JP2010030158A - 型締装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で型厚調整可能な型締装置を提供する。
【解決手段】型締装置1は、移動ダイプレート5Mに設けられ、第1タイバー7Aを駆動可能な型開閉シリンダ13と、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとを係合可能な固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aと、固定側ハーフナット23の係合が行われた状態で型開閉シリンダ13を駆動することにより型開閉を行うように固定側ハーフナット23及び型開閉シリンダ13を制御する制御装置33とを有する。固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは、固定ダイプレート5Fと第1タイバー7Aとの係合位置をタイバーの長手方向において調整可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイカストマシン等の成形機に用いられる型締装置に関する。
型締装置では、固定型が取り付けられる固定ダイプレートに対して移動型が取り付けられる移動ダイプレートを移動させることにより、固定型及び移動型の開閉を行う。型閉じされた固定型及び移動型は、溶湯等の成形材料が型内に充填されたときに、その充填された成形材料が型外へ漏れないように、比較的大きな力で型締めされる。型締めは、ダイプレート間に掛架されたタイバーを伸長させることによって行われる。固定型及び移動型が交換されると、型閉じしたときの距離が変化することから、タイバーとダイプレートとの係合位置等を調整する型厚調整が行われる。上記のような一連の動作に関して、種々の型厚装置が提案されている。
特許文献1の型締装置は、型開閉のための駆動装置として、シリンダチューブが移動ダイプレートに固定され、ピストンロッドがタイバーに固定された油圧シリンダを有している。この型締装置は、タイバーを固定ダイプレートに固定し、油圧シリンダを駆動することにより、移動ダイプレートを固定ダイプレートに対して型開閉方向に移動させる。
特許文献2の型締装置は、型開閉のための油圧シリンダ及び型締のための油圧シリンダに加え、型圧調整用の油圧シリンダを有している。型厚調整は、型圧調整用の油圧シリンダにより、移動ダイプレートに対するタイバーの位置を変化させて移動ダイプレートとタイバーとの係合位置を変化させることにより行われる。
特開2005−144802号公報 特開平8−276482号公報
特許文献1では、型厚調整について言及されていない。また、特許文献2の技術では、型厚調整のためだけに、型開閉や型締用の油圧シリンダとは別個の油圧シリンダが設けられており、型締装置が複雑化している。
本発明の目的は、簡素な構成で型厚調整可能な型締装置を提供することにある。
本発明の型締装置は、固定型を保持する固定ダイプレートと、移動型を保持し、前記固定ダイプレートに対して型開閉方向に移動可能な移動ダイプレートと、前記型開閉方向に延び、前記固定ダイプレート及び移動ダイプレートを貫通可能なタイバーと、前記固定ダイプレート及び前記移動ダイプレートの一方のダイプレートと前記タイバーとを係合可能な第1係合機構と、前記固定ダイプレート及び前記移動ダイプレートの他方のダイプレートに設けられ、前記タイバーを駆動可能な型開閉駆動装置と、前記第1係合機構の係合が行われた状態で前記型開閉駆動装置を駆動することにより型開閉を行うように前記第1係合機構及び前記型開閉駆動装置を制御する制御装置と、を有し、前記第1係合機構は、前記一方のダイプレートと前記タイバーとの係合位置を前記タイバーの長手方向において調整可能である。
好適には、前記他方のダイプレートと前記タイバーとを係合可能な第2係合機構と、前記一方のダイプレートに設けられたシリンダ室に収容されたピストンと、を更に有し、前記第1係合機構は、前記ピストンと係合しており、前記ピストンとともに前記一方のダイプレートに対して型開閉方向に移動可能な係合装置と、前記タイバーに設けられ、前記係合装置が係合する被係合部と、を有し、前記第1係合機構及び前記第2係合機構の係合が行われている状態において前記シリンダ室に作動液が供給されることにより、タイバーの伸長による型締力を生じさせることが可能である。
好適には、前記他方のダイプレートと前記タイバーとを係合可能な第2係合機構と、前記他方のダイプレートに設けられたシリンダ室に収容されたピストンと、を更に有し、前記第2係合機構は、前記ピストンと係合しており、前記ピストンとともに前記一方のダイプレートに対して型開閉方向に移動可能な係合装置と、前記タイバーに設けられ、前記係合装置が係合する被係合部と、を有し、前記型開閉駆動装置は、前記ピストンと係合しており、前記ピストンとともに前記一方のダイプレートに対して型開閉方向に移動可能に設けられ、前記第1係合機構及び前記第2係合機構の係合が行われている状態において前記シリンダ室に作動液が供給されることにより、タイバーの伸長による型締力を生じさせることが可能である。
好適には、前記制御装置は、成形サイクルの型閉じ時において、前記型開閉駆動部を前記型閉じ時の駆動方向の駆動限まで駆動したところで、前記第2係合機構の係合を行うように、前記型開閉駆動部及び前記第2係合機構を制御する。
好適には、前記第1係合機構は、一定のピッチ毎に配列された複数の係合位置において選択的に係合可能であり、成形サイクルの型閉じ時において、前記ピストンを型締め時の駆動方向とは反対側の駆動限に位置させた状態で、前記型開閉駆動部を前記型閉じ時の駆動限まで駆動したときに、前記固定型と前記移動型とが1ピッチ以下の間隔で対向するように係合している。
好適には、前記制御装置は、型厚調整において、型接触がなされ、且つ、前記第1係合機構の係合が解除された状態で、前記型開閉駆動部を前記型閉じ時の駆動限まで移動させたところで、前記第1係合機構の係合を行い、その後の複数の成形サイクルに亘って、前記型厚調整における前記第1係合機構の係合を維持して型開閉を行うように、前記第1係合機構及び前記型開閉駆動部を制御する。
好適には、前記第1係合機構は、一定のピッチ毎に配列された複数の係合位置において選択的に係合可能であり、前記制御装置は、型厚調整において前記第1係合機構を係合させるときに、前記ピストンを型締め時の駆動方向とは反対側の駆動限から1ピッチ以内の範囲で移動させて噛合い調整を行う。
好適には、前記タイバーを前記一方のダイプレートから引き抜くための引抜用シリンダを更に有し、前記型開閉駆動装置は、液圧シリンダであり、前記型開閉駆動装置の液圧シリンダと、前記引抜用シリンダとは、前記他方のダイプレートと前記タイバーとの間に直列に接続され、前記制御装置は、型開閉において、前記型開閉用の液圧シリンダをフルストロークで駆動し、前記引抜用シリンダを駆動しない。
好適には、前記第1係合機構の、前記一方のダイプレートと前記タイバーとの係合位置の調整可能範囲は、前記ピストンのストロークよりも長い。
好適には、前記他方のダイプレートは固定ダイプレートであり、前記一方のダイプレートは移動ダイプレートである。
本発明によれば、簡素な構成で型厚調整が可能である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る型締装置1を示す、一部に断面図を含む側面図である。なお、図1は、型締装置1の型開状態を示すとともに、最大型厚の金型が取り付けられている状態を示している。
型締装置1は、ベース3と、ベース3上に固定された固定ダイプレート5Fと、ベース3上において移動可能な移動ダイプレート5Mと、固定ダイプレート5F及び移動ダイプレート5Mに掛架される第1タイバー7A及び第2タイバー7Bとを有している。なお、以下では、固定ダイプレート5F及び移動ダイプレート5Mを単に「ダイプレート5」といい、これらを区別しないことがある。また、以下、第1タイバー7A及び第2タイバー7Bを単に「タイバー7」といい、これらを区別しないことがある。
固定ダイプレート5Fは、固定金型101Fを保持している。移動ダイプレート5Mは、移動金型101Mを保持している。なお、以下では、固定金型101F及び移動金型101Mを単に「金型101」といい、これらを区別しないことがある。2つのダイプレート5は互いに対向して配置されている。なお、以下では、ダイプレート5の金型101が取り付けられる面(金型取付面)とは反対側を背面側ということがある。
移動ダイプレート5Mは、例えば、ベース3上に設けられたスライダ9に載置されることより、固定ダイプレート5Fに対して近接又は離間する方向(型開閉方向、図1の紙面左右方向)に移動可能である。金型101は、移動ダイプレート5Mの型開閉方向への移動により、型開閉がなされる。なお、ベース3には、移動ダイプレート5Mに対して背面側から当接し、移動ダイプレート5Mの型開き方向への駆動限を規定する位置決め部材11が固定されている。
