JP2010018192A - 電動ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動ブレーキ装置において、バッテリー電圧の低下によるエンストが起こることを防止しつつ、要求した制動力まで到達できるようにする。
【解決手段】バッテリー電圧の低下に応じて要求制動トルクの変化勾配にガードを掛ける勾配ガードを設定する。これにより、バッテリー電圧の低下時に、要求制動トルクの変化勾配にガードを掛けることができる。したがって、バッテリー電圧の低下時にアクチュエータ3での消費電力を低減することが可能となり、バッテリー電圧の低下によるエンストが起こることを防止しつつ、要求した制動力まで到達できるようにすることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブレーキ操作量に応じてブレーキ圧を電気的に制御する電動ブレーキ装置に関するものである。
従来、特許文献1において、電動モータにより制動トルクを制御する車両用の電動ブレーキ装置が提案されている。この電動ブレーキ装置では、ブレーキ操作量に基づいて制動トルクの加減を判定し、それに応じた電流を電動モータに供給することで効果的なブレーキ制御を行っている。
しかしながら、特許文献1に示される電動ブレーキ装置では、バッテリー電圧の低下時において、急に制動トルクを加減させるという制動要求が出されたときの電動モータの消費電力のピーク値が大きいため、オルタネータからバッテリーへの充電能力を超える可能性がある。例えば、電動ブレーキ装置では、通常の油圧ブレーキ装置と比べて高い応答性が得られることを利点としているため、1Gの減速度を発生させる制動トルクを短時間で発生させることになり、電動モータの消費電力が大きくなる。このような状況に至ると、さらにバッテリー電圧が低下し、エンジンストール(以下、エンストという)を起こすという問題がある。
一方、バッテリー電圧を考慮して、自動車内の装置駆動用の電動モータに流す電流を制限する技術が特許文献2に示されている。具体的には、特許文献2では、電動パワーステアリング装置において、バッテリー電圧に応じて電動モータに供給する電流を制限することにより、バッテリー電圧の低下を抑制し、バッテリー電圧が所定値以上に確保できるようにしている。
特許第3740007号公報 特開昭61−285171号公報
上記特許文献1に示すようなブレーキ操作量に基づいて制動トルクの加減を判定し、それに応じた電流を電動モータに供給する電動ブレーキ装置では、バッテリー低下時にエンストが起こる可能性がある。このため、この電動ブレーキ装置に対しても、特許文献2に示されるようにバッテリー電圧に応じて供給される電流を制限することにより、バッテリー電圧の低下を抑制でき、エンストが起こることを抑制することが可能になると考えられる。
しかしながら、バッテリー電圧に応じて電動ブレーキ装置に備えられた電動モータに供給される電流を制限すると、電動モータの消費電力のピーク値を減少させることは可能になるものの、要求した制動力まで到達できない可能性がある。
本発明は上記点に鑑みて、電動ブレーキ装置において、バッテリー電圧の低下によるエンストが起こることを防止しつつ、要求した制動力まで到達できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、バッテリー電圧検出部(2c)にてバッテリー電圧を検出すると共に、制動トルク演算部(2b)により操作検出部(2a)にて検出された操作量に対応する制動トルクを演算し、さらに、勾配設定部(2d)にてバッテリー電圧検出部(2c)で検出されたバッテリー電圧に応じて制動トルクの変化勾配を制限するための勾配ガードを設定する。また、要求制動トルク演算部(2b)により、制動トルク演算部(2b)にて演算された制動トルクの変化勾配が勾配ガード以下のときに該制動トルクを要求制動トルクとして演算し、制動トルク演算部(2b)にて演算された制動トルクの勾配が勾配ガードよりも大きいときに、制動トルクの変化勾配を勾配ガードの勾配とする。そして、モータ駆動部(2e)により、要求制動トルク演算部(2b)にて演算された要求制動トルクに対応する指示電流によって電動モータ(14、54)を駆動することを特徴としている。
このように、バッテリー電圧に応じて制動トルクの変化勾配にガードを掛ける勾配ガードを設定するようにしている。このため、バッテリー電圧の低下時に、制動トルクの変化勾配にガードを掛けることができる。これにより、電動ブレーキ装置において、バッテリー電圧の低下によるエンストが起こることを防止しつつ、要求した制動力まで到達できるようにすることが可能となる。
