JP2010019389A - 二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置 - Google Patents

二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 二軸ヒンジ部の小型化を図る。
【解決手段】 それぞれ円筒形状の第1のシャフト部材11に第2のシャフト部材30を回動自在に接続する。また、第2のシャフト部材30に対して、延設方向に沿って移動可能なスラストカム部材31と、回転軸に沿って回転する回転アーム部材34を設ける。縦開き時には、シャフト部材30の回転軸に沿って上部筐体が回動して縦開き状態となる。横開き時には、シャフト部材30がシャフト部材11の回転軸に沿って回動し、スラストカム部材31の当接凸部51が、シャフト部材11の回転量規制部17により回転アーム部材34側に押し込まれ、スラストカム部材31の嵌込用凸部55が回転アーム部材34の嵌込用溝部64に嵌込し、所定の横開き角度で回転が規制される。各シャフト部材11、30内の各孔部13、40を介してケーブル80を配線することで、ケーブル配線用のスペースを省略でき、小型化を図ることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば筐体の開閉等を可能とするヒンジ部を備えた携帯電話機、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯ゲーム機、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等に適用して好適な二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置に関する。
特に、第1の回転軸及び第2の回転軸の2つの回転軸を備えながら、必要とするスプリングを一つに削減可能として、このスプリングが削減できる分、小型化を図ると共に、第1の回転軸を形成する第1のシャフト部材、及び第2の回転軸を形成する第2のシャフト部材を、それぞれ円筒形状とし、この第1のシャフト部材及び第2のシャフト部材の各孔部を介してケーブル等の配線を行うことで、このケーブル等を配線するスペースを省略可能として小型化を図った二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置に関する。
特開2005−198062号の公開特許公報(特許文献1)に、上筐体の長手方向の開閉機能、短手方向の開閉機能、及び上筐体の表裏を反転した状態で折り畳む機能の三つの機能を備えた折り畳み式携帯電話装置が開示されている。
この折り畳み式携帯電話装置は、第一のヒンジユニット及び第二のヒンジユニットに分けて構成されたヒンジユニットを有している。第一のヒンジユニットには、第一のヒンジユニット自体を下筐体に対して回転自在に支持する第一の回転軸と、第一のヒンジユニットに対して第二のヒンジユニットを回転自在に支持する第二の回転軸とが、互いに直交するようにして設けられている。第二のヒンジユニットには、第二のヒンジユニットに対して上筐体を回転自在に支持する第三の回転軸が、上記第二の回転軸に対して直交するように設けられている。これにより、上筐体を、第一の回転軸、第二の回転軸、第三の回転軸の3つの回転軸方向に沿ってそれぞれ回転させることが可能となっている。
特開2005−198062号公報(第8頁〜第9頁、図5)
しかし、このような特許文献1に開示されている折り畳み式携帯電話装置の場合、上部筐体内に設けられた液晶表示部等の電気部品と、下部筐体内に設けられた回路基板等の電気部品とを電気的に接続する必要があるため、当該両者の電気部品の接続を図るためのハーネスやフレキシブル基板を、ヒンジ装置を介して配する必要がある。このため、ヒンジ装置に対して、このハーネスやフレキシブル基板を配するスペースを設ける必要があり、このスペースの分、当該ヒンジ装置が大型化する問題があった。
なお、ヒンジ装置が大型化すると、該ヒンジ装置が筐体から大きく突出することとなるため、該ヒンジ装置により電波障害が発生する恐れもある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ハーネスやフレキシブル基板を配するスペースを省略可能とすることで、二軸ヒンジ部の小型化を図った二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置の提供を目的とする。
本発明に係る二軸ヒンジ装置は、上述の課題を解決するために、
第1の回転軸を形成する略筒形状の第1のシャフト部材と、
上記第1の回転軸に対して直交する第2の回転軸を形成する略筒形状の第2のシャフト部材と、
上記第1のシャフト部材で形成される上記第1の回転軸に沿って上記第2のシャフト部材が回動可能となるように、上記第1のシャフト部材に対して上記第2のシャフト部材を接続する回転接続部と、
上記第2のシャフト部材の延設方向に沿って移動可能なように、該第2のシャフト部材に設けられるスラストカム部材と、
上記第2のシャフト部材で形成される上記第2の回転軸に沿って回動可能なように、該第2のシャフト部材に設けられる回転アーム部材と、
上記スラストカム部材が上記第2のシャフト部材に設けられた際に、上記第1のシャフト部材側に突出するように、該スラストカム部材に設けられた当接凸部と、
上記スラストカム部材が上記第2のシャフト部材に設けられた際に、上記回転アーム部材側に突出するように、該スラストカム部材に設けられた嵌込用凸部と、
上記スラストカム部材が上記回転アーム部材側に移動した際に、該スラストカム部材に設けられている上記嵌込用凸部と嵌込する、上記回転アーム部材に設けられた嵌込用溝部と、
上記第1のシャフト部材に設けられ、該第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第1の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の上記嵌込用凸部と上記回転アーム部材の上記嵌込用溝部との嵌込を解除し、上記第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第2の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の当接凸部を介して、上記スラストカム部材を上記回転アーム部材側に移動させ、該スラストカム部材の上記嵌込用凸部を、上記回転アーム部材の嵌込用溝部に嵌込させる嵌込/嵌込解除制御部と
を有する。
本発明は、回転アーム部材が第2のシャフト部材で形成される第2の回転軸に沿って回動可能となっており、この回転アーム部材に対して筐体を固定することで、該筐体を上記第2の回転軸に沿って回動可能とする。
