JP2010008785A - 焦点検出装置、焦点調節装置、撮像装置、およびカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光学系を介した光束のうち、光学系による画面内に設定された第1焦点検出位置に対応する光束を受光する第1受光手段と、光学系を介した光束のうち、第1焦点検出位置とは異なる前記画面内の第2焦点位置に対応する光束を受光する第2受光手段と、第1受光手段と第2受光手段との少なくとも一方で得られた受光信号に基づいて光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、第1受光手段が受光する光束の光量が第2受光手段が受光する光束の光量より小さい場合に、第2受光手段で得られる受光信号に基づいて焦点検出手段によって焦点調節状態を検出させる制御手段とを備える。
【選択図】図7
Description
例えば被写体に対して補助光を投射して焦点検出するものであって、各焦点検出領域に対する補助光の明るさが異なる場合には、選択した焦点検出領域に対する補助光の明るさが暗い場合に、得られる信号の出力が小さく、偽合焦が生じる場合があった。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の焦点検出装置において、前記制御手段は、前記第2受光手段で得られる前記受光信号に基づいて検出した焦点調節状態が所定の状態となった後に、前記第1受光手段で得られる前記受光信号に基づいて前記焦点検出手段によって前記焦点検出状態を検出させるものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の焦点検出装置において、前記焦点検出状態は、前記第1受光手段と前記第2受光手段との少なくとも一方で得られる受光信号に基づいて前記光学系の結像面のずれ量を前記焦点調節状態として検出し、前記ずれ量が第1のずれ量より小さくなった場合に前記光学系が合焦したものと判定する判定手段を備え、前記制御手段は、前記第2受光手段で得られる前記受光信号に基づいて検出した前記ずれ量が、前記第1のずれ量よりも大きい第2のずれ量よりも小さくなった場合に、前記第1受光手段で得られる前記受光信号に基づいて前記焦点検出手段によって前記ずれ量を検出させる。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の焦点検出装置において、前記第1受光手段は、複数の光電変換素子を配列した光電変換素子列の第1の配列であるとともに第1の輝度の照明光が投射された対象からの反射光を受光し、前記第2受光手段は、前記光電変換素子列の前記第1の配列とは異なる第2の配列であるとともに前記第1の輝度よりも高輝度の第2の輝度の照明光が投射された対象からの反射光を受光し、前記制御手段は、前記第1受光手段が受光する前記光束の光量が前記第2受光手段が受光する前記光束の光量より小さい場合に、前記第1の配列と前記第2の配列とを含む前記光電変換素子列の第3の配列で得られる前記受光信号に基づいて前記焦点検出手段によって前記焦点調節状態を検出させるものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の焦点検出装置において、前記焦点検出手段によって検出された前記焦点検出状態に信頼性があるか否かを判定する判定手段を備え、前記判定手段は、前記第3の配列で得られる前記受光信号に基づいて検出した焦点調節状態に対する前記信頼性の判定基準を、前記第1の配列で得られる前記受光信号に基づいて検出した焦点調節状態に対する前記信頼性の判定基準に比べて前記信頼性があると判定され易くする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の焦点検出装置において、前記第1受光手段は、複数の光電変換素子を配列した光電変換素子列の第1の配列であるとともに第1の輝度の照明光が投射された対象からの反射光を受光し、前記第2受光手段は、前記光電変換素子列の前記第1の配列とは異なる第2の配列であるとともに前記第1の輝度よりも高輝度の第2の輝度の照明光が投射された対象からの反射光を受光し、前記制御手段は、前記第1受光手段が受光する前記光束の光量が前記第2受光手段が受光する前記光束の光量より小さい場合に、前記第1の配列に最も近い前記第2の配列に対応する前記光電変換素子列で得られる前記受光信号に基づいて前記焦点検出手段によって前記焦点調節状態を検出させる。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の焦点検出装置と、前記焦点検出装置によって検出された前記焦点調節状態に基づいて、前記光学系の焦点調節を行う焦点調節手段とを備え焦点調節装置である。
請求項8に係る発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の焦点検出装置を備えたことを特徴とする撮像装置である。
