JP2010001025A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Toshinori Inomori
俊典 猪森
Hironao Makino
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Abstract

【課題】車両の構成部品について、組み付けや保守、点検の各作業が容易にできるようにする。
【解決手段】枢支軸8により車体2に枢支される駆動ユニット24が、走行駆動用の内燃機関28と、内燃機関28冷却用の冷却水44を冷却するラジエータ46と、ラジエータ46と上記内燃機関28に形成される水ジャケット47とを互いに連通させる複数の冷却水チューブ74,76とを備える。車体2の側面視で、ラジエータ46の前後方向の中途部の上方に枢支軸8を配置し、枢支軸8よりも前側に上記冷却水チューブ74,76の全体を配置する。ラジエータ46への複数の冷却水チューブ74,76の各連結部を、それぞれ車体2の前後方向に延びるよう形成すると共に上下方向で互いに離れるよう配置する。内燃機関28が備える点火プラグ41を、上下方向で冷却水チューブ74,76の各連結部の間に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体に揺動可能に枢支される駆動ユニットが、内燃機関と、この内燃機関用の冷却水を冷却するラジエータと、このラジエータと内燃機関とを互いに連通させる冷却水チューブとを備えた鞍乗型車両に関するものである。
上記鞍乗型車両には、従来、下記特許文献1に示されたものがある。この公報のものによれば、車体の前部に支承される前車輪と、後部側が上下に揺動可能となるよう前部側が上記車体の幅方向に延びる枢支軸により上記車体に枢支される駆動ユニットと、上記車体フレームの幅方向の中心上に配置されて上記駆動ユニットの後部に支承される後車輪とが設けられている。
上記駆動ユニットが、走行駆動用の内燃機関と、上記車体の中心から一側方に偏位して配置され上記内燃機関冷却用の冷却水を冷却するラジエータと、このラジエータと上記内燃機関に形成される水ジャケットとを互いに連通させる冷却水チューブとを備えている。
上記内燃機関から出力される駆動力により車両が走行するとき、上記内燃機関は駆動力の出力により高温になろうとする。しかし、上記ラジエータにより冷却水が冷却され、この冷却水が上記冷却水チューブを通し上記内燃機関における水ジャケットに流入させられることにより上記内燃機関が冷却されるため、この内燃機関の高温化が防止される。
特開2000−203483号公報
ところで、上記従来の技術では、車体の側面視で、上記枢支軸がラジエータの前上方に配置され、上記冷却水チューブは上記枢支軸をその上方から跨るように設けられている。
このため、上記車体に対し駆動ユニットを枢支させたり、離脱させようとして、上記枢支軸を操作しようとすると、上記冷却水チューブが邪魔になるおそれがある。一方、上記内燃機関とラジエータとに上記冷却水チューブを連結させようとしたり、離脱させようとすると、上記枢支軸が邪魔になるおそれがある。つまり、上記車両の構成部品である枢支軸と冷却水チューブについて、組み付けや保守、点検の各作業をするとき、これらが互いに邪魔し合うことにより、上記各作業が煩雑になるおそれがある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車両の構成部品について、組み付けや保守、点検の各作業が容易にできるようにすることである。
本発明の他の目的は、車両における走行駆動用の内燃機関への燃料供給時点から、この燃料の燃焼に基づき内燃機関が駆動力を出力する時点に至る際の応答性を向上させるようにすることである。
本発明の更に他の目的は、走行時における車両のバンク角がより大きくとれるようにすることである。
本発明の更に他の目的は、内燃機関の駆動により車両が走行して、上記内燃機関が高温化しようとするとき、この高温化を、より確実に防止し、かつ、このようにした場合でも、車両のバンク角が十分に大きくとれるようにすることである。
請求項1の発明は、車体2の前部に支承される前車輪5と、後部側が上下に揺動可能となるよう前部側が上記車体2の幅方向に延びる枢支軸8により上記車体2に枢支される駆動ユニット24と、この駆動ユニット24の後部に支承される後車輪10とを設け、上記駆動ユニット24が、走行駆動用の内燃機関28と、この内燃機関28冷却用の冷却水44を冷却するラジエータ46と、このラジエータ46と上記内燃機関28に形成される水ジャケット47とを互いに連通させる複数の冷却水チューブ74,76とを備えた鞍乗型車両において、
上記車体2の側面視で、上記ラジエータ46の前後方向の中途部の上方に上記枢支軸8を配置し、この枢支軸8よりも前側に上記冷却水チューブ74,76の全体を配置し、
上記ラジエータ46への上記複数の冷却水チューブ74,76の各連結部を、それぞれ車体2の前後方向に延びるよう形成すると共に上下方向で互いに離れるよう配置し、上記内燃機関28が備える点火プラグ41を、上下方向で上記冷却水チューブ74,76の各連結部の間に配置したものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記ラジエータ46への上記複数の冷却水チューブ74,76の各連結部を上記ラジエータ46の前端部に位置させたものである。
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記内燃機関28が、上記枢支軸8により車体2に枢支されるクランクケース31と、上記車体2の幅方向に延びる軸心32回りに回転A可能となるよう上記クランクケース31に支承されるクランク軸33と、上記クランクケース31から前方に突出して上記水ジャケット47を有するシリンダ34とを備え、上記クランク軸33の上方域に上記枢支軸8を配置したものである。
請求項4の発明は、請求項1から3のうちいずれか1つの発明に加えて、上記後車輪10の一側方に上記駆動ユニット24の後部を偏位させ、上記枢支軸8の軸方向における仮想延長線の下方に位置して、上方に向かって開口する凹部71を上記ラジエータ46の上面に形成したものである。
請求項5の発明は、請求項1から4のうちいずれか1つの発明に加えて、上記前、後車輪5,10を水平な路面25に接地させて、車両1を「走行可能姿勢」にさせたとき、上記ラジエータ46の内底面69が後上がりに延びるようにした鞍乗型車両において、
上記ラジエータ46の内部から冷却水44を排出可能とする排水口65を上記ラジエータ46の後下端部に形成し、上記排水口65を開閉可能に閉じる開閉蓋66を設けたものである。
