適切な評価者が選択されるようになる。
さらに、本評価者選択処理方法において、評価者候補の識別子に対応して組織内距離基準値が格納されている記憶装置から、抽出ステップで抽出されなかった評価者候補の識別子に対応して格納されている組織内距離基準値を読み出すステップと、評価者候補データ格納部において抽出ステップで抽出されなかった評価者候補の識別子に対応して格納されている組織内距離が、読み出された組織内距離基準値以下である場合には、当該抽出ステップで抽出されなかった評価者候補の識別子及び組織内距離を、候補データ格納部に格納するステップとをさらに含むようにしてもよい。このようにすれば、情報登録者を中心とした範囲だけではなく、評価者の能力(組織内距離基準値による範囲内で評価されるような文書を登録したという実績)を考慮して、評価者を自動選出することができる。
また、本評価者選択処理方法において、評価者抽出ステップにおいて複数の評価者の識別子の全てが抽出された場合には、記憶装置に格納されている情報登録者についての現在の組織内距離基準値に所定値を加えた値を、新たな組織内距離基準値として記憶装置に格納するステップをさらに含むようにしてもよい。このように、前回評価で、全ての評価者に評価されたような場合には、組織内距離基準値を広げるようにしてもよい。このようにすれば、前回より広い範囲においてより適切な評価者を選定できるようになる。また、評価対象情報の適用可能範囲も広くなって、利用が進む蓋然性がある。
なお、上記方法は、コンピュータと当該コンピュータによって実行されるプログラムとの組み合わせにて実行される場合があり、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークなどを介してデジタル信号として配信される場合もある。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
また、上記文書評価処理サーバ、文書登録者端末や評価者端末は、コンピュータ装置であって、図28に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
(付記1)
コンピュータが、情報登録者によって情報格納部に登録された評価対象情報について、複数の評価者からの評価値を取得し、前記評価者の識別子に対応して評価結果格納部に格納するステップと、
前記コンピュータが、前記評価結果格納部から、前記評価値が所定の閾値以上である前記評価者の識別子を抽出する評価者抽出ステップと、
前記コンピュータが、前記情報登録者と各前記評価者との間の組織内距離が前記評価者の識別子に対応して格納されている評価者データ格納部から、抽出された前記評価者の識別子の各々に対応する前記組織内距離を読み出し、当該組織内距離の最大値を特定するステップと、
前記コンピュータが、特定された前記組織内距離の最大値を、前記情報登録者について次に評価者を選択する際の組織内距離基準値として記憶装置に格納するステップと、
を含む評価者選択処理方法。
(付記2)
前記コンピュータが、前記情報登録者と各評価者候補との間の組織内距離が前記評価者候補の識別子に対応して格納されている評価者候補データ格納部から、前記組織内距離基準値以下の組織内距離が対応して登録されている前記評価者候補の識別子及び前記組織内距離を抽出し、候補データ格納部に格納する抽出ステップと、
前記コンピュータが、前記候補データ格納部に格納されている前記評価者候補の識別子を、対応する前記組織内距離に基づき降順でソートし、上位所定数の前記評価者候補の識別子を、評価者の識別子として特定するステップと、
をさらに含む付記1記載の評価者選択処理方法。
(付記3)
前記コンピュータが、前記評価者候補の識別子に対応して前記組織内距離基準値が格納されている前記記憶装置から、前記抽出ステップで抽出されなかった前記評価者候補の識別子に対応して格納されている前記組織内距離基準値を読み出すステップと、
前記評価者候補データ格納部において前記抽出ステップで抽出されなかった前記評価者候補の識別子に対応して格納されている前記組織内距離が、読み出された前記組織内距離基準値以下である場合には、前記コンピュータが、当該抽出ステップで抽出されなかった前記評価者候補の識別子及び前記組織内距離を、前記候補データ格納部に格納するステップと、
をさらに含む付記2記載の評価者選択処理方法。
(付記4)
前記コンピュータが、前記評価者抽出ステップにおいて前記複数の評価者の識別子の全てが抽出された場合には、前記記憶装置に格納されている前記情報登録者についての現在の組織内距離基準値に所定値を加えた値を、新たな組織内距離基準値として前記記憶装置に格納するステップ
をさらに含む付記1記載の評価者選択処理方法。
(付記5)
付記1乃至4のいずれか1つ記載の評価者選択処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記6)
情報登録者によって情報格納部に登録された評価対象情報について、複数の評価者からの評価値を取得し、前記評価者の識別子に対応して評価結果格納部に格納する手段と、
前記評価結果格納部に格納から、前記評価値が所定の閾値以上である前記評価者の識別子を抽出する評価者抽出手段と、
前記情報登録者と各前記評価者との間の組織内距離が前記評価者の識別子に対応して格納されている評価者データ格納部から、抽出された前記評価者の識別子の各々に対応する前記組織内距離を読み出し、当該組織内距離の最大値を特定する手段と、
特定された前記組織内距離の最大値を、前記情報登録者について次に評価者を選択する際の組織内距離基準値として記憶装置に格納する手段と、
を有する評価者選択処理装置。
