JP2010526816A - 抗菌性組成物並びにそれを製造及び使用する方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は慨して、抗菌性製剤並びにそれを使用及び製造する方法に関する。本発明の製剤は、グラム陰性菌及びグラム陽性菌の両方に対して効力を有する広域スペクトル抗細菌剤として、エンベロープウイルス及び非エンベロープウイルスの両方に対して効力を有する抗ウイルス剤として、並びに微生物の栄養型及び胞子型の両方、及び生物膜に対して効力を有する抗真菌剤として有効である。本発明は少なくとも1つの界面活性剤、少なくとも1つの酸、少なくとも1つの過酸化物(好ましくは過酸化水素)、過酢酸、及び水を有する抗菌性組成物を包含する。本発明の抗菌性製剤は有機塩をさらに含有し得る。該有機塩は製剤に使用されるものと同じ酸の塩であっても、又は異なる酸の塩であってもよい。本発明の組成物を製造及び使用する方法が開示される。
Description
本発明は抗細菌性、抗ウイルス性、抗真菌性、滅菌性(sterility)、及び殺***性を有し、鉄金属に対して腐食性でない化学製剤、並びに該製剤を製造及び使用する方法に関する。
[関連出願の相互参照]
本願は、2006年5月2日付で出願された米国特許出願第11/381,269号明細書(その内容全体が参照により本明細書中に援用される)の一部継続出願である。
本願は、2006年5月2日付で出願された米国特許出願第11/381,269号明細書(その内容全体が参照により本明細書中に援用される)の一部継続出願である。
微生物、例えば細菌、ウイルス、及び真菌(例えばカビ等の栄養型及び胞子型の両方)は、現代社会において疾患及び汚染の主な原因となっている。これらの微生物の増殖を制御することの必要性は、公衆衛生を維持し、且つ(as III as)コストのかかる商業上及び産業上の汚染を低減するうえで最重要である。細菌の場合、感染及び汚染は、グラム陽性菌(例えば黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aurous))及びグラム陰性菌(例えば大腸菌(Escherichia coli))の両方によって引き起こされる。多くの抗細菌剤は、その効力がこれら2つの細菌群の一方のみに限られている。さらに、既知の抗ウイルス剤は多くの場合、エンベロープウイルス又は非エンベロープウイルスの一方にしか(両方ではない)有効でない。本明細書中で使用される場合、用語「抗菌剤」及び「抗菌性組成物」とは抗細菌性、抗ウイルス性、抗真菌性、滅菌性、殺***性、殺生物性、除菌性(disinfectant)、清浄性(sanitizing)、消毒性(antiseptic)、及び/又は防カビ性(mildewicidal)の薬剤及び組成物を意味するが、これらに限定されない。
多数の抗菌剤が存在するが、その多くに、安定性及び/又は効力の低下に関する懸念から、長期輸送用の製剤に化合することができないというさらなる制限がある。したがって、広域スペクトル活性を有する安定的且つ効率的な抗菌性製剤が長年にわたって必要とされてきたが、それに加えて、抗菌剤が接触する表面及び基体の完全性を損なうか、減じるか、又は失わせることのない抗菌性製剤が長年にわたって必要とされている。このため、広域スペクトル効果、速い殺菌速度、安定性、及び特に鉄金属に対する非腐食性という4つの特徴が、抗菌剤の特徴として非常に所望されている。しかしながら、これまで、助剤の使用なくしてはこれらの特徴は達成不可能であった。助剤は抗菌性製剤を複雑にし、また多くの場合互いに拮抗し合うため、結果として、抗菌剤が不活性化されたり抗菌剤の安定性が制限されたりしていた。
非常に効率的且つ広域スペクトルの抗菌剤を達成するためには、多くの場合、ペルオキシ化合物が製剤に含まれる。これらのペルオキシ化合物は過酸化水素、アルキル過酸化物、過酸エステル、過炭酸塩、過硫酸塩、及び過酸を含む。Hei et al.の特許文献1(その全体が参照により本明細書中に援用される)では、有効な抗菌剤の広範なレビューが提供されている。
ペルオキシ化合物は有害な微生物を根絶するうえで有効であるが、金属、特に鉄金属に対して腐食性である。外科用装置及び歯科用装置、内視鏡、カテーテル、並びに手術室等の多くの表面、物品、及び機器は、鉄、スチール、及び様々なグレードのステンレス鋼等の鉄金属を含有する成分から成るか、又はそれを含んでいるため、これは重大な欠点である。このため、抗菌剤による鉄金属の腐食は許容し難い。抗菌性製剤中のペルオキシ化合物が明らかに有するこの腐食特性を克服するために、様々な種類の腐食防止剤もまた抗菌性製剤中に組み込まれている。Ehrhardt et al.の特許文献2(その全体が参照により本明細書中に援用される)では、様々な腐食防止のアプローチが広く記載されている。しかしながら、抗菌性製剤に腐食防止剤等の付加的成分を加えることは、不利益となり、組成物の抗菌効果に悪影響をもたらす可能性がある。これら他の成分は、単純さを損ない製剤の不均一性をもたらすか、抗菌剤の活性を阻害することで効力を損なうか、又は抗菌性製剤の安定性を低減し、可使時間を短くする可能性がある。
本発明者は広域スペクトル抗菌効果、速い殺菌速度、安定性、及び特に鉄金属に対する非腐食性という所望の特徴を有する製剤を発見した。本発明は慨して、抗菌性製剤並びにそれを使用及び製造する方法に関する。本発明の製剤は、グラム陰性菌及びグラム陽性菌の両方に対して効力を有する広域スペクトル抗細菌剤として、エンベロープウイルス及び非エンベロープウイルスの両方に対して効力を有する抗ウイルス剤として、並びに微生物の栄養型及び胞子型の両方、及び生物膜に対して効力を有する抗真菌剤として有効である。
本明細書中で使用される場合、抗細菌剤(anti-bacterial)又は殺細菌剤(bactericide)とは、細菌を死滅させる物質を意味する。
本明細書中で使用される場合、消毒剤とは感染、敗血症、又は腐敗の可能性を低くするために、生体組織又は皮膚に適用される抗菌性物質を意味する。
本明細書中で使用される場合、抗ウイルス剤(anti-viral)又は殺ウイルス剤(viricide)は、体外のウイルスを「死滅させる」物質、すなわち確実にウイルスを不活性化又は破壊する消毒剤である。
本明細書中で使用される場合、抗真菌剤(anti-fungal)又は殺真菌剤(fungicide)は、真菌を死滅させる、及び/又はその拡散を防止する物質である。
本明細書中で使用される場合、殺胞子剤は胞子を破壊する物質である。
本明細書中で使用される場合、防カビ剤はカビを死滅させる物質である。
本明細書中で使用される場合、殺生物剤は様々な形態の生物を死滅させることが可能な物質である。殺生物剤は医学、農学、林学、及び蚊駆除等の分野で使用され得る。殺生物剤としては、(1)殺真菌剤、除草剤、殺虫剤、殺藻剤、殺軟体動物剤(moluscicides)、殺ダニ剤、及び殺鼠剤(rofenticides)を含む農薬、及び/又は(2)殺菌剤、抗生物質、抗細菌剤、抗ウイルス剤、抗真菌剤、抗原虫剤、抗寄生虫剤、及び殺***剤を含む抗菌剤が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書中で使用される場合、滅菌剤は胞子を含む全ての生活型の微生物を排除することが可能な抗菌性物質である。
本明細書中で使用される場合、除菌剤は、微生物を破壊するために非生物対象に適用される抗菌性物質であり、このプロセスは除菌として知られる。
本明細書中で使用される場合、清浄薬(sanitizer)又は清浄剤(sanitizing agent)は、生物対象及び非生物対象の両方に適用することができ、適用可能な状況にある標的微生物の99.9%超を死滅させる抗菌性物質である。
本明細書中で使用される場合、用語「抗菌効果のある量」とは、本発明の組成物が適用される病原菌の相当数を死滅させるか、又はその増殖を遅らせて、病原菌による影響を所望の程度にまで低下させるのに十分な本発明の組成物の量を意味する。
本明細書中で使用される場合、重量パーセントで表される全ての量は組成物の総重量の重量パーセントに基づく。
本発明は、少なくとも1つの界面活性剤、少なくとも1つの酸、少なくとも1つの過酸化物(好ましくは過酸化水素)、過酢酸、及び水を有する抗菌性組成物を包含する。本発明の抗菌性製剤は有機塩をさらに含有し得る。該有機塩は製剤に使用されるものと同じ酸の塩であっても、又は異なる酸の塩であってもよい。より詳細には、本発明者は、約0.02重量%〜約50重量%の濃度で存在する少なくとも1つの界面活性剤、最大約20重量%の濃度で存在する少なくとも1つの酸又は酸塩(acid salt)、最大約20重量%の濃度で存在する少なくとも1つの過酸化物、最大約30重量%の濃度で存在する少なくとも1つの過酸を含み、残りが水である抗菌性組成物を発見したが、ここで抗菌剤の量は25mm〜70mmの抑制域をもたらし、組成物が最大2000倍の水希釈率で黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)ATCC 6538、大腸菌ATCC 8739、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)ATCC 9027、及びカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)ATCC 10231の各々に対してプレート殺菌性(Plate Cidality)を示すのに有効であり、且つ組成物はCPE陽性である。
本発明の一実施の形態の重要な特徴は、抗菌性製剤の、それぞれ独立した腐食性を有する3つの成分の使用に関する。本発明に従ってこれらを正確に抗菌性製剤へと化合させることにより、特に鉄金属に対して非腐食性の非腐食性製剤が得られ、この製剤は広域スペクトル抗菌効果を有し、殺菌速度が速く、且つ安定性を有する。
第1の実施の形態において、本発明者は、本発明の効率的で、即効性があり、安定で、且つ非腐食性の抗菌性製剤は、界面活性剤、酸又は酸塩、過酸化物、及び過酸を合わせることによって調製することができることを発見したが、ここで広域スペクトルの、即効性があり、安定で、且つ特に鉄金属に対して非腐食性の抗菌性製剤が得られる製剤中の酸:過酸化物:過酸の比率は決まっている。本発明の製剤を調製する手順は本明細書中に記載する。
さらに別の実施の形態において、本発明者は、本発明の効率的で、即効性があり、安定で、且つ非腐食性の抗菌性製剤は、界面活性剤、酸又は酸塩、及び過酸化物を初めに室温よりも高い温度で約30分間加熱した後、室温に冷却することで調製され得ることを発見した。その後に過酸を製剤に化合させる。最小の製剤中の酸:過酸化物:過酸の比率でも、スペクトルが広く、即効性を有し、安定で、且つ非腐食性の抗菌性製剤が得られる。この製剤を形成する手順を同様に本明細書中に記載する。
本発明は、広域スペクトルの、殺菌速度が速い、安定な、且つ一実施形態では特に鉄金属に対して非腐食性である抗菌性組成物に関する。この組成物は、少なくとも1つの界面活性剤、少なくとも1つの酸、少なくとも1つの過酸化物、少なくとも1つの過酸、任意で水、及び任意で低分子量アルコールを含む。本明細書中で使用される場合、「低分子量アルコール」とは、アルキル基が1個〜8個の炭素原子を含有するアルキルアルコールを意味する。具体的な例はブチルアルコール、プロピルアルコール、エチルアルコール、メチルアルコール、及びブチルセロソルブ(butyl cellusolve)を含む。本発明の抗菌性製剤は有機塩をさらに含有し得る。有機塩は製剤に使用されるものと同じ酸の塩であっても、又は異なる酸の塩であってもよい。
本発明の抗菌性製剤には界面活性剤が含まれる。本発明の製剤に用いられる界面活性剤は、アニオン性であっても又は非イオン性であってもよい。好ましいアニオン性界面活性剤は、以下の化合物群の成員である:アルキル硫酸塩、アルキルエトキシ化硫酸塩、アルキル芳香族スルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルエトキシ化スルホコハク酸塩、ジアルキルエトキシ化スルホコハク酸塩。具体例としては、ラウリル硫酸ナトリウム(sofium)、ラウリルエトキシ硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼン(dofecylbenzene)スルホン酸ナトリウム、2−エチルヘキシルスルホコハク酸二ナトリウム(disofium)、ラウリルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルエトキシスルホコハク酸ナトリウムが挙げられる。
好ましい非イオン性界面活性剤は、以下の化合物群の成員である:アルキルエトキシレート、アルキルアリールエトキシレート、直鎖と分岐との両方のエチレンオキシド/プロピレンオキシドジブロック及びトリブロック界面活性剤。具体例としては、第2級アルコールエトキシレート(Tergitol(商標)15−S−40)、ラウリルエトキシレート(12)、オクチルフェノールエトキシレート7.5(Triton(商標)X−114)、ノニルフェノールエトキシレート、アルキルエトキシレート(Plurafac(登録商標)界面活性剤)が挙げられる。
本発明において使用され得る特に好ましい界面活性剤には、BASF Corporationから入手可能なPluronic(登録商標)ポリオール、Pluronic(登録商標)Rポリオール、Pluronic(登録商標)F−38ポリオール、Pluronic(登録商標)F−88、ポリオール、Tetronic(登録商標)ポリオール、Tetronic(登録商標)Rポリオールが含まれる。これらの好ましいブロック共重合体界面活性剤(直鎖と分岐との両方)は、分子量が約1000〜27000と様々であり、分子量が約800〜5000のプロピレンオキシドブロック部分を有し、またエチレンオキシド含量が約10%〜80%と様々である。界面活性剤は、ブロック共重合体界面活性剤に含有されるプロピレンオキシド及びエチレンオキシドの分子量及び量に応じて液体状、ペースト状、又は固体状であり得る。具体的な例としては、Pluronic(登録商標)L31、L43、L61、L121,F87、F108、F127;Pluronic(登録商標)R 10R8、17R8、25R5、31R4;Tetronic(登録商標)304、901、1102、1304、1502;Tetronic(登録商標)R 50R8、70R4、90R8、150R7が挙げられる。
非イオン性エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロック界面活性剤の大きなファミリーが存在し得るということは、特定の特性(例えば、水又は溶媒への溶解性、多様な有機化合物を溶解する溶媒の特性、湿潤性、起泡性、界面活性等)を有する非イオン性界面活性剤の選択の幅が相当に広がる。これらの特性はBASF Corporationにより「Pluronic Grid」と称される体系的な一覧にすることができるが、これにより(1)特定の用途に対する界面活性剤、又は(2)特定の属性又は特性を有する界面活性剤の選択が簡易化される。これらの非イオン性エチレンオキシド/プロピレンオキシド界面活性剤は多くの場合、「ポロキサマー」と称される。非イオン性界面活性剤、特にエチレンオキシド/プロピレンオキシドジブロック及びトリブロック型ポロキサマーは、過酸化物及び過酸等の非常に高反応性又は不安定な成分を含有する製剤において好適に使用できるが、これはこれらの界面活性剤が他の化合物と反応する電荷を有しないためである。また、エチレンオキシド/プロピレンオキシドジブロック及びトリブロック型ポロキサマー界面活性剤は特に、従来の界面活性剤とは違って臨界ミセル濃度値を有さず、代わりに凝集するため、反応性成分を容易に溶媒化又は安定化することができる。エチレンオキシド/プロピレンオキシドジブロック及びトリブロック型ポロキサマー界面活性剤のこの凝集性及び非反応性が、これらの界面活性剤をアルキルエトキシレート及びアルキルアリールエトキシレート等の他の従来の非イオン性界面活性剤との相違点である。このため、ポロキサマー界面活性剤は従来の非イオン性界面活性剤とは異なる特性を有する。例えば、ポロキサマーの凝集性及び非反応性は、ポロキサマーを皮膚及び眼に優しいものにし、また、刺激性が高いか、又は完全な刺激物である従来の界面活性剤に対し、刺激をより軽減することができる。