請求項6の発明は、請求項1から5のうちいずれか1つの発明に加えて、上記車体2が備えるスタンド15と、上記前車輪5とを水平な路面25に接地させて、車両1を「自立姿勢」にさせたとき、上記ラジエータ46の天井面68と内底面69のうちの少なくともいずれか一方の面がほぼ水平に延びるようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項1から6のうちいずれか1つの発明に加えて、上記車体2の幅方向に延びる軸心49回りに回転A駆動可能とされて上記車体2の幅方向で上記ラジエータ46の内方に配置され、このラジエータ46に外部の空気Bを供給可能とするファン51を備えた鞍乗型車両において、
上記ラジエータ46のコア58における鉛直方向での中央部の前端を、車体2の長手方向で上記ファン51の羽根85の回転軌跡86の前端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡86の前端よりも前方に位置させ、かつ、上記コア58における鉛直方向での中央部の後端を、車体2の長手方向で上記回転軌跡86の後端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡86の後端よりも後方に位置させたものである。
請求項8の発明は、請求項1から7のうちいずれか1つの発明に加えて、上記車体2の幅方向に延びる軸心49回りに回転A駆動可能とされて上記車体2の幅方向で上記ラジエータ46の内方に配置され、このラジエータ46に外部の空気Bを供給可能とするファン51を備え、このファン51が上記軸心49回りの周方向に列設される複数の羽根85を備え、上記ファン51の回転により、上記ラジエータ46の外側方の空気Bがこのラジエータ46のコア58を通過して上記羽根85の回転軌跡86の内部空間87に吸引されるようにした鞍乗型車両における水冷却装置において、
上記ラジエータ46のコア58における車体2の長手方向での中央部の下端を、上記羽根85の回転軌跡86の内周面88の下端とほぼ同じ高さに位置させ、もしくは上記回転軌跡86の内周面88の下端よりも上方に位置させたものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車体の前部に支承される前車輪と、後部側が上下に揺動可能となるよう前部側が上記車体の幅方向に延びる枢支軸により上記車体に枢支される駆動ユニットと、この駆動ユニットの後部に支承される後車輪とを設け、上記駆動ユニットが、走行駆動用の内燃機関と、この内燃機関冷却用の冷却水を冷却するラジエータと、このラジエータと上記内燃機関に形成される水ジャケットとを互いに連通させる複数の冷却水チューブとを備えた鞍乗型車両において、
上記車体の側面視で、上記ラジエータの前後方向の中途部の上方に上記枢支軸を配置し、この枢支軸よりも前側に上記冷却水チューブの全体を配置してある。
このため、車両の構成部品である枢支軸と冷却水チューブとは前後に振り分け配置されることとなり、よって、これら枢支軸と冷却水チューブについて、組み付けや保守、点検の各作業をするとき、これらが互いに邪魔し合うということが防止されて、これら各作業が容易にできる。
また、上記ラジエータへの上記複数の冷却水チューブの各連結部を、それぞれ車体の前後方向に延びるよう形成すると共に上下方向で互いに離れるよう配置し、上記内燃機関が備える点火プラグを、上下方向で上記冷却水チューブの各連結部の間に配置してある。
このため、上記点火プラグへの保守、点検作業をするときには、この作業に上記各連結部が邪魔になることが防止される。一方、上記ラジエータに各冷却水チューブを連結する組み付け作業をするときには、この作業に上記点火プラグが邪魔になることが防止される。よって、上記各作業がそれぞれ容易にできて便利である。
請求項2の発明は、上記ラジエータへの上記複数の冷却水チューブの各連結部を上記ラジエータの前端部に位置させてある。
このため、車両の構成部品である枢支軸と上記各冷却水チューブとは、より明確に前後に振り分け配置されることとなり、よって、これら枢支軸と各冷却水チューブについて、組み付けや保守、点検の各作業をするとき、これらが互いに邪魔し合うということがより確実に防止されて、これら各作業がより容易にできる。
請求項3の発明は、上記内燃機関が、上記枢支軸により車体に枢支されるクランクケースと、上記車体の幅方向に延びる軸心回りに回転可能となるよう上記クランクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケースから前方に突出して上記水ジャケットを有するシリンダとを備え、上記クランク軸の上方域に上記枢支軸を配置してある。
ここで、上記シリンダの鉛直方向の幅寸法はクランクケースのそれに比べて、一般的に短いものであり、また、上記枢支軸は上記クランク軸の上方域に配置されて上記クランクケースとシリンダのうちのクランクケースを枢支することとされている。このため、上記クランクケースとシリンダの上方で、このシリンダの突出端部から上記枢支軸に至る間には、余剰空間の確保ができ、この空間に上記シリンダに対し燃料を供給可能とする燃料供給装置を配置することができる。
よって、上記枢支軸、クランクケース、シリンダ、および燃料供給装置が互いにコンパクトに配置される。また、上記燃料供給装置は、上記シリンダの直上に配置できて、このシリンダに近接配置されるため、上記燃料供給装置による内燃機関のシリンダへの燃料供給時点から、この燃料の燃焼に基づき内燃機関のクランク軸が駆動力を出力する時点に至る際の応答性が向上する。
また、上記したように、クランク軸の上方域に枢支軸を配置したため、この枢支軸を中心として上記内燃機関が揺動するときの上記クランクケースの揺動寸法は、上記枢支軸が車体の長手方向で上記クランク軸から大きく離れている場合に比べて、小さく抑制される。
よって、例えば、オイルパンを有しないクランクケースでは、このクランクケース内の潤滑油の油面変動が小さく抑制され、また、クランクケースの下面にオイルパンが取り付けられる場合には、このオイルパン内の潤滑油の油面変動が小さく抑制され、このため、潤滑油の適量が、より確実に各被潤滑部に供給されて、その潤滑がより確実に達成される。
請求項4の発明は、上記後車輪の一側方に上記駆動ユニットの後部を偏位させ、上記枢支軸の軸方向における仮想延長線の下方に位置して、上方に向かって開口する凹部を上記ラジエータの上面に形成してある。
このため、上記凹部の内部空間は、上記枢支軸の軸心上で上記枢支軸を工具により操作するときの作業空間として利用でき、この操作に上記ラジエータが邪魔になるということが防止される。
また、上記したように、ラジエータの上面に凹部を形成して、枢支軸への操作を上記ラジエータが邪魔しないようにしたことから、上記凹部を形成した分、上記ラジエータを、より高く位置させることができる。
