JP2009284613A - リラクタンスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で高トルクを発生することができ、トルクリップルの低減、および振動や騒音の低減による高品質なモータを提供する。
【解決手段】ロータ突極群51の外側にA相、B相の各ステータ突極群52、53を配置し、ロータ突極群51の内側にC相のステータ突極群54を配置した3相モータ50は、ロータ突極群51に対し、A相、B相、C相が電気角で120度の位相差を持って配置されることにより、連続したトルクを発生することができる。
また、3相のステータ突極群52、53、54をロータ突極群51の外側と内側とに分けて配置することにより、モータ50を軸長方向に小型化することができる。また、ロータ突極群51の内側に配置されるC相の積厚を、ロータ突極群51の外側に配置されるA相、B相の積厚よりも大きくして、発生トルクを同等にすることにより、トルクリップルを抑えることができる。
【選択図】図23

Description

本発明は、複数個の単相モータを組み合わせてN相に構成されるリラクタンスモータに係わり、自動車やトラック等に搭載される駆動用モータ、または、コンプレッサ用途等種々のモータに適用できる技術である。
従来技術として、リラクタンストルクを活用したモータが広く知られている(特許文献1参照)。図51は、スイッチトリラクタンスモータ100の一例であり、円環状のステータ110と、このステータ110の内周にエアギャップを介して回転自在に支持されるロータ120とを備えている。
ステータ110は、図52に示す様に、リング形状を有するバックヨーク部111の内周にA相、B相、C相の突極112が等間隔に設けられ、各突極112には、それぞれ巻線113が巻回されている。なお、同図52では、A相の突極112に巻回された巻線113だけを示している。
ロータ120は、4極の突極121が同一円周上に等間隔に設けられている。
図53は、ステータ110の突極112とロータ120の突極121とを周方向に展開して配置した状態を示しており、ステータ110の突極112は、電気角で120度毎にA相、B相、C相の順に配置され、ロータ120の突極121は、電気角で180度毎に配置されている。
上記のスイッチトリラクタンスモータ100の動作は、例えば、ロータ120を反時計回転方向(図中矢印方向)に回転させる場合、ロータ120の回転に同期させて順次A相、B相、C相と巻線113に電流を通電する。これにより、巻線113を貫く磁束がA相の一方(図52に示す下側)の突極112からロータ120の突極121を通ってA相の他方(図52に示す上側)の突極112へ到達し、バックヨーク部111を通って元の一方の突極112へ戻る。この時、ステータ110の突極112とロータ120の突極121との間に吸引力が作用するため、回転トルクが得られる。
このモータ100の特徴は、高価な永久磁石を使用することなく、a)簡素な構造で低コストに構成できること、b)ロータ120が簡素で堅牢であり、機械強度的に高速回転が可能なこと、c)モータの磁束は、全て巻線に通電する電流のみで作り出すので、モータの磁束制御が可能であり、電気的に高速回転が可能なこと等が挙げられる。
特開平8−182276号公報
ところが、上記モータ100は、ステータ110とロータ120との間に作用するラジアル方向の吸引力により、ステータ全体が大きく変形し、その吸引力のオン、オフでモータ100の振動および騒音が大きく発生する欠点がある。また、トルクリップルが大きくなりやすい事と、1つの相の駆動範囲は、構造的な制約から電気角で120度前後となるので、トルク制御の自由度が低いという問題がある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、簡素な構成で高トルクを発生することができ、トルクリップルの低減、および振動や騒音の低減による高品質なモータを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明のリラクタンスモータは、同一円周上に複数の突極が配置され、且つ、複数の突極に巻線が巻回されたステータ突極群と、複数の突極に対向して同一円周上に配置された複数の突極を有するロータ突極群とで1個の単相モータが構成され、この単相モータを複数個備え、その複数個の単相モータを組み合わせてN相(Nは2以上の整数)に構成したことを特徴とする。
本発明のリラクタンスモータは、各相が独立した複数個の単相モータによって構成されるので、ステータ突極群の突極、およびロータ突極群の突極の電気角的な幅が、他の相と干渉することがない。これにより、ステータおよびロータの突極の電気角的幅を広げることができ、磁束量を増加させてトルクを向上することができる。また、各相が受け持つ部分のトルクを広範囲に渡って発生できるので、トルクリップルを低減することができ、振動、騒音の低いリラクタンスモータを提供できる。
さらに、1つのステータ突極群に同一の相を集約することにより、ステータ変形に対する強度を高めることができ、モータ駆動時の振動、騒音を低減できる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したリラクタンスモータにおいて、複数個の単相モータを軸方向に積み重ねて構成されることを特徴とする。
