JP2009516633A - 一酸化二窒素を単離する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、一酸化二窒素を含む気体混合物G−0を精製する方法に関し、少なくとも有機溶媒中の気体混合物G−0の吸着からなり、続いて混入物を含む有機溶媒から気体混合物G−1の脱着、水中の気体混合物G−1の吸着、かつ続いて混入物を含む水中から気体混合物G−2の脱着、かつ一酸化二窒素からなる精製された気体混合物の使用、かつオレフィン用酸化剤としてそのような方法により得られる方法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、一酸化二窒素を含む気体混合物G−0を精製する方法、および本発明の方法により得られた一酸化二窒素を含む精製された気体混合物のオレフィン用酸化剤としての使用方法に関する。
先行技術は、一酸化二窒素の種々の調製方法を開示している。さらに一酸化二窒素がオレフィンの酸化剤として使用可能であることも知られている。
WO 98/25698は、酸素でアンモニアガスの触媒部分酸化による一酸化二窒素の調製方法を開示している。また酸化マンガン、酸化ビスマスおよび酸化アルミニウム触媒組成物が使用され、高い選択性で一酸化二窒素に導いている。
同様な触媒系が、Noskovetal.,Chem.Eng.J.91(2003)235−242.に記載されている。
US 5,849,257は、アンモニア酸化により一酸化二窒素の調製方法を開示している。その酸化は、銅−酸化マンガン触媒の存在で起こる。
WO 00/01654は、一酸化二窒素が、NOXおよびアンモニアからなるガス流の還元によって調製されることを開示している。
一酸化二窒素によるオレフィン性化合物のアルデヒドまたはケトンへの酸化がGB 649,680およびUS 2,636,898に記載されており、ともに酸化は原理的に適当な酸化触媒の存在で行われうることを開示している。
G.L.Panov et al.,React.Kinet.Lett.Vol.76.No.2(2002)p.401−405.はシクロヘキセンのシクロヘキサノンへの酸化を記載し、K.A.Dubkov et al.,React.Kinet.Catal.Lett.Vol.77.No.1(2002)p.197−205.はシクロペンテンのシクロペンタノンへの酸化を記載し、両者とも最新の技術報告である。また両者は一酸化二窒素とオレフィン化合物との酸化を開示している。
E.V.Starokonet al.,Adv.Synth.Catal.2004 346 268−274の開示は、液層中でのアルケンと一酸化二窒素との酸化に関する機械論研究を含む。
アルケンと一酸化二窒素とからカルボニル化合物の合成は、種々の国際特許出願に記載されている。
WO 03/078370はアリファティックアルケンと二窒化一酸化物とからカルボニル化合物の調製方法を開示している。反応は、20−350℃の温度、かつ0.01−100気圧の圧力で行われている。
WO 03/078374は相当するシクロヘキサノンの調製方法を開示している。
WO 03/078372によれば、4−5個の炭素原子を有する環状ケトンが調製されている。
WO 03/078375によれば、7−20個の炭素原子を有する環状アルケンからこれらの条件下で環状ケトンが調製されている。
WO 03/078371は、置換アルケンから置換ケトンを調製する方法を開示している。
WO 04/000777は、ジ−およびポリアルケンと一酸化二窒素との反応により相当するカルボニル化合物を得る方法を開示している。一酸化二窒素の精製は、これらの特許には言及されていない。
一酸化二窒素を含むオフガスの流れがさらなる反応に使用されうることが同様に知られている。一酸化二窒素は種々の化学工程において、特に硝酸の酸化、さらにはまれにシクロヘキサノンおよび/またはシクロヘキサノールからアジピン酸への酸化において望ましくない副生成物として得られる。一酸化二窒素が望ましくない副生成物として得られる他の例は、シクロドデカノンおよび/またはシクロドデカノールと硝酸との酸化でドデカンジカルボキシリックアッシドおよびアンモニアの部分酸化でNOを得る場合である。
例えば、WO 2005/030690、WO 2005/030689、およびWO 2004/096745は、一酸化二窒素でオレフィンの酸化方法、特にシクロドデカトリエン、シクロドデセンおよびシクロペンテンの酸化方法を開示している。上記3つの例は、加えて他の一酸化二窒素の出所を開示し、精製されうるオフガス流の使用を可能にし、例えば酸化剤として使用される前の留出物法による該気体流の使用を可能にする。
一酸化二窒素の調製およびオフガス流の使用双方において、N2Oは、当初他の成分を含む希薄気体混合物として得られる。これらの成分は特別な適用のための留出物効果を有し、かつ不活性として挙動する成分に分割されうる。酸化剤として使用のために、留出物効果を有する気体は、NOXまたは、例えば酸素を含む。用語「NOX」は本発明の明細書においてはNaOb(a:1または2、b:1−6でN2Oを除く)の全ての成分として使用される。用語「NOX」の代わりに、用語「窒素酸化物」も使用される。留出物の二次成分はアンモニアおよび有機酸を含む。
特定の適用では、反応の前に使用される一酸化二窒素を精製することが必要である。例えば、酸化剤として一酸化二窒素の使用のために、酸素または酸化窒素NOXのような留出物第二次成分を除去することが必要委である。
NOXを除去する方法は、原則として先行技術として知られている。概観は、例えばM.Thiemann et.al Ullmann’s Encyclopedia、6th Edition、2000、Electronic Edition、Chapter ”Nitric Acid,Nitrous Acid,and Nitrogen Oxides”、Section 1.4.2.3に記載されている。
WO 00/73202は、どの方法がどのようなNOXおよびO2をN2O含有気体流から除去されうるのか記載している。NOXはアンモニアおよび酸素との触媒還元によって除去され、かつ水素または他の還元剤との触媒還元によって除去される。しかしながらこの方法は、生成物がアンモニアで汚染されるという問題点を有している。N2Oの損失が、例えば当初存在の3−5%の時でさえ、当初存在の90%以上の高い酸素の消耗が起こりうる。
特定の適用では、不活性化合物が希釈化によりN2Oとゆっくりと望ましい反応を起こしうる故、不活性化合物を除去することが必要であるかもしれない。本発明の明細書に記載されている用語「不活性ガス」は、N2Oとオレフィンの反応に関して不活性に挙動する、すなわちN2Oとオレフィンの反応条件下でオレフィンと反応しないし、N2Oとも反応しないものである。不活性ガスは、例えば窒素、二酸化炭素、一酸化炭素、水素、アルゴン、メタン、エタンおよびプロパンである。しかしながら、不活性ガスの時空収率はより低くなりえ、それゆえ消耗は同様に有利となりうる。しかしながら、不活性ガスからなる混合ガスを得ることは有利であるかもしれないし、かつ次に直接続く反応に使用されうる。
DE 27 32 267 A1は、例えば酸化窒素、二酸化窒素、二酸化炭素および水が、最初除去され、かつ続いてガス混合物が40−300バールへの圧縮、かつ0から−88℃への冷却により液化されている。この液化ガス混合物から、続いて一酸化二窒素が除去されることによる一酸化二窒素を精製する方法を開示している。この方法はN2Oの精製および濃縮を達成するけれども、高圧(60バール)、低温(−85℃)および連合の高い主要コストに起因して経済的に魅力がない。
US 4,177,645は精製および低温蒸留からなるオフガス流から一酸化二窒素を除去する方法を開示する。
EP 1 076 217 A1は、低温蒸留によりN2Oから低沸不純物を除去する方法を開示している。
US 6,505,482、US 6,370,911およびUS 6,387,161は、低温蒸留が、それぞれの場合特定のプラントで行われる一酸化二窒素を精製する方法を開示している。
しかしながら、高圧かつ低温ならびに低温蒸留の結果として、一酸化二窒素と高価な非有利な方法の高い装置を必要とする。この明細書における面倒なことは、N2Oの融点が、標準の圧力で沸点より低いただの3Kである。それゆえ、高い圧力を使用する必要がある。
DT 20 40 219は得られる一酸化二窒素が濃縮されており、かつ合成後精製されている一酸化二窒素の調製方法開示している。
DT 20 40 219によれば、一酸化二窒素は最初アンモニアを酸化することにより調製される。調製された一酸化二窒素は酸化ガスを分離することにより精製され、かつ高圧下での吸着、続いて減少された圧力下での吸着により濃縮される。第二次成分は、例えばアルカリ溶液での処理により除去される。DT 20 40 219によれば、水は気体混合物の吸着用の溶媒として使用される。
相違する酸化窒素の分離はDT 20 40 219に開示されている方法であり、その方法は大量の溶媒の使用および/または水へのN2Oの比較的低い溶解性のために吸着には高い圧力を必要とする。
DE 10 2004 046167.8は、有機溶媒への少なくとも1つの気体混合物の吸着、かつ続く混入物を含む有機溶媒から気体混合物の脱着ならびに気体混合物における気体混合物の全容積に基づく最大0.5容量%の窒素酸化物NOX含有量の調節を含む一酸化二窒素を含む気体混合物を精製する方法を開示している。DE 10 2004 046167.8は、また複数の吸着および脱着工程からなってもよい。DE 10 2004 046167.8はただ1つの吸着媒質としての有機溶媒を開示している。
WO 98/25698 Noskovetal.,Chem.Eng.J.91(2003)235−242.
