JP2009292543A - 画像形成装置、トレイ情報設定方法、およびトレイ情報設定プログラム。 - Google Patents

画像形成装置、トレイ情報設定方法、およびトレイ情報設定プログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】給紙トレイが自動用紙検知機能を備えていなくても、ユーザがトレイ情報設定を容易に行え、安定した画像形成動作が可能な画像形成装置、トレイ情報設定方法、およびトレイ情報設定プログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、用紙を収納する給紙トレイ3と、トレイ情報30を基に給紙トレイ3から供給された用紙に対して画像を形成する画像形成部18を備えた本体1とから構成される装置であって、給紙トレイ3が、当該トレイに対応するトレイ情報40を保持する第1の保持手段4を有し、本体1が、画像形成部18で使用するトレイ情報30を保持する第2の保持手段13と、給紙トレイ3が装着されたときに、第1の保持手段4からトレイ情報40を読み取る読み取り手段19と、読み取られたトレイ情報40に基づき、第2の保持手段13が保持するトレイ情報30を設定する第1の設定手段52とを有することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、着脱可能な給紙トレイを搭載する画像形成装置に係り、特に、給紙トレイ装着時に用紙サイズなどを含むトレイ情報を設定する技術に関するものである。
現在では、オフィスユースのデジタル複合機(MFP:Multifunction Peripheral)や、パーソナルユースの小型プリンタなど、ユーザの使用用途や使用環境に対応する様々な機種の画像形成装置が製造されている。
これらの画像形成装置には、画像を形成する用紙の収納カセット、すなわち給紙トレイを備えており、画像形成動作において、この給紙トレイからユーザが所望するサイズの用紙が供給され、供給された用紙に対して画像が形成される。
その中でも、複合機などの給紙トレイでは、例えば特許文献1に開示されるような収納用紙サイズや用紙種類を設定可能なダイヤルを備えており、これによって画像形成装置では、ユーザがこのダイヤルを回道切り換えし、収納用紙サイズや用紙種類を設定することで、給紙トレイ装着時に自動的に収納される用紙サイズや用紙種類が本体側のセンサーにより検知され、適切な用紙が給紙トレイから供給される。その他に給紙トレイに用紙を収納するだけで、トレイ内で用紙を支持するガイド板などにより自動的に用紙サイズを検知する機構を備えている装置もある。
このような自動的に用紙を検知する機構により、ユーザは給紙トレイに用紙を収納し、簡便な方法で収納用紙の設定(例えば設定ダイヤルを回し給紙トレイを本体に装着)するだけで、所望する用紙に画像を形成させることができる。
しかし、上記のような自動的に用紙を検知する機構は、その構成を実現するためにコストがかかることから、パーソナルユースの小型プリンタなどのような安価な画像形成装置(低価格機)には装備されていないのが現状である。
安価な画像形成装置は、主に装置が備える操作パネルを介して本体に用紙サイズや用紙種類などをトレイ情報として設定可能な構成となっている。このようにして設定されたトレイ情報は、画像形成装置とユーザが印刷要求を行うPC(Personal Computer)などの情報処理装置にインストールされたプリンタドライバによって取得され、ドライバのUI画面を介して情報が開示される。また特許文献2に開示されるプリンタドライバのように、取得したトレイ情報に基づき、ユーザが所望する用紙サイズに一致する給紙トレイを自動選択するものもある。
このように、安価な画像形成装置、すなわち給紙トレイが自動用紙検知機能を備えていない画像形成装置では、操作パネルにより収納用紙サイズや用紙種類などのトレイ情報を設定することで、所望する用紙に画像を形成させることができる。
特開平09−304982号公報 特開2007−233467号公報
しかしながら、従来の自動用紙検知機能を備えていない画像形成装置では、上記のように操作パネルを介してトレイ情報を設定しなければならない。画像形成装置が備える操作パネルは、情報を表示する画面の領域も狭く、操作キーも単純な構成のものが多く、このような操作環境においてユーザがトレイ情報を設定するのは手間がかかる。すなわちユーザにとってトレイ情報の設定は煩雑な作業である。
また、トレイ情報の設定が、ユーザが給紙トレイ内に用紙を収納する動作や、給紙トレイを装着する動作などに連動していないことから、給紙トレイに収納されている用紙のサイズや種類と、操作パネルから設定されたトレイ情報の用紙サイズや用紙種類とが必ずしも一致しているとは限らず、場合によっては、誤った設定により画像形成動作時の紙づまりや、形成した画像が用紙の印刷領域に収まらないなど、適切な画像形成動作が行えない。すなわちユーザに対して安定した画像形成動作を提供することができない。
本発明では、上記従来技術の問題点を鑑み、給紙トレイが自動用紙検知機能を備えていなくても、ユーザがトレイ情報設定を容易に行え、安定した画像形成動作が可能な画像形成装置、トレイ情報設定方法、およびトレイ情報設定プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、用紙を収納する給紙トレイと、用紙サイズや用紙種類などの給紙トレイに関する情報であるトレイ情報を基に前記給紙トレイから供給された用紙に対して画像を形成する画像形成部を備えた本体とから構成される画像形成装置であって、前記給紙トレイが、当該給紙トレイに対応するトレイ情報を保持する第1の保持手段を有し、前記本体が、前記画像形成部で使用するトレイ情報を保持する第2の保持手段と、前記給紙トレイが装着されたときに、前記第1の保持手段が保持するトレイ情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られ前記第1の保持手段が保持していたトレイ情報に基づき、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報を設定する第1の設定手段とを有することを特徴とする。
このような構成によって、本発明の画像形成装置は、着脱可能な給紙トレイがトレイ情報を保持するIC(Integrated Circuit)タグなどの保持手段を備えており、当該装置本体が、給紙トレイ装着時に、給紙トレイに備えられた保持手段からトレイ情報を読み取り、読み取ったトレイ情報に基づき、画像形成動作時に使用するトレイ情報を設定変更する。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、本体が、前記読み取り手段により読み取られ前記第1の保持手段が保持していたトレイ情報を、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報に設定するか否かを判定する設定可否判定手段を有し、前記第1の設定手段は、前記設定可否判定手段の判定結果に基づき、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報を設定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記設定可否判定手段が、前記読み取り手段により読み取られ前記第1の保持手段が保持していたトレイ情報と、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報とに基づき設定可否判定を行い、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報と前記第1の保持手段が保持するトレイ情報とが異なる場合に、前記読み取り手段により読み取られ前記第1の保持手段が保持していたトレイ情報を、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報に設定すると判定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、本体が、前記用紙を本体内部に搬送し通紙動作を行う通紙手段を有し、前記第1の設定手段が、前記通紙手段による通紙動作において検知した用紙サイズを、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報に設定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、本体が、前記第1の保持手段が保持するトレイ情報を設定する第2の設定手段を有し、前記第2の設定手段が、前記通紙手段による通紙動作において検知した用紙サイズを、前記第1の保持手段が保持するトレイ情報に設定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報および/または前記第1の保持手段が保持するトレイ情報の設定値を入力する入力手段を有し、前記第1の設定手段および/または前記第2の設定手段が、前記入力手段により入力された設定値を、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報および/または前記第1の保持手段が保持するトレイ情報に設定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報および/または前記第1の保持手段が保持するトレイ情報に設定する設定値を受信する受信手段を有し、前記第1の設定手段および/または前記第2の設定手段が、前記受信手段により受信された設定値を、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報および/または前記第1の保持手段が保持するトレイ情報に設定することを特徴とする。
