JP2009530196A - 取外し可能に取付けできる付属部品を有する送出装置 - Google Patents

Abstract

注入器を有するこの送出装置は少なくとも１つの容器とミキサ又は閉鎖キャップ等の付属部品とを有している。注入器１の取付け区域６と付属部品２，２９の取付け区域２０とは、取付け区域２０に圧力を加えることで、回動の必要なしに付属部品を注入器に取付け可能かつ取外し可能に構成されている。その場合、一方の部品１の拘束手段が他方の部品２，２９の拘束手段と相互作用するようになっている。この目的のために、注入器の取付け区域は、押圧力を受けないようにされた互いに対向する側部区域に、少なくとも第１対の拘束部材１４，１５を備え、これらの拘束部分は、付属部品の第１対の対応拘束手段（２６，２６Ａ；３０Ａ，３０Ｂ）と相互作用するようにされている。更に、取付け区域は２対の拘束手段を有するように構成することもでき、また注入器の容器を互いにはめ合わせることもできる。そのような送出装置はより安価に製造でき、かつより容易に取扱うことができる。

Description

本発明は、特許請求の範囲の請求項１の前文に記載された、少なくとも１つの容器及び付属部品を有する注入器（ｓｙｒｉｎｇｅ）又はカートリッジを含む分注用組立体（ｄｉｓｐｅｎｓｉｎｇ ａｓｓｅｍｂｌｙ）に関するものである。

多くの注入器、複式注入器、カートリッジまたは複式カートリッジは技術的に公知であり、それらには、例えばミキサ、分注用先端部、スプレー・ノズル、アダプタ等の付属部品が分注用に結合される。
一般的に、２種類の取付け手段が技術上公知である。すなわち、一つはバヨネット式（ｂａｙｏｎｅｔ ｔｙｐｅ）の取付け手段であり、他はねじ付リングを有する取付け手段である。これらの取付け手段は製造が比較的厄介であるか又は付加部品が必要であり、かつ部材の取付け及び取外しが概して複雑なのが普通である。
特許請求の範囲の請求項１の前文による別の取付け手段が米国特許公開公報第２００５／２３０４２２号（ＵＳ ２００５／２３０４２２ Ａ１）に開示されているが、この場合には、ミキサ又は付属部品がフックによってカートリッジにスナップばめされ、カートリッジの取付け区域が押圧されるとそこに配置された拘束用突起がミキサのフックから外される。

独国実用新案公報第２０２ １９ ５２９号（ＤＥ ２０２ １９ ５２９ Ｕ１）に開示されたスナップ式閉鎖部の場合は、ばねアームがカートリッジ出口に備えられ、これらのばねアームの変形によって付属部品が固定される。また、この結合を解くにはばねアームに圧力を加えねばならない。

このような背景の下で、本発明の目的は、少なくとも一つの容器を有する注入器又はカートリッジを含む分注用組立体、それも、付属部品の取付け取外しが簡単で、製造費も先行技術の組立体より安価な組立体を得ることである。この目的は特許請求の範囲請求項１に記載の分注用組立体によって達成される。
本発明の別の目的は、注入器の複数容器を別個に製造し、充填し、連結して分注が出来るようにする一方、連結及び連結解除の能力は変わらないようにすることである。この目的は請求項１６に記載の分注用組立体によって達成される。

本発明の別の目的は、カートリッジへの付属部品の拘束性を高める一方、連結及び連結解除の変わらぬ能力が得られるようにすることである。この目的は請求項９に記載された分注用組立体によって達成される。
以下で用いる「注入器」という用語は、単式及び複式の注入器、マルチ注入器、単式及び複式カートリッジ、マルチカートリッジを含むものである。また、同心配置された複数容器又は隔壁を有する円筒形容器を有する複式カートリッジも含まれる。
以下で、本発明を実施例の図を参照してより詳細に説明する。

図１には注入器１と閉鎖キャップ２とが示されている。以下では、既述のように、「注入器」の語は、単式注入器及び複式またはマルチ注入器、単式カートリッジ及び複式またはマルチカートリッジを含むものである。図示の注入器はすべて複式注入器である。
注入器１は２つの容器３，４と保持フランジ５とを有している。従来型の注入器と異なり、その取付け区域６はバヨネット式取付け手段又はねじ結合手段ではなくスナップ式結合手段を備えており、このスナップ式結合手段が、各付属部品、例えば閉鎖キャップ、ミキサ、アダプタ、スプレー・ノズル、その他の類似の付属品の対応スナップばめ手段と協働する。

