JP2010011306A - 受信処理方法及び無線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 相関ピーク検出時の残留周波数ズレ成分を少なくし、部分相関を行う場合のピーク検出感度を向上させることができる受信処理方法及び無線装置を提供する。
【解決手段】 粗キャリア周波数ズレ検出部40では、FIRフィルタ44を用いてセレクタ43から出力される粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、FFT45で粗キャリア周波数ズレを検出してIFキャリアデータ生成部70で粗周波数補正を行い、相関ピーク検出処理前に、FIRフィルタ44を用いてセレクタ43から出力される微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、微キャリア周波数ズレ検出部50では、FFT52で微キャリア周波数ズレを検出してIFキャリアデータ生成部70で微周波数補正を行う受信処理方法及び無線装置である。
【選択図】 図1
【解決手段】 粗キャリア周波数ズレ検出部40では、FIRフィルタ44を用いてセレクタ43から出力される粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、FFT45で粗キャリア周波数ズレを検出してIFキャリアデータ生成部70で粗周波数補正を行い、相関ピーク検出処理前に、FIRフィルタ44を用いてセレクタ43から出力される微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、微キャリア周波数ズレ検出部50では、FFT52で微キャリア周波数ズレを検出してIFキャリアデータ生成部70で微周波数補正を行う受信処理方法及び無線装置である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、双方向通信の受信処理方法に係り、特に、相関検出において複数に分割して部分相関を行う構成で相関ピークの検出感度を大幅に改善できる受信処理方法及び無線装置に関する。
[双方向無線システム]
従来の双方向無線システムで用いられる無線機は、スペクトラム拡散方式を採用した微弱電波で動作する無線機である。
従来の双方向無線システムは、送信部と受信部を有する親機の無線機と、送信部と受信部を有する子機の無線機とを備え、子機の入力装置を動作させて、子機から親機に動作命令を送信し、親機ではその命令に従って動作するようになっている。
従来の双方向無線システムで用いられる無線機は、スペクトラム拡散方式を採用した微弱電波で動作する無線機である。
従来の双方向無線システムは、送信部と受信部を有する親機の無線機と、送信部と受信部を有する子機の無線機とを備え、子機の入力装置を動作させて、子機から親機に動作命令を送信し、親機ではその命令に従って動作するようになっている。
また、親機は、命令の伝達状況の応答や親機の状態情報を子機に送信するものである。
つまり、従来の双方向無線システムは、SSを採用した双方向通信(半2重)可能な微弱無線システムとなっている。
つまり、従来の双方向無線システムは、SSを採用した双方向通信(半2重)可能な微弱無線システムとなっている。
上記双方向無線システムでは、子機主導で動作するものであり、親機は、子機の送信を間欠受信することにより、子機からの命令を受信し、子機は、動作させたいときだけ、動作状態にするため、消費電力を大幅に低減できるものとなっている。
[同期捕捉処理:図8]
従来の同期捕捉処理について図8を参照しながら説明する。図8は、従来の同期捕捉処理の概要を示す図である。
図8では、親機における間欠受信における同期捕捉処理を示しており、子機から伝送データフォーマットとしてプリアンブル、同期ワード、データが送信され、親機の受信窓(受信ONの期間)で同期捕捉の処理が為される。
従来の同期捕捉処理について図8を参照しながら説明する。図8は、従来の同期捕捉処理の概要を示す図である。
図8では、親機における間欠受信における同期捕捉処理を示しており、子機から伝送データフォーマットとしてプリアンブル、同期ワード、データが送信され、親機の受信窓(受信ONの期間)で同期捕捉の処理が為される。
ここで、プリアンブルは、間欠受信している受信機に対して、キャリア周波数ズレ量の検出と補正、相関ピーク検出、同期捕捉処理を行わせるためのデータである。
また、同期ワードは、次からのデータ送信を知らせるための同期ワード情報である。
データは、伝送したいユーザデータである。
また、同期ワードは、次からのデータ送信を知らせるための同期ワード情報である。
データは、伝送したいユーザデータである。
具体的には、図8に示すように、受信機の受信ONの期間に、受信機では、粗キャリア周波数ズレを検出して補正し、続いて相関ピークを検出し、次ぎに、微キャリア周波数ズレ検出と補正を行うと共に同期捕捉を行い、更に、同期ワード検出、データ受信を行うようになっている。
ここで、親機と子機との間で、使用しているローカル周波数が違うことによりキャリア周波数ズレ成分が発生し、そのキャリア周波数ズレ成分が受信側のキャリア復調データに重畳して相関ピークの検出が困難になることがある。
そのような場合でも、相関ピークの検出が可能となるよう、デジタルマッチドフィルタによる相関値検出回路において、32分割の部分相関を行う構成とすることが考えられる。
そのような場合でも、相関ピークの検出が可能となるよう、デジタルマッチドフィルタによる相関値検出回路において、32分割の部分相関を行う構成とすることが考えられる。
[従来の受信部構成:図9]
次ぎに、従来の無線装置における受信部の構成について図9を参照しながら説明する。図9は、従来の受信部(信号処理部)の構成ブロック図である。
従来の受信部(信号処理部)は、図9に示すように、ADC(Analog Digital Converter)制御部20と、キャリア復調部30と、粗キャリア周波数ズレ検出部40”と、微キャリア周波数ズレ検出部50′と、相関ピーク検出部60′と、キャリアデータ生成部70とから構成されている。
次ぎに、従来の無線装置における受信部の構成について図9を参照しながら説明する。図9は、従来の受信部(信号処理部)の構成ブロック図である。
従来の受信部(信号処理部)は、図9に示すように、ADC(Analog Digital Converter)制御部20と、キャリア復調部30と、粗キャリア周波数ズレ検出部40”と、微キャリア周波数ズレ検出部50′と、相関ピーク検出部60′と、キャリアデータ生成部70とから構成されている。
従来の信号処理部の各部について具体的に説明する。
ADC制御部20は、A/Dコンバータ(A/D)10から受信IF(Intermediate Frequency)信号を入力する制御を行う。
ADC制御部20は、A/Dコンバータ(A/D)10から受信IF(Intermediate Frequency)信号を入力する制御を行う。
