JP2009500449A - 結核菌殺菌活性が増大し臭気が減少した、酢酸塩およびアルコールを用いたグルタルアルデヒド消毒薬 - Google Patents

結核菌殺菌活性が増大し臭気が減少した、酢酸塩およびアルコールを用いたグルタルアルデヒド消毒薬 Download PDF

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Abstract

酢酸塩を加えたアルコールの添加は、グルタルアルデヒドの結核菌殺菌活性を予想外に増大させ、かつ高レベル消毒薬の製剤からグルタルアルデヒドの臭気を減少させた。

Description

発明の分野
本発明は、1999年1月26日付の本発明者による米国特許第5,863,547号に対する改良である。本発明は、グルタルアルデヒド高レベル消毒薬がマイコバクテリア(TB)、グラム陽性およびグラム陰性の植物性細菌、真菌、ならびにウイルスを20℃で10分間以内に殺菌するためには、アルコールおよび酢酸塩の両方の添加が必要であることを新たに発見するものである。さらに、グルタルアルデヒドの臭気は、アルコールおよび酢酸塩の組み合わせによって著しく抑制される。その結果、熱に影響されやすい医療用、歯科用、および獣医学用の再利用可能な装置の高レベルの消毒および/または滅菌用のグルタルアルデヒドベースの改良製剤のための、より急速な殺菌およびより少ない臭気が達成される。本発明者の以前の特許である1999年1月26日付の米国特許第5,863,547号の開示は、参照により組み入れられる。
発明の背景
多くの医療用装置は、熱に影響されやすいポリマー材料、接着剤、ガラスレンズおよび電子部品から造られる。このような装置の例は、胃内視鏡、結腸鏡、膀胱鏡、関節鏡、経食道的で鞘状の探索子、ならびに麻酔および呼吸器治療の設備である。これらの熱に影響されやすい装置は、非常に高価であり、したがって通常は、ある患者から別の患者へ再利用され、また、蒸気や乾熱によって滅菌することができない。従って、これらの熱に影響されやすい装置は、液体の化学的消毒薬で最も高レベルで消毒される。高レベル消毒薬は、比較的短い曝露によって、グラム陽性およびグラム陰性の植物性細菌、ヒト型結核菌などのマイコバクテリア、真菌、ならびに全種類のウイルスを殺菌することが可能であり、かつまた、曝露時間をよりずっと長くすることによって、表面上で乾燥している多数の細菌芽胞を殺菌することも可能である。
医療用装置の消毒に利用できる高レベル殺菌性の化学物質は、グルタルアルデヒド、オルトフタルアルデヒドおよびホルムアルデヒドなどの他のアルデヒド、過酢酸、次亜塩素酸、ならびに二酸化塩素である。これらの化学物質は全て、高レベル消毒薬として重大な制限を有する。グルタルアルデヒドは、公認分析化学者協会(AOAC)の殺芽胞試験966.04により測定されたように、106個のマイコバクテリアを殺菌するのに25℃で約45分を要し、かつ細菌芽胞を殺菌するのに25℃で約10.0時間を要する。これらは、実際には適宜減少されることの多い非実用的な曝露時間および温度である。グルタルアルデヒドには、臭気封じ込めおよび排気のための特別な設備が必要となる深刻な臭いおよび増感の問題がある。ホルムアルデヒドは、不快な臭いを有する公知の発癌物質である。オルトフタルアルデヒドは比較的無臭である蒸気を有するが、その蒸気は患者およびスタッフを感作し得る。一部の患者およびスタッフは、オルトフタルアルデヒドに感作されて、彼らが嗅ぐことができなかった臭気への繰り返された曝露に対してアナフィラキシーショックを起こした。AOAC殺芽胞試験966.04では、オルトフタルアルデヒドは細菌芽胞を殺菌するのに約32時間を要する。オルトフタルアルデヒドは比較的不溶性で、そのため、表面から洗い落とすのが困難である。アルデヒドは通常、14〜30日間使用および再利用されうる。過酢酸は、機械の中に封じ込めねばならない刺激の強い臭いを有し、かつ、製品は50℃〜56℃の温度で用いられる。50℃〜56℃の比較的高い温度で使用される酸化性過酢酸の組み合わせは、一部の接着剤およびポリマー材料に対して損傷を与える可能性がある。過酢酸、次亜塩素酸、および二酸化塩素などの酸化性化学物質は全て不安定であり、そのため使い捨て製品であるか、または、デイユース(day-use)製品である。