また、第1のシャフト部材で形成される第1の回転軸に沿って第2のシャフト部材が回動可能となるように、回転接続部により、第2のシャフト部材を第1のシャフト部材に接続することで、回転アーム部材に固定された筐体を、上記第1の回転軸に沿って回動可能とする。
ここで、嵌込/嵌込解除制御部は、第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第1の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の上記嵌込用凸部と上記回転アーム部材の上記嵌込用溝部との嵌込を解除する(嵌込解除状態)。 この嵌込解除状態となっていると、第2のシャフト部材で形成される第2の回転軸に沿った回転アーム部材の回動、及び第1のシャフト部材で形成される第1の回転軸に沿った第2のシャフト部材の回動が可能となる。
これに対して、嵌込/嵌込解除制御部は、上記第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第2の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の当接凸部を介して、上記スラストカム部材を上記回転アーム部材側に移動させ、該スラストカム部材の上記嵌込用凸部を、上記回転アーム部材の嵌込用溝部に嵌込させる(嵌込状態)。これにより、第1のシャフト部材に対する第2のシャフト部材の回転角度を、上記第2の回転角度で規制する。
このような本発明は、各回転軸を形成する第1のシャフト部材及び第2のシャフト部材を、それぞれ筒形状としている。このため、各シャフト部材内の孔部を介してハーネスやフレキシブル基板を配することが可能となり、ハーネスやフレキシブル基板を配するスペースを、本発明が適用された二軸ヒンジ装置から省略可能とすることができる。このため、このハーネスやフレキシブル基板を配するスペースを省略することができる分、本発明が適用された二軸ヒンジ装置の小型化を図ることができる。
本発明は、各回転軸を形成する第1のシャフト部材及び第2のシャフト部材を、それぞれ筒形状としているため、各シャフト部材内の孔部を介してハーネスやフレキシブル基板を配することができる。このため、ハーネスやフレキシブル基板を配するスペースを、本発明が適用された二軸ヒンジ装置から省略可能とすることができ、このハーネスやフレキシブル基板を配するスペースを省略することができる分、本発明が適用された二軸ヒンジ装置の小型化を図ることができる。
また、このように本発明が適用された二軸ヒンジ装置の小型化を図ることができるため、電子機器等の筐体から突出する二軸ヒンジ装置の突出量を少なくすることができ、該筐体から二軸ヒンジ装置が突出して電波障害を発生する不都合を防止することができる。
本発明は、筐体の縦開き及び横開きを可能とした折り畳み型の携帯電話機に適用することができる。
[携帯電話機の構成]
図1に、この本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機の縦開き状態の斜視図を、図2に、この実施の形態となる携帯電話機の横開き状態の斜視図を、図3に、この実施の形態となる携帯端末装置の閉状態時の斜視図をそれぞれ示す。この図1〜図3は、ヒンジ部3を目視可能なように表示部や操作部等を取り外した状態の図となっている。
この図1〜図3に示すように、この実施の形態となる携帯電話機は、液晶表示部や有機EL表示部(Organic Electro Luminescence)等の表示部が設けられる上部筐体1と、回転操作キーや数字キー等の操作部が設けられる下部筐体2と、上部筐体1及び下部筐体2を、それぞれ略直交する回転軸に沿って縦方向(=縦開き状態)及び横方向(=横開き状態)に開閉可能とする二軸ヒンジ部3とを有している。
[二軸ヒンジ部の構成]
二軸ヒンジ部3は、図4に示すように上部筐体1及び下部筐体2を横開き操作する際の回転軸となる横開き回転軸機構5の一端部と、上部筐体1及び下部筐体2を縦開き操作する際の回転軸となる縦開き回転軸機構6一端部とを、該各機構5,6の回転軸がそれぞれ略直交するように接続して形成されている。
〔横開き回転軸機構の構成〕
横開き回転軸機構5は、図2に示したように当該携帯電話機を横開き状態とする際の回転軸(縦回転軸)となる第1のシャフト部材11と、当該二軸ヒンジ部3をネジ等により下部筐体2に固定するための固定フレーム12とを有している。
(第1のシャフト部材の構成)
第1のシャフト部材11は、図5及び図6の各斜視図に示すように、その延設方向に沿って連通する孔部13を備えた略円筒形状を有している。この第1のシャフト部材11は、図4に示すように固定フレーム12の固定支持孔部14に挿入される部分であるフレーム挿入部15と、このフレーム挿入部15よりも大きな径を有し、固定フレーム12の固定支持孔部14にフレーム挿入部15を所定分挿入した際に該固定フレーム12に当接することで、該固定支持孔部14に対する、それ以上のフレーム挿入部15の挿入を抑止する固定フレーム当接部16とを有している。
この第1のシャフト部材11のフレーム挿入部15は、径方向に沿った切断面が例えば「D字状」となるDカット加工や、径方向に沿った切断面が多角形状となる多角形加工が施されている。また、後述するが、図4に示す固定フレーム12の固定支持孔部14は、このDカット加工や多角形加工に対応する形状を有する孔部となっている。このため、図4に示すように固定フレーム12の固定支持孔部14に第1のシャフト部材11のフレーム挿入部15を挿入した際には、該第1のシャフト部材11が回転しないように固定されて、該固定フレーム12に支持されるようになっている。
また、この第1のシャフト部材11は、当該携帯電話機の横開き時の開成角度を例えば120度程度に規制するための回転量規制部17と、当該第1のシャフト部材11に対して上記縦開き回転軸機構6を回動自在に支持するための縦開き回転軸機構支持部18と、後述する第2のシャフト部材に設けられている回転支持突出片部(図8の符号48)が、その周方向に沿って当接する突出片部当接部19とを有している。
図7に、回転量規制部17を第1のシャフト部材11の孔部13側から見た正面図を示す。この図7からわかるように、回転量規制部17は、正面から見た形状が略三角形状を有しており、この三角形状の底辺部に相当する部分は、固定フレーム当接部16の外周部に沿った略1/3円形状を有している。また、この三角形状を有する回転量規制部17の右辺部に相当する部分は、当該携帯電話機が閉状態時において、後述するスラストカム部材(図8の符号31)が当接する閉状態時当接面部20となっており、この三角形状を有する回転量規制部17の左辺部に相当する部分は、当該携帯電話機が例えば120度程度横開き操作された際に、後述するスラストカム部材(図8の符号31)が当接する開状態時当接面部21となっている。
