JP2009294727A - 数字選択式宝くじ購入支援システム - Google Patents

Abstract

【課題】現行の販売形態を変更することなく、購入希望者が宝くじ売り場に行かなくても数字選択式宝くじを購入できる数字選択式宝くじ購入支援システムを提供する。
【解決手段】情報通信ネットワーク４０を介して購入者端末２０からのアクセスを受け付ける数字選択式宝くじ購入支援システムであって、数字選択式宝くじの種別の選択を受け付けるとともに、選択された種別に対応した数字選択情報を入力するためのＷｅｂページを端末装置に表示させる画面制御部１２０と、Ｗｅｂページを介して受け付けた数字選択情報に基づいて、選択された種別に対応した申込みカードに対する印刷を、接続された印刷装置１５に実行させる印刷制御部１４０とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明は、インターネット等を通じて、数字選択式宝くじの購入を支援するシステムに関する。

購入者が申込みむ数字を自由に選択できる形式の宝くじである数字選択式宝くじが発売されている。従来、購入者希望者は、数字選択式宝くじを扱う宝くじ売り場に赴いて、マークシート式の申込みカードに記入して数字選択式宝くじの購入申込みを行っていた。

特許文献１には、購入者希望者が宝くじ売り場に行かなくても購入できるようにするために、インターネット等の情報通信ネットワークを通じて購入申込みを行えるようにするシステムが提案されている。
特開２００２−７６３１号公報

特許文献１に記載されたシステムは、購入希望者が携帯電話、パーソナルコンピュータ等の端末装置を用いて数字選択式宝くじを販売する販売店用サーバに対して直接的に購入申込みを行うものであり、さらに、購入代金の支払い、当せん金の受取りは銀行系システムと連携して行うものである。このため、販売側のシステムを新たに構築する必要があり、現行のマークシート式の申込みカードで数字選択式宝くじを購入するという販売形態を大きく変更しなければならない。

本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、現行の販売形態を変更することなく、購入希望者が宝くじ売り場に行かなくても数字選択式宝くじを購入できる数字選択式宝くじ購入支援システムを提供することを目的とする。

上記課題を解決するため、本発明によれば、情報通信ネットワークを介して端末装置からのアクセスを受け付ける数字選択式宝くじ購入支援システムであって、数字選択式宝くじの種別の選択を受け付ける種別選択受付手段と、選択された種別に対応した数字選択情報を入力するための情報入力画面を前記端末装置に表示させる画面制御手段と、前記情報入力画面を介して受け付けた数字選択情報に基づいて、選択された種別に対応した申込みカードに対する印刷を、接続された印刷装置に実行させる印刷制御手段とを備えたことを特徴とする数字選択式宝くじ購入支援システムが提供される。

販売店では、従来の方式通り、申込みカードのマークを読み取って数字選択式宝くじを販売することができる。したがって、現行の販売形態を変更することなく、購入希望者が宝くじ売り場に行かなくても数字選択式宝くじを購入することができるようになる。

当せん番号情報を取得可能なサーバにアクセスして当せん番号情報を取得する当せん番号情報取得手段と、前記受け付けた数字選択情報の当否の判別を行う当否判別手段とをさらに備えることが望ましい。

また、システム利用者となる会員に関する情報の管理を行う会員管理手段をさらに備え、前記会員管理手段は、数字選択式宝くじの購入代金、当せん金に充当するポイントを、会員単位で管理することができる。この場合、画面制御手段は、さらに、前記端末装置の操作に応じて、前記ポイントを購入するための画面或いは前記ポイントを換金するための画面を前記端末装置に表示させるようにすることがのぞましい。

また、前記会員管理手段は、会員に識別子を付して会員に関する情報の管理を行い、前記印刷制御手段は、さらに、前記会員の識別子の前記申込みカードへの印刷を、前記印刷装置に実行させることで、申込みカードの管理が容易になる。

さらに、前記情報入力画面では、数字選択情報を入力する際に、宝くじの購入日時又は購入場所の指定を受付け、前記印刷制御手段は、指定された購入日時及び購入場所を前記申込みカードに印刷させるようしてもよい。

