JP2010014329A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】結露水に対する水はけ性を向上させた熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器10では、扁平管11の平面部11aが、空気流の下流側になるほど高さが低くなるように傾斜している。波形フィン12の空気流の上流側端面12e及び下流側端面12fは、鉛直方向とほぼ平行である。波形フィン12表面及び扁平管11表面で発生した結露水は、傾斜した扁平管11の平面部11aに沿って流れ、下方の波形フィン12の下流側端面12f上部へ移動する。下流側端面12fはほぼ鉛直に立っているので、結露水の降下速度が速く、水はけがよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、扁平管とフィンとを備えた熱交換器に関する。
従来、扁平管の平面部を水平にし、平面部と平面部との間にフィンを配置した熱交換器が広く普及している。このような熱交換器では、フィンが扁平管によって分断されているので、結露水が滞留して通風抵抗となる。この結露水の滞留を解消するために、フィンの端部から突出部を空気流の下流側へ突出させ、その突出部に切り欠きを設けた熱交換器が提供されている(特許文献1参照)。特許文献1に開示されている熱交換器によれば、発生した結露水は、空気流に押されて下流側に集まり、切り欠きを通って下方へ落下する。
しかしながら、上記のような熱交換器では、結露水が切り欠きから落下するのは、結露水が自重で落下できる程度の大きさまで成長したときであって、周期的に結露水が熱交換器に滞留することがあり、結露水に対する水はけ性は低い。また、熱交換器の小型化がさらに進む状況下において、熱交換器の小型化は結露水に対する熱交換器の水はけ性を低下させる可能性が高いので、さらなる水はけ性の向上が求められている。
実公昭63−6632号公報
本発明の課題は、結露水に対する水はけ性を向上させた熱交換器を提供することにある。
第1発明に係る熱交換器は、扁平管とフィンとを備えている。扁平管は、平面部を上下方向に向けた状態で複数段配列されている。フィンは、上下に隣接する扁平管に挟まれた通風空間に波形に折り曲げられた状態で配置されている。扁平管の平面部は、通風空間を通過する空気流の下流側になるほど高さが低くなるように傾斜している。フィンの空気流の上流側端面及び下流側端面は、鉛直方向とほぼ平行である。
この熱交換器では、フィン表面及び扁平管表面で発生した結露水が、傾斜した扁平管の平面部に沿って流れ落ちる。そして、結露水が下方のフィン端面の上部に伝わったとき、フィンの端面がほぼ鉛直に立っているので、結露水の降下する速度が従来品よりも速くなり、水はけがさらによくなる。さらに、扁平管の傾斜した平面部とフィンの端面とが垂直になっている従来品と比較して、その平面部とフィンとの接触域が広くなるので、熱交換性能が向上する。
第2発明に係る熱交換器は、第1発明に係る熱交換器であって、フィンが波形に折り曲げられる前の平板状態へ展開されたときの端面が、ジグザグにせん断されている。
この熱交換器では、折り曲げ後のフィンの端面は、フィンが通風空間に配置されたときに鉛直方向とほぼ平行になる。その結果、フィンの加工が容易で生産性が高くなる。
第3発明に係る熱交換器は、第1発明に係る熱交換器であって、フィンが波形に折り曲げられたときの扁平管の平面部と接する予定の部分が、台形形状に折り曲げられている。
この熱交換器では、折り曲げ後のフィンの端面は、フィンが通風空間に配置されたときに鉛直方向とほぼ平行となる。その結果、フィンの加工が容易で生産性が高くなる。
第4発明に係る熱交換器は、第1発明から第3発明のいずれか1つに係る熱交換器であって、扁平管及び/又はフィンと接触する補助フィンをさらに備えている。補助フィンは、通風空間から空気流の下流側へはみ出ている。
この熱交換器では、フィン表面及び扁平管表面で発生した結露水が、補助フィンを介して下方へ流れるので、さらに水はけがよくなる。
第1発明に係る熱交換器では、結露水の降下する速度が速く、水はけがよい。さらに、平面部とフィンとの接触域が広く、熱交換性能が向上する。
第2発明又は第3発明に係る熱交換器では、フィンの加工が容易で生産性が高い。
第4発明に係る熱交換器では、フィン表面及び扁平管表面で発生した結露水が補助フィンを介して下方へ流れるので、さらに水はけがよくなる。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
〔第1実施形態〕
<熱交換器10の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る熱交換器の正面図であり、図2は、図1の熱交換器を扁平管の長手方向と垂直な平面で切断したときの部分断面図である。図1において、熱交換器10は、扁平管11、波形フィン12及びヘッダ15を備えている。
