JP2009529021A5 - - Google Patents

Description

好ましくはキュベット内での材料の加熱は、温度上昇が「温度前線（Ｔｅｍｐｅｒａｔｕｒｆｒｏｎｔ）」の形で行われるようにし、これは重合されていない材料を有するリザーバーとは反対側のキュベットで始まり、そうして「遠く離れた」場所においてキュベット内で重合を開始するものである。重合反応の発熱によって、開始剤の放出はさらに加速され、かつキュベット内部での接触領域への加熱が、最終的に開始剤が完全に放出され、かつ重合が完全に行われるまで伝わる。

Claims (7)

1. 歯科補綴を製造するための方法であって、
   開始剤系は活性剤と開始剤からの組み合わせの形で、空間的に分離された形で存在し、
   以下の工程：
   Ａ）液体の形の少なくとも１種の重合可能な成分、および
   Ｂ）少なくとも１種の開始剤を減感された形態で含有する粉末成分
   を混合して、注入の間に分離を起こさない粘稠度を有するペーストを作製する工程、
   前記ペーストをリザーバーからキュベットに注入する工程、
   加熱によって前記混合物を重合させる工程、
   を有し、
   前記活性剤は、重合可能な成分中に存在し、
   前記粉末成分中での前記開始剤の減感は、パールポリマー中でカプセル化によって行い、
   前記キュベット内での前記混合物の加熱は、温度上昇が「温度前線」の形で起こるように行い、当該温度前線は、重合されていない前記混合物を有するリザーバーとは反対側のキュベットで始まり、「遠く離れた」場所においてキュベット内で重合を開始させ、
   前記重合を、３０℃〜５０℃の範囲で選択的に熱を導入することにより制御する、前記方法。
2. 前記混合を５〜１０分行うことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 前記重合可能な成分Ａが（メタ）アクリレートであることを特徴とする、請求項１又は２に記載の方法。
4. 前記パールポリマーが成分Ａ中で膨潤性であることを特徴とする、請求項１から３までのいずれか１項に記載の方法。
5. 前記パールポリマーが、（メタ）アクリレートを含むことを特徴とする、請求項１から４までのいずれか１項に記載の方法。
6. 前記開始剤として、常温硬化用又は熱硬化用の開始剤を用いることを特徴とする、請求項１から５までのいずれか１項に記載の方法。
7. 前記開始剤が、常温硬化開始剤であることを特徴とする、請求項１から５までのいずれか１項に記載の方法。