本発明によれば、現行の販売形態を変更することなく、購入希望者が宝くじ売り場に行かなくても、情報通信ネットワークを利用して数字選択式宝くじの購入代行を依頼することができるとともに、かかる代行業の作業を軽減することができる。

本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図１は、本実施形態に係る数字選択式宝くじ購入支援システムを含むネットワーク構成を示すブロック図である。

同図に示すように数字選択式宝くじ購入支援システムは、情報通信ネットワーク４０を通じて、購入者が使用する端末装置（購入者端末２０）からのアクセスを受け付け、宝くじの購入依頼を請けるシステムサーバ１０を主として備えており、購入者の依頼に応じて、宝くじの購入手続の代行をする。

ここで、情報通信ネットワーク４０は、インターネット、携帯電話網、公衆回線網、専用線、ケーブルテレビ網等の情報を双方向に伝送する通信媒体の総称である。すなわち、数字選択式宝くじの購入希望者は、購入者端末２０として、携帯電話２０ａ、パーソナルコンピュータ２０ｂ、家庭用ゲーム機２０ｃ、プッシュホン２０ｄ、デジタル放送受信装置２０ｅ、コンビニや書店等における店舗備付け情報端末２０ｆ、その他の端末装置を用いることができる。

また、情報通信ネットワーク４０には、当せん番号案内サーバ５０が接続されている。この当せん番号案内サーバ５０は、例えばＷｅｂサーバで構成され、インターネット等の情報通信ネットワーク４０を通じて、数字選択式宝くじの抽せん結果情報の提供を行っている。このシステムサーバ１０は、情報通信ネットワーク４０を自動的に巡回して、抽選結果を取得することができる。

システムサーバ１０は、情報処理を行うサーバコンピュータ或いはその機能を持ったソフトウェアで実現することができ、複数のモジュール（複数のサーバ装置や複数のアプリケーションソフト）で構成することができる。具体的に、この購入支援システム１０は、本図に示すように、主制御部１１０、画面制御部１２０、通信インタフェース１３０。印刷制御部１４０を備えている。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。

主制御部１１０は、システムサーバ１０における各種情報処理を行うモジュールが仮想的に構築されるＣＰＵ等の演算処理装置であり、本実施形態では、ユーザーの操作信号を受け付けて、宝くじの購入申し込み手続から、決済手続、購入代行手続、当選番号の調査・判別、ユーザーに対する通知、及び当選金に関する処理を行う。具体的には、図２に示すように、購入処理全体を管理する購入処理管理部１１０ｅを中心として、情報取得処理部１１０ａ、当せん判別処理部１１０ｂ、決済処理部１１０ｃ、時刻監視部１１０ｄ、情報通知処理部１１０ｆ、購入記録性西武１１０ｇ、データベース制御部１１０ｈ、ユーザー対応処理部１１０ｉを備えている。

情報取得処理部１１０ａは、Ｗｅｂ巡回ロボット機能を備えており、このＷｅｂ巡回機能によって、当せん番号情報を取得可能なサーバ（例えば、当せん番号案内サーバ５０）に、定期的にアクセスし、当せん番号情報を自動的に取得し、当せん判別処理部１１０ｂに受け渡すモジュールである。この当せん判別処理部１１０ｂは、情報取得処理部１１０ａによって取得された当せん番号情報を照合することによって、購入者から受け付けた数字選択情報の当否の判別を行う。

決済処理部１１０ｃは、購入申し込み時の代金の支払いや、当選金の送金などの処理を行うモジュールであり、インターネット上の決済システム６０との通信により、決済手続を実行する。この決済処理部１１０ｃによる決済処理の結果は、データベース制御部１１０ｈを通じて、会員情報や取引情報に反映されるとともに、通知処理部１１０ｆを通じて、電子メールなどによりユーザーに通知される。

購入処理管理部１１０ｅは、ユーザー対応処理部１１０ｉを通じて購入申し込みを受付け、その情報をデータベース制御部１１０ｈを通じて、会員情報データベース１６０等に反映させるとともに、印刷制御部１４０に対して、購入代行のための印刷処理を実行させる。