出口側の取付け区域６には出口フランジ７が備えられ、該フランジには２つの個別出口８，９が設けられている。各出口８，９は事実上直径方向に配置され、各々外方へ向いた突出部１０又は１１を有し、これらの突出部が出口フランジ７から出口へ向ってテーパ付けされている。各突出部は各々サドル部分１２又は１３を有し、該サドル部分が出口フランジから或る間隔のところで終わっており、スナップ開口２６，２６Ａにスナップばめされる各スナップ突起１４，１５を形成している。

２つのサドル部分１２，１３は異なる構成を有し、この実施例のサドル部分１２には出口側に端面部１６が設けられているが、サドル部分１３には設けられていない。端面部１６の有無は、付属部品が唯一の配向においてのみ取付け可能となるように、符牒手段（ｃｏｄｉｎｇ ｍｅａｎｓ）となっている。更に、２つの出口は図３の矢印Ｖ−Ｖによって示される結合平面の両側にクランプ案内（ｃｌａｍｐｉｎｇ ｇｕｉｄｅｓ）１７を備えている。加えて、出口フランジ７は可視的な符牒突起１８を有し、この符牒突起が付属部品用の配向補助手段として役立ち、付属部品には対応配向突起１９が備えられている。

図４には事実上楕円形の取付け区域２０を有する閉鎖キャップ２が示され、閉鎖キャップのハウジングは指当て部として役立つ波形部２１を有している。閉鎖キャップは、図５に見られるように、その内部に２個のプラグ２３，２４を含む取付け部分２２並びにクランプ部２５を有しており、クランプ部は、出口に取付け可能に、またクランプ案内１７がクランプ動作を行えるように付形されている。
事実上楕円形の取付け区域ないし楕円形のハウジング部分２８は圧縮可能な点で特に好都合であることが判明したが、本発明はこの特定形状に限定はされない。したがって、本発明は円形又は他の横断面形状を有するハウジング部分にも適用可能である。

２つの出口を結ぶ結合線の方向に、クランプ部２５は２つの符牒スロット２７，２７Ａを有しており、これらの符牒スロットは、サドル部分１２の端面部１６又は端面部を欠くサドル部分１１を受容するため、異なる幅を有している。言い換えると、符牒スロット２７，２７Ａの幅はまたキャップが唯一つの位置でのみ確実に取付けられるように構成されており、それによって多数回使用時の汚れが防止される。
特に図５に見られるように、閉鎖キャップ２はその開放端部に２つの対向スナップ開口２６，２６Ａを有し、これらの開口が注入器のスナップ突起１４，１５の背部に係止され、堅固なロックが保証される。

図３には加えられる力が示され、図４には付属部品２の取付け区域２０の両側に圧力が加えられた場合に生じる変形が示されている。その場合、図４に破線で示されているように、波形部２１を備えたハウジング部分が圧縮されることで矢印Ｓで示されたスナップ開口がスナップ突起から外されて、スナップ突起が解放され付属部品がＲ方向へ引き外される。
図６及び図７に示した付属部品はミキサ２９であり、ミキサの取付け区域３０は閉鎖キャップの取付け区域２０と似た構成を有しており、ミキサの２つの別個の入口３１，３２は注入器の出口８，９を覆って滑動可能である。ミキサの取付け区域３０の横断面は、事実上、注入器、又はスナップ開口３０Ａ，３０Ｂをそれぞれ有する閉鎖キャップの図４及び図５に示す取付け区域６の横断面に対応する。

図８に示した付属部品は注入器側に取付け区域３６を有し、付属部品側に取付け区域３７を有する中間片３５である。２つの取付け区域は既述の取付け区域と等しい。つまり、圧縮可能な取付け区域３６は既述の例の取付け区域３０に対応し、取付け区域３７は注入器の取付け区域６に対応する。連結管３８は剛性又はフレキシブルでよく、２成分を別個に導通させる２つの通路を有している。
図９及び図１０には複式注入器の変化形５０が示されているが、この変化形の場合、２つの容器５１，５２が異なる直径を有し、各々が異なる容積を有し、その容積は例えば４：１である。このため、出口５３，５４も異なる直径を有しているが、取付け区域５９の他の部分は既述の実施例に等しい。