請求項2に記載の発明では、勾配設定部(2d)は、バッテリー電圧の低下度合いに応じて勾配ガードの勾配を異なる値に設定することを特徴としている。
このように、バッテリー電圧の低下度合いに応じて勾配ガードの勾配を異なる値に設定することができる。例えば、バッテリー電圧が第1閾値(ThA)より低下したときに第1勾配となる勾配ガードを設定し、さらに第1閾値(ThA)よりも小さな第2閾値(ThB)より低下したときに第1勾配よりも小さな第2勾配となる勾配ガードを設定することができる。
請求項3に記載の発明では、勾配設定部(2d)は、勾配ガードの勾配を前輪(FL、FR)と後輪(RL、RR)とで異なる値に設定することを特徴としている。このように、勾配ガードの勾配を前輪(FL、FR)と後輪(RL、RR)とで異なる値に設定することができる。
例えば、請求項4に記載したように、勾配設定部(2d)にて、勾配ガードの勾配を前輪(FL、FR)の方が後輪(RL、RR)よりも大きな値となるように設定すると好ましい。
このようにすれば、勾配ガードを設定しつつ、より高い制動力が要求される前輪(FL、FR)側の方が後輪(RL、RR)側よりも要求制動トルクを大きくすることができる。このため、前輪(FL、FR)と後輪(RL、RR)の双方をブレーキ操作部材(1)の操作量に対応する制動トルクを発生させた場合と比べて消費電力を低下させることができる。したがって、電動ブレーキ装置において、バッテリー電圧の低下によるエンストが起こることを防止しつつ、より高い制動力が必要となる前輪(FL、FR)側において応答性良く高い制動力が得られるようにすることができる。
請求項5に記載の発明では、モータ駆動部(2e)は、要求制動トルク演算部(2b)にて演算された要求制動トルクに基づいて前輪(FL、FR)の電動モータ(15、54)の方を後輪(RL、RR)の電動モータ(15、54)よりも早く駆動することを特徴としている。
このように、例えば前輪(FL、FR)に所望の要求制動トルクを発生させたのちに、後輪(RL、RR)にも所望の要求制動トルクを発生させるなど、前輪(FL、FR)と後輪(RL、RR)の制動トルクの発生タイミングをずらすこともできる。これにより、より前輪(FL、FR)側において優先的に応答性良く高い制動力が得られるようにすることができると共に、更に消費電力を低減することが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本実施形態にかかる電動ブレーキ装置が適用された車両の概略ブロック構成を図1に示す。また、図1中の電動ブレーキ装置を抽出したブロック構成を図2に示す。以下、これらの図に基づいて電動ブレーキ装置の構成について説明する。
本実施形態にかかる電動ブレーキ装置は、図1および図2に示すように、ブレーキ操作部材に相当するブレーキペダル1、電子制御ユニット(以下、ECUという)2、および各車輪FL、FR、RL、RRに対して制動力を発生させるための電動ブレーキ用のアクチュエータ3等を備えて構成されている。
この電動ブレーキ装置は、バッテリー4からアクチュエータ3に対して電流が供給されることでアクチュエータ3が駆動され、各車輪FL〜RRに対して制動力を発生させる。このとき、バッテリー電圧低下時においてアクチュエータ3での消費電力が大きいと、エンジン5の駆動に基づいてオルタネータ6が発電してバッテリー4が充電されても、オルタネータ6からバッテリー4への充電能力を超える可能性がある。このような場合、バッテリー電圧がエンジンECU7の駆動下限電圧もしくはイグナイタ8の点火に必要な電圧を下回り、エンストを起こすことになる。このため、本実施形態では、電動ブレーキ装置にてバッテリー4の電圧(バッテリー電圧)を検出し、バッテリー電圧に基づいてアクチュエータ3を制御することにより、エンストを防止する。
ブレーキペダル1には、ブレーキペダル1の操作量、例えば踏力やストローク量に応じた検出信号を出力するペダル操作センサ1aが取り付けられている。このペダル操作センサ1aからの検出信号がECU2に送られる。
ECU2は、ペダル操作センサ1aの検出信号およびバッテリー電圧を入力し、その検出信号やバッテリー電圧に基づいて各種演算を行う。例えば、アクチュエータ3を駆動することで発生させるべき要求制動トルク、すなわち各車輪FL〜RRに発生させたい制動トルクに応じた指示電流を求め、その大きさの指示電流を各車輪FL〜RRに備えられたアクチュエータ3に対して供給する。具体的には、ECU2は、ペダル操作検出部2a、要求制動トルク演算部2b、バッテリー電圧検出部2c、加減勾配設定部(勾配設定部)2dおよびモータ駆動部2eを備えて構成されている。