さらにこの購入処理管理部１１０ｅは、タイマーである時刻監視部１１０ｄからの制御に応じて、購入代行のための印刷処理の日時を設定する機能を備えている。すなわち、数字選択式宝くじは、毎日発売され、且つその当日にのみ購入が可能となる商品もあることから、購入代行のための印刷処理において、印刷物が他の日にちのものと混ざらないように、その日に購入すべきカードのみが、販売日当日に印刷されることが好ましい。この時刻監視部１１０ｄの機能により、日時を指定した予約購入の申し込みが可能となり、サービスの多様化を図ることができる。

上記購入記録生成部１１０ｇは、購入された宝くじをスキャナ１５０により読み込み、宝くじを本当に購入したことを証明する購入記録として保存するモジュールである。具体的には、OCR等の画像解析機能を備えており、購入した宝くじの番号や選択したマーク、数字等を解析して、テキストデータとして取得し、その番号から購入者を逆引き処理により特定して、スキャンした画像と会員情報とを関連づけて記録する。

画面制御部１２０は、システムサーバ１０にアクセスしてきた購入者端末２０や管理者端末３０に表示させる画面情報の制御を行うモジュールであり、具体的には、Ｗｅｂサーバで構成することができ、購入代行サービスのＷｅｂサイトである購入受付ページや、管理者用の管理者ページを表示させ、ＨＴＴＰ等の通信プロトコルによって、画面情報及び操作信号を送受信するＧＵＩ（Ｇｒａｐｈｉｃａｌ Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）を提供する。本実施形態では、上記購入受付ページのＧＵＩによって、アクセスしてきた購入希望者から、数字選択式宝くじの種別の選択を受け付ける種別選択受付手段と、選択された種別に対応した数字選択情報を入力するための情報入力画面とが提供される。

通信インタフェース１３０は、情報通信ネットワーク４０を介した各種情報の送受信を制御するモジュールであり、種々のプロトコルにより、購入者端末２０との間でデータの送受信を行う。なお、本実施形態では、管理者端末３０は、社内ＬＡＮ等の、情報通信ネットワーク４０からは切離された通信網で接続されているが、管理者端末３０も、この通信インタフェース１３０により、情報通信ネットワーク４０を通じて、遠隔地からアクセスできるようにしてもよい。

印刷制御部１４０は、システムサーバ１０に接続された印刷装置１５における印刷処理を制御するモジュールであり、特に、情報入力画面を介して受け付けた数字選択情報に基づいて、選択された種別に対応した申込みカードに対する印刷を、接続された印刷装置１５に実行させる機能を果たす。また、本実施形態においてこの印刷制御部１４０は、会員ＩＤ等、購入者（会員）を特定するための識別子を、申込みカードへ印刷させるように、印刷装置１５を制御する機能も果たす。

主制御部１１０は、会員に識別子（例えば会員ＩＤ等）を付して、システム利用者となる会員に関する情報の管理を行う会員管理手段の機能も果たし、会員情報ＤＢ（データベース）１６０、取引情報ＤＢ１７０のデータ管理を行う。具体的には、会員ＩＤに基づいて、購入者の購入履歴や当否判別結果の他、例えば数字選択式宝くじの購入代金、当せん金に充当するポイントなどを、会員単位で管理する。

会員情報ＤＢ１６０は、システムサーバ１０のサービスを享受する会員に関する情報を管理するデータベースである。すなわち、システムサーバ１０を利用して数字選択式宝くじを購入希望する者はあらかじめ会員登録を済ませておくようにする。

図３（ａ）は、会員情報ＤＢ１６０のデータ構造を示す図である。本図に示すように会員情報ＤＢ１６０は、会員ＩＤ１６０ａ、氏名１６０ｂ、メールアドレス１６０ｃ、認証情報１６０ｄ、電話番号１６０ｅ、口座情報１６０ｆ、ポイント数１６０ｇ、登録日時１６０ｈ、総当せん額１６０ｉ、総購入額１６０ｊ、総購入枚数１６０ｋを会員毎に管理する。

会員ＩＤ１６０ａは、会員の識別子であり、会員登録の際に一意的に付与される。認証情報１６０ｄは、会員の認証を行うための情報であり、例えば、パスワードとすることができる。