この先行技術から出発し、効果的、かつ安価で一酸化二窒素含有流が、精製され、かつ濃縮化されうる安全な方法を提供することが本発明の目的である。本発明の方法で精製された一酸化二窒素は酸化剤として特に要求されているものである。
本発明のさらなる目的は、さらなる処理または他の不活性化剤の添加なしで酸化剤として使用されうる気体混合物を調製する方法の提供である。
本発明の上記目的は、精製方法であって、少なくとも次の工程、即ち:
A1 有機溶媒から気体混合物G−0の吸着、
A2 混入物を含む有機溶媒から気体混合物G−1の吸着、
B1 水中の気体混合物G−1の吸着、
B2 混入物を含む水中から気体混合物G−2の吸着
工程を含む一酸化二窒素を含む気体混合物G−0を精製する方法によって達成される。
本発明の有利性の1つは、厄介な成分に加えて、いくらかの不活性な成分が除去されることである。本発明の精製された一酸化二窒素は同時に濃縮される。
本発明に従えば、気体混合物G−1は、気体混合物G−0より高い一酸化二窒素の含有量を持っている。本発明によれば、G−2は順番に気体混合物G−1より高い一酸化二窒素の含有量を持っている。
さらに、本発明の方法は、有利性つまり第二次吸着即ちより高い一酸化二窒素の含有量において吸着剤として水が使用されているという有利性を有している。これは、有機溶媒での高濃度における強い酸化剤として一酸化二窒素の接触を回避し、装置要求および高コストの高い水準に導くだろう。本発明の第二次吸着での溶媒としての水の使用および加えて工程B1およびB2における脱着は、有機溶媒での適当な汚染から気体混合物G−2を防止し、さらなる精製工程に導くだろう。
工程A1およびA2での有機溶媒ならびに工程B1およびB2での水での2工程吸着/脱着の使用は、有利性を有し、特に第一次工程が有機溶媒におけるN2Oの高い溶解性を利用し、より小さな装置およびより低い循環の高濃度ファクターを達成する。第一次吸着/脱着の後には、気体混合物G−1は、すでにN2O濃度を有し、これは安全性の理由のために吸着/脱着における溶媒として水を使用する有利性を与える。このことにも係わらず、第2次工程におけるより高いN2O濃度は、より小さい装置の使用を可能にしている。
この方法における精製された一酸化二窒素は、酸化剤、特に溶液系におけるものとして有利性をもって使用されうる。有利的には、気体混合物G−2は、一酸化二窒素に加えて二酸化炭素からなってもよい。CO2は、不活性作用を有し、かつ調製の進行における安全操業を確実にし、特に貯蔵の進行およびさらには一酸化二窒素を含む気体混合物G−2の使用を確実にする。N2Oを含む気体混合物における不活性ガスとしてのCO2の存在において、他の不活性ガスとの比較において、少量の二酸化炭素は、一酸化二窒素の自己分解傾向を抑圧することが見出された。このように少量のCO2は、不活性剤としての能力がある。
本発明によれば、使用される一酸化二窒素を含む気体混合物は、原則としていかなる供給源から生じてもよいかもしれない。
用語「気体混合物」は、ここではまわりの圧力および温度で気体状である2種以上の化合物の混合物に適用する。変わる温度または圧力で気体混合物は、他の物質の状態、例えば液体で存在するかもしれないが、本発明の明細書では気体混合物に適用する。
気体混合物G−0が使用されるとき、その一酸化二窒素の含有量は、実質的には任意であり、本発明の精製が可能であることは保証されている。
本発明の方法の気体混合物G−0として使用されるN2O含有気体混合物は、通常2から80容積%のN2O含有量を有する。上記気体混合物G−0は、望ましくない成分として、2から21容積%のO2含有量を有し、かつ30容積%以上のNOXの含有量を有する。加えて、N2、H2、CO2、CO、H2O、NH3の変化する量を含んでもよいし、硝酸および有機化合物の痕跡が存在してもよい。
本発明の明細書において、気体混合物または液化された気体混合物の組成物が容積%で明細書に記載されている。このデータは、周囲の温度および圧力での気体混合物の組成物に関する。
本発明の方法の好ましい具体例において、二の少なくとも3容積%を含む気体混合物G−0使用されており、選択的なものは、4から60容積%の一酸化二窒素の含有量を有する混合物使用して与えられており、更に好ましい選択的なものは、4から60容積%の一酸化二窒素の含有量を有する混合物使用して与えられており5から25容積%の一酸化二窒素の含有量を有する混合物を使用して与えられており、特に好ましい選択的なものは、8から14容積%の一酸化二窒素の含有量を有する混合物を使用して与えられている。
原則として、混合物の組成は、当業者に知られている方法で本発明の明細書において決定されてよい。気体混合物の組成は、好ましくはガスクロマトグラフィーにより本発明の明細書において決定される。しかしながら、組成は、紫外線分光器、赤外線分光器または湿式化学方法の手段により決定されてもよい。
本発明の好ましい具体例において、一酸化二窒素を含む気体混合物G−0は、少なくとも1つの一酸化二窒素を含む化学方法のオフガスである。本発明の範囲は、少なくとも2つの一酸化二窒素を含む単一のプラントのオフガスが一酸化二窒素を含む気体混合物として役に立つ具体例を包含する。同様な少なくとも1つの一酸化二窒素を含む単一のプラントのオフガスの具体例を含み、かつ少なくとも1つのさらなる一酸化二窒素を含む少なくとも1つのさらなるプラントのオフガスが、一酸化二窒素を含む気体混合物として役に立つ。
したがって、本発明は、一酸化二窒素を含む気体混合物が、少なくとも1つの一酸化二窒素含有の、少なくとも1つの工業的方法の、オフガスである。
用語「一酸化二窒素を含む気体混合物」の本発明の明細書における具体例において、オフガスは、変更のない形式で本発明の精製方法に従属し、少なくとも1つのオフガスは、変更に従属している。
本発明の範囲内の明細書に使用の用語「変更」は、気体混合物の化学組成の変化による適当な方法に適用する。したがって、用語「変更」は具体例からなり、それにおいて、一酸化二窒素含有オフガスが、少なくとも1つの適当な方法で、一酸化二窒素含有量に関して濃縮される。選択物は、いかなる変更にもオフガスに従属しないで与えられる。
さらなる具体例において、オフガスの化学組成は、オフガスに純粋の一酸化二窒素を添加して変えられてもよい。
使用されるN2Oを含む気体混合物G−0は、工業的方法のオフガスであってもよい。それは、好ましくはアルコールまたはケトンの硝酸での酸化、例えばアジピン酸またはドデカンジカルボキシリックアッシドプラント、これらは溶質として上記オフガス流を使用する、硝酸プラントのオフガスからの該酸での酸化、アンモニアの部分酸化用のプラントのオフガスからの該酸での酸化、例えばヒドロキシルアミンプラントで発生する気体混合物を使用するプラントのオフガスからの該酸での酸化である。
本発明によれば、異なるオフガスの混合物を使用することも可能である。
本発明の更に好ましい具体例において、少なくとも1つの一酸化二窒素含有オフガスは、アジピン酸プラント、ドデカンジカルボキシリックアッシドプラント、ヒドロキシルアミンプラントおよび/または硝酸プラントから生じ、最後のものは、少なくとも1つのアジピン酸プラント、ドデカンジカルボキシリックアッシドプラントまたはヒドロキシルアミンプラントで操作される。
好ましい具体例において、アジピン酸プラントのオフガス流が、それは、通常アジピン酸のモル当たり0.8から1.0のN2Oのモルが形成されているが、そういう気体流が使用され、シクロヘキサノール/シクロヘキサノン混合物の硝酸での酸化で形成される。例えばA.K.Uriarte et.al.,Stud.Surf.Sci.Catal.130(2000)p.743−748は、アジピン酸プラントのオフガスが、窒素、酸素、二酸化炭素、一酸化炭素、窒素酸化物、水および揮発性有機化合物を含むさらなる組成の相違する濃度からなる、と記載している。
上記のドデカンジカルボキシリックアッシドプラントは、実質的に同一のプラント形式である。