キャリア復調部30は、ADC制御部20から出力された受信IF信号に対して、IFキャリア成分の除去を行い、更に、ノイズ除去の処理を行い、相関ピーク検出部60′と粗キャリア周波数ズレ検出部40”に出力する。
キャリア復調部30の構成は、ADC制御部20からの入力された信号を分岐し、分岐した一方の信号とIFキャリアデータとを合成してI(同相)成分を出力する合成器31aと、分岐した他方の信号とIFキャリアデータとを合成してQ(直交)成分を出力する合成器31bと、合成器31aからの出力についてノイズを除去するFIR(Finite Impulse Response:有限長インパルス応答)フィルタ32aと、合成器31bからの出力についてノイズを除去するFIRフィルタ32bとを有している。
キャリアデータ生成部70は、粗キャリア周波数ズレ検出部40”及び微キャリア周波数ズレ検出部50′からの周波数ズレ値等に応じて周波数補正処理を行い、キャリア復調部30に供給する互いに直交する2つのIFキャリアデータ(同相成分と直交成分)を生成する。
相関ピーク検出部60′は、キャリア復調部30から出力されるキャリア復調データに対して、相関検出処理を行い、相関ピーク検出を行う。
相関ピーク検出部60′の構成は、32分割の部分相関回路65′と、相関ピーク検出回路66と、16chip部分相関部67-1〜67-32とから構成されている。
相関ピーク検出部60′の構成は、32分割の部分相関回路65′と、相関ピーク検出回路66と、16chip部分相関部67-1〜67-32とから構成されている。
部分相関回路65′は、16chip部分相関部67-1〜67-32から出力された部分相関値を合算し、合算結果を相関ピーク検出回路66に出力する。
相関ピーク検出回路66は、部分相関回路65′からの合算結果から相関ピークを検出し、相関ピークを検出するとピーク検出信号を出力する。
16chip部分相関部67-1〜67-32は、拡散符号数512chipで拡散された信号を32個の16chip毎に分割し、16chip内での相関を取得する。
相関ピーク検出回路66は、部分相関回路65′からの合算結果から相関ピークを検出し、相関ピークを検出するとピーク検出信号を出力する。
16chip部分相関部67-1〜67-32は、拡散符号数512chipで拡散された信号を32個の16chip毎に分割し、16chip内での相関を取得する。
粗キャリア周波数ズレ検出部40”は、キャリア復調部30から出力されたキャリア復調データに対して、親機−子機間のIFキャリア周波数ズレ量に応じた残留周波数成分を検出し、周波数ズレ量をキャリアデータ生成部70に出力する。
粗キャリア周波数ズレ検出部40”の構成は、FIRフィルタ44′と、ダウンサンプル部42′と、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換器)45′とから構成されている。
FIRフィルタ44′は、キャリア復調部30のFIRフィルタ32a,32bからの出力についてノイズを除去する。
ダウンサンプル部42′は、FIRフィルタ44′からのI成分とQ成分のサンプル数を例えば1/8にダウンサンプルする。
FFT45′は、ダウンサンプル部42′からのI成分とQ成分の出力から粗キャリア周波数ズレを検出し、検出結果をIFキャリアデータ生成部70に出力する。
FIRフィルタ44′は、キャリア復調部30のFIRフィルタ32a,32bからの出力についてノイズを除去する。
ダウンサンプル部42′は、FIRフィルタ44′からのI成分とQ成分のサンプル数を例えば1/8にダウンサンプルする。
FFT45′は、ダウンサンプル部42′からのI成分とQ成分の出力から粗キャリア周波数ズレを検出し、検出結果をIFキャリアデータ生成部70に出力する。
微キャリア周波数ズレ検出部50′は、ピークが検出された相関データに対して、周波数ズレ量を更に少なくするために、高い精度の周波数検出を行い、微キャリア周波数ズレ量をキャリアデータ生成部70に出力する。
微キャリア周波数ズレ検出部50′の構成は、相関ピーク検出部66で相関ピークが検出された時の16chip部分相関部67-1〜67-32から出力される各部分相関ピーク値について微キャリア周波数ズレを検出し、検出結果をIFキャリアデータ生成部70に出力するFFT52′を備えている。
[従来の受信処理:図10]
次ぎに、従来の受信処理フローについて図10を参照しながら説明する。図10は、従来の受信処理フローを示す図である。
従来の受信処理フローは、図10に示すように、間欠受信処理が開始されると、A/D変換器10で受信IF信号のA/D変換処理を行い(S21)、キャリア復調部30でデフォルトIFキャリアデータを使用してキャリア復調処理を行う(S22)。
次ぎに、従来の受信処理フローについて図10を参照しながら説明する。図10は、従来の受信処理フローを示す図である。
従来の受信処理フローは、図10に示すように、間欠受信処理が開始されると、A/D変換器10で受信IF信号のA/D変換処理を行い(S21)、キャリア復調部30でデフォルトIFキャリアデータを使用してキャリア復調処理を行う(S22)。
続いて、粗キャリア周波数ズレ検出部40”で粗キャリア周波数ズレ検出処理を行い(S23)、その検出結果を受けたIFキャリアデータ生成部70で、IFキャリアデータの粗周波数補正処理を行い(S24)、キャリア復調部30で、粗補正IFキャリアデータを使用してキャリア復調処理を行う(S25)。
そして、相関ピーク検出部60′で、相関ピーク検出処理を行い(S26)、相関ピーク検出部60′で、相関ピークが検出されたか否かを判定し(S27)、相関ピークがなければ(Noの場合)、間欠受信を終了する(S35)。
相関ピークがあれば(Yesの場合)、ピーク検出信号を出力し、受信部の後段の制御部において同期引き込み処理を行い(S28)、微キャリア周波数ズレ検出部50′で、相関ピーク検出時の各分割相関値をホールドし(S29)、ホールドした各分割相関値を用いて微キャリア周波数ズレ検出処理を行う(S30)。
その微キャリア周波数ズレ検出の結果を受けたIFキャリアデータ生成部70で、IFキャリアデータの微周波数補正処理を行い(S31)、制御部で、受信データの復号処理を行い(S32)、同期ワードとユーザーデータを受信して(S33)、受信完了したか否かを判定する(S34)。
受信完了していなければ(Noの場合)、処理S33に戻り、受信完了していれば(Yesの場合)、間欠受信を終了する(S35)。
このようにして、従来の受信処理が為される。
このようにして、従来の受信処理が為される。
[従来の相関処理結果:図11]
次ぎに、従来の相関処理結果について図11を参照しながら説明する。図11は、分割なしと32分割の相関処理結果を示す図である。
図11に示すように、分割相関なしの場合と32分割相関を行った場合とを比較すると、両者の相関ピークは変わらないが、無相関時の値が32分割の方が大きくなり、相関ピーク値をS(Signal)、無相関時の値をN(Noise)とした場合、32分割時の方がS/N比が悪くなる。