上記各当接面部20、21は、それぞれ直線的に切り欠き加工されて形成されているのであるが、当該第1のシャフト部材11の孔部13の中心から閉状態時当接面部20までの距離は例えば「2.2mm」であるのに対し、当該第1のシャフト部材11の孔部13の中心から開状態時当接面部21までの距離は例えば「3.2mm」となっている。
すなわち、第1のシャフト部材11の孔部13の中心から閉状態時当接面部20までの距離よりも、該孔部13の中心から開状態時当接面部21までの距離の方が長くなっている。後述するが、当該実施の形態の携帯電話機の場合、この孔部13の中心からの距離の差に基づいて、横開き操作時の開成角度(回転角度)を規制するようになっている。
(固定フレームの構成)
次に、固定フレーム12は、図4に示すように略コの字状のフレーム本体22と、このフレーム本体22の両端部にそれぞれ相対向するように設けられたシャフト支持部23と、各シャフト支持部23に近接して上記フレーム本体22から回転軸方向に突出するようにそれぞれ設けられた固定部24とを有している。
フレーム本体22の両端部にそれぞれ相対向するように設けられたシャフト支持部23には、上記第1のシャフト部材11のフレーム挿入部15が挿入される固定支持孔部14が設けられている。上述のように、第1のシャフト部材11のフレーム挿入部15には、径方向に沿った切断面が例えば「D字状」となるDカット加工や、径方向に沿った切断面が多角形状となる多角形加工が施されている。このため、各シャフト支持部23の固定支持孔部14は、このDカット加工や多角形加工に対応する形状の孔部となっており、第1のシャフト部材11のフレーム挿入部15が挿入されると、第1のシャフト部材11を回転させないように固定して支持するようになっている。
また、フレーム本体22に設けられた固定部24は、ネジ孔25をそれぞれ有している。そして、この固定フレーム12は、図1及び図2に示すように各ネジ孔25を介してネジにより下部筐体2にネジ止めされるようになっている。
〔縦開き回転軸機構の構成〕
図8に、縦開き回転軸機構6の分解斜視図を示す。この図8に示すように、縦開き回転軸機構6は、上記第1のシャフト部材11で形成される横開き用の回転軸(第1の回転軸)に対して直交する縦開き用の回転軸(第2の回転軸)を形成する第2のシャフト部材30と、この第2のシャフト部材30に挿入されて支持されるスラストカム部材31と、このスラストカム部材31内に挿入されるスプリング32とを有している。
また、この縦開き回転軸機構6は、スラストカム部材31内に挿入されたスプリング32により、第1のシャフト部材11に対して反対方向に付勢されるカム部材33と、第2のシャフト部材30により回転自在に支持される回転アーム部材34と、第2のシャフト部材30に装着された上記スラストカム部材31〜上記回転アーム部材34を、該第2のシャフト部材30から抜け落ちないように固定するワッシャ35及びワッシャストッパ36とを有している。
(第2のシャフト部材の構成)
第2のシャフト部材30は、その延設方向に沿って連通する孔部40を備えた略円筒形の棒状のシャフト部材本体41と、図5に示した第1のシャフト部材11の縦開き回転軸機構支持部18が挿入される孔部42を備えた回転接続部43(回転支持リング部)とを有している。このシャフト部材本体41及び回転支持リング部43は、各孔部40、42の連通方向がそれぞれ直交するように、シャフト部材本体41の一端部41a近傍の外周部と回転支持リング部42の外周部とを接続することで形成されている。なお、実際には、このシャフト部材本体41及び回転支持リング部43は、このような各外周部同士が接続された形状となるように、例えばステンレススチール鋼、アルミニウム部材、鉄部材、ABS樹脂等の硬化プラスチック部材等により一体成形されている。
また、シャフト部材本体41の一端部41a近傍には、外周部から回転支持リング部43側にかけて突出するように設けられた回転支持突出片部48が設けられている。この回転支持突出片部48は、第1のシャフト部材11を回転支持リング部43の孔部42に挿入した状態で、図5に示す第1のシャフト部材11の突出片部当接部19に当接するようになっている。そして、第2のシャフト部材30が第1のシャフト部材11で形成される横開き用の回転軸(第1の回転軸)に沿って回転する際に、この回転支持突出片部48が第1のシャフト部材11の突出片部当接部19に当接しながら該第2のシャフト部材30が回転する。これにより、第2のシャフト部材30を安定した状態で回転させるようになっている。
また、このシャフト部材本体41において、一端部41aから他端部41bの間における、図9に示すA−B間はスラストカム部材31が装着されるスラストカム装着部44、図9に示すB−C間はカム部材33が装着されるカム部材装着部45、図9に示すC−D間は回転アーム部材34が装着される回転アーム装着部46、図9に示すD−E間はワッシャ35及びワッシャストッパ36が装着されるワッシャストッパ装着部47となっている。
各装着部44〜47のうち、スラストカム装着部44及び回転アーム装着部46は、その外周部が凹凸の無い滑らかな外周面となるように加工処理されている。このため、スラストカム装着部44に装着されるスラストカム部材31、及び回転アーム装着部46に装着される回転アーム部材34は、それぞれ第2のシャフト部材30で形成される縦開き用の回転軸(第2の回転軸)に沿って滑らかに回転することとなる。
また、各装着部44〜47のうち、カム部材装着部45及びワッシャストッパ装着部47には、その外周部に対して多角形加工処理が施されている。このため、カム部材装着部45に装着されるカム部材33、及びワッシャストッパ装着部47に装着されるワッシャ35、ワッシャストッパ36は、それぞれ第2のシャフト部材30で形成される縦開き用の回転軸(第2の回転軸)に沿って回転しないように、該第2のシャフト部材30に固定して設けられることとなる。
(スラストカム部材の構成)
次に、図10に、第2のシャフト部材30が挿入されるシャフト挿入用孔部50側から見た状態のスラストカム部材31の斜視図を、図11に、カム部材33が設けられる面部側から見た状態のスラストカム部材31の斜視図を示す。この図10及び図11からわかるように、スラストカム部材31は、略円筒形状を有しており、カム部材33が設けられる面部に対して反対側となる面部には、第2のシャフト部材30のスラストカム装着部44の径よりも若干大きめの径となるシャフト挿入用孔部50が設けられている。
また、このスラストカム部材31には、当該スラストカム部材31の一外周面部を延長するかたちで、上記シャフト挿入用孔部50が設けられた面部から突出するように設けられた当接凸部51が設けられている。この当接凸部51は、図5に示した第1のシャフト部材11の回転量規制部17に当接する部分となっており、当該携帯電話機が閉状態時には、図7に示す回転量規制部17の閉状態時当接面部20に当接し、当該携帯電話機が横開き操作で120度程度開成操作された際に、図7に示す回転量規制部17の開状態時当接面部21に当接するようになっている。