当然のことだが、閉鎖キャップ５８のプラグ５６，５７とミキサの入口３１，３２とはそれぞれ異なる直径を有しているが、この場合も、取付け区域５９の他の部分は既述の実施例に等しい。出口及びプラグの直径がそれぞれ異なり、ミキサ入口の直径も異なることで付加的な符牒付けが可能になる。
図１から図１０に示した実施例では、特に製造費が安価で取り扱いが容易な分注用組立体が示されている。しかし、例えばバヨネット式連結形式の注入器を使用するのが好都合と思われる理由もあるだろう。

図１１から図１４には、バヨネット式連結形式を有する従来型注入器に基づく実施例が示されている。図１１には、バヨネット・スロット４０を有するこの種の複式注入器３９が示されている。この従来型の複式注入器に付属部品をスリップオン式に取付け可能にするにはアダプタ４１が必要であり、このアダプタは、一端が注入器に結合可能であり、他端が既出の実施例で示した取付け区域を有している。この目的のために、アダプタ４１はバヨネット・カム４２と符牒セグメント４２Ａとを含み、該セグメントは、技術上公知のように、バヨネット・スロット４０に似た符牒となることができる。アダプタは他端には既出の実施例の取付け区域に対応する取付け区域４３を有している。付加取付け可能な付属部品を整合させるために、アダプタは更に整合用突起４４及び符牒突起４４Ａを含んでいる。

図１２には、図３の場合と同じように、閉鎖キャップ２が複式注入器とアダプタとにスリップオン式に取付けられている。そのほか、個々の部分は図４の場合と等しい。
図１３からは、アダプタの入口４８，４９が複式注入器の出口６０，６１内へ押し込まれ、バヨネット連結部４０，４２が係止されていることが分かる。
図１４には、図６の場合同様、複式注入器３９の出口側が、出口に係合したアダプタと、アダプタにスリップオン式に取付けられたミキサ２９と共に示されている。アダプタ４１は図１３のアダプタと等しいが、ミキサ２９は図６のミキサに等しく、同じ形式でスリップオン式にはめ込まれ引き外し可能である。
バヨネット式連結用のアダプタに似た形式で、付属部品と注入器との間を連結ナットによってねじ結合するためのアダプタを使用することもできる。その場合には、アダプタには連結ナット用のカラーを備え、注入器の出口フランジにはねじ山を切っておく。

図１から図１４までに示した実施例は、少なくとも２つの容器を有する注入器が一体に作られる点が共通している。このことは或る２成分材料には不都合となる。なぜなら、場合により、それらの２成分が複式注入器又はカートリッジのプラスチック材料と適合しないことがあるからである。したがって、注入器材料には異なる要求が出されることになる。例えば、一方の成分にはポリプロピレンの容器が理想的だが、他方の成分にはポリアミドの容器が要求されるようなことが生じる。更に、医学分野には、２成分が容器に別々に充填され、異なる後処置、例えば異なる滅菌処置、滅菌充填又は非滅菌充填処置を受ける必要が存在する。

第２の目的は、２部分注入器、より詳しく言えば、頑丈でねじり剛性を有し、アダプタ部材を必要とせずに、従来型の多くの付属部品を受容できる複式注入器を得ることで達せられる。図１５−図１７による実施例はこれらの要求を満たすものである。
図１５の実施例では、複式注入器１４３は、事実上、２つの円筒形容器１４４，１４５を含み、該容器は、この２つの容器を全長にわたって受容する容器受容部を有する剛性ホールダ内に受容されうる。これらの容器を拘束するためにはスナップ手段が備えられている。２個の円筒形容器１４４，１４５は各々、出口１４７，１４８を有し、該出口は直径が容器直径より小さくかつ容器の前面１４９，１５０の縁部に設けられている。

注入器の取付け区域１２０は、第１実施例と似た設計になっている。各出口は、前面から出口端へ向ってテーパ付けされた各突出部１１０，１１１を有している。各突出部は各サドル部分１１２，１１３を有し、各サドル部分は前面から距離をおいて終わっており、これにより、ミキサ１２９のスナップ開口１２６，１２６Ａにスナップばめされる各スナップ突起１１４，１１５が形成される。
既述のように、２つのサドル部分１１２，１１３は等しい構成ではなく、この例のサドル部分１１２は出口側に端面１１６を有し、サドル部分１１３にはない。突出部により形成される平面と直角にクランプ案内１１７が設けられている。符牒を有する構成の場合は可視的な符牒突起１１８が前面に設けられてもよく、これがミキサの配向突起１１９と協働する。