請求項9に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の焦点検出装置と、前記第1焦点検出位置に対応する被写体に第1の輝度の照明光を照射するとともに、前記第2焦点検出位置に対応する被写体に第1の輝度よりも高輝度の第2の輝度の照明光を投射する照明装置と、前記光学系による像を撮像する撮像手段とを備えたカメラシステムである。
図1は、本発明を適用した一眼レフカメラを示す構成図である。本図において、2は撮像レンズ、4はメインミラー、6はサブミラー、8は焦点板、10はペンタプリズム、12はファインダ、14は撮像素子である。16はAFセンサとして用いるCCDラインセンサ、18はAF演算・制御およびAF補助光の投射制御を行うマイクロコンピュータ、20はレンズ駆動モータ、22は不揮発性メモリとして用いるEEPROMである。25はAF補助光投射部であり、図2に示すAF補助光パターンを被写体に投射する。本実施の形態において、AF補助光投射部25は外付けストロボに取り付けられており、ストロボ撮影が可能な至近距離から規定の距離内に位置する被写体に対して、後述するAF補助パターンを投射する。なお、AF補助光投射部25は、一眼レフカメラ本体に組み込むことが可能なことは勿論である。
ステップS02では、CCDラインセンサの出力レベルに基づいて、AF補助光(図1,図2参照)の照射が必要であるか否かを判定する。AF補助光の照射が必要であると判定された場合には、ステップS03に進む。他方、否定判定がなされた場合には、後に述べるステップS21に制御を進める。
ステップS04においては、図7に示した仮の演算範囲を設定する。すなわち、通常の演算範囲A〜Eを全て含む範囲を、仮の演算範囲として設定する。なお、この仮の演算範囲としては、高輝度の補助光の反射光を受光する演算範囲Cを含んだ複数の演算範囲を含む範囲としてもよい。
ステップS05では、仮の演算範囲に基づく相関演算に関連して、仮の信頼性判定閾値を設定する。この信頼性判定閾値とは、先に説明した通り、相関演算結果の信頼性を判定するための値E1およびG1(数式6参照)である。一般に、演算範囲が広くなるにしたがって相関演算の信頼性が落ちていくので、仮の信頼性判定閾値として、通常の相関演算における信頼性判定閾値より大きな値を設定しておく。
そして、ステップS07において、CCDラインセンサの新たな蓄積を実行する。
ステップS08では、設定された仮の演算範囲に基づいて、既述の「焦点検出演算」を実行する。すなわち、相関演算、いわゆる三点内挿演算、信頼性判定を行うことによりデフォーカス量を算出する。なお、相関演算の信頼性判定の結果、信頼性あるデフォーカス量が算出できないときには、AF処理を終了させる(図示せず)。
ステップS09では、デフォーカス量の判定閾値Th1として350μmを設定し、ステップS08で算出されたデフォーカス量の絶対値|def|との比較を行う。その結果、|def|<Th1が満たされないときには、ステップS10に進む。
ステップS10では、|def|がより小さくなるようにレンズ駆動モータ20の回転量を算出し、その算出結果に基づいてレンズ駆動モータ20によるレンズ駆動を行う。他方、|def|<Th1が満たされたときには、ステップS11に進む。
ステップS12においては、ステップS05で設定された仮の信頼性判定閾値を、通常の信頼性判定閾値に戻す。
ステップS13においては、CCDラインセンサの蓄積を実行する。
ステップS14において、「焦点検出演算」を実行する。この「焦点検出演算」は、ステップS08で述べた通りであるので、説明は省略する。同様に、相関演算の信頼性判定の結果、信頼性あるデフォーカス量が算出できないときには、AF処理を終了させる(図示せず)。
ステップS15では、合焦判定を行う。すなわち、合焦判定閾値Th2として、Th1>Th2を満たす値(50μm〜100μm)を設定し、ステップS14で算出されたデフォーカス量の絶対値|def|との比較を行う。その結果、|def|<Th2が満たされないときには、ステップS16に進む。
ステップS16では、|def|がより小さくなるようにレンズ駆動モータ20の回転量を算出し、その算出結果に基づいてレンズ駆動モータ20によるレンズ駆動を行う。他方、|def|<Th2が満たされたときには、ステップS17でAF補助光を消灯し、その後にAF処理を終了する。
ステップS24では、|def|がより小さくなるようにレンズ駆動モータ20の回転量を算出し、その算出結果に基づいてレンズ駆動モータ20によるレンズ駆動を行う。他方、|def|<Th2が満たされたときには、AF処理を終了する。
(1)被写体に対し補助光を投射して焦点検出する際に、各焦点検出領域に対する補助光の明るさが異なる場合には、選択した焦点検出領域に対する補助光の明るさが暗いことに起因して得られる信号の出力が小さくなり、その結果として偽合焦が生じる場合があったが、実施の形態1によれば、斯かる偽合焦を回避することができる。
(2)実施の形態1において、選択されたAFエリアが高輝度のAF補助光に対応していないときには、高輝度の補助光に対応したAFエリアを含む範囲を演算範囲として選択することにより焦点検出演算を行い、粗調節を実行する。その結果として、偽合焦に陥ってしまうという不都合を回避することができる。