図12は、この当接凸部51が設けられている側からスラストカム部材31を見た状態の側面図である。この図12からわかるように、当接凸部51は、上記カム部材31が設けられる面部に対して反対方向に突出すると共に、下方向にも突出するように設けられている。また、この当接凸部51の端面部51aは、多少曲線気味に加工処理されており、この端面部51aの下の角部51bには、当該角部51bが丸みを帯びた形状となるように加工する、いわゆるR加工処理が施されている。
後述するが、この当接凸部51は、当該携帯電話機が横開き操作における開成角度に応じて、図7に示す回転量規制部17の外周部に沿って当接するのであるが、上記端面部51aが多少曲線気味に加工処理されているため、回転量規制部17に対してスムーズに当接するようになっている。また、上記角部51bに対してR加工処理が施されているため、当該携帯電話機の落下時等に、該角部51bに加わる衝撃等を分散させることができ、角部51bの破損を防止可能となっている。
次に、このスラストカム部材31は、図11に示すように第2のシャフト部材30のスラストカム装着部44が挿入されるシャフト挿入用孔部50の径よりも大きめの径となるスプリング挿入用孔部52と、このスプリング挿入用孔部52よりも多少大きめの径となるカム部材挿入用孔部53とを有している。
スプリング挿入用孔部52には、当該スラストカム部材31に対して第2のシャフト部材30が挿入された状態で、図8に示すスプリング32が挿入されるようになっている。また、カム部材挿入用孔部53には、このスプリング挿入用孔部52にスプリング32が挿入された状態で、図8に示すカム部材33が挿入されるようになっている。すなわち、スプリング挿入用孔部52とカム部材挿入用孔部53との間には、各径の差で形成される段差部54が存在し、この段差部54により、当該スラストカム部材31に挿入されたカム部材33が保持されるようになっている。
また、このスラストカム部材31の上記カム部材33が設けられる面部には、シャフト挿入用孔部50が設けられている面部に対して反対方向に突出する一対の嵌込用凸部55が設けられている。この各嵌込用凸部55は、当該携帯電話機の横開き操作における開成角度が120度程度となった際に、後述する回転アーム部材34に設けられている各嵌込用凹部に嵌込し、該開成角度の規制を行うようになっている。
(回転アーム部材の構成)
次に、図13及び図14に、回転アーム部材34を異なる角度から見た状態の斜視図をそれぞれ示す。この図13及び図14からわかるように、回転アーム部材34は、円筒形状の回転部本体60の外周部に対して、この回転部本体60の径方向に対して直交する方向に沿って略長方形状の固定部61を設けることで形成されている。なお、実際には、この回転部本体60及び固定部61は、このような接続状態となるように、例えばステンレススチール鋼、アルミニウム部材、鉄部材、ABS樹脂等の硬化プラスチック部材等により一体成形されている。
回転部本体60は、第2のシャフト部材30が挿入されるシャフト挿入用孔部62を有している。そして、このシャフト挿入用孔部62に第2のシャフト部材30が挿入されることで、回転アーム部材34が、図9に示す第2のシャフト部材30の回転アーム装着部46に回転自在に設けられるようになっている。
また、回転アーム部材34を第2のシャフト部材30に装着した際に、上記カム部材33と相対向することとなる回転部本体60のカム面部60aには、シャフト挿入用孔部62を挟んで相対向する位置に、上記カム部材33の凹部と嵌込する一対の凸部63が設けられている。
また、回転部本体60には、上記各凸部63近傍から外周に沿って、一対の嵌込用溝部64が設けられている。この各嵌込用溝部64には、当該携帯電話機の横開き操作における開成角度が120度程度となった際に、上述のスラストカム部材31の各嵌込用凸部55が嵌込するようになっている。そして、上記開成角度が120度程度となった際に、各嵌込用溝部64の終端面部64aに、このスラストカム部材31の各嵌込用凸部55が当接し、上記開成角度を120度程度に規制するようになっている。
次に、この回転部本体60に接続されている固定部61は、2つのネジ孔65を有している。そして、この回転アーム部34は、図1〜図3に示すように各ネジ孔65を介してネジにより上部筐体1にネジ止めされるようになっている。
(カム部材の構成)
次に、図15にカム部材33の斜視図を示す。この図15からわかるように、カム部材33は、リング形状を有しており、第2のシャフト部材30が挿入されるシャフト挿入孔部70を有している。このカム部材33は、図9に示した第2のシャフト部材30のカム部材装着部45に装着されるのであるが、上述のように、このカム部材装着部45には外周を多角形状とする多角形加工が施されている。このため、カム部材33のシャフト挿入孔部70にも、上記カム部材装着部45に施されている多角形加工に対応する多角形加工処理が施されている。
従って、カム部材33のシャフト挿入孔部70に第2のシャフト部材30を挿入し、該カム部材33を第2のシャフト部材30のカム部材装着部45に装着することで、該カム部材33は、回転しないように固定されて第2のシャフト部材30に装着されることとなる。
また、このカム部材33には、上記回転アーム部材34の回転部本体60のカム面部60aに対して相対向する面部33aに、該回転部本体60のカム面部60aに設けられている上記一対の凸部63とそれぞれ嵌込する一対の凹部71が設けられている。
回転アーム部材34に設けられている各凸部63と、カム部材33に設けられている各凹部71とは、当該携帯電話機が閉状態時に嵌込するようになっており、当該携帯電話機を縦開き操作した際に、上記両者63、71の嵌込状態が一旦解除され、この縦開き操作による開成角度が例えば170度程度となった際に、再度、両者63、71が嵌込するようになっている。
当該実施の形態の携帯電話機の場合、縦開き操作による開成角度が例えば170度程度となった際に、上記各凸部63及び各凹部71を嵌込させると共に、下部筐体2側に設けられたストッパに対して上部筐体1を当接させることで、縦開き操作による開成角度(回転角度)を上記170度程度に規制するようになっている。なお、上記各凸部63及び各凹部71の嵌込時には、上記スプリング32の付勢力により、いわゆるクリック感が得られるようになっている。
[携帯電話機の開閉動作]
次に、このような二軸ヒンジ部3に基づく当該実施の形態の携帯電話機の開閉動作を説明する。
〔縦開き動作〕