(扁平管11)
図2において、扁平管11は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から成形されており、伝熱面となる平面部11aと、冷媒が流れる複数の冷媒流路11bを有している。扁平管11は、平面部11aを上下に向けた状態で、且つ平面部11aを空気流Aの下流側になるほど高さが低くなるように傾斜させた状態で複数段配列されている。
(波形フィン12)
図3は、波形フィンの斜視図である。図3において、波形フィン12は、波形に折り曲げられたアルミニウム製またはアルミニウム合金製のフィンである。波形フィン12は、上下に隣接する扁平管11に挟まれた通風空間に配置され、谷部及び山部となる折り曲げ部12bが扁平管11の平面部11aと接触している(図1参照)。なお、折り曲げ部12bと平面部11aとはロウ付け溶接されている。
図2に示すように、伝熱面12aは、通風空間を通過する空気流Aと熱交換する部分であり、効率よく熱交換を行うためのルーバー12cが形成されている。ルーバー12cは、伝熱面12aの一方の面から他方の面へ貫通する開口を形成している。説明の便宜上、図2正面視において、伝熱面12aの正面側を「第1面」、背面側を「第2面」と呼ぶ。伝熱面12aの中央から上流側に位置するルーバー12c群は、空気流が第2面からから第1面へ流れるように傾いており、伝熱面12aの中央から下流側に位置するルーバー12c群は、空気流が第1面からから第2面へ流れるように傾いている。
波形フィン12では、空気流Aの上流側に位置する上流側端面12eと下流側に位置する下流側端面12fとが、鉛直方向とほぼ平行になっている。本実施形態では、波形フィン12は、傾斜した扁平管11の平面部11aに置かれたときに、上流側端面12eと下流側端面12fとが鉛直方向とほぼ平行となるように、波形フィン12の素材を波形に折り曲げる前段階で、その素材に所定の加工を行っている。
図4は、波形フィンの展開図である。図4において、展開された波形フィン12は、平行四辺形の伝熱面12aが長辺と垂直な方向に一定間隔で、且つ隣接する伝熱面12aの短辺同士が平行とならないように並んでいる。その結果、隣接する伝熱面12aとの間に長方形領域が形成され、この長方径領域が波形フィン12の折り曲げ部12bである。
平行四辺形の伝熱面12aの短辺は、上流側端面12e又は下流側端面12fであるので、上流側端面12e又は下流側端面12fは波形フィン12の長手方向にそってジグザグに並ぶ。その結果、波形フィン12が折り曲げられたとき、上流側端面12e及び下流側端面12fは、折り曲げ部12bに対して傾いた姿勢を成す。そして、折り曲げ部12bが傾いた扁平管11の平面部11aに置かれたとき、上流側端面12e及び下流側端面12fは鉛直方向と平行になる。
(ヘッダ15)
図1において、ヘッダ15は、上下方向に複数段配列された扁平管11の両端に連結されている。説明の便宜上、図1の正面視右側のヘッダを「第1ヘッダ151」と呼び、左側のヘッダを「第2ヘッダ152」と呼ぶ。第1ヘッダ151及び第2ヘッダ152は、扁平管11を支持する機能と、冷媒を扁平管11の冷媒流路11bに導く機能と、冷媒流路11bから出てきた冷媒を集合させる機能とを有している。
(冷媒の流れ)
図1において、第1ヘッダ151の入口151aから流入した冷媒は、最上段の扁平管11の各冷媒流路11bへほぼ均等に分配され第2ヘッダ152に向って流れる。第2ヘッダ152に達した冷媒は、2段目の扁平管11の各冷媒流路11bへ均等に分配され第1ヘッダ151へ向って流れる。以降、奇数段目の扁平管11内の冷媒は、第2ヘッダ152へ向って流れ、偶数段目の扁平管11内の冷媒は、第1ヘッダ151に向って流れる。そして、最下段で且つ偶数段目の扁平管11内の冷媒は、第1ヘッダ151に向って流れ、第1ヘッダ151で集合し出口151bから流出する。
なお、冷媒の流れ方は、用途又は冷媒の圧力損失の程度に応じて変更される。例えば、冷媒が複数の扁平管11内を同時に同方向へ流れるようにして冷媒の圧力損失を抑えてもよい。以下、再度、図1を参照しながら、冷媒の他の流れ方を説明する。
先ず、第1ヘッダ151の入口151aから流入した冷媒は、最上段及び第2段目の扁平管11の各冷媒流路11bへほぼ均等に分配され第2ヘッダ152に向って流れる。第2ヘッダ152に達した冷媒は、第3段目及び第4段目の扁平管11の各冷媒流路11bへ均等に分配され第1ヘッダ151に向って流れる。第1ヘッダ151に達した冷媒は第5段目及び第6段目の扁平管11の各冷媒流路11bへほぼ均等に分配され第2ヘッダ152に向って流れる。第2ヘッダ152に達した冷媒は、第7段目及び第8段目の扁平管11の各冷媒流路11bへほぼ均等に分配されヘッダ151に向って流れる。そして、第1ヘッダ151で集合した冷媒は出口151bから流出する。これによって、1つに冷媒流路11bを通る冷媒の流速が低くなり、冷媒の圧力損失が軽減される。
