JP2009522538A - 選択的非触媒還元法(sncr)により回転キルン内のnox排出量を低減させる方法および装置 - Google Patents
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Abstract
多量の選択的非触媒還元法(SNCR)還元剤をキルンに導入する工程を備える鉱物処理キルンの操作方法である。該SNCR還元剤は、固体、液体または気体でもよい。さらに、SNCRの実施用に改良された鉱物処理キルンも開示されている。
Description
本開示は、鉱物処理キルンに関し、具体的には、熱処理の間に処理されている鉱物がその内部においてガスを放出するキルンに関する。
セメントを製造するのに広範に利用されている商業的プロセスでは、セメントの原材料を乾燥させ、か焼処理し、焼成処理するというそれぞれの工程は、各種の石灰質鉱物、シリカ、アルミナなどの細分割された原材料に、加熱した傾斜型の回転容器またはキルンを通過させることにより達成される。従来型の長形乾式処理用または長形湿式処理用のキルンとして公知であるものの中でも、全鉱物加熱処理は、通常は「回転容器」と称される加熱した回転するキルンシリンダ内で行われる。回転容器は、通例は、直径が10フィート(約3.1m)ないし25フィート(約7.6m)、長さが150フィート(約45.7m)ないし700フィート(約213m)あり(通常の長さ対直径の割合は、いずれも15:1から40:1)、容器が回転すると、キルンシリンダの上端に供給された原材料が、重力の影響下で、より下部の「火入れされた」端部に向けて移動するよう傾けられ、この部分で最終焼成処理が行われ、また、セメント焼成物製品が排出されて冷却処理とそれより後段の処理に付される。キルンの火入れ焼成処理区域におけるキルンガス温度は約1300℃(およそ華氏2400度)から約2200℃(およそ華氏4000度)の範囲にわたる。キルンガス吐出温度は、いわゆる湿式処理用のキルンの上部鉱物受容端においては約250℃(およそ華氏400度)から350℃(およそ華氏650度)程度の低さである。乾式処理用の回転キルンの上端では、キルンガス温度は1100℃(およそ華氏2000度)に達する。
一般に、回転キルン内でのセメント製造処理は、原材料が低温ガス吐出口鉱物供給端から回転キルン容器の火入れされた焼成処理出口下端まで流動するのに、幾つかの段階を踏んで行われると、当該技術の熟練者ならば考える。鉱物材料は、キルンの全長を下流へ向けて移動するほど、より高いキルンガス温度を受けるようになる。従って、キルンガス温度が最低となるキルンシリンダの上部では、加工途中の鉱物材料は、まず、乾燥処理/予備加熱処理を受けてから、キルンシリンダの下流に移動し、最終的には、温度は焼成処理温度まで上昇する。鉱物が焼成処理を受けている(すなわち、二酸化炭素を放出している)キルンの長さは焼成処理区域とされる。加工途中の鉱物はキルンを下流に移動して、最後には、ガス温度が最高となる区域、すなわち、キルンシリンダの火入れ下端に位置する焼成処理区域に入る。キルンガス流は加工途中の鉱物原材料の流れと反対方向に流動し、焼成処理区域から中間焼成処理区域と鉱物乾燥処理/予備加熱処理の区域を通り、キルンの上部ガス吐出口端を出て、キルン集塵システムに入る。キルンを通るキルンガスの流れは、キルンガス排気流に設置された通風誘導ファンによりある程度までは制御することができる。ここ10年から20年にわたり、予備加熱処理/予備焼成処理用のセメントキルンは、従来の長形キルンよりもエネルギー効率が相当に高いことが分かっている。予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンでは、供給原材料は静止逆流式の予備加熱処理/予備焼成処理容器内では焼成温度まで加熱され、その後、加熱された回転容器に投下されて、より高温の焼成反応を生じるようにされる。
一部のキルン操作者は、窒素酸化物(NOX)排出量を低減する方法として、選択的非触媒還元法(SNCR)を行っている。SNCRは、効果的かつ改造可能なNOX制御技術であることが分かっており、それについては、1996年、燃焼工学会の第26回燃焼についての(国際)シンポジウム(Twenty Sixth Symposium (International) on Combustion)において、Brower氏他による「A Mode for Prediciton of Selective Noncatalytic Reduction of Nitrogen Oxides by Ammonia、 Urea、 and Cyanuric Acid with Mixing Limitations in the Presence of CO」の2117頁から2124頁に記載されており、その全ての内容を参照により本願明細書に援用する。SNCRはセメントキルン内で実証されており、そこで尿素またはアンモニアの継続的な流れが臨界温度領域内でセメントキルンに導入可能であり、SNCR反応が900℃から1100℃で起こる。予備加熱処理/予備焼成処理用のセメントキルンにおいて、臨界温度区域は回転キルンの下流にある予備加熱装置/予備焼成装置の静止部に位置し、アンモニアまたは尿素溶液の継続的な流れをガス流全体に導入することに役立っている。従来型の長形処理用セメントキルンでは、排気ガス温度は通常600℃未満であり、SNCR反応を起こすのに必要な最低900℃をはるかに下回っている。一部の長形キルンでは、必須温度区域に達するために高速でキルンのガス吐出口端から尿素を注入するという概念が提案されており、米国特許第5,728,357号などに記載されている。しかし、そのような方法が効果的であるとしても、チェーンシステム(chain system)のような内部熱交換装置が存在する場合や距離が単に遠すぎる(すなわち50メートルを超える)といった理由から、尿素をキルンの端部から臨界温度区域に注入することが不可能であるキルンにおいては、そのような方法は実用的ではない。
さらに、回転キルンの壁の開口を通して尿素の導入も試されている。例えば、尿素粒がタイヤ落下管などのキルンの壁の開口を通して導入されている。しかし、十分な反応(すなわちNOXの低減)が見られない。これは、尿素追加地点が正確な温度域にあっても当然の結果である。実際、複数の原因が存在する。例えば、キルンの壁の開口を通して尿素を導入する機会は、動作中の注入落下管で1回転当たり一度しかない。長形乾燥用キルンは、通常45秒毎に一度回転する。温度が900℃から1100℃の間である所の気体の速度は、毎秒約6メートルから10メートルである。SNCRを行う上での臨界温度区域における気体残存時間の合計は、約3秒以内である。尿素は市場で主に直径1ミリから2ミリの複数の小球の形状で入手可能であり、その理由としては、尿素が主に肥料として使用されるか(複数の小球が散布を容易にする)、或いはSNCR用のための尿素の水溶液注入のような水溶液内への溶解に主に使用される(そこで複数の小球が溶解を容易にする)からである。900℃から1100℃のガス流に該小球を追加することは、キルンガスまたは鉱物床からの伝導熱に800℃でさらされる高温表面域に尿素が接触するので、(解離温度が133℃である)尿素のほぼ瞬間的な揮発をもたらすこととなる。従って、尿素粒の1回の充填は、充填と充填の間の恐らく最大でもたった1秒または2秒間といったごく短い時間でキルンガスを処理する。それゆえ、充填と充填の間の45秒間では、ほんの数秒で揮発物が尿素から放出され、キルンガスの大部分が処理されないままとなる。
SNCRの実施において解決すべき更なる課題は、複数のキルンガスの成層化である。気体の温度が900℃から1100℃であるキルンの領域では、該キルンの底部にある材料温度は、か焼温度が850℃であり、キルンガスに対して44対30の分子量でCO2を放出している。気体の速度の相違により、キルンの底部にある気体は底部に留まり、それによってキルンの底部にある気体とキルンの上部にある気体の間に大幅な温度差ができる。さらに、付加された尿素はキルンの底部で鉱物床に落ち、そこで尿素はその揮発物を放出する。それらの揮発物はキルンの底部に留まる傾向があり、全ての気体を横断面方向に処理せず、その結果、キルンの上部にある気体を見逃してしまい、キルンを未処理のままとしてしまう。通常、複数の長形キルンは直径4メートルから6メートルであり、気体の速度は毎秒6メートルから10メートルである。
通常、SNCRを利用する予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンは、水溶性のアンモニアまたは水溶性の尿素を使用する。水溶性のアンモニアは、一般的に1トンのアンモニア当たり約700ドルかかる。無水アンモニア(アンモニアガス)は、1トン当たり400ドルと非常に安価である。しかし、より費用効率が高い無水アンモニアは、さまざまな理由によって一般には使用されていない。まず、無水アンモニアは危険物として取り扱わなければならない。これにより一定の規制上の報告義務等が必要となる。さらに、無水アンモニアをキルンダクト内でキルンガスの全横断面に混合することは困難である。
<関連する出願への相互参照>
本出願は、2006年1月9日に出願された米国仮特許出願第60/757,376号「METHOD AND APPARATUS FOR REDUCING NOx EMISSIONS IN LONG CEMENT ROTARY KILNS BY SNCR」、2006年4月28日に出願された米国仮特許出願第60/796,113号「METHOD AND APPARATUS FOR REDUCING NOx EMISSIONS IN ROTARY KILNS BY SNCR」、2006年6月28日に出願された米国仮特許出願第60/806,038号「METHOD AND APPARATUS FOR REDUCING NOx EMISSIONS IN ROTARY KILNS BY SNCR」、および2006年11月15日に出願された米国仮特許出願第60/866,046号「METHOD AND APPARATUS FOR REDUCING NOx EMISSIONS IN ROTARY KILNS BY SNCR」に優先権を主張する。上記仮出願のそれぞれの内容を参照によって本願明細書に援用する。