まず、当該携帯電話機を、図3に示すように上部筐体1と下部筐体2とが略々重なり合っている閉状態から、図1に示す縦開き状態とする際の二軸ヒンジ部3の動作を説明する。この場合、ユーザは、例えば上部筐体1を右手で把持すると共に、下部筐体2を左手で把持し、右手を押し上げるようなかたちで上部筐体1に力を加える。
当該携帯電話機が閉状態の場合、図4に示すようにスラストカム部材31と回転アーム部34との嵌込は解除されており、回転アーム部34は、第2のシャフト部材30で形成される第2の回転軸に沿って回動可能となっている。このため、上述の縦開き操作を行うと、回転アーム部34にネジ止めされている上部筐体1が、二軸ヒンジ部3の上記縦開き回転軸機構6を回転軸として縦方向(=各筐体1,2の長手方向)に回動する。
当該携帯電話機が閉状態時においては、カム部材33の各凹部71が、回転アーム部材34の各凸部63にそれぞれ嵌込しているのであるが、このような縦開き操作を行うと、上部筐体1にネジ止めされている回転アーム部材34が第2のシャフト部材30の外周方向に沿って回転する。これにより、カム部材33の各凹部71と、回転アーム部材34の各凸部63との嵌込が、一旦解除されることとなる。
次に、このように各凹部71と各凸部63との嵌込状態が解除された状態から、さらに縦開き操作を行うと、上部筐体1と下部筐体2との開成角度(回転角度)が例えば170度程度となった際に、カム部材33の各凹部71と回転アーム部材34の各凸部63とが、再度、嵌込する。また、上部筐体1と下部筐体2との開成角度(回転角度)が例えば170度程度となると、下部筐体2側に設けられているストッパに、上部筐体1が当接する。このカム部材33の各凹部71と回転アーム部材34の各凸部63との再嵌込と、下部筐体2側のストッパに対する上部筐体1の当接により、縦開き時における開成角度が、上記170度程度で規制されることとなる。
また、カム部材33はスプリング32により、回転アーム部材34の各凸部63側に付勢されている。このため、カム部材33の各凹部71と回転アーム部材34の各凸部63とが再嵌込する際、「カチッ」という、いわゆるクリック音が発生する。これにより、ユーザに対して、縦開き時における限界の開成角度となったことを認識させることができる。
なお、当該携帯電話機を、この縦開き状態から閉状態に戻すように上部筐体1を回動させた場合、縦開き状態時において嵌込しているカム部材33の各凹部71と回転アーム部材34の各凸部63との嵌込状態が解除され、当該携帯電話機が図3に示す閉状態となった際に、カム部材33の各凹部71と回転アーム部材34の各凸部63とが再度嵌込する。そして、この再嵌込の際にも、上記カム部材33がスプリング32により付勢されていることから、「カチッ」という、いわゆるクリック音が発生する。これにより、ユーザに対して、当該携帯電話機が閉状態となったことを認識させることができる。
〔横開き動作〕
次に、当該携帯電話機を、図3に示すように上部筐体1及び下部筐体2が略々重なり合っている閉状態から、図2に示す横開き状態とする際の二軸ヒンジ部3の動作を説明する。この場合、ユーザは、例えば上部筐体1を右手で把持すると共に、下部筐体2を左手で把持し、本を開くようなかたちで上部筐体1及び下部筐体2に力を加える。これにより、二軸ヒンジ部3の横開き回転軸機構5を回転軸として上部筐体1が横開き方向(=各筐体1,2の短手方向)に対する回動を開始する。
第2のシャフト部材30が挿通されているスラストカム部材31は、スプリング32により第1のシャフト部材11側に付勢されており、これにより、当該携帯電話機が閉状態時には、スラストカム部材31の当接凸部51が、図7に示した第1のシャフト部材11の回転量規制部17の閉状態時当接面部20に当接した状態となっている。
上述のように、第1のシャフト部材11の孔部13の中心から閉状態時当接面部20までの距離は、該孔部13の中心から開状態時当接面部21までの距離よりも短くなっている。このため、この閉状態時においては、スラストカム部材31は、第1のシャフト部材11側に移動している状態となり、スラストカム部材31の各嵌込用凸部55と、回転アーム部材34の各嵌込用溝部64とは、その嵌込が解除された状態となっている。
次に、さらに横開き操作を行うと、第1のシャフト部材11の回転量規制部17の閉状態時当接面部20に当接していたスラストカム部材31の当接凸部51が、回転量規制部17の外周に沿って、図7に矢印で示す横開き方向に移動する。図12を用いて説明したように、スラストカム部材31の当接凸部51の端面部51aは、多少曲線気味に加工処理されている。このため、このような回転量規制部17の外周に沿った移動もスムーズに行われることとなる。
次に、この横開き操作における各筐体1,2の開成角度が例えば120度程度となると、スラストカム部材31の当接凸部51が開状態時当接面部21に当接し、当該携帯電話機が図2に示す横開き状態となる。
ここで、上述のように、第1のシャフト部材11の孔部13の中心から開状態時当接面部21までの距離は、該孔部13の中心から閉状態時当接面部20までの距離よりも長くなっている。このため、横開き操作における各筐体1,2の開成角度が例えば120度程度となり、スラストカム部材31の当接凸部51が、開状態時当接面部21に当接した状態となると、開状態時当接面部21によりスラストカム部材31が回転アーム部材34方向に押され、該スラストカム部材31が、図4に示す嵌込方向に移動する。そして、スラストカム部材31が、図4に示す嵌込方向に移動することで、スラストカム部材31の各嵌込用凸部55が、回転アーム部材34の各嵌込用溝部64に嵌込した状態となる。
スラストカム部材31の各嵌込用凸部55が、回転アーム部材34の各嵌込用溝部64に嵌込した状態で、さらに、横開き操作を行うと、スラストカム部材31の各嵌込用凸部55が、図14に示す回転アーム部材34の各嵌込用溝部64の終端面部64aに当接する。これにより、横開き操作時における各筐体1,2の開成角度を、120度+1度〜3度程度に規制することができ、ユーザの無理な横開き操作で当該二軸ヒンジ部3が破損する不都合を防止することができる。
また、上記横開き操作により各筐体1,2の開成角度が120度程度となると、上述のようにスラストカム部材31の各嵌込用凸部55が、回転アーム部材34の各嵌込用溝部64に嵌込した状態となるため、第2のシャフト部材30で形成される第2の回転軸に沿った回転アーム部34の回転は、このスラストカム部材31により規制される。これにより、当該携帯電話機を横開き状態としたうえで、無理に縦開き操作が行われる不都合を防止することができる。
なお、当該携帯電話機を、この横開き状態から閉状態に戻すように上部筐体1を回動させた場合、第1のシャフト部材11の回転量規制部17の開状態時当接面部21に当接していたスラストカム部材31の当接凸部51が、回転量規制部17の外周に沿って、図7に矢印で示す閉方向に移動し、再度、該回転量規制部17の閉状態時当接面部20に当接した状態となる。これにより、スラストカム部材31が、図4に矢印で示す嵌込解除方向に移動し、該スラストカム部材31の各嵌込用凸部55と回転アーム部材34の各嵌込用溝部64との嵌込状態が解除されたうえで、当該携帯電話機が図3に示す閉状態となる。
