JP2009264460A - 二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置 - Google Patents

二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009264460A
JP2009264460A JP2008113329A JP2008113329A JP2009264460A JP 2009264460 A JP2009264460 A JP 2009264460A JP 2008113329 A JP2008113329 A JP 2008113329A JP 2008113329 A JP2008113329 A JP 2008113329A JP 2009264460 A JP2009264460 A JP 2009264460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
hole
forming member
shaft forming
spiral groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008113329A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Endo
功 遠藤
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Ericsson Mobile Communications Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Ericsson Mobile Communications Japan Inc filed Critical Sony Ericsson Mobile Communications Japan Inc
Priority to JP2008113329A priority Critical patent/JP2009264460A/ja
Priority to US12/407,137 priority patent/US8141207B2/en
Priority to DE602009000153T priority patent/DE602009000153D1/de
Priority to EP09156842A priority patent/EP2112311B1/en
Priority to CN200910134296.5A priority patent/CN101566189B/zh
Publication of JP2009264460A publication Critical patent/JP2009264460A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/021Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts using combined folding and rotation motions
    • H04M1/0212Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts using combined folding and rotation motions with a two degrees of freedom mechanism, i.e. folding around a first axis and rotating around a second axis perpendicular to the first

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

【課題】 携帯電話機の二軸ヒンジ装置の小型化を図る。
【解決手段】 二軸ヒンジ部3の第2の回転軸を形成する回転軸接続部材41に設けられた第2のシャフト部材42の孔部、及び回転軸接続部材41に設けられた孔部連通接続部材43の孔部45を介してハーネス90(或いはフレキシブル基板)を配し、上部筐体1側に設けられた表示部等の電気部品と、下部筐体2側に設けられた制御部や操作部等の電気部品とを相互に電気的に接続する。これより、ハーネスやフレキシブル基板等の電気接続部材を配するためのスペースを二軸ヒンジ部3から省略することができ、該二軸ヒンジ部3の小型化を図ることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、第1の筐体及び第2の筐体をヒンジ部を介して接続してなる携帯電話機、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯ゲーム機、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等に適用して好適な二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置に関する。
特には、略直交するように設けられた第1の回転軸形成部材、及び第2の回転軸形成部材のうち、少なくとも第2の回転軸形成部材を略筒形状とすると共に、この第2の回転軸形成部材に対して、該第2の回転軸形成部材の孔部と連通する孔部を備えた略筒形状の孔部連通接続部材を設けることで、第1の筐体、及び第2の筐体に設けられている各電気部品を相互に電気的に接続するための、ハーネスやフレキシブル基板等の電気接続部材を、第2の回転軸形成部材の孔部及び孔部連通接続部材の孔部を介して配線可能とし、全体的な大きさの小型化等を図った二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置に関する。
特開2007−281239号の公開特許公報(特許文献1)に、フレキシブルプリント基板(FPC)の捻りや屈曲に対する耐久性を向上と、装置の小型化を図った折り畳み型携帯端末が開示されている。この折り畳み型携帯端末は、第1のヒンジ軸と第2のヒンジ軸とが連結部材により直交して結合された2軸ヒンジ機構を有している。
この2軸ヒンジ機構は、第2のヒンジ軸に対して平行になる短辺と、この短辺と共に傾斜し、かつ、第2のヒンジ軸を中心として周回される長辺とを有するFPCを配置したFPC保持構造を有しており、FPCの長辺の周回部根元側の一部が削除された弾性体からなる保持部材によりFPCの短辺を連結部材に保持している。
このような折り畳み型携帯端末における2軸ヒンジ機構の場合、周回部根元側の一部を削除した弾性体からなる保持部材によりFPCを保持することにより、短辺の長さを長くすることなく、FPCの保持部根元とFPCの周回部根元の間の距離を長くすることができる。これにより、FPCの捻れによるFPCの保持部根元での負荷が緩和され、耐久性を向上を図ることが可能となっている。
さらに、保持部材を弾性体とすることで、FPCに負荷がかかった際に、保持部材が縮むことによりFPCの急激な変形を抑制(捻りの曲げ半径が大きくなる)することができるため、耐久性を向上させることができ、また、FPCの短辺が捻れることで、FPCの長辺にかかる周回(巻き)による負荷を軽減するので、周回の巻き半径を大きくすることなく、長辺にかかるに周回(巻き)による負荷を緩和可能となっている。
特開2007−281239号公報(第5頁〜第6頁、図1)
