JP2009291016A - 車両用電源装置および車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の駆動力源であるモータへ電力供給するために搭載された複数の蓄電装置について、ユーザによる車両の使用の仕方にかかわらず、自動的に均等な使用を実現する。
【解決手段】車両用電源装置10は、モータ12に対してそれぞれリレーSMR1〜SMRnを介して電力供給可能に並列接続される複数の電池B1〜Bnと、リレーSMR1〜SMRnを選択的に開閉制御するバッテリECU28とを車両駆動システムとして有する。バッテリECU28は、前回システム作動停止時に電力供給を行っていた電池Bmする記憶するRAMを有し、前回システム作動停止時後にシステム作動開始するとき前回使用電池の次の高位番号の電池Bm+1を選択してこの電池に対応するリレーSMRm+1を閉路する制御を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用電源装置および車両に係り、より詳しくは、車輪に動力を出力するモータへ電力供給するための複数の蓄電装置を含む車両用電源装置およびこれを用いた車両に関する。
従来、環境に配慮した自動車として、ハイブリッド車が知られている。このハイブリッド車は、車輪に駆動力を出力する動力源として、内燃機関であるエンジンと電動機であるモータとを併せ持っている。上記モータは、車両に搭載された蓄電装置またはバッテリから電力供給されて作動し、これにより駆動力を出力するようになっている。
上記ハイブリッド車において、蓄電装置を1つだけでなく複数搭載して、安定した電力供給を可能にすることが考えられる。この場合、各蓄電装置について均等に充放電が行われるようにすることが望ましい。しかし、ユーザによる車両の使用の仕方によっては、各蓄電装置の使用状態が均等にはならずに偏り生じ、各蓄電装置の劣化具合や寿命にばらつきが発生する可能性がある。
例えば、特許文献1には、充電電源に対してそれぞれ開閉路可能なスイッチ回路を介して並列接続される複数の二次電池モジュールを充電するに当たり、各二次電池モジュールの残容量や装着順序によらず、ユーザの希望に応じた順に二次電池モジュールの充電を行うようにした二次電池の充電装置が開示されている。
また、特許文献2には、並列給電接続される複数個の蓄電池についてそれぞれ残容量を表示させ、この表示を確認して使用者が放電させる蓄電池を順次に切り替えることにより、長時間の連続使用を可能にする蓄電池駆動装置が開示されている。
特開2004−364388号公報 特開平5−135805号公報
上記特許文献1および2には、ユーザの選択操作によって所望する順序で切り替えて複数の二次電池について充電を順次に行うことが記載されているが、上述したような複数の蓄電装置を搭載したハイブリッド車において駆動システム作動時や走行中にユーザが、使用すなわち電力供給する蓄電装置を自ら選択操作するのは非現実的であるとともに煩雑さおよび危険性を伴うものであり、しかも、ユーザの操作によって使用する蓄電装置を選択するのでは各蓄電装置についての均等な使用は到底望めない。
本発明の目的は、車両の駆動力源であるモータへ電力供給するために搭載された複数の蓄電装置について、ユーザによる車両の使用の仕方にかかわらず、自動的に均等な使用を実現する車両用電源装置と、これを用いた車両を提供することにある。
本発明は、車輪の駆動力を出力可能なモータに対してそれぞれ閉開路部を介して電力供給可能に並列接続される第1ないし第n(nは2以上の自然数)の蓄電装置と、前記閉開路部を選択的に開閉制御する制御部とを車両駆動システムとして有する車両用電源装置であって、制御部は、前回システム作動停止時直前に電力供給を行っていた第m(mは1ないしnのいずれかの自然数)の蓄電装置を記憶する記憶部を有し、前回システム作動停止時後にシステム作動開始するとき第m+1(ここでm=nのときm+1は1となる)の蓄電装置を選択して該蓄電装置に対応する開閉路部を閉路する制御を実行することを特徴とする。
本発明に係る車両用電源装置において、制御部は、各蓄電装置の残容量を監視しており、現在給電中の第mの蓄電装置の残容量が所定値以下に低下したとき、電力供給する蓄電装置を第mの蓄電装置から第m+1の蓄電装置に切り替える制御を実行してもよい。
また、本発明に係る車両用電源装置において、システム作動停止中に前記蓄電装置を充電するために、車両外部電源に接続する給電部材が接続される充電口をさらに有しており、制御部は、前回システム作動停止時後にシステム作動開始するときに使用されることとなる第m+1の蓄電装置を充電対象として選択して該蓄電装置に対応する開閉路部を閉路する制御を実行してもよい。