したがって、実用的な曝露時間内および周囲温度で消毒することができ、安全で検出可能な臭いを有し、かつ使用および再利用期間が数日間と手頃である、高レベル消毒薬が必要とされている。本発明者の従来の米国特許の目的は、第一の段階の改良に向けられていた。
以前に、本発明者らは、比較的低い濃度のアルコールがグルタルアルデヒドのマイコバクテリア殺菌活性を増大させるということを発見した(米国特許第5,863,547号(特許文献1))。しかしながら、本特許は、酢酸塩の添加を回避することを特に教示した(段落2、28〜30行目)。現在、更なる研究によって、20℃で10.0分間などの非常に迅速かつ実用的な曝露時間および温度でグルタルアルデヒドのマイコバクテリア殺菌活性を最適化するために、アルコールと組み合わせた酢酸塩が必要であるということが発見された。さらに驚くべき発見は、グルタルアルデヒドの臭気が、適正な濃度のアルコールおよび酢酸塩の存在によって著しく減少したということであった。
酢酸塩の添加により、活性化されていないグルタルアルデヒド溶液のpH値は約6.5まで増加した。グルタルアルデヒドにとって安定なpH値は、約pH 3.5〜4.5である。6.5のpH値のために、活性化されていない製剤のグルタルアルデヒド濃度は、約9〜12ヵ月の倉庫保管の期間にわたってゆっくりと減少した。そのため、例えば12ヶ月の保管後にグルタルアルデヒド濃度を少なくとも2.0%有し、その後14日間使用および再利用するためには、約3.5%のグルタルアルデヒド濃度で始める必要があった。新たに掃除された湿った装置は若干の水を消毒薬中に持ち込むため、および、新たに消毒された装置は洗い落とされるべき若干のグルタルアルデヒドを伴うため、消毒薬の反復使用によって偶発的にグルタルアルデヒド濃度が希釈される。また、使用および再利用する14日間の間に起こる偶発的な希釈によって、使用および再利用に起因する偶発的な希釈の後に約15%のアルコールを有するために、いくらかより高い、すなわち最大で約26%のアルコールを用いて開始する必要がある。また酢酸塩も、14日間の使用および再利用の後に約5%の最小有効濃度を維持するために、約8%というより高い濃度で開始しなければならない。本明細書で使用される有効濃度とは、約14日間の使用および再利用後の濃度を意味する。
発明者自身の先の米国特許第5,863,547号の製剤に関していくつかの重要な様式で改良を行うことが、本発明の主な目的である。第1に、抗微生物殺菌の速度を増大させるための様式;第2に、例えば14日間の使用および再利用の後でも最小有効濃度を維持するように製剤を改変するための様式;第3に、3%〜8%の濃度で酢酸塩を添加することによる、殺菌の速度および消毒薬の効果を増大させるための様式;ならびに、第4に、存在する酢酸塩および存在するアルコールの組み合わせによってグルタルアルデヒド臭気の強烈な臭いを驚くほど減少させることによる様式。
この主な目的およびその他を達成する方法または様式は、本発明の以下の説明から明らかになると考えられる。
米国特許第5,863,547号
発明の簡単な概要
本発明は、例えば周囲温度で10.0分以内に、熱に影響されやすい医療用装置を素早く消毒することができて、かつさらに、グルタルアルデヒドの臭気は検出可能であるが比較的少ない、高レベル消毒薬製剤を説明する。本製剤は、利用時にその全てがアルカリ性緩衝液システムによりpH値7.3〜7.9へと緩衝される、グルタルアルデヒド(2.0%〜5.0%)、およびアルコール(5%〜26%)、および酢酸塩(3重量%〜8重量%)を含有する。このことが、14日間の使用および再利用の期間にわたりグルタルアルデヒドを安定化させる。AOAC 殺芽胞試験 966.04によって測定された通り、20℃で6.0時間以内に、この製剤の最悪の場合の濃度は細菌芽胞を殺菌することができる。グルタルアルデヒドの濃度の減少からではなく、むしろアルコールおよび酢酸塩の存在のために、グルタルアルデヒドの臭気は75%も減少する。これらの発見は、実用的な曝露時間および温度を有する改良された高レベル消毒薬製剤を提供する。