上に挙げた種類の界面活性剤は、単独で抗菌性製剤に使用してもよい。また、複数の界面活性剤を含む抗菌性製剤も同様に、本発明の範囲内にあると見なされる。上に挙げた界面活性剤の例は、本発明において使用することのできる界面活性剤の包括的なリストではない。上に挙げた様々なカテゴリーに含まれる付加的な成員及び変形物が当業者には認識される。かかる付加的化合物は本発明の範囲内にあると見なされる。
本発明において採用するのが好ましい抗菌剤は、非カチオン性抗菌剤である。非カチオン性抗菌剤はフェノール、ハロゲン化フェノール、ハロゲン化ジフェニルエーテル、ハロゲン化カルバニリド(carbonilides)、水溶性又は不水溶性のペルオキシ酸化剤、例えば過酸化物、過酸エステル、過酸、過炭酸塩、過硫酸塩、又はそれらの混合物であり得る。固体抗菌剤を本発明に組み入れることで、本発明の抗菌性製剤に持続的な効力が与えられる。
より具体的には、典型的な抗菌剤としては、以下のものが挙げられる:
フェノール類:
フェノール
キシレノール
2−ニトロフェノール
2−フェニルフェノール
ハロゲン化フェノール類:
2,3−ジクロロフェノール
2,4−ジクロロフェノール
ハロゲン化ジフェニルエーテル類:
トリクロサン
過酸化物:ジアシルペルオキシド、ジアルキルペルオキシド、ジペルオキシケタール、ヒドロペルオキシド、ケトンペルオキシド、ペルオキシエステル:
ジクミルペルオキシド
ラウロイルペルオキシド
デカノイルペルオキシド
ベンゾイルペルオキシド
コハク酸ペルオキシド
2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン
t−ブチルクミルペルオキシド
ビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン
ジ(t−アミル)ペルオキシド
ジ(t−ブチル)ペルオキシド
2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチル−3−ヘキシン
1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン
1,1−ジ(t−アミルペルオキシ)シクロヘキサン
n−ブチル−4,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)吉草酸塩
3,3−ジ(t−アミルペルオキシ)ブタン酸エチル
3,3−ジ(t−ブチルペルオキシ)酪酸エチル
クメンヒドロペルオキシド
t−ブチルヒドロペルオキシド
メチルエチルケトンペルオキシド
2,4−ペンタンジオンペルオキシド
及び過酸化水素
3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルペルオキシネオデカン酸塩(peroxyneofecanoate)
α−クミルペルオキシネオデカン酸塩
t−アミルペルオキシネオデカン酸塩
t−アミルペルオキシピバル酸塩
t−ブチルペルオキシピバル酸塩
2,5−ジ(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)−2,5−ジメチルへキサン
t−アミルペルオキシ−2−エチルヘキサン酸塩
t−ブチルペルオキシ−2−エチルへキサン酸塩
t−アミル過酢酸塩
t−ブチル過酢酸塩
t−ブチル過安息香酸塩
t−ブチルペルオキシ−3,5,5−トリメチルへキサン酸塩
過酸類:
過酢酸
ペルオキソ一硫酸
過塩素酸
過プロピオン酸(Perpropronic acid)
過安息香酸
m−クロロ過安息香酸
過硫酸塩類:
過硫酸ナトリウム
過硫酸アンモニウム
過炭酸塩類及び過ホウ素酸塩類:
ジ(n−プロピル)ペルオキシ二炭酸塩
ジ(sec−ブチル)ペルオキシ二炭酸塩
ジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシ二炭酸塩
炭酸ナトリウムペルオキシド
OO(t−アミル)−O−(2−エチルヘキシル)モノペルオキシ炭酸塩
OO(t−アミル)−O−イソプロピルモノペルオキシ炭酸塩
OO(t−ブチル)−O−(2−エチルヘキシル)モノペルオキシ炭酸塩
ポリ−t−ブチルペルオキシ炭酸塩
過ホウ素酸ナトリウム
フェノール類:
フェノール
キシレノール
2−ニトロフェノール
2−フェニルフェノール
ハロゲン化フェノール類:
2,3−ジクロロフェノール
2,4−ジクロロフェノール
ハロゲン化ジフェニルエーテル類:
トリクロサン
過酸化物:ジアシルペルオキシド、ジアルキルペルオキシド、ジペルオキシケタール、ヒドロペルオキシド、ケトンペルオキシド、ペルオキシエステル:
ジクミルペルオキシド
ラウロイルペルオキシド
デカノイルペルオキシド
ベンゾイルペルオキシド
コハク酸ペルオキシド
2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン
t−ブチルクミルペルオキシド
ビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン
ジ(t−アミル)ペルオキシド
ジ(t−ブチル)ペルオキシド
2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチル−3−ヘキシン
1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン
1,1−ジ(t−アミルペルオキシ)シクロヘキサン
n−ブチル−4,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)吉草酸塩
3,3−ジ(t−アミルペルオキシ)ブタン酸エチル
3,3−ジ(t−ブチルペルオキシ)酪酸エチル
クメンヒドロペルオキシド
t−ブチルヒドロペルオキシド
メチルエチルケトンペルオキシド
2,4−ペンタンジオンペルオキシド
及び過酸化水素
3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルペルオキシネオデカン酸塩(peroxyneofecanoate)
α−クミルペルオキシネオデカン酸塩
t−アミルペルオキシネオデカン酸塩
t−アミルペルオキシピバル酸塩
t−ブチルペルオキシピバル酸塩
2,5−ジ(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)−2,5−ジメチルへキサン
t−アミルペルオキシ−2−エチルヘキサン酸塩
t−ブチルペルオキシ−2−エチルへキサン酸塩
t−アミル過酢酸塩
t−ブチル過酢酸塩
t−ブチル過安息香酸塩
t−ブチルペルオキシ−3,5,5−トリメチルへキサン酸塩
過酸類:
過酢酸
ペルオキソ一硫酸
過塩素酸
過プロピオン酸(Perpropronic acid)
過安息香酸
m−クロロ過安息香酸
過硫酸塩類:
過硫酸ナトリウム
過硫酸アンモニウム
過炭酸塩類及び過ホウ素酸塩類:
ジ(n−プロピル)ペルオキシ二炭酸塩
ジ(sec−ブチル)ペルオキシ二炭酸塩
ジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシ二炭酸塩
炭酸ナトリウムペルオキシド
OO(t−アミル)−O−(2−エチルヘキシル)モノペルオキシ炭酸塩
OO(t−アミル)−O−イソプロピルモノペルオキシ炭酸塩
OO(t−ブチル)−O−(2−エチルヘキシル)モノペルオキシ炭酸塩
ポリ−t−ブチルペルオキシ炭酸塩
過ホウ素酸ナトリウム
本発明の抗菌性製剤は酸又は酸塩を含む。様々なカルボン酸を使用することができる。好ましくは、酸はジカルボン酸、又はトリカルボン酸、又はテトラカルボン酸、又はそれ以上、例えば(コ)ポリアクリル酸、(コ)ポリメタクリル酸、(コ)ポリマレイン酸等のポリカルボン酸、及び無水物である。好ましい酸には、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、フタル酸、テレフタル(terphthalic)酸、イソフタル酸、エチレンジアミン四酢酸、トリメリット酸、ヘミメリト酸、サリチル酸、及びクエン酸が含まれる。クエン酸及びフタル酸が好ましい酸であり、クエン酸三ナトリウム(trisofium citrate)、及びフタル酸一ナトリウム又はフタル酸二ナトリウム又はフタル酸カリウムが好ましい塩である。これらの酸は単独で、又は酢酸、プロピオン酸、乳酸、ギ酸、サリチル酸、又は安息香酸等のモノカルボン(monocarboxlyic)酸との組み合わせを含む2種以上の混合物として使用することができる。また、これらの酸のリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、及びアンモニウム塩(単塩(monosalts)又はカチオン性複塩(multiple cation salts)を本発明において使用することができる。酸塩を使用することで低水溶性の酸の溶解性を増大することができ、また本発明の製剤のpHを変化又は上昇させるために使用することができる。上に挙げた酸及び酸塩の例は、本発明において使用することのできる酸及び酸塩の包括的なリストではない。上に挙げた様々なカテゴリーに含まれる付加的な成員及び変形物が当業者には認識される。かかる付加的化合物は本発明の範囲内にあると見なされる。
また、本発明の製剤には湿潤剤が最大約3重量%の濃度で含まれ得る。例えば、フッ化炭素及びシリコーン系の湿潤剤等の市販の湿潤剤が特に有効である。
本発明の製剤には香料、着色剤、無機塩、無機酸、金属イオン封鎖剤(sequesterants)、有機溶媒、充填剤、レオロジー調整剤、及び増粘剤等の他の添加物も含まれ得る。先に示した様々な成分を含有する本発明の製剤は液体、粘稠液、液体(例えば液状せっけん)、ペースト状の混合物(例えば機械学に使用される強力せっけん)、又は半固体若しくは固体(例えば棒状せっけん)の形態であり得る。この形態は製剤の固形分によって異なり、本発明ではかかる形態の全てが意図される。しかしながら、本発明の組成物の形態は、その抗菌特性に影響しない。本発明の抗菌性製剤は調整された状態、又は水、水溶液、アルコール、又はアルコール溶液で約1倍〜1000倍に希釈して使用することができる。1個〜8個の炭素原子を有するアルコールを使用することができる。メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、ブチルセロソルブ、ネオペンチルアルコール、及びt−ブタノールが好ましいアルコールである。任意で、コロイド状スズ酸塩、ピロリン酸ナトリウム(sodium pyrophosph)、及び有機ホスホン酸塩等の過酸化物安定剤が本発明の組成物に含まれていてもよい。かかる形態の本発明の製剤は、以下の量で成分を有し得る。
本発明では、本発明者は、製剤成分の特定の比率により効力と、さらに驚くべきことに、組成物の鉄金属に対する腐食性の低下(lack)との両方が決定されることを見出した。クエン酸、並びにペルオキシ成分として過酸化水素及び過酢酸という具体例を使用すると、活性成分に関して以下の成分比率(重量%)が広域スペクトル効力を有し、殺菌時間が短く、安定で、且つ鉄金属に対して非腐食性の抗菌性製剤をもたらす。
上記比率は、過酢酸溶液に存在し得るいかなる過酸化水素に対しても補正されていない。本発明の抗菌性製剤の以下のリストに、活性クエン酸:過酸化水素:過酢酸の重量比が最も好ましい範囲内にある最も好ましい組成を例示する。
上記例は、活性クエン酸:過酸化水素:過酢酸の好ましい比率(重量%)を示したものである。他の酸、酸塩、過酸化物、又は過酸を使用する場合、好ましい比率は成分の当量を考慮して決定することができる。例えば、過酸化水素の代わりにt−ブチルヒドロペルオキシドを使用する場合、この2つの成分の当量の違いにより、過酸化酸素の量に対して2.6倍のt−ブチルヒドロペルオキシドが同等であるといえる。この比率を製剤成分の好ましい比率(重量%)の変化に変換する、他の酸、酸塩、又は過酸を本発明において利用する場合にも、同じ補正を行なうことができる。以下の表では、成分の割合は製剤の総重量に対する活性成分の重量%で表される。
以下のペルオキシ抗菌剤に関する抗菌性製剤のリストは、安定ではなく、製剤のペルオキシ成分(複数可)の分解の表れである脱気(degas)が少なくとも3日間持続する製剤の例である。
上記リストは、多様な機能性界面活性剤を用いたペルオキシ抗菌性製剤は安定性が限られていることを示す。
表1は酸、過酸化物、及び過酸の3つの成分全てが揃っていない場合、鉄金属に対して腐食性の過酸抗菌性製剤となることを示す。
表1に示す(conducted)腐食試験を室温で以下のようにして行なった。Primesource Building Productsにより販売され、Lowe's Building Centersで入手可能な長さ1.5インチの4D光沢仕上げ(bright finishing)釘(任意の同様のコーティング、さび止めしていない並釘を使用することができる)を、Waddington North America Inc.により製造され、Costcoで入手可能な10オンスの透明なプラスチックのコップに入れる。釘を入れたコップに、試験する抗菌性製剤を約15ml加える。15mlで釘は完全に覆われる。本発明の抗菌性製剤は全て、濁った混合物又は乳濁液をもたらす不水溶性の界面活性剤を使用しない限り、最初は透明且つ無色であり、また、保管のために使用されるボトルにおいて脱気又は圧力上昇が観察されないため安定である。試験した様々な製剤のpHは約1〜約7の範囲である。コップ及び内容物は、液体製剤が蒸発するのを防止するために透明なプラスチック食品ラップで覆う。これは静止試験であり、試料を攪拌する必要はない。コップの内容物を表に示した時間間隔で目視によって調べる。溶液の透明度及び色を、釘の腐食又はさび付きの程度とともに記す。「さび」というコメントは、釘が酸化物で全面的に覆われていたことを示す。「完全なさび」というコメントは、釘が酸化物で釘の形状が変形するほど完全に覆われていること、すなわち極度の腐食を示す。「透明、さびなし」というコメントは、抗菌性製剤が鉄金属に対して腐食性でないことを示す。この光沢仕上げ並釘を使用する腐食試験は、腐食に抵抗するためにコーティング、保護、合金していない鉄は酸化剤の存在下で容易に腐食するため、合格するのが特に困難である。腐食性の製剤は通常、2時間以内に腐食の兆候を示すが、鉄金属製の物品は非常に一般的であり、かなり急速に使い物にならないものとなり得るため、この腐食の程度は抗菌性製剤にとって許容し難い。実現可能な抗菌性製剤とするには、室温で2週間の期間より前に一般的な鉄においていかなる腐食も起こらないようにすべきである。以下の他の表においても、同じ腐食試験プロトコルを使用する。表1の結果は、クエン酸若しくは過酸化水素のいずれか、又はその両方が製剤に存在しない場合、鉄金属の激しい腐食が起こることを示している。
表2は酸、過酸化物、及び過酸の3つの成分が全て存在するが、所要の比率ではない場合、鉄金属に対して腐食性の過酸抗菌性製剤となることを示す。
表2の結果は、クエン酸及び過酸化水素の存在だけでは鉄金属の腐食を防止するのに不十分であることを示している。これらの成分は、鉄金属を腐食しない(corrofe)製剤をもたらすためには的確な比率で存在しなければならない。
表3はクエン酸、過酸化水素、又は過酢酸の個々の水溶液は鉄金属に対して腐食性であることを示す。
表4は酸、過酸化物、及び過酸の3つの成分が全て所要の比率で存在する場合、鉄金属に対して非腐食性の抗菌性製剤が得られることを示す。
本発明の抗菌性製剤はアルミニウムにも非腐食性である。腐食試験を、スチール釘を約1平方インチのReynolds Wrap(登録商標)高品質アルミホイルに置き換えることで変更した。実施例26の製剤は、室温で2週間後もアルミホイルの腐食を示さない。
また、Pluronic L−43は、Pluronic L−31と比べて製剤の非腐食性をわずかに向上させるようである。