熱交換器10が蒸発器として機能するとき、冷媒流路11bを流れる冷媒は、波形フィン12を介して通風空間を流れる空気流から吸熱する。熱交換器10が凝縮器として機能するときは、冷媒流路11bを流れる冷媒は、波形フィン12を介して通風空間を流れる空気流へ放熱する。
(結露水の流れ)
一般に、扁平管11が平面部11aを上下に向けて配列されているとき、熱交換器表面の水はけが悪く、蒸発器として利用した場合、滞留した結露水が空気流の抵抗となり熱交換性能が低下することがある。しかし、本実施形態の熱交換器10では、図2に示すように、扁平管11の平面部11aが傾いているので結露水は滞留することがない。以下、結露水の流れについて図面を用いて説明する。
図2において、波形フィン12の伝熱面12aで発生した結露水Wは、重力によって伝熱面12aを降下しながら、空気流Aに押されて下流側へ移動する。途中で扁平管11の平面部11aへ落ちた結露水および平面部11aで発生した結露水は、平面部11aの傾斜に沿って下流側へ移動する。また、波形フィン12の折り曲げ部12b(谷部)へ降下した結露水は、折り曲げ部12bも平面部11aと同様に傾斜しているので、その傾斜にそって下流側へ移動する。また、波形フィン12の谷部と扁平管11の平面部11aとの隙間に侵入した結露水は、その隙間による毛細管現象によって平面部11aの傾斜にそって下流側へ移動する。
波形フィン12の下流側端面12fに達した結露水は、重力および空気流Aの作用によって、扁平管11の下流側端部から下方に位置する波形フィン12の下流側端面12fへ移動する。そして、さらに下方に位置する波形フィン12の下流側端面12fへ移動していく。
<特徴>
(1)
熱交換器10では、扁平管11の平面部11aが、空気流の下流側になるほど高さが低くなるように傾斜している。波形フィン12の空気流の上流側端面12e及び下流側端面12fは、鉛直方向とほぼ平行である。波形フィン12表面及び扁平管11表面で発生した結露水は、傾斜した扁平管11の平面部11aに沿って流れ、下方の波形フィン12の下流側端面12f上部へ移動する。下流側端面12fはほぼ鉛直に立っているので、結露水の降下速度が速く、水はけがよくなる。また、扁平管11の傾斜した平面部11aと波形フィン12の端面とが垂直になっている従来品と比較して、その平面部11aと波形フィン12との接触域が広くなるので、熱交換性能が向上する。
(2)
熱交換器10では、波形フィン12の展開されたときの端面がジグザグであるので、折り曲げ後の波形フィン12の上流側端面12e及び下流側端面12fが、波形フィン12が通風空間に配置されたときに鉛直方向とほぼ平行になる。その結果、波形フィンを波形に折り曲げてから端部が折り曲げ部に対して傾斜するようにせん断する方法よりも、波形フィン12の加工が容易で生産性が高い。
<変形例>
上記第1実施形態では、波形フィン12の展開されたときの端面がジグザクにすることによって、折り曲げ後の波形フィン12が通風空間に配置されたとき、上流側端面12e及び下流側端面12fが鉛直方向とほぼ平行になるようにしているが、これに限定されるものではない。たとえば、波形フィンの展開されたときの端面が真直ぐであっても、折り曲げ後に上流側端面及び下流側端面が折り曲げ部に対して傾くように折り曲げればよい。以下、図面を用いて説明する。なお、波形フィン以外は、上記実施形態と同じ部材を使用する。
(波形フィン112)
図5は、変形例に係る熱交換器の波形フィンの斜視図である。図5において、波形フィン112は、波形に折り曲げられたアルミニウム製またはアルミニウム合金製のフィンである。伝熱面112aは、通風空間を通過する空気と熱交換する部分であり、効率よく熱交換を行うためのルーバー112cが形成されている。
変形例では、波形フィン112が上下に隣接する扁平管11に挟まれた通風空間に配置されたときに、上流側端面112eと下流側端面112fとが鉛直方向とほぼ平行となるように、波形フィン112の素材を波形に折り曲げる段階で、折り曲げ部112bの形状が台形となるように折り曲げられている。
図6は、変形例に係る波形フィンの展開図である。図6において、展開された波形フィン112は、平行四辺形の伝熱面112aが短辺の方向に一定間隔で真直ぐに、且つ隣接する伝熱面112a同士が平行とならないように並んでいる。その結果、隣接する伝熱面112aとの間に台形が形成され、この台形が波形フィン112の折り曲げ部112bである。
