JP2008271311A - 不要波除去受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線通信信号を上側帯域信号と下側帯域信号に分離し、不要波及びイメージを除去すると同時に、安価な不要波除去受信機を提供する。
【解決手段】ベースバンドに変換された無線通信信号を上側帯域信号と下側帯域信号に分離し、両側帯域信号のS/Nに対する片側帯域信号のS/Nとの比較に基づいて、上側帯域信号、下側帯域信号、両側帯域信号のいずれかを使用する帯域として選択することによって不要波を除去することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明はスペクトラム拡散信号を含む無線通信信号の不要波を除去する回路処理を有する受信機に関する。
スペクトラム拡散信号を含む無線通信信号を受信する受信機において、高周波帯域(RF)信号は少なくとも1個の混合器を用いて中間周波数(IF)帯域信号に変換された後、再度、ベースバンド信号に変換するヘテロダイン方式が広く用いられている。また、RF信号を、ダイレクト・コンバージョン(Zero-IF)方式によって、直接、ベースバンド信号に変換する方法も用いられている。
特開平03−092029号公報
しかしながら、ヘテロダイン方式場合、RF信号に含まれる不要波に加えて、混合処理で生じたイメージ不要波も除去する必要がある。この場合、HartleyやWeaver型のイメージ・リジェクト混合器による技法が公知であるが、RF信号帯域信号内に混入している不要波は除去できない。一方、Zero-IF方式は上述のイメージ不要波問題は解消できるがHartleyやWeaver型のイメージ・リジェクト混合器と同様に、RF信号帯域信号内に混入している不要波は除去できない。
RF信号帯域信号内に混入している不要波は、可変ノッチフィルタ方式や、特許文献1に記載の2つ帯域通過フィルタを用いて上側帯域信号(USB)と下側帯域信号(LSB)に分離し、USBとLSBの信号電力を比較することによって除去する方法が公知である。
しかしながら、可変ノッチフィルタ方式は、周波数帯域内の不要波の混入している帯域を特定するために、回路規模が複雑となり、さらに高いQ値のノッチフィルタ要求されるために、コストアップ要因となる欠点を有する。
また、帯域通過フィルタを用いてRF信号をUSB成分とLSB成分に分離する特許文献1の方法は、USBとLSBの中間帯域内にある不要波に対しては高い減衰量は得られないのみならず、2個の帯域通過フィルタの中間帯域に最も大きい信号電力密度を持つ信号の電力を損失することになる。さらに、IF信号からベースバンド変換のための混合器で生じたイメージ不要波を抑圧する手段が、別途、必要になり、回路が複雑になる。したがって、特許文献1の技法は、例えば、安価且つ小型化を狙ったGALILEO-GPSハイブリッド受信機のRFフロントエンド部における不要波対策技法としては適さない。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、無線通信信号帯域内に混入している不要波及びイメージ不要波を共に除去すると同時に、安価な不要波除去受信機を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明は、無線通信信号をベースバンド直交(I成分及びQ成分、以下同様)信号に変換し、該直交信号のそれぞれの成分信号を上側帯域信号と下側帯域信号に分離するイメージ・リジェクト混合部と、前記ベースバンド直交信号の内の、前記上側帯域信号、前記下側帯域信号、両側帯域信号のいずれかを使用帯域信号として選択する制御信号を生成する選択制御部と、前記制御信号によって、前記ベースバンド直交信号の内の、前記使用帯域信号に切り替える出力制御部とを備え、前記制御信号は、(前記上側帯域信号のS/N)>(前記両側帯域信号のS/N)の条件と、(前記下側帯域信号のS/N)>(前記両側帯域信号)のS/Nの条件との二つの条件に基づいて、生成されることを特徴とする。