アジピン酸プラントまたはドデカンジカルボキシリックアッシドプラントのオフガスの典型的組成の例は、下記の表1に記載されている。
Figure 2009516633
アジピン酸プラントまたはドデカンジカルボキシリックアッシドプラントのオフガス流は、本発明の方法に直接使用されてもよい。
同様に好ましい具体例において、硝酸プラントのオフガス流が、使用されるが、一酸化二窒素および他の方法からの酸化窒素からなるオフガス全量流または部分的含有流で使用される。そのような硝酸プラントにおいて、一酸化二窒素は添加されないけれども、窒素酸化物窒素酸化物は吸着され、かつ大部分が硝酸に添加される。例えば、そのような硝酸プラントは、窒素酸化物によって供給されてもよく、それはアンモニアの選択的酸化、かつアジピン酸プラントのオフガス、および/またはドデカンジカルボキシリックアッシドプラントのオフガスによって調製される。アジピン酸プラントのオフガス、および/またはドデカンジカルボキシリックアッシドプラントのオフガスによってそのような硝酸プラントのみを供給することは同様に可能である。
そのような硝酸プラントのオフガスは、常に窒素、酸素、二酸化炭素、一酸化炭素、窒素酸化物、水および揮発性有機化合物を含むさらなる組成の変化する濃度からなる。
そのような硝酸プラントのオフガスの典型的な組成の例が、以下の表2に記載されている。
Figure 2009516633
硝酸プラントのオフガス流は、本発明の方法に直接使用されてもよい。
同様に本発明の方法の好ましい具体例において、ヒドロキシルアミンプラントのオフガス流が、使用されるが、例えばアンモニアが最初空気または酸素で酸化されNO,得かつ小量の一酸化二窒素が副生成物として形成される。NOは、続いて水素で水素化され、ヒドロキシルアミンを得る。一酸化二窒素が水素化条件の下では不活性であるので、一酸化二窒素は水素巡回路に集積する。好ましい方法において、ヒドロキシルアミンプラントの不要組成一掃流は、9から13水素容積%の範囲の一酸化二窒素からなる。この不要組成一掃流は本発明の精製のためのそのようなものとして使用されてよい。上記記載の一酸化二窒素含有量に関して適当な方法でこの流れを濃縮することは当然可能である。
したがって、本発明はまた上記記載の方法、即ち一酸化二窒素を含む気体混合物がアジピン酸プラントのオフガスおよび/またはドデカンジカルボキシリックアッシドプラントのオフガスおよび/またはヒドロキシルアミンプラントのオフガスおよび/またはアジピン酸プラントのオフガスおよび/またはドデカンジカルボキシリックアッシドプラントのオフガスおよび/またはヒドロキシルアミンプラントのオフガスで操作される硝酸プラントのオフガスである上記記載の方法に関連する。
本発明の方法において一酸化二窒素を選択的に調製することは本発明の明細書において当然可能である。選択物は例えばUS 3,656,899に記載されているようNH4NO3の熱分解を経由して調製されるが、この主題におけるその内容は本発明の明細書に全部参照によって挿入されている。選択物は、例えばUS 5,849,257またはWO 98/25698に記載されているようにアンモニアの触媒酸化を経由してさらに調製されるが、US 5,849,257またはWO 98/25698のこの主題における明細は本願発明の明細書にその全体を参照によって挿入されている。
本発明の精製方法により得られる気体混合物G−2は、少なくとも50容積N2O%からなり、好ましくは少なくとも60容積N2O%からなり、特に好ましくは少なくとも75容積N2O%からなる。気体混合物G−2は、典型的には、99容積N2O%までからなり、好ましくは97容積N2O%までからなり、例えば96容積N2O%までからなり、95容積N2O%までからなり、94容積N2O%までからなり、93容積N2O%までからなり、92容積N2O%までからなり、91容積N2O%までからなり、90容積N2O%までからなり、85容積N2O%に等しいものである。
同時に、気体混合物G−2は、O2の容積で1%より小さいものからなり、特にO2の容積で0.5%より小さく、NOXの容積で0.5%より小さく、NH3の容積で1%より小さい含有率である。
本発明の方法の精製により得られる気体混合物G−2は、CO2の容積で5−20%からなり、好ましくはCO2の容積で5−20%からなり6−18%からなり、かつ特に好ましくはCO2の容積で5−20%からなり8−12%からなる。
本発明によれば、N2Oは、N2Oの第一の選択的吸着により濃縮され、かつこのようにして好ましくは同様の物理的性質のため、CO2もまた気体混合物G−0から適当な有機溶媒中に濃縮され、かつ続いて工程A1および工程A2中に混入物を含む溶媒から気体混合物G−1の脱着がある。本発明によれば、気体混合物G−1は、さらなる水への濃縮のために工程B1に吸着される。工程B2の脱着において、気体混合物G−2が、本発明により得られる。
工程A1で吸着用の適当な溶媒はN2Oおよび反応性気体G−0を入れている望ましくない成分より不活性成分としてのCO2に良好な溶解性を有するものである。
本発明によると、使用される有機溶媒は、N2O溶解性(溶媒のモル/モル)と吸着剤において広く用いられている条件下で望ましくない第二の成分との割合(この割合は以下γとして参照される)が少なくとも5であるいかなる溶媒であってもよい。この割合は、気体混合物に存在する個々の成分で決定されてよい。好ましい有機成分は、例えば30℃で6から30、好ましくは9から25のγ02を有し、かつ10超過の、好ましくは15超過の、特に好ましくは20超過のγN2を有している。
適当な溶媒の例は、例えば脂肪族炭化水素、好ましくは少なくとも炭素原子5を有するもの、特に好ましくは少なくとの炭素原子8有するもの、置換または非置換芳香族炭化水素、エステル、エーテル、アミド、ラクトン、ラクタム、ニトリル、アルキルハライド、オレフィンまたはこれら溶媒の混合物である
本発明によると、特別な選択物が、標準の圧力下で、少なくとも100℃の沸点を有する溶媒に与えられる。その理由は、これらのものが、吸着剤および脱着剤のオフガス流双方において、溶媒損失を減少させるからである。
加うるに、本発明の適当な溶媒は、同時に一酸化二窒素のための優れた溶解性を有している。溶解性は、気体相におけるN2Oの分圧と液相(ヘンリー係数HN20)即ち小さな値は、溶媒における一酸化二窒素の高溶解性を意味する。第一工程における30℃において特に使用されている有機溶媒のこの割合は、好ましくは1000未満であり、特に好ましくは750未満、更に好ましくは500未満、特別には150未満である。
適当な溶媒は、N−メチルピロリドン、ジメチルフォルムアミド、ジメチルスルフォキシド、プロピレンカルボネート、スルフォラン、N,N−ジメチルアセトアミドまたはシクロペンタン。特別な選択物は、本発明の明細書に与えられているが、例えばトルエン、ニトロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼン、テトラデカン、例えば、優れた14の炭素原子を有する飽和炭化水素の研究等級混合物およびヂメチルフタレ−ト。
好ましい具体例において、本発明は、上記記載のように一酸化二窒素を含む気体混合物を精製する方法において、有機溶媒が、トルエン、ニトロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼン、テトラデカンおよびジメチルフタレートからなる群から選択されるものを用いることに関する。
本発明の明細書において、気体混合物G−1は、例えばN2O50−80容量%、好ましくはN2O55−75容量%、特に好ましくはN2O58−70容量%、更に好ましくはN2O59容量%、N2O61容量%、N2O62容量%、N2O63容量%、N2O64容量%、N2O65容量%、N2O66容量%、N2O67容量%、N2O68容量%またはN2O69容量%を有する。