本出願は、2006年1月9日に出願された米国仮特許出願第60/757,376号「METHOD AND APPARATUS FOR REDUCING NOx EMISSIONS IN LONG CEMENT ROTARY KILNS BY SNCR」、2006年4月28日に出願された米国仮特許出願第60/796,113号「METHOD AND APPARATUS FOR REDUCING NOx EMISSIONS IN ROTARY KILNS BY SNCR」、2006年6月28日に出願された米国仮特許出願第60/806,038号「METHOD AND APPARATUS FOR REDUCING NOx EMISSIONS IN ROTARY KILNS BY SNCR」、および2006年11月15日に出願された米国仮特許出願第60/866,046号「METHOD AND APPARATUS FOR REDUCING NOx EMISSIONS IN ROTARY KILNS BY SNCR」に優先権を主張する。上記仮出願のそれぞれの内容を参照によって本願明細書に援用する。
本開示の一態様では、尿素またはアンモニアなどの還元剤が鉱物処理キルンに導入され、SNCRによりNOX排出量を低減する。SNCR還元剤は、気体、液体、または固体として導入できる。さらに、SNCR還元剤は、液体または固体のガス状分解生成物として導入できる。
本開示の別の態様では、SNCR還元剤の導入は、キルンガス流に注入される高エネルギー/高速空気によって補完される。SNCR還元剤は、加圧空気と共にまたはそれとは別々に導入されてもよい。いずれの場合においても、加圧空気は、鉱物処理キルンにおける複数ガスの成層化を低減または除去し、同時にSNCR還元剤をキルンの横断面方向にわたって行き渡らせる。
高エネルギー/高速の空気は、毎秒約100フィート(約30m)から約1000フィート(約300m)の速度で、通常約0.15気圧を超える固定圧を供与する空気加圧源から回転容器内に注入される。本開示の一態様では、キルンガスと鉱物との間の温度差が最大となる、回転容器の下半分の長さに沿った部分において、鉱物から放出されたガスを一次バーナーからの燃焼ガスと混合するよう図っている。注入空気の質量流量率は、キルンにより使用される燃焼空気の質量流量の約1%から約15%である。
本開示のある特定の例示的な態様では、セメント、石灰、軽量の砂利、石灰スラッジ、および他の鉱物処理キルンを含む従来の長形キルンにおけるSNCRの実施方法が記載されている。尿素は、キルンの回転容器の壁を通って導入される。尿素、尿素の副産物、アンモニア、又は他の複数のアンモニア含有材料が、静止プレナムの使用により(気体、液体、または固体の形で)導入できる。あるいは、尿素、尿素の副産物、アンモニア、又は他の複数のアンモニア含有材料が、複数の落下管の使用により(気体、液体、または固体の形で)導入できる。また、尿素、尿素の副産物、アンモニア、又は他の複数のアンモニア含有材料を導入する他のメカニズムも同様に使用可能である。
別の態様では、還元剤として無水アンモニア(アンモニアガス)を使用することによって、予備加熱処理/予備焼成処理用のセメントキルンまたは他の鉱物処理キルン内のNOX排出量を低減させるSNCRの応用が実現される。アンモニアガスは、アンモニアを0.1重量%から10重量%含み、高圧(すなわち、圧縮された)空気流内に混合される。この混合物は、1つ以上のノズルを通って音速の30%の速度から音速で、処理容器または静止ダクトに注入される。そのような方法で、成層化された複数のキルンガスが混合され(すなわち、非成層化)、アンモニアは該キルンガスと混合される。
例示的な一実施形態では、アンモニアを1重量%から10重量%の濃度で含んでいる圧縮空気流が、1つ以上のノズルを通って音速の50%から100%の速度でダクトまたは容器に注入される。
本開示の概念によれば、窒素酸化物(NOX)放出量を低減させる方法として、選択的非触媒還元法(SNCR)を実施するために、還元剤が鉱物処理キルンに導入される。多くの実施形態では、還元剤の導入は鉱物処理キルン内に注入される加圧空気によって補完される。これは、キルン内のガスにエネルギーを伝達し、キルンガスとSNCR還元剤の横断面方向への混合作用を達成するためである。そのような方法で、加圧空気の注入と共にSNCR還元剤を導入することによって、キルン内における複数ガスの成層化を低減させ、或いは排除し、同時に、SNCR還元剤をキルンの横断面方向にわたって導入させる。SNCR還元剤がNOX排出量を低減させながら、注入された高圧空気がエネルギーを供与して、加工中の鉱物から放出されるガスとキルンの燃焼区域から来る複数燃焼ガスとを混合させる。加圧空気を鉱物処理キルン内に導入させ、キルン内のガスの成層化を低減させる実施例が、2005年5月25日に出願された米国特許出願第11/137,288号に加えて、同一の譲受人の米国特許第6,672,865号に開示されており、両出願のそれぞれの内容を参照によって本願明細書に援用する。
本開示の概念は、従来の長形キルンおよび予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンの両方におけるSNCRの実施に利用可能である。そのようなキルンで一般に処理される材料としては、ポルトランドセメントの原材料、粘度、石灰岩、タコナイト、およびこれら以外の熱処理された、加熱時にガスを放出する鉱物材料がある。
本明細書に記載される実施形態の多くにおいて、SNCR還元剤の供給源は、鉱物処理キルンの回転容器から遠隔の位置にある。SNCR還元剤の供給源の回転容器に対する関係に関連するように、「遠隔」という用語が本明細書で意味するところは、SNCR還元剤の供給源は回転容器に固定されておらず、それ自体は回転容器と共に回転しないということである。従って、SNCR還元剤の供給源は、回転容器から間隔をあけたタンク、槽、容器、ホッパー等として具体化されてもよく、固体、気体、または液体のSNCR還元剤を含み、鉱物処理キルンの動作中に回転容器にSNCR還元剤を供給する。例えば、本明細書に記載の実施形態の幾つかでは、SNCR還元剤は、遠隔な供給源から回転プレナムまたは固定プレナムに供給され、その後回転容器に取り込まれる。回転容器から遠隔の位置にあるSNCR還元剤の供給源の使用により、SNCR還元剤の供給源は、例えばキルン操作を中断させることなく、補充することができる。これが、タンク等が回転容器に固定される設計とは異なる。
図1から図6を参照すると、鉱物処理キルン10は、円筒状の壁14、下部燃焼空気取入口端/バーナー端16、および上部ガス出口端18を有している回転容器12を備えている。動作中は、鉱物供給原材料20がガス出口端18に搬送され、回転容器12の回転に伴って、鉱物床がガス出口端18から空気取入口端/バーナー端16に向けて移動する。そのような方法で、鉱物は、キルンガス流を形成する燃焼生成物とは逆の方向に流れる。バーナー24には一次燃料源26が供給され、燃焼空気は回収熱交換器30からフード28を通して吸気され、燃焼空気取入口端16に入る。処理された鉱物は、燃焼空気取入口端16を出てから、回収熱交換器30に搬送される。ファン、送風機、または、コンプレッサ34(以下、記載を簡略化するために、ファン34とする)などの空気加圧装置と空気流によって連通している1つ以上の空気注入管32は、回転容器12の全長に沿って配置される。配置される場所は、鉱物床22の加工途中の鉱物が焼成されている箇所か、或いは、キルンガス流と鉱物床22の間の温度差が最も極端である箇所であり、最も一般的には、回転容器12の下半分において、ガス出口端18よりも燃焼空気取入口端/バーナー端16により近位である部分に配置される。空気注入管32は回転容器内でノズル36として終端し、ノズル36は、キルンガス流に回転運動量を付与するように設計された経路に沿って注入空気を方向づけるように配置される。例示的な一実施形態において、ノズル36の開口38は、1を超えるアスペクト比を有している。
鉱物処理キルン10は、鉱物床22にある加工途中の鉱物と接触しながら燃焼するように補足燃料源40から燃料搬送装置42を介して回転容器12に搬送された使用済みのタイヤなどの補足燃料を燃焼させるよう具体化されてもよい。例示的な一実施形態では、そのような燃料搬送装置42と燃焼空気取入口端/バーナー端16との間の一点でキルンガス流に回転運動量を付与するように、空気が注入される。あるいは、そのような燃料搬送装置42とガス出口端18の間に位置する回転容器12上の1つ以上の別の点において、空気が注入されるようにしてもよい。
図4に示すように、二つ以上の空気注入管32が、回転容器12の円筒状壁14を通して延びていてもよい。加圧空気は、ファン34により複数の注入管に搬送される。空気注入管32は、鉱物床22の上面と回転容器12の回転軸との間のキルン内のある一点で終端し、高エネルギーの注入空気を回転容器内に向けることでキルンガス流に回転運動量を付与する。キルンガス流に回転運動量を生成するために高エネルギー空気をキルン内に注入することによって、キルンガス流内で燃焼するタイヤなどの補足燃料要素は、それ自体の燃焼生成物が継続的に除去され、混合されたキルンガスと接触し、燃焼およびエネルギー伝達にとってより好ましい条件を提供する。