図１６及び図１７に示した注入器１６２の設計は図１５の注入器設計に似ているが、第１容器１６３は保持フランジ１５３、支持壁１６５、容器受容部１５４と共に１つのユニットを形成する一方、第２容器１６４は容器１４５と等しい。支持壁１６５は第２容器１６３の出口を受容する穴１６６を有している。容器１６３は、第２容器１６４を保持する突起（ｃａｍｓ）１７８を備えている。残りの部分、特に取付け区域１２０は既出のものと同じである。
図１−図１７に示した実施例の場合、取付け区域が特に複式注入器に適しているのに対し、図１８−図２４に示した分注用組立体の実施例は、取付け区域がより高い拘束力を有するように設計されており、したがって、より高い分注力（ｄｉｓｐｅｎｓｉｎｇ ｆｏｒｃｅｓ）が発生するカートリッジに特に適している。

図１８は、２つの容器２０１，２０２及び端フランジ２０３を含む複式カートリッジ２００と、ミキサ管２０５、螺旋状混合部材２０４Ｈおよびミキサ入口２０４Ａを含むミキサ２０４との分解図である。カートリッジの取付け区域２２０は図１９からよく分かり、ミキサの取付け区域２３０は図２０からよく分かる。
カートリッジの取付け区域２２０は、図１９からも分かるように、２つの容器の境界区域にある各スナップ開口２０７，２０８と、突起形状の可視的符牒部材２０９とを有するフランジ２０６を含んでいる。容器の２つの前面区域のフランジ２０６はその周囲に２つの符牒リム２１０，２１１を有しており、符牒リム２１１は符牒間隙２１２を有している。

２つの出口２１３，２１４は冠状部２１５によって囲まれている。２つの出口は直径がこの実施例のように異なっていてもよいが、等しくともよい。この実施例では、出口２１４の直径が出口２１３の直径より小さい。スナップ開口２０７，２０８の近くに、冠状部２１５は、それぞれ凹部２１６，２１７を有している。図１−図１７に示した既述の実施例と異なり、スナップ突起は、出口上にではなく、冠状部２１５に設けられており、特に図１９に見られるように、スナップ突起２１８，２１９は、それぞれ、２つの出口又はカートリッジ中心を結ぶ線の区域に設けられている。

ミキサ２０４の取付け区域２３０は対応して設計されている。ミキサの取付け区域のハウジング２２１は、外側符牒手段、すなわち可視的な符牒突起２２２と、カートリッジの符牒間隙２１２に係合する符牒突起２２３と、ミキサの符牒リム間に嵌号する符牒セグメント２２４とを備えている。図２０には、ミキサの内部部材、すなわち２つの入口２２５，２２６が示され、該入口は出口に応じて異なる直径を有しているが、等しい直径でもよい。ミキサ・ハウジングは更にカートリッジのスナップ突起２１８，２１９を受容するための２つのスナップ開口２２７，２２８を含んでいる。
上記実施例と異なり、ミキサの取付け区域は２つの付加的な拘束部材、すなわち２つのスナップ条片２２９，２２９Ａを含み、その突起部がカートリッジ・フランジのスナップ開口２０７，２０８の背部に係止され、上記実施例の場合より高い拘束力が得られるようになっている。

図２１及び図２２の断面図にはミキサを外す際にミキサ取付け区域に加えられる力Ｆが示され、この力によってミキサが２つの矢印Ｆの方向へ圧縮され２つの矢印Ｓの方向へ拡張される。これにより、図２１及び図２２の位置が可能になる。ちなみに、図２１は、図１８のＸＸＩ−ＸＸＩ平面に沿った断面図であり、図２２は、図１８のＸＸＩＩ−ＸＸＩＩ平面に沿った断面図である。双方の断面図のうち、図２１はミキサの取付け区域の押圧時にミキサのスナップ開口２２７，２２８が矢印Ｓ方向に移動してカートリッジのスナップ突起２１８，２１９から外れることを示し、同時に、図２２は矢印Ｆ方向へのミキサ取付け区域の押圧時にスナップ条片２２９，２２９Ａの鼻状端がカートリッジのスナップ開口２０７、２０８から外れることを示している。これら２つの動作の結果として、ミキサを引き外すことができる。