[ケーブルの挿通構成]
次に、このような各筐体1,2の縦開き及び横開きを可能とする二軸ヒンジ部3は、それぞれ円筒形状を有する第1のシャフト部材11の孔部13、及び第2のシャフト部材30の孔部40を介して、図4に示すようにケーブル80(或いはフレキシブル基板等)の配線が可能となっている。
具体的には、この図4に示すように、第1のシャフト部材11は、当該第1のシャフト部材11の延設方向に連通する孔部13を有しており、同様に、第2のシャフト部材30も、当該第2のシャフト部材30の延設方向に連通する孔部40を有している。
このため、当該実施の形態の携帯電話機では、例えば上部筐体1側に設けられた表示部等の電気部品と、下部筐体2側に設けられた回路基板等の電気部品とを、第1のシャフト部材11の孔部13、及び第2のシャフト部材30の孔部40を介して配線したケーブル80により、相互に電気的に接続している。これにより、ユーザが縦開き操作を行った場合及び横開き操作を行った場合、いずれの場合でも、ケーブル80に捻れが発生する不都合を防止することができ、該各操作によりケーブル80に捻れが発生して切断に至る等の不都合を防止することができる。
また、第1のシャフト部材11の孔部13、及び第2のシャフト部材30の孔部40を介してケーブル80の配線が可能であるため、当該二軸ヒンジ部3に対するケーブル配線用のスペースを省略可能とすることができる。このため、このケーブル配線用のスペースを省略できる分、二軸ヒンジ部3の小型化を図ることができる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、横開き用の回転軸(第1の回転軸)となる第1のシャフト部材11に対して、下部筐体2にネジ止めされ、縦開き用の回転軸(第2の回転軸)となる第2のシャフト部材30を回動自在に接続する。また、第2のシャフト部材30に対して、当該第2のシャフト部材30の延設方向に沿って移動可能なスラストカム部材31を設けると共に、上部筐体1にネジ止めされ、当該第2のシャフト部材30で形成される回転軸に沿って回転する回転アーム部材34を設ける。
また、スラストカム部材31には、第1のシャフト部材11側に突出する当接凸部51と、回転アーム部材34側に突出する各嵌込用凸部55を設ける。また、回転アーム部材34には、当該携帯電話機の横開き時の開成角度が例えば120度程度となった際に、上記スラストカム部材31の各嵌込用凸部55とそれぞれ嵌込する嵌込用溝部64を設ける。
さらに、第1のシャフト部材11には、当該携帯電話機が閉状態時にスラストカム部材31の当接凸部51が当接する閉状態時当接面部20、及び当該携帯電話機の横開き時において、この横開き時の開成角度が例えば120度程度となった際にスラストカム部材31の当接凸部51が当接する開状態時当接面部21を備えた回転量規制部17を設ける。
この回転量規制部17の閉状態時当接面部20及び開状態時当接面部21は、第1のシャフト部材11の径の中心から閉状態時当接面部20までの間の距離よりも、第1のシャフト部材11の径の中心から開状態時当接面部21までの間の距離の方が長くなるように形成されている。
縦開き時には、スラストカム部材31の各嵌込用凸部55と、回転アーム部材34の各嵌込用溝部64との嵌込状態が解除されており、縦開き操作を行うことで、上部筐体1にネジ止めされている回転アーム部材34が、第2のシャフト部材30で形成される縦開き用の回転軸(第2の回転軸)に沿って回転し、当該携帯電話機が縦開き状態となる。
また、横開き時には、第2のシャフト部材30が第1のシャフト部材11で形成される横開き用の回転軸(第1の回転軸)に沿って回転する。これにより、第2のシャフト部材30に設けられているスラストカム部材31の当接凸部51が、第1のシャフト部材11に設けられている回転量規制部17の外周に沿って移動する。
第1のシャフト部材11の径の中心から回転量規制部17の開状態時当接面部21までの間の距離は、第1のシャフト部材11の径の中心から閉状態時当接面部20までの間の距離よりも長くなっているため、当該携帯電話機の横開き時における開成角度が例えば120度程度となることで、スラストカム部材31の当接凸部51が回転量規制部17の開状態時当接面部21に当接すると、スラストカム部材31が回転アーム部材34側に押され、該スラストカム部材31に設けられている各嵌込用凸部55が、回転アーム部材34に設けられている各嵌込用溝部64に嵌込する。
そして、この状態からさらに横開き操作を行うと、スラストカム部材31の各嵌込用凸部55が、回転アーム部材34の各嵌込用溝部64の終端面部64aに当接し、横開き時における当該携帯電話機の開成角度を、120度+1度〜3度程度に規制する。
このような実施の形態の携帯電話機は、横開き時における各筐体1,2の開成角度を、例えば120度+1度〜3度程度に規制することができるため、ユーザの無理な横開き操作で当該二軸ヒンジ部3が破損する不都合を防止することができる。
また、横開き操作により各筐体1,2の開成角度が120度程度となると、スラストカム部材31の各嵌込用凸部55が、回転アーム部材34の各嵌込用溝部64に嵌込した状態となるため、第2のシャフト部材30で形成される第2の回転軸に沿った回転アーム部34の回転は、このスラストカム部材31により規制される。これにより、当該携帯電話機を横開き状態としたうえで、無理に縦開き操作が行われる不都合を防止することができる。
また、第1のシャフト部材11に設けられている回転量規制部17に当接するスラストカム部材31の当接凸部51の端面部51aは、多少曲線気味に加工処理されている。このため、このような横開き時における回転量規制部17の外周に沿った移動もスムーズに行うことを可能とすることができる(図12参照)。
また、スラストカム部材31の当接凸部51の角部51bには、R加工処理が施されているため、当該携帯電話機の落下時等に、該角部51bに加わる衝撃等を分散させることができ、該落下の衝撃等によりスラストカム部材31が破損する不都合を防止することができる(図12参照)。
また、第1のシャフト部材11及び第2のシャフト部材30は、それぞれ円筒形状を有しており、第1のシャフト部材11の孔部13、及び第2のシャフト部材30の孔部40を介して、ケーブル80(或いはフレキシブル基板等)の配線が可能となっている(図4参照)。
このため、上部筐体1側に設けられた表示部等の電気部品と、下部筐体2側に設けられた回路基板等の電気部品とを、第1のシャフト部材11の孔部13、及び第2のシャフト部材30の孔部40を介して配線したケーブル80により、相互に電気的に接続することができる。