しかし、このような特許文献1に開示されている折り畳み型携帯端末の二軸ヒンジ機構は、第2のヒンジ軸にFPCを周回して保持する部分(上記FPC保持構造)を必要とする。このため、このFPC保持構造の分、2軸ヒンジ機構自体が大きくなり、当該2軸ヒンジ機構を設けた機器の小型化等に支障を来す問題があった。
なお、ヒンジ装置が大型化すると、該ヒンジ装置が筐体から大きく突出することとなるため、該ヒンジ装置により電波障害が発生する恐れもある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、第1の筐体に設けられた電気部品と第2の筐体に設けられた電気部品とを電気的に接続するためのハーネスやフレキシブル基板を配するスペースを省略可能とすることで、このスペースの分、二軸ヒンジ機構の小型化を図り、該二軸ヒンジ機構が大型化することで電波障害等が発生する不都合を防止した二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置の提供を目的とする。
本発明に係る二軸ヒンジ装置は、上述の課題を解決するために、
第1の回転軸を形成する第1の回転軸形成部材と、
第1の筐体に固定して設けられるアーム部であり、上記第1の回転軸に沿って回動するように上記第1の回転軸形成部材に設けられる回動アーム部と、
第2の筐体に固定して設けられる回転軸形成部材であり、上記第1の回転軸形成部材を固定して支持し、上記第1の回転軸に対して略直交する方向の回転軸である第2の回転軸を形成する略筒形状の第2の回転軸形成部材と、
上記第2の回転軸形成部材に固定して設けられ、該第2の回転軸形成部材の孔部と連通する孔部を備えた略筒形状の孔部連通接続部材と
を有する。
このような二軸ヒンジ装置は、略直交するように設けられた第1の回転軸形成部材、及び第2の回転軸形成部材のうち、少なくとも第2の回転軸形成部材を略筒形状とすると共に、この第2の回転軸形成部材に対して、該第2の回転軸形成部材の孔部と連通する孔部を備えた略筒形状の孔部連通接続部材を設ける。
これにより、第1の筐体、及び第2の筐体に設けられている各電気部品を相互に電気的に接続するための、ハーネスやフレキシブル基板等の電気接続部材を、第2の回転軸形成部材の孔部及び孔部連通接続部材の孔部を介して配線可能とし、全体的な大きさの小型化を図る。また、この全体的な大きさの小型化を実現することで、該二軸ヒンジ機構が大型化することで電波障害等が発生する不都合を防止する。
本発明は、二軸ヒンジ装置の小型化を図ることができる。また、二軸ヒンジ装置の小型化を図ることができるため、該二軸ヒンジ機構が大型化することで電波障害等が発生する不都合を防止することができる。
本発明は、折り畳み型の携帯電話機に適用することができる。
[携帯電話機の構成]
まず、図1に、この本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機の縦開き状態の斜視図を示す。この図1に示すように、この実施の形態となる携帯電話機は、液晶表示部や有機EL表示部(Organic Electro Luminescence)等の表示部が設けられる上部筐体1と、回転操作キーや数字キー等の操作部が設けられる下部筐体2と、各筐体1,2を、該各筐体1,2の短手方向に沿った回転軸である第1の回転軸に沿って回動可能とすると共に、該各筐体1,2の厚さ方向に沿った回転軸であり、上記第1の回転軸に対して略直交する第2の回転軸に沿って回動可能とする二軸ヒンジ部3とを有している。
[二軸ヒンジ部の構成]
二軸ヒンジ部3は、図2に示すように上部筐体1及び下部筐体2を上記第1の回転軸に沿って回動可能とする第1の回転軸形成部4と、上部筐体1及び下部筐体2を上記第2の回転軸に沿って回動可能とする第2の回転軸形成部5とを有している。
〔第1の回転軸形成部の構成〕
第1の回転軸形成部4は、図3に示す略円柱状の第1のシャフト部材に対して、図2に示すように第1の回動アーム部7、カム部材8、スプリング9、第2の回動アーム部10、カム部材11,及びワッシャストッパ12を順に挿通させることで形成されている。
図3に示す略円柱状の第1のシャフト部材は、一端部近傍にピン止め用孔部14を有しており、図2及び図4に示すように、このピン止め用孔部14に対してピン15を挿通させることで、後述する第2の回転軸形成部5に固定されるようになっている。
また、この第1のシャフト部材は、図3に示すように、第1の回動アーム部7が設けられる第1の回動アーム設置部16、及び第2の回動アーム部10が設けられる第2の回動アーム設置部17を残し、他の部分が、周面状の外周部を平面状に切り欠き加工して形成されている。
第1の回動アーム部7は、図5に示すように第1のシャフト部材が挿通される孔部19を備えた略円筒形状の回動支持部20と、この回動支持部20の外周部から突出するように設けられた長板状のアーム部21とを有している。この第1の回動アーム部7は、孔部19に第1のシャフト部材を挿通させることで、該第1のシャフト部材の上記第1の回動アーム設置部16上に設けられるようになっている。上述のように、第1のシャフト部材の第1の回動アーム設置部16は周面状となっている。このため、第1の回動アーム部7は、この第1のシャフト部材の周方向に回動可能となっている。
また、この第1の回動アーム部7は、図5に示すように一方の端部に凸部18を有しており、他方の端部に一対の凹部22a,22bを有している。一方の端部に設けられている凸部18は、後述する第2の回転軸形成部5に設けられたカム部と係合し、当該携帯電話機を縦開き状態として、上部筐体1と下部筐体2との開成角度を略165度程度とした際に、該第2の回転軸形成部5に設けられたストッパ(図10の符号50)に当接して、該開成角度を略165度程度に規制するようになっている。
また、第1の回動アーム部7の他方の端部に設けられた一対の凹部22a,22bは、図6に示すカム部材8の凸部23とそれぞれ嵌込するようになっている。カム部材8は、略リング状の円筒形状を有しており、第1のシャフト部材の周面状の外周部を平面状に切り欠き加工された部分に合致した形状を有する孔部24を有している。そして、この孔部24に対して第1のシャフト部材が挿通されることで、該第1のシャフト部材に固定されて設けられている。第1の回動アーム部7の他方の端部に設けられた一対の凹部22a,22bのうち、凹部22aは、当該携帯電話機の閉成時に、このカム部材8の凸部23と嵌込し、上記一対の凹部22a,22bのうち、凹部22bは、当該携帯電話機が略165度程度閉成された際にカム部材8の凸部23と嵌込するようになっている。
このカム部材8は、図2に示すようにスプリング9により、第1の回動アーム部7側に付勢されるようになっている。このため、当該携帯電話機を閉状態とした際には、スプリング9により付勢されているカム部材8の凸部23が、第1の回動アーム部7の凹部22aに嵌込し、当該携帯電話機を165度程度、縦開き状態とした際には、スプリング9により付勢されているカム部材8の凸部23が、第1の回動アーム部7の凹部22bに嵌込して、いずれの場合も、いわゆるクリック感が得られるようになっている。