好ましい態様の詳細な説明
グルタルアルデヒドは組成物の第1の成分であり、約2.0容量%〜5.0容量%の間の初期量で存在しうる。特に指定されない限り、本明細書におけるパーセントの範囲は容量によって表されている。好ましくは、グルタルアルデヒド濃度が、保管ならびに14日間の使用および再利用の間に2.0%以上の濃度で維持され得るように、グルタルアルデヒドの出発濃度は3.5容量%である。酢酸塩は、製剤の保管pH値を約6.5に増加させる。グルタルアルデヒドは、約3.5〜4.5のpH値で最も安定である。pH 6.5で約12ヵ月の期間にわたる倉庫保管の間、グルタルアルデヒド濃度は段階的に減少する。そのため、倉庫保管ならびに14日間の使用および再利用後に有効な最小濃度を維持するために、より高濃度のグルタルアルデヒドを用いて開始することが必要である。グルタルアルデヒドは、組成物の主要な抗微生物活性を提供する。
アルコールは、組成物の第2の成分である。本発明で用いられる適切なアルコールは、メタノール、エタノール、およびイソプロパノール、ならびに他のアルコールを含む、直鎖および分岐鎖の水混合性アルコールである。イソプロパノールおよびエタノールが好ましい。
アルコールは、約5容量%〜約26容量%の間の濃度で存在する。好ましいアルコール濃度は、24〜26容量%である。このアルコール濃度によって、例えば2.0%グルタルアルデヒドの結核菌殺菌活性は著しく増大する。アルコール単独は5容量%〜20容量%で結核菌殺菌性を有さず、2.0%グルタルアルデヒドもまた、20℃で、実用的な曝露時間である10分以内では、結核菌殺菌性を有さない。しかしながら、例えば2.0%のグルタルアルデヒドと組み合わせた5.0容量%〜26容量%のアルコールは、20℃で10分以内に急速に結核菌殺菌性を示す。酢酸塩を含むグルタルアルデヒドの結核菌殺菌活性がさらに増大することにより、製剤におけるグルタルアルデヒドの濃度を下げることが可能になる。
イソプロピルアルコールは、組成物の好ましい第2の成分であって、24容量%〜26容量%の間の好ましい初期量で存在してもよい。イソプロピルアルコールは、倉庫保管の間、安定なままであると考えられる。消毒薬が14日間使用および再利用される場合、若干のアルコールが蒸発し、かつ、湿った設備から水が消毒薬中に持ち込まれるため若干のアルコールが偶発的に希釈され、かつ、新たに消毒された設備は洗い落とされるべきアルコールを伴うと考えられる。従って、14日間の消毒薬の使用および再利用の後、少なくとも15%のアルコールを有するために、例えば約26%の初期容量のアルコールを用いて開始することが必要である。酢酸塩と組み合わせた好ましいイソプロピルアルコールは、グルタルアルデヒドの結核菌殺菌活性を著しく増大させ、かつアルコールはまた、組み合わせなければ添加された界面活性剤から生じるであろう組成物の発泡も抑制する。
酢酸塩、好ましくはカリウム酢酸塩またはナトリウム酢酸塩は、組成物の第3の成分であり、最初は約3重量%〜8重量%で存在してもよい。酢酸塩は、倉庫保管の間安定である。14日間消毒薬を使用および再利用した後で、好ましい有効な最小濃度である少なくとも5%を有するために、酢酸塩を約8重量%で始めることが必要である。アルコールと組み合わせた酢酸塩は、グルタルアルデヒドの結核菌殺菌活性を著しく増大させる。酢酸塩はまた、組成物の殺芽胞活性を増大させる。またアルコールを加えた酢酸塩は、驚くべきことにグルタルアルデヒドの臭気を抑制するが、これは当然ながら所望される。
緩衝液、好ましくはリン酸緩衝液は、本消毒薬製剤の第4の成分である。グルタルアルデヒドは、使用および再利用の間の約14日間、約pH 7.3〜7.9に緩衝された本組成物において安定である。リン酸塩以外の緩衝液、例えば、重炭酸塩緩衝液は、それで活性化された消毒薬のグルタルアルデヒド濃度の約40%の減少を引き起こす。結果的に、リン酸塩が好ましい。使用および再利用の14日間、活性化されたグルタルアルデヒド濃度を安定な状態に維持させることは組成物にとって価値がある。使用および再利用の14日間のこの化学的安定性は、組成物が別の緩衝液によって緩衝された場合よりもさらに、任意の所与の時間でグルタルアルデヒドに抗微生物活性を提供する。緩衝液の量は、4g/リットル〜7g/リットルである。