この場合、各相が独立した単相モータを複数個積み重ねるだけの簡単な構成によってN相のリラクタンスモータを提供できる。
(請求項3の発明)
請求項1に記載したリラクタンスモータにおいて、複数個の単相モータのうち、少なくとも1個の単相モータは、ロータ突極群の半径方向の内側にステータ突極群が配置され、他の単相モータは、ロータ突極群の半径方向の外側にステータ突極群が配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、N相のステータ突極群をロータ突極群の内側と外側とに分けて配置しているので、N相のステータ突極群を全て軸方向に積み重ねた場合と比較して、積厚方向に薄型化できる。つまり、軸長方向にモータを小型化できる。
(請求項4の発明)
請求項3に記載したリラクタンスモータにおいて、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群と、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群とは、軸方向の積厚が異なることを特徴とする。
ロータ突極群の内側と外側とにステータ突極群を配置した場合でも、そのステータ突極群の積厚がロータ突極群の内側と外側とで異なることにより、フラットなトルク特性を得ることが可能である。
(請求項5の発明)
請求項4に記載したリラクタンスモータにおいて、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群の積厚が、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群の積厚より大きいことを特徴とする。
一般的に、モータトルクは、軸の中心から、ロータ突極群とステータ突極群との間に確保されるエアギャップ部までの距離に相関があり、距離が大きいほど発生するトルクは大きくなる。このため、ロータ突極群の内側と外側とにステータ突極群を配置した場合は、ロータ突極群の外側に配置したステータ突極群との間に発生するトルクより、ロータ突極群の内側に配置したステータ突極群との間に発生するトルクの方が小さくなり、トルクのアンバランスが生じる。一方、モータトルクは、モータの軸長方向の厚さによっても増減し、積厚を大きくすることでトルクも大きくできる。そこで、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群の積厚を、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群の積厚より大きくすることで、発生トルクを同等にすることが可能となり、トルクリップルを抑えることができる。
(請求項6の発明)
請求項1に記載したリラクタンスモータにおいて、ロータ突極群の半径方向の内側にステータ突極群が配置される1個の単相モータと、ロータ突極群の半径方向の外側にステータ突極群が配置される2個の単相モータとを組み合わせて3相に構成され、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群の積厚が、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群の積厚より大きいことを特徴とする。
この請求項6に係る発明は、ロータ突極群の内側に1相分のステータ突極群が配置され、ロータ突極群の外側に2相分のステータ突極群が配置される3相モータに関する。この3相モータは、上記の請求項5に記載した様に、ロータ突極群の内側と外側とで発生トルクが異なるため、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群の積厚を、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群の積厚より大きくすることにより、3相で連続的にフラットなトルクを得ることが可能である。
また、3相のステータ突極群をロータ突極群の内側と外側とに分けて配置しているので、3相のステータ突極群を全て軸方向に積み重ねた場合と比較して、積厚方向に薄型化できる。つまり、軸長方向にモータを小型化できる。
(請求項7の発明)
請求項3に記載したリラクタンスモータにおいて、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群の方が、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群より、突極数を多く有することを特徴とする。
上記の請求項5に記載した様に、ロータ突極群の外側に配置したステータ突極群が発生するトルクより、ロータ突極群の内側に配置したステータ突極群が発生するトルクの方が小さくなるため、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群の突極数を、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群より多くすることにより、トルク定数を上げることができ、フラットなトルクを得ることが可能となる。
また、突極数を増やした相を他の相に対して補助的にトルクを発生することにより、例えば、2相のモータの発生トルクで低下する相の切り替わりの部分でのトルクの低下を抑えることができる。