べダル操作検出部2aは、ペダル操作センサ1aからの検出信号を受け取ることで、ブレーキペダル1の操作量、例えば踏力やストローク量を検出する。
要求制動トルク演算部2bは、ペダル操作検出部2aで検出されたブレーキペダル1の操作量に対応する制動トルクを演算し、後述するように加減勾配設定部2dにて設定される制動トルクの勾配ガードに基づいて制動トルクの勾配に制限を掛け、要求制動トルクを求める。すなわち、勾配ガードは、ブレーキペダル1の操作量に対応する制動トルクの加減の変化勾配に上限を設定するものであり、この勾配ガードに対応する制動トルクの上限値(以下、勾配ガード値という)よりも大きければ、要求制動トルクが勾配ガード値に設定される。
バッテリー電圧検出部2cは、バッテリー電圧、つまりバッテリー4の+端子の電位もしくはそれを分圧抵抗などによって分圧した電位を入力することにより、バッテリー電圧を検出する。なお、ここではバッテリー電圧もしくはそれを分圧した電位を入力することによりバッテリー電圧の検出を行っているが、エンジンECU7において元々バッテリー電圧を検出しているため、その検出値を直接入力することによりバッテリー電圧を検出することもできる。
加減勾配設定部2dは、バッテリー電圧検出部2cで検出されたバッテリー電圧に基づいて、制動トルクの加減の勾配ガードを設定する。すなわち、バッテリー電圧が低下している状況において、急に要求制動トルクを加減させると、上述したようにオルタネータ6からバッテリー4への充電能力を超えてしまい、エンストを起こす可能性がある。このため、下限勾配演算部2dでは、バッテリー電圧が低下していることを検出し、その低下度合いに応じて勾配ガードを設定する。
モータ駆動部2eは、要求制動トルク演算部2bにおいてブレーキペダル1の操作量および勾配ガード値に基づいて演算した要求制動トルクに基づいて、それと対応する指示電流、すなわち、要求制動トルクを発生させるためにアクチュエータ3に流すべき電流値を演算すると共に、それをアクチュエータ3に対して流す。
アクチュエータ3は、図1に示すように、4つの車輪FL〜RRのそれぞれに設けられているが、図2では4つの車輪のうちの1つに設けられたものを代表的に図示してある。本実施形態のアクチュエータ3は、電動式のディスクブレーキであり、車輪FL〜RRと共に回転するディスクロータ10とディスクロータ10の両側においてディスクロータ10を挟むように配置された一対のブレーキパッド11、12と、ディスクロータ10をまたいで一対のブレーキパッド11、12を保持するキャリパ13とを有して構成されている。
キャリパ13内には、モータ駆動部2eから供給される電流に従って回転させられる電動モータ14と、電動モータ14の回転軸の回転を減速する減速機部15と、減速機部15にて減速した回転を軸方向の力に変換して図示しないピストンを直進運動させる直動変換部16とが配置されている。そして、直動変換部16にて電動モータ14および減速機部15における回転方向の力が直進方向の力に変換され、それによってピストンが直進運動させられる。そして、ピストンがディスクロータ10側に直進運動させられると、ブレーキパッド11、12にてディスクロータ10が挟み込まれ、ディスクロータ10に対して回転を停止させるような摩擦力が加えられる。これにより、ディスクロータ10と共に回転している各車輪FL〜RRの回転も停止させられていき、車輪FL〜RRに取り付けられたタイヤと路面との間に発生する摩擦力により制動力が得られる。逆に、ピストンがディスクロータ10と離れる側に直進運動させられると、ブレーキパッド11、12がディスクロータ10から離され、発生させられていた制動力が解除される。
なお、アクチュエータ3の詳細構造に関しては、特開2005−67401号公報などにおいて公知となっているため、説明を省略する。
以上説明した電動ブレーキ装置において、要求制動トルク出力処理を行う。この要求制動トルク出力処理について、図3に示す要求制動トルク出力処理のフローチャートを参照して説明する。なお、図3に示される要求制動トルク出力処理は、上述したECU2を構成する各要素2a〜2eにて行われ、図示しないイグニッションスイッチがONされると所定の制御周期毎に実行される。
まず、図3に示すように、ステップ100では、制動トルク演算を行う。この処理は、ペダル操作センサ1aからの検出信号に基づいてブレーキペダル1の操作量を検出し、検出された操作量と対応する制動トルクを演算することにより行われる。
次に、ステップ105に進み、バッテリー電圧を検出する。この処理は、バッテリー電圧もしくはそれを分圧した電位などに基づいて行われる。