第2の回動アーム部10は、図7に示すように第1のシャフト部材が挿通される孔部25を備えた略円筒形状の回動支持部26と、この回動支持部26の外周部から突出するように設けられた長板状のアーム部27とを有している。この第2の回動アーム部10は、孔部25に第1のシャフト部材を挿通させることで、該第1のシャフト部材の上記第2の回動アーム設置部17(図3参照)に設けられるようになっている。上述のように、第1のシャフト部材の第2の回動アーム設置部17は周面状となっている。このため、第2の回動アーム部10は、この第1のシャフト部材の周方向に回動可能となっている。
また、この第2の回動アーム部10は、スプリング9が当接する端部に対して反対側となる端部に、一対の凹部28a,28bを有している。この一対の凹部28a,28bは、図8に示すカム部材11の凸部29とそれぞれ嵌込するようになっている。カム部材11は、略リング状の円筒形状を有しており、第1のシャフト部材の周面状の外周部を平面状に切り欠き加工された部分に合致した形状を有する孔部30を有している。そして、この孔部30に対して第1のシャフト部材が挿通されることで、該第1のシャフト部材に固定されて設けられている。第2の回動アーム部10の反スプリング側の端部に設けられた一対の凹部28a,28bのうち、凹部28aは、当該携帯電話機の閉成時に、このカム部材11の凸部29と嵌込し、上記一対の凹部28a,28bのうち、凹部28bは、当該携帯電話機の縦開き時において、略165度程度閉成された際にカム部材11の凸部29と嵌込するようになっている。
このカム部材11には、図2に示すようにスプリング9により付勢された第2の回動アーム部10が当接している。このため、当該携帯電話機を閉状態とした際には、スプリング9により付勢されている第2の回動アーム部10の凹部28aにカム部材8の凸部29が嵌込し、当該携帯電話機を165度程度、縦開き状態とした際には、スプリング9により付勢されている第2の回動アーム部10の凹部28bにカム部材8の凸部29が嵌込して、いずれの場合も、いわゆるクリック感が得られるようになっている。
ワッシャストッパ12は、図2に示すように第1のシャフト部材の、第2の回転軸形成部5に接続される端部に対して反対側となる端部に固定して設けられている。このため、スプリング9の付勢力は、第2の回転軸形成部5方向、及び当該ワッシャストッパ12方向にそれぞれ機能するようになっており、このスプリング9により、カム部材8が第1の回動アーム部7に付勢され、また、第2の回動アーム部10がカム部材11に付勢されるようになっている。
そして、第1の回動アーム部7のアーム部21、及び第2の回動アーム部10のアーム部27は、それぞれ図2及び図9に示す長板状の固定プレート31により、上部筐体1の上ハーフ及び下ハーフ間に挟み込まれるかたちで、該上部筐体1に固定されて設けられている。従って、当該携帯電話機を図1に示すように縦開き操作すると、この縦開き操作に応じて、上部筐体1に固定されている第1の回動アーム部7及び第2の回動アーム部10が第1の回転軸形成部4の第1の回転軸に沿って(=第1のシャフト部材6の周方向に沿って)回動することとなる。
〔第2の回転軸形成部の構成〕
第2の回転軸形成部5は、図2に示すように当該第2の回転軸形成部5と上述の第1の回転軸形成部6との接続を図るための回転軸接続部材41と、この回転軸接続部材41内に挿入され第2の回転軸を形成する略円筒形状の第2のシャフト部材42と、回転軸接続部材41に対して固定して設けられ、該回転軸接続部材41に挿入された第2のシャフト部材42の孔部44と連通する連通孔部55を備えた孔部連通接続部材43とを有している。
回転軸接続部材41は、第1の円筒部材45と、この第1の円筒部材45よりも大きな径を有する第2の円筒部材46を積層して一体形成した形状を有している。第1の円筒部材45の孔部47及び第2の円筒部材46の孔部48は、それぞれ同軸上に設けられているのであるが、第2の円筒部材46の孔部48の径よりも、第1の円筒部材45の孔部47の径の方が大きめの径となっている。
第1の円筒部材45の外周部には、上述の第1の回転軸形成部4の第1のシャフト部材が挿入される第1のシャフト部材挿入孔部49と、当該携帯電話機を縦開き状態とし、この開成角度が165度程度となった際に、第1のシャフト部材に設けられた第1の回動アーム部7の凸部18と当接することで、当該縦開きの開成角度を165度程度に規制するストッパ50とが設けられている。
第1の円筒部材45の上面部には、第1のシャフト部材挿入孔部49と連通するピン挿入用孔部51が設けられている。第1のシャフト部材挿入孔部49に第1のシャフト部材6を挿入し、このピン挿入用孔部51を介してピン15を挿入すると、図4に示すように、この挿入されたピン15が、第1のシャフト部材6のピン止め用孔部14を挿通する。これにより、回転軸接続部材41に、第1のシャフト部材6が固定されて接続されるようになっている。
また、この第1の円筒部材45の外周部には、第1のシャフト部材挿入孔部49の設置位置に対して略々反対側となる位置に、孔部連通接続部材43を接続するための孔部連通接続部材用孔部52が設けられている。孔部連通接続部材43は、図11に示すように円筒形状の連通孔部材53と、接続片部材54とを、全体の外観が略T字形状となるように接続して形成されている。この孔部連通接続部材43は、接続片部材54から連通孔部材53にかけて連通する連通孔部55を有している。また、この孔部連通接続部材43の接続片部材54には、一対のピン挿入用孔部56,57を有している。
図10に示す回転軸接続部材41の孔部連通接続部材用孔部52に対して、孔部連通接続部材43の接続片部材54を挿入し、回転軸接続部材41のピン挿入用孔部59,60を介してピンを挿入すると、図4に示すようにこのピン挿入用孔部59,60を介して挿入された各ピン61,62が、孔部連通接続部材43の接続片部材54に設けられている一対のピン挿入用孔部56,57にそれぞれ挿通する。これにより、回転軸接続部材41に孔部連通接続部材43が固定されて接続されるようになっている。
図12に、回転軸接続部材41を底面部側から見た状態の斜視図を示す。この図12からわかるように、回転軸接続部材41を底面部側には、図4に示す第2のシャフト部材42、カム部材63及びスプリング64が挿入される孔部65が設けられると共に、この孔部65を旋回するかたちで渦巻き状(スパイラル状)の溝部66が設けられている。この溝部66は、孔部65を略1周、旋回するかたちで設けられており、当該溝部66の両端部は、それぞれ壁状のストッパ67,68となっている。
この回転軸接続部材41の孔部65に挿入されるカム部材63は、図13に示すように該孔部65の径よりも若干小さめの径を有するリング状の円筒形状を有している。このカム部材63の孔部69は、その外周部が多角形状となるように切り欠き加工されている。図14は、第2のシャフト部材42の斜視図であるが、この第2のシャフト部材42の外周部70は、カム部材63の孔部69に施されている多角形状の切り欠き加工に対応する切り欠き加工が施されている。このため、第2のシャフト部材42をカム部材63の孔部69に挿入すると、カム部材63が第2のシャフト部材42に固定された状態で設けられるようになっている。
また、図13に示すように、カム部材63には、それぞれ十字状に配された4つの凹部71が設けられている。このカム部材63の各凹部71は、図12に示す回転軸接続部材41に設けられた4つの凸部72とそれぞれ嵌込するようになっている。