上述した実施の形態1では、AFエリアがC行または6列(図5参照)に属していないとき、仮の演算範囲(図7参照)として広範囲の演算範囲を設定したが、以下の述べる実施の形態2では、演算範囲の大きさを変更することなく粗調節のための焦点検出演算を行う。
実施の形態2を実施するためのシステム構成(図1)およびAF補助光パターン(図2)は、実施の形態1と同じある。さらに、図3〜図6についても同様に適用できるので、説明を省略する。
ステップS32では、CCDラインセンサの出力レベルに基づいて、AF補助光(図1,図2参照)の照射が必要であるか否かを判定する。AF補助光の照射が必要であると判定された場合には、ステップS33に進む。他方、否定判定がなされた場合には、後に述べるステップS51に制御を進める。
ステップS34においては、仮の演算範囲としてC行を設定する。すなわち、本実施の形態2では、図7に示したような広い仮の演算範囲(全範囲)を設定することはない。したがって、図11のステップS05で示したように、相関演算結果の信頼性を判定するための信頼性判定閾値を設定するステップは必要ない。
そして、ステップS36において、CCDラインセンサの新たな蓄積を実行する。
ステップS37では、設定された仮の演算範囲(=C行)に基づいて、既述の「焦点検出演算」を実行する。すなわち、相関演算、いわゆる三点内挿演算、信頼性判定を行うことによりデフォーカス量を算出する。なお、相関演算の信頼性判定の結果、信頼性あるデフォーカス量が算出できないときには、AF処理を終了させる(図示せず)。
ステップS38では、デフォーカス量の判定閾値Th1として350μmを設定し、ステップS37で算出されたデフォーカス量の絶対値|def|との比較を行う。その結果、|def|<Th1が満たされないときには、ステップS39に進む。
ステップS39では、|def|がより小さくなるようにレンズ駆動モータ20の回転量を算出し、その算出結果に基づいてレンズ駆動モータ20によるレンズ駆動を行う。他方、|def|<Th1が満たされたときには、ステップS40に進む。
ステップS42において、CCDラインセンサの蓄積を実行する。
ステップS43において、「焦点検出演算」を実行する。この「焦点検出演算」は、実施の形態1で述べた通りであるので、説明は省略する。同様に、相関演算の信頼性判定の結果、信頼性あるデフォーカス量が算出できないときには、AF処理を終了させる(図示せず)。
ステップS44では、合焦判定を行う。すなわち、合焦判定閾値Th2として、Th1>Th2を満たす値(50μm〜100μm)を設定し、ステップS43で算出されたデフォーカス量の絶対値|def|との比較を行う。その結果、|def|<Th2が満たされないときには、ステップS45に進む。
ステップS45では、|def|がより小さくなるようにレンズ駆動モータ20の回転量を算出し、その算出結果に基づいてレンズ駆動モータ20によるレンズ駆動を行う。他方、|def|<Th2が満たされたときには、ステップS46でAF補助光を消灯し、その後にAF処理を終了する。
ステップS54では、|def|がより小さくなるようにレンズ駆動モータ20の回転量を算出し、その算出結果に基づいてレンズ駆動モータ20によるレンズ駆動を行う。他方、|def|<Th2が満たされたときには、AF処理を終了する。
(1)本実施の形態2では、選択されたAFエリアが高輝度のAF補助光に対応していないときには、高輝度のAF補助光に対応しているAFエリアを選択し、仮の焦点検出演算を行うことにより粗調節を実行する。その結果として、偽合焦に陥ってしまうという不都合を回避することができる。
(2)実施の形態2では、AFエリアとしてC行または6列(高輝度のAF補助光に対応しているエリア)が選択されていないとき、高輝度のAF補助光に対応しているAFエリアを選択して仮の演算を実行するが、演算範囲の大きさは従来の通りである。その結果、演算処理の簡素化および演算時間の短縮を図ることができる。
(1)実施の形態1および実施の形態2では、専用のAFセンサ16を用いているが、撮像兼焦点検出手段を用いることも可能である。以下、図13〜図16を参照して、この変形例を説明する。
ここで述べる変形例では、撮像機能と瞳分割位相差検出方式の焦点検出機能を有する撮像兼焦点検出手段と、瞳分割位相差検出方式の焦点検出機能を有する焦点検出手段とを用いることにより、応答性の高い高精度な焦点調節を実現している。