好ましい組成物においては、本発明者の先の特許の組成物にあるように、界面活性剤が存在する。好ましい界面活性剤濃度は、0.0025重量%〜0.01重量%である。適切な界面活性剤は決定的ではなく、かつ基本的に、参照として本明細書に組み入れられる本発明者の先の特許において列挙されるのと同じ界面活性剤を使用してもよい。
概して、グルタルアルデヒド 2%〜5%、アルコール 5%〜26%、酢酸塩 3重量%〜8重量%、リン酸緩衝液で活性化された低発泡性で非イオン性の界面活性剤 0.0025重量%〜0.01重量%のこの組み合わせにより、芽胞を形成しない全微生物を周囲温度で10.0分以内に殺菌し、培養培地を含む表面上で乾燥した細菌芽胞を周囲温度で6.0時間以内に殺菌し、不快ではないが検知可能であるため安全に回避される臭いを有し、熱に影響されやすい設備で最長14日間まで安全かつ経済的に使用することができる、高レベル消毒薬が提供される。したがって、これにより本発明の目的は成し遂げられる。
以下の実施例はさらなる例示のために提供されるが、必ずしも発明を限定するものではない。成分および成分の添加の範囲の両方に対する変更が、本発明の趣旨と範囲から逸脱することなくなされてもよいことは言うまでもない。言い換えれば、実施例は例示的であるが、本発明の範囲を制限するものではない。
実施例1
本発明の典型的な製剤は混合されたものであり、配合は以下の通りである。
Figure 2009500449
この製剤を実施例2で使用した。
実施例2
本実施例は、アルコール、好ましくはイソプロパノールおよび酢酸塩の両方が最適な結核菌殺菌活性のために必要であることを実証する。
本検討において、さまざまな製剤を、活性成分であるイソプロパノールおよびカリウム酢酸塩の存在下および非存在下で調製し、死滅率懸濁試験(rate of kill suspension test)においてマイコバクテリウム ボビス変種BCG (Mycobacterium bovis var. BCG)を殺菌する能力について試験した。5%(v/v)の熱不活性化された子牛血清を含む5(5.0)ml のM.ボビス変種GCG培養物を、実施例1の製剤45.0mlに20℃で添加した。2O℃で2.5、5.0、7.5、および10.0分後に、反応混合物の1.0mlを取り、中和回復培地(neutralizing recovery medium)9ml中で10倍段階希釈を行った。希釈液を0.45μメンブレンフィルターを通して濾過し、滅菌蒸留水で濯いだ。フィルターを、ペトリプレートのM7H9寒天上に置き、35±2℃で3〜4週間インキュベートした。コロニーを計数し、所与の曝露での反応フラスコ中の生存コロニー形成単位(CFU)の数を決定するために、適切な希釈係数で乗算した。市販されている材料であるCidex(登録商標)を、同様に25℃で5.0、10.0、20.0、および30.0分の曝露時間で試験した。
両方の検討において、2.4%のグルタルアルデヒド、15%のイソプロパノール、および5%のカリウム酢酸塩を含有する本発明の製剤は、Cidex(登録商標)を含む他の全ての製剤よりもM.ボビス変種BCGを速く殺菌した。同じ製剤を1.5倍希釈して約1.6%のグルタルアルデヒド、10%のイソプロパノール、および3.33%のカリウム酢酸塩としたものは、2番目に速くM.ボビス変種BCGを殺菌した。2.4%のグルタルアルデヒドおよび15%のイソプロパノール(カリウム酢酸塩なし)を含有する製剤は、2.4%のグルタルアルデヒドおよび5%のカリウム酢酸塩(イソプロパノールなし)を含有する製剤、およびCidex(登録商標)よりも、M.ボビス変種BCGをわずかに速く殺菌した。