S/N比が悪くなると、弱電界でのピーク誤検出の確率が高くなってしまう。
次ぎに、従来の相関処理結果について図11を参照しながら説明する。図11は、分割なしと32分割の相関処理結果を示す図である。
図11に示すように、分割相関なしの場合と32分割相関を行った場合とを比較すると、両者の相関ピークは変わらないが、無相関時の値が32分割の方が大きくなり、相関ピーク値をS(Signal)、無相関時の値をN(Noise)とした場合、32分割時の方がS/N比が悪くなる。
S/N比が悪くなると、弱電界でのピーク誤検出の確率が高くなってしまう。
尚、関連する先行技術として、特開2005−201814号公報(特許文献1)、特表2007−531330号公報(特許文献2)がある。
特許文献1には、受信機において、受信した無線信号を中間周波数信号に変換し、それをデジタル信号に変換してフーリエ変換した値と周期Tの拡散符号との積演算を行った結果を逆高速フーリエ変換処理し、その結果において相関ピークを検出する際に、演算結果の絶対値の二乗和を各周波数補正について求め、拡散符号のレプリカの周期に基づいてグループ分けを行い、グループ内のデータの大きい順に順位付けを行い、未処理の演算結果の内、最上位を示す周波数補正に対応する積演算結果について逆高速フーリエ変換処理を行うことが示されている。
特許文献2には、同期動作の方法及び装置において、受信相関シーケンスの一部をそれぞれ受信し、複数のスライディング相関器で部分相関を出力し、各部分相関出力の絶対値をとって結合し、相関出力を形成することが記載されている。
しかしながら、上記従来の32分割の部分相関を採用した受信部では、分割損によるピーク検出感度が約4.4dB劣化してしまうため、スペクトラム拡散処理による感度アップの効果が大幅に損なわれてしまうという問題点があった。
また、分割数を減らして分割損を減少させることも考えられるが、相関ピーク検出時の残留周波数ズレ成分が発生して、相関ピーク検出が困難になるという問題点が残る。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、相関ピーク検出時の残留周波数ズレ成分を少なくし、部分相関を行う場合のピーク検出感度を向上させることができる受信処理方法及び無線装置を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、双方向無線システムで、相関ピーク検出時に受信信号を複数に分割して部分相関を行う受信処理方法において、受信部が、キャリア復調を行い、FIRフィルタを用いて粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、粗キャリア周波数ズレを検出して中間周波数キャリアデータの粗周波数補正処理を行い、更にキャリア復調を行い、FIRフィルタを用いて微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、微キャリア周波数ズレを検出して中間周波数キャリアデータの微周波数補正処理を行い、その後に、分割相関を用いた相関ピーク検出処理を行い、受信データの復号処理を行うことを特徴とする。
本発明は、双方向無線システムで用いられる無線装置であって、受信部を備え、受信部が、受信信号の中間周波数成分を除去するキャリア復調部と、キャリア復調部から出力された復調データに対して、粗キャリア周波数ズレを検出する場合は粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行い、微キャリア周波数ズレを検出する場合は微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行うFIRフィルタと、粗キャリア周波数ズレを検出する第1の高速フーリエ変換器とを備える粗キャリア周波数ズレ検出部と、FIRフィルタからの出力を分岐して入力し、微キャリア周波数ズレを検出する第2の高速フーリエ変換器とを備える微キャリア周波数ズレ検出部と、第1の高速フーリエ変換器での検出結果から粗周波数補正を行い、第2の高速フーリエ変換器での検出結果から微周波数補正を行い、中間周波数キャリアデータを生成してキャリア復調部に出力する中間周波数キャリアデータ生成部と、キャリア復調部からのキャリア復調データを複数に分割して部分相関を行い、部分相関値を合算して相関ピークの検出を行う相関ピーク検出部と有することを特徴とする。
本発明は、上記無線装置において、相関ピーク検出部が、粗キャリア周波数ズレ検出部と中間周波数キャリアデータ生成部で粗キャリア周波数ズレの検出と粗周波数補正が為された後に、微キャリア周波数ズレ検出部と中間周波数キャリアデータ生成部での微キャリア周波数ズレの検出と微周波数補正が為された後に、相関ピークの検出を行うことを特徴とする。
本発明は、双方向無線システムで用いられる無線装置であって、受信部を備え、受信部が、受信信号の中間周波数成分を除去するキャリア復調部と、キャリア復調部から出力された復調データに対して、粗キャリア周波数ズレを検出する場合は粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行い、微キャリア周波数ズレを検出する場合は微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行うFIRフィルタと、粗キャリア周波数ズレ又は微周波数ズレを検出する高速フーリエ変換器とを備えるキャリア周波数ズレ検出部と、高速フーリエ変換器での検出結果から粗周波数補正又は微周波数補正を行い、中間周波数キャリアデータを生成してキャリア復調部に出力する中間周波数キャリアデータ生成部と、キャリア復調部からのキャリア復調データを複数に分割して部分相関を行い、部分相関値を合算して相関ピークの検出を行う相関ピーク検出部と有することを特徴とする。
本発明は、上記無線装置において、相関ピーク検出部は、キャリア周波数ズレ検出部と中間周波数キャリアデータ生成部で粗キャリア周波数ズレの検出と粗周波数補正が為され、微キャリア周波数ズレの検出と微周波数補正が為された後に、相関ピークの検出を行うことを特徴とする。
本発明は、上記無線装置において、キャリア周波数ズレ検出部で、FIRフィルタの出力を分岐して入力し、ダウンサンプルを行うダウンサンプル部と、FIRフィルタからの出力とダウンサンプル部からの出力を入力し、粗キャリア周波数ズレを検出する場合はFIRフィルタからの出力を選択して高速フーリエ変換器に出力し、微キャリア周波数ズレを検出する場合はダウンサンプル部からの出力を選択して高速フーリエ変換器に出力することを特徴とする。