気体混合物G−1は、例えばCO25−15容量%、好ましくはCO26−12容量%、特に好ましくはCO27−9容量%、例えばCO27容量%、CO29容量%、CO210容量%またはCO211容量%を有する。同時に、気体混合物G−1は、例えばO21.0−3.0容量%、好ましくはO21.5−2.5容量%、特に好ましくは、例えばO21.1容量%、O21.2容量%、O21.3容量%、O21.4容量%、O21.5容量%、O21.6容量%、O21.7容量%、O21.8容量%、O21.9容量%、O22.0容量%、O22.1容量%、O22.2容量%、O22.3容量%またはO22.4容量%を有する。加えて、気体混合物G−1は、N220−40容量%、好ましくはN220−35容量%およびまた、さらに成分、例えば窒素酸化物または溶媒残査からなってもよい。気体混合物G−1の合計成分は、100容積%である。
工程B1およびB2において、吸着/脱着は溶媒として水で効果づけられる。水は、組成のために、特に一酸化二窒素および二酸化炭素のために高い選択性を有している。同時に、水での一酸化二窒素の絶対的溶解性はさらなる濃縮を達成するのに十分である。溶媒としての水は、濃縮された一酸化二窒素の存在における圧力かでさえ、安全性の問題が起きないという利点を有している。同時に、気体混合物G−2と有機溶媒と出汚染が起こりえず、追加的な精製工程を必要とするだろう。
本発明の明細書において、気体混合物G−2は、例えばN2O70−95容量%の含有量、好ましくはN2O75−90容量%の含有量、特に好ましくはN2O80−85容量%の含有量、さらに特に好ましくは、例えばN2O81容量%の含有量、N2O82容量%の含有量、N2O83容量%の含有量、N2O84容量%の含有量を有している。
気体混合物G−2は、例えばCO21−20容量%、好ましくはCO25−15容量%、特に好ましくは、例えばCO26容量%、CO27容量%、CO28容量%、CO29容量%、CO210容量%、CO211容量%、CO212容量%、CO213容量%、CO214容量%を有する。同時に気体混合物G−2は、例えばO20.01.−5.0容量%、好ましくはO20.1−2.5容量%、特に好ましくは、例えばO20.2−1.0容量%を有する。加えて、気体混合物G−2は、N20.1−10容量%、好ましくはN20.5−5容量%およびまた、さらに成分、例えば窒素酸化物または溶媒残査からなってもよい。気体混合物G−2の合計成分は、100容積%である。
本発明の工程A1またはB1における吸着は、原則として、当業者に知られた全ての方法によって効果づけられ得る。特に、溶媒におけるN2Oの吸着は、反応性気体の圧力の増加により、または溶媒温度の低下により、または述べられている測定の組み合わせによりもたらされうる。本発明の明細書において、溶媒は、水および有機溶媒双方を意味すると了解されている。
吸着において、気体混合物は、好ましくは最初、例えば10から35バール、好ましくは15から30バールル特に好ましくは16から25バールの圧力に圧縮される。続いて、圧縮された気体混合物は、好ましくは工程A1有機溶媒中でまたは工程B1の水中でこの圧力で吸着される。
本発明の好ましい具体例は、それ故A1またはB1での吸着における圧力が10から35バールの範囲である上記記載の精製方法に関する。
本発明によれば、工程A1およびB1における吸着は、機器(吸着器)で効果づけられ、気体−液体相界面が生成され、その手段によって相間の熱および物質移動が可能化され、かつ必要により、前記機器が熱供給および/または熱除去用の内部または外部機器として備え付けられる。
相は、吸着器において共同流、向流またはこれらの組み合わせにおいて実施される。
本発明によれば、吸着は、1つまたはそれ以上ので、好ましくは1つの工程で行われうる。吸着において、使用される吸着器は、好ましくは複数の理論上の板、特に2から8の理論上の板特に好ましくは3から6の該板を有する機器である。
吸着器の可能な具体例は、トレイを有するカラム、例えば半球形キャップ状トレイまたはフルイ状トレイ、内部構造化のカラム、例えば詰め物をした構造物、内部非構造化カラム、例えばランダム詰め物または液相が分散形で存在する装置、例えばノズルでのスプレイまたはそれらの組み合わせである。
本発明の方法の工程A2またはB2における混入物を含む溶媒からのN2Oの脱着は、溶媒の温度上昇、溶媒を経由する還元圧または溶媒上記の取り除きまたはそれらの組み合わせによりもたらされてよい。
混入物を含む溶媒からN2Oの脱着のための機器(脱着器)の要求および相の条件は、吸着器のそれらと同じであり、即ち適当なユニットは、気体−液体相界面が生成され、それによって相間の熱および物質移動が可能化され、かつ必要により、前記機器が熱供給および/または熱除去用の内部または外部機器として備え付けられる。
本発明によれば、脱着は1または2以上の工程で行われてよい。
脱着基の可能な具体例は、単純(ひらめき)容器およびカラムである。
本発明の好ましい具体例は、吸着および脱着が1つの装置に組み合わされているもの、たとえば分割壁カラムである。このカラムにおいて、吸着および脱着は、溶媒蒸気の除去と組み合わされ、温度変化によるいくつかの工程で向流で操作される。本発明の明細書において、吸着および脱着の装置の組み合わせはA1およびA2ならびにB1およびB2の双方、特に分割壁カラムで効果づけられ得る。
好ましい具体例において、それ故本発明は、工程A1およびA2または工程B1およびB2または工程A1およびA2および工程B1およびB2が、分割壁カラムで行われることの上記記載の方法に関する。
本発明の特に好ましい具体例は、工程A1で、N2Oを含む気体混合物G−0は、当初向流で操作され、かつランダム詰め物の吸着カラムで、上昇した圧力Pabso下で吸着され、かつ工程A2で容器に移行され、容器でN2Oの混入物を含む溶媒がより低い圧力Peso<Pabsoに分解される。本発明の方法は、好ましくは事実上等温で、20K、好ましくは15K,特に好ましくは10Kより高くない、好ましくは吸着および脱着温度のあいだの相違する温度で操作される。吸着圧は、1から100バール、好ましくは5から65バール、特に好ましくは10から40バール、好ましくは10から35バール更に好ましくは15から30バール、より好ましくは16から25バール、かつ脱着圧は、0.1から2バール、好ましくは0.5から1.5バール、特に好ましくは1.0から1.2バールである。
選択物は、工程B1で、最初、向流で操作され、かつランダム詰め物を有する吸着カラムにおける上昇した圧力Pabsoの下で気体混合物G−1を吸収し、かつ工程B2でそれを容器に移行し、容器でN2Oの混入物を含む水がより低い圧力Pdeso<Pabsoに分解される。本発明の方法は、好ましくは事実上等温で20K、好ましくは15K,特に好ましくは10Kより高くない、吸着および脱着温度のあいだの相違する温度で操作される。吸着圧は、1から100バール、好ましくは5から65バール、特に好ましくは10から40バール、好ましくは10から35バール更に好ましくは16から30バール、より好ましくは20から25バール、かつ脱着圧は、0.1から2バール、好ましくは0.5から1.5バール、特に好ましくは1.0から1.2バールである。
さらなる具体例において、本発明の方法は、されに工程Cからなってもよく、気体混合物における窒素酸化物の含有量が、気体混合物の全容積に基づいて0.5容積%以下に調製される。
本発明は、それ故追加的に以下の工程、即ち
C: 気体混合物の窒素酸化物NOXの含有量を気体混合物の全容積にたいし最大0.5容積%に調製する
からなる上記記載の方法に関する。
本発明の明細書において、工程Cは、工程A1、A2、B1およびB2の前後に行われてよい。1つの具体例において、本願発明は、それ故、工程A1、A2、B1およびB2が、工程Cの前に行われる上記記載の方法に関する。さらなる具体例において、本発明は、工程Cが、工程A1、A2、B1およびB2の前に行われる、上記記載の方法に関する。