キルンガス流内に回転運動量を付与するために有効な高エネルギーの混合用空気を注入することで、例えば、鉱物床22の鉱物を焼成することによって生じた成層を散逸させるよう作用する。通常は鉱物床22を覆っている一層高密度の二酸化炭素層を除去または散逸させると、キルンガス流と回転容器12の円筒状の壁14からの放射エネルギーが鉱物床に到達し、キルンガス流と最終工程に付された鉱物との間で一層効率的なエネルギー伝達を行えるようにすることができる。
鉱物処理キルン10は、SNCRの実施用に改良されている。具体的には、ファン34はガス状アンモニア、尿素のガス状分解生成物、または他の幾つかのSNCR還元ガスと共に、回転容器12に空気を注入する。静止プレナム50は、回転容器の壁14を囲んでいる。周囲空気が空気取入口52を介してプレナム50に導入される。プレナム50は、SNCR還元剤の供給源48に流体結合している。図1から図6の例示的な実施形態では、ガス状アンモニア、尿素のガス状分解生成物、或いは供給源48からの他の幾つかのSNCR還元ガスが、ガス取入口54を通ってプレナム50に導入される。次に、空気およびガス状アンモニア、尿素のガス状分解生成物、または他の幾つかの還元ガスは、ファン34によって排気口56および導管58を通って引き込まれ、その後複数の注入管32を通って回転容器14に注入される。排気口56および導管58は、ファン34の取入口に固定され、それによって静止プレナム50に対して容器12と共に回転する。次に、注入した空気およびガス状アンモニア(または尿素のガス状分解生成物、または他の幾つかのSNCR還元ガス)は、本明細書に記載の方法で、成層化したキルンガスを還元する。すなわち、図1から図6のシステムは、成層化したキルンガスを混合するよう作用するだけでなく(本明細書の他の多数の実施形態に記載されるように)、SCNR還元剤の導入によるNOX排出量の低減にも作用する。
一対の機械的シール60は、静止プレナム50と一対の回転面板62の間の中間面を密封する。面板62のそれぞれの内径面は、回転容器12の壁14の外面に固定されている。従って、面板62は、回転容器12と共に回転する。機械的シール60は、バネ鋼で構成される。面板62のように、機械的シール60はリング状で、静止プレナム50に固定されている外径部64を有する(図3参照)。機械的シール60の内径部66は、面板62のそれぞれの外面に対して付勢される(図3参照)。そのような方法で、内部体積68は(i)プレナム50、(ii)容器の壁14の外面、(iii)シール60、(iv)面板62によって画定される。面板62の1つは、そこに画定された1つの穴を有する。排気口56はこの面板62に固定され、それにより内部体積68が導管58と流体連通する。
ガス状アンモニア、尿素のガス状分解生成物、または他の幾つかのSNCR還元ガスを回転容器12に導入するために、他の複数のアセンブリーが使用可能であると理解すべきである。例えば、同一の譲受人による米国特許第5,451,255号では、バイパスシステムの一部として、キルンからキルンガスの一部を除去するための複数の方法および装置を開示している。そのような方法および装置は、改良の有無にかかわらず、ガス状アンモニア、尿素のガス状分解生成物、または他の幾つかのSNCR還元ガスを、回転容器12に(或いはファン34による回転容器12への導入として導管58と同様の導管に)導入するのに使用できる。
図1から図6の例示的な実施形態では、ガス状アンモニア、尿素のガス状分解生成物、または他の幾つかのSNCR還元ガスを容器12の全体の回転時間中にわたって回転容器12に導入できる。ガス状アンモニア、尿素のガス状分解生成物、または他の幾つかのSNCR還元ガスの複数の異なる供給源48が使用できる。例えば、ガス状アンモニアは、加圧タンクまたはアンモニア発生装置から供給されてもよい。尿素のガス状分解生成物は、鉱物処理キルン10の近くに設置された外部の熱分解室から供給されてもよい。
あるいは、固体または水溶性の尿素が静止プレナム50に導入されてもよい。図7および図8に示すように、固形材料取入口またはホッパー70は、尿素粒などの複数の固形材料をプレナム50に導入するのに使用できる。エアロック装置72は、空気や複数ガスがプレナム50から漏れるのを防ぐのに使用できる。水溶性の尿素は、ガス取入口54を通って導入できる。ある特定の構造では、気体/液体取入口54と固体材料取入口70のうち1つだけを備えても、また両方を備えてもよいことを理解すべきである。図7および図8に示す実施形態では、空気は、流入量を制御弁16によって調整しながら空気取入口74を通ってプレナム50に導入されるが、他の空気取入方法や装置も使用できる。例示的な一実施形態では、固体または水溶性の尿素がプレナム50に導入され、そこで該尿素は回転容器12の壁14の高温の外面と接触し、プレナム50内で熱分解され、ガス状の生成物になる。そこから、上記の方法により、複数のガス状分解生成物がファン34によって回転容器12に取り込まれる。プレナム50における尿素の直接的な熱分解は、回転容器12の壁14の外面の温度にある程度左右される。通常、プレナム50が設置された区域における回転容器12の壁14の外面の温度は約250℃である。しかし、ファン34の気流による空気の動き、および尿素や尿素溶液の熱容量では、ある既存のキルン構造で熱分解を達成させるのに十分な温度を維持するためのキルン内部からの熱伝達が十分でないことがある。回転容器12の壁14の内側を内張りする耐火材料の改良は、適切な熱伝導が維持されることを確実にし、それによって回転容器12の壁14の外面を尿素の熱分解を十分に達成させる熱さに保つ。そのような改良は、回転容器12の全体に行われても、静止プレナム50に最も近い容器12の領域だけに行われてもよい。例示的な一実施形態では、回転容器12は、回転容器12の壁14の外面の温度が250℃から350℃の間に維持されるように設計される。
例示的な別の実施形態では、回転容器12の周囲にあるプレナム50に複数の尿素粒が供給される。固形材料が静止プレナム50の底面に落ち、パン78に収集される。パン78は回転容器12によって加熱されるが、必要に応じて、パン78は補足的な複数の電気的な帯状のヒータ、スチーム等で加熱されてもよく、それによって継続的に尿素を熱分解するのに十分な高温度を維持できる。尿素粒は、パン78で熱分解され、上記の方法により、そのガス状分解生成物がファン34によって回転容器12内に取り込まれる。尿素粒は、容器回転の12時の位置、あるいは3時か6時の位置で追加でき、その供給と同じくらい速く尿素を熱分解するのに十分加熱されたプレナム50の底面に直接落ちる。空気取入口74の位置によって周囲空気が熱分解領域を一掃できるようにする(すなわち、吸気はパン78を通って取り込まれる)。
尿素の熱分解を(外部で、あるいはプレナム50内で)利用する上記の方法によって、キルン操作者が乾燥尿素、または水溶性の尿素を入手かつ取り扱うことができ、その後、制御された方法でその現場で該尿素をガス状アンモニアに変換できることを理解すべきである。これによってキルン操作者は、工場用地で大量の毒性アンモニアを処理しなくて済むことになる。
上記のように、キルン内の複数ガスの滞留時間に対応する継続的な試薬の追加によって、静止プレナム50はSNCR用の尿素の効率的な使用を可能にする。望ましい温度領域におけるガスの滞留時間は1秒から5秒以内である。ガス状アンモニア、尿素のガス状分解生成物、または他のSNCR還元ガスが全段階にわたって導入されるので、上記の装置および方法は効果的なNOX低減を提供する。効果的なNOX低減は、他の方法および装置によっても達成可能であることを理解すべきである。例えば、尿素は、燃料搬送装置42の一つまたはそのいくつかを通って回転容器12に導入可能である。使用可能な例示的な燃料搬送装置は、同一の譲受人による米国特許第4,850,290号および第4,930,965号に開示された燃料搬送装置であり、両特許の全ての内容を参照によって本願明細書に援用する。例えば、燃料搬送装置42は、援用された上記特許に記載のいかなる落下管および関連したハードウェアとして具体化されてもよい。
通常、長形セメントキルンの回転時間は、約40秒から60秒である。従って、完全に分解するために、尿素が容器12に落ちる際に少なくともキルンの一回転と同じ時間かかるような形式で、落下管を通じて回転容器12に適度な尿素充填が可能である。そのような場合、特に放出された揮発物が、例えば本明細書に記載の注入空気の方法によって(例えば、ファン34および関連する空気注入管32の使用によって)十分に混合されると、NOX低減が実現できる。
従って、キルンガスの大部分を尿素の解離生成物(または他のSNCR還元剤)にさらすために、充填の揮発速度は、揮発物の放出が少なくとも充填間隔の間存続するように加減できる。揮発物の放出の加減は、尿素に対する熱伝達を低減させるような形式で尿素を処理することによって達成できる。そのような処理は、例えば(i)尿素をコンテナに詰めるまたは梱包すること(複数の1リットル缶、ダンボール箱または袋など)、(ii)尿素をブリケッティング(briquetting )あるいは凝集して、重量比に対して表面積を減少させること(例えば、尿素塊または尿素レンガを形成する)、(iii)尿素をキルンダストまたは代わりの固形燃料のような材料と混合させる、および/または(iv)尿素と他の材料の混合物をコンテナに詰めるまたは凝集し、揮発物の放出を抑えること、が含まれる。本開示の概念と共に使用されてもよい揮発物の放出を加減する他の方法は、追加燃料要素から揮発物の放出を加減する方法であり、該方法は同一の譲受人による米国特許第5,122,189号に開示されている。上記特許の全ての内容を参照により本願明細書に援用する。
尿素を凝集する1つの例示的な方法は、段ボール箱に1kg分の湿らせた尿素粒を形成することを含む。 別の例示的な方法は、金属の5ガロン缶に収納されている合成混合物と共に、尿素1に対して10倍のキルンダストを混合することを含む。別の例示的な方法は、複数の尿素粒のわずかな加湿および圧縮を含む。さらに、尿素粒の製造過程では、好ましくない副産物である凝集物を生む可能性があるが、該凝集物はそのような製造廃棄物のために有益な廃棄源としての使用に適しているとも言える。