本発明者らはまた、酸及び過酸化物を加熱することで、所望の関連物質のレベルを促進又は増大するとともに、生じ得る任意の阻害物質が除去されることを発見した。表5は境界値に近い許容可能な成分比で製剤中に含まれる成分であって、初めは鉄金属に対して腐食性であった成分を、最初に加熱することで、製剤を鉄金属に対して非腐食性にすることができることを示す。表5の結果を表2の実施例20及び実施例21と比較されたい。
表5の結果は、過酸を添加する前に製剤を予熱することで、本発明の抗菌性製剤の鉄金属に対する非腐食特性が非加熱製剤と比較して改善されることを示す。
表6はクエン酸以外の酸又は酸塩も有効であり、本発明において使用することができることを示す。
表6の結果は、クエン酸塩以外の酸塩を使用して、鉄金属に対して腐食性でない製剤を調製することができることを示す。
表7は酸、過酸化物、及び過酸の3つの成分が全て所要の比率で存在する場合、鉄金属に対して非腐食性の製剤が得られることを示す。本発明の抗菌性製剤の非腐食性をさらに実証するために、並釘(plain nail)の代わりにステンレス鋼座金を使用した。ステンレス鋼座金は、Hillman Fastener Company(Cincinnati、Ohio)製の5/16ばね座金(split lock washer)である。これは、例えば手術器具又は内視鏡に使用され得る高品質のステンレス鋼ではない。したがって、この試験も厳しい試験である。
表7の結果は、本発明の抗菌性製剤がステンレス鋼に対して腐食性ではないことを示す。
表8は本発明の抗菌性製剤の安定性を説明するものである。60ml容の高密度ポリエチレンボトルの約半分を本発明の抗菌性製剤で満たす。室温で19時間及び1週間の保管の後、ボトルをゆっくりと開け、あらゆる気体の漏れる音も検出するように観察した。表8のどの試料においても気体の漏れが検出することはできず、本発明のこれらの抗菌性製剤が安定であることが示唆された。
抗菌効力検査
抑制域の決定
既知の濃度の抗菌性組成物を含浸させたディスクを、既知の量(105cfu/ml〜108cfu/mlの様々な量)の細菌を新たに播種したMueller−Hinton Agar 150mmプレートの表面に載せる。薬剤の活性スペクトルを求めるために、多数の異なる細菌をこのように試験することができる。標準の接種材料はマクファーランド標準濁度が0.5であり、約1.5×108cfu/mlである。接種材料は、プレート全体に均一且つ完全に分布するように、寒天の表面において三方向に塗る。接種後15分以内に、抗菌剤をディスクに適用し、プレートを培養の間、試験結果の解釈の妨げとなり得る寒天表面への水分蓄積を回避するために裏返しておく。大抵の細菌(organisms)に関しては、培養は空気中で35℃で行なう。或る特定の選好性(fastidious)細菌についてはCO2を増加させる。濃度勾配を確立する抗菌剤拡散の動態及びタイミングは、18時間〜24時間にわたる細菌の増殖率と相まって、信頼性のある結果にとって重要である。このため、この割り当てられた時間を超えるディスクの培養は避けるべきである。
抑制域の決定
既知の濃度の抗菌性組成物を含浸させたディスクを、既知の量(105cfu/ml〜108cfu/mlの様々な量)の細菌を新たに播種したMueller−Hinton Agar 150mmプレートの表面に載せる。薬剤の活性スペクトルを求めるために、多数の異なる細菌をこのように試験することができる。標準の接種材料はマクファーランド標準濁度が0.5であり、約1.5×108cfu/mlである。接種材料は、プレート全体に均一且つ完全に分布するように、寒天の表面において三方向に塗る。接種後15分以内に、抗菌剤をディスクに適用し、プレートを培養の間、試験結果の解釈の妨げとなり得る寒天表面への水分蓄積を回避するために裏返しておく。大抵の細菌(organisms)に関しては、培養は空気中で35℃で行なう。或る特定の選好性(fastidious)細菌についてはCO2を増加させる。濃度勾配を確立する抗菌剤拡散の動態及びタイミングは、18時間〜24時間にわたる細菌の増殖率と相まって、信頼性のある結果にとって重要である。このため、この割り当てられた時間を超えるディスクの培養は避けるべきである。
背景を暗くして反射光を使用し、各々の抗菌剤について抑制域の直径を定規又はキャリパーを用いて測定することができるようにプレートを位置付ける。
抑制域は直径(mm)を記録する。採用した技法の精度を保証するために、既知の対照(培地対照を含む)を毎回採用する。この抑制域試験を、実施例の製剤を使用して実施した。
プレート殺菌性
試験した抗菌剤がプレート殺菌性を示すか、プレート殺菌性を示さないかを決定するために、プレートを18時間〜24時間培養した後、ループ一杯の接種材料をディスクの端から約2mmの抑制域内で採取した。そのループを新たなTrypticase Soy Agarプレートに接種した後、35℃で18時間〜24時間培養し、その後プレートを読み取った。結果は、プレート殺菌性があることを示す「増殖せず」、又はプレート殺菌性がないことを示す「増殖」として記録する。代替的に、不完全なプレート殺菌性がある場合にはコロニー数を記録した。
試験した抗菌剤がプレート殺菌性を示すか、プレート殺菌性を示さないかを決定するために、プレートを18時間〜24時間培養した後、ループ一杯の接種材料をディスクの端から約2mmの抑制域内で採取した。そのループを新たなTrypticase Soy Agarプレートに接種した後、35℃で18時間〜24時間培養し、その後プレートを読み取った。結果は、プレート殺菌性があることを示す「増殖せず」、又はプレート殺菌性がないことを示す「増殖」として記録する。代替的に、不完全なプレート殺菌性がある場合にはコロニー数を記録した。
酵母及び糸状菌に関する検査
既知の濃度の抗菌剤を含浸させたディスクを、既知の量の真菌を新たに播種したSabouraud Dextrose Agar 150mmプレートの表面に載せる。薬剤の活性スペクトルを求めるために、多数の異なる酵母及び糸状菌をこのように試験することができる。標準の接種材料はマクファーランド標準濁度が0.5であり、約1.5×108cfu/mlである。この濃度を酵母菌に使用する。糸状菌については、胞子をPBS中に回収し、血球計を使用して、およその数が少なくとも1.5×104〜105cfu/mlの接種材料であることを確認する。接種材料は、プレート全体に均一且つ完全に分布するように、寒天の表面において三方向に塗る。接種後15分以内に、抗菌剤をディスクに適用し、プレートを培養の間、試験結果の解釈の妨げとなり得る寒天表面への水分蓄積を回避するために裏返しておく。大抵の菌類(organisms)に関して、培養は外気中で真菌の種に応じて30℃〜35℃で行なう。濃度勾配を確立する抗菌剤拡散の動態及びタイミングは、酵母菌については24時間〜48時間、糸状菌については最大10日間にわたる菌類の増殖率と相まって、信頼性のある結果にとって重要である。
既知の濃度の抗菌剤を含浸させたディスクを、既知の量の真菌を新たに播種したSabouraud Dextrose Agar 150mmプレートの表面に載せる。薬剤の活性スペクトルを求めるために、多数の異なる酵母及び糸状菌をこのように試験することができる。標準の接種材料はマクファーランド標準濁度が0.5であり、約1.5×108cfu/mlである。この濃度を酵母菌に使用する。糸状菌については、胞子をPBS中に回収し、血球計を使用して、およその数が少なくとも1.5×104〜105cfu/mlの接種材料であることを確認する。接種材料は、プレート全体に均一且つ完全に分布するように、寒天の表面において三方向に塗る。接種後15分以内に、抗菌剤をディスクに適用し、プレートを培養の間、試験結果の解釈の妨げとなり得る寒天表面への水分蓄積を回避するために裏返しておく。大抵の菌類(organisms)に関して、培養は外気中で真菌の種に応じて30℃〜35℃で行なう。濃度勾配を確立する抗菌剤拡散の動態及びタイミングは、酵母菌については24時間〜48時間、糸状菌については最大10日間にわたる菌類の増殖率と相まって、信頼性のある結果にとって重要である。
背景を暗くして反射光を使用し、各々の抗菌剤について抑制域の直径を定規又はキャリパーを用いて測定することができるようにプレートを位置付ける。
抑制域は直径(mm)を記録する。採用した技法の精度を保証するために、既知の対照(培地対照を含む)を毎回採用する。
真菌に関するプレート殺菌性
試験した抗菌剤がプレート殺菌性を示すか、変化がない(又はプレート殺菌性を示さない)かを決定するために、プレートを指定の時間培養した後、ループ一杯の接種材料をディスクの端から約2mm〜4mmの抑制域内で採取した。そのループをSabauroud Dextrose Agarプレートに接種した後、糸状菌又は酵母菌のいずれであるかに応じて30℃〜35℃で適当な時間培養し、その後プレートを読み取った。結果は、プレート殺菌性があることを示す「増殖せず」、又はプレート殺菌性がないことを示す「増殖」として記録する。代替的に、不完全なプレート殺菌性がある場合にはコロニー数を記録した。
試験した抗菌剤がプレート殺菌性を示すか、変化がない(又はプレート殺菌性を示さない)かを決定するために、プレートを指定の時間培養した後、ループ一杯の接種材料をディスクの端から約2mm〜4mmの抑制域内で採取した。そのループをSabauroud Dextrose Agarプレートに接種した後、糸状菌又は酵母菌のいずれであるかに応じて30℃〜35℃で適当な時間培養し、その後プレートを読み取った。結果は、プレート殺菌性があることを示す「増殖せず」、又はプレート殺菌性がないことを示す「増殖」として記録する。代替的に、不完全なプレート殺菌性がある場合にはコロニー数を記録した。
ウイルス分析のためのシェルバイアル培養
MRC−5ヒト胎児2倍体肺線維芽細胞を、イーグル最小必須培地中で維持した単純ヘルペスウイルスのATCC培地(殺菌剤で前処理)に接種する。この処理は、細胞接種の前1時間室温に維持し、3倍に希釈した試験用の殺菌剤を用いて行なう。このようにして2つのシェルバイアルに接種した後、35℃で一方は24時間、もう一方は48時間培養する。培養の後、これらを細胞変性効果(CPE)について、標準の免疫蛍光染色法を用いて観察する。CPE陰性は、HSVを死滅させるのに有効であると見なされる。CPE陽性は不良であると見なされる。全ての実験において、陽性対照及び陰性対照も設定した。
MRC−5ヒト胎児2倍体肺線維芽細胞を、イーグル最小必須培地中で維持した単純ヘルペスウイルスのATCC培地(殺菌剤で前処理)に接種する。この処理は、細胞接種の前1時間室温に維持し、3倍に希釈した試験用の殺菌剤を用いて行なう。このようにして2つのシェルバイアルに接種した後、35℃で一方は24時間、もう一方は48時間培養する。培養の後、これらを細胞変性効果(CPE)について、標準の免疫蛍光染色法を用いて観察する。CPE陰性は、HSVを死滅させるのに有効であると見なされる。CPE陽性は不良であると見なされる。全ての実験において、陽性対照及び陰性対照も設定した。
殺菌時間研究
8%が胞子集団である細菌に対する殺菌時間研究において、抗菌性製剤を試験する。約1.0mlの抗菌性製剤を研究に使用するが、108cfu/mlを添加し、生菌数を間隔をあけて測定する。時間間隔は1分、5分、15分、及び30分、並びに1時間、2時間、4時間、6時間、8時間、12時間、及び24時間(24 and hours)である。時間間隔は試験ごとにわずかに異なり得るが(but and)、表の適当な欄に示す。指定の時間間隔で、1/1000に希釈した1mlの溶液を、5%のヒツジ血液(Bloof)を添加したTSA(トリプチケースソイ寒天)を含有するペトリ皿に継代培養した。プレートを約24時間培養し、コロニー数を、その数が300未満の場合は計数し、そうでなければ数をTNTC(計数することができないほど多い)として記録する。結果は以下のように記録する:
時間 残存コロニー数
1分
5分
10分
30分
1時間
2時間
3時間
4時間
6時間
12時間
24時間
無処置対照:高い増殖率、計数することができないほど多い(TNTC)
8%が胞子集団である細菌に対する殺菌時間研究において、抗菌性製剤を試験する。約1.0mlの抗菌性製剤を研究に使用するが、108cfu/mlを添加し、生菌数を間隔をあけて測定する。時間間隔は1分、5分、15分、及び30分、並びに1時間、2時間、4時間、6時間、8時間、12時間、及び24時間(24 and hours)である。時間間隔は試験ごとにわずかに異なり得るが(but and)、表の適当な欄に示す。指定の時間間隔で、1/1000に希釈した1mlの溶液を、5%のヒツジ血液(Bloof)を添加したTSA(トリプチケースソイ寒天)を含有するペトリ皿に継代培養した。プレートを約24時間培養し、コロニー数を、その数が300未満の場合は計数し、そうでなければ数をTNTC(計数することができないほど多い)として記録する。結果は以下のように記録する:
時間 残存コロニー数
1分
5分
10分
30分
1時間
2時間
3時間
4時間
6時間
12時間
24時間
無処置対照:高い増殖率、計数することができないほど多い(TNTC)
表9は、代表的なグラム陽性微生物及びグラム陰性微生物の両方の広域スペクトル効力を示す。
表10は、本発明の実施例47及び実施例48の抗菌性製剤は、最も豊富な胞子型の微生物を迅速且つ完全に排除することを示す。この表では、濃度レベル15%の胞子型の炭疽菌(Bacillus anthracis)が並外れた速度で完全に排除されることが示されている。炭疽菌は健康(heath)を脅かす微生物の極めて豊富であり、且つ死滅させることが困難な胞子型の一例であるが、本発明の抗菌性製剤は、他の死滅させることが困難な微生物(栄養型及び胞子型の両方)、例えば、既に前の例で示したグラム陽性微生物及びグラム陰性微生物に加えて、枯草菌(Bacillus subtilus)、クロストリジウム・ディフィシル(clostridium difficile)、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、バンコマイシン耐性腸球菌(Enterococci)、多剤耐性緑膿菌、汎耐性(Pan-resistant)肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、大腸菌−AmC+、ESBL肺炎桿菌、肺炎桿菌McAMPC、ペニシリン耐性肺炎球菌(Staphylococcus pneumoniae)、アシネトバクター・バウマンニ(Acinetobacter bauminii)、カンジダ・アルビカンス、カンジダ・ルシタニアエ(Candida lusitaniae)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)、クロコウジカビ(Aspergillus niger)、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata)を根絶することが可能である。
表11は本発明の抗菌性製剤を高濃度にすることができることを示し、表12はそれらの濃縮製剤を次に希釈して、所望のレベル又は剤型にすることができることを示す。
表12は表11に挙げる上記濃縮製剤を、所望の濃度レベルに希釈することができることを示す。上記濃縮抗菌性製剤は典型的には、3倍〜10倍、又はさらに高く、100倍に水で希釈することができる。他の成分を希釈製剤に添加して改質することもできる。0.3%の過酢酸を含む表12の抗菌性製剤は、鉄金属に対して非腐食性であり、前述のコーティングしていない釘の腐食試験を用いる表4、表5、及び表6において観察された結果と同様の結果が得られる。
本発明の抗菌性製剤の使用
本発明の抗菌性製剤は広域スペクトル効果、速い殺菌速度、安定性、及び特に鉄金属に対する非腐食性を有する。該抗菌性製剤を使用して、多様な応用形態において有害な微生物を根絶することができる。本発明の抗菌性製剤は液体、泡(froth)、発泡体(foam)、散布液(spray)、ミスト(mist)、又は霧(fog)として任意の状況で、すなわち対象(生物及び非生物の両方、並びに流体及び固体)に、対象の表面上に、又は閉鎖空間中に適用することができる。本明細書中で使用される場合、対象とは任意の目に見えるか、又は触れられる物を意味し、屋内にあっても、屋外にあってもよい。本発明の抗菌性製剤は洗浄剤(cleaners)、洗浄液(washes)、除菌剤、清浄薬、消毒剤、滅菌剤、殺細菌剤、殺胞子剤、殺真菌剤、殺ウイルス剤、殺カビ剤、又は殺生物剤として、栄養型又は胞子型の有害又は感染性の微生物を、無生物表面又は生物表面に適用することで低減又は排除する必要がある場合に使用することができる。上記濃縮抗菌性組成物は典型的には、3倍〜10倍、又はさらに高く、100倍に水で希釈することができる。