本発明は、上記無線装置において、粗キャリア周波数ズレを検出する場合は粗検出用フィルタ係数をFIRフィルタに出力し、微キャリア周波数ズレを検出する場合は微検出用フィルタ係数をFIRフィルタに出力するセレクタを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、双方向無線システムで、相関ピーク検出時に受信信号を複数に分割して部分相関を行う受信処理方法において、受信部が、キャリア復調を行い、FIRフィルタを用いて粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、粗キャリア周波数ズレを検出して中間周波数キャリアデータの粗周波数補正処理を行い、更にキャリア復調を行い、FIRフィルタを用いて微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、微キャリア周波数ズレを検出して中間周波数キャリアデータの微周波数補正処理を行い、その後に、分割相関を用いた相関ピーク検出処理を行い、受信データの復号処理を行う方法としているので、相関ピーク検出時の残留周波数ズレ成分を少なくし、分割相関を行う場合のピーク検出感度を向上させることができる効果がある。
本発明によれば、双方向無線システムで用いられる無線装置であって、受信部を備え、受信部が、受信信号の中間周波数成分を除去するキャリア復調部と、キャリア復調部から出力された復調データに対して、粗キャリア周波数ズレを検出する場合は粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行い、微キャリア周波数ズレを検出する場合は微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行うFIRフィルタと、粗キャリア周波数ズレを検出する第1の高速フーリエ変換器とを備える粗キャリア周波数ズレ検出部と、FIRフィルタからの出力を分岐して入力し、微キャリア周波数ズレを検出する第2の高速フーリエ変換器とを備える微キャリア周波数ズレ検出部と、第1の高速フーリエ変換器での検出結果から粗周波数補正を行い、第2の高速フーリエ変換器での検出結果から微周波数補正を行い、中間周波数キャリアデータを生成してキャリア復調部に出力する中間周波数キャリアデータ生成部と、キャリア復調部からのキャリア復調データを複数に分割して部分相関を行い、部分相関値を合算して相関ピークの検出を行う相関ピーク検出部と有する装置としているので、相関ピーク検出時の残留周波数ズレ成分を少なくし、分割相関を行う場合のピーク検出感度を向上させることができる効果がある。
本発明によれば、双方向無線システムで用いられる無線装置であって、受信部を備え、受信部が、受信信号の中間周波数成分を除去するキャリア復調部と、キャリア復調部から出力された復調データに対して、粗キャリア周波数ズレを検出する場合は粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行い、微キャリア周波数ズレを検出する場合は微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行うFIRフィルタと、粗キャリア周波数ズレ又は微周波数ズレを検出する高速フーリエ変換器とを備えるキャリア周波数ズレ検出部と、高速フーリエ変換器での検出結果から粗周波数補正又は微周波数補正を行い、中間周波数キャリアデータを生成してキャリア復調部に出力する中間周波数キャリアデータ生成部と、キャリア復調部からのキャリア復調データを複数に分割して部分相関を行い、部分相関値を合算して相関ピークの検出を行う相関ピーク検出部と有する装置としているので、相関ピーク検出時の残留周波数ズレ成分を少なくし、分割相関を行う場合のピーク検出感度を向上させることができる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る受信処理方法及び無線装置は、FIRフィルタを用いて粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、粗キャリア周波数ズレを検出して補正を行い、相関ピーク検出処理前に、FIRフィルタを用いて微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、微キャリア周波数ズレを検出して補正を行うことで、相関ピーク検出時の残留周波数ズレを少なくし、相関検出の分割数を大幅に低減でき、相関ピークの検出感度を改善できる。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る受信処理方法及び無線装置は、FIRフィルタを用いて粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、粗キャリア周波数ズレを検出して補正を行い、相関ピーク検出処理前に、FIRフィルタを用いて微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、微キャリア周波数ズレを検出して補正を行うことで、相関ピーク検出時の残留周波数ズレを少なくし、相関検出の分割数を大幅に低減でき、相関ピークの検出感度を改善できる。
[受信部の構成:図1]
本発明の実施の形態に係る無線装置における受信部について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る受信部の構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る受信部(本受信部)は、図1に示すように、ADC制御部20と、キャリア復調部30と、粗キャリア周波数ズレ検出部40と、微キャリア周波数ズレ検出部50と、相関ピーク検出部60と、キャリアデータ生成部70とを基本的に有している。
本発明の実施の形態に係る無線装置における受信部について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る受信部の構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る受信部(本受信部)は、図1に示すように、ADC制御部20と、キャリア復調部30と、粗キャリア周波数ズレ検出部40と、微キャリア周波数ズレ検出部50と、相関ピーク検出部60と、キャリアデータ生成部70とを基本的に有している。
[受信部の各部]
本受信部の各部について具体的に説明する。
ADC制御部20は、A/Dコンバータ(A/D)10から受信IF信号を入力する制御を行う。
[キャリア復調部30]
キャリア復調部30は、ADC制御部20から出力された受信IF信号に対して、IFキャリア成分の除去を行い、更に、ノイズ除去の処理を行い、相関ピーク検出部60と粗キャリア周波数ズレ検出部40に出力する。
キャリア復調部30の構成は、図9で説明したものと同様である。
本受信部の各部について具体的に説明する。
ADC制御部20は、A/Dコンバータ(A/D)10から受信IF信号を入力する制御を行う。
[キャリア復調部30]
キャリア復調部30は、ADC制御部20から出力された受信IF信号に対して、IFキャリア成分の除去を行い、更に、ノイズ除去の処理を行い、相関ピーク検出部60と粗キャリア周波数ズレ検出部40に出力する。
キャリア復調部30の構成は、図9で説明したものと同様である。