続いて、ステップ110では、バッテリー電圧が予め決められた第1閾値ThA以下であるか否かを判定する。ここでいう第1閾値ThAとは、バッテリー電圧が低下していることを判定するための閾値であり、バッテリー電圧が第1閾値ThA以下であれば、バッテリー電圧が低下していることを表している。このため、ここで肯定判定されればステップ115に進む。そして、否定判定されれば、バッテリー電圧が低下しておらず、勾配ガードを設定する必要が無いため、そのまま処理を終了する。
さらに、ステップ115でバッテリー電圧が第2閾値ThB以下であるか否かを判定する。ここでいう第2閾値ThBとは、バッテリー電圧の低下度合いを調べるために用いる閾値である。この第2閾値ThBは、上述した第1閾値ThAよりも小さな値に設定され、第2閾値ThBよりも大きければバッテリー電圧の低下度合いはあまり大きくなく、第2閾値ThBよりも小さければバッテリー電圧の低下度合いが大きいと判定する。このため、本ステップで否定判定されればステップ120に進んで勾配ガード1、つまり比較的急勾配である第1勾配を設定し、肯定判定されればステップ125に進んで勾配ガード2、つまり比較的緩勾配である第2勾配を設定する。
そして、ステップ120で勾配ガード1が設定されると、ステップ130に進み、制動トルクの勾配が勾配ガード1以上であるか否かを判定する。つまり、制動トルクの勾配が大きいとエンストを起こす可能性があるため、ステップ100で演算された制動トルクをそのまま要求制動トルクとして出力するのは好ましくない。このため、制動トルクの勾配を勾配ガード1と大小比較している。なお、制動トルクの勾配は、例えば、ステップ100において今回の制御周期のときに演算された制動トルクと前回の制御周期のときに演算された制動トルクの差を演算することにより求められる。ここで、肯定判定されればステップ135に進み、否定判定されればステップ140に進む。
ステップ135では、ステップ100で演算された制動トルクをそのまま要求制動トルクとして出力するとエンストを起こす可能性があるため、設定された勾配ガード1と対応する勾配ガード値、つまり前回の制御周期のときに演算された制動トルクに対して第1勾配に従って制動トルクを加減した値を演算する。この勾配ガード値が今回の制御周期のときの制動トルクの上限値(もしくは下限値)となる。そして、この勾配ガード値を要求制動トルクとして出力する。
また、ステップ140では、ステップ100で演算された制動トルクをそのまま出力してもエンストを起こさないと考えられるため、ステップ100で演算された制動トルクを要求制動トルクとして出力する。
一方、ステップ125で勾配ガード2が設定された場合にも、ステップ145において、制動トルクの勾配が勾配ガード2以上であるか否かを判定する。つまり、要求制動トルクの勾配が大きいとエンストを起こす可能性があるため、ステップ100で演算された制動トルクをそのまま要求制動トルクとして出力するのは好ましくない。このため、制動トルクの勾配を勾配ガード2と大小比較している。ここで、肯定判定されればステップ150に進み、否定判定されればステップ155に進む。
ステップ150では、ステップ100で演算された制動トルクをそのまま要求制動トルクとして出力するとエンストを起こす可能性があるため、設定された勾配ガード2と対応する勾配ガード値、つまり前回の制御周期のときに演算された要求制動トルクに対して第2勾配に従って制動トルクを加減した値を演算する。この勾配ガード値が今回の制御周期のときの要求制動トルクの上限値(もしくは下限値)となる。そして、この勾配ガード値を要求制動トルクとして出力する。
また、ステップ155では、ステップ100で演算された制動トルクをそのまま要求制動トルクとして出力してもエンストを起こさないと考えられるため、ステップ100で演算された制動トルクを要求制動トルクとして出力する。
このようにして要求制動トルクが演算されると、モータ駆動部2eにて、それに対応する指示電流を演算する。そして、その指示電流がアクチュエータ3に流されることで、電動モータ14が回転させられ、その回転が減速機部15にて減速されたのち、直動変換部16にて直進方向の力に変換され、それにより直動変換部16内のピストンが直進運動させられる。
これにより、ブレーキペダル1が踏み込まれたときであれば、ブレーキパッド11、12にてディスクロータ10が挟み込まれ、制動力が発生させられる。逆に、ブレーキペダル1の踏み込みが解除されるときであれば、ブレーキパッド11、12がディスクロータ10から離され、発生させられていた制動力が解除される。
