JP2010027418A - 照明制御システム - Google Patents

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Yanbin Sun
彦斌 孫
Kenji Takahashi
健治 高橋
Masahiko Kamata
征彦 鎌田
Hidenori Nishigaki
英則 西垣
Maki Chokai
麻記 鳥海
Hitoshi Kono
仁志 河野
Shinichi Kamishiro
真一 神代
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Abstract

【課題】無線照度センサの上に物が置かれて照度値が正しく検出できない場合であっても適切に照明制御を行える照明制御システムを提供することである。
【解決手段】無線照度センサ14は、照度を検出するセンサ部15を有し、所定の検出周期でセンサ部15から照度を検出し、検出した照度値を検出周期ごとに通信部16を介して無線送信する。点灯制御装置13は、無線照度センサ14で検出した照度値が目標値になるように照明器具11を点灯制御し、修正制御部19は、無線照度センサ14のセンサ部15で検出した照度値が目標値未満であり、点灯制御装置13が調光制御を行った後の次の検出周期での無線照度センサ14のセンサ部15により検出された照度値が所定の範囲を越える変化をしない場合には、1周期前の照明制御状態に戻す点灯制御指令を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線照度センサを設置した受光位置の照度が目標値となるように照明器具の点灯状態を制御する照明制御システムに関する。
近年、オフィスなどにおいて用いられる照明制御システムでは、照度センサを利用し、照度センサの検出値が目標照度になるように照明器具を調光制御することによって、昼光を利用した省エネルギーな照明制御が行われている。このような照明制御システムでは、天井面に照度センサが設けられ床面や机上面等からの反射光を検出している。このため、例えば机上面の反射率が変化すると検出する照度値が変化してしまい、机上面を所望の照度にすることができなくなる。
一方、照度センサを具備したリモコン装置によって、照明制御を行う方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。このリモコン装置は、照度センサで測定した照度と予め設定された目標照度とを比較し、所望の照度となるような照明制御信号を照明器具に無線で送信するものである。このように、リモコン装置で検出した照度検出値で照明制御を行うことができるため、例えばリモコン装置を机上面に載置しておけば、机上面の反射率に依存することなく机上面照度を一定に制御することができる。
特開平2−189892号公報 特開平11−283755号公報
しかしながら、特許文献1、2のリモコン装置は、通常は机上に置かれるため、その上に物が置かれると、照度センサが検知した照度は実際の照度よりはるかに低いものとなる。照明制御システムは、照度センサで検出された照度が目標照度となるように制御するので、照明制御システムは全光制御を行うことになり、省エネルギーの趣旨に反することになる。
本発明の目的は、無線照度センサの上に物が置かれて照度値が正しく検出できない場合であっても適切に照明制御を行える照明制御システムを提供することである。
請求項1の発明に係わる照明制御システムは、照度を検出するセンサ部を有し、所定の検出周期で前記センサ部から照度を検出し、検出した照度値を検出周期ごとに通信部を介して無線送信する無線照度センサと;前記無線照度センサで検出した照度値が目標値になるように照明器具を点灯制御する点灯制御装置と;前記無線照度センサのセンサ部で検出した照度値が目標値未満であり、前記点灯制御装置が調光制御を行った後の次の検出周期での前記無線照度センサのセンサ部により検出された照度値が所定の範囲を越える変化をしない場合には、1周期前の照明制御状態に戻す点灯制御指令を出力する修正制御部と;を備えたことを特徴とする。
本発明及び以下の発明において用語の定義及び技術的意味は以下による。検出周期とは、無線照度センサのセンサ部が照度を検出する周期であり、目標値に対する周囲の有意な照度変化が生じ得る時間幅が設定される。例えば、秒単位、分単位、時間単位の周期であり、通常は、数分単位の周期である。