また、二軸ヒンジ部3に対するケーブル配線用のスペースを省略可能とすることができ、このケーブル配線用のスペースを省略できる分、二軸ヒンジ部3の小型化を図ることができる。また、二軸ヒンジ部3の小型化を通じて、当該携帯電話機の小型化及び薄型化を図ることを可能とすることができる。
また、第1のシャフト部材11の孔部13、及び第2のシャフト部材30の孔部40を介してケーブル80を配線することができるため、ユーザが縦開き操作を行った場合及び横開き操作を行った場合、いずれの場合でも、ケーブル80に捻れが発生する不都合を防止することができ、該各操作によりケーブル80に捻れが発生して切断に至る等の不都合を防止することができる。
また、スラストカム部材31を用いることで、必要とするスプリングを一つのみとすることができる。このため、縦開き用の回転軸用のスプリングと、横開き用の回転軸用のスプリングとの計2つのスプリングを用いる場合よりも、このスプリングを一つのみとすることができる分、二軸ヒンジ部3のさらなる小型化を図ることができる。従って、この二軸ヒンジ部3のさらなる小型化を通じて、当該携帯電話機のさらなる小型化及び薄型化を図ることを可能とすることができる。そして、このように二軸ヒンジ部3の小型化を図ることができるため、各筐体1,2から二軸ヒンジ部3が突出して電波障害を発生する不都合を防止することができる。
[変形例]
上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明を、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯ゲーム機、デジタルカメラ装置、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等の他の機器に適用してもよい。いずれの場合も上述と同様の効果を得ることができる。
最後に、上述の実施の形態は、本発明の一例である。このため、本発明は上述の実施の形態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機の縦開き状態時の斜視図である。 実施の形態となる携帯電話機の横開き状態時の斜視図である。 実施の形態となる携帯電話機の閉状態時の斜視図である。 実施の形態となる携帯電話機に設けられている二軸ヒンジ部の斜視図である。 二軸ヒンジ部に設けられている第1のシャフト部材の斜視図である。 二軸ヒンジ部に設けられている第1のシャフト部材の他の斜視図である。 二軸ヒンジ部の第1のシャフト部材に設けられている回転量規制部を正面から見た状態の正面図である。 二軸ヒンジ部の分解斜視図である。 二軸ヒンジ部に設けられている第2のシャフト部材の斜視図である。 二軸ヒンジ部の第2のシャフト部材に設けられるスラストカム部材の斜視図である。 二軸ヒンジ部の第2のシャフト部材に設けられるスラストカム部材の他の斜視図である。 二軸ヒンジ部の第2のシャフト部材に設けられるスラストカム部材の側面図である。 二軸ヒンジ部の第2のシャフト部材に設けられる回転アーム部材の斜視図である。 二軸ヒンジ部の第2のシャフト部材に設けられる回転アーム部材の他の斜視図である。 二軸ヒンジ部の第2のシャフト部材に設けられるカム部材の斜視図である。
符号の説明
1 上部筐体、2 下部筐体、3 二軸ヒンジ部、5 横開き回転軸機構、6 縦開き回転軸機構、11 第1のシャフト部材、12 固定フレーム、13 第1のシャフト部材の孔部、14 固定フレームの固定支持孔部、15 フレーム挿入部、16 固定フレーム当接部、17 回転量規制部、18 縦開き回転軸機構支持部、19 突出片部当接部、20 回転量規制部の閉状態時当接面部、21 回転量規制部の開状態時当接面部、22 固定フレームのフレーム本体、23 フレーム本体に設けられたシャフト支持部、24 フレーム本体22に設けられた固定部、25 固定部のネジ孔、30 第2のシャフト部材、31 スラストカム部材、32 スプリング、33 カム部材、34 回転アーム部材、35 ワッシャ、36 ワッシャストッパ、40 第2のシャフト部材の孔部、41 第2のシャフト部材のシャフト部材本体、42 回転支持リング部の孔部、43 回転支持リング部、44 スラストカム部材が装着されるスラストカム装着部、45 カム部材が装着されるカム部材装着部、46 回転アーム部材が装着される回転アーム装着部、47 ワッシャ及びワッシャストッパが装着されるワッシャストッパ装着部、48 回転支持突出片部、50 スラストカム部材のシャフト挿入用孔部、51 スラストカム部材の当接凸部、51a スラストカム部材の当接凸部の端面部、51b スラストカム部材の当接凸部の端面部の角部51b、52 スラストカム部材のスプリング挿入用孔部、53 スラストカム部材のカム部材挿入用孔部、54 スラストカム部材の段差部、55 スラストカム部材の嵌込用凸部、60 回転アーム部材の回転部本体、60a 回転アーム部材の回転部本体のカム面部、61 回転アーム部材の固定部、62 回転部本体のシャフト挿入用孔部、63 回転アーム部材のカム面部に設けられた凸部、64 回転アーム部材の嵌込用溝部、64a 回転アーム部材の嵌込用溝部の終端面部、65 回転アーム部材の固定部に設けられているネジ孔、70 カム部材のシャフト挿入孔部、71 カム部材の凹部、80 各シャフト部材の各孔部を介して配線されるケーブル

Claims (7)

  1. 第1の回転軸を形成する略筒形状の第1のシャフト部材と、
    上記第1の回転軸に対して直交する第2の回転軸を形成する略筒形状の第2のシャフト部材と、
    上記第1のシャフト部材で形成される上記第1の回転軸に沿って上記第2のシャフト部材が回動可能となるように、上記第1のシャフト部材に対して上記第2のシャフト部材を接続する回転接続部と、
    上記第2のシャフト部材の延設方向に沿って移動可能なように、該第2のシャフト部材に設けられるスラストカム部材と、
    上記第2のシャフト部材で形成される上記第2の回転軸に沿って回動可能なように、該第2のシャフト部材に設けられる回転アーム部材と、
    上記スラストカム部材が上記第2のシャフト部材に設けられた際に、上記第1のシャフト部材側に突出するように、該スラストカム部材に設けられた当接凸部と、
    上記スラストカム部材が上記第2のシャフト部材に設けられた際に、上記回転アーム部材側に突出するように、該スラストカム部材に設けられた嵌込用凸部と、
    上記スラストカム部材が上記回転アーム部材側に移動した際に、該スラストカム部材に設けられている上記嵌込用凸部と嵌込する、上記回転アーム部材に設けられた嵌込用溝部と、