なお、上述したように、図3に示される要求制動トルク出力処理はECU2を構成する各要素2a〜2eにて行われる。具体的には、ステップ100はECU2内のペダル操作検出部2aおよび要求制動トルク演算部2bにて行われ、ステップ105はバッテリー電圧検出部2cにて行われ、ステップ115〜ステップ125は下限勾配演算部2dにより行われ、ステップ130〜ステップ155は要求制動トルク演算部2bにて行われる。
以上説明したように、バッテリー電圧の低下に応じて制動トルクの変化勾配にガードを掛ける勾配ガードを設定するようにしている。このため、バッテリー電圧に応じて以下のように勾配ガードが変化し、アクチュエータ3での消費電力が変化する。図4(a)、(b)は、それぞれ、バッテリー電圧に対する制動トルクの変化およびアクチュエータ3の消費電力の関係を示したグラフである。
図4(a)に示されるように、ブレーキペダル1の操作量に対応する制動トルクが図中破線のように示されるとすると、図4(b)に示されるように瞬間的なアクチュエータ3での消費電力が図中破線に示すように非常に大きくなる。このため、バッテリー電圧が低下していると、エンストを起こす可能性がある。
これに対し、バッテリー電圧が第1閾値ThAよりもバッテリー電圧が低下した場合には、勾配ガードが設定され、バッテリー電圧が第1閾値ThA以下かつ第2閾値ThBより大きければ勾配ガード1、バッテリー電圧が第2閾値ThB以下であれば勾配ガード2が設定される。このため、バッテリー低下時にブレーキペダル1の操作量に対応する制動トルクが大きいと、勾配ガードが設定されることによってバッテリー電圧の低下の度合いに応じて、要求制動トルクの変化勾配が制限される。これにより、図4(a)、(b)中細線で示したように勾配ガード1が設定されたときには、ブレーキペダル1の操作量に対応する制動トルク通りの勾配とされる場合と比較して消費電力を低減することが可能となり、さらに太線で示したように勾配ガード2が設定されると、より一層消費電力を低減することが可能となる。そして、このように制動トルクの変化勾配を制限しても、最終的に発生させている制動トルクはブレーキペダル1の操作量に対応する制動トルク通りであるため、要求した制動力を発生させることも可能となる。
したがって、電動ブレーキ装置において、バッテリー電圧の低下によるエンストが起こることを防止しつつ、要求した制動力まで到達できるようにすることが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に示した勾配ガードを前輪FL、FRと後輪RL、RRそれぞれで異なる値にするものであり、その他の部分に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5は、本実施形態の電動ブレーキ装置が実行する要求制動トルク出力処理のフローチャートである。
この図に示されるように、基本的には図3に示した第1実施形態の電動ブレーキ装置が実行する要求制動トルク出力処理と同様であるが、バッテリー電圧が第2閾値ThBより大きく第1閾値ThA以下の場合に、ステップ120Aにおいて、図3のステップ120の代わりに前輪用(Fr用)勾配ガード1と後輪用(Rr用)勾配ガード1をそれぞれ設定する点が異なる。また、バッテリー電圧が第2閾値ThB以下の場合に、ステップ125Aにおいて、図3のステップ125の代わりに前輪用(Fr用)勾配ガード2と後輪用(Rr用)勾配ガード2をそれぞれ設定する点も異なる。
このように、勾配ガード1、2を前輪用勾配ガード1、2と後輪用勾配ガード1、2のように、前輪用と後輪用に分けて設定することもできる。そして、このように前輪用勾配ガード1、2と後輪用勾配ガード1、2のように分ける場合には、ステップ130やステップ145において、制動トルクの勾配が勾配ガード1、2以上であるか否かを判定する際に、各車輪FL〜RRごとに比較を行うようにする。これにより、前輪FL、FRと後輪RL、RRそれぞれに対して異なる勾配ガード1、2に応じた要求制動トルクを得ることができる。
図6(a)、(b)は、それぞれ、バッテリー電圧に対する要求制動トルクの変化およびアクチュエータ3の消費電力の関係を示したグラフである。
図6(a)に示されるように、勾配ガード1を前輪用勾配ガード1と後輪用勾配ガード1に分け、前輪用勾配ガード1の方が後輪用勾配ガード1よりも大きな勾配となるようにしている。また、勾配ガード2についても、前輪用勾配ガード2と後輪用勾配ガード2に分け、前輪用勾配ガード2の方が後輪用勾配ガード2よりも大きな勾配となるようにしている。これにより、勾配ガード1、2を設定しつつ、より高い制動力が要求される前輪FL、FR側の方が後輪RL、RR側よりも要求制動トルクを大きくすることができる。