タイバー7は、型開閉方向に延びている。タイバー7の断面は例えば円形である。タイバー7は、例えば、4本設けられ、型開閉方向に見て金型101に対して概ね左右方向及び上下方向において対称に配置されている。第1タイバー7A及び第2タイバー7Bは、それぞれ、対角線上に2本設けられている。すなわち、型締装置1は、図1に示す、上部タイバーを構成する第1タイバー7A及び下部タイバーを構成する第2タイバー7Bの他に、下部タイバーを構成する第1タイバー7A及び上部タイバーを構成する第2タイバー7Bを有している。
型締装置1は、移動ダイプレート5Mを型開閉方向へ駆動する駆動力を生じる型開閉シリンダ13を有している。型開閉シリンダ13は、油圧シリンダにより構成されており、シリンダチューブ13aと、シリンダチューブ13aに収容されたピストン13bと、ピストン13bに固定され、シリンダチューブ13aから延出するピストンロッド13cとを有している。シリンダチューブ13aは、移動ダイプレート5Mに固定されている。ピストン13bは、シリンダチューブ13a内をストロークSで摺動可能である。ピストンロッド13cは、連結部材15を介して第1タイバー7Aの端部に固定されている。従って、第1タイバー7Aを固定ダイプレート5Fに係合させた状態で、型開閉シリンダ13を駆動して、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとを相対移動させると、移動ダイプレート5Mは固定ダイプレート5Fに対して型開閉方向へ移動する。
型締装置1は、金型101を型締めする型締力を生じる型締シリンダ17を有している。型締シリンダ17は、固定ダイプレート5Fに設けられたシリンダ室19と、シリンダ室19に一部が収容されたピストン部材21とにより構成された油圧シリンダである。シリンダ室19は、タイバー7が貫通する固定ダイプレート5Fの貫通穴の一部を拡径することにより構成されている。ピストン部材21は、タイバー7が挿通され、固定ダイプレート5Fの貫通穴に挿通される円筒状部分と、当該円筒状部分を拡径して形成され、シリンダ室19に収容されたピストン21aとを有している。ピストン21aは、シリンダ室19を型開閉方向において2つのシリンダ室に区画している。区画された2つのシリンダ室に選択的に作動油が供給されることにより、ピストン21aはシリンダ室19内を摺動する。従って、型接触し(図3参照)、タイバー7を移動ダイプレート5M及びピストン部材21に係合させた状態で、ピストン部材21を固定ダイプレート5Fの背後側へ移動させるように型締シリンダ17を駆動すると、タイバー7が伸長する。そして、伸長量に応じた力が金型101に加えられる。
以上のように、タイバー7は、固定ダイプレート5F(厳密にはピストン部材21)に係合されることにより型開閉に利用され、ピストン21a(厳密にはピストン部材21)及び移動ダイプレート5Mに係合されることにより、型締めに利用される。型締装置1は、第1タイバー7Aとピストン部材21とを係合させる固定側ハーフナット23と、第2タイバー7Bとピストン部材21とを係合させる調整片25と、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとを係合させる第1移動側ハーフナット27Aと、第2タイバー7Bと移動ダイプレート5Mとを係合させる第2移動側ハーフナット27Bとを有している。なお、以下では、第1移動側ハーフナット27A及び第2移動側ハーフナット27Bを単に「移動側ハーフナット27」といい、両者を区別しないことがある。
固定側ハーフナット23は、ピストン部材21に対して型開閉方向において係合しており、ピストン部材21とともに型開閉方向へ移動可能である。また、固定側ハーフナット23は、開閉することにより、第1タイバー7Aの端部に形成された固定側被係合部7aに係合可能である。固定側ハーフナット23の内周面及び固定側被係合部7aの外周面には、それぞれ、第1タイバー7Aの長手方向に配列された複数の環状溝が形成されており、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは、噛み合うことにより係合する。なお、複数の環状溝は、互いに独立していても、ネジ溝状に連続していてもよい。
固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは、一方の複数の環状溝と、他方の複数の環状溝間の突条とが、第1タイバー7Aの長手方向において同一位置にあるときに噛み合う。従って、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは、第1タイバー7Aの長手方向における相対位置を調整する噛合い調整がなされなければならない。噛合い調整は、1ピッチ(複数の環状溝のピッチP)以下の相対移動により実行可能である。
固定側被係合部7aの、複数の環状溝の配置範囲は、固定側ハーフナット23の複数の環状溝の配置範囲よりも比較的長く設定されている。従って、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは、第1タイバー7Aと、ピストン部材21(固定ダイプレート5F、ピストン21a)との係合位置を噛合い調整に必要な調整範囲(1ピッチ)よりも大きい範囲で調整可能である。すなわち、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは、複数の係合可能位置において選択的に係合可能である。
調整片25は、ピストン部材21の端部と、第2タイバー7Bの端部に設けられたフランジ7fとの間に挟まれ、また、ネジなどによりピストン部材21及びフランジ7fに固定されている。第2タイバー7Bのピストン部材21に対する第2タイバー7Bの長手方向の位置を調整する必要がある場合には、調整片25は、厚さ(第2タイバー7Bの長手方向の大きさ)の異なる他の調整片25に交換される。
移動側ハーフナット27は、移動ダイプレート5Mに対して型開閉方向において係合しており、移動ダイプレート5Mとともに型開閉方向へ移動可能である。タイバー7には、移動側ハーフナット27と係合する移動側被係合部7bが形成されている。移動側ハーフナット27及び移動側被係合部7bの構成は、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aの構成と同様であり、説明は省略する。なお、複数の環状溝のピッチは、移動側と固定側とで同じでもよいし、異なっていてもよい。
固定側ハーフナット23及び移動側ハーフナット27は、ナット用シリンダ35により開閉される。ナット用シリンダ35は油圧シリンダである。なお、固定側ハーフナット23及び移動側ハーフナット27は、電動機などの他の駆動装置によって駆動されてもよい。
型締装置1は、ピストン部材21の固定ダイプレート5Fに対するタイバー7の長手方向の位置を検出する位置センサ29と、各種シリンダに作動油を供給する油圧回路31と、油圧回路の動作を制御する制御装置33とを有している。
位置センサ29は、例えば、磁気式又は光学式のリニアエンコーダを構成し、ピストン部材21の相対移動に伴うパルス信号、または、当該パルス信号に基づいて演算したピストン部材21の位置等の情報を含む信号を制御装置33に出力する。
油圧回路31は、例えば、ポンプ、アキュムレータ、各種のバルブ等を含んで構成され、型開閉シリンダ13、型締シリンダ17、及び、ナット用シリンダ35への作動液の供給を制御する。
制御装置33は、例えば、CPU、ROM、RAM、外部記憶装置等を含むコンピュータにより構成されている。制御装置33は、ROMや外部記憶装置等に記録されたプログラムや位置センサ29等からの信号に基づいて、油圧回路31等を介して、型開閉シリンダ13、型締シリンダ17、固定側ハーフナット23及び移動側ハーフナット27を制御する。
以上の構成を有する型締装置1の動作を説明する。まず、型締装置1の成形サイクルにおける動作を説明する。
図2は、型締装置1の図1の状態から型閉状態(型接触状態)へ移行する途中の状態を示す、一部に断面図を含む側面図である。図3は、型締装置1の型接触状態を示す、一部に断面図を含む側面図である。図4は、型締装置1の成形サイクルにおける動作を説明するフローチャートを含む図である。図4の紙面左側のフローチャートは、型締装置1の動作を示しており、紙面右側の表は、各ステップにおける、型開閉シリンダ13、型締シリンダ17、移動側ハーフナット27及び固定側ハーフナット23の動作を示している。表において、上向きの矢印は、上段と同じであることを示している。
サイクルのスタート時において、型締装置1は、図1に示す型開状態である。この状態では、型開閉シリンダ13のピストン13bは、ヘッドエンドHEP、すなわち、移動ダイプレート5Mを型開き方向へ駆動するときの駆動限に位置している。なお、最大型厚の金型101が取り付けられている場合、移動ダイプレート5Mは、型開き方向の駆動限、すなわち、位置決め部材11に当接する位置に位置している。また、型開状態においては、型締シリンダ17のピストン21aは、原位置OP、すなわち、型締め時の駆動方向とは反対側の駆動限に位置している。移動側ハーフナット27は開かれている。固定側ハーフナット23は閉じられている。なお、固定側ハーフナット23は、後述する型厚調整において開閉されるものの、複数の成形サイクルに亘って閉じられたままである。