このような第2の回転軸形成部5を筐体に接続する場合、まず、図10に示す回転軸接続部材41の上面部側から、第1の円筒部材45の孔部47及び第2の円筒部材46の孔部48をそれぞれ介して図14に示す第2のシャフト部材42を挿入する。次に、この状態で、図12に示す回転軸接続部材41の底面部側に設けられた孔部65に、図13に示すカム部材63を挿入し、回転軸接続部材41に設けられた第2のシャフト部材42が、カム部材63の孔部69を挿通し、かつ、カム部材63の各凹部71と、回転軸接続部材41の各凸部72とがそれぞれ嵌込した状態とする。
そして、この状態で、回転軸接続部材41の孔部65に、図4に示すスプリング64を挿入し、このスプリング64の上から図15に示す固定プレート75を載置し、この固定プレート75を下部筐体2にネジ76によりネジ止めする。これにより、第2の回転軸形成部5が下部筐体2に固定して接続される。
〔渦巻き状の溝部の偏心分の吸収構成〕
ここで、固定プレート75は、図16に示すように第2のシャフト部材42が挿入されるシャフト部材用孔部77、及び当該固定プレート75を下部筐体2にネジ止めするための一対のネジ孔78の他、回転軸接続部材41の底面部側に設けられた渦巻き状の溝部66に沿って摺動する摺動ピン(図15の符号79)を挿入するための摺動ピン用孔部80を有している。
摺動ピン79は、図17に示すように略円板形状の円板部材81の一方の平面部に、同軸となるように円柱部材82を接続した、言わばボルト形状を有している。そして、円柱部材82の長手方向の略中間位置に、楕円形状の楕円板部材83を設けて形成されている。この摺動ピン79は、図15に示すように固定プレート75を介して回転軸接続部材41に設けられた際に、当該摺動ピン79の楕円板部材83が、図18に示すように回転軸接続部材41の渦巻き状の溝部66に沿って摺動するようになっている。
ただ、回転軸接続部材41の溝部66は渦巻き状であるため、図19に示すように偏心していることとなる。このため、この渦巻き状の溝部66に沿って摺動ピン79の楕円板部材83を摺動させる場合、渦巻き状の溝部66の上記偏心に応じて摺動ピン79の位置を移動させる必要がある。このようなことから、固定プレート75の摺動ピン用孔部80は、渦巻き状の溝部66に沿って摺動ピン79が摺動することで該摺動ピン79の位置の変化を吸収可能な長さに加工されている(=上記偏心分を吸収可能な長さに加工されている。)。これにより、各筐体1,2が、第2の回転軸形成部5で形成される第2の回転軸に沿って回転操作された場合でも、該各筐体1,2のスムーズな回転操作が可能となっている。
〔孔部を介した配線構成〕
次に、この二軸ヒンジ部3の場合、図2に示したように回転軸接続部材41に設けられた孔部連通接続部材43の孔部45は、回転軸接続部材41に設けられた第2のシャフト部材42の孔部と連通している。
図20は、二軸ヒンジ部3を、当該携帯電話機の長手方向に沿って切断した状態の断面図であるが、この図20からわかるように、当該携帯電話機の場合、回転軸接続部材41に設けられた第2のシャフト部材42の孔部、及び回転軸接続部材41に設けられた孔部連通接続部材43の孔部45を介してハーネス90(或いはフレキシブル基板)を配することにより、上部筐体1側に設けられた表示部等の電気部品と、下部筐体2側に設けられた制御部や操作部等の電気部品とを相互に電気的に接続している。これより、ハーネスやフレキシブル基板等の電気接続部材を配するためのスペースを二軸ヒンジ部3から省略することを可能とし、該二軸ヒンジ部3の小型化を図っている。
[携帯電話機の開閉動作]
次に、このような二軸ヒンジ部3に基づく当該実施の形態の携帯電話機の開閉動作を説明する。
〔第1の回転軸に基づく開閉動作〕
まず、当該携帯電話機を、上部筐体1及び下部筐体2が略々重なり合っている状態である閉状態から、図1に示す縦開き状態とする際の二軸ヒンジ部3の動作を説明する。この場合、ユーザは、例えば上部筐体1を右手で把持すると共に、下部筐体2を左手で把持し、右手を押し上げるようなかたちで上部筐体1に力を加える。
図2を用いて説明したように、第1のシャフト部材6に設けられている第1の回転アーム部7のアーム部21、及び第2の回転アーム部10のアーム部27は、それぞれ固定プレート31と上部筐体1との間に挟み込まれている。このため、この場合、各筐体1,2は、第1の回転軸に沿って回動し(=第1のシャフト部材6の周方向に沿って回動し)、当該携帯電話機が図1に示す縦開き状態となる。
ここで、図5に示した第1の回転アーム部7の凸部18は、当該携帯電話機が閉状態の際に、図10に示した回転軸接続部材41のストッパ50に当接しているのであるが、各筐体1,2がユーザにより縦開き操作されると、該第1の回転アーム部7の凸部18は、回転軸接続部材41のストッパ50から一旦離接し、該各筐体1,2の開成角度が例えば165度程度となった際に、再度、第1の回転アーム部7の凸部18が回転軸接続部材41のストッパ50に当接する。これにより、各筐体1,2の縦開き時の開成角度を、上記165度程度に規制することができ、ユーザの無理な縦開き操作で当該携帯電話機が破損する不都合を防止することができる。
また、当該携帯電話機が閉状態時には、図8に示したカム部材11の凸部29が、図7に示した第2の回転アーム部10の凹部28aに嵌込しているのであるが、各筐体1,2がユーザにより縦開き操作されると、このカム部材11の凸部29と第2の回転アーム部10の凹部28aとの嵌込が一旦解除され、該各筐体1,2の開成角度が例えば165度程度となった際に、カム部材11の凸部29が第2の回転アーム部10の凹部28bに嵌込する。
上述のように、第2の回転アーム部10は、スプリング9により、カム部材11方向に付勢されている。このため、該各筐体1,2の開成角度が例えば165度程度となり、カム部材11の凸部29が第2の回転アーム部10の凹部28bに嵌込した際に、「カチッ」という、いわゆるクリック音が発生する。このクリック音により、ユーザは、当該携帯電話機が縦開き状態となったことを認識することとなる。
なお、当該携帯電話機を、この縦開き状態から閉状態に戻すように各筐体1,2を回動操作した場合、縦開き状態時において嵌込しているカム部材11の凸部29と第2の回転アーム部10の凹部28bとの嵌込が解除され、当該携帯電話機が閉状態となった際に、カム部材11の凸部29と第2の回転アーム部10の凹部28aとが嵌込する。この場合も上記クリック音が発生することとなり、このクリック音により、ユーザは、当該携帯電話機が閉状態となったことを認識することとなる。
〔第2の回転軸に基づく開閉動作〕
次に、当該携帯電話機を、上部筐体1及び下部筐体2が略々重なり合っている状態である閉状態において、上部筐体1に対して時計回り方向、或いは反時計回り方向の力を加えると、図2に示すように、この上部筐体1にそれぞれ固定された第1の回転アーム部7のアーム部21、及び第2の回転アーム部10のアーム部27を介して、この時計回り方向、或いは反時計回り方向の力が第1のシャフト部材6に伝達される。これにより、この第1のシャフト部材6が力点となって回転軸接続部材41が該時計回り方向、或いは反時計回り方向に回転駆動され、図21に示すように上部筐体1が、第2のシャフト部材42を回転軸として上記時計回り方向、或いは反時計回り方向に回転する。