図２３及び図２４には閉鎖キャップ２３１が示されているが、この閉鎖キャップは第１実施例の閉鎖キャップ２に対応している。図２３には、カートリッジ２００と閉鎖キャップ２３１とが斜視図で示されている。図２４では、ミキサ・ハウジング同様、キャップ・ハウジング２３２が可視的な符牒部材２３３と符牒セグメント２３４とを有している。キャップ・ハウジングの内部には２個のプラグ２３５，２３６が配置され、これらのプラグはカートリッジの出口に応じて異なる直径を有してもよいが、あるいは等しくてもよい。ミキサ同様、キャップは２つのスナップ条片２３７，２３８と、９０°ずらされた位置の２つのスナップ係止部２３９，２４０とを有している。キャップのスナップばめと引き外しの過程は、ミキサの場合と同じである。

図１８−図２４に示した最後の実施例は、射出成形された一体型の複式カートリッジの形式で開示されている。このカートリッジは、図１６及び図１７の分離型注入器同様、別々の容器１６３，１６４を有するように設計することもできる。図１８−図２４のカートリッジ及び付属部品２３０の取付け区域２２０は、図１６及び図１７の上記実施例と全く同様に、別個の容器及び容器受容部１５４に転用可能である。

スリップオン式閉鎖キャップを有する本発明による複式注入器の第１実施例の斜視図。（複式注入器の実施例１） 図１の注入器の取付け区域の拡大詳細図。 図１の実施例の取付け区域に閉鎖キャップをかぶせて、キャップに加えられる力を概略的に示した図。 図３のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図。 図３のＶ−Ｖ線に沿った断面図。 ミキサが取り付けられた、図５の実施例の変化形を示す図。 図１の注入器と取り付けられるミキサとを示す斜視図。 図７の複式注入器及びミキサと取付けられる中間部材との斜視図。 複式注入器の容器及び出口の直径が異なる変化形の斜視図。 図９のＸ−Ｘ平面に沿った断面図。 アダプタと従来型の複式注入器とを有する本発明の第２実施例の斜視図。 図１１の注入器の取付け区域に閉鎖キャップを取付け、加えられる力の方向を示す、図３と同様の図。 図１２のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ平面に沿った断面図。 ミキサが取り付けられた、図１３の実施例の変化形を示す図。 ２部分カートリッジ（ｔｗｏ−ｐａｒｔ ｃａｒｔｒｉｄｇｅ）の第１実施例の図。 ２部分カートリッジの第２実施例を示す図。 ２部分カートリッジの第２実施例を示す図。 高い拘束力を有する分注用組立体の一実施例の図で、複式カートリッジとミキサとの分解図。 高い拘束力を有する分注用組立体の一実施例の図で、図１８に示したカートリッジの取付け区域の拡大図。 高い拘束力を有する分注用組立体の一実施例の図で、ミキサの取付け区域を示す図。 高い拘束力を有する分注用組立体の一実施例の図で、図１８のＸＸＩ−ＸＸＩ平面に沿った断面図。 高い拘束力を有する分注用組立体の一実施例の図で、図１８のＸＸＩＩ−ＸＸＩＩ平面に沿った断面図。 高い拘束力を有する分注用組立体の一実施例の図で、閉鎖キャップをかぶせた図１８のカートリッジの図。 高い拘束力を有する分注用組立体の一実施例の図で、図２３の閉鎖キャップの拡大斜視図。

Claims (21)