さらに、本発明において、前記制御信号は、(前記上側帯域信号のS/N)>(前記両側帯域信号のS/N)の条件と、(前記下側帯域信号のS/N)>(前記両側帯域信号)のS/Nの条件との二つの条件の代わりに、(前記上側帯域信号の電力)>比較係数×(前記下側波帯域信号の電力)の条件と、(前記下側帯域信号の電力)>前記比較係数×(前記上側波帯域信号の電力)の条件との二つの条件に基づいて、生成するようにしてもよい。比較係数を1より大きくすることにより、従来技法で提示されているような唯単にLSBとUSBからの二者択一でなく、LSBとUSB及びDSBからの三者択一ができから、二者択一の場合において、常に生じる使用帯域信号のS/Nの3dB損失の生起確率が低減できる。
さらに、本発明において、イメージ・リジェクト混合部出力を用いて生成する前記制御信号は、前記ベースバンド直交信号のI成分信号またはQ成分信号の、または両方の成分信号の上側帯域信号と下側帯域信号に基づいて、生成されることを特徴とする。
さらに、本発明において、前記イメージ・リジェクト混合部から得られるI成分信号、Q成分信号のそれぞれの上側帯域信号と前記下側帯域信号とを、個別に、同じ中心周波数を持つIF帯域信号に変換し、I成分信号とQ成分信号を統合した、IF帯域上側帯域信号とIF帯域下側帯域信号を生成するアップ・コンバージョン部と、該イメージ・リジェクト混合部から得られるIF帯域信号の内の、前記IF帯域上側帯域信号、前記IF帯域下側帯域信号、IF帯域両側帯域信号のいずれかを使用帯域信号として選択する制御信号を生成する選択制御部と、前記制御信号によって、使用する帯域信号に切り替える出力制御部とを備え、前記制御信号は、(前記IF帯域上側帯域信号のS/N)>(前記IF帯域両側帯域信号のS/N)の条件と、(前記IF帯域下側帯域信号のS/N)>(前記IF帯域両側帯域信号)のS/Nの条件との二つの条件に基づいて、生成される。
さらに、本発明において、前記制御信号は、(前記IF帯域上側帯域信号のS/N)>(前記IF帯域両側帯域信号のS/N)の条件と、(前記IF帯域下側帯域信号のS/N)>(前記IF帯域両側帯域信号)のS/Nの条件との二つの条件の代わりに、(前記IF帯域上側帯域信号の電力)>比較係数×(前記IF帯域下側波帯域信号の電力)の条件と、(前記IF帯域下側帯域信号の電力)>前記比較係数×(前記IF帯域上側波帯域信号の電力)の条件との二つの条件に基づいて、生成するようにしてもよい。
さらに、本発明において、アップ・コンバージョン部出力を用いて生成する前記制御信号は、IF帯域上側帯域信号と前記IF帯域下側帯域信号に基づいて、生成されることを特徴とする。
さらに、本発明において、(前記IF帯域上側帯域信号の電力)>比較係数×(前記IF帯域下側波帯域信号の電力)の条件と、(前記IF帯域下側帯域信号の電力)>前記比較係数×(前記IF帯域上側波帯域信号の電力)の条件との二つの条件に基づいて、前記制御信号の生成する場合、前記比較係数は、1より大きく、且つ10以下の範囲内で予め決められた値とすることを特徴とする。
さらに、本発明において、
前記無線通信信号をデジタル量に変換し、デジタル量変換以降の係る処理をデジタル回路処理またはソフトウェア処理するようにしてもよい。
本発明によれば、無線通信信号を、直接、イメージ・リジェクト混合器を用いてベースバンドに変換するために、イメージ帯域内の不要波問題は解消できる。また、両帯域信号(DSB)の近傍における不要波の減衰量は、通常30dB以上のイメージ除去比を得ることができるため、従来のような帯域通過フィルタによるUSB、LSB分離方式特有の欠点であるUSBとLSBの中間帯域内に混入している不要波の抑圧特性の劣化問題が解消できる。
さらに、本発明技法は、従来のようなLSBとUSBのいずれかでなく、DSBも使用する帯域信号の選択対象とするために、USBとLSBのいずれかを選択することで生じるS/Nの3dB損失の生起確率が低減できる。
(実施の形態1)
図1に本発明の実施形態1の構成を示す。この実施形態は、イメージ・リジェクト混合部10、使用帯域制御部20、出力制御部30の3つのブロックより構成される。この構成図は、出力制御部30のA/D変換処理を除き、アナログ処理回路構成を示している。
図1において、無線通信信号はイメージ・リジェクト混合部10の混合器3aに入力され、無線通信信号の中心周波数と概略等しいローカル周波数を生成するRFローカル周波数発生器1の出力と混合され、I成分信号を生成する。一方、無線通信信号は混合器3bにも入力され、RFローカル周波数発生器1の出力を移相器2で90度位相シフトした信号と混合し、Q成分を生成する。