本発明の抗菌性製剤は広域スペクトル効果、速い殺菌速度、安定性、及び特に鉄金属に対する非腐食性を有する。該抗菌性製剤を使用して、多様な応用形態において有害な微生物を根絶することができる。本発明の抗菌性製剤は液体、泡(froth)、発泡体(foam)、散布液(spray)、ミスト(mist)、又は霧(fog)として任意の状況で、すなわち対象(生物及び非生物の両方、並びに流体及び固体)に、対象の表面上に、又は閉鎖空間中に適用することができる。本明細書中で使用される場合、対象とは任意の目に見えるか、又は触れられる物を意味し、屋内にあっても、屋外にあってもよい。本発明の抗菌性製剤は洗浄剤(cleaners)、洗浄液(washes)、除菌剤、清浄薬、消毒剤、滅菌剤、殺細菌剤、殺胞子剤、殺真菌剤、殺ウイルス剤、殺カビ剤、又は殺生物剤として、栄養型又は胞子型の有害又は感染性の微生物を、無生物表面又は生物表面に適用することで低減又は排除する必要がある場合に使用することができる。上記濃縮抗菌性組成物は典型的には、3倍〜10倍、又はさらに高く、100倍に水で希釈することができる。
生物対象としては、動物(例えばヒト、イヌ、ネコ、ウマ等)、及び植物(例えば草、木、果実、野菜等)が挙げられるが、これらに限定されない。ヒトに関しては、本発明の抗菌性製剤は皮膚、爪、手指、足指、歯、歯茎、咽喉、舌、又は毛髪に適用することができる。本発明の抗菌性製剤は、外科手術の前に、手術部位感染を予防するために皮膚に適用することができる。これらの製剤は創傷、切傷、擦過傷、及び熱傷の治癒を促進するために適用してもよい。口腔ケアの分野においては、本発明の抗菌性製剤は健康な歯茎、歯を維持するため、口内炎を防止するため、又は口内炎及び咽喉炎の重症度を軽減するために洗口液として使用することができる。これらの製剤を歯の漂白又はホワイトニングに使用してもよい。本発明の抗菌性製剤は、上記用途において使用される製品に対して、有害な微生物を低減若しくは排除するか、又は有害な微生物の新たな増殖を防止するために添加物として使用することもできる。
他の動物に関しては、本発明の抗菌性製剤は毛皮、蹄、皮革、又は皮膚に適用することができる。本発明の抗菌性製剤は畜産、動物管理、及び家畜(confined animal)採餌の場で使用することもできる。健康管理分野における非生物対象に関しては、本発明の抗菌性製剤は手術室内、手術用装置、診断装置、カテーテル、及び内視鏡の表面に適用することができる。これらの製剤は、有害又は感染性の微生物を低減又は排除するために繊維製品(textiles)、織物(woof)、石、コンクリート、セラミック、タイル、金属、硬質プラスチック及び軟質プラスチック、並びにエラストマーの表面及び対象を処理する必要がある場合に病室、浴室、及び廊下に使用することもできる。
食品及び飲料の分野における対象に関しては、本発明の抗菌性製剤は加工、調製、包装、及び保管作業を行うエリアで使用することができる。本発明の抗菌性製剤は、有害な微生物で汚染されたこの分野に関連する対象(液体、飲料、及び水を含む)を処理して、これらの対象が安全に使用されるようにするために使用することもできる。本発明の抗菌性製剤はこれらの対象を浄化、精製、又は保存するために使用してもよい。
生物対象及び非生物対象に加えて、本発明の抗菌性製剤は部屋、物置(storage areas)、リビング、娯楽スペース(recreation areas)、クローゼット、並びに空調用ダクト及び換気ダクト等の閉鎖空間に適用することができる。かかる閉鎖空間は完全に閉ざされていても、又は部分的に閉ざされていてもよい。対象は屋内にあっても、又は屋外にあってもよい。
本発明の抗菌性製剤を水性液体又は有機液体のいずれかに添加して、有害な微生物を排除若しくは低減すること、その液体が安全に使用されるようにすること、浄化すること、精製若しくは保存すること、又は特定の用途に関して本発明の抗菌性製剤の抗菌性作用/効力を与えることができる。
本発明の抗菌性製剤は、微生物を対象又は閉鎖空間から除去するため、又は紙、革、塗料、木材、木製品、布地(天然繊維及び合成繊維の両方)、プラスチック、セルロース系材料、接着剤、ワックス、紙及びパルプのスラリー、カーペット及びカーペット裏地、並びに合成ラテックス及び天然ラテックス等の対象に対して、有害な微生物により起こり得る汚染及び/又は分解を防止する保存料として使用することができる。
本発明の抗菌性製剤を適用又は使用することのできる対象及び閉鎖空間には、建築物の表面及び内部の両方、動物の体腔、及び乗り物が含まれる。動物の体腔の例としては口腔、鼻腔等が挙げられるが、これらに限定されない。乗り物の例としては車、トラック、列車、ボート、船、飛行機、及び宇宙船が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の抗菌性製剤は屋外環境においても使用又は適用することができる。例としては、建物の外部、歩道、階段、手すり、車道、街路樹(trees)、電柱及びポスト、縁石、屋根、水道管(pipes)、遊び場、娯楽及び運動用の器具上の微生物の根絶が挙げられる。
本発明の抗菌性製剤によってグラム陽性菌、グラム陰性菌、ウイルス、糸状菌、カビ、真菌、及び胞子が根絶される。
表1〜表4、表6、及び表7に挙げる抗菌性製剤の調製手順:
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに水、続いて界面活性剤(複数可)を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。次にクエン酸を添加し(製剤中に存在すべき場合)、室温で5分間攪拌する。過酸化水素(3%若しくは30%の溶液、又はその両方の組み合わせ)を添加し(製剤中に存在する場合)、室温で5分間攪拌する。最後に過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。pHを測定し、製剤をさらなる検査及び保管のために高密度ポリエチレンボトルに移す。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、本発明の抗菌性製剤が安定であることが示唆された。上記手順では、過酸化水素を別の過酸化物と置き換えても、又は別の過酸化物と組み合わせて使用してもよい。同様に、クエン酸を別の酸若しくは酸塩と置き換えても、又は別の酸若しくは酸塩と組み合わせて使用してもよい。同じように、過酢酸を別の過酸と置き換えても、又は別の過酸と組み合わせて(in with)使用してもよい。本発明の抗菌性製剤は、約1000倍に調製又は希釈して、好ましくは最大約500倍に希釈して使用することができる。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに水、続いて界面活性剤(複数可)を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。次にクエン酸を添加し(製剤中に存在すべき場合)、室温で5分間攪拌する。過酸化水素(3%若しくは30%の溶液、又はその両方の組み合わせ)を添加し(製剤中に存在する場合)、室温で5分間攪拌する。最後に過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。pHを測定し、製剤をさらなる検査及び保管のために高密度ポリエチレンボトルに移す。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、本発明の抗菌性製剤が安定であることが示唆された。上記手順では、過酸化水素を別の過酸化物と置き換えても、又は別の過酸化物と組み合わせて使用してもよい。同様に、クエン酸を別の酸若しくは酸塩と置き換えても、又は別の酸若しくは酸塩と組み合わせて使用してもよい。同じように、過酢酸を別の過酸と置き換えても、又は別の過酸と組み合わせて(in with)使用してもよい。本発明の抗菌性製剤は、約1000倍に調製又は希釈して、好ましくは最大約500倍に希釈して使用することができる。
実施例#27の調製を上記手順により実施する。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに35.00gの水、続いて9.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。3.00gのクエン酸を溶液に添加し、室温で5分間攪拌して均一な溶液を形成する。次に94.43gの3%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に8.57gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中で保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。この抗菌性製剤は、そのまま使用するか、あるいは必要に応じて希釈して使用することができる。
表5に挙げる抗菌性製剤の調製手順:
実施例#58の調製:
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに10.37gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に1.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に31.33gの3%活性過酸化水素溶液を添加し、60℃〜65℃に加熱しながら20分間攪拌する。溶液の温度が約40℃に達すると、溶液は混濁した。この混濁した製剤を60℃〜65℃に20分間維持した後、室温に冷却したが、この時点で溶液は再び透明且つ均一となった。次に4.30gの35%過酢酸溶液を添加し、混合物を室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液のpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、製剤が安定であることが示唆された(indng)。この抗菌性製剤は、必要に応じて調製又は希釈して使用することができる。
実施例#58の調製:
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに10.37gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に1.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に31.33gの3%活性過酸化水素溶液を添加し、60℃〜65℃に加熱しながら20分間攪拌する。溶液の温度が約40℃に達すると、溶液は混濁した。この混濁した製剤を60℃〜65℃に20分間維持した後、室温に冷却したが、この時点で溶液は再び透明且つ均一となった。次に4.30gの35%過酢酸溶液を添加し、混合物を室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液のpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、製剤が安定であることが示唆された(indng)。この抗菌性製剤は、必要に応じて調製又は希釈して使用することができる。
表11に挙げる濃縮抗菌性製剤の調製手順:
この項では、本発明の抗菌性製剤は、高濃度で調製した後、水で希釈しても、抗菌効力、安定性、及び鉄金属に対する非腐食性を依然として維持することができることを実証する。以下の手順を使用して濃縮物を調製し、さらに希釈した。
この項では、本発明の抗菌性製剤は、高濃度で調製した後、水で希釈しても、抗菌効力、安定性、及び鉄金属に対する非腐食性を依然として維持することができることを実証する。以下の手順を使用して濃縮物を調製し、さらに希釈した。
実施例#64の調製:
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、8.03gの水及び3.00gのPluronic(登録商標)L−43エチレンオキシド/プロピレンオキシドトリブロック共重合体界面活性剤を投入し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、8.00gのクエン酸を添加して、室温で5分間攪拌した。クエン酸を溶解させた後、26.67gの30%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、4.30gの35%過酢酸を添加して、室温で15分間攪拌した。合計で50gが得られ、pHは約2以下であった。同じ手順を使用して本発明の他の濃縮抗菌性製剤を調製したが、これらの組成物を上記実施例#64の組成物とともに表11に記載する。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、8.03gの水及び3.00gのPluronic(登録商標)L−43エチレンオキシド/プロピレンオキシドトリブロック共重合体界面活性剤を投入し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、8.00gのクエン酸を添加して、室温で5分間攪拌した。クエン酸を溶解させた後、26.67gの30%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、4.30gの35%過酢酸を添加して、室温で15分間攪拌した。合計で50gが得られ、pHは約2以下であった。同じ手順を使用して本発明の他の濃縮抗菌性製剤を調製したが、これらの組成物を上記実施例#64の組成物とともに表11に記載する。
表11に挙げる濃縮抗菌性製剤の希釈手順:
実施例69の調製:
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、45gの水及び実施例#64の濃縮抗菌性製剤5gを投入し、室温で15分間、約2以下のpHで攪拌した。
実施例69の調製:
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、45gの水及び実施例#64の濃縮抗菌性製剤5gを投入し、室温で15分間、約2以下のpHで攪拌した。
実施例70の調製:
製剤を希釈することに加えて、他の添加物を希釈手順中に製剤に添加することができる。
製剤を希釈することに加えて、他の添加物を希釈手順中に製剤に添加することができる。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、43gの水及び2gのPluronic L−43を投入した。内容物を室温で5分間攪拌する。攪拌を継続したまま、実施例#64の濃縮抗菌性製剤5.0gを添加し、室温で15分間、約2以下のpHで攪拌した。特定の用途のために必要に応じてさらに希釈することが可能である。同じ手順を使用して、本発明の他の濃縮抗菌性製剤を調製したが、これらの組成物を上記実施例#69及び実施例#70の組成物とともに表12に記載する。
t−ブチルヒドロペルオキシド含有抗菌性製剤の他の方法による調製:
実施例#80の調製:
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、16.70gの水及び3.00gのPluronic(登録商標)L−43エチレンオキシド/プロピレンオキシドトリブロック共重合体界面活性剤を投入し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、6.00gのクエン酸を添加して、室温で5分間攪拌した。クエン酸を溶解させた後、20.00gの30%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、4.30gの35%過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌した。合計で50gが得られ、pHは約2以下(or loir)であった。