ここで、当該携帯電話機が閉状態時においては、摺動ピン79は、図18に示すように回転軸接続部材41の底面部側に設けられた渦巻き状の溝部66の略中間に位置している。この状態で、ユーザにより上部筐体1が時計回り方向に回転操作されると、上部筐体1と下部筐体2との間の回転角度が例えば略180度程度となった際に(上部筐体1と下部筐体2が図1に示す縦開き状態となった際に)、摺動ピン79が渦巻き状の溝部66の一方のストッパ67に当接し、この時計回り方向の回転操作が、上記略180度の回転角度で規制される。
同様に、当該携帯電話機が閉状態時において、ユーザにより上部筐体1が反時計回り方向に回転操作されると、上部筐体1と下部筐体2との間の回転角度が例えば略180度程度となった際に(上部筐体1と下部筐体2が図1に示す縦開き状態となった際に)、摺動ピン79が渦巻き状の溝部66の他方のストッパ68に当接し、この反時計回り方向の回転操作が、上記略180度の回転角度で規制される。
なお、摺動ピン79を固定している固定プレート75の摺動ピン用孔部80は、渦巻き状の溝部66に沿って摺動ピン79が摺動することで、該摺動ピン79の位置の変化を吸収可能な長さに加工されている。このため、上部筐体1を時計回り方向、或いは反時計回り方向に回転操作した場合に、摺動ピン79が溝部66に沿ってスムーズに摺動し、上記各回転操作がスムーズに実行可能であることは上述のとおりである。
当該実施の形態の携帯電話機は、このように第2の回転軸に沿った各筐体1,2の回転操作が可能であり、ユーザは所望の回転角度で、この第2の回転軸に沿った回転操作を停止して、例えばテレビジョン放送の視聴や、表示部に表示された文字や画像(静止画像、動画像)等を見ることが可能となる。
一方、以上の説明は、当該携帯電話機を、上部筐体1及び下部筐体2が略々重なり合っている状態である閉状態から、上部筐体1を時計回り方向、或いは反時計回り方向に回転操作した場合の説明であったが、当該携帯電話機の場合、図1に示す縦開き状態から上部筐体1を時計回り方向、或いは反時計回り方向に回転操作して、当該携帯電話機を閉状態とすることも可能となっている。
すなわち、通常、携帯電話機の閉状態とは、図22に示すように上部筐体1に設けられている表示部と下部筐体2に設けられている操作部とが相対向する状態を言うのであるが、当該実施の形態の携帯電話機の場合、上部筐体1に設けられている表示部と下部筐体2に設けられている操作部とが同方向を向いた状態で当該携帯電話機を閉状態とすることが可能となっている。
この場合、まず、上部筐体1に設けられている表示部と下部筐体2に設けられている操作部とが相対向する閉状態から、上述の縦開き操作を行うことで、当該携帯電話機を図1に示す縦開き状態とする。
次に、この縦開き状態から、上部筐体1を時計回り方向、或いは反時計回り方向に回転操作すると、図23に示すように該上部筐体1が第2の回転軸に沿って回転し、図24に示すように表示部95が表面を向いた状態で、当該携帯電話機が閉状態となる(=表示部95が下部筐体2に設けられている操作部と同方向を向いた状態で、当該携帯電話機が閉状態となる。)。
これにより、ユーザは表示部95を表面とし、かつ、当該携帯電話機を閉状態の小型としたうえで、例えばテレビジョン放送の視聴や、表示部に表示された文字や画像(静止画像、動画像)等を見ることが可能となる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、二軸ヒンジ部3の回転軸接続部材41に設けられた第2のシャフト部材42の孔部、及び回転軸接続部材41に設けられた孔部連通接続部材43の孔部45を介してハーネス90(或いはフレキシブル基板)を配し、上部筐体1側に設けられた表示部等の電気部品と、下部筐体2側に設けられた制御部や操作部等の電気部品とを相互に電気的に接続している。これより、ハーネスやフレキシブル基板等の電気接続部材を配するためのスペースを二軸ヒンジ部3から省略することができ、該二軸ヒンジ部3の小型化を図ることができる。
また、このように二軸ヒンジ部3の小型化を図ることができるため、筐体からヒンジ部が大きく突出し、該突出したヒンジ部により電波障害が発生する不都合を防止することができる。
[変形例]
上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明を、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯ゲーム機、デジタルカメラ装置、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等の他の機器に適用してもよい。いずれの場合も上述と同様の効果を得ることができる。
最後に、上述の実施の形態は、本発明の一例である。このため、本発明は上述の実施の形態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機の縦開き状態時の斜視図である。 実施の形態となる携帯電話機に設けられている二軸ヒンジ部の斜視図である。 二軸ヒンジ部に設けられている第1のシャフト部材の斜視図である。 二軸ヒンジ部の要部の斜視図である。 二軸ヒンジ部の第1のシャフト部材に設けられる第1の回転アーム部の斜視図である。 第1の回転アーム部に嵌込するカム部材の斜視図である。 二軸ヒンジ部の第1のシャフト部材に設けられる第2の回転アーム部の斜視図である。 第2の回転アーム部に嵌込するカム部材の斜視図である。 二軸ヒンジ部の第1及び第2の回転アーム部を上部筐体に固定するための固定プレートの斜視図である。 二軸ヒンジ部の第1のシャフト部材と第2のシャフト部材とを接続する回転軸接続部材の斜視図である。 回転軸接続部材に接続される孔部連通接続部材の斜視図である。 回転軸接続部材を底面部側から見た斜視図である。 回転軸接続部材に設けられるカム部材の斜視図である。 回転軸接続部材に挿入される第2のシャフト部材の斜視図である。 二軸ヒンジ部が固定プレートを介して下部筐体に固定されている様子を示す斜視図である。 固定プレートの斜視図である。 回転軸接続部材の底面部側に設けられた渦巻き状の溝部に沿って摺動する摺動ピンの斜視図である。 当該携帯電話機の閉状態時における、渦巻き状の溝部上の摺動ピンの位置を示す斜視図である。 回転軸接続部材の底面部側に設けられた渦巻き状の溝部による偏心と、固定プレートに設けられた摺動ピン用孔部との関係を説明するための図である。 内部にハーネスが配された状態の二軸ヒンジ部の断面図である。 二軸ヒンジ部の第2の回転軸に沿った回転操作を説明するための斜視図である。 実施の形態の携帯電話機の閉状態時の斜視図である。 実施の形態の携帯電話機において、縦開き状態から第2の回転軸に沿った回転操作を行った場合の斜視図である。 縦開き状態から第2の回転軸に沿った回転操作を行うことで、表示部を表面とした状態で閉状態とした実施の形態の携帯電話機の斜視図である。
符号の説明