そして、このような場合でも、図6(b)に示されるように、前輪FL、FRと後輪RL、RRの双方にブレーキペダル1の操作量に対応する制動トルクを発生させた場合と比べてアクチュエータ3での消費電力を低下させることができる。したがって、電動ブレーキ装置において、バッテリー電圧の低下によるエンストが起こることを防止しつつ、より高い制動力が必要となる前輪FL、FR側において応答性良く高い制動力が得られるようにすることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態も、第2実施形態と同様に勾配ガードを前輪FL、FRと後輪RL、RRそれぞれで異なる値にし、かつ、前輪FL、FRと後輪RL、RRの制動トルクの発生タイミングをずらすようにしたものであり、その他の部分に関しては第2実施形態と同様であるため、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7は、本実施形態の電動ブレーキ装置が実行する要求制動トルク出力処理のフローチャートである。
この図に示されるように、基本的には図5に示した第2実施形態の電動ブレーキ装置が実行する要求制トルク出力処理と同様であるが、前輪用勾配ガード1、2と後輪用勾配ガード1、2を設定した後の処理が第2実施形態と異なっている。
具体的には、ステップ120Aにおいて、勾配ガード1として前輪用勾配ガード1と後輪用勾配ガード1が設定されたのちステップ130において制動トルクが勾配ガード1以上であれば、ステップ165に進む。なお、ここで制動トルクと比較する勾配ガード1には、前輪用勾配ガード1と後輪用勾配ガード1のうち勾配が大きい方を用いている。
そして、ステップ165において、設定された前輪用勾配ガード1と対応する勾配ガード値、つまり前回の制御周期のときに演算された要求制動トルクに対して前輪用勾配ガード1の勾配に従って制動トルクを加減した値を演算する。この勾配ガード値が今回の制御周期のときの要求制動トルクの上限値(もしくは下限値)となる。そして、この勾配ガード値を前輪FL、FRに対する要求制動トルクとして出力する。
続いて、ステップ170に進み、前輪FL、FRに発生させられた制動トルクが要求制動トルクに至ったか否かを判定し、肯定判定されればステップ175に進む。そして、設定された後輪用勾配ガード1と対応する勾配ガード値、つまり前回の制御周期のときに演算された要求制動トルクに対して後輪用勾配ガード1の勾配に従って制動トルクを加減した値を演算する。この勾配ガード値が今回の制御周期のときの要求制動トルクの上限値(もしくは下限値)となる。そして、この勾配ガード値を後輪RL、RRに対する要求制動トルクとして出力する。
一方、ステップ125Aにおいて、勾配ガード2として前輪用勾配ガード2と後輪用勾配ガード2が設定されたのちステップ145において制動トルクが勾配ガード2以上であれば、ステップ180に進む。なお、ここで制動トルクと比較する勾配ガード2には、前輪用勾配ガード2と後輪用勾配ガード2のうち勾配が大きい方を用いている。
そして、ステップ180において、設定された前輪用勾配ガード2と対応する勾配ガード値、つまり前回の制御周期のときに演算された要求制動トルクに対して前輪用勾配ガード2の勾配に従って制動トルクを加減した値を演算する。この勾配ガード値が今回の制御周期のときの要求制動トルクの上限値(もしくは下限値)となる。そして、この勾配ガード値を前輪FL、FRに対する要求制動トルクとして出力する。
続いて、ステップ185に進み、前輪FL、FRに発生させられた制動トルクが要求制動トルクに至ったか否かを判定し、肯定判定されればステップ190に進む。そして、設定された後輪用勾配ガード2と対応する勾配ガード値、つまり前回の制御周期のときに演算された要求制動トルクに対して後輪用勾配ガード2の勾配に従って制動トルクを加減した値を演算する。この勾配ガード値が今回の制御周期のときの要求制動トルクの上限値(もしくは下限値)となる。そして、この勾配ガード値を後輪RL、RRに対する要求制動トルクとして出力する。
図8(a)、(b)は、それぞれ、バッテリー電圧に対する要求制動トルクの変化およびアクチュエータ3の消費電力の関係を示したグラフである。
図8(a)に示されるように、勾配ガード1、2を前輪用勾配ガード1、2と後輪用勾配ガード1、2に分けているだけでなく、前輪FL、FRに所望の要求制動トルクを発生させてから、後輪RL、RRにも所望の要求制動トルクが発生させられるようにしている。これにより、より応答性が必要となる前輪FL、FR側の方が後輪RL、RR側よりも早く要求制動トルクを得ることができる。