このため、上記ラジエータの下面に所定の車高を確保することができ、よって、走行時に車両をバンクさせたとき、上記ラジエータの下端部が路面に接触するということが防止され、車両のバンク角を十分に大きくとることができる、という「効果」が生じる。
ここで、上記したように、駆動ユニットの後部は後車輪の外側方に偏位しているため、上記駆動ユニットを構成する上記ラジエータは上記後車輪の幅寸法に応じて、車体の中心から外側方に大きく偏位しがちとなる。このため、走行時に車両がバンクしたとき、上記ラジエータの下端が路面に対し、より接触し易くなり、バンク角がより狭められるおそれを生じる。
そこで、上記したように、ラジエータの上面に凹部を形成して、このラジエータをより高く位置させるようにしたのであり、よって、上記「効果」は、上記した揺動式の駆動ユニットを有する車両にとって、特に有益である。
請求項5の発明は、上記前、後車輪を水平な路面に接地させて、車両を「走行可能姿勢」にさせたとき、上記ラジエータの内底面が後上がりに延びるようにした鞍乗型車両において、
上記ラジエータの内部から冷却水を排出可能とする排水口を上記ラジエータの後下端部に形成し、上記排水口を開閉可能に閉じる開閉蓋を設けてある。
即ち、上記開閉蓋は、内底面が後上がりに延びているラジエータの後下端部に設けられたことから、上記開閉蓋は、これがラジエータの前部側に設けられることに比べて、より高く位置させられる。
このため、上記開閉蓋の下面に所定の車高を確保することができる。よって、走行時に車両をバンクさせたとき、上記開閉蓋の下端部が路面に接触するということが防止され、車両のバンク角を十分に大きくとることができる。
請求項6の発明は、上記車体が備えるスタンドと、上記前車輪とを水平な路面に接地させて、車両を「自立姿勢」にさせたとき、上記ラジエータの天井面と内底面のうちの少なくともいずれか一方の面がほぼ水平に延びるようにしてある。
このため、車両の構成部品につき保守、点検などの作業をしようとして、上記車両を「自立姿勢」にさせたとき、上記したように天井面がほぼ水平に延びる場合には、上記ラジエータの上端に形成される給水口を開口させて冷却水を補給してやれば、上記給水口がラジエータの上端における長手方向のいずれに形成されるとしても、上記ラジエータ内の空気のほぼ全量が外部に排出されて上記ラジエータ内に上記冷却水が充満させられる。よって、上記ラジエータによる冷却水の冷却が、ラジエータ内の残留空気によって阻害されるということは防止される。
一方、上記したように内底面がほぼ水平に延びる場合には、上記ラジエータの下端に形成される排水口を開口させてやれば、上記ラジエータ内の冷却水のほぼ全量が外部に排出させられる。よって、上記冷却水の交換などの作業が迅速かつ容易にできる。
請求項7の発明は、上記車体の幅方向に延びる軸心回りに回転駆動可能とされて上記車体の幅方向で上記ラジエータの内方に配置され、このラジエータに外部の空気を供給可能とするファンを備えた鞍乗型車両において、
上記ラジエータのコアにおける鉛直方向での中央部の前端を、車体の長手方向で上記ファンの羽根の回転軌跡の前端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡の前端よりも前方に位置させ、かつ、上記コアにおける鉛直方向での中央部の後端を、車体の長手方向で上記回転軌跡の後端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡の後端よりも後方に位置させてある。
このため、上記ファンは車体の長手方向の全体にわたり上記ラジエータのコアに対し、上記ファンの軸方向で対面するため、このファンによれば上記ラジエータのコアに十分の空気が供給され、このラジエータにより冷却水が十分に冷却されて、この冷却水により内燃機関の高温化が、より確実に防止される。
また、上記したように、ラジエータのコアにおける鉛直方向での中央部の前端を、車体の長手方向で上記ファンの羽根の回転軌跡の前端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡の前端よりも前方に位置させ、かつ、上記コアにおける鉛直方向での中央部の後端を、車体の長手方向で上記回転軌跡の後端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡の後端よりも後方に位置させたため、上記ラジエータの形状は車体の長手方向で大きくなりがちであるが、鉛直方向での寸法は小さく抑制できることから、上記ラジエータの下面に所定の車高を確保することができる。よって、走行時に車両をバンクさせたとき、上記ラジエータの下端部が路面に接触するということが防止される。
即ち、上記したように、内燃機関の高温化がより確実に防止されると共に、このようにした場合でも、車両のバンク角を十分に大きくとることができる。
請求項8の発明は、上記車体の幅方向に延びる軸心回りに回転駆動可能とされて上記車体の幅方向で上記ラジエータの内方に配置され、このラジエータに外部の空気を供給可能とするファンを備え、このファンが上記軸心回りの周方向に列設される複数の羽根を備え、上記ファンの回転により、上記ラジエータの外側方の空気がこのラジエータのコアを通過して上記羽根の回転軌跡の内部空間に吸引されるようにした鞍乗型車両における水冷却装置において、
上記ラジエータのコアにおける車体の長手方向での中央部の下端を、上記羽根の回転軌跡の内周面の下端とほぼ同じ高さに位置させ、もしくは上記回転軌跡の内周面の下端よりも上方に位置させてある。
ここで、上記したように、ラジエータのコアにおける車体の長手方向での中央部の下端を、上記羽根の回転軌跡の内周面の下端とほぼ同じ高さに位置させた場合には、上記ファンの少なくとも下部はそのほぼ全体が上記ラジエータのコアに対し、上記ファンの軸方向で対面してこのコアに十分の空気が供給され、このラジエータにより冷却水が十分に冷却されて、この冷却水により内燃機関の高温化が、より確実に防止される。
また、上記したように、ラジエータのコアにおける車体の長手方向での中央部の下端を、上記羽根の回転軌跡の内周面の下端とほぼ同じ高さに位置させ、もしくは上記回転軌跡の内周面の下端よりも上方に位置させてあるため、上記ラジエータのコアの下端が必要以上に低くなることが防止されて、このラジエータの下面に所定の車高を確保することができる。よって、走行時に車両をバンクさせたとき、上記ラジエータの下端部が路面に接触するということが防止される。
即ち、上記したように、内燃機関の高温化がより確実に防止されると共に、このようにした場合でも、車両のバンク角を十分に大きくとることができる。