1 上部筐体、2 下部筐体、3 二軸ヒンジ部、4 第1の回転軸形成部、5 第2の回転軸形成部、6 第1のシャフト部材、7 第1の回動アーム、8 カム部材、9 スプリング、10 第2の回動アーム、11 カム部材、12 ワッシャストッパ、14 ピン止め用孔部、15 ピン、16 第1の回動アーム設置部、17 第2の回動アーム設置部、18 凸部、19 孔部、20 回動支持部、21 アーム部、22a 凹部、22b 凹部、23 凸部、24 孔部、25 孔部、26 回動支持部、27 アーム部、28a 凹部、28b 凹部、29 凸部、30 孔部、31 固定プレート、41 回転軸接続部材、42 第2のシャフト部材、43 孔部連通接続部材、45 第1の円筒部材、46 第2の円筒部材、47 第1の円筒部材の孔部、48 第2の円筒部材の孔部、49 第1のシャフト部材挿入孔部、50 ストッパ、51 ピン挿入用孔部、52 孔部連通接続部材用孔部、53 連通孔部材、54 接続片部材、55 連通孔部、56 ピン挿入用孔部、57 ピン挿入用孔部、59 ピン挿入用孔部、60 ピン挿入用孔部、61 ピン、62 ピン、63 カム部材、64 スプリング、65 孔部、66 渦巻き状の溝部、67 溝部の一方のストッパ、68 溝部の他方のストッパ、69 孔部、70 第2のシャフト部材の外周部、71 凹部、72 凸部、75 固定プレート、76 ネジ、77 シャフト部材用孔部、78 ネジ孔、79 摺動ピン、80 摺動ピン用孔部、81 円板部材、82 円柱部材、83 楕円板部材、90 ハーネス、95 表示部

Claims (5)

  1. 第1の回転軸を形成する第1の回転軸形成部材と、
    第1の筐体に固定して設けられるアーム部であり、上記第1の回転軸に沿って回動するように上記第1の回転軸形成部材に設けられる回動アーム部と、
    第2の筐体に固定して設けられる回転軸形成部材であり、上記第1の回転軸形成部材を固定して支持し、上記第1の回転軸に対して略直交する方向の回転軸である第2の回転軸を形成する略筒形状の第2の回転軸形成部材と、
    上記第2の回転軸形成部材に固定して設けられ、該第2の回転軸形成部材の孔部と連通する孔部を備えた略筒形状の孔部連通接続部材と
    を有する二軸ヒンジ装置。
  2. 上記第2の回転軸形成部材は、
    当該第2の回転軸形成部材の底面部に設けられ、両端部にそれぞれストッパを備えた渦巻き状の溝部と、
    当該第2の回転軸形成部材を上記第2の筐体に固定するための固定部材と、
    上記第2の筐体を当該第2の回転軸形成部材で形成される上記第2の回転軸に沿って回動させた際に、上記渦巻き状の溝部に沿って摺動する摺動ピンと、
    上記固定部材に設けられた孔部であり、上記摺動ピンを上記渦巻き状の溝部に挿入した状態で支持し、上記第2の筐体を上記第2の回転軸に沿って回動させた際に、上記渦巻き状の溝部の両端部に設けられた各ストッパまでの間を、該渦巻き状の溝部に沿って摺動する上記摺動ピンを、該渦巻き状の溝部の偏心分に応じて移動させる長さを備えた摺動ピン支持用孔部と
    を有する請求項1に記載の二軸ヒンジ装置。
  3. 上記孔部連通接続部材は、上記第2の回転軸形成部材に固定されて支持される上記第1の回転軸形成部材の延設方向に対して略反対の方向に、上記第2の回転軸形成部材の孔部を当該孔部連通接続部材の孔部を介して延長するように、上記第2の回転軸形成部材に固定して設けられる
    請求項1又は請求項2に記載の二軸ヒンジ装置。
  4. 所定の電気部品を収納する第1の筐体と、
    所定の電気部品を収納する第2の筐体と、
    第1の回転軸を形成する第1の回転軸形成部材と、上記第1の筐体に固定して設けられるアーム部であり、上記第1の回転軸に沿って回動するように上記第1の回転軸形成部材に設けられる回動アーム部と、上記第2の筐体に固定して設けられる回転軸形成部材であり、上記第1の回転軸形成部材を固定して支持し、上記第1の回転軸に対して略直交する方向の回転軸である第2の回転軸を形成する略筒形状の第2の回転軸形成部材と、上記第2の回転軸形成部材に固定して設けられ、該第2の回転軸形成部材の孔部と連通する孔部を備えた略筒形状の孔部連通接続部材とを備えた二軸ヒンジ部と、
    上記第2の回転軸形成部材の孔部、及び上記孔部連通接続部材の孔部を介して配設された、上記第1の筐体、及び上記第2の筐体に設けられている各電気部品を相互に電気的に接続するための電気接続部材と
    を有する携帯端末装置。
  5. 上記二軸ヒンジ部の上記第2の回転軸形成部材は、
    当該第2の回転軸形成部材の底面部に設けられ、両端部にそれぞれストッパを備えた渦巻き状の溝部と、
    当該第2の回転軸形成部材を上記第2の筐体に固定するための固定部材と、
    上記第2の筐体を当該第2の回転軸形成部材で形成される上記第2の回転軸に沿って回動させた際に、上記渦巻き状の溝部に沿って摺動する摺動ピンと、
    上記固定部材に設けられた孔部であり、上記摺動ピンを上記渦巻き状の溝部に挿入した状態で支持し、上記第2の筐体を上記第2の回転軸に沿って回動させた際に、上記渦巻き状の溝部の両端部に設けられた各ストッパまでの間を、該渦巻き状の溝部に沿って摺動する上記摺動ピンを、該渦巻き状の溝部の偏心分に応じて移動させる長さを備えた摺動ピン支持用孔部と
    を有する請求項4に記載の携帯端末装置。
JP2008113329A 2008-04-24 2008-04-24 二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置 Pending JP2009264460A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008113329A JP2009264460A (ja) 2008-04-24 2008-04-24 二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置
US12/407,137 US8141207B2 (en) 2008-04-24 2009-03-19 Two-axis hinge device and mobile terminal apparatus
DE602009000153T DE602009000153D1 (de) 2008-04-24 2009-03-31 Zweiachsige Scharniervorrichtung und mobiles Endgerät
EP09156842A EP2112311B1 (en) 2008-04-24 2009-03-31 Two-axis hinge device and mobile terminal apparatus
CN200910134296.5A CN101566189B (zh) 2008-04-24 2009-04-16 两轴铰链装置以及移动式终端设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008113329A JP2009264460A (ja) 2008-04-24 2008-04-24 二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009264460A true JP2009264460A (ja) 2009-11-12

Family

ID=40875139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008113329A Pending JP2009264460A (ja) 2008-04-24 2008-04-24 二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8141207B2 (ja)
EP (1) EP2112311B1 (ja)
JP (1) JP2009264460A (ja)
CN (1) CN101566189B (ja)