単一の落下管構造に加えて、尿素を回転容器に導入するために複数の落下管を使用できることを理解すべきである。例えば、回転容器12は、2つから6つ(或いは恐らくそれ以上)の落下管を装着できる。落下管の数の増加によって、尿素導入の連続性が強化されることになる。さらに、容器の回転が9時の位置になったときに、粒状の尿素(例えば複数の尿素粒)を充填された落下管に杓子(scoop)を固定でき、次に落下管の端部にある該杓子が10時半の位置に到達すると、該粒が落下管に流出し始める。この流出は、落下管が約1時半の位置になるまで続くこととなる。次に、キルンがそのような4つの管を装備していると仮定すると、別に後から装填されたチューブが10時半の位置に到達し、尿素を落下管内に流出し始め、キルンに粒状尿素のほぼ継続的な供給がなされる。望ましい結果を達成するための均等度は、概ね落下管を使用して調整できる。本明細書に記載の複数の方法と同様に、複数の落下管を使用するとNOX低減が実現でき、特に、例えば本明細書に記載の注入空気の方法によって(ファン34と関連する空気注入管(単数または複数)32の使用によって)放出された揮発物が十分に混合されると、NOXを低減できる。
また、10時から2時の位置において、キルンを囲むマニホルド内の複数の弁およびノズルを介して水溶性の尿素を落下管に注入することも可能である。落下管が該弁およびノズルの下を回転すると、液体の一定量が落下管に注入される。該液体が熱い落下管の表面に主に影響を及ぼし、該表面では水分がすばやく蒸発し、固形尿素がそのガス状分解生成物に熱分解され、同時に大気に対して負圧下であるため、そのような分解生成物はその後回転容器12内に取り込まれる。本明細書に記載の複数の方法と同様に、水溶性の尿素を1つ以上の落下管に導入するとNOX低減が実現でき、特に、例えば本明細書に記載の注入空気の方法によって(ファン34と関連する空気注入管(単数または複数)32の使用によって)放出された揮発物が十分に混合されると、NOXを低減できる。
上記のように、尿素のガス状分解生成物は、ファン34および関連する空気注入管32の使用によって回転容器12に導入できる。固形尿素もファン34および関連する空気注入管32の使用によって回転容器12に導入できることを理解すべきである。そのために、複数の尿素粒、粉末状の尿素粒、尿素粉末などを、ファン34および関連する空気注入管32の間で(すなわち、ファン34の下流の位置で)複数の導管に導入できる。あるいは、粉末状の尿素粒または尿素粉末はファン34内に取り込まれ、その後空気注入管32を通って回転容器12に排出されてもよい。そのような場合、該粒の粒径は、効率的にファン34を通過するように選択される。 この方針に沿って、尿素粒がファン34のある所定の構造を通過する場合、該尿素を粉末状にする必要はない。
またさらに、尿素あるいはアンモニアのガス状分解生成物は、複数ガスの混合に使用される高速空気の噴射によって、予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンの複数の流出ガス内に導入可能である。多くの予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンは、水溶性の尿素を複数のキルン流出ガスに注入するよう構成されている。これらの用途においては、ガス全体に尿素溶液を均一に行き渡らせる必要に迫られ、その結果幾つかのノズルを必要としている。本開示の概念では、還元剤は高圧噴射で導入でき、それにより還元剤がより適切に行き渡る。
次に図9から図12を参照すると、水溶性のSNCR還元剤80(例えば、アンモニアまたは水溶性の尿素)を回転容器12に注入するために使用できる別のSNCR装置が示されている。図9から図12の実施形態では、容器の回転に沿って完全に広がるよう液体の注入が可能である。注入器82の数および大きさは、ある所定のキルン構成の要求に見合った構成にできる。操作中は、キルン速度(RPM)および位置(P1)が感知され、制御装置84に入力され、次に制御装置84が所定の注入器82の電磁弁86を開くのに望ましい時間を算出し、ヘッダー88内の液体が落下管90に入れるようにする。該液体は、ノズル92を通って加速され、落下管90を通過し、キルンガスの中心部分に入る。制御装置84は、次の注入箇所に向けて適切な注入時間を算出し、その時に的確な電磁弁86を開く。この処理は、示された6箇所全てが循環するまで継続される(該装置はいかなる数の注入器とともに具体化されてもよい)。その時、後続の落下管90が調整され、制御装置84が主要な電磁弁86を開き始め、循環を再開する。この例示的な実施形態では、回転容器12が完全に一回転する際、合計18回の注入のために注入器82を3回循環させる必要がある。電磁弁86のそれぞれに電圧を加えるための速度は容器速度に依存し、それゆえ容器速度が増すと増加し、容器速度が落ちると減少する。
図11から図12に示すように、落下管90のふた板は、水性溶液の噴射が回転容器12に入るようにする開口を含んでもよい。ふた板のこの開口は、隔壁96として作用し、取入口領域を二つの格納容器98に分離できる。格納容器98は、任意の液体をノズル92から回転容器12の内部へ通過させることなく、取り込むことに使用できる。次に、該液体は、容器の回転により容器12の上端に向かって搬送され、容器が120度回転する際に、容器12の内部に放出される。
図9から図12の例示的な構造において、以下の物理的なパラメータが使用できる:容器の直径12フィート(3.65メートル)から0インチ、容器速度90RPH、落下管直径18インチ(0.45メートル)、ノズル直径1.5インチ(0.038メートル)。
この構造による注入装置は、毎時17トンから23トンの液体を注入すると見込まれている。しかし、容量は物理的なパラメータの任意の変更によって変化することを理解すべきである。
SNCR還元剤(例えば、アンモニアまたは水溶性の尿素)を回転容器12に注入するために使用できる別のSNCR装置が図13および図14に示されている。図13および図14の装置は、本明細書に記載の他の装置と類似しており、気体あるいは液体の還元剤の一定供給に使用される回転ジョイントによって、SNCR還元剤がキルン内の位置に望ましい温度で(例えば華氏1700度から1800度で)導入される。また、図13および図14の装置は、キルンガスがキルン内で容易に混合されるようにする(すなわち非成層化)。図14に示すように、還元剤供給注入器100が注入管32のフランジ内に組み込まれ、それによりSNCR還元ガスおよび/または液体が注入管32に導入される。注入器100の放出は、注入管32の中心線上で終端し、SNCR還元剤を加圧空気流に導入する。注入器100は、混合容量を向上させるよう噴霧ノズルを装着してもよい。さらにSNCR還元剤は、注入管のノズルの開口部を介する混合空気に伴って加速し、キルンガスと均一に混合される。そのような配置もSNCR還元剤以外の構成材をキルン内に導入するために使用可能であると理解すべきである。例えば、液体および/または気体燃料、或いは廃水が注入器100によって導入可能であり、注入管からの高圧空気流によってキルン内に搬送できる。
SNCR還元剤(例えば、水溶性のアンモニアまたは水溶性の尿素)を回転容器12に注入するのに使用できる別のSNCR装置が図15に示されている。この実施形態では、供給管144がキルンの回転軸に沿って配置され、鉱物処理キルン10の上端18に入る。供給管144の第一端は、この例示的な態様においては水溶性のアンモニアまたは水溶性の尿素のタンクであるSNCR還元剤の供給源48と連結している。供給管144の第二端は、回転連結器148を通って第二供給管146と連結している。供給管146は回転容器12の壁14を通り抜け、容器の全長に沿って伸びている。供給管146は、ファン34の排気口と連結している。例えば、図15に示すように、供給管146はファン34と複数の注入管32の分岐との間の位置で連結する。そのような方法で、液体のSNCR還元剤(例えば、水溶性のアンモニアまたは水溶性の尿素)がSNCR還元剤の遠隔な供給源からファンの加圧側に供給される。
さらに、本明細書に記載の他の多くの実施形態と同様に、図15の例示的な実施形態では、SNCR還元剤をファン34からの高圧空気流内に、回転容器12内部の位置から導入できることを理解すべきである。例えば、図15の実施形態の場合、供給管146の終端をファン34の排気口に連結させる代わりに、該終端は、(回転容器12のキルンガスの流れに対して)ファン34の上流の位置で回転容器12に挿入されてもよい。言い換えれば、供給管146の終端は、鉱物処理キルン10の下端16とノズル36との間の位置で回転容器12内に延長できる。そのような方法で、SNCR還元剤は上流位置で回転容器12に導入され、そこでキルンガスによって下流に運ばれ、ノズル36からの高圧空気流と接触し、回転容器12の横断面方向にわたってキルンガスと共に混合される。
上記のように、無水アンモニア、気化した水溶性のアンモニア、または尿素の熱分解生成物などの他のSNCR還元ガスが、ファン取入口にあるマニホルドで混合され、次に、キルンの回転容器12に導入できる。本概念の別の例示的な実施が図16から図20に示されている。プレナム50が静止している図1から図8の配置とは異なり、図16から図20の例示的な実施では、プレナム102が回転容器12の壁14に固定され、容器12と共に回転する。プレナム102の排気口104は、導管58によってファン34の取入口に流体結合している。従って、プレナム102、ファン34、および導管58は回転容器12と共に回転する。図18に示すように、プレナム102はその中に形成された環状スロット106を有する。図16から図20の例示的な実施では、排気口104と同じ側にスロットを形成すると考えられるが、環状スロット106は、排気口104の反対側のプレナム102の内側に形成される。