ステップST1では、型締装置1は、移動ダイプレート5Mを型閉じ方向へ移動(前進)させ、型閉じを行う。具体的には、制御装置33は、型開閉シリンダ13のピストン13bをロッドエンドREP側へ移動させ、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとを相対移動させる。第1タイバー7Aは、固定側ハーフナット23によって固定ダイプレート5Fに係合されているから、移動ダイプレート5Mは固定ダイプレート5Fに対して型閉じ方向へ移動する。このとき、型締シリンダ17のピストン21aは原位置OPに位置しているから、型締シリンダ17に作動液を供給しなくても、ピストン21aは移動しない。すなわち、固定側ハーフナット23及び第1タイバー7Aは移動しない。なお、成形サイクルを短縮しつつ、型締装置1各部の負担を軽減するために、型開閉シリンダ13は、比較的低速、比較的高速、比較的低速の順で駆動されることが好ましい。
ステップST2では、図2に示すように、移動ダイプレート5Mが型接触の距離ΔS手前で停止する。これは、型開閉シリンダ13がロッドエンドREPに到達することからである。換言すれば、第1タイバー7Aは、型開閉シリンダ13がロッドエンドREPに到達したときに、移動ダイプレート5Mが型接触の距離ΔS手前で停止するように、固定ダイプレート5Fとの係合位置が調整されている。
なお、制御装置33は、種々の方法により、型開閉シリンダ13が駆動限(本実施形態ではロッドエンドREP)に到達したことを検知できる。例えば、ピストン13bの位置を検出する位置センサが型締装置1に設けられ、制御装置33は、その位置センサの検出結果に基づいて駆動限への到達を検出してもよい。位置センサは、ピストン13bが駆動限に到達したか否かのみを検出するスイッチのようなものであってもよい。また、例えば、型開閉シリンダ13のシリンダ室の圧力を検出する圧力センサが型締装置1に設けられ、制御装置33は、その圧力センサにより検出される圧力の上昇などにより、駆動限への到達を検出してもよい。制御装置33は、上記のような位置センサや圧力センサの検出結果によらず、型開閉シリンダ13の駆動を開始してから一定の時間が経過したことをもって、駆動限への到達がなされたと判断してもよい。
ステップST3では、制御装置33は、移動側ハーフナット27を閉じて、移動ダイプレート5Mとタイバー7とを係合する。このとき、第1移動側ハーフナット27Aと第1タイバー7Aの移動側被係合部7bとの噛合い調整は不要である。型開閉シリンダ13のピストン13bがロッドエンドREPに位置したときの第1タイバー7Aと移動ダイプレート5M(移動側ハーフナット27)との相対位置は、型厚によらず常に一定であることから、予め、ピストン13bがロッドエンドREPに位置したときに第1移動側ハーフナット27Aと第1タイバー7Aの移動側被係合部7bとが係合するように、連結部材15の長さや型開閉シリンダ13の取付位置等が設定されていればよいことからである。また、第2移動側ハーフナット27Bと第2タイバー7Bの移動側被係合部7bとの噛合い調整も不要である。後述するように、型開閉シリンダ13がロッドエンドREPに到達したときに、第2移動側ハーフナット27Bと移動側被係合部7bとが噛合うように、第2タイバー7Bと固定ダイプレート5Fとの係合位置が調整片25により調整されていることからである。
ステップST4では、型締装置1は、移動ダイプレート5Mを再び前進させる。ただし、当該前進は、ステップST1とは駆動方法が異なる。具体的には、制御装置33は、型締シリンダ17のピストン21aを型締め時の駆動方向へ移動させる。ピストン部材21は、固定側ハーフナット23又は調整片25によってタイバー7に係合されており、タイバー7は移動側ハーフナット27によって移動ダイプレート5Mに係合されていることから、移動ダイプレート5Mは、型閉じ方向へ移動する。なお、後述する型接触における衝撃が抑制されるように、このときの型締シリンダ17の圧力は低圧であることが好ましい。
ステップST5では、図3に示すように、型接触がなされる。このとき、型締シリンダ17のピストン21aは、原位置OPから距離ΔS移動している。従って、制御装置33は、予め距離ΔSを記憶しておくことにより、位置センサ29の検出結果に基づいて、型接触したことを検知することができる。
ステップST6では、型締装置1は、型締めを行う。具体的には、制御装置33は、型接触を検知すると、型締シリンダ17の圧力を、所定の型締力が得られるまで上昇させる。なお、型締力は、タイバー7の伸長量によって規定されるから、制御装置33は、位置センサ29の検出結果に基づいて、所定の型締力が得られたことを検知できる。そして、所定の型締力が得られると、型締装置1は、次のステップに進む。
ステップST7では、成形が開始される。具体的には、不図示の射出装置から金型101内に形成された不図示のキャビティに溶湯(溶融状態の金属材料)が射出、充填される。キャビティ内の溶湯は、射出装置により、型締力より低いものの、比較的高圧の圧力が付与される。そして、キャビティ内の溶湯が凝固すると、成形が終了する(ステップST8)。なお、成形開始から成形終了まで、所定の型締力は維持される。
ステップST9では、型締装置1は、圧抜きを行う。すなわち、制御装置33は、型締力を生じさせるための型締シリンダ17への作動液の供給を停止する。型締シリンダ17のピストン21aは、伸長していたタイバー7の復元に伴って、原位置から距離ΔS離れた位置まで移動する。すなわち、図3に示す状態に戻る。
ステップST10では、型締装置1は、型開きの初期動作を行う。具体的には、制御装置33は、型締シリンダ17を型締め時の駆動方向とは反対側へ駆動する。すなわち、制御装置33は、型締シリンダ17のピストン21aを原位置OP側へ移動させる。ピストン21aは、タイバー7及び移動側ハーフナット27を介して移動ダイプレート5Mに係合しているから、移動ダイプレート5Mは型開き方向へ移動する。これにより、型開きがなされ、成形品は、固定金型101F及び移動金型101Mの一方から離れ、他方に残る。なお、ステップST10における型締シリンダ17の駆動力は、成形品を離型させるために比較的大きく設定される。また、ピストン21a(移動ダイプレート5M)の移動量は、ΔS以下である。
ステップST11では、型締装置1は、移動側ハーフナット27を開き、タイバー7と移動ダイプレート5Mとの係合を解除する。
ステップST12では、型締装置1は、移動ダイプレート5Mを型開き方向へ移動(後退)させる。具体的には、制御装置33は、型開閉シリンダ13のピストン13bをヘッドエンドHEP側へ移動させ、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとを相対移動させる。第1タイバー7Aは、固定側ハーフナット23によって固定ダイプレート5Fに係合されているから、移動ダイプレート5Mは固定ダイプレート5Fに対して型開き方向へ移動する。なお、成形サイクルを短縮しつつ、型締装置1各部の負担を軽減するために、型開閉シリンダ13は、比較的低速、比較的高速、比較的低速の順で駆動されることが好ましい。ステップST12において、型締シリンダ17は、移動ダイプレート5Mを移動させる反動により原位置OPから離間する方向へ移動しないように作動油の流出や流入が制御されてもよい。
ステップST13では、型開閉シリンダ13のピストン13bがヘッドエンドHEPに到達し、型開きが終了する。なお、上述のように、金型101は最大型厚の金型であるから、移動ダイプレート5Mは、型開き方向の駆動限に到達する。型締シリンダ17は、ピストン21aが原位置OPに復帰するように制御される。なお、原位置OPへの復帰は、ステップST10から次のサイクルのステップST1までの間の適宜な時期に行われてよい。また、ステップST12からステップST13までの間、又は、ステップST13の後においては、不図示の押し出し装置により、成形品が金型101から押し出される。そして、成形サイクルは終了する。
次に、型締装置1の型厚調整における動作を説明する。
図5から図8は、型厚調整中の型締装置1を示す、一部に断面図を含む側面図である。図9は、型締装置1における型厚調整を説明するフローチャートである。
ステップST21では、金型の交換が行われる。図5〜図8では、図1から図3に示した最大型厚の金型101から、最小型厚の固定金型103F及び移動金型103M(以下、単に「金型103」といい、これらを区別しないことがある。)に交換された場合を例示している。
ステップST22では、型締装置1は、金型103を型接触させるために、移動ダイプレート5Mを型閉じ方向へ移動(前進)させる。当該移動は、図4のステップS1と同様に、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとを固定側ハーフナット23により係合した状態で、型開閉シリンダ13を駆動して第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとを相対移動させることにより行われる。