本技術の実施の形態におけるシステム構成を示す図である。 評価者候補DBに格納されるデータの一例を示す図である。 アフィリエイション・コードの付与について説明するための図である。 職級コード(Post)について説明するための図である。 職種コード(Job)について説明するための図である。 本技術の実施の形態におけるメインのフローを示す図である。 文書登録処理の処理フローを示す図である。 評価閾値設定処理の処理フローを示す図である。 評価者抽出処理の処理フローを示す図である。 距離d(a,p)算出処理の処理フローを示す図である。 組織間距離算出処理の処理フローを示す図である。 職級差を説明するための図である。 開発職を中心にした職種差のデータテーブルを示す図である。 開発職を中心にした職種差の模式図である。 営業職を中心にした職種差のデータテーブルを示す図である。 営業職を中心にした職種差の模式図である。 距離d(a,p)算出処理において用いられるデータを示す図である。 登録者aから距離d0の範囲内の評価者を選択する様子を模式的に示す図である。 評価者候補から距離d1の範囲内に登録者aが入るか否かを判断する様子を模式的に示す図である。 評価者抽出処理の処理フローを示す図である。 評価結果格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 評価項目及び評価値の一例を示す図である。 距離閾値d0の再設定処理の処理フローを示す図である。 距離閾値d0の再設定処理の処理フローを示す図である。 距離閾値d0の再設定を説明するための一例を示す図である。 評価結果に基づき距離d0を短縮する様子を模式的に示す図である。 評価結果通知処理の処理フローを示す図である。 コンピュータの機能ブロック図である。
符号の説明
1 ネットワーク 3 文書登録者端末 5 文書評価処理サーバ
7a,7b,7c 評価者端末
51 文書登録部 52 評価閾値設定部
53 評価者処理部 54 距離閾値再設定部
55 評価処理部 56 評価結果格納部
57 文書DB 58 評価者候補DB
59 設定データ格納部

Claims (6)

  1. コンピュータが、情報登録者によって情報格納部に登録された評価対象情報について、複数の評価者からの評価値を取得し、前記評価者の識別子に対応して評価結果格納部に格納するステップと、
    前記コンピュータが、前記評価結果格納部から、前記評価値が所定の閾値以上である前記評価者の識別子を抽出する評価者抽出ステップと、
    前記コンピュータが、前記情報登録者と各前記評価者との間の組織内距離が前記評価者の識別子に対応して格納されている評価者データ格納部から、抽出された前記評価者の識別子の各々に対応する前記組織内距離を読み出し、当該組織内距離の最大値を特定するステップと、
    前記コンピュータが、特定された前記組織内距離の最大値を、前記情報登録者について次に評価者を選択する際の組織内距離基準値として記憶装置に格納するステップと、
    を含む評価者選択処理方法。
  2. 前記コンピュータが、前記情報登録者と各評価者候補との間の組織内距離が前記評価者候補の識別子に対応して格納されている評価者候補データ格納部から、前記組織内距離基準値以下の組織内距離が対応して登録されている前記評価者候補の識別子及び前記組織内距離を抽出し、候補データ格納部に格納する抽出ステップと、
    前記コンピュータが、前記候補データ格納部に格納されている前記評価者候補の識別子を、対応する前記組織内距離に基づき降順でソートし、上位所定数の前記評価者候補の識別子を、評価者の識別子として特定するステップと、
    をさらに含む請求項1記載の評価者選択処理方法。
  3. 前記コンピュータが、前記評価者候補の識別子に対応して前記組織内距離基準値が格納されている前記記憶装置から、前記抽出ステップで抽出されなかった前記評価者候補の識別子に対応して格納されている前記組織内距離基準値を読み出すステップと、
    前記評価者候補データ格納部において前記抽出ステップで抽出されなかった前記評価者候補の識別子に対応して格納されている前記組織内距離が、読み出された前記組織内距離基準値以下である場合には、前記コンピュータが、当該抽出ステップで抽出されなかった前記評価者候補の識別子及び前記組織内距離を、前記候補データ格納部に格納するステップと、
    をさらに含む請求項2記載の評価者選択処理方法。
  4. 前記コンピュータが、前記評価者抽出ステップにおいて前記複数の評価者の識別子の全てが抽出された場合には、前記記憶装置に格納されている前記情報登録者についての現在の組織内距離基準値に所定値を加えた値を、新たな組織内距離基準値として前記記憶装置に格納するステップ
    をさらに含む請求項1記載の評価者選択処理方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つ記載の評価者選択処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 情報登録者によって情報格納部に登録された評価対象情報について、複数の評価者からの評価値を取得し、前記評価者の識別子に対応して評価結果格納部に格納する手段と、
    前記評価結果格納部に格納から、前記評価値が所定の閾値以上である前記評価者の識別子を抽出する評価者抽出手段と、
    前記情報登録者と各前記評価者との間の組織内距離が前記評価者の識別子に対応して格納されている評価者データ格納部から、抽出された前記評価者の識別子の各々に対応する前記組織内距離を読み出し、当該組織内距離の最大値を特定する手段と、
    特定された前記組織内距離の最大値を、前記情報登録者について次に評価者を選択する際の組織内距離基準値として記憶装置に格納する手段と、
    を有する評価者選択処理装置。
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