(請求項8の発明)
請求項1に記載したリラクタンスモータにおいて、ロータ突極群の半径方向の内側にステータ突極群が配置される1個の単相モータと、ロータ突極群の半径方向の外側にステータ突極群が配置される2個の単相モータとを組み合わせて3相に構成され、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群は、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群に対して2倍の突極数を有することを特徴とする。
この請求項9に係る発明は、ロータ突極群の内側に1相分のステータ突極群が配置され、ロータ突極群の外側に2相分のステータ突極群が配置される3相モータに関する。この3相モータでは、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群の突極数を、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群に対して2倍に設定することにより、3相で連続的にフラットなトルクを得ることが可能である。
また、3相のステータ突極群をロータ突極群の内側と外側とに分けて配置しているので、3相のステータ突極群を全て軸方向に積み重ねた場合と比較して、積厚方向に薄型化できる。つまり、軸長方向にモータを小型化できる。
(請求項9の発明)
請求項1〜8に記載した何れかのリラクタンスモータにおいて、複数個の単相モータは、それぞれ、ステータ突極群の突極に巻線を単独で巻回したことを特徴とする。
ステータ突極群の各突極に巻線を集中的に巻回することで、巻線端部の飛び出し(コイルエンド)を低減することができる。
(請求項10の発明)
請求項1〜8に記載した何れかのリラクタンスモータにおいて、複数個の単相モータは、それぞれ、ステータ突極群の突極に巻線を波形状に巻回したことを特徴とする。
この場合、異なる相のステータ突極群を軸方向に積み重ねる場合に、波巻きで発生する巻線の凹凸部が重ならない様に組み合わせることで、軸長方向に薄型化(小型化)することが可能である。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は実施例1に係るリラクタンスモータ10の縦断面図である。
本実施例のリラクタンスモータ10は、図1に示す様に、モータケース1に軸受2を介して回転自在に支持される回転軸3と、この回転軸3に支持されるロータ(以下に説明する)と、このロータの径方向外側に配置されるステータ(以下に説明する)とを備える。 ロータは、同一円周上に複数の突極11a(図2〜図4参照)を有するロータ突極群11を軸方向に3段積み重ねて構成される。このロータ突極群11は、例えば、複数枚の電磁鋼板を積層して形成される。なお、図1では、3個のロータ突極群11を一体に構成した一例を示しているが、3個のロータ突極群11を別々に形成して軸方向に重ね合わせても良い。
ステータは、3相のステータ突極群12、13、14より構成される。
各ステータ突極群12、13、14は、それぞれ、図2〜図4に示す様に、ロータ突極群11の突極11aに対向して、円環状の内周に設けられる複数の突極12a、13a、14aと、各突極12a〜14aにそれぞれ巻回された巻線12b、13b、14bとで構成される。
各突極12a〜14aは、それぞれ、プレスで打ち抜かれた円環状の電磁鋼板を複数枚積層して形成され、モータケース1の内周に固定されている。この3相のステータ突極群12〜14は、図1に示すロータの上段、中段、下段に構成される各ロータ突極群11に対向して、A相、B相、C相の順に配置される。
上記のモータ10は、ロータの上段に配置されるロータ突極群11とA相のステータ突極群12とで独立した1つの単相モータが構成され、同様に、ロータの中段に配置されるロータ突極群11とB相のステータ突極群13、および、ロータの下段に配置されるロータ突極群11とC相のステータ突極群14とで、それぞれ独立した単相モータが構成される。つまり、本実施例のモータ10は、それぞれ独立した3個の単相モータを軸方向(図1の上下方向)に3段積み重ねると共に、その3個の単相モータが、図5に示す様に、電気角で120度の位相差を持って組み合わされることにより、3相モータとして構成されている。
なお、図5は、図1に示すモータ10を周方向に展開した図面であり、ロータ突極群11の突極11aと各相のステータ突極群12〜14の突極12a〜14aとの位置関係を示している。具体的には、A相、B相、C相の各突極12a、13a、14aが、それぞれ電気角で120度の位相差を有して配置され、各相の周方向に隣り合う突極同士は、電気角で180度の位相差がある。
また、各突極12a〜14aの周囲に記載された実線矢印および破線矢印は、それぞれ電流の流れを示すもので、実線矢印に囲まれた突極(例えばA)と、破線矢印に囲まれた突極(例えば−A)は、互いに磁束の向きが異なることを表している。
(実施例1の作用および効果)
上記の構成を有する3相モータ10は、ロータの回転位置に同期して各相の巻線12b、13b、14bに電流を通電することにより、ロータ突極群11の突極11aに電磁力が作用してトルクを出力する。