図17および図20に示すように、注入ノズル108または他のガスおよび/または液体投入装置がスロット106内に延びている。注入ノズル108は固定されており、それ故、回転容器12の回転中にスロット106内で回る。無水アンモニア、尿素のガス状分解生成物、または他の幾つかのSNCR還元ガスが、注入ノズル108を通ってプレナム102に導入される。さらに外部では、周囲空気もスロット106を通じてプレナム102内に取り込まれ、そこで無水アンモニア(または他のSNCR還元ガス)と混合される。混合された空気と無水アンモニア(または他のSNCR還元ガス)は、ファン34によってプレナム102の排気口104および導管58を通って取り込まれ、その後複数の注入管32を通して回転容器12に注入される。
注入ノズル108は、いかなる位置においてもプレナム102に延長できる。例えば、図17に示すように、注入ノズル108はプレナムの底部付近で(例えば、6時の位置で)プレナム102に延びている。しかし、ある所定のキルン構造の要求に見合うよう別の場所でも使用できる。
ファン34およびスロット106のうちの1つ、またはその両方が、プレナム102内で負圧を維持するよう構成できることを理解すべきである。それによって、無水アンモニア(または他のSNCR還元ガス)がスロット106を通してプレナム102から漏れるのを防ぐ。例示的な一実施形態では、スロット106は、幅1/2インチ(0.012メートル)および直径14フィート(4.26メートル)で構成される。そのような構成においては、通常のファン、送風機、またはコンプレッサによって生成された空気の速度は、無水アンモニア(または他のSNCR還元ガス)がスロット106を通ってプレナム102から漏れるのを防ぐために必要な負圧生成に十分である。例示的な一実施形態では、ファン34は、毎秒17フィート〜毎秒40フィート(5.18メートル〜12.19メートル)の空気取入速度の生成に使用できる。
スロット106の大きさは、ファン34に供給すべき望ましい空気流量を考慮するよう構成できることをさらに理解すべきである。言い換えれば、プレナム102内の負圧を維持しながら、キルン操作用に必要な空気流量を充足するシステム構造を構成できるということである。しかし、ある所定のキルン構造が所定のスロット構造を介して取り込み可能な量を超えた空気流量を必要とする場合、補足空気取入口をファン34の取入口に結合してもよい。
上記に指摘したように、SNCR還元ガスに加えて、複数の水溶性のSNCR還元剤も注入ノズル108を通って導入できる。さらに、他の構成も水溶性のSNCR還元剤の使用を容易にするために利用可能である。例えば、図21から図28に示すように、プレナム102はプレナムの外壁114の内面112から延びる複数のリフター(lifter)110と共に構成できる。この配置においては、水溶性のアンモニア(または他のSNCR還元剤)は、プレナムの上端付近の位置(例えば11時の位置)でプレナム102に導入されるが、ある特定のキルン構造のニーズに合うように他の複数の位置も使用できる。水溶性のアンモニアは、プレナムの内壁118の内面116の上に向かい、そこで回転容器12の壁14からの熱エネルギーによって加熱される。幾つかの構成では、回転容器12の壁14の外面はプレナム102の内壁を画定でき、その場合、水溶性のアンモニアは壁14の上に直接向かうことを理解すべきである。いずれにしても、回転容器12の壁14の外面からの熱と、ファン34によってプレナム102を通して取り込まれる空気の流動との組合せが水溶性のアンモニアの気化を容易にし、上記の方法でその気化生成物を回転容器12に取り込んでいる。リフター110は、水溶性のアンモニアの一定の動作を供与し、加熱された壁面および空気流にさらされる表面域を強化する。
図23から図28に示すように、プレナム102内に過剰な水溶性のアンモニアがあれば、複数の異なる配置を使用することによって、それを管理できる。一実施例では、プレナム102を排水させるために簡易ドレイン120が使用できる。図26および図27に示すように、過剰な液体がドレインのコレクタ122に排出されるように、ドレイン120は静止したままにできる。一度コレクタ122に収集されると、排出された液体は、次に必要に応じてプレナム102を再循環する。あるいは図28に示すように、ドレイン120はプレナム102と一体化し、ドレインプラグ124とプラグ接続が可能である。そのような場合、過剰な液体は、プラグ124を除去することによって定期的に排出できる。図24および図25に示すように、過剰な液体は、例えば越流堰128を通って補足加熱チャンバ126に進み、そこで液体は加熱され、その後加熱要素130(例えば、電気抵抗加熱要素)によって蒸発する。補足加熱チャンバ126からの気化生成物はプレナム102に戻され、後に回転容器12に導入される。補足加熱チャンバ126内のいかなる過剰な液体もドレイン132を通って排出される。
水溶性のアンモニアを利用する別の実施例を図29に示す。この場合、水溶性のアンモニアは、キルンの外部にある蒸発ユニット134に導入される。蒸発ユニット134は水溶性のアンモニアを蒸発させ、そこから出る気化生成物が注入ノズル108を通ってプレナム102に導入され、後に上記の方法で回転容器12に取り込まれる。
ガス状および液体のSNCR還元剤に加えて、乾燥した、および/または固形の還元剤を、スロット106を介し、プレナム102を通して回転容器に導入可能であることを理解すべきである。例えば、粉末状の尿素粒、尿素粉末、または他の固体は、スロット106を介して延びる固体または粉末注入装置によってプレナム102に導入可能である。さらに、図30および図31に示すように、プレナム102は、その外側環状面138に画定されたスロット136と共に具体化が可能である。一対の傾斜フランジ140のうち1つは、スロット136の両側に位置付けられる。スクリュー供給装置142などの供給装置は、複数の尿素粒、粉末状の尿素粒、尿素粉末、または他の固形SNCR還元剤をスロット106を介してプレナム102に供給する。そこから、尿素粒、粉末状尿素粒、尿素粉末、または他の固形SNCR還元剤が複数のファン34の取入口に取り込まれ、その後、空気注入管(単数または複数)32を通って回転容器12に排出される。そのような場合、粉末の粒径または粒の大きさを選択することによって、効率的にファン34を通過できる。
図32から図41には、予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンの静止部150の様々な構造が説明されており、該構造はそれぞれの静止部150に高圧空気の噴射を行うための複数の地点を有し、それによってそれら静止部150を流動するキルンガス流内で混合を行う。従って、例えば、ファン、送風機、または、コンプレッサから任意の予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンの静止部150の複数の壁に設置された1つ以上の地点を通って、空気は高圧で注入可能であり、それによってガスの混合運動量をもたらし、そのような予備加熱装置/予備焼成装置における成層化と局所的な燃焼不均一に関連した汚染物質を結果として低減させる。
次に図32を見ると、静止部150は、回転容器12の上端18に近接して配置された静止容器またはライザー管152を備える。静止容器152自体は回転容器12に結合され、それによってキルンガス流154が回転容器12から流出し、静止容器152に流れ込む。キルンガス流154は、静止容器152の下端156から上端158に流動する。
静止部150は、取入口164を通って三次空気162などの予備加熱された燃焼空気を導入する二次的燃焼領域160を備えることができる。二次的燃焼領域160は、約華氏1400度から2000度の温度範囲に加熱された三次空気162の流れを含む。この位置で、加熱された三次空気162の流れは静止部150に導入され、静止部150内の燃焼に役立つ。さらに静止部150は、燃料取入口166および供給アセンブリ168も備えることができる。燃料取入口166は静止部150に向けて開口しており、石炭などの燃料が静止部150に導入可能になる。供給アセンブリ168は静止部150に向けて開口しており、鉱物20などの供給原料が静止部150に導入可能になる。予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンにおいては、静止部150は、さらに、通常は予備加熱された燃焼空気である酸素含有ガスを燃料取入口166に近接して供給する複数のノズルを有し、燃料取入口166を通る燃料と供給アセンブリ168を通って静止部150に流動する供給原料の分配を促進する。
さらに静止部150は、図32に示すように、高圧空気流172を静止容器152に導入する注入器170も備えることができる。注入器170は、ファン、送風機或いはコンプレッサ(以下、記載を簡略化するために、コンプレッサ174)に接続されたスケジュール80炭素鋼パイプの一部分として具体化可能であり、該注入器は多量の高圧空気を生成する。そのようなパイプの一部分は、1つ以上の穴とともに構成可能であり、高圧空気はその穴を通って静止部に流動する。ある実施形態では、注入器170は静止容器152の上半分に位置付けられる。多量の高圧空気172は、周囲空気などの手の施されていない空気である。言い換えれば、この高圧空気172は、静止部150に入る前にキルン処理によって加熱されていない。注入器170から放出された多量の高圧空気172は、キルンガス流154に運動量を付与し、静止容器152の下端156から上端158に流動するキルンガス流154のいかなる成層化された層も散逸させる。従って、多量の高圧空気172は回転容器12から出て静止部150を通って流動するキルンガス流154に運動量を付与する。単一の注入器170だけを図32に示しているが、任意の数の注入器の利用が可能であることを理解すべきである。