[粗キャリア周波数ズレ検出部40]
粗キャリア周波数ズレ検出部40は、キャリア復調部30から出力されたキャリア復調データに対して、親機−子機間のIFキャリア周波数ズレ量に応じた残留周波数成分を検出し、粗キャリア周波数ズレ量をキャリアデータ生成部70に出力する。
粗キャリア周波数ズレ検出部40は、キャリア復調部30から出力されたキャリア復調データに対して、親機−子機間のIFキャリア周波数ズレ量に応じた残留周波数成分を検出し、粗キャリア周波数ズレ量をキャリアデータ生成部70に出力する。
粗キャリア周波数ズレ検出部40の構成は、移動平均フィルタ41と、ダウンサンプル部42と、セレクタ43と、FIRフィルタ44と、FFT45とを備えている。
移動平均フィルタ41は、FIRフィルタ32a,32bからのI成分とQ成分の信号を例えば8サンプル単位で平均化する。
ダウンサンプル部42は、移動平均フィルタ41からのI成分とQ成分のサンプル数を例えば1/8にダウンサンプルする。
移動平均フィルタ41は、FIRフィルタ32a,32bからのI成分とQ成分の信号を例えば8サンプル単位で平均化する。
ダウンサンプル部42は、移動平均フィルタ41からのI成分とQ成分のサンプル数を例えば1/8にダウンサンプルする。
セレクタ43は、粗検出用フィルタ係数と微検出用フィルタ係数が入力され、粗キャリア周波数ズレを検出するときは粗検出用フィルタ係数を選択してFIRフィルタ44に出力し、微キャリア周波数ズレを検出するときは微検出用フィルタ係数を選択してFIRフィルタ44に出力する。
FIRフィルタ44は、ダウンサンプル部42からI成分とQ成分のデータを入力し、粗キャリア周波数ズレを検出するときにセレクタ43から粗検出用フィルタ係数が入力されて、当該フィルタ係数に応じた残留周波数成分のノイズを除去し、FFT45に出力する。
また、FIRフィルタ44は、微キャリア周波数ズレを検出するときにセレクタ43から微検出用フィルタ係数が入力されて、当該フィルタ係数に応じた残留周波数成分のノイズを除去し、微キャリア周波数ズレ検出部50に出力する。
また、FIRフィルタ44は、微キャリア周波数ズレを検出するときにセレクタ43から微検出用フィルタ係数が入力されて、当該フィルタ係数に応じた残留周波数成分のノイズを除去し、微キャリア周波数ズレ検出部50に出力する。
FFT45は、FIRフィルタ44からのI成分とQ成分の出力から粗キャリア周波数ズレを検出し、検出結果をIFキャリアデータ生成部70に出力する。
[微キャリア周波数ズレ検出部50]
微キャリア周波数ズレ検出部50は、FIRフィルタ44で微キャリア周波数ズレを検出されたデータに対して、周波数ズレ量を更に少なくするために、高い精度の周波数検出を行い、微キャリア周波数ズレ量をキャリアデータ生成部70に出力する。
微キャリア周波数ズレ検出部50は、FIRフィルタ44で微キャリア周波数ズレを検出されたデータに対して、周波数ズレ量を更に少なくするために、高い精度の周波数検出を行い、微キャリア周波数ズレ量をキャリアデータ生成部70に出力する。
微キャリア周波数ズレ検出部50の構成は、ダウンサンプル部51と、FFT52とを備え、ダウンサンプル部51が、粗キャリア周波数ズレ検出部40のFIRフィルタ44から微キャリア周波数ズレを検出するときの残留周波数成分のノイズを除去したデータを入力し、例えば1/16にダウンサンプルし、FFT52が、ダウンサンプル部51の出力データについて微キャリア周波数ズレを検出し、検出結果をIFキャリアデータ生成部70に出力する。
[相関ピーク検出部60]
相関ピーク検出部60は、キャリア復調部30から出力されるキャリア復調データに対して、相関検出処理を行い、相関ピーク検出を行う。
相関ピーク検出部60の構成は、128chip部分相関部61〜64と、4分割の部分相関回路65と、相関ピーク検出回路66と、とから構成されている。
相関ピーク検出部60は、キャリア復調部30から出力されるキャリア復調データに対して、相関検出処理を行い、相関ピーク検出を行う。
相関ピーク検出部60の構成は、128chip部分相関部61〜64と、4分割の部分相関回路65と、相関ピーク検出回路66と、とから構成されている。
128chip部分相関部61〜64は、拡散符号数512chipで拡散された信号を4個の128chip毎に分割し、128chip内での相関を取得する。
部分相関回路65は、128chip部分相関部61〜64から出力された部分相関値を合算し、合算結果を相関ピーク検出回路66に出力する。
相関ピーク検出回路66は、部分相関回路65からの合算結果から相関ピークを検出し、相関ピークを検出するとピーク検出信号を出力する。
部分相関回路65は、128chip部分相関部61〜64から出力された部分相関値を合算し、合算結果を相関ピーク検出回路66に出力する。
相関ピーク検出回路66は、部分相関回路65からの合算結果から相関ピークを検出し、相関ピークを検出するとピーク検出信号を出力する。
[キャリアデータ生成部70]
キャリアデータ生成部70は、粗キャリア周波数ズレ検出部40及び微キャリア周波数ズレ検出部50からの周波数ズレ値等に応じて周波数補正処理を行い、キャリア復調部30に供給するIFキャリアデータを生成する。
キャリアデータ生成部70は、粗キャリア周波数ズレ検出部40及び微キャリア周波数ズレ検出部50からの周波数ズレ値等に応じて周波数補正処理を行い、キャリア復調部30に供給するIFキャリアデータを生成する。
[受信処理フロー:図2]
次ぎに、本実施の形態の受信処理について図2を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態の受信処理フローを示す図である。
本実施の形態の受信処理フローは、図2に示すように、間欠受信処理が開始されると、A/D変換器10で受信IF信号のA/D変換処理を行い(S1)、キャリア復調部30でデフォルトIFキャリアデータを使用してキャリア復調処理を行う(S2)。
次ぎに、本実施の形態の受信処理について図2を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態の受信処理フローを示す図である。
本実施の形態の受信処理フローは、図2に示すように、間欠受信処理が開始されると、A/D変換器10で受信IF信号のA/D変換処理を行い(S1)、キャリア復調部30でデフォルトIFキャリアデータを使用してキャリア復調処理を行う(S2)。
続いて、粗キャリア周波数ズレ検出部40で粗検出用フィルタ係数を使用して粗キャリア周波数ズレ検出処理を行い(S3)、その検出結果を受けたIFキャリアデータ生成部70で、IFキャリアデータの粗周波数補正処理を行い(S4)、キャリア復調部30で、粗補正IFキャリアデータを使用してキャリア復調処理を行う(S5)。
そして、微キャリア周波数ズレ検出部50で、微検出用フィルタ係数を使用して微キャリア周波数ズレ検出処理を行い(S6)、その検出結果を受けたIFキャリアデータ生成部70で、IFキャリアデータの微周波数補正処理を行い(S7)、相関ピーク検出部60で、相関ピーク検出処理を行う(S8)。