ただし、型厚が大きい金型から型厚が小さい金型へ交換された場合等においては、図4のステップS1と同様の移動だけでは、型接触させることができない。そこで、型締装置1は、第1タイバー7Aを固定ダイプレート5Fに対しても移動させる。具体的には、以下のとおりである。
図5は、最大型厚の金型101から最小型厚の金型103に交換された場合において、図4のステップS1と同様に、型開閉シリンダ13をロッドエンドREPまで移動させた状態を示している。なお、図5では、図1における移動側ハーフナット27及び移動ダイプレート5Mの位置を2点鎖線で示している。
金型101が取り付けられていた場合には、図2に示したように、金型101は、距離ΔS離れた位置まで近接した。しかし、金型103は、金型101よりも型厚が小さいので、距離ΔSに、金型101と金型103との型厚の差を加えた距離で離間している。図4のステップS1と同様の移動だけでは、これ以上、移動ダイプレート5Mを前進させることはできない。
そこで、型締装置1は、図6に示すように、固定側ハーフナット23を開き、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとの係合を解除し、型開閉シリンダ13をヘッドエンドHEPまで移動させる。その後、再度、固定側ハーフナット23を閉じる。これにより、型締装置1は、再度、型開閉シリンダ13をロッドエンドREP側へ移動させることにより、移動ダイプレート5Mを型閉じ方向へ移動可能となる。なお、固定側ハーフナット23を閉じる際には、型開閉シリンダ13を駆動して、噛合い調整を行う。
以上のように、第1タイバー7Aを固定ダイプレート5Fに係合した状態で型開閉シリンダ13を駆動して移動ダイプレート5Mを移動させるときに、移動ダイプレート5Mが所望の位置まで到達する前に、型開閉シリンダ13が駆動限に到達した場合には、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとの係合を解除して、型開閉シリンダ13を移動ダイプレート5Mを移動させるときとは反対方向へ駆動して、第1タイバー7Aのみを移動させ、再度、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとを係合させることにより、移動ダイプレート5Mを所望の位置まで移動させることができる。移動ダイプレート5Mを型開き方向へ移動させるときも同様である。
ステップST23では、上述のように移動ダイプレート5Mを前進させた結果、型接触がなされる。型接触することにより、第1タイバー7Aに対する移動ダイプレート5Mの移動は規制され、ひいては、型開閉シリンダ13のピストン13bもストロークS内のいずれかの位置で停止する。
ステップST24では、型締装置1は、固定側ハーフナット23を開き、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとの係合を解除する。
ステップST25では、型締装置1は、型開閉シリンダ13のピストン13bをロッドエンドREP(型閉じ時の駆動方向の駆動限)まで移動させる。第1タイバー7Aは、固定ダイプレート5Fとの係合が解除されているから、移動ダイプレート5Mの背後側へ移動する。そして、型締装置1は、図7に示す状態となる。
ステップST26では、型締装置1は、固定側ハーフナット23を閉じ、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとを係合させる。この際、型締装置1は、型締シリンダ17のピストン21aを原位置OPから移動させて固定側ハーフナット23の噛合い調整を行う。このときのピストン21aの移動量は、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aの複数の環状溝のピッチP以下である。
ステップST27では、第1移動側ハーフナット27Aを閉じ、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとを係合させる。なお、このとき、噛合い調整は不要である。成形サイクルの説明において述べたように、型開閉シリンダ13のピストン13bをロッドエンドREPまで移動させたときの第1移動側ハーフナット27Aと第1タイバー7Aとの相対位置は、金型交換によって変化しないことからである。
ステップST28では、型締シリンダ17のピストン21aを原位置OPに復帰させる。このとき、第1タイバー7Aは、固定側ハーフナット23及び第1移動側ハーフナット27Aと係合しているから、ピストン21aの移動に伴って移動ダイプレート5Mは、型開方向へ移動する。そして、固定金型103Fと移動金型103Mとは離間する(図8参照)。
ステップST29では、図8に示すように、第2移動側ハーフナット27Bを閉じ、第2タイバー7Bと移動ダイプレート5Mとを係合させる。このとき、第2移動側ハーフナット27Bは、調整片25の交換により噛合い調整がなされる。その後、例えば、型締装置1は、移動側ハーフナット27を開き、型開閉シリンダ13により移動ダイプレート5Mを成形サイクル時の型開位置へ移動させ、型厚調整を終了する。
図8及び図2の対比から理解されるように、型厚調整におけるステップST29の終了時の状態は、成形サイクルにおけるステップST3終了時の状態に相当する。成形サイクルの説明において述べた図2及び図3の距離ΔSは、型厚調整のステップST26における固定側ハーフナット23の噛合い調整における型締シリンダ17のピストン21aの移動量と同一である。なお、型厚に応じてステップST26における噛合い調整に必要な移動量は変化するから、距離ΔSの値自体は金型によって異なる。
以上の動作の説明から以下の事項が理解される。固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aの係合位置の調整可能範囲は、型締装置1における最大型厚(Lmax)と最小型厚(Lmin)との差(Ldif=Lmax−Lmin)と同等又はそれ以上である。好適には、当該調整可能範囲は、上記の差(Ldif)と、噛合い調整に必要な1ピッチ(P)以下の調整範囲との和(Ldif+P)以下である。当該調整可能範囲は、例えば、型締シリンダ17のストローク(固定側ハーフナット23の固定ダイプレート5Fに対する移動可能量)よりも大きく、型開閉シリンダ13を駆動しなければ、有効利用が困難な大きさである。第1タイバー7Aの移動側被係合部7bは、型厚の変化によって係合位置が変化しないから、係合位置を調整可能でなくてもよい。第2タイバー7Bの移動側被係合部7bは、固定側被係合部7aと同様に、型厚の変化によって係合位置が変化するから、固定側被係合部7aと同等の大きさに設けられる。型開閉シリンダ13のストロークSは、型開閉シリンダ13の小型化を図るために、Ldif+P以下であることが好ましい。
以上の第1の実施形態によれば、型締装置1は、固定側ハーフナット23の係合が行われた状態で型開閉シリンダ13を駆動することにより型開閉を行うように固定側ハーフナット23及び型開閉シリンダ13を制御する制御装置33を有している。また、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは、固定ダイプレート5Fと第1タイバー7Aとの係合位置を第1タイバー7Aの長手方向において調整可能である。従って、図9を参照して説明したように、型開閉シリンダ13により第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとを相対移動させて型厚調整を行うことができる。すなわち、移動ダイプレート5Mを移動させて型開閉を行うための型開閉シリンダ13を型厚調整のための駆動装置としても利用できる。その結果、簡素な構成で型厚調整を行うことができる。
しかも、この型厚調整は、型厚の変化によって型開閉シリンダ13の実質的なストロークが変化することを抑制することが可能である。例えば、図2及び図5の対比から理解されるように、型厚が小さくなるほど、型締装置1は、移動ダイプレート5Mを前進させる必要がある。従って、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとの係合位置が調整不可能であると仮定すると、最小型厚においても型接触可能とするためには、型開閉シリンダ13はストロークSが大きなものでなければならない。そして、そのような型開閉シリンダ13を設けたとすると、型厚が最小型厚よりも大きい場合には、型開閉シリンダ13のピストン13bは、駆動限(ロッドエンドREP)に到達する前に、型接触によって移動が規制される。すなわち、型厚の増加分だけ、ピストン13bの可動範囲が減少することになってしまう。一方、本実施形態は、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとの位置を調整可能であることから、型開閉シリンダ13をフルストロークで駆動するなど、型開閉シリンダ13の性能を十分に引き出すことができる。その結果、最大型厚と最小型厚との差に対して型開閉シリンダ13を小型化し、装置全体の小型化やコスト低減を図ることができる。