工程Cが工程A1、A2、B1およびB2の前に行われるとき、NOx含有量は、気体混合物G−0で調製される。
この場合において、A1での吸着で気体混合物G−0は、好ましくは4−25%のN2O容積含有量、特に好ましくは6−20%のN2O容積含有量、更に好ましくは8−18%のN2O容積含有量、好ましくは例えば9%のN2O容積含有量、10%のN2O容積含有量、11%のN2O容積含有量、12%のN2O容積含有量、13%のN2O容積含有量、14%のN2O容積含有量、15%のN2O容積含有量、16%のN2O容積含有量または17%のN2O容積含有量を有する。
気体混合物は、例えば、0.1−7.5%のCO2容積含有量、好ましくは0.5−5%のCO2容積含有量、さらに好ましくは1−2.5%のCO2容積含有量を有する。同時に、気体混合物は、例えば1−10%のO2容積含有量、好ましくは2−7.5%のO2容積含有量、さらに好ましくは3.0−6%のO2容積含有量を有する。さらに、気体混合物は、50−95%のN2容積含有量、好ましくは60−90%のN2容積含有量、さらに好ましくは70−85%のN2容積含有量を有し、かつ、また、さらに成分、例えば酸化窒素または溶媒残査を有する。NOXは例えば、0−0.1%の容積含有量で、このましくは0.0001−0.01%の容積含有量、更に好ましくは0.0005−0.05%の容積含有量で存在してもよい。気体混合物の全成分は、100容積%である。
A1およびA2における第一の吸着/脱着の後およびB1およびB2の第二の吸着/脱着の前、気体混合物は、好ましくは40−80%のN2O容積含有量、特に50−75%のN2O容積含有量、特に好ましくは55−70%のN2O容積含有量、更に好ましくは例えば56%のN2O容積含有量、57%のN2O容積含有量、58%のN2O容積含有量、59%のN2O容積含有量、60%のN2O容積含有量、61%のN2O容積含有量、62%のN2O容積含有量、63%のN2O容積含有量、64%のN2O容積含有量、65%のN2O容積含有量、66%のN2O容積含有量、67%のN2O容積含有量、68%のN2O容積含有量または69%のN2O容積含有量を有する。
気体混合物は、例えば1−15%のCO2容積含有量、好ましくは2−10%のCO2容積含有量、特に好ましくは7−9%のCO2容積含有量を有する。同時に、気体混合物は、例えば、0.5−7.5%のO2容積含有量、好ましくは1−5%のO2容積含有量、さらに好ましくは、例えば2.5−3.5%のO2容積含有量を有する。さらに、気体混合物は、5−40%のN2容積含有量、好ましくは10−35%のN2容積含有量、更に好ましくは20−30%のN2容積含有量、およびまたさらなる成分、例えば窒素酸化物または溶媒残差を有する。NOXが存在していてもよく、例えば0−0.1%のNOX容積含有量、好ましくは0.0001−0.01%のNOX容積含有量、更に好ましくは0.0005−0.05%のNOX容積含有量を有する。気体混合物の成分の合計は容積で100%である。
B1およびB2における第二の吸着/脱着後、気体混合物は、好ましくは60−95%のN2O容積含有量、好ましくは70−90%のN2O容積含有量、更に好ましくは75−85%のN2O容積含有量、特に好ましくは、例えば76%のN2O容積含有量、77%のN2O容積含有量、78%のN2O容積含有量、79%のN2O容積含有量、80%のN2O容積含有量、81%のN2O容積含有量、82%のN2O容積含有量、83%のN2O容積含有量、84%のN2O容積含有量または85%のN2O容積含有量を有する。
気体混合物は、例えば1−20%のCO2容積含有量、好ましくは5−15%のCO2容積含有量、特に好ましくは7.5−12.5%のCO2容積含有量を有する。同時に気体混合物は、例えば、0.01−7.5%のO2容積含有量、好ましくは0.1−5%のO2容積含有量、さらに好ましくは、例えば0.2−2.5%のO2容積含有量を有する。更に、気体混合物は、0.1−10%のN2容積含有量、好ましくは0.5−5%のN2容積含有量、更に好ましくは1−2.5%のN2容積含有量、およびまたさらなる成分、例えば窒素酸化物または溶媒残差からなる。NOXが存在していてもよく、例えば0−0.1%のNOX容積含有量、好ましくは0.0001−0.01%のNOX容積含有量、更に好ましくは0.0005−0.05%のNOX容積含有量を有する。気体混合物の成分の合計は容積で100%である。
工程Cが、工程A1、A2、B1およびB2の後に行われるとき、気体混合物G−2は処理される。
B1およびB2ならびに続く工程Cでの第二の吸着/脱着の後、気体混合物は、好ましくは60−95%のN2O容積含有量、好ましくは70−90%のN2O容積含有量、特に好ましくは75−85%のN2O容積含有量、さらに好ましくは、例えば76%のN2O容積含有量、77%のN2O容積含有量、78%のN2O容積含有量、79%のN2O容積含有量、80%のN2O容積含有量、81%のN2O容積含有量、82%のN2O容積含有量、83%のN2O容積含有量、84%のN2O容積含有量または85%のN2O容積含有量を有する。
気体混合物は、例えば1−20%のCO2容積含有量、好ましくは5−15%のCO2容積含有量、特に好ましくは7.5−12.5%のCO2容積含有量を有する。同時に気体混合物は、例えば、0.01−7.5%のO2容積含有量、好ましくは0.1−5%のO2容積含有量、さらに好ましくは、例えば0.2−2.5%のO2容積含有量を有する。更に、気体混合物は、0.1−10%のN2容積含有量、好ましくは0.5−5%のN2容積含有量、更に好ましくは1−2.5%のN2容積含有量、およびまたさらなる成分、例えば窒素酸化物または溶媒残差からなる。NOXが存在していてもよく、例えば0−0.1%のNOX容積含有量、好ましくは0.0001−0.01%のNOX容積含有量、更に好ましくは0.0005−0.05%のNOX容積含有量を有する。気体混合物の成分の合計は容積で100%である。
本発明の明細書において、工程Cは、工程A1およびA2ならびに工程B1およびB2の間で行われてもよい。この場合に、気体混合物G−2は、B1およびB2ならびに続く工程Cでの第二吸着/脱着の後得られる気体混合物として近似的に同じ組成を有する。
複数の工程Cからなる本願発明の方法は、本発明の明細書において等しく可能である。このようにして、例えば工程A1、A2、B1およびB2ならびにさらに工程A1、A2、B1およびB2後の工程Cの前に行うことはまた可能である。
したがって、本発明は、また工程Cが工程A1、A2、B1およびB2の前に実施されることを特徴とする、上記方法に関する。
原則として、NOXを除去するための全ての適当な本発明の方法は、本発明の方法の工程Cのために有用である。適当な本発明の方法は、例えば炭化水素またはアンモニアとの触媒還元であり、適当な触媒での触媒分解であり、強い酸化溶液での吸着でありかつ酸またはアルカリ溶液での吸着である。
本発明の明細書における適当な酸化溶液は、例えば過酸化水素溶液である。本発明によれば、適当な強い酸溶液は、例えば硝酸または硫酸からなる溶液である。である。本発明によれば、適当なアルカリ溶液は、例えば水酸化物または炭酸塩、例えば水酸化ナトリウムまたは炭酸ナトリウムからなる溶液である。すでに記載のものに加えて、このこすり洗いする適当な流体は、特にオフガスからNOXを除去するための当業者になじみのものである。適当なこすり洗いする溶液または懸濁液は、例えば水溶液または炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、硝酸バナジウム溶液、硫化アンモニウムおよび二硫化アンモニウム、石灰水、アンモニア、過酸化水素および特に炭酸ナトリウム、二炭酸ナトリウムまたは水酸化ナトリウムからなる溶液である。