実施例#80の調製:
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、16.70gの水及び3.00gのPluronic(登録商標)L−43エチレンオキシド/プロピレンオキシドトリブロック共重合体界面活性剤を投入し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、6.00gのクエン酸を添加して、室温で5分間攪拌した。クエン酸を溶解させた後、20.00gの30%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、4.30gの35%過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌した。合計で50gが得られ、pHは約2以下(or loir)であった。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、44.30gの水及び0.70gの70%t−ブチルヒドロペルオキシドを投入し、室温で5分間攪拌した後、上記実施例の濃縮抗菌性製剤5gを添加し、室温で15分間攪拌した。pHは約2以下であった。表13に上記調製プロセスに代表的な製剤を挙げる。ブチルアルコールの異性体、プロピルアルコールの異性体、エタノール、又はメタノールをt−ブチルヒドロペルオキシドの代わりに使用することができる。表13の実施例84及び実施例85では、t−ブチルヒドロペルオキシドの代わりにイソプロピルアルコールを使用している。
T−ブチルヒドロペルオキシド含有抗菌性製剤の調製の代替的プロセス:
実施例83の調製:
代替的プロセスでは、初めに界面活性剤及びクエン酸を少量の過酸化水素と共に60℃〜65℃に20分間加熱し、室温に冷却してから製剤の残りの成分を添加する。磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、16.70gの3%過酸化水素及び3.00gのPluronic(登録商標)L−43エチレンオキシド/プロピレンオキシドトリブロック共重合体界面活性剤を投入し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、6.00gのクエン酸を添加して、室温で5分間攪拌した。クエン酸を溶解させた後、20.00gの30%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、4.30gの35%過酢酸を添加して、室温で15分間攪拌した。合計で50gが得られ、pHは約2以下であった。磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、42.90gの水及び2.10gの70%t−ブチルヒドロペルオキシドを投入し、室温で5分間攪拌した後、5gの上記濃縮抗菌性製剤を添加し、室温で15分間攪拌する。pHは約2以下であった。
実施例83の調製:
代替的プロセスでは、初めに界面活性剤及びクエン酸を少量の過酸化水素と共に60℃〜65℃に20分間加熱し、室温に冷却してから製剤の残りの成分を添加する。磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、16.70gの3%過酸化水素及び3.00gのPluronic(登録商標)L−43エチレンオキシド/プロピレンオキシドトリブロック共重合体界面活性剤を投入し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、6.00gのクエン酸を添加して、室温で5分間攪拌した。クエン酸を溶解させた後、20.00gの30%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌した。攪拌を継続したまま、4.30gの35%過酢酸を添加して、室温で15分間攪拌した。合計で50gが得られ、pHは約2以下であった。磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、42.90gの水及び2.10gの70%t−ブチルヒドロペルオキシドを投入し、室温で5分間攪拌した後、5gの上記濃縮抗菌性製剤を添加し、室温で15分間攪拌する。pHは約2以下であった。
表13の実施例83を、予熱工程を用いてこのように調製した。
表13の実施例は安定であり、且つ鉄金属に室温で2週間接触させた後でも腐食していない。
低レベルの過酢酸での抗菌性製剤の直接調製
実施例86の調製:
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに43.07gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−43を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に0.80gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に2.70gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に0.43gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。この抗菌性製剤は、そのまま使用するか、あるいは必要に応じて希釈して使用することができる。このプロセスにより調製される他の組成物を表14に挙げる。
実施例86の調製:
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに43.07gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−43を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に0.80gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に2.70gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に0.43gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。この抗菌性製剤は、そのまま使用するか、あるいは必要に応じて希釈して使用することができる。このプロセスにより調製される他の組成物を表14に挙げる。
表14の実施例89を、上記の代替的予熱プロセスを使用することにより調製した。
実施例90の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに44.17gの水、続いて0.30gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に0.60gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に2.00gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。次に2.50gの91%含水イソプロピルアルコールを添加し、室温で5分間攪拌する。最後に0.43gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに44.17gの水、続いて0.30gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に0.60gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に2.00gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。次に2.50gの91%含水イソプロピルアルコールを添加し、室温で5分間攪拌する。最後に0.43gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例91の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに13.90gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に6.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に20.00gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に7.14gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、405.10gの水、続いて攪拌しながら45.20gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに13.90gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に6.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に20.00gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に7.14gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、405.10gの水、続いて攪拌しながら45.20gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例92の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに9.53gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に7.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に23.33gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に7.14gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、405.08gの水、続いて攪拌しながら45.27gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに9.53gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に7.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に23.33gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に7.14gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、405.08gの水、続いて攪拌しながら45.27gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例93の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに6.10gの水、続いて6.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に3.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に62.66gの3%活性過酸化水素及び3.74gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。次に9.95gの91%含水イソプロピルアルコールを添加し、室温で5分間攪拌する。最後に8.60gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液のpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに6.10gの水、続いて6.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に3.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に62.66gの3%活性過酸化水素及び3.74gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。次に9.95gの91%含水イソプロピルアルコールを添加し、室温で5分間攪拌する。最後に8.60gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液のpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例94の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに16.70gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に6.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に20.00gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に4.30gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、43.00gの水及び2.00gの91%含水イソプロピルアルコール、続いて攪拌しながら5.00gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに16.70gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に6.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に20.00gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に4.30gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、43.00gの水及び2.00gの91%含水イソプロピルアルコール、続いて攪拌しながら5.00gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。
実施例95の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに16.70gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に6.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に20.00gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に4.30gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、43.00gの水及び2.00gのPluronic L−31、続いて攪拌しながら5.00gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに16.70gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に6.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に20.00gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に4.30gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、43.00gの水及び2.00gのPluronic L−31、続いて攪拌しながら5.00gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。