これによって、本発明の画像形成装置は、給紙トレイが自動用紙検知機能を備えていなくても、ユーザがトレイ情報設定を容易に行え、安定した画像形成動作を行うことのできる。
上記目的を達成するため、本発明のトレイ情報設定方法は、用紙を収納する給紙トレイと、用紙サイズや用紙種類などの給紙トレイに関する情報であるトレイ情報を基に前記給紙トレイから供給された用紙に対して画像を形成する画像形成部を備えた本体とから構成される画像形成装置におけるトレイ情報設定方法であって、前記給紙トレイが装着されたときに、前記給紙トレイが有する当該給紙トレイに対応するトレイ情報を保持する保持手段からトレイ情報を読み取る読み取り手順と、前記読み取り手順により読み取られ前記保持手段が保持していたトレイ情報に基づき、前記画像形成部で使用するトレイ情報を設定する設定手順とを有することを特徴とする。
このような手順によって、本発明のトレイ情報設定方法は、トレイ情報を保持するICタグなどの保持手段を備えた着脱可能な給紙トレイが当該装置本体に装着されたときに、当該装置本体が給紙トレイに備えられた保持手段からトレイ情報を読み取り、読み取ったトレイ情報に基づき、画像形成動作時に使用するトレイ情報を設定変更するトレイ情報の設定動作を実現する。
これによって、本発明のトレイ情報設定方法は、給紙トレイが自動用紙検知機能を備えていなくても、ユーザがトレイ情報設定を容易に行え、安定した画像形成動作が可能な画像形成装置を提供することのできる。
上記目的を達成するため、本発明のトレイ情報設定プログラムは、用紙を収納する給紙トレイと、用紙サイズや用紙種類などの給紙トレイに関する情報であるトレイ情報を基に前記給紙トレイから供給された用紙に対して画像を形成する画像形成部を備えた本体とから構成される画像形成装置におけるトレイ情報設定プログラムであって、コンピュータを、前記給紙トレイが装着されたときに、前記給紙トレイが有する当該給紙トレイに対応するトレイ情報を保持する保持手段からトレイ情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られ前記保持手段が保持していたトレイ情報に基づき、前記画像形成部で使用するトレイ情報を設定する設定手段として機能させる。
本発明によれば、給紙トレイが自動用紙検知機能を備えていなくても、ユーザがトレイ情報設定を容易に行え、安定した画像形成動作を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<装置概観図>
では、本実施形態に係る画像形成装置の基本構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10の概観図である。
図1に示すように画像形成装置10は、用紙に画像を形成するプロッタ(印刷装置)と、その画像形成動作全体を制御するコントローラとを備える本体1に、動作条件などの各種設定の受付や、装置状態情報やジョブ情報などの表示を行う操作パネル2が所定のI/F(Interface)を介して接続されている。また用紙を収納する給紙トレイ3は、上記本体1から着脱可能な構成となっており、さらに収納される用紙のサイズや種類などの給紙トレイに関する情報(以下、「トレイ情報」という。)を保持する不揮発性の半導体メモリチップ4(例えばICタグなど:以下「チップ」という。)を備えている。
なお、図1では、給紙トレイ3を本体1に装着した場合に、操作パネル2側にチップ4が配置されるように、給紙トレイ3の側面にチップ4が備えられた構成例が示されているが、この構成に本発明が限定されるものではない。給紙トレイ3に備えられたチップ4内部のデータ(トレイ情報)は、後述する本体1が備えるチップ読み書き装置により読み書きされる。よって、チップ4は、給紙トレイ3が本体1に装着された状態で、本体1内部に備えられた上記チップ読み書き装置によりデータを読み書き可能な位置に配置されていればよい。
<ハードウェア構成>
続いて、本実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成例を示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置10は、本体1が、コントローラ5と、各種センサー16と17と、プロッタ(印刷装置)18と、チップ読み書き装置19と、操作パネルI/F20とから構成され、これらの各ハードウェアがバスBで相互に接続されている。
コントローラ5は、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、NVRAM(Non Volatile RAM)13、CPU(Central Processing Unit)14、およびNIC(Network Interface Card)15とを備えている。
ROM11は、画像形成装置10全体を制御するプログラム(システムプログラム)や画像形成装置10が有するプリンタ機能(印刷機能)を実現するプログラム(PDL(Page Description Language)を解釈可能なプログラム(以下、「PDLパーサ」という。))などを格納している。また、NVRAM13は、画像形成動作を制御するための制御データを格納している。CPU14は、ROM11からRAM12に読み出したプログラムを実行することで、画像形成装置10全体の動作を制御する。NIC15は、画像形成装置10を、有線および/または無線回線により構築されたLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク(データ通信網)や電気通信回線に接続するインタフェースである。
コントローラ5は、上記構成により、例えば画像形成装置10に電源が投入されると、CPU14によりシステムプログラムが起動・実行される。その結果、画像形成装置10は、印刷データをNIC15を介して外部機器(例えばPCなど)から受信すると、PDLパーサが起動・実行され、受信した印刷データを解釈してビットマップイメージを生成する。
なお、上記では、コントローラ5がNIC15を含む構成について説明を行ったが、この構成に本発明が限定されるものではない。コントローラ5はNIC15を接続するための所定のインタフェースを備え、NIC15をコントローラ5の基板から着脱可能な構成としてもよい。
続いて画像形成装置10が備える各種センサーには、給紙トレイ3の装着状態、すなわち給紙トレイ3が本体1に装着されているか否かを検知する給紙トレイ検知センサー16や、給紙トレイ3から本体1内部に搬送された用紙や排紙トレイ(非図示)排紙される用紙など、画像形成動作時に本体1内部の搬送パスを通過する用紙を検知する給紙/排紙センサー17などがある。これらの各種センサーによって、画像形成動作時に駆動する各装置の同期や紙づまりなどのエラー検知などを行う。
プロッタ18は、画像形成動作を行う印刷装置であり、例えば、インクジェット方式により、コントローラ5から転送されたビットマップイメージを給紙トレイ3から搬送された用紙に印刷(画像形成)する。ここでは、画像形成方式の一例としてインクジェット方式による例を示したが、この方式に本発明が限定されるものではない。例えば、帯電、露光(潜像)、現像、転写、定着といった工程を経て画像形成を行う電子写真方式であってもよい。
チップ読み書き装置19は、給紙トレイ3が備えるチップ4が保持するデータを読み書きする。例えばチップ4がICタグの場合、ICタグリーダーなどがそれにあたる。チップ読み書き装置19は、チップ4に対してデータの読み書きを行う際に、当該装置の読み書き部とチップ4とが接触した状態であっても非接触の状態であってもよい。接触式の場合には、電気が通電することによってデータをやり取りし、非接触式の場合には、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm〜数m)の無線通信によってデータをやり取りする。
これによって画像形成装置10は、本体1に装着された給紙トレイ3のチップ4が保持するトレイ情報の読み取り・書き込みを行うことができる。
続いて操作パネルI/F20は、本体1に接続される操作パネル2のインタフェースである。操作パネル2は、主に入力部と表示部とを備えており、入力部は、操作用のハードウェアキー(以下、「操作キー」という。)などで構成され、画像形成装置10に各操作信号を入力するのに用いられる。また、表示部は、ディスプレイなどで構成され、画像形成動作に関する各種情報を表示する。
この他にも、画像形成装置10は、インタフェースを介して、読み取り面に配置された原稿を光学的に読み取り画像データを生成するスキャナ(画像読取装置)や、画像形成装置10で取り扱われる受信データや読み取り画像データなどの各種データを格納する補助記憶装置(HDD:Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリなどの記録媒体(非図示)に格納されるデータに対して、画像形成装置10から読み書きを行うドライブ装置(非図示)などを備えていてもよい。
<ソフトウェア構成>
続いて、本実施形態に係る画像形成装置10のソフトウェア構成について説明する。図3は本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10のソフトウェア構成例を示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置10は、上記ROM11に、画像形成装置10全体を制御するプログラムであるシステムプログラム22と、このシステムプログラム22を起動するブートストラップ21を格納している。ブートストラップ21は、ユーザが画像形成装置10に電源を投入してから、搭載機能が実行可能な状態になるまでに自動的に行われる一連の処理を行うプログラムである。電源が投入されるとまずコントローラ5に記憶されたIPL(Initial Program Loader)というプログラムが起動し、ROM11の先頭にある記憶領域を読み込み、読み込んだ内容からシステムプログラム22を起動し、実行可能な状態になる。