DE (1) DE602009000153D1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2330804B1 (en) * 2008-09-25 2017-03-22 Lenovo Innovations Limited (Hong Kong) Folding portable device
JP4954333B2 (ja) * 2008-12-26 2012-06-13 三菱電機株式会社 2軸ヒンジ機構のfpc固定構造
TW201104330A (en) * 2009-07-24 2011-02-01 Asia Optical Co Inc Photography apparatus capable of simultaneously protecting the lens set and the display
US8982542B2 (en) * 2010-11-17 2015-03-17 Microsoft Technology Licensing, Llc Hinge mechanism for mobile electronic device
US8441791B2 (en) 2010-12-23 2013-05-14 Microsoft Corporation Double hinge radial cams
US8451601B2 (en) 2011-01-31 2013-05-28 Microsoft Corporation Double hinge axial cams
US9535465B2 (en) 2011-02-10 2017-01-03 Microsoft Technology Licensing, Llc Hinge electrical interconnection guide
US8780570B2 (en) 2011-02-14 2014-07-15 Microsoft Corporation Double hinge torsion bar
US8773849B2 (en) 2011-04-11 2014-07-08 Microsoft Corporation Extendable connecting link
TWI435007B (zh) * 2011-12-23 2014-04-21 Wistron Corp 雙軸式樞轉機構及其電子裝置
US9176537B2 (en) 2013-03-15 2015-11-03 Intel Corporation Connector assembly for an electronic device
US9840861B1 (en) 2016-06-14 2017-12-12 Microsoft Technology Licensing, Llc Hinged device with snap open lock
US10501973B2 (en) 2016-06-14 2019-12-10 Microsoft Technology Licensing, Llc Hinge with free-stop function
US10301858B2 (en) 2016-06-14 2019-05-28 Microsoft Technology Licensing, Llc Hinge mechanism
US10061359B2 (en) 2016-07-28 2018-08-28 Microsoft Technology Licensing, Llc Hinged device with living hinge

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006001142A1 (ja) * 2004-06-23 2006-01-05 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. 二軸ヒンジ装置
JP2006042311A (ja) * 2004-06-23 2006-02-09 Sugatsune Ind Co Ltd 携帯電話機
JP2007016944A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Strawberry Corporation ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器
WO2007055174A1 (ja) * 2005-11-14 2007-05-18 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. 二軸ヒンジ装置
JP2007281239A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Nec Corp フレキシブルプリント基板保持構造および折畳み型携帯端末

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2064642B (en) * 1979-12-04 1983-05-11 Timber Research & Dev Ass Door mounting
US5289616A (en) * 1992-09-08 1994-03-01 Yoshihiko Taniyama Hinge with motion limiting mechanism
JP3941933B2 (ja) * 2002-08-26 2007-07-11 松下電器産業株式会社 開閉式の通信端末およびヒンジ装置
JP4238571B2 (ja) * 2002-12-06 2009-03-18 日本電気株式会社 折り畳み式携帯装置、その配線装置および配線方法
JP2004197862A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Strawberry Corporation ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器
JP2004312476A (ja) 2003-04-09 2004-11-04 Nec Corp 折り畳み式携帯情報端末
EP1473137A1 (de) * 2003-04-30 2004-11-03 Coperion Werner & Pfleiderer GmbH & Co. KG Verfahren zum Aufschmelzen und Homogenisieren von multimodalen und bimodalen Polyolefinen
KR101018375B1 (ko) * 2003-05-06 2011-03-02 삼성전자주식회사 힌지장치 및 그 힌지장치에 사용되는 배선부재
KR100493102B1 (ko) * 2003-06-30 2005-06-02 삼성전자주식회사 서브 하우징 스토퍼를 구비하는 휴대용 단말기의 힌지 장치
GB2409497B (en) * 2003-12-23 2007-06-20 Nokia Corp Modular hinge for handheld electronic devices
US20050245294A1 (en) 2004-03-30 2005-11-03 Amphenol-T&M Antennas. Dual axis hinge for handheld device