口座情報１６０ｆは、ポイントを換金したりする場合の会員側の取引口座に関する情報である。すなわち、システムサーバ１０内では、現金に換算されるポイントを用いて数字選択式宝くじ購入申込み、当せん金支払いの処理等が行われる。

ポイント数１６０ｇは会員が所有するポイント数を示す。登録日時１６０ｈは、会員登録を行った日時を示す。総当せん額１６０ｉは、会員がシステムサーバ１０を介して購入した数字選択式宝くじの当せん金の総額を示す。総購入額１６０ｊは、会員がシステムサーバ１０を介して購入した数字選択式宝くじの購入総額を示す。総購入枚数１６０ｋは、会員がシステムサーバ１０を介して購入した数字選択式宝くじの総購入枚数を示す。

取引情報ＤＢ１７０は、会員と行った取引の履歴を記録するデータベースである。図３（ｂ）は、取引情報ＤＢ１７０のデータ構造を示す図である。本図に示すように取引情報ＤＢ１７０は、取引日時１７０ａ、取引対象会員ＩＤ１７０ｂ、取引種別１７０ｃ、取引詳細１７０ｄ、取引結果１７０ｅを取引処理毎に記録する。

取引種別１７０ｃは、数字選択式宝くじ購入申込み、ポイント購入、ポイント換金等の種別を示す。取引詳細１７０ｄは、購入対象、選択した数字、購入ポイント数、換金ポイント数等の具体的な取引内容を示す。取引結果１７０ｅは購入した数字選択式宝くじの抽せん結果等の具体的な取引結果を示す。なお、取引情報は、取引種別毎にデータベースを構成するようにしてもよい。

上記主制御部１１０における決済処理機能は、情報通信ネットワーク４０上の決済システム６０との間で行われる。ここでの決済処理とは、購入者が購入処理する際に、購入者に対して、クレジット会社や通信キャリアの課金手段に設けられた決済システム６０にアクセスさせ、この決済システム６０に対し、代金の支払い手続を行わせる。また、主制御部１１０の決済処理機能は、購入者の宝くじが当せんした場合に、その換金手続を指示し、宝くじ販売業者において換金された当せん金を、購入者が指定する金融機関に送金する処理も行う。

（数字選択式宝くじ購入支援方法）
以上の構成を有するシステムを動作させることによって、本実施形態にかかる数字選択式宝くじ購入支援方法を実施することができる。システムサーバ１０における処理について、図４のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、購入希望者は既に会員登録を済ませており、会員情報ＤＢ１６０に必要な事項が記録されているものとする。

システムサーバ１０は、購入者端末２０からのアクセスを受け付けると（Ｓ１０１）、会員認証処理を行う（Ｓ１０２）。会員認証処理は、例えば、メールアドレスと認証情報であるパスワードの入力を受け付けることにより行うことができる。

認証処理を終えると、会員メニューのページを表示して、メニュー操作を受け付ける（Ｓ１０３）。図５は、会員メニューの一例を示す図である。本図は、購入者端末２０として携帯電話２０ａが用いられた場合の画面表示例を示している。

本図に示すように、会員メニューには、「ミニロトを申込み」「ロト６を申込み」「ナンバーズ３を申込み」「ナンバーズ４を申込み」「登録情報を確認」「当せん履歴」「ポイントを購入」「ポイントを換金」「ログアウト」の項目が選択可能になっており、会員は任意の項目を選択することができる。

これらのうち、「ミニロトを申込み」「ロト６を申込み」「ナンバーズ３を申込み」「ナンバーズ４を申込み」は、くじ購入の申込み項目であり、「登録情報を確認」「当せん履歴」は会員情報項目であり、「ポイントを購入」「ポイントを換金」はポイント処理項目である。

くじ購入の申込み項目が選択された場合は、購入対象が「ミニロト」「ロト６」「ナンバーズ３」「ナンバーズ４」のいずれかであるかを特定し（Ｓ１０４）、購入対象に応じた数字選択画面を表示して、数字選択を受け付ける（Ｓ１０５）。