《システムプログラム》
以下に、ブートストラップ21により起動されるシステムプログラム22の構成について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係るシステムプログラムの構成例を示す図である。
システムプログラム22は、前述した各種装置(デバイス)の抽象化、リソースの管理、制御対象装置の利用効率の向上を実現する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)221、プロッタ18の動作を制御するプリンタエンジン222、画像形成装置10が有する機能を実現するアプリケーションプログラムから、各種装置(デバイス)を利用するためのソフトウェアインタフェースである共通化されたAPI(Application Programming Interface)を提供するデバイスドライバ223、印刷データをプロッタ18が解釈可能な画像データに変換するプリンタコントローラ224、および外部機器に対してHTML(HyperText Markup Language)などのコンテンツ送受信に用いられる通信プロトコルHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のサーバ機能を提供するHTTPサーバ225などを実現するソフトウェア部品群で構成される。
上記システムプログラム22は、コントローラ5が備えるCPU14により実行されることで上記各機能が実現される。
《トレイ情報》
さらに、本実施形態に係る画像形成装置10では、本体1のコントローラ5が備えるNVRAM13と給紙トレイ3が備えるチップ4に、以下のようなトレイ情報を保持している。図5は、本発明の第1の実施形態に係るトレイ情報30と40のデータ構成例を示す図である。
図5(A)には、NVRAM13が保持するトレイ情報を参照符号30、また(B)には、チップ4が保持するトレイ情報を参照符号40として、それぞれのデータ構成例が示されている。
図5(A)に示すように、NVRAM13が保持するトレイ情報30(以下、「本体1側が保持するトレイ情報30」という。)のデータは、画像形成装置10が装着可能な給紙トレイ3の数に対応するトレイ情報30〜30nと、手差しトレイに対応するトレイ情報30mとから構成される。
さらに各トレイ情報30〜30nおよび30mは、対応する給紙トレイ3に収納される用紙のサイズ(以下、「用紙サイズ」という。)、用紙が不定形であった場合の用紙幅と長さ(以下、「不定形幅」と「不定形長さ」という。)、用紙の種類(以下、「用紙種類」という。)、給紙先指定されたときのみ収納された用紙を本体1内部へ搬送し、自動給紙選択から給紙トレイ3を除外するトレイ(以下、「ロックトレイ」という。)、および任意の文字列によるユーザの定義(以下、「ユーザ定義」という。)などの各データから構成される。これらの各データは、数値、ビット値、フラグ値、文字列といった形式のデータであり、画像形成動作を行う際にRAM12に読み出され、これらのデータ値を基にプリンタコントローラ224が給紙動作制御や指定用紙サイズでの画像形成を行う。
また(B)に示すように、チップ4が保持するトレイ情報40(以下、「給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40」という。)のデータも、データを保持するチップ4が備えられた給紙トレイ3に対応する、用紙サイズ、不定形幅、不定形長さ、用紙種類、ロックトレイ、およびユーザ定義の各データにより構成されている。
このように、本体1側が保持するトレイ情報30〜30nおよび30mと、給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40とは、同じデータにより構成されており、チップ読み書き装置19を介して、同じ給紙トレイ3に対応する互いのトレイ情報30と40のデータ同士の設定を反映させることができる。すなわち給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40を、チップ読み書き装置19を介して読み取り、読み取った各項目のデータを基に、本体1側が保持するトレイ情報30を設定変更し、給紙トレイ3から本体1へ設定内容を反映させることができる。
なお、図5に示すデータ構成例に本発明が限定されるものではない。用紙サイズ、不定形幅、不定形長さ、用紙種類、ロックトレイ、およびユーザ定義の各データが給紙トレイ3に対応付けられた構成であれば、どのような構成であってもよい。
<トレイ情報設定機能>
ここからは、本実施形態に係る画像形成装置10が、上記ハードウェアとソフトウェア構成により実現する、給紙トレイ3が自動用紙検知機能を有していなくても、ユーザがトレイ情報設定を容易に行える「トレイ情報設定機能」について説明する。
<<構成>>
図6は、本発明の第1の実施形態に係るトレイ情報設定機能の構成例を示す図である。本実施形態に係るトレイ情報設定機能は、本体1側で実現されるトレイ検知部51と、トレイ情報設定部52と、用紙サイズ検知部53と、通紙動作部54と、操作パネル2側で実現されるトレイ情報入力部61と、トレイ情報確認部62と、通紙テスト実行指示部63とを有する構成となっている。以下に上記各機能について簡単に説明する。
(本体側の各機能部)
トレイ検知部51は、給紙トレイ検知センサー16によって本体1に給紙トレイ3が装着されたか(給紙トレイ3の着脱)を検知する機能である。
トレイ情報設定部52は、操作パネル2から受け付けた新たなトレイ情報(入力設定値)を、コントローラ5が備えるNVRAM13や装着された給紙トレイ3に備えられたチップ4に設定したり、また給紙トレイ装着時に読み取られた給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40を基に、本体1側が保持するトレイ情報30を設定変更したりする機能である。
その中でトレイ情報設定部52は、チップ4にトレイ情報40が設定されているか否か、また、本体1側と給紙トレイ3側それぞれが保持するトレイ情報30と40が同じデータであるか否か(対応するデータ項目の値が同じか否か)を判定する判定部を有しており、この判定部による判定結果に基づき、本体1側が保持するトレイ情報30の設定変更や給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40の設定動作を制御する(設定を行うか否かを制御する)。
また用紙サイズ検知部53は、給紙/排紙センサー17によって、給紙トレイ3から本体1内部に供給され搬送中の用紙のサイズ(用紙幅や長さ)を検知する機能である。通紙動作部54は、通紙テストの実行指示に応じて、給紙トレイ3から本体1内部に用紙を供給し、排紙トレイ(非図示)に用紙を排紙するまでの用紙搬送動作を行う機能である。
(操作パネル側の各機能部)
トレイ情報入力部61は、操作パネル2の表示部に表示されるトレイ情報設定のメニュー画面を基に、入力部を介して設定された新たなトレイ情報を受け付ける機能である。トレイ情報確認部62は、本体1側が保持するトレイ情報30や、装着された給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40を設定する際に、その設定を行ってもよいか否かをユーザに確認する機能である。通紙テスト実行指示部63は、操作パネル2の入力部を介して要求された通紙テストの実行指示を受け付ける機能である。
これら上記各機能部は、ソフトウェア構成において前述したように、画像形成装置10が有するROM11に格納されたシステムプログラム22がRAM12に読み出され、CPU14によって実行されることで、それぞれの動作が実現される。
本実施形態に係る画像形成装置10は、上記各機能部によって、以下に挙げるタイミングで本体1側が保持するトレイ情報30の設定変更と給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40の設定を行い、トレイ情報設定機能を実現する。
(1)給紙トレイ3を本体1に装着したとき
(2)実行指示に従って通紙テストを行ったとき
(3)操作パネル2からの設定を受け付けたとき
以下に、上記トレイ情報設定機能の動作について説明する。その中で、トレイ情報設定時に上記各機能部の間で行われる各種データのやり取りについても説明を行う。
《1.給紙トレイ装着時のトレイ情報設定処理》
トレイ情報設定機能は、給紙トレイ3装着時に、給紙トレイ3に備えられたチップ4からトレイ情報40を読み取り、読み取ったトレイ情報40に基づき、本体1側が保持するトレイ情報30を設定変更する。
<<動作>>
図7は、本発明の第1の実施形態に係る本体1と給紙トレイ3との間で行うトレイ情報設定の処理手順例(給紙トレイ装着時:その1)を示すシーケンス図である。
画像形成装置10は、給紙トレイ検知センサー16によりトレイ検知部51が、本体1に給紙トレイ3が装着されたかを検知し、給紙トレイ3が装着されたことを検知すると、その検知結果をトレイ情報設定部52へ通知する(ステップS101)。
トレイ情報設定部52は、トレイ検知部51からの検知結果(装着された旨)を受け付けると、NVRAM13をアクセスし、本体1側が保持するトレイ情報30を取得する(ステップS102)。続いて装着された給紙トレイ3が備えるチップ4を、チップ読み書き装置19を介してアクセスし、給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40を取得する(ステップS103)。