型締装置1は、移動ダイプレート5Mと第1タイバー7Aとを係合可能な第1移動側ハーフナット27A及び移動側被係合部7bと、固定ダイプレート5Fに設けられたシリンダ室19に収容されたピストン21aとを有する。また、固定側ハーフナット23は、ピストン21aと係合しており、ピストン21aとともに固定ダイプレート5Fに対して型開閉方向に移動可能である。そして、型締装置1は、固定側ハーフナット23及び移動側ハーフナット27の係合が行われている状態においてシリンダ室19に作動液が供給されることにより、タイバー7の伸長による型締力を生じさせることが可能である。この構成により、第1移動側ハーフナット27Aと型開閉シリンダ13のシリンダチューブ13aとの相対位置は一定に維持される。従って、例えば、後述する、移動側ハーフナット27の噛合い調整を不要とする効果や型厚調整時の噛合い調整に必要な距離ΔSを成形サイクル時における型接触直前の距離に転換する効果が容易に得られる。
制御装置33は、型閉じ時において、型開閉シリンダ13を型閉じ時の駆動方向の駆動限(ロッドエンドREP)まで駆動したところで、移動側ハーフナット27及び移動側被係合部7bの係合を行うように、型開閉シリンダ13及び移動側ハーフナット27を制御する。従って、型開閉シリンダ13のストロークを有効利用するだけでなく、駆動限を利用することにより噛合い調整を不要とし、成形サイクルを短縮することができる。
制御装置33は、型厚調整において、型接触がなされ、且つ、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aの係合が解除された状態で、型開閉シリンダ13を型閉じ時の駆動限(ロッドエンドREP)まで移動させ、固定側ハーフナット23の係合を行い、その後の複数の成形サイクルに亘って、型厚調整における固定側ハーフナット23の係合を維持して型開閉を行うように、固定側ハーフナット23及び型開閉シリンダ13を制御する。従って、上述の、成形サイクルの型閉じ時において型開閉シリンダ13をロッドエンドREPまで駆動させるようにするための型厚調整が簡便になされる。
固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは、一定のピッチ毎に配列された複数の係合位置において係合可能であり、制御装置33は、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aを係合させるときに、ピストン21aを原位置OP(型開き方向の駆動限)から1ピッチ以下で移動させて噛合い調整を行うことから、型厚調整において噛合い調整に必要な距離ΔSを成形サイクルにおける型接触直前の距離とすることができる。その結果、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aの噛合い調整に関わらず、成形サイクルにおいて、型開閉シリンダ13をロッドエンドREPまで駆動させて型閉じすることが実現される。
なお、以上の第1の実施形態において、固定金型101F及び固定金型103Fはそれぞれ本発明の固定型の一例であり、移動金型101M及び移動金型103Mはそれぞれ本発明の移動型の一例であり、固定ダイプレート5Fは本発明の一方のダイプレートの一例であり、移動ダイプレート5Mは本発明の他方のダイプレートの一例であり、型開閉シリンダ13は本発明の型開閉駆動装置の一例であり、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは本発明の第1係合機構の一例であり、移動側ハーフナット27及び移動側被係合部7bは本発明の第2係合機構の一例であり、固定側ハーフナット23は本発明の係合装置の一例であり、固定側被係合部7aは本発明の被係合部の一例である。
(第2の実施形態)
図10及び図11は、第2の実施形態の型締装置201を示す、一部に断面図や透視図を含む側面図である。図10は、金型交換の途中の状態を示している。図11は、タイバー抜き状態を示している。第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。図10及び図11においては、上方側の断面図と、下方側の断面図とは、異なる位置の断面図を示している。すなわち、いずれの断面図も、第1タイバー7Aの位置における断面図を示している。また、下部側且つ移動側のナット用シリンダ35等は図示を省略されている。なお、図10及び図11は、4本のタイバー7が全て第1タイバー7Aにより構成されていると捉えられてもよい。
型締装置201は、上部タイバー(第1タイバー7A及び第2タイバー7Bの各1本。上述のように、図10及び図11では、第1タイバー7Aのみ示す)を固定ダイプレート5Fから引き抜くための引抜シリンダ214を有する点が第1の実施形態の型締装置1と相違する。具体的には、以下のとおりである。
引抜シリンダ214は、油圧シリンダにより構成されており、シリンダチューブ214aと、シリンダチューブ214aに収容されたピストン214bと、ピストン214bに固定され、シリンダチューブ214aから延出するピストンロッド214cとを有している。
上部タイバーである第1タイバー7Aを引き抜く引抜シリンダ214は、型開閉シリンダ13と第1タイバー7Aとを連結する連結部材215の間において、型開閉シリンダ13に対して直列に接続されている。すなわち、型開閉シリンダ13のピストンロッド13cと引抜シリンダ214のシリンダチューブ214aとが固定され、引抜シリンダ214のピストンロッド214cと連結部材215とが固定されている。
従って、型締装置201は、図10及び図11に示すように、型開閉シリンダ13及び引抜シリンダ214の双方を駆動することにより、両者のストロークを足し合わせたストロークで上部タイバーである第1タイバー7Aを駆動可能である。そして、上部タイバーである第1タイバー7Aを固定ダイプレート5Fから引き抜き可能である。これにより、金型交換作業が容易化される。
また、型締装置201は、上部タイバーである第1タイバー7Aを引き抜く引抜シリンダ214のピストン214bをシリンダチューブ214aに対して移動しないようにすることにより、第1の実施形態と同様に、型開閉シリンダ13のみにより上部タイバーである第1タイバー7Aを駆動可能である。その結果、第2の実施形態においても、第1の実施形態において得られた種々の効果が得られる。例えば、型厚に関わらず、成形サイクルにおいて型開閉シリンダ13をフルストロークで使用することが可能となる。
なお、上部タイバーである第2タイバー7Bを引き抜く引抜シリンダ214は、従来技術と同様である。すなわち、当該引抜シリンダ214は、特に図示しないが、例えば、シリンダチューブ214aが移動ダイプレート5Mに固定され、ピストンロッド214cが連結部材215に固定されている。
(第3の実施形態)
図12は、第3の実施形態の型締装置301を示す、一部に断面図を含む側面図である。なお、図12は、最大型厚の金型101が取り付けられた場合における、型開状態を示している。第3の実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態の型締装置301は、第1の実施形態の型締装置1が型開閉シリンダ13を移動ダイプレート5Mに有していたのに対し、型締装置301は型開閉シリンダ13を固定ダイプレート5Fに有している点において、型締装置1と相違する。
具体的には、型開閉シリンダ13は、シリンダチューブ13aが、固定側ハーフナット23をピストン部材21に取り付ける板状部材を介して固定ダイプレート5Fに設けられている。従って、シリンダチューブ13aは、固定ダイプレート5Fに対して型開閉方向に型締シリンダ17のピストン21aのストローク内で移動可能である。型開閉シリンダ13のピストンロッド13cは、第1の実施形態と同様に、連結部材15を介して第1タイバー7Aに固定されている。ただし、ピストンロッド13cは、第1タイバー7Aの固定ダイプレート5F側の端部に固定されている。
型締装置301は、移動ダイプレート5Mと第1タイバー307Aとを係合させた状態で、型開閉シリンダ13を駆動して、第1タイバー307Aを固定ダイプレート5Fに対して移動させることにより、移動ダイプレート5Mを型開閉方向へ移動可能である。
型締装置301は、移動ダイプレート5Mと第1タイバー307Aとを係合させるために、移動ダイプレート5Mに設けられた第1移動側ハーフナット27Aと、第1タイバー307Aに設けられた第1移動側被係合部307bとを有している。
第1移動側ハーフナット27A及び第1移動側被係合部307bの構成は、第1の実施形態の移動側ハーフナット27及び移動側被係合部7bと同様である。ただし、第1移動側被係合部307bは、移動側被係合部7bよりも広い範囲に亘って設けられている。
なお、第2タイバー307Bは、便宜上、第1の実施形態の第2タイバー7Bと異なる符号を付しているだけであり、第2タイバー7Bと同様の構成である。以下では、第1タイバー307A及び第2タイバー307Bを単に「タイバー307」といい、両者を区別しないことがある。
型締装置301の動作を説明する。まず、型締装置301の成形サイクルにおける動作を説明する。