混合器3aの出力は移相器4aで90度の位相シフトした後、混合器3bの出力と、加算器5aで減算することでベースバンドのQ成分信号のUSBであるQUSBを生成し、減算器5bで加算することでベースバンドのQ成分信号のLSBであるQLSBを生成する。
また、混合器3bの出力は移相器4bで90度の位相シフトした後、混合器3aの出力と、加算器6aで加算することでベースバンドのI成分信号のUSBであるIUSBを生成し、減算器6bで減算することでベースバンドのI成分信号のLSBであるILSBを生成する。
上述のように、イメージ・リジェクト混合器をもちて、無線通信信号を直接、ベースバンドに変換することによって、ベースバンド信号のUSBとLSBがDCを中心としてイメージの関係を有し、しかも、USBとLSBに分離された出力として得られる。
USBとLSBがDCを中心としてイメージの関係にすることが本発明に係る技法の特徴であり、重要な意味を持つ。このことを図2の(a)から(c)を用いて説明する。図2の(a)はべースバンド信号のDSBの電力スペクトラムである。この図において、SLSB、NLSB及びJLSBはそれぞれ、LSBの要望波信号電力、熱雑音電力、不要波電力であり、SUSB、NUSB及びJUSBはUSBの要望波信号電力、熱雑音電力、不要波電力である。
図2の(b)、図2の(c)は、それぞれ、本発明に係る技法によって分離したLSB、USBの電力スペクトラムを示している。図示しているように、USBとLSBは理想と異なり、完全に分離できないけれども、DCを中心としてイメージの関係にすることによって、他方の帯域からの干渉は、通常、30dB以上が期待できるイメージ・リジェクト比(IMMR)に抑圧できることを示している。従来のような帯域通過フィルタによる分離方法ではこのような値の干渉抑圧比を得るのは困難である。
また、イメージ・リジェクト混合部10は無線通信信号を直接、ベースバンド、即ちDCに変換するから、IF信号に変換するときに生じるイメージ不要波抑圧問題は解消できる。
イメージ・リジェクト混合部10で生成されたベースバンドQUSB信号は、検波器21aで検波し、低域通過フィルタ22aでフィルタ処理し、選択制御部23に入力される。一方、ベースバンドQLSB信号は、検波器21bで検波し、低域通過フィルタ22bでフィルタ処理し、選択制御部23に入力される。ここで、QUSB信号及びQLSB信号の代わりに、IUSB信号及びILSB信号を検波器21a、21bの入力とすることも可能である。
また、選択制御部23への入力信号をベースバンドQUSB及びQLSBまたは、IUSB及びILSB信号のいずれか若しくは、併用して、本発明に係るベースバンド信号の使用する帯域信号を選択・制御することは可能である。
ここで、QUSB及びQLSBまたは、IUSB及びILSB信号を併用する方法としては、使用帯域制御部20の入力から出力のいずれかの場所で結合してもよい。例えば、QUSB+IUSBを検波器21aの入力とし、QLSB+ILSBを検波器21bの入力とすることもできる。また、QUSB、IUSB、QLSB、ILSBを別々に検波し、検波出力段でUSB、LSB同志を結合した信号を低域通過フィルタ22a、22bの入力とすることもできる。また、低域通過フィルタ22a、22b出力段でUSB、LSB同志を結合し、選択制御部23の入力とすることもできる。
イメージ・リジェクト混合部10のベースバンド信号IUSB、ILSBは、それぞれ、出力制御部30のスイッチ
31a、スイッチ31bに接続され、ベースバンド信号QUSB、QLSBは、それぞれ、スイッチ32a、スイッチ32bに接続される。
これ等のスイッチは選択制御部23の出力によってLSBまたはUSBのいずれか、またはDSBを使用するかを選択するように制御される。即ち、IUSB信号、ILSB信号はスイッチ31a、スイッチ31bのON/OFFすることによって、IUSB、ILSB、IDSBのいずれかが選択される。I成分信号は、低域通過フィルタ33a 、A/D変換機34aを経て、Ibase信号を生成する。同様に、QUSB信号、QLSB信号はスイッチ32a、スイッチ32bでQUSB、QLSB、QDSBのいずれかが選択され、低域通過フィルタ33b 、A/D変換機34bを経て、Qbase信号を生成する。