US20060193469A1 (en) * 2004-06-08 2006-08-31 Tony Kfoury Parallel plane rotation hinge for a portable device
JP2006010025A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 2軸ヒンジおよびこれを備えた携帯情報端末
TWI242352B (en) * 2004-08-11 2005-10-21 Chi Mei Comm Systems Inc Electrical device of adjusting used angel between a top module and a bottom module
US7440783B2 (en) * 2004-08-17 2008-10-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Dual axis hinge apparatus for portable terminal
JP4584052B2 (ja) * 2005-06-28 2010-11-17 富士通株式会社 二軸回り回転部品および電子機器
JP4466630B2 (ja) * 2006-03-31 2010-05-26 株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ ヒンジ装置及び携帯型電子機器
US20080040887A1 (en) * 2006-08-16 2008-02-21 Dickerson Harry L Friction hinge for electronic apparatus
CN101140008B (zh) * 2006-09-05 2012-11-21 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 铰链结构
US7533450B2 (en) * 2006-10-20 2009-05-19 Shin Zu Shing Co., Ltd. Hinge
TWM309324U (en) * 2006-10-31 2007-04-01 Jarllytec Co Ltd Spindle structure preventing sway
JP2008113329A (ja) 2006-10-31 2008-05-15 Japan Radio Co Ltd スロットアンテナの製造方法
JP4973221B2 (ja) * 2007-02-14 2012-07-11 富士通株式会社 携帯端末装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006001142A1 (ja) * 2004-06-23 2006-01-05 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. 二軸ヒンジ装置
JP2006042311A (ja) * 2004-06-23 2006-02-09 Sugatsune Ind Co Ltd 携帯電話機
JP2007016944A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Strawberry Corporation ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器
WO2007055174A1 (ja) * 2005-11-14 2007-05-18 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. 二軸ヒンジ装置
JP2007281239A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Nec Corp フレキシブルプリント基板保持構造および折畳み型携帯端末

Also Published As

Publication number Publication date
US8141207B2 (en) 2012-03-27
US20090265890A1 (en) 2009-10-29
DE602009000153D1 (de) 2010-10-14
EP2112311B1 (en) 2010-09-01
CN101566189A (zh) 2009-10-28
EP2112311A1 (en) 2009-10-28
CN101566189B (zh) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009264460A (ja) 二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置
JP5015871B2 (ja) 二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置
US10656685B2 (en) Hinge module and electronic device using the same
CN101534331B (zh) 双轴铰链装置以及电子设备
EP2574014B1 (en) Opening/closing device
US7949312B2 (en) Bi-axial swivel assembly in electronic apparatus
EP1615406B1 (en) Locking apparatus of swing hinge module for mobile communication terminals
JP2009236315A (ja) 二軸ヒンジ装置、及び携帯端末装置
JP2005337301A (ja) ヒンジ装置並びにこのヒンジ装置を用いた電子機器
KR20080033309A (ko) 폴딩 기기의 힌지 기구 및 이 힌지 기구를 구비한 폴딩기기
JP2014192398A (ja) 電子機器
JP2007032763A (ja) 折畳み機器のヒンジ機構及びこのヒンジ機構を備えた折畳み機器
US8136205B2 (en) Biaxial hinge device and mobile terminal device
JP2009030733A (ja) 折り畳み式電子機器
JP4576568B2 (ja) ヒンジ構造、及び折り畳み式電子機器
JP2007032764A (ja) 折畳み機器のヒンジ機構及びこのヒンジ機構を備えた折畳み機器
JP2011082737A (ja) 折り畳み式携帯端末
JP2009085229A (ja) ヒンジ構造、及び電子機器
JP4348218B2 (ja) 2軸回転ユニットおよび携帯端末装置
KR20090112583A (ko) 이축 힌지 기구 및 휴대 단말 장치
JP4670652B2 (ja) 電子機器
US7609833B2 (en) Rotating module
US20130176507A1 (en) Television and electronic apparatus
JP5348691B2 (ja) スライド回転ヒンジ、及び携帯機器
JP2010032031A (ja) ヒンジユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120322

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120814