適当な本発明の方法は、例えばM.Thiemann et al.in Ullmann’s Encyclopedia,6th Edition,2000,Electronic Edition,Chapter ”Nitric Acid,Nitrous Acid,and Nitrogen Oxides”,Section 1.4.2.3に詳細に記載されている。
一般に、NOX吸着は、ユニットで効果づけられ、該ユニットにおいて気体−液体相界面が存在し、該界面を通して物質および熱が相の間を移動することが可能であり、かつ相は必要により熱供給および/または熱除去のために内部または外部設備として備えつけられる。相は、平行流、向流またはそれらの組み合わせで吸着器で実施されうる。
本発明によれば、吸着は、1つまたは2以上の工程で実施されてよい。
本発明によれば、吸着は−20−100℃の温度、好ましくは0−60℃の温度、更に好ましくは0−40℃の温度および0.1−100バール、好ましくは1−30バールの圧力で行われる。
吸着器の可能な具体例は、トレイを有するカラム、例えば半球形キャップ状トレイまたはフルイ状トレイ、内部構造化のカラム、例えば詰め物をした構造物、内部非構造化カラム、例えばランダム詰め物または液相が分散形で存在する装置、例えばノズルでのスプレイまたはそれらの組み合わせである。
さらなる具体例において、本願発明は、工程Cが窒素酸化物の酸性ないしアルカリ性溶液における吸着を含む上記記載の方法に関する。
本発明の明細書において、NOXが酸またはアルカリ溶液中で吸着によって除去されうる。吸着は、−20−120℃の温度、好ましくは−10−75℃の温度、更に好ましくは0−60℃の温度例えば0−40℃の温度および0.2−100バール、好ましくは0.5−50バール、更に好ましくは1−10バールの圧力で行われる。
2O含有気体混合物におけるNOX濃度が1%容積量より大きい場合は、工程Cで使用される溶媒は、好ましくは0−69重量%の硝酸含有量を有する水性硝酸であり、好ましくは0−10重量%の硝酸含有量を有する水性硝酸である。1−69重量%硝酸含有のものを硝酸で調製することにより、気体相でのNOXの消耗が伴われるということは、この場合においては有利なことである。さらなる有用性の目的のためおよび30−60硝酸重量%を有する硝酸を調製すると好ましい。
本発明の明細書において、この処置は、選択物、例えばN2O−含有反応性気体がカルボン酸方法(例えばアジピン酸)から生じる時、1−50容積%のNOX濃縮が存在する。工程CでのNOX除去はこの場合においては好ましくは工程A1およびA2でのN2O濃縮前に行われる。
本発明の1つの具体例において、工程A1、A2、B1およびB2は、さらに工程Cの次になってもよく、好ましくは化学こすり洗い、更に好ましくは炭酸ナトリウム溶液または水酸化ナトリウム溶液での処理である。
本発明の明細書において、NOXは好ましくは内容量を、N2Oが不活性として挙動する、アンモニアでの選択的触媒還元により、調製されてもよい。SCR−DeNOxまたはDeNOx技術として知られている、この技術は、例えばJ.Wolf et al.in Ullmann’s Encyclopedia of Chemical Technology,Chapter ”Air”Section7.2.3.1. ”Cataiytic Reduction of Nitrogen Oxides in Flue Gases and Process Off−Gases”,6th edition,2000.に記載されている。
本発明の好ましい具体例において、100ppmより少ないNOX濃度、好ましくは50ppmより少ないNOX濃度、例えば25ppmより少ないNOX濃度、更に好ましくは5ppmより少ないNOX濃度および生成物で非常に小さいアンモニア濃度、例えば10ppmより少ないNOX濃度にすることは可能である。
好ましい明細書において、工程Cとして、アンモニアでの触媒的還元は、工程A1、A2、B1およびB2の前に行われる。
本発明の特に好ましい具体例において、本発明の方法において使用され、かつ一酸化二窒素を含む気体混合物は、アジピン酸プラントから生成されてよい。アジピン酸プラントのオフガスは、好ましくはNO合成気体と混合され、かつ冷却される。気体流は次に好ましくは7バールに圧縮され、かつもし適当であるならば、空気と混合される。圧縮の後、暖かい気体は冷却され、かつ吸着塔に通され、そこでNOXが消耗される。カラムの頂上で気体は、好ましくは約0−100℃の温度、例えば20−50℃、好ましくは30−45℃、特に好ましくは35−40℃の温度に、1−15バールの圧力、好ましくは4−14、特に好ましくは5−13、更に好ましくは6−12バールの圧力を有する。
本発明の方法において、オフガスは、直接使用されてよい。さらに好ましい具体例において、しかしながら、オフガスは、100−250℃、好ましくは150−200℃、特に好ましくは160−180℃、更に好ましくは170℃に加熱されてよく、かつ工程Cでの反応のためにDeNOxプラントに導入される。
それから、流れは、好ましくは冷却され、圧縮され、かつ再び冷却され、工程A1、A2、B1およびB2での吸着/脱着の前に行われる。
例えば硝酸プラントのオフガスにおいてのように、N2O含有気体混合物おいて1容積%>のNOX濃縮が存在するとき、工程Cのために使用される吸着は、好ましくはアルカリ溶液である。本願発明の明細書において、この処方は好ましくは、工程A1、A2、B1およびB2の濃縮の後、N2O気体の微細精製のために使用される。
工程A1、A2、B1およびB2または適当ならば、工程Cへの追加において、本発明の方法は、さらなる工程からなってもよい。例えばその方法は、工程AおよびBうされ工程で窒素酸化物で内部または外部%のCO2容積含有量または17%のと工程Cとの間にさらなる処理から、またなってもよい。そのような処理は、例えば温度における変化、または圧力における変化または温度および圧力における変化からなる。
例えば、気体混合物の組成は、変化してよく、例えば1つの成分の凝縮によって変化しうる。これらの成分は、例えば水または他の溶媒、好ましくは本発明の方法における工程A1での吸着のために使用される溶媒であってもよい。
本発明によれば、さらなる成分が、気体混合物から除去されることが可能である。例えば、工程B2での脱着後気体混合物G−2に存在していてもよい水の痕跡が、圧縮および続く冷却により気体混合物G−2から除去されてよいことが可能である。
この場合に、気体混合物G−2は、有利にも、1−35バール、好ましくは2−30バール、特に好ましくは3−27バールに圧縮される。冷却が、好ましくは、続いて2−25℃、好ましくは3−20℃、特に好ましくは4−15℃更に好ましくは5−10℃で効果づける。
本発明の明細書において、例えば低い沸点のもの、例えば酸素および窒素除去するために一酸化二窒素の部分凝縮または精留を行うことは等しく可能である。
本発明において、一酸化二窒素からなり、かつ本発明の方法による精製されていることを含む気体混合物G−2は、さらなる反応において使用されうる。この終わりで、気体混合物は、気体状で使用されてよい。しかしながら、得られた気体混合物を、気体混合物が、液体または超臨界的な形で存在し、かつそれからさらなる反応に使用されるように第一に処理することはまた可能である。気体混合物は、適当な圧力または温度の選択により、液化されうる。
本発明は、このようにして、また得られた気体混合物が液化される方法に関する。この終わりに、気体混合物G−2は、最初、好ましくは圧縮され、かつ次に冷却される。この場合に、気体混合物G−2は、有利にも、1−35バール、好ましくは2−30バール、特に好ましくは3−27バールに圧縮される。冷却が、好ましくは、続いて−70−10℃、好ましくは−30−8℃、特に好ましくは−20−5℃更に好ましくは5−10℃で行われる。