図６は、購入対象が「ミニロト」の場合の数字選択画面を示す図である。本図に示すように、１〜３１までの数字の中から５個の異なる数字を選択するミニトロに対応した画面により、会員は簡易に選択した数字を入力することができる。図７は、購入対象が「ナンバーズ３」の場合の数字選択画面を示す図である。３桁の数字と申込みタイプを指定するナンバーズ３に対応した画面により、会員は簡易に選択した数字及びタイプを入力することができる。なお、本実施形態では、宝くじを購入する日にちと場所を指定できるようになっている。例えば、販売店の場所や窓口、曜日などを指定するための情報を、購入の際に入力させる。この入力された情報は、選択された数字及びタイプとともに記録される。

数字の選択を受け付けると、購入完了の確認表示の後、申込み手続完了処理を行う。この申込み手続完了処理では、購入代金の徴収と、会員情報ＤＢ１６０及び取引情報ＤＢ１７０への記録を実行する（Ｓ１０６）。具体的には、決済システム６０に接続し、購入者による決済手続（カード番号等のカード情報の入力等）を完了させ、決済を終了させるとともに、申込み内容に応じて会員情報ＤＢ１６０の総購入額１６０ｊ、総購入枚数１６０ｋを更新し、取引情報ＤＢ１７０に新たなデータを追加し、取引日時１７０ａ、取引対象会員ＩＤ１７０ｂ、取引種別１７０ｃ、取引詳細１７０ｄを記録する。

メニュー操作でポイント処理項目が選択された場合には、ポイント購入処理或いはポイント換金処理を行う（Ｓ１０７）。ポイント購入処理ではあらかじめ定められた決済方法によって、会員が希望するポイント数の購入が行われる。ポイント購入処理が行われると、決済を行うとともに、会員情報ＤＢ１６０のポイント数１６０ｇを更新する（Ｓ１０８）。決済は、決済システム６０を通じて、例えばクレジットカードを利用したり、携帯電話２０ａの通信事業者の利用料金に含めて行うようにしたり、プリペイドカードを購入して行ったりすることができる。

ポイント換金処理では、会員情報ＤＢ１６０を参照して、その会員が所持するポイント数を取得し、そのポイント数内で会員が希望するポイント数の換金処理が行われる。図８は、ポイント換金を行う画面を示す図である。本図の例では、所持ポイント数を表示し、ユーザの換金額入力の目安になるようにしている。ポイントの換金が行われると、口座情報１６０ｆにしたがって口座への入金が行われ、会員情報ＤＢ１６０のポイント数１６０ｇを更新する（Ｓ１０８）。

メニュー操作で会員情報項目が選択された場合には、会員情報ＤＢ１６０及び取引情報ＤＢ１７０を参照して、選択された項目に応じた表示を行う（Ｓ１０９）。具体的には、「登録情報を確認」が選択された場合には、会員情報ＤＢ１６０に記録されたその会員についての情報の一部又は全部の表示を行い、「当せん履歴」が選択された場合には、取引情報ＤＢ１７０に記録されたその会員に関する取引結果１７０ｅの当せんに関するデータを抽出して表示する。

以上のメニュー処理は繰り返し行うことができ（Ｓ１１０：Ｎｏ）、会員がログアウトすると（Ｓ１１０：Ｙｅｓ）、申込みカードの印刷を行う（Ｓ１１１）。ただし、申込みカードの印刷は、会員のアクセス毎に行うのではなく、バッチ処理としてもよい。また、くじ購入の申込みがなかった場合には行う必要はない。なお、本実施形態では、会員が購入日を指定した場合には、その購入日の到来を時刻監視部１１０ｄで監視し、指定日が到来した際に、上記バッチ処理として、ステップＳ１１１の印刷を実行する。この購入日の指定がある場合には、指定された購入予定日がカード上に付加情報として印刷される。

申込みカードの印刷（Ｓ１１１）では、取引情報ＤＢ１７０を参照して、新たに発生した取引情報から、取引種別１７０ｃが「数字選択式宝くじ購入申込み」である取引情報を抽出して、取引詳細１７０ｄに応じた処理を行う。すなわち、取引詳細１７０ｄが、例えば、ナンバーズ３の購入であれば、ナンバーズ３の申込みカードに対して、図９（ａ）に示すように、選択に係る数字及びタイプが塗りつぶされるようにマーク印刷を行う。また、ミニロトの購入であれば、ミニロトの申込みカードに対して、図９（ｂ）に示すように、選択に係る数字が塗りつぶされるようにマーク印刷を行う。