一実施形態では、注入器170は、多量の高圧空気172を導入するよう位置付け可能であり、高圧空気172は、キルンガス流154の流れ方向に対して直行する方向に運動量を付与している。そのような運動量は、混合すべきガス量や固体に対応して定量化が可能である。混合すべきガス量に対して生じた運動量の比率がより高いほど、より早く混合できることを理解すべきである。例えば、1日当たりの容量が2300メートルトンで予備焼成容器またはダクトの操作を行うことは、約78kg/秒の質量流量の固体およびガスを有することとなる。単一の注入器170は、248メートル/秒の速度で1.66kg/秒の空気172を注入し、それによって412kg・m/秒の運動量の追加ベクトルを付与する。容器に追加付与された運動量の割合は、焼成流1kg当たり(すなわち、焼成容器に入る気体および固体の1kg当たり)5.28kg・m/秒である。
例示的な一実施形態では、注入器170を操作することによって多量の高圧空気172を導入でき、それにより質量比に対して生じる運動量は、焼成容器に入る気体および固体の1kg当たり2.0kg・m/秒から20.0kg・m/秒の間である。さらに特定の例示的な実施形態では、注入器170を操作することによって多量の高圧空気172を導入でき、それにより質量比に対して生じる運動量は、焼成容器に入る気体および固体の1kgあたり4.0kg・m/秒から10.0kg・m/秒の間である。
ある実施形態では、複数の注入器170は、約6psi(重量ポンド毎平方インチ)の圧力で、多量の高圧空気172を導入できる。別の実施形態では、複数の注入器170は、約6psiから12psiの圧力で多量の高圧空気172を導入できる。さらに別の実施形態では、複数の注入器170は、約2psiから15psiの圧力で多量の高圧空気172を導入できる。またさらに、ある実施形態では、複数の注入器170は、約2psiから100psiの圧力で多量の高圧空気172を導入できる。
ある実施形態では、 複数の注入器170は、静止部150の総質量流量(すなわち、焼成容器に入る固体および気体の総質量流量)の約1%から約5%の質量流量で多量の高圧空気172を導入できる。別の実施形態では、複数の注入器170は、静止部150の総質量流量の約2%の質量流量で多量の高圧空気172を導入できる。
ある実施形態では、複数の注入器170の配置によって、図33に示すように、キルンガス流154の流れ方向に対して垂直ではない角度で運動量を付与するよう高圧空気172を導入できる。さらに、2つの注入器170を図33に示しているが、単一の注入器170だけを使用することも可能であることを理解すべきである。反対に、二つ以上の注入器の使用も可能である。
次に図34を見ると、キルンガス流154の流れ方向に対して、複数の注入器170は燃料取入口166および供給アセンブリ168の下流に位置付け可能である。従って、複数の注入器170は、燃料取入口166および供給アセンブリ168より上方に位置付けされる。複数の注入器170は、燃料取入口166および供給アセンブリ168の下流の位置で高圧空気172を導入できる。2つの注入器170を図34に示しているが、単一の注入器170だけを使用することも可能であることを理解すべきである。反対に、二つ以上の注入器の使用も可能である。
図35に示すように、静止容器152を通るキルンガス流154の流れ方向に対して、注入器170は、静止容器152の三次空気162の取入口164の下流に位置付け可能である。従って、注入器170は取入口164より上方に位置付けられる。そのような方法で、注入器170は、三次空気162の取入口164の下流の位置で高圧空気172を導入する。図36および図37に示すように、注入器170は、高圧空気172を導入するために三次空気162の取入口164の反対側に位置付けられ、それによって三次空気162に運動量を付与する。単一の注入器170だけを図35から図37の実施形態に示すが、任意の数の注入器が使用可能であることを理解すべきである。
次に図38においては、供給アセンブリ168が静止部150に結合され、鉱物などの供給原料20を静止容器152を通して静止部150から回転容器12の上端18に進める。静止容器152を通る供給原料20の流れ方向に対して、供給アセンブリ168よりも下流に注入器170の位置付けが可能である。この実施形態では、注入器170は、供給原料20に運動量を付与するために多量の高圧空気172を導入し、供給原料20が供給アセンブリ168から出る際に、キルンガス流と供給原料20の混合を容易にする。従って、供給原料20が静止部150から回転容器12の上端18に進むときに、注入器170は、供給原料20の下流に多量の高圧空気172を導入する。単一の注入器170を図38に示しているが、任意の数の注入器が使用可能であることを理解すべきである。
図39に示すように、供給原料20が供給アセンブリ168を通って静止容器152に移動する際に、高圧空気172によって供給原料20に運動量を付与するために、注入器170を供給アセンブリ168内に位置付け可能である。単一の注入器170を図39に示しているが、任意の数の注入器が使用可能であることを理解すべきである。
次に図40および図41では、注入器170は燃料取入口166の反対側に位置付け可能である。この実施形態では、注入器170が、燃料に運動量を付与するために高圧空気172を導入し、それによって燃料が燃料取入口166から出る際に燃料の混合を容易にする。単一の注入器170を図40に示しているが、任意の数の注入器が使用可能である。
静止部150の構造や複数の注入器170の配置にかかわらず、複数の注入器170は多量の高圧空気172を静止容器152に導入し、キルンガス流154および/または供給原料20の横断面方向の混合を容易にする。従って、複数の注入器170は多量の高圧空気172を導入し、静止容器152における乱流、回転またはサイクロン流などの混合流を促す。
SNCRは、例えば図32から図41に示す位置のように、予備加熱処理/予備焼成処理用キルンの複数の静止部150において実施可能である。それを行う1つの方法は、注入された高圧空気流に無水アンモニアを導入することであり、それにより複数の静止部150を通って流動するキルンガスを混合するだけでなく、SNCRによってNOX排出量を低減させる。従って、空気は、例えばコンプレッサ174から高圧で注入可能であり、無水アンモニアと共に任意の予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンの静止部150の複数の壁に位置する1つ以上の地点を通ることによって、ガスの混合運動量を付与し、そのような予備加熱装置/予備焼成装置およびSNCRにおける成層化と局所的な燃焼不均一に関連した汚染物質を結果として低減させる。無水アンモニアは空気と共にコンプレッサ174を通過するか、またはコンプレッサの下流に導入可能である。
図32から図41に示されるように、予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンの静止管内における混合は、高圧空気の使用によって達成が可能である。無水アンモニアを使用するSNCRは、高圧空気流に任意のアンモニアガスを加えることによって達成が可能である。そのためには、ガス流を通してアンモニアを混合するために、アンモニアガスは、高運動量空気流内でキルン処理(例えば予備加熱処理/予備焼成処理用のキルン)に導入できる。幾つかの例示的な実施形態において、空気は、ダクトの質量流量の1%を越える量で導入され、また、アンモニアをダクトの横断面方向に混合させるのに十分な運動量によって導入される。そのような処理方法は、予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンに水溶性のアンモニアを導入し、付帯的な空気だけが該水溶性の噴霧とともに導入される従来の技術とは全く対照的である。さらに、SNCRの費用は、無水アンモニアの使用により大幅に削減可能である。例えば、通常1年当たり1,000,000トンの予備焼成キルンは、1トン当たり約700ドル、或いは1年当たり約700,000ドルの費用で、水性溶液で搬送されるアンモニアを1日当たり3トン使用できる。無水アンモニアははるかに安価で、現在1トン当たり約400ドルである。従って、無水アンモニアの使用により、1トン当たり400ドルの無水アンモニアを、同様に1日当たり3トン使用するキルンは、アンモニアに1年当たり約400,000ドルかかるが、それによって1年当たり300,000ドルの経費削減になる。
加圧空気および無水アンモニアは、音速の約30%の速度から、最大音速で、キルン内に導入が可能である。この音波、または音波に近い速度の噴射は、アンモニアをダクトを通して行き渡らせ、ダクト内で横断面方向全体に混合させるのに十分な運動量である。そのような方法で、アンモニアはダクト内でガスと混合され、ダクト内で一般に成層化したガスが混合される(すなわち、非成層化)。言い換えれば、キルンガスにアンモニアを混合することと、キルンガス自体が混合することの両方の組合せが、ダクト内で達成される。