車両の全体側面図である。 図1の部分拡大詳細図である。 図1で示したものの部分平面図である。 図3の部分拡大断面図である。 図2の5‐5線矢視断面図である。 図3の6‐6線矢視断面図である。
本発明の鞍乗型車両に関し、車両の構成部品について、組み付けや保守、点検の各作業が容易にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、車両には、車体の前部に支承される前車輪と、後部側が上下に揺動可能となるよう前部側が上記車体の幅方向に延びる枢支軸により上記車体に枢支される駆動ユニットと、上記車体フレームの幅方向の中心上に配置されて上記駆動ユニットの後部に支承される後車輪とが設けられる。
上記駆動ユニットは、走行駆動用内燃機関と、上記車体の中心から一側方に偏位して配置され上記内燃機関冷却用の冷却水を冷却するラジエータと、このラジエータと上記内燃機関に形成される水ジャケットとを互いに連通させる複数の冷却水チューブとを備えている。
上記車体の側面視で、上記ラジエータの前後方向の中途部の上方に上記枢支軸が配置され、この枢支軸よりも前側に上記冷却水チューブの全体が配置される。上記ラジエータへの上記複数の冷却水チューブの各連結部は、それぞれ車体の前後方向に延びるよう形成されると共に上下方向で互いに離れるよう配置される。上記内燃機関が備える点火プラグは、上下方向で上記冷却水チューブの各連結部の間に配置される。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1―3において、符号1は鞍乗型車両の一例であるスクータ型の自動二輪車で、矢印Frはこの車両1の進行方向の前方を示している。また、下記する左右とは、上記前方に向かっての車両1の車体2の幅方向をいうものとする。
上記車体2は、この車体2の骨格を構成する車体フレーム3と、この車体フレーム3の前端部に操向可能に支承されるフロントフォーク4と、このフロントフォーク4の下端部に支承される前車輪5と、上記フロントフォーク4の上端部に支持される操向用のハンドル6と、車体2の長手方向(前後方向)に延びてその後部側が上下に揺動可能となるよう前部側が上記車体フレーム3の前後方向の中途部に枢支軸8により枢支されるリヤアーム9と、このリヤアーム9の揺動端部に支承される後車輪10と、上記車体フレーム3の後端部と上記リヤアーム9の揺動端部とに架設される油圧シリンダ式の緩衝器11と、上記車体フレーム3の後部の上面に支持されるシート12と、このシート12の前側で上記車体2の長手方向の中途部の上面に形成されるフートレスト13と、上記リヤアーム9の長手方向の中途部に枢支軸14により枢支されるスタンド15とを備えている。
全図において、上記枢支軸8は、車体2の幅方向に延びる軸心19を有するボルト20と、このボルト20のねじ部にねじ付けられるナット21とを有している。上記車体2の車体フレーム3の長手方向の中途部には、下方に向かって左右一対の上ブラケットが突設されている。また、上記リヤアーム9の前上部には上方に向かって左右一対の下ブラケットが突設されている。これら上、下ブラケットにそれぞれ枢支孔22が形成され、これら枢支孔22に上記ボルト20がその軸方向で嵌脱可能に嵌入されて、上記したように車体2に対し、上記枢支軸8のボルト20の軸心19回りでリヤアーム9が揺動可能に枢支されている。上記各枢支孔22からボルト20を離脱させれば、上記車体2からリヤアーム9を取り外すことができる。
上記前、後車輪5,10は車体2の幅方向の中心23上に位置し、上記リヤアーム9は、上記後車輪10に駆動力を出力して車両1を走行駆動可能とさせる駆動ユニット24を構成し、上記後車輪10の一側方(右側方)に上記駆動ユニット24の後部が偏位させられている。
図1中実線で示すように、スタンド15を路面25から離反させるよう上方回動させて収納姿勢とさせ、上記前、後車輪5,10を路面25に接地させれば、図1中実線で示すように、車両1が「走行可能姿勢」とされる。一方、スタンド15の回動端を路面25に接地させるよう下方回動させて、この路面25と上記前車輪5とを路面25に接地させれば、図1中一点鎖線で示すように、車両1が路面25に対し自立する「自立姿勢」とされる。
上記駆動ユニット24は、車両1の走行用駆動源26と、この駆動源26に上記後車輪10を連動連結させるVベルト巻掛式の自動変速機構27、自動クラッチ、および歯車式減速機構とを備えている。上記駆動源26は4サイクル内燃機関28であり、この内燃機関28の主体である内燃機関本体29は、上記枢支軸8によって上記車体フレーム3に枢支されるクランクケース31と、軸心32が車体2の幅方向に延びてこの軸心32回りに回転A可能となるよう上記クランクケース31に支承されるクランク軸33と、このクランク軸33からほぼ水平な一方向である前方に向かって突出するシリンダ34と、上記クランクケース31の底板に取り付けられ、その内部に潤滑油を溜めるオイルパン35と、このオイルパン35内の潤滑油を上記クランクケース31に対するクランク軸33の支承部など被潤滑部に供給するオイルポンプ36とを備えている。
また、上記内燃機関28は、上記シリンダ34の上面から一旦上方に向かって延出した後、後方に向かって延出する吸気管37と、上記内燃機関本体29の上方近傍に配置されて上記吸気管37の長手方向の中途部に介設され、上記吸気管37内を通し上記シリンダ34内に燃料を供給可能とする燃料供給装置38と、上記シリンダ34の下面から一旦下方に向かって延出した後、上記内燃機関本体29の平面視で、この内燃機関本体29の一側方(右側方)を後方に向かって延出する排気管39と、この排気管39の延出端部に連結されるサイレンサ40と、上記内燃機関本体29の一側方(右側方)における上記シリンダ34の外側部に取り付けられ放電部が上記シリンダ34内の燃焼室に臨む点火プラグ41と、上記クランク軸33に連動連結されて発電するフライホイールマグネトー42と
、上記点火プラグ41の入力端に着脱可能に固着され、上記フライホイールマグネトー42で発電される電力を上記点火プラグ41に供給可能とするコネクタ43とを備え、上記点火プラグ41の入力端部とコネクタ43とは上記シリンダ34の外側部から外側方に突出している。
図例では、上記燃料供給装置38は気化器とされ、この燃料供給装置38は、上記内燃機関本体29の上方近傍で、この内燃機関本体29のシリンダ34の突出端から上記リヤアーム9用の枢支軸8に至る間の空間に配置されている。