この3相モータ10は、ロータ突極群11に対し、A相のステータ突極群12、B相のステータ突極群13、C相のステータ突極群14が、それぞれ電気角で120度の位相差を有して配置されるので、図6に示す様に、連続したトルクを発生することができる。
また、各ステータ突極群12〜14の円周上に同一の相を集約することにより、ステータの変形に対する強度を高めることができ、モータ駆動時の振動、騒音を低減することができる。
さらに、本実施例の3相モータ10は、独立した3個の単相モータを軸方向に積み重ねて構成されるので、各相のステータ突極群12〜14が構造的に干渉を受けることはない。つまり、各相のステータ突極群12〜14は、それぞれの突極幅が他の相に干渉することがないため、突極幅を広げることができ、磁束量を増加させてトルクを向上することができる。
また、各相のステータ突極群12〜14は、互いの配置に制約を受けることがなく、モータ10の設計に自由度が広がるので、例えば、軸方向に積み重ねる各相のステータ突極群12〜14を電気角的に90度の位相差を設けることで、同相突極に巻回される巻線との干渉を避けることができ、軸長方向にモータ10を小型化することも可能である。
図7は実施例2に係るリラクタンスモータ20の縦断面図である。
この実施例2は、図7に示す様に、単相モータを軸方向に4段積み重ねて4相モータ20を構成した一例である。
本実施例のモータ20は、実施例1と同様に、回転軸3に支持されるロータと、このロータの径方向外側に配置されるステータとを備える。
ロータは、同一円周上に複数の突極21a(図8〜図11参照)を有するロータ突極群21を軸方向に4段積み重ねて構成される。
ステータは、4相のステータ突極群22、23、24、25より構成される。
各ステータ突極群22〜25は、それぞれ、図8〜図11に示す様に、ロータ突極群21の突極21aに対向して、円環状の内周に設けられる複数の突極22a、23a、24a、25aと、各突極22a〜25aにそれぞれ巻回された巻線22b、23b、24b、25bとで構成される。
この4相のステータ突極群22〜25は、図7に示すロータの上段、中段上、中段下、下段に構成される各ロータ突極群21に対向して、A相、B相、C相、D相の順に配置され、モータケース1の内周に固定されている。
本実施例のモータ20は、それぞれ独立した4個の単相モータを軸方向(図7の上下方向)に4段積み重ねると共に、その4個の単相モータが、図12に示す様に、電気角で90度の位相差を持って組み合わされることにより、4相モータとして構成される。これにより、図13に示す様に、連続したトルクを発生することができる。
また、各ステータ突極群22〜25の円周上に同一の相を集約することにより、実施例1と同様に、ステータの変形に対する強度を高めることができ、モータ駆動時の振動、騒音を低減することができる。さらに、独立した4個の単相モータを軸方向に積み重ねて構成されるので、実施例1と同様の効果を得ることができる。つまり、各相のステータ突極群22〜25は、互いに他の相に対して構造的に干渉を受けることはないので、モータ20の設計に自由度がある。
図14は実施例3に係るリラクタンスモータ30の縦断面図である。
この実施例3は、ステータの径方向外側にロータを配置したアウタロータ型の3相モータ30を構成した一例である。
ロータは、図14に示す様に、円環状の内周に複数の突極31a(図15〜図17参照)を有するロータ突極群31を軸方向に3段積み重ねて構成され、軸方向の一端側(図示上側)がモータケース1を介して回転軸3に支持されている。
ステータは、3相のステータ突極群32、33、34より構成される。
各ステータ突極群32〜34は、それぞれ、図15〜図17に示す様に、ロータ突極群31の突極31aに対向して、同一円周上に設けられる複数の突極32a、33a、34aと、各突極32a〜34aにそれぞれ巻回された巻線32b、33b、34bとで構成される。この3相のステータ突極群32〜34は、図14に示すロータの上段、中段、下段に構成される各ロータ突極群31に対向して、A相、B相、C相の順に配置される。
本実施例の3相モータ30は、実施例1に記載したインナロータ型の3相モータ10に対し、ロータ突極群31とステータ突極群32〜34との位置関係が異なるだけで、独立した3個の単相モータを軸方向に積み重ねて構成される点、および、3個の単相モータが電気角で120度の位相差を持って組み合わされることは同じであり、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図18は実施例4に係るリラクタンスモータ40の縦断面図である。
この実施例4は、ステータの径方向外側にロータを配置したアウタロータ型の4相モータ40を構成した一例である。
ロータは、図18に示す様に、円環状の内周に複数の突極41a(図19〜図22参照)を有するロータ突極群41を軸方向に4段積み重ねて構成され、軸方向の一端側(図示上側)がモータケース1を介して回転軸3に支持されている。
ステータは、4相のステータ突極群42、43、44、45より構成される。