実施例96の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに16.70gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に6.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に20.00gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に4.30gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、21.50gの水及び1.00gのブチルセロソルブ、続いて攪拌しながら2.50gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液のpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示された。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに16.70gの水、続いて3.00gのPluronic(登録商標)L−31を投入する。内容物を室温で5分間攪拌する。この溶液に6.00gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に20.00gの30%活性過酸化水素溶液を添加し、室温で5分間攪拌する。最後に4.30gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、21.50gの水及び1.00gのブチルセロソルブ、続いて攪拌しながら2.50gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液のpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示された。
実施例97の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに29.60gの30%活性過酸化水素水溶液、続いて8.80gのクエン酸を投入し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に3.00gのPluronic(登録商標)L−31を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に8.60gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する180.27gの水、続いて攪拌しながら20.05gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに29.60gの30%活性過酸化水素水溶液、続いて8.80gのクエン酸を投入し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に3.00gのPluronic(登録商標)L−31を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に8.60gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する180.27gの水、続いて攪拌しながら20.05gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例98の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに29.60gの30%活性過酸化水素水溶液、続いて8.80gのクエン酸を投入し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に3.00gのPluronic(登録商標)L−31を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に8.60gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する85.56gの水、及び4.47gの91%含水イソプロピルアルコール、続いて攪拌しながら10.04gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに29.60gの30%活性過酸化水素水溶液、続いて8.80gのクエン酸を投入し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に3.00gのPluronic(登録商標)L−31を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に8.60gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する85.56gの水、及び4.47gの91%含水イソプロピルアルコール、続いて攪拌しながら10.04gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例99の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに29.60gの30%活性過酸化水素水溶液、続いて8.80gのクエン酸を投入し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に3.00gのPluronic(登録商標)L−31を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に8.60gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する90.16gの蒸留水、続いて攪拌しながら10.00gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに29.60gの30%活性過酸化水素水溶液、続いて8.80gのクエン酸を投入し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に3.00gのPluronic(登録商標)L−31を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に8.60gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する90.16gの蒸留水、続いて攪拌しながら10.00gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例100の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに29.60gの30%活性過酸化水素水溶液、続いて8.80gのクエン酸を投入し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に3.00gのPluronic(登録商標)L−31を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に8.60gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する81.61gの水、4.02gのPluronic L−121、及び4.46gの91%含水イソプロピルアルコール、続いて攪拌しながら9.89gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この白色に見える乳濁液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに29.60gの30%活性過酸化水素水溶液、続いて8.80gのクエン酸を投入し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に3.00gのPluronic(登録商標)L−31を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に8.60gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。磁気撹拌棒を備える別のビーカーに、100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する81.61gの水、4.02gのPluronic L−121、及び4.46gの91%含水イソプロピルアルコール、続いて攪拌しながら9.89gの上記溶液を室温で添加し、15分間攪拌する。この白色に見える乳濁液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例101の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する91.89gの水、続いて1.49gのPluronic F−87界面活性剤を投入し、室温で25分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.03gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.37gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する91.89gの水、続いて1.49gのPluronic F−87界面活性剤を投入し、室温で25分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.03gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.37gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例102の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する91.85gの水、続いて1.52gのPluronic F−108界面活性剤を投入し、室温で25分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.39gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に150.17gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.34gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する91.85gの水、続いて1.52gのPluronic F−108界面活性剤を投入し、室温で25分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.39gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に150.17gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.34gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例103、実施例104、実施例105の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに29.67gの30%過酸化水素、続いて3.01gのPluronic F−108界面活性剤を投入し、室温で25分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に8.86gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に8.64gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、初めに29.67gの30%過酸化水素、続いて3.01gのPluronic F−108界面活性剤を投入し、室温で25分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に8.86gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に8.64gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例104の調製
250ml容ビーカーに、85.67gの水、10.02gの実施例103の製剤、及び4.43gの91%含水イソプロピルアルコールを合わせ、室温で10分間攪拌する。
250ml容ビーカーに、85.67gの水、10.02gの実施例103の製剤、及び4.43gの91%含水イソプロピルアルコールを合わせ、室温で10分間攪拌する。
実施例105の調製
250ml容ビーカーに、81.23gの水、10.06gの実施例103の製剤、及び8.85gの91%含水イソプロピルアルコールを合わせ、室温で10分間攪拌する。
250ml容ビーカーに、81.23gの水、10.06gの実施例103の製剤、及び8.85gの91%含水イソプロピルアルコールを合わせ、室温で10分間攪拌する。
実施例106の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに93.05gの水、続いて0.25gのPluronic F−108界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.01gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.49gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに93.05gの水、続いて0.25gのPluronic F−108界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.01gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.49gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例107の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに92.84gの水、続いて0.51gのPluronic F−108界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.39gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.00gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.50gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに92.84gの水、続いて0.51gのPluronic F−108界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.39gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.00gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.50gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例108の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに93.05gの水、続いて0.26gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.40gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.03gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.30gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに93.05gの水、続いて0.26gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.40gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.03gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.30gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例109の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに45.08gの水及び48.00gの3%過酸化水素、続いて0.26gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.44gのクエン酸を添加し、加熱しながら攪拌する。