相関ピーク検出部60で、相関ピークが検出されたか否かを判定し(S9)、相関ピークがなければ(Noの場合)、間欠受信を終了する(S14)。
相関ピークがあれば(Yesの場合)、ピーク検出信号を出力し、受信部の後段の制御部において同期引き込み処理を行い(S10)、受信データの復号処理を行い(S11)、同期ワードとユーザーデータを受信して(S12)、受信完了したか否かを判定する(S13)。
相関ピークがあれば(Yesの場合)、ピーク検出信号を出力し、受信部の後段の制御部において同期引き込み処理を行い(S10)、受信データの復号処理を行い(S11)、同期ワードとユーザーデータを受信して(S12)、受信完了したか否かを判定する(S13)。
判定処理S13で、受信完了していなければ(Noの場合)、処理S12に戻り、受信完了していれば(Yesの場合)、間欠受信を終了する(S14)。
[フィルタ周波数特性:図3]
次ぎに、粗キャリア周波数ズレ検出部40におけるFIRフィルタ44のフィルタ周波数特性について図3を参照しながら説明する。図3は、FIRフィルタの周波数特性を示す図である。
粗キャリア周波数ズレ検出部40におけるFFT45前段のFIRフィルタ44は、粗検出用フィルタ係数が入力された場合(粗キャリア周波数ズレ検出の場合)と微検出用フィルタ係数が入力された場合(微キャリア周波数ズレ検出の場合)とで、図3に示すように、フィルタ周波数特性が異なる。
次ぎに、粗キャリア周波数ズレ検出部40におけるFIRフィルタ44のフィルタ周波数特性について図3を参照しながら説明する。図3は、FIRフィルタの周波数特性を示す図である。
粗キャリア周波数ズレ検出部40におけるFFT45前段のFIRフィルタ44は、粗検出用フィルタ係数が入力された場合(粗キャリア周波数ズレ検出の場合)と微検出用フィルタ係数が入力された場合(微キャリア周波数ズレ検出の場合)とで、図3に示すように、フィルタ周波数特性が異なる。
図3に示すように、粗キャリア周波数ズレ検出(粗検出)時のフィルタ周波数特性は、広い帯域の周波数を通過させるものであり、微キャリア周波数ズレ検出(微検出)時のフィルタ周波数特性は、粗検出時のそれに比べて狭い帯域の周波数を通過させるものである。
また、微検出時のフィルタ周波数特性は、粗検出時のフィルタ周波数特性に比べて、不要ノイズ成分を大幅に低減している。
また、微検出時のフィルタ周波数特性は、粗検出時のフィルタ周波数特性に比べて、不要ノイズ成分を大幅に低減している。
[別の実施の形態に係る受信部の構成:図4]
次ぎに、別の実施の形態に係る受信部について図4を参照しながら説明する。図4は、別の実施の形態に係る受信部の構成ブロック図である。
図4の受信部は、図1の受信部と比較して、粗キャリア周波数ズレ検出部と微キャリア周波数ズレ検出部を一体化したものである。その他の構成は、図1と同様である。
次ぎに、別の実施の形態に係る受信部について図4を参照しながら説明する。図4は、別の実施の形態に係る受信部の構成ブロック図である。
図4の受信部は、図1の受信部と比較して、粗キャリア周波数ズレ検出部と微キャリア周波数ズレ検出部を一体化したものである。その他の構成は、図1と同様である。
図1と相違するキャリア周波数ズレ検出部40′について説明する。
図4に示すように、キャリア周波数ズレ検出部40′は、キャリア復調部30から出力されたキャリア復調データに対して、親機−子機間のIFキャリア周波数ズレ量に応じた残留周波数成分を検出し、粗キャリア周波数ズレ量をキャリアデータ生成部70に出力すると共に、周波数ズレ量を更に少なくするために、高い精度の周波数検出を行い、微キャリア周波数ズレ量をキャリアデータ生成部70に出力する。
図4に示すように、キャリア周波数ズレ検出部40′は、キャリア復調部30から出力されたキャリア復調データに対して、親機−子機間のIFキャリア周波数ズレ量に応じた残留周波数成分を検出し、粗キャリア周波数ズレ量をキャリアデータ生成部70に出力すると共に、周波数ズレ量を更に少なくするために、高い精度の周波数検出を行い、微キャリア周波数ズレ量をキャリアデータ生成部70に出力する。
キャリア周波数ズレ検出部40′の構成は、移動平均フィルタ41と、ダウンサンプル部42と、セレクタ43と、FIRフィルタ44と、FFT45と、ダウンサンプル部46と、セレクタ47とを備えている。
移動平均フィルタ41は、FIRフィルタ32a,32bからのI成分とQ成分の信号を例えば8サンプル単位で平均化する。
ダウンサンプル部42は、移動平均フィルタ41からのI成分とQ成分のサンプル数を例えば1/8にダウンサンプルする。
移動平均フィルタ41は、FIRフィルタ32a,32bからのI成分とQ成分の信号を例えば8サンプル単位で平均化する。
ダウンサンプル部42は、移動平均フィルタ41からのI成分とQ成分のサンプル数を例えば1/8にダウンサンプルする。
セレクタ43は、粗検出用フィルタ係数と微検出用フィルタ係数が入力され、粗キャリア周波数ズレを検出するときは粗検出用フィルタ係数を選択してFIRフィルタ44に出力し、微キャリア周波数ズレを検出するときは微検出用フィルタ係数を選択してFIRフィルタ44に出力する。
FIRフィルタ44は、ダウンサンプル部42からI成分とQ成分のデータを入力し、粗キャリア周波数ズレを検出するときにセレクタ43から粗検出用フィルタ係数が入力されて、当該フィルタ係数に応じた残留周波数成分のノイズを除去し、セレクタ47に出力する。
また、FIRフィルタ44は、微キャリア周波数ズレを検出するときにセレクタ43から微検出用フィルタ係数が入力されて、当該フィルタ係数に応じた残留周波数成分のノイズを除去し、ダウンサンプル部46に出力する。
また、FIRフィルタ44は、微キャリア周波数ズレを検出するときにセレクタ43から微検出用フィルタ係数が入力されて、当該フィルタ係数に応じた残留周波数成分のノイズを除去し、ダウンサンプル部46に出力する。
セレクタ47は、粗検出時にはFIRフィルタ44から直接出力されたデータを選択してFFT45に出力し、微検出時にはダウンサンプル部46から出力されたデータを選択してFFT45に出力する。
つまり、セレクタ47は、粗検出時と微検出時で入力データの選択を切り替える。
FFT45は、FIRフィルタ44からのI成分とQ成分の出力から粗キャリア周波数ズレを検出し、またはダウンサンプル部46からのI成分とQ成分の出力から微キャリア周波数ズレを検出し、検出結果をIFキャリアデータ生成部70に出力する。
つまり、セレクタ47は、粗検出時と微検出時で入力データの選択を切り替える。
FFT45は、FIRフィルタ44からのI成分とQ成分の出力から粗キャリア周波数ズレを検出し、またはダウンサンプル部46からのI成分とQ成分の出力から微キャリア周波数ズレを検出し、検出結果をIFキャリアデータ生成部70に出力する。
つまり、図4のキャリア周波数ズレ検出部40′は、図1における微キャリア周波数ズレ検出部40のFFT45と微キャリア周波数ズレ検出部50のFFT52を図4のFFT45が兼用し、セレクタ47で粗検出時と微検出時のいずれかを選択するものである。