各ステータ突極群42〜45は、それぞれ、図19〜図22に示す様に、ロータ突極群41の突極41aに対向して、同一円周上に設けられる複数の突極42a、43a、44a、45aと、各突極42a〜45aにそれぞれ巻回された巻線42b、43b、44b、45bとで構成される。この4相のステータ突極群42〜45は、図18に示すロータの上段、中段上、中段下、下段に構成される各ロータ突極群41に対向して、A相、B相、C相、D相の順に配置される。
本実施例の4相モータ40は、実施例2に記載したインナロータ型の4相モータ20に対し、ロータ突極群41とステータ突極群42〜45との位置関係が異なるだけで、独立した4個の単相モータを軸方向に積み重ねて構成される点、および、4個の単相モータが電気角で90度の位相差を持って組み合わされることは同じであり、実施例2と同様の効果を得ることができる。
図23は実施例5に係るリラクタンスモータ50の縦断面図である。
この実施例5は、図23に示す様に、ロータ突極群51の半径方向の外側と内側とに3相のステータ突極群52、53、54を分けて配置した3相モータ50の一例である。
ロータ突極群51は、円環状に設けられて、その外周上には、図24、図25および図27、図28に示す様に、A相、B相のステータ突極群52、53に対向する複数の突極51aが設けられ、内周上には、図25〜図27に示す様に、C相のステータ突極群54に対向する複数の突極51bが設けられている。このロータ突極群51は、軸方向の一端側(図示上側)がモータケース1を介して回転軸3に支持されている。
ステータは、ロータ突極群51の外側に上下二段に配置されるA相、B相のステータ突極群52、53と、ロータ突極群51の内側に配置されるC相のステータ突極群54とで構成される。
ステータ突極群52、53は、それぞれ、図24、図25および図27、図28に示す様に、ロータ突極群51の突極51aに対向して、円環状の内周に設けられる複数の突極52a、53aと、各突極52a、53aに巻回された巻線52b、53bとで構成される。
ステータ突極群54は、図25〜図27に示す様に、ロータ突極群51の突極51bに対向して、円環状の外周に設けられる複数の突極54aと、この突極54aに巻回された巻線54bとで構成される。
本実施例の3相モータ50は、図29に示す様に、ロータ突極群51に対し、3相のステータ突極群52、53、54が、電気角で120度の位相差を持って配置されることにより、実施例1に記載した3相モータ10と同様に、連続したトルクを発生することができる。
また、本実施例のモータ50は、3相のステータ突極群52、53、54をロータ突極群51の半径方向の外側と内側とに分けて配置することにより、例えば、実施例1に記載した3相のステータ突極群12、13、14を軸方向に積み重ねて構成する場合と比較して、モータ50を軸長方向に小型化することができる。
ところで、モータトルクは、軸の中心からトルクを発生するエアギャップ部の距離に相関があり、距離が大きいほど発生するトルクは大きくなる。このため、ロータ突極群51の内側に配置したC相のステータ突極群54との間に発生するトルクは、ロータ突極群51の外側に配置したA相、B相のステータ突極群52、53との間に発生するトルクと比べて小さくなり、トルクのアンバランスが生じて、トルクリップルが発生する。
一方、モータトルクは、軸長方向の厚さによっても増減し、ステータ突極群52、53、54を構成する電磁鋼板の積厚を大きくすればトルクも大きくできる。
そこで、本実施例では、ロータ突極群51の内側に配置されたC相のステータ突極群54の積厚を、ロータ突極群51の外側に配置されたA相、B相のステータ突極群52、53の積厚よりも大きくすることで、発生トルクを同等にすることが可能であり、トルクリップルを抑えることができる。
また、トルクの変化が大きい相切り替え時において、切り替わる前後の相が双方でトルクを発生させることができる。本構造では、各相のステータ突極群52、53、54が独立であるので、重複的に通電をする際に、他の磁気回路に制約を受けないため、滑らかに駆動することができる。
図30は実施例6に係るリラクタンスモータ60の縦断面図である。
この実施例6は、図30に示す様に、ロータ突極群61の半径方向の外側と内側とに4相のステータ突極群62、63、64、65を分けて配置した4相モータ60の一例である。
ロータ突極群61は、円環状に設けられて、その外周上には、図31、図32に示す様に、A相、B相のステータ突極群62、63に対向する複数の突極61aが設けられ、内周上には、C相、D相のステータ突極群64、65に対向する複数の突極61bが設けられている。このロータ突極群61は、軸方向の一端側(図示上側)がモータケース1を介して回転軸3に支持されている。
ステータは、ロータ突極群61の外側に上下二段に配置されるA相、B相のステータ突極群62、63と、ロータ突極群61の内側に上下二段に配置されるC相、D相のステータ突極群64、65とで構成される。
ステータ突極群62、63は、それぞれ、ロータ突極群61の突極61aに対向して、円環状の内周に設けられる複数の突極62a、63aと、各突極62a、63aに巻回された巻線62b、63bとで構成される。
ステータ突極群64、65は、それぞれ、ロータ突極群61の突極61bに対向して、円環状の外周に設けられる複数の突極64a、65aと、各突極64a、65aに巻回された巻線64b、65bとで構成される。