この場合に、制御部は、各蓄電装置の残容量を監視しており、現在充電中の第m+1の蓄電装置の充電が完了したとき、充電不足の蓄電装置を順次に選択して充電するように切り替える制御を実行してもよい。
さらに、本発明に係る車両は、上記いずれかの車両用電源装置を備えたことを特徴とする。この場合、車両は、車輪の駆動力を出力可能なエンジンをさらに備えていてもよい。
本発明に係る車両用電源装置によれば、制御部が、前回システム作動停止時直前に電力供給を行っていた第m(mは1ないしnのいずれかの自然数)の蓄電装置を記憶していて、前回システム作動停止時後にシステム作動開始するとき第m+1(ここでm=nのときm+1は1となる)の蓄電装置を選択して該蓄電装置に対応する開閉路部を閉路する制御を実行することで、システム作動時には前回使用されていた蓄電装置とは異なる蓄電装置が常に選択されることになる。その結果、ユーザによる車両の使用の仕方にかかわらず、複数の蓄電装置の使用状態を均等なものにできる。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。
図1は、本発明の一実施形態である車両用電源装置10の概略構成を示す図である。この車両用電源装置10が組み込まれる車両1は、車輪2a,2bに駆動力を出力可能なモータ12を有する。モータ12の回転軸14は、差動ギヤ部16を介して車軸18に連結されており、これによりモータ12の作動による回転軸14の回転駆動力が差動ギヤ部16および車軸18を介して車輪2a,2bに伝達されるようになっている。
ここで、車両1は駆動力源としてモータ12のみを有するように図示されるが、車両用電源装置10はモータのみを駆動力源とする電気自動車に限らず、ガソリンや軽油等を燃料とする内燃機関であるエンジンを駆動力源として併用するハイブリッド車にも適用可能である。この場合、エンジンからの動力の分配を受けて発電する発電機としてのモータをさらに備えており、このモータによって発電された電力がインバータで交流電圧から直流電圧に変換されてから後述する各電池に充電されるか、または、上記モータ12の駆動電力として直に供給される。
モータ12には、三相同期電動機が好適に用いられる。モータ12のステータの一部を構成するU相、V相、W相の各相コイルの各一端部は、中性点Nに共通接続される一方、各相コイルの他端部は電圧変換器20に電気的にそれぞれ接続されている。電圧変換器20は、後述する蓄電装置である二次電池から供給される直流電圧をモータ印加電圧である三相交流電圧に変換するインバータを含む。また、電圧変換器20は、上記二次電池から供給される直流電圧を所定上限値までの範囲内で電圧値まで昇圧する昇圧コンバータをさらに含む。これらのインバータおよび昇圧コンバータを含む電圧変換器20は、モータECU(Electronic Control Unit、以下に同じ。)22からの指令に基づいて、内包する電力用スイッチング素子(例えばIGBT等)がオン・オフ制御されることにより、上記直流・交流変換機能および昇圧機能を実行するようになっている。なお、上記インバータおよび昇圧コンバータは、周知の構成のものを用いることができ、ここでの詳細な説明を省略する。
上記モータ12は、車両1の制動および減速等の回生時には発電機としても機能することもできる。モータ12によって発電された電力は、電圧変換器20においてインバータで交流電圧から直流電圧へ変換されてからコンバータで降圧された後、後述する各電池に充電されることになる。
上記車両用電源装置10は、電圧変換器20に接続される電力ライン24および接地ライン26に、それぞれ対応するシステムメインリレー(開閉路部)SMR1,SMR2,・・・,SMRnを介して並列に電気接続される蓄電装置としての第1ないし第nの電池(以下、適宜に「バッテリ」ともいう。)B1,B2,・・・,Bnと、上記システムメインリレー(開閉路部)SMR1,SMR2,・・・,SMRnを選択的にオン(閉路)・オフ(開路)制御するバッテリECU(制御部)28とを含む。ここで、図1では少なくとも3つ以上の電池が示されるが、上記「n」は2以上の自然数であればよく、例えば2つの電池B1,B2だけの場合でもよい。また、各電池B1,B2,・・・,Bnには、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池が好適に用いられるが、それ以外にキャパシタ等が蓄電装置として用いられてもよい。
バッテリECU28は、制御プログラムを実行するCPU、制御プログラムやパラメータ閾値等を予め格納するROM、前回システム作動停止時またはその直前に電力供給を行って電池番号等のデータを一時的に記憶して随時に読み出し可能なRAM(記憶部)等を含んで構成される。