さらに、図8(b)に示されるように、前輪FL、FRと後輪RL、RRの双方に対して同時に制動トルクを立ち上げた場合に比べて、よりアクチュエータ3での消費電力を抑えることが可能となる。
このように、前輪FL、FRに所望の要求制動トルクを発生させたのちに、後輪RL、RRにも所望の要求制動トルクを発生させるなど、前輪FL、FRと後輪RL、RRの制動トルクの発生タイミングをずらすこともできる。これにより、より前輪FL、FR側において優先的に応答性良く高い制動力が得られるようにすることができると共に、更にアクチュエータ3での消費電力を低減することが可能となる。
(第4実施形態)
上記各実施形態では、図1に示すようなアクチュエータ3に備えられた電動モータ14を駆動するものに対して、本発明を適用した場合について説明したが、電動モータによってマスタシリンダ(以下、M/Cという)を加圧するような構造の電動ブレーキ装置に本発明を適用することもできる。
図9は、本実施形態にかかる電動ブレーキ装置の全体構成を示した図である。この図に示すように、本実施形態にかかる電動ブレーキ装置には、運転者の制動要求に応じて操作されるブレーキペダル51、ペダル操作センサ51a、ストロークシミュレータ52が備えられている。ストロークシミュレータ52は、ブレーキペダル51によって踏み込まれるピストン52a、ピストン52aが摺動するシリンダ52b、シリンダ52b内に配置されたスプリング52cを備えた構成とされている。そして、ブレーキペダル51とピストン52aとが接続されており、ブレーキペダル51の踏み込みが成されると、スプリング52cからのバネ力によってペダル操作量に応じた反力とストロークがブレーキペダル51に加えられるようになっている。
また、電動ブレーキ装置には、ブレーキペダル51とは分離された構成として、M/C53、電動モータ54及びギア機構55、ABSアクチュエータ56、各車輪に対応したW/C57a〜57dが備えられている。
M/C53は、マスタピストン53aによってプライマリ室53bとセカンダリ室53cとに分割され、プライマリ室53bが第1配管系統、セカンダリ室53cが第2配管系統に接続された構成とされている。そして、ピストンロッド53dの軸方向への移動に伴ってマスタピストン53aを移動させ、各部屋53b、53cのブレーキ液圧(以下、M/C圧という)を増加させて、各W/Cのブレーキ液圧(以下、W/C圧という)を増加させる。また、M/C53にはマスタリザーバ53eが備えられており、各部屋53b、53cそれぞれがマスタリザーバ53eに接続された構成とされている。
電動モータ54は、ペダル操作センサ51aでの検出信号に応じた回転駆動力(出力)を発生させる。ギア機構55は、ボールネジやラックアンドピニオンなどで構成されており、電動モータ54での回転駆動力を直進運動に変換する。このギア機構55によって、上述したピストンロッド53dが駆動され、電動モータ54の回転駆動力がギア機構55によって直進運動に変換されると、その変換後の力に応じてピストンロッド53dが駆動される。すなわち、電動モータ54の回転駆動力に応じたM/C圧を発生させ、それに応じたW/C圧を発生させる。なお、ギア機構55には、モータ必要トルクと必要軸力を調整するために、減速、増速ギアが備えられても良い。
ABSアクチュエータ56は、従来と同様の一般的な構成のものであり、各W/C57a〜57dそれぞれに発生させるW/C圧の増圧、保持、減圧を各輪独立して制御できるように構成されている。なお、ABSアクチュエータ56に関しては、従来から周知の一般的な構造であるため、詳細な構造については省略する。
さらに、電動ブレーキ装置には、電動モータ54及びABSアクチュエータ56を駆動するためのECU58が備えられている。このECU58には、ペダル操作センサ51aからの検出信号等が入力されるようになっている。そして、ECU58は、入力された各信号に基づいて各種演算を行い、この演算によって求められるブレーキペダル51の操作量等に基づいて、電動モータ54及びABSアクチュエータ56への駆動信号を出力する。