本実施例の4相モータ60は、図33に示す様に、ロータ突極群61に対し、A相、B相のステータ突極群62、63が、電気角で90度の位相差を持って配置され、A相とB相のトルクが切り替わる区間において、C相、D相でのトルクが発生することにより、全体として連続的なトルクを得ることができる。そのトルク波形を図34に示す。
また、本実施例の4相モータ60においても、4相のステータ突極群62〜65をロータ突極群61の半径方向の外側と内側とに分けて配置しているので、実施例5に記載した3相モータ50と同様に、モータ60を軸長方向に小型化することができる。
図35は実施例7に係るリラクタンスモータ70の縦断面図である。
この実施例7は、実施例5に記載した3相モータ50と同様に、ロータ突極群71の半径方向の外側と内側とに3相のステータ突極群72、73、74を分けて配置した3相モータ70の一例であり、且つ、外側のステータ突極群72、73と内側のステータ突極群74とで突極数が異なる。
ロータ突極群71は、円環状に設けられて、その外周上には、図36、図37、および図39、図40に示す様に、A相、B相のステータ突極群72、73に対向する複数の突極71aが設けられ、内周上には、図37〜図39に示す様に、C相のステータ突極群74に対向する複数の突極71bが設けられている。このロータ突極群71は、軸方向の一端側(図示上側)がモータケース1を介して回転軸3に支持されている。
ステータは、ロータ突極群71の外側に上下二段に配置されるA相、B相のステータ突極群72、73と、ロータ突極群71の内側に配置されるC相のステータ突極群74とで構成される。
ステータ突極群72、73は、それぞれ、ロータ突極群71の突極71aに対向して、円環状の内周に設けられる複数の突極72a、73aと、各突極72a、73aに巻回された巻線72b、73bとで構成される。
ステータ突極群74は、ロータ突極群71の突極71bに対向して、円環状の外周に設けられる複数の突極74aと、この突極74aに巻回された巻線74bとで構成される。
ところで、ロータ突極群の外側と内側とにステータ突極群を配置した構成では、実施例5で説明した様に、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群とロータ突極群とで発生するトルクの方が、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群とロータ突極群とで発生するトルクより小さくなる。しかし、モータトルクは、突極数によっても増減するため、ロータ突極群の内側に配置されるステータ突極群の突極数を、ロータ突極群の外側に配置されるステータ突極群の突極数よりも多くするとで、トルクのアンバランスを解消することができる。
そこで、本実施例のモータ70は、図36〜図40に示す様に、ロータ突極群71の外側に配置されるA相、B相のステータ突極群72、73の突極数に対して、ロータ突極群71の内側に配置されるC相のステータ突極群74の突極数を2倍に設定している。
なお、ロータ突極群71と各相のステータ突極群72、73、74との位置関係を示すモータ70の周方向展開図を図41に示す。
上記の構成によれば、図41に示す様に、A相、B相のステータ突極群72、73は、電気角的に90度の位相差を持っており、A相とB相のトルクが切り替わる区間において、突極数が2倍のC相でのトルクが発生する。その結果、図42に示す様に、全体として連続的なトルクを得ることができる。
図43は実施例8に係るリラクタンスモータ80の縦断面図である。
この実施例8は、ロータ突極群81の半径方向の外側と内側とにA相、B相のステータ突極群82、83を配置し、且つ、A相、B相のステータ突極群82、83より積厚の薄いC相のステータ突極群84をロータ突極群81の半径方向の外側と内側とにそれぞれ配置した3相モータ80の一例である。つまり、C相のステータ突極群84は、ロータ突極群81の外側でA相のステータ突極群82と軸方向に積み重ねられる外側ステータ突極群84Aと、ロータ突極群81の内側でB相のステータ突極群83と軸方向に積み重ねられる内側ステータ突極群84Bとを有している。
なお、ステータ突極群82、83は、それぞれ巻線82b、83bを有し、外側ステータ突極群84Aと内側ステータ突極群84Bは、それぞれ巻線84a、84bを有している。
上記の構成によれば、図44に示す様に、A相、B相のステータ突極群82、83は、電気角120度の区間で広範囲のトルクを発生することができ、C相のステータ突極群84は、A相、B相の間で間欠的に作用し、全体として連続トルクを得ることができる。
また、本実施例の3相モータは、ロータ突極群81の外側と内側とにA相、B相のステータ突極群82、83を配置し、且つ、積厚の薄いC相のステータ突極群84A、84Bを、それぞれA相、B相のステータ突極群82、83と軸方向に積み重ねているので、積厚方向(軸長方向)にモータ80を小型化できる。
なお、A相のステータ突極群82とB相のステータ突極群83は、必ずしも両者の積厚を同じにする必要はなく、トルクのアンバランスを解消するために、ロータ突極群81の外側に配置されるA相に対し、ロータ突極群81の内側に配置されるB相の積厚を大きくする方が良い。
この実施例9では、ステータの突極に巻線を巻回する方式、およびステータの突極形状について説明する。なお、以下に示す図45〜図50では、A相の突極12aと、この突極12aに巻回される巻線12bを一例として説明する。