両方の検討において、イソプロパノールおよびカリウム酢酸塩の両方を含む本発明の製剤(希釈なしおよび1.5倍希釈)は、これらの成分の1つを欠いている製剤、およびCidex(登録商標)より良好に機能した。従って、M.ボビス変種BCGの殺菌を著しく増強するために、イソプロパノールおよびカリウム酢酸塩が両方共に必要な成分であることが理解されうる。
本実施例2における上記結論に達するために必要な手順は、以下の通りであった。
マイコバクテリウム ボビス変種BCGの調製
新鮮なマイコバクテリウム ボビス変種BCGは、本試験の12ヵ月以内に入手した。M.ボビス変種BCGの培養物を、25×250mmのねじぶた式試験管内のM7H9寒天斜面上で35±2℃で21〜25日間培養した。これらは保存培養とされ、試験で使用するために3±2℃で冷蔵庫内に保存された。ブロス培養物はボルテックスミキサーで混合し、40 mlの組織ホモジナイザー中で5〜10ストロークで均質化した。熱不活性化された子牛血清を1部(1)、培養物19部に対し添加した(5%(v/v)の最終濃度)。
本発明製剤の調製
以下の製剤を調製し、試験した。
(1)2.4%のグルタルアルデヒド、15%のイソプロパノール、5%のカリウム酢酸塩、0.001%のケンアシッドブルー(keyacid blue)、0.0025%のラウレス(Laureth)-23、蒸留水を適量加えて100mlとする。pHをおよそ7.60に調整するために、黄色#5、NaH2PO4、およびNa2HPO4で活性化する。
(2)2.4%のグルタルアルデヒド、15%のイソプロパノール、0.001%のケンアシッドブルー、0.0025%のラウレス-23、蒸留水(カリウム酢酸塩なし)を適量加えて100mlとする。pHをおよそ7.60に調整するために、黄色#5、NaH2PO4、およびNa2HPO4で活性化する。
(3)2.4%のグルタルアルデヒド、5%のカリウム酢酸塩、0.001%のケンアシッドブルー、0.0025%のラウレス-23、蒸留水(イソプロパノールなし)を適量加えて100mlとする。pHをおよそ7.60に調整するために、黄色#5、NaH2PO4、およびNa2HPO4で活性化する。
(4)2.4%のグルタルアルデヒド、15%のイソプロパノール、5%のカリウム酢酸塩、0.001%のケンアシッドブルー、0.0025%のラウレス-23、蒸留水を適量加えて100mlとする。pHをおよそ7.60に調整するために、黄色#5、NaH2PO4、およびNa2HPO4で活性化する。2+1を合成硬水で希釈する。(1.6%のグルタルアルデヒド、10%のイソプロパノール、3.33%のカリウム酢酸塩)。
M.ボビス変種BCGの製剤(l)〜(4)への曝露
選択された製剤の45(45.0)mlを、250mlのエルレンマイヤーフラスコに入れ、20±l℃の温度の水浴に入れた。5.0%(v/v)の熱不活性化子牛血清を含む5(5.0)mlのM.ボビス変種BCG懸濁液を添加し、その溶液を撹拌して(swirled)混合した。20±l℃で2.5、5.0、7.5、および10.0分の曝露時間後、消毒薬/培養液の1.0mlを取り、1%のグリシンを含むデイ-エングレー(Dey-Engley)中和回復培地9ml部中へ1.0mlを加えて10倍段階希釈を行った。希釈液を0.45μmメンブレンフィルターを通して濾過し、およそ50 mlの滅菌蒸留水(SDIW)で濯いだ。フィルターは、ペトリプレートのM7H9寒天上に置かれた。プレートを、水の蒸発および長い培養期間中のプレートの乾燥を最小にするために通気口付きオートクレーブバッグ中で反転し、35±2℃で3〜4週間インキュベートした。M.ボビス変種BCGのコロニーは、計数されて、さまざまな時点(S)での反応フラスコ中のコロニー形成単位(CFU)の数を決定するために、適切な希釈係数で乗算された。
上記記載と同様に、1.5%グルタルアルデヒドまで希釈されるCidex (登録商標)溶液を、25±1℃で5、10、20、および30分の曝露時間を用いてM.ボビス変種BCGに対して試験した。全試験は、繰り返された。
中和のバリデーション