このように、ブレーキペダル51の操作量に基づいて電動モータ54を駆動し、M/C53内にM/C圧を発生させ、それに基づいてW/C圧を発生させるような装置、すなわち電動モータ54の駆動力によってブレーキ液圧を発生させるような機構を介してW/C圧を発生させる電動ブレーキ装置に対しても、上記各実施形態を適用することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、電動ブレーキ装置として、第1〜第3実施形態のように電動モータ14を駆動することにより直接制動力を発生させるような構造と、第4実施形態のように電動モータ54を駆動することにより油圧回路内にブレーキ液圧を発生させ、それにより制動力を発生させる構造の一例を示した。しかしながら、これらは単なる一例であり、電動モータ14、54を通じて直接もしくは油圧回路を介して制動力を発生させるような構造であれば、どのような構造のものに対しても本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態にかかる電動ブレーキ装置が適用された車両の概略ブロック構成を示す図である。 図1中の電動ブレーキ装置を抽出したブロック構成を示す図である。 要求制動トルク出力処理のフローチャートである。 (a)、(b)は、それぞれ、バッテリー電圧に対する要求制動トルクの変化およびアクチュエータ3の消費電力の関係を示したグラフである。 本発明の第2実施形態の電動ブレーキ装置が実行する要求制動トルク出力処理のフローチャートである。 (a)、(b)は、それぞれ、バッテリー電圧に対する要求制動トルクの変化およびアクチュエータ3の消費電力の関係を示したグラフである。 本発明の第3実施形態の電動ブレーキ装置が実行する要求制動トルク出力処理のフローチャートである。 (a)、(b)は、それぞれ、バッテリー電圧に対する要求制動トルクの変化およびアクチュエータ3の消費電力の関係を示したグラフである。 本発明の第4実施形態にかかる電動ブレーキ装置の全体構成を示した図である。
符号の説明
1、51…ブレーキペダル、1a、51a…ペダル操作センサ、2…ECU、2a…ペダル操作検出部、2b…要求制動トルク演算部、2c…バッテリー電圧検出部、2d…下限勾配演算部、2d…加減勾配設定部、2e…モータ駆動部、3…アクチュエータ、4…バッテリー、5…エンジン、6…オルタネータ、7…エンジンECU、10…ディスクロータ、11、12…ブレーキパッド、13…キャリパ、14…電動モータ、15…減速機部、16…直動変換部、52…ストロークシミュレータ、53…M/C、54…電動モータ、55…ギア機構、56…ABSアクチュエータ

Claims (5)

  1. 指示電流によって電動モータ(14、54)を駆動し、各車輪の摩擦材(11、12)を被摩擦材(10)に押圧することで車両に制動力を発生させる電動ブレーキ装置において、
    ブレーキ操作部材(1、51)の操作量を検出する操作検出部(2a)と、
    バッテリー電圧を検出するバッテリー電圧検出部(2c)と、
    前記操作検出部(2a)にて検出された前記操作量に対応する制動トルクを演算する制動トルク演算部(2b)と、
    前記バッテリー電圧検出部(2c)で検出された前記バッテリー電圧に応じて、前記制動トルクの変化勾配を制限するための勾配ガードを設定する勾配設定部(2d)と、
    前記制動トルク演算部(2b)にて演算された前記制動トルクの変化勾配が前記勾配ガード以下のときに該制動トルクを要求制動トルクとして演算し、前記制動トルク演算部(2b)にて演算された前記制動トルクの勾配が前記勾配ガードよりも大きいときに、前記制動トルクの変化勾配を前記勾配ガードの勾配とした要求制動トルクを演算する要求制動トルク演算部(2b)と、
    前記要求制動トルク演算部(2b)にて演算された前記要求制動トルクに対応する指示電流によって前記電動モータ(14、54)を駆動するモータ駆動部(2e)と、を備えていることを特徴とする電動ブレーキ装置。
  2. 前記勾配設定部(2d)は、前記バッテリー電圧の低下度合いに応じて前記勾配ガードの勾配を異なる値に設定することを特徴とする請求項1に記載の電動ブレーキ装置。
  3. 前記勾配設定部(2d)は、前記勾配ガードの勾配を前輪(FL、FR)と後輪(RL、RR)とで異なる値に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の電動ブレーキ装置。
  4. 前記勾配設定部(2d)は、前記勾配ガードの勾配を前記前輪(FL、FR)の方が前記後輪(RL、RR)よりも大きな値となるように設定することを特徴とする請求項3に記載の電動ブレーキ装置。
  5. 前記モータ駆動部(2e)は、前記要求制動トルク演算部(2b)にて演算された前記要求制動トルクに基づいて前記前輪(FL、FR)の前記電動モータ(15、54)の方を前記後輪(RL、RR)の前記電動モータ(15、54)よりも早く駆動することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電動ブレーキ装置。
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