本実施形態では、この印刷処理を自動的に行うため、印刷装置１５に複数の給紙トレイを備えさせ、それぞれのトレイに異なる種類の申込みカードを載置しておく。また、印刷制御部１４０には、各申込みカードのフォーマットを用意しておき、申込みカード内の各マーク箇所の配置を設定することにより、会員によって選択された数字、或いは、タイプに対応した箇所にマークを印刷できるようにしておく。

また、印刷した申込みカードがどの会員に係るものかを判別するために、マークに加え、会員ＩＤ等の付加情報Ｄ１〜Ｄ３が申込みカードに印刷される。会員ＩＤ（付加情報Ｄ１）は、マーク読み取りに影響を与えない位置に印刷するようにする。ただし、会員ＩＤに限られず、メールアドレス、氏名等であってもよい。また、申込日付等の情報も印刷するようにしてもよい。さらに、本実施形態では、宝くじ購入の指定日及び指定場所があるときには、この付加情報として、購入予定日（付加情報Ｄ２）と指定販売所（付加情報Ｄ３）を印刷する。

システムサーバ１０の運営者は、マークが印刷された申込みカードを持参して数字選択式宝くじの販売店に赴き、数字選択式宝くじを購入する（Ｓ１１２）。販売店では、従来の方式により申込みみカードのマークを読み取って数字選択式宝くじを販売する。したがって、現行の販売形態を変更することなく、購入希望者が宝くじ売り場に行かなくても数字選択式宝くじを購入することができることになる。

次いで、本実施形態では、システムサーバ１０の運営者は、数字選択式宝くじを購入すると、例えば、電子メールやＦＡＸ等の通信手段を用いて、購入に係る会員の購入者端末２０宛に購入報告を行うとともに、購入した宝くじをスキャナー１５０で読み込み購入記録として保存する（Ｓ１１３）。スキャナ１５０で読み込まれた画像は画像解析によりテキストデータ化され、データベース内の購入履歴中のナンバー（購入者が選択した数字）と照合して、そのナンバーから購入者を逆引きして特定し、特定された購入者の会員情報に、読み取られた画像を購入記録として関連づけて保存する。

なお、逆引きした際に、複数の会員が検出されたときには、同一のナンバーを購入したと判断し、実際に購入したカードの枚数や金額と、申し込まれた枚数又は金額とを照合し、枚数又は金額が一致するカードを購入記録として関連づける。枚数及び金額が一致しない場合は、購入漏れ或いは二重購入の可能性があるとしてエラー警告を報知するようにしてもよい。

上述の会員アクセス対応処理とは別に、システムサーバ１０は、数字選択式宝くじの抽せんに対応する処理を行う。図１０は、システムサーバ１０の数字選択式宝くじ抽せん対応処理を説明するフローチャートである。

一般に、数字選択式宝くじの抽せんは定期的に行われ、抽せん結果が当せん番号案内サーバ５０で閲覧可能となる。システムサーバ１０は、抽せんが行われると（Ｓ２０１：Ｙｅｓ）、当せん番号案内サーバ５０にアクセスして、当せん情報を取得する（Ｓ２０２）。そして、取引情報ＤＢ１７０を参照して、会員が購入した数字選択式宝くじの当否結果を判別する（Ｓ２０３）。当否の判別結果及び当せん額は、取引情報ＤＢ１７０の取引結果１７０ｅに記録する（Ｓ２０４）。また、当せん額に応じて会員情報ＤＢ１６０のポイント数１６０ｇ及び総当せん額１６０ｉを更新する。

そして、電子メールを用いて、当せんした会員の購入者端末２０宛に当せん通知を行うとともに（Ｓ２０５）、当せんした宝くじの換金を行い管理者の所定の金融機関に入金するとともに、この金融機関に対して主制御部１１０の決済機能を通じて、購入者に対する送金手続の依頼を行う。また、上記当せん通知によって、会員は自身が購入した数字選択式宝くじが当せんしたことを知ることができ、システムサーバ１０にアクセスすることで、当せんにより増えたポイントを換金することができるようになる。