トレイ情報設定部52は、上記ステップS102とS103において取得した、本体1側と給紙トレイ3側それぞれのトレイ情報30と40に基づき、トレイ情報設定処理を行う(ステップS104)。
以下に、上記ステップS104の設定処理においてトレイ情報設定部52が行う、トレイ情報設定可否の判定処理について説明する。トレイ情報設定部52は、前述したように所定の判定条件を基にトレイ情報設定を行うか否かを判定し、その判定結果に基づきトレイ情報設定を行う。
(トレイ情報設定可否の判定処理)
図8は、本発明の第1の実施形態に係るトレイ情報設定の際に行う設定可否判定処理手順例を示すフローチャートである。
トレイ情報設定部52は、前述したステップS103において、給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40が取得できたか否か、すなわち給紙トレイ3が備えるチップ4にトレイ情報40が設定されているか否かを判定する(ステップS1041)。
上記ステップ1041の判定において、チップ4にトレイ情報40が設定されている(トレイ情報40が取得できた)と判断された場合には(ステップS1041:YES)、取得した給紙トレイ3側のトレイ情報40と、前述したステップS102において取得した本体1側のトレイ情報30との各データ項目の値を比較し、本体1側と給紙トレイ3側それぞれのトレイ情報30と40が異なっているか否かを判定する(ステップS1042)。
上記ステップS1042の判定において、本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40が同じであると判断された場合には(ステップS1042:NO)、図8に示す処理を終了する。すなわち現在設定されているトレイ情報30と40を設定変更する必要がないと判断し、トレイ情報設定処理を終了する。
また、上記ステップS1041の判定において、チップ4にトレイ情報40が未設定である(トレイ情報40が取得できなかった)と判断された場合(ステップS1041:NO)、または上記ステップS1042の判定において、給紙トレイ3側のトレイ情報40と本体1側のトレイ情報30とが異なると判断された場合には(ステップS1042:YES)、後続のトレイ情報設定処理手順へ移行する(ステップS1043)。
このように、トレイ情報設定部52は、トレイ情報設定処理を行う前段階で上記判定処理を行うことで、トレイ情報設定を行う必要があるときのみ処理を実行するように制御する。
以下に、前述したステップS1043において行う、後続のトレイ情報設定処理について説明する。また後続の処理は、チップ4にトレイ情報40が未設定である(トレイ情報40が取得できなかった)と判断された場合(ステップS1041:NO)と、本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40とが異なると判断された場合(ステップS1042:YES)とで異なる。
(チップにトレイ情報が未設定と判定された場合の設定処理)
図9(A)は、本発明の第1の実施形態に係る本体1と給紙トレイ3との間で行うトレイ情報設定の処理手順例(給紙トレイ装着時:その2−1)を示すシーケンス図である。
トレイ情報設定部52は、チップ4にトレイ情報40が未設定である(トレイ情報40が取得できなかった)と判断された場合に(ステップS1041:NO)、NVRAM13から取得した本体1側のトレイ情報30を、操作パネル2が有するトレイ情報入力部61へ送信する(ステップS201)。
トレイ情報入力部61は、受信した本体1側のトレイ情報30を基に、操作パネル2が備える表示部(ディスプレイ)にトレイ情報設定メニュー画面を表示し、入力処理を実行する(ステップS202)。ここで言う入力処理とは、入力部(操作キー)を介して新たな設定値を受け付ける処理である。
その結果、トレイ情報入力部61は、受け付けた(入力された)設定値をトレイ情報設定部52へ送信することで、トレイ情報設定部52にトレイ情報設定を指示する(ステップS203)。
トレイ情報設定部52は、NVRAM13にアクセスし、上記ステップS202において入力された設定値を基に、現在保持しているトレイ情報30の各データ項目を設定変更する(ステップS204)。また、チップ読み書き装置19を介して装着された給紙トレイ3が備えるチップ4へアクセスし、現在保持しているトレイ情報40の各データ項目を設定する(ステップS205)。
(チップとNVRAMとのトレイ情報が異なると判定された場合の設定処理)
図9(B)は、本発明の第1の実施形態に係る本体1と給紙トレイ3との間で行うトレイ情報設定の処理手順例(給紙トレイ装着時:その2−2)を示すシーケンス図である。
トレイ情報設定部52は、本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40とが異なると判断された場合に(ステップS1042:YES)、チップ4から取得した給紙トレイ3側のトレイ情報40を、操作パネル2が有するトレイ情報確認部62に送信し、現在設定されている情報の確認と、本体1側のトレイ情報30を設定変更する必要があるか否かの確認とを行う確認画面を、操作パネル2が備える表示部(ディスプレイ)に表示するように指示する(ステップS201)。
トレイ情報確認部62は、表示部(ディスプレイ)に受信した給紙トレイ3側のトレイ情報40を表示し、確認処理を実行する(ステップS202)。ここで言う確認処理とは、表示された後にユーザによって設定内容が確認され、入力部(操作キー)により本体1側のトレイ情報30の設定変更の指示を受け付けるまでの処理である。
その結果、トレイ情報確認部62は、本体1側のトレイ情報30の設定変更を、トレイ情報設定部52に指示する(ステップS203)。
トレイ情報設定部52は、NVRAM13にアクセスし、給紙トレイ3側のトレイ情報40を基に、現在保持しているトレイ情報30の各データ項目を設定変更する(ステップS204)。
以下に、図9(B)のステップS202において行う、トレイ情報設定変更確認処理について説明を行う。
(設定変更確認処理)
図10は、本発明の第1の実施形態に係るトレイ情報設定の際に行う確認処理手順例(給紙トレイ装着時)を示すフローチャートである。
トレイ情報確認部62は、チップ4から取得した給紙トレイ3側のトレイ情報40を、操作パネル2の表示部(ディスプレイ)に表示し(ステップS2021)、ユーザによる設定内容確認後に、給紙トレイ3側のトレイ情報40によって本体1側のトレイ情報30を設定変更する指示(NVRAM13が保持するトレイ情報30を設定する指示)を入力部(操作キー)から受け付けたか否かを判定する(ステップS2022)。
上記ステップS2022の判定において、本体1側のトレイ情報30を設定変更する指示を受け付けたと判断した場合には(ステップS2022:YES)、前述したステップS203の処理手順へ移行する。また、上記ステップS2022の判定において、給紙トレイ3側のトレイ情報40によって本体1側のトレイ情報30を設定変更しない指示を受け付けた場合には(ステップS2022:NO)、トレイ情報設定メニュー画面を表示部に表示し(ステップS2023)、入力部(操作キー)を介して選択された新たなトレイ情報の各データ項目の設定値を表示するとともに、新たな設定値を受け付ける(ステップS2024)。
その後、トレイ情報確認部62は、上記ステップS2022の処理手順へ戻り、新たに設定されたトレイ情報によって本体1側のトレイ情報30を設定変更する指示(NVRAM13が保持するトレイ情報30を設定する指示)を入力部(操作キー)から受け付けたか否かを判定する。
このとき、本体1側のトレイ情報30を設定変更する指示を受け付けたと判断した場合には(ステップS2022:YES)、トレイ情報確認部62は、新たなトレイ情報をトレイ情報設定部52へ送信することで、トレイ情報設定変更を指示する。
その結果、トレイ情報設定部52は、NVRAM13にアクセスし、受信した新たなトレイ情報を基に、現在保持しているトレイ情報30の各データ項目を設定変更し、さらに、チップ読み書き装置19を介して装着された給紙トレイ3が備えるチップ4へアクセスし、現在保持しているトレイ情報40の各データ項目を設定することとなる。
以上のように、トレイ情報設定機能は、給紙トレイ3を本体1に装着するときに、給紙トレイ3側のトレイ情報40の設定値を、自動的に本体1側のトレイ情報30へ反映させることができる。その結果ユーザは、給紙トレイ3を装着後に操作パネル2に表示された設定内容(給紙トレイ3側のトレイ情報40の設定内容)を確認し、本体1側のトレイ情報30の設定変更の指示を行うという容易な方法によって、画像形成動作時に使用する用紙サイズや用紙種類などを含むトレイ情報設定を行うことができる。またユーザが、新たなトレイ情報を設定した場合には、最新情報として、本体1側と給紙トレイ3側それぞれのトレイ情報30と40へ反映させることができる。
《2.通紙テスト動作時のトレイ情報設定処理》
続いてトレイ情報設定機能は、通紙テストを実行し、その際に給紙/排紙センサー17により検知された用紙サイズに基づき、本体1側と給紙トレイ3側それぞれが保持するトレイ情報30と40(用紙サイズのデータ項目)を設定変更する。
<<動作>>
図11は、本発明の第1の実施形態に係る本体1と給紙トレイ3との間で行うトレイ情報設定の処理手順例(通紙テスト動作時)を示すシーケンス図である。
画像形成装置10は、操作パネル2が有する通紙テスト実行指示部63が、操作パネル2が備える入力部を介して受け付けたユーザからの通紙テスト実行要求に応じて、通紙動作部54へ実行を指示する(ステップS301)。