また、上記駆動ユニット24は、上記駆動ユニット24の駆動源26である内燃機関28のシリンダ34を冷却水44により冷却させる水冷却装置45を備えている。この水冷却装置45は、上記車体2の幅方向の中心23から上記一側方(右側方)に偏位して配置され、上記冷却水44を外部の空気Bによって冷却可能とするラジエータ46と、上記シリンダ34に形成された水ジャケット47とラジエータ46との間で冷却水44を循環させる水ポンプ48と、上記車体2の幅方向に延びる軸心49回りに回転A駆動可能とされて上記車体2の幅方向で上記ラジエータ46の内方に配置され、このラジエータ46に外部の空気Bを供給可能とする遠心式のファン51と、上記ラジエータ46とファン51とを車体2の幅方向でその外側方から覆うと共に、これらラジエータ46とファン51とをその前、後方、かつ、上、下方から覆って上記ラジエータ46に締結具52により固着される樹脂製のカバー体53とを備え、このカバー体53には、車体2の幅方向で空気Bを流通可能とさせるグリルが形成されている。
上記ラジエータ46は、上記内燃機関本体29の一側方(右側方)における上記内燃機関本体29のクランクケース31の外側方に配置され、このクランクケース31側に締結具55により着脱可能に固着されている。
上記ラジエータ46は、このラジエータ46の上端部を構成して車体2の長手方向に延びるアッパタンク56と、上記ラジエータ46の下端部を構成して車体2の長手方向に延びるロアタンク57と、これらアッパタンク56とロアタンク57とを互いに連結し、全体として板形状をなすコア58とを備え、このコア58は車体2の長手方向かつ鉛直方向に沿って延びている。また、車体2の側面視(図1,2)で、上記コア58の中心は、上記クランク軸33の軸心32の上方近傍に配置されている。
上記コア58は、鉛直方向に沿うように延びて車体2の長手方向で所定間隔をおいて複数設けられ上記アッパタンク56とロアタンク57の各内部を互いに連通させる金属製通水管60と、これら通水管60,60の間に架設される金属製フィン61とを備え、このフィン61に対し車体2の幅方向で外部の空気Bが通過可能とされている。上記アッパタンク56とロアタンク57のうちのいずれか一方から他方に向かうよう上記各通水管60を通して冷却水44が流動するとき、この冷却水44は、上記フィン61を通し空気Bとの間で熱交換されて、この冷却水44が冷却される。
上記ラジエータ46の後上端部であるアッパタンク56の後端部には、このラジエータ46の外部から内部に冷却水44を補給可能とする給水口62が形成され、この給水口62はキャップ63により開閉可能に閉じられている。上記ラジエータ46の後下端部であるロアタンク57の後端部には、このラジエータ46の内部から外部へ冷却水44を排出可能とする排水口65が形成され、この排水口65はプラグである開閉蓋66により開閉可能に閉じられている。
上記ラジエータ46におけるアッパタンク56の内部の天井面68と、ロアタンク57の内部の内底面69とは、それぞれ全体にわたり平坦形状とされて、互いに平行に延びている。上記前、後車輪5,10を水平な路面25に接地させて、車両1を「走行可能姿勢」にさせたとき、上記ラジエータ46の天井面68と内底面69とは共に後上がりに延びることとされている。
一方、上記前車輪5とスタンド15とを水平な路面25に接地させて、車両1を「自立姿勢」にさせたとき、この車両1が「走行可能姿勢」である場合に比べて、上記駆動ユニット24は少し後下がり姿勢となり、これにより、上記ラジエータ46の天井面68と内底面69のうちの少なくともいずれか一方の面が車体2の長手方向でほぼ水平に延びることとされている。この場合、図示しないが、上記天井面68と内底面69とは共にほぼ水平に延びることとされている。
上記車体2の側面視(図1,2)で、上記クランクケース31の上方近傍、かつ、上記クランク軸33の軸心32の上方域に上記枢支軸8が配置され、また、上記ラジエータ46のアッパタンク56の長手方向の中途部における上面の上方近傍に上記リヤアーム9を枢支する枢支軸8が配置されている。上記アッパタンク56の中途部の上面には車体2の幅方向に延びる溝形状の凹部71が形成されている。上記凹部71は、上記枢支軸8の軸方向における仮想延長線の下方に位置して上方に向かって開口している。
上記水ポンプ48は、上記内燃機関本体29の他側方(左側方)における上記シリンダ34の外側部に取り付けられている。上記水ポンプ48は、上記クランク軸33にチェーン巻掛手段73により連動連結されている。
上記水冷却装置45は、上記ラジエータ46の前下端部であるロアタンク57の前端部と上記水ポンプ48の吸入部とを互いに連通させる第1冷却水チューブ74と、上記水ポンプ48の吐出部と上記内燃機関本体29のシリンダ34の下部における水ジャケット47の下部とを互いに連通させる第2冷却水チューブ75と、上記内燃機関本体29のシリンダ34の上部における水ジャケット47の上部と上記ラジエータ46の前上端部である上記アッパタンク56の前端部とを互いに連通させる第3冷却水チューブ76と、上記水ジャケット47の上部と第3冷却水チューブ76との間に介設されるサーモスタット77とを備え、上記各冷却水チューブ74―76はいずれも樹脂製とされている。
上記第1冷却水チューブ74は、少なくともその長手方向の中途部分が上記内燃機関本体29のシリンダ34の下方、かつ、このシリンダ34から延出した直後の上記排気管39の基部78の前方における前空間79に配置されている。この場合、上記ラジエータ46のロアタンク57の前端部には上記第1冷却水チューブ74の後端部と連通する連通開口80が形成され、この連通開口80は上記前空間79に向かうよう開口している。
また、上記内燃機関本体29(車体2)の平面視で、上記点火プラグ41とコネクタ43との組み合わせ体の少なくとも一部分と、上記第1冷却水チューブ74の少なくとも一部分とが互いに重ね合わされている。また、上記第2冷却水チューブ75は、少なくともその長手方向の一部分が上記内燃機関本体29のシリンダ34の下方、かつ、上記排気管39の基部78の後方における後空間81に配置されている。
上記車体2の側面視(図1,2)で、上記第1―第3冷却水チューブ74―76は、これら第1―第3冷却水チューブ74―76の全体が上記枢支軸8よりも前方に配置されている。また、上記ラジエータ46への上記第1、第3冷却水チューブ74,76の各連結部はそれぞれ上記ラジエータ46の上、下端部の各前端部に位置させられている。
上記ファン51の軸心49は、上記クランク軸33の軸心32と共通とされ、上記ファン51は、上記クランク軸33の一端部に固着される円板形状の回転板84と、この回転板84の上記ラジエータ46側の面に一体的に突設され、上記軸心49回りの周方向に列設される複数の羽根85とを備えている。