尚、図1ではスイッチ31aとスイッチ31bの出力端及びスイッチ32aとスイッチ32bの出力端は接続されるように描かれているが、DSBのIDSBまたはQDSBを使用する場合は、USBとLSBが加算統合されるものとする。
次に、帯域信号内に混入している不要波を除去するための技法を説明する。図2の(a)において、要望信号電力SUSB、SLSBは等しいとしてSで表し、またNUSB、NLSBも等しいとしてNで表すとすると、各帯域信号のS/Nは、それぞれ、[数1]、[数2]、[数3]で表すことができる。尚、[数1]、[数2]、[数3]はI成分信号、Q成分信号でも成立する。
Figure 2008271311
Figure 2008271311
Figure 2008271311
選択制御部23は(S/N)LSB>(S/N)DSBの条件と (S/N)USB>(S/N)DSBの条件に基づいて、ベースバンド信号の使用する帯域信号を選択制御する信号を生成し、出力する。
(S/N)LSB>(S/N)DSBの条件は、[数1]と[数3]から、NUSB+JUSB>3(NLSB+JLSB)の条件と等価となり、(S/N)USB>(S/N)DSB条件は、 [数2]と[数3]から、NLSB+JLSB>3(NUSB+JUSB)の条件と等価である。また、通常、SUSB、SLSBは、それぞれ、NUSB+JUSB、NLSB+JLSBに比べて無視できるから、USB電力PUSB、≒NUSB+JUSB、LSB電力PLSB≒NLSB+JLSBとすると、(S/N)LSB>(S/N)DSBの条件はPUSB >3×PLSB条件で、また、 (S/N)USB>(S/N)DSBの条件はPLSB >3×PUSBの条件で近似できる。
従って、選択制御部23は(S/N)LSB>(S/N)DSBの条件またはPUSB >3×PLSBの条件を満たす場合に、LSB(QLSBとILSB)を選択し、また、(S/N)USB>(S/N)DSBの条件またはPLSB >3×PUSBの条件を満たす場合に、USB(QUSBとIUSB)を選択し、上記のいずれの条件を満たさない場合はDSBを選択するような制御信号を生成し、出力する。
もし、要望波電力が無視できないときは、(S/N)LSB>(S/N)DSBの条件や (S/N)USB>(S/N)DSBの条件が、PUSB >3×PLSBの条件やPLSB >3×PUSBの条件に近似できるとは言いがたくなる。しかし、この場合において、PUSB >3×PLSBの条件やPLSB >3×PUSBの条件を適用することができる。この場合、DSB、USBまたはLSBに切り替えるポイントが少しシフトするのみであり、実用に支障ない。
もし、この場合において、実用で許容できない程度に切り替えポイントが変化する場合は、PLSB>3 PUSBの条件またはPUSB>3 PLSBの条件の比較係数である3を1より大きい値から10以下の範囲で調整することで、実用で許容できる切り替えポイント変動に抑えることができる。
図3は選択制御部23の出力によって選択されるベースバンド信号の使用帯域信号を示しており、図中の太い線が使用する帯域として選択された帯域信号である。
図3の(a)はUSBのみに不要波JUSBが含まれている場合の状態図である。不要波JUSBが小さい範囲ではUSBとLSBの要望波信号電力はDSBの1/4、熱雑音は1/2となるから、 (S/N)USBと(S/N)LSBは(S/N)DSBより3dB悪い値となる。不要波JUSBが大きくなるにつれて、(S/N)LSBは一定となるが、(S/N)DSBと(S/N)USBは共に減少する。不要波JUSBが(S/N)LSB>(S/N)DSBとなる範囲ではベースバンド信号の使用する帯域信号をDSBからLSBに切り替える。
図3の(b)はLSBのみに不要波JLSBが含まれている場合の状態図である。不要波JLSBが小さいときは、(S/N)DSBが大きいDSBを使用し、不要波JLSBが(S/N)USB>(S/N)DSBとなる範囲ではベースバンド信号の使用する帯域信号をDSBからUSBに切り替える。