修正制御部とは、無線照度センサの上に物が置かれて照度値が正しく検出できない場合に、点灯制御装置により照度値が目標値になるように制御した後の状態を元の状態に戻すものである。点灯制御装置が調光制御を行った後の次の検出周期とは、無線照度センサのセンサ部で検出した照度値が目標値未満である検出周期の次の検出周期である。無線照度センサのセンサ部により検出された照度値が所定の範囲を越える変化をしない場合とは、点灯制御装置により照度値が目標値になるように調光制御を行った後の照度値が目標値近傍の範囲とならない場合をいう。1周期前の照明制御状態とは、点灯制御装置による調光制御を行う前の照明制御状態である。
請求項2の発明に係わる照明制御システムは、請求項1の発明において、前記修正制御部は、前記点灯制御装置に設けられたことを特徴とする。
本発明は、修正制御部を点灯制御装置に組み込んで構成したものである。
請求項3の発明に係わる照明制御システムは、請求項1の発明において、前記修正制御部は、前記無線照度センサに設けられ、前記通信部は、前記センサ部で検出された照度値に代えて、修正制御部で求めた点灯制御指令を出力することを特徴とする。
本発明は、修正制御部を無線照度センサに組み込んで構成し、それに伴い、通信部は修正制御部で求めた点灯制御指令を出力するようにしたものである。
請求項4の発明に係わる照明制御システムは、請求項1乃至3のいずれか一の発明において、前記点灯制御装置は、前記無線照度センサのセンサ部で検出した照度値が目標値未満であるときは、前記照明器具の光出力を徐々に上昇させることを特徴とする。
「照明器具の光出力を徐々に上昇させる」とは、無線照度センサが次の検出周期で検出する照度が目標値になるように照明器具の出力を線形または段階的に上昇させることを言う。
請求項5の発明に係わる照明制御システムは、請求項1乃至4のいずれか一の発明において、前記無線照度センサは、所定の検出周期ごとに所定の短時間の間隔で2回にわたって前記センサ部から照度を検出し、前記修正制御部は、前記無線照度センサのセンサ部で1回目に検出した照度値が目標値未満であり、1回目に検出した照度値と2回目に検出した照度値との照度差が所定の範囲を越える変化をしない場合には、前記点灯制御装置に1回目の照度値に戻す点灯制御指令を出力することを特徴とする。
所定の短時間の間隔とは、検出周期よりも短い時間間隔である。2回にわたってセンサ部から照度を検出し」とは、所定の検出周期で1回目の照度を検出し、1回目の照度を検出してから所定の短時間後に2回目の照度を検出することをいう。
請求項1の発明によれば、点灯制御装置が調光制御を行った後の次の検出周期での無線照度センサのセンサ部により検出された照度値が所定の範囲を越える変化をしない場合には、修正制御部は、1周期前の照度値に戻す点灯制御を行うので、無線照度センサの上に物が置かれている場合に、点灯制御装置がむだに照明器具の出力を上昇させることを防止できる。
請求項2の発明によれば、修正制御部は点灯制御装置に組み込まれて設けられるので、無線照度センサは検出した照度値を無線送信するだけでよいので、安価な無線照度センサでよく、無線照度センサが消費する電力も少なくできる。
請求項3の発明によれば、修正制御部は無線照度センサに組み込まれて設けられるので、無線照度センサは、修正制御部で求めた点灯制御指令を出力するだけでよいので、無線送信する信号を簡素化できる。
請求項4の発明によれば、無線照度センサのセンサ部で検出した照度値を目標値になるように照明器具の光出力を徐々に上昇させるので、照明器具の照度が急激に変化することを抑制できる。
請求項5の発明によれば、点灯制御装置が調光制御を行った際に、所定の検出周期ごとに短時間をおいて2回にわたってセンサ部から照度を検出し、1回目に検出した照度値と2回目に検出した照度値との照度差が所定の範囲を越える変化をしない場合には、修正制御部は1回目の照度値に戻す点灯制御指令を出力するので、無線照度センサの上に物が置かれている場合に、所定の検出周期を待たずして早期に1回目の照度値に戻すことができる。これにより、点灯制御装置がむだに照明器具の出力を上昇させることを防止できる。