この均一な溶液を60℃〜65℃に20分間保った後、35℃に冷却した。次に48.39gの水及び100.05gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.34gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに45.08gの水及び48.00gの3%過酸化水素、続いて0.26gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.44gのクエン酸を添加し、加熱しながら攪拌する。この均一な溶液を60℃〜65℃に20分間保った後、35℃に冷却した。次に48.39gの水及び100.05gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.34gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例110の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する93.05gの水、続いて0.27gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.08gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.34gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する93.05gの水、続いて0.27gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.08gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.34gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例111の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する93.05gの水、続いて0.27gのPluronic F−88界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.08gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.34gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する93.05gの水、続いて0.27gのPluronic F−88界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.08gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.34gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例112の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに300ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する93.05gの水、続いて0.25gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.42gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.08gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.32gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに300ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する93.05gの水、続いて0.25gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.42gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.08gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.32gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例113の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに300ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する93.05gの水、続いて0.25gのPluronic F−88界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.13gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.33gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに300ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する93.05gの水、続いて0.25gのPluronic F−88界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.13gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。最後に4.33gの35%活性過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例114の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに300ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する83.10gの水、続いて0.26gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.43gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.00gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。その後、4.30gの35%活性過酢酸を添加し、室温で10分間攪拌する。最後に10.05gの変性エタノールを添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに300ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する83.10gの水、続いて0.26gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.43gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.00gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。その後、4.30gの35%活性過酢酸を添加し、室温で10分間攪拌する。最後に10.05gの変性エタノールを添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例115の調製
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに300ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する73.07gの水、続いて0.25gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.05gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。その後、4.31gの35%活性過酢酸を添加し、室温で10分間攪拌する。最後に20.04gの変性エタノールを添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
磁気撹拌棒を備える250ml容三角フラスコに、初めに300ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する73.07gの水、続いて0.25gのPluronic F−38界面活性剤を投入し、室温で20分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に4.41gのクエン酸を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。次に148.05gの3%過酸化水素を添加し、室温で5分間攪拌して、均一な溶液を形成する。その後、4.31gの35%活性過酢酸を添加し、室温で10分間攪拌する。最後に20.04gの変性エタノールを添加し、室温で15分間攪拌する。この透明な均一溶液はpHは約2であり、さらなる検査のために高密度ポリエチレンボトル中に保管した。保管中にボトルにおいて圧力上昇は認められず、安定な製剤であることが示唆された。室温で2週間後にスチール釘の腐食は観察されなかった。
実施例116の調製
この製剤は高界面活性剤レベル、低含水量の抗菌剤の一例である。約60ml容のコップに、0.09gの30%過酸化水素、0.09gの35%過酢酸、及び0.03gのクエン酸を投入した。混合物を室温でディスポプラスチックピペットを用いて手動で5分間攪拌し、均一な溶液を形成した。次に9.79gのPluronic L−31を添加し、同様に室温でディスポプラスチックピペットを用いて手動で5分間攪拌し、均一な溶液を形成した。この溶液はpHは約2であり、30ml容プラスチックボトル中に保管した。この製剤は以下の組成を有する:Pluronic L−31界面活性剤97.9%、クエン酸0.3%、過酸化水素0.27%、過酢酸0.32%。他のPluronic界面活性剤、例えばP−65又はP−94又はF−38又はF−88等を使用することで、ペースト状又は固体状の高固体、高界面活性剤の抗菌性製剤を形成する手段が提供される。
この製剤は高界面活性剤レベル、低含水量の抗菌剤の一例である。約60ml容のコップに、0.09gの30%過酸化水素、0.09gの35%過酢酸、及び0.03gのクエン酸を投入した。混合物を室温でディスポプラスチックピペットを用いて手動で5分間攪拌し、均一な溶液を形成した。次に9.79gのPluronic L−31を添加し、同様に室温でディスポプラスチックピペットを用いて手動で5分間攪拌し、均一な溶液を形成した。この溶液はpHは約2であり、30ml容プラスチックボトル中に保管した。この製剤は以下の組成を有する:Pluronic L−31界面活性剤97.9%、クエン酸0.3%、過酸化水素0.27%、過酢酸0.32%。他のPluronic界面活性剤、例えばP−65又はP−94又はF−38又はF−88等を使用することで、ペースト状又は固体状の高固体、高界面活性剤の抗菌性製剤を形成する手段が提供される。
実施例117の調製
この製剤は高界面活性剤レベル、低含水量の抗菌剤の一例である。約60ml容のコップに、0.09gの30%過酸化水素、0.09gの35%過酢酸、及び0.03gのクエン酸を投入した。混合物を室温でディスポプラスチックピペットを用いて手動で5分間攪拌し、均一な溶液を形成した。次に9.79gのPluronic L−121を添加し、同様に室温でディスポプラスチックピペットを用いて手動で5分間攪拌し、溶液を形成した。溶液はPluronic L−121の不水溶性のために、わずかに白色を帯びている。この溶液はpHは約2であり、30ml容プラスチックボトル中に保管した。この製剤は以下の組成を有する:Pluronic L−121界面活性剤97.9%、クエン酸0.3%、過酸化水素0.27%、過酢酸0.32%。
この製剤は高界面活性剤レベル、低含水量の抗菌剤の一例である。約60ml容のコップに、0.09gの30%過酸化水素、0.09gの35%過酢酸、及び0.03gのクエン酸を投入した。混合物を室温でディスポプラスチックピペットを用いて手動で5分間攪拌し、均一な溶液を形成した。次に9.79gのPluronic L−121を添加し、同様に室温でディスポプラスチックピペットを用いて手動で5分間攪拌し、溶液を形成した。溶液はPluronic L−121の不水溶性のために、わずかに白色を帯びている。この溶液はpHは約2であり、30ml容プラスチックボトル中に保管した。この製剤は以下の組成を有する:Pluronic L−121界面活性剤97.9%、クエン酸0.3%、過酸化水素0.27%、過酢酸0.32%。
実施例118の調製
この製剤は高過酢酸抗菌剤の一例である。磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、100ppmピロリン酸ナトリウムを含有する11.01gの水、0.05gのPluronic F−38、及び1.51gのクエン酸を投入した。混合物を室温で10分間攪拌し、均一な溶液を形成した。次に31.35gの3%過酸化水素及び1.89gの30%過酸化水素を添加し、室温で10分間攪拌した。最後に4.32gの35%過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この溶液は約1.0のpHを有しており、2つの30ml容プラスチックボトル中に保管した。この製剤は以下の組成を有する:Pluronic F−38界面活性剤0.1%、クエン酸3.0%、過酸化水素3.0%、過酢酸3.0%。
この製剤は高過酢酸抗菌剤の一例である。磁気撹拌棒を備える250ml容のビーカーに、100ppmピロリン酸ナトリウムを含有する11.01gの水、0.05gのPluronic F−38、及び1.51gのクエン酸を投入した。混合物を室温で10分間攪拌し、均一な溶液を形成した。次に31.35gの3%過酸化水素及び1.89gの30%過酸化水素を添加し、室温で10分間攪拌した。最後に4.32gの35%過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。この溶液は約1.0のpHを有しており、2つの30ml容プラスチックボトル中に保管した。この製剤は以下の組成を有する:Pluronic F−38界面活性剤0.1%、クエン酸3.0%、過酸化水素3.0%、過酢酸3.0%。
実施例119の調製