尚、上述のように、(S/N)LSB>(S/N)DSBの条件、(S/N)USB>(S/N)DSB条件のいずれの条件も満たさない場合はDSB信号を使用する。本発明によるベースバンド信号の使用する帯域信号を選択・制御技法は、従来技法で提示されているような唯単にLSBとUSBからの二者択一でなく、LSBとUSB及びDSBからの三者択一とすることを特徴とする。
この結果、三者択一の場合は、DSBも選択肢の一つとなるために、二者択一の場合における常時のS/Nの 3dB損失を生じる確率は低減できる。特に、GNSS(Global Navigation Satellite Systems)受信機に適用する場合、S/Nの3dB損失は性能に大きな影響を及ぼす。
(実施の形態2)
図1の構成図はイメージ・リジェクト回路部10の出力信号で使用する帯域信号を選択し、I,Qの直交信号を得る構成であるが、図4は、イメージ・リジェクト回路部10出力のIUSB及びILSBと、QUSB及びQLSBとを、夫々、同じ、中間周波数(IF)を生成するIFローカル周波数発生器47を用いてアップ・コンバージョンするようにしたときの構成である。
この構成は、例えば、GPS測位信号のように、無線通信信号を追尾のために、位相を制御する必要がある有利な構成である。後処理のベースバンド処理部に送出する信号はベースバンド信号より、IF信号の方が位相制御や移相器処理が行い易くなる。
この構成においては、アップ・コンバージョン部40において、混合器43aと43bの出力を加算し、IF帯域上側帯域信号RFUSBを生成し、混合器45aと45bの出力を加算し、IF帯域下側帯域信号RFLSBを生成する。RFUSB、RFLSB信号は出力制御部30に入力され、使用する帯域信号が選定され、A/D変換され、RFbase信号として、後処理のベースバンド処理部(図示なし)に送出される。尚、図ではスイッチ31aと31bの出力が結合されているが、RFUSB、RFLSB信号の両方を選択する場合は、31aと31bの出力の和とする。
また、RFUSB、RFLSB信号は、使用帯域制御部20にも入力され、実施の形態1における説明と同様に、使用する帯域信号を選定する制御信号を生成し、出力制御部30に送出する。
(実施の形態3)
図1の構成図において、イメージ・リジェクト回路部10及び使用帯域制御部20、出力制御部30の処理はデジタル回路またはソフトウェアで処理することも可能である。この場合、無線通信信号をA/D変換器でデジタル信号に変換し、図1に図示した各機能部のデジタル処理またはソフトウェア処理を行なうことで本発明の方法は実施できる。
また、図4の実施例においても同様に、無線通信信号をA/D変換器でデジタル信号に変換し、図4に図示した各機能部のデジタル処理またはソフトウェア処理を行なうことで本発明の方法は実施できる。
本発明に係る不要波抑圧回路構成の実施形態1の説明図 本発明に係るベースバンド信号の電力スペクトラムの説明図 本発明に係る使用するベースバンド信号の使用する帯域信号の説明図 本発明に係る不要波抑圧回路構成の実施形態2の説明図
符号の説明
1 RFローカル周波数発生器
2 90°移相器
3a、3b 混合器
4a、4b 90°移相器
5a、6a 加算器
5a、6b 減算器
10 イメージ・リジェクト混合部
20 使用帯域制御部
21a、21b 検波器
22a、22b 低域通過フィルタ
23 選択制御部
30 出力制御部
31a、31b I成分選択スイッチ
32a、32b Q成分選択スイッチ
33a、33b 低域通過フィルタ
34a、34b A/D変換器
40 アップ・コンバージョン部
41a、41b 低域通過フィルタ
42a、42b 低域通過フィルタ
43a、43b 混合器
44a、44b 90°移相器
45a、45b 混合器
46a、46b 加算器
47 IFローカル周波数発生器

Claims (8)

  1. 無線通信信号をベースバンド直交信号に変換し、該直交信号のそれぞれの成分信号を上側帯域信号と下側帯域信号に分離するイメージ・リジェクト混合部と、
    前記ベースバンド直交信号の内の、前記上側帯域信号、前記下側帯域信号、両側帯域信号のいずれかを使用帯域信号として選択する制御信号を生成する選択制御部と、
    前記制御信号によって、前記ベースバンド直交信号の内の、前記使用帯域信号に切り替える出力制御部とを備え、