図13は、型締装置301を型閉じの途中の状態で示す、一部に断面図を含む側面図である。なお、図13は、第1の実施形態における、図2と図3との中間の状態に相当する。また、図14は、型締装置301の動作を説明するフローチャートを含む図である。図14の表記方法は、図4と同様である。ただし、ハーフナットの動作については、固定側ハーフナット23及び第2移動側ハーフナット27Bの動作と、第1移動側ハーフナット27Aの動作とを区別して示している。
図14のステップST51〜ST63は、図4のステップST1〜ST13に対応する。しかし、型締装置301は、第1移動側ハーフナット27Aの係合を行った状態で型開閉シリンダ13を駆動して型開閉を行うことから、固定側ハーフナット23及び移動側ハーフナット27に係る動作等が図4とは異なっている。
具体的には、第3の実施形態の第1移動側ハーフナット27Aは、第1の実施形態における固定側ハーフナット23と同様に、複数の成形サイクルに亘って閉じられている。その一方で、第3の実施形態の固定側ハーフナット23は、第1の実施形態の移動側ハーフナット27と同様に開閉する(サイクルスタート時、ステップST53、ステップST61)。換言すれば、型開閉シリンダ13、型締シリンダ17及び第2移動側ハーフナット27Bの動作は、第1の実施形態と同様である。
以下、図14のフローチャートに沿って説明する。ただし、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態と重複する説明については、省略することがある。換言すれば、第1の実施形態について説明された動作等は、適宜に第3の実施形態においても行われてよい。
サイクルのスタート時において、型締装置301は、図12に示す型開状態である。この状態では、型開閉シリンダ13のピストン13bは、ヘッドエンドHEP、すなわち、移動ダイプレート5Mを型開き方向へ駆動する駆動限に位置している。型締シリンダ17のピストン21aは、原位置OP、すなわち、型締め時の駆動方向とは反対側の駆動限に位置している。第1移動側ハーフナット27Aは閉じられている。第2移動側ハーフナット27B及び固定側ハーフナット23は開かれている。
ステップST51では、型締装置301は、移動ダイプレート5Mを型閉じ方向へ移動(前進)させ、型閉じを行う。具体的には、制御装置33は、型開閉シリンダ13をロッドエンドREP側へ移動させ、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとを相対移動させる。第1タイバー7Aは、第1移動側ハーフナット27Aによって移動ダイプレート5Mに係合されているから、移動ダイプレート5Mは固定ダイプレート5Fに対して型閉じ方向へ移動する。なお、このとき、型締シリンダ17のピストン21aは原位置OPに維持されることが好ましい。
ステップST52では、型開閉シリンダ13がロッドエンドREPに到達し、移動ダイプレート5Mが型接触の距離ΔS手前で停止する。これは、型開閉シリンダ13がロッドエンドREPに到達したときに、移動ダイプレート5Mが型接触の距離ΔS手前で停止するように、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとの係合位置が調整されていることからである。
ステップST53では、図13に示すように、制御装置33は、第2移動側ハーフナット27Bを閉じて、移動ダイプレート5Mと第2タイバー7Bとを係合する。このとき、第2移動側ハーフナット27Bと移動側被係合部7bとの噛合い調整は不要である。後述するように、型厚調整において、調整片25により、予め噛合い調整がなされるからである。
また、ステップST53では、固定側ハーフナット23を閉じて、第1タイバー7Aと型締シリンダ17のピストン21aとを係合する。このとき、固定側ハーフナット23と固定側被係合部7aとの噛合い調整は不要である。型開閉シリンダ13のピストン13bがロッドエンドREPに位置したときの第1タイバー307Aと固定側ハーフナット23との相対位置は型厚によらず常に一定であることから、予め、ピストン13bがロッドエンドREPに位置したときに固定側ハーフナット23と固定側被係合部7aとが係合するように、連結部材15の長さや型開閉シリンダ13の取付位置等が調整されていればよいことからである。
ステップST54〜ST60は、第1の実施形態のステップST4〜10と同様である。ただし、ステップST54〜ST56、ST59及びST60では、型開閉シリンダ13は、その全体が、型締シリンダ17のピストン21aの移動に伴って、ピストン部材21や固定側ハーフナット23と共に移動する。
ステップST61では、型締装置301は、固定側ハーフナット23を開き、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとの係合を解除する。また、型締装置301は、第2移動側ハーフナット27Bを開き、第2タイバー7Bと移動ダイプレート5Mとの係合を解除する。
ステップST62では、型締装置301は、移動ダイプレート5Mを型開き方向へ移動(後退)させる。具体的には、制御装置33は、型開閉シリンダ13のピストン13bをヘッドエンドHEP側へ移動させ、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとを相対移動させる。第1タイバー7Aは、第1移動側ハーフナット27Aによって移動ダイプレート5Mに係合されているから、移動ダイプレート5Mは固定ダイプレート5Fに対して型開き方向へ移動する。
ステップST63では、型開閉シリンダ13のピストン13bがヘッドエンドHEPに到達し、型開きが終了する。
次に、型締装置301の型厚調整における動作を説明する。
図15及び図16は、型厚調整中の型締装置301を示す、一部に断面図を含む側面図である。図15及び図16は、それぞれ、第1の実施形態における図6及び図7に相当する。図17は、型締装置301における型厚調整を説明するフローチャートである。
図17のステップST71〜ST76は、図9のステップST21〜ST26に対応する。しかし、型締装置301は、第1移動側ハーフナット27Aの係合位置の調整により型厚調整を行うことから、固定側ハーフナット23及び移動側ハーフナット27に係る動作(ステップST74、ST76)等が図9とは異なっている。
以下、図17のフローチャートに沿って説明する。ただし、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態と重複する説明については、省略することがある。換言すれば、第1の実施形態について説明された動作等は、適宜に第3の実施形態においても行われてよい。
ステップST71では、金型の交換が行われる。図15及び図16では、図12及び図13に示した最大型厚の金型101から、最小型厚の金型103に交換された場合を例示している。
ステップST72では、型締装置301は、金型103を型接触させるために、移動ダイプレート5Mを型閉じ方向へ移動(前進)させる。当該移動は、図14のステップS51と同様に、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとを第1移動側ハーフナット27Aにより係合した状態で、型開閉シリンダ13を駆動して第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとを相対移動させることにより行われる。
ただし、型厚が大きい金型から型厚が小さい金型へ交換された場合等においては、第1の実施形態のステップST22と同様に、図14のステップS51と同様の移動だけでは、型接触させることができない。そこで、型締装置301は、第1の実施形態と同様に、第1タイバー7Aを、成形サイクルにおいては固定されていたダイプレート(第1の実施形態では固定ダイプレート5F、第3の実施形態においては移動ダイプレート5M)に対しても移動させる。
例えば、最大型厚の型厚調整がなされた状態では、型開閉シリンダ13のピストン13bをロッドエンドREPまで移動させても、移動ダイプレート5Mは、図13に示す位置までしか移動しない。そこで、図15に示すように、第1移動側ハーフナット27Aの係合を解除し、型開閉シリンダ13のピストン13bをヘッドエンドHEPまで移動させる。その後、再度、第1移動側ハーフナット27Aを閉じる。これにより、型締装置301は、再度、型開閉シリンダ13をロッドエンドREP側へ移動させることにより、移動ダイプレート5Mを型閉じ方向へ移動可能となる。なお、第1移動側ハーフナット27Aを閉じる際には、型開閉シリンダ13を駆動して、噛合い調整を行う。
以上のように、第1タイバー7Aを移動ダイプレート5Mに係合した状態で型開閉シリンダ13を駆動して移動ダイプレート5Mを移動させるときに、移動ダイプレート5Mが所望の位置まで到達する前に、型開閉シリンダ13が駆動限に到達した場合には、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとの係合を解除して、型開閉シリンダ13を移動ダイプレート5Mを移動させるときとは反対方向へ駆動して、第1タイバー7Aのみを移動させ、再度、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとを係合させることにより、移動ダイプレート5Mを所望の位置まで移動させることができる。移動ダイプレート5Mを型開き方向へ移動させるときも同様である。