この製剤はt−ブチルヒドロペルオキシド含有抗菌剤の一例である。磁気撹拌棒を備える500ml容三角フラスコに、100ppmピロリン酸ナトリウムを含有する82.35gの水、0.25gのPluronic F−38、及び4.43gのクエン酸を投入した。混合物を室温で10分間攪拌し、均一な溶液を形成した。次に148.07gの3%過酸化水素を添加し、室温で10分間攪拌する。次に4.39gの35%過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。最後に10.89gの70%t−ブチルヒドロペルオキシドを添加し、攪拌する。このわずかに濁った溶液は、室温で約15分間攪拌すると透明になる。溶液はpHは約2であり、250ml容プラスチックボトル中に保管した。この製剤は以下の組成を有する:Pluronic F−38界面活性剤0.1%、クエン酸1.8%、過酸化水素1.8%、過酢酸0.6%、t−ブチルヒドロペルオキシド3.0%。
この製剤はt−ブチルヒドロペルオキシド含有抗菌剤の一例である。磁気撹拌棒を備える500ml容三角フラスコに、100ppmピロリン酸ナトリウムを含有する82.35gの水、0.25gのPluronic F−38、及び4.43gのクエン酸を投入した。混合物を室温で10分間攪拌し、均一な溶液を形成した。次に148.07gの3%過酸化水素を添加し、室温で10分間攪拌する。次に4.39gの35%過酢酸を添加し、室温で15分間攪拌する。最後に10.89gの70%t−ブチルヒドロペルオキシドを添加し、攪拌する。このわずかに濁った溶液は、室温で約15分間攪拌すると透明になる。溶液はpHは約2であり、250ml容プラスチックボトル中に保管した。この製剤は以下の組成を有する:Pluronic F−38界面活性剤0.1%、クエン酸1.8%、過酸化水素1.8%、過酢酸0.6%、t−ブチルヒドロペルオキシド3.0%。
実施例47、実施例48、実施例80、実施例81、実施例90〜実施例96、実施例98、及び実施例99に関する黄色ブドウ球菌及び大腸菌の殺菌時間結果
殺菌活性を調べるこのアプローチは、細菌分離株(黄色ブドウ球菌又は大腸菌等)を任意の所望の希釈率のブロス培地において、或る濃度の抗菌剤に曝露した後、一定の期間にわたって殺菌率を測定することを含む。この時間−殺菌分析においては、試料は接種材料を添加した直後、及びその後一定の間隔で抗菌剤−ブロス溶液から採取される。例えば、典型的な時系列は、0分、1分、3分、5分、及び10分等で一定分量を採取し、培養するものであり得る。実験の目的に応じて、任意の所望の時系列に置き換えることができるのは明らかである。各時点の試料を次に寒天プレート上にプレーティングし、次にこれを35℃(C)で一晩培養し、増殖について観察する。培養の後、コロニーを計数し、CFU/ml(1ml当たりのコロニー形成単位)で表す。これらを次に増殖の対数的減少、したがって抗菌性製剤の効力を求めるために、元の接種材料(0対照)と比較することができる。これらの試験においては約106のcfuを使用し、実施例の製剤は4%ヒトタンパク質ブロスで1倍〜2倍に希釈した後試験した。特定の実施例に関する結果を下に示す。以下の表における「0」という評価は、指示時間に全ての微生物が死滅したことを示し、非常に有効な抗菌剤であることを示唆する。
殺菌活性を調べるこのアプローチは、細菌分離株(黄色ブドウ球菌又は大腸菌等)を任意の所望の希釈率のブロス培地において、或る濃度の抗菌剤に曝露した後、一定の期間にわたって殺菌率を測定することを含む。この時間−殺菌分析においては、試料は接種材料を添加した直後、及びその後一定の間隔で抗菌剤−ブロス溶液から採取される。例えば、典型的な時系列は、0分、1分、3分、5分、及び10分等で一定分量を採取し、培養するものであり得る。実験の目的に応じて、任意の所望の時系列に置き換えることができるのは明らかである。各時点の試料を次に寒天プレート上にプレーティングし、次にこれを35℃(C)で一晩培養し、増殖について観察する。培養の後、コロニーを計数し、CFU/ml(1ml当たりのコロニー形成単位)で表す。これらを次に増殖の対数的減少、したがって抗菌性製剤の効力を求めるために、元の接種材料(0対照)と比較することができる。これらの試験においては約106のcfuを使用し、実施例の製剤は4%ヒトタンパク質ブロスで1倍〜2倍に希釈した後試験した。特定の実施例に関する結果を下に示す。以下の表における「0」という評価は、指示時間に全ての微生物が死滅したことを示し、非常に有効な抗菌剤であることを示唆する。
殺菌時間試験を非常に高い微生物試験負荷を用いて、すなわち4%血清タンパク質で2倍に希釈し、109という非常に高い微生物負荷で試験した実施例99の抗菌剤(Pluronic L−31 0.6%、クエン酸1.76%、過酸化水素1.78%、過酢酸0.6%、100ppmピロリン酸ナトリウムを含有する蒸留水)を使用して繰返した。さらに過酷な試験による結果も、優れた殺菌時間を実証する。
殺菌時間試験を、広域スペクトルの死滅させることが非常に困難な微生物を使用して、実施例99の抗菌剤により繰返した。
これらの結果は、本発明の抗菌剤が死滅させることが非常に困難な/耐性のある微生物に対して優れた性能を有することを示す。
a.本発明の抗菌性製剤の好ましい界面活性剤の説明及び特性を表15に挙げる。
本発明を上で概説した特定の実施形態とともに記載したが、多くの代替形態、変更形態、及び変形形態が当業者に明らかであることは明白である。したがって、上で説明した本発明の好ましい実施形態は、例示を目的としており、限定を目的としない。以下の特許請求の範囲において規定される本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更を加えることができる。
製剤成分の入手先(Availability):Pluronic(登録商標)界面活性剤及びTetronic(登録商標)界面活性剤−BASF Corporation
Triton(商標)界面活性剤−Dow Chemical Company
クエン酸(他の酸又は塩)−Sigma Aldrich
過酸化水素溶液(3%又は30%)−Sigma Aldrich
過酢酸−FMC Corporation又はSigma Aldrich
ペルオキシ化合物−Arkema Inc.
Triton(商標)界面活性剤−Dow Chemical Company
クエン酸(他の酸又は塩)−Sigma Aldrich
過酸化水素溶液(3%又は30%)−Sigma Aldrich
過酢酸−FMC Corporation又はSigma Aldrich
ペルオキシ化合物−Arkema Inc.
Claims (42)
- 界面活性剤、
酸、
過酸化物、及び
過酸、
を含む抗菌性組成物。 - 水をさらに含む、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- アルキル基が1個〜8個の炭素原子を含有する低級アルキルアルコールをさらに含む、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 前記アルコールがメチルアルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、t−ブタノール、ブチルセロソルブ、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項3に記載の抗菌性組成物。
- 前記酸がカルボン酸であり、前記過酸化物が過酸化水素であり、且つ前記過酸が過酢酸、過塩素酸、過プロピオン酸、過安息香酸、m−クロロ過安息香酸、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 前記カルボン酸がジカルボン酸、トリカルボン酸、テトラカルボン酸、高級ポリカルボン酸、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項5に記載の抗菌性組成物。
- 前記酸がクエン酸、フタル酸、安息香酸、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項6に記載の抗菌性組成物。
- 有機塩をさらに含む、請求項2に記載の抗菌性組成物。
- 前記塩がクエン酸ナトリウム、フタル酸カリウム、安息香酸ナトリウム、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項8に記載の抗菌性組成物。
- 前記有機塩が前記酸の塩である、請求項8に記載の抗菌性組成物。
- 前記界面活性剤が約0.02重量%〜98重量%の濃度で存在し、前記酸が約0.01重量%〜20重量%の濃度で存在し、前記過酸化物が約0.1重量%〜20重量%の濃度で存在し、且つ前記過酸が約0.05重量%〜30重量%の濃度で存在する、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 前記界面活性剤が約0.05重量%〜50重量%の濃度で存在し、前記酸が約0.02重量%〜15重量%の濃度で存在し、前記過酸化物が約0.4重量%〜15重量%の濃度で存在し、且つ前記過酸が約0.2重量%〜20重量%の濃度で存在する、請求項11に記載の抗菌性組成物。
- 前記界面活性剤が約0.10重量%〜15重量%の濃度で存在し、前記酸が約0.6重量%〜10重量%の濃度で存在し、前記過酸化物が約0.7重量%〜10重量%の濃度で存在し、且つ前記過酸が約0.3重量%〜14重量%の濃度で存在する、請求項12に記載の抗菌性組成物。
- 直径が25mm〜70mmの抑制域を示し、最大2000倍の水希釈率で黄色ブドウ球菌ATCC 6538、大腸菌ATCC 8739、緑膿菌ATCC 9027、及びカンジダ・アルビカンスATCC 10231の各々に対してプレート殺菌性を示し、且つCPE陽性である、請求項11に記載の抗菌性組成物。
- 鉄金属と少なくとも2時間接触した後でも該金属に対して腐食性がない、請求項11に記載の抗菌性組成物。
- 前記界面活性剤がアニオン性界面活性剤である、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 前記アニオン性界面活性剤がアルキル硫酸塩、アルキルエトキシ化硫酸塩、アルキル芳香族スルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルエトキシ化スルホコハク酸塩、ジアルキルエトキシ化スルホコハク酸塩、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項16に記載の抗菌性組成物。
- 前記界面活性剤が非イオン性界面活性剤である、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 前記非イオン性界面活性剤がアルキルエトキシレート、アルキルアリールエトキシレート、ポロキサマー、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項18に記載の抗菌性組成物。
- 前記非イオン性界面活性剤がエチレンオキシド/プロピレンオキシドジブロック又はトリブロック型ポロキサマーである、請求項19に記載の抗菌性組成物。
- 前記ポロキサマーが約5000〜14000の分子量を有し、プロピレンオキシドブロックが約850〜4500の分子量を有し、且つエチレンオキシド含量が全ポロキサマーの少なくとも約70重量%である、請求項18に記載の抗菌性組成物。
- 前記ペルオキシ化合物又は前記過酸とは異なるさらなる非カチオン性抗菌剤をさらに含む、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 前記さらなる非カチオン性抗菌剤がフェノール、ハロゲン化フェノール、ハロゲン化ジフェニルエーテル、及びハロゲン化カルバニリド、ペルオキシ酸化剤、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項22に記載の抗菌性組成物。
- 約0.1重量%〜3重量%の量で存在する湿潤剤をさらに含む、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 炭疽菌及びクロストリジウム・ディフィシルから成る群から選択される病原菌に対する抗菌効果を示す、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- せっけんの形態である、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 約0.1%のPluronic F−38界面活性剤、約1.8%のクエン酸、約1.8%の過酸化水素、及び約0.6%の過酢酸を含み、残りが約100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する水である、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 約0.1%のPluronic F−38界面活性剤、約1.8%のクエン酸、約1.8%の過酸化水素、約0.6%の過酢酸、及び約3.0%のt−ブチルヒドロペルオキシドを含み、残りが約100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する水である、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 約0.1%のPluronic F−38界面活性剤、約3.0%のクエン酸、約3.0%の過酸化水素、及び約(about and)3.0%の過酢酸を含み、残りが約100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する水である、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 約0.1%のPluronic F−108界面活性剤、約1.8%のクエン酸ナトリウム、約1.8%の過酸化水素、0.6%の過酢酸、及び約4.0%のエタノールを含み、残りが約100ppmのピロリン酸ナトリウムを含有する水である、請求項1に記載の抗菌性組成物。
- 対象を滅菌する方法であって、抗菌効果のある量の請求項1に記載の抗菌性組成物を該対象に適用することを含む、方法。
- 前記抗菌性組成物を前記対象の表面に塗布する、請求項31に記載の方法。
- 流体を滅菌する方法であって、抗菌効果のある量の請求項1に記載の抗菌性組成物を該流体と混合することを含む、方法。
- 前記流体が体内に摂取可能な液体である、請求項33に記載の方法。
- 前記流体が洗口液である、請求項34に記載の方法。
- 閉鎖空間を滅菌する方法であって、抗菌効果のある量の請求項1に記載の抗菌性組成物を該閉鎖空間に導入することを含む、方法。
- 前記閉鎖空間が動物の体腔である、請求項36に記載の方法。
- 請求項1に記載の抗菌性組成物を製造する方法であって、
界面活性剤、過酸化物、及び酸又はその塩の混合物を形成すること、
前記混合物を加熱すると共に、該混合物を20℃を超える温度に少なくとも20分間維持すること、
前記混合物を25℃未満の温度に冷却すること、並びに
その後冷却した前記混合物と過酸を混合することを含む、方法。 - 前記混合物を60℃を超える温度に少なくとも20分間維持する、請求項38に記載の方法。
- 前記界面活性剤が約0.02重量%〜98重量%の濃度で存在し、前記酸が約0.01重量%〜20重量%の濃度で存在し、前記過酸化物が約0.1重量%〜20重量%の濃度で存在し、且つ前記過酸が約0.05重量%〜30重量%の濃度で存在する、請求項38に記載の方法。
- 前記界面活性剤が約0.05重量%〜50重量%の濃度で存在し、前記酸が約0.02重量%〜15重量%の濃度で存在し、前記過酸化物が約0.4重量%〜15重量%の濃度で存在し、且つ前記過酸が約0.2重量%〜20重量%の濃度で存在する、請求項40に記載の方法。
- 前記界面活性剤が約0.10重量%〜15重量%の濃度で存在し、前記酸が約0.6重量%〜10重量%の濃度で存在し、前記過酸化物が0.7重量%〜10重量%の濃度で存在し、且つ前記過酸が0.3重量%〜14重量%の濃度で存在する、請求項41に記載の方法。
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