    上記第1のシャフト部材に設けられ、該第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第1の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の上記嵌込用凸部と上記回転アーム部材の上記嵌込用溝部との嵌込を解除し、上記第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第2の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の当接凸部を介して、上記スラストカム部材を上記回転アーム部材側に移動させ、該スラストカム部材の上記嵌込用凸部を、上記回転アーム部材の嵌込用溝部に嵌込させる嵌込/嵌込解除制御部と
    を有する二軸ヒンジ装置。
  2. 上記嵌込/嵌込解除制御部は、
    上記第1のシャフト部材に設けられ、該第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第1の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の当接凸部に当接して上記スラストカム部材の上記嵌込用凸部と上記回転アーム部材の上記嵌込用溝部との嵌込を解除する第1の当接面部と、上記第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第2の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の当接凸部に当接して、上記スラストカム部材を上記回転アーム部材側に移動させ、該スラストカム部材の上記嵌込用凸部と上記回転アーム部材の嵌込用溝部とを嵌込させる第2の当接面部とを少なくとも備えた回転量規制部と、
    上記第2のシャフト部材に設けられ、上記スラストカム部材の当接凸部が、上記第1のシャフト部材に設けられた上記回転量規制部に、常時、当接するように該スラストカム部材を付勢する付勢部材と
    を有する請求項1に記載の二軸ヒンジ装置。
  3. 上記第2のシャフト部材に設けられる上記スラストカム部材と上記回転アーム部材との間に、該第2のシャフト部材の延設方向に沿ってのみ移動可能なように、該第2のシャフト部材に固定して設けられ、上記回転アーム部材との対向面部に嵌込部を備えると共に、上記付勢部材により、上記回転アーム部材側に付勢されるカム部材を有し、
    上記回転アーム部材は、上記カム部材との対向面部に、該カム部材の上記嵌込部と嵌込する嵌込部を有し、上記第2のシャフト部材の上記第2の回転軸に沿って回動する際に、この回動角度に応じて、上記カム部材の上記嵌込部に対する、当該回転アーム部材に設けられた嵌込部の嵌込動作及び嵌込解除動作を行う
    請求項2に記載の二軸ヒンジ装置。
  4. 上記回転量規制部に当接する上記スラストカム部材の当接凸部に対して曲線加工処理を施した
    請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の二軸ヒンジ装置。
  5. 上記回転量規制部に当接する上記スラストカム部材の当接凸部の角部に対して丸みを帯びた形状とするR加工処理を施した
    請求項1から請求項4のうち、いずれか一項に記載の二軸ヒンジ装置。
  6. 第1の筐体と、
    第2の筐体と、
    第1の回転軸を形成する略筒形状の第1のシャフト部材と、
    上記第1のシャフト部材を回動しないように上記第1の筐体に固定する第1の固定部と、
    上記第1の回転軸に対して直交する第2の回転軸を形成する略筒形状の第2のシャフト部材と、
    上記第1のシャフト部材で形成される上記第1の回転軸に沿って上記第2のシャフト部材が回動可能となるように、上記第1のシャフト部材に対して上記第2のシャフト部材を接続する回転接続部と、
    上記第2のシャフト部材の延設方向に沿って移動可能なように、該第2のシャフト部材に設けられるスラストカム部材と、
    上記第2のシャフト部材で形成される上記第2の回転軸に沿って回動可能なように、該第2のシャフト部材に設けられる回転アーム部材と、
    上記回転アーム部材を上記第2の筐体に固定する第2の固定部と、
    上記スラストカム部材が上記第2のシャフト部材に設けられた際に、上記第1のシャフト部材側に突出するように、該スラストカム部材に設けられた当接凸部と、
    上記スラストカム部材が上記第2のシャフト部材に設けられた際に、上記回転アーム部材側に突出するように、該スラストカム部材に設けられた嵌込用凸部と、
    上記スラストカム部材が上記回転アーム部材側に移動した際に、該スラストカム部材に設けられている上記嵌込用凸部と嵌込する、上記回転アーム部材に設けられた嵌込用溝部と、
    上記第1のシャフト部材に設けられ、該第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第1の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の上記嵌込用凸部と上記回転アーム部材の上記嵌込用溝部との嵌込を解除し、上記第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第2の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の当接凸部を介して、上記スラストカム部材を上記回転アーム部材側に移動させ、該スラストカム部材の上記嵌込用凸部を、上記回転アーム部材の嵌込用溝部に嵌込させる嵌込/嵌込解除制御部と
    を備えた二軸ヒンジ部と
    を有する携帯端末装置。
  7. 上記嵌込/嵌込解除制御部は、
    上記第1のシャフト部材に設けられ、該第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第1の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の当接凸部に当接して上記スラストカム部材の上記嵌込用凸部と上記回転アーム部材の上記嵌込用溝部との嵌込を解除する第1の当接面部と、上記第1のシャフト部材に対する上記第2のシャフト部材の回転角度が第2の回転角度である場合に、上記スラストカム部材の当接凸部に当接して、上記スラストカム部材を上記回転アーム部材側に移動させ、該スラストカム部材の上記嵌込用凸部と上記回転アーム部材の嵌込用溝部とを嵌込させる第2の当接面部とを少なくとも備えた回転量規制部と、
    上記第2のシャフト部材に設けられ、上記スラストカム部材の当接凸部が、上記第1のシャフト部材に設けられた上記回転量規制部に、常時、当接するように該スラストカム部材を付勢する付勢部材と
    を有する請求項6に記載の携帯端末装置。
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