1. 少なくとも１つの容器及び複数付属部品を有する注入器又はカートリッジを含む分注用組立体であって、注入器（１；１０１；１４３；１６２）又はカートリッジ（２００）又は中間部品（３５，４１）の取付け区域（６，４３，３７；１２０；２２０）と、付属部品（２，２９，３５；１３０；２０４）の取付け区域（２０，３０，３６；２３０）とが、前記付属部品の取付け区域（２０，３０，３６；２３０）に圧力を加えてねじれの動きをさせることなく注入器又はカートリッジにスリップオン式に取付け可能かつ取外し可能に構成されており、一方の部分（１；１０１；１４３；１６２，２００；３５，４１）の拘束手段が他方の部分（２，２９，３５；１３０；２０４）の拘束手段と協働する形式のものにおいて、
   前記注入器又はカートリッジの取付け区域が、押圧力を加えるようにはされていない対向する側部に、少なくとも第１対の拘束部材（１４，１５；１１４，１１５；２１８，２１９）を備え、該拘束部材が前記付属部品の第１対の対応拘束部材（２６，２６Ａ；３０Ａ，３０Ｂ；２２７，２２８）と協働することを特徴とする、少なくとも１つの容器及び複数付属部品を有する注入器又はカートリッジを含む分注用組立体。
2. 前記注入器又はカートリッジの第１対の拘束部材（１４，１５；１１４，１１５；２１８，２１９）が、前記注入器又はカートリッジの２つの出口（８，９；１４７，１４８；２１３，２１４）を結ぶ中心線区域に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載された分注用組立体。
3. 前記注入器又はカートリッジの、又は中間部材の取付け区域（６，４３，３７；１２０；２２０）がスナップ突起（１４，１５；１１４，１１５；２１８，２１９）を有しており、該突起の背後に前記付属部品（２，２９，３５；１３０；２０４）の開放端部（２６，２６Ａ；３０Ａ，３０Ｂ；２２７，２２８）が係止可能であり、前記付属部品の取付け区域を押圧することで係止解除可能であることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載された分注用組立体。
4. 前記注入器又はカートリッジの、又は中間部材の取付け区域（６，４３，３７）が、サドル部分（１２，１３；１１２，１１３）を備えた２つのサドル突出部（１０，１１；１１０，１１１）を有し、該サドル突出部（１０；１１０）のサドル部分（１２；１１２）が前記サドル突出部（１１；１１１）より広幅の端面（１６；１１６）を有しており、かつまた前記付属部品の取付け区域が２つの対応符牒スロット（２７，２７Ａ）を有し、該スロットにより、前記付属部品は唯一の特定配向でのみスリップオン式取付けが可能となることを特徴とする、請求項１から請求項３までのいずれか１項に記載された分注用組立体。
5. 前記取付け区域（６，４３，３７，２０，３０，３６，１２０；１３０）が各整合突起（１８，１９，４４，１１８，１１９）を有することを特徴とする、請求項１から請求項４までのいずれか１項に記載された分注用組立体。
6. 前記注入器又はカートリッジの、又は中間部材の取付け区域（６，４３，３７；１２０）が、クランプ案内（１７，１１７）を有しており、該クランプ案内に、前記付属部品の取付け区域の対応クランプ部分（２５）がクランプされるようになっていることを特徴とする請求項１から請求項５までのいずれか１項に記載された分注用組立体。
7. 前記注入器又はカートリッジの出口フランジ（４５）が符牒バヨネット・スロット（４０）を備え、前記注入器又はカートリッジと付属部品との間にアダプタ（４１）が配置され、該アダプタが、一方の側に符牒バヨネット突起（４２，４４Ａ）及び符牒セグメント（４２Ａ）を、他方の側に符牒取付け区域（４３）を有することを特徴とする、請求項１から請求項６までのいずれか１項に記載された分注用組立体。
8. 前記注入器又はカートリッジの前記出口フランジが、ねじ連結部を備え、前記注入器又はカートリッジと付属部品との間にアダプタが配置され、該アダプタが、一方の側にカートリッジ側のねじ部用の連結ナット用カラーを有し、他方の側に取付け区域（４３）を有することを特徴とする、請求項１から請求項６までのいずれか１項に記載された分注用組立体。
9. 前記カートリッジ（２００）又は注入器の取付け区域（２３０）が、押圧力を加えるように設けられた対向する側部に第２対の拘束部材（２０７，２０８）を備えており、該拘束部材が前記付属部品（２０４，２３１）の第２対の対応拘束部材（２２９，２２９Ａ；２３７，２３８）と協働することを特徴とする、請求項１に記載された分注用組立体。