上記クランク軸33に連動してファン51が回転Aすると、上記ラジエータ46の車体2の幅方向における外側方の空気Bが、上記ラジエータ46のコア58を通過して上記羽根85の回転軌跡86の内部空間87に吸引させられる。一方、この吸引された空気Bは上記各羽根85,85の間を通ってその径方向外方に排出される。また、このように排出された空気Bは、上記クランクケース31側の外壁に形成された不図示の開口を通して、その外部に排出される。
上記ラジエータ46のコア58における鉛直方向での中央部の前、後端は、車体2の長手方向で上記ファン51の羽根85の回転軌跡86の前、後端よりも、それぞれ前、後方に位置させられている。なお、上記ラジエータ46のコア58における鉛直方向での中央部の前、後端は、車体2の長手方向で上記ファン51の羽根85の回転軌跡86の前、後端とほぼ同じところに位置させてもよい。また、上記ラジエータ46のコア58における鉛直方向での中央部の前、後端のうちのいずれか一方を、上記羽根85の回転軌跡86の前、後端とほぼ同じところに位置させ、他方を上記回転軌跡86の前、後端よりも前、後方に位置させてもよい。
上記ラジエータ46のコア58における車体2の長手方向での中央部の上端は、上記羽根85の回転軌跡86の内周面88の上端とほぼ同じ高さに位置させられている。また、上記ラジエータ46のコア58における車体2の長手方向での中央部の下端は、上記羽根85の回転軌跡86の内周面88の下端よりも上方に位置させられている。なお、上記コア58における車体2の長手方向での中央部の下端は、上記回転軌跡86の内周面88の下端とほぼ同じ高さに位置させてもよい。
上記内燃機関28が駆動するとき、上記吸気管37を通して大気側の空気Bが内燃機関本体29のシリンダ34内に吸入されると共に、このシリンダ34内に上記燃料供給装置38により燃料が供給され、混合気が生成される。この混合気は上記点火プラグ41の放電により燃焼させられ、その燃焼ガスは排気Cとして上記排気管39を通り排出される。上記シリンダ34内の燃焼により生じた駆動力は、上記クランク軸33から出力され、変速機構27等を介し後車輪10に伝達可能とされて、車両1の走行が可能となる。
上記クランク軸33に水ポンプ48とファン51とが連動して回転Aする。上記水ポンプ48は、上記第1冷却水チューブ74を通し上記ラジエータ46内の冷却水44を吸入する一方、上記第2冷却水チューブ75を通し上記シリンダ34における水ジャケット47の下部に冷却水44を供給する。上記水ジャケット47をその上部に向けて流動した冷却水44は、上記サーモスタット77と第3冷却水チューブ76とを通しラジエータ46内に戻される。
上記ラジエータ46において、冷却水44は上記アッパタンク56からロアタンク57に向かうよう上記コア58の各通水管60を下方に向けて流動させられる。この際、上記ファン51がラジエータ46の外側方の空気Bを吸引し、この空気Bは上記コア58のフィン61を通過して、上記各通水管60内の冷却水44を冷却させる。この冷却された冷却水44は、その後、上記したように水ポンプ48、第1冷却水チューブ74.および第2冷却水チューブ75によって、上記シリンダ34における水ジャケット47に再び供給され、このシリンダ34が冷却される。
上記構成によれば、車体2の側面視(図1,2)で、上記ラジエータ46の前後方向の中途部の上方に上記枢支軸8を配置し、この枢支軸8よりも前側に上記第1―第3冷却水チューブ74―76の全体を配置してある。
このため、車両1の構成部品である枢支軸8と、第1―第3冷却水チューブ74―76とは前後に振り分け配置されることとなり、よって、これら枢支軸8と第1―第3冷却水チューブ74―76について、組み付けや保守、点検の各作業をするとき、これら8,74―76が互いに邪魔し合うということが防止されて、これら各作業が容易にできる。
また、上記ラジエータ46への上記複数の冷却水チューブ74,76の各連結部を、それぞれ車体2の前後方向に延びるよう形成すると共に上下方向で互いに離れるよう配置し、上記内燃機関28が備える点火プラグ41を、上下方向で上記冷却水チューブ74,76の各連結部の間に配置してある。
このため、上記点火プラグ41への保守、点検作業をするときには、この作業に上記各連結部が邪魔になることが防止される。一方、上記ラジエータ46に各冷却水チューブ74,76を連結する組み付け作業をするときには、この作業に上記点火プラグ41が邪魔になることが防止される。よって、上記各作業がそれぞれ容易にできて便利である。
また、前記したように、ラジエータ46への上記複数の冷却水チューブ74,76の各連結部を上記ラジエータ46の前端部に位置させてある。
このため、車両1の構成部品である枢支軸8と上記各冷却水チューブ74,76とは、より明確に前後に振り分け配置されることとなり、よって、これら枢支軸8と各冷却水チューブ74,76について、組み付けや保守、点検の各作業をするとき、これらが互いに邪魔し合うということがより確実に防止されて、これら各作業がより容易にできる。
また、前記したように、内燃機関28が、上記枢支軸8により車体2に枢支されるクランクケース31と、上記車体2の幅方向に延びる軸心32回りに回転可能となるよう上記クランクケース31に支承されるクランク軸33と、上記クランクケース31から前方に突出して上記水ジャケット47を有するシリンダ34とを備え、上記クランク軸33の上方域に上記枢支軸8を配置してある。
ここで、上記シリンダ34の鉛直方向の幅寸法はクランクケース31のそれに比べて、一般的に短いものであり、また、上記枢支軸8は上記クランク軸33の上方域に配置されて上記クランクケース31とシリンダ34のうちのクランクケース31を枢支することとされている。このため、上記クランクケース31とシリンダ34の上方で、このシリンダ34の突出端部から上記枢支軸8に至る間には、余剰空間の確保ができ、この空間に上記シリンダ34に対し燃料を供給可能とする燃料供給装置38を配置させてある。
よって、上記枢支軸8、クランクケース31、シリンダ34、および燃料供給装置38が互いにコンパクトに配置される。また、上記燃料供給装置38は、上記シリンダ34の直上に配置できて、このシリンダ34に近接配置されるため、上記燃料供給装置38による内燃機関28のシリンダ34への燃料供給時点から、この燃料の燃焼に基づき内燃機関28のクランク軸33が駆動力を出力する時点に至る際の応答性が向上する。
また、上記したように、クランク軸33の上方域に枢支軸8を配置したため、この枢支軸8を中心として上記内燃機関28が揺動するときの上記クランクケース31の揺動寸法は、上記枢支軸8が車体2の長手方向で上記クランク軸33から大きく離れている場合に比べて、小さく抑制される。
よって、例えば、オイルパン35を有しないクランクケース31では、このクランクケース31内の潤滑油の油面変動が小さく抑制され、また、図例では、クランクケース31の下面に取り付けられるオイルパン35内の潤滑油の油面変動が小さく抑制され、このため、潤滑油の適量が、より確実に各被潤滑部に供給されて、その潤滑がより確実に達成される。