通紙動作部54は、用紙サイズ検知部53へ通紙テストの実行開始を通知する(ステップS302)とともに、給紙トレイ3から本体1内部に用紙を供給し、排紙トレイ(非図示)に用紙を排紙するまでの用紙搬送動作を行う(ステップS303)。また通紙動作部54が通紙テストを実行中に、実行開始が通知された用紙サイズ検知部53は、給紙/排紙センサー17により本体1内部を搬送中の用紙のサイズ(幅や長さ)を検知する(ステップS304)。
その結果、用紙サイズ検知部53は、通紙動作部54から通紙テストの実行終了の通知を受け付けると、検知した用紙サイズ(検知結果)をトレイ情報設定部52へ送信する(ステップS305)。
トレイ情報設定部52は、受信した用紙サイズとチップ4から取得した給紙トレイ3側のトレイ情報40とを、操作パネル2が有するトレイ情報確認部62に送信し、検知された用紙サイズとその他現在設定されている情報の確認と、本体1側のトレイ情報30を設定変更する必要があるか否かの確認とを行う確認画面を、操作パネル2が備える表示部(ディスプレイ)に表示するように指示する(ステップS306)。
トレイ情報確認部62は、表示部(ディスプレイ)に検知された用紙サイズと給紙トレイ3側のトレイ情報40とを表示し、確認処理を実行する(ステップS307)。ここで言う確認処理は、図9(B)のステップS202において説明を行った確認処理と同様である。
その結果、トレイ情報確認部62は、本体1側のトレイ情報30の設定変更を、トレイ情報設定部52に指示する(ステップS308)。
トレイ情報設定部52は、NVRAM13にアクセスし、検知された用紙サイズと給紙トレイ3側のトレイ情報40とを基に、現在保持しているトレイ情報30の各データ項目を設定変更する(ステップS309)。また、チップ読み書き装置19を介して装着された給紙トレイ3が備えるチップ4へアクセスし、検知された用紙サイズを基に、現在保持しているトレイ情報40の用紙サイズを設定変更する(ステップS310)。
以下に、図11のステップS307において行う、トレイ情報設定変更確認処理について説明を行う。
(設定変更確認処理)
図12は、本発明の第1の実施形態に係るトレイ情報設定の際に行う確認処理手順例(通紙テスト動作時)を示すフローチャートである。
トレイ情報確認部62は、用紙サイズ検知部53が検知した用紙サイズと、給紙トレイ3側のトレイ情報40(用紙サイズ以外の各データ項目)を、操作パネル2の表示部(ディスプレイ)に表示し(ステップS3071)、ユーザによる設定内容確認後に、検知された用紙サイズと、給紙トレイ3側のトレイ情報40とによって本体1側のトレイ情報30を設定変更する指示(NVRAM13が保持するトレイ情報30を設定する指示)を入力部(操作キー)から受け付けたか否かを判定する(ステップS3072)。
上記ステップS3072の判定において、本体1側のトレイ情報30を設定変更する指示を受け付けたと判断した場合には(ステップS3072:YES)、前述したステップS308の処理手順へ移行する。また、上記ステップS3072の判定において、検知された用紙サイズと給紙トレイ3側のトレイ情報40とによって本体1側のトレイ情報30を設定変更しない指示を受け付けた場合には(ステップS3072:NO)、トレイ情報設定メニュー画面を表示部に表示し(ステップS3073)、入力部(操作キー)を介して選択された新たなトレイ情報の各データ項目の設定値を表示するとともに、新たな設定値を受け付ける(ステップS3074)。
その後、トレイ情報確認部62は、上記ステップS3072の処理手順へ戻り、新たに設定されたトレイ情報によって本体1側のトレイ情報30を設定変更する指示(NVRAM13が保持するトレイ情報30を設定する指示)を入力部(操作キー)から受け付けたか否かを判定する。
このとき、本体1側のトレイ情報30を設定変更する指示を受け付けたと判断した場合には(ステップS3072:YES)、トレイ情報確認部62は、新たなトレイ情報をトレイ情報設定部52へ送信することで、トレイ情報設定変更を指示する。
その結果、トレイ情報設定部52は、NVRAM13にアクセスし、受信した新たなトレイ情報を基に、現在保持しているトレイ情報30の各データ項目を設定変更し、さらに、チップ読み書き装置19を介して装着された給紙トレイ3が備えるチップ4へアクセスし、現在保持しているトレイ情報40の各データ項目を設定することとなる。
以上のように、トレイ情報設定機能は、通紙テストを行ったときに検知した用紙サイズを、自動的に本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40とへ反映させることができる。その結果ユーザは、通紙テストを行った後に操作パネル2に表示された設定内容(検知された用紙サイズ)を確認し、本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40の設定変更の指示を行うという容易な方法によって、画像形成動作時に使用する用紙サイズや用紙種類などを含むトレイ情報設定を行うことができる。
《3.操作パネル設定時のトレイ情報設定処理》
またトレイ情報設定機能では、操作パネル2が備える入力部を介してユーザから受け付けた新たなトレイ情報の設定値に基づき、本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40それぞれを設定することができる。
上記トレイ情報設定処理の動作については、図9(A)のステップS202で説明したように、トレイ情報入力部61が、操作パネル2が備える表示部にトレイ情報設定メニュー画面を表示し、入力部(操作キー)を介して選択された新たなトレイ情報の各データ項目の設定値を表示するとともに、新たな設定値を受け付ける。
このようにして受け付けた新たな設定値は、トレイ情報入力部61からトレイ情報設定部52へ送信され、本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40との設定変更が指示される。
その結果、トレイ情報設定部52は、設定変更の指示に従って、NVRAM13にアクセスし、受信した新たな設定値を基に、現在保持しているトレイ情報30の各データ項目を設定変更し、さらに、チップ読み書き装置19を介して装着された給紙トレイ3が備えるチップ4へアクセスし、現在保持しているトレイ情報40の各データ項目を設定する。
以上のように、トレイ情報設定機能は、操作パネル2を介したトレイ情報設定を行うことができる。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る画像形成装置10は、前述したトレイ情報設定機能によって、給紙トレイ3装着時に、給紙トレイ3に備えられたチップ4からトレイ情報40を読み取り、読み取った給紙トレイ3側のトレイ情報40に基づき、本体1側が保持するトレイ情報30を設定変更する。
また、画像形成装置10は、通紙テストを実行し、その際に給紙/排紙センサー17により検知された用紙サイズに基づき、本体1側と給紙トレイ3側それぞれが保持するトレイ情報30と40(用紙サイズのデータ項目)を設定変更する。
以上のように、画像形成装置10では、給紙トレイ3を入れ替えるだけで、本体1側のトレイ情報30を自動的に設定更新することができ、また通紙テストを行うことで、本体1側と給紙トレイ3側それぞれのトレイ情報30と40の用紙サイズを設定することができる。
これによって、給紙トレイ3が自動用紙検知機能を備えていなくても、ユーザがトレイ情報設定を容易に行え、用紙サイズ不一致などのエラー発生を軽減し、安定した画像形成動作を行うことができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、操作パネルが、新たなトレイ情報の設定値入力や設定内容の表示、また通紙テストの実行指示などを行う各機能部を有する構成について説明した。
しかし従来技術の問題点において説明を行ったように、安価な画像形成装置に備えられた操作パネルは、表示領域の狭い画面と単純な操作キーのみで構成されるものが多いため、必ずしもユーザが操作しやすいものではない。
そこで、本実施形態に係る画像形成装置では、新たなトレイ情報の設定値入力や設定内容の表示、また通紙テストの実行指示などを行う各機能部を有し、操作パネルよりもユーザが操作しやすいUI(User Interface)環境と連動するトレイ情報設定機能を提供することで、上記問題点を解決するものである。
以下に、上記本実施形態に係る画像形成装置について説明するが、本実施形態に係る画像形成装置と、第1の実施形態に係る画像形成装置との違いは、上記UI環境のみであることから、それ以外の技術的事項については、第1の実施形態と同一の図面と符号を参照し説明を省略する。
<トレイ情報設定機能>
<<構成>>
図13は、本発明の第2の実施形態に係るトレイ情報設定機能の構成例を示す図である。
本実施形態に係るトレイ情報設定機能は、本体1側で実現されるトレイ検知部51と、トレイ情報設定部52と、用紙サイズ検知部53と、通紙動作部54と、外部UI70側で実現されるトレイ情報入力部71と、トレイ情報確認部72と、通紙テスト実行指示部73とを有する構成となっている。
上記外部UI70が、操作パネル2よりもユーザが操作しやすいUI環境であり、プリンタドライバやブラウザなどのソフトウェアが一例として挙げられる。
画像形成装置10は、コントローラ5がNIC15を備えていることから、ネットワークなどを介して、PCなどの情報処理装置(非図示)にインストールされたプリンタドライバと双方向のデータ通信が可能である。また搭載するシステムプログラム22によりHTTPサーバ225の機能を実現可能なソフトウェア構成となっていることから、情報処理装置にインストールされたブラウザとも双方向のデータ通信が可能である。
なお、上記説明では、外部UI70としてプリンタドライバやブラウザを一例として説明を行ったが、これらのアプリケーションに本発明が限定されるものではない。画像形成装置10と双方向通信可能な(通信プロトコルをサポートしている)ソフトウェアであればよい。