図1は本発明の実施の形態に係わる照明制御システムの構成図である。照明器具11は伝送線12に接続され、伝送線12には照明器具11の点灯制御を行う点灯制御装置13が接続されている。無線照度センサ14は、周囲の照度を検出するセンサ部15を有し、センサ部15は所定の検出周期で照度を検出し、検出した照度値を検出周期ごとに通信部16を介して無線送信する。無線照度センサ14の通信部16から無線送信された照度は受信器17で受信され、点灯制御装置13の点灯制御部18及び修正制御部19に入力される。図1では、修正制御部19は点灯制御装置13内に組み込んで形成した場合を示しているが、点灯制御装置13の外に独立して設けるようにしてもよい。修正制御部19を独立して設ける場合には、点灯制御部18が点灯制御装置13そのものとなる。
点灯制御装置13の点灯制御部18は、無線照度センサ14のセンサ部15で検出された照度値が目標値になるように照明器具11を点灯制御する。一方、修正制御部19は、無線照度センサ14のセンサ部15で検出した照度値が目標値未満であるときは、次の検出周期において、無線照度センサ14により検出された照度値が所定の範囲を越える変化をしたか否かを判定する。すなわち、修正制御部19は、点灯制御装置13の点灯制御部18が調光制御を行った後の次の検出周期での無線照度センサ14により検出された照度値が所定の範囲を越える変化をしたか否かを判定し、所定の範囲を越える変化をしない場合には、無線照度センサ14の上に物が置かれていると判断し、1周期前の照度値に戻す点灯制御指令を出力する。また、その場合には、警報器20に警報を出力し、無線照度センサ14の上に物が置かれていることを報知する。警報器20は、音声出力装置や光による表示手段等を用いることができる。
図2は本発明の実施の形態に係わる照明制御システムの動作を示すタイムチャートである。無線照度センサ14のセンサ部15は所定の検出周期Tで周囲の照度を検出する。図2では、時点t1、t2、t3、t4で照度を検出した場合を示している。
いま、時点t1で無線照度センサ14が検出した照度値Lが目標値L0より小さい照度値L1であったとする。点灯制御装置13の点灯制御部18は、無線照度センサ14が検出した照度値Lが目標値L0より小さい照度値L1であるので、照明器具11の光出力Mが現在の光出力M1よりΔM1だけ大きい光出力M2になるように、照明器具11の光出力Mを増加させる制御を行う。この光出力増分ΔM1は、光出力Mを増加させた場合に人間に照度変化を感じさせない程度の大きさである。例えば、現在の光出力M1の5%〜10%程度の大きさである。 また、修正制御部19は、無線照度センサ14が検出した照度値Lが目標値L0より小さい照度値L1であるので、次の検出周期(時点t2)において、次の検出周期(時点t2)での無線照度センサ14により検出された照度値が所定の範囲を越える変化をしたか否かを判定することになる。判断基準となる所定の範囲は光出力増分ΔM1より小さい範囲である。
次の検出周期の時点t2においては、無線照度センサ14が検出した照度値Lが目標値L0と等しい照度値L2であったとする。そうすると、点灯制御装置13の点灯制御部18は、無線照度センサ14が検出した照度値L2は目標値L0と等しいので、照明器具11の光出力Mを増加させる制御は行わない。
一方、修正制御部19は、無線照度センサ14により検出された照度値L2が前回の検出周期(時点t1)の照度値L1と比較して所定の範囲を越える変化をしたか否かを判定する。前回の検出周期(時点t1)で無線照度センサ14が検出した照度値L1は目標値L0より小さく、今回の検出周期(時点t2)で無線照度センサ14が検出した照度値L2は目標値L0と等しく、その変化範囲はΔM1であるので、修正制御部19は所定の範囲を超えた変化であると判定する。従って、修正制御装置19は、1周期前の照度値に戻す点灯制御指令の出力はしない。
次に、時点t3で無線照度センサ14が検出した照度値Lが目標値L0より小さい照度値L3であったとする。点灯制御装置13の点灯制御部18は、無線照度センサ14が検出した照度値Lが目標値L0より小さい照度値L3であるので、照明器具11の光出力Mが現在の光出力M2よりΔM2だけ大きい光出力M3になるように、照明器具11の光出力Mを増加させる制御を行う。この光出力増分ΔM2は、光出力Mを増加させた場合に人間に照度変化を感じさせない程度の大きさである。例えば、現在の光出力M2の5%〜10%程度の大きさである。
また、修正制御部19は、無線照度センサ14が検出した照度値Lが目標値L0より小さい照度値L3であるので、次の検出周期(時点t4)において、次の検出周期(時点t4)での無線照度センサ14により検出された照度値が所定の範囲を越える変化をしたか否かを判定することになる。判断基準となる所定の範囲は光出力増分ΔM2より小さい範囲である。