試験用濃度(test-strength)消毒薬の2種の10倍段階希釈は、中和回復培地9ml中へ1.0ml加える、というようにして行った。各希釈管は、1.0mlの回復ブロス中に約200 CFUのM.ボビス変種BCGを有した状態で封をした。周囲温度で10分経過後に、希釈物を、0.45μmメンブレンフィルターを通して濾過し、約50mlのSDIWで濯いだ。フィルターは、ペトリプレートのM7H9寒天上に置かれた。
数の比較のため、約200 CFUのM.ボビス変種BCGが、中和回復培地の2つの管に添加された。周囲温度で10分経過後に、その溶液を0.45μmメンブレンフィルターを通して濾過し、約50mlのSDIWで濯いだ。フィルターは、ペトリプレートのM7H9寒天上に置かれた。
プレートを、通気口付きオートクレーブバッグ中で、35±2℃で3〜4週間インキュベートした。全てのプレート上で、同程度の数の回復過程による消毒薬およびフェノールの中和を検証した。
反応フラスコ(S0)におけるM.ボビス変種BCGの初発数の決定
試験培養物を、反応フラスコにおけるCFUの初発数を決定するためにアッセイした。45 mlのSDIWに対し5(5.0)mlのM.ボビス変種BCGを添加し、撹拌して混合した。1(1.0) mlを取り、中和回復培地9 ml部中へ入れて10倍段階希釈を行った。3セットの希釈物を作製した。3〜6つの希釈物を、0.45μmメンブレンフィルターを通して濾過し、およそ50 mlのSDIWで濯いだ。フィルターを、ペトリプレートのM7H9寒天上に置き、通気口付きオートクレーブバッグ中で35±2℃で4〜5週間インキュベートした。M.ボビス変種BCGコロニーを計数し、反応フラスコ(S0)中の初発CFUの数を決定するために、適切な希釈係数で乗算した。
両方の検討において、2.4%のグルタルアルデヒド、15%のイソプロパノールおよび5%のカリウム酢酸塩を含有する希釈していない製剤は、Cidex(登録商標)を含む他の全ての製剤よりもM.ボビス変種BCGを速く殺菌した。同じ製剤を1.5倍希釈して約1.6%のグルタルアルデヒド、10%のイソプロパノール、および3.33%のカリウム酢酸塩としたものは、2番目に速くM.ボビス変種BCGを殺菌した。2.4%のグルタルアルデヒドおよび15%のイソプロパノール(カリウム酢酸塩なし)を含有する製剤は、2.4%のグルタルアルデヒドおよび5%のカリウム酢酸塩(イソプロパノールなし)を含有する製剤、およびCidex(登録商標)よりも、M.ボビス変種BCGをわずかに速く殺菌した。
実施例3
本実施例は、さまざまなグルタルアルデヒド(GA)試験溶液について、空気上(蒸気)におけるグルタルアルデヒドの相対的な濃度を測定する試験を示す。
等しい1.0L容量の、(1)1.0、2.0、および2.5%のGA水溶液、(2)25%のIPAに加えて1.0、2.0、および2.5%のGA水溶液、(3)Cidex(登録商標)活性化ジアルデヒド溶液(2.5%のGA)、(4)本発明物(3.0%のGA + 25% IPA、加えて8%の酢酸塩)、ならびに(5)製剤IV(2.5%のGA + 20% IPA、加えて8%の酢酸塩)を、5.0ガロンのガラス水差しの一番底に入れた。水差しは栓をされ、かつ栓には、空気ポンプに接続したより長いガラス管、および沸騰石(airstone)入りのMBTHの溶液に接続したより短いガラス管を有する、2つの異なるサイズのガラス管が付けられた。1.0時間空気で飽和させた後、一定の体積の空気を、ガラス水差しのヘッドスペースを通して汲み出し、50.0mlの0.5% 3-メチル-2-ベンゾチアゾリノン(MBTH)の溶液に捕捉させ、5.0分間保持させ、20.0ml 1.75%の酸化剤(塩化鉄(III)六水和物およびスルファミン酸)を添加し、1.0時間保持させ、そして、結果として生じる色の吸光度を測定した。緑/青のさまざまな強度をGAの濃度の関数として変換するため、GAをこれらの溶液と反応させた。測定値は、1.0Lのさまざまな試験溶液によって放出される場合の空気(蒸気)中のGAの濃度を決定するために、直接的におよび標準曲線に対して比較された。本結果から、酢酸塩が存在する場合に臭気を抑制することが示された。