また、各電池B1,B2,・・・,Bnには、バッテリ電流を検出する電流センサ30がそれぞれ設けられている。バッテリECU28は、各電流センサ30から入力されるバッテリ電流をそれぞれ積算処理することによって、各電池B1,B2,・・・,Bnについての残容量(SOC(State Of Charge))を監視している。
車両1は、メインECU32をさらに備える。メインECU32には、パワースイッチ34、車速センサ36およびアクセル開度センサ38がそれぞれ電気接続される。パワースイッチ34は、車両1の運転席に座ったユーザが操作しやすい位置に設置される例えば押しボタン式のスイッチであり、オン操作することでモータ12、電圧変換器20、各電池各電池B1,B2,・・・,Bn、各システムメインリレーSMR1,SMR2,・・・,SMRn等から構成される車両駆動システムが作動開始して走行可能な状態になり、一方、オフ操作することで車両駆動システムが作動停止する。また、メインECU32は、車速センサ36から入力される車速とアクセル開度センサ38から入力されるアクセル開度とに基づいて車両要求トルクを求め、その車両要求トルクに応じた駆動力をモータ12から出力されるようにモータECU22に対してトルク指令を送信する。さらに、メインECU32は、バッテリECU28とも通信可能に電気接続されており、各電池B1,B2,・・・,Bnについての残容量、図示しないセンサによって検出されるバッテリ電圧やバッテリ温度等の各種データを受信し、一方、パワースイッチ34のオン・オフ信号等を送信する。
続いて、図2を参照して上記車両用電源装置10の動作および制御について説明する。図2は、バッテリECU28において実行される制御手順を示すフローチャートである。この制御は、例えばメインECU32による制御によって車両ドアの電磁ロックが解除されたときに処理が開始される。
まず、パワースイッチ34がオン操作されたか否かを判定する(ステップS10)。この判定は、ユーザによってパワースイッチ34がオン操作されたこと示すオン信号がメインECU32から受信されるか否かで判定される。そして、所定時間以上経過してもオン信号を受信できないときには(ステップS10でNO)、そのまま処理を終了する。
一方、パワースイッチ34がオン操作されたとき(ステップS10でYES)、n個ある電池B1〜Bnのうちどの電池を使用するかを選択する(ステップS12)。このとき、車両駆動システムについて前回のシステム作動停止時に電力供給に使用されていた電池番号がRAMに記憶されていることから、前回システム作動停止時に使用されていた電池番号がm(mは1ないしnのいずれかの自然数)、すなわち第mの電池Bmが前回使用電池であった場合、次の高位番号の電池である第m+1の電池Bm+1が今回の電力供給用電池として選択される。これにより、バッテリECU28は、電池Bm+1に対応するシステムメインリレーSMRm+1をオンさせて電池Bm+1からモータ12への電力供給を可能にする。
このように使用電池が選択されると、その電池番号であるm+1をRAMに記憶して使用電池の記憶を更新する(ステップS14)。そして、ユーザによるアクセル操作等に応じて第m+1の電池Bm+1から電力が供給され(ステップS16)、これによりモータ12が作動して駆動力が出力される。
ついで、使用中の第m+1の電池Bm+1の残容量SOCが所定閾値、例えば定格容量の40%未満に低下しているか否かが判定される(ステップS18)。ここで、SOCが40%以上であれば(ステップS18でNO)、パワースイッチ34がオフされたか否かを判定し(ステップS24)、パワースイッチ34がオフされていない場合には(ステップS24でNO)、上記ステップS16に戻って第m+1の電池Bm+1の使用を継続する。
このように上記ステップS16,S18およびS24の処理を繰り返すうちに、第m+1の電池Bm+1のSOCが40%未満になったとき(ステップS18でYES)、使用電池を次の高位番号の電池、すなわち第m+2の電池に切り替える(ステップS20)。このとき、システムメインリレーSMRm+2がオンされて第m+2の電池Bm+2からの電力供給を可能にしてから、システムメインリレーSMRm+1がオフされる。また、第nの電池Bnが使用されてSOCが40%未満になったときは、次の使用電池は第1の電池B1に切り替えられる。
上記のように使用電池が切り替えられると、RAMに記憶される使用電池番号をm+2に更新して記憶する(ステップS22)。その後、上記と同様に、パワースイッチ34がオフされたか否かが判定され(ステップS24)、パワースイッチ34がオフされるまで上記ステップS16〜S24の処理が繰り返し実行される。そして、パワースイッチ34がオフされると(ステップS24でYES)、車両駆動システムが作動停止するが、そのときRAMにはシステム作動停止まで使用中であった電池の電池番号が前回使用電池として記憶された状態となる。