次の検出周期の時点t4においては、無線照度センサ14が検出した照度値Lが目標値L0より小さい照度値L4であったとする。そうすると、点灯制御装置13の点灯制御部18は、無線照度センサ14が検出した照度値L4は目標値L0より小さいので、さらに光出力ΔM3だけ大きい光出力M4になるように、照明器具11の光出力Mを増加させる制御を行おうとする。しかし、修正制御部19は、無線照度センサ14により検出された照度値L4が前回の検出周期(時点t3)の照度値L3と比較して、所定の範囲を越える変化をしていないので、点灯制御部18に対し、1周期前の照度値に戻す点灯制御指令を出力するとともに、その旨を警報器20に出力する。これにより、照明器具11の光出力Mは、1周期前の光出力M2となる。
このように、無線照度センサ14で検出する照度値が極端に低く(例えば20lx以下)なって、点灯制御装置13の点灯制御部18が照明器具11の調光度を高くした後も、検出した照度値がほぼ変化しない場合、無線照度センサ14の上に本などの物が置かれたと判断し、光出力Mを元の制御状態に戻し、音声や光などの手段で使用者にその旨を通知する。
以上の説明では、無線照度センサ14は、所定の検出周期Tごとにセンサ部15から照度を検出するようにしたが、図3に示すように、所定の検出周期Tごとに所定の短時間Δtの間隔で2回にわたってセンサ部15から照度を検出するようにしてもよい。そして、修正制御部19は、無線照度センサ14のセンサ部15で1回目に検出した照度値Lが目標値L0未満であり、1回目に検出した照度値と2回目に検出した照度値との照度差が所定の範囲を越える変化をしない場合には、点灯制御装置13に1回目の照明制御状態に戻す点灯制御指令を出力する。
図3において、検出周期Tの時点t1で1回目に無線照度センサ14が検出した照度値Lが目標値L0より小さい照度値L11であったとする。点灯制御装置13の点灯制御部18は、無線照度センサ14が検出した照度値Lが目標値L0より小さい照度値L1であるので、照明器具11の光出力Mが現在の光出力M1よりΔM1だけ大きい光出力M2になるように、照明器具11の光出力Mを増加させる制御を行う。この光出力増分ΔM1は、図2に示した場合と同様に、光出力M1を増加させた場合に人間に照度変化を感じさせない程度の大きさである。例えば、現在の光出力M1の5%〜10%程度の大きさである。
次に、修正制御部19は、無線照度センサ14のセンサ部15で1回目に検出した照度値L11が目標値L0未満であるので、時点t1の所定の短時間Δt後の時点t1+Δtにおいて、1回目に検出した照度値L11と2回目に無線照度センサ14が検出した照度値L12とを比較し、1回目に検出した照度値L11が所定の範囲を越える変化をしたか否かを判定する。この判断基準となる所定の範囲は、図2の場合と同様に、光出力増分ΔM1より小さい範囲である。いま、2回目に無線照度センサ14が検出した照度値L12が目標値L0とほぼ等しいとすると、時点t1+Δtにおいては、所定の範囲を超えた変化をしているので、修正制御部19は、点灯制御装置13の点灯制御部18に1回目の照度値L11に戻す点灯制御指令は出力しない。
次の検出周期の時点t2において、無線照度センサ14が1回目に検出した照度値L21が目標値L0と等しい照度値L21であったとする。そうすると、点灯制御装置13の点灯制御部18は、無線照度センサ14が検出した照度値L21は目標値L0にほぼ等しいので、照明器具11の光出力Mを増加させる制御は行わない。一方、修正制御部19は、無線照度センサ14により1回目に検出された照度値L21が目標値L0にほぼ等しいので、1回目に検出した照度値と2回目に検出した照度値との照度差が所定の範囲を越える変化をしたか否かの判定は行わない。従って、点灯制御装置13の点灯制御部18に1回目の照度値L21に戻す点灯制御指令は出力しない。
次の検出周期の時点t3において、無線照度センサ14が1回目に検出した照度値L31が目標値L0より小さい照度値L31であったとする。そうすると、点灯制御装置13の点灯制御部18は、無線照度センサ14が検出した照度値L31は目標値L0未満であるので、照明器具11の光出力Mが現在の光出力M2よりΔM2だけ大きい光出力M3になるように、照明器具11の光出力Mを増加させる制御を行う。この光出力増分ΔM2も、図2に示した場合と同様に、光出力M2を増加させた場合に人間に照度変化を感じさせない程度の大きさである。例えば、現在の光出力M2の5%〜10%程度の大きさである。