アルコールおよび酢酸塩が存在する本発明の製剤から放出されるグルタルアルデヒド蒸気は、Cidex(登録商標)溶液より一貫して著しく少なかった。例えば、名目上、3%のグルタルアルデヒド、25%のイソプロパノールアルコール、および8%のカリウム酢酸塩であった製剤、ならびに名目上、2.5%のグルタルアルデヒド、20%のイソプロパノールアルコール、および8%のカリウム酢酸塩であった製剤から放出されるグルタルアルデヒド蒸気は、それぞれ、Cidex(登録商標)(2.5%のグルタルアルデヒド)によって放出されるグルタルアルデヒド蒸気より65〜80%および78〜85%少ない。本検討は、従って、本発明物(グルタルアルデヒド + イソプロパノール + 酢酸塩)からのグルタルアルデヒドの臭気が、Cidex(登録商標)(グルタルアルデヒドのみ)からの臭気より少ないことを実証する。また、グルタルアルデヒド + イソプロパノールに対して、グルタルアルデヒドのみからのグルタルアルデヒド臭気は同様のレベルである。本結論は、酢酸塩がグルタルアルデヒドの臭気を何らかの形で抑制しているということである。
上記のデータおよびそこから到達した結論は、本発明がその明示された主な目的の少なくとも全てを成し遂げることを明らかにする。

Claims (9)

  1. pH約7.3〜約7.9で活性化され、水性で、室温において低臭気である、消毒薬および/または滅菌水ベースの溶液であって、以下を含む溶液:
    約2.0容量%〜約5.0容量%のグルタルアルデヒド;
    メタノール、エタノール、およびイソプロパノールからなる群より選択される、約5.0容量%〜約26.0容量%のアルコール;
    グルタルアルデヒドと相溶性の緩衝液の有効量;ならびに
    約3重量%〜約8重量%の酢酸塩。
  2. アルコール濃度が24容量%〜約26容量%である、請求項1記載の水性の消毒液および/または滅菌液。
  3. 緩衝液がリン酸緩衝液である、請求項1記載の水性の消毒液および/または滅菌液。
  4. 0.0025重量%〜0.01重量%の濃度である、非イオン性、陽イオン性、および陰イオン性の界面活性剤からなる群より選択される界面活性剤をさらに含む、請求項1記載の水性の消毒液および/または滅菌液。
  5. 界面活性剤が非イオン性界面活性剤である、請求項4記載の水性の消毒液および/または滅菌液。
  6. 殺菌を増強し、水ベースのグルタルアルデヒド消毒薬溶液の臭気を減少させる方法であって、約5容量%〜約26容量%の濃度の直鎖または分岐鎖の低級アルコール溶液を、3重量%〜8重量%の酢酸塩と組み合わせて用いる段階を含む、方法。
  7. 以下を含む消毒薬キット:
    約2容量%〜約5容量%のグルタルアルデヒド、ならびにメタノール、エタノール、およびイソプロパノールからなる群より選択される約5容量%〜約26容量%のアルコール、ならびに約3重量%〜約8重量%の酢酸塩を含み、最長12ヵ月間安定である保存可能な溶液の第1の容器;
    4g/l〜7g/lの濃度を提供するため、および第1の容器と組み合わせる場合に7.3〜7.9のpHを提供するために十分な量のリン酸緩衝液の第2の容器;ならびに
    最長14日間安定である実用的な消毒液を提供するために該第1および第2の容器を混合することについての取扱説明書。
  8. 酢酸塩が約8重量%である、請求項2記載の水性の消毒液および/または滅菌液。
  9. 以下を含む消毒薬キット:
    約2容量%〜約5容量%のグルタルアルデヒド、ならびにメタノール、エタノール、およびイソプロパノールからなる群より選択される24容量%〜約26容量%のアルコール、ならびに約8重量%の酢酸塩を含み、最長12ヵ月間安定である保存可能な溶液の第1の容器;
    4g/l〜7g/lの濃度を提供するため、および第1の容器と組み合わせる場合に7.3〜7.9のpHを提供するために十分な量のリン酸緩衝液の第2の容器;ならびに
    最長14日間安定である実用的な消毒液を提供するために該第1および第2の容器を混合することについての取扱説明書。
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