JP2009303375A

JP2009303375A - 住宅用分電盤の筺体の構造

Info

Publication number: JP2009303375A
Application number: JP2008154463A
Authority: JP
Inventors: Shigetoshi Honda; 重敏本田; Hiroshi Kondo; 浩近藤; Kenichiro Teramoto; 健一郎寺本; Osamu Miwa; 三輪　　修
Original assignee: Kawamura Electric Inc
Current assignee: Kawamura Electric Inc
Priority date: 2008-06-12
Filing date: 2008-06-12
Publication date: 2009-12-24

Abstract

【課題】本発明は、簡単な構造で在庫管理の手間を省くことのできる住宅用分電盤の筺体の構造を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明に係る住宅用分電盤は、筺体は基台５の前面側にカバー体６を取り付け基台５の前面開口部を枠状に包囲して構成され、基台５とカバー体６とを、それぞれ上下部材と左右部材とに分割して、少なくとも上部材と下部材、または左部材と右部材とを共用可能とし、各部材を接続して組み立て筺体を構成することを特徴とする。
【選択図】図３

Description

本発明は、主幹ブレーカ・分岐ブレーカを配列して成る住宅用分電盤の筺体の構造に関するものである。

住宅用分電盤３１は、基台３２に主幹ブレーカ３３や分岐ブレーカ３４等の電気機器を配列して、基台３２の前面開口をカバー体３５で覆っている。カバー体３５の前面開口部は、ブレーカ３３，３４の操作ハンドル３３ａ，３４ａや表示部が露出できるような窓３６を設けた被覆体３７で被覆し、さらに前面は扉３８で施蓋している。従来、基台３２は、側板部３９や底面部４０等の各部位を一体に成形していた。また、カバー体３５も同様に、各部位を一体に成形していた。
特開２００２−１３５９４３号公報

基台３２や、カバー体３５をそれぞれ一体に成形するということは、基台３２やカバー体３５の大きさに対応した金型が必要であり、金型が大きく、設置スペースが広く必要であった。また、住宅用分電盤３１は、回路数によって使用する分岐ブレーカ３４数も変わり、それに合わせて基台３２やカバー体３５の大きさも決定されていた。住宅用分電盤３１を製造するに当たり、住宅用分電盤３１の筺体は回路数ごとに異なるサイズのものを在庫する必要があり、管理に大変な手間がかかると共に、在庫スペースも広く必要であった。

そこで本発明は、簡単な構造で在庫管理の手間を省くことのできる住宅用分電盤の筺体の構造を提供することを目的とし、その構造は、筺体は基台の前面側にカバー体を取り付け基台の前面開口部を枠状に包囲して構成され、基台とカバー体とを、それぞれ上下部材と左右部材とに分割して、少なくとも上部材と下部材、または左部材と右部材とを共用可能とし、各部材を接続して組み立て筺体を構成することを特徴とする。

本発明に係る住宅用分電盤の筺体の構造は、筺体は基台の前面側にカバー体を取り付け基台の前面開口部を枠状に包囲して構成され、基台とカバー体とを、それぞれ上下部材と左右部材とに分割して、少なくとも上部材と下部材、または左部材と右部材とを共用可能とし、各部材を接続して組み立て筺体を構成するため、構成部品の多くを共通化し、在庫管理の手間を省くと共に、在庫スペースを圧縮することができる。また、個々の部材の大きさが小さくなるため、金型の設置スペースも圧縮することができる。

本発明に係る住宅用分電盤の筺体の構造を図１〜図５の添付図面に基いて説明する。

住宅用分電盤１は、主幹ブレーカ２や分岐ブレーカ３等の電気機器を筺体４内にに配列して構成される。筺体４は、基台５とカバー体６と、被覆体７等から構成される。基台５は枠状体であり、前面は開口され、この開口部分はカバー体６で包囲される。カバー体６には、ブレーカ２，３等の操作ハンドル２ａ，３ａや、通電表示が確認できる窓７を設けた被覆体８が取り付けられる。さらに前面は扉９により施蓋し、住宅用分電盤への塵埃の侵入や誤操作を防止している。