以上説明したように、本実施形態によれば、現行の販売形態を変更することなく、購入希望者が宝くじ売り場に行かなくても、情報通信ネットワーク４０を利用して数字選択式宝くじの購入代行を依頼することができるとともに、かかる代行業の作業を軽減することができる。

数字選択式宝くじ購入支援システムを含むネットワーク構成を示すブロック図である。 会員情報ＤＢのデータ構造を示す図である。 取引情報ＤＢのデータ構造を示す図である。 数字選択式宝くじ購入支援システムにおける処理を説明するフローチャートである。 会員メニューの一例を示す図である。 購入対象が「ミニロト」の場合の数字選択画面を示す図である。 購入対象が「ナンバーズ３」の場合の数字選択画面を示す図である。 ポイント換金を行う画面を示す図である。 マークが塗りつぶされた印刷結果の例を示す図である。 数字選択式宝くじ購入支援システムの数字選択式宝くじ抽せん対応処理を説明するフローチャートである。

符号の説明

１０…システムサーバ
１５…印刷装置
２０…購入者端末
２０ａ…携帯電話
２０ｂ…パーソナルコンピュータ
２０ｃ…家庭用ゲーム機
２０ｄ…プッシュホン
２０ｅ…デジタル放送受信装置
２０ｆ…店舗備付け情報端末
３０…管理者端末
４０…情報通信ネットワーク
５０…当せん番号案内サーバ
１１０…主制御部
１２０…画面制御部
１３０…通信インタフェース
１４０…印刷制御部

Claims (6)

1. 情報通信ネットワークを介して端末装置からのアクセスを受け付ける数字選択式宝くじ購入支援システムであって、
   数字選択式宝くじの種別の選択を受け付ける種別選択受付手段と、
   選択された種別に対応した数字選択情報を入力するための情報入力画面を前記端末装置に表示させる画面制御手段と、
   前記情報入力画面を介して受け付けた数字選択情報に基づいて、選択された種別に対応した申込みカードに対する印刷を、接続された印刷装置に実行させる印刷制御手段と
   を備えたことを特徴とする数字選択式宝くじ購入支援システム。
2. 請求項１に記載の数字選択式宝くじ購入支援システムであって、
   当せん番号情報を取得可能なサーバにアクセスして当せん番号情報を取得する当せん番号情報取得手段と、
   前記受け付けた数字選択情報の当否の判別を行う当否判別手段と
   をさらに備えることを特徴とする数字選択式宝くじ購入支援システム。
3. 請求項１又は２に記載の数字選択式宝くじ購入支援システムであって、
   システム利用者となる会員に関する情報の管理を行う会員管理手段をさらに備え、
   前記会員管理手段は、数字選択式宝くじの購入代金、当せん金に充当するポイントを、会員単位で管理する
   ことを特徴とする数字選択式宝くじ購入支援システム。
4. 請求項３に記載の数字選択式宝くじ購入支援システムであって、
   画面制御手段は、さらに、前記端末装置の操作に応じて、前記ポイントを購入するための画面或いは前記ポイントを換金するための画面を前記端末装置に表示させることを特徴とする数字選択式宝くじ購入支援システム。
5. 請求項３又は４に記載の数字選択式宝くじ購入支援システムであって、
   前記会員管理手段は、会員に識別子を付して会員に関する情報の管理を行い、
   前記印刷制御手段は、さらに、前記会員の識別子の前記申込みカードへの印刷を、前記印刷装置に実行させることを特徴とする数字選択式宝くじ購入支援システム。
6. 請求項１に記載の数字選択式宝くじ購入支援システムであって、
   前記情報入力画面では、数字選択情報を入力する際に、宝くじの購入日時又は購入場所の指定を受付け、
   前記印刷制御手段は、指定された購入日時及び購入場所を前記申込みカードに印刷させる
   ことを特徴とする数字選択式宝くじ購入支援システム。