また、前記したように、後車輪10の一側方に上記駆動ユニット24の後部を偏位させ、枢支軸8の軸方向における仮想延長線の下方に位置して、上方に向かって開口する凹部71を上記ラジエータ46の上面に形成してある。
このため、上記凹部71の内部空間は、上記枢支軸8の軸心19上で上記枢支軸8を工具により操作するときの作業空間として利用でき、この操作に上記ラジエータ46が邪魔になるということが防止される。
また、上記したように、ラジエータ46の上面に凹部71を形成して、枢支軸8への操作を上記ラジエータ46が邪魔しないようにしたことから、上記凹部71を形成した分、上記ラジエータ46を、より高く位置させることができる。
このため、上記ラジエータ46の下面に所定の車高を確保することができ、よって、走行時に車両1をバンクさせたとき、上記ラジエータ46の下端部が路面25に接触するということが防止され、車両1のバンク角を十分に大きくとることができる、という「効果」が生じる。
ここで、上記したように、この駆動ユニット24の後部は後車輪10の外側方に偏位しているため、上記駆動ユニット24の後部を構成する上記ラジエータ46は後車輪10の幅寸法に応じて、上記車体2の中心23から外側方に大きく偏位しがちとなる。このため、走行時に車両1がバンクしたとき、上記ラジエータ46の下端が路面25に対し、より接触し易くなり、バンク角がより狭められるおそれを生じる。
そこで、上記したように、ラジエータ46の上面に凹部71を形成して、このラジエータ46をより高く位置させるようにしたのであり、よって、上記「効果」は、上記した揺動式の駆動ユニット24を有する車両1にとって、特に有益である。
また、前記したように、前、後車輪5,10を水平な路面25に接地させて、車両1を「走行可能姿勢」にさせたとき、上記ラジエータ46の内底面69が後上がりに延びるようにした鞍乗型車両において、上記ラジエータ46の内部から冷却水44を排出可能とする排水口65を上記ラジエータ46の後下端部に形成し、上記排水口65を開閉可能に閉じる開閉蓋66を設けてある。
即ち、上記開閉蓋66は、内底面69が後上がりに延びているラジエータ46の後下端部に設けられたことから、上記開閉蓋66は、これがラジエータ46の前部側に設けられることに比べて、より高く位置させられる。
このため、上記開閉蓋66の下面に所定の車高を確保することができる。よって、走行時に車両1をバンクさせたとき、上記開閉蓋66の下端部が路面25に接触するということが防止され、車両1のバンク角を十分に大きくとることができる。
また、前記したように、車体2が備えるスタンド15と、上記前車輪5とを水平な路面25に接地させて、車両1を「自立姿勢」にさせたとき、上記ラジエータ46の天井面68と内底面69のうちの少なくともいずれか一方の面がほぼ水平に延びるようにしてある。
このため、車両1の構成部品につき保守、点検などの作業をしようとして、上記車両1を「自立姿勢」にさせたとき、上記したように天井面68がほぼ水平に延びる場合には、上記ラジエータ46の上端に形成される給水口62を開口させて冷却水44を補給してやれば、上記給水口62がラジエータ46の上端における長手方向のいずれに形成されるとしても、上記ラジエータ46内の空気のほぼ全量が外部に排出されて上記ラジエータ46内に上記冷却水44が充満させられる。よって、上記ラジエータ46による冷却水44の冷却が、ラジエータ46内の残留空気によって阻害されるということは防止される。
一方、上記したように内底面69がほぼ水平に延びる場合には、上記ラジエータ46の下端に形成される排水口65を開口させてやれば、上記ラジエータ46内の冷却水44のほぼ全量が外部に排出させられる。よって、上記冷却水44の交換などの作業が迅速かつ容易にできる。
また、前記したように、ラジエータ46のコア58における鉛直方向での中央部の前端を、車体2の長手方向で上記ファン51の羽根85の回転軌跡86の前端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡86の前端よりも前方に位置させ、かつ、上記コア58における鉛直方向での中央部の後端を、車体2の長手方向で上記ファン51の羽根85の回転軌跡86の後端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡86の後端よりも後方に位置させてある。
このため、上記ファン51は車体2の長手方向の全体にわたり上記ラジエータ46のコア58に対し、上記ファン51の軸方向で対面するため、このファン51によれば上記ラジエータ46のコア58に十分の空気Bが供給され、このラジエータ46により冷却水44が十分に冷却されて、この冷却水44により内燃機関28の高温化が、より確実に防止される。
また、上記したように、ラジエータ46のコア58における鉛直方向での中央部の前端を、車体2の長手方向で上記ファン51の羽根85の回転軌跡86の前端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡86の前端よりも前方に位置させかつ、上記コア58における鉛直方向での中央部の後端を、車体2の長手方向で上記ファン51の羽根85の回転軌跡86の後端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡86の後端よりも後方に位置させたため、上記ラジエータ46の形状は車体2の長手方向で大きくなりがちであるが、鉛直方向での寸法は小さく抑制できることから、上記ラジエータ46の下面に所定の車高を確保することができる。よって、走行時に車両1をバンクさせたとき、上記ラジエータ46の下端部が路面25に接触するということが防止される。
即ち、上記したように、内燃機関28の高温化がより確実に防止されると共に、このようにした場合でも、車両1のバンク角を十分に大きくとることができる。
また、前記したように、ラジエータ46のコア58における車体2の長手方向での中央部の下端を、上記羽根85の回転軌跡86の内周面88の下端とほぼ同じ高さに位置させ、もしくは上記回転軌跡86の内周面88の下端よりも上方に位置させてある。
ここで、上記したように、ラジエータ46のコア58における車体2の長手方向での中央部の下端を、上記羽根85の回転軌跡86の内周面88の下端とほぼ同じ高さに位置させた場合には、上記ファン51の少なくとも下部はそのほぼ全体が上記ラジエータ46のコア58に対し、上記ファン51の軸方向で対面してこのコア58に十分の空気Bが供給され、このラジエータ46により冷却水44が十分に冷却されて、この冷却水44により内燃機関28の高温化が、より確実に防止される。