無水アンモニアは、コンプレッサまたはファンの前後で、加圧空気に混合が可能である。言い換えれば、アンモニアガスは、コンプレッサまたはファンの取入口(例えば、図32から図41のコンプレッサ174)に導入可能である。あるいは、図32の擬似線で示すように、図32から図41のコンプレッサ174とノズル170との間の位置といった、コンプレッサとファンの下流の位置で、無水アンモニアを高圧空気流に導入することができる。さらに図32の擬似線で示すように、SNCR還元剤は、高圧空気172に向かう位置で、容器152内の高圧空気流に導入が可能である。そのような方法で、SNCR還元剤は、(キルンガスの流れ方向に対して)上流位置で容器152に導入され、そこでキルンガスによって下流に搬送され、ノズル170からの高圧空気流172と接触し、キルンガスと共に、容器152の横断面方向にわたって混合される。同様の結果は、注入器170としてSNCR還元剤を容器152内の同じ位置に、或いは注入器170のわずかに下流の位置に導入することによって達成され、注入器170によって供給された高圧空気172がSNCR還元剤に作用し、還元剤を静止容器152の横断面にわたって混合させることを理解すべきである。例示的な一配置においては、アンモニアガスが既に加圧されているため、無水アンモニアはコンプレッサの下流の位置で導入される。長形キルンの構造において実施される場合は、アンモニアガスはファンの取入口のマニホルド内で混合が可能である。
無水アンモニアに加えて、他の複数のSNCR還元ガスも使用可能である。例えば、尿素の熱分解性生物が高圧空気流に混合され、後にキルン内に導入が可能である。
例示的な実地においては、1日当たり1600トン(毎時66トン)の予備加熱キルンは、処理に1時間あたり約150トンの燃焼ガスを有する。通常使用されるアンモニアの量は、1トンのクリンカー当たり1.0ポンド(約454g)から2.0ポンド(約907g)である。このキルンでは、1トンのクリンカー当たり1.5ポンド(約680g)のアンモニアで、毎時100ポンド(約45.3g)のアンモニアを毎時300,000ポンド(毎時150トン)の燃焼生成物に混合させる必要がある。キルンガスがたった約1秒間で必要な温度領域に入るため、この混合は、素早く行われなければならない。そのような大量ガスの迅速な混合は、相当量のエネルギーを必要とする。初めに無水アンモニアを高圧ガス流(例えば、2psiから100psi又は15psi)に混合させることによって、アンモニアを大量ガス内に混合できる。この場合、毎時100ポンド(45.3g)のアンモニア(約40cfm)が、毎時約2.25トンの流量(1000cfm)で、圧縮空気流内に混合される。同時に4%の濃度のアンモニアガスを含む15psiの圧縮空気流は、次に音速の約50%の速度から音速の速度でキルンの静止ダクトに注入される。この音速又は音速に近い速度での噴出は、ダクトを通してアンモニアガスを行き渡らせ、ダクト内の横断面全体を混合させるのに十分な運動量である。
本開示は、さまざまな改良例および代替の形態が可能であるが、その中でも特定の例示的な複数の実施形態を実施例によって図面に示し、その詳細を本明細書に記載している。しかしながら、本開示を開示された特定の形態に制限する意図はなく、むしろ、添付の請求項によって画定されるような発明の思想や範囲内にある全ての改良物、等価物および代替物を含むことを意図していると理解すべきである。
本開示には、本明細書に記載の複数の装置および方法のさまざまな特性から生じた複数の利点がある。本開示の複数の装置および方法の代替の実施形態は、記載された全ての特性を含むものではなく、依然としてそのような特性の少なくとも幾つかの利点から利益を得ているものであることを留意すべきである。当業者は、本開示の特性の一つまたはそのいくつかを援用し、かつ本開示の思想や範囲内に含まれる装置および方法の彼ら自身の実施を容易に考案できる。
Claims (56)
- 傾斜型の回転容器を有する鉱物処理キルンを作動させる方法であって、
鉱物を傾斜型の回転容器の上端から傾斜型の回転容器の下端に進めるために回転容器を回転させる工程と、
高圧空気流を回転容器の上端と回転容器の下端との間の位置で回転容器の壁の開口を通して導入する工程と、
回転容器の回転中に、回転容器から遠隔な位置にある供給源からSNCR還元剤を進める工程と、
SNCR還元剤を高圧空気流に導入する工程と
を備える方法。 - 前記高圧空気流を導入する工程が、鉱物処理キルンにおいて燃焼する空気の質量消費量の約1%から約15%の質量流量を導入することを含んでいる、請求項1に記載の方法。
- 前記鉱物処理キルンが、容器の壁の前記開口を通って前記回転容器内に延びる空気ノズルをさらに有し、
前記高圧空気流を導入する工程が、前記空気ノズルを通して高圧空気を導入することを含んでいる、請求項1に記載の方法。 - 前記空気ノズルがそこに連結された空気加圧装置を有し、
前記高圧空気流を導入する工程が、前記空気ノズルを通して前記空気加圧装置から高圧空気を導入することを含んでいる、請求項3に記載の方法。 - 前記鉱物処理キルンが、さらに(i)容器の壁の前記開口を通って前記回転容器内に延びる空気ノズルと、(ii)前記空気ノズルに連結された出力口を有する空気加圧装置と、(iii)前記空気加圧装置の取入口に連結されたプレナムとを有し、
前記高圧空気流を導入する工程が、前記プレナムから空気を引き込むことと、前記空気加圧装置によってノズルを通して高圧空気を導入することを含み、
前記SNCR還元剤を導入する工程が、(i)前記SNCR還元剤を前記プレナムに導入することと、(ii)前記空気加圧装置によって前記SNCR還元剤を前記プレナムから取り出すことを含んでいる、請求項1に記載の方法。 - 前記SNCR還元剤を導入する工程が、ガス状のSNCR還元剤を前記プレナムに導入することを含んでいる、請求項5に記載の方法。
- 前記SNCR還元剤を導入する工程が、液状のSNCR還元剤を前記プレナムに導入することを含んでいる、請求項5に記載の方法。
- 前記SNCR還元剤を導入する工程が、
液状のSNCR還元剤をプレナム内で熱分解し、
前記熱分解されたSNCR還元剤を前記プレナムから取り出し、前記空気加圧装置によって前記ノズルを通して前記熱分解されたSNCR還元剤を導入することをさらに含んでいる、請求項7に記載の方法。 - 前記SNCR還元剤を導入する工程が、固体のSNCR還元剤を前記プレナムに導入することを含んでいる、請求項5に記載の方法。
- 前記SNCR還元剤を導入する工程が、
固体のSNCR還元剤をプレナム内で熱分解し、
前記熱分解されたSNCR還元剤を前記プレナムから取り出し、前記空気加圧装置によって前記ノズルを通して前記熱分解されたSNCR還元剤を導入することをさらに含んでいる、請求項9に記載の方法。 - 前記回転工程が、前記回転容器を前記プレナムに対して回転させることを含んでいる、請求項5に記載の方法。
- 前記回転工程が、前記回転容器および前記プレナムを回転させることを含んでいる、請求項5に記載の方法。
- 前記鉱物処理キルンが、(i)容器の壁の前記開口を通って前記回転容器内に延びる空気ノズルと、(ii)(a)取入口および(b)前記空気ノズルに流体結合された出力口を有する空気加圧装置とをさらに有し、
前記高圧空気流を導入する工程が、前記空気加圧装置の前記取入口から空気を取り出し、前記空気加圧装置によって高圧空気を前記空気ノズルを通して導入することを含み、
前記SNCR還元剤を前記高圧空気流に導入する工程が、前記空気加圧装置の出力口と前記空気ノズルの間の位置で前記SNCR還元剤を前記高圧空気流に導入することを含んでいる、請求項1に記載の方法。 - 前記鉱物処理キルンが、(i)容器の壁の前記開口を通って前記回転容器内に延びる空気ノズルと、(ii)(a)取入口および(b)前記空気ノズルに流体結合された出力口を有する空気加圧装置とをさらに有し、
前記高圧空気流を導入する工程が、前記空気加圧装置の前記取入口から空気を取り出し、前記空気加圧装置によって高圧空気を前記空気ノズルを通して導入することを含み、
前記SNCR還元剤を前記高圧空気流に導入する工程が、前記SNCR還元剤を前記空気加圧装置の前記取入口の上流に導入することを含んでおり、それによって前記SNCR還元剤が前記空気加圧装置の取入口に取り込まれる、請求項1に記載の方法。 - 上端および下端を有する傾斜型の回転容器と、
前記傾斜型の回転容器の下端に隣接して位置付けられたバーナーと、
前記回転容器の上端と前記回転容器の下端の間の位置で、高圧空気流を導入することができる空気ノズルと、
前記空気ノズルに流体結合された排気口を有するプレナムと、
前記プレナム内にSNCR還元剤を導入するために前記プレナムに結合されたSNCR還元剤の供給源と
を備える、鉱物処理キルン。 - 前記プレナムに流体結合された取入口と前記空気ノズルに流体結合された排気口とを有する空気加圧装置をさらに備える請求項15に記載の鉱物処理キルンであって、
前記プレナムは前記SNCR還元剤の供給源に結合された注入口を有し、
前記空気加圧装置は、空気および前記SNCR還元剤を前記プレナムから取り出し、当該空気およびSNCR還元剤を前記空気ノズルを通して前記回転容器に導入することができる、鉱物処理キルン。 - 前記プレナムの前記注入口が、前記プレナムの表面に画定された放射状のスロットを備える、請求項16に記載の鉱物処理キルン。
- 前記プレナムの前記注入口がガス吸気口を備える、請求項16に記載の鉱物処理キルン。
- 上端および下端を有する傾斜型の回転容器と、
前記傾斜型の回転容器の下端に隣接して位置付けられたバーナーと、
前記回転容器の上端と前記回転容器の下端の間の位置で、高圧空気流を導入することができる空気ノズルと、
前記傾斜型の回転容器から遠隔の位置にあるSNCR還元剤の供給源と、
前記SNCR還元剤を前記供給源から高圧空気流に導入する手段と
を備える、鉱物処理キルン。 - 傾斜型の回転容器および前記回転容器に連結された静止部を有する予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンを作動させる方法であって、キルンガス流が前記傾斜型の回転容器から前記静止部を通る方向に流動し、
鉱物を前記静止部から前記傾斜型の回転容器の上端に進める工程と、
鉱物を前記傾斜型の回転容器の上端から前記傾斜型の回転容器の下端に進める工程と、
前記傾斜型の回転容器の下端を通して、多量の燃焼空気および可燃燃料を導入する工程と、