このように、本実施形態では、外部UI70において、トレイ情報入力部71と、トレイ情報確認部72と、通紙テスト実行指示部73と実現し、本体1側が有する各機能部とあわせてトレイ情報設定機能を実現する。なお外部UI70が有するこれらの各機能部は、操作パネル2が有するトレイ情報入力部61と、トレイ情報確認部62と、通紙テスト実行指示部63と同じ機能である。
(外部UIの操作画面例)
図14は、本発明の第2の実施形態に係る外部UI70の表示画面例(メイン画面)を示す図である。外部UI70の機能を実現するプログラムが起動されると、図14に示すような複数の操作ボタンBT1〜BT3を有するウィンドウW1が、外部UI70が動作する情報処理装置の表示画面上に表示される。このウィンドウW1には、[トレイ情報設定確認]ボタンBT1、[通紙テスト]ボタンBT2、および[トレイ情報設定変更]ボタンBT3の3種類の操作ボタンが用意されている。
これらの操作ボタンBT1〜BT3には、以下に挙げる機能の実行要求が割り当てられている。
操作ボタンBT1:(1)トレイ情報設定の確認
操作ボタンBT2:(2)通紙テスト
操作ボタンBT3:(3)トレイ情報設定の変更
ユーザは、これらの操作ボタンBT1〜BT3を、入力デバイス(例えばマウスなど)を介して選択操作する(マウスカーソルを移動しクリックする)ことで、操作ボタンに割り当てられた機能動作の実行を容易に指示することができる。
以下に、上記外部UI70と連動するトレイ情報設定機能の動作について説明する。
《1.トレイ情報設定の確認要求時のトレイ情報設定処理》
<<動作>>
図15は、本発明の第2の実施形態に係る外部UI70と画像形成装置10の本体1と給紙トレイ3との間で行うトレイ情報設定の処理手順例(トレイ情報設定の確認要求時:その1)を示すシーケンス図である。
外部UI70は、トレイ情報確認部72によって、[トレイ情報設定確認]ボタンBT1が選択操作されたことを受けて、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52へ、本体1側が保持するトレイ情報30と給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40の取得を要求する(ステップS401)。
トレイ情報設定部52は、トレイ情報確認部72からの取得要求を受け付けると、NVRAM13をアクセスし、本体1側が保持するトレイ情報30を取得する(ステップS402)。続いて装着された給紙トレイ3が備えるチップ4を、チップ読み書き装置19を介してアクセスし、給紙トレイ3側が保持するトレイ情報40を取得する(ステップS403)。
トレイ情報設定部52は、上記ステップS402とS403において取得した、本体1側と給紙トレイ3側それぞれのトレイ情報30と40に基づき、トレイ情報設定処理を行う(ステップS404)。
上記ステップS404の設定処理においてトレイ情報設定部52が行う、トレイ情報設定可否の判定処理については、第1の実施形態において説明を行った図8を参照し、ここでの説明は省略する。
(チップにトレイ情報が未設定と判定された場合の設定処理)
図16(A)は、本発明の第2の実施形態に係る外部UI70と画像形成装置10の本体1と給紙トレイ3との間で行うトレイ情報設定の処理手順例(トレイ情報設定の確認要求時:その2−1)を示すシーケンス図である。
画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52は、チップ4にトレイ情報40が未設定である(トレイ情報40が取得できなかった)と判断された場合に、NVRAM13から取得した本体1側のトレイ情報30を、外部UI70が有するトレイ情報入力部71へ送信する(ステップS501)。
トレイ情報入力部71は、受信した本体1側のトレイ情報30を基に、外部UI70が動作する情報処理装置の表示部(ディスプレイ)にトレイ情報設定メニュー画面を表示し、入力処理を実行する(ステップS502)。
その結果、トレイ情報入力部71は、受け付けた(入力された)設定値を、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52へ送信することで、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52にトレイ情報設定を指示する(ステップS503)。
トレイ情報設定部52は、NVRAM13にアクセスし、上記ステップS502において入力された設定値を基に、現在保持しているトレイ情報30の各データ項目を設定変更する(ステップS504)。また、チップ読み書き装置19を介して装着された給紙トレイ3が備えるチップ4へアクセスし、現在保持しているトレイ情報40の各データ項目を設定する(ステップS505)。
(チップにトレイ情報が未設定と判定された場合の設定処理)
図16(B)は、本発明の第2の実施形態に係る外部UI70と画像形成装置10の本体1と給紙トレイ3との間で行うトレイ情報設定の処理手順例(トレイ情報設定の確認要求時:その2−2)を示すシーケンス図である。
画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52は、本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40とが異なると判断された場合に、チップ4から取得した給紙トレイ3側のトレイ情報40を、外部UI70が有するトレイ情報確認部72に送信し、現在設定されている情報の確認と、本体1側のトレイ情報30を設定変更する必要があるか否かの確認とを行う確認画面を、外部UI70が動作する情報処理装置の表示部(ディスプレイ)に表示するように指示する(ステップS501)。
トレイ情報確認部72は、表示部(ディスプレイ)に受信した給紙トレイ3側のトレイ情報40を表示し、確認処理を実行する(ステップS502)。
その結果、トレイ情報確認部72は、本体1側のトレイ情報30の設定変更を、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52に指示する(ステップS503)。
トレイ情報設定部52は、NVRAM13にアクセスし、給紙トレイ3側のトレイ情報40を基に、現在保持しているトレイ情報30の各データ項目を設定変更する(ステップS504)。
図9(B)のステップS202において行う、トレイ情報設定変更確認処理についての説明は、第1の実施形態において説明を行った図10を参照し、ここでの説明は省略する。
(外部UIの操作画面例)
図17は、本発明の第2の実施形態に係る外部UI70の表示画面例(設定確認時の画面)を示す図である。図17に示すウィンドウW2は、前述したステップS502において外部UI70が動作する情報処理装置の表示部に表示される設定確認時の画面例である。
図17に示すウィンドウW2には、本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40とが異なったときの設定確認画面であることから、「給紙トレイ1の設定が異なります。本体側の設定を変更しますか?」といった、給紙トレイ3側のトレイ情報40を本体1側のトレイ情報30へ反映させるか否かを確認するメッセージが、現在設定されているトレイ情報30と40とともに表示される。
ユーザは、表示された内容を確認し、給紙トレイ3側のトレイ情報40を基に本体1側のトレイ情報30を設定変更する場合に、[OK]ボタンを選択操作する。
これによって、外部UI70が有するトレイ情報確認部72は、ユーザからの設定変更要求を受け付け、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52へ指示する。
《2.通紙テスト要求時のトレイ情報設定処理》
<<動作>>
図18は、本発明の第2の実施形態に係る外部UI70と画像形成装置10の本体1と給紙トレイ3との間で行うトレイ情報設定の処理手順例(通紙テスト要求時)を示すシーケンス図である。
外部UI70は、通紙テスト実行指示部73によって、[通紙テスト]ボタンBT2が選択操作されたことを受けて、画像形成装置10の本体1が有する通紙動作部54へ実行を指示する(ステップS601)。
通紙動作部54は、用紙サイズ検知部53へ通紙テストの実行開始を通知する(ステップS602)とともに、給紙トレイ3から本体1内部に用紙を供給し、排紙トレイ(非図示)に用紙を排紙するまでの用紙搬送動作を行う(ステップS603)。また通紙動作部54が通紙テストを実行中に、実行開始が通知された用紙サイズ検知部53は、給紙/排紙センサー17により本体1内部を搬送中の用紙のサイズ(幅や長さ)を検知する(ステップS604)。
その結果、用紙サイズ検知部53は、通紙動作部54から通紙テストの実行終了の通知を受け付けると、検知した用紙サイズ(検知結果)をトレイ情報設定部52へ送信する(ステップS605)。
また、外部UI70が有する通紙テスト実行指示部73は、画像形成装置10の本体1が有する通紙動作部54から通紙テストの実行終了の通知を受け付けると、その旨をトレイ情報確認部72へ通知する。
その結果、トレイ情報確認部72は、検知された用紙サイズの取得を、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52へ要求する(ステップS606)。
トレイ情報設定部52は、取得要求に応じて用紙サイズ検知部53から受信した用紙サイズとチップ4から取得した給紙トレイ3側のトレイ情報40とを、外部UI70が有するトレイ情報確認部72に送信し(ステップS607)、検知された用紙サイズとその他現在設定されている情報の確認と、本体1側のトレイ情報30を設定変更する必要があるか否かの確認とを行う確認画面を、外部UI70が動作する情報処理装置の表示部(ディスプレイ)に表示するように指示する。