回路ごとに分岐ブレーカ３を配置するため、回路数によって、分岐ブレーカ３の配置数も増減する。分岐ブレーカ３の増減に伴って、住宅用分電盤１の筺体４も大きくしたり、小さくしたりする必要がある。

基台５について説明する。枠状の基台５は、上部材１０、下部材１１、左部材１２、右部材１３の各部位を分割して構成する。それぞれの部材の端部には互いに係合可能である係合体１４を形成し、分割して構成されている部材を組み立てて筺体４を構成する。基台５の構成部材のうち向かい合う辺が同じ長さの場合、上部材１０と下部材１１、左部材１２と右部材１３は、共用することができる。つまり、同じ部材を用いることができる。図１に示すような、横長の住宅用分電盤１の場合、回路数を増やすときには、左右方向へ筺体４を大きくしていく。どの回路数の場合でも、左部材１２と右部材１３は同じ部材を共用でき、上部材１０と下部材１１のみを回路数に対応させて複数種類用意すればよいこととなる。

また、同様に縦長の住宅用分電盤の場合には、回路数を増やすときには、上下方向へ筺体を大きくしていく、どの回路数の場合でも、上部材と下部材は同じ部材を共用でき、左部材と右部材のみを回路数に対応させて複数種類用意すればよい。

次にカバー体６について説明する。カバー体６は、基台５の前面開口を包囲する枠状体であり、カバー体６には、被覆体８が取り付け可能となっている。被覆体８は、電気機器を接続する充電部を保護する目的で取り付けられ、ブレーカ２，３の操作ハンドル２ａ，３ａや通電表示等が確認できる窓７が設けられている。カバー体６は、上部材１５、下部材１６、左部材１７、右部材１８の各部位を分割して構成する。それぞれの部材の端部には互いに係合可能である係合体１９を形成し、分割して構成されている部材を組み立ててカバー体６を構成する。

分割して形成された部材は、基台５と同様、向かい合う辺を構成する部材は同じ長さであるので、共用可能である。図１に示すような、横長の住宅用分電盤１の場合、回路数を増やすときには、左右方向へ筺体４を大きくしていく。どの回路数の場合でも、左部材１７と右部材１８は同じ部材を共用でき、上部材１５と下部材１６のみを回路数に対応させて複数種類用意すればよい。

筺体４の基台５とカバー体６を、分割した部材で構成することにより、一つ一つの部材が小さいことから、部材を成形する金型も小さくでき、金型の設置場所も小さくてすむ。住宅用分電盤１の筺体４を製造するに当たって、従来のように筺体４そのものを在庫することに比べ、小さな部材を在庫するということは、在庫スペースも省くことができるし、さらに、共用できる部材を増やしているため、在庫を圧縮することができるものである。

住宅用分電盤の扉を開放した状態を示す斜視図である。図１における住宅用分電盤の扉を閉鎖した状態を示す斜視図である。本発明に係る住宅用分電盤の筺体を示す分解斜視図である。本発明に係る住宅用分電盤の基台を示す正面図である。本発明に係る住宅用分電盤のカバー体を示す正面図である。住宅用分電盤を示す説明図である。

符号の説明

１住宅用分電盤
２主幹ブレーカ
２ａ操作ハンドル
３分岐ブレーカ
３ａ操作ハンドル
４筺体
５基台
６カバー体
７窓
８被覆体
９扉
１０上部材
１１下部材
１２左部材
１３右部材
１４係合体
１５上部材
１６下部材
１７左部材
１８右部材
１９係合体

Claims

主幹ブレーカ・分岐ブレーカを配列して成る住宅用分電盤の筺体の構造であって、該筺体は基台の前面側にカバー体を取り付け前記基台の前面開口部を枠状に包囲して構成され、前記基台と前記カバー体とを、それぞれ上下部材と左右部材とに分割して、少なくとも上部材と下部材、または左部材と右部材とを共用可能とし、各部材を接続して組み立て前記筺体を構成することを特徴とする分電盤の筺体の構造。