ステップST73では、上述のように移動ダイプレート5Mを前進させた結果、型接触がなされる。型接触することにより、移動ダイプレート5M及び第1タイバー7Aの固定ダイプレート5Fに対する移動は規制され、ひいては、型開閉シリンダ13のピストン13bもストロークS内のいずれかの位置で停止する。
ステップST74では、型締装置301は、第1移動側ハーフナット27Aを開き、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとの係合を解除する。
ステップST75では、型締装置301は、型開閉シリンダ13のピストン13bをロッドエンドREP(型閉じ時の駆動方向の駆動限)まで移動させる。第1タイバー7Aは、移動ダイプレート5Mとの係合が解除されているから、固定ダイプレート5Fの背後側へ移動する。そして、型締装置301は、図16に示す状態となる。
ステップST76では、型締装置301は、第1移動側ハーフナット27Aを閉じ、第1タイバー7Aと移動ダイプレート5Mとを係合させる。この際、型締装置301は、型締シリンダ17のピストン21aを原位置OPから移動させて第1移動側ハーフナット27Aの噛合い調整を行う。このときのピストン21aの移動量は、第1移動側ハーフナット27A及び第1移動側被係合部307aの複数の環状溝のピッチP以下である。
ステップST77では、固定側ハーフナット23を閉じ、第1タイバー7Aと固定ダイプレート5Fとを係合させる。なお、このとき、噛合い調整は不要である。成形サイクルの説明において述べたように、型開閉シリンダ13のピストン13bをロッドエンドREPまで移動させたときの固定側ハーフナット23と第1タイバー7Aとの相対位置は、金型交換によって変化しないことからである。
ステップST78では、型締シリンダ17のピストン21aを原位置OPに復帰させる。このとき、第1タイバー7Aは、固定側ハーフナット23及び第1移動側ハーフナット27Aと係合しているから、ピストン21aの移動に伴って移動ダイプレート5Mは、型開方向へ移動する。そして、固定金型103Fと移動金型103Mとは離間する。
ステップST79では、ステップST29と同様に、調整片25による噛合い調整を行い、第2移動側ハーフナット27Bを閉じ、第2タイバー7Bと移動ダイプレート5Mとを係合させる。そして、型締装置1は、型厚調整を終了する。
以上の動作の説明から以下の事項が理解される。第3の実施形態の固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは、第1の実施形態の第1移動側ハーフナット27A及び第1タイバー7Aの移動側被係合部7bと同様に、型厚の変化によって係合位置は変化しないから、係合位置を調整可能でなくてもよい。第3の実施形態の第1移動側ハーフナット27A及び第1移動側被係合部307bは、第1の実施形態の固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aと同様に、係合位置の調整可能範囲は、型締装置1における最大型厚(Lmax)と最小型厚(Lmin)との差(Ldif=Lmax−Lmin)と同等又はそれ以上である。なお、実施形態では、第1移動側被係合部307bが比較的大きく形成された場合を例示したが、第1移動側被係合部307bは、調整可能範囲がLdif+P以下となるように形成されてもよい。第3の実施形態の第2移動側ハーフナット27B及び移動側被係合部7bの調整可能範囲は、第1の実施形態の第2移動側ハーフナット27B及び移動側被係合部7bの調整可能範囲と同様である。
以上の第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、簡素な構成で型厚調整が可能となる効果や型厚の変化によって型開閉シリンダ13の実質的なストロークが変化することを抑制する効果が得られる。
型締装置301は、型開閉シリンダ13及び型締シリンダ17を同一のプレート(第3の実施形態では固定ダイプレート5F)に有している。また、固定側ハーフナット23及び型開閉シリンダ13は、双方とも型締シリンダ17のピストン21aと係合しており、ピストン21aとともに型開閉方向に移動可能となっている。この構成により、固定側ハーフナット23と型開閉シリンダ13のシリンダチューブ13aとの相対位置は一定に維持される。その結果、第1の実施形態と同様に、固定側ハーフナット23の噛合い調整を不要とする効果や型厚調整時の噛合い調整に必要な距離ΔSを成形サイクル時における型接触直前の距離に転換する効果が容易に得られる。
型締装置301は、型開閉シリンダ13が固定ダイプレート5Fに設けられており、第1タイバー7Aは、型開閉において移動して移動ダイプレート5Mを駆動する。従来、タイバーは型開閉において停止しているものという固定概念があることから、本実施形態により、技術の豊富化が図られる。その結果、例えば、型開閉シリンダ13等を固定ダイプレート5Fに設けて移動ダイプレート5Mの軽量化を図ることができる。
なお、以上の第3の実施形態において、固定ダイプレート5Fは本発明の他方のダイプレートの一例であり、移動ダイプレート5Mは本発明の一方のダイプレートの一例であり、型開閉シリンダ13は本発明の型開閉駆動装置の一例であり、第1移動側ハーフナット27A及び第1移動側被係合部307bは本発明の第1係合機構の一例であり、固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7aは本発明の第2係合機構の一例であり、第1移動側ハーフナット27Aは本発明の係合装置の一例であり、第1移動側被係合部307bは本発明の被係合部の一例である。第3の実施形態は、第1の実施形態に対して、本発明の一方のダイプレート及び他方のダイプレートを構成するダイプレート、並びに、第1係合機構及び第2係合機構を構成する係合機構に関し、固定側及び移動側が逆になっている。
(第4の実施形態)
図18は、第4の実施形態の型締装置401を金型交換の途中の状態において示す、一部に断面図や透視図を含む側面図である。第4の実施形態において、第1〜第3の実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。図18においては、図10と同様に、上方側の断面図と、下方側の断面図とは、第1タイバー7Aの位置における断面図を示している。また、下部側且つ移動側のナット用シリンダ35等は図示を省略されている。
第4の実施形態の型締装置401は、第3の実施形態の型締装置301において、第2の実施形態の引抜シリンダ214を設けた構成となっている。引抜シリンダ214は、第2の実施形態と同様に、型開閉シリンダ13と第1タイバー7Aとを連結する連結部材215の間において、型開閉シリンダ13に対して直列に接続されている。第4の実施形態の動作は、第2の実施形態と同様である。ただし、第1タイバー7Aは、固定ダイプレート5Fの背後側へ引き抜かれる。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
型締装置は、ダイカストマシンに用いられるものに限定されない。例えば、溶融状態の樹脂を成形材料とする射出成形機等の他の成形機に用いられるものであってもよい。また、型締装置は、型開閉用の駆動装置と、型締用の駆動装置とが別個に設けられるものに限定されず、一の駆動装置により型開閉及び型締がなされるものであってもよい。また、型締用の駆動装置が型開閉用の駆動装置とは別個に設けられる場合には、当該型締用の駆動装置は、ダイプレートに内蔵されたピストンをタイバーに係合させるものに限定されない。例えば、ダイプレートを背後から押圧するものであってもよい。
実施形態では、型締用の駆動装置(17)が固定ダイプレートに設けられる場合を例示したが、型締用の駆動装置(17)は、移動ダイプレートに設けられてもよい。この場合、型開閉駆動装置が固定ダイプレート及び移動ダイプレートのいずれに設けられてもよいことは、実施形態と同様である。
タイバーの本数は4本に限定されず、適宜な本数とされてよい。また、型開閉駆動装置と係合されるタイバー(第1タイバー7A)は、対角線上に位置する2本のタイバーに限定されない。型開閉駆動装置と係合されるタイバーの本数と係合されないタイバーの本数との比率も1:1に限定されず、適宜に設定されてよい。例えば、上部タイバー及び下部タイバーの一方又は双方が型開閉駆動装置に係合されてもよい。
型開閉駆動装置等の駆動装置は、液圧シリンダに限定されない。例えば、駆動装置は、回転式の電動機及び送りネジ機構であってもよいし、リニア式の電動機であってもよい。液圧シリンダは、油圧シリンダに限定されない。例えば、液圧シリンダは、作動液として水を用いるものであってもよい。