平行四辺形の伝熱面112aの短辺は、上流側端面112e又は下流側端面112fであるので、台形の折り曲げ部112bを形成しながら波形フィン112が折り曲げられたとき、上流側端面112e及び下流側端面112fは、折り曲げ部112bに対して傾いた姿勢を成す。そして、折り曲げ部112bが傾いた扁平管11の平面部11aに置かれたとき、上流側端面112e及び下流側端面112fは鉛直方向と平行になる。その結果、波形フィンを波形に折り曲げてから端部が折り曲げ部に対して傾斜するようにせん断する方法よりも、波形フィン112の加工が容易で生産性が高い。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、扁平管11を傾斜させ、波形フィン12の上流側端面12e及び下流側端面12fを鉛直方向と平行にすることによって、結露水がはけるようにしているが、さらに水はけをよくするために、空気流の下流側に補助フィンを配置してもよい。以下、図面を参照しながら第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材には、同一名称および同一符号を付与して説明を省略する。
(補助フィン13)
図7は、第2実施形態に係る熱交換器を扁平管の長手方向と垂直な平面で切断したときの部分断面図である。図7において、熱交換器10は、扁平管11及び波形フィン12に接触する補助フィン13を備えている。補助フィン13は、通風空間から空気流Aの下流側へはみ出ている。なお、補助フィン13は、扁平管11又は波形フィン12のいずれか一方に接触しているだけでもよい。
(結露水の流れ)
図7に示すように、波形フィン12の伝熱面12aで発生した結露水Wは、重力によって伝熱面12aを降下しながら、空気流Aに押されて下流側へ移動する。途中で扁平管11の平面部11aへ落ちた結露水および平面部11aで発生した結露水は、平面部11aの傾斜に沿って下流側へ移動する。また、波形フィン12の折り曲げ部12b(谷部)へ降下した結露水は、折り曲げ部12bも平面部11aと同様に傾斜しているので、その傾斜にそって下流側へ移動する。また、波形フィン12の谷部と扁平管11の平面部11aとの隙間に侵入した結露水は、その隙間による毛細管現象によって平面部11aの傾斜にそって下流側へ移動する。
波形フィン12の下流側端面12fに達した結露水は、重力および空気流Aの作用によって、補助フィン13へ移動し、補助フィン13に沿って下方に移動する。その結果、補助フィン13がないものに比べてさらに水はけがよくなる。
以上のように、本発明に係る熱交換器は、扁平管が上下方向に複数段配列された場合でも結露水に対して水はけがよいので、空調機の熱交換器及び自動車のラジエターに有用である。
本発明の第1実施形態に係る熱交換器の正面図。 図1の熱交換器を扁平管の長手方向と垂直な平面で切断したときの部分断面図。 波形フィンの斜視図。 波形フィンの展開図。 変形例に係る熱交換器の波形フィンの斜視図。 変形例に係る波形フィンの展開図。 第2実施形態に係る熱交換器を扁平管の長手方向と垂直な平面で切断したときの部分断面図。
符号の説明
10 熱交換器
11 扁平管
11a 平面部
12,112 波形フィン
12e,112e 上流側端面
12f,112f 下流側端面
13 補助フィン
112b 折り曲げ部(扁平管の平面部と接する予定の部分)

Claims (4)

  1. 平面部(11a)を上下方向に向けた状態で複数段配列される扁平管(11)と、
    上下に隣接する前記扁平管(11)に挟まれた通風空間に、波形に折り曲げられた状態で配置されるフィン(12,112)と、
    を備え、
    前記扁平管(11)の前記平面部(11a)は、前記通風空間を通過する空気流の下流側になるほど高さが低くなるように傾斜し、
    前記フィン(12,112)の前記空気流の上流側端面(12e,112e)及び下流側端面(12f,112f)は、鉛直方向とほぼ平行である、
    熱交換器(10)。
  2. 前記フィン(12)が前記波形に折り曲げられる前の平板状態へ展開されたときの端面が、ジグザグにせん断されている、
    請求項1に記載の熱交換器(10)。
  3. 前記フィン(112)が前記波形に折り曲げられたときの前記扁平管(11)の前記平面部(11a)と接する予定の部分(112b)が、台形形状に折り曲げられている、
    請求項1に記載の熱交換器(10)。
  4. 前記扁平管(11)及び/又は前記フィン(12,112)と接触する補助フィン(13)をさらに備え、
    前記補助フィン(13)は、前記通風空間から前記空気流の下流側へはみ出ている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器(10)。
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