前記キルンガス流に運動量を付与する高圧空気流を前記静止部に導入する工程と、
無水アンモニアを前記高圧空気流に導入する工程と
を備える、方法。 - 前記高圧空気流を導入する工程が、高圧非加熱空気流を導入することを含んでいる、請求項21に記載の方法。
- 前記高圧空気流を前記静止部に導入する工程が、前記静止部に入る気体および複数の固体の総質量流量の約1%から約5%の質量流量で前記高圧空気流を導入することを含んでいる、請求項21に記載の方法。
- 前記高圧空気流を前記静止部に導入する工程が、高圧空気を約2psiから約100psiの圧力で導入することを含んでいる、請求項21に記載の方法。
- 傾斜型の回転容器および前記回転容器に連結された静止部を有する予備加熱処理/予備焼成処理用のキルンを作動させる方法であって、キルンガス流が前記傾斜型の回転容器から前記静止部を通る方向に流動し、
鉱物を前記静止部から前記傾斜型の回転容器の上端に進める工程と、
鉱物を前記傾斜型の回転容器の上端から前記傾斜型の回転容器の下端に進める工程と、
前記傾斜型の回転容器の下端を通して、多量の燃焼空気および可燃燃料を導入する工程と、
前記静止部に入る気体および複数の固体の1kg当たり2kg・m/秒から20kg・m/秒の間の比率で前記キルンガス流に運動量を付与する高圧空気流を前記静止部に導入する工程と、
SNCR還元剤を前記高圧空気流に導入する工程と
を備える、方法。 - 前記高圧空気流を導入する工程が、高圧非加熱空気流を導入することを含んでいる、請求項24に記載の方法。
- 前記高圧空気流を前記静止部に導入する工程が、前記静止部に入る気体および複数の固体の総質量流量の約1%から約5%の質量流量で前記高圧空気流を導入することを含んでいる、請求項24に記載の方法。
- 前記高圧空気流を前記静止部に導入する工程が、高圧空気流を約2psiから約100psiの圧力で導入することを含んでいる、請求項24に記載の方法。
- 前記SNCR還元剤を導入する工程が、液状のSNCR還元剤を導入することを含んでいる、請求項24に記載の方法。
- 前記SNCR還元剤を導入する工程が、ガス状のSNCR還元剤を導入することを含んでいる、請求項24に記載の方法。
- 傾斜型の回転容器および前記回転容器に連結された静止部を有するキルンを作動させる方法であって、キルンガス流が前記傾斜型の回転容器から前記静止部を通る方向に流動し、
鉱物を前記静止部から前記傾斜型の回転容器の上端に進める工程と、
鉱物を前記傾斜型の回転容器の上端から前記傾斜型の回転容器の下端に進める工程と、
前記傾斜型の回転容器の下端を通して燃焼空気および可燃燃料を導入する工程と、
前記静止部を通って流動するキルンガス流に運動量を付与するよう、前記静止部に入る気体および複数の固体の総質量流量の約1%から約5%の質量流量で高圧空気流を前記静止部に導入する工程と、
SNCR還元剤を前記高圧空気流に導入する工程と
を備える、方法。 - 前記高圧空気流を導入する工程が、高圧非加熱空気流を導入することを含んでいる、請求項30に記載の方法。
- 前記高圧空気流を前記静止部に導入する工程が、前記高圧空気流を約2psiから約100psiの圧力で導入することを含んでいる、請求項30に記載の方法。
- 前記SNCR還元剤を導入する工程が、液状のSNCR還元剤を導入することを含んでいる、請求項30に記載の方法。
- 前記SNCR還元剤を導入する工程が、ガス状のSNCR還元剤を導入することを含んでいる、請求項30に記載の方法。
- 下端および上端を有する傾斜型の回転容器と、
前記回転容器の上端に近接して位置付けられた予備加熱装置/予備焼成装置と、
鉱物が前記傾斜型の回転容器に進む前に静止容器を通過するように、鉱物を前記回転容器の上端に進めることができる供給アセンブリと、
を備える鉱物処理キルンであって、
前記予備加熱装置/予備焼成装置は、(i)静止容器と、(ii)高圧空気流を約2psiから約100psiの圧力で前記静止容器に導入できる注入器と、(iii)多量のSNCR還元剤を前記高圧空気流に導入するよう位置付けられた排気口を有するSNCR還元剤の供給源とを含んでいる、鉱物処理キルン。 - 前記注入器が、前記静止容器に対して垂直方向に前記高圧空気流を導入するよう位置付けられている、請求項35に記載の鉱物処理キルン。
- 前記静止容器が三次空気吸気口を有し、前記注入器が前記静止容器の前記三次空気吸気口より上方の位置で前記高圧空気流を導入するよう位置付けられている、請求項35に記載の鉱物処理キルン。
- 前記注入器が、前記静止容器の前記供給アセンブリより下方の位置で前記高圧空気流を導入するよう位置付けられている、請求項35に記載の鉱物処理キルン。
- 前記注入器が、前記静止容器の前記供給アセンブリより上方の位置で前記高圧空気流を導入するよう位置付けられている、請求項35に記載の鉱物処理キルン。
- 前記注入器が前記供給アセンブリ内に位置付けられている、請求項35に記載の鉱物処理キルン。
- 前記静止容器が燃料注入口を有し、前記注入器が前記静止容器の前記燃料注入口の上方の位置で前記高圧空気流を導入するよう位置付けられている、請求項35に記載の鉱物処理キルン。
- 前記SNCR還元剤の供給源が、ガス状SNCR還元剤の供給源を備えている、請求項35に記載の鉱物処理キルン。
- 前記ガス状SNCR還元剤が無水アンモニアから成る、請求項42に記載の鉱物処理キルン。
- 前記SNCR還元剤の供給源が、液状のSNCR還元剤の供給源を備えている、請求項35に記載の鉱物処理キルン。
- 傾斜型の回転容器を有する鉱物処理キルンを作動させる方法であって、
前記傾斜型の回転容器の上端から前記傾斜型の回転容器の下端に鉱物を進めるために前記回転容器を回転させる工程と、
高圧空気流を前記回転容器の上端と前記回転容器の下端との間の位置で回転容器の壁の開口を通して導入する工程と、
ガス状のSNCR還元剤を前記高圧空気流に導入する工程と
を備える、方法。 - 前記高圧空気流を導入する方法が、鉱物処理キルンによって燃焼空気の質量消費量の約1%から約15%の質量流量を導入することを含んでいる、請求項45に記載の方法。
- 前記鉱物処理キルンが容器の壁の前記開口を通って前記回転容器内に延びる空気ノズルをさらに有し、
前記高圧空気流を導入する工程が、前記空気ノズルを通して高圧空気を導入することを含んでいる、請求項45に記載の方法。 - 前記空気ノズルがそこに連結された空気加圧装置を有し、
前記高圧空気流を導入する工程が、前記空気ノズルを通して空気加圧装置から高圧空気を導入することを含んでいる、請求項47に記載の方法。 - 前記ガス状のSNCR還元剤を導入する工程が、
液状のSNCR還元剤をプレナム内で熱分解し、
前記熱分解されたSNCR還元剤をプレナムから取り出し、前記熱分解されたSNCR還元剤を前記高圧空気流に導入することをさらに含んでいる、請求項45に記載の方法。 - 前記ガス状のSNCR還元剤を導入する工程が、
固体のSNCR還元剤をプレナム内に熱分解し、
前記熱分解されたSNCR還元剤をプレナムから取り出し、前記熱分解されたSNCR還元剤を前記高圧空気流に導入することをさらに含んでいる、請求項45に記載の方法。 - 前記鉱物処理キルンが、(i)容器の壁の前記開口を通って前記回転容器内に延びる空気ノズルと、(ii)(a)取入口および(b)前記空気ノズルに結合された出力口とを有する空気加圧装置とをさらに有し、
前記高圧空気流を導入する工程が、前記空気加圧装置の前記取入口から空気を取り出し、前記空気加圧装置によって高圧空気を前記空気ノズルを通して導入することを含み、
前記ガス状のSNCR還元剤を前記高圧空気流に導入する工程が、前記空気加圧装置の出力口と前記空気ノズルの間の位置で前記ガス状SNCR還元剤を前記高圧空気流に導入することを含んでいる、請求項45に記載の方法。 - 前記鉱物処理キルンが、(i)容器の壁の前記開口を通って前記回転容器内に延びる空気ノズルと、(ii)(a)取入口および(b)前記空気ノズルに結合された出力口とを有する空気加圧装置とをさらに有し、
前記高圧空気流を導入する工程が、前記空気加圧装置の前記取入口から空気を取り出し、前記空気加圧装置によって高圧空気を前記空気ノズルを通して導入することを含み、
前記ガス状のSNCR還元剤を前記高圧空気流に導入する工程が、前記ガス状のSNCR還元剤が前記空気加圧装置の取入口に取り込まれるように、前記ガス状のSNCR還元剤を前記空気加圧装置の取入口の上流で導入すること含んでいる、請求項45に記載の方法。 - 上端および下端を有する傾斜型の回転容器と、
前記傾斜型の回転容器の下端に隣接して位置付けられたバーナーと、
前記回転容器の上端と前記回転容器の下端の間の位置で高圧空気流を導入することができる空気ノズルと、
鉱物処理キルンの作動中に前記空気ノズルと流体連通し、前記傾斜型の回転容器から遠隔な位置にあるSNCR還元剤の供給源と
を備えている、鉱物処理キルン。 - 前記空気ノズルと流体連通している排気口を有する空気加圧装置と、
前記SNCR還元剤の供給源と流体連通している固定供給パイプと、
前記空気ノズルと流体連通している回転供給パイプと、
前記固定パイプと前回転パイプを結合させる回転連結器と
をさらに備えている、請求項53に記載の鉱物処理キルン。 - (i)前記空気ノズルに連結された排気口と、(ii)前記SNCR還元剤の供給源に連結された注入口とを有するプレナムをさらに備える請求項53に記載の鉱物処理キルンであって、前記空気加圧装置は、前記プレナムから空気および前記SNCR還元剤を取り出し、当該空気およびSNCR還元剤を前記空気ノズルを通して前記回転容器に導入することができる、鉱物処理キルン。
- 前記SNCR還元剤の供給源が液状のSNCR還元剤の供給源を備えている、請求項53に記載の鉱物処理キルン。
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