一酸化二窒素を含み、かつ本発明の方法により得られる気体混合物G−2は、原則として全ての出願に使用され、該出願において、純粋の一酸化二窒素流または不活性気体と混合される一酸化二窒素流が典型的に使用される全ての出願に使用される。特に、気体混合物は、適当な、例えばメタノールのホルムアルデヒドへの酸化のため、例えばEP−A 0 624 565またはDE−A 196 05 211に記載されている。
それ故、本発明はまた一酸化二窒素および本発明の方法によって得られる気体混合物のメタノール用酸化剤としての用途に関する。
本発明の方法は、問題のある第二成分を特に少量含む一酸化二窒素を含む気体混合物G−2を提供する。問題のある第二成分を少量しか含まない結果として、副反応がほとんどなく、かつ特に純粋な生成物がえられうる故、これは、酸化剤として一酸化二窒素を含む気体混合物の使用に特に有用である。本発明の精製の後、気体混合物G−2は、好ましくは、また一酸化二窒素への添加の二酸化炭素からなる。
本発明で精製された気体混合物G−2は、このましくは、50−99.9N2Oの容積%、0.1−25CO2の容積%および0−25のさらなる気体の容積%からなる。容積によるパーセントは、気体混合物G−2の全てに基づいたものである。気体混合物G−2の個々の成分の合計は100容積%である。
本発明で精製された気体混合物G−2は、好ましくは、65−95N2Oの容積%、特に好ましくは75−92.5N2Oの容積%更に好ましくは85−90N2Oの容積%からなる。
本発明で精製された気体混合物G−2は、また0.1−25CO2の容積%、好ましくは1−20CO2の容積%特に好ましくは2−15CO2の容積%、更に好ましくは5−13CO2の容積%を有する。
気体混合物G−2は好ましくは、0.01−20容積%のさらなる気体、例えば0.1−15容量%、特に0.5−10容量%さらに、1−5容積%のさらなる気体からなる。本発明により精製された気体混合物G−2は、1またはそれ以上の気体、その量は存在する気体の合計に基づいて特定化されている。
他の不活性気体との比較において明確に少量の二酸化炭素が、安全な操作を確立するために、例えば一酸化二窒素の自己分解を抑制するために、要求されていることがを含む気体混合物における不活性気体としてCO2の存在において見出された。
本発明の方法の1つの有利性は、CO2が他の不活性気体に比較して良好な不活性作用に加えて、N2Oのそれに非常に似た沸点曲線を有し、かつ同様の臨界パラメーターを有していることである。結果として、N2Oを含む気体混合物、かつ、適当であるならばCO2かつ本発明の方法により得られるものは、N2Oの匹敵混合物および他の不活性気体より高い温度で凝縮しうる。非常に似た沸点曲線の結果として、凝縮した気体混合物は気体状混合物として、ほとんど同じ組成を有し、その結果不活性剤は液相に保持される。
そのうえ、CO2は、有機化合物に良好な溶解性を有し、その結果比較的低い圧力が、液相での反応の場合に、反応物における気体相の形成を回避する。
本発明は、それ故、また、酸化剤として、特にオレフィン用酸化剤として上記記載のように、本発明の方法法により得られる気体混合物の使用に関する。
特に、本発明は、また、50−99.9二の容積%からなる、0.1−25CO2の容積%からなる、0−25のさらなる気体の容積%からなる、酸化剤としての特にオレフィンの酸化剤としての気体混合物の使用に関する。
そのような気体混合物は、例えば本発明の精製により得られる。
原則として、一酸化二窒素からなりかつ本発明の方法で得られる気体混合物は、オレフィンの酸化に適合している。適当なオレフィンは、例えば開鎖または1または2以上の二重結合を有する環状オレフィンである。選択物は、1または2以上の二重結合を有する環状オレフィン、例えばシクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテン、シクロデセン、シクロウンデセン、シクロドデセン、1,4−シクロヘキサジエン、1,5−シクロオクタジエン、1,5−シクロドデカジエン、または1,5,9,−シクロドデカトリエンである。
好ましい具体例において、本発明は、それ故、また、オレフィンの酸化剤として、オレフィンがシクロペンテン、シクロドデセン、および1,5,9−シクロドデカトリエンからなる群から選択されるものである。
濃縮かつ精製されたN2O含有気体混合物G−2は、オレフィン、ケトンの酸化用に非常に好適である。この目的のために、気体状N2Oを直接オレフィンに吸着すること、酸化されることは、選択物で可能であり、他の溶媒またはN2Oは最初オレフィンと反応される前に液化されうる。
特に、一酸化二窒素からなる液化気体混合物の使用の場合において、反応物の容積が、別な方法で、拡大される必要がない故、気体混合物における不活性気体の比が最小になるときが有利である。
特にオレフィンの酸化剤としての本発明の使用のために、酸化は通常、特にオレフィンの酸化起こる全ての方法によって効果づけられる。特に2つの連続した方法、かつ反応のモード、かつバッチ方法の反応が可能である。本発明によれば、酸化のための反応条件は、反応が起こるようなものから選択される。圧力および温度は、適当に選択される。
圧力は、好ましくは350バール以下の範囲、例えば1−320バール、好ましくは2−300バール、特に好ましくは3−280バールである。温度は、好ましくは220−320℃、特に好ましくは230−300℃、更に好ましくは250−290℃である。
酸化は、適当な溶媒の存在で行われてもよい。しかしながら、溶媒の添加なしで酸化を行うことは、本発明により、等しく可能である。
しかしながら、本発明の明細書において、気体混合物G−2が、液化されまたは圧力および/または温度の適当な選択により超臨界状態にもたらせられることはまた可能である。液化された気体混合物は、酸化において直接使用されうる。
本発明によれば、この場合における酸化は、好ましくは反応ゾーンで気体相が起こらない圧力および温度の適当な選択により行われる。
圧力は、好ましくは350バール未満で、例えば1−320バール、好ましくは2−300バール、特に好ましくは3−280バールである。温度は、好ましくは220−320℃、特に好ましくは230−300℃、更に好ましくは250−290℃である。
本発明は、それ故また、少なくとも次の工程、即ち
A1 有機溶媒における一酸化二窒素を含む気体混合物G−0の吸着
A2 混入物を含む有機溶媒から気体混合物G−1の脱着
B1 水に気体混合物G−1の吸着
B2 混入物を含む水から気体混合物G−2の脱着
D 少なくとも1つのオレフィンでの気体混合物G−2へ接触すること
からなるケトンを調製する方法に関する。
上記記載のように、本発明の方法は、また少なくとも1つの工程Cからなってもよい。
工程A1、A2、B1およびB2の好ましい具体例のために、上記マークが適用される。ケトンの調製のためにも、またワンハンド(one hand)での工程A1、A2、B1およびB2の配列、かつ他のCは変化してよい。本発明によれば、工程Cは、工程A1、A2、B1およびB2の後に行われてよい。しかしながら工程Cが、工程A1、A2、B1およびB2の前に行われることも等しく可能である。全ての場合で、しかしながら工程Dが工程A1、A2、B1およびB2の後に行われる。
原則として、工程A1、A2、B1およびB2の前に工程Cを行われることが可能である。しかしながら、本発明の明細書において、工程Cが工程A1、A2、B1およびB2の後に行われることが等しく可能である。さらなる具体例において、本発明は、また、工程A1、A2、B1およびB2が工程Cの前に行われる、上記記載のケトンを調製する方法に関する。他の具体例において、本発明は、また工程A1、A2、B1およびB2の前にの前に工程Cが行われる、ケトンを調製する方法にも関する。
本発明の明細書において、工程Cが工程A1、A2、B1およびB2の前または後に行われる、複数の工程A1およびA2または複数の工程B1およびB2または複数の工程Cからなる方法が等しく可能である。