上述したように、本実施形態の車両用電源装置10によれば、前回システム作動停止時またはその直前に電力供給を行っていた使用電池を記憶していて、次にパワースイッチ34がオンされてシステム作動開始するときには前回使用電池の次の高位番号の電池が使用電池として選択される。したがって、システム作動時には前回使用されていた電池とは異なる電池が常に選択されることになり、その結果、ユーザによる車両1の使用の仕方にかかわらず、n個の電池B1〜Bnの使用状態を均等なものにできる。
次に、図3および図4を参照して、別の実施形態の車両用電源装置11について説明する。図3は、車両用電源装置11を含む車両1の概略構成を示す図である。上記車両用電源装置11は、上記車両用電源装置10とほぼ同様の構成を備えているため、同一構成要素には同一符号を付して重複することとなる説明を援用により省略し、ここでは主に相違点について説明する。
車両用電源装置11は、上記システムメインリレーSMR1,SMR2,・・・,SMRnを介して負荷であるモータ12に対して並列に電気接続される第1ないし第nの電池B1,B2,・・・,Bn、および上記システムメインリレーSMR1,SMR2,・・・,SMRnを選択的にオン・オフ制御するバッテリECU28を含むと共に、車両1のボディの側面または後部等に開閉可能なカバー部材で覆われて設置される給電口44をさらに含む。給電口44は、モータ12の中性点Nに電気接続されている。これにより、車両1が停車状態にあってシステム作動停止中に、車両外部電源40に電気接続されるプラグ42を給電口44に接続すると、給電口44から入力される電力がモータ12および電圧変換器20を介して各電池B1〜Bnに充電されるようになっている。車両外部電源40は、家庭用の交流電源(AC100ボルト)であってもよいし、または、より高圧の工業用交流電源であってもよい。この場合、給電口44からモータ12を介して供給される交流電圧は電圧変換器20内のインバータによって直流電圧に変換され、必要に応じてコンバータで降圧してから各電池B1〜Bnに充電される。
なお、上記車両用電源装置11が搭載される車両1は、駆動力源としてモータ12のみを有するように図示されるが、車両用電源装置11はモータのみを駆動力源とする電気自動車に限らず、ガソリンや軽油等を燃料とする内燃機関であるエンジンを駆動力源として併用するハイブリッド車にも適用可能である。このようなハイブリッド車は、「プラグインハイブリッド車」と呼ばれることがある。
続いて、図4を参照して、上記構成からなる車両用電源装置11の動作および制御について説明する。図4は、バッテリECU28において実行される制御手順を示すフローチャートである。この制御は、例えば、メインECU32の制御によって給電口44を覆うカバーの電磁ロックが解除されたときに処理が開始される。
まず、充電が開始されたか否かを判定する(ステップS30)。この判定は、給電口44の近傍に配置されてプラグ42の接続を検知するプラグ検知センサ(図示せず)からの入力信号、あるいは、給電口44から電力が入力されたことを検知する電圧センサ(図示せず)からの入力信号等に基づいて行われる。
プラグ42が給電口44に挿入されることなくカバーが閉じられて電磁ロックされたときには(ステップS30でNO)、そのまま処理を終了する。一方、充電が開始されると(ステップS30でYES)、充電されるべき電池を選択する(ステップS32)。ここでは、次にパワースイッチ34がオン操作されてシステム作動開始されるときに使用されることとなる電池が選択される。上記車両用電源装置10の例に沿って説明すると、前回システム作動停止時の使用電池が第mの電池Bmであった場合、次のシステム作動開始時の使用電池には第m+1の電池Bm+1が選択されることとなるため、この第m+1の電池Bm+1が充電対象として選択される。
このように第m+1の電池Bm+1が充電対象として選択されると、これに対応するシステムメインリレーSMRm+1がオンされる。これにより、給電口44から供給される電力がモータ12および電圧変換器20を介して第m+1の電池Bm+1に充電される(ステップS34)。
そして、第m+1の電池Bm+1の充電が完了したか否かを判定する(ステップS36)。ここでは、第m+1の電池Bm+1のSOCが定格容量の80%に達したときに充電完了と判定する。
第m+1の電池Bm+1の充電が完了すると(ステップS36でYES)、システムメインリレーSMRm+1がオフされ、続いて、充電不足の電池が有るか否かを判定する(ステップS38)。ここでは、バッテリECU28で監視されるSOCが80%未満である電池が充電不足と判定される。