図13は、変形例としてのデジタルスチルカメラを示す。デジタルスチルカメラ201は交換レンズ202とカメラボディ203から構成され、交換レズ202はマウント部204を介してカメラボディ203に装着される。交換レンズ202は対物レンズ209、ズーミング用レンズ208、フォーカシング用レンズ210、絞り211、レンズ駆動制御回路206を備えている。レンズ駆動制御回路206は不図示のCPUと駆動回路を備え、フォーカシング用レンズ210と絞り211の駆動制御、ズーミング用レンズ208、フォーカシング用レンズ210および絞り211の状態検出、後述のボディCPU214との通信によりレンズ情報および焦点調節情報の送受信などを行う。一方、カメラボディ203は、焦点検出センサを有する撮像素子207、ボディCPU214、LCDドライバ215、LCD(EVF)216、接眼レンズ217、メモリカード219、駆動制御回路220、外部操作部材221などを備えている。撮像素子207には、複数の焦点検出位置で焦点検出を行うために複数組の再結像方式の焦点検出ユニット(不図示)が組み込まれており、交換レンズ202の焦点検出機能と撮像機能を有する。撮像素子207には二次元状に撮像用画素が配置されており、その中の複数の焦点検出位置に対応した部分に焦点検出用画素列が組込まれている。
ボディCPU214は、撮像素子207からの出力の読み出し制御、レンズ駆動制御回路206との通信(レンズ情報/焦点調節情報の送受信)、交換レンズ202の焦点検出および焦点調節制御、撮像時の撮像制御、デジタルスチルカメラ全体の動作制御などを行う。ボディCPU214とレンズ駆動制御回路206はマウント部204に設けられた電気接点部213を介してレンズ情報、フォーカシングレンズ駆動のためのデフォーカス量などの各種情報の授受を行う。LCD216は液晶ビューファインダ(EVF:電子ビューファインダ)として機能し、LCDドライバ215はLCD216を駆動して撮像画像や撮像条件などの各種情報を表示する。撮影者はそれらの情報を接眼レンズ217を介して視認することができる。メモリカード219は画像信号を格納記憶するための画像ストレージである。また、駆動制御回路220にはタイマなどのカメラの制御回路が含まれ、外部操作部材221にはシャッタボタンなどのデジタルカメラの種々の操作および設定のために用いる操作部材が含まれる。交換レンズ202を通過して撮像素子207上に形成された被写体像は撮像素子207により光電変換され、その出力はボディCPU214に送られる。一方、交換レンズ202を通過して撮像素子207上に形成された被写体像は、
撮像素子207に内蔵された撮像用画素により光電変換され、その出力はボディCPU214へ送られる。ボディCPU214は、撮像素子207の焦点検出用画素列の出力に基づいて焦点検出演算を行い、交換レンズ202の焦点調節状態すなわちデフォーカス量を算出し、このデフォーカス量をレンズ駆動制御回路206へ送る。また、ボディCPU214は撮像用画素の出力に基づき生成した画像信号をメモリカード219へ格納するとともに、撮像用画素および焦点検出用画素の出力に基づいて被写界の測光を行い、輝度を演算する。さらに、ボディCPU214は画像信号をLCDドライバ215に送り、画像をLCD216に表示させる。さらにまた、ボディCPU214は駆動制御回路220からの信号を受けて各種制御の切り換えや起動を行うとともに、外部操作部材221の切り換えや操作状態に応じて各種制御の切り換えや起動を行う。レンズ駆動制御回路206のCPU(不図示)は、レンズ情報をフォーカシング状態、ズーミング状態、絞り設定状態などに応じて変更する。具体的には、ズーミング用レンズ208とフォーカシング用レンズ210の位置および絞り211の位置をモニタし、モニタ情報に応じてレンズ情報を演算したり、あるいは予め用意されたルックアップテーブルからモニタ情報に応じたレンズ情報を選択する。また、レンズ駆動制御回路206は、受信したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を算出し、このレンズ駆動量に基づきフォーカシング用レンズ210を合焦点へ駆動する。
より具体的に述べると、一方の受光手段が受光する光束の光量が他方の受光手段が受光する光束の光量より小さい場合に、他方の受光手段で得られる受光信号に基づいて光学系の焦点調節状態を検出することも可能である。
ここで、光学系の焦点調節状態を検出する際には、実施の形態1および実施の形態2と同様、一方の受光手段および他方の受光手段の少なくとも一方で得られた受光信号に基づいて焦点調節状態を検出することが可能である。また、一方の受光手段とは、光学系を介した光束のうち、光学系による画面内に設定された第1の焦点検出位置に対応する光束を受光する受光手段である。他方の受光手段とは、光学系を介した光束のうち、第1の焦点検出位置とは異なる画面内の第2の焦点位置に対応する光束を受光する受光手段である。
実施の形態と変形例の一つとを組み合わせること、もしくは、実施の形態と変形例の複数とを組み合わせることも可能である。
変形例同士をどのように組み合わせることも可能である。
さらに、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
4 メインミラー
6 サブミラー
8 焦点板
10 ペンタプリズム
12 ファインダ
14 撮像素子
16 AFセンサ
18 マイクロコンピュータ
20 レンズ駆動モータ
22 EEPROM
25 AF補助光投射部
Claims (9)