10. １部品（２００又は２０４又は２３１）に、各々、１対のスナップ突起（２１８，２１９）又はスナップ条片（２２９，２２９Ａ；２３７，２３８）と１対のスナップ開口（１０７，１０８；２２７，２２８，２３９，２４０）とが設けられている、請求項９に記載された分注用組立体。
11. 前記カートリッジ又は注入器の第２対の拘束部材（１１７，１１８）が、前記容器（２０１，２０２）間の境界区域に配置されていることを特徴とする、請求項９に記載された分注用組立体。
12. 前記付属部品が、前記注入器又はカートリッジに付加取付け可能な中間部材（３５）であることを特徴とする、請求項１から請求項１１までのいずれか１項に記載された分注用組立体。
13. 前記付属部品（２，２９，３５；２０４，２３１）のハウジング部分（２８，２２１，２３２）がその取付け区域（２０，３０，３６，２３０）で変形可能であることを特徴とする請求項１から請求項１２までのいずれか１項に記載された分注用組立体。
14. 前記ハウジング部分の断面部がその取付け区域で事実上楕円形又は円形であることを特徴とする請求項１３に記載された分注用組立体。
15. 前記注入器又はカートリッジの、又は中間部材の取付け区域と、前記付属部品の取付け区域とが、符牒手段（１８，１９，４４；１１８，１１９；２０９，２２２，２１２，２２３；２３３；２１０，２１１，２２４；２３４）を有することで、前記付属部品を唯一つの配向で確実に取付け可能であることを特徴とする、請求項１から請求項１４までのいずれか１項に記載された分注用組立体。
16. 前記複式注入器又は複式カートリッジが相互取付けされた容器から成り、組を成す容器は各出口を有し、これら出口の少なくとも一方が分離式であり、接続手段により他方の容器に接続され、該接続手段が、少なくとも１つの容器受容部（１５４，１５５）と、支持壁（１６５）と、保持フランジ（１５３）とから成るユニットを含み、該支持壁が、前記容器出口（１４７，１４８）の少なくとも１つを受容するための少なくとも１つの穴（６６；１６６）と、案内スリーブ（１６７，１６８）を備えた各容器受容部とを有しており、前記出口側が、ミキサ又は付属部品を取付けるための取付け区域（１２０）として構成されていることを特徴とする、請求項１から請求項１５までのいずれか１項に記載された分注用組立体。
17. 前記ユニットが、２つの容器受容部（１５４，１５５）を有するホルダ（１４６）と、支持壁（１５６）と、一体の保持フランジ（１５３）とを含み、該支持壁が前記容器出口を受容するための穴（１５６Ａ）を有し、前記容器受容部が各案内スリーブ（１６７）を有することを特徴とする、請求項１６に記載された分注用組立体。
18. 前記ユニットが、容器（１６４）と、容器受容部（（１５４）と、支持壁（１６５）と、保持フランジ（１５３）とを含み、前記支持壁が、容器出口を受容する穴を有し、前記容器受容部が案内スリーブ（１６７）を有することを特徴とする、請求項１６に記載された分注用組立体。
19. 前記の組み込まれた分離式の複数容器が各出口を備え、結合手段によって互いに結合されており、該出口（１４７，１４８）が各支持壁部分（１０４，１０５）に配置され、前記容器（１０２，１０３）の入口側は各保持フランジ部分（１０７，１０８）を有しており、前記結合手段（１７４，１７５）が支持壁部分に、また結合手段（１７２，１７３）が保持フランジ部分に設けられ、組立て完了時には、１つの共通の支持壁（１０９）と１つの共通の保持フランジ（１０６）とが形成され、更に、出口側はミキサ又は付属部品付加取付け用の取付け区域（１２０）として構成されていることを特徴とする、請求項１６に記載された分注用組立体。
20. 前記結合手段が、前記容器の一方の支持壁部分及び保持フランジ部分に設けた少なくとも１つのスナップ開口（１７２，１７４）と、その他方の容器の支持壁部分及び保持フランジ部分に設けた少なくとも１つの結合ピン（１７３，１７５）とで構成されていることを特徴とする、請求項１９に記載された分注用組立体。
21. 前記容器（１４３，１０１，１６２）の前記出口（１４７，１４８）が、各々、閉鎖キャップ（１５７）によって密閉可能であり、該閉鎖キャップが、周方向に途切れた圧縮可能なカラー（１５９）と、前記出口のところの前記拘束突起（１１４，１１５）の背後に係止される段状部（１６０）とを有することを特徴とする、請求項１６から請求項２０までのいずれか１項に記載された分注用組立。

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