    前記制御信号は、(前記上側帯域信号のS/N)>(前記両側帯域信号のS/N)の条件と、(前記下側帯域信号のS/N)>(前記両側帯域信号)のS/Nの条件との二つの条件に基づいて、生成されることを特徴とする不要波除去受信機。
  2. 無線通信信号をベースバンド直交信号に変換し、該直交信号のそれぞれの成分信号を上側帯域信号と下側帯域信号に分離するイメージ・リジェクト混合部と、
    前記ベースバンド直交信号の内の、前記上側帯域信号、前記下側帯域信号、両側帯域信号のいずれかを使用帯域信号として選択する制御信号を生成する選択制御部と、
    前記制御信号によって、前記ベースバンド直交信号の内の、前記使用帯域信号に切り替える出力制御部とを備え、
    前記制御信号は、(前記上側帯域信号の電力)>比較係数×(前記下側波帯域信号の電力)の条件と、(前記下側帯域信号の電力)>前記比較係数×(前記上側波帯域信号の電力)の条件との二つの条件に基づいて、生成されることを特徴とする不要波除去受信機。
  3. 請求項1から請求項2の何れかに記載の不要波除去受信機において、
    前記制御信号は、前記ベースバンド直交信号の少なくともいずれかの成分の前記上側帯域信号と前記下側帯域信号に基づいて、生成されることを特徴とする不要波除去受信機。
  4. 無線通信信号をベースバンド直交信号に変換し、該直交信号のそれぞれの成分信号を上側帯域信号と下側帯域信号に分離するイメージ・リジェクト混合部と、
    前記ベースバンド直交信号の前記上側帯域信号と前記下側帯域信号とを、個別に、同じ中心周波数を持つIF帯域信号に変換し、IF帯域上側帯域信号とIF帯域下側帯域信号を生成するアップ・コンバージョン部と、
    前記IF帯域信号の内の、前記IF帯域上側帯域信号、前記IF帯域下側帯域信号、IF帯域両側帯域信号のいずれかを使用帯域信号として選択する制御信号を生成する選択制御部と、
    前記制御信号によって、前記IF帯域信号の内の、前記使用帯域信号に切り替える出力制御部とを備え、
    前記制御信号は、(前記IF帯域上側帯域信号のS/N)>(前記IF帯域両側帯域信号のS/N)の条件と、(前記IF帯域下側帯域信号のS/N)>(前記IF帯域両側帯域信号)のS/Nの条件との二つの条件に基づいて、生成されることを特徴とする不要波除去受信機。
  5. 無線通信信号をベースバンド直交信号に変換し、該直交信号のそれぞれの成分信号を上側帯域信号と下側帯域信号に分離するイメージ・リジェクト混合部と、
    前記ベースバンド直交信号の前記上側帯域信号と前記下側帯域信号とを、個別に、同じ中心周波数を持つIF帯域信号に変換し、IF帯域上側帯域信号とIF帯域下側帯域信号を生成するアップ・コンバージョン部と、
    前記IF帯域信号の内の、前記IF帯域上側帯域信号、前記IF帯域下側帯域信号、IF帯域両側帯域信号のいずれかを使用帯域信号として選択する制御信号を生成する選択制御部と、
    前記制御信号によって、前記IF帯域信号の内の、前記使用帯域信号に切り替える出力制御部とを備え、
    前記制御信号は、(前記IF帯域上側帯域信号の電力)>比較係数×(前記IF帯域下側波帯域信号の電力)の条件と、(前記IF帯域下側帯域信号の電力)>前記比較係数×(前記IF帯域上側波帯域信号の電力)の条件との二つの条件に基づいて、生成されることを特徴とする不要波除去受信機。
  6. 請求項4と請求項5に記載の不要波除去受信機において、
    前記制御信号は、IF帯域上側帯域信号と前記IF帯域下側帯域信号に基づいて、生成されることを特徴とする不要波除去受信機。
  7. 請求項2と請求項5に記載の不要波除去受信機において、
    前記比較係数は、1より大きく、且つ10以下の範囲内で予め決められた値とすることを特徴とする不要波除去受信機。
  8. 請求項1から請求項7の何れかに記載の不要波除去受信機において、
    前記無線通信信号をデジタル量に変換し、デジタル量変換以降の係る処理をデジタル回路処理またはソフトウェア処理することを特徴とする不要波除去受信機。
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