- 光学系を介した光束のうち、前記光学系による画面内に設定された第1焦点検出位置に対応する光束を受光する第1受光手段と、
前記光学系を介した光束のうち、前記第1焦点検出位置とは異なる前記画面内の第2焦点位置に対応する光束を受光する第2受光手段と、
前記第1受光手段と前記第2受光手段との少なくとも一方で得られた受光信号に基づいて前記光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、
前記第1受光手段が受光する前記光束の光量が前記第2受光手段が受光する前記光束の光量より小さい場合に、前記第2受光手段で得られる前記受光信号に基づいて前記焦点検出手段によって前記焦点調節状態を検出させる制御手段とを備えたことを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1に記載の焦点検出装置において、
前記制御手段は、前記第2受光手段で得られる前記受光信号に基づいて検出した焦点調節状態が所定の状態となった後に、前記第1受光手段で得られる前記受光信号に基づいて前記焦点検出手段によって前記焦点検出状態を検出させることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項2に記載の焦点検出装置において、
前記焦点検出状態は、前記第1受光手段と前記第2受光手段との少なくとも一方で得られる受光信号に基づいて前記光学系の結像面のずれ量を前記焦点調節状態として検出し、
前記ずれ量が第1のずれ量より小さくなった場合に前記光学系が合焦したものと判定する判定手段を備え、
前記制御手段は、前記第2受光手段で得られる前記受光信号に基づいて検出した前記ずれ量が、前記第1のずれ量よりも大きい第2のずれ量よりも小さくなった場合に、前記第1受光手段で得られる前記受光信号に基づいて前記焦点検出手段によって前記ずれ量を検出させることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の焦点検出装置において、
前記第1受光手段は、複数の光電変換素子を配列した光電変換素子列の第1の配列であるとともに第1の輝度の照明光が投射された対象からの反射光を受光し、
前記第2受光手段は、前記光電変換素子列の前記第1の配列とは異なる第2の配列であるとともに、前記第1の輝度よりも高輝度の第2の輝度の照明光が投射された対象からの反射光を受光し、
前記制御手段は、前記第1受光手段が受光する前記光束の光量が前記第2受光手段が受光する前記光束の光量より小さい場合に、前記第1の配列と前記第2の配列とを含む前記光電変換素子列の第3の配列で得られる前記受光信号に基づいて前記焦点検出手段によって前記焦点調節状態を検出させることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項4に記載の焦点検出装置において、
前記焦点検出手段によって検出された前記焦点検出状態に信頼性があるか否かを判定する判定手段を備え、
前記判定手段は、前記第3の配列で得られる前記受光信号に基づいて検出した焦点調節状態に対する前記信頼性の判定基準を、前記第1の配列で得られる前記受光信号に基づいて検出した焦点調節状態に対する前記信頼性の判定基準に比べて前記信頼性があると判定され易くすることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の焦点検出装置において、
前記第1受光手段は、複数の光電変換素子を配列した光電変換素子列の第1の配列であるとともに第1の輝度の照明光が投射された対象からの反射光を受光し、
前記第2受光手段は、前記光電変換素子列の前記第1の配列とは異なる第2の配列であるとともに、前記第1の輝度よりも高輝度の第2の輝度の照明光が投射された対象からの反射光を受光し、
前記制御手段は、前記第1受光手段が受光する前記光束の光量が前記第2受光手段が受光する前記光束の光量より小さい場合に、前記第1の配列に最も近い前記第2の配列に対応する前記光電変換素子列で得られる前記受光信号に基づいて前記焦点検出手段によって前記焦点調節状態を検出させることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の焦点検出装置と、
前記焦点検出装置によって検出された前記焦点調節状態に基づいて、前記光学系の焦点調節を行う焦点調節手段とを備えたことを特徴とする焦点調節装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の焦点検出装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の焦点検出装置と、
前記第1焦点検出位置に対応する被写体に第1の輝度の照明光を照射するとともに、前記第2焦点検出位置に対応する被写体に第1の輝度よりも高輝度の第2の輝度の照明光を投射する照明装置と、
前記光学系による像を撮像する撮像手段とを備えたことを特徴とするカメラシステム。
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