ステータの各突極12aに巻線12bを巻回する方式としては、図45に示す様に、巻線12bを1つの突極12aに単独で集中的に巻回することができる。このとき、図46に示す様に、周方向に隣り合う突極12a同士で磁気回路の1周期を形成するため、図中矢印で示す様に、磁束の流れる方向が反転する。このため、隣り合う突極12aに単独で巻線12bを巻回する場合は、巻回方向を逆にするか、制御装置(図示せず)による通電方向を反転する必要がある。
1つの突極12aに集中的に巻線12bを巻回する方式とは別に、図47(a)に示す様に、周方向に隣り合う各突極12aの間に巻線12bを波巻状に巻回することもできる。これにより、他の相を上下に積み重ねる場合には、巻線12bの凹凸部が重ならないように積み重ねることができるので、軸長方向に小型化が可能である。
また、波巻状に巻回する構成としては、図47(b)に示すように、波状の巻線12bを折り返した構成とすることもできる。この場合、巻線12bを外部で成形製作した後、ステータコアに挿入する手法を採用することにより、製作性を向上できる。
さらに、波巻状に巻回する構成では、巻線12bを巻回しやすくするために、図47(c)に示すように、突極12aの表面形状(図示形状)を台形状にして、周方向に隣り合う突極12aの向き(台形の向き)を交互に配置することにより、巻線12bの使用量を低減することが可能である。
また、突極12aの表面形状を台形状に形成した場合は、図47(d)に示す様に、軸方向に重ね合わせる他の相(図中B相)のステータ突極12bとの凹凸を合わせるように積み重ねることで、軸方向にモータを小型化できる。
巻線12bの端部が飛び出しやすい部分においては、巻線12bを巻きやすくするために、図48(a)〜(d)に示す様に、突極12aの角部を削る、または、電磁鋼板を積層する際に、形を変えて積層することで、突極12aの角部と巻線12bの折れ曲がりの部分との干渉によるコイルエンドの突出を抑えることができるため、巻線12bをスムーズに折り返すことで、コイルエンドを短縮できる。
また、1つの突極12aに巻線12bを単独で集中的に巻回したモータでは、図49に示す様に、1突極飛びに巻回することでも本モータを構成することが可能である。このとき、コイルエンドが発生する箇所と発生しない箇所とを段階的に重ねることにより、モータを軸方向に小型化できる。なお、この場合、図50に示す様に、周方向に隣り合う突極12a同士で磁気回路の1周期を形成するため、磁束の流れる方向が反転する。このため、隣り合う突極12aに単独で巻線12bを巻回する場合は、巻回方向を逆にするか、制御装置(図示せず)による通電方向を反転する必要がある。
以上の巻線12bの巻回方法と突極形状との組み合わせにおいて、各ステータ同士の相対的な位置関係は、それぞれ独立に配置することが可能であるため、モータの構成に自由度がある。この自由度を利用することで、モータの小型化に寄与できる。
(変形例)
本発明は、ロータ、およびステータにそれぞれ永久磁石を用いた構成にも適用できる。 特に、本発明のリラクタンスモータにおいては、永久磁石を補助的に用いることで、体格あたりのトルクを大きくすることができる。
本発明の実施例においては、永久磁石型のマグネットトルクを主導とするモータ構成にも適用することが可能であるため、これらの構成についても本発明に含まれる。
また、本発明の実施例においては、リニアモータの分野にも適用することが可能であり、これらの構成についても本発明に含まれる。
実施例1に係るリラクタンスモータの縦断面図である。 図1に示すモータのA線における横断面図である。 図1に示すモータのB線における横断面図である。 図1に示すモータのC線における横断面図である。 図1に示すモータのステータ突極とロータ突極との位置関係を示す周方向の展開図である。 図1に示すモータのトルク波形図である。 実施例2に係るリラクタンスモータの縦断面図である。 図7に示すモータのD線における横断面図である。 図7に示すモータのE線における横断面図である。 図7に示すモータのF線における横断面図である。 図7に示すモータのG線における横断面図である。 図7に示すモータのステータ突極とロータ突極との位置関係を示す周方向の展開図である。 図7に示すモータのトルク波形図である。 実施例3に係るリラクタンスモータの縦断面図である。 図14に示すモータのH線における横断面図である。 図14に示すモータのI線における横断面図である。 図14に示すモータのJ線における横断面図である。 実施例4に係るリラクタンスモータの縦断面図である。 図18に示すモータのK線における横断面図である。 図18に示すモータのL線における横断面図である。 図18に示すモータのM線における横断面図である。 図18に示すモータのN線における横断面図である。 実施例5に係るリラクタンスモータの縦断面図である。 図23に示すモータのO線における横断面図である。 図23に示すモータのP線における横断面図である。 図23に示すモータのQ線における横断面図である。 図23に示すモータのR線における横断面図である。 図23に示すモータのS線における横断面図である。 図23に示すモータのステータ突極とロータ突極との位置関係を示す周方向の展開図である。 