型開閉駆動装置が液圧シリンダである場合において、実施形態では、シリンダチューブがダイプレートに、ピストンロッドがタイバーに係合される場合を例示したが、シリンダチューブがタイバーに、ピストンロッドがダイプレートに係合されてもよい。型開閉方向とシリンダの伸縮方向との関係も、シリンダが伸びたときに型閉じされるものに限定されず、シリンダが縮んだときに型閉じされるものであってもよい。液圧シリンダは、タイバーに対して上下方向において並列に配置されるものに限定されない。例えば、液圧シリンダは、タイバーに対して左右方向において並列に配置されてもよい。
駆動限は、物理的に規定される駆動限界である。例えば、駆動装置が液圧シリンダである場合には、ピストンの移動可能な範囲の端部位置である。当該端部位置は、一般には、ピストンがシリンダ室の端部内壁に当接する位置である。また、例えば、駆動装置が送りネジ機構を含むものである場合には、ナットが移動可能な範囲の端部位置である。当該端部位置は、一般には、ナットがネジ溝の端部に到達する位置である。
型締装置は、型開閉において、型開閉駆動装置のフルストロークを利用する必要はない。フルストロークを利用しなくても、金型交換の前後において、型厚の変化量よりも型開閉におけるストロークの変化量を小さくするように第1係合機構(第1の実施形態では固定側ハーフナット23及び固定側被係合部7a、第3の実施形態では第1移動側ハーフナット27A及び第1移動側被係合部307b)の係合位置が調整されれば、型厚の変化量と同じ変化量で型開閉のストロークが増減した従来技術に比較して、有効に型開閉駆動装置を利用することができる。
実施形態では、型開閉駆動装置が型閉じ時の駆動方向の駆動限まで駆動されたときに、係合機構が噛合うように型厚調整を行う場合を例示した。しかし、駆動限に到達してから、又は、駆動限に到達する前に、噛合い調整が行われてもよい。また、第1係合機構及び第2係合機構は、ハーフナットを含むものに限定されず、種々のものが用いられてよい。
引抜シリンダは、型開閉駆動装置に直列に接続されるものであればよく、実施形態において示したものに限定されない。例えば、一のテレスコピックシリンダにより、型開閉シリンダ及び引抜シリンダの双方が構成されてもよい。
成形サイクルや型厚調整は、全自動で行われてもよいし、一部が作業者によって行われてもよい。なお、本願発明は、型締方法や型厚調整方法などの方法の発明として捉えられることも可能である。実施形態に例示した成形サイクルを実現するための型厚調整は、実施形態に例示した方法以外の方法により行われてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る型締装置を型開状態且つ最大型厚で示す図。 図1の状態から型閉状態へ移行する途中の状態を示す図。 図2の状態から型接触状態へ移行した状態を示す図。 図1の型締装置の成形サイクルにおける動作を説明する図。 図1の型締装置を最小型厚の金型に対する型厚調整中の状態で示す図。 図5の続きを示す図。 図6の続きを示す図。 図7の続きを示す図。 図5〜図8の型厚調整を説明するフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る型締装置を金型交換の途中の状態で示す図。 図10の型締装置をタイバー引抜状態で示す図。 本発明の第3の実施形態に係る型締装置を型開状態且つ最大型厚で示す図。 図12の状態から型閉状態へ移行する途中の状態を示す図。 図12の型締装置の成形サイクルにおける動作を説明する図。 図12の型締装置を最小型厚の金型に対する型厚調整中の状態で示す図。 図15の続きを示す図。 図15及び図16の型厚調整を説明するフローチャート。 本発明の第4の実施形態に係る型締装置を金型交換の途中の状態で示す図。
符号の説明
1…型締装置、5F…固定ダイプレート、5M…移動ダイプレート、7A…第1タイバー、13…型開閉シリンダ(型開閉駆動装置)、23…固定側ハーフナット、27A…第1移動側ハーフナット、33…制御装置、101F…固定金型(固定型)、101M…移動金型(移動型)。

Claims (10)

  1. 固定型を保持する固定ダイプレートと、
    移動型を保持し、前記固定ダイプレートに対して型開閉方向に移動可能な移動ダイプレートと、
    前記型開閉方向に延び、前記固定ダイプレート及び移動ダイプレートを貫通可能なタイバーと、
    前記固定ダイプレート及び前記移動ダイプレートの一方のダイプレートと前記タイバーとを係合可能な第1係合機構と、
    前記固定ダイプレート及び前記移動ダイプレートの他方のダイプレートに設けられ、前記タイバーを駆動可能な型開閉駆動装置と、
    前記第1係合機構の係合が行われた状態で前記型開閉駆動装置を駆動することにより型開閉を行うように前記第1係合機構及び前記型開閉駆動装置を制御する制御装置と、
    を有し、
    前記第1係合機構は、前記一方のダイプレートと前記タイバーとの係合位置を前記タイバーの長手方向において調整可能である
    型締装置。
  2. 前記他方のダイプレートと前記タイバーとを係合可能な第2係合機構と、
    前記一方のダイプレートに設けられたシリンダ室に収容されたピストンと、
    を更に有し、
    前記第1係合機構は、
    前記ピストンと係合しており、前記ピストンとともに前記一方のダイプレートに対して型開閉方向に移動可能な係合装置と、
    前記タイバーに設けられ、前記係合装置が係合する被係合部と、
    を有し、
    前記第1係合機構及び前記第2係合機構の係合が行われている状態において前記シリンダ室に作動液が供給されることにより、タイバーの伸長による型締力を生じさせることが可能である
    請求項1に記載の型締装置。
  3. 前記他方のダイプレートと前記タイバーとを係合可能な第2係合機構と、
    前記他方のダイプレートに設けられたシリンダ室に収容されたピストンと、
    を更に有し、
    前記第2係合機構は、
    前記ピストンと係合しており、前記ピストンとともに前記一方のダイプレートに対して型開閉方向に移動可能な係合装置と、
    前記タイバーに設けられ、前記係合装置が係合する被係合部と、
    を有し、
    前記型開閉駆動装置は、前記ピストンと係合しており、前記ピストンとともに前記一方のダイプレートに対して型開閉方向に移動可能に設けられ、
    前記第1係合機構及び前記第2係合機構の係合が行われている状態において前記シリンダ室に作動液が供給されることにより、タイバーの伸長による型締力を生じさせることが可能である
    請求項1に記載の型締装置。
  4. 前記制御装置は、成形サイクルの型閉じ時において、前記型開閉駆動部を前記型閉じ時の駆動方向の駆動限まで駆動したところで、前記第2係合機構の係合を行うように、前記型開閉駆動部及び前記第2係合機構を制御する
    請求項2又は3に記載の型締装置。
  5. 前記第1係合機構は、一定のピッチ毎に配列された複数の係合位置において選択的に係合可能であり、成形サイクルの型閉じ時において、前記ピストンを型締め時の駆動方向とは反対側の駆動限に位置させた状態で、前記型開閉駆動部を前記型閉じ時の駆動限まで駆動したときに、前記固定型と前記移動型とが1ピッチ以下の間隔で対向するように係合している
    請求項4に記載の型締装置。
  6. 前記制御装置は、型厚調整において、型接触がなされ、且つ、前記第1係合機構の係合が解除された状態で、前記型開閉駆動部を前記型閉じ時の駆動限まで移動させたところで、前記第1係合機構の係合を行い、その後の複数の成形サイクルに亘って、前記型厚調整における前記第1係合機構の係合を維持して型開閉を行うように、前記第1係合機構及び前記型開閉駆動部を制御する
    請求項2〜5のいずれか1項に記載の型締装置。
  7. 前記第1係合機構は、一定のピッチ毎に配列された複数の係合位置において選択的に係合可能であり、
    前記制御装置は、型厚調整において前記第1係合機構を係合させるときに、前記ピストンを型締め時の駆動方向とは反対側の駆動限から1ピッチ以内の範囲で移動させて噛合い調整を行う
    請求項6に記載の型締装置。
  8. 前記タイバーを前記一方のダイプレートから引き抜くための引抜用シリンダを更に有し、
    前記型開閉駆動装置は、液圧シリンダであり、
    前記型開閉駆動装置の液圧シリンダと、前記引抜用シリンダとは、前記他方のダイプレートと前記タイバーとの間に直列に接続され、
    前記制御装置は、型開閉において、前記型開閉用の液圧シリンダをフルストロークで駆動し、前記引抜用シリンダを駆動しない
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の型締装置。
  9. 前記第1係合機構の、前記一方のダイプレートと前記タイバーとの係合位置の調整可能範囲は、前記ピストンのストロークよりも長い
    請求項2〜8のいずれか1項に記載の型締装置。
  10. 前記他方のダイプレートは固定ダイプレートであり、
    前記一方のダイプレートは移動ダイプレートである
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の型締装置。
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