充電不足の電池が無ければ(ステップS38でNO)、そのまま処理を終了する。一方、充電不足の電池が有る場合には(ステップS38でYES)、その充電不足の電池に対応するシステムメインリレーをオンして充電電池を切り替える(ステップS40)。このとき、充電不足の電池が複数有る場合、システム作動中に切り替えられる順序、すなわち電池番号の小さい方の電池から順に充電を行ってもよいし、あるいは、SOCが低い方から順に充電を行ってもよい。
上記ステップS34〜S40の処理が繰り返されてすべての電池B1〜Bnについて充電が完了すると(ステップS38でNO)、最後の充電電池に対応するシステムメインリレーをオフして処理を終了する。
このように、本実施形態の車両用電源装置11によれば、上記車両用電源装置10と同様の効果を奏するのに加えて、次回のパワースイッチ34のオン操作によるシステム作動開始時に最初に使用されることとなる電池から充電を行うようしたことで、次回のシステム作動開始をより確実に実行することができる。
なお、上記車両用電源装置11では、給電口44をモータ12の中性点Nに電気接続したが、これに限定されず、例えば、充電専用電圧変換器を別に設けて給電口44をこれに電気接続し、この充電専用電圧変換器を電力ライン24および接地ライン26に電気接続してもよい。この場合、給電口44から入力される交流電圧は、上記充電専用電圧変換器によって、直流電圧に変換され、必要に応じて昇圧または降圧されてから、各電池B1〜Bnに充電される。
本発明の一実施形態の車両用電源装置を含む車両の概略構成を示す図である。 図1の車両用電源装置において実行される制御手順を示すフローチャートである。 本発明の別の実施形態の車両用電源装置を含む車両の概略構成を示す図である。 図3の車両用電源装置において実行される制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両、2a,2b 車輪、10,11 車両用電源装置、12 モータ、14 回転軸、16 差動ギヤ部、18 車軸、20 電圧変換器、22 モータECU、24 電力ライン、26 接地ライン、28 バッテリECU、30 電流センサ、32 メインECU、34 パワースイッチ、36 車速センサ、38 アクセル開度センサ、40 車両外部電源、42 プラグ、44 給電口、B1〜Bn 電池、SMR1〜SMRn システムメインリレー、N 中性点。

Claims (6)

  1. 車輪の駆動力を出力可能なモータに対してそれぞれ閉開路部を介して電力供給可能に並列接続される第1ないし第n(nは2以上の自然数)の蓄電装置と、前記閉開路部を選択的に開閉制御する制御部とを車両駆動システムとして有する車両用電源装置であって、
    制御部は、前回システム作動停止時直前に電力供給を行っていた第m(mは1ないしnのいずれかの自然数)の蓄電装置を記憶する記憶部を有し、前回システム作動停止時後にシステム作動開始するとき第m+1(ここでm=nのときm+1は1となる)の蓄電装置を選択して該蓄電装置に対応する開閉路部を閉路する制御を実行することを特徴とする車両用電源装置。
  2. 請求項1に記載の車両用電源装置において、
    制御部は、各蓄電装置の残容量を監視しており、現在給電中の第mの蓄電装置の残容量が所定値以下に低下したとき、電力供給する蓄電装置を第mの蓄電装置から第m+1の蓄電装置に切り替える制御を実行することを特徴とする車両用電源装置。
  3. 請求項1に記載の車両用電源装置において、
    システム作動停止中に前記蓄電装置を充電するために、車両外部電源に接続する給電部材が接続される充電口をさらに有しており、
    制御部は、前回システム作動停止時後にシステム作動開始するときに使用されることとなる第m+1の蓄電装置を充電対象として選択して該蓄電装置に対応する開閉路部を閉路する制御を実行することを特徴とする車両用電源装置。
  4. 請求項3に記載の車両用電源装置において、
    制御部は、各蓄電装置の残容量を監視しており、現在充電中の第m+1の蓄電装置の充電が完了したとき、充電不足の蓄電装置を順次に選択して充電するように切り替える制御を実行することを特徴とする車両用電源装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに1項に記載の車両用電源装置を備えた車両。
  6. 請求項5に記載の車両において、車輪の駆動力を出力可能なエンジンをさらに備えることを特徴とする車両。
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