トレイ情報確認部72は、表示部(ディスプレイ)に検知された用紙サイズと給紙トレイ3側のトレイ情報40とを表示し、確認処理を実行する(ステップS608)。
その結果、トレイ情報確認部72は、本体1側のトレイ情報30の設定変更を、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52に指示する(ステップS609)。
トレイ情報設定部52は、NVRAM13にアクセスし、検知された用紙サイズと給紙トレイ3側のトレイ情報40とを基に、現在保持しているトレイ情報30の各データ項目を設定変更する(ステップS610)。また、チップ読み書き装置19を介して装着された給紙トレイ3が備えるチップ4へアクセスし、検知された用紙サイズを基に、現在保持しているトレイ情報40の用紙サイズを設定変更する(ステップS611)。
図18のステップS608において行う、トレイ情報設定変更確認処理についての説明は、第1の実施形態において説明を行った図12を参照し、ここでの説明は省略する。
(外部UIの表示画面例)
図19は、本発明の第2の実施形態に係る外部UI70の表示画面例(通紙テスト動作時の画面)を示す図である。
図19(A)に示すウィンドウW3は、前述したステップS601において外部UI70が動作する情報処理装置の表示部に表示される通紙テスト実行時の画面例である。
図19(A)に示すウィンドウW3には、「通紙テストを開始します。」といった通紙テストの実行を開始する旨のメッセージが表示される。
ユーザは、表示された内容を確認し、通紙テストを実行する場合に、テスト時に用紙を給紙するトレイを指定し、[OK]ボタンを選択操作する。
これによって、外部UI70が有する通紙テスト実行指示部73は、ユーザからの実行要求を受け付け、画像形成装置10の本体1が有する通紙動作部54へ指示する。
また図19(B)に示すウィンドウW4には、前述したステップS608において外部UI70が動作する情報処理装置の表示部に表示される設定確認時の画面例である。
図19(B)に示すウィンドウW4には、「給紙トレイ1を以下の設定にしますか?他の設定にしたい場合は変更してください。」といった、検知された用紙サイズを基に本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40を設定変更するか否かを確認するメッセージが表示される。
ユーザは、表示された内容を確認し、本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40を設定変更する場合に、[OK]ボタンを選択操作する。
これによって、外部UI70が有するトレイ情報確認部72は、ユーザからの設定変更要求を受け付け、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52へ指示する。
《3.トレイ情報設定の変更要求時のトレイ情報設定処理》
<<動作>>
図20は、本発明の第2の実施形態に係る外部UI70と画像形成装置10の本体1と給紙トレイ3との間で行うトレイ情報設定の処理手順例(トレイ情報設定の変更要求時)を示すシーケンス図である。
外部UI70は、トレイ情報入力部71によって、[トレイ情報設定変更]ボタンBT3が選択操作されたことを受けて、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52へ、本体1側が保持するトレイ情報30の取得を要求する(ステップS701)。
トレイ情報設定部52は、外部UI70が有するトレイ情報入力部71からの取得要求を受け付けると、NVRAM13をアクセスし、本体1側が保持するトレイ情報30を取得する(ステップS702)。
トレイ情報設定部52は、NVRAM13から取得した本体1側のトレイ情報30を、外部UI70が有するトレイ情報入力部71へ送信する(ステップS703)。
トレイ情報入力部71は、受信した本体1側のトレイ情報30を基に、外部UI70が動作する情報処理装置の表示部(ディスプレイ)にトレイ情報設定メニュー画面を表示し、入力処理を実行する(ステップS704)。
その結果、トレイ情報入力部71は、受け付けた(入力された)設定値を、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52へ送信することで、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52にトレイ情報設定を指示する(ステップS705)。
トレイ情報設定部52は、NVRAM13にアクセスし、上記ステップS704において入力された設定値を基に、現在保持しているトレイ情報30の各データ項目を設定変更する(ステップS706)。また、チップ読み書き装置19を介して装着された給紙トレイ3が備えるチップ4へアクセスし、現在保持しているトレイ情報40の各データ項目を設定する(ステップS707)。
(外部UIの表示画面例)
図21は、本発明の第2の実施形態に係る外部UI70の表示画面例(設定変更時の画面)を示す図である。
図21に示すウィンドウW5には、「給紙トレイの設定をしますか?」といった、入力された新たな設定値を基に本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40を設定するか否かを確認するメッセージが表示される。
ユーザは、表示された内容を確認し、本体1側のトレイ情報30と給紙トレイ3側のトレイ情報40を設定する場合に、[OK]ボタンを選択操作する。
これによって、外部UI70が有するトレイ情報入力部71は、ユーザからの設定要求を受け付け、画像形成装置10の本体1が有するトレイ情報設定部52へ指示する。
<まとめ>
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、本実施形態に係る画像形成装置10では、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、外部UI70を介してトレイ情報設定を行えることから、ユーザビリティに優れたトレイ情報設定環境をユーザに提供することができる。
上記各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記各実施形態に係る画像形成装置10が有する「トレイ情報設定機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、コントローラ5の動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてコンピュータで実行することで実現することができる。よって、上記各実施形態に係るプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(非図示)に格納することができる。
よって、上記各実施形態に係るプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に記憶させることによって、これらの記録媒体を読み取り可能なドライブ装置(非図示)にセットし、ドライブ装置を介して画像形成装置10にインストールすることができる。また、画像形成装置100は、ネットワークなどのデータ伝送路に接続可能なNIC15を備えていることから、インターネットなどの電気通信回線を用いてプログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
ここまで、上記各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきた。その中で、上記第2の実施形態において、外部UI70が動作する装置をPCなどの情報処理装置を例に説明を行ったが、この内容に、本発明が限定されるものではない。例えばPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話などの携帯情報端末であってもよい。
また、上記第2の実施形態において、外部UI70のプリンタドライバやブラウザといった特定のソフトウェアを介して行うトレイ情報設定について説明を行ったが、この内容に、本発明が限定されるものではない。例えばXML(Extensible Markup Language)やRSS(RDF Site Summary)といったコンテンツ配信フォーマットを利用したトレイ情報設定を実現するソフトウェアであってもよい。