工程Dにおける反応は、通常、オレフインおよび一酸化二窒素を含む気体混合物は、他のそれと反応する、全ての方法によって効果づけられてよい。特に、二つの連続的方法バージョンおよび反応のモードかつバッチ方法の反応が、可能である。本発明によれば、工程Dのための反応条件が、少なくとも1つのオレフィンと本発明により精製された気体混合物との反応が起こるような方法で選択される。圧力および温度は、適当に選択されてよい。
反応は、適当な溶媒の存在で行われてよい。しかしながら、工程Dで溶媒の添加なしで反応を行うことは本発明により等しく可能である。
しかしながら、さらなる工程からなるケトンを調製する方法は、本発明によりまた可能である。例えば、一酸化二窒素を含む気体混合物は、例えば工程Dの前、かつ工程A1、A2、B1およびB2の後に処理されてよい。可能な処理は、例えば気体混合物の圧力および/または温度の変化である。さらなる可能な処理は、例えば溶媒における吸着であり、その結果、吸着された気体混合物は、工程Dで使用されてよい。溶媒は、いかなる適当な溶媒でよい。溶媒は、好ましくは工程Dで酸化されるものであるオレフィンである。
しかしながら、一酸化二窒素を含む気体混合物が圧力および/または温度の適当な選択によって液化されまたは工程Dの前および工程A1、A2、B1およびB2の後超臨界状態にもたらせられることは本発明の明細書においてまた可能である。
一酸化二窒素からなる液化されている気体混合物が、次に工程Dでオレフィンと直接接触されてよい。
本発明は、それゆえ、また、工程Dで使用される気体混合物が、液化されている、上記記載のケトンを調製する方法のさらなる具体例に関する。
原則として、適当なオレフィン、例えば2−18の炭素原子を有するオレフィン、特に、5−12の炭素原子有するオレフィンを使用することは本発明の方法の工程Dにおいて可能である。適当なオレフィンは、例えば1つまたはそれ以上の二重結合を有する開鎖または環状オレフィンである。選択物は、さらに1つまたはそれ以上の二重結合を有する環状オレフィン例えばシクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテン、シクロデセン、シクロウンデセン、シクロドデセン、1,4−シクロヘキサジエン、1,5−シクロオクタジエン、1,5−シクロドデカジエン、または1,5,9,−シクロドデカトリエンである。
特別な選択物は、オレフィンとしてシクロペンテン、シクロドデセンまたは1,5,9−シクロドデカトリエンを使用することに与えられる。好ましい具体例において、本発明は、それゆえ、オレフィンが、シクロペンテン、シクロドデセン、および1,5,9,−シクロドデカトリエンからなる群から選択される上記記載のケトンを調製する方法に関する。
比較例ニトロベンゼンにおける二つの吸着/脱着
NOxの容積で約1500ppmからなり、かつアジピン酸プラントからのオフガスで操作されている硝酸プラントのオフガスは工程DeNOxにおける窒素酸化物の最初遊離である。
このようにして得られる(2kg/h)気体混合物が、25バールに圧縮され、かつ吸着カラムA1(直径=80mm、高さ=1800mm、ワイアーメッシュパッキン(Kuhni Rombopak 9M)で満たされ)に35℃でニトロベンゼンに吸着されている。A1から N2O−混入物を含むニトロベンゼンが次にフラッシュ容器A2に35℃で1.1バールに圧縮される。A1およびA2を通して巡回路において、ニトロベンゼンの200kg/hが巡回される。
第一の吸着器から得られた気体混合物G−1が、再び25バールに圧縮され、かつ第二の吸着カラムB1(直径=30mm、高さ=1800mm、ワイアーメッシュパッキン(Kuhni Rombopak 9M)で満たされている。B1から得られたN2Oを含むニトロベンゼンがフラッシュ容器B2に35℃で1.1バールに圧縮される。これは気体混合物G−2の結果とされる。B1およびB2を通しての巡回において、ニトロベンゼンの2kg/hが巡回される。
Figure 2009516633
装置B1およびB2において気体相における N2Oの高い濃度、かつ燃えやすい有機溶媒ニトロベンゼンの存在のために、これらの装置は安全点見解から臨界である。工程B1およびB2の安全操業を確保するために、これらは、除外すること、痛められていないことのできない発火の生き残りのために1000バールに急増する圧力に抵抗するために工夫されなければならないだろう。
ニトロベンゼンにおける吸着/脱着および水における吸着/脱着
NOxの容積で約1500ppmからなり、かつアジピン酸プラントからのオフガスで操作されている硝酸プラントのオフガスは、工程DeNOxにおける窒素酸化物の最初遊離である。
このようにして得られる(2kg/h)気体混合物G−0が、25バールに圧縮され、かつ実施例1と同じ吸着カラムに35℃でニトロベンゼンに吸着される。上のように、気体混合物は、25バールに圧縮され、かつ吸着カラムB1()に35℃で水に吸着される。吸着カラムB1(直径=70mm、高さ=1800mm、ワイアーメッシュパッキンで満たされている)に35℃で水に吸着されている。B1およびB2を通しての巡回路において、112kg/hの水が巡回される。B1からのN2O−混入物を含む水がつぎにフラッシュ容器B2中で、35℃で1.1バールに圧縮される。この結果は、気体混合物G−2となる。
Figure 2009516633
水の含有量を無視すると、気体混合物G−2は、実施例1のそれに極めて似た組成を有する。けれども非有機溶媒が、第二吸着/脱着工程に存在する故、工程B1およびB2は、安全点の観点から容易に調節可能である。最大の圧力30バールのためにプラントを設計することは十分である。
本発明の方法は、このようにしてより低い主要なコストの形成およびより低い安全な技術の支出において明確な経済的有利性を与える。

Claims (10)

  1. 精製方法であって、少なくとも次の工程、即ち:
    A1 有機溶媒からの気体混合物G−0の吸着、
    A2 混入物を含む有機溶媒からの気体混合物G−1の吸着、
    B1 水中の気体混合物G−1の吸着、
    B2 混入物を含む水中からの気体混合物G−2の吸着
    の各工程を含む一酸化二窒素を含む気体混合物G−0を精製する方法。
  2. アジピン酸プラントおよび/またはドデカンジカルボン酸プラントおよび/またはヒドロキシルアミンプラントのオフガスで操業している一酸化二窒素を含む気体混合物G−0が、アジピン酸プラントおよび/またはドデカンジカルボン酸プラントおよび/またはヒドロキシルアミンプラントおよび/または硝酸プラントのオフガスである請求項1記載の方法。
  3. 有機溶媒が、トルエン、ニトロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼン、テトラデカンおよびジメチルフタレートからなる群から選択される請求項1または2記載の方法。
  4. 工程A1またはB1の吸着時の圧力が、10−35バールの範囲である、請求項1から3いずれかに記載の方法。
  5. 工程A1およびA2または工程B1およびB2または工程A1およびA2および工程B1およびB2が分割用壁を有するカラム内で行われる請求項1から4いずれかに記載の方法。
  6. 追加として以下の工程C、即ち
    C 気体混合物の窒素酸化物NOXの含有量を気体混合物の全容積にたいし最大0.5容積%に調整する、請求項1から5いずれかに記載の方法。
  7. 工程Cが、工程A1、A2、B1およびB2の前に行われる、請求項1から6いずれかに記載の方法。
  8. 得られる気体混合物G−2が、液化されている、請求項1から7いずれかに記載の方法。
  9. 請求項1から8の何れかの方法により得られる気体混合物のオレフィン酸化剤としての使用法。
  10. オレフィンが、シクロペンテン、シクロドデセンおよび1,5,9−シクロドデカトリエンからなる群から選択される、請求項9記載の使用法。
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