また、上記したように、ラジエータ46のコア58における車体2の長手方向での中央部の下端を、上記羽根85の回転軌跡86の内周面88の下端とほぼ同じ高さに位置させ、もしくは上記回転軌跡86の内周面88の下端よりも上方に位置させてあるため、上記ラジエータ46のコア58の下端が必要以上に低くなることが防止されて、このラジエータ46の下面に所定の車高を確保することができる。よって、走行時に車両1をバンクさせたとき、上記ラジエータ46の下端部が路面25に接触するということが防止される。
即ち、上記したように、内燃機関28の高温化をより確実に防止させることができると共に、このようにした場合でも、車両1のバンク角を十分に大きくとることができる。
なお、以上は図示の例によるが、車両1は自動三、四輪車やスノーモービルであってもよい。また、燃料供給装置38は燃料噴射弁による燃料の噴射供給によるものであってもよい。また、上記ファン51はクランク軸33と同軸でなくてもよく、また、別途の駆動手段で駆動させてもよい。
1 車両
2 車体
3 車体フレーム
5 前車輪
8 枢支軸
10 後車輪
15 スタンド
19 軸心
20 ボルト
21 ナット
22 枢支孔
23 中心
24 駆動ユニット
25 路面
28 内燃機関
29 内燃機関本体
31 クランクケース
32 軸心
33 クランク軸
34 シリンダ
35 オイルパン
38 燃料供給装置
44 冷却水
45 水冷却装置
46 ラジエータ
47 水ジャケット
48 水ポンプ
49 軸心
51 ファン
56 アッパタンク
57 ロアタンク
58 コア
62 給水口
63 キャップ
65 排水口
66 開閉蓋
68 天井面
69 内底面
71 凹部
74 第1冷却水チューブ
75 第2冷却水チューブ
76 第3冷却水チューブ
A 回転
B 空気
C 排気

Claims (8)

  1. 車体の前部に支承される前車輪と、後部側が上下に揺動可能となるよう前部側が上記車体の幅方向に延びる枢支軸により上記車体に枢支される駆動ユニットと、この駆動ユニットの後部に支承される後車輪とを設け、上記駆動ユニットが、走行駆動用の内燃機関と、この内燃機関冷却用の冷却水を冷却するラジエータと、このラジエータと上記内燃機関に形成される水ジャケットとを互いに連通させる複数の冷却水チューブとを備えた鞍乗型車両において、
    上記車体の側面視で、上記ラジエータの前後方向の中途部の上方に上記枢支軸を配置し、この枢支軸よりも前側に上記冷却水チューブの全体を配置し、
    上記ラジエータへの上記複数の冷却水チューブの各連結部を、それぞれ車体の前後方向に延びるよう形成すると共に上下方向で互いに離れるよう配置し、上記内燃機関が備える点火プラグを、上下方向で上記冷却水チューブの各連結部の間に配置したことを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 上記ラジエータへの上記複数の冷却水チューブの各連結部を上記ラジエータの前端部に位置させたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 上記内燃機関が、上記枢支軸により車体に枢支されるクランクケースと、上記車体の幅方向に延びる軸心回りに回転可能となるよう上記クランクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケースから前方に突出して上記水ジャケットを有するシリンダとを備え、上記クランク軸の上方域に上記枢支軸を配置したことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の鞍乗型車両。
  4. 上記後車輪の一側方に上記駆動ユニットの後部を偏位させ、上記枢支軸の軸方向における仮想延長線の下方に位置して、上方に向かって開口する凹部を上記ラジエータの上面に形成したことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の鞍乗型車両。
  5. 上記前、後車輪を水平な路面に接地させて、車両を「走行可能姿勢」にさせたとき、上記ラジエータの内底面が後上がりに延びるようにした鞍乗型車両において、
    上記ラジエータの内部から冷却水を排出可能とする排水口を上記ラジエータの後下端部に形成し、上記排水口を開閉可能に閉じる開閉蓋を設けたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の鞍乗型車両。
  6. 上記車体が備えるスタンドと、上記前車輪とを水平な路面に接地させて、車両を「自立姿勢」にさせたとき、上記ラジエータの天井面と内底面のうちの少なくともいずれか一方の面がほぼ水平に延びるようにしたことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1つに記載の鞍乗型車両。
  7. 上記車体の幅方向に延びる軸心回りに回転駆動可能とされて上記車体の幅方向で上記ラジエータの内方に配置され、このラジエータに外部の空気を供給可能とするファンを備えた鞍乗型車両において、
    上記ラジエータのコアにおける鉛直方向での中央部の前端を、車体の長手方向で上記ファンの羽根の回転軌跡の前端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡の前端よりも前方に位置させ、かつ、上記コアにおける鉛直方向での中央部の後端を、車体の長手方向で上記回転軌跡の後端とほぼ同じところに位置させ、もしくは上記回転軌跡の後端よりも後方に位置させたことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1つに記載の鞍乗型車両。
  8. 上記車体の幅方向に延びる軸心回りに回転駆動可能とされて上記車体の幅方向で上記ラジエータの内方に配置され、このラジエータに外部の空気を供給可能とするファンを備え、このファンが上記軸心回りの周方向に列設される複数の羽根を備え、上記ファンの回転により、上記ラジエータの外側方の空気がこのラジエータのコアを通過して上記羽根の回転軌跡の内部空間に吸引されるようにした鞍乗型車両において、
    上記ラジエータのコアにおける車体の長手方向での中央部の下端を、上記羽根の回転軌跡の内周面の下端とほぼ同じ高さに位置させ、もしくは上記回転軌跡の内周面の下端よりも上方に位置させたことを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1つに記載の鞍乗型車両。
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