実施例6に係るリラクタンスモータの縦断面図である。 図30に示すモータのT線における横断面図である。 図30に示すモータのU線における横断面図である。 図30に示すモータのステータ突極とロータ突極との位置関係を示す周方向の展開図である。 図30に示すモータのトルク波形図である。 実施例7に係るリラクタンスモータの縦断面図である。 図35に示すモータのV線における横断面図である。 図35に示すモータのW線における横断面図である。 図35に示すモータのX線における横断面図である。 図35に示すモータのY線における横断面図である。 図35に示すモータのZ線における横断面図である。 図35に示すモータのステータ突極とロータ突極との位置関係を示す周方向の展開図である。 図35に示すモータのトルク波形図である。 実施例8に係るリラクタンスモータの縦断面図である。 図43に示すモータのトルク波形図である。 ステータの突極を周方向に展開して巻線を集中巻で巻回した図である。 図45の巻線における概略磁気回路を示した図である。 ステータの突極を周方向に展開して巻線を巻回した図である。 ステータの突極を周方向に展開して巻線を巻回した図である。 ステータの突極を周方向に展開して巻線を集中巻で1突極おきに巻回した図である。 図48および図49の巻線における概略磁気回路を示した図である。 従来の3相リラクタンスモータの縦断面図である。 図51に示すモータの構成を軸方向から見た平面図である。 図51に示すモータのステータ突極とロータ突極との位置関係を示す周方向の展開図である。
符号の説明
(実施例1)
10 リラクタンスモータ
11 ロータ突極群
11a ロータの突極
12 A相のステータ突極群
12a A相の突極
12b A相の巻線
13 B相のステータ突極群
13a B相の突極
13b B相の巻線
14 C相のステータ突極群
14a C相の突極
14b C相の巻線

Claims (10)

  1. 同一円周上に複数の突極が配置され、且つ、前記複数の突極に巻線が巻回されたステータ突極群と、
    前記複数の突極に対向して同一円周上に配置された複数の突極を有するロータ突極群とで1個の単相モータが構成され、
    この単相モータを複数個備え、その複数個の単相モータを組み合わせてN相(Nは2以上の整数)に構成したことを特徴とするリラクタンスモータ。
  2. 請求項1に記載したリラクタンスモータにおいて、
    複数個の前記単相モータを軸方向に積み重ねて構成されることを特徴とするリラクタンスモータ。
  3. 請求項1に記載したリラクタンスモータにおいて、
    前記複数個の単相モータのうち、少なくとも1個の単相モータは、前記ロータ突極群の半径方向の内側に前記ステータ突極群が配置され、他の単相モータは、前記ロータ突極群の半径方向の外側に前記ステータ突極群が配置されていることを特徴とするリラクタンスモータ。
  4. 請求項3に記載したリラクタンスモータにおいて、
    前記ロータ突極群の内側に配置される前記ステータ突極群と、前記ロータ突極群の外側に配置される前記ステータ突極群とは、軸方向の積厚が異なることを特徴とするリラクタンスモータ。
  5. 請求項4に記載したリラクタンスモータにおいて、
    前記ロータ突極群の内側に配置される前記ステータ突極群の積厚が、前記ロータ突極群の外側に配置される前記ステータ突極群の積厚より大きいことを特徴とするリラクタンスモータ。
  6. 請求項1に記載したリラクタンスモータにおいて、
    前記ロータ突極群の半径方向の内側に前記ステータ突極群が配置される1個の単相モータと、前記ロータ突極群の半径方向の外側に前記ステータ突極群が配置される2個の単相モータとを組み合わせて3相に構成され、
    前記ロータ突極群の内側に配置される前記ステータ突極群の積厚が、前記ロータ突極群の外側に配置される前記ステータ突極群の積厚より大きいことを特徴とするリラクタンスモータ。
  7. 請求項3に記載したリラクタンスモータにおいて、
    前記ロータ突極群の内側に配置される前記ステータ突極群の方が、前記ロータ突極群の外側に配置される前記ステータ突極群より、突極数を多く有することを特徴とするリラクタンスモータ。
  8. 請求項1に記載したリラクタンスモータにおいて、
    前記ロータ突極群の半径方向の内側に前記ステータ突極群が配置される1個の単相モータと、前記ロータ突極群の半径方向の外側に前記ステータ突極群が配置される2個の単相モータとを組み合わせて3相に構成され、
    前記ロータ突極群の内側に配置される前記ステータ突極群は、前記ロータ突極群の外側に配置される前記ステータ突極群に対して2倍の突極数を有することを特徴とするリラクタンスモータ。
  9. 請求項1〜8に記載した何れかのリラクタンスモータにおいて、
    前記複数個の単相モータは、それぞれ、前記ステータ突極群の突極に前記巻線を単独で巻回したことを特徴とするリラクタンスモータ。
  10. 請求項1〜8に記載した何れかのリラクタンスモータにおいて、
    前記複数個の単相モータは、それぞれ、前記ステータ突極群の突極に前記巻線を波形状に巻回したことを特徴とするリラクタンスモータ。
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