次に、修正制御部19は、無線照度センサ14のセンサ部15で1回目に検出した照度値L31が目標値L0未満であるので、時点t3の所定の短時間Δt後の時点t3+Δtにおいて、1回目に検出した照度値L31と2回目に無線照度センサ14が検出した照度値L32とを比較し、1回目に検出した照度値L31が所定の範囲を越える変化をしたか否かを判定する。この判断基準となる所定の範囲は、図2の場合と同様に、光出力増分ΔM2より小さい範囲である。いま、2回目に無線照度センサ14が検出した照度値L32が1回目に無線照度センサ14が検出した照度値L31とほぼ等しいとすると、時点t3+Δtにおいては、所定の範囲を超えた変化をしていないので、修正制御部19は、点灯制御装置13の点灯制御部18に1回目の照度値L31になるように照明制御状態を戻す点灯制御指令を出力するとともに、その旨を警報器20に出力する。これにより、照明器具11の光出力Mは、1回目の光出力M2となる。
次の検出周期の時点t4において、無線照度センサ14が1回目に検出した照度値L41が目標値L0より小さい照度値L41であったとする。そうすると、点灯制御装置13の点灯制御部18は、無線照度センサ14が検出した照度値L41は目標値L0未満であるので、照明器具11の光出力Mが現在の光出力M2よりΔM2だけ大きい光出力M3になるように、照明器具11の光出力Mを増加させる制御を行う。
次に、修正制御部19は、無線照度センサ14のセンサ部15で1回目に検出した照度値L41が目標値L0未満であるので、時点t4の所定の短時間Δt後の時点t4+Δtにおいて、1回目に検出した照度値L41と2回目に無線照度センサ14が検出した照度値L42とを比較し、1回目に検出した照度値L41が所定の範囲を越える変化をしたか否かを判定する。この判断基準となる所定の範囲は、図2の場合と同様に、光出力増分ΔM2より小さい範囲である。いま、2回目に無線照度センサ14が検出した照度値L42が1回目に無線照度センサ14が検出した照度値L41とほぼ等しいとすると、時点t4+Δtにおいては、所定の範囲を超えた変化をしていないので、修正制御部19は、点灯制御装置13の点灯制御部18に1回目の照度値L41になるように照明制御状態を戻す点灯制御指令を出力するとともに、その旨を警報器20に出力する。これにより、照明器具11の光出力Mは、1回目の光出力M2となる。
このように、点灯制御装置13の点灯制御部18が調光制御を行った際に、所定の検出周期Tごとに短時間Δtをおいて2回にわたってセンサ部15から照度を検出し、1回目に検出した照度値と2回目に検出した照度値との照度差が所定の範囲を越える変化をしない場合には、修正制御部19は1回目の照度値になるように照明制御状態を戻す点灯制御指令を出力するので、無線照度センサ14の上に物が置かれている場合に、所定の検出周期Tを待たずして早期に1回目の照度値になるように照明制御状態を戻すことができる。これにより、点灯制御装置13がむだに照明器具11の出力を上昇させることを防止できる。
ここで、点灯制御装置13の点灯制御部18は、無線照度センサ14のセンサ部15で検出した照度値Lが目標値L0未満であるときは、照明器具11の光出力Mをステップ状にΔMだけ増加させるようにしたが、図4に示すように、徐々に上昇させるようにしてもよい。図4(a)は、時点t1〜時点t2の1検出周期の間で線形に増加させる場合を示し、図4(b)は時点t1〜時点t2の1検出周期の間において階段状に段階的に増加させる場合を示している。これにより、光出力を上げる場合および修正制御部19によって照明制御状態を戻す場合に照明器具11の照度が急激に変化することを抑制できる。
以上の説明では、修正制御部19は点灯制御装置13内に組み込んで形成した場合、あるいは、点灯制御装置13の外に独立して設けるようにした場合について説明したが、図5に示すように、修正制御部19を無線照度センサ14に組み込み込んで設けるようにしてもよい。
この場合、通信部16は、センサ部15で検出された照度値に代えて、修正制御部19で求めた点灯制御指令を出力することになる。このことから、無線照度センサ14は、修正制御部19で求めた点灯制御指令を出力するだけでよいので、無線送信する信号を簡素化できる。