最後に、上記各実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概観図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るシステムプログラムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るトレイ情報のデータ構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るトレイ情報設定機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る本体と給紙トレイとの間で行うトレイ情報設定の処理手順例(給紙トレイ装着時:その1)を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係るトレイ情報設定の際に行う設定可否判定処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る本体と給紙トレイとの間で行うトレイ情報設定の処理手順例(給紙トレイ装着時:その2)を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係るトレイ情報設定の際に行う確認処理手順例(給紙トレイ装着時)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る本体と給紙トレイとの間で行うトレイ情報設定の処理手順例(通紙テスト動作時)を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係るトレイ情報設定の際に行う確認処理手順例(通紙テスト動作時)を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るトレイ情報設定機能の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る外部UIの表示画面例(メイン画面)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る外部UIと画像形成装置の本体と給紙トレイとの間で行うトレイ情報設定の処理手順例(トレイ情報設定の確認要求時:その1)を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る外部UIと画像形成装置の本体と給紙トレイとの間で行うトレイ情報設定の処理手順例(トレイ情報設定の確認要求時:その2)を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る外部UIの表示画面例(設定確認時の画面)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る外部UIと画像形成装置の本体と給紙トレイとの間で行うトレイ情報設定の処理手順例(通紙テスト要求時)を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る外部UIの表示画面例(通紙テスト動作時の画面)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る外部UIと画像形成装置の本体と給紙トレイとの間で行うトレイ情報設定の処理手順例(トレイ情報設定の変更要求時)を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る外部UIの表示画面例(設定変更時の画面)を示す図である。
符号の説明
1 本体
2 操作パネル
3 給紙トレイ
4 チップ(ICタグなどの不揮発性の半導体メモリチップ)
5 コントローラ
10 画像形成装置
11 ROM
12 RAM
13 NVRAM
14 CPU
15 NIC
16 給紙トレイ検知センサー
17 給紙/排紙センサー
18 プロッタ(印刷装置)
19 チップ読み書き装置
20 操作パネルI/F
21 ブートストラップ
22 システムプログラム
221 OS
222 プリンタエンジン
223 デバイスドライバ
224 プリンタコントローラ
225 HTTPサーバ
30 トレイ情報(本体側)
40 トレイ情報(給紙トレイ側)
51 トレイ検知部
52 トレイ情報設定部
53 用紙サイズ検知部
54 通紙動作部
61,71 トレイ情報入力部
62,72 トレイ情報確認部
63,73 通紙テスト実行指示部
B バス
BT 操作ボタン
W ウィンドウ

Claims (9)

  1. 用紙を収納する給紙トレイと、用紙サイズや用紙種類などの給紙トレイに関する情報であるトレイ情報を基に、前記給紙トレイから供給された用紙に対して画像を形成する画像形成部を備えた本体とから構成される画像形成装置であって、
    前記給紙トレイが、
    当該給紙トレイに対応するトレイ情報を保持する第1の保持手段を有し、
    前記本体が、
    前記画像形成部で使用するトレイ情報を保持する第2の保持手段と、
    前記給紙トレイが装着されたときに、前記第1の保持手段が保持するトレイ情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られ前記第1の保持手段が保持していたトレイ情報に基づき、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報を設定する第1の設定手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 当該画像形成装置の本体が、
    前記読み取り手段により読み取られ前記第1の保持手段が保持していたトレイ情報を、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報に設定するか否かを判定する設定可否判定手段を有し、
    前記第1の設定手段は、
    前記設定可否判定手段の判定結果に基づき、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記設定可否判定手段は、
    前記読み取り手段により読み取られ前記第1の保持手段が保持していたトレイ情報と、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報とに基づき設定可否判定を行い、
    前記第2の保持手段が保持するトレイ情報と前記第1の保持手段が保持するトレイ情報とが異なる場合に、
    前記読み取り手段により読み取られ前記第1の保持手段が保持していたトレイ情報を、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報に設定すると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 当該画像形成装置の本体が、
    前記用紙を本体内部に搬送し通紙動作を行う通紙手段を有し、
    前記第1の設定手段は、
    前記通紙手段による通紙動作において検知した用紙サイズを、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報に設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 当該画像形成装置の本体が、
    前記第1の保持手段が保持するトレイ情報を設定する第2の設定手段を有し、
    前記第2の設定手段は、
    前記通紙手段による通紙動作において検知した用紙サイズを、前記第1の保持手段が保持するトレイ情報に設定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 当該画像形成装置が、
    前記第2の保持手段が保持するトレイ情報および/または前記第1の保持手段が保持するトレイ情報の設定値を入力する入力手段を有し、
    前記第1の設定手段および/または前記第2の設定手段は、
    前記入力手段により入力された設定値を、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報および/または前記第1の保持手段が保持するトレイ情報に設定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 当該画像形成装置が、
    前記第2の保持手段が保持するトレイ情報および/または前記第1の保持手段が保持するトレイ情報に設定する設定値を受信する受信手段を有し、
    前記第1の設定手段および/または前記第2の設定手段は、
    前記受信手段により受信された設定値を、前記第2の保持手段が保持するトレイ情報および/または前記第1の保持手段が保持するトレイ情報に設定することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 用紙を収納する給紙トレイと、用紙サイズや用紙種類などの給紙トレイに関する情報であるトレイ情報を基に前記給紙トレイから供給された用紙に対して画像を形成する画像形成部を備えた本体とから構成される画像形成装置におけるトレイ情報設定方法であって、
    前記給紙トレイが装着されたときに、前記給紙トレイが有する当該給紙トレイに対応するトレイ情報を保持する保持手段からトレイ情報を読み取る読み取り手順と、
    前記読み取り手順により読み取られ前記保持手段が保持していたトレイ情報に基づき、前記画像形成部で使用するトレイ情報を設定する設定手順とを有することを特徴とするトレイ情報設定方法。
  9. 用紙を収納する給紙トレイと、用紙サイズや用紙種類などの給紙トレイに関する情報であるトレイ情報を基に前記給紙トレイから供給された用紙に対して画像を形成する画像形成部を備えた本体とから構成される画像形成装置におけるトレイ情報設定プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記給紙トレイが装着されたときに、前記給紙トレイが有する当該給紙トレイに対応するトレイ情報を保持する保持手段からトレイ情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られ前記保持手段が保持していたトレイ情報に基づき、前記画像形成部で使用するトレイ情報を設定する設定手段として機能させるトレイ情報設定プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015009474A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 印刷制御装置、印刷制御方法、およびプログラム
JP2015009480A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 印刷制御装置、印刷制御方法、およびプログラム

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