[相関処理結果:図5]
次ぎに、本発明の実施の形態に係る相関処理結果について図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態に係る相関処理結果を示す図である。
図5では、分割相関なしの場合の相関処理結果と、4分割の場合の相関処理結果と、32分割の場合の相関処理結果を示している。
図5によると、32分割の場合に比べて4分割の場合は、ノイズ(N)が改善していることが分かる。これにより、4分割の方が、S/N比が良くなり、弱電界でのピーク誤検出の確率を低減できる。
次ぎに、本発明の実施の形態に係る相関処理結果について図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態に係る相関処理結果を示す図である。
図5では、分割相関なしの場合の相関処理結果と、4分割の場合の相関処理結果と、32分割の場合の相関処理結果を示している。
図5によると、32分割の場合に比べて4分割の場合は、ノイズ(N)が改善していることが分かる。これにより、4分割の方が、S/N比が良くなり、弱電界でのピーク誤検出の確率を低減できる。
[相関ピーク検出感度の改善:図6]
次ぎに、本発明の実施の形態に係る相関ピーク検出感度の改善量について図6を参照しながら説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る相関ピーク検出感度の改善量を示す図である。
図6において、外側の実線が分割なしの場合の相関ピーク検出特性を示し、中央のアスタリスクが付された点線が4分割の場合の相関ピーク検出特性を示し、内側の点線が32分割の場合の相関ピーク検出特性を示している。
次ぎに、本発明の実施の形態に係る相関ピーク検出感度の改善量について図6を参照しながら説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る相関ピーク検出感度の改善量を示す図である。
図6において、外側の実線が分割なしの場合の相関ピーク検出特性を示し、中央のアスタリスクが付された点線が4分割の場合の相関ピーク検出特性を示し、内側の点線が32分割の場合の相関ピーク検出特性を示している。
分割なしの場合と比較して32分割相関検出による分割損は約4.4dBであるのに対して、4分割相関検出による分割損は約1.3dBであって、32分割から4分割への変更による相関ピーク検出感度は、約3.1dBの改善量となっている。
[粗/微キャリア周波数ズレ検出感度:図7]
次ぎに、本発明の実施の形態に係る粗/微キャリア周波数ズレ検出感度について図7を参照しながら説明する。図7は、本発明の実施の形態に係る粗/微キャリア周波数ズレ検出感度を示す図である。
図7では、粗/微キャリア周波数ズレ検出感度を算出したものであり、入力S/N比(dB)[横軸]に対する周波数誤検出率(%)[縦軸]をグラフ化したものである。
次ぎに、本発明の実施の形態に係る粗/微キャリア周波数ズレ検出感度について図7を参照しながら説明する。図7は、本発明の実施の形態に係る粗/微キャリア周波数ズレ検出感度を示す図である。
図7では、粗/微キャリア周波数ズレ検出感度を算出したものであり、入力S/N比(dB)[横軸]に対する周波数誤検出率(%)[縦軸]をグラフ化したものである。
粗キャリア周波数ズレ検出特性は、累積演算回数が32回で、微キャリア周波数ズレ検出特性は、累積演算回数が1回である。
セレクタ43によるフィルタ係数可変により微検出時の検出感度が、粗検出時の累積演算32回の検出感度と1dBほどの違いしかなかった。
粗/微キャリア周波数ズレ検出感度の何れに相関ピーク検出特性より良好な結果となっている。
セレクタ43によるフィルタ係数可変により微検出時の検出感度が、粗検出時の累積演算32回の検出感度と1dBほどの違いしかなかった。
粗/微キャリア周波数ズレ検出感度の何れに相関ピーク検出特性より良好な結果となっている。
[実施の形態の効果]
本実施の形態に係る受信処理方法によれば、キャリア復調処理を行い、粗キャリア周波数ズレを検出してIFキャリアデータの粗周波数補正処理を行い、更にキャリア復調処理を行い、微キャリア周波数ズレを検出してIFキャリアデータの微周波数補正処理を行い、その後に、分割相関を用いた相関ピーク検出処理を行い、受信データの復号処理を行うようにしているので、相関ピーク検出感度を向上させ、通信拒理を拡大し、通信品質を向上させることができる効果がある。
本実施の形態に係る受信処理方法によれば、キャリア復調処理を行い、粗キャリア周波数ズレを検出してIFキャリアデータの粗周波数補正処理を行い、更にキャリア復調処理を行い、微キャリア周波数ズレを検出してIFキャリアデータの微周波数補正処理を行い、その後に、分割相関を用いた相関ピーク検出処理を行い、受信データの復号処理を行うようにしているので、相関ピーク検出感度を向上させ、通信拒理を拡大し、通信品質を向上させることができる効果がある。
また、本実施の形態に係る受信部を有する無線装置によれば、相関ピーク検出部60での相関ピーク検出処理の前に、粗キャリア周波数ズレ検出部40において、粗検出用フィルタ係数を用いてFIRフィルタ44で残留周波数成分のノイズを除去し、FFT45で粗キャリア周波数ズレを検出してIFキャリアデータ生成部70に粗周波数の補正を行い、続いて、微キャリア周波数ズレ検出部50において、微検出用フィルタ係数を用いてFIRフィルタ44で残留周波数成分のノイズが除去されたデータについて、FFT52で微キャリア周波数ズレを検出してIFキャリアデータ生成部70に微周波数の補正を行うようにしているので、相関ピーク検出感度を向上させ、通信拒理を拡大し、通信品質を向上させることができる効果がある。
また、別の実施の形態では、粗キャリア周波数ズレを検出するFFT(第1のFFT)45と微キャリア周波数ズレを検出するFFT(第2のFFT)52とを一つのFFTで構成し、その前段にセレクタ47を設けて、粗キャリア周波数ズレと微キャリア周波数ズレを検出できるようにし、回路構成を簡略化できる効果がある。
本発明は、相関ピーク検出時の残留周波数ズレ成分を少なくし、分割相関を行う場合のピーク検出感度を向上させることができる受信処理方法及び無線装置に好適である。
10…A/D変換器、 20…ADC制御部、 30…キャリア復調部、 31a,31b…乗算器、 32a,32b…FIRフィルタ、 40,40′,40”…粗キャリア周波数ズレ検出部、 41…移動平均フィルタ、 42,42′…ダウンサンプル部、 43…セレクタ、 44,44′…FIRフィルタ、 45,45′…FFT、 46…ダウンサンプル部、 47…セレクタ、 50,50′…微キャリア周波数ズレ検出部、 51…ダウンサンプル部、 52,52′…FFT、 60,60′…相関ピーク検出部、 61〜64…128chip部分相関部、 65…4分割部分相関回路、 65′…32分割部分相関回路、 66…相関ピーク検出部、 67…16chip部分相関部、 70…IFキャリアデータ生成部