本発明の実施の形態によれば、点灯制御装置13が調光制御を行った後の次の検出周期での無線照度センサ14のセンサ部15により検出された照度値が所定の範囲を越える変化をしない場合には、修正制御部19は、1周期前の照度値に戻す点灯制御を行うので、 無線照度センサ14の上に物が置かれて、無線照度センサ14により照度値が正しく検出できない場合であっても適切な制御を行うことができる。これにより、無線照度センサ14の上に物が置かれている場合であっても、点灯制御装置13がむだに照明器具11の出力を上昇させることを防止できる。
また、修正制御部19を点灯制御装置13に組み込んだ場合には、無線照度センサ14は検出した照度値を無線送信するだけでよいので、安価な無線照度センサでよく、無線照度センサ14が消費する電力も少なくできる。一方、修正制御部19を無線照度センサ14に組み込んだ場合には、無線照度センサ14は、修正制御部19で求めた点灯制御指令を出力するだけでよいので、無線送信する信号を簡素化できる。
また、無線照度センサ14のセンサ部15で検出した照度値を目標値になるように照明器具11の光出力を徐々に上昇させる場合には、照明器具11の被照射領域である例えば机上面の照度が急激に変化することを抑制できる。さらに、点灯制御装置が調光制御を行った際に、所定の検出周期ごとに短時間をおいて2回にわたってセンサ部から照度を検出する場合には、無線照度センサ14の上に物が置かれている場合に、所定の検出周期Tを待たずして早期に1回目の照度値に戻すことができる。これにより、点灯制御装置13がむだに照明器具11の出力を上昇させることを防止できるとともに、机上面における照明器具11によるむだな照度変化を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係わる照明制御システムの一例の構成図。 本発明の実施の形態に係わる照明制御システムの動作の一例を示すタイムチャート。 本発明の実施の形態に係わる照明制御システムの動作他の一例を示すタイムチャート。 本発明の実施の形態で照明器具の光出力を増加させる場合の一例を示す波形図。 本発明の実施の形態に係わる照明制御システムの他の一例の構成図。
符号の説明
11…照明器具、12…伝送線、13…点灯制御装置、14…無線照度センサ、15…センサ部、16…通信部、17…受信器、18…点灯制御部、19…修正制御部、20…警報器

Claims (5)

  1. 照度を検出するセンサ部を有し、所定の検出周期で前記センサ部から照度を検出し、検出した照度値を検出周期ごとに通信部を介して無線送信する無線照度センサと;
    前記無線照度センサで検出した照度値が目標値になるように照明器具を点灯制御する点灯制御装置と;
    前記無線照度センサのセンサ部で検出した照度値が目標値未満であり、前記点灯制御装置が調光制御を行った後の次の検出周期での前記無線照度センサのセンサ部により検出された照度値が所定の範囲を越える変化をしない場合には、1周期前の照明制御状態に戻す点灯制御指令を出力する修正制御部と;
    を備えたことを特徴とする照明制御システム。
  2. 前記修正制御部は、前記点灯制御装置に設けられたことを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  3. 前記修正制御部は、前記無線照度センサに設けられ、前記通信部は、前記センサ部で検出された照度値に代えて、前記修正制御部で求めた点灯制御指令を出力することを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  4. 前記点灯制御装置は、前記無線照度センサのセンサ部で検出した照度値が目標値未満であるときは、前記照明器具の光出力を徐々に上昇させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一記載の照明制御システム。
  5. 前記無線照度センサは、所定の検出周期ごとに所定の短時間の間隔で2回にわたって前記センサ部から照度を検出し、前記修正制御部は、前記無線照度センサのセンサ部で1回目に検出した照度値が目標値未満であり、1回目に検出した照度値と2回目に検出した照度値との照度差が所定の範囲を越える変化をしない場合には、前記点灯制御装置に1回目の照度値に戻す点灯制御指令を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一記載の照明制御システム。
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