Claims (7)
- 双方向無線システムで、相関ピーク検出時に受信信号を複数に分割して部分相関を行う受信処理方法において、
受信部は、キャリア復調を行い、FIRフィルタを用いて粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、粗キャリア周波数ズレを検出して中間周波数キャリアデータの粗周波数補正処理を行い、更にキャリア復調を行い、FIRフィルタを用いて微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去を行い、微キャリア周波数ズレを検出して中間周波数キャリアデータの微周波数補正処理を行い、その後に、分割相関を用いた相関ピーク検出処理を行い、受信データの復号処理を行うことを特徴とする受信処理方法。 - 双方向無線システムで用いられる無線装置であって、受信部を備え、
前記受信部が、
受信信号の中間周波数成分を除去するキャリア復調部と、
前記キャリア復調部から出力された復調データに対して、粗キャリア周波数ズレを検出する場合は粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行い、微キャリア周波数ズレを検出する場合は微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行うFIRフィルタと、粗キャリア周波数ズレを検出する第1の高速フーリエ変換器とを備える粗キャリア周波数ズレ検出部と、
前記FIRフィルタからの出力を分岐して入力し、微キャリア周波数ズレを検出する第2の高速フーリエ変換器とを備える微キャリア周波数ズレ検出部と、
前記第1の高速フーリエ変換器での検出結果から粗周波数補正を行い、前記第2の高速フーリエ変換器での検出結果から微周波数補正を行い、中間周波数キャリアデータを生成して前記キャリア復調部に出力する中間周波数キャリアデータ生成部と、
前記キャリア復調部からのキャリア復調データを複数に分割して部分相関を行い、部分相関値を合算して相関ピークの検出を行う相関ピーク検出部と有することを特徴とする無線装置。 - 相関ピーク検出部は、粗キャリア周波数ズレ検出部と中間周波数キャリアデータ生成部で粗キャリア周波数ズレの検出と粗周波数補正が為された後に、微キャリア周波数ズレ検出部と前記中間周波数キャリアデータ生成部での微キャリア周波数ズレの検出と微周波数補正が為された後に、相関ピークの検出を行うことを特徴とする請求項2記載の無線装置。
- 双方向無線システムで用いられる無線装置であって、受信部を備え、
前記受信部が、
受信信号の中間周波数成分を除去するキャリア復調部と、
前記キャリア復調部から出力された復調データに対して、粗キャリア周波数ズレを検出する場合は粗検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行い、微キャリア周波数ズレを検出する場合は微検出用フィルタ係数に基づいて残留周波数成分のノイズ除去の処理を行うFIRフィルタと、粗キャリア周波数ズレ又は微周波数ズレを検出する高速フーリエ変換器とを備えるキャリア周波数ズレ検出部と、
前記高速フーリエ変換器での検出結果から粗周波数補正又は微周波数補正を行い、中間周波数キャリアデータを生成して前記キャリア復調部に出力する中間周波数キャリアデータ生成部と、
前記キャリア復調部からのキャリア復調データを複数に分割して部分相関を行い、部分相関値を合算して相関ピークの検出を行う相関ピーク検出部と有することを特徴とする無線装置。 - 相関ピーク検出部は、キャリア周波数ズレ検出部と中間周波数キャリアデータ生成部で粗キャリア周波数ズレの検出と粗周波数補正が為され、微キャリア周波数ズレの検出と微周波数補正が為された後に、相関ピークの検出を行うことを特徴とする請求項4記載の無線装置。
- キャリア周波数ズレ検出部で、FIRフィルタの出力を分岐して入力し、ダウンサンプルを行うダウンサンプル部と、前記FIRフィルタからの出力と前記ダウンサンプル部からの出力を入力し、粗キャリア周波数ズレを検出する場合は前記FIRフィルタからの出力を選択して高速フーリエ変換器に出力し、微キャリア周波数ズレを検出する場合は前記ダウンサンプル部からの出力を選択して前記高速フーリエ変換器に出力することを特徴とする請求項4又は5記載の無線装置。
- 粗キャリア周波数ズレを検出する場合は粗検出用フィルタ係数をFIRフィルタに出力し、微キャリア周波数ズレを検出する場合は微検出用フィルタ係数を前記FIRフィルタに出力するセレクタを設けたことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか記載の無線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008170652A JP2010011306A (ja) | 2008-06-30 | 2008-06-30 | 受信処理方法及び無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008170652A JP2010011306A (ja) | 2008-06-30 | 2008-06-30 | 受信処理方法及び無線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010011306A true JP2010011306A (ja) | 2010-01-14 |
Family
ID=41591209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008170652A Pending JP2010011306A (ja) | 2008-06-30 | 2008-06-30 | 受信処理方法及び無線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010011306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020031336A1 (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-13 | 三菱電機株式会社 | 受信装置、タイミング検出装置およびタイミング検出方法 |
-
2008
- 2008-06-30 JP JP2008170652A patent/JP2010011306A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020031336A1 (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-13 | 三菱電機株式会社 | 受信装置、